| 【発明の名称】 |
カメラモジュール |
| 【発明者】 |
【氏名】石沢 貴
【氏名】大坂 智彦
|
| 【要約】 |
【課題】コイルに電流供給を行うリード線の瞬間的な絶縁不良を防止することができ、且つ、製造が容易なカメラモジュールを提供すること。
【構成】下部板バネ10の架橋部10cとリード線11a、11bとの間の空間にフレキシブルプリント基板11の絶縁シート部分の一部分である舌片部分11cが延出しており、下部板バネ10の架橋部10cが撓んだ際、下部板バネ10の架橋部10cとリード線11a、11bとが接触しないように、フレキシブルプリント基板11の絶縁シートの一部分である舌片部分11cは架橋部10cとリード線11a、11bとの間の空間に配設されていることを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 カメラモジュールの光学系を構成するレンズユニットと、 前記レンズユニットを収容すると共に前記レンズユニットの光軸方向に沿って変位可能である円筒状のホルダと、 前記ホルダに設けられているコイルと、 前記コイルに磁界を提供するヨーク及びマグネットと、 前記コイルに電流を供給するためのリード線と、 絶縁シート部分とパターン部分とを有し、前記リード線に電流を供給するためのフレキシブルプリント基板と、 前記ホルダを支持する板バネと、 前記レンズユニットの下方に配置されている撮像素子とを有するカメラモジュールにおいて、 前記板バネは、外環部と、前記外環部に対して変位すると共に前記ホルダに固定されている内環部と、前記内環部の側の基部を有すると共に前記内環部を前記外環部に対して支持している複数の架橋部とを有し、 前記フレキシブルプリント基板の前記絶縁シート部分の一部分は舌片状に延長されており、 前記板バネの前記架橋部と前記リード線との間の空間に前記フレキシブルプリント基板の前記絶縁シート部分の一部分が延出しており、 前記板バネの前記架橋部が撓んだ際、前記板バネの前記架橋部と前記リード線とが接触しないように、前記フレキシブルプリント基板の前記絶縁シートの一部分は前記架橋部と前記リード線との間の空間に配設されていることを特徴とするカメラモジュール。 【請求項2】 前記リード線は前記コイルの正極用リード線と前記コイルの負極用リード線であり、前記正極用リード線と前記負極用リード線は、何れも前記板バネの一の前記架橋部に沿うように配設されており、前記フレキシブルプリント基板の前記絶縁シートの一部分は、前記正極用リード線と前記負極リード線の配設されている領域にのみ延出していることを特徴とする請求項1記載のカメラモジュール。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、カメラモジュールに関し、さらに詳しくは、比較的小型のデジタルカメラやカメラ付携帯電話などのカメラ付き小型電子機器に用いることができるカメラモジュールに関する。 【背景技術】 【0002】 比較的小型のデジタルカメラなどにおいて、オートフォーカスやズーム等を目的として、コイルに流れる電流により発生する磁界と、ヨーク及びマグネットにより構成された磁気回路の磁界との相互作用によって、光軸方向にレンズユニットを変位させることができるカメラモジュールが使用されている。 【0003】 このようなカメラモジュールには、レンズユニットを保持しているバレル、及びこのバレルを保持しているホルダを光軸方向に変位可能に支持するための板バネが使用されている。また、光軸方向に変位可能なホルダの外周に巻回されているコイルに電流を供給するためのリード線を有している。 【0004】 図3は、このようなカメラモジュールのレンズユニット(図示せず)を光軸方向に変位させるためのアクチュエータ機構100の分解斜視図である。なお、撮像素子(図示せず)はベース111の下方に配置されている。 【0005】 カバー101とベース111との間の空間には、レンズユニットを保持するバレル(図示せず)を保持しているホルダ108がレンズユニットの光軸方向へ変位可能に収容されている。 【0006】 ホルダ108の上下の各円筒縁部には上部板バネ104の内環部104bと下部板バネ110の内環部110bがそれぞれ接着されており、上部板バネ104の外環部104aはベース111に固定されているヨーク105の上面に取り付けられており、下部板バネ110の外環部110aはベース111に接着されている。また、このホルダ108の上縁部には、符号102により示すストッパが部材が上部板バネ104の内環部104bの上面に接着されている。 【0007】 この上部板バネ104と下部板バネ110のそれぞれの外環部104a、110aと内環部104b、110bとの間に形成されている各3本の架橋部104c、110cが撓むことによりホルダ108がレンズユニットの光軸方向へ変位することができる。 