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【発明の名称】 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
【発明者】 【氏名】武藤 玄之助

【要約】 【課題】色変換処理を行う場合に、処理負担を低減させることができると共に、処理時間を短縮可能な画像処理技術を提供する。

【構成】入出力部10bは、ネットワークを介してPCから印刷指示データを受信する。解析部10cは、印刷指示データを解析する。制御部10aは、解析部10cの解析結果に基づいて、印刷対象の画像に対する色変換処理の実行を色変換部10dに指示する。色変換部10dは、画像に対して色変換処理を行う際に、ガンマチェックを行い、ガンマ曲線が線形的か否か、即ち、リニアガンマか否かを判別する。そして、色変換部10dは、当該判別結果が肯定的である場合には、色変換処理のうちガンマ補正以外の処理を行い、当該判別結果が否定的である場合には、ガンマ補正を含む色変換処理を行う。描画部10eは、色変換部10dが色変換処理を行った画像をフレームメモリ10gに展開する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像の出力を指示する印刷指示データをネットワークに接続された情報処理装置から受信する受信手段と、前記受信手段が受信した印刷指示データが出力を指示した前記画像において表現される色を、当該画像処理装置で再現可能な色に変換する色変換処理を行う色変換手段とを備える画像処理装置において、
前記色変換手段が行う前記色変換処理のうち少なくとも、前記情報処理装置において表現される輝度の特性と当該画像処理装置において表現される輝度の特性とのずれを補正するガンマ補正を行う前に、前記情報処理装置において表現される輝度の特性と当該画像処理装置において表現される輝度の特性との対応関係を表すガンマ曲線を求める算出手段と、
前記算出手段が求めたガンマ曲線が線形的であるか否かを判別する判別手段とを備える
ことを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
前記色変換手段は、前記判別手段の判別結果が肯定的である場合、前記色変換処理のうち前記ガンマ補正を行わない
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記算出手段は、画像が複数ページを有する場合、前記色変換手段が前記画像の最初のページに対して前記色変換処理を開始する際に、前記ガンマ曲線を求める
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記算出手段は、当該画像処理装置が起動されたときに、前記ガンマ曲線を求める
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記算出手段が求めたガンマ曲線を記憶する記憶手段を更に備え、
前記判別手段は、前記記憶手段に記憶されたガンマ曲線が線形的であるか否かを判別する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
画像の出力を指示する印刷指示データをネットワークに接続された情報処理装置から受信する受信ステップと、前記受信ステップで受信した印刷指示データが出力を指示した前記画像において表現される色を、当該画像処理装置で再現可能な色に変換する色変換処理を行う色変換ステップとを備える画像処理方法において、
前記色変換ステップで行う前記色変換処理のうち少なくとも、前記情報処理装置において表現される輝度の特性と当該画像処理装置において表現される輝度の特性とのずれを補正するガンマ補正を行う前に、前記情報処理装置において表現される輝度の特性と当該画像処理装置において表現される輝度の特性との対応関係を表すガンマ曲線を求める算出ステップと、
前記算出ステップで求めたガンマ曲線が線形的であるか否かを判別する判別ステップとを備える
ことを特徴とする画像処理方法。
【請求項7】
請求項6に記載された画像処理方法をコンピュータで実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、画像入力装置から入力された画像において表現される色を、自身の装置において再現可能な色に変換する色変換処理を行う画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、パーソナルコンピュータなどの画像入力装置から入力された画像をプリンタなどの画像処理装置から出力する場合、画像入力装置と画像処理装置との特性の違いを考慮して、色変換処理を行う画像処理装置がある(例えば、特許文献1参照)。色変換処理には、例えば、カラーマッチングや、ガンマ補正などが含まれる。カラーマッチングとは、入力色空間において表現されるRGB形式の画像を、出力色空間において表現されるCMYK形式の画像に変換する処理である。ガンマ補正とは、画像入力装置において表現される輝度の特性と、画像処理装置において表現される輝度の特性との対応関係を調整するための処理である。このような色変換処理は、1画素毎に行う必要があり、処理負担が非常に掛かる処理であるため、処理時間の短縮化のネックとなっていた。近年では、色変換処理を一度行った画像をキャッシュメモリに記憶させ、当該画像を出力する際には、キャッシュメモリから画像を読み出しこれを出力することにより、処理時間の短縮化を図る技術も開発されている。
