| 【発明の名称】 |
画像形成装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】岩▲さき▼ 司
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| 【要約】 |
【課題】印刷中の調整動作を、ユーザが所望するタイミングで実行することが可能な画像形成装置を提供する。
【構成】濃度計測部106で計測した画像の濃度が規定値を下回るか、色ズレ計測部112で計測した色ズレ量が規定量を上回った場合、調整動作管理部113で調整動作を実行依頼する(S101)。調整動作管理部113は装置の状態が待機中であるか否かを判断し、待機中ではない、またはコピー動作の印刷処理を継続する場合に(S102;N)、調整動作管理部113は残りのコピー枚数をカウントする(S103)。調整動作管理部113がカウントした残りのコピー枚数が規定枚数より多い場合(S103;Y)、確認メッセージを表示し、この表示に伴い、待ち時間のタイマを起動する(S107)。ユーザには調整動作を中断するか否か、図3の「確認ボタン」または「取り消しボタン」を押下させるタイミングを決定できる(S108)。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ネットワークに接続可能な画像形成装置において、 ネットワークを介して印刷データを受信する受信手段と、 前記受信手段で受信した印刷データを所定の用紙に画像形成を行う画像形成手段と、 前記受信手段が受信した印刷データから印刷原稿ごとにパターン画像を作像する作像手段と、 前記作像手段が作像したパターン画像から濃度値を計測する濃度値計測手段と、 前記作像手段が作像したパターン画像から色ズレ量を計測する色ズレ量計測手段と、 前記画像形成手段が画像形成を行う際に、印刷待ちの残りの枚数をカウントするカウント手段と、 前記濃度値計測手段で計測された濃度が規定値以下の場合、または前記色ズレ量計測手段により計測された色ズレ量が規定値以上となった場合、画像の調整を行う調整手段と、を備え、 前記調整手段は、前記カウント手段によるカウント値が所定の値以下の場合、印刷終了後に調整動作を実行することを特徴とする画像形成装置。 【請求項2】 前記カウント手段によるカウント値が所定の値以上の場合、ユーザーに前記調整手段による調整動作を作動するか否かを問い合わせる通知手段と、 前記通知手段の問い合わせに対して、ユーザーが調整動作を実行するか否かの判断を受領する判断受領手段と、を備え、 前記通知手段の問い合わせに対してユーザーが調整動作を実行する選択をした場合、前記調整手段が、調整動作を印刷中に実行することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 【請求項3】 前記判断受領手段が、所定の時間内に判断を受領しなかった場合に、前記調整手段が、調整動作を印刷中に実行することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。 【請求項4】 前記カウント手段によるカウント値の所定の値を、コピー、スキャナ、プリンタまたはファクシミリなどの画像形成装置の機能の種類に応じて設定可能なことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載の画像形成装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、コピー・スキャナ・プリンタ・ファクシミリなどの機能を備えた複合機が、印刷中に調整動作を実行する画像形成装置に関する。 【背景技術】 【0002】 近年のIT技術、ネットワーク技術の著し進歩に伴い、ネットワーク対応可能なプリンタ、ファクシミリ、複写機などの画像形成装置が実用化されている。これらの画像形成装置がネットワークに接続されることで、ネットワークを介して印刷処理を行うシステムが広く普及している。 このようなネットワークによる印刷システムでは、画質を維持・向上をさせるための調整を、定期的に実施するようにしている。この調整は、所定の枚数を超える印刷量を実行した場合、湿度・温度などの環境条件が変化した場合、または電源立ち上げ時などに、自動的に行うようにしている。 このように、画像形成時における出力枚数の増加や環境の変化を監視することによって、画像の濃度調整が必要になる時点を検出し、濃度調整を自動的に実行するようになっている。 【0003】 特許文献1では、次回調整実行までのページ数(カラー印刷枚数とモノクロ印刷枚数)を印刷の要求時に利用者へ通知する機能を設け、更に印刷しようとする印刷ジョブ中に、調整動作が入りそうな場合には、ダイアログを表示して”強制調整実行”を行うか否かを印刷時に選択することが可能である(強制実行実施時は印刷前に調整を行う)。