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【発明の名称】 情報処理装置および情報処理方法
【発明者】 【氏名】伊藤 淳

【要約】 【課題】メインボードとサブボードが適切なタイミングで処理を行うことのできる情報処理装置および情報処理方法を提供する。

【構成】情報処理装置全体を制御するメインボード10と、当該メインボード10とバス40を介して接続され、メインボード10から取得したデータの処理を行うサブボード20とを備えた情報処理装置1であって、サブボード20は、当該サブボード20がアクセス可能な状態であるか否かを示す状態信号をメインボード10に出力する状態信号出力手段204を有し、メインボード10は、状態信号を入力する状態信号入力手段120と、サブボード20にアクセス可能な状態であることを示す状態信号が入力されている場合に、アクセスを許可するアクセス制御手段102とを有する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置全体を制御するメインボードと、当該メインボードとバスを介して接続され、前記メインボードから取得したデータの処理を行うサブボードとを備えた情報処理装置であって、
前記サブボードは、
当該サブボードが前記メインボードからアクセス可能な状態であるか否かを示す状態信号を前記メインボードに出力する状態信号出力手段を有し、
前記メインボードは、
前記状態信号を入力する状態信号入力手段と、
前記サブボードにアクセスするアクセス手段と、
前記状態信号入力手段に前記アクセス可能な状態であることを示す前記状態信号が入力されている場合に、前記アクセス手段によるアクセスを許可するアクセス制御手段と
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記サブボードは、
当該サブボードとメインボード間の入力保護機能を設定する保護機能設定手段をさらに有し、
前記状態信号出力手段は、前記保護機能設定手段により前記入力保護機能が設定されている間は、アクセス不可能な状態であることを示す状態信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記メインボードは、
前記入力保護機能の設定を指示する設定指示を前記サブボードに出力する設定指示出力手段と、
前記設定指示の出力後にアクセス不可能であることを示す前記状態信号が入力された場合に、当該メインボードの電源をオフする電源制御手段と
をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記サブボードは、
前記入力保護機能を解除する保護機能解除手段をさらに有し、
前記状態信号出力手段は、前記保護機能解除手段による前記入力保護機能の解除が完了した後は、アクセス可能な状態であることを示す前記状態信号を出力することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記サブボードは、
当該サブボードにおける異常を検出する異常検出手段をさらに有し、
前記状態信号出力手段は、前記異常検出手段が前記異常を検出した場合に、出力する信号をアクセス可能であることを示す前記状態信号からアクセス不可能な状態であることを示す前記状態信号に切り替え、
前記メインボードは、
アクセス可能な状態を示す前記状態信号からアクセス不可能な状態を示す状態信号に切り替わった場合に、前記サブボードのエラー処理を行うエラー処理手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記状態信号出力手段は、前記エラー処理が完了した場合に、出力する信号をアクセス不可能な状態であることを示す前記状態信号からアクセス可能な状態であることを示す前記状態信号に切り替えることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記メインボードは、前記エラー処理手段による前記エラー処理により前記サブボードが正常な状態に復帰しない場合に、前記サブボードに対しソフトウェアリセットを指示するソフトウェアリセット指示を出力するソフトウェアリセット指示出力手段をさらに有し、
前記サブボードは、
前記ソフトウェアリセット指示を入力するソフトウェアリセット指示入力手段と、
前記ソフトウェアリセット指示が入力された場合に、当該サブボードのソフトウェアリセットを行うソフトウェアリセット手段と
をさらに有し、
前記状態信号出力手段は、前記ソフトウェアリセットが完了した場合に、出力する信号を前記アクセス不可能な状態であることを示す前記状態信号からアクセス可能な状態であることを示す前記状態信号に切り替えることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記サブボードは、
前記電源がオフされると当該サブボードのハードウェアリセットを行うハードウェアリセット手段をさらに有し、
前記状態信号出力手段は、当該サブボードの電源がオンされてから前記ハードウェアリセットが完了するまでの間、アクセス不可能な状態であることを示す前記状態信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記メインボードは、前記サブボードに対しハードウェアリセットを指示するハードウェアリセット指示を出力するハードウェアリセット指示出力手段をさらに有し、
前記サブボードは、
前記ハードウェアリセット指示を入力するハードウェアリセット指示入力手段と、
前記ハードウェアリセット指示が入力された場合に、当該サブボードのハードウェアリセットを行うハードウェアリセット手段と
をさらに有し、
