| 【発明の名称】 |
半導体集積回路装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】山川 健太郎
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| 【要約】 |
【課題】リモコンから送信された制御信号の信号処理を行う信号処理部を一元的に管理すると共に、情報処理端末の小型化を実現する。
【構成】プリアンプがテレビリモコンからの赤外線信号を受信すると、赤外線受信コントローラ15は、割り込み要求信号をキーボードコントローラCPU11に出力し、該テレビリモコンからの割り込みが発生したことを通知する。キーボードコントローラCPU11は、割り込み優先順位設定レジスタ11aに設定された割り込み処理の優先順位を確認し、テレビリモコンの割り込みよりも高い優先順位の処理があるか否かを判定する。テレビリモコンの割り込みよりも高い優先順位の処理がない場合は、テレビリモコンの割り込み処理を実行し、テレビリモコンの割り込みよりも高い優先順位の割り込みがあれば、その割り込み処理を実行した後にテレビリモコンの割り込み処理を実行するように制御を行う。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 外部接続されたホストとの通信を行う半導体集積回路装置であって、 前記半導体集積回路装置の制御を司る中央処理装置と、 リモコンからの出力された信号を処理する受信信号コントローラ部とを備えたことを特徴とする半導体集積回路装置。 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置において、 前記受信信号コントローラ部は、 前記リモコンからの信号を受け取った際に、前記受信信号コントローラ部に対してリモコン割り込み要求信号を出力するリモコン割り込み要求信号生成部を備え、 前記中央処理装置は、 前記リモコン割り込み要求信号生成部が生成したリモコン割り込み要求信号を受け取ると、割り込み処理の優先順位を確認し、前記リモコン割り込み要求信号よりも高い優先順位の割り込み処理があれば優先順位の高い割り込み処理を優先し、優先順位の高い割り込み処理が終了した後に前記リモコンからの割り込み処理を実行し、 前記リモコン割り込み要求信号よりも高い優先順位の割り込み処理がない場合には、前記リモコンからの割り込み処理を実行することを特徴とする半導体集積回路装置。 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体集積回路装置において、 前記受信信号コントローラ部は、 割り込み要求信号の優先順位が設定される割り込み優先順位設定レジスタを備え、 前記受信信号コントローラ部のリモコン割り込み要求信号を受けた際に、前記割り込み優先順位設定レジスタの設定に基づいて割り込み処理の優先順位を決定することを特徴とする半導体集積回路装置。 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置において、 前記受信信号コントローラ部が受信する信号は、 前記ホストと接続されたテレビチューナの操作を行う信号であることを特徴とする半導体集積回路装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、情報処理装置における外部受信信号処理技術に関し、特に、パーソナルコンピュータなどに設けられたテレビシステム用のリモコンから送信される制御信号処理に有効な技術に関する。 【背景技術】 【0002】 近年、パーソナルコンピュータなどに例示される情報処理端末には、テレビチューナが搭載された端末が知られており、今後も、テレビチューナ搭載型の端末が増加する傾向にある。 【0003】 この種の情報処理端末には、赤外線受信コントロール部がメイン基板上に備えられており、リモコンによる無線操作によりテレビ機能を使用することができる。赤外線受信コントロール部は、たとえば、プリアンプ、コントローラ、および受信データ処理部などから構成されている。 【0004】 プリアンプは、リモコンから送信された赤外線を受光して増幅する受光モジュールからなる。コントローラは、赤外線受信コントロール部におけるすべての制御を司る。受信データ処理部は、プリアンプを介して入力された受信信号のデータ処理を行う。 【0005】 そして、受信データ処理部において処理されたデータは、メイン基板上に搭載されたシステムコントローラ、ならびにメインCPU(Central Processing Unit)を介してテレビチューナに出力される。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 ところが、上記のようなリモコンから出力される送信信号の処理技術では、次のような問題点があることが本発明者により見い出された。 