特に、調整前後の印刷物の色見に関しての課題解決を行っている。 特許文献2では、強制実行調整条件とその中間レベルを設け、そのレベルに応じて調整実行の緊急度を割り当てている。その割り当てに応じて調整の実行条件や調整ジョブと印刷ジョブとの実行順の入れ替えを可能としている。特に,印刷中の調整動作実行タイミングに関しての課題解決を行っている。 【特許文献1】特開2004−330626号公報 【特許文献2】特開2003−345190号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 上記特許文献1記載の技術では、利用者自身がカラーによる印刷からモノクロ印刷かをページ単位で確認する必要があり、更に「強制調整」を行わないとした場合には,「カラー印刷をモノクロ印刷とする」、または「利用者が印刷を中断する」という手段をとるため利用者の所望する印刷が行えず、また、「強制調整」を行う場合でも印刷前に調整動作が入るため印刷完了が遅くなり利用者の利便性が悪いという問題がある。 また、上記特許文献2記載の技術では、調整動作をレベルに応じて、実行タイミングを考慮しているが、例えば、利用者が大量コピーを実施している場合に、緊急度が高い調整レベルに該当すると、印刷中のジョブが中断されて調整動作が実行されてしまうために印刷完了が遅くなり利用者の利便性が悪いという問題がある。 【0005】 ところで、複合機の利用に際して、プリンタやファクシミリといった複合機の端末操作において、ユーザーは、通常印刷時に画像形成装置の付近に待機していることはあまりなく、プリントの終了通知やファクシミリ受信文書の印刷終了時の通知などによって画像形成装置印刷終了の通知を受ける。 また、コピー、スキャナといった複合機の端末操作において、ユーザーは通常、印刷終了まで装置の付近に待機していることが多い。 そこで、コピーとプリンタの稼働中に調整動作を実行するタイミングを変更するれば、ユーザーの印刷作業にかかる拘束時間を短縮することができる。 また、ユーザーによっては、コピー、プリンタなどをユーザーが使用している使用環境に応じて、印刷を割り込む形で調整動作を作動することなく、画質維持に必要な調整動作をよりよいタイミングで行いたいといったニーズが存在する。 一方、調整レベルによっては、利用者が調整ジョブと印刷ジョブの入れ替えができることから、印刷ジョブが大量にある場合には、調整実行の緊急度が高くなってしまい、印刷物の画質に影響が出てしまう可能性が高くなる。 そこで、調整動作中では印刷物の画質を維持するか、アプライアンスを考慮した上で如何に調整時間を短縮するか、あるいは実行するタイミングを判断するか、画像形成装置を使用するユーザーの視点から、利便性の向上を図ったものであることが望ましい。 そこで、本発明の第1の目的は、印刷中の調整動作をユーザーが所望するタイミングで実行する画像形成装置を提供することである。 本発明の第2の目的は、使用する機能の種類に応じて、調整動作を実行するタイミングを決定する画像形成装置を提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0006】 請求項1記載の発明では、ネットワークに接続可能な画像形成装置において、ネットワークを介して印刷データを受信する受信手段と、前記受信手段で受信した印刷データを所定の用紙に画像形成を行う画像形成手段と、前記受信手段が受信した印刷データから印刷原稿ごとにパターン画像を作像する作像手段と、前記作像手段が作像したパターン画像から濃度値を計測する濃度値計測手段と、前記作像手段が作像したパターン画像から色ズレ量を計測する色ズレ量計測手段と、前記画像形成手段が画像形成を行う際に、印刷待ちの残りの枚数をカウントするカウント手段と、前記濃度値計測手段で計測された濃度が規定値以下の場合、または前記色ズレ量計測手段により計測された色ズレ量が規定値以上となった場合、画像の調整を行う調整手段と、を備え、前記調整手段は、前記カウント手段によるカウント値が所定の値以下の場合、印刷終了後に調整動作を実行することにより、前記第1の目的を達成する。 請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、前記カウント手段によるカウント値が所定の値以上の場合、ユーザーに前記調整手段による調整動作を作動するか否かを問い合わせる通知手段と、前記通知手段の問い合わせに対して、ユーザーが調整動作を実行するか否かの判断を受領する判断受領手段と、を備え、前記通知手段の問い合わせに対してユーザーが調整動作を実行する選択をした場合、前記調整手段が、調整動作を印刷中に実行することを特徴とする。 請求項3記載の発明では、請求項2記載の発明において、前記判断受領手段が、所定の時間内に判断を受領しなかった場合に、前記調整手段が、調整動作を印刷中に実行することを特徴とする。 