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【発明の名称】 テレビジョン信号受信装置
【発明者】 【氏名】渡辺 誠

【要約】 【課題】ユーザが視聴又は記録したい番組を選択する際、電界強度が弱いので実際の視聴又は記録が出来ない虞のある番組の選択を避ける事が出来る等、チャンネル又は番組選択においてユーザの便宜を図る事ができるテレビジョン信号受信装置を提供することにある。

【構成】受信したテレビジョン信号の電界強度を検出する電界強度検出手段8と、該電界強度検出手段8による検出結果を表示する表示手段とを備え、前記テレビジョン信号のチャンネル毎の電界強度を示す情報を表示する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
受信したテレビジョン信号から各チャンネルの番組データを抽出する番組データ抽出手段を備え、該番組データ抽出手段が抽出した番組データを表示した番組案内画面を、内部又は外部の表示部に表示するテレビジョン信号受信装置において、
前記テレビジョン信号の電界強度を検出する電界強度検出手段と、
該電界強度検出手段により検出された電界強度を示す情報を、チャンネル別に前記番組案内画面に表示する表示手段と
を備えることを特徴とするテレビジョン信号受信装置。
【請求項2】
前記表示部へ表示すべき番組の選択に係るデータを受付ける受付手段と、
該受付手段が所定のデータを受付けた場合、前記電界強度検出手段に電界強度の検出を指示する検出指示手段と
を備えることを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン信号受信装置。
【請求項3】
番組のチャンネルの電界強度が所定の電界強度未満であるか否かを判定する判定手段と、
該判定手段の判定結果に応じて、前記表示部へ警告を表示する警告表示手段と
を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のテレビジョン信号受信装置。
【請求項4】
番組を記録する番組記録手段と、
該番組記録手段が記録すべき番組の予約に係るデータを受付ける記録予約受付手段と、
該記録予約受付手段が受付けたデータに係る番組のチャンネルについて、前記判定手段が判定を行い、前記判定手段の判定結果に応じて、前記表示部へ警告を表示するように構成してあることを特徴とする請求項3に記載のテレビジョン信号受信装置。
【請求項5】
計時手段と、
該計時手段の計時結果に応じて前記電界強度検出手段に電界強度の検出を指示する手段と
を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載のテレビジョン信号受信装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、受信するテレビジョン信号の電界強度を表示するテレビジョン信号受信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、市販されているテレビジョン信号受信装置は、EPG(Electric Program Guide)又は電子番組表などと呼ばれる機能が搭載されている。EPG機能は、放送波に含まれているEPGデータに基づき、新聞のテレビ欄のようなものがテレビジョン信号受信装置に表示され、そこから見たい番組の選択及び録画予約ができる機能である。しかしテレビジョン信号のような電波(放送波)は、季節、天気等の影響により電界強度が弱くなる場合がある。受信する放送波の電界強度が弱くなった場合はアナログ放送のテレビジョン信号の場合、画像の歪みが発生し、デジタル放送のテレビジョン信号の場合は、ブロックノイズが発生する等の障害が生じていた。特許文献1では、例えばこのように通信状態が悪化した場合、送信機側のマイコンがEPGに基づいて送信する映像及び音声データのコンテンツ種別を識別し、識別されたコンテンツ種別に基づき、送信レート(ビットレート)を更新する無線通信装置を提案している。
【0003】
一方、テレビジョン信号のような電波(放送波)は、季節、天気以外にも、放送区域の影響も受ける。つまり、放送区域によって電波の電界強度が変化し、そのテレビジョン信号を受信する受信装置に障害を与える。放送区域は、標準の受信装置で放送を良好に受信する事が出来るであろうと想定される区域(所定値以上の電界地域)の事であり、送信所毎に定められる。例えば、移動体に搭載され、デジタル放送を受信する移動体用受信装置において2つの放送区域の境界地域を通過する場合、放送区域の変化による放送局の周波数変化のために番組を切れ目なく連続に見ることが出来ないといった問題があった。特許文献2では、このような問題を解決するため、2つのチューナを備え、それぞれのチューナを同一の番組に係るチャンネルに合わせ、何れか電界強度の強い方の番組を表示する移動体用受信装置を提案している。
【特許文献1】特開2004−343726号公報
