| 【発明の名称】 |
電子機器 |
| 【発明者】 |
【氏名】伊藤 愛
【氏名】土谷 慎一
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| 【要約】 |
【課題】携帯電話などにおいてカメラレンズが設けられている位置は一定ではなく、外套が装着されることでカメラが覆われてしまうなどの可能性がある、という課題がある。また現在、ビジネス用とプライベート用、という具合に通信機器を別途用意し複数台所有する場合、機器コストや複数契約に必要なコストなどがかかってしまう、という課題がある。
【構成】以上課題解決のため、本発明は、その本体に設けられたカメラレンズを覆う外套が装着された場合にはカメラ機能への通電をカットするという具合に、外套によってレンズが覆われることでそのカメラ機能を制御する機能を備えた電子機器を提供する。また、本発明は、さらに、外套に例えばアドレス帳などを保持し、その外套を付け替えることで、別個の相手に対して通信するよう制御する機能を備えた電子機器も提供する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 外套と、外套を着脱可能な電子機器本体と、からなる電子機器であって、 前記外套は、 電子機器本体の全部又は一部を覆う構造であり、 前記電子機器本体は、 前記覆われる領域に応じた識別情報を取得する識別情報取得部と、 前記外套により覆われうるカメラ撮影レンズを備えたカメラ部と、 取得した識別情報が覆う領域が前記カメラ撮影レンズであることを示す識別情報である場合には、カメラ部を制御するカメラ部制御部と、 を有する電子機器。 【請求項2】 前記カメラ部制御部は、カメラ部の撮影に関する機能の全部又は一部を利用不可の状態に制御するように構成されている請求項1に記載の電子機器。 【請求項3】 外套と、外套を着脱可能な電子機器本体と、からなる電子機器であって、 前記外套は、 電子機器本体の全部又は一部を覆う構造であり、 通信先アドレスを保持する通信先アドレス保持部を有し、 前記電子機器本体は、 前記覆われる領域に応じた識別情報を取得する識別情報取得部と、 前記外套が保持する通信先アドレスを取得する通信先アドレス取得部と、 取得した識別情報と、取得した通信先アドレスに基づいて通信を制御する通信制御部と、 を有する電子機器。 【請求項4】 前記外套は、 液晶ディスプレイ、テンキー、カメラ、または無線通信アンテナ、光通信用送受信モジュール、スピーカー、マイク、GPS受信機、チューナ、懐中電灯、太陽電池、生体情報モニター、の中のいずれか一以上のモジュールの全体又は一部を有する請求項1から3のいずれか一に記載の電子機器。 【請求項5】 前記外套は、 電子機器本体を覆う領域に応じた識別情報を電子機器本体に渡すことが可能なように保持する識別情報保持部を有し、 前記電子機器本体は、 前記識別情報保持部から識別情報を受け取る受取部を有する 請求項1から4のいずれか一に記載の電子機器。 【請求項6】 請求項5に記載の外套。 【請求項7】 請求項1から5のいずれか一に記載の電子機器本体。 【請求項8】 カメラ撮影レンズを備えたカメラ部を有する電子機器本体と、前記電子機器本体に着脱可能であり、前記カメラ撮影レンズを含み、電子機器本体の全部又は一部を覆う構造である外套と、からなる電子機器の制御方法であって、 前記外套が装着された電子機器本体において、 外套により覆われる領域に応じた識別情報を取得する識別情報取得ステップと、 前記取得した識別情報が覆う領域が前記カメラ撮影レンズであることを示す識別情報である場合には、カメラ部を制御するカメラ部制御ステップと、 を計算機に実行させる電子機器の制御方法。 【請求項9】 カメラ撮影レンズを備えたカメラ部を有する電子機器本体と、前記電子機器本体に着脱可能であり、前記カメラ撮影レンズを含み、電子機器本体の全部又は一部を覆う構造である外套と、からなる電子機器の制御方法であって、 前記外套が装着された電子機器本体において、 外套により覆われる領域に応じた識別情報を取得する識別情報取得ステップと、 前記取得した識別情報が覆う領域が前記カメラ撮影レンズであることを示す識別情報である場合には、カメラ部の撮影に関する機能の全部又は一部を利用不可の状態に制御するカメラ部制御ステップと、 を計算機に実行させる電子機器の制御方法。 【請求項10】 電子機器本体と、前記電子機器本体に着脱可能であり、その全部又は一部を覆う構造で、また、所定の通信先アドレスを電子機器本体に渡すことが可能なように保持する識別情報保持部を有する外套と、からなる電子機器の制御方法であって、 前記外套が装着された電子機器本体において、 前記外套の通信先アドレス情報保持部から通信先アドレスを取得する通信先アドレス取得ステップと、 前記取得した通信先アドレスに基づいて通信を制御する通信制御ステップと、 を計算機に実行させる電子機器の制御方法。 【請求項11】 電子機器本体と、前記電子機器本体に着脱可能であり、その全部又は一部を覆う構造で、その覆う領域に応じた識別情報を電子機器本体に渡すことが可能なように保持する識別情報保持部を有する外套と、からなる電子機器の制御方法であって、 前記外套が装着された電子機器本体において、 前記外套の識別情報保持部から識別情報を受け取ることで取得する識別情報取得ステップと、 前記取得した識別情報に応じて電子機器本体を制御する制御ステップと、 を計算機に実行させる電子機器の制御方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、外套を利用して電子機器を制御する技術に関する。 【背景技術】 【0002】 近年、携帯電話や携帯型メディアプレイヤーなどの電子機器向けに、その本体に装着する「カスタムジャケット」等と呼ばれる外套が提供されている。