前記状態信号出力手段は、前記ハードウェアリセットが開始すると、出力する信号をアクセス可能であることを示す前記状態信号からアクセス不可能であることを示す前記状態信号に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記状態信号出力手段は、前記ハードウェアリセットが完了すると、出力する信号をアクセス不可能であることを示す前記状態信号からアクセス可能であることを示す前記状態信号に切り替えることを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記メインボードは、
前記状態信号入力手段に入力される情報がアクセス不可能なことを示す前記状態信号に切り替わった後、アクセス可能なことを示す前記状態信号に切り替らずに所定の期間が経過した場合に、エラーを通知するエラー通知手段をさらに有することを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記サブボードは、
当該サブボードの電源がオンされたときに、前記ハードウェアリセット指示を出力するハードウェアリセット指示生成手段と、
前記ハードウェアリセット指示生成手段により生成された前記ハードウェアリセット指示の有無と、前記ハードウェアリセット指示出力手段により出力された前記ハードウェアリセット指示の有無の論理和を演算する論理和演算手段と
をさらに有し、
前記ハードウェアリセット手段は、前記論理和演算手段による演算結果に基づいて、前記ハードウェアリセットを行うことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
【請求項13】
情報処理装置全体を制御するメインボードと、当該メインボードとバスを介して接続され、前記メインボードから取得したデータの処理を行うサブボードとを備えた情報処理装置における情報処理方法であって、
前記サブボードが、前記メインボードからアクセス可能な状態であるか否かを示す状態信号を前記メインボードに出力する状態信号出力ステップと、
前記メインボードが、前記状態信号を入力する状態信号入力ステップと、
前記メインボードが、前記サブボードにアクセスするアクセスステップと、
前記アクセス可能な状態であることを示す前記状態信号が入力されている場合に、前記メインボードが前記アクセス手段によるアクセスを許可するアクセス制御ステップと
を有することを特徴とする情報処理方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置全体を制御するメインボードと、当該メインボードとバスを介して接続され、メインボードから取得したデータの処理を行うサブボードとを備えた情報処理装置および情報処理方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の装置においては、通常動作のための電力が供給される通常モードの他、待機状態など最低限の電力のみが供給される省エネモードがあるものがある。このような装置においては、例えば、所望の処理を行おうとした場合であっても、省エネモードにおいては直ちに処理を開始することができず問題となっていた。この問題を解決するものとして、省エネモードにおいても適切なタイミングで処理を行うことのできる装置が開示されている(例えば、「特許文献1」参照)。
【0003】
また、全体を制御するメインボードとサブボードとにより構成される装置が知られている。このような装置においては、サブボードにはASIC(Application Specified IC)が搭載されており、所定の処理を行う。そして、メインボードにおいては、装置全体の制御を行う。このように、処理を分散させることにより処理の効率化を図っている。
【0004】
【特許文献1】特開2005−94679号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述のようにメインボードとサブボードとを有する装置においては、メインボードとサブボードそれぞれが独立して処理を行うことができるため、動作状態が異なる場合がある。したがって、両ボードによる処理を行う場合には、それぞれが処理に適切な動作状態にある必要がある。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、メインボードとサブボードが適切なタイミングで処理を行うことのできる情報処理装置および情報処理方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、情報処理装置全体を制御するメインボードと、当該メインボードとバスを介して接続され、前記メインボードから取得したデータの処理を行うサブボードとを備えた情報処理装置であって、前記サブボードは、当該サブボードが前記メインボードからアクセス可能な状態であるか否かを示す状態信号を前記メインボードに出力する状態信号出力手段を有し、前記メインボードは、前記状態信号を入力する状態信号入力手段と、前記サブボードにアクセスするアクセス手段と、 前記状態信号入力手段に前記アクセス可能な状態であることを示す前記状態信号が入力されている場合に、前記アクセス手段によるアクセスを許可するアクセス制御手段とを有することを特徴とする。
【0008】
また、請求項2にかかる発明は請求項1に記載の情報処理装置であって、前記サブボードは、当該サブボードとメインボード間の入力保護機能を設定する保護機能設定手段をさらに有し、前記状態信号出力手段は、前記保護機能設定手段により前記入力保護機能が設定されている間は、アクセス不可能な状態であることを示す状態信号を出力することを特徴とする。
【0009】
