| 【発明の名称】 |
表示装置、テレビ放送受信装置、表示装置のログ保存方法、及びテレビ放送受信装置のログ保存方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】打木 寛
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| 【要約】 |
【課題】テレビ放送受信装置の場合、外部からの放送電波を受信して出力表示するという特性上、その放送受信自体の不具合が前記原因となる可能性がある。また今後デジタル放送への移行において、放送波によるファームウェアアップデートによる不具合のように、放送受信に関連した装置の制御による不具合なども考えられる。したがって従来の技術の適用だけでは、テレビ放送受信装置での不具合発生の原因を知るための十分な手がかりを得ることができない可能性がある、という課題がある。
【構成】以上の課題を解決するために、本発明は、不具合解析用のログ保存機能を有するテレビ放送受信装置であって、放送受信に関連して発生する機器状態を、その放送受信状態と関連付けた放送受信関連ログとして保存する放送受信関連ログ保存部を有するテレビ放送受信装置を提供する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 不具合解析用のログ保存機能を有する表示装置であって、 外部からの映像取得に関連して発生する機器状態を、その映像取得状態と関連付けた映像取得関連ログとして保存する映像取得関連ログ保存部 を有する表示装置。 【請求項2】
不具合解析用のログ保存機能を有するテレビ放送受信装置であって、 放送受信に関連して発生する機器状態を、その放送受信状態と関連付けた放送受信関連ログとして保存する放送受信関連ログ保存部 を有するテレビ放送受信装置。 【請求項3】 放送受信関連ログ保存部は、 放送受信及びユーザー操作に関連して発生する機器状態を、放送受信状態及びユーザー操作状態と関連付けた放送受信操作関連ログとして保存する放送受信操作関連ログ保存手段を有する 請求項2に記載のテレビ放送受信装置。 【請求項4】 放送受信関連ログ保存部は、 放送受信及び通信処理に関連して発生する機器状態を、放送受信状態及び通信処理情報と関連付けた放送受信通信関連ログとして保存する放送受信通信関連ログ保存手段を有する 請求項2又は3に記載のテレビ放送受信装置。 【請求項5】 表示装置において、 外部からの映像取得に関連して発生する機器状態を、その映像取得状態と関連付けた映像取得関連ログとして取得する映像取得関連ログ取得ステップと、 前記取得した映像取得関連ログを保存するため、保存部に記録する映像取得関連ログ保存ステップと、 を計算機に実行させる表示装置のログ保存方法。 【請求項6】 テレビ放送受信装置において、 放送受信に関連して発生する機器状態を、その放送受信状態と関連付けた放送受信関連ログとして取得する放送受信関連ログ取得ステップと、 前記取得した放送受信関連ログを保存するため、保存部に記録する放送受信関連ログ保存ステップと、 を計算機に実行させるテレビ放送受信装置のログ保存方法。 【請求項7】 前記放送受信関連ログ保存ステップは、 放送受信及びユーザー操作に関連して発生する機器状態を、放送受信状態及びユーザー操作状態と関連付けた放送受信操作関連ログとして保存する 請求項6に記載のテレビ放送受信装置のログ保存方法。 【請求項8】 前記放送受信関連ログ保存ステップは、 放送受信及び通信処理に関連して発生する機器状態を、放送受信状態及び通信処理情報と関連付けた放送受信通信関連ログとして保存する 請求項6又は7に記載のテレビ放送受信装置のログ保存方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、表示装置やテレビ放送受信装置において不具合解析用のログを保存するための技術に関する。 【背景技術】 【0002】 エンドユーザーに提供する製品装置において何らかの不具合が発生する確率を0にすることは困難である。そのため製品提供者は、不具合が発生した際に修理などのサポートを行うことが求められる。しかし、例えば画面が映らない、など表面上の症状的には同じ不具合であっても、その原因は伝送ケーブルの接続不備、映像処理回路やバックライトの物理的故障、制御ソフトウェアのエラー、通電障害など様々考えられる。また、その発生も製品装置の構成部品ごとの品質差や、ユーザーごとの製品装置の使用環境の違いなど様々な要因によるので、不具合の発生原因を特定することは困難であることが多い。 【0003】 そこで、特許文献1では、複写機から定時的に構成部品の状態情報を出力するとともに、異常発生時には異常状態情報を出力し記憶することで、複写機の過去から点検時までの各状態に加え、変動履歴をも正確に把握することができる技術が開示されている。また、特許文献2では、装置の入力デバイスから入力された操作履歴も記録することで、想定することが困難なユーザーの操作履歴も含めて正確に把握することができる技術が開示されている。そしてこのように記録されたログを参照、解析することによって、サポート点検時に不具合発生の原因を特定するための手がかりを得ることができる。 【特許文献1】特開平07−028363号公報 【特許文献2】特開2002−207399号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかし、上記従来の技術の適用だけでは、テレビ放送受信装置での不具合発生の原因を知るための十分な手がかりを得ることができない可能性がある、という課題がある。なぜならば、テレビ放送受信装置は外部からの放送電波を受信して出力表示するという特性上、例えば不法電波や天候不順による電波障害など、その放送受信自体などを原因として機器の不具合が生じる可能性があるからである。 【0005】 また、テレビ放送の放送形態がデジタル放送へと今後移行していくと、従来とは異なり、例えばテレビ放送受信装置が受信した放送波に含まれる最新版ファームウェアのファイルによってファームウェアアップデートが実行され、そのアップデートにより新たな各種機能が実現されるといった具合に、受信した放送波によって能動的に機能するよう構成されたテレビ放送受信装置も提供され始めている。すると、そのようなテレビ放送受信装置では、以下のように従来の装置では想定されていなかった不具合の発生も考えられる。すなわち、放送受信に含まれる、例えば最新版ファームウェアなどのデータが、バージョンが合わなかったりノイズなどでデータが変質したりするなどしてテレビ放送受信装置にとって不適切なデータとなることがある。