| 【発明の名称】 |
圧縮装置、圧縮方法、およびプログラム |
| 【発明者】 |
【氏名】一ノ瀬 勉
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| 【要約】 |
【課題】SDI規格に準拠して出力されたビデオデータを適切に圧縮する。
【構成】PLL回路13は、入力ビデオ信号のサンプリング周波数と圧縮ビデオフォーマットにおけるサンプリング周波数とでPLL処理を行い、判定結果を判定回路15に出力する。比較回路14は、入力ビデオ信号のブランキングサンプル数と圧縮ビデオフォーマットにおけるブランキングサンプル数を比較して、その比較結果を判定回路15に出力する。判定回路15では、PLL回路13から入力されたPLL判定結果と比較回路14から入力された比較結果を元に入力ビデオ信号のビデオフォーマットと圧縮ビデオフォーマットが一致するか否かを判定し、その判定結果を圧縮処理回路16に通知する。圧縮処理回路16は、輝度信号Yと色差信号CR/CBに対する圧縮処理を実行するが、その実行を、判定回路15からの判定結果に基づいて制御する。本発明はオーサリング装置に適用することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 入力ビデオデータに対して、所定の圧縮処理を施す圧縮手段と、 前記圧縮処理により圧縮できるビデオフォーマットの1ラインの総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数を取得する第1の取得手段と、 前記入力ビデオデータの1ラインの総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数を検出する第1の検出手段と、 前記第1の取得手段により取得された前記総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数と、前記第1の検出手段により検出された前記総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数とが一致するか否かを判定するサンプリング数判定手段と、 前記サンプリング数判定手段による判定結果に基づいて、入力ビデオデータのフォーマットと前記圧縮処理により圧縮できるビデオフォーマットが一致するか否かを判定するフォーマット判定手段と、 前記圧縮手段は、前記判定手段によりビデオフォーマットが一致しないと判定されたとき、前記入力ビデオデータに対する前記圧縮処理の実行を制限する 圧縮装置。 【請求項2】 前記圧縮処理により圧縮できるビデオデータのサンプリング周波数を取得する第2の取得手段と、 前記入力ビデオデータのサンプリング周波数を検出する第2の検出手段と、 前記第2の取得手段により取得された前記サンプリング周波数と、前記第2の検出手段により検出された前記サンプリング周波数とが一致するか否かを判定するサンプリング周波数判定手段と をさらに備え、 前記フォーマット判定手段は、前記サンプリング数判定手段により前記ブランキング期間のサンプリング数が一致すると判定されたとき、前記サンプリング周波数判定手段による判定結果に基づいて、フォーマットが一致するか否かを判定する 請求項1に記載の圧縮装置。 【請求項3】 前記入力ビデオデータは、輝度信号と色差信号に分解されたパラレルデータストリームである 請求項1に記載の圧縮装置。 【請求項4】 前記入力ビデオデータから、同期信号を抽出する抽出手段をさらに備え、 前記第1の検出手段は、前記同期信号から、前記入力ビデオデータの総サンプル数およびブランキング期間のサンプリング数を検出する 請求項3に記載の圧縮装置。 【請求項5】 入力ビデオデータに対して、所定の圧縮処理を施す圧縮ステップと、 前記圧縮処理により圧縮できるビデオフォーマットの1ラインの総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数を取得する第1の取得ステップと、 前記入力ビデオデータの1ラインの総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数を検出する第1の検出ステップと、 前記第1の取得ステップの処理で取得された前記総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数と、前記第1の検出ステップの処理で検出された前記総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数とが一致するか否かを判定するサンプリング数判定ステップと、 前記サンプリング数判定ステップでの判定結果に基づいて、入力ビデオデータのフォーマットと前記圧縮処理により圧縮できるビデオフォーマットが一致するか否かを判定するフォーマット判定ステップと、 前記圧縮ステップは、前記判定ステップの処理でビデオフォーマットが一致しないと判定されたとき、前記入力ビデオデータに対する前記圧縮処理の実行を制限する 圧縮方法。 