また、請求項3にかかる発明は、請求項2に記載の情報処理装置であって、前記メインボードは、前記入力保護機能の設定を指示する設定指示を前記サブボードに出力する設定指示出力手段と、前記設定指示の出力後にアクセス不可能であることを示す前記状態信号が入力された場合に、当該メインボードの電源をオフする電源制御手段とをさらに有することを特徴とする。
【0010】
また、請求項4にかかる発明は、請求項2に記載の情報処理装置であって、前記サブボードは、前記入力保護機能を解除する保護機能解除手段をさらに有し、前記状態信号出力手段は、前記保護機能解除手段による前記入力保護機能の解除が完了した後は、アクセス可能な状態であることを示す前記状態信号を出力することを特徴とする。
【0011】
また、請求項5にかかる発明は、請求項1に記載の情報処理装置であって、前記サブボードは、当該サブボードにおける異常を検出する異常検出手段をさらに有し、前記状態信号出力手段は、前記異常検出手段が前記異常を検出した場合に、出力する信号をアクセス可能であることを示す前記状態信号からアクセス不可能な状態であることを示す前記状態信号に切り替え、前記メインボードは、アクセス可能な状態を示す前記状態信号からアクセス不可能な状態を示す状態信号に切り替わった場合に、前記サブボードのエラー処理を行うエラー処理手段をさらに有することを特徴とする。
【0012】
また、請求項6にかかる発明は、請求項5に記載の情報処理装置であって、前記状態信号出力手段は、前記エラー処理が完了した場合に、出力する信号をアクセス不可能な状態であることを示す前記状態信号からアクセス可能な状態であることを示す前記状態信号に切り替えることを特徴とする。
【0013】
また、請求項7にかかる発明は、請求項5に記載の情報処理装置であって、前記メインボードは、前記エラー処理手段による前記エラー処理により前記サブボードが正常な状態に復帰しない場合に、前記サブボードに対しソフトウェアリセットを指示するソフトウェアリセット指示を出力するソフトウェアリセット指示出力手段をさらに有し、前記サブボードは、前記ソフトウェアリセット指示を入力するソフトウェアリセット指示入力手段と、前記ソフトウェアリセット指示が入力された場合に、当該サブボードのソフトウェアリセットを行うソフトウェアリセット手段とをさらに有し、前記状態信号出力手段は、前記ソフトウェアリセットが完了した場合に、出力する信号を前記アクセス不可能な状態であることを示す前記状態信号からアクセス可能な状態であることを示す前記状態信号に切り替えることを特徴とする。
【0014】
また、請求項8にかかる発明は、請求項1に記載の情報処理装置であって、前記サブボードは、前記電源がオフされると当該サブボードのハードウェアリセットを行うハードウェアリセット手段をさらに有し、前記状態信号出力手段は、当該サブボードの電源がオンされてから前記ハードウェアリセットが完了するまでの間、アクセス不可能な状態であることを示す前記状態信号を出力することを特徴とする。
【0015】
また、請求項9にかかる発明は、請求項1に記載の情報処理装置であって、前記メインボードは、前記サブボードに対しハードウェアリセットを指示するハードウェアリセット指示を出力するハードウェアリセット指示出力手段をさらに有し、前記サブボードは、前記ハードウェアリセット指示を入力するハードウェアリセット指示入力手段と、前記ハードウェアリセット指示が入力された場合に、当該サブボードのハードウェアリセットを行うハードウェアリセット手段とをさらに有し、前記状態信号出力手段は、前記ハードウェアリセットが開始すると、出力する信号をアクセス可能であることを示す前記状態信号からアクセス不可能であることを示す前記状態信号に切り替えることを特徴とする。
【0016】
また、請求項10にかかる発明は、請求項9に記載の情報処理装置であって、前記状態信号出力手段は、前記ハードウェアリセットが完了すると、出力する信号をアクセス不可能であることを示す前記状態信号からアクセス可能であることを示す前記状態信号に切り替えることを特徴とする。
【0017】
また、請求項11にかかる発明は、請求項10に記載の情報処理装置であって、前記メインボードは、前記状態信号入力手段に入力される情報がアクセス不可能なことを示す前記状態信号に切り替わった後、アクセス可能なことを示す前記状態信号に切り替らずに所定の期間が経過した場合に、エラーを通知するエラー通知手段をさらに有することを特徴とする。
【0018】
また、請求項12にかかる発明は、請求項9に記載の情報処理装置であって、前記サブボードは、当該サブボードの電源がオンされたときに、前記ハードウェアリセット指示を出力するハードウェアリセット指示生成手段と、前記ハードウェアリセット指示生成手段により生成された前記ハードウェアリセット指示の有無と、前記ハードウェアリセット指示出力手段により出力された前記ハードウェアリセット指示の有無の論理和を演算する論理和演算手段とをさらに有し、前記ハードウェアリセット手段は、前記論理和演算手段による演算結果に基づいて、前記ハードウェアリセットを行うことを特徴とする。
【0019】
また、請求項13にかかる発明は、情報処理装置全体を制御するメインボードと、当該メインボードとバスを介して接続され、前記メインボードから取得したデータの処理を行うサブボードとを備えた情報処理装置における情報処理方法であって、前記サブボードが、前記メインボードからアクセス可能な状態であるか否かを示す状態信号を前記メインボードに出力する状態信号出力ステップと、前記メインボードが、前記状態信号を入力する状態信号入力ステップと、前記メインボードが、前記サブボードにアクセスするアクセスステップと、前記アクセス可能な状態であることを示す前記状態信号が入力されている場合に、前記メインボードが前記アクセス手段によるアクセスを許可するアクセス制御ステップとを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
