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【発明の名称】 リモコン装置
【発明者】 【氏名】長沢 誠司

【要約】 【課題】番組情報の分類を一目で確認できるように視聴者に報知することで操作性を高めることができるリモコン装置を提供する。

【構成】リモコン装置30の送受信部31はテレビジョン受信機10から番組ジャンル情報を受信する。リモコン制御部32は、メモリ部33に記憶されているジャンルカラー設定情報を読み出して、番組ジャンル情報に基づいてチャンネルキーボタンに色を割り当てる。LED制御部34は、リモコン制御部32の色設定指示信号に従って、キーボタン部35に内蔵されているLEDを点灯制御する。LED制御部34は内部タイマーによって点灯時間をカウントしており、所定時間を経過したかを確認している。所定時間を経過した場合にLEDを消灯する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
受信した放送信号を処理する映像処理装置を操作するリモコン装置において、
前記映像処理装置に処理する番組チャンネルを指定するチャンネルキーボタンと、
前記チャンネルキーボタンをそれぞれカラー点灯させる発光手段と、
前記映像処理装置から番組分類情報を受信し、また前記映像処理装置に操作指示信号を送信する送受信手段と、
受信した番組分類情報に基づいて分類毎に所定の色で前記発光手段を発光させる発光制御手段とを備えたことを特徴とするリモコン装置。
【請求項2】
受信した放送信号を処理する映像処理装置を操作するリモコン装置において、
前記映像処理装置に処理させる番組チャンネルを指定するチャンネルキーボタンと、
チャンネルキーボタンをそれぞれカラー点灯させる発光手段と、
番組情報を受信し、また前記映像処理装置に操作指示信号を送信する送受信手段と、
前記送受信手段が受信した番組情報から番組分類情報を抽出する抽出手段と、
抽出した分類毎に所定の色で前記発光手段を発光させる発光制御手段とを備えたことを特徴とするリモコン装置。
【請求項3】
前記番組分類情報は、ジャンル毎に番組を分類した情報であることを特徴とする請求項1又は2に記載のリモコン装置。
【請求項4】
前記発光制御手段は、赤、緑、青の発光制御による多色発光が可能であることを特徴とする請求項1、2又は3に記載のリモコン装置。
【請求項5】
前記発光制御手段は、赤、緑、青、無点灯の4種類に分けて前記発光手段を発光させることを特徴とする請求項4に記載のリモコン装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、電子番組ガイド(以下EPG:Electronic Program Guideと称する)等の番組情報に基づいて、番組ジャンルなどをユーザに報知することができるリモコン装置に関する。
【背景技術】
【0002】
EPGは、地上デジタル放送、衛星デジタル放送、アナログ放送等を利用して番組データを配信し、画面に番組表を表示させるシステムである。デジタル放送の場合はデータ領域が設けられて、そこに番組情報が組み込まれており、アナログ放送の場合はVBI(Vertical Blanking Interval)領域に番組情報が組み込まれている。この番組情報を受信してテレビジョン受像機等に番組表を表示して、ユーザが放送番組の内容を簡易に且つ迅速に確認でき、さらに見たいジャンルの番組を検索したりして番組数を絞り込み、リモコンを利用して表示番組を指定したり、録画予約をしたりすることができる。
【0003】
EPG機能を有するテレビジョン受像機でEPG表示を行うと、画面全体あるいは一部にEPG表示が行われてしまい、視聴している画面が隠れたり、小さくなったりする不都合があった。また、テレビジョン受像機の画面を見ながらリモコン操作を行うには、視線を移動しなければならず、操作性が悪かった。そこで、特許文献1では、リモコン装置の表示画面にEPG表示を行うものが開示されている。これにより、テレビジョン受像機の画面にEPG表示をさせる必要がないため、視聴画面がそのまま表示され、また、リモコン画面を見ながら番組選択ができるため、操作性も改善できるとしている。
【特許文献1】特開平11−317885号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、リモコン装置にEPG表示を行わせるためには、高精細な表示部を設ける必要があり、小型化は難しく、コストも高くなってしまう。また、リモコンの画面を大きくできないため、表示されている文字が小さくて読めなかったり、文字を大きくすると番組表の全体が把握できないという不都合がある。そして、一目で番組の確認ができないため表示移動を繰り返す必要があり、結局テレビジョン受像機の表示部に番組表を表示させた方が操作しやすいという場合もある。