【0008】 上記ヨーク105には複数のマグネット片106が接着されており磁気回路を構成している。そしてこの磁気回路により形成された磁界にコイル107が配置されている。このコイル107はホルダ108の外周に巻回されており、コイル107に電流を供給することによりホルダ108をレンズユニットの光軸方向へ変位させる駆動力を得る。なお、図3において、符号109により示す部材は下部板バネ110とヨーク105の底面との間に装着されるプレートである。 【0009】 コイル107へ電流を供給するためにリング状のフレキシブルプリント基板103が下部板バネ110の外環部110aの下方に設けられており、このフレキシブルプリント基板103から2本のリード線103a、103bが引き出されている(図4参照)。このリード線103a、103bのそれぞれの一端はフレキシブルプリント基板103の電極103c、103dのそれぞれに接続されており、またリード線103a、103bのそれぞれの他端はコイル107に接続されている。各リード線103a、103bは、それぞれ下部板バネ110の2本の架橋部110cの底面から所定の間隔を隔てて延在している。そして、各リード線103a、103bの上記他端は、それぞれ下部板バネ110の内環部110bの切欠き110d、110dを通じてコイル107に接続されている。なお、下部板バネ110はヨーク105に取り付けられており、ヨーク105はこのカメラモジュールが装着されている基板(図示せず)のカバーと導通されており、当該基板にグランドされている。 【0010】 上記のようなアクチュエータ機構100に類似するアクチュエータ機構が特許文献1に開示されている。 【0011】 【特許文献1】特開2004-280031 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0012】 上記のように各リード線103a、103bは、2本の架橋部110cの表面から所定の間隔を隔てて延在している。このカメラモジュールを備えている小型電子機器を落下等させ、その衝撃によってホルダ108が異常な速度で変位した場合、下部板バネ110の各架橋部110cが急激に大きく撓み、リード線103a、103bと各架橋部110cとが激しく接触し、各架橋部110cによってリード線絶縁皮膜を傷つける場合がある。リード線103a、103bの何れかのリード線絶縁皮膜が傷付き、この傷付いた部分が何れかの架橋部110cと接触すると、瞬間的に上記基板のグランドと導通するため、リード線103a、103bにおいて瞬間的な絶縁不良が生じる。 【0013】 このリード線103a、103bにおける瞬間的な絶縁不良を防止するために、リード線103a、103bが延在している領域に対応する架橋部110cの表面にシリコン樹脂等が塗布されており、リード線103a、103bと架橋部110cとが激しく接触してもリード線絶縁皮膜が傷付くことを防止していた。 【0014】 しかし、このシリコン樹脂等を各架橋部110cに塗布するための塗布作業を行わなければならないという問題がある。このシリコン樹脂等の塗布作業は、非常に狭い面積である各架橋部110cの表面に対して行わなければならないため、この塗布作業を慎重に行う必要があり、当該塗布作業の作業時間の短縮化を図ることができないという問題がある。 【0015】 本発明は上記問題点に鑑み、コイルに電流供給を行うリード線の瞬間的な絶縁不良を防止することができ、且つ、製造が容易なカメラモジュールを提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0016】 請求項1記載の発明に係るカメラモジュールは、カメラモジュールの光学系を構成するレンズユニットと、前記レンズユニットを収容すると共に前記レンズユニットの光軸方向に沿って変位可能である円筒状のホルダと、前記ホルダに設けられているコイルと、前記コイルに磁界を提供するヨーク及びマグネットと、前記コイルに電流を供給するためのリード線と、絶縁シート部分とパターン部分とを有し、前記リード線に電流を供給するためのフレキシブルプリント基板と、前記ホルダを支持する板バネと、前記レンズユニットの下方に配置されている撮像素子とを有するカメラモジュールであり、前記板バネは、外環部と、前記外環部に対して変位すると共に前記ホルダに固定されている内環部と、前記内環部の側の基部を有すると共に前記内環部を前記外環部に対して支持している複数の架橋部とを有し、前記フレキシブルプリント基板の前記絶縁シート部分の一部分は舌片状に延長されており、前記板バネの前記架橋部と前記リード線との間の空間に前記フレキシブルプリント基板の前記絶縁シート部分の一部分が延出しており、前記板バネの前記架橋部が撓んだ際、前記板バネの前記架橋部と前記リード線とが接触しないように、前記フレキシブルプリント基板の前記絶縁シートの一部分は前記架橋部と前記リード線との間の空間に配設されていることを特徴とする。 