【0007】 すなわち、情報処理端末全体におけるハードウェアの制御を司るシステムコントローラを介して受信信号のデータがテレビチューナに出力されるので、該受信信号のデータ処理が複雑となり、動作レスポンスの遅れなどが生じてしまうという問題がある。 【0008】 また、赤外線受信コントロール部が、システムコントローラやメインCPUなどと同じメイン基板上に搭載されるので、実装面積が大きくなってしまい、特に、ノート型パーソナルコンピュータなどの小型化が要求される情報処理端末の小型化が困難になってしまうという問題がある。 【0009】 本発明の目的は、リモコンから送信された制御信号の信号処理を行う信号処理部を一元的に管理すると共に、情報処理端末の小型化を実現することのできる技術を提供することにある。 【0010】 本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴については、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。 【課題を解決するための手段】 【0011】 本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。 【0012】 本発明は、外部接続されたホストとの通信を行う半導体集積回路装置であって、該半導体集積回路装置の制御を司る中央処理装置と、リモコンからの出力された信号を処理する受信信号コントローラ部とを備えたものである。 【0013】 また、本願のその他の発明の概要を簡単に示す。 【0014】 本発明は、前記受信信号コントローラ部が、リモコンからの信号を受け取った際に、該受信信号コントローラ部に対してリモコン割り込み要求信号を出力するリモコン割り込み要求信号生成部を備え、中央処理装置は、リモコン割り込み要求信号生成部が生成したリモコン割り込み要求信号を受け取ると、割り込み処理の優先順位を確認し、リモコン割り込み要求信号よりも高い優先順位の割り込み処理があれば優先順位の高い割り込み処理を優先し、優先順位の高い割り込み処理が終了した後にリモコンからの割り込み処理を実行し、リモコン割り込み要求信号よりも高い優先順位の割り込み処理がない場合には、リモコンからの割り込み処理を実行するものである。 【0015】 また、本発明は、前記受信信号コントローラ部が、割り込み要求信号の優先順位が設定される割り込み優先順位設定レジスタを備え、受信信号コントローラ部のリモコン割り込み要求信号を受けた際に、該割り込み優先順位設定レジスタの設定に基づいて割り込み処理の優先順位を決定するものである。 【0016】 さらに、本発明は、前記受信信号コントローラ部が受信する信号が、ホストと接続されたテレビチューナの操作を行う信号よりなるものである。 【発明の効果】 【0017】 本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。 【0018】 (1)リモコンによる割り込み処理を大幅に高速化することができる。 【0019】 (2)また、半導体集積回路装置に受信信号コントローラ部を設けることにより、リモコンからの制御信号を処理する専用のハードウェアを不要とすることができる。 【0020】 (3)上記(2)により、半導体集積回路装置を用いて情報処理端末を構成することにより、実装面積を小さくすることができ、該情報処理端末を小型化することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0021】 以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。 【0022】 図1は、本発明の実施の形態による情報処理端末の構成例を示すブロック図、図2は、図1の情報処理端末に設けられた組み込みコントローラの構成を示すブロック図、図3は、図2の組み込みコントローラに設けられた赤外線受信コントローラの構成例を示すブロック図、図4は、図2の組み込みコントローラにおける割り込み処理の一例を示すフローチャートである。 【0023】 本実施の形態において、情報処理端末1は、たとえば、ノート型パーソナルコンピュータからなる。情報処理端末1は、図1に示すように、CPU2、メモリコントローラハブ3、I/O(Input/Output)コントローラハブ4、テレビチューナ5、および組み込みコントローラ(半導体集積回路装置)6から構成されている。 【0024】 CPU2は、情報処理端末1のすべての制御を司る。メモリコントローラハブ3、ならびにI/Oコントローラハブ4は、情報処理端末1におけるシステム制御を司る。これらCPU2、メモリコントローラハブ3、ならびにI/Oコントローラハブ4によってホストが構成される。 【0025】 テレビチューナ5には、I/Oコントローラハブ4が接続されており、該テレビチューナ5は、テレビ信号の受信を行う。