| 【発明の名称】 |
再生装置、検索方法、およびプログラム |
| 【発明者】 |
【氏名】村越 象
|
| 【要約】 |
【課題】コンテンツの再生中のキーワード検索を容易に行うことができるようにする。
【構成】録画済みの番組の再生中に字幕の表示がユーザにより指示されたとき、表示中の映像に紐付けられている字幕が表示され、その字幕内に下線を引いた形で、字幕から抽出されたキーワードが提示される。提示されたキーワードの中から所定のキーワードが選択されたとき、選択されたキーワードを含む字幕と紐付けられている映像を含むシーン、または、選択されたキーワードを番組情報に含む番組が検索され、関連コンテンツとして提示される。所定の関連コンテンツが選択されたとき、再生中の番組の映像に替えて、関連コンテンツの映像が表示される。本発明は、映像コンテンツを再生する再生機に適用することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 コンテンツを再生し、映像を表示させる再生手段と、 表示中の映像に紐付けられている字幕からキーワードを抽出する抽出手段と、 前記抽出手段により抽出されたキーワードを提示するキーワード提示手段と、 前記キーワード提示手段により提示されたキーワードの中から選択されたキーワードに基づいてコンテンツを検索する検索手段と を備える再生装置。 【請求項2】 前記抽出手段は、ユーザによる指示があったときに表示中の映像に紐付けられている字幕からキーワードを抽出する 請求項1に記載の再生装置。 【請求項3】 コンテンツをシーン毎に切り出す切り出し手段をさらに備え、 前記検索手段は、前記キーワード提示手段により提示されたキーワードの中から選択されたキーワードを含む字幕が紐付けられている映像を含むシーンを、前記切り出し手段により切り出されたシーンの中から検索する 請求項1に記載の再生装置。 【請求項4】 前記検索手段は、前記キーワード提示手段により提示されたキーワードの中から選択されたキーワードを番組情報に含む番組を検索する 請求項1に記載の再生装置。 【請求項5】 前記検索手段により検索されたコンテンツに関する情報を提示するコンテンツ提示手段をさらに備え、 前記再生手段は、前記コンテンツ提示手段により情報が提示されたコンテンツの中から選択されたコンテンツを再生する 請求項1に記載の再生装置。 【請求項6】 コンテンツを再生して映像を表示させ、 表示中の映像に紐付けられている字幕からキーワードを抽出し、 抽出したキーワードを提示し、 提示したキーワードの中から選択されたキーワードに基づいてコンテンツを検索する ステップを含む検索方法。 【請求項7】 コンテンツを再生して映像を表示させ、 表示中の映像に紐付けられている字幕からキーワードを抽出し、 抽出したキーワードを提示し、 提示したキーワードの中から選択されたキーワードに基づいてコンテンツを検索する ステップを含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、再生装置、検索方法、およびプログラムに関し、特に、コンテンツの再生中のキーワード検索を容易に行うことができるようにした再生装置、検索方法、およびプログラムに関する。 【背景技術】 【0002】 近年普及してきているデジタル録画機器は、搭載するハードディスクの容量の大容量化が進み、多くの番組を録画することができるようになってきている。 【0003】 そこで、録画済みの番組全体の中から目的の番組や目的の映像を迅速に探すことができるようにする技術が各種提案されている。 【0004】 例えば、特許文献1には、ユーザにより入力された文字と一致あるいは類似する文字を含む字幕を検索し、検索した字幕と同じ時刻に提示される映像を検索する技術が開示されている。ユーザは、目的の映像に関する文字を覚えておけば、その文字を入力することによって、目的の映像を検索することができる。 【特許文献1】特開2004−80476号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 映像の検索が文字に基づいて行われる場合、一般的に、ユーザは、ソフトウェアキーボードなどを用いて、検索の基準になる文字を自ら入力する必要がある。 【0006】 従って、例えば、ある番組の視聴中に気なることがあったことから、そのことに関連する映像を検索しようとした場合、ユーザは、気なったことを表す文字を覚えた後に視聴を一旦中止し、それから、覚えておいた文字を入力する手順を踏む必要がある。番組の視聴中に特定の内容に興味が出てくるといったことはよくあることであり、このようなときの検索はできるだけ簡単なものである方が望ましい。 【0007】 本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、コンテンツの再生中のキーワード検索を容易に行うことができるようにするものである。 【課題を解決するための手段】 【0008】 本発明の一側面の再生装置は、コンテンツを再生し、映像を表示させる再生手段と、表示中の映像に紐付けられている字幕からキーワードを抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出されたキーワードを提示するキーワード提示手段と、前記キーワード提示手段により提示されたキーワードの中から選択されたキーワードに基づいてコンテンツを検索する検索手段とを備える。 【0009】 前記抽出手段には、ユーザによる指示があったときに表示中の映像に紐付けられている字幕からキーワードを抽出させることができる。 【0010】 コンテンツをシーン毎に切り出す切り出し手段をさらに設けることができる。この場合、前記検索手段には、前記キーワード提示手段により提示されたキーワードの中から選択されたキーワードを含む字幕が紐付けられている映像を含むシーンを、前記切り出し手段により切り出されたシーンの中から検索させることができる。 【0011】 前記検索手段には、前記キーワード提示手段により提示されたキーワードの中から選択されたキーワードを番組情報に含む番組を検索させることができる。 【0012】 前記検索手段により検索されたコンテンツに関する情報を提示するコンテンツ提示手段をさらに設けることができる。この場合、前記再生手段には、前記コンテンツ提示手段により情報が提示されたコンテンツの中から選択されたコンテンツを再生させることができる。 【0013】 本発明の一側面の検索方法またはプログラムは、コンテンツを再生して映像を表示させ、表示中の映像に紐付けられている字幕からキーワードを抽出し、抽出したキーワードを提示し、提示したキーワードの中から選択されたキーワードに基づいてコンテンツを検索するステップを含む。 【0014】 本発明の一側面においては、表示中の映像に紐付けられている字幕からキーワードが抽出され、抽出されたキーワードが提示され、提示されたキーワードの中から選択されたキーワードに基づいてコンテンツが検索される。 