【0017】 さらに、請求項2記載の発明に係るカメラモジュールは、前記リード線が前記コイルの正極用リード線と前記コイルの負極用リード線であり、前記正極用リード線と前記負極用リード線は、何れも前記板バネの一の前記架橋部に沿うように配設されており、前記フレキシブルプリント基板の前記絶縁シートの一部分は、前記正極用リード線と前記負極リード線の配設されている領域にのみ延出していることが好ましい。 【発明の効果】 【0018】 請求項1記載の発明に係るカメラモジュールは、板バネの架橋部とリード線との間の空間にフレキシブルプリント基板の絶縁シート部分の一部分が延出しており、板バネの架橋部が撓んだ際、板バネの架橋部とリード線とが接触しないように、フレキシブルプリント基板の絶縁シートの当該一部分は架橋部とリード線との間の空間に配設されている。このため、カメラモジュールに対する衝撃によりホルダが異常な速度で変位し架橋部が過大に振幅した際に、フレキシブルプリント基板の絶縁シートの当該一部分により、架橋部とリード線とが直接接触することを防止することができる。従って、架橋部によってリード線のリード線絶縁皮膜が傷つけられることがない。故に、従来行われてきた架橋部へのシリコン樹脂等の塗布作業が不要となり、カメラモジュールの製造コストの低廉化を図ることができる。 【0019】 さらに、請求項2記載の発明に係るカメラモジュールは、コイルの正極用のリード線と負極用のリード線は、何れも板バネの一の架橋部に沿うように配設されており、フレキシブルプリント基板の絶縁シートの当該一部分は、リード線の配設されている領域にのみ延出していることを特徴としている。2本のリード線の何れもが一の架橋部に沿うように配設されているため、フレキシブルプリント基板の絶縁シートの当該一部分によって絶縁を行う領域を最狭化することが可能となり、フレキシブルプリント基板の絶縁シートの当該一部分の面積を必要最小限度の面積にすることができる。従って、フレキシブルプリント基板の面積を必要最小限度にすることにより、製造コストのさらなる低廉化を図ることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0020】 以下、本発明に係る実施形態のカメラモジュールについて添付図面を参照しつつ詳細に説明する。 【0021】 本実施形態のカメラモジュールは、カメラモジュールの光学系を構成するレンズユニット(図示せず)と、レンズユニットを収容すると共にレンズユニットの光軸方向に沿って変位可能である円筒状のホルダ8と、ホルダ8に設けられているコイル7と、コイル7に磁界を提供するヨーク5及びマグネット片6と、コイル7に電流を供給するためのリード線11a、11bと、絶縁シート部分とパターン部分とを有し、リード線11a、11bに電流を供給するためのフレキシブルプリント基板11と、ホルダ8を支持する下部板バネ10と、レンズユニットの下方に配置されている撮像素子(図示せず)とを有するカメラモジュールであり、下部板バネ10は、外環部10aと、外環部10aに対して変位すると共にホルダ8に固定されている内環部10bと、内環部10b側の基部を有すると共に内環部10bを外環部10aに対して支持している複数の架橋部10cとを有し、フレキシブルプリント基板11の前記絶縁シート部分の一部分である舌片部分11cは舌片状に延長されており、下部板バネ10の架橋部10cとリード線11a、11bとの間の空間にフレキシブルプリント基板11の絶縁シート部分の一部分である舌片部分11cが延出しており、下部板バネ10の架橋部10cが撓んだ際、下部板バネ10の架橋部10cとリード線11a、11bとが接触しないように、フレキシブルプリント基板11の絶縁シートの一部分である舌片部分11cは架橋部10cとリード線11a、11bとの間の空間に配設されていることを特徴とする。 【0022】 最初に図1を参照しつつ本実施形態のカメラモジュールのアクチュエータ機構1について説明する。なお、撮像素子はベース12の下方に配置されている。 【0023】 カバー2とベース12との間の空間には、レンズユニットを保持するバレル(図示せず)を保持しているホルダ8がレンズユニットの光軸方向へ変位可能に収容されている。 【0024】 ホルダ8は合成樹脂製の円筒状部材であり、その外周壁の3箇所にコイル7を支持するための3つのボス8aを有している。この3つのボス8aの内の一つのボス8aの基部には、後述する孔8bが形成されている。