すると、その放送受信に含まれる不適切なデータによってテレビ放送受信装置に不具合が発生する、といった具合である。 【課題を解決するための手段】 【0006】 以上の課題を解決するために、本発明は、不具合解析用のログ保存機能を有するテレビ放送受信装置であって、従来は行われていなかった、例えば上記ファームウェアアップデートによる不具合のように、放送受信に関連して発生する機器状態を、その放送受信状態と関連付けた放送受信関連ログとして保存する放送受信関連ログ保存部を有するテレビ放送受信装置を提供する。 【0007】 また、上記構成に加え、その放送受信関連ログ保存部が、放送受信及びユーザー操作に関連して発生する機器状態を、放送受信状態及びユーザー操作状態と関連付けた放送受信操作関連ログとして保存する放送受信操作関連ログ保存手段を有するテレビ放送受信装置も提供する。また、さらに上記構成に加え、その放送受信関連ログ保存部が、放送受信及び通信処理に関連して発生する機器状態を、放送受信状態及び通信処理情報と関連付けた放送受信通信関連ログとして保存する放送受信通信関連ログ保存手段を有するテレビ放送受信装置も提供する。また、上記のようなテレビ放送受信装置における不具合ログの保存方法も提供する。 【0008】 また、放送受信同様、外部DVDプレイヤーなどの映像出力機器から出力された映像を取得し表示する表示装置においても、例えばコントロール信号が含まれている場合など、外部からの映像信号の取得によって能動的に機能する場合がある。したがって、そのような表示装置において映像取得に関連して発生する機器状態を、その映像取得状態と関連付けた映像取得関連ログとして保存する映像取得関連ログ保存部を有する表示装置も提供する。また、そのような表示装置における不具合ログの保存方法も提供する。 【発明の効果】 【0009】 以上のような構成をとる本発明によって、例えばその放送受信に含まれるデータの不適切などによって機器に発生した不具合に関する情報を、その放送受信状態と関連付けた放送受信関連ログとして知ることができる。したがって、ログを利用して把握した不具合周辺の情報を手がかりとして、その不具合の発生原因を特定することができる。 【0010】 なお、本発明において「不具合」とは、本来テレビ放送受信装置の機能を達成するための正常な動作や状態とは異なった動作/状態などをいい、例えば、ディスプレイに映像が映らない/映りが悪い、音声が出力されない、放送チャンネルの選局操作など各種操作を受付けない、などが挙げられる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 以下に、図を用いて本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。なお、実施例1は、主に請求項1、2、5、6について説明する。また、実施例2は、主に請求項3、7について説明する。また、実施例3は、主に請求項4、8について説明する。 【0012】 ≪実施例1≫ <概要> 図1は、本実施例のテレビ放送受信装置におけるログの保存の一例を表す概念図である。この図1(a)にあるように、例えば落雷を伴う大雨時に、あるテレビ放送受信装置の表示画面に何も映らなくなる、という不具合が発生した。そこでユーザーからの依頼に応じて、製品提供者はサポートサービスの一環としてこの製品を回収する、あるいは点検員を派遣するなどして不具合の原因を解析しようと試みる。ここで、上記不具合の原因としては、落雷の電磁誘導現象により発生した過電流がテレビ放送受信装置の部品を物理的に破壊した可能性や、大雨によって受信電波が減衰した可能性などが考えられる。あるいは大雨や落雷とは関係なく、例えば映像処理回路の故障やバックライトの寿命なども考えられる。 【0013】 そこで、図1(b)にあるように、本実施例のテレビ放送受信装置がフラッシュメモリなどの記憶媒体に定期的に記録、保持しているログデータを、例えば点検員が自身の端末装置に読み出す。すると、そのログデータで示される「放送受信状態:ファームウェアアップデート」後に、「機器状態:デコーダの制御エラー」が発生していることから、ファームウェアのアップデートファイルの放送受信によってテレビ放送受信装置のデコーダにエラーが生じたことが分かる。つまり不具合の原因を、放送受信によってテレビ放送受信装置に組み込まれたファームウェアのアップデートファイルによるデコーダの何らかのエラーであると特定することができる。 【0014】 そこでこの検査員は、テレビ放送受信装置のバックアップデータから前バージョンのファームウェアを組み込み直すよう指示するなど、その場で適切に対応することができる。また工場に回収していた場合には直ぐに原因箇所のファームウェアへの対策を行い、エンドユーザーに製品装置を返品することができる。 【0015】 <機能的構成> 図2は、本実施例のテレビ放送受信装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「テレビ放送受信装置」(0200)は、「放送受信関連ログ保存部」(0201)を有する。 【0016】 なお、以下に記載するテレビ放送受信装置の機能ブロックは、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの両方として実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPUや主メモリ、バス、あるいは二次記録媒体(ハードディスクや不揮発性メモリ、CD−ROMやDVD−ROMなどの記憶メディアとそれらメディアの読取ドライブなど)、印刷機器や表示装置、その他の外部周辺装置などのハードウェア構成部やその外部周辺機器用のI/Oポート、それらハードウェアを制御するためのドライバプログラムやその他アプリケーションプログラム、情報入力に利用されるユーザーインターフェースなどが挙げられる。 【0017】 またこれらハードウェアやソフトウェアは、主メモリ上に展開したプログラムをCPUで演算処理したり、メモリやハードディスク上に保持されているデータや、インターフェースを介して入力されたデータなどを加工、蓄積、出力処理したり、あるいは各ハードウェア構成部の制御を行ったりするために利用される。また、この発明は装置として実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、このような発明の一部をソフトウェアとして構成することができる。