【発明の効果】 【0015】 本発明の一側面によれば、ユーザは、コンテンツの再生中のキーワード検索を容易に行うことができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0016】 以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書又は図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書又は図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書又は図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が発明に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外には対応しないものであることを意味するものでもない。 【0017】 本発明の一側面の再生装置(例えば、図1の記録再生装置1)は、コンテンツを再生し、映像を表示させる再生手段(例えば、図7の再生部71)と、表示中の映像に紐付けられている字幕からキーワードを抽出する抽出手段(例えば、図7のキーワード切り出し部67)と、前記抽出手段により抽出されたキーワードを提示するキーワード提示手段(例えば、図7のキーワード提示部68)と、前記キーワード提示手段により提示されたキーワードの中から選択されたキーワードに基づいてコンテンツを検索する検索手段(例えば、図7の関連コンテンツ検索部69)とを備える。 【0018】 この再生装置には、コンテンツをシーン毎に切り出す切り出し手段(例えば、図7のシーン切り出し部63)をさらに設けることができる。 【0019】 また、前記検索手段により検索されたコンテンツに関する情報を提示するコンテンツ提示手段(例えば、図7の関連コンテンツ提示部70)をさらに設けることもできる。 【0020】 本発明の一側面の検索方法またはプログラムは、コンテンツを再生して映像を表示させ、表示中の映像に紐付けられている字幕からキーワードを抽出し、抽出したキーワードを提示し、提示したキーワードの中から選択されたキーワードに基づいてコンテンツを検索するステップ(例えば、図9のステップS17)を含む。 【0021】 以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。 【0022】 図1は、本発明の一実施形態に係る記録再生装置1を示す図である。 【0023】 図1に示されるように、記録再生装置1にはケーブルを介してTV2が接続される。リモートコントローラ3は記録再生装置1を操作するものであり、ユーザにより用いられる。 【0024】 記録再生装置1は、ハードディスクなどの記録媒体を内蔵し、例えば、デジタルテレビジョン放送、あるいはインターネットを介した放送によって提供される番組をハードディスクに記録(録画)する。すなわち、記録再生装置1には、図示せぬアンテナからの信号などが供給されるようになされている。記録再生装置1は、リモートコントローラ3を用いて行われるユーザの操作に応じて録画済みの番組を再生し、番組の映像や音声をTV2に出力させる。 【0025】 また、記録再生装置1は、録画済みの番組を再生し、番組の映像をTV2に表示させている状態でリモートコントローラ3を用いた所定の操作がユーザにより行われたとき、そのときに表示中の映像に関するキーワードをユーザに提示し、提示したキーワードの中からユーザにより選択されたキーワードに基づいて、表示中の映像に関連するシーンを録画済みの番組のシーンの中から検索したり、表示中の映像に関連する番組を録画済みの番組の中から検索したりする。キーワードの提示は、表示中の映像に紐付けられている字幕を用いて行われる。以下、適宜、表示中の映像に関連するシーンや番組などの、キーワードに基づく検索の対象になる情報を関連コンテンツという。 【0026】 リモートコントローラ3は、ユーザの操作に応じた信号を記録再生装置1に送信する。リモートコントローラ3には、録画済みの番組の再生を開始するときに操作される再生ボタン、再生を一時停止するときに操作される一時停止ボタン、字幕を表示するときに操作される字幕表示ボタン、TV2に表示されるカーソルを移動させるときなどに操作される十字ボタン、項目を決定するときに操作される決定ボタンなどが設けられる。 【0027】 ここで、関連コンテンツを検索するときに表示されるUI(User Interface)について説明する。TV2には、ユーザによるリモートコントローラ3の操作に応じて、記録再生装置1によって各種の画面が表示される。 【0028】 図2は、TV2に表示される画面の例を示す図である。 【0029】 録画済みの番組の中から例えば料理番組が選択され、その再生中に、リモートコントローラ3に設けられる一時停止ボタンがユーザにより操作されたとき、料理番組の再生は停止され、図2に示されるように、TV2には、ユーザが一時停止ボタンを操作したときに表示されていた、料理番組の映像である映像11が表示され続ける。 【0030】 図2の画面が表示されている状態で、リモートコントローラ3に設けられる字幕表示ボタンがユーザにより操作されたとき、TV2には、映像11に重ねて、字幕が表示される。デジタルテレビジョン放送によって放送される番組のデータには、映像や音声のデータの他に字幕のデータも含まれており、ユーザは、字幕表示ボタンを操作することによって、字幕の表示のオン/オフを選択することができる。字幕のデータには、字幕として表示する文章のデータ(テキストデータ)の他に、表示タイミングを指定するデータも含まれている。 【0031】 図3は、図2の状態で字幕表示ボタンが操作されたときにTV2に表示される画面の例を示す図である。 【0032】 図3の例においては、画面の下方に、映像11に重ねて字幕21が表示されている。字幕21は、映像11に紐付けられている字幕であり、映像11が表示されたときに料理番組の出演者が話した言葉のように、映像11の内容を表すものである。図3の例においては、「本日は、たっぷり野菜の千六本汁をつくってみましょう」が字幕21として表示されている。 【0033】 記録再生装置1においては、録画済みの番組のそれぞれの映像に対して、映像の内容を表す字幕が紐付けられて管理されている。例えば、録画済みの番組が映画である場合、字幕として表示されるのは映像に写る人物のセリフなどであり、映像の表示タイミングと、その内容を表す字幕の表示タイミングは同期するから、あるタイミングで表示される映像に対しては、その映像と同じタイミングで表示される字幕が紐付けられる。 【0034】 一方、録画済みの番組がニュースや料理番組などである場合、放送時に、映像に遅れて、その内容を表す字幕が表示されることがあるから、あるタイミングで表示される映像に対しては、その映像が表示されるタイミングを基準として、前後の所定の時間内に表示される字幕が紐付けられる。 