| 【発明の名称】 |
撮像装置、撮像方法、プログラムおよび記録媒体 |
| 【発明者】 |
【氏名】吉田 和弘
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| 【要約】 |
【課題】デジタルの映像信号に対して同色の周辺の画素を加算し、輝度分布に応じて前記周辺の画素の加算画素数を変更する撮像装置、撮像方法、プログラムおよび記録媒体を提供する。
【構成】フォトダイオードに蓄積された電荷は、タイミングジェネレータから出力される同期信号に従って読み出され、順次転送され、出力アンプを介して1画素ずつアナログ信号として出力され、A/Dブロック1023でアナログの映像信号からデジタルの映像信号とに変換し、CCD2信号処理ブロック1042にてガンマ補正、補間処理を行う。処理を行なったRGBのデータから輝度信号を算出し、算出した輝度レベルに応じて周辺の画素の加算画素数を変更する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 被写体像の光信号を光電変換によって電気信号に変換する撮像素子と、 前記撮像素子からの映像信号をアナログの映像信号からデジタルの映像信号に変換するA/D変換手段と、 前記デジタルの映像信号に対して同色の周辺の画素を加算する画素加算手段と、 前記画素加算手段により加算する前記周辺の画素の加算画素数を、輝度分布に応じて変更する加算画素数変更手段とを有することを特徴とする撮像装置。 【請求項2】 前記加算画素数変更手段は、前記加算画素数を1画素毎に変更することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 【請求項3】 前記加算画素数変更手段は、前記加算画素数をブロック分割した領域毎に変更することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 【請求項4】 輝度に対してしきい値を設定し、前記画素加算手段は、前記輝度が前記しきい値よりも低い値の時に画素加算を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 【請求項5】 前記輝度分布は、撮像画像を複数のブロックに分割し、それぞれの前記ブロックのRGBの積算値から算出することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 【請求項6】 前記輝度分布は、前記映像信号を輝度信号と色差信号とに変換し、変換後の前記輝度信号より算出することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 【請求項7】 前記輝度分布は、撮像画像に対して縮小画像を作成し、縮小画像の輝度信号から算出することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 【請求項8】 撮像素子を用いて被写体の光信号を電気信号に変換する光電変換工程と、 前記撮像素子からの映像信号をアナログの映像信号からデジタルの映像信号に変換するA/D変換工程と、 前記デジタルの映像信号に対して同色の周辺の画素を加算する画素加算工程と、 前記画素加算工程により加算する前記周辺の画素の加算画素数を、輝度分布に応じて変更する加算画素数変更工程とを有することを特徴とする撮像方法。 【請求項9】 前記加算画素数変更工程は、前記加算画素数を1画素毎に変更することを特徴とする請求項8に記載の撮像方法。 【請求項10】 前記加算画素数変更工程は、前記加算画素数をブロック分割した領域毎に変更することを特徴とする請求項8に記載の撮像方法。 【請求項11】 輝度に対してしきい値を設定し、前記画素加算工程は、前記輝度が前記しきい値よりも低い値のときに画素加算を行うことを特徴とする請求項8に記載の撮像方法。 【請求項12】 撮像画像を複数のブロックに分割し、それぞれの前記ブロックのRGBの積算値から前記輝度分布を算出する工程を有することを特徴とする請求項8に記載の撮像方法。 【請求項13】 前記映像信号を輝度信号と色差信号とに変換し、変換後の前記輝度信号より前記輝度分布を算出する工程を有することを特徴とする請求項8に記載の撮像方法。 【請求項14】 撮像画像に対して縮小画像を作成し、縮小画像の輝度信号から前記輝度分布を算出する工程を有することを特徴とする請求項8に記載の撮像方法。 【請求項15】 撮像素子を用いて被写体の光信号を電気信号に変換する光電変換処理と、 前記撮像素子の映像信号をアナログの映像信号からデジタルの映像信号に変換するA/D変換処理と、 前記デジタルの映像信号に対して同色の周辺の画素を加算する画素加算処理と、 前記画素加算処理により前記周辺の画素の加算画素数を、輝度分布に応じて変更する加算画素数変更処理とをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。 