| 【発明の名称】 |
アイグラスディスプレイ |
| 【発明者】 |
【氏名】三宅 信行
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| 【要約】 |
【課題】ディスプレイ部の位置を調整することが可能なアイグラスディスプレイを提供する。
【構成】フレーム3の左右のリム31,32はそれぞれレンズ5,6を保持する。レンズ5,6の光軸に直交する方向へ延びる溝31a,31bを左リム31に形成する。ディスプレイ部7のコンバイナ光学系8を溝31a,31bに移動可能に挿入する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ブリッジを介して連結された2つのリムとこの2つのリムにそれぞれ連結された2つのテンプルとを有するフレームと、 前記2つのリムによって保持される2つのレンズと、 前記2つのレンズのうちの少なくとも一方のレンズに対向配置された導光板とこの導光板に映像を投影する表示光学系とで構成されたディスプレイ部と、 前記一方のレンズに対する前記ディスプレイ部の位置を調整する位置調整手段と を備えていることを特徴とするアイグラスディスプレイ。 【請求項2】 前記位置調整手段は、前記一方のレンズを保持する前記リムに設けられ、前記導光板を保持する溝であることを特徴とする請求項1記載のアイグラスディスプレイ。 【請求項3】 前記溝が前記一方のレンズの前方に位置していることを特徴とする請求項2記載のアイグラスディスプレイ。 【請求項4】 前記溝が前記一方のレンズの後方に位置していることを特徴とする請求項2記載のアイグラスディスプレイ。 【請求項5】 前記位置調整手段は、前記一方のレンズを保持する前記リムに設けられ、前記一方のレンズの光軸方向へ延びる支持板と、前記ディスプレイ部に設けられ、前記2つのレンズのいずれの光軸にもほぼ直交する方向へ延び、前記支持板によって前記直交する方向へ移動可能に支持されるピンと、前記直交する方向へ延び、前記支持板にねじ込まれるとともに前記ディスプレイ部に回転可能に連結されたねじとで構成されていることを特徴とする請求項1記載のアイグラスディスプレイ。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明はアイグラスディスプレイに関する。 【背景技術】 【0002】 従来、イメージングアッセンブリーと光学要素とハウジングアッセンブリーとを備えているディスプレイデバイスが知られている(下記特許文献1参照)。ハウジングアッセンブリーを用いてイメージングアッセンブリーや光学要素を眼鏡フレームに取り付けたり、眼鏡フレームから取り外したりすることができる。 【特許文献1】特表2001−522064号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 上述のディスプレイデバイスでは使用者の眼に対するイメージングアッセンブリーや光学要素の左右方向(使用者から見たときの左右方向)の位置を調整することはできない。 【0004】 この調整ができないため使用者によって異なる使用条件(いわゆる眼幅)に対応することができず、イメージアッセンブリーによって表示された映像が二重に見えるという問題が生じる。 【0005】 この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題はディスプレイ部の位置を調整することが可能なアイグラスディスプレイを提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0006】 前述の課題を解決するため請求項1の発明のアイグラスディスプレイは、ブリッジを介して連結された2つのリムとこの2つのリムにそれぞれ連結された2つのテンプルとを有するフレームと、前記2つのリムによって保持される2つのレンズと、前記2つのレンズのうちの少なくとも一方のレンズに対向配置された導光板とこの導光板に映像を投影する表示光学系とで構成されたディスプレイ部と、前記一方のレンズに対する前記ディスプレイ部の位置を調整する位置調整手段とを備えていることを特徴とする。 【0007】 請求項2の発明は、請求項1記載のアイグラスディスプレイにおいて、前記位置調整手段は、前記一方のレンズを保持する前記リムに設けられ、前記導光板を保持する溝であることを特徴とする。 【0008】 請求項3の発明は、請求項2記載のアイグラスディスプレイにおいて、前記溝が前記一方のレンズの前方に位置していることを特徴とする。 【0009】 請求項4の発明は、請求項2記載のアイグラスディスプレイにおいて、前記溝が前記一方のレンズの後方に位置していることを特徴とする。 