| 【発明の名称】 |
画像処理装置、画像処理プログラムおよび記憶媒体 |
| 【発明者】 |
【氏名】奥村 隆一
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| 【要約】 |
【課題】複写禁止頁を含む原稿が読み込まれた場合、複写禁止頁が読み込まれたことを外部に送信できるようにする。
【構成】画像読込手段9は原稿を読み込んで画像データを生成する。記憶手段11は生成画像データを記憶する。パターン情報検知手段13は記憶された画像データ中に複写禁止頁を示すパターン情報が存在するか否かを検知する。送信手段19はパターン情報の存在が検知されたとき予め設定された送信先にその複写禁止頁に係る読込情報を送信する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 原稿を読み込んで画像データを生成する画像読込手段と、 生成された前記画像データを記憶する記憶手段と、 記憶された前記画像データ中に複写禁止頁を示すパターン情報が存在するか否かを検知するパターン情報検知手段と、 前記パターン情報の存在が検知されたとき、予め設定された送信先に前記複写禁止頁に係る読込情報を送信する送信手段と、 を具備することを特徴とする画像処理装置。 【請求項2】 前記送信手段は、前記送信先としての電子メールアドレスに前記読込情報を送信するものである請求項1記載の画像処理装置。 【請求項3】 前記送信手段は、前記送信先としての回線番号に前記読込情報をファクシミリ送信するものである請求項1記載の画像処理装置。 【請求項4】 前記送信手段は、検知された前記複写禁止頁の画像データを含むデータを前記読込情報として送信するものである請求項1〜3いずれか1記載の画像処理装置。 【請求項5】 前記送信手段は、前記原稿における前記複写禁止頁の位置、当該装置を特定する特定符号、前記画像データの生成時期、当該装置の操作者特定情報の少なくとも1つ以上のデータを前記読込情報として送信するものである請求項1〜4いずれか1記載の画像処理装置。 【請求項6】 前記パターン情報の存在が検知されたとき、前記複写禁止頁を同一濃度の画像データに変換する画像データ変換手段を有する請求項1〜5いずれか1記載の画像処理装置。 【請求項7】 前記画像データを印刷する印刷手段を有する請求項1〜6いずれか1記載の画像処理装置。 【請求項8】 原稿を読み込んで生成した画像データを記憶し、この記憶された前記画像データから複写禁止頁を示すパターン情報の有無を検知する機能を実行する画像処理用コンピュータに、 前記原稿を読み込んで前記画像データを生成する画像読込処理と、 生成された前記画像データを記憶する記憶処理と、 記憶された前記画像データ中に前記パターン情報が存在するか否かを検知するパターン情報検知処理と、 前記パターン情報の存在が検知されたとき、予め設定された送信先に前記複写禁止頁に係る読込情報を送信する送信処理と、 を実行させることを特徴とする画像処理プログラム。 【請求項9】 前記送信処理は、前記送信先としての電子メールアドレスに前記読込情報を送信する請求項8記載の画像処理プログラム。 【請求項10】 前記送信処理は、前記送信先としての回線番号に前記読込情報をファクシミリ送信する請求項8記載の画像処理プログラム。 【請求項11】 前記送信処理は、検知された前記複写禁止頁の画像データを含むデータを前記読込情報として送信する請求項8〜10いずれか1記載の画像処理プログラム。 【請求項12】 前記送信処理は、前記原稿における前記複写禁止頁の位置、当該装置を特定する特定符号、前記画像データの生成時期、当該装置の操作者特定情報の少なくとも1つ以上のデータを前記読込情報として送信する請求項8〜11いずれか1記載の画像処理プログラム。 【請求項13】 前記パターン情報の存在が検知されたとき、前記複写禁止頁を同一濃度の画像データに変換する画像データ変換処理を実行する請求項8〜12いずれか1記載の画像処理プログラム。 【請求項14】 前記画像データを印刷する印刷処理を実行する請求項8〜13いずれか1記載の画像処理プログラム。 【請求項15】 前記請求項8〜14いずれか1記載の画像処理プログラムを記憶することを特徴とする記憶媒体。