| 【発明の名称】 |
画像処理装置、画像処理プログラムおよび記憶媒体 |
| 【発明者】 |
【氏名】奥村 隆一
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| 【要約】 |
【課題】ファクシミリ送信される原稿中に複写禁止頁があるとき、当該複写禁止頁があることを送信者側において把握し易くする。
【構成】画像読込手段9は原稿を読み込んで画像データを生成する。記憶手段11は生成画像データを記憶する。パターン情報検知手段13は記憶された画像データ中に複写禁止頁を示すパターン情報が存在するか否かを検知する。レポート作成手段17はパターン情報の存在が検知されたとき、読込まれた複写禁止頁に係るレポートを作成する。送信手段21は少なくとも画像データを送信する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 原稿を読み込んで画像データを生成する画像読込手段と、 生成された前記画像データを記憶する記憶手段と、 記憶された前記画像データ中に複写禁止頁を示すパターン情報が存在するか否かを検知するパターン情報検知手段と、 前記パターン情報の存在が検知されたとき、読込まれた前記複写禁止頁に係るレポートを作成するレポート作成手段と、 少なくとも前記画像データを送信する送信手段と、 を具備することを特徴とする画像処理装置。 【請求項2】 前記複写禁止頁を同一濃度の画像データに変換する画像データ変換手段を有する請求項1記載の画像処理装置。 【請求項3】 前記画像データ変換手段は、前記複写禁止頁を白紙画像データに変換するものである請求項2記載の画像処理装置。 【請求項4】 前記レポート作成手段は、前記複写禁止頁を内容とする前記レポートを作成するものである請求項1〜3いずれか1記載の画像処理装置。 【請求項5】 前記レポートを印刷する印刷手段を有する請求項1〜4いずれか1記載の画像処理装置。 【請求項6】 前記送信手段は、前記レポートも送信するものである請求項1〜5いずれか1記載の画像処理装置。 【請求項7】 前記送信手段は、前記レポートを送信画像データの前又は後に連続送信するものである請求項6記載の画像処理装置。 【請求項8】 前記送信手段は、ファクシミリ送信するものである請求項1〜7いずれか1記載の画像処理装置。 【請求項9】 原稿を読み込んで生成した画像データを記憶し、この記憶された前記画像データから複写禁止頁を示すパターン情報の有無を検知する機能を実行する画像処理用コンピュータに、 前記原稿を読込んで前記画像データを生成する画像読込処理と、 生成された前記画像データを記憶する記憶処理と、 記憶された前記画像データ中に前記パターン情報が存在するか否かを検知するパターン情報検知処理と、 前記パターン情報の存在が検知されたとき、読込まれた前記複写禁止頁に係るレポートを作成するレポート作成処理と、 少なくとも前記画像データを送信する送信処理と、 を実行させることを特徴とする画像処理プログラム。 【請求項10】 前記複写禁止頁を同一濃度データに変換する画像データ変換処理を実行する請求項9記載の画像処理プログラム。 【請求項11】 前記画像データ変換処理は、前記複写禁止頁を白紙画像データに変換する請求項10記載の画像処理プログラム。 【請求項12】 前記レポート作成処理は、前記複写禁止頁を内容とする前記レポートを作成する請求項9〜11いずれか1記載の画像処理プログラム。 【請求項13】 前記レポートの印刷処理を実行する請求項9〜12いずれか1記載の画像処理プログラム。 【請求項14】 前記送信処理は、前記レポートも送信する請求項9〜13いずれか1記載の画像処理プログラム。 【請求項15】 前記送信処理は、前記レポートを送信画像データの前又は後に連続送信する請求項14記載の画像処理プログラム。 【請求項16】 前記請求項9〜15いずれか1記載の画像処理プログラムを記憶することを特徴とする記憶媒体。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は画像処理装置、画像処理プログラムおよび記憶媒体に係り、複写抑止機能を搭載した複写機、ファクシミリ機およびこれらの複合機(MFP:Multi Function Peripheral)に用いて好適する画像処理装置、画像処理プログラムおよび記憶媒体の改良に関する。 【背景技術】 【0002】 近年、市場における文書セキュリティ向上の要求に応えるため、複写(コピー)を禁止する文書であることを示すパターン情報を予め原稿に埋め込んでおき、そのパターン情報が検出された場合、何らかの手段で複写を抑止する機能を搭載した複写機等が製品化されている。 