【特許文献2】特開2006−67489号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、季節、地域、天気、放送区域による電界強度の変化は、上述した問題以外にも以下のような問題が生ぜしめている。例えば、EPG機能を備えたテレビジョン信号受信装置において、受信したテレビジョン信号の電界強度が所定値より小さいため、EPG表には番組が表示されるものの、実際は該番組の視聴又は記録が出来ないという問題が生じていた。つまり、前記番組を選択しても、上述したように画像の歪み又はブロックノイズが発生し、事実上は視聴が出来ない或いは、前記番組の記録を行っても、記録媒体に何も記録されていない等の問題である。
【0005】
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、受信したテレビジョン信号の電界強度を検出する電界強度検出手段と、該電界強度検出手段による検出結果を表示する表示手段とを備え、前記テレビジョン信号のチャンネル毎の電界強度を示す情報を表示することにより、ユーザが視聴又は記録したい番組を選択する際、電界強度が弱いので実際の視聴又は記録が出来ない虞のある番組の選択を避ける事が出来る等、チャンネル又は番組選択においてユーザの便宜を図る事ができるテレビジョン信号受信装置を提供することにある。
【0006】
また、本発明の他の目的は、表示部へ表示すべき番組の選択に係るデータを受付ける受付手段と、該受付手段が所定のデータを受付けた場合、前記電界強度検出手段に電界強度の検出を指示する検出指示手段とを備えることにより、電界強度の悪化等の急変に素早く対応することができるテレビジョン信号受信装置を提供することにある。
【0007】
また、本発明の他の目的は、番組のチャンネルの電界強度が所定の電界強度未満であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に応じて、前記表示部へ警告を表示する警告表示手段とを備え、前記判定手段が番組のチャンネルの電界強度が所定の電界強度未満であると判定した場合、前記表示部へその旨を表示することにより、ユーザが良好に表示することの出来ない番組の選択を避けることが出来るテレビジョン信号受信装置を提供することにある。
【0008】
また、本発明の他の目的は、番組を記録する番組記録手段と、該番組記録手段が記録すべき番組の予約に係るデータを受付ける記録予約受付手段とを備え、前記判定手段が前記予約に係る番組のチャンネルの電界強度が所定の電界強度未満であると判定した場合、前記表示部へその旨を表示することにより、正常に記録できない可能性がある番組の予約を未然に防ぐことが出来るテレビジョン信号受信装置を提供することにある。
【0009】
また、本発明の他の目的は、計時手段の計時結果に応じて前記電界強度検出手段に電界強度の検出を指示する手段を備え、所定時間毎に電界強度を自動的に検出することにより、電界強度の急変に対応できるテレビジョン信号受信装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係るテレビジョン信号受信装置は、受信したテレビジョン信号から各チャンネルの番組データを抽出する番組データ抽出手段を備え、該番組データ抽出手段が抽出した番組データを表示した番組案内画面を、内部又は外部の表示部に表示するテレビジョン信号受信装置において、前記テレビジョン信号の電界強度を検出する電界強度検出手段と、該電界強度検出手段により検出された電界強度を示す情報を、チャンネル別に前記番組案内画面に表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
本発明にあっては、前記番組案内画面を前記表示部へ表示する際、前記電界強度検出手段が検出した電界強度を示す情報が、前記番組案内画面にチャンネル別に表示される。検出した電界強度は、例えば数字、色、濃淡変換等を用いて表現する。
【0012】
本発明に係るテレビジョン信号受信装置は、前記表示部へ表示すべき番組の選択に係るデータを受付ける受付手段と、該受付手段が所定のデータを受付けた場合、前記電界強度検出手段に電界強度の検出を指示する検出指示手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
本発明にあっては、前記受付手段が所定のデータを受付けた場合、前記検出指示手段が前記電界強度検出手段に電界強度の検出を指示する。前記電界強度検出手段は前記検出指示手段の指示に応じて、電界強度の検出を行い、検出された電界強度は、表示手段によって前記表示部へ表示される。
【0014】
本発明に係るテレビジョン信号受信装置は、番組のチャンネルの電界強度が所定の電界強度未満であるか否かを判定する判定手段と、該判定手段の判定結果に応じて、前記表示部へ警告を表示する警告表示手段とを備えることを特徴とする。
【0015】