【0003】
【特許文献1】特開平9−130576号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、このような技術においても、キャッシュメモリに記憶されていない画像については色変換処理を行う必要がある。このため、色変換処理にかかる処理時間を更に短縮することができる画像処理技術が望まれている。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、色変換処理を行う場合に、処理負担を低減させることができると共に、処理時間を短縮可能な画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、画像処理装置であって、画像の出力を指示する印刷指示データをネットワークに接続された情報処理装置から受信する受信手段と、前記受信手段が受信した印刷指示データが出力を指示した前記画像において表現される色を、当該画像処理装置で再現可能な色に変換する色変換処理を行う色変換手段とを備える画像処理装置において、前記色変換手段が行う前記色変換処理のうち少なくとも、前記情報処理装置において表現される輝度の特性と当該画像処理装置において表現される輝度の特性とのずれを補正するガンマ補正を行う前に、前記情報処理装置において表現される輝度の特性と当該画像処理装置において表現される輝度の特性との対応関係を表すガンマ曲線を求める算出手段と、前記算出手段が求めたガンマ曲線が線形的であるか否かを判別する判別手段とを備える。
【0007】
請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記色変換手段は、前記判別手段の判別結果が肯定的である場合、前記色変換処理のうち前記ガンマ補正を行わないことを特徴とする。
【0008】
請求項3にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記算出手段は、画像が複数ページを有する場合、前記色変換手段が前記画像の最初のページに対して前記色変換処理を開始する際に、前記ガンマ曲線を求めることを特徴とする。
【0009】
請求項4にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記算出手段は、当該画像処理装置が起動されたときに、前記ガンマ曲線を求めることを特徴とする。
【0010】
請求項5にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記算出手段が求めたガンマ曲線を記憶する記憶手段を更に備え、前記判別手段は、前記記憶手段に記憶されたガンマ曲線が線形的であるか否かを判別することを特徴とする。
【0011】
請求項6にかかる発明は、画像処理方法であって、画像の出力を指示する印刷指示データをネットワークに接続された情報処理装置から受信する受信ステップと、前記受信ステップで受信した印刷指示データが出力を指示した前記画像において表現される色を、当該画像処理装置で再現可能な色に変換する色変換処理を行う色変換ステップとを備える画像処理方法において、前記色変換手ステップで行う前記色変換処理のうち少なくとも、前記情報処理装置において表現される輝度の特性と当該画像処理装置において表現される輝度の特性とのずれを補正するガンマ補正を行う前に、前記情報処理装置において表現される輝度の特性と当該画像処理装置において表現される輝度の特性との対応関係を表すガンマ曲線を求める算出ステップと、前記算出ステップで求めたガンマ曲線が線形的であるか否かを判別する判別ステップとを備えることを特徴とする。
【0012】
請求項7にかかる発明は、画像処理プログラムであって、請求項6に記載された画像処理方法をコンピュータで実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、色変換処理のうち少なくともガンマ補正を行う前に、ガンマ曲線を求め、当該ガンマ曲線が線形的であるか否かを判別することにより、ガンマ補正を行う必要がないか否かを判別することができる。当該判別結果が肯定的である場合には、ガンマ補正を行う必要がないため、色変換処理のうちガンマ補正を行わないことにより、色変換処理を行う場合の処理負担を低減させることができると共に、処理時間を短縮することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。