請求項4記載の発明では、請求項1、請求項2または請求項3記載の発明において、前記カウント手段によるカウント値の所定の値を、コピー、スキャナ、プリンタまたはファクシミリなどの画像形成装置の機能の種類に応じて設定可能なことにより、前記第2の目的を達成する。 【発明の効果】 【0007】 本発明によれば、調整動作のタイミングをユーザー自身で決定することが可能となり、プリンタおよびファクシミリといった複合機の種類に応じて、調整動作のタイミングを使い分けるので、印刷処理に伴う調整動作を円滑に実施することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0008】 まず、本発明の好適な実施の形態を図1から図6を参照して、詳細に説明する。 図1は、本実施の形態に係る画像形成装置の構成を示したブロック図である。 画像形成装置は、図1に示すように、公衆回線に接続された回線I/F(インターフェイス)101、記録部102、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)I/F103、記憶部104、データベース部105、濃度計測部106、操作部107、表示部108、通信制御部109、読取部110、管理部111、色ズレ計測部112、および調整動作管理部113より構成される。 通信制御部109は、公衆回線網に接続された回線I/F101と、LANに接続されたLANI/F103とを介して行う通信を制御する。操作部107は、各種機能を実現するために必要な項目や各種操作指令の入力を受けて、設定する。 管理部111は、調整動作管理部113と接続し、調整動作に関わるシステムの通信を管理する。 【0009】 濃度計測部106は、画像情報の濃度を計測する。また、色ズレ計測部112は、画像情報の色ズレ量を計測する。具体的には、パターン画像を作像して、その作像された画像の作像色を基準として規定値を定め、中心部の濃度を常時計測する。濃度の計測値、および色ズレ量の計測量は、管理部111にて管理される。 調整動作管理部113は、管理部111からの、濃度計測部106による濃度の計測値および色ズレ計測部112の色ズレ量の計測量に基づき、調整動作を行う。 すなわち、計測された濃度が規定値を下回る場合には、調整動作を実行し、画像濃度を保つように現像時の出力を調整する。また、色ごとに定められたズレ量が規定量より大きい場合に、調整動作を実行して色ズレの補正を行う。 なお、画像形成装置として、コピー、スキャナ、プリンタ、およびファクシミリなどの複合機が例として挙げられる。 【0010】 図2は、コピーの調整動作を実行する動作手順を示したフローチャートである。 まず、濃度計測部106で計測した画像の濃度が規定値を下回るか、または色ズレ計測部112で計測した色ズレ量が規定量を上回った場合、調整動作管理部113での調整動作を実行依頼する(ステップ101)。このとき、調整動作管理部113は、装置の状態が待機中であるか否かを判断する(ステップ102)。 そして、装置の状態が待機中ではない、またはコピー動作の印刷処理を継続する場合に(ステップ102;N)、調整動作管理部113は、残りのコピー枚数をカウントする(ステップ103)。そして、調整動作管理部113にてカウントした残りの枚数が規定枚数以内であれば(ステップ103;N)、印刷処理を継続し(ステップ104)、そのまま印刷を終了する(ステップ106;Y)。そして、印刷終了後に調整動作を実行する(ステップ115)。 【0011】 また、調整動作管理部113がカウントした残りのコピー枚数が規定枚数より多い場合(ステップ103;Y)、図3のメッセージ例に示すように調整動作実行時の確認メッセージを表示する(ステップ105)。この確認メッセージの表示に伴い、待ち時間のタイマが起動し(ステップ107)、ユーザーはステップ107で作動したタイマの時間内で、調整動作を中断するか否か、図3の「確認ボタン」または「取り消しボタン」を押下することにより、ユーザーの都合にあわせてタイミングを決定することができる(ステップ108)。 このとき、「確認」を押下するか、若しくはタイマの時間内で「確認ボタン」または「取り消しボタン」のどちらにも押下しなかった場合(ステップ108;N)、待ち時間タイマは停止し(ステップ109)、印刷動作を中断して調整動作を実行する(ステップ115)。調整動作終了後、中断していた印刷動作を開始する。 【0012】 一方、図3にて「取り消しボタン」が押下された場合(ステップ108;Y)、図4のメッセージ例に示すように、調整動作を取り消す旨が表示される(ステップ110)。さらに、待ち時間タイマは停止し(ステップ111)、調整動作未実行のカウンタをカウントアップして設定を行う(ステップ112)。 