さらに、そのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるソフトウェア製品、及び同製品を記録媒体に固定した記録媒体も、当然にこの発明の技術的な範囲に含まれる(本明細書の全体を通じて同様である)。 【0018】 「放送受信関連ログ保存部」(0201)は、放送受信に関連して発生する機器状態を、その放送受信状態と関連付けた放送受信関連ログとして保存する機能を有する。「放送受信に関連して発生する機器状態」とは、受信電波の物理的状態や、受信した放送に含まれる信号、データに起因して放送受信装置に発生する変化の状態、又は変化が発生しない状態を言う。例えば、ファームウェアやデコードプログラムのアップデートファイルを含む放送波の受信によって、テレビ放送受信装置を構成する各ハードウェア資源に発生する制御状態や処理状態などを示す情報が挙げられる。あるいは、受信した放送波に含まれるコピー制御信号によって生じる録画処理の可/不可制御状態を示す情報も挙げられる。また、いわゆる「B-CAS(登録商標)」カードなどを利用した、放送波に含まれる放送受信権の認証処理に関する情報なども挙げられる。また、放送受信波に含まれるデータ放送やOSD(オンスクリーン・ディスプレイ)表示制御命令に従ったディスプレイへの表示処理に関する情報なども挙げられる。 【0019】 また、その機器状態を表す情報としては、例えば機器状態や制御状態の内容などを示す識別情報や、その放送受信によって使用されたハードウェア資源の識別情報、あるいはテレビ放送受信装置の何らかの機能を制御、実現するためのプログラムが実行処理されたプログラム行数などが挙げられる。 【0020】 また「放送受信状態」とは、放送受信時の電波の状態と受信した放送に含まれるデータの内容や信号の内容の両者を含む概念である。例えばファームウェアやデコードプログラムなど受信した放送波に含まれるデータの種類や内容を示す情報が挙げられる。あるいは、受信した放送波に含まれるコピー制御信号で示される世代管理情報なども挙げられる。あるいは「B-CAS(登録商標)」カード用の認証データの内容を示す情報そのものなども挙げられる。このように放送受信状態として、受信した放送波に含まれるデータそのものの情報をログとして保存することで、例えばそのデータの正確性などを判断することもできる。 【0021】 そして、この放送受信状態で示される、例えば放送受信に含まれるビットデータは、ノイズの影響などで反転、消失、挿入などする場合がある。するとそのビットデータがテレビ放送受信装置に誤解釈されてしまい不具合として何らかのエラーが発生する可能性がある。あるいは、データ的には正しくても、例えば制御プログラムのバージョン違いや、製造工場ごとのハードウェア資源の相違によってデータが適合せず不具合が発生する場合がある。そこで、本実施例のテレビ放送受信装置では、このように放送受信に関連して発生する機器状態を、放送受信状態と関連付けたログとして保存する、という構成をとり、その不具合の原因を特定することができる。 【0022】 なお、この放送受信関連ログ保存部は、例えばEEPROMやフラッシュメモリ、HDD(ハードディスクドライブ)などの二次記憶装置により実現することができる。そして、定期的、あるいはエラー信号など何らかのイベント信号の受信に応じ、上記二次記憶装置にログデータを書き込むと良い。 【0023】 また、この読み出した放送受信関連ログの表示は、例えば「×××−△△△△−□□□□□□」という具合にコード化してテレビ放送受信装置のディスプレイに表示する構成としても良いし、検査員の所持端末や回収工場の設置端末とシリアル接続したり、あるいは放送受信関連ログ保存部の一例であるフラッシュメモリの情報を上記端末に読み込ませたりすることで表示する構成などであっても良い。また都合の良い範囲内でエンドユーザーがこの放送受信関連ログを確認できるよう表示する構成としても良い。それにより、例えばエンドユーザー自身が製品提供者などに修理サポートの連絡を入れる前に、例えば天候による一時的な不具合であるなど自分で判断することもでき、双方の手間やコストを抑えることもできるようになる。 【0024】 またこの放送受信関連ログの保存に際しては、従来のログ保存技術と同様に、内蔵時計やデジタル放送波に含まれる時間情報を関連付けて記録する構成とすると良い。 【0025】 図3は、この放送受信関連ログの一例を表す図である。この図にあるように、放送受信関連ログとして、機器状態を示す「デコード制御エラー」や、放送受信状態を示す「放送局:東京放送局」、「エラー信号:無し」、「内容:ファームウェアアップデート」などが保存されている。また、その他、このログが取得された時刻を示す「データ取得時刻:15時00分」や、視聴地域を示す「郵便番号:100−0000」、あるいは図示していないがテレビ放送受信装置の型番を示す「型番:TV2000−A」などの情報が保存されていても良い。また、このテレビ放送受信装置が複数のチューナを備えている場合、チューナごとに同様のログが記録、保持されると良い。 【0026】 そして、このような放送受信関連ログを、テレビ放送受信装置から読み出し確認することで、例えばファームウェアアップデート後にデコードエラーが発生したことを知ることができる。そして不具合の原因を「ファームウェアのバージョンの適合性」と推定することができる、という具合である。 【0027】 <ハードウェア的構成> 図4は、上記機能的な構成要件をハードウェアとして実現した場合の、本実施例のテレビ放送受信装置における構成の一例を表す概略図である。この図を利用して放送受信関連ログの保存処理におけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、テレビ放送受信装置は、各種演算処理を行う「CPU(中央演算装置)」(0401)と、「主メモリ」(0402)と、を備えている。また放送受信関連ログ保存部である「フラッシュメモリ」(0403)や、放送受信を行う「チューナ」(0404)、放送を出力表示する「画像処理回路」(0405)と「ディスプレイ」(0406)なども備えている。また、ユーザーからの操作命令などを受付ける「I/O(インプット/アウトプット)」(0407)やログ保存時刻などを計時する「内蔵時計」(0408)も備えている。そして、それらが「システムバス」などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。 【0028】 また、「主メモリ」は、各種処理を行うプログラムをCPUに実行させるために読み出すと同時にそのプログラムの作業領域でもあるワーク領域を提供する。