【0015】
(1)構成
本実施の形態にかかる画像処理システムについて説明する。図1は、本実施の形態にかかる画像処理システムの構成を示すブロック図である。画像処理システムは、プリンタ1と、PC(Personal Computer)2とから構成され、これらは、LAN、イントラネット、イーサネット(登録商標)又はインターネットなどのネットワーク3を介して接続される。
【0016】
PC2は、一般的なコンピュータであり、ユーザからの印刷指示に応じて印刷指示データを生成し、これをプリンタ1にネットワーク3を介して送信する。ここでは、印刷指示データとして、例えば、文書をページ単位で印刷する際に文字とグラフィックスなどの印刷対象の画像を指示するためのプリンタ記述言語(PDL:Page Description Language)により生成されるデータを用いる。プリンタ1は、印刷指示データを受信すると、当該印刷指示データを解釈して、印刷対象の画像に係る画像処理を行い、当該画像処理後の画像を記録用紙に印刷する。
【0017】
次に、本実施の形態にかかるプリンタ1について説明する。図2は、本実施の形態にかかるプリンタ1の構成を示すブロック図である。ここではプリンタ1は、例えば、C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー),K(ブラック)の各感光体ドラム(図示せず)を有するレーザプリンタとする。プリンタ1は、コントローラ10とエンジン(Engine)11とをPCI(Peripheral Component Interconnect)バス12で接続した構成となる。コントローラ10は、CPU(Central Processing Unit)、各種プログラムや各種データを記憶するROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュROMやEEPROMなどの記憶装置(いずれも図示せず)等を有し、プリンタ1全体の制御と描画、通信、図示しない操作部からの入力を制御する。フラッシュROMには、後述するデバイス・プロファイルが記憶されている。エンジン11は、コントローラ10の制御の下、C,M,Y,Kの各感光体ドラムにトナー像を形成させ、当該トナー像を記録用紙に転写させる制御を行う。この結果、画像が記録用紙に印刷される。
【0018】
次に、コントローラ10の内部構成について説明する。コントローラ10は、制御部10aと、入出力部10bと、解析部10cと、色変換部10dと、描画部10eと、ワークメモリ10fと、フレームメモリ10g等とから構成される。尚、制御部10aと、入出力部10bと、解析部10cと、色変換部10dと、描画部10eと、ワークメモリ10fとは、コントローラ10のCPUがROMから各種プログラムを読み出して実行することによりRAM上にロードされて生成されるものである。フレームメモリ10gは、例えばフラッシュROM上に構成される。
【0019】
制御部10aは、コントローラ10の有する各部(入出力部10b、解析部10c、色変換部10dと、描画部10e、ワークメモリ10f及びフレームメモリ10g)を制御する。入出力部10bは、ネットワーク3を介してPC2から印刷指示データを受信し、これを解析部10cに供給する。解析部10cは、入出力部10bから供給された印刷指示データを解析し、当該解析結果を制御部10aに供給する。制御部10aは、解析部10cから供給された解析結果に基づいて、印刷対象の画像に対する色変換処理の実行を色変換部10dに指示する。
【0020】
色変換部10dは、フラッシュROMに記憶されたデバイス・プロファイルを用いて、印刷対象の画像に対して色変換処理を行い、色変換処理後の画像を描画部10eに供給する。尚、デバイス・プロファイルには、CIE XYZやCIE LAB等のデバイス独立信号とRGB形式で表現される入力色やCMY形式等で表現される出力色のデバイス信号との関係が記述されている。色変換処理は、PC2において再現される入力色を、プリンタ1において再現可能な出力色に変換するための処理であり、例えば、カラーマッチング、UCR/BG処理、ガンマ補正、総量規制処理などの処理を含む。尚、ここでのカラーマッチングとは、入力色空間において表現されるRGB形式の画像を、出力色空間において表現されるCMY形式の画像に変換する処理である。また、UCR/BG処理とは、UCR(Under Color Removal)とBG(Black Generation)という手法(UCR/BG)を用いて、CMY形式で表現される画素データをCMYK形式で表現される画像に変換する処理である。ガンマ補正とは、PC2において表現される輝度の特性と、プリンタ1において表現される輝度の特性との対応関係を調整するための処理である。これらの各処理は、周知技術を用いて行うことができるため、その詳細な説明を省略する。色変換部10dは、画像を構成する画素毎に色変換処理を行う。