ユーザーはこのようなカスタムジャケットを利用することにより、電子機器そのものの買い換えなどをすることなく、気軽に外観デザインを変更し楽しむことができる。また、このようなカスタムジャケットには、二次元コードの読取などで専用の壁紙用画像や着信音を取得することができるサービスも提供され、さらにトータルデザインの変更を楽しむこともできる。 【0003】 また、特許文献1には、筐体の一部を構成する筐体面を効率的に交換するための技術が開示されており、上記同様に電子機器の外観デザインを簡単に変更することができる。 【特許文献1】特開2005−94533号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかし、上記従来のカスタムジャケットや特許文献1に記載の技術などには、以下のような第一の課題がある。すなわち、電子機器にはカメラやディスプレイ、入力キーなど外部向けの機構が備えられており、ジャケットなどの外套によってそれらが覆われてしまう可能性がある。そして、その外套によって覆われる対象がカメラ撮影レンズである場合、本来使われることのない撮影機能に電力が消費されることになり無駄がある、という課題が生じる。また実際に撮影しようとしてカメラレンズが外套によって遮蔽されていることに気付くことになるとシャッターチャンスを逃すという課題も生じる。あるいはカメラレンズを外套が塞ぐ、という形態以外に、例えば外套に望遠レンズなどのカメラ用ギミックが設けられていても、そのギミックに応じて電子機器を制御することができず、ユーザーが、その都度ギミックに応じて電子機器の設定変更などをしなければならない、という課題もある。 【0005】 また第二の課題として、現在、通信機器において例えばビジネス用とプライベート用、という具合に使い分けて使用するユーザーの数も増大している。しかし、通信機器を別途用意し複数台所有する場合、それぞれの購入コストや複数契約に必要なコストなどがかかってしまう、という課題もある。 【課題を解決するための手段】 【0006】 以上課題を解決するために、第一の本発明は、外套によってレンズが覆われることでそのカメラ機能を制御する機能を備えた電子機器を提供する。すなわち電子機器本体に、その本体に設けられたカメラレンズを覆うような外套が装着された場合には、例えばカメラ機能への通電をカットしたり、カメラレンズが遮蔽されている旨の警告メッセージを表示したりするよう電子機器を制御する。あるいは外套に備え付けられた望遠レンズで本体のレンズが覆われた場合にはカメラを望遠モードにセットしたりする、といった具合の制御を行う。 【0007】 この電子機器は、具体的には、外套と、外套を着脱可能な電子機器本体と、からなる電子機器であって、前記外套は、電子機器本体の全部又は一部を覆う構造であり、前記電子機器本体は、前記外套により覆われうるカメラ撮影レンズを備えたカメラ部と、前記覆われる領域に応じた識別情報を取得する識別情報取得部と、取得した識別情報が覆う領域が前記カメラ撮影レンズであることを示す識別情報である場合には、カメラ部を制御するカメラ部制御部と、を有する構成をとる。 【0008】 また、第二の本発明は、外套に例えばアドレス帳などを保持し、その外套を付け替えることで、別個の相手に対して通信するよう制御する機能を備えた電子機器を提供する。この電子機器は、具体的には、外套と、外套を着脱可能な電子機器本体と、からなる電子機器であって、前記外套は、電子機器本体の全部又は一部を覆う構造であり、通信先アドレスを保持する通信先アドレス保持部を有し、前記電子機器本体は、前記覆われる領域に応じた識別情報を取得する識別情報取得部と、前記外套が保持する通信先アドレスを取得する通信先アドレス取得部と、取得した識別情報と、取得した通信先アドレスに基づいて通信を制御する通信制御部と、を有する構成をとる。 【0009】 またその他にも、上記構成を基本として、さらに外套に、液晶ディスプレイなど各種モジュールを備え、上記カメラや通信機能の制御を行う電子機器も提供する。 【0010】 ところで、本件発明の上記構成は、一見すると従来の「蓋付リモコン」と同様の構成に見える。つまり、本件発明は、従来技術の一例である「蓋部分に設けられたボタンの押下と、蓋を開けた内部のボタンの押下とで異なった制御信号を発信するリモコン」と比較して同様の構成に見えるが、本件発明と従来技術(蓋付リモコン)とは以下のような相違点を有する。すなわち、第一に蓋付リモコンの場合、リモコン本体に取得される情報はその蓋の開閉のステータス(を識別する)情報のみであるため、取得した開閉ステータス情報に応じて行われる制御は、例えば蓋を閉めた(外套を装着し識別情報を取得した)際の制御は蓋部分のボタンでのチャンネル操作制御で、蓋を開けた際の制御は内部ボタンでの画質補正操作の制御である、といった具合に一つのパターンのみである。しかし本実施例の場合、さまざまな外套が取得されることが想定されるため、識別情報に応じて、例えばAという外套ではカメラ機能への通電カット、Bという外套ではカメラ機能の望遠モードセット、といった具合に別個のさまざまな制御を行うことができる、という点である。また、第二の相違点としては、本発明の電子機器における外套は、例えば純正の外套のほか、サードパーティにより提供されることも想定される。そこで、サードパーティが提供する外套にも対応できるよう、外套により覆われる領域を示す識別情報のフォーマットなどが規格化されることも考えられる。そして蓋付リモコンには、このような識別情報(開閉ステータス情報)の規格化などはない。以上のような構成の違いを有するため、本実施例の電子機器は、従来の蓋付リモコンとは異なっていると言える。 【発明の効果】 【0011】 以上のような構成をとる本発明によって、カメラ撮影レンズが覆われた場合、例えばカメラ機能への通電をカットして、無駄な電力消費を抑えることができる。