請求項1にかかる発明によれば、サブボードの状態信号出力手段が、当該サブボードがメインボードからアクセス可能な状態であるか否かを示す状態信号をメインボードに出力し、メインボードの状態信号入力手段が、状態信号を入力し、アクセス手段が、サブボードにアクセスし、アクセス制御手段が、状態信号入力手段にアクセス可能な状態であることを示す状態信号が入力されている場合に、アクセス手段によるアクセスを許可するので、メインボードとサブボードが適切なタイミングで処理を行うことができるという効果を奏する。
【0021】
また、請求項2にかかる発明によれば、サブボードの保護機能設定手段が、当該サブボードとメインボード間の入力保護機能を設定し、状態信号出力手段が、保護機能設定手段により入力保護機能が設定されている間は、アクセス不可能な状態であることを示す状態信号を出力するので、入力保護機能が設定されている間は、メインボードがサブボードにアクセスすることはなく、メインボードとサブボードが適切なタイミングで処理を行うことができるという効果を奏する。
【0022】
また、請求項3にかかる発明によれば、メインボードの設定指示出力手段は、入力保護機能の設定を指示する設定指示をサブボードに出力し、電源制御手段が、設定指示の出力後にアクセス不可能であることを示す状態信号が入力された場合に、当該メインボードの電源をオフするので、入力保護機能の設定前に電源をオフしたことに起因する貫通電流を防ぐことができるという効果を奏する。
【0023】
請求項4にかかる発明によれば、サブボードの保護機能解除手段は、入力保護機能を解除し、状態信号出力手段が、保護機能解除手段による入力保護機能の解除が完了した後は、アクセス可能な状態であることを示す状態信号を出力するので、メインボードは適切なタイミングでサブボードにアクセスすることができるという効果を奏する。
【0024】
請求項5にかかる発明によれば、サブボードの異常検出手段が、当該サブボードにおける異常を検出し、状態信号出力手段が、異常検出手段が異常を検出した場合に、出力する信号をアクセス可能であることを示す状態信号からアクセス不可能な状態であることを示す状態信号に切り替え、メインボードのエラー処理手段が、アクセス可能な状態を示す状態信号からアクセス不可能な状態を示す状態信号に切り替わった場合に、サブボードのエラー処理を行うので、適切なタイミングでエラー処理を行うことができるという効果を奏する。
【0025】
請求項6にかかる発明によれば、状態信号出力手段が、エラー処理が完了した場合に、出力する信号をアクセス不可能な状態であることを示す状態信号からアクセス可能な状態であることを示す状態信号に切り替えるので、メインボードは、エラー処理の完了を確認することができ、適切なタイミングでサブボードにアクセスすることができるという効果を奏する。
【0026】
請求項7にかかる発明によれば、メインボードのソフトウェアリセット指示出力手段が、エラー処理手段によるエラー処理によりサブボードが正常な状態に復帰しない場合に、サブボードに対しソフトウェアリセットを指示するソフトウェアリセット指示を出力し、サブボードのソフトウェアリセット指示入力手段が、ソフトウェアリセット指示を入力し、ソフトウェアリセット手段が、ソフトウェアリセット指示が入力された場合に、当該サブボードのソフトウェアリセットを行い、状態信号出力手段が、ソフトウェアリセットが完了した場合に、出力する信号をアクセス不可能な状態であることを示す状態信号からアクセス可能な状態であることを示す状態信号に切り替えるので、メインボードは、ソフトウェアリセットの完了を確認することができ、適切なタイミングでサブボードにアクセスすることができるという効果を奏する。
【0027】
請求項8にかかる発明によれば、サブボードのハードウェアリセット手段が電源がオフされると当該サブボードのハードウェアリセットを行い、状態信号出力手段が、当該サブボードの電源がオンされてからハードウェアリセットが完了するまでの間、アクセス不可能な状態であることを示す状態信号を出力するので、メインボードは、ハードウェアリセット中であることを確認することができ、適切なタイミングでサブボードにアクセスすることができるという効果を奏する。
【0028】
請求項9にかかる発明によれば、メインボードのハードウェアリセット指示出力手段が、サブボードに対しハードウェアリセットを指示するハードウェアリセット指示を出力し、サブボードのハードウェアリセット指示入力手段が、ハードウェアリセット指示を入力し、ハードウェアリセット手段が、ハードウェアリセット指示が入力された場合に、当該サブボードのハードウェアリセットを行い、状態信号出力手段が、ハードウェアリセットが開始すると、出力する信号をアクセス可能であることを示す状態信号からアクセス不可能であることを示す状態信号に切り替えるので、メインボードは、ハードウェアリセット中であることを確認することができ、適切なタイミングでサブボードにアクセスすることができるという効果を奏する。
【0029】
請求項10にかかる発明によれば、状態信号出力手段が、ハードウェアリセットが完了すると、出力する信号をアクセス不可能であることを示す状態信号からアクセス可能であることを示す状態信号に切り替えるので、メインボードは、ハードウェアリセットの完了を確認することができ、適切なタイミングでサブボードにアクセスすることができるという効果を奏する。
【0030】
請求項11にかかる発明によれば、メインボードのエラー通知手段が、状態信号入力手段に入力される情報がアクセス不可能なことを示す状態信号に切り替わった後、アクセス可能なことを示す状態信号に切り替らずに所定の期間が経過した場合に、エラーを通知するので、適切なタイミングでユーザにエラーを通知することができるという効果を奏する。