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は画像処理装置、画像処理プログラムおよび記憶媒体に係り、複写抑止機能を搭載した複写機、ファクシミリ機およびこれらの複合機(MFP:Multi Function Peripheral)に用いて好適する画像処理装置、画像処理プログラムおよび記憶媒体の改良に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、市場における文書セキュリティ向上の要求に応えるため、複写を禁止する文書であることを示すパターン情報を予め原稿に埋め込んでおき、そのパターン情報が検出された場合、何らかの手段で複写を抑止する機能を搭載した複写機等が製品化されている。 【0003】 すなわち、図4Aに示すように、用紙1に対し、小さなドットからなる背景領域3aと、この背景領域3a中に埋め込まれた若干大きなドットからなり複写を禁止する趣旨のメッセージ情報3b(同図Aでは見えない)とからなるパターン情報5を印刷するとともに、さらに当該用紙1に目的の文書内容を印刷して例えば「契約書」を作成する。 【0004】 この印刷済み用紙1を複写機で複写すると、図4Bに示すように、複写物1aには背景領域3a中に埋め込んだ「複写禁止」といったメッセージ情報3bが黒く浮かび上がったり、同図Cに示すように、複写物1bには背景領域3aが浮かび上がってメッセージ情報3bを白抜き状態にすることにより、複写操作者に対してその印刷済み用紙1が複写禁止されているものである旨を間接的に告知し、複写を抑制するものである。 【0005】 用紙1の背景領域3a中に埋め込んだメッセージ情報3bが、図4Bのように黒く浮かび上がる理由は、図5Aのような小さなドットd1が、図5Bのように大きなドットd2を埋め込むことにより、小さなドットd1が大きなドットd2より複写再現され難いことによる。 【0006】 用紙1に背景領域3aが図4Cのように黒く浮かび上がる場合は、逆に、背景領域3aを図5Bのような大きなドットd2とし、メッセージ情報3bも同図Aのように小さなドットd1にすることによって得られる。 【0007】 また、文書セキュリティを確保するために、例えば特開2005−142918号公報(特許文献1)に示すような構成も提案されている。 【0008】 この構成は、画像読取手段で原稿画像を読み取った画像データから、ドットパターン検出手段によってその画像データに含まれる背景画像又は画像に埋め込まれたドットパターンを検出し、この検出したドットパターンと予め設定されたドットパターンとをドットパターン判定手段によって比較し、互いの同一性が判定された場合、再現規制手段にて当該装置が具備する例えば画像複写機能を規制する構成を有し、当該装置が具備する各機能規制を介して機密文書の不正流出を防止するものである。 【特許文献1】特開2005−142918号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0009】 しかしながら、上述したように用紙1に背景領域3aとして細かいドットパターンを印刷するとともに背景領域3a中に「複写禁止」を示すパターン情報5を埋め込む構成では、複写物1aにメッセージ情報3bを顕著に表示させ、当該印刷済み用紙1が複写禁止されているものである旨を間接的に告知するだけであり、どのような原稿が不正に読み込まれたり複写されようとしたかを作成者又は管理者等が把握し難く、機密文書の管理上から改善が望まれていた。 【0010】 また、上述した特許文献1についても、複写時に複写禁止を示すドットパターンが検出されても、例えば複写を規制して複写され難くする技術を開示するのみであり、どのような原稿が不正に読み込まれたり複写されようとしたかを作成者又は管理者等が把握し難く、同様の課題を有している。 【0011】 本発明はそのような課題を解決するためになされたもので、原稿が読み込まれたとき、複写禁止原稿が読み込まれことを遠隔的に把握し易くした画像処理装置、画像処理プログラムおよび記憶媒体の提供を目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0012】 そのような課題を解決するために本発明に係る画像処理装置は、原稿を読み込んで画像データを生成する画像読込手段と、生成されたその画像データを記憶する記憶手段と、記憶されたその画像データ中に複写禁止頁を示すパターン情報が存在するか否かを検知するパターン情報検知手段と、そのパターン情報の存在が検知されたとき、予め設定された送信先に複写禁止頁に係る読込情報を送信する送信手段とを具備している。 【0013】 本発明の画像処理装置では、上記送信手段が送信先としての電子メールアドレスにその読込情報を送信したり、回線番号にその読込情報をファクシミリ送信するよう形成可能である。 