そして、印刷が終了するまで、印刷動作を継続し(ステップ113;Y)、印刷動作終了時に調整動作未実施のカウントをクリアする(ステップ114)。そして、印刷終了後に調整動作を実行する(ステップ115)。 このように、コピー、スキャナ、ファクシミリといった複合機における調整動作は、ユーザーの状況に応じて、調整動作のタイミングをユーザー自身で決定することが可能となり、印刷処理に伴う調整動作を円滑に実施することができる。 【0013】 図5は、プリンタの調整動作を実行する動作手順を示したフローチャートである。 まず、濃度計測部106で計測した画像の濃度が規定値を下回るか、または色ズレ計測部112で計測した色ズレ量が規定量を上回った場合、調整動作管理部113での調整動作の実行を依頼する(ステップ201)。このとき、調整動作管理部113は、装置の状態が待機中であるか否かを判断する(ステップ202)。 そして装置の状態が待機中ではない、またはコピー動作の印刷処理を継続する場合に(ステップ202;N)、図6のメッセージ例に示すように確認メッセージが表示される(ステップ203)。この確認メッセージの表示に伴い、待ち時間のタイマが起動し(ステップ204)、ユーザーにはステップ204で作動したタイマの時間内で、調整動作を中断するか否かを、図6の「確認ボタン」または「取り消しボタン」を押下することにより、ユーザーの都合にあわせて決定させる(ステップ205)。 【0014】 このとき、「確認ボタン」を押下するか、若しくはタイマの時間内で「確認ボタン」または「取り消しボタン」のどちらにも押下されなかった場合(ステップ205;N)、待ち時間タイマは停止し(ステップ206)、印刷動作を中断して調整動作を実行する(ステップ212)。そして調整動作実行後に、中断していた印刷動作を開始する。 【0015】 また、図6のメッセージ例に示すような、調整動作実行時の確認メッセージにて「取り消しボタン」が押下された場合(ステップ205;Y)、調整動作を取り消す旨の確認メッセージが表示される(ステップ207)。その確認メッセージの表示に伴い、待ち時間タイマは停止し(ステップ208)、調整動作未実行のカウンタをカウントアップして設定を行う(ステップ209)。 印刷が終了するまで、印刷動作は継続し(ステップ210;Y)、印刷動作終了時に調整動作未実施のカウントをクリアする(ステップ211)。そして、印刷終了後に調整動作を実行する(ステップ212)。 これら実施例では、印刷待ちの残り枚数をカウントし、残りの枚数が規定枚数以上であるか否かによって、コピー・スキャナ・プリンタ・ファクシミリなど種類、およびユーザーの使用環境に応じて、調整動作を実行するタイミングを設定することが可能となる。従って、印刷を割り込む形で調整動作を実行することがなくなり、ユーザーの利便性が向上する。 【図面の簡単な説明】 【0016】 【図1】本実施例に係る画像形成装置の構成例を示したブロック図である。 【図2】コピーの調整動作を実行する動作手順を示したフローチャートである。 【図3】コピーにおける調整動作実行時の確認メッセージを表示する画面の例を示した図である。 【図4】調整動作を取り消す場合の通知画面の例を示した図である。 【図5】プリンタにおける調整動作の動作手順を示したフローチャートである。 【図6】プリンタにおける調整動作実行時の確認メッセージを表示する画面の例を示した図である。 【符号の説明】 【0017】 101 回線I/F(インターフェイス) 102 記録部 103 LANI/F(インターフェイス) 104 記憶部 105 データベース部 106 濃度計測部 107 操作部 108 表示部 109 通信制御部 110 読取部 111 管理部 112 色ズレ計測部 113 調整動作管理部
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006747 【氏名又は名称】株式会社リコー
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| 【出願日】 |
平成18年9月15日(2006.9.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100091225 【弁理士】 【氏名又は名称】仲野 均
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| 【公開番号】 |
特開2008−72619(P2008−72619A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月27日(2008.3.27) |
| 【出願番号】 |
特願2006−251369(P2006−251369) |
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