【0031】
請求項12にかかる発明によれば、サブボードのハードウェアリセット指示生成手段が、当該サブボードの電源がオンされたときに、ハードウェアリセット指示を出力し、論理和演算手段が、ハードウェアリセット指示生成手段により生成されたハードウェアリセット指示の有無と、ハードウェアリセット指示出力手段により出力されたハードウェアリセット指示の有無の論理和を演算し、ハードウェアリセット手段が、論理和演算手段による演算結果に基づいて、ハードウェアリセットを行うので、メインボードからの指示によりハードウェアリセットを行うことができるという効果を奏する。
【0032】
請求項13にかかる発明によれば、状態信号出力ステップにおいて、サブボードが、メインボードからアクセス可能な状態であるか否かを示す状態信号をメインボードに出力し、状態信号入力ステップにおいて、メインボードが、状態信号を入力し、アクセスステップにおいて、メインボードが、サブボードにアクセスし、アクセス制御ステップにおいて、アクセス可能な状態であることを示す状態信号が入力されている場合に、メインボードがアクセス手段によるアクセスを許可するので、メインボードとサブボードが適切なタイミングで処理を行うことができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0033】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる情報処理装置および情報処理方法の最良な実施の形態を詳細に説明する。
【0034】
(第1の実施の形態)
図1は、情報処理装置としての複合機1の主なハードウェア構成を示すブロック図である。複合機1は、メインボード10と、サブボード20と、PSU(Power Supply Unit)30とを備えている。PSU30は、5Vの常用電源であり、メインボード10およびサブボード20に適切な電流を供給する。また、メインボード10とサブボード20とは、PCIバス40と、複数の専用線41a〜41dで接続されている。
【0035】
メインボード10は、ROM100と、CPU102と、DDRSDRAM104と、ASIC110と、ASIC112と、電源制御部114と、コネクタ120とを有している。
【0036】
ROM100は、各種プログラムを格納している。CPU102は、ROM100に格納されているプログラムにしたがって複合機1の各部を制御する。DDRSDRAM104は、複合機1の制御に必要な種々のデータを記憶している。ASIC110は、CPU102に直接接続されメインの処理を行う。さらに、PCIバス130を介してコネクタ120と接続し、各種データの送受信を行う。ASIC112は、ローカルバス132を介してASIC110と接続しており、サブボード20とのI/O制御を行う。具体的には、コネクタ120における各種信号の入出力を制御する。電源制御部114は、PSU30を制御する。
【0037】
本実施の形態にかかるサブボード20は、FAXを制御するFCU(Facsimle Control Unit)である。サブボード20は、ASIC200と、外部I/F回路202と、コネクタ204を有している。ASIC200は、コネクタ204を介してメインボード10とのI/O制御を行う。
【0038】
ASIC200は、PCI入力保護機能の設定および解除を行う。ここで、PCI入力保護機能の設定とは、ASIC200とコネクタ204を切り離し、ASIC200の入力ピンをフローティング状態にする処理である。これにより、ASIC200とメインボード10とは切り離され、ASIC200からメインボード10への貫通電流を防ぐことができる。PCI入力保護機能の解除とは、ASIC200とコネクタ204とを接続する処理である。このように、実施の形態にかかるASIC200は、保護機能設定手段および保護機能解除手段として機能する。外部I/F回路202は、ASIC200とCPUバス210を介して接続し、外部I/Fとして機能する。
【0039】
ASIC110は、PCI_RST信号を出力する。PCI_RST信号とは、PCIバス40の初期化、すなわちリセット指示を示す信号である。PCI_RST信号は、HighとLowの2つの状態を有し、HighからLowに切り替える、すなわちアクティブにすることにより、リセットを指示する。
【0040】
ASIC112は、コネクタ120を介して専用線41a,41bによりサブボード20にSB_RST信号およびPD信号を常に出力する。ASIC200は、ASIC112により出力されたSB_RST信号およびPD信号を監視する。ここで、SB_RST信号とは、サブボード20に対しリセット処理、すなわち初期化処理を指示する信号である。SB_RST信号は、HighとLowの2つの状態を有し、初期化処理を指示する際にHighからLowに切り替わる。
【0041】
また、PD信号とは、サブボード20に対し電力モードの変更を指示する信号である。PD信号は、HighとLowの2つの状態を有し、通常モードにおいてはLowになり、省エネモードに切り替るとLowからHighに切り替る。省エネモードとは、通常モードよりも供給電力を低減した状態である。
【0042】
一方、ASIC200は、コネクタ204を介して専用線41c,41dによりメインボード10にPME信号およびRDY信号を常に出力する。ASIC112は、ASIC200により出力されたPME信号およびRDY信号を監視する。ここで、PME信号とは、メインボード10に電源オンを指示する信号である。PME信号は、HighとLowの2つの状態を有し、メインボード10の電源オンを指示する際にHighからLowに切り替わる。
【0043】