またカメラレンズが遮蔽されていることを示す警告メッセージを表示して、シャッターチャンスを逃すなどに事態の発生を防ぐことができる。あるいは、カメラを望遠モードにセットしたりするなど、外套に覆われる態様に応じて様々なカメラの制御を行うこともできる。また通信機器を別途用意し複数台所有しなくても、外套に応じてプライベート用とビジネス用と、といった具合に様々な相手に対して通信するよう電子機器を制御することもできる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0012】 以下に、図を用いて本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。 【0013】 なお、実施例1は、主に請求項1,2、7、8、9について説明する。また、実施例2は、主に請求項3、7、10について説明する。また、実施例3は、主に請求項4、7について説明する。また、実施例4は、主に請求項5、6、7、11について説明する。 【0014】 ≪実施例1≫ <概要> 図1は、本実施例における電子機器の制御の一例を表す概略図である。この図にあるように、例えば本実施例の電子機器本体はカメラ撮影レンズを備え、カメラ機能を有している。ここで、この電子機器本体に外套が装着され、そのカメラ撮影レンズが覆われた場合、本実施例の電子機器はカメラ機能をOFFとする制御を行う。これによって、前述のように必要のない電力消費を抑えることができ、省エネに貢献することができる。あるいはカメラレンズが遮蔽されていることを示す警告メッセージをディスプレイに表示して、そのことを予めユーザーに通知することでシャッターチャンスを逃さないようにすることもできる。またコンサートなどのイベントで、カメラ持ち込み禁止、撮影禁止などの制限が設けられている場合でも、この外套を被せてカメラ機能を強制的にOFFとすることでイベントスタッフに電子機器を預けるなどせずに済む。 【0015】 またその他にも、本実施例の電子機器は、外套に望遠レンズなどのカメラ用ギミックが設けられていれば、そのギミックに応じて例えばカメラの撮影モードを自動的に望遠撮影モードに設定する、などの制御を行う。それによってユーザーにいちいちモード設定などの手間を掛けさせることなく、外套に備えられたカメラ用の機能に応じたカメラ撮影を実行することができる。 【0016】 <機能的構成> 図2は、本実施例の電子機器における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「電子機器」は、「外套」(0200)と、その外套を着脱可能な「電子機器本体」(0210)と、からなる。 【0017】 「外套」(0200)は、電子機器本体(0210)の全部又は一部を覆う構造を有する部材であって、例えばその素材はシリコン、ゴム、ポリ塩化ビニル、ケナフ繊維等の合成樹脂の他、天然樹脂、皮革、金属、布、など様々挙げられる。また、その形状も電子機器本体に着脱可能であれば、どのような形状であっても構わず、例えば外套自身にスイッチ/ボタンや、実施例3にて後述するような各種モジュールなどを備えていても構わない。また、この外套は重ねて電子機器本体に装着されたり、電子機器本体のパーツや領域ごとに異なった外套が装着されたり、という具合に一の電子機器本体に複数の外套が装着される形態であっても構わない。また、この外套は、各種模様やビジュアルデザインなどが刻印、印刷されたり、LEDランプによる明滅などのビジュアルエフェクトが出力されたりする、といった具合のデザイン性を備えた外套であっても良い。 【0018】 そして本実施例の電子機器は、この外套をその本体に装着し全部又は一部が覆われることで、電子機器本体のカメラ部が制御されることを特徴とする。以下、外套と共に本実施例の電子機器を構成する一部であり、かつ上記外套が着脱される電子機器本体の機能ブロックの一例について説明する。 【0019】 「電子機器本体」(0210)は、「識別情報取得部」(0211)と、「カメラ部」(0212)と、「カメラ部制御部」(0213)と、を有する。なお、この電子機器本体について特段限定はせず、例えばデジタルカメラや携帯電話、PDA,PHS、ノートPC、UMPC、あるいは電子ブックなどの可搬型電子機器のほか、パソコンやネットワーク対応テレビ装置などの据置型の電子機器であっても良い。また電子機器は、情報通信機器にも限られず、マイコンなど制御機構を有し、かつカメラ部を有していればその他の電子機器であっても構わない。 【0020】 なお、以下に記載する本装置の機能ブロックは、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの両方として実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPUや主メモリ、バス、あるいは二次記憶装置(ハードディスクや不揮発性メモリ、CD−ROMやDVD−ROMなどの記憶メディアとそれらメディアの読取ドライブなど)、印刷機器や表示装置、その他の外部周辺装置などのハードウェア構成部やその外部周辺機器用のI/Oポート、それらハードウェアを制御するためのドライバプログラムやその他アプリケーションプログラム、情報入力に利用されるユーザーインターフェースなどが挙げられる。またこれらハードウェアやソフトウェアは、主メモリ上に展開したプログラムをCPUで演算処理したり、メモリやハードディスク上に保持されているデータや、インターフェースを介して入力されたデータなどを加工、蓄積、出力処理したり、あるいは各ハードウェア構成部の制御を行ったりするために利用される。