【請求項6】 入力ビデオデータに対する所定の圧縮処理を制御する制御処理をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、 前記入力ビデオデータに対して、前記圧縮処理を施す圧縮ステップと、 前記圧縮処理により圧縮できるビデオフォーマットの1ラインの総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数を取得する第1の取得ステップと、 前記入力ビデオデータの1ラインの総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数を検出する第1の検出ステップと、 前記第1の取得ステップの処理で取得された前記総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数と、前記第1の検出ステップの処理で検出された前記総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数とが一致するか否かを判定するサンプリング数判定ステップと、 前記サンプリング数判定ステップでの判定結果に基づいて、入力ビデオデータのフォーマットと前記圧縮処理により圧縮できるビデオフォーマットが一致するか否かを判定するフォーマット判定ステップと、 前記圧縮ステップは、前記判定ステップの処理でビデオフォーマットが一致しないと判定されたとき、前記入力ビデオデータに対する前記圧縮処理の実行を制限する 制御処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、圧縮装置、圧縮方法、およびプログラムに関し、特に、圧縮処理を適切に実行することができるようにする圧縮装置、圧縮方法、およびプログラムに関する。 【背景技術】 【0002】 ビデオデータを伝送する規格の1つとして、SDI(Serial Digital Interface)がある。このSDIによれば、HD(High Definition)およびSD(Standard Definition)の各種フォーマットのビデオデータを構成する輝度信号、色差信号、同期信号、およびクロック信号を1本のケーブルで伝送することができる(特許文献1参照)。 【0003】 【特許文献1】特開2001-157179号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 ところで、SDIの規格に準拠して伝送されてきたビデオデータを圧縮する場合、伝送されてきたビデオ信号のビデオフォーマットと、データ圧縮を行う圧縮装置が取り扱うビデオフォーマット(以下、圧縮ビデオフォーマットと称する)が一致していることが必要となる。 【0005】 しかしながら従来では、入力信号のビデオフォーマットと圧縮ビデオフォーマットとの整合性を自動的に判断することはなされておらず、オペレータが、その整合性を確認する必要があった。 【0006】 すなわち従来においては、オペレータによる整合性確認等に手間がかかるとともに、確認ミスで整合性がない状態でデータ圧縮が行われる場合もあり、無駄な圧縮処理が行われることもあった。 【課題を解決するための手段】 【0007】 本発明の一側面の圧縮装置は、入力ビデオデータに対して、所定の圧縮処理を施す圧縮手段と、前記圧縮処理により圧縮できるビデオフォーマットの1ラインの総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数を取得する第1の取得手段と、前記入力ビデオデータの1ラインの総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数を検出する第1の検出手段と、前記第1の取得手段により取得された前記総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数と、前記第1の検出手段により検出された前記総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数とが一致するか否かを判定するサンプリング数判定手段と、前記サンプリング数判定手段による判定結果に基づいて、入力ビデオデータのフォーマットと前記圧縮処理により圧縮できるビデオフォーマットが一致するか否かを判定するフォーマット判定手段と、前記圧縮手段は、前記判定手段によりビデオフォーマットが一致しないと判定されたとき、前記入力ビデオデータに対する前記圧縮処理の実行を制限する。 【0008】 前記圧縮処理により圧縮できるビデオデータのサンプリング周波数を取得する第2の取得手段と、前記入力ビデオデータのサンプリング周波数を検出する第2の検出手段と、前記第2の取得手段により取得された前記サンプリング周波数と、前記第2の検出手段により検出された前記サンプリング周波数とが一致するか否かを判定するサンプリング周波数判定手段とをさらに備え、前記フォーマット判定手段は、前記サンプリング数判定手段により前記ブランキング期間のサンプリング数が一致すると判定されたとき、前記サンプリング周波数判定手段による判定結果に基づいて、フォーマットが一致するか否かを判定することができる。 【0009】 前記入力ビデオデータは、輝度信号と色差信号に分解されたパラレルデータストリームであるようにすることができる。 【0010】 前記入力ビデオデータから、同期信号を抽出する抽出手段をさらに備え、前記第1の検出手段は、前記同期信号から、前記入力ビデオデータの総サンプル数およびブランキング期間のサンプリング数を検出することができる。 