本発明にあっては、前記判定手段は、前記番組案内画面が受付けた指示に係る番組のチャンネルの電界強度が所定の電界強度未満であるか否かを判定する。前記判定手段が所定の電界強度未満であると判定した場合、前記警告表示手段は、前記番組が正常に表示する事が出来ない可能性があるという内容を前記表示部に表示し、ユーザに警告する。
【0016】
本発明に係るテレビジョン信号受信装置は、番組を記録する番組記録手段と、該番組記録手段が記録すべき番組の予約に係るデータを受付ける記録予約受付手段と、該記録予約受付手段が受付けたデータに係る番組のチャンネルについて、前記判定手段が判定を行い、前記判定手段の判定結果に応じて、前記表示部へ警告を表示するように構成してあることを特徴とする。
【0017】
本発明にあっては、前記番組記録手段が記録すべき番組の予約は、前記記録予約受付手段により受付される。前記判定手段は、前記記録予約受付手段が受付けた予約に係る番組のチャンネルの電界強度が所定の電界強度(例えば、良好な記録が可能な最低の電界強度)未満であるか否かを判定する。前記判定手段が所定の電界強度未満であると判定した場合、前記警告表示手段は、前記番組が正常に記録出来ない可能性があるという内容を前記表示部に表示し、ユーザに警告する。
【0018】
本発明に係るテレビジョン信号受信装置は、計時手段と、該計時手段の計時結果に応じて前記電界強度検出手段に電界強度の検出を指示する手段とを備えることを特徴とする。
【0019】
本発明にあっては、前記計時手段が所定時間の計時を行い、前記計時手段の計時結果に応じて前記手段が前記電界強度検出手段に電界強度の検出を指示する。該指示に応じて前記電界強度検出手段は電界強度を検出し、検出された電界強度は前記表示部へ表示される。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、受信したテレビジョン信号の電界強度を検出する電界強度検出手段と、該電界強度検出手段による検出結果を表示する表示手段とを備え、前記テレビジョン信号のチャンネル毎の電界強度を示す情報を前記番組案内画面に表示するので、ユーザが視聴又は記録したい番組又はチャンネルの選択においてユーザが電界強度の弱い実際の視聴又は記録が出来ない虞のある番組の選択を避ける事が出来る。
【0021】
本発明によれば、表示部へ表示すべき番組の選択に係るデータを受付ける受付手段と、該受付手段が所定のデータを受付けた場合、前記電界強度検出手段に電界強度の検出を指示する検出指示手段とを備えているので、電界強度の悪化等の急変が生じた場合であっても素早く対応することができる。
【0022】
本発明によれば、番組のチャンネルの電界強度が所定の電界強度未満であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に応じて、前記表示部へ警告を表示する警告表示手段とを備えているので、前記判定手段が番組のチャンネルの電界強度が所定の電界強度未満であると判定した場合、前記表示部へその旨を表示することにより、ユーザが番組の選択を行う際、良好に表示する事の出来ない番組の選択を未然に防ぐことが出来る。
【0023】
本発明によれば、番組を記録する番組記録手段と、該番組記録手段が記録すべき番組の予約に係るデータを受付ける記録予約受付手段とを備え、前記判定手段が前記予約に係る番組のチャンネルの電界強度が所定の電界強度未満であると判定した場合は、前記表示部へその旨を表示するので、ユーザによる前記番組記録手段が記録すべき番組の予約の際、正常に記録できない可能性がある番組の予約を避けることが出来る。
【0024】
本発明によれば、計時手段の計時結果に応じて前記電界強度検出手段に電界強度の検出を指示する手段を備え、所定時間毎に電界強度を自動的に検出するので、電界強度の急変に対応できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
(実施の形態1)
以下に、本発明に係るテレビジョン信号受信装置を、テレビジョン受像機を例として説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係るテレビジョン受像機の要部構成例を示すブロック図である。
【0026】
本発明の実施の形態1に係るテレビジョン受像機は、複数のチャンネル及び各チャンネルの番組情報を含むテレビジョン信号を受信するテレビジョンアンテナ1を備え、該テレビジョンアンテナ1により受信されたテレビジョン信号はチューナ部2へ送られる。チューナ部2は、制御装置7からの指示データに応じて所定チャンネルを選局して信号処理部3へ送出する。信号処理部3は、チューナ部2から送られてくる所定チャンネルの信号から画像信号を抜取って例えば液晶パネルのような表示部5へ送出する。また、信号処理部3は、所定チャンネルの信号から音声信号を抜取って音声出力部4へ出力する。
【0027】