【0003】 すなわち、図5Aに示すように、用紙1に対し、小さなドットからなる背景領域3aと、この背景領域3a中に埋め込まれた若干大きなドットからなり複写を禁止する趣旨のメッセージ情報3b(同図Aでは見えない)とからなるパターン情報5を印刷するとともに、さらに当該用紙1に目的の文書内容を印刷して例えば「契約書」を作成する。 【0004】 この印刷済み用紙1を複写機で複写すると、図5Bに示すように、複写物1aには背景領域3a中に埋め込んだ「複写禁止」といったメッセージ情報3bが黒く浮かび上がったり、同図Cに示すように、複写物1bに背景領域3aが浮かび上がってメッセージ情報3bが白抜き状態になり、複写操作者に対してその印刷済み用紙1が複写禁止されているものである旨を間接的に告知し、複写を抑制している。 【0005】 複写物1aにおいて、背景領域3a中に埋め込んだメッセージ情報3bが、図5Bのように黒く浮かび上がる理由は、背景領域3aを図6Aのような小さなドットd1にする一方、メッセージ情報3bを同図Bのようにドットd1より大きなドットd2で埋め込むことにより、小さなドットd1が大きなドットd2より複写再現され難いことによる。 【0006】 複写物1bにおいて、背景領域3aが図5Cのように黒く浮かび上がる場合は、逆に、背景領域3aを図6Bのような大きなドットd2とし、メッセージ情報3bを同図Aのような小さなドットd1にすることによって得られる。 【0007】 そして、従来、背景領域3a中に複写禁止を示すメッセージ情報3bが埋め込まれた印刷済み用紙1を複写機で複写した場合、当該複写禁止頁の画像データを印刷出力させないことによって文書セキュリティを確保する構成、例えば特開2005−142918号公報(特許文献1)が提案されている。 【0008】 この構成は、画像読込手段で原稿画像を読み取った画像データから、ドットパターン検出手段によってその画像データに含まれる背景画像又は画像に埋め込まれたドットパターンを検出し、この検出したドットパターンと予め設定されたドットパターンとをドットパターン判定手段によって比較し、互いの同一性が判定された場合、当該装置が具備する複写機能等の画像データ再現機能を規制する構成を有し、例えば機密文書を複写させなかったり白色化頁にして機密文書の不正流出を防止するものである。 【特許文献1】特開2005−142918号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0009】 しかしながら、上述した特許文献1では、複写禁止頁と禁止されない頁が混在する原稿をファクシミリ送信しても、送信側において複写禁止頁が送信されたことに気付かないことが多く、文書セキュリティの確保の観点から好ましくない。 【0010】 さらに、複写禁止頁と複写可能頁が混在する原稿であるか否かは、原稿作成者以外には分かり難く、受信者側においてもある頁が印刷出力されなかったり白紙状態で出力されると、例えばファクシミリ機が故障していると誤認する可能性もあり、不要なメンテナンスが求められて管理上不都合になり易い。 【0011】 特に、ファクシミリ送受信においては送信者と受信者が離れているから、改善が望まれていた。 【0012】 本発明はそのような課題を解決するためになされたもので、送信した原稿中に複写禁止頁があることを明示的に把握し易くした画像処理装置、画像処理プログラムおよび記憶媒体の提供を目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0013】 そのような課題を解決するために本発明に係る画像処理装置は、原稿を読み込んで画像データを生成する画像読込手段と、生成されたその画像データを記憶する記憶手段と、記憶されたその画像データ中に複写禁止頁を示すパターン情報が存在するか否かを検知するパターン情報検知手段と、そのパターン情報が検知されたとき、当該複写禁止頁の画像データ内容の出力を規制した画像データを形成する画像データ規制手段と、そのパターン情報の存在が検知されたとき、読込まれた複写禁止頁に係るレポートを作成するレポート作成手段と、少なくともその画像データを送信する送信手段とを具備している。 【0014】 本発明の画像処理装置では、その複写禁止頁を同一濃度の画像データに変換する画像データ変換手段を有する構成も可能である。 【0015】 本発明の画像処理装置では、その画像データ変換手段がその複写禁止頁を白紙画像データに変換するものである構成も可能である。 【0016】 本発明の画像処理装置では、上記レポート作成手段がその複写禁止頁を内容とするレポートを作成するものである構成も可能である。 【0017】 本発明の画像処理装置では、上記レポートを印刷する印刷手段を有する構成も可能である。 【0018】 本発明の画像処理装置では、上記送信手段がそのレポートも送信するものである構成も可能である。 【0019】 本発明の画像処理装置では、上記送信手段がそのレポートを送信画像データの前又は後に連続送信するものである構成も可能である。 