また、この「主メモリ」や「フラッシュメモリ」にはそれぞれ複数のアドレスが割り当てられており、「CPU」で実行されるプログラムは、そのアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、処理を行うことが可能になっている。 【0029】 ここで、ユーザー操作による「リモコン」の入力信号が、「I/O」にて受信され復調されることにより、電源ON/OFFのための図示しない電源ユニットの制御、放送チャンネルの選局のためのチューナの制御、明るさなどの画面調整のための図示しないバックライト制御、などが実行される。 【0030】 そして定期的に放送受信関連ログを保存するため、「CPU」により機器状態や放送受信状態を示す情報の取得命令が、プログラムカウンタに応じて定期的に生成され、送出される。そしてその命令に従って、例えば、「チューナ」で受信した放送波にファームウェアアップデート用のファイルやアップデート制御命令などが含まれていたら、そのことを示す識別情報を「放送受信状態」として取得する。そして、その放送受信状態を示す情報が「主メモリ」のアドレス1に格納される。 【0031】 また、そのファームウェアアップデート実行後の放送受信に関連して、受信したMPEG2形式の放送データのデコードプログラムが途中までしか実行されず、デコード処理が失敗した。すると、その失敗を示す識別情報や、実行済みプログラム桁数などの情報を「機器情報」として取得する。そして、その機器状態を示す情報が「主メモリ」のアドレス2に格納される。 【0032】 そして、「内蔵時計」や「チューナ」で受信したデジタル放送波に含まれる時間情報などから現在時刻の情報を取得し、その時刻情報やその他情報を、「主メモリ」のアドレス1や2に格納されている放送受信状態や機器状態の情報に加える処理を行う。そしてそれら情報を放送受信関連ログとして「フラッシュメモリ」のアドレス1に書き込む、という具合である。 【0033】 そして、この「フラッシュメモリ」のアドレス1に格納された放送受信関連ログや、その前後の時刻に保存された放送受信関連ログを参照し、発生したデコードエラーの不具合の原因を推定することができる。 【0034】 もちろん、この放送受信関連ログを保存するための命令の生成、送出は、プログラムカウンタなどに応じて定期的に実行される以外に、例えばユーザー操作の受付や異常発生信号の受信など、何らかのイベント発生をトリガーとして実行されるよう構成されていても良い。 【0035】 図5は、本実施例のテレビ放送受信装置の、さらに詳細なハードウェア構成の一例を表した図である。なお、この図を用いた説明では、不具合の別の例としてDVD録画エラーが発生した場合の放送受信関連ログの保存処理の一例について説明する。ここで、「アンテナ」にて受信された放送波のうち、「選局部」(0510)で指定された周波数帯の放送波が「チューナ」(0501)にて取り出され、「復調部」(0502)にてデータとして復調される。そして復調されたデータが「分離部(DMUX)」(0503)にて映像データ、オーディオデータ、データ放送用BML(ブロードキャスト・マークアップ・ランゲッジ)データ、電子番組表データ、あるいはコピー制御信号などを含む制御用データなどに分離され、それぞれ「ビデオデコード部」(0504)や「オーディオデコード部」(0505)、そして「RAM」(0509)などに出力される。 【0036】 そして、「ビデオデコード部」や「オーディオデコード部」では、それぞれのデータ符号化形式に合わせてデコード処理を実行し、場合によって映像データに「OSD処理部」などから出力されたOSDデータを重畳(+)して「ビデオ出力変換部」(0506)から映像データをディスプレイに、また「オーディオ出力変換部」(0507)からオーディオデータをスピーカーなどに出力する。 【0037】 ここで、ユーザーのリモコン操作による録画命令が「リモコン受光部」(0513)で受光され「リモコンコード解析部」(0514)にて解析される、あるいは予め入力され「不揮発性メモリ」(0512)に格納されている録画予約命令が内蔵時計の予約時刻到達をトリガーとして実行されると、「CPU」(0508)により録画プログラムが「RAM」のワーク領域に読み出され実行される。 【0038】 通常の録画処理では、録画プログラムに従い「CPU」から送出される命令に従い、分離部で分離された映像データやオーディオデータの(場合によっては所定符号化形式へのエンコード処理後の)「記録装置」への出力が実行される。そして、「記録装置」にて、例えばDVDメディアなどへの記録処理が実行される。 【0039】 しかし、ここで上記「分離部」にて分離され「RAM」に格納されたコピー制御信号で示される世代管理情報が「1回録画可能」ではなく、例えば何らかのエラーによって「0回録画可能」になっていた場合、以下のような不具合が生じる。すなわちDVDメディアがCPRM(コンテンツ・プロテクション・フォー・レコーダブル・メディア)規格に対応し本来ならば録画可能であるはずであるのに記録処理を実行することができない、という不具合である。そこで、このテレビ放送受信装置では、放送受信状態を示す情報として「RAM」に格納されているコピー制御信号で示される世代管理情報を、また機器状態を示す情報としてDVDメディアへの録画処理が実行できなかったことを示す識別情報を取得し、「不揮発性メモリ」に放送受信関連ログとして記録する、という具合である。 【0040】 もちろん、上記放送受信関連ログはデジタル放送における放送受信状態や機器状態などには限定されず、放送受信状態を示す何らかのアナログ信号の受信などであっても良い。 【0041】 <処理の流れ> 図6は、本実施例のテレビ放送受信装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、ステップS0601を受信受付ステップとして媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、チューナなどで放送を受信の受付を行い、放送を受信する(ステップS0601)。そして、放送受信に関連して発生する機器状態を、その放送受信状態と関連付けて放送受信関連ログとして取得する。そして取得した放送受信関連ログを保持するため、フラッシュメモリなどに記録する(ステップS0602)。そして、例えば不具合発生時などには、このフラッシュメモリなどに保持されている放送受信関連ログを読み出して、その不具合の原因特定などの手がかりとする、という具合である。 