【0014】 本発明の画像処理装置では、上記送信手段が、検知されたその複写禁止頁の画像データを含むデータをその読込情報として送信したり、その原稿における複写禁止頁の位置、当該装置を特定する特定符号、その画像データの生成時期、当該装置の操作者特定情報の少なくとも1つ以上のデータをその読込情報として送信するよう形成可能である。 【0015】 本発明の画像処理装置では、上記パターン情報の存在が検知されたとき、その複写禁止頁を同一濃度の画像データに変換する画像データ変換手段を有する構成、上記画像データを印刷する印刷手段を有する構成が可能である。 【0016】 そして、本発明の画像処理プログラムでは、原稿を読み込んで生成した画像データを記憶し、この記憶されたその画像データから複写禁止頁を示すパターン情報の有無を検知する機能を実行する画像処理用コンピュータに、その原稿を読み込んでその画像データを生成する画像読込処理と、生成されたその画像データを記憶する記憶処理と、記憶されたその画像データ中にそのパターン情報が存在するか否かを検知するパターン情報検知処理と、そのパターン情報の存在が検知されたとき、予め設定された送信先に複写禁止頁に係る読込情報を送信する送信処理とを実行させるものである。 【0017】 本発明の画像処理プログラムでは、上記送信処理が送信先としての電子メールアドレスにその読込情報を送信したり、上記送信処理が送信先としての回線番号に読込情報をファクシミリ送信する構成も可能である。 【0018】 本発明の画像処理プログラムでは、上記送信処理が、検知されたその複写禁止頁を含むデータを読込情報として送信したり、その原稿における複写禁止頁の位置、当該装置を特定する特定符号、その画像データの生成時期、当該装置の操作者特定情報の少なくとも1つ以上のデータをその読込情報として送信する構成が可能である。 【0019】 本発明の画像処理プログラムでは、上記パターン情報の存在が検知されたとき、その複写禁止頁を同一濃度の画像データに変換する画像データ変換処理を実行したり、上記画像データを印刷する印刷処理を実行する構成が可能である。 【0020】 さらに、本発明の記憶媒体は、それらいずれかの画像処理プログラムを記憶するものである。 【発明の効果】 【0021】 このような本発明に係る画像処理装置および画像処理プログラムでは、画像読込手段で原稿を読み込んで画像データを生成し、生成されたその画像データを記憶手段に記憶し、記憶された画像データ中に複写禁止頁を示すパターン情報が存在するか否かをパターン情報検知手段で検知し、そのパターン情報の存在が検知されたとき、予め設定された送信先に送信手段から複写禁止頁に係る読込情報を送信するから、原稿中の複写禁止原稿が読み込まれたとき、それを管理者等が遠隔的に把握し易い。 【0022】 本発明において、上記送信手段が、送信先としての電子メールアドレスにその読込情報を送信したり、回線番号にその読込情報をファクシミリ送信する構成では、読み込まれた複写禁止原稿を管理者が電子メールやファクシミリによって遠隔的に把握可能である。 【0023】 本発明において、検知されたその複写禁止頁の画像データを含むデータをその読込情報として上記送信手段で送信する構成では、具体的にどの複写禁止頁が読み込まれたかを画像データから把握可能である。 【0024】 本発明において、その原稿における複写禁止頁の位置、当該装置を特定する特定符号、前記画像データの生成時期、操作者特定情報の少なくとも1つ以上のデータをその読込情報として上記送信手段で送信する構成では、原稿中の何枚目が複写禁止頁として読み込まれたか、どの機器で読み込まれたか、いつ読み込まれたか、読込み操作者が誰か、といった項目を具体的に特定可能である。 【0025】 本発明において、上記パターン情報の存在が検知されたとき、その複写禁止頁を同一濃度の画像データに画像データ変換手段で変換したり、上記画像データを印刷手段で印刷する構成では、複写禁止頁を同一濃度の画像データに変換して視覚的に判別し難くできるし、印刷出力が可能である。 【0026】 そして、本発明の記憶媒体では、それらいずれかの画像処理プログラムを記憶するから、それら画像処理プログラムを有体物の形態で扱える。 【発明を実施するための最良の形態】 【0027】 以下、本発明に係る実施の形態を図面を参照して説明する。 【0028】 図1は本発明に係る画像処理装置の実施の一形態を示すブロック図である。本発明に係る画像処理プログラムおよびこれを格納した記憶媒体は、画像処理装置を説明する過程で説明する。 