テレビチューナ5は、テレビリモコンによって、起動/終了の操作や受信チャンネルの切り替えなどを行うことができる。 【0026】 組み込みコントローラ6には、周辺モジュールMが接続されている。周辺モジュールMは、ファン、バッテリ、キーボードK、およびプリアンプ6aなどからなる。組み込みコントローラ6は、ファンやバッテリなどの制御を司ると共に、シリアルポートを介して接続されたプリンタやFDDなどのシリアル接続される周辺機器、およびキーボードKのデータ制御などを行う。プリアンプ6aは、テレビリモコンから送信された赤外線を受光して増幅する受光モジュールである。 【0027】 組み込みコントローラ6は、図2に示すように、タイマ7、A/D(Analog/Digital)変換器7a、輝度調整部8、バッテリ制御部9、SCI(Serial Communication Interface)10、キーボードコントローラCPU11、キースキャン部11b、メモリ12、ファームウェアメモリ13、LPC(Low Pin Count)14、ならびに赤外線受信コントローラ15などから構成されている。 【0028】 タイマ7は、設定された時間をカウントし、ファンなどの動作制御を行う。A/D変換器7aは、周辺モジュールMとして設けられた温度センサなどから出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。 【0029】 輝度調整部8は、ディスプレイの輝度調整などの制御を行う。バッテリ制御部9は、周辺モジュールMとして備えられたバッテリの電源管理などを行う。SCI10は外部から入出力されるシリアルデータの通信制御を行う。 【0030】 キーボードコントローラCPU11は、シリアルインタフェースモジュールやタイマモジュールなどの周辺モジュールを有しており、シリアルポートを介して接続されたプリンタやFDDなどのシリアル接続される周辺機器、およびキーボードKの制御などを行う。 【0031】 キーボードコントローラCPU11には、割り込み優先順位設定レジスタ11aが設けられている。この割り込み優先順位設定レジスタ11aは、各種割り込み動作の優先順位が任意に設定されるレジスタである。キースキャン部11bには、キーボードKが接続されており、該キースキャン部11bは、キーボードKの信号入出力制御を行う。 【0032】 メモリ12は、たとえば、RAM(Random Access Memory)などの揮発性半導体メモリからなり、情報処理端末1におけるデータやプログラムなどを一時的に記憶する。 【0033】 ファームウェアメモリ13は、たとえば、フラッシュメモリに例示される不揮発性半導体メモリからなり、情報処理端末1が用いるファームウェアが格納されている。LPC14は、LPCバスを介して行われる双方向の通信制御を司る。 【0034】 赤外線受信コントローラ15は、テレビリモコン用の受信フォーマットに準拠したコントローラであり、プリアンプ6aを介して入力された赤外線信号の処理を行う。 【0035】 赤外線受信コントローラ15は、図3に示すように、受信コントローラ15a、ボーレートジェネレータ15b、フィルタ15c、およびレシーブシフトレジスタ15dから構成されている。 【0036】 受信コントローラ15aとボーレートジェネレータ15bとは、バスを介してキーボードコントローラCPU11に相互に接続されている。フィルタ15cの入力部には、プリアンプ6aから出力された赤外線信号が入力される。フィルタ15cは、入力された赤外線信号のノイズ除去を行う。 【0037】 フィルタ15cの出力部には、レシーブシフトレジスタ15dが接続されており、このレシーブシフトレジスタ15dには、受信コントローラ15aが接続されている。レシーブシフトレジスタ15dは、フィルタ15cを介して入力された信号のデータを一時的に格納する。 【0038】 受信コントローラ15aは、レシーブシフトレジスタ15dに格納されたデータを読み出してデコード処理などを行った後、キーボードコントローラCPU11に出力する。 【0039】 リモコン割り込み要求信号生成部として機能するボーレートジェネレータ15dは、キーボードコントローラCPU11の制御に基づいて、データの通信レートの速度を制御するとともに、受信コントローラ15aがレシーブシフトレジスタ15dに格納されたデータを読み出した際に、割り込み要求信号をキーボードコントローラCPU11に対して出力する。 【0040】 次に、本実施の形態による組み込みコントローラ6の動作について説明する。 【0041】 図4は、組み込みコントローラ6において、リセット動作からテレビリモコンによる割り込み動作まで処理例を示したフローチャートである。 【0042】 まず、情報処理端末1におけるシステムリセットが開始されると(ステップS101)、組み込みコントローラ6のリセットが行われる(ステップS102)。このステップS102の処理において、キーボードコントローラCPU11は、割り込み優先順位設定レジスタ11aに割り込み処理の優先順位を決定する情報を設定する。 