番組データ抽出手段6は、制御装置7からの指示データに応じてチャンネル別の番組のタイトル、番組の放送開始時刻及び放送終了時刻等の番組データを抽出し、制御装置7に送出する。制御装置7は、抽出した番組データを記憶手段10に記憶する。記憶手段10は書換え可能な不揮発性メモリである。電界強度検出手段8は、制御装置7からの指示データに応じてチャンネル別の電界強度を検出し、該電界強度を制御装置7に送出する。制御装置7は前記検出結果を記憶手段10に記憶する。制御装置7は、記憶手段10が記憶している前記番組データ及び前記電界強度に基づき、番組の選択を受付けるためのいわゆる電子番組表を前記表示部5に表示する。番組データ抽出手段6及び電界強度検出手段8は、テレビジョン受像機の電源オフに係る操作が行われた場合、番組データの抽出及び電界強度の検出を行う。
【0028】
例えばリモコン装置のような受付手段9は、チャンネルの選択に係るデータを受付けるためのテンキー、前記電子番組表を表示部5に表示するための電子番組表表示キー、電源キー等を備えている。
【0029】
前記制御装置7は、CPU、ROM、RAM及び入出力ポートから成る。前記CPUは、前記番組データ抽出手段6に番組データの抽出を指示し、前記電界強度検出手段に8に電界強度の検出を指示し、前記記憶手段10が記憶している番組データ及び電界強度の検出結果を表示部5に表示する。前記ROMには、処理プログラム以外にも、表示部5へ表示するための文字データ等が予め記憶されている。RAMは、プログラムの実行時に発生する一時的なデータ、つまり受付けたチャンネル番号を記憶する。
【0030】
図2及び図3は、本発明の実施の形態1に係るテレビジョン受像機のCPUの制御手順を示すフローチャートである。
【0031】
CPUは電源オフ指示データを取得したか否かを判定する(S101)。CPUは電源オフ指示データを取得していないと判定した場合(S101:NO)、電源オフ指示データを取得するまで待つ。CPUは電源オフ指示データを取得したと判定した場合(S101:YES)、番組データ抽出手段6及び電界強度検出手段8に番組データの抽出及び電界強度の検出を夫々指示する(S102)。CPUからの指示に応じて番組データ抽出手段6はチャンネル別の番組データを抽出して制御装置7に送出する。また、電界強度検出手段8はチャンネル別の電界強度を検出し、検出した電界強度を制御装置7に送出する。CPUは抽出した番組データ及び検出した電界強度を取得し、記憶手段10に記憶し(S103)、電源をオフにする(S104)。その後、CPUは電源オン指示データを取得し(S105)、テレビジョン受像機の電源をオンにする。次いで、CPUは電子番組表表示指示データを取得したか否かを判定する(S106)。電子番組表表示指示データを取得していないと判定した場合(S106::NO)、電子番組表表示指示データを取得するまで待つ。電子番組表表示指示データを取得したと判定した場合(S106:YES)、記憶手段10が記憶している前記番組データ及び前記電界強度を読出し、チャンネル別の電界強度が表示された電子番組表を合成し、表示部5に表示する(S107)。チャンネル別の電界強度が表示された電子番組表の一例を示す例示図を図4に示す。前記電子番組表には、各チャンネルロゴ、各チャンネル番号、該チャンネルの受付手段9において登録されている番号、チャンネル別電界強度(図中白抜き矢印で表示する)、番組タイトル等が表示されている。一般的に電界強度はdB段位で表示されるが、実施の形態1においては、例えば、検出した電界強度値を換算して1から100までの数字で表示する。
【0032】
次いで、CPUは番組の選択に係るデータを取得した場合(S108)、取得したデータに係る番組のチャンネルの電界強度を記憶手段10から読み出し、該電界強度が所定の電界強度未満であるか否かを判定する(S109)。判定した結果、取得したデータに係る番組のチャンネルの電界強度が所定の電界強度以上である場合(S109:NO)、CPUはチューナ部2に前記番組に係るチャンネルの選局を指示する(S110)。判定した結果、取得したデータに係る番組のチャンネルの電界強度が所定の電界強度より小さい場合(S109:YES)、CPUはROMが予め記憶している文章データを読出し、該文章データに基づく警告を表示部5に表示する(S111)。該警告文章は例えば「選択された番組は電界強度が弱いため正常に視聴出来ない可能性があります。視聴を続けるためには1番を、別の番組を選択するためには電子番組表表示キーを押してください」という内容である。CPUは電子番組表表示キーの操作に係るデータを取得したか否かを判定する(S112)。電子番組表表示キーの操作に係るデータを取得したと判定した場合(S112:YES)、S107に戻る。電子番組表表示キーの操作に係るデータを取得していないと判定した場合(S112:NO)、1番キーの操作に係るデータを取得したか否かを判定する(S113)。CPUは1番キーの操作に係るデータを取得したと判定した場合(S113:YES)、チューナ部2に前記番組に係るチャンネルの選局を指示する(S110)。チューナ部2によって選局されたチャンネルに係る番組の画像が表示部5に表示され、音声が音声出力部4に出力される。CPUは1番キーの操作に係るデータを取得していないと判定した場合(S113:NO)、S112に戻る。
【0033】
