| 【発明の名称】 |
画像形成装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】都筑 徹
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| 【要約】 |
【課題】外部メモリを利用することにより、印刷データの機密の保持と、印刷データを再印刷する時の利便性の確保とを両立させた画像形成装置を提供する。
【構成】本発明の画像形成装置では、ダイレクトプリントを実行する時に、画像データから変換された印刷データに、変換元の画像データが格納されていた外部メモリの識別情報を付与し、さらに、その印刷データの再印刷を許可するように、設定フラグを設定(S260)した上で、印刷データをRAMに格納する。そして、外部メモリが取り外された時に、RAM102に格納された印刷データの再印刷が禁止されるように設定フラグを変更する(S280)。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 外部記憶装置が装着される装着部と、 前記装着部への前記外部記憶装置の装着または非装着を検知する検知手段と、 前記装着部に装着された外部記憶装置または外部から取得された画像データを印刷する印刷手段と、 前記画像データを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された画像データを再印刷する再印刷処理を実行する再印刷手段と、 前記検知手段での検知結果が非装着である場合、前記再印刷手段による再印刷を不能とする再印刷不能手段と を備えることを特徴とする画像形成装置。 【請求項2】 前記記憶手段は、前記印刷手段によって印刷可能に変換された画像データを記憶することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 【請求項3】 前記再印刷不能手段は、前記再印刷処理の実行を禁止することで再印刷を不能とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。 【請求項4】 前記検知手段での検知結果が、装着から非装着に変化した後、所定時間内に再び装着へと変化した場合、前記再印刷不能手段で禁止された前記再印刷処理の実行を許可する第1許可手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 【請求項5】 前記検知手段での検知結果が、装着から非装着に変化した後、再び前記装着部に装着された外部記憶装置から取得される識別情報と、前記画像データに付与されている識別情報とが一致した場合、前記再印刷不能手段で禁止された前記再印刷処理の実行を許可する第2許可手段を備えることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の画像形成装置。 【請求項6】 前記再印刷不能手段を有効または無効とする切替手段を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。 【請求項7】 前記切替手段は、前記印刷可能な画像データに変換される画像データが所定の種類のものである場合、前記再印刷不能手段を有効と設定することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。 【請求項8】 前記所定の種類とは、機密レベルが所定の閾値以上であることを示す指標が画像データ中に含まれるもの、または画像データが所定の形式のものであることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。 【請求項9】 前記切替手段は、 前記外部記憶装置から、その外部記憶装置に対する書込み禁止を示す制限情報を取得した場合、前記再印刷不能手段を有効と設定することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。 【請求項10】 前記切替手段は、外部からの指令に応じて、再印刷不能手段の有効または無効を設定することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。 【請求項11】 前記切替手段は、前記印刷手段が前記画像データの印刷を実行する間、外部からの指令を受け付けることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。 【請求項12】 前記切替手段は、前記検知手段での検知結果が装着から非装着へと変化してから所定時間内に、外部からの指令を受け付けることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。 【請求項13】 前記切替手段は、前記所定時間内に外部からの指令が無い場合、前記再印刷不能手段を有効とすることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。 【請求項14】 前記再印刷不能手段は、前記記憶手段に記憶された画像データを消去することで再印刷を不能とすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、外部記憶装置を装着可能な画像形成装置に関する。 【背景技術】 【0002】 従来より、画像データを記憶した外部メモリを装着する装着部と、画像データに基づく画像の印刷の開始や、印刷対象とする画像データの選択等を指示する指令を入力するための操作部と、操作部が操作されることで、装着部に装着された外部メモリから画像データを取得し、その取得した画像データを印刷可能な印刷データに変換して画像を印刷する画像形成部とを備えた画像形成装置(いわゆる、ダイレクトプリントを実行可能な画像形成装置)が知られている。 【0003】 そして、この種の画像形成装置の中には、印刷を開始した時に生成される印刷データをハードディスク等の記憶装置(以下、HDDとする)に格納し、リピートボタン(操作部の一部)が操作されると、印刷データを生成した時の情報に従って、HDDに格納された印刷データを再印刷するものが知られている。