【請求項16】 前記加算画素数変更処理は、前記加算画素数を1画素毎に変更する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項15に記載のプログラム。 【請求項17】 前記加算画素数変更処理は、前記加算画素数をブロック分割した領域毎に変更する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項15に記載のプログラム。 【請求項18】 輝度に対してしきい値を設定し、前記画素加算処理は前記輝度が前記しきい値よりも低い値のときに画素加算する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項15に記載のプログラム。 【請求項19】 撮像画像を複数のブロックに分割し、それぞれの前記ブロックのRGBの積算値から前記輝度分布を算出する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項15に記載のプログラム。 【請求項20】 前記映像信号を輝度信号と色差信号とに変換し、変換後の前記輝度信号より前記輝度分布を算出する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項15に記載のプログラム。 【請求項21】 撮像画像に対して縮小画像を作成し、縮小画像の輝度信号から前記輝度分布を算出する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項15に記載のプログラム。 【請求項22】 請求項15から21のいずれか1項記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、電子画像を生成する撮像装置、撮像方法、プログラムおよび記録媒体に関する。 【背景技術】 【0002】 様々なデジタルカメラが開発される中、性能向上と言った最大の目的を掲げ開発者が画素加算方式といった輝度レベルにより分類する方式を従来生み出し今日に至っている。 【0003】 従来の画素加算方式では、モニタリング、動画像では使用してもVGAサイズ(640×480)であり全ての画素を使用しないため、撮像素子内でハード的に画面全体を2画素加算、4画素加算、9画素加算などの処理を行なってきた。 【0004】 高画質カラー固体撮像素子を用いた動画撮像は、垂直間引きに代表されるような、間引き読み出しが一般的である。 【0005】 例えば特許文献1では、高画質カラー固体撮像素子の画素エリアを画素混合する単位に分割し、各エリア16から19内で同色の全画素数を混合することで、画素利用率を100パーセントに上げると同時に、エリア画素混合の空間LPF効果により、高周波映像信号の低減への折り返しノイズを大幅に抑圧することができる撮像装置を提案している。 【0006】 特許文献2では、撮像画面内の黒潰れと白飛び部分の画素の総量を輝度分布データから計測し、黒つぶれ、白飛びが少なくなるように、露出制御を行なうと言った撮像装置を提案している。 【0007】 特許文献3では、まずモニタリングにより各フィールドの画像をモニタし、その結果からAE評価値を演算してその結果、低輝度であると露光各フィールドデータを読み出し、第1と第2のフィールドデータを比較して、その比較結果により被写体が動いているか否か判断する撮像装置を提案している。 【特許文献1】特開2004−312140号公報 【特許文献2】特開平3−254581号公報 【特許文献3】特開2004−235901号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0008】 しかしながら、特許文献1では、リサンプリングによる高周波映像信号の低域への折り返しノイズが避けられないばかりでなく、画素信号を廃棄することで、実効感度が著しく低下するといった問題点がある。 【0009】 また、特許文献2では、画面全体を画素加算すると低輝度側の黒潰れは無くなるが、高輝度側でも画素加算されてしまうために白飛びが発生してしまう恐れがあった。 【0010】 また、静止画で画素加算を用いるには、2枚の画像を時間差で撮影して足し合わせるという技法が用いられているが、2枚の画像を用いる場合には被写体が動的なものであると、被写体の動きによって複雑な画像処理を行って2枚の画像を足し合わせる必要がある。 【0011】 そこで、本発明では、デジタルの映像信号に対して同色の周辺の画素を加算することにより、輝度分布に応じて前記周辺の画素の加算画素数を変更する撮像装置、撮像方法、プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0012】 上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、被写体像の光信号を光電変換によって電気信号に変換する撮像素子と、前記撮像素子からの映像信号をアナログの映像信号からデジタルの映像信号に変換するA/D変換手段と、前記デジタルの映像信号に対して同色の周辺の画素を加算する画素加算手段と、前記画素加算手段により加算する前記周辺の画素の加算画素数を、輝度分布に応じて変更する加算画素数変更手段とを有する撮像装置であることを特徴とする。 