【0020】 本発明の画像処理装置では、上記送信手段がファクシミリ送信するものである構成も可能である。 【0021】 本発明の画像処理プログラムは、原稿を読み込んで生成した画像データを記憶し、この記憶された前記画像データから複写禁止頁を示すパターン情報の有無を検知する機能を実行する画像処理用コンピュータに、その原稿を読み込んで画像データを生成する画像読込処理と、生成されたその画像データを記憶する記憶処理と、記憶されたその画像データ中にそのパターン情報が存在するか否かを検知するパターン情報検知処理と、そのパターン情報の存在が検知されたとき、読込まれた複写禁止頁に係るレポートを作成するレポート作成処理と、少なくともその画像データを送信する送信処理とを実行させるものである。 【0022】 本発明の画像処理プログラムでは、上記複写禁止頁を同一濃度データに変換する画像データ変換処理を実行する構成も可能である。 【0023】 本発明の画像処理プログラムでは、上記画像データ変換処理がその複写禁止頁を白紙画像データに変換する構成も可能である。 【0024】 本発明の画像処理プログラムでは、上記レポート作成処理がその複写禁止頁を内容とするレポートを作成する構成も可能である。 【0025】 本発明の画像処理プログラムでは、上記レポートの印刷処理を実行する構成も可能である。 【0026】 本発明の画像処理プログラムでは、上記送信処理がレポートも送信する構成が可能である。 【0027】 本発明の画像処理プログラムでは、上記送信処理がそのレポートを送信画像データの前又は後に連続送信する構成も可能である。 【0028】 さらに、本発明の記憶媒体は、それらいずれかの画像処理プログラムを記憶するものである。 【発明の効果】 【0029】 このような本発明に係る画像処理装置および画像処理プログラムでは、画像読込手段で原稿を読み込んで画像データを生成し、生成されたその画像データを記憶手段に記憶し、記憶された画像データ中に複写禁止頁を示すパターン情報が存在するか否かをパターン情報検知手段で検知し、そのパターン情報が検知されたとき、画像データ規制手段が当該複写禁止頁の画像データ内容の出力を規制し、そのパターン情報の存在が検知されたとき、レポート作成手段が複写禁止頁に係るレポートを作成し、送信手段が少なくともその画像データを送信するから、たとえ送信する原稿中に複写禁止頁があっても、そのレポートを確認すれば、読み込まれた複写物中に複写禁止頁のあることを明示的に把握し易い。 【0030】 本発明において、その複写禁止頁を同一濃度の画像データに変換する構成では、複写禁止頁の内容を判別し難くして複写禁止頁の流出を防ぐことが可能である。 【0031】 本発明において、その複写禁止頁を白紙画像データに変換する構成では、複写禁止頁の内容を判別し難くして複写禁止頁の流出を防ぐことが可能であるし、印刷に使用するトナーインクの消費を低く抑えることが可能である。 【0032】 本発明において、その複写禁止頁を内容とするレポートを作成する構成では、複写物中における複写禁止頁の位置等を具体的に判別することが可能である。 【0033】 本発明において、そのレポートを印刷する構成では、レポートの内容をより確実に確認することが可能である。 【0034】 本発明において、上記送信手段がそのレポートも送信する構成では、受信側でも複写物中における複写禁止頁の位置等を具体的に判別することが可能である。 【0035】 本発明において、上記送信手段がそのレポートを送信画像データの前又は後に連続送信する構成では、レポートの添付された複写物中から当該レポートを探し出し易い。 【0036】 本発明において、上記送信手段がファクシミリ送信する構成では、受信して印刷された複写物中に複写禁止頁の存在が具体的に判別するし、ファクシミリ機の動作状態の判別が容易となる。 【0037】 そして、本発明の記憶媒体では、それらいずれかの画像処理プログラムを記憶するから、それら画像処理プログラムを有体物の形態で扱える。 【発明を実施するための最良の形態】 【0038】 以下、本発明に係る実施の形態を図面を参照して説明する。 【0039】 図1は本発明に係る画像処理装置の実施の一形態を示すブロック図である。本発明に係る画像処理プログラムおよびこれを格納した記憶媒体は、画像処理装置を説明する過程で説明する。 【0040】 図1において、本発明に係る画像処理装置は、バス7を介して接続された画像読込手段9、記憶手段11、パターン情報検知手段13、画像データ変換手段15、レポート作成手段17、印刷手段19、送信手段21、操作表示手段23、インターフェース手段25およびこれらを制御する制御手段27を有して構成されている。 