実施の形態1においては、電界強度の表示が数字を用いて行う場合について説明したが、これに限るものでない。電界強度の表示は色分けを用いて行っても良く、所定色の濃淡を用いて行っても良い。
【0034】
実施の形態1においては、所定の電界強度未満の番組が選択された場合、表示部5に警告を表示する例について説明したが、これに限るものではなく、音声出力部4が警告音を出力するように構成しても良く、警告の表示と共に警告音を出力するように構成しても良い。
【0035】
実施の形態1においては、検出した電界強度を電子番組表に1から100までの数字にて表示する場合について説明したが、これに限るものではない。検出した電界強度をそのまま表示しても良く、前述のような電界強度を示す数字の1から100までを所定範囲に分け、各範囲を色分け又は色の濃淡で表示しても良い。例えば、図5は、電界強度を示す前記1から100までの数字を所定の範囲に分割して夫々の範囲を色の濃淡差で示した電子番組表の例を示す。1から34、35から70、71から100の3つの範囲に分割し、数字が高いほど明るく表示することにより、電界強度を表示している。また、図6は、正常な視聴が出来ると予測される最低の電界強度を表す基準値(例えば電界強度を示す数字は35)未満に該当するチャンネルの行のみを薄墨表示する例を示す。ユーザは薄墨表示されたチャンネルを除いてチャンネル又は番組の選択を行う。
【0036】
一方、電界強度が前記基準値の以上であっても、その差が大きくないチャンネルが存在する。例えば、基準値の35に対し、電界強度を表す数字が36のチャンネルである。該チャンネルは前記基準値の35よりは高い数字であるものの、視聴途中の電界強度の変化により、電界強度を表す数字が基準値の35未満に下がる事もあり得る。このような場合は、電界強度を示す数字が前記基準値と所定値(例えば40)の間に該当するチャンネルを別の色又はハイライトバー等で表示し、電界強度の変化による視聴途中の画像の不具合発生に対応するように構成しても良い。図7は、その一例を示す例示図であり、電界強度を表す数字が36であるチャンネルの行がハイライトバーで表示されている。
【0037】
実施の形態1においては、所定の電界強度未満の番組が選択された場合、表示部5に警告を表示する例について説明したが、これに限るものではない。チャンネル別の電界強度が表示された電子番組表を表示部5に表示する(S107)だけでも、本発明の十分な効果が期待できる。
【0038】
実施の形態1においては、S109での判定において所定の電界強度のみを判定基準とする場合について説明したが、これに限るものでなく、例えば、天気のような因子の影響を反映するように構成しても良い。本発明の実施の形態1に係るテレビジョン信号受信装置がデジタル放送対応のテレビジョン信号受信装置であり、現在位置の情報が設定されているとする。天気情報がBML(Broadcast Markup Language)文書としてテレビジョン信号に多重化されて送信される場合は、受信したBML文書の記述に基づいて現在位置の天気情報を取得することが出来るようになる。従って、前記情報に基づき、現在位置の天気を反映してS109での判定を行うように構成することが出来る。つまり、受信したテレビジョン信号から多重化された天気情報のBML文章を抜取り、記憶手段10に記憶する(S103)。その後、番組の選択に係るデータを取得し(S108)、取得したデータに係る番組のチャンネルの電界強度が所定の電界強度未満であるか否かを判定する(S109)際、記憶手段10から現在位置の天気情報を読み出す。例えば、現在位置の天気が大雨の場合は判定基準とされる前記所定の電界強度を若干高く設定して判定を行うように構成すれば良い。
【0039】
(実施の形態2)
実施の形態2においては、番組を記録する記録装置60を例として説明する。図8は、本発明の実施の形態2に係る記録装置60の要部構成例を示すブロック図である。
【0040】
本発明の実施の形態2においては、テレビジョンアンテナ1がテレビジョン信号受信し、記録装置60は前記テレビジョン信号の何れか1つのチャンネルの番組の画像を記録し、記録された番組の画像はテレビジョン受像機50に表示される。
【0041】
記録装置60は、チューナ部62と、番組記録手段64と、番組データを抽出する番組データ抽出手段66と、電界強度を検出する電界強度検出手段68と、番組データ抽出手段66が抽出した番組データ及び電界強度検出手段68が検出した電界強度を記憶する記憶手段65と、受付手段69と、テレビジョン受像機50からの信号を受信するI/F61とを備えている。制御装置67は、記憶手段65が記憶している前記番組データ及び前記電界強度に基づき、番組の選択を受付けるための電子番組表データを、I/F61を介してテレビジョン受像機50に送信し、後述のテレビジョン受像機50の表示部55に表示する。また、記録装置60はタイマー63を備え、タイマー63は制御装置67のCPUの指示に応じて計時を開始し、所定時間の経過時にCPUに所定時間の経過を通知する通知データを送出する。CPUはタイマー63の通知データに応じ、番組データ抽出手段66及び電界強度検出手段68に番組データの抽出及び電界強度の検出を指示する。