【0010】 請求項5の発明は、請求項1記載のアイグラスディスプレイにおいて、前記位置調整手段は、前記一方のレンズを保持する前記リムに設けられ、前記一方のレンズの光軸方向へ延びる支持板と、前記ディスプレイ部に設けられ、前記2つのレンズのいずれの光軸にもほぼ直交する方向へ延び、前記支持板によって前記直交する方向へ移動可能に支持されるピンと、前記直交する方向へ延び、前記支持板にねじ込まれるとともに前記ディスプレイ部に回転可能に連結されたねじとで構成されていることを特徴とする。 【発明の効果】 【0011】 この発明によれば、ディスプレイ部の位置を調整することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0012】 以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 【0013】 図1はこの発明の第1実施形態に係るアイグラスディスプレイの一部を切り欠いた状態の斜視図である。 【0014】 図1に示すように、このアイグラスディスプレイはフレーム3と左右のレンズ5,6とディスプレイ部7とを備える。 【0015】 フレーム3は左右のリム31,32と左右のテンプル33,34とブリッジ35とを有する。左右のリム31,32はいずれも環状である。左リム31は左レンズ5を保持している。左リム31の内周面の上面及び下面にはそれぞれ溝31a,31bが二重に形成されている。溝31a,31bは左レンズ5の光軸にほぼ直交する方向へ延びている。溝31a,31bの長さは後述するコンバイナ光学系8の左右方向よりも長い。溝31a,31bは左レンズ5の前方に位置する。右リム32は右レンズ6を保持している。左テンプル33はほぼ棒状であり、左リム31に連結されている。右テンプル34はほぼ棒状であり、右リム32に連結されている。ブリッジ35は左右のリム31,32を結合している。 【0016】 左レンズ5は透明な樹脂製であり、アイグラスディスプレイの使用者の左眼の視力を矯正する。左レンズ5が左リム31に保持されたとき、左レンズ5の光軸は左眼の瞳を通る。 【0017】 右レンズ6は透明な樹脂製であり、アイグラスディスプレイの使用者の右眼の視力を矯正する。右レンズ6が右リム32に保持されたとき、右レンズ6の光軸は右眼の瞳を通る。 【0018】 ディスプレイ部7はコンバイナ光学系8と表示光学系9とを有する。 【0019】 コンバイナ光学系8はほぼ板状であり、左リム31の溝31aに保持されている。そして左右のレンズ5,6のいずれの光軸にもほぼ直交する方向へ移動可能に支持されている。コンバイナ光学系8は透明なプラスチック板81と導光板(図示せず)とその導光板の一方の端面に設けられたミラー(図示せず)と導光板の他端面に設けられたハーフミラー(図示せず)とを有する。導光板はプラスチック板81に埋設されている。ミラーは導光板の一端部に設けられ、表示光学系9から出射された光を反射し、導光板内に導き入れる。ハーフミラーは導光板の他端部に設けられ、導光板内に入射した光束を左眼に向けて反射させるとともに、左レンズ5に入射した外界光束を透過させ、2つの光束を重畳して眼に入射させる。 【0020】 表示光学系9は図示しない例えば透過型LCDと図示しないLEDと図示しない集光レンズとを有する。表示光学系9は、プラスチック板81の前面の一端部に固定されている。 【0021】 次に、このアイグラスディスプレイの動作について説明する。 【0022】 表示光学系9のLEDの光は透過型LCDに照射される。 【0023】 コンバイナ光学系8の一端部に照射された光はミラーで反射され、導光板内に入射する。導光板内に入射した光は導光板内で全反射を繰り返し、導光板の他端部に達する。導光板の他端部に達した光はハーフミラーで反射され、左レンズ5を透過した外界光とともに左眼に入り、映像として認識される。 【0024】 コンバイナ光学系8のハーフミラーと使用者の左眼の瞳とが左レンズ5の光軸上に位置していない場合、コンバイナ光学系8を溝31a,31bに沿って移動させて、ハーフミラーと左眼の瞳とが左レンズ5の光軸上に位置するように調整する。 【0025】 この実施形態によれば、左レンズ5に対するディスプレイ部7の左右方向(使用者から見たときの左右方向)の位置を調整することができる。 【0026】 図2はこの発明の第2実施形態に係るアイグラスディスプレイの一部を切り欠いた状態の斜視図である。 【0027】 第1実施形態では、ディスプレイ部7は左レンズ5の前方に位置しているが、第2実施形態では、図2に示すように、左レンズ205はフレーム203の左リム231の前方に配置され、ディスプレイ部207は左レンズ205の後方に配置されている。 【0028】 ディスプレイ部207のコンバイナ光学系208は左リム231の溝231a,231bに左右のレンズ205,6のそれぞれの光軸にほぼ直交する方向へ移動可能に保持されている。 