【0035】 また、図3の例においては、字幕21の「本日は、たっぷり野菜の千六本汁をつくってみましょう」のうち、「本日」、「野菜」、「千六本」に下線が引かれ、強調表示されている。これらの「本日」、「野菜」、「千六本」は、字幕21の「本日は、たっぷり野菜の千六本汁をつくってみましょう」を対象として形態素解析などが行われることによって、記録再生装置1によりキーワードとして抽出されたものである。 【0036】 図4は、図3の画面に続けてTV2に表示される画面の例を示す図である。 【0037】 図4の例においては、字幕21から抽出された「本日」、「野菜」、「千六本」のキーワードのうちの「千六本」に重ねてカーソル21Aが表示されている。ユーザは、リモートコントローラ3に設けられる十字ボタンの左右のボタンを押すことによってカーソル21Aの位置を他のキーワードの上に移動させることができ、決定ボタンを押すことによって、そのときカーソル21Aが重ねて表示されているキーワードを、関連コンテンツの検索の基準になるキーワードとして選択することができる。 【0038】 番組のある映像を見て特定の内容に興味が出てきた場合、そのとき表示されている映像に紐付けられている字幕には、「千六本」のように、興味が出てきたことに関する単語が含まれていることが多いから、そのような字幕から抽出されたキーワードは、ユーザが興味を持っていることに関する情報を検索する基準として用いることが可能となる。 【0039】 なお、キーワードは、図4に示されるように字幕中に下線が引かれた形で表示されるのではなく、キーワードだけが一覧表示されるようにしてもよい。 【0040】 図5は、TV2に表示される他の画面の例を示す図である。 【0041】 「千六本」のキーワードに重ねてカーソル21Aが表示されている図4の状態で決定ボタンがユーザにより操作されたとき、記録再生装置1においては、「千六本」のキーワードに基づいて関連コンテンツの検索が行われ、その検索結果がTV2に表示される。 【0042】 図5の例においては、検索の基準になったキーワードである「千六本」の字幕21内の位置から上方に伸びる形でリスト31が表示され、そのリスト31には、サムネイル41乃至45が表示されている。サムネイル41乃至45は、それぞれ、ユーザにより選択された「千六本」のキーワードを含む字幕が紐付けられている、映像11以外の映像を含むシーンを表す静止画である。すなわち、記録再生装置1においては、録画済みの番組全体はシーン毎に区切られて管理されており、この例においては、シーンが、関連コンテンツとして検索されている。 【0043】 このように、例えば、字幕21の方向に沿ってキーワードが表示され、選択されたキーワードの位置を基準として、字幕21の方向と直交する方向に関連コンテンツの検索結果が表示される。 【0044】 サムネイル41の右隣には「千六本やキンピラ」の文字が表示され、サムネイル42の右隣には「千六本サラダ」の文字が表示されている。また、サムネイル43の右隣には「は千六本に切る...」の文字が表示され、サムネイル44の右隣には「千六本に切ります...」の文字が表示されている。サムネイル45の右隣には「千六本に切る...」の文字が表示されている。 【0045】 サムネイルの隣に表示されているこれらの文字は、サムネイルによって表されるシーンに含まれる映像に紐付けられている字幕のうち、ユーザにより選択された「千六本」のキーワードを含む字幕の一部である。ユーザは、サムネイルの隣に表示される文字から、関連コンテンツの検索結果として提示されたシーンを確認することができる。 【0046】 また、図5の例においては、サムネイル42に重ねてカーソル31Aが表示されている。ユーザは、リモートコントローラ3に設けられる十字ボタンの上下のボタンを押すことによって、カーソル31Aの位置を他のサムネイルの上に移動させることができ、決定ボタンを押すことによって、そのときカーソル31Aが重ねて表示されているサムネイルにより表されるシーンを、再生する関連コンテンツとして選択することができる。 【0047】 図6は、TV2に表示されるさらに他の画面の例を示す図である。 【0048】 サムネイル42に重ねてカーソル31Aが表示されている図5の状態で決定ボタンがユーザにより操作されたとき、記録再生装置1においては、サムネイル42により表されるシーンの再生が開始され、図5に示されるように、その映像がTV2に表示される。 【0049】 図6の映像51は、サムネイル42により表されるシーンに含まれる先頭の映像である。サムネイル42により表されるシーンの再生が進められることに伴って、TV2には、映像51に続く映像が順次表示される。図6の字幕52は、映像51に紐付けられている字幕である。 【0050】 このように、ユーザは、録画済みのある番組を視聴しているときにリモートコントローラ3を操作して番組の再生を一時停止し、字幕表示ボタンを操作したときに表示されるキーワードの中から、関連コンテンツを検索する基準となるキーワードを選択することができる。 【0051】 すなわち、ユーザは、関連コンテンツを検索する際、検索の基準となるキーワードを、ソフトウェアキーボードなどを操作して自ら入力する必要がなく、番組の視聴中に、容易に、関連コンテンツのキーワード検索を行い、検索された関連コンテンツの再生を開始させることができる。 【0052】 例えば、ある番組の視聴中に、その番組内で紹介された特定の内容に興味が出てきたため、番組の視聴を中止して、興味が出てきた内容に関連するコンテンツを視聴したいと思うようになることはよくあることであり、そのような場合に、再生するコンテンツを興味のあるものに容易に変更することができる。関連コンテンツの検索、再生などを行う記録再生装置1の処理についてはフローチャートを参照して後述する。 【0053】 図7は、記録再生装置1の構成例を示すブロック図である。 【0054】 図7に示す機能部のうちの少なくとも一部は、記録再生装置1に設けられるCPU(Central Processing Unit)により所定のプログラムが実行されることによって実現される。 【0055】 図7に示されるように、記録再生装置1は、放送受信部61、解析部62、シーン切り出し部63、蓄積部64、ユーザ要求受信部65、字幕紐付け部66、キーワード切り出し部67、キーワード提示部68、関連コンテンツ検索部69、関連コンテンツ提示部70、再生部71、およびコンテンツ提示部72から構成される。 【0056】 放送受信部61は、アンテナからの放送波信号を受信、復調し、MPEG-TS(Moving Picture Experts Group-Transport Stream)を取得する。放送受信部61は、録画の対象になっている番組のデータ(番組の映像、音声、字幕のデータ)をMPEG-TSから抽出し、抽出したデータを解析部62と蓄積部64に出力する。