【0042】
制御装置67は、CPU、ROM、RAM及び入出力ポートから成る。前記ROMには、処理プログラム以外に、表示部55へ表示するための文字データ及び番組の記録の予約を受付けるための記録予約受付画面データ等が予め記憶されている。前記CPUは、前記番組データ抽出手段66に番組データの抽出を指示し、前記電界強度検出手段68に電界強度の検出を指示し、前記記憶手段65が記憶している番組データ及び電界強度の検出結果を、I/F61を介してテレビジョン受像機50に送信し、表示部55に表示する。また、CPUは番組記録手段64に前記記録予約受付画面から受付けた記録予約すべき番組の記録を指示する。また、RAMは前記記録予約受付画面から受付けたデータを記憶する。
【0043】
受付手段69は、チャンネルの選択に係るデータを受付けるためのテンキー、電源キー、前記電子番組表を表示部55に表示するための電子番組表表示キー、電源キー等を備えている。
【0044】
一方、テレビジョン受像機50は、チューナ部52と、信号処理部53と、音声出力部54と、表示部55と、制御装置57と、I/F51とから成る。
【0045】
図9及び図10は、本発明の実施の形態2に係る記録装置60のCPUの制御手順を示すフローチャートである。
【0046】
CPUは記録装置60の電源オン指示データを取得した場合(S201)、番組データ抽出手段66及び電界強度検出手段68に番組データ抽出及び電界強度の検出を夫々指示する(S202)。CPUからの指示に応じて番組データの抽出手段66はチャンネル別の番組データを抽出して制御装置67に送出する。また、電界強度検出手段68はチャンネル別の電界強度を検出し、検出した電界強度を制御装置67に送出する。CPUは抽出した番組データ及び検出した電界強度を取得し、記憶手段65に記憶する(S203)。次いで、CPUはタイマー63に所定時間の計時を指示する(S204)。CPUの指示に応じてタイマー63は計時を開始し、所定時間が経過した時、その旨を通知する通知データをCPUに送出する。CPUは前記通知データを取得したか否かを判定し(S205),取得したと判定した場合(S205:YES)、再び、番組データ抽出手段66及び電界強度検出手段68に番組データの抽出及び電界強度の検出を夫々指示する(S206)。CPUは番組データ抽出手段66及び電界強度検出手段68から夫々番組データ及び電界強度を取得し、記憶手段65に記憶している番組データ及び電界強度を更新する(S207)。次いで、CPUはS204へ戻る。
【0047】
一方、CPUはS205で前記通知データを取得していないと判定した場合(S205:NO)、電子番組表表示指示データを取得したか否かを判定する(S208)。CPUは電子番組表表示指示データを取得していないと判定した場合(S208:NO),S205に戻る。電子番組表表示指示データを取得したと判定した場合(S208:YES)、記憶手段65が記憶している前記番組データ及び前記電界強度を読出し、チャンネル別の電界強度が表示された電子番組表を合成し、テレビジョン受像機50の表示部55に表示する(S209)。ユーザは、前記電子番組表から前記番組記録手段64が記録すべき1つの番組を選択する。CPUは番組の記録の予約に係るデータを取得した場合(S210)、取得したデータに係る番組のチャンネルの電界強度を記憶手段65から読出し、該電界強度が所定の電界強度未満であるか否かを判定する(S211)。判定した結果、取得したデータに係る番組のチャンネルの電界強度が所定の電界強度以上である場合(S211:NO)、CPUは、例えば前記番組のチャンネル、前記番組の放送開始時刻、前記番組の放送終了時刻等の記憶すべきデータをRAMに記憶する(S215)。一方、取得したデータに係る番組のチャンネルの電界強度が所定の電界強度より小さい場合(S211:YES)、CPUはROMが予め記憶している文章データを読出し、該文章データに基づく警告を表示部55に表示する(S212)。該警告文章は例えば「選択された番組は電界強度が弱いため正常に記録出来ない可能性があります。予約を続けるためには1番を、別の番組を選択するためには電子番組表表示キーを押してください」という内容である。CPUは電子番組表表示キーの操作に係るデータを取得したか否かを判定する(S213)。電子番組表表示キーの操作に係るデータを取得したと判定した場合(S213:YES)、S209に戻る。電子番組表表示キーの操作に係るデータを取得していないと判定した場合(S213:NO)、1番キーの操作に係るデータを取得したか否かを判定する(S214)。CPUは1番キーの操作に係るデータを取得したと判定した場合(S214:YES)、前記番組を記録するために記憶すべきデータをRAMに記憶する(S215)。一方、CPUは1番キーの操作に係るデータを取得していないと判定した場合(S214:NO)、S213に戻る。
【0048】