【0042】 図7は、本実施例のテレビ放送受信装置における、さらに詳細な処理の流れの一例を表すフローチャートである。この図にあるように、例えば放送波の受信処理や録画処理など放送受信に関連して何らかの処理が発生する(ステップS0701)と、例えばEEPROMに保持されている保存該当リストを参照するなどして、その処理がRAMへの格納保存に該当する処理か否か、CPUの論理演算処理などで判断する(ステップS0702)。ここで、格納保存に該当しない処理であれば、また別の処理発生の受付待機状態となる。 【0043】 一方、ステップS0701で発生した処理がRAMへの格納保存に該当する処理だと判断された場合、例えば内蔵時計やデジタル放送波に含まれる時間情報などからその処理の発生時刻を取得する(ステップS0703)。そして、処理内容を示す識別情報などを放送受信状態として、時間情報とともにRAMへ格納保存する(ステップS0704)。 【0044】 つづいて、RAMに格納保存した該当処理がエラー内容を示しているか否かの判断が、CPUの論理演算処理などで実行される(ステップS0705)。ここで、その判断結果がエラー内容を示しているとの判断結果である場合、RAMに格納保存されている放送受信状態と時間情報に、そのエラー内容を機器状態を示す情報として加え、放送受信関連ログとして不揮発性メモリに書き込み処理を実行する(ステップS0706)。一方、その判断結果がエラー内容を示していないとの判断結果である場合、今度はRAMに格納保存している情報が一定量を超えているか否かの判断処理を行い(ステップS0707)、超えていない場合はまた別の処理発生の受付待機状態となる。また、超えていると判断された場合は、ステップ0706の処理が実行され、そのRAMに格納保存されている内容に、エラー内容を機器状態を示す情報として加え、放送受信関連ログとして不揮発性メモリに書き込み処理が実行される、という具合である。 【0045】 <効果の簡単な説明> 以上のように本実施例のテレビ放送受信装置によって、放送受信に関連して発生する機器状態を、その放送受信状態と関連付けた放送受信関連ログとして知ることができる。したがって、外部からの放送受信によって発生する機器状態を手がかりとしてその機器状態で示される不具合などの発生原因を特定することができる。 【0046】 ≪その他の実施例1(表示装置)≫ <概要> なお、上記テレビ放送受信装置と同様に、以下のように表示装置においてログを保存するようにしても良い。表示装置では、例えばHDDプレイヤーなどの外部の映像出力機器などからの出力映像を、映像ケーブル経由などで取得する。すると例えばHDMI(登録商標)映像ケーブルからコントロール信号を受信する、という具合に、この表示装置は外部からの映像取得によって制御され能動的に機能することもある。そしてその制御などの結果として表示装置に不具合が発生することもあり得る。つまり外部から映像を取得する表示装置においても、テレビ放送受信装置の放送受信と同様に外部から取得したデータによって不具合が発生する可能性があるため、外部からの映像取得に関連してログを保存するということである。 【0047】 <機能的構成> 図8は、この表示装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、「表示装置」(0800)は、「映像取得関連ログ保存部」(0801)を有する。 【0048】 「映像取得関連ログ保存部」(0801)は、外部からの映像取得に関連して発生する機器状態を、その映像取得状態と関連付けた映像取得関連ログとして保存する機能を有する。「外部からの映像取得」とは、外部映像再生機器から出力された映像データを、例えば映像ケーブル、家庭内LAN、あるいは外出先のホットスポットなど何らかの伝送手段経由で取得することをいう。「映像取得に関連して発生する機器状態」とは、上記放送受信にて説明した機器状態と同様に、取得した映像信号の物理的状態や、取得した映像信号に含まれる信号やデータに起因して表示装置に発生する変化の状態、又は変化が発生しない状態を言う。例えば、コントロール信号などの取得によって表示装置を構成する各ハードウェア資源に発生する制御状態や処理状態などを示す情報や、映像信号に含まれるコピー制御信号によって生じる録画処理の可/不可制御状態を示す情報、また、OSDなどの表示制御命令に従ったディスプレイへの表示処理に関する情報なども挙げられる。 【0049】 また、その機器状態を表す情報としては、例えば機器状態や制御状態の内容などを示す識別情報や、映像取得に使用されたハードウェア資源の識別情報、あるいは表示装置の何らかの機能を制御、実現するためのプログラムが実行処理されたプログラム行数などが挙げられる。 【0050】 また「映像取得状態」とは、やはり放送受信同様に、例えばコントロール信号やコピー制御信号の有無など取得した映像信号に含まれるデータの種類や内容を示す情報が挙げられる。あるいは、取得した映像信号に含まれるコピー制御信号で示される世代管理情報なども挙げられる。 【0051】 そして、このように表示装置では外部からの映像取得に関連して発生する機器状態を、映像取得状態と関連付けたログとして保存する、という構成をとり、その不具合の原因を特定することができる。 【0052】 なお、この映像取得関連ログ保存部も、上記同様、例えばEEPROMやフラッシュメモリ、HDD(ハードディスクドライブ)などの二次記憶装置により実現することができる。そして、定期的、あるいはエラー信号など何らかのイベント信号の受信に応じ、上記二次記憶装置にログデータを書き込むと良い。またこの映像取得関連ログの保存に際しては、従来のログ保存技術と同様に、内蔵時計やデジタル放送波に含まれる時間情報を関連付けて記録する構成とすると良い。 【0053】 図9は、この映像取得関連ログの一例を表す図である。この図にあるように、映像取得関連ログとして、機器状態を示す「デコード制御エラー」や、映像取得状態を示す「相手機器:DVDプレイヤー(型番SH2006−HA)」、「エラー信号:無し」、「内容:輝度調整コントロール」、「データ取得時刻:15時00分」などの情報が保存されている。そして、このような映像取得関連ログを表示装置から読み出し確認することで、例えばある特定機器から受信した輝度調整コントロール信号の制御によってデコードエラーが発生したことを知ることができる、という具合である。 【0054】 <ハードウェア構成> この表示装置におけるハードウェア構成の一例は、図4で示すテレビ放送受信装置におけるものとほぼ同様である。