【0005】
本発明は、斯かる実情に鑑み、番組情報の分類を一目で確認できるように視聴者に報知することで操作性を高めることができるリモコン装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、受信した放送信号を処理する映像処理装置を操作するリモコン装置において、前記映像処理装置に処理する番組チャンネルを指定するチャンネルキーボタンと、前記チャンネルキーボタンをそれぞれカラー点灯させる発光手段と、前記映像処理装置から番組分類情報を受信し、また前記映像処理装置に操作指示信号を送信する送受信手段と、受信した番組分類情報に基づいて分類毎に所定の色で前記発光手段を発光させる発光制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
また本発明は、受信した放送信号を処理する映像処理装置を操作するリモコン装置において、前記映像処理装置に処理させる番組チャンネルを指定するチャンネルキーボタンと、チャンネルキーボタンをそれぞれカラー点灯させる発光手段と、番組情報を受信し、また前記映像処理装置に操作指示信号を送信する送受信手段と、前記送受信手段が受信した番組情報から番組分類情報を抽出する抽出手段と、抽出した分類毎に所定の色で前記発光手段を発光させる発光制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】
ここで、前記番組分類情報は、ジャンル毎に番組を分類した情報とすることができ、前記発光制御手段は、赤、緑、青の発光制御による多色発光が可能である。また、前記発光制御手段は、赤、緑、青、無点灯の4種類に分けて前記発光手段を発光させるものでもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明のリモコン装置によれば、番組分類情報に基づいて分類毎に所定の色で前記発光手段を発光させるので、視聴者が一目で番組分類を識別でき、操作性が格段に向上できる。特に、予め定めた色で番組分類が可能であるため、番組情報を文字で読まなくとも直ちに分類が認識できる。しかも、番組表を表示する高価な高精細表示装置をリモコン装置に備える必要がないので、コストを抑えて小型化も図れる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
【0011】
図1は、本発明に係るリモコン装置とその操作対象であるテレビジョン受信機を示すブロック図である。テレビジョン受像機10とリモコン装置30は双方通信が可能である。
【0012】
テレビジョン受像機10は、アンテナにより受信した放送信号から指定チャンネルを選局するチューナ部11と、選局した放送信号から音声信号、映像信号、番組情報を復調や復号するデコーダ部12と、音声信号をデータを出力できるように処理する音声処理部13と、音声信号を音声として出力する音声出力部14と、映像信号を表示できるように処理する映像処理部15と、映像信号を表示する表示部16と、リモコン装置30と通信するための送受信部17と、各部を制御するTV制御部18と、外部とデータのやり取りを行うための外部IF(インターフェース)19と、データの書き込み読み出しが自在なメモリ部20と、制御を行うためのソフトウェアや各種アプリケーションソフトウェア等が記憶されているROM部21と、外部機器との通信を可能にするモデム部22を備える。
【0013】
リモコン装置30は、テレビジョン受信機10と通信するための送受信部31と、各部を制御するリモコン制御部32と、メモリ部33と、LEDの発光を制御するLED制御部34と、キーボタン部35、電池部37を備えている。キーボタン部35は、各キーの内部にRGBのLED36を備えて、カラー発光を可能にしている。
【0014】
<第1実施形態>
第1実施形態においては、テレビジョン受信機10において、EPGの番組情報から番組ジャンル情報を抽出し、それをリモコン装置30に送信してリモコンでジャンル情報を報知するものである。
【0015】
図2は、第1実施形態におけるテレビジョン受信機の番組ジャンル情報送信手順を示すフローチャートである。