また、この発明は装置として実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、このような発明の一部をソフトウェアとして構成することができる。さらに、そのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるソフトウェア製品、及び同製品を記録媒体に固定した記録媒体も、当然にこの発明の技術的な範囲に含まれる(本明細書の全体を通じて同様である)。 【0021】 「識別情報取得部」(0211)は、前記外套により覆われる領域に応じた識別情報を取得する機能を有する。この識別情報は、例えば外套そのものを識別するための外套識別情報が挙げられる。この場合、その外套識別情報をキーとして、例えばローカルやネットワーク上にある「外套−制御内容」テーブルなどを参照して、後述するカメラ部制御部での制御が実行されると良い。 【0022】 あるいは識別情報は、外套に備えられたカメラ部用ギミックを識別するためのギミック識別情報を含んでいても良い。この場合も、そのギミック識別情報をキーとして、例えばローカル、あるいはネットワーク上の「ギミック−制御内容」テーブルなどを参照して、後述のカメラ部制御部での制御が実行されると良い。 【0023】 また、この識別情報取得部での識別情報の取得は、例えば電子機器本体への外套装着時に、ユーザーが入力デバイスなどで入力した外套識別情報やギミック識別情報を取得する方法が挙げられる。あるいは光量センサや超音波センサ、感圧センサなどを用いてカメラ用レンズが覆われた/覆われていないなどを識別し、識別情報として取得する方法も挙げられる。 【0024】 その他にも、実施例4にて後述するように、外套に設けられたICチップに、その外套ごとの識別情報が保持されていても良い。そして電子機器本体に装着された際に、そのチップから無線通信などでその識別情報を取得する方法が挙げられる。あるいは、外套内にフックなどの物理形状を有する凹凸部材を備え、電子機器本体に装着された際にその凹凸の形状を認識することで対応する識別情報を取得する方法も挙げられる。 【0025】 そして、このようにして取得された外套による電子機器本体の被覆領域に応じた識別情報に応じて、カメラ部制御部において電子機器のカメラ部が制御されることになる。 【0026】 「カメラ部」(0212)は、外套(0200)により覆われうるカメラ撮影レンズを備え、カメラ撮影機能を有する。 【0027】 「カメラ部制御部」(0213)は、識別情報取得部(0211)にて取得した識別情報が、覆う領域が前記カメラ撮影レンズであることを示す識別情報である場合には、カメラ部を制御する機能を有する。 【0028】 図3は、取得した識別情報とカメラ部制御部での制御とを関連付けたテーブルの一例を表す図である。カメラ部制御部は、例えばこのようなテーブルを利用して制御を行うと良い。具体的には、例えば識別情報がカメラレンズへの入光を遮蔽するよう覆うことを示す遮蔽識別情報(ID001)を含む場合、通電をカットするなどしてカメラ部の撮影に関する機能の全部又は一部を利用不可の状態にする制御や、カメラ撮影不可の警告メッセージを表示する制御などが挙げられる。また電子機器が2以上のカメラ撮影レンズを備えていて、取得した識別情報(ID002)によって他方のレンズが覆われていないことが示されれば、カメラ部が利用するレンズをその他方のカメラ撮影レンズに切り替える制御などが挙げられる。 【0029】 また、識別情報が、カメラレンズを覆う領域に望遠レンズやマクロ撮影用レンズ、入光量絞り、オートフォーカス機構などが備えられていることを示す識別情報を含むならば、例えば撮影モードを望遠モードやマクロモードに切り替えるなどの制御も挙げられる。またレンズ以外にも、外套によってフラッシュ用ストロボが備えられた領域が覆われることを示す識別情報を取得した場合、そのストロボ光が外套によって遮蔽されるとしてストロボ回路への通電をカットするなどの制御を行っても良い。あるいは外套によってシャッターボタンやストロボボタンを覆うことを示す識別情報を取得した場合にも、その撮影回路やストロボ回路への通電をカットするなどの制御を行うよう構成されていても良い。 【0030】 あるいはカメラレンズを覆う領域に応じて、カメラ部にて撮影された画像に対し画像処理を行うよう構成されていても良い。例えば外套に星型の刳抜領域が設けられ、その領域がカメラレンズを覆うことを示す識別情報(ID003)を取得した場合、撮影された写真の枠が星型になるので、その星型の枠に合うような色彩調整やアイテム描画を撮影画像に施すなどの制御を行う、という具合である。 【0031】 <ハードウェア的構成> 図4は、上記機能的な各構成要件をハードウェアとして実現した際の、電子機器における構成の一例を表す概略図である。この図を利用して電子機器のカメラ制御処理におけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、本実施例の電子機器は、「電子機器本体」(0410)に「外套」(0400)が着脱可能に装着されて構成されている。そして、「外套」は識別情報を保持する「ICチップ」(0401)を備えている。また、「電子機器本体」は、各種演算処理を行い、またカメラ部制御部の機能を実現する「CPU」(0411)、「主メモリ」(0412)や、識別情報取得部の機能を実現する「I/O(インプット/アウトプット)」(0413)、あるいは制御プログラムやIDテーブル、カメラ機構の設定情報などを保持する「フラッシュメモリ」(0414)、カメラ部の機能を実現する「カメラ機構」(0415)、などを備えている。そしてそれらが「システムバス」などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。 