インターネットを介して放送された番組が放送受信部61において受信されるようにしてもよい。 【0057】 解析部62は、番組全体を複数のシーンに切り出すことの前処理として、放送受信部61からデータが供給された番組の映像、音声の特徴を解析し、解析結果である特徴量をシーン切り出し部63に出力する。解析部62においては、映像の解析として、連続する映像(フレーム)の画素値の変化、テロップの表示の有無などが判断され、音声の解析として、音量の変化などが判断される。 【0058】 シーン切り出し部63は、解析部62から供給された特徴量に基づいてシーンの区間を決定し、それぞれの区間の開始位置、終了位置を表す情報であるシーン情報を蓄積部64に出力する。上述したような解析結果が解析部62から供給されている場合、例えば、画素値の変化量が閾値の量より現れた位置、テロップの表示が開始された位置、音量の変化量が閾値の量より現れた位置などでシーンが区切られる。なお、シーンの区間の決定は、映像、音声の各種の解析結果が組み合わされることによって行われるようにしてもよい。 【0059】 蓄積部64はハードディスクからなり、放送受信部61から供給された番組のデータを、シーン切り出し部63から供給されたシーン情報とともに記録する。蓄積部64に記録された番組のデータには、放送受信部61により取得されたEPG(Electronic Program Guide)に含まれるその番組の番組情報が属性情報として付加される。 【0060】 ユーザ要求受信部65は、リモートコントローラ3からの信号を受信し、ユーザの操作の内容を表す情報を字幕紐付け部66、関連コンテンツ検索部69、再生部71の各部に出力する。 【0061】 字幕紐付け部66は、蓄積部64に記録されている映像と字幕を紐付けて管理する。例えば、字幕紐付け部66は、上述したように、それぞれの映像に対して、映像と同じタイミングで表示される字幕、映像の表示タイミングを基準として前後の所定の時間内に表示される字幕を紐付けて管理する。 【0062】 また、字幕紐付け部66は、録画済みの番組の再生中に、リモートコントローラ3に設けられる字幕表示ボタンがユーザにより操作されたことを表す情報がユーザ要求受信部65から供給されたとき、その時点でTV2に表示されている映像が含まれるシーンを蓄積部64に記録されているシーン情報に基づいて特定する。字幕紐付け部66に対しては、表示中の映像の位置を表す情報が再生部71から供給されている。 【0063】 TV2に表示されている映像が含まれるシーンを特定したとき、字幕紐付け部66は、特定したシーンに紐付けられる字幕群(シーンに含まれるそれぞれの映像に紐付けられる字幕)のデータを蓄積部64に記録されている字幕のデータの中から取得し、取得した字幕群のデータをキーワード切り出し部67に出力する。キーワード切り出し部67に出力される字幕群のデータの中には、ユーザが字幕表示ボタンを操作したときに表示されていた映像に紐付けられている字幕のデータも含まれている。 【0064】 キーワード切り出し部67は、字幕紐付け部66からデータが供給された字幕群からキーワードを抽出し、抽出したキーワードのデータをキーワード提示部68に出力する。キーワード提示部68に対しては、適宜、字幕のデータも供給される。 【0065】 キーワード切り出し部67においては、例えば、字幕群を構成するそれぞれの字幕を対象として形態素解析が行われ、キーワード切り出し部67が有するDB(Data Base)に登録されているものと同じ形態素がキーワードとして抽出される。キーワード切り出し部67が有するDBには、上述したような「本日」、「野菜」、「千六本」などの単語の他に、観光スポット名や温泉名などの地名、有名料理店などの店名、選手名や芸能人などの人名なども登録されている。他のアルゴリズムに従ってキーワードの抽出が行われるようにしてもよい。 【0066】 キーワード提示部68は、キーワード切り出し部67から供給されたデータに基づいて、関連コンテンツの検索の基準として選択することのできるキーワードをTV2に表示し、ユーザに提示する。図4に示されるように、字幕中に下線を引いた形でキーワードを表示する場合、キーワード提示部68は、表示中の映像に紐付けられている字幕全体をキーワード切り出し部67から供給された字幕のデータに基づいて表示し、その字幕の中に含まれるキーワードをキーワード切り出し部67から供給されたキーワードのデータに基づいて特定して、特定したキーワードを強調表示する。 【0067】 また、キーワード提示部68は、キーワードだけを一覧表示する場合、キーワード切り出し部67から供給されたキーワードのデータに基づいて、画面上の所定の領域にキーワードだけを並べて表示する。 【0068】 関連コンテンツ検索部69は、キーワード提示部68により提示されたキーワードの中から所定のキーワードが選択されたことを表す情報がユーザ要求受信部65から供給されたとき、選択されたキーワードに基づいて、蓄積部64に記録されている番組、または番組のシーンの中から関連コンテンツを検索する。 【0069】 上述したように、番組のシーンを検索する場合、関連コンテンツ検索部69は、ユーザにより選択されたキーワードを含む字幕が紐付けられている映像を、蓄積部64に記録されている映像と字幕のデータに基づいて特定する。また、関連コンテンツ検索部69は、特定した映像を含むシーンを、蓄積部64に記録されているシーン情報に基づいて特定し、特定したシーンを関連コンテンツの検索結果として取得する。関連コンテンツ検索部69は、例えば、特定したシーンの先頭の映像のデータや字幕のデータを関連コンテンツ提示部70に出力する。 【0070】 なお、関連コンテンツとして例えば番組全体が検索されるようにしてもよく、この場合、関連コンテンツ検索部69は、ユーザにより選択されたキーワードを番組情報に含む番組を検索結果として取得し、取得した番組の先頭の映像のデータや、番組情報に含まれる番組のタイトルのデータを関連コンテンツ提示部70に出力する。番組のデータに関連付けられて蓄積部64に記録されている番組情報には、番組の出演者、番組の概要などが含まれるから、例えば、ユーザにより選択されたキーワードが人の名前である場合、その人が出演する番組が関連コンテンツの検索結果として取得される。 【0071】 関連コンテンツ提示部70は、関連コンテンツ検索部69から供給されたデータに基づいて関連コンテンツに関する情報をTV2に表示し、ユーザに提示する。関連コンテンツ提示部70は、例えば図5を参照して説明したように、関連コンテンツ検索部69から供給された映像のデータに基づいてサムネイルを表示し、サムネイルの隣に字幕の一部や番組のタイトルを表示する。 【0072】 再生部71は、録画済みの番組の再生を開始することがユーザにより指示されたとき、録画済みの番組のデータを蓄積部64から読み出し、再生して得られた映像や音声をコンテンツ提示部72に出力する。 