電源スイッチをONすると(ステップS1)、TV制御部18はメモリ部20に記憶されているラストチャンネル情報(電源を切った時点で表示させていたチャンネルの情報)を読み出す。そして、TV制御部18は、チューナ部11にアンテナで受信した放送信号の中からラストチャネルを選局させる。デコーダ部12は、選局したチャンネルの音声信号、映像信号をデコードする。音声信号は、音声処理部13を介して音声出力部14から出力される。映像信号は映像処理部15を介して表示部16に表示される(ステップS2)。
【0016】
チューナ部11を介してデコーダ部12はEPGの番組情報を復号化してTV制御部18へデータを出力する。TV制御部18が番組情報から番組ジャンル情報を抽出する(ステップS4)。そして、TV制御部18は、番組ジャンル情報をリモコン装置30へ送るためにリモコンコードに変換し(ステップS5)、送受信部17がリモコン装置30からリモコンコード要求信号を受信したかを確認する(ステップS6)。リモコンコード要求信号を受信した場合、送受信部17からリモコンコードを送信する(ステップS7)。
【0017】
図3は、第1実施形態におけるリモコン装置の番組情報提示の動作手順を示すフローチャートである。
視聴者がリモコン装置30のキーボタンをタッチすると(ステップS11)、リモコン制御部32はキー情報をテレビジョン受像機10へ向け送受信部31に送信させる(ステップS12)。テレビジョン受像機10は、このキー情報を受けて、所定の処理を行う。次に、リモコンコード要求信号を送受信部31からテレビジョン受像機10へ送信する(ステップS13)。図2のステップS7にあるようにテレビジョン受像機10からリモコンコードを送信されるので、送受信部31がこれを受信する(ステップS14)。リモコン制御部32は、受信したリモコンコードを番組ジャンル情報に変換する(ステップS15)。
【0018】
予めジャンル毎に色を割り付けた設定がなされており、これはメモリ部33に記憶されている。この実施形態では、赤、青、黄、無の4種類を4種類のジャンルに割り付けてある。例えば、スポーツを赤、ニュースを青、ドラマを黄、その他を無とする。これは、RGBのLED36をそれぞれを点灯制御するためのものであるが(無色の場合は無点灯状態)、これにかぎるものではなく、RGB−LEDのそれぞれの発光度合いを制御して多種の色設定も可能である。これらの色割付は、デフォルト状態の設定もあるが、視聴者が自由に設定変更可能である。また、分類は番組ジャンルでなく、別のものでもよい。
【0019】
リモコン制御部32は、メモリ部33に記憶されているジャンルカラー設定情報を読み出して、番組ジャンル情報にも基づいてチャンネルキーボタンに色を割り当てる(ステップS16)。このときのチャンネルキーボタンは、直接のチャンネルを示すダイレクトキーでも良いし、視聴者がキーボタンに好みのチャンネルを指定したものでも良い。
【0020】
LED制御部34は、リモコン制御部32の色設定指示信号に従って、キーボタン部35に内蔵されているLEDを点灯制御する(ステップS17)。LED制御部34は内部タイマーによって点灯時間をカウントしており、所定時間を経過したかを確認している(ステップS18)。所定時間を経過した場合にLEDを消灯する(ステップS19)。
【0021】
なお、ジャンル色設定の情報は、リモコン装置30のメモリ部33に記憶されているが、テレビジョン受像機10のメモリ部20に記憶されていてもよい。そして、番組ジャンル情報をテレビジョン受像機10からリモコン装置30へ送信する場合に、メモリ部20からジャンル色設定情報を読み出してリモコン装置30へ送信しても良い。この場合は、ジャンル色設定情報を一旦メモリ部33に記憶してから図3のステップS16以降の動作を行う。
【0022】
<第2実施形態>
第2実施形態においては、テレビジョン受信機10は、EPGの番組情報を抽出してリモコン装置30に送信し、リモコン装置30で番組情報から番組ジャンル情報を抽出して、ジャンル情報を報知するものである。
【0023】
図4は、第2実施形態におけるテレビジョン受信機の番組ジャンル情報送信手順を示すフローチャートである。
電源スイッチをONすると(ステップS21)、TV制御部18はメモリ部20に記憶されているラストチャンネル情報(電源を切った時点で表示させていたチャンネルの情報)を読み出す。そして、TV制御部18は、アンテナで受信した放送信号をチューナ部11にラストチャネルを選局させる。デコーダ部12は、選局したチャンネルの音声信号、映像信号をデコードする。音声信号は、音声処理部13を介して音声出力部14から出力される。映像信号は映像処理部15を介して表示部16に表示される(ステップS22)。