【0032】 また、「主メモリ」は、識別情報に応じた制御プログラムを実行するために読み出すと同時にそのプログラムの作業領域でもあるワーク領域を提供する。また、この「主メモリ」や「フラッシュメモリ」にはそれぞれ複数のメモリアドレスが割り当てられており、「CPU」で実行されるプログラムは、そのメモリアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、処理を行うことが可能になっている。 【0033】 ここで、「電子機器本体」に「外套」が装着されると、外套の「ICチップ」内蔵アンテナから電子機器本体の「I/O」に対して識別情報「ID004」が送信される。そして「I/O」で受信されたこの「ID004」が、「主メモリ」のアドレスAに格納される。すると、この識別情報の主メモリへの格納をトリガーとして、電子機器の制御プログラムが「CPU」により実行される。 【0034】 そこで「CPU」は、まず制御プログラムの「主メモリのアドレスAに格納されているIDデータをキーとして、フラッシュメモリのアドレスAに格納されているIDテーブル(制御内容テーブル)を検索せよ」との命令に従い、検索のための論理演算処理を実行する。それによって、例えば、外套はカメラ部のカメラレンズを覆う領域に望遠レンズを備えており、ID004で示される識別情報に応じた制御内容が「カメラ撮影モードを望遠モードに自動的に設定する」という内容の制御であることが分かった場合、以下のような処理を実行する。 【0035】 まず「CPU」は「フラッシュメモリ」に保持されているカメラ機構の設定情報を「主メモリ」のアドレス2に読み出す。そして設定情報におけるデフォルトの撮影モードを「望遠モード」に書き換えて、「フラッシュメモリ」に再格納する処理を行う。これによってカメラ機能が起動された際には、デフォルトで望遠モードになっているため、ユーザーが外套の望遠レンズに合わせて逐一設定を変更するなどの手間を省くことができる。もちろん、ID(識別情報)に応じた処理は上記以外にも、例えば「カメラ回路への通電カット」や「警告メッセージの表示」、「撮影画像への画像処理」など様々であって良い。 【0036】 <処理の流れ> 図5は、本実施例の電子機器における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、電子機器本体に、本体が備えるカメラ撮影レンズを覆う外套が装着されると、まず、外套が覆う領域がカメラ撮影レンズであることを示す識別情報を取得する(ステップS0501)。そしてその取得した識別情報に応じて、例えばカメラ部の撮影に関する機能の全部又は一部を利用不可の状態にする制御や、カメラ撮影不可の警告メッセージを表示する制御、カメラ部が利用するレンズを別のカメラ撮影レンズに切り替える制御、といった具合に電子機器を制御する(ステップS0502)。 【0037】 <効果の簡単な説明> 以上のように本実施例の電子機器によって、外套により電子機器本体のカメラ撮影レンズが覆われた場合に、その覆われた態様などに応じてカメラ部を制御することができる。したがって、例えば、カメラレンズが全て覆われたらカメラ機能をOFFとする制御を行い、必要のない電力消費を抑えて省エネに貢献することができる。あるいは警告メッセージなどを表示して撮影ができないことを予めユーザーに通知したりすることもできる。 【0038】 またその他にも、本実施例の電子機器は、外套に望遠レンズなどのカメラ用ギミックが設けられていれば、そのギミックに応じて例えばカメラの撮影モードを自動的に望遠撮影モードに設定する、などの制御を行っても良い。それによってユーザーにいちいちモード設定などの手間を掛けさせることなく、外套に備えられたカメラ用の機能に応じたカメラ撮影を実行することができる。あるいは、撮影画像に所定形状の枠が形成されるような刳抜を外套に設けられていれば、その撮影画像に形成される枠に合った画像処理を行うよう制御することなどもできる。 【0039】 ≪実施例2≫ <概要> 本実施例は、外套により覆われる領域の識別情報に応じた制御が所定の通信相手への通信制御であることを特徴とする電子機器である。 【0040】 図6は、本実施例の電子機器における識別情報に応じた通信制御の一例を表す概略図である。この図にあるように、電話機能やメール送受信機能を備える電子機器に、通話マイクに当たる領域に刳抜aが設けられている外套Aを装着した場合、電子機器の電話機能により「090−×××−○○○○」が自動で発呼される。一方、同じ電子機器に、今度は文字入力キーに当たる領域に刳抜bが設けられている外套Bを装着した場合、電子機器のメール送受信機能により「Bcorp@bcar.co.jp」宛のメール作成フォームが自動起動する、という具合である。 【0041】 <機能的構成> 図7は、本実施例の電子機器における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「電子機器」は、「外套」(0700)と、その外套を着脱可能な「電子機器本体」(0710)と、からなる。なお、この「外套」や「電子機器本体」については、その主要構成要件を除き具体例などは実施例1に記載したものと同様であるのでその説明は省略する。そして、本実施例の「外套」は、「通信先アドレス保持部」(0701)を有する。また「電子機器本体」は、「識別情報取得部」(0711)と、「通信先アドレス取得部」(0712)と、「通信制御部」(0713)と、を有する。 【0042】 まず外套の構成要件である通信先アドレス保持部について説明する。「通信先アドレス保持部」(0701)は、通信先アドレスを保持する機能を有する。「通信先アドレス」とは、例えば電話番号、IPアドレスやURL、Eメールアドレスなどが挙げられる。