【0013】 請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、前記加算画素数変更手段は、前記加算画素数を1画素毎に変更することを特徴とする。 【0014】 請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、前記加算画素数変更手段は、前記加算画素数をブロック分割した領域毎に変更することを特徴とする。 【0015】 請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、輝度に対してしきい値を設定し、前記画素加算手段は、前記輝度が前記しきい値よりも低い値のときに画素加算を行うことを特徴とする。 【0016】 請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、前記輝度分布は、撮像画像を複数のブロックに分割し、それぞれの前記ブロックのRGBの積算値から算出することを特徴とする。 【0017】 請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、前記輝度分布は、前記映像信号を輝度信号と色差信号とに変換し、変換後の前記輝度信号より算出することを特徴とする。 【0018】 請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、前記輝度分布は、撮像画像に対して縮小画像を作成し、縮小画像の輝度信号から算出することを特徴とする。 【0019】 請求項8に記載の発明は、撮像素子を用いて被写体の光信号を電気信号に変換する光電変換工程と、前記撮像素子からの映像信号をアナログの映像信号からデジタルの映像信号に変換するA/D変換工程と、前記デジタルの映像信号に対して同色の周辺の画素を加算する画素加算工程と、前記画素加算工程により加算する前記周辺の画素の加算画素数を、輝度分布に応じて変更する加算画素数変更工程とを有する撮像方法であることを特徴とする。 【0020】 請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の撮像方法において、前記加算画素数変更工程は、前記加算画素数を1画素毎に変更することを特徴とする。 【0021】 請求項10に記載の発明は、請求項8に記載の撮像方法において、前記加算画素数変更工程は、前記加算画素数をブロック分割した領域毎に変更することを特徴とする。 【0022】 請求項11に記載の発明は、請求項8に記載の撮像方法において、輝度に対してしきい値を設定し、前記画素加算工程は、前記輝度が前記しきい値よりも低い値のときに画素加算を行うことを特徴とする。 【0023】 請求項12に記載の発明は、請求項8に記載の撮像方法において、撮像画像を複数のブロックに分割し、それぞれの前記ブロックのRGBの積算値から前記輝度分布を算出する工程を有することを特徴とする。 【0024】 請求項13に記載の発明は、請求項8に記載の撮像方法において、前記映像信号を輝度信号と色差信号とに変換し、変換後の前記輝度信号より前記輝度分布を算出する工程を有することを特徴とする。 【0025】 請求項14に記載の発明は、請求項8に記載の撮像方法において、撮像画像に対して縮小画像を作成し、縮小画像の輝度信号から前記輝度分布を算出する工程を有することを特徴とする。 【0026】 請求項15に記載の発明は、撮像素子を用いて被写体の光信号を電気信号に変換する光電変換処理と、前記撮像素子からの映像信号をアナログの映像信号からデジタルの映像信号に変換するA/D変換処理と、前記デジタルの映像信号に対して同色の周辺の画素を加算する画素加算処理と、前記画素加算処理により加算する前記周辺の画素の加算画素数を、輝度分布に応じて変更する加算画素数変更処理とをコンピュータに実行させるプログラムであることを特徴とする。 【0027】 請求項16に記載の発明は、請求項15に記載のプログラムにおいて、前記加算画素数変更処理は、前記加算画素数を1画素毎に変更する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。 【0028】 請求項17に記載の発明は、請求項15に記載のプログラムにおいて、前記加算画素数変更処理は、前記加算画素数をブロック分割した領域毎に変更する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。 【0029】 請求項18に記載の発明は、請求項15に記載のプログラムにおいて、輝度に対してしきい値を設定し、前記画素加算処理は前記輝度が前記しきい値よりも低い値のときに画素加算する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。 