また、RDY信号とは、サブボード20の動作状態を示す信号である。RDY信号は、HighとLowの2つの状態を有し、サブボード20がメインボード10からアクセス可能な状態にあるときはLowの状態、すなわちRDYを出力する。メインボード10からアクセス不可能な状態にあるときは、High状態、すなわちNOTRDYを出力する。ここで、アクセス不可能な状態としては、PCI入力保護機能が設定されている状態や、初期化処理中、エラー処理中などがある。
【0044】
なお、実施の形態にかかるASIC110,ASIC112およびコネクタ120は、状態信号入力手段、アクセス手段および設定指示出力手段として機能する。また、ASIC200およびコネクタ204は、状態信号出力手段、保護機能設定手段として機能する。
【0045】
本実施の形態にかかる複合機1においては、サブボード20は、自身の動作状態を示すRDY信号を常にメインボード10に出力しているので、メインボード10は、常にサブボード20の状態を把握することができる。
【0046】
図2は、メインボード10およびサブボード20の電源がともにオンの状態からメインボード10のみの電源をオフする場合の電源オフ処理を示すフローチャートである。図3は、電源オフ処理における各信号のタイムチャートを示す図である。
【0047】
サブボード20のASIC200は、コネクタ204を介してメインボード10からサブボード20にPCI入力保護機能の設定指示の入力を受け付けると(ステップS100,Yes)、ASIC200は、PCI入力保護機能の設定を行う(ステップS102)。
【0048】
PCI入力保護機能の設定が完了すると(ステップS104,Yes)、ASIC200は、図3に示すようにRDY信号をRDYからNOTRDYに切り替える(ステップS106)。メインボード10において、ASIC112は、RDY信号の入力を確認すると、図3に示すようにPD信号をLowからHighの状態に切り替える(ステップS108)。サブボード20は、PD信号がLowからHighに切り替わったことを検知すると、省エネモードに移行する。さらに、図3に示すように、メインボード10は電源をオフする(ステップS110)。
【0049】
このように、本実施の形態にかかる複合機1においては、メインボード10は、RDY信号により絶えずサブボード20の状態を把握している。そして、サブボード20においてPCI入力保護機能の設定が完了した際に、RDY信号の状態を切り替えることにより、メインボード10においては、設定完了後に電源をオフすることができる。したがって、サブボード20からメインボード10への貫通電流が発生するのを防ぐことができる。これにより、デバイスの破損や劣化を防ぐことができる。
【0050】
さらに、サブボード20が例えばFAXを受信した場合など、外部からの復帰要求を取得すると(ステップS120,Yes)、図3に示すように、PME信号をHighからLowに切り替える(ステップS122)。メインボード10は、PME信号がHighからLowに切り替わったのを検知すると、電源をオンする(ステップS124)。
【0051】
次に、図3に示すように、メインボード10のASIC110は、PCI_RST信号をHighからLowに切り替え、PCIバス40をリセットする(ステップS126)。さらに、サブボード20のASIC200は、PCI入力保護機能の解除を行う(ステップS128)。ASIC200は、解除が完了すると(ステップS130,Yes)、図3に示すように、RDY信号をNOTRDYからRDYに切り替える(ステップS132)。
【0052】
このように、本実施の形態にかかる複合機1においては、サブボード20においてPCI入力保護機能の解除が完了するとRDY信号をNOTRDYからRDYに切り替えるので、メインボード10は、その後は、RDY信号がRDYであることを参照し、サブボード20にアクセス可能であることを確認することができる。
【0053】
図4は、メインボード10およびサブボード20の電源オン時の電源オン処理を示すフローチャートである。図5は、電源オン処理における各信号のタイムチャートを示す図である。メインボード10およびサブボード20の電源がオンになると(ステップS200,Yes)、図5に示すように、RDY信号はNOTRDYになる(ステップS202)。次に、ASIC110は、図5に示すように、PCI_RST信号をLowからHighの状態に切り替える(ステップS204)。
【0054】
サブボード20においては、PCI_RST信号をLowからHighの状態に切り替わりを検出すると、サブボード20の初期化処理、すなわちハードウェアリセットを行う(ステップS206)。すなわち、ASIC200は、ハードウェアリセット手段として機能する。ハードウェアリセットには一定の時間を要する。ハードウェアリセットが完了すると(ステップS208,Yes)、図5に示すように、ASIC200はRDY信号をNOTRDYからRDYに切り替える(ステップS210)。以上で、電源オン時の処理が完了する。
【0055】
このように、電源オン時においても、メインボード10は、RDY信号がNOTRDYの間はアクセス不可能であることがわかるので、ハードウェアリセットが完了する前にメインボード10からサブボード20へのアクセスが行われ複合機1がハングアップするのを避けることができる。さらに、電源オンからサブボード20へのアクセス開始までの時間を十分長くとる必要もなく、サブボード20のハードウェアリセットが完了後サブボード20にアクセスすることができる。すなわち、ハードウェアリセットの時間を短縮することができる。
【0056】