実施の形態2においては、S211での判定において所定の電界強度のみを判定基準とする場合について説明したが、これに限るものでなく、実施の形態1にて説明したように天気のような因子の影響を反映するように構成しても良い。つまり、本発明の実施の形態2に係るテレビジョン信号受信装置がデジタル放送対応のテレビジョン信号受信装置であり、現在位置の情報が設定され、天気情報がBML文書としてテレビジョン信号に多重化されて送信される場合は、受信したテレビジョン信号から多重化された天気情報のBML文章を抜取り、記憶手段65に記憶する(S203)。その後、番組の予約に係るデータを取得し(S210)、取得したデータに係る番組のチャンネルの電界強度が所定の電界強度未満であるか否かを判定する(S211)際、記憶手段65から現在位置の天気情報を読み出す。例えば前記天気情報によると前記番組の放送時間帯に現在位置にて大雨が予想される場合は、判定基準とされる前記所定の電界強度を若干高く設定して判定を行うように構成すれば良い。
【0049】
実施の形態1と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0050】
(実施の形態3)
図11は、本発明の実施の形態3に係る記録装置60の要部構成例を示すブロック図である。本発明の実施の形態3においては、実施の形態2と同様に、テレビジョンアンテナ1がテレビジョン信号を受信し、記録装置60は前記テレビジョン信号の何れか1つのチャンネルの番組の画像を記録し、記録された番組の画像はテレビジョン受像機50に表示される。
【0051】
記録装置60は、チューナ部62a,62bと、番組記録手段64と、番組データを抽出する番組データ抽出手段66と、電界強度を検出する電界強度検出手段68と、番組データ抽出手段66が抽出した番組データ及び電界強度検出手段68が検出した電界強度を記憶する記憶手段65と、受付手段69と、タイマー63と、I/F61とを備えている。チューナ部62aは、番組データ抽出手段66及び電界強度検出手段68が夫々番組データの抽出及び電界強度の検出を行うために用いられる。チューナ部62bにより選局されたチャンネルの番組は、番組記録手段64によって記録される。
【0052】
制御装置67は、CPU、ROM、RAM及び入出力ポートから成る。前記ROMには、処理プログラム以外に、表示部55へ表示するための文字データ及び番組の記録の予約を受付けるための記録予約受付画面データ等が予め記憶されている。前記CPUは、前記番組データ抽出手段66に番組データの抽出を指示し、前記電界強度検出手段68に電界強度の検出を指示し、前記記憶手段65が記憶している番組データ及び電界強度の検出結果を、I/F61を介してテレビジョン受像機50に送信し、表示部55に表示する。また、CPUは番組記録手段64に前記記録予約受付画面から受付けた記録予約すべき番組の記録を指示する。また、RAMは前記記録予約受付画面から受付けたデータを記憶する。
【0053】
制御装置67は、CPU、ROM、RAM及び入出力ポートから成る。前記CPUは、前記番組データ抽出手段66に番組データの抽出を指示し、前記電界強度検出手段68に電界強度の検出を指示する。また、CPUはタイマー63に所定時間の計時を指示し、番組記録手段64が記録すべき番組に係るチャンネルの選局をチューナ部62bに指示する。
【0054】
一方、テレビジョン受像機50は、チューナ部52と、信号処理部53と、音声出力部54と、表示部55と、制御装置57と、I/F51とから成る。
【0055】
図12は、本発明の実施の形態3に係る記録装置60のCPUの制御手順を示すフローチャートである。
【0056】
ユーザは番組記録手段64が記録すべき番組を電子番組表から選択する。CPUが該番組の予約に係るデータを取得した場合(S301)、前記番組のチャンネル、前記番組の放送開始時刻、前記番組の放送終了時刻等の記憶すべきデータをRAMに記憶して置く。CPUは前記番組の放送開始時刻に合わせてチューナ部62bへ前記番組のチャンネルの選局を指示し(S302)。チューナ部62bはCPUの指示に応じ、前記チャンネルの選局を行う。また、CPUはチューナ部62bにより選局された前記チャンネルの番組の記録を番組記録手段64に指示する(S303)。番組記録手段64はRAMに記憶している前記データに基づいて前記番組の記録を行う。次いで、CPUはタイマー63に所定時間の計時を指示する(S304)。CPUの指示に応じてタイマー63は計時を開始し、所定時間が経過した時、その旨を通知する通知データをCPUに送出する。CPUは前記通知データを取得したか否かを判定し(S305)、取得したと判定した場合(S305:YES)、番組データ抽出手段66及び電界強度検出手段68に番組データの抽出及び電界強度の検出を夫々指示する(S306)。番組データ抽出手段66及び電界強度検出手段68はチューナ部62aを用い、番組データ抽出及び電界強度検出を行う。つまり、2つのチューナ部62a、62bを備えているので、番組の記録並びに、番組データ抽出及び電界強度検出が同時に可能である。CPUは番組データ抽出手段66及び電界強度検出手段68から夫々番組データ及び電界強度を取得し、記憶手段65に記憶する(S307)。次いで、CPUはS304へ戻る。