【0030】 請求項19に記載の発明は、請求項15に記載のプログラムにおいて、撮像画像を複数のブロックに分割し、それぞれの前記ブロックのRGBの積算値から前記輝度分布を算出する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。 【0031】 請求項20に記載の発明は、請求項15に記載のプログラムにおいて、前記映像信号を輝度信号と色差信号とに変換し、変換後の前記輝度信号より前記輝度分布を算出する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。 【0032】 請求項21に記載の発明は、請求項15に記載のプログラムにおいて、撮像画像に対して縮小画像を作成し、縮小画像の輝度信号から前記輝度分布を算出する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。 【0033】 請求項22に記載の発明は、請求項15から21のいずれか1項記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であることを特徴とする。 【発明の効果】 【0034】 本発明によれば、デジタルの映像信号に対して同色の周辺の画素を加算することにより、輝度分布に応じて前記周辺の画素の加算画素数を変更する撮像装置、撮像方法、プログラムおよび記録媒体を提供することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0035】 本実施形態では、1枚の撮影画像を使用し黒潰れと白飛びを防ぎながら高感度化を達成し、一般的な撮像素子を用いてハード的な手振れ補正機能を必要としない撮像装置を提供することを目的とする。 【0036】 以下、図面を用いて本発明を実施する上での最良の形態について説明する。 【0037】 まず、図1、2、3に基づいてデジタルカメラの動作について説明する。図1は、本実施形態に用いるデジタルカメラの簡潔な外観図を示し、図2は、本実施形態に用いるデジタルカメラの詳細な外観図を示し、図3は、本実施形態に用いるデジタルカメラの制御系のブロック図を示す。 【0038】 図1、2、3において、ストロボ発光部3、ストロボ回路114は、自然光などの光が足りない場合に光量を補う装置を示す。暗い場所や被写体が暗い場合の撮影においては、後述するデジタルスチルカメラプロセッサ104からストロボ回路114にストロボ発光信号を送信し、ストロボ回路114は、ストロボ発光部3を発光させ被写体を明るくする。 【0039】 測距ユニット5は、カメラと被写体との距離を測る装置を示す。現在、デジタルカメラでは、撮像素子(CCD)に形成された像のコントラストを検出し、最もコントラストの高い位置にレンズを移動させてフォーカスを合わせるCCD−AF方式が用いられている。しかし、CCD−AF方式は、レンズを少しずつ動かしコントラストを探していくためフォーカス動作が遅いという問題があった。そこで、測距ユニット5を用いて被写体との距離情報を常に取得し、距離情報からレンズを一気に移動してフォーカス動作を高速化している。 【0040】 鏡胴ユニット7は、被写体の光学画像を取り込むズームレンズ701、ズーム駆動モータ711からなるズーム光学系71、フォーカスレンズ702、フォーカス駆動モータ712からなるフォーカス光学系72、絞り703、絞りモータ713からなる絞りユニット73、メカシャッタ704、メカシャッタモータ714からなるメカシャッタユニット74、各モータを駆動するモータドライバ750を有する。そして、モータドライバ750は、リモコン受光部6入力や操作部Keyユニット(SW1〜SW13)の操作入力に基づく、後述するデジタルスチルカメラプロセッサ104内にあるCPUブロック1043からの駆動指令により駆動制御される。ROM108には、CPUブロック1043にて解読可能なコードで記述された、制御プログラムや制御するためのパラメータが格納されている。このデジタルカメラの電源がオン状態になると、前記プログラムは不図示のメインメモリにロードされ、前記CPUブロック1043はそのプログラムに従って装置各部の動作を制御するとともに、制御に必要なデータ等を、一時的に、RAM107、及び後述するデジタルスチルカメラプロセッサ104内にあるLocal SRAM1044に保存する。ROM108に書き換え可能なフラッシュROMを使用することで、制御プログラムや制御するためのパラメータを変更することが可能となり、機能のVerUpが容易に行える。 【0041】 CCD101は、光学画像を光電変換するための固体撮像素子であり、F/E(フロントエンド)−IC102は、画像ノイズ除去用相関二重サンプリングを行うCDS102−1、利得調整を行うAGC1022、デジタル信号変換を行うA/D1023、CCD1制御ブロック1041より、垂直同期信号(以下、VDと記す。)