【0041】 画像読込手段9は、制御手段27の制御の下、例えば印刷された複数頁の原稿を光学的に自動的に読み込み、フィルタ処理、変倍処理、γ処理および階調処理等をして電子的画像データを生成する公知のファクシミリ機の読取り手段やスキャナーであり、生成した画像データが原稿の頁毎に記憶手段11に順次記憶されるようになっている。記憶手段11については後述する。 【0042】 画像読込手段9は、複数頁の原稿を自動的に給紙読み込み機能を有する自動給紙機構を有するが、公知のものであるから図示および説明を省略する。 【0043】 パターン情報検知手段13は、制御手段27の制御の下、記憶手段11に記憶された画像データを頁単位で読出し、画像データ中に複写禁止頁を示すパターン情報が存在するか否かを検知し、そのパターン情報の存在が検知されたとき、その複写禁止頁に係る画像データを画像データ変換手段15に出力する機能を有している。 【0044】 画像データ中における複写禁止頁を示すパターン情報5は、例えば上述した図5および図6に示したように、小さなドットd1の背景領域3a中に、大きなドットd2で複写禁止を示す「複写禁止」といったメッセージ情報3bが埋め込まれて形成されており、画像読込手段9で読み込まれたとき、背景領域3a中に埋め込んだメッセージ情報3bが図5Bに示すように黒く浮かび上がるようになっている。 【0045】 なお、背景領域3aのドットd1と複写禁止を示すメッセージ情報3bのドットd2を逆にすれば、背景領域3aが浮かび上がる一方、メッセージ情報3bが白抜き状態になる。 【0046】 パターン情報検知手段13は、例えば、背景領域3aから公知のパターンマッチング法によってドットd1を検知し、所定の面積内でのドット数をカウンタ処理してドット密度を算出する一方、パターン情報領域から同様のパターンマッチング法によってドットd2を検知し、所定の面積内でのドット数をカウンタ処理してパターン情報5のドット密度を算出し、例えば記憶手段11に予め設定記憶された同一性判断の許容値となる閾値(基準ドット密度)とそれら算出ドット密度を比較し、閾値(基準ドット密度)内に含まれていると判定した場合、パターン情報5の存在を検出する。 【0047】 画像データ変換手段15は、その複写禁止頁に係る画像データについて、当該頁全体を白色にした白紙画像データに変換するとともに、白紙画像データを記憶手段11に置き換え格納する機能、すなわち複写禁止頁に係る画像データの内容を出力させない出力規制手段としての機能を有している。 【0048】 画像データ変換手段15は、その複写禁止頁に係る画像データについて、例えば図5Aに示すように、灰色のように同一濃度の画像データに変換することも可能である。 【0049】 レポート作成手段17は、パターン情報検知手段13が複写禁止頁を検知したとき、その複写禁止頁に係る管理用レポート29を作成し、記憶手段11内の該当画像データ全体の前又は後に添付して格納する機能を有している。すなわち、先頭頁又は最終頁にして格納するものである。 【0050】 レポート作成手段17で作成するレポート29は、図2に示すように、「複写禁止頁が含まれています。」といった複写禁止頁の存在説明、複写物中の複写禁止頁の位置(第○頁)等、原稿の一部又は全部に複写禁止頁が含まれている旨の内容を有している。 【0051】 印刷手段19は、画像データについてパターン情報5の検知やレポート29の作成処理後に、制御手段27の制御の下、記憶手段11からのレポート29を含む画像データその他を印刷する公知のモノクロ又はカラー印刷エンジンである。 【0052】 送信手段21は、制御手段27の制御の下、指定された回線番号に対し、記憶手段11からのレポート29を含む画像データその他を符号化してネットワーク31から公知のファクシミリ送信する通信機能を有している。 【0053】 なお、符号33はネットワーク31に接続された相手方のファクシミリ機であるが、送信手段21がインターネット・ファクシミリ機能を有する場合、ホストコンピュータとなる。 【0054】 インターフェース手段25は、後述する画像処理プログラムを格納する例えばハードディスク(HDD)、USBメモリ、フレキシブルディスクその他公知の外部記憶媒体35に対し、制御手段27の制御の下、その画像処理プログラムの読出を制御する入出力制御部である。 【0055】 操作表示手段23は、送信原稿の読取り開始指示入力、上述した閾値(基準ドット密度)等の設定の他、ファクシミリ送信先の回線番号や送信指示入力の他、それらの動作状態を表示する機能を有し、当該装置本体ケース(図示せず。)に配置された表示手段と入力手段を兼ねた用液晶タッチパネルからなり、制御手段27によって制御される。 【0056】 制御手段27は、上述したように、バス7を介して接続された画像読込手段9、記憶手段11、パターン情報検知手段13、画像データ変換手段15、レポート作成手段17、印刷手段19、送信手段21、操作表示手段23およびインターフェース手段25の機能を制御するCPU等であり、それらの一部を実質的に構成している場合もある。 