【0011】 本発明の一側面の圧縮方法は、入力ビデオデータに対して、所定の圧縮処理を施す圧縮ステップと、前記圧縮処理により圧縮できるビデオフォーマットの1ラインの総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数を取得する第1の取得ステップと、前記入力ビデオデータの1ラインの総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数を検出する第1の検出ステップと、前記第1の取得ステップの処理で取得された前記総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数と、前記第1の検出ステップの処理で検出された前記総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数とが一致するか否かを判定するサンプリング数判定ステップと、前記サンプリング数判定ステップでの判定結果に基づいて、入力ビデオデータのフォーマットと前記圧縮処理により圧縮できるビデオフォーマットが一致するか否かを判定するフォーマット判定ステップと、前記圧縮ステップは、前記判定ステップの処理でビデオフォーマットが一致しないと判定されたとき、前記入力ビデオデータに対する前記圧縮処理の実行を制限する。 【0012】 本発明の一側面のプログラムは、入力ビデオデータに対する所定の圧縮処理を制御する制御処理をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、前記入力ビデオデータに対して、前記圧縮処理を施す圧縮ステップと、前記圧縮処理により圧縮できるビデオフォーマットの1ラインの総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数を取得する第1の取得ステップと、前記入力ビデオデータの1ラインの総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数を検出する第1の検出ステップと、前記第1の取得ステップの処理で取得された前記総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数と、前記第1の検出ステップの処理で検出された前記総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数とが一致するか否かを判定するサンプリング数判定ステップと、前記サンプリング数判定ステップでの判定結果に基づいて、入力ビデオデータのフォーマットと前記圧縮処理により圧縮できるビデオフォーマットが一致するか否かを判定するフォーマット判定ステップと、前記圧縮ステップは、前記判定ステップの処理でビデオフォーマットが一致しないと判定されたとき、前記入力ビデオデータに対する前記圧縮処理の実行を制限する。 【0013】 本発明の一側面の圧縮装置、圧縮方法、またはプログラムにおいては、圧縮処理により圧縮できるビデオフォーマットの1ラインの総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数が取得され、入力ビデオデータの1ラインの総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数が検出され、取得された前記総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数と、検出された前記総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数とが一致するか否かが判定され、その判定結果に基づいて、入力ビデオデータのフォーマットと前記圧縮処理により圧縮できるビデオフォーマットが一致するか否かが判定され、前記判定ステップの処理でビデオフォーマットが一致しないと判定されたとき、前記入力ビデオデータに対する前記圧縮処理の実行が制限される。 【発明の効果】 【0014】 本発明の一側面によれば、適切に圧縮処理を行うことができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0015】 以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書又は図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書又は図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書又は図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。 【0016】 本発明の一側面の圧縮装置は、 入力ビデオデータに対して、所定の圧縮処理を施す圧縮手段(例えば、図1の圧縮処理回路16)と、 前記圧縮処理により圧縮できるビデオフォーマットの1ラインの総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数を取得する第1の取得手段(例えば、図1の圧縮ビデオフォーマット設定回路12およびブランキングサンプル数比較回路14)と、 前記入力ビデオデータの1ラインの総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数を検出する第1の検出手段(例えば、図1のパラレルデータストリーム/同期信号抽出回路11およびブランキングサンプル数比較回路14)と、 前記第1の取得手段により取得された前記総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数と、前記第1の検出手段により検出された前記総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数とが一致するか否かを判定するサンプリング数判定手段(例えば、図1のブランキングサンプル数比較回路14)と、 前記サンプリング数判定手段による判定結果に基づいて、入力ビデオデータのフォーマットと前記圧縮処理により圧縮できるビデオフォーマットが一致するか否かを判定するフォーマット判定手段(例えば、図1の入力ビデオフォーマット判定回路15)と、 前記圧縮手段は、前記判定手段によりビデオフォーマットが一致しないと判定されたとき、前記入力ビデオデータに対する前記圧縮処理の実行を制限する。 