、水平同期信号(以下、HDと記す。)を供給され、CPUブロック1043によって制御されるCCD101、及びF/E−IC102の駆動タイミング信号を発生するTG1024を有する。 【0042】 デジタルスチルカメラプロセッサ104は、CCD101よりF/E―IC102の出力データにホワイトバランス設定やガンマ設定を行い、又、前述したように、VD信号、HD信号を供給するCCD1制御ブロック1041、フィルタリング処理により、輝度データ・色差データへの変換を行うCCD2制御ブロック1042、前述した装置各部の動作を制御するCPUブロック1043、前述した制御に必要なデータ等を、一時的に、保存するLocal SRAM1044、パソコンなどの外部機器とUSB通信を行うUSBブロック1045、パソコンなどの外部機器とシリアル通信を行うシリアルブロック1046、JPEG圧縮・伸張を行うJPEG CODECブロック1047、画像データのサイズを補間処理により拡大/縮小するRESIZEブロック1048、画像データを液晶モニタやTVなどの外部表示機器に表示するためのビデオ信号に変換するTV信号表示ブロック1049、撮影された画像データを記録するメモリカードの制御を行うメモリカードコントローラブロック1040を有する。 【0043】 SDRAM103は、前述したデジタルスチルカメラプロセッサ104で画像データに各種処理を施す際に、画像データを一時的に保存する。保存される画像データは、例えば、CCD101から、F/E−IC102を経由して取りこんで、CCD1信号処理ブロック1041でホワイトバランス設定、ガンマ設定が行われた状態の「RAW−RGB画像データ」やCCD2制御ブロック1042で輝度データ・色差データ変換が行われた状態の「YUV画像データ」、JPEG CODECブロック1047で、JPEG圧縮された「JPEG画像データ」などである。メモリカードスロットル121は、着脱可能なメモリカードを装着するためのスロットルである。 【0044】 内蔵メモリ120は、前述したメモリカードスロットル1210にメモリカード1211が装着されていない場合でも、撮影した画像データを記憶できるようにするためのメモリである。LCDドライバ117は、後述するLCDモニタ10に駆動するドライブ回路であり、TV信号表示ブロック1049から出力されたビデオ信号を、LCDモニタ10に表示するための信号に変換する機能も有している。LCDモニタ10は、撮影前に被写体の状態を監視する、撮影した画像を確認する、メモリカードや前述した内蔵メモリ120に記録した画像データを表示する、などを行うためのモニタである。 【0045】 ビデオAMP118は、TV信号表示ブロック1049から出力されたビデオ信号を、75Ωインピーダンス変換するためのアンプであり、ビデオジャック119は、TVなどの外部表示機器と接続するためのジャックである。USBコネクタ122は、パソコンなどの外部機器とUSB接続を行う為のコネクタである。 【0046】 シリアルドライバ回路1231は、パソコンなどの外部機器とシリアル通信を行うために、前述したシリアルブロック1046の出力信号を電圧変換するための回路であり、RS−232Cコネクタは、パソコンなどの外部機器とシリアル接続を行う為のコネクタである。 【0047】 SUB−CPU109は、ROM・RAMをワンチップに内蔵したCPUであり、操作Keyユニット(SW1から22)やリモコン受光部6の出力信号をユーザの操作情報として、前述したCPUブロック1043に出力したり、前述したCPUブロック1043より出力されるカメラの状態を、後述するサブLCD1、AF LED8、ストロボLED9,ブザー113の制御信号に変換して、出力する。サブLCD1は、例えば、撮影可能枚数など表示するための表示部であり、LCDドライバ111は、前述したSUB−CPU109の出力信号より、前述したサブLCD1を駆動するためのドライブ回路である。 【0048】 AF LED8は、撮影時の合焦状態を表示するためのLEDであり、ストロボLED9は、ストロボ充電状態を表すためのLEDである。尚、このAF LED8とストロボLED9を、メモリカードアクセス中などの別の表示用途に使用しても良い。操作Keyユニット(SW1から22)は、ユーザが操作するKey回路であり、リモコン受光部6は、ユーザが操作したリモコン送信機の信号の受信部である。 【0049】 音声記録ユニット115は、ユーザが音声信号を入力するマイク1153、入力された音声信号を増幅するマイクAMP1152、増幅された音声信号を記録する音声記録回路1153からなる。音声再生ユニット116は、記録された音声信号をスピーカ1163から出力できる信号に変換する音声再生回路1161、変換された音声信号を増幅し、スピーカ1163を駆動するためのオーディオAMP1162、音声信号を出力するスピーカ1163からなる。 【0050】 上述のように構成された本実施形態のデジタルカメラの内部構造や機能について図4から図8を用いて、以下詳細に説明する。 