したがって、表示装置は、各種演算処理を行う「CPU」と、「主メモリ」と、また映像取得関連ログ保存部である「フラッシュメモリ」、取得した映像を出力表示する「画像処理回路」と「ディスプレイ」、そして「I/O」や「内蔵時計」などを備えていると良い。また相違点としては「チューナ」の替わりに「映像用I/O」を備え、放送波の替わりに、映像ケーブル、家庭内LAN、あるいは外出先のホットスポットなど何らかの伝送手段経由で映像信号を取得する点が挙げられる。 【0055】 そして、そのように取得した映像信号に含まれる、例えばコントロール信号の制御などによって引き起こされる機器状態を、前述のテレビ放送受信装置における各ハードウェア構成の処理と同様の処理によって映像取得状態と関連付けて、映像取得関連ログとして「フラッシュメモリ」に保存する、という具合である。 【0056】 <処理の流れ> 図10は、本実施例のテレビ放送受信装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、ステップS1001を映像の取得受付ステップとして媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、外部からの映像取得の受付を行い、映像を受信する(ステップS1001)。そして、外部からの映像取得に関連して発生する機器状態を、その映像取得状態と関連付けて映像取得関連ログとして取得する。そして取得した映像取得関連ログを保持するため、フラッシュメモリなどに記録する(ステップS1002)。そして、例えば不具合発生時などには、このフラッシュメモリなどに保持されている映像取得関連ログを読み出して、その不具合の原因特定などの手がかりとする、という具合である。 【0057】 <効果の簡単な説明> 以上のようにこの表示装置によって、外部からの映像取得に関連して発生する機器状態を、その映像取得状態と関連付けた映像取得関連ログとして知ることができる。したがって、外部からの映像取得によって発生する機器状態を手がかりとしてその機器状態で示される不具合などの発生原因を特定することができる。 【0058】 ≪実施例2≫ <概要> 図11は、本実施例のテレビ放送受信装置におけるログの保存の一例を表す概念図である。この図11(a)にあるように、例えばテレビ放送受信装置にてデジタル放送波で配信されている「電子番組表」を受信中に、ユーザーがリモコンを用いて「録画ボタン」を押下する操作を行った。すると、電子番組表の受信が途中で止まってしまう、という不具合が発生した。このとき本実施例のテレビ放送受信装置は、図11(b)にあるように、フラッシュメモリに、この「電子番組表の受信中」という放送受信状態を示す情報と、「録画ボタン押下」というユーザー操作が行われた旨を示す情報とをログとして記録する、という具合である。 【0059】 このように本実施例は、放送受信とユーザー操作とを起因として発生する不具合の原因を分析する手助けとなるログを記録保持する機能を備えていること特徴とするテレビ放送受信装置である。したがって、ユーザー操作と放送受信に関連して機器に不具合が発生した際に、その不具合と、ユーザー操作及び放送受信との関連性をログから推定することができるようになる。 【0060】 <機能的構成> 図12は、本実施例のテレビ放送受信装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「テレビ放送受信装置」(1200)は、実施例1を基本として「放送受信関連ログ保存部」(1201)を有する。なお、この「放送受信関連ログ保存部」は、上記実施例にて記載済みであるので、その説明は省略する。そして、本実施例の特徴点は、その放送受信関連ログ保存部が、さらに「放送受信操作関連ログ保存手段」(1202)を有する点である。また、本実施例は実施例1の表示装置を基本として「映像取得操作関連ログ保存手段」を有していても良い。 【0061】 「放送受信操作関連ログ保存手段」(1202)は、放送受信及びユーザー操作に関連して発生する機器状態を、放送受信状態及びユーザー操作状態と関連付けた放送受信操作関連ログとして保存する機能を有する。「ユーザー操作」とは、リモコンや操作パネルなどのユーザーインターフェースへの入力により受付けられた操作をいい、例えば、電子番組表の取得操作のほか、電源ON/OFF操作、スタンバイ状態への移行/復帰操作、受信チャンネルの選局操作、録画処理の予約/実行操作、映像ソースの入力先切替操作、明るさやコントラストなどの画質調整操作、音量調整操作、電子番組表の取得操作などが挙げられる。 【0062】 したがって「放送受信及びユーザー操作に関連して発生する機器状態」とは、チューナでの放送受信と、例えば、受信チャンネルの選局操作によって発生した機器状態などが挙げられる。また選局処理が途中で停止した場合の処理進捗状態なども挙げられる。またチューナでの放送受信と、録画処理の予約/実行操作による録画媒体や書込装置の制御プログラムの実行状態や機器状態なども挙げられる。 【0063】 図13は、この放送受信操作関連ログ保存手段にて保存されたログの一例を表す図である。この図にあるように、このログから「(電子番組表の)受信エラー」が発生した際の放送受信状態は「東京放送局」の「電子番組表受信」であり、そのときのユーザー操作が「録画ボタン(の押下)」であることが分かる。したがって不具合の原因が、例えば電子番組表の受信中に録画ボタンを押下したことに関連している、などを推定することができる。 【0064】 このように「放送受信操作関連ログ保存手段」にて保存されたログによって放送受信状態及びユーザー操作と関連付けてその機器状態を把握することができるので、例えば何らかの放送受信とユーザー操作の組み合わせによって不具合が発生することなどを特定することができる。 【0065】 <ハードウェア的構成> 図14は、上記機能的な構成要件をハードウェアとして実現した場合の、本実施例のテレビ放送受信装置における構成の一例を表す概略図である。この図を利用して放送受信操作関連ログの保存処理におけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、テレビ放送受信装置は、実施例1同様「CPU」(1401)と、「主メモリ」(1402)と、「フラッシュメモリ」(1403)と、「チューナ」(1404)、「画像処理回路」(1405)と「ディスプレイ」(1406)と、「I/O」(1407)と、「内蔵時計」(1408)と、を備えている。 