【0017】 前記圧縮処理により圧縮できるビデオデータのサンプリング周波数を取得する第2の取得手段(例えば、図1の圧縮ビデオフォーマット設定回路12とPLL回路13)と、 前記入力ビデオデータのサンプリング周波数を検出する第2の検出手段(例えば、図1のPLL回路13)と、 前記第2の取得手段により取得された前記サンプリング周波数と、前記第2の検出手段により検出された前記サンプリング周波数とが一致するか否かを判定するサンプリング周波数判定手段(例えば、図1のPLL回路13)と をさらに備え、 前記フォーマット判定手段は、前記サンプリング数判定手段により前記ブランキング期間のサンプリング数が一致すると判定されたとき、前記サンプリング周波数判定手段による判定結果に基づいて、フォーマットが一致するか否かを判定する。 【0018】 前記入力ビデオデータは、輝度信号(例えば、輝度信号Y)と色差信号(例えば、色差信号CR/CB)に分解されたパラレルデータストリームであるようにすることができる。 【0019】 前記入力ビデオデータから、同期信号を抽出する抽出手段(例えば、図1のパラレルデータストリーム/同期信号抽出回路11)をさらに備え、 前記第1の検出手段は、前記同期信号から、前記入力ビデオデータの総サンプル数およびブランキング期間のサンプリング数を検出することができる。 【0020】 本発明の一側面の圧縮方法、またはプログラムは、 入力ビデオデータに対して、所定の圧縮処理を施す圧縮ステップ(例えば、図5のステップS7)と、 前記圧縮処理により圧縮できるビデオフォーマットの1ラインの総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数を取得する第1の取得ステップ(例えば、図5のステップS1)と、 前記入力ビデオデータの1ラインの総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数を検出する第1の検出ステップ(例えば、図5のステップS2)と、 前記第1の取得ステップの処理で取得された前記総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数と、前記第1の検出ステップの処理で検出された前記総サンプル数またはブランキング期間のサンプリング数とが一致するか否かを判定するサンプリング数判定ステップ(例えば、図5のステップS3)と、 前記サンプリング数判定ステップでの判定結果に基づいて、入力ビデオデータのフォーマットと前記圧縮処理により圧縮できるビデオフォーマットが一致するか否かを判定するフォーマット判定ステップ(例えば、図5のステップS3およびステップS8)と、 前記圧縮ステップは、前記判定ステップの処理でビデオフォーマットが一致しないと判定されたとき、前記入力ビデオデータに対する前記圧縮処理の実行を制限する。 【0021】 図1は、本発明を適用した圧縮装置の構成例を示している。 【0022】 例えば業務用のVTRのHD-SDI端子またはSD-SDI端子から出力されたSDI規格に準拠して伝送されてきたシリアルデータストリームが、SDIのレシーバとしての図示せぬデシリアライザで分解された結果得られた、輝度信号Y(10ビット)、色差信号CR/CB(10ビット)、およびサンプリング周波数が、パラレルデータストリーム/同期信号抽出回路11に入力され、サンプリング周波数がPLL回路13とブランキングサンプル数比較回路14に入力される。 【0023】 パラレルデータストリーム/同期信号抽出回路11は、入力された輝度信号Y(10ビット)、および色差信号CR/CB(10ビット)、並びにサンプリング周波数から、輝度信号Y、および色差信号CR/CB、並びにフレーム同期信号F Sync、垂直同期信号V Sync、および水平同期信号H Syncを抽出し、それらを圧縮処理回路16に出力し、水平同期信号H Syncをブランキングサンプル数比較回路14に供給する。 【0024】 圧縮ビデオフォーマット設定回路12には、圧縮処理回路16で圧縮することができる圧縮ビデオフォーマットの水平ブランキング期間のサンプリング数(以下、ブランキングサンプル数と称する)とサンプリング周波数が設定されている。 【0025】 圧縮ビデオフォーマット設定回路12は、設定されているブランキングサンプル数を、ブランキングサンプル数比較回路14に供給し、サンプリング周波数を、PLL回路13に供給する。 【0026】 図2に示すようなビデオフォーマットが各種存在するが、各ビデオフォーマットは、固有の総サンプル数、アクティブサンプル数、ブランキングサンプル数、およびサンプリング周波数を有している。 【0027】 なおアクティブサンプル数は、水平アクティブ期間のサンプリング数であり、ビデオのアクティブ期間の長さを表す。ブランキングサンプル数は、水平ブランキング期間のサンプリング数であり、ブランキング期間の長さを表す。総サンプル数は、アクティブサンプル数とブランキングサンプル数の合計のサンプル数、すなわち1ラインの総サンプル数であり、1ラインの期間の長さを表す。 【0028】 例えば「1920×1080_59.94i」のビデオフォーマットでは、総サンプル数が2200サンプル、アクティブサンプル数が1920サンプル、ブランキングサンプル数が280サンプル、そしてサンプリング周波数が74.175824MHzとなっている。 