【0051】 (CCDセンサの構造) CCDセンサの構造について説明する。図4は、本実施形態におけるデジタルカメラなどに用いられるインタライン型CCDセンサの模式図を示す。入射した光量に応じて電荷を蓄積し光信号を電気信号に変換するフォトダイオードと、フォトダイオードから電荷を受け取り垂直方向に順次転送する垂直転送路と、垂直転送路からの電荷を水平方向に順次転送する水平転送路と、水平転送路の出力信号を増幅する出力アンプからなる。 【0052】 撮像素子上には、フォトダイオードが規則正しく2次元に配列し、フォトダイオード1個が1画素に相当する。1つのフォトダイオード上には1色のカラーフィルタで覆われており、原色系CCDセンサではRGBのカラーフィルタが図4のようなベイヤ配列と呼ばれる配色によって配列されている。フォトダイオードには、カラーフィルタに応じた色の光が電荷として蓄積される。 【0053】 (信号の流れ) フォトダイオードに蓄積された電荷は、タイミングジェネレータから出力される同期信号に従って垂直転送路に電荷が読み出される。このとき、垂直転送路に電荷を読出す方式には2種類あり、全てのフォトダイオードの電荷を同時に読み出すものと、数回に分けて読み出すものがある。 【0054】 これは、CCDデバイスに依存し、前者のものをプログレッシブ方式、後者をインタレース方式と呼ぶ。撮像素子の画素数が多くなると、全ての画素の電荷を受け取る垂直転送路のフォトダイオードを備えることが難しいため、読出し回数を複数回にすることで数画素に対応した垂直転送路のフォトダイオードを備えることでフォトダイオードの数を減らしている。 【0055】 垂直転送路に読み出された電荷は、垂直方向に水平転送路まで順次転送され、水平転送路で水平方向に順次転送され、出力アンプを介して1画素ずつアナログ信号として出力される。出力されたアナログ信号は、F/E−IC102のCDSブロック1021にて画像ノイズの除去とサンプリングを行い、AGCブロック1022でゲイン乗算をし、A/Dブロック1023でアナログ信号からデジタル信号へと変換される。この段階では、画像処理がされていない画像データのためRAWデータと呼ばれる。CCD1信号処理ブロック1041でデジタル信号データをSDRAM103に保存し、CCD2信号処理ブロック1042にて画像処理を行う。 【0056】 画像処理としては、ガンマ補正、補間処理が行われる。一般に、画像表示装置(例えば、LCDなど)は、入力に対して出力が非線形の特性を持っているため、出力が線形となるような入力信号を生成するためにガンマ補正を行う。また、RAWデータでは1画素に1色の情報しか持っていないため、補間処理では周辺の画素を利用して足りない2色を補間し、1画素にR,G,Bの3色の情報を持たせている。 【0057】 (輝度分布算出について) <RGBから算出> 輝度情報の取得には、RAWデータに対して、ガンマ補正と補間処理を行ったRGBのデータに対して、CPUブロック1043にて、RGBのデータをSDRAM103から読出し、以下の計算式を用いて輝度信号を算出する。 【0058】 輝度信号をYとすると、Y=0.299xR+0.587xG+0.114xB計算を行う単位は、全ての画素に対して行ってもよいし、画面全体を複数個のブロックに分割してブロック内でR,G,Bの平均値を算出し、上記の式に当てはめて輝度信号を算出してもよい。算出した輝度信号に対して、横軸輝度値、縦軸度数のヒストグラムを作成し輝度分布とする。 【0059】 <輝度信号から算出> JPEG画像は輝度信号Yと色差信号U,Vから作成されるため、一般的にデジタルカメラでは画像処理としてRGBデータからYUVデータへ変換するハードロジックを備えている場合が多い。本実施形態の構成例では、この機能をCCD2信号処理ブロック1042に持っており、このようなハードロジックの場合、処理速度が速くソフト計算よりも効率的である。そこで、画面全てがRGBデータからYUVデータに変換された後で、Y(輝度値)データに対して横軸輝度値、縦軸度数のヒストグラムを作成し輝度分布とする。 【0060】 <縮小画像(レックレビュー画像)から算出> 前記インターレース方式のCCDの場合には、全ての画素を読み出さなくてもRGとGBのラインがあれば間引き画像として画像を作成することができる。これは、一般に縮小画像(レックレビュー画像)などと呼び、画像撮影時の画像取り込み、画像処理、メモリカードへの保存などの間にLCD画面に最初に取得した数フィールド(1枚の画像をフレーム、分割されて読み出される領域をフィールドと呼ぶ)で画像を作成して表示して撮影画像のイメージをユーザに知らせている。 【0061】 輝度情報の取得には、全ての画素から得る場合とこのようなレックレビュー画像から得る場合が考えられるが、全ての画素から得る場合、情報はより詳細ではあるが、情報量が多く計算負荷が増えるという問題がある。レックレビュー画像を用いた場合、全ての画素を取り込む前に輝度情報の取得を始めることができ、早い段階で情報が得られ計算負荷も少ない。