【0073】 また、再生部71は、関連コンテンツ提示部70により提示された関連コンテンツの中から所定の関連コンテンツが選択されたことを表す情報がユーザ要求受信部65から供給されたとき、選択された関連コンテンツのデータを蓄積部64から読み出し、再生して得られた映像や音声をコンテンツ提示部72に出力する。 【0074】 コンテンツ提示部72は、再生部71から供給された映像をTV2に表示させ、音声をTV2のスピーカから出力させる。 【0075】 ここで、以上のような構成を有する記録再生装置1の動作について説明する。 【0076】 はじめに、図8のフローチャートを参照して、番組を記録する記録再生装置1の処理について説明する。 【0077】 ステップS1において、放送受信部61は、図示せぬアンテナからの放送波信号を受信、復調し、MPEG-TSを取得する。放送受信部61は、録画の対象になっている番組のデータをMPEG-TSから抽出し、抽出したデータを解析部62と蓄積部64に出力する。また、放送受信部61は、番組のデータなどとともに多重化されて提供されるEPGから、録画の対象になっている番組の番組情報を抽出し、抽出した番組情報を蓄積部64に出力する。 【0078】 ステップS2において、解析部62は、放送受信部61からデータが供給された番組の映像、音声の特徴を解析し、解析結果である特徴量をシーン切り出し部63に出力する。 【0079】 ステップS3において、シーン切り出し部63は、解析部62から供給された特徴量に基づいてシーンの区間を決定し、それぞれの区間の開始位置、終了位置を表すシーン情報を蓄積部64に出力する。 【0080】 ステップS4において、蓄積部64は、放送受信部61から供給された番組のデータを、シーン切り出し部63から供給されたシーン情報と関連付けて記録し、処理を終了させる。番組のデータには、放送受信部61から供給された番組情報も属性情報として付加される。 【0081】 次に、図9のフローチャートを参照して、関連コンテンツとしてシーンを検索し、再生する記録再生装置1の処理について説明する。 【0082】 この処理は、図8の処理によって蓄積部64に記録された番組の中から所定の番組が選択され、その再生中にリモートコントローラ3に設けられる一時停止ボタンがユーザにより操作されたときに開始される。ユーザが一時停止ボタンを操作したことを表す情報はユーザ要求受信部65から再生部71に供給される。 【0083】 ステップS11において、再生部71は、番組の再生を一時停止の状態とし、コンテンツ提示部72に同じ映像を表示させ続ける。 【0084】 ステップS12において、字幕紐付け部66は、ユーザ要求受信部65から供給された情報に基づいて、字幕を表示することがユーザにより指示されたか否かを判定し、字幕を表示することが指示されたと判定するまで待機する。 【0085】 字幕紐付け部66は、ステップS12において、字幕を表示することが指示されたと判定した場合、ステップS13に進み、表示中の映像に紐付けられている字幕のデータを蓄積部64から取得し、取得した字幕のデータをキーワード切り出し部67に出力する。上述したように、ユーザによる指示があった時点でTV2に表示されている映像が含まれるシーンに紐付けられる字幕群全体のデータが取得されるようにしてもよい。 【0086】 ステップS14において、キーワード切り出し部67は、字幕紐付け部66からデータが供給された字幕からキーワードを抽出し、抽出したキーワードのデータをキーワード提示部68に出力する。キーワード提示部68に対しては、字幕のデータも供給される。 【0087】 ステップS15において、キーワード提示部68は、キーワード切り出し部67から供給されたデータに基づいて、関連コンテンツの検索の基準として選択することのできるキーワードを例えば図4に示されるように、字幕中で強調表示される形でTV2に表示し、ユーザに提示する。 【0088】 ステップS16において、関連コンテンツ検索部69は、ユーザ要求受信部65から供給された情報に基づいて、検索の基準とするキーワードがユーザにより選択されたか否かを判定し、キーワードが選択されたと判定するまで待機する。 【0089】 関連コンテンツ検索部69は、ステップS16において、検索の基準とするキーワードが選択されたと判定した場合、ステップS17に進み、ユーザにより選択されたキーワードを含む字幕に紐付けられている映像を含むシーンを、蓄積部64に記録されているシーン情報などを参照して検索する。関連コンテンツ検索部69は、検索結果として取得したシーンの先頭の映像のデータや字幕のデータを関連コンテンツ提示部70に出力する。 【0090】 ステップS18において、関連コンテンツ提示部70は、関連コンテンツ検索部69から供給されたデータに基づいて、関連コンテンツとしてのシーンの情報をTV2に表示し、ユーザに提示する。例えば、図5に示されるような画面によってシーンが提示される。 【0091】 ステップS19において、再生部71は、ユーザ要求受信部65から供給された情報に基づいて、再生するシーンがユーザにより選択されたか否かを判定し、選択されたと判定するまで待機する。 【0092】 再生部71は、ステップS19において、再生するシーンが選択されたと判定した場合、ステップS20に進み、選択されたシーンのデータを蓄積部64から読み出し、読み出したデータの再生を開始する。再生して得られた映像や音声はコンテンツ提示部72に出力され、コンテンツ提示部72により、シーンの映像がTV2に表示されるとともに、音声がTV2のスピーカから出力される。 【0093】 以上の処理により、ユーザは、録画済みの番組の視聴中に、容易に、キーワード検索を行うことができ、検索結果として提示されるものの中から選択するだけで、容易に、関連コンテンツの再生を開始させることができる。 【0094】 以上においては、ユーザに提示されるキーワードは、ユーザにより字幕の表示が指示されたときに抽出されるものとしたが、ユーザにより字幕の表示が指示される前にあらかじめ抽出されており、抽出されたキーワードのデータが、字幕のデータに関連付けて蓄積部64に記録されているようにしてもよい。この場合、キーワードの提示は、字幕の表示がユーザにより指示されることに応じて蓄積部64から読み出されたデータに基づいて行われる。 【0095】 例えば、番組が録画されてから再生されるまでの間にこのようなキーワードの抽出が行われているようにすることによって、キーワードの提示を迅速に行うことが可能となる。 【0096】 また、以上においては、キーワードは下線が引かれた形で表示されるものとしたが、この他、ハイライト表示、太文字での表示といったように、各種のフォント、各種の修飾を用いて表示されるようにしてもよい。 【0097】 さらに、キーワードを一覧表示する場合、ユーザにより指示されたときに表示されていた映像に紐付けられている字幕から抽出されたキーワードだけでなく、上述したようにして選択された字幕群全体から抽出されたキーワードが表示されるようにしてもよい。