【0029】 この「1920×1080_59.94i」のビデオフォーマットにおける総サンプル数、アクティブサンプル数、およびブランキングサンプル数の関係を図示すると、図3に示すようになる。 【0030】 また「1920×1080_23.976p」のビデオフォーマットでは、総サンプル数が2750サンプル、アクティブサンプル数が1920サンプル、ブランキングサンプル数が830サンプル、そしてサンプリング周波数が74.175824MHzとなっている。 【0031】 この「1920×1080_23.976p」のビデオフォーマットにおける総サンプル数、アクティブサンプル数、およびブランキングサンプル数の関係を図示すると、図4に示すようになる。 【0032】 図1に戻りPLL(Phase Locked Loop)回路13は、デシリアライザから入力されたサンプリング周波数(すなわち、入力ビデオ信号のサンプリング周波数)と圧縮ビデオフォーマット設定回路12から入力されたサンプリング周波数(すなわち、圧縮ビデオフォーマットにおけるサンプリング周波数)とでPLL処理を行い、その処理結果を入力ビデオフォーマット判定回路15に出力する。 【0033】 具体的には、入力ビデオ信号のサンプリング周波数と圧縮ビデオフォーマットにおけるサンプリング周波数が一致する場合、PLLがロックされるので(すなわち、圧縮ビデオフォーマットにおけるサンプリング周波数を、入力ビデオ信号のサンプリング周波数に同期させることができるので)、PLL回路13の処理により、入力ビデオ信号のサンプリング周波数と圧縮ビデオフォーマットにおけるサンプリング周波数が一致するか否かが判定される。 【0034】 ブランキングサンプル数比較回路14は、パラレルデータストリーム/同期信号抽出回路11から供給された水平同期信号H Syncのブランキング期間のサンプリング数(すなわち、入力ビデオ信号のブランキングサンプル数)と圧縮ビデオフォーマット設定回路12から入力されたブランキングサンプル数(すなわち、圧縮ビデオフォーマットにおけるブランキングサンプル数)を比較して、その比較結果を入力ビデオフォーマット判定回路15に出力する。 【0035】 入力ビデオ信号のブランキングサンプル数と圧縮ビデオフォーマットにおけるブランキングサンプル数が一致する場合、入力ビデオ信号のブランキング期間と、圧縮ビデオフォーマットにおけるブランキング期間が一致するので、このブランキングサンプル数比較回路14により、入力ビデオ信号のブランキング期間の長さと、圧縮ビデオフォーマットにおけるブランキング期間の長さが一致するか否かが判定される。 【0036】 入力ビデオフォーマット判定回路15は、PLL回路13から入力されたPLL処理結果とブランキングサンプル数比較回路14から入力された比較結果を元に入力ビデオ信号のビデオフォーマットと圧縮ビデオフォーマットが一致するか否かを判定し、その判定結果を圧縮処理回路16に通知する。 【0037】 圧縮処理回路16は、パラレルデータストリーム/同期信号抽出回路11から供給された輝度信号Yと色差信号CR/CBに対する、例えばMPEG規格に準拠したデータ圧縮処理を実行するが、その実行を、入力ビデオフォーマット判定回路15からの判定結果に基づいて制御する。 【0038】 すなわち入力ビデオフォーマット判定回路15から、入力ビデオ信号のビデオフォーマットが圧縮ビデオフォーマットと一致する旨の判定結果が得られた場合、圧縮処理回路16は、パラレルデータストリーム/同期信号抽出回路11から供給された輝度信号Yと色差信号CR/CBに対する圧縮処理を実行する。一方、入力ビデオフォーマット判定回路15から、入力ビデオ信号のビデオフォーマットが圧縮ビデオフォーマットと一致しない旨の判定結果が得られた場合、圧縮処理回路16は、輝度信号Yと色差信号CR/CBに対する圧縮処理を行わない。 【0039】 次に、図5のフローチャートを参照して、図1の圧縮装置の動作を説明する。 【0040】 ステップS1において、ブランキングサンプル数比較回路14は、圧縮ビデオフォーマット設定回路12に設定されている圧縮ビデオフォーマットのブランキングサンプル数を取得する。 【0041】 ステップS2において、ブランキングサンプル数比較回路14は、パラレルデータストリーム/同期信号抽出回路11から入力された水平同期信号H Syncのブランク期間中のサンプリング数(すなわち、入力ビデオ信号のブランキングサンプル数)を検出する。 【0042】 ステップS3において、ブランキングサンプル数比較回路14は、ステップS1で取得した圧縮ビデオフォーマットにおけるブランキングサンプル数と、ステップS2で検出した入力ビデオ信号のブランキングサンプル数とが一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合(すなわち、両者のブランキング時間が一致する場合)、その旨を、入力ビデオフォーマット判定回路15に供給し、ステップS4に進む。 【0043】 ステップS4において、PLL回路13は、圧縮ビデオフォーマット設定回路12に設定されている圧縮ビデオフォーマットにおけるサンプリング周波数を取得する。 【0044】 ステップS5において、PLL回路13は、入力ビデオ信号のサンプリング周波数を検出する。この例の場合、入力ビデオ信号のサンプリング周波数は、図示せぬデシリアライザからPLL回路13に入力される。 