また、全画素から計算した結果とレックレビュー画像から計算した結果は、さほど大きな違いがないため、レックレビュー画像を用いて輝度情報を取得する効果は大きい。 【0062】 (画素加算方式について) <1画素単位で加算> 本実施形態の周辺の画素を利用して画素加算を行う方法について説明する。図5は、画素加算を行う画素とその周辺画素を5×5の範囲で抜き出した場合の例である。注目画素を斜線部画素とすると、注目画素を取り囲む同色画素は8画素存在する。画素加算の方式としては、単純に注目画素に対して周辺画素をそのまま足す場合と、注目画素と周辺画素に比率を付けて足す場合がある。 【0063】 <単純加算> 単純加算について説明すると、図5のように周辺画素に対して番号をつけると、 2画素加算は、注目画素+(I)、 3画素加算は、注目画素+(I)+(II)、 4画素加算は、注目画素+(I)+(II)+(III)、 5画素加算は、注目画素+(I)+(II)+(III)+(IV)、 6画素加算は、注目画素+(I)+(II)+(III)+(IV)+(V)、 7画素加算は、注目画素+(I)+(II)+(III)+(IV)+(V)+(VI)、 8画素加算は、注目画素+(I)+(II)+(III)+(IV)+(V)+(VI)+(VII)、 9画素加算は、注目画素+(I)+(II)+(III)+(IV)+(V)+(VI)+(VII)+(VIII)、 となる。 <比率加算> 比率加算について説明すると、 2画素加算は、注目画素+I×α、 3画素加算は、注目画素+(I+II)×α、 4画素加算は、注目画素+(I+II+III)×α、 5画素加算は、注目画素+(I+II+III+IV)×α、 6画素加算は、注目画素+(I+II+III+IV)×α+V×β、 7画素加算は、注目画素+(I+II+III+IV)×α+(V+VI)×β、 8画素加算は、注目画素+(I+II+III+IV)×α+(V+VI+VII)×β、 9画素加算は、注目画素+(I+II+III+IV)×α+(V+VI+VII+VIII)×β、 となる。ここで、α及びβは0〜1までの任意の値をとる。 【0064】 (画素加算フロー) 次に画素加算フローについて図6を用いて説明する。図6は、画素単位で加算画素数を変更した場合のフローを示したものである。 【0065】 まず、撮影画像に対して、前記の方法にて輝度分布情報を取得し(ステップS101)、注目画素の輝度値算出を行なう(ステップS102)。 【0066】 次に、輝度値の低輝度側に対して予めしきい値を設定し、算出した注目画素の輝度値がしきい値より小さいかどうか比較する(ステップS103)。もし、注目画素の輝度値がしきい値よりも低いときには(ステップS103/YES)、注目画素数の輝度レベルに応じて加算画素数の決定を行い(ステップS104)、加算処理を行なう(ステップS105)。しきい値よりも高いときには(ステップS103/NO)、画素加算を行わない。加算処理を行う際、決定した加算画素数をブロック内の全ての画素に対して適用する。その後、全画素の処理が終了されているか識別し(ステップS107)、全画素終了されていない場合(ステップS107/NO)、繰り返し注目画素の輝度値算出から処理を行なう(ステップS102)。全画素終了された場合、全ての処理を終了する(ステップS107/YES)。 【0067】 (輝度レベルに応じた加算画素数の決定について) 図7は、輝度レベルに応じた加算画素数の決定方法を示した図であり、横軸に輝度値、縦軸に頻度をとったヒストグラムである。横軸は右方向に行くほど輝度値が大きく、縦軸は上方向に行くほど頻度が大きくなる。 【0068】 今、注目画素の輝度値がしきい値(th)より小さいときに画素加算を行うが、注目画素の輝度値(y)のレベルによって加算画素数を変更する。 【0069】 図6では、注目画素の輝度値(y)のレベルに応じてb<y<thの範囲のとき2画素加算、a<y<bの範囲のとき3画素加算、0<y<aの範囲のとき4画素加算をそれぞれ行う。 【0070】 <ブロック単位で加算画素数を変える> 前記の説明では、画素単位で加算画素数を決定していたが、次はブロック単位で加算画素数を決める場合の説明を行う。図8は、ブロック単位で加算画素数を変更した場合のフローを示したものである。 【0071】 ブロック生成については、画面を縦方向をm等分、横方向をn等分して画面全体をmxnの領域に分割して行う(mとnはそれぞれ自然数)。 【0072】 まず、撮影画像に対して、前記の方法にて輝度分布情報を取得し(ステップS201)、注目ブロックの輝度値平均算出(ya)を行なう(ステップS202)。 【0073】 次に、輝度値の低輝度側に対して予め設定したしきい値に対し、算出した注目ブロックの輝度値平均がしきい値より小さいかどうか比較し(ステップS203)、注目画素の輝度値平均がしきい値よりも低いときには(ステップS203/YES)、注目ブロックの輝度値平均のレベルに応じて加算画素数の決定を行い(ステップS204)、加算処理を行なう(ステップS205)。