また、ここで保持される通信先アドレスは、上記概要で例示したように、一の外套に対し一の通信先アドレスが保持される構成の他、例えばある外套にはビジネス用アドレス帳が保持され、他方の外套にはプライベート用アドレス帳が保持される、といった構成であっても良い。 【0043】 また、そのビジネス用/プライベート用アドレス帳などは、その通信先アドレスごとに、優先順位や着信拒否、一斉呼出時の対応等に関する制御情報などが含まれていても良い。また、この通信先アドレス保持部を有する外套は、さらにその通信先に合わせた辞書データなどを保持する構成としても良い。その辞書データには、例えば、ビジネスメールの定型文や、親しい友人間でよく使用される顔文字などが登録保持されている、という具合である。 【0044】 また、この通信先アドレス保持部は、外套に設けられた例えばEEPROMなどの外部記憶媒体で実現され、その外部記憶媒体に保持されているアドレスの情報は、電子機器本体のGUIなどで入力されたデータに基づいて適宜書き換えられるような構成であっても良い。 【0045】 続いて、電子機器本体の構成要件について説明する。「識別情報取得部」(0711)は、基本的な機能や識別情報の取得例などは、実施例1で記載した「識別情報取得部」と同様である。また、取得される識別情報の具体例としては、例えば通話用のマイクやスピーカーが覆われていないことを示す識別情報が挙げられる。この識別情報によって、例えば後述する通信制御部において電話機能を起動するよう制御するなどの構成とすると良い。あるいは識別情報が、通話マイクなどが覆われ、文字入力用のボタンが覆われていないことを示す識別情報であれば、メール機能を起動するよう制御するなどの構成も挙げられる。 【0046】 「通信先アドレス取得部」(0712)は、前記外套が保持する通信先アドレスを取得する機能を有する。 【0047】 「通信制御部」(0713)は、取得した識別情報と、取得した通信先アドレスに基づいて通信を制御する機能を有する。もちろん、この通信制御部は、前述のように「ビジネス用アドレス帳」を取得した場合、選択画面などを自身のディスプレイに表示し、ユーザーに通信先アドレスを選択させる構成であっても良い。 【0048】 このように本実施例の電子機器は、所定の外套を装着することで、まず電子機器本体にその識別情報が取得され、取得した識別情報に基づいて所定の通信機能を起動する制御などが実行される。そして、外套が保持している通信先アドレスを利用して、起動制御した通信機能の通信先を特定し、通信を開始する、という具合である。また、通信先アドレスを企業サイトに設定した外套を配布する、などのマーケティングサービス提供も可能になる。 【0049】 <ハードウェア構成例> 図8は、上記機能的な各構成要件をハードウェアとして実現した際の、電子機器における構成の一例を表す概略図である。この図を利用して外套を装着した電子機器の通信制御処理におけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、本実施例の電子機器は、実施例1と同様に「外套」(0800)と「電子機器本体」(0810)とで構成されている。そして、「外套」は「ICチップ」(0801)を備え、「電子機器本体」は、「CPU」(0811)、「主メモリ」(0812)や、「I/O」(0813)、あるいは「フラッシュメモリ」(0814)、「通信回路」(0815)、などを備えている。なお、本実施例に特徴的な構成要件である外套の通信先アドレス保持部は「ICチップ」によって実現することができる。また電子機器本体の「通信制御部」に関しては、「CPU」や「主メモリ」により実現することができる。 【0050】 ここで、上記実施例同様にして、「電子機器本体」に「外套」が装着されると、外套の「ICチップ」にて保持されている識別情報「ID005」と、通信先アドレスである「電子メールアドレス1」が電子機器本体に取得され、それぞれ「主メモリ」のアドレスAとBに格納される。すると制御プログラムの命令に従い、この識別情報「ID005」を検索キーとした「IDテーブル」の検索処理が、「CPU」の論理演算処理により実行される。そして、その検索の結果「ID005」で示される識別情報が通話用マイクなど覆い、メール用の入力キーなどを覆わない外套であることを示す識別情報であり、その制御内容が「送信先を主メモリのアドレスBに格納している電子メールアドレス1としたメール入力フォームを自動起動する」であることが分かる。 【0051】 すると、「CPU」は、上記制御内容を実現するようメールフォームの起動や送信アドレス指定の制御命令を生成し、「主メモリ」のアドレス3に格納する.そしてその制御命令を出力し、その送信先を「電子メールアドレス1」としたメール入力フォームを自動起動する、という具合である。 【0052】 <処理の流れ> 図9は、本実施例の電子機器における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、電子機器本体に、通信先アドレスを予め保持する外套が装着されると、まず電子機器本体にて、外套により覆われる領域に応じた識別情報を取得する(ステップS0901)。また、外套の保持している通信先アドレスも取得される(ステップS0902)。そして、取得した識別情報と、その取得した通信先アドレスとに基づく通信制御が実行される(ステップS0903)。 【0053】 <効果の簡単な説明> 以上のように本実施例の電子機器によって、所定の外套を装着することで所定の通信先に対して簡単に通信を開始することができる。したがって、外套を仕事用、プライベート用、など分けることで、高価な通信機能付電子機器を複数所有したりするなどの必要が無くなる。また、通信先アドレスを企業サイトに設定した外套を配布する、などのマーケティングサービス提供も可能になる。 