【0057】
一方、CPUはS305で前記通知データを取得していないと判定した場合(S305:NO)、電子番組表表示指示データを取得したか否かを判定する(S308)。CPUは電子番組表表示指示データを取得していないと判定した場合(S308:NO)、S305に戻る。電子番組表表示指示データを取得したと判定した場合(S308:YES)、記憶手段65が記憶している前記番組データ及び前記電界強度を読出し、チャンネル別の電界強度が表示された電子番組表を合成し、テレビジョン受像機50の表示部55に表示する(S309)。次いで、CPUは電源オフ指示データを取得したか否かを判定する(S310)。CPUは電源オフ指示データを取得していないと判定した場合(S310:NO)、S304に戻る。CPUは電源オフ指示データを取得したと判定した場合(S310:YES)、記録装置60の電源をオフにする(S311)。
【0058】
実施の形態3においては、記録装置60が2つのチューナ部62a、62bを備え、何れか1つのチューナ部を用いて所定時間毎に番組データの抽出及び電界強度の検出を行う場合について説明したが、これに限るものではなく、受付手段69が所定のデータを受付けた場合、直ぐCPUが何れか1つのチューナ部を用いて番組データ抽出手段66及び電界強度検出手段68に番組データの抽出及び電界強度の検出を夫々指示するように構成しても良い。
【0059】
実施の形態3においては、記録装置60が2つのチューナ部62a,62bを備える場合について説明したが、これに限るものではない。テレビジョン受像機50及び記録装置60に夫々1つのチューナ部を備え、前記テレビジョン受像機50及び記録装置60を一体化し、何れか1つのチューナ部を用いて所定時間毎に番組データの抽出及び電界強度の検出を行うように構成しても良い。この場合は、番組視聴中であっても記録装置60のチューナ部を用いて番組データの抽出及び電界強度の検出ができ、番組記録中であってもテレビジョン受像機50のチューナ部を用いて番組データの抽出及び電界強度の検出が出来る。
【0060】
実施の形態1及び実施の形態2と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【図1】本発明の実施の形態1に係るテレビジョン受像機の要部構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るテレビジョン受像機のCPUの制御手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態1に係るテレビジョン受像機のCPUの制御手順を示すフローチャートである。
【図4】チャンネル別の電界強度が表示された電子番組表の一例を示す例示図である。
【図5】チャンネル別の電界強度が表示された電子番組表の一例を示す例示図である。
【図6】チャンネル別の電界強度が表示された電子番組表の一例を示す例示図である。
【図7】チャンネル別の電界強度が表示された電子番組表の一例を示す例示図である。
【図8】本発明の実施の形態2に係る記録装置の要部構成例を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施の形態2に係る記録装置のCPUの制御手順を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態2に係る記録装置のCPUの制御手順を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態3に係る記録装置の要部構成例を示すブロック図である。
【図12】本発明の実施の形態3に係る記録装置のCPUの制御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0062】
2、52,62、62a、62b チューナ部
6、66 番組データ抽出手段
4、54 音声出力部
5、55 表示部
7、57、67 制御装置
8、68 電界強度検出手段
9、69 受付手段
10、65 記憶手段
63 タイマー
64 番組記録手段
【出願人】 【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
【出願日】 平成18年8月31日(2006.8.31)
【代理人】 【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫

【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁


【公開番号】 特開2008−60985(P2008−60985A)
【公開日】 平成20年3月13日(2008.3.13)
【出願番号】 特願2006−236551(P2006−236551)