ホルダ8の上下の各円筒縁部には上部板バネ4の内環部4bと下部板バネ10の内環部10bがそれぞれ接着されており、上部板バネ4の外環部4aはベース12に固定されているヨーク5の上面に取り付けられており、下部板バネ10の外環部10aはベース12に接着されている。また、このホルダ8の上縁部には、符号3により示すストッパが部材が上部板バネ4の内環部4bの上面に接着されている。このストッパ3はホルダ8の過度の変位の際にカバー2の裏面と接触することにより、ホルダ8の上方への変位範囲を規制する。 【0025】 上部板バネ4及び下部板バネ10はベリリウム銅製の金属板を打抜き加工したものであり、それぞれリング状の外環部4a、10aと、この外環部4a、10aと同軸に配置されているリング状の内環部4b、10bを有している。内環部4b、10bは3本の架橋部4c、10cにより外環部4a、10aに支持されている。この架橋部4c、10cは円弧状の形状を有し、外環部4a、10aの内周縁と内環部4b、10bの外周縁に沿うように延在している。そして、各3本の架橋部4c、10cが撓むことによりホルダ8がレンズユニットの光軸方向へ変位することができる。 【0026】 上記ヨーク5には複数のマグネット片6が接着されており磁気回路を構成している。そしてこの磁気回路により形成された磁界にコイル7が配置されている。このコイル7はホルダ8の外周に巻回されており、コイル7に電流を供給することによりホルダ8をレンズユニットの光軸方向へ変位させる駆動力を得る。なお、符号9により示す部材は下部板バネ10とヨーク5の底面との間に装着されるプレートである。 【0027】 コイル7へ電流を供給するためにフレキシブルプリント基板11が下部板バネ10の外環部10aの下方に設けられている。図2に示すように、このフレキシブルプリント基板11から2本のリード線11a、11bが引き出されている。このリード線11a、11bのそれぞれの一端はフレキシブルプリント基板11のパターン部分の電極11d、11eのそれぞれに接続されており、またリード線11a、11bのそれぞれの他端はコイル7に接続されている。リード線11aはコイル7の正極用のリード線であり、またリード線11bはコイル7の負極用のリード線である。 【0028】 各リード線11a、11bは、それぞれ下部板バネ10の3本の架橋部10cの内の一の架橋部10cの底面から所定の間隔を隔てて延在している。また、このリード線11a、11bは当該一の架橋部10cに沿うように配設されている。そして、各リード線11a、11bの上記他端は、それぞれホルダ8の3つのボス8aの内の一つのボス8aに形成されている孔8bを通じてコイル7に接続されている。なお、下部板バネ10はヨーク5に取り付けられており、ヨーク5はこのカメラモジュールが装着されている基板(図示せず)のカバーと導通されており、当該基板にグランドされている。 【0029】 フレキシブルプリント基板11は、絶縁シート部分とパターン部分とを有するフレキシブルプリント基板を折り曲げて略くの字型に折り曲げたものであり、下部板バネ10の下方に配設されている。フレキシブルプリント基板11は、このカメラモジュールが装着されている基板に電気的に接続されており、当該基板からフレキシブルプリント基板11と各リード線11a、11bとを介してコイル7へと電流が供給される。 【0030】 フレキシブルプリント基板11の絶縁シート部分の一部分は舌片状に延長され舌片部分11cを構成している。この舌片部分11cは、下部板バネ10の架橋部10cが撓んだ際、下部板バネ10の架橋部10cとリード線11a、11bとが接触しないように、フレキシブルプリント基板11の絶縁シートの一部分である舌片部分11cは架橋部10cとリード線11a、11bとの間の空間に配設されている。即ち、図2に示すように、2本のリード線11a、11bが配設されている領域に位置する一の架橋部10cの底面側において当該架橋部10cとは間隔を隔てて舌片部分11cが延在しており、また、その舌片部分11cの底面側において舌片部分11cとは間隔を隔てて2本のリード線11a、11bが延在している。このように、架橋部10cと舌片部分11cとの間の間隔と、舌片部分11cと2本のリード線11a、11bとの間の間隔は、ホルダ8が電流供給により変位した場合でも、架橋部10cと舌片部分11cとが接触せず、また舌片部分11cと2本のリード線11a、11bとが接触しない間隔を有している。一方、カメラモジュールに対する衝撃によりホルダ8が異常な速度で変位した場合には、架橋部10cが過大に振幅する。この場合、架橋部10cを覆うように配設されている舌片部分11cにより、架橋部10cと2本のリード線11a、11bとが直接接触することを防止する。 【0031】 舌片部分11cは、各リード線11a、11bの配設されている領域にのみ延出している。