【0029】 図1において、本発明に係る画像処理装置は、バス7を介して接続された画像読込手段9、記憶手段11、パターン情報検知手段13、画像データ変換手段15、印刷手段17、送受信手段(送信手段)19、インターフェース手段21およびこれらを制御する制御手段23を有して構成されている。 【0030】 画像読込手段9は、制御手段23の制御の下、例えば印刷された原稿を光学的に読み込み、フィルタ処理、変倍処理、γ処理および階調処理等をして電子的画像データを生成する公知のデジタル複写機の読取り手段やスキャナーであり、生成した画像データが原稿の頁毎に記憶手段11に順次記憶されるようになっている。 【0031】 パターン情報検知手段13は、制御手段23の制御の下、記憶手段11に記憶された画像データを頁単位で読出し、画像データ中に複写禁止頁を示すパターン情報が存在するか否かを検知し、そのパターン情報の存在が検知されたとき、その複写禁止頁に係る読込情報を作成し、記憶手段11に記憶する機能を有している。 【0032】 画像データ中における複写禁止頁を示すパターン情報5は、例えば上述した図4および図5で説明したように、小さなドットd1の背景領域3a中に、大きなドットd2で複写禁止を示すメッセージ情報3bが埋め込まれて形成されており、画像読込手段9で読み込まれたとき、背景領域3a中に埋め込んだ「複写禁止」といったメッセージ情報3bが図4Bに示すように黒く浮かび上がるようになっている。 【0033】 なお、背景領域3aのドットd1と複写禁止を示すメッセージ情報3bのドットd2を逆にすれば、背景領域3aが浮かび上がる一方、メッセージ情報3bが白抜き状態になる。 【0034】 パターン情報検知手段13は、例えば、背景領域3aから公知のパターンマッチング法によってドットd1を検知し、所定の面積内でのドット数をカウンタ処理してドット密度を算出する一方、パターン情報領域から同様のパターンマッチング法によってドットd2を検知し、所定の面積内でのドット数をカウンタ処理してパターン情報5のドット密度を算出し、例えば記憶手段11に予め設定記憶された同一性判断の許容値となる閾値(基準ドット密度)とそれら算出ドット密度を比較し、閾値(基準ドット密度)内に含まれていると判定した場合、パターン情報の存在を検出する。 【0035】 パターン情報検知手段13は、画像データ中にパターン情報5を検出したとき、読込み原稿中に複写禁止頁が存在する旨の情報の他、検知されたその複写禁止頁の画像データを有する読込情報を作成する機能を有している。 【0036】 読込情報としては、読込み原稿における複写禁止頁の位置(頁数や頁番号)、当該複写機を特定する特定符号(機器番号)、画像データの読込み生成時期(日時)、又は当該複写機等が操作者の特定情報(ID番号)等の入力を必要とする場合にその入力特定情報(ID番号)のうち、少なくとも1つ以上のデータを含ませることが好ましい。 【0037】 画像データ変換手段15は、パターン情報検知手段13が画像データ中にパターン情報5を検出したとき、制御手段23の制御の下、パターン情報5の検知された複写禁止頁を同一濃度の画像データに変換するとともに変換前の画像データに置き換えて記憶手段11に格納する機能を有している。 【0038】 同一濃度の画像データとしては、文字や線画の判別や識別が困難なように白紙画像データ、黒色や灰色の画像データに変換することが考えられる。 【0039】 印刷手段17は、パターン情報検知手段13が当該画像データ中の全ての頁についてパターン情報5の有無を検出したとき、制御手段23の制御の下、変換画像データを含む画像データを印刷する公知のモノクロ又はカラー印刷エンジンである。 【0040】 送信手段19は、パターン情報検知手段13が当該画像データ中の全ての頁についてパターン情報5の有無を検出したとき、制御手段23の制御の下、予め設定された送信先に読込情報を送信する公知の手段であり、例えばネットワーク25およびルータ27を介してインターネット29に接続されている。 【0041】 すなわち、送信手段19は、記憶手段11に格納された上記読込情報および送信先としての電子メールアドレスを読出し、それらを電子メールにしてネットワーク25に出力するとともに、ネットワーク25から電子メールを受信する送受信手段として機能するものである。 【0042】 送信手段19は、上記読込情報について所定の符号化処理を施し、記憶手段11に格納された送信先としての回線番号に対してファクシミリ送信する機能を有するよう形成することも可能である。 【0043】 インターフェース手段21は、後述する画像処理プログラムを格納する例えばハードディスク(HDD)、USBメモリ、フレキシブルディスクその他公知の外部記憶媒体31に対し、制御手段23の制御の下、その画像処理プログラムの読出を制御する入出力制御部である。 