【0057】 記憶手段11は、制御手段27の動作プログラムを格納する他、上述したように、生成した画像データ、閾値(基準ドット密度)、変換画像データ、ファクシミリ送信先等を格納する機能を有する読み書き可能なメモリである。 【0058】 次に、本発明の画像処理装置の動作を図3のフローチャートおよび図4の動作概念図を参照して説明する。 【0059】 プログラムが開始されると、ステップS1において送信原稿としての複数頁の用紙1を画像読込手段9で読み込むとともに画像データを順次生成する画像読込処理を実行し、ステップS2にてその画像データを記憶手段11に記憶する記憶処理を実行し、続くステップS3にて画像データ中に複写禁止を示すパターン情報5が存在するか否かパターン情報検知手段13にてパターン情報検知処理を実行する。 【0060】 全ての画像データ中にパターン情報5が存在せずにステップS3がNOの場合には、ステップS6に移る。 【0061】 全ての画像データ中の何れかの頁にパターン情報5が存在してステップS3がYESの場合には、ステップS4にて上述した複写禁止頁に係るレポート29を作成して画像データ全体の前後に添付する処理を実行する。 【0062】 続くステップS5において、複写禁止頁の画像データを白紙画像データに変換して記憶手段11中の該当頁と置き換え処理を実行し、ステップS6にてそのレポート29を含む画像データをファクシミリ送信処理して終了する。 【0063】 受信者側においては、ファクシミリ機33から受信された画像データおよびこの画像データの先頭又は最後に連続して添付されたレポート29が印刷出力される。 【0064】 他方、送信元においては、操作表示手段23から、例えばレポート29の印刷を指示すると、当該レポート29が印刷手段19から印刷出力されるとともに、操作表示手段23にも表示される。なお、自動的に当該レポート29が印刷や表示されるよう設定可能である。 【0065】 例えば、図4に示すように、読み込まれた用紙1中に「ABC」と表示された複写禁止頁がある場合、印刷手段19からレポート29が印刷出力される一方、当該複写禁止頁が白紙画像データに変換されるとともに、この白紙画像データの先頭にレポート29を添付して送信手段21からファクシミリ送信される。 【0066】 そして、それらの実行処理が本発明に係る画像処理プログラムであり、本発明に係る記憶媒体35はそれら画像処理プログラムを格納したものである。 【0067】 このように本発明の画像処理装置では、原稿を読み込んで画像データを生成する画像読込手段9と、生成された画像データを記憶する記憶手段11と、記憶された画像データ中に複写禁止頁を示すパターン情報5が存在するか否かを検知するパターン情報検知手段13と、その複写禁止頁に係る画像データを白色画像データに変換する画像データ変換手段15と、そのパターン情報の存在が検知されたとき、読込まれた複写禁止頁の位置等を内容とするレポート29を作成するレポート作成手段17と、レポート29を印刷する印刷手段19と、そのレポート29を送信画像データ全体の前又は後に連続送信する送信手段21を具備している。 【0068】 そのため、読み込まれた原稿がファクシミリ送信された場合、そのレポート29を送信側で確認することが可能となり、送信される原稿中に複写禁止頁のあることを明示的に把握し易いし、ファクシミリの受信者側においてもレポート29から複写禁止頁の存在や位置を簡単に確認可能となる。 【0069】 しかも、送信された当該複写禁止頁が白紙印刷出力され、複写禁止頁内容の判別が視覚的に判別困難となってその複写流出を防ぐことが容易であるし、ファクシミリ機等の不具合ではないことも判別し易い。 【0070】 さらに、そのレポート29をファクシミリ送信される送信画像データの前又は後に連続して添付されるから、ファクシミリ受信者側においても印刷出力物からレポート29を極めて簡単に取り出すことが可能である。 【0071】 特に、レポート29の印刷出力が、常に、複写物の先頭に位置すると、レポート29の存在を極めて簡単に把握することが可能である。 【0072】 ところで、本発明の画像処理装置においては、上述して画像データ変換手段15のように複写禁止頁の画像データを白色化して白紙画像データに変換する構成に限定されず、例えば灰色その他の同一濃度の画像データに変換する構成も可能であるうえ、パターン情報検知手段13についても、複写禁止頁を検知したとき、当該複写禁止頁の画像データ内容を出力させない等の出力規制をする画像データ規制手段であっても良い。すなわち、複写禁止頁の白色化や同一濃度への変換も画像データ内容の出力規制と考えられる。 【0073】 また、印刷手段19も、必ずしも読み込んだ画像データおよびレポート29の双方を印刷する必要はなく、レポート29が適当な手段で表示されれば必須ではない。 