【0043】 この割り込み処理の優先順位を決定する情報は、任意に設定可能であり、たとえば、ファームウェアなどに基づいて設定される。 【0044】 その後、情報処理端末1のシステムリセットが終了した動作状態において、ユーザがテレビリモコンを操作して赤外線信号を送信すると、プリアンプ6aが赤外線信号を受信し、赤外線受信コントローラ15に出力する。 【0045】 赤外線受信コントローラ15は、赤外線信号を受信すると、割り込み要求信号をキーボードコントローラCPU11に出力し、該テレビリモコンからの割り込みが発生したことを通知する。この割り込み要求信号は、前述したように、ボーレートジェネレータ15bからキーボードコントローラCPU11に対して出力される。 【0046】 テレビリモコンからの割り込みが発生すると(ステップS103)、キーボードコントローラCPU11は、割り込み優先順位設定レジスタ11aに設定された割り込み処理の優先順位を確認し、テレビリモコンからの割り込みよりも高い優先順位の処理があるか否かを判定する(ステップS104)。 【0047】 テレビリモコンからの割り込みよりも高い優先順位の処理がない場合には、テレビリモコンからの割り込み処理を実行するように制御する(ステップS105)。また、ステップS104の処理において、テレビリモコンからの割り込みよりも高い優先順位の割り込み、たとえば、外部接続された周辺機器からの割り込みなどがあれば、その割り込み処理を実行した後(ステップS106,S107)にテレビリモコンからの割り込み処理を実行するように制御を行う(ステップS108)。 【0048】 それにより、本実施の形態によれば、赤外線受信コントローラ15を組み込みコントローラ6に設けることにより、該赤外線受信コントローラ15をキーボードコントローラCPU11によって一元的に管理することができ、テレビリモコンによる割り込み処理を大幅に高速化することができる。 【0049】 また、テレビリモコンからの赤外線信号を処理する専用のハードウェアを個別に設ける必要がなくなるので、実装面積を小さくすることが可能となり、情報処理端末1の小型化、および低コスト化を実現することができる。 【0050】 以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。 【産業上の利用可能性】 【0051】 本発明は、パーソナルコンピュータなどに設けられたテレビチューナなどを操作するリモコンの送信信号の処理技術に適している。 【図面の簡単な説明】 【0052】 【図1】本発明の実施の形態による情報処理端末の構成例を示すブロック図である。 【図2】図1の情報処理端末に設けられた組み込みコントローラの構成を示すブロック図である。 【図3】図2の組み込みコントローラに設けられた赤外線受信コントローラの構成例を示すブロック図である。 【図4】図2の組み込みコントローラにおける割り込み処理の一例を示すフローチャートである。 【符号の説明】 【0053】 1 情報処理端末 2 CPU 3 メモリコントローラハブ 4 I/Oコントローラハブ 5 テレビチューナ 6 組み込みコントローラ(半導体集積回路装置) 6a プリアンプ 7 タイマ 7a A/D変換器 8 輝度調整部 9 バッテリ制御部 10 SCI 11 キーボードコントローラCPU 11a 割り込み優先順位設定レジスタ 11b キースキャン部 12 メモリ 13 ファームウェアメモリ 14 LPC 15 赤外線受信コントローラ 15a 受信コントローラ 15b ボーレートジェネレータ 15c フィルタ 15d レシーブシフトレジスタ M 周辺モジュール K キーボード
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| 【出願人】 |
【識別番号】503121103 【氏名又は名称】株式会社ルネサステクノロジ
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| 【出願日】 |
平成18年9月15日(2006.9.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080001 【弁理士】 【氏名又は名称】筒井 大和
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| 【公開番号】 |
特開2008−72532(P2008−72532A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月27日(2008.3.27) |
| 【出願番号】 |
特願2006−250208(P2006−250208) |
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