【0044】 制御手段23は、上述したように、バス7を介して接続された画像読込手段9、記憶手段11、パターン情報検知手段13、画像データ変換手段15、印刷手段17、送受信手段(送信手段)19、インターフェース手段21の機能を制御する例えばCPU等であり、それらの一部を実質的に構成している場合もある。 【0045】 記憶手段11は、制御手段23の動作プログラムを格納する他、上述したように、生成した画像データ、閾値(基準ドット密度)、読込情報、変換された画像データ、送信先としての電子メールアドレスやファクシミリ回線番号を格納する機能を有する読み書き可能なメモリである。 【0046】 なお、図1中の符号33は、インターネット29に接続された管理者用のホストコンピュータであり、送信手段19からの読取情報を受信して表示及び又は印刷可能になっている。 【0047】 また、上述した閾値(基準ドット密度)、操作者の特定情報(ID番号)、電子メールアドレスおよびファクシミリ回線番号等は、例えば、当該装置本体ケース(図示せず。)に配置された表示部と入力部を兼ねた液晶タッチパネルからなり、図1中のバス7を介して制御手段23によって制御される操作表示手段から入力される。 【0048】 次に、本発明の画像処理装置の動作を図2のフローチャートおよび図3の動作概念図を参照して説明する。 【0049】 プログラムが開始されると、ステップS1にて原稿としての用紙1を画像読込手段9で読み込んで画像データを生成する画像読込処理を実行し、ステップS2にてその画像データを記憶手段11に記憶する記憶処理を実行し、続くステップS3にて画像データ中に複写禁止を示すパターン情報5が存在するか否かパターン情報検知手段13にてパターン情報検知処理を実行する。 【0050】 全ての画像データ中にパターン情報5が存在しなくてステップS3がNOの場合にはステップS6に移る。 【0051】 全ての画像データ中の何れかの頁にパターン情報5が存在してステップS3がYESの場合には、ステップS4にて上述した読込情報を予め設定された送信先に対し送信手段19で電子メール又はファクシミリ送信処理を実行する。 【0052】 続くステップS5にてパターン情報5の検知された複写禁止頁の画像データを画像データ変換手段15にて例えば白紙画像データに変換する変換処理を実行し、ステップS6にてその変換画像データを含む全ての画像データを印刷処理して終了する。ステップS5とS6は順序を変えることが可能である。 【0053】 例えば図3に示すように、「ABC」と表示された複写禁止頁のある用紙1が読み込まれた場合、その複写禁止頁が送信手段19から送信される一方、当該複写禁止事項が印刷手段17から白紙出力される。 【0054】 そして、それらの実行処理が本発明に係る画像処理プログラムであり、本発明に係る記憶媒体31はそれら画像処理プログラムを格納したものである。 【0055】 このように本発明の画像処理装置では、原稿を読み込んで画像データを生成する画像読込手段9と、生成された画像データ、送信先としての電子メールアドレスやファクシミリ回線番号を記憶する記憶手段11と、記憶された画像データ中に複写禁止頁を示すパターン情報5が存在するか否かを検知するパターン情報検知手段13と、そのパターン情報5の存在が検知されたとき予め設定された送信先にその複写禁止頁に係る読込情報をその複写禁止頁を含めて送信する送信手段19と、上記パターン情報の存在が検知されたときその複写禁止頁を同一濃度の画像データに変換する画像データ変換手段15と、その画像データを印刷する印刷手段17を具備している。 【0056】 そのため、複写禁止原稿を含む原稿が読み込まれた場合、複写禁止頁が読み込まれたことを示す読込情報が電子メールによってメールアドレス先に送信されたり、ファクシミリ回線番号先にファクシミリ送信されるから、例えば管理者が、複写禁止頁が読み込まれたことを電子メールやファクシミリによって遠隔的に把握可能である。 【0057】 そして、その読込情報として複写禁止頁を含めて送信するから、具体的にどの複写禁止頁が読み込まれたか把握可能であり、機密文書の漏洩経路特定の参考になり得る。 【0058】 また、パターン情報5の検知された複写禁止頁を同一濃度、例えば白紙の画像データに変換するから、複写禁止頁の内容をそのまま出力させ難いし、複写禁止頁の内容を視覚的に判別し難くした状態で印刷出力可能となり、複写禁止頁の複写を抑えることが可能である。 