【0074】 さらに、本発明においては、送信者側において、ファクシミリ送信された原稿中に複写禁止頁のあることを明示的に把握するには、送信手段21が少なくとも画像データを送信する機能を有していれば良く、送信手段21が必ずしも画像データおよびレポート29の双方を送信する機能を有する必要はない。 【0075】 さらにまた、本発明においては、画像読込手段9、記憶手段11、パターン情報検知手段13、画像データ変換手段(画像データ規制手段)15、レポート作成手段17、印刷手段19、送信手段21を具備して構成すれば、本発明の目的達成が可能であり、必ずしも操作表示手段23やインターフェース手段25は必須ではないし、記憶手段11についても生成された画像データを読み書き可能に格納可能なものであれば本発明の目的達成が可能である。 【0076】 そして、画像読込手段9、記憶手段11、パターン情報検知手段13、画像データ変換手段15、レポート作成手段17、印刷手段19、送信手段21、制御手段27は、必ずしもバス7を介して接続される構成に限らず、画像読込手段としてのスキャナー、記憶手段11、パターン情報検知手段13および画像データ変換手段15としてのパソコン、印刷手段19としてのプリンタを例えばネットワークを介して接続した構成においても実施可能である。 【0077】 また、本発明に係る上述した画像処理プログラムにおいて、上記複写禁止頁を同一濃度データに変換する画像データ変換処理を実行する構成、上記画像データ変換処理がその複写禁止頁を白紙画像データに変換する構成においても、画像処理装置と同様な効果を得ることができる。 【0078】 さらに、本発明に係る上述した画像処理プログラムにおいて、上記レポート作成処理がその複写禁止頁を内容とするレポート29を作成する構成、上記レポート29の印刷処理を実行する構成、上記送信処理がレポート29を送信する構成、上記送信処理がそのレポート29を送信画像データの前又は後に連続送信する構成においても、画像処理装置と同様な効果を得ることができる。 【0079】 そして、本発明におけるパターン情報検知方法は、上述したように背景領域3aから公知のパターンマッチング法によってドットパターンを検知するとともに所定の面積内でのドット密度を算出し、閾値(基準ドット密度)と比較してパターン情報5の有無を検知する手法の他、ドットパターンを形成するドット寸法の大小、ドット形状や配列方法の差異によって検知可能であるし、単にドットの有無等によって検知する等、種々の手法が適用可能である。 【0080】 また、本発明においては、ファクシミリ通信に限らず、インターネット・ファクシミリ(IP−FAX)にも実施可能である。 【図面の簡単な説明】 【0081】 【図1】本発明に係る画像処理装置の実施の一形態を示すブロック図である。 【図2】本発明におけるレポートを説明する図である。 【図3】図1の画像処理装置の動作を説明するフローチャートである。 【図4】図1の画像処理装置の動作を説明する動作概念図である。 【図5】複写禁止を示すパターン情報を埋め込んだ用紙を説明する図である。 【図6】複写禁止頁を表現するドットパターンを説明する図である。 【符号の説明】 【0082】 1 用紙 1a、1b 複写物 3 背景領域 5 パターン情報 7 バス 9 画像読込手段 11 記憶手段 13 パターン情報検知手段 15 画像データ変換手段(画像データ規制手段) 17 レポート作成手段 19 印刷手段 21 送信手段(通信手段) 23 操作表示手段 25 インターフェース手段 27 制御手段 29 レポート 31 ネットワーク 33 ファクシミリ機(ホストコンピュータ) 35 記録媒体 d1、d2 ドット
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006150 【氏名又は名称】京セラミタ株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月31日(2006.8.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100085578 【弁理士】 【氏名又は名称】斎藤 美晴
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| 【公開番号】 |
特開2008−61024(P2008−61024A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月13日(2008.3.13) |
| 【出願番号】 |
特願2006−236877(P2006−236877) |
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