【0066】 ここで、ユーザー操作による「リモコン」の入力信号が、「I/O」にて受信され復調されることにより、電源ON/OFFのための図示しない電源ユニットの制御や放送チャンネルの選局や電子番組表取得のためのチューナの制御などが実行される。また、この「I/O」にてリモコンや操作パネルなどのユーザーインターフェースで入力された上記ユーザー操作を示す入力信号を受付けると、その入力信号の識別情報が、ユーザー操作示す情報として「主メモリ」のアドレス3に格納される。 【0067】 そして、実施例1で記載したようにして「主メモリ」のアドレス1に格納された機器状態や、アドレス2に格納された放送受信状態と、上記のように「主メモリ」のアドレス3に格納されたユーザー操作を示す情報とが関連付けられて、放送受信操作関連ログとして「フラッシュメモリ」のアドレス1に記録、保持される、という具合である。 【0068】 <処理の流れ> 図15は、本実施例のテレビ放送受信装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、ステップS1501を受信受付ステップとして媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、チューナなどで放送を受信する(ステップS1501)。また、例えばリモコンなどのユーザーインターフェースでのユーザー操作入力を受付ける(ステップS1502)。そして、放送受信、及びユーザー操作に関連して発生する機器状態を、その放送受信状態、及びユーザー操作状態と関連付けて放送受信操作関連ログとして取得する。そして取得した放送受信操作関連ログを保持するため、フラッシュメモリなどに記録する(ステップS1503)。そして、例えば不具合発生時などには、このフラッシュメモリなどに保持されている放送受信操作関連ログを読み出して、そのときの放送受信及びユーザー操作の組み合わせを把握し不具合の原因特定などを判断する手がかりとする、という具合である。 【0069】 <効果の簡単な説明> 以上のように本実施例のテレビ放送受信装置によって、放送受信及びユーザー操作に関連して発生する機器状態を、その放送受信状態とユーザー操作状態とに関連付けた放送受信操作関連ログとして知ることができる。したがって、例えば何らかの放送受信とユーザー操作の組み合わせによって不具合が発生することなどを特定することができる。 【0070】 ≪実施例3≫ <概要> 図16は、本実施例のテレビ放送受信装置におけるログの保存の一例を表す概念図である。この図16(a)にあるように、例えばテレビ放送受信装置にて東京放送局の放送番組の録画処理中に、ネットワーク通信機能を利用して、ネットワーク上のサーバ装置から最新ファームウェアのデータをテレビ放送受信装置にダウンロードした。するとテレビ放送受信装置に録画失敗の不具合が発生した。このとき、本実施例のテレビ放送受信装置は、「東京放送局の放送受信」と、その最新ファームウェアダウンロードに関する「通信先IPアドレス」などの情報を、録画処理エラーという機器状態を示す情報と関連付けて不具合解析用ログとしてフラッシュメモリに記録することを特徴としている。 【0071】 そしてこのようにテレビ放送受信装置における放送受信及び通信処理によって発生した不具合などの機器状態をログとして記録することで、放送受信と通信処理の何らかの組み合わせによる不具合発生の原因なども容易に把握することができるようになる。 【0072】 <機能的構成> 図17は、本実施例のテレビ放送受信装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「テレビ放送受信装置」(1700)は、実施例1を基本として「放送受信関連ログ保存部」(1701)を有する。なお、この「放送受信関連ログ保存部」は、上記実施例にて記載済みであるので、その説明は省略する。また、本実施例のテレビ放送受信装置は、実施例2として、その放送受信関連ログ保存部が「放送受信操作関連ログ保存手段」を有していても構わない。そして、本実施例の特徴点は、放送受信関連ログ保存部が、さらに「放送受信通信関連ログ保存手段」(1702)を有する点である。また、本実施例は実施例1の表示装置を基本として「映像取得通信関連ログ保存手段」を有していても良い。 【0073】 「放送受信通信関連ログ保存手段」(1702)は、放送受信及び通信処理に関連して発生する機器状態を、放送受信状態及び通信処理情報と関連付けた放送受信通信関連ログとして保存する機能を有する。「通信処理」とは、例えばインターネットなどのネットワーク通信機能を利用した処理をいい、例えばネットワーク経由の電子番組表の受信処理、ファームウェアのアップデートファイルやその他アプリケーションファイルの受信処理、ロゴ(意匠文字)データの受信処理、テレビ番組コミュニティサイトや製造者ポータルサイトへのデータ送受信処理、放送波に含まれるBGM(バックグラウンドミュージック)などの波形データを解析するためのデータベースへのアクセスなどが挙げられる。あるいは家庭内LANなどを介した他機器とのコンテンツデータや制御命令の送受信処理なども挙げられる。また「通信処理情報」とは、その通信処理に関連した情報をいい、例えば、その通信内容を示す識別情報や通信先のIPアドレス、通信時刻や通信に要した総時間、通信データ総量などが挙げられる。 【0074】 図18は、この放送受信通信関連ログ保存手段にて保存されたログの一例を表す図である。この図にあるように、テレビ放送受信装置が、ネットワーク上のサーバ装置からファームウェアのアップデートファイルをダウンロードした場合、通信処理に関する情報として、そのときの通信処理内容やアクセス先のIPアドレス、単位時間ごとの送受信データ量などの通信履歴情報などがログとして保存されている。また、そのダウンロードの際の放送受信に関する情報として、受信チャンネルを示す「東京放送局(の放送受信)」などが関連付けて保存されている。そして、例えばこのような通信処理と放送受信の組み合わせ東京放送局の番組の録画エラーという不具合が発生した場合、このログを参照することで、その原因を知ることができる。また、これら放送受信通信関連ログに、実施例2で説明したようなユーザー操作に関する情報もさらに加えて記録保持する構成としても良い。 【0075】 <ハードウェア的構成> 図19は、上記機能的な構成要件をハードウェアとして実現した場合の、本実施例のテレビ放送受信装置における構成の一例を表す概略図である。