このため、舌片部分11cの面積は、架橋部10cと2本のリード線11a、11bとが直接接触することを防止するために必要最小限の面積となっている。 【0032】 以下、本実施形態の作用効果を説明する。 本実施形態のカメラモジュールは、下部板バネ10の架橋部10cとリード線11a、11bとの間の空間にフレキシブルプリント基板11の絶縁シート部分の一部分である舌片部分11cが延出しており、下部板バネ10の架橋部10cが撓んだ際、下部板バネ10の架橋部10cとリード線11a、11bとが接触しないように、フレキシブルプリント基板11の絶縁シートの一部分である舌片部分11cは架橋部10cとリード線11a、11bとの間の空間に配設されている。このため、カメラモジュールに対する衝撃によりホルダ8が異常な速度で変位し架橋部10cが過大に振幅した際に、舌片部分11cにより、架橋部10cと2本のリード線11a、11bとが直接接触することを防止することができる。従って、架橋部10cによってリード線11a、11bのリード線絶縁皮膜が傷つけられることがない。故に、従来行われてきた架橋部10cへのシリコン樹脂等の塗布作業が不要となり、カメラモジュールの製造コストの低廉化を図ることができる。 【0033】 さらに、本実施形態のカメラモジュールは、コイル7の正極用のリード線11aと負極用のリード線11bは、何れも下部板バネ10の一の架橋部10cに沿うように配設されており、フレキシブルプリント基板11の絶縁シートの一部分である舌片部分11cは、リード線11a、11bの配設されている領域にのみ延出していることを特徴としている。2本のリード線の何れもが一の架橋部10cに沿うように配設されているため、舌片部分11cによって絶縁を行う領域を最狭化することが可能となり、舌片部分11cの面積を必要最小限度の面積にすることができる。従って、フレキシブルプリント基板11の面積を必要最小限度にすることにより、製造コストのさらなる低廉化を図ることができる。 【0034】 なお、上記実施形態においては、下部板バネ10の架橋部10cとリード線11a、11bとの間の絶縁について説明したが、上部板バネ4の架橋部4cの近傍にリード線を配置した場合においても本発明を適用することができる。さらに、上記実施形態におけるフレキシブルプリント基板11の舌片部分11cの形状等は一例に過ぎず、カメラモジュールの構造や板バネの架橋部の形状に合わせて適宜変更することが可能である。 【図面の簡単な説明】 【0035】 【図1】本発明に係る実施形態のカメラモジュールのアクチュエータ機構1の分解斜視図である。 【図2】図1に示すカメラモジュールのアクチュエータ機構1のホルダ8、下部板バネ10、リード線11a、11b、及びフレキシブルプリント基板11を示す平面図であり、ホルダ8の下方側から見た状態を示している。 【図3】従来のカメラモジュールのアクチュエータ機構100の分解斜視図である。 【図4】図3に示すカメラモジュールのアクチュエータ機構100のホルダ108、下部板バネ110、リード線103a、103b、及びフレキシブルプリント基板103を示す平面図であり、ホルダ108の下方側から見た状態を示している。 【符号の説明】 【0036】 1、100 アクチュエータ機構 2、101 カバー 3、102 ストッパ 4、104 上部板バネ 4a、10a、104a、110a 外環部 4b、10b、104b、110b 内環部 4c、10c、104c、110c 架橋部 5、105 ヨーク 6、106 マグネット片 7、107 コイル 8、108 ホルダ 8a ボス 8b 孔 9、109 プレート 10、110 下部板バネ 11、103 フレキシブルプリント基板 11a、11b、103a、103b リード線 11c 舌片部分 11d、11e、103c、103d 電極 12、111 ベース 110d 切欠き
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000006220 【氏名又は名称】ミツミ電機株式会社
|
| 【出願日】 |
平成18年9月14日(2006.9.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100091627 【弁理士】 【氏名又は名称】朝比 一夫
【識別番号】100091292 【弁理士】 【氏名又は名称】増田 達哉
|
| 【公開番号】 |
特開2008−72493(P2008−72493A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月27日(2008.3.27) |
| 【出願番号】 |
特願2006−249708(P2006−249708) |
|