しきい値よりも高いときには画素加算を行わない(ステップS203/NO)。画素加算処理を行った後、画素加算処理がブロック内の全ての画素に対して終了されたかどうか認識し(ステップS207)、全画素処理終了されている場合、全ての処理を終了する(ステップS207/YES)。全画素終了されていない場合(ステップS207/NO)、繰り返し、注目ブロックの輝度値平均算出から処理を行なう(ステップS202)。また、加算画素数の決定方法は、前記画素単位のときと同等であるので記載を省略する。 【0074】 本実施形態では、輝度に応じて周辺画素の加算画素数を変更することにより、撮影画像全体を明るくすることなく黒潰れを防ぐことができる。また特別な撮像素子を用いなくても画素加算を行うことが可能であり、高感度化が達成できることで手ブレ、被写体ブレを防ぐことができるため、手振れ補正機能をハード的に負荷しなくても良好な画像が撮影できる。 【図面の簡単な説明】 【0075】 【図1】本実施形態におけるデジタルカメラを示す簡潔な外観図である。 【図2】本実施形態におけるデジタルカメラを示す詳細な外観図である。 【図3】本実施形態におけるデジタルカメラの制御系を示すブロック図である。 【図4】本実施形態におけるデジタルカメラなどに用いられるインタライン型CCDセンサの構成を示す模式図である。 【図5】本実施形態における画素数加算の説明を示す図である。 【図6】本実施形態における画素単位で加算画素数を変更した場合のフローチャートを示す図である。 【図7】本実施形態における、輝度レベルに応じた加算画素数の決定方法を示す図である。 【図8】本実施形態におけるブロック分割による画素加算のフローチャートを示す図である。 【符号の説明】 【0076】 1 サブLCD 2 レリーズボタン 3 ストロボ発光部 4 撮影/再生切換ダイアル 5 測距ユニット 6 リモコン受光部 7 鏡胴ユニット 71 ZOOM光学系 701 ZOOMレンズ 711 ZOOMモータ 72 FOUCAS光学系 702 FOUCASレンズ 712 FOUCASモータ 73 絞りユニット 703 絞り 713 絞りモータ 74 メカシャッタユニット 704 メカシャッタ 714 メカシャッタモータ 8 AFLED 9 ストロボLED 10 LCDモニタ 11 光学ファインダ 12 ズームボタン 13 電源スイッチ 14 操作部 15 セルフタイマ 16 メニュースイッチ 17 OKスイッチ 18 画像確認スイッチ 19 マクロスイッチ 20 ストロボスイッチ 21 右スイッチ 22 ディスプレイスイッチ 101 CCD 102 F/E−IC 1021 CDS 1022 AGC 1023 A/D 1024 TG 103 SDRAM 104 デジタルスチルカメラプロセッサ 1040 メモリカードコントローラブロック 1041 CCD1信号処理ブロック 1042 CCD2信号処理ブロック 1043 CPUブロック 1044 LocalSRAM 1045 USBブロック 1046 シリアルブロック 1047 JPEGCODECブロック 1048 RESIEZEブロック 1049 TV信号表示ブロック 107 RAM 108 ROM 109 SUB−CPU 111 LCDドライバ 113 ブザー 114 ストロボ回路 1151 音声記録回路 1152 マイクAMP 1153 マイク 1161 音声再生回路 1162 オーディオAMP 1163 スピーカ 115 音声記録ユニット 116 音声再生ユニット 117 LCDドライバ 118 ビデオAMP 119 ビデオジャック 120 内蔵メモリ 1210 メモリカードスロットル 1211 メモリカード 122 USBコネクタ 1231 シリアルドライバ回路 1232 RS−232cコネクタ
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006747 【氏名又は名称】株式会社リコー
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| 【出願日】 |
平成18年9月14日(2006.9.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100084250 【弁理士】 【氏名又は名称】丸山 隆夫
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| 【公開番号】 |
特開2008−72501(P2008−72501A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月27日(2008.3.27) |
| 【出願番号】 |
特願2006−249798(P2006−249798) |
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