図6は、サブボード20においてエラーなどの異常が発生したときの異常時処理を示すフローチャートである。図7および図8は、異常時処理における各信号のタイムチャートを示す図である。サブボード20において、ASIC200が例えば外来のノイズなどに起因した誤作動によるエラーを検出した場合には(ステップS300,Yes)、図7に示すように、ASIC200はRDY信号をRDYからNOTRDYに切り替える(ステップS302)。すなわち、ASIC200は、異常検出手段として機能する。
【0057】
次に、メインボード10のCPU102等によりエラーから復帰させるためのエラー処理が行われる(ステップS304)。具体的には、ASIC200は、エラー原因を特定し保持している。メインボード10は、このエラー原因を参照し、対応する処理を行う。このように、CPU102は、エラー処理手段として機能する。
【0058】
エラー処理が完了すると(ステップS306,Yes)、図7に示すように、ASIC200はRDY信号をNOTRDYからRDYに切り替える(ステップS308)。以上で、異常時処理が完了する。
【0059】
このように、異常発生時には、ASIC200がRDY信号をRDYからNOTRDYに切り替えるので、メインボード10は、電源立ち上げ時以外の定常状態時にNOTRDYが入力されたことを条件に、異常発生と判断することができる。
【0060】
したがって、異常発生後、メインボード10から何らかのアクセスが行われない場合であっても、異常発生直後に異常発生を検出し、エラー処理を開始することができる。これにより、異常発生によるサブボード20のダウンタイムを短縮することができる。
【0061】
さらに、エラー処理が完了するとRDY信号をNOTRDYからRDYに切り替えるので、メインボード10からサブボード20にアクセスしなくともサブボード20が復帰したことを把握することができる。
【0062】
一方、ステップS306において、エラー処理が完了しない場合であって(ステップS306,No)、かつエラー処理による復帰が不可能な場合には(ステップS320,Yes)、CPU102は、ASIC110に対しリセット指示を出す。そして、図8に示すように、リセット指示にしたがい、ASIC112はSB_RST信号をHighからLowに切り替えることにより、サブボード20に対しリセット指示を出力する(ステップS322)。
【0063】
このように、エラー処理による復帰が不可能な場合には、初期化処理、すなわちソフトウェアリセットにより通常状態に復帰する。すなわち、サブボード20においては、リセット指示が入力されるとサブボード20のソフトウェアリセットを行う(ステップS324)。そして、ソフトウェアリセットが完了すると(ステップS326,Yes)、図8に示すように、ASIC200はRDY信号をNOTRDYからRDYに切り替える(ステップS308)。以上で、異常時処理が完了する。
【0064】
このように、エラー処理による復帰が不可能な場合には、ソフトウェアリセットが完了したときに、RDY信号をNOTRDYからRDYに切り替えるので、メインボード10からサブボード20にアクセスしなくとも、ソフトウェアリセットが完了し、アクセス可能な状態になったことを把握することができる。
【0065】
なお、本実施の形態にかかるASIC112およびコネクタ120は、ソフトウェアリセット指示出力手段として機能する。ASIC200およびコネクタ204は、ソフトウェア指示入力手段として機能する。ASIC200は、ソフトウェアリセット手段として機能する。
【0066】
図9は、複合機1全体のハードウェア構成を示すブロック図である。複合機1は、メイン制御部50と、スキャナ部51と、プロッタ部52と、表示操作部53と、FAX機能部54と、通信I/F55と、PRT/SCN機能部56と、外部I/F57とを備えている。
【0067】
メイン制御部50は、複合機1全体を制御する。メイン制御部50は、メインボード10に搭載されている。スキャナ部51は、メイン制御部50の制御にしたがい、スキャナ処理を行う。プロッタ部52は、メイン制御部50の処理にしたがい、プロッタ処理を行う。表示操作部53は、メイン制御部50の制御にしたがい、各種情報を表示し、かつユーザからの操作を受け付けるユーザインタフェースである。
【0068】
FAX機能部54は、FAXにかかる処理を行う。FAX機能部54は、サブボード20に搭載されている。通信I/F55は、通信網との情報の送受信を行う。PRT/SCN機能部56は、スキャナ部51およびプロッタ部52の処理対象となる情報を外部I/F57を介して取得する。外部I/F57は、外部機器との情報の送受信を行う。
【0069】
なお、本実施の形態においては、FAX機能を搭載したサブボード20ついて説明したが、例えば、プリント機能など他の機能を搭載したサブボードにおいても同様である。
【0070】
(第2の実施の形態)
図10は、第2の実施の形態にかかる複合機2の主なハードウェア構成を示すブロック図である。第2の実施の形態にかかる複合機2においては、サブボード21は、実施の形態1にかかるサブボード20の構成に加えて電源制御部220と、リセット回路222と、OR回路224とをさらに備えている。
【0071】
電源制御部220は、PSU30を制御し、サブボード21の電源のオンオフを制御する。リセット回路222は、電源オン時にサブボード21全体の初期化、すなわちハードウェアリセットを指示するリセット信号を出力する。
【0072】
コネクタ204は、メインボード11から専用線41eを介して入力されたSB_RST信号をASIC200にかえてOR回路224に送る。OR回路224は、リセット回路222から出力されたリセット信号とメインボード11からコネクタ204に入力されたSB_RST信号のOR演算を行う。ASIC200は、コネクタ204からの出力に基づいて、ハードウェアリセットを行う。