【0045】 ステップS6において、PLL回路13は、ステップS4で取得した圧縮ビデオフォーマットにおけるサンプリング周波数と、ステップS5で検出した入力ビデオ信号のサンプリング周波数とでPLL処理を行い、圧縮ビデオフォーマットにおけるサンプリング周波数が、入力ビデオ信号のサンプリング周波数にロックしたか否かを判定し、ロックしたと判定した場合、その旨を、入力ビデオフォーマット判定回路15に供給し、ステップS7に進む。 【0046】 ステップS7において、入力ビデオフォーマット判定回路15は、入力ビデオ信号のビデオフォーマットが圧縮ビデオフォーマットに一致する旨を、圧縮処理回路16に通知する。これにより圧縮処理回路16は、パラレルデータストリーム/同期信号抽出回路11から供給された輝度信号Yと色差信号CR/CBに対する圧縮処理を開始する。 【0047】 ステップS3で、入力ビデオ信号のブランキングサンプル数と圧縮ビデオフォーマットにおけるブランキングサンプル数が一致しないと判定された場合、またはステップS6で、PLLがロックされなかったと判定された場合、ブランキングサンプル数比較回路14またはPLL回路13は、その旨を、入力ビデオフォーマット判定回路15に供給し、ステップS8に進む。 【0048】 ステップS8において、入力ビデオフォーマット判定回路15は、入力ビデオ信号のビデオフォーマットが圧縮ビデオフォーマットに一致しない旨を、圧縮処理回路16に通知する。これにより圧縮処理回路16は、パラレルデータストリーム/同期信号抽出回路11から供給された輝度信号Yと色差信号CR/CBに対する圧縮処理を行わない。 【0049】 ステップS7で圧縮処理が開始されたとき、ステップS8で圧縮処理を実行しないことが決定されたとき、処理は終了する。なおステップS7で圧縮処理が開始された場合、処理対象ビデオデータのすべてを圧縮するまで、または別の処理で圧縮処理が停止されるまで、その圧縮処理は継続される。 【0050】 以上のようにして、入力ビデオ信号のビデオフォーマットと圧縮ビデオフォーマットが一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合において、圧縮処理を実行するようにしたので、圧縮処理を適切に実行することができる。 【0051】 なおPLLの処理結果、ブランキングサンプル数の比較結果、それらの結果に基づく入力ビデオ信号のビデオフォーマットの判定結果、およびその判定結果に基づく圧縮処理の実施不実施の対応関係をまとめると、図6に示すようになる。 【0052】 すなわち例えば、入力ビデオ信号のビデオフォーマットが「1920×1080_24p」で、圧縮ビデオフォーマットが「1920×1080_23.976p」である場合のように、ブランキングサンプル数がともに830サンプル(図2)で一致するときにおいても、サンプリング周波数の相違により、PLLがロックしない場合は、入力ビデオ信号のビデオフォーマットと圧縮ビデオフォーマットは一致しないと判定され、圧縮処理は行われない。このようにフォーマットの整合性を適切に判定することができる。 【0053】 また以上においては、ブランキングサンプル数を用いて両者のフォーマットの整合性を判定したが、ブランキングサンプル数に代えて、総サンプル数を用いることができる。なおアクティブサンプル数を用いることも可能だが、アクティブサンプル数とサンプリング周波数の両方が一致するビデオフォーマット(例えば「1920×1080/59.94i」と「1920×1080/23.97p」のフォーマット)が存在するので、フォーマットの整合性を適切に判定できない場合がある。 【0054】 また図2に示すように、ブランキングサンプル数が一致するビデオフォーマット(例えば、「1920×1080/24p」と「1920×1080/23.97p」)の方が、サンプリング周波数が一致するビデオフォーマットより少ないので、図5で示した処理のように、ブランキングサンプル数の判定(図5のステップS3)を、サンプリング周波数の判定(図5のステップS6)より先に行うことにより、効率よく、フォーマットの整合性を判定することができる。ただし、当然、サンプリング周波数の一致の判定を先に行うこともできる。 【0055】 また以上においてはブランキングサンプル数とサンプリング周波数の両方を用いてフォーマットの整合性を判定するようにしたが、ブランキングサンプル数または総サンプル数が一致しないビデオフォーマットについて整合性を判定する場合には、ブランキングサンプル数または総サンプル数のみを用いてその整合性を判定することもできる。 【0056】 以上が実施形態の一例を示したものである。しかし、上述の実施形態に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。 【0057】 次に、上述した一連の処理は、ハードウェアにより行うこともできるし、ソフトウェアにより行うこともできる。一連の処理をソフトウェアによって行う場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、汎用のコンピュータ等にインストールされる。 【0058】 そこで、図7は、上述した一連の処理を実行するプログラムがインストールされるコンピュータの一実施の形態の構成例を示している。 【0059】 プログラムは、コンピュータに内蔵されている記録媒体としてのハードディスク105やROM103に予め記録しておくことができる。 