【0024】
チューナ部11を介してデコーダ部12はEPGの番組情報を復号化してTV制御部18へデータを出力する(ステップS23)。そして、TV制御部18は、番組情報をリモコン装置30へ送るためにリモコンコードに変換し(ステップS24)、送受信部17がリモコン装置30からリモコンコード要求信号を受信したかを確認する(ステップS25)。リモコンコード要求信号を受信した場合、送受信部17からリモコンコードを送信する(ステップS26)。
【0025】
図5は、第2実施形態におけるリモコン装置の番組情報提示の動作手順を示すフローチャートである。
視聴者がリモコン装置30のキーボタンをタッチすると(ステップS31)、リモコン制御部32はキー情報をテレビジョン受像機10へ送受信部17に送信させる(ステップS32)。テレビジョン受像機10は、このキー情報を受けて、所定の処理を行う。次に、リモコンコード要求信号を送受信部31からテレビジョン受像機10へ送信する(ステップS33)。図4のステップS26にあるようにテレビジョン受像機10からリモコンコードを送信されるので、送受信部31がこれを受信する(ステップS34)。リモコン制御部32は、受信したリモコンコードを番組情報に変換し(ステップS35)、番組情報から番組ジャンル情報を抽出する(ステップS36)。
【0026】
第1実施形態同様に、予めジャンル毎に色を割り付けた設定がなされており、これはメモリ部33に記憶されている。
【0027】
リモコン制御部32は、メモリ部33に記憶されているジャンルカラー設定情報を読み出して、チャンネルキーボタンに色を割り当てる(ステップS37)。このときのチャンネルキーボタンは、直接のチャンネルを示すダイレクトキーもあるし、視聴者がキーボタンに好みのチャンネルを指定したキーボタンでもよい。
【0028】
LED制御部34は、リモコン制御部32の色設定に従って、キーボタン部35に内蔵されているLEDを点灯制御する(ステップS38)。LED制御部34は内部タイマーによって点灯時間をカウントしており、所定時間を経過したかを確認している(ステップS39)。所定時間を経過した場合にLED36を消灯する(ステップS40)。
【0029】
こうして、キーの発光色で番組分類が可能であるので、ユーザが一目で確認でき、文字等を読む必要もないので、操作性が向上する。特に、上記実施形態のように、ジャンル分け等に適している。発光色はRGBのLED発光制御により多色化が可能であるが、操作性の観点や発光制御の単純化を考慮すれば、実施形態のように、3色発光に無点灯を加えて4分類程度に対応するのが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明に係るリモコン装置とその操作対象であるテレビジョン受信機を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態におけるテレビジョン受信機の番組ジャンル情報送信手順を示すフローチャートである。
【図3】第1実施形態におけるリモコン装置の番組情報提示の動作手順を示すフローチャートである。
【図4】第2実施形態におけるテレビジョン受信機の番組ジャンル情報送信手順を示すフローチャートである。
【図5】第2実施形態におけるリモコン装置の番組情報提示の動作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0031】
10 テレビジョン受像機
11 チューナ部
12 デコーダ部
13 音声処理部
14 音声出力部
15 映像処理部
16 表示部
17 送受信部
18 TV制御部
19 外部IF部
20 メモリ部
21 ROM部
22 モデム部
30 リモコン装置
31 送受信部
32 リモコン制御部
33 メモリ部
34 LED制御部
35 キーボタン部
36 LED
37 電池部
【出願人】 【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
【出願日】 平成18年9月15日(2006.9.15)
【代理人】 【識別番号】100112335
【弁理士】
【氏名又は名称】藤本 英介

【識別番号】100101144
【弁理士】
【氏名又は名称】神田 正義

【識別番号】100101694
【弁理士】
【氏名又は名称】宮尾 明茂


【公開番号】 特開2008−72557(P2008−72557A)
【公開日】 平成20年3月27日(2008.3.27)
【出願番号】 特願2006−250449(P2006−250449)