【0073】
図11は、メインボード11に異常が発生し再起動を行う際の再起動処理を示すフローチャートである。図12および図13は、再起動処理における各信号のタイムチャートを示す図である。メインボード21においては、異常が発生すると(ステップS400,Yes)、エラー処理を行う(ステップS402)。なお、メインボード11自身がエラー処理を開始できない場合には、外部からの指示にしたがいエラー処理を開始してもよい。続いて、メインボード21は、再起動を行う(ステップS404)。
【0074】
再起動が完了すると(ステップS406,Yes)、メインボード11は、通常動作モードになる。このとき、図12に示すように、ASIC112は、SB_RST信号をHighからLowに切り替えることにより、サブボード21に対しリセット指示を出力する(ステップS408)。
【0075】
リセット指示は、OR回路224を介してASIC200に送られる。サブボード21のASIC200は、リセット信号を受信すると、図12に示すように、初期化、すなわちハードウェアリセットを行う(ステップS410)。なお、本実施の形態にかかるASIC112およびコネクタ120は、ハードウェアリセット指示出力手段として機能する。ASIC200およびコネクタ204は、ハードウェアリセット指示入力手段として機能する。
【0076】
さらに、RDY信号をRDYからNOTRDYに切り替える(ステップS412)。これにより、メインボード11からサブボード21へのアクセスが行えない状態になる。ハードウェアリセットが完了すると(ステップS414,Yes)、図12に示すようにASIC200は、RDY信号をNOTRDYからRDYに切り替える(ステップS416)。これにより、メインボード11からサブボード21にアクセス可能な状態となる。以上で、再起動処理が完了する。
【0077】
このように、第2の実施の形態にかかるメインボード11においては、リセット回路222からのリセット信号だけでなく、メインボード11からのリセット信号に基づいて、ハードウェアリセットを開始することができる。すなわち、電源をオフすることなく、ハードウェアリセットを行うことができる。
【0078】
さらに、ハードウェアリセットが行われている間は、RDY信号がNOTRDYの状態になっているので、メインボード11は、サブボード21にアクセスしなくともサブボード21がハードウェアリセット中であるか否かを把握することができる。
【0079】
一方、ステップS414において、初期化が完了せず、かつRDY信号がRDYからNOTRDYに切り替ってから予め定められた規定期間が経過した場合には(ステップS420,Yes)、図13に示すように、メインボード11においてCPU102は、エラー通知を行い(ステップS422)、処理を終了する。すなわち、本実施の形態にかかるCPU102は、エラー通知手段として機能する。
【0080】
エラー通知としては、具体的にはエラーが発生した旨を示す表示を行う。また、他の例としては、LEDを備え、これを点滅させてもよい。このように、操作者にエラーを認識させるための通知を行えばよい。
【0081】
このように、メインボード11は、サブボード21の状態を認識し、エラー通知を行うことができるので、操作者は、サブボードが使用不可能な状態にあることを把握することができ、エラーへの対応を迅速に行うことができる。
【0082】
なお、第2の実施の形態にかかる複合機2のこれ以外の構成および処理は、第1の実施の形態にかかる複合機1の構成および処理と同様である。
【図面の簡単な説明】
【0083】
【図1】複合機1の主なハードウェア構成を示すブロック図である。
【図2】電源オフ処理を示すフローチャートである。
【図3】電源オフ処理における各信号のタイムチャートを示す図である。
【図4】電源オン処理を示すフローチャートである。
【図5】電源オン処理における各信号のタイムチャートを示す図である。
【図6】異常時処理を示すフローチャートである。
【図7】異常時処理における各信号のタイムチャートを示す図である。
【図8】異常時処理における各信号のタイムチャートを示す図である。
【図9】複合機1全体のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図10】第2の実施の形態にかかる複合機2の主なハードウェア構成を示すブロック図である。
【図11】メインボード11に異常が発生し再起動を行う際の再起動処理を示すフローチャートである。
【図12】再起動処理における各信号のタイムチャートを示す図である。
【図13】再起動処理における各信号のタイムチャートを示す図である。
【符号の説明】
【0084】
1,2 複合機
10,11 メインボード
20,21 サブボード
40 PCIバス
41a〜41e 専用線
50 メイン制御部
51 スキャナ部
52 プロッタ部
53 表示操作部
54 FAX機能部
55 通信I/F
56 PRT/SCN機能部
57 外部I/F
114 電源制御部
120 コネクタ
130 PCIバス
132 ローカルバス
202 外部I/F回路
204 コネクタ
210 CPUバス
220 電源制御部
222 リセット回路
224 OR回路
【出願人】 【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
【出願日】 平成18年9月14日(2006.9.14)
【代理人】 【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明


【公開番号】 特開2008−72494(P2008−72494A)
【公開日】 平成20年3月27日(2008.3.27)
【出願番号】 特願2006−249723(P2006−249723)