これにより、字幕の表示が指示されたときに表示されていた映像に近い映像に紐付けられている字幕から抽出されたキーワードも表示されることになり、ユーザは、多くのキーワードの中から、検索の基準となるキーワードを選択することができる。 【0098】 また、以上においては、関連コンテンツの検索の基準になるキーワードを表示させるとき、ユーザは、一時停止ボタンを操作し、視聴中の番組の再生を一時停止の状態にしてからそれを行うものとしたが、一時停止の状態にすることなく、再生中に直接、表示中の映像に紐付けられている字幕などから抽出されたキーワードを所定の操作によって表示させることができるようにしてもよい。 【0099】 図10は、TV2に表示される画面の例を示す図である。 【0100】 上述したように、シーンではなく番組自体を関連コンテンツとして検索することもでき、図10に示される画面は、検索結果として取得された番組をユーザに提示する画面の例を示している。例えば、図2を参照して説明したように、番組の視聴中に再生を一時停止させ、字幕の表示を指示することに応じて表示されるキーワードの中から所定のキーワードが選択されたとき、同じキーワードを番組情報に含む番組の検索が行われ、検索結果の番組に関する情報が提示される。 【0101】 図10においては、録画済みの番組を視聴しているユーザが、映像81の表示中にリモートコントローラ3の一時停止ボタンを操作し、続けて字幕表示ボタンを操作したものとされている。映像81には女優の顔がアップで映っており、その映像に重ねて、「今日は女優の中田由紀さんにおこしいただきました」が字幕82として表示されている。 【0102】 図10の例においては、「今日は女優の中田由紀さんにおこしいただきました」の字幕82から抽出された、「女優」、「中田由紀」のキーワードがユーザに提示されており、その中から「中田由紀」が選択されたことから、「中田由紀」が番組情報の中に含まれる番組に関する情報が検索結果として提示されている。 【0103】 検索の基準となったキーワードである「中田由紀」の字幕82内の位置から上方に伸びる形で表示されているリスト83にはサムネイル91乃至95が表示されており、これらのサムネイル91乃至95は、それぞれ、ユーザにより選択された「中田由紀」が例えば出演者の情報として番組情報に含まれる番組を表す静止画である。 【0104】 サムネイル91乃至95の右隣に表示される文字は番組のタイトルであり、それぞれのサムネイルによって表される番組の番組情報から得られたものである。ユーザは、サムネイルの隣に表示されるタイトルを見て、どの番組を再生するかを選択することができる。 【0105】 また、図10の例においては、サムネイル92に重ねてカーソル83Aが表示されている。ユーザは、リモートコントローラ3に設けられる十字ボタンの上下のボタンを押すことによって、カーソル83Aの位置を他のサムネイルの上に移動させることができ、決定ボタンを押すことによって、そのときカーソル83Aが重ねて表示されているサムネイルにより表される番組を、再生する関連コンテンツとして選択することができる。 【0106】 ここで、図11のフローチャートを参照して、関連コンテンツとして番組を検索し、再生する記録再生装置1の処理について説明する。 【0107】 図11のステップS41乃至S46の処理は、図9のステップS11乃至S16の処理と同様の処理であり、図8の処理によって蓄積部64に記録された番組の中から所定の番組が選択され、その再生中にリモートコントローラ3に設けられる一時停止ボタンがユーザにより操作されたときに開始される。ユーザの操作の内容を表す情報はユーザ要求受信部65から再生部71に供給される。 【0108】 ステップS41において、再生部71は、番組の再生を一時停止の状態にする。 【0109】 ステップS42において、字幕紐付け部66は、字幕を表示することがユーザにより指示されたと判定するまで待機し、字幕を表示することが指示されたと判定した場合、ステップS43に進む。 【0110】 ステップS43において、字幕紐付け部66は、表示中の映像に紐付けられている字幕のデータを蓄積部64から取得し、取得した字幕のデータをキーワード切り出し部67に出力する。 【0111】 ステップS44において、キーワード切り出し部67は、字幕紐付け部66からデータが供給された字幕からキーワードを抽出し、抽出したキーワードのデータをキーワード提示部68に出力する。キーワード提示部68に対しては、字幕のデータも供給される。 【0112】 ステップS45において、キーワード提示部68は、キーワード切り出し部67から供給されたデータに基づいて、関連コンテンツの検索の基準として選択することのできるキーワードをTV2に表示し、ユーザに提示する。 【0113】 ステップS46において、関連コンテンツ検索部69は、検索の基準とするキーワードが選択されたと判定するまで待機し、検索の基準とするキーワードが選択されたと判定した場合、ステップS47に進む。 【0114】 ステップS47において、関連コンテンツ検索部69は、ユーザにより選択されたキーワードを番組情報に含む番組を、蓄積部64に記録されている番組情報を参照して検索する。関連コンテンツ検索部69は、検索結果として取得した番組の先頭の映像のデータや、番組情報に含まれる番組のタイトルのデータを関連コンテンツ提示部70に出力する。 【0115】 ステップS48において、関連コンテンツ提示部70は、関連コンテンツ検索部69から供給されたデータに基づいて、関連コンテンツとしての番組に関する情報をTV2に表示し、ユーザに提示する。例えば、図10に示されるような画面によって、番組に関する情報が提示される。 【0116】 ステップS49において、再生部71は、再生する番組が選択されたと判定するまで待機し、選択されたと判定した場合、ステップS50に進む。 【0117】 ステップS50において、再生部71は、選択された番組のデータを蓄積部64から読み出し、読み出したデータの再生を開始する。再生して得られた番組の映像や音声はコンテンツ提示部72に出力され、コンテンツ提示部72により、番組の映像がTV2に表示されるとともに、音声がTV2のスピーカから出力される。 【0118】 以上の処理により、ユーザは、録画済みの番組の視聴中に、容易に、キーワード検索を行うことができ、検索結果として提示される番組の中から選択するだけで、容易に、それまで視聴していたものとは異なる録画済みの番組の再生を開始させることができる。 【0119】 図12は、TV2に表示される、検索結果の番組をユーザに提示する画面の他の例を示す図である。図10の画面と同じ部分には同じ符号を付してある。 【0120】 図12の例においては、字幕が表示され、字幕の中で下線が引かれることによってキーワードが提示されるのではなく、キーワード表示用の領域である領域101が画面の上辺に沿って設けられ、そこに、抽出されたキーワードである「女優」と「中田由紀」が表示されている。