【0021】
更に、本実施の形態においては、色変換部10dは、色変換処理を開始する際に、ガンマチェックを行い、ガンマ曲線が線形的か否か、即ち、リニアガンマか否かを判別する。そして、色変換部10dは、当該判別結果が肯定的である場合には、上述の色変換処理のうちガンマ補正以外の処理を行い、当該判別結果が否定的である場合には、上述の色変換処理を行う。この詳細については、動作欄で詳述する。
【0022】
描画部10eは、色変換部10dから供給された画像をフレームメモリ10gに展開することにより、当該画像を描画する。制御部10aは、フレームメモリ10gに描画された画像をPCIバス12を介してエンジン11に供給する。エンジン11は、コントローラ10から供給された画像を表すためのトナー像を、C,M,Y,Kの各感光ドラム体に形成し、これを記録用紙に転写する。この結果、記録用紙に当該画像が印刷される。
【0023】
(2)動作
次に、本実施の形態にかかるプリンタ1の行う色変換処理の手順について説明する。図3は、プリンタ1の行う色変換処理の手順を示すフローチャートである。
【0024】
プリンタ1のコントローラ10は、ネットワーク3を介してPC2から印刷指示データを受信するとこれを解析し、解析結果を得る。そして、コントローラ10は、解析結果に基づいて、印刷対象の画像に対する色変換処理を開始する際に、ステップS1で、ガンマチェックを行う。具体的には、コントローラ10は、「0」から「255」までの色値(輝度)を入力値とし、当該入力値に対してガンマを考慮した値を出力値として算出する。そして、コントローラ10は、入力値と出力値との対応関係を表すガンマ曲線を求める。次いで、コントローラ10は、ガンマ曲線が線形的であるか否か、即ち、リニアガンマか否かを判別する(ステップS2)。図4は、リニアガンマである場合のガンマ曲線を例示する図である。図4において横軸は、入力値を示し、縦軸は出力値を示す。例えば図4に示されるように、入力値「0」に対し出力値「0」であり、入力値「1」に対し出力値「1」であり、入力値「255」に対し出力値「255」であるように、入力値と出力値との対応関係を表すガンマ曲線が線形的である場合、コントローラ10は、リニアガンマであると判別する。そして、コントローラ10は、リニアガンマであると判別した場合(ステップS2:YES)、色変換処理のうちガンマ補正を行わず、カラーマッチング(ステップS3)、UCR/BG処理(ステップS4)、総量規制処理(ステップS5)を行う。コントローラ10は、リニアガンマでないと判別した場合(ステップS2:NO)、ガンマ補正を行う必要があるため、画像を構成する画素毎に、カラーマッチング(ステップS6)、UCR/BG処理(ステップS7)、ガンマ補正(ステップS8)、総量規制処理(ステップS9)を行う。そして、コントローラ10は、処理対象の画像を構成する画素毎にステップS1〜S9の処理を行い、全ての画素に対して処理を行うと(ステップS10:YES)、色変換処理を終了し、次いで、描画処理を行う。以降の処理の手順については周知技術と同様であるため、その説明を省略する。
【0025】
以上のような構成によれば、リニアガンマか否かを容易に判別することができ、リニアガンマである場合に、ガンマ補正を省略することにより、処理負担を低減させることができると共に、処理時間の短縮化を図ることができる。
【0026】
(3)変形例
また、上述した各実施の形態に限定されるものではなく、以下に例示するような種々の変形が可能である。
【0027】
<変形例1>
複数ページを有する画像の場合、上述のステップS1で行ったガンマチェックを、最初のページに対応する画像に対する色変換処理を行う前に行うように構成しても良い。図5は、本変形例にかかるプリンタ1の行う色変換処理の手順を示すフローチャートである。コントローラ10は、ステップS1のガンマチェックのチェック結果(ガンマ曲線)をワークメモリ10fなどに記憶する。そして、コントローラ10は、各ページに対応する画像に対して色変換処理を開始する場合に(ステップS20)、ステップS2で、ワークメモリ10fに記憶されたチェック結果を参照して、リニアガンマか否かを判別する。そして、コントローラ10は、当該判別結果に応じて、全てのページに対応する画像に対して上述と同様の色変換処理を行う。
【0028】
このような構成によっても、リニアガンマである場合に、ガンマ補正を省略することにより、処理負担を低減させることができると共に、処理時間の短縮化を図ることができる。