【0029】 ディスプレイ部207の表示光学系209はコンバイナ光学系208の後面に固定されている。 【0030】 第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。 【0031】 図3はこの発明の第3実施形態に係るアイグラスディスプレイの斜視図、図4は図3に示すアイグラスディスプレイの位置調整機構の概略断面図である。 【0032】 図3、4に示すように、フレーム303の左リム331の外側側面には左支持板336が結合され、フレーム303の右リム332の外側側面には右支持板337が結合されている。 【0033】 左右の支持板336,337には、それぞれ2つの孔336a,337aと、1つのねじ孔336b,337bとが形成されている。 【0034】 左リム331は左レンズ305だけを保持する。このため、左リム331の厚みは第1実施形態の左リム31に比べて薄い。右リム332の厚さは左リム331の厚さに等しい。 【0035】 ディスプレイ部307のコンバイナ光学系308は左レンズ305の後方に位置している。ディスプレイ部307の表示光学系309の側面には2つのピン391が設けられている。 【0036】 ピン391は孔336aにスライド可能に挿入されている。これにより、ディスプレイ部307は左右のレンズ305,6の左右方向(使用者から見て左右方向)へスライド可能である。 【0037】 ねじ孔336bにはねじ338がねじ込まれている。ねじ338の先端部は表示光学系309に回転可能に連結されている。したがって、ねじ338のねじ孔336bに対するねじ込み量によってディスプレイ部307は左右のレンズ305,6の左右方向への移動量が決まる。 【0038】 ディスプレイ部307のピン391を右支持板337の孔337aに挿入し、ねじ338をねじ孔337bにねじ込み、表示光学系309に回転可能に連結すれば、ディスプレイ部307をフレーム303の右側に配置することができる。この時ディスプレイ部307は天地方向を逆にして配置するため、表示光学系309に表示される画像も図示しない操作部で天地方向を逆転させておく。 【0039】 第3実施形態では、左右の支持板336,337とピン391とねじ338とで位置調整機構(位置調整手段)が構成されている。 【0040】 第3実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができるとともに、ディスプレイ部307をフレーム303の左右のいずれの側にも配置することができる。 【0041】 なお、上述の実施形態では、左右のレンズ5,205,305,6は視力を矯正するレンズであるが、左右のレンズ5,205,305,6は視力を矯正しないレンズでも構わない。 【図面の簡単な説明】 【0042】 【図1】図1はこの発明の第1実施形態に係るアイグラスディスプレイの一部を切り欠いた状態の斜視図である。 【図2】図2はこの発明の第2実施形態に係るアイグラスディスプレイの一部を切り欠いた状態の斜視図である。 【図3】図3はこの発明の第3実施形態に係るアイグラスディスプレイの斜視図である。 【図4】図4は図3に示すアイグラスディスプレイの位置調整手段の概略断面図である。 【符号の説明】 【0043】 3,203,303:フレーム、31,231,331:左リム、31a,231a:溝(位置調整手段)、31b,231b:溝(位置調整手段)、32,332:右リム、33:左テンプル、34:右テンプル、35:ブリッジ、336,337:支持板、338:ねじ、5,205,305:左レンズ、6:右レンズ、7,207,307:ディスプレイ部、9,209,309:表示光学系、391:ピン。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004112 【氏名又は名称】株式会社ニコン
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| 【出願日】 |
平成18年9月1日(2006.9.1) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100091557 【弁理士】 【氏名又は名称】木内 修
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| 【公開番号】 |
特開2008−61051(P2008−61051A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月13日(2008.3.13) |
| 【出願番号】 |
特願2006−237105(P2006−237105) |
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