【0060】 あるいはまた、プログラムは、フレキシブルディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto Optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体111に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体111は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。 【0061】 なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体111からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、ディジタル衛星放送用の人工衛星を介して、コンピュータに無線で転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送し、コンピュータでは、そのようにして転送されてくるプログラムを、通信部108で受信し、内蔵するハードディスク105にインストールすることができる。 【0062】 コンピュータは、CPU(Central Processing Unit)102を内蔵している。CPU102には、バス101を介して、入出力インタフェース110が接続されており、CPU102は、入出力インタフェース110を介して、ユーザによって、キーボードや、マウス、マイク等で構成される入力部107が操作等されることにより指令が入力されると、それにしたがって、ROM(Read Only Memory)103に格納されているプログラムを実行する。あるいは、また、CPU102は、ハードディスク105に格納されているプログラム、衛星若しくはネットワークから転送され、通信部108で受信されてハードディスク105にインストールされたプログラム、またはドライブ109に装着されたリムーバブル記録媒体111から読み出されてハードディスク105にインストールされたプログラムを、RAM(Random Access Memory)104にロードして実行する。これにより、CPU102は、上述したフローチャートにしたがった処理、あるいは上述したブロック図の構成により行われる処理を行う。そして、CPU102は、その処理結果を、必要に応じて、例えば、入出力インタフェース110を介して、LCD(Liquid Crystal Display)やスピーカ等で構成される出力部106から出力、あるいは、通信部108から送信、さらには、ハードディスク105に記録等させる。 【0063】 ここで、本明細書において、コンピュータに各種の処理を行わせるためのプログラムを記述する処理ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むものである。 【0064】 また、プログラムは、1のコンピュータにより処理されるものであっても良いし、複数のコンピュータによって分散処理されるものであっても良い。さらに、プログラムは、遠方のコンピュータに転送されて実行されるものであっても良い。 【0065】 なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。 【図面の簡単な説明】 【0066】 【図1】本発明を適用した圧縮装置の構成例を示すブロック図である。 【図2】ビデオフォーマットの種類を示す図である。 【図3】ビデオフォーマットにおける総サンプル数、アクティブサンプル数、およびブランキングサンプル数の関係を示す図である。 【図4】他のビデオフォーマットにおける総サンプル数、アクティブサンプル数、およびブランキングサンプル数の関係を示す図である。 【図5】圧縮処理を説明するフローチャートである。 【図6】圧縮処理の実施に対する各種判定結果の対応関係を示す図である。 【図7】本発明を適用したコンピュータの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。 【符号の説明】 【0067】 11 パラレルデータストリーム/同期信号抽出回路, 12 圧縮ビデオフォーマット設定回路, 13 PLL回路, 14 ブランキングサンプル数比較回路, 15 入力ビデオフォーマット判定回路, 16 圧縮処理回路, 101 バス, 102 CPU, 103 ROM, 104 RAM, 105 ハードディスク, 106 出力部, 107 入力部, 108 通信部, 109 ドライブ, 110 入出力インタフェース, 111 リムーバブル記録媒体
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002185 【氏名又は名称】ソニー株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年9月15日(2006.9.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082131 【弁理士】 【氏名又は名称】稲本 義雄
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| 【公開番号】 |
特開2008−72593(P2008−72593A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月27日(2008.3.27) |
| 【出願番号】 |
特願2006−251134(P2006−251134) |
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