【0029】
<変形例2>
また、上述のステップS1で行ったガンマチェックを、プリンタ1の起動時に行なうように構成しても良い。図6は、本変形例にかかるプリンタ1の行う色変換処理の手順を示すフローチャートである。コントローラ10は、プリンタ1が起動したときに、ステップS1のガンマチェックを行い、そのチェック結果をワークメモリ10fなどに記憶する。尚、コントローラ10は、PC2のガンマ値を予め取得しておき、これを用いて、ガンマチェックを行う。そして、コントローラ10は、印刷指示データをPC2から受信して画像処理を開始した場合(ステップS30)、印刷対象の画像のページ毎の処理を開始し(ステップS31)、当該画像に対する色変換処理を開始すると(ステップS20)、ステップS2で、ワークメモリ10fに記憶されたチェック結果を参照して、リニアガンマか否かを判別する。そして、コントローラ10は、当該判別結果に応じて、全てのページに対応する画像に対して上述と同様の色変換処理を行う。
【0030】
このような構成によっても、リニアガンマである場合に、ガンマ補正を省略することにより、処理負担を低減させることができると共に、処理時間の短縮化を図ることができる。
【0031】
<変形例3>
また、ガンマチェックのチェック結果を、HDDなどの不揮発性メモリに記憶させておき、当該記憶されたチェック結果を用いるように構成しても良い。図7は、本変形例にかかるプリンタ1の行う色変換処理の手順を示すフローチャートである。本変形例においては、コントローラ10は、ステップS2では、HDDに記憶されたチェック結果を参照して、リニアガンマか否かを判別する。このような構成によれば、プリンタ1の電源が切れた後も、チェック結果を保持可能であり、当該チェック結果を用いることにより、リニアガンマチェック自体を省くことができ、処理時間を更に短縮することが可能である。
【0032】
<変形例4>
上述の実施の形態のプリンタ1で実行される各種プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。
【0033】
また、上述の実施の形態においては、色変換処理にUCR/BG処理を含むよう構成したが、色変換処理にUCR/BG処理を含まず、プリンタ1は、この処理を行わないように構成しても良い。
【0034】
また、上述の実施の形態においては、エンジン11は、レーザプリンタの機構を有するように構成したが、プロッタや、FAXなどの機構を有するものであっても良い。
【産業上の利用可能性】
【0035】
以上のように、本発明にかかる画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムは、画像入力装置から入力された画像において表現される色を、自身の装置において再現可能な色に変換する色変換処理を行う画像処理技術に用いて好適である。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる画像処理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】同実施の形態にかかるプリンタ1の構成を示すブロック図である。
【図3】同実施の形態にかかるプリンタ1の行う色変換処理の手順を示すフローチャートである。
【図4】同実施の形態にかかるリニアガンマである場合の入力値と出力値との対応関係を例示する図である。
【図5】本発明の変形例にかかるプリンタ1の行う色変換処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の他の変形例にかかるプリンタ1の行う色変換処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の他の変形例にかかるプリンタ1の行う色変換処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0037】
1 プリンタ
2 PC
3 ネットワーク
10 コントローラ
10a 制御部
10b 入出力部(受信手段)
10c 解析部
10d 色変換部(色変換手段、算出手段、判別手段)
10e 描画部
10f ワークメモリ
10g フレームメモリ
11 エンジン
12 PCIバス
【出願人】 【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
【出願日】 平成18年9月14日(2006.9.14)
【代理人】 【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明


【公開番号】 特開2008−72490(P2008−72490A)
【公開日】 平成20年3月27日(2008.3.27)
【出願番号】 特願2006−249689(P2006−249689)