この図を利用して放送受信通信関連ログの保存処理におけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、テレビ放送受信装置は、実施例1同様「CPU」(1901)と、「主メモリ」(1902)と、「フラッシュメモリ」(1903)と、「チューナ」(1904)、「画像処理回路」(1905)と「ディスプレイ」(1906)と、「I/O」(1907)と、「内蔵時計」(1908)と、を備えている。また、このテレビ放送受信装置は、ネットワーク通信でデータの送受信を行うための「LANポート」(1909)もさらに備えている。 【0076】 ここで、ユーザー操作による「リモコン」の入力信号が、「I/O」にて受信され復調されることにより、電源ON/OFFのための図示しない電源ユニットの制御や放送チャンネルの選局のためのチューナの制御などが実行される。そしてまた、同様の操作によりこのテレビ放送受信装置は、ネットワーク上のサーバ装置からファームウェアのアップデートファイルなどの様々なデータを「LANポート」を介し受信し、その受信データを「フラッシュメモリ」に蓄積する。あるいは、フラッシュメモリに蓄積されているログデータなどをこの「LANポート」から送信する。 【0077】 すると、本実施例のテレビ放送受信装置は、この「LANポート」を介して行われる通信に関連し、上記のようにその通信内容や通信先のIPアドレス、データ送受信量などの情報を通信状態を示す情報として「主メモリ」のアドレス3に格納する。 【0078】 そして、実施例1で記載したようにして「主メモリ」のアドレス1に格納された機器状態やアドレス2に格納された放送受信状態、そして上記のように「主メモリ」のアドレス3に格納された通信状態を示す情報と、が関連付けられて、放送受信通信関連ログとして「フラッシュメモリ」に記録、保持される、という具合である。 【0079】 <処理の流れ> 図20は、本実施例のテレビ放送受信装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、ステップS2001を受信受付ステップとして媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、チューナなどで放送を受信する(ステップS2001)。また、例えばユーザー操作などに従い、通信処理を実行する(ステップS2002)。そして、放送受信、及び通信に関連して発生する機器状態を、その放送受信状態、及び通信状態と関連付けて放送受信通信関連ログとして取得する。そして取得した放送受信通信関連ログを保持するため、フラッシュメモリなどに記録する(ステップS2003)。そして、例えば不具合発生時などには、このフラッシュメモリなどに保持されている放送受信通信関連ログを読み出して、そのときの放送受信及び通信処理の組み合わせを把握し不具合の原因特定などを判断する手がかりとする、という具合である。また、上記ステップS2003において、さらにユーザー操作に関する情報をログに加えて記録保持するよう構成しても良い。 【0080】 <効果の簡単な説明> 以上のように本実施例のテレビ放送受信装置によって、放送受信及び通信処理に関連して発生する機器状態を、その放送受信状態と通信処理とに関連付けた放送受信通信関連ログとして知ることができる。したがって、例えば何らかの放送受信と通信処理の組み合わせによって不具合が発生することなどを特定することができる。 【図面の簡単な説明】 【0081】 【図1】実施例1のテレビ放送受信装置におけるログの保存の一例を表す概念図 【図2】実施例1のテレビ放送受信装置における機能ブロックの一例を表す図 【図3】実施例1のテレビ放送受信装置の放送受信関連ログ保存部にて保存される放送受信関連ログの一例を表す図 【図4】実施例1のテレビ放送受信装置におけるハードウェア構成の一例を表す概略図 【図5】実施例1のテレビ放送受信装置における、さらに詳細なハードウェア構成の一例を表す概略図 【図6】実施例1のテレビ放送受信装置における処理の流れの一例を表すフローチャート 【図7】実施例1のテレビ放送受信装置における、さらに詳細な処理の流れの一例を表すフローチャート 【図8】実施例1の表示装置における機能ブロックの一例を表す図 【図9】実施例1の表示装置の映像取得関連ログ保存部にて保存される映像取得関連ログの一例を表す図 【図10】実施例1の表示装置における処理の流れの一例を表すフローチャート 【図11】実施例2のテレビ放送受信装置におけるログの保存の一例を表す概念図 【図12】実施例2のテレビ放送受信装置における機能ブロックの一例を表す図 【図13】実施例2のテレビ放送受信装置の放送受信操作関連ログ保存手段にて保存される放送受信操作関連ログの一例を表す図 【図14】実施例2のテレビ放送受信装置におけるハードウェア構成の一例を表す概略図 【図15】実施例2のテレビ放送受信装置における処理の流れの一例を表すフローチャート 【図16】実施例3のテレビ放送受信装置におけるログの保存の一例を表す概念図 【図17】実施例3のテレビ放送受信装置における機能ブロックの一例を表す図 【図18】実施例3のテレビ放送受信装置の放送受信通信関連ログ保存手段にて保存される放送受信通信関連ログの一例を表す図 【図19】実施例3のテレビ放送受信装置におけるハードウェア構成の一例を表す概略図 【図20】実施例3のテレビ放送受信装置における処理の流れの一例を表すフローチャート 【符号の説明】 【0082】 0200 テレビ放送受信装置 0201 放送受信関連ログ保存部 1202 放送受信操作関連ログ保存手段 1702 放送受信通信関連ログ保存手段 0800 表示装置 0801 映像取得関連ログ保存部
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005049 【氏名又は名称】シャープ株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月31日(2006.8.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100109553 【弁理士】 【氏名又は名称】工藤 一郎
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| 【公開番号】 |
特開2008−60968(P2008−60968A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月13日(2008.3.13) |
| 【出願番号】 |
特願2006−236187(P2006−236187) |
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