【0054】 ≪実施例3≫ <概要> 本実施例は、実施例1や2を基本として、その外套が、液晶ディスプレイ、テンキー、カメラ、無線通信アンテナ、地上デジタルチューナなどの各種モジュールを備えることを特徴とする電子機器である。このように、外套に各種モジュールを備え、そのモジュールに関する制御が外套の識別情報に応じて実行されることで、外套交換により様々なモジュールの機能を電子機器で実行させることができる。 【0055】 <機能的構成> 図10は、本実施例の電子機器における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「電子機器」は、実施例を基本として、「外套」(1000)と、その外套を着脱可能な「電子機器本体」(1010)と、からなる。そして「電子機器本体」が、「識別情報取得部」(1011)と、「カメラ部」(1012)と、「カメラ部制御部」(1013)と、を有する。もちろん、実施例2を基本として、外套が図示しない「通信先アドレス保持部」を有し、電子機器が、「カメラ部制御部」や「カメラ部」の替わりに、図示しない「通信先アドレス取得部」や「通信制御部」を有していても構わない。なお、これら「外套」や「電子機器本体」、また、電子機器本体の「識別情報取得部」、「カメラ部制御部」、「カメラ部」、あるいは「通信先アドレス保持部」、「通信先アドレス取得部」、「通信制御部」に関しては、上記実施例にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。 【0056】 そして、本実施例における電子機器の特徴点は、外套が一以上の「モジュール」(1001)を有する点である。「モジュール」とは、液晶ディスプレイ、テンキー、カメラ、または無線通信アンテナ、光通信用送受信モジュール、スピーカー、マイク、GPS受信機、チューナ、懐中電灯、太陽電池、生体情報モニター、の中のいずれか一以上のモジュールの全体又は一部をいう。 【0057】 このように、各種モジュールが外套に備えられていることで、外套交換により様々なモジュールの機能を電子機器で実現するよう制御することができる。具体的には、例えば外套のモジュールが液晶ディスプレイであれば、その外套の識別情報に応じてカメラで撮影した映像データや通信によって取得したデータなどを外套の映像処理回路に送信するような制御が挙げられる。また、テンキーであれば、そのテンキーによってカメラ機構や通信回路の操作を行えるよう入力受付待ち状態となるような制御が挙げられる。また、カメラであれば、電子機器本体に備えられたカメラと、この外套のカメラとを切り替えるような制御が挙げられる。また、無線通信アンテナであれば、その識別情報に応じた外套の無線通信アンテナでの、例えば所定通信先に対する無線通信制御が挙げられる。また、光通信用送受信モジュールであれば、例えばカメラで撮影した画像を赤外線通信で送信するような制御が挙げられる。また、スピーカーやマイクであれば、その外套の識別情報に応じてカメラ撮影時に周囲の音を録音し、撮影画像と録音音声とを関連付けて再生可能に管理するような制御が挙げられる。また、GPS受信機であれば、GPS衛星からの信号受信によって現在位置を計算し、その位置情報を撮影画像や通信情報と関連付けて管理するような制御が挙げられる。またチューナであれば、その識別情報に応じたチューナのチューニング制御や、そのチューニングした放送波を通信によって他機器に送信する制御など挙げられる。また、懐中電灯であれば、撮影光源の代わりとなるようその懐中電灯への電力供給制御や、撮影画像の画像処理(輝度値変更処理など)の制御が挙げられる。また、太陽電池であれば、カメラ回路や通信回路用に内部電源からこの太陽電池へ電力供給源をスイッチする制御が挙げられる。また、生体情報モニターであれば、モニタリングを開始し、通信によって主治医の端末などにそのモニタリング結果を送信するような制御が挙げられる。もちろん、上記各モジュールに応じた制御例は一例であって、それ以外の制御が行われても構わない。 【0058】 <処理の流れ> 図11は、本実施例の電子機器における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、電子機器本体に、モジュールを備える外套が装着されると、まず電子機器本体にて、外套により覆われる領域に応じた識別情報を取得する(ステップS1101)。そして、取得した識別情報に応じて、外套に備えられたモジュールの制御が実行される(ステップS1102)。 【0059】 <効果の簡単な説明> 以上のように本実施例の電子機器によって、外套交換により様々なモジュールの機能を電子機器で実行させることができる。したがって、電子機器本体の買い替えなどしなくとも、電子機器本体が対応さえしていれば外套の取得だけで所望のモジュールを備えた電子機器を手に入れることができる。 【0060】 ≪実施例4≫ <概要> 本実施例は、上記実施例を基本として、その電子機器の制御内容を決める識別情報が外套に保持されていて、外套から電子機器本体に渡されることを特徴とする電子機器である。 【0061】 図12は、この外套での識別情報の保持の一例を表す概略図である。この図12(a)にあるように、例えば外套の内側に「ICチップ」が設けられており、このICチップに識別情報が保持されている。そして、電子機器本体が外套の内部に挿入などされた際に、ICチップに備えられている無線アンテナにより電子機器本体に識別情報が送信される、という具合である。 【0062】 あるいは、図12(b)にあるように、例えば外套の内側には「爪状部材」が設けられており、電子機器本体が外套の内部に挿入などされ爪状部材と電子機器本体とが接触した際に、その爪状部材の形状や配置位置等を認識し、その違いから所定の識別情報を判断(取得する)、といった構成により、外套に保持されている識別情報を電子機器本体に受け渡す方法も挙げられる。 