【0059】 さらに、送信する読込情報としては、その原稿における複写禁止頁の位置、当該装置を特定する特定符号、画像データの生成時期又は操作者特定情報の少なくとも1つ以上のデータを送信するから、原稿中の何枚目が読み込まれたか、どの機器で読み込まれたか、いつ読み込まれたか、読込み操作者が誰か、といった項目を具体的に特定可能で、機密文書の漏洩経路を特定し易くなる。 【0060】 もっとも、本発明においては、画像読込手段9、記憶手段11、パターン情報検知手段13、送信手段19を具備して構成すれば、本発明の目的達成が可能であり、必ずしも画像データ変換手段15や印刷手段17は必須ではないし、記憶手段11も生成された画像データを記憶し、送信手段19もその複写禁止頁に係る読込情報を送信する機能を有していれば本発明の目的達成が可能である。 【0061】 そして、画像読込手段9、記憶手段11、パターン情報検知手段13、画像データ変換手段15、印刷手段17および送信手段19は、必ずしもバス7を介して接続される構成に限らず、画像読込手段9としてのスキャナー、記憶手段11、パターン情報検知手段13、画像データ変換手段15および送信手段19としてのパソコン、印刷手段としてのプリンタを例えばネットワークを介して接続した構成においても実施可能である。 【0062】 また、本発明に係る上述した画像処理プログラムにおいても、上記送信処理が送信先としての電子メールアドレスにその読込情報を送信したり、上記送信処理が送信先としての回線番号に読込情報をファクシミリ送信したり、検知された複写禁止頁を含む画像データを読込情報として送信する処理を有する構成が可能である。 【0063】 さらに、本発明の画像処理プログラムにおいて、その原稿における複写禁止頁の位置、当該装置を特定する特定符号、画像データの生成時期、操作者特定情報の少なくとも1つ以上のデータをその読込情報として送信する構成、上記パターン情報の存在が検知されたとき、その複写禁止頁を同一濃度の画像データに変換する画像データ変換処理を実行したり、上記画像データを印刷する印刷処理を実行する構成も可能であり、上述した画像処理装置と同様な効果を得ることができる。 【0064】 なお、本発明におけるパターン情報検知方法は、上述したように背景領域3aから公知のパターンマッチング法によってドットパターンを検知するとともに所定の面積内でのドット密度を算出し、閾値(基準ドット密度)と比較してパターン情報5の有無を検知する手法の他、ドットを形成するドット寸法の大小、ドット形状や配列方法の差異によって検知可能であるし、単にドットパターンの有無等によって検知する等、種々の手法が適用可能である。 【図面の簡単な説明】 【0065】 【図1】本発明に係る画像処理装置の実施の一形態を示すブロック図である。 【図2】図1の画像処理装置の動作を説明するフローチャートである。 【図3】図1の画像処理装置の動作を説明する動作概念図である。 【図4】複写禁止を示すパターン情報を埋め込んだ用紙を説明する図である。 【図5】複写禁止頁を表現するドットパターンを説明する図である。 【符号の説明】 【0066】 1 用紙 1a、1b 複写物 3 背景領域 5 パターン情報(複写禁止) 7 バス 9 画像読込手段 11 記憶手段 13 パターン情報検知手段 15 画像データ変換手段 17 印刷手段 19 送信手段(送受信手段) 21 インターフェース手段 23 制御手段 25 ネットワーク 27 ルータ 29 インターネット 31 記憶媒体 33 ホストコンピュータ d1、d2 ドット
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006150 【氏名又は名称】京セラミタ株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月31日(2006.8.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100085578 【弁理士】 【氏名又は名称】斎藤 美晴
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| 【公開番号】 |
特開2008−60998(P2008−60998A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月13日(2008.3.13) |
| 【出願番号】 |
特願2006−236746(P2006−236746) |
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