領域101に表示されている「女優」、「中田由紀」の中から「中田由紀」が選択されたとき、「中田由紀」の領域101内の位置を基準としてリスト83がプルダウン方式で表示され、検索結果の番組がユーザに提示される。 【0121】 例えば、リモートコントローラ3の十字ボタンの左のボタンが操作されたとき、領域101内の「女優」の位置を基準としてリスト83が表示され、表示されたリスト83には、「女優」のキーワードに基づいて検索された番組のサムネイルが表示される。 【0122】 図13は、TV2に表示される、検索結果の番組をユーザに提示する画面のさらに他の例を示す図である。 【0123】 図13の例においては、ユーザが視聴している番組の再生は一時停止の状態とはならずに、継続されているものとされている。例えば、リモートコントローラ3に設けられる検索ボタンをユーザが操作したときに画面の左下方に表示される領域111には、そのとき表示されている映像に紐付けられている字幕から抽出されたキーワードが並べて表示される。 【0124】 映像の表示は継続されるから、映像の表示が切り替わり、それに紐付けられる字幕が切り替えられる毎に、領域111に表示されるキーワードは切り替えられ、ユーザに提示される。ユーザは、このように動的に切り替えて表示されるキーワードを見て、気になるキーワードが表示されたときにそれを選択することによって、気になるキーワードを番組情報に含む番組の検索を行わせることができる。 【0125】 以上においては、番組の検索が、ユーザにより選択されたキーワードが番組情報に含まれるか否かに基づいて行われるものとしたが、映像に映る人の顔の特徴から、その人を認識することができる場合、リモートコントローラ3に設けられる検索ボタンがユーザにより操作されたときに表示されている映像に映る顔の認識が行われ、認識した人が出演する番組が検索されるようにしてもよい。この場合、例えば、関連コンテンツ検索部69には、顔の特徴と人の名前を関連付けたDBが用意され、リモートコントローラ3に設けられる検索ボタンが操作されたときに表示されている映像に映る人の名前の特定に用いられる。 【0126】 また、以上においては、ユーザは、検索結果として提示されたシーンや番組などの関連コンテンツの中から所定の関連コンテンツを選択することによって、選択した関連コンテンツの再生を開始させることができるものとしたが、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)などの記録媒体にダビングすることができるようにしてもよい。 【0127】 さらに、関連コンテンツとしてシーンや番組を検索する場合について説明したが、Webサイトなどの検索が、ユーザにより選択されたキーワードに基づいて行われるようにしてもよい。 【0128】 キーワードについては、表示されるものの中から選択するだけでなく、個別にユーザが入力することができるようにしてもよい。また、放送によって提供された字幕から抽出されたものだけでなく、映像に表示される文字を認識し、認識した文字列の中から抽出されたキーワードがユーザに提示されるようにしてもよい。 【0129】 関連コンテンツの検索に用いられるだけでなく、ユーザに推薦する番組、シーンを検索する基準としてキーワードが用いられるようにしてもよい。 【0130】 また、キーワードを提示する際、ネットワークを介して取得されたトレンドキーワードや視聴中の番組のジャンルによって重み付けをおこない、トレンドにのったキーワードを重点的に提示するようにしてもよい。例えば、視聴中の番組が音楽番組である場合、デビュー直後の新人ミュージシャンの名前に対してより重み付けがされ、他のキーワードより重点的に提示される。 【0131】 また、以上においては、キーワードの中からユーザによって選択された関連コンテンツの再生が開始されるものとしたが、関連コンテンツの再生が自動的に開始されるモードである自動表示モードが設定されている場合、関連コンテンツの再生映像が、視聴中の番組の映像にPinP(Picture in Picture)表示されるようにしてもよい。この場合、キーワードが抽出される毎に、PinP表示される映像が次々と切り替えられることになる。 【0132】 以上においては、関連コンテンツの検索が、提示されたキーワードの中から所定のキーワードがユーザにより選択されたときに行われるものとしたが、字幕から抽出された全てのキーワードに基づいて関連コンテンツの検索が行われ、検索によって関連コンテンツが取得されたキーワードだけが、ユーザに提示されるようにしてもよい。 【0133】 提示されたものの中から所定のキーワードがユーザにより選択されたとき、その選択されたキーワードに基づいてキーワードの提示前に取得されていた関連コンテンツの情報が、関連コンテンツの検索結果としてユーザに提示されることになる。 【0134】 この場合、例えば図9を参照して説明した処理は図14に示されるものとなる。図14の処理は、図9のステップS17の処理として行われていた関連コンテンツ(シーン)の検索が、キーワードの抽出後であって、提示前のタイミングにおいて行われる点で図9の処理と異なる。 【0135】 図14のフローチャートを参照して、関連コンテンツとしてシーンを検索し、再生する記録再生装置1の他の処理について説明する。 【0136】 ステップS61において、再生部71は、番組の再生を一時停止の状態とし、コンテンツ提示部72に同じ映像を表示させ続ける。 【0137】 ステップS62において、字幕紐付け部66は、字幕を表示することがユーザにより指示されたと判定した場合、ステップS63に進み、表示中の映像に紐付けられている字幕のデータを蓄積部64から取得し、取得した字幕のデータをキーワード切り出し部67に出力する。 【0138】 ステップS64において、キーワード切り出し部67は、字幕紐付け部66からデータが供給された字幕からキーワードを抽出する。抽出されたキーワードのデータは、キーワード切り出し部67からキーワード提示部68と関連コンテンツ検索部69に供給される。 【0139】 関連コンテンツ検索部69は、ステップS65において、キーワード切り出し部67により抽出されたキーワードのそれぞれに注目し、注目するキーワードを含む字幕に紐付けられている映像を含むシーンを検索する。検索結果として取得されたシーンの先頭の映像のデータや字幕のデータは関連コンテンツ検索部69から関連コンテンツ提示部70に供給される。また、関連コンテンツであるシーンを検索結果として取得することができたキーワードに関する情報がキーワード提示部68に供給される。 【0140】 ステップS66において、キーワード提示部68は、キーワード切り出し部67から供給されたデータによって表されるキーワードのうち、関連コンテンツを取得することができたキーワードだけをTV2に表示し、ユーザに提示する。 