【0063】 <機能的構成> 図13は、本実施例の電子機器における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「電子機器」は、実施例1や2,3と同様に、「外套」(1300)と、その外套を着脱可能な「電子機器本体」(1310)と、からなる。そして「電子機器本体」が、「識別情報取得部」(1311)と、「カメラ部」(1312)と、「カメラ部制御部」(1313)と、を有する。もちろん、実施例2を基本として、外套が図示しない「通信先アドレス保持部」を有し、電子機器が、「カメラ部制御部」や「カメラ部」の替わりに、図示しない「通信先アドレス取得部」や「通信制御部」を有していても構わない。また、さらに「各種モジュール」を有していても良い。なお、これら「外套」や「電子機器本体」、また、電子機器本体の「識別情報取得部」、「カメラ部制御部」、「カメラ部」、あるいは「通信先アドレス保持部」、「通信先アドレス取得部」、「通信制御部」、「各種モジュール」に関しては、上記実施例にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。 【0064】 そして、本実施例における電子機器の特徴点は、外套が「識別情報保持部」(1301)を有する点と、電子機器本体が「受取部」(1314)を有する点である。 【0065】 まず外套の「識別情報保持部」(1301)は、電子機器本体を覆う領域に応じた識別情報を電子機器本体に渡すことが可能なように保持する機能を有する。また、電子機器本体の「受取部」(1313)は、前記識別情報保持部から識別情報を受け取る機能を有する。 【0066】 具体的には上記概要で説明したように、この「識別情報保持部」は、例えば内蔵アンテナを備えるICチップで実現し、「受取部」はICチップのデータ読取器で実現することができる。あるいは、例えば「識別情報保持部」は爪状部材のような形状・サイズ・配置位置などで特定可能な所定部材で実現され、「受取部」は、その部材形状・サイズ・配置位置などを認識する各種センサなどにより実現することができる。 【0067】 また、その他の例として、「識別情報保持部」はネットワーク上のサーバ装置のHDDなどで実現され、外套にはそのサーバ装置へのアクセス機能を備えた無線通信回路が設けられている。そして、電子機器本体が外套の内部に挿入などされた際に、自動的にそのサーバ装置にアクセスし、識別情報を取得し、電子機器本体の受取部である「I/O」に受け渡す、などの構成も挙げられる。 【0068】 <処理の流れ> 図14は、本実施例の電子機器における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、電子機器本体に、識別情報を予め保持する外套が装着されると、まず、外套から電子機器本体に識別情報を受け渡す(ステップS1401)。そして電子機器本体は、その受け取った識別情報を取得し(ステップS1402)、その取得した識別情報に応じて電子機器を制御する(ステップS1403)。 【0069】 <効果の簡単な説明> 以上のように本実施例の電子機器では、外套に識別情報を保持させ、電子機器本体の外套内部への挿入時などにその識別情報を受け渡すことができる。したがって、ユーザーがその外套の識別情報を逐次確認しGUIなどから入力する、といた手間を省くことができる。 【図面の簡単な説明】 【0070】 【図1】実施例1における電子機器のカメラ部制御の一例を表す概略図 【図2】実施例1の電子機器における機能ブロックの一例を表す図 【図3】実施例1の電子機器のカメラ部制御部が利用するテーブルの一例を表す概念図 【図4】実施例1の電子機器におけるハードウェア構成の一例を表す概略図 【図5】実施例1の電子機器における処理の流れの一例を表すフローチャート 【図6】実施例2における電子機器の通信制御の一例を表す概略図 【図7】実施例2の電子機器における機能ブロックの一例を表す図 【図8】実施例2の電子機器におけるハードウェア構成の一例を表す概略図 【図9】実施例2の電子機器における処理の流れの一例を表すフローチャート 【図10】実施例3の電子機器における機能ブロックの一例を表す図 【図11】実施例3の電子機器における処理の流れの一例を表すフローチャート 【図12】実施例4の電子機器の外套での識別情報の保持の一例を表す概略図 【図13】実施例4の電子機器における機能ブロックの一例を表す図 【図14】実施例4の電子機器における処理の流れの一例を表すフローチャート 【符号の説明】 【0071】 0200 外套 0210 電子機器本体 0211 識別情報取得部 0212 カメラ部制御部 0213 カメラ部
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005049 【氏名又は名称】シャープ株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年9月1日(2006.9.1) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100109553 【弁理士】 【氏名又は名称】工藤 一郎
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| 【公開番号】 |
特開2008−61125(P2008−61125A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月13日(2008.3.13) |
| 【出願番号】 |
特願2006−238129(P2006−238129) |
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