【0141】 ステップS67において、関連コンテンツ提示部70は、所定のキーワードがユーザにより選択されたか否かを判定し、キーワードが選択されたと判定した場合、ステップS68に進む。 【0142】 ステップS68において、関連コンテンツ提示部70は、ユーザにより選択されたキーワードを含む字幕に紐付けられている映像を含むシーンの情報をTV2に表示し、ユーザに提示する。 【0143】 ステップS69において、再生部71は、再生するシーンがユーザにより選択されたか否かを判定し、選択されたと判定した場合、ステップS70に進む。 【0144】 ステップS70において、再生部71は、選択されたシーンのデータを蓄積部64から読み出し、読み出したデータの再生を開始する。再生して得られた映像や音声はコンテンツ提示部72に出力され、コンテンツ提示部72により、シーンの映像がTV2に表示されるとともに、音声がTV2のスピーカから出力される。 【0145】 以上の処理により、検索を行ったとしても関連コンテンツを取得することのできないキーワードがユーザによって選択されてしまうのを防ぐことができる。 【0146】 上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。 【0147】 図15は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するパーソナルコンピュータの構成の例を示すブロック図である。 【0148】 CPU(Central Processing Unit)201は、ROM(Read Only Memory)202、または記憶部208に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM(Random Access Memory)203には、CPU201が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。これらのCPU201、ROM202、およびRAM203は、バス204により相互に接続されている。 【0149】 CPU201にはまた、バス204を介して入出力インタフェース205が接続されている。入出力インタフェース205には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部206、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部207が接続されている。CPU201は、入力部206から入力される指令に対応して各種の処理を実行する。そして、CPU201は、処理の結果を出力部207に出力する。 【0150】 入出力インタフェース205に接続されている記憶部208は、例えばハードディスクからなり、CPU201が実行するプログラムや各種のデータを記憶する。通信部209は、インターネットやローカルエリアネットワークなどのネットワークを介して外部の装置と通信する。 【0151】 入出力インタフェース205に接続されているドライブ210は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア211が装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されているプログラムやデータなどを取得する。取得されたプログラムやデータは、必要に応じて記憶部208に転送され、記憶される。 【0152】 コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを格納するプログラム記録媒体は、図15に示すように、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア211、または、プログラムが一時的もしくは永続的に格納されるROM202や、記憶部208を構成するハードディスクなどにより構成される。プログラム記録媒体へのプログラムの格納は、必要に応じてルータ、モデムなどのインタフェースである通信部209を介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を利用して行われる。 【0153】 なお、本明細書において、プログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。 【0154】 また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。 【図面の簡単な説明】 【0155】 【図1】本発明の一実施形態に係る記録再生装置を示す図である。 【図2】TVに表示される画面の例を示す図である。 【図3】TVに表示される画面の他の例を示す図である。 【図4】TVに表示される画面のさらに他の例を示す図である。 【図5】TVに表示される画面の例を示す図である。 【図6】TVに表示される画面の他の例を示す図である。 【図7】記録再生装置の構成例を示すブロック図である。 【図8】記録再生装置の記録処理について説明するフローチャートである。 【図9】記録再生装置の再生処理について説明するフローチャートである。 【図10】TVに表示される画面の例を示す図である。 【図11】記録再生装置の他の再生処理について説明するフローチャートである。 【図12】TVに表示される画面の例を示す図である。 【図13】TVに表示される画面の例を示す図である。 【図14】記録再生装置の他の再生処理について説明するフローチャートである。 【図15】パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。 【符号の説明】 【0156】 1 記録再生装置, 2 TV, 3 リモートコントローラ, 61 放送受信部, 62 解析部, 63 シーン切り出し部, 64 蓄積部, 65 ユーザ要求受信部, 66 字幕紐付け部, 67 キーワード切り出し部, 68 キーワード提示部, 69 関連コンテンツ検索部, 70 関連コンテンツ提示部, 71 再生部, 72 コンテンツ提示部
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000002185 【氏名又は名称】ソニー株式会社
|
| 【出願日】 |
平成18年9月1日(2006.9.1) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082131 【弁理士】 【氏名又は名称】稲本 義雄
|
| 【公開番号】 |
特開2008−61120(P2008−61120A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月13日(2008.3.13) |
| 【出願番号】 |
特願2006−238107(P2006−238107) |
|