このような再印刷を行う場合、再度外部メモリから画像データを取得し、その取得した画像データを印刷可能な印刷データに変換する必要がないため、効率良く再印刷を実行することができる。 【0004】 但し、印刷後も印刷データをHDDに残しておくため、機密性の面から見ると、好ましくない。 そこで、機密を保持するため、コピー等を実行した時に生成される印刷データをHDDに格納し、HDDに格納された印刷データを再印刷する画像形成装置において、印刷データがHDDに格納されてから予め設定された保持時間経過後に、HDDに格納された印刷データを消去することが提案されている(特許文献1参照)。 【特許文献1】特開2003−333226号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 ところが、特許文献1に記載の画像形成装置では、保持時間が長いほど、HDDに格納されている印刷データを再印刷に利用できる可能性が高くなるため、再印刷を実行する時の利便性を向上させることができるものの、他のユーザに再印刷される可能性も高くなり、印刷データの機密を保持することが困難であった。 【0006】 また、特許文献1に記載の画像形成装置では、保持時間が短いほど、HDDに格納されている印刷データを再印刷に利用できる可能性が低くなるため、印刷データの機密を保持することはできるものの、印刷ユーザが再印刷を実行する時の利便性を確保することが困難であった。 【0007】 つまり、HDDに格納された印刷データを保持時間経過後に消去する従来の画像形成装置では、再印刷を実行する時の利便性の確保と、印刷データの機密の保持とを両立させることが困難であった。 【0008】 そこで、本発明は、外部メモリを利用することにより、印刷データの機密の保持と、印刷データを再印刷する時の利便性の確保とを両立させた画像形成装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0009】 上記目的を達成するために発明された請求項1に記載の画像形成装置は、外部記憶装置が装着される装着部を有し、検知手段が装着部への外部記憶装置の装着または非装着を検知し、印刷手段が、装着部に装着された外部記憶装置または外部から取得された画像データを印刷する。そして、記憶手段が印刷手段により印刷される画像データを記憶して、再印刷手段が記憶手段に記憶された画像データを再印刷する再印刷処理を実行し、検知手段での検知結果が非装着である場合、再印刷不能手段が再印刷手段による再印刷を不能とする。 【0010】 つまり、請求項1に記載の画像形成装置では、装着部に装着された外部記憶装置または外部から取得された画像データを印刷手段が印刷し、その画像データを記憶手段に記憶する。そして、外部記憶装置が装着部に装着されていれば、ユーザからの指令を受けた再印刷手段が記憶手段に記憶された画像データを印刷し、一方、外部記憶装置が装着部に装着されていなければ、再印刷不能手段が記憶手段に記憶された画像データの再印刷を不能とする。 【0011】 本発明の画像形成装置によれば、外部記憶装置が装着されている間は、記憶手段に記憶された画像データの再印刷が可能であるため、印刷手段により画像データの印刷をしたユーザ(以下、このユーザを印刷ユーザとする)が、同一画像データを再印刷する時の利便性を従来の画像形成装置と同レベルに維持することができる。また、外部記憶装置が装着されている間は、印刷ユーザが画像形成装置付近にいる可能性が高く、第3者に再印刷される可能性が低いので、機密を保持することができる。 【0012】 さらに、本発明の画像形成装置によれば、外部記憶装置が装着されていなければ(即ち、非装着であれば)、印刷ユーザが画像形成装置の利用を終了し、装置から離れた可能性が高いとし、記憶手段に記憶された画像データの再印刷を不能にするため、他のユーザ(即ち、印刷ユーザ以外)に画像データが印刷されることを防止することができる。 【0013】 つまり、本発明の画像形成装置によれば、同一画像データを印刷ユーザが再印刷する時の利便性を維持したまま、画像データの機密を保持することができる。 また、本発明の画像形成装置は、請求項2に記載のように、記憶手段が印刷手段によって印刷可能に変換された画像データを記憶しても良い。 【0014】 つまり、画像形成装置では、外部記憶装置または外部から取得した画像データを、印刷手段が印刷可能な画像データに変換して印刷するため、その印刷可能な画像データを記憶しても良い。 【0015】 請求項2に記載の画像形成装置によれば、同一画像データを印刷ユーザが再印刷する際の利便性を更に向上させることができる。 また、本発明の画像形成装置は、請求項3に記載のように、再印刷不能手段が、再印刷処理の実行を禁止することで、画像データの再印刷を実行不能にしても良い。 【0016】 そして、請求項4に記載の画像形成装置では、検知手段での検知結果が、装着から非装着に変化した後、所定時間内に再び装着へと変化した場合、第1許可手段が再印刷不能手段で禁止された再印刷処理の実行を許可する。 【0017】 請求項4に記載の画像形成装置によれば、外部記憶装置を一度非装着とした場合であっても、非装着となってから所定時間(即ち、予め規定された時間)内に再装着すれば、再印刷処理を実行することができ、同一画像データの再印刷に要する時間を短縮することができる。つまり、本発明の画像形成装置によれば、画像データの機密を保持したまま、利便性をより向上させることができる。 【0018】 また、請求項5に記載の画像形成装置では、検知手段での検知結果が、装着から非装着に変化した後、再び装着部に装着された外部記憶装置から取得される識別情報と、前記画像データに付与されている識別情報とが一致した場合、第2許可手段が再印刷不能手段で禁止された再印刷処理の実行を許可する。 【0019】 請求項5に記載の画像形成装置によれば、装着部に再び装着された外部記憶装置から取得される識別情報と、画像データに付与されている識別情報とが一致した時のみ、禁止された再印刷処理の実行を許可するため、画像データの機密を保持することができる。さらに、本発明の画像形成装置によれば、それらの識別情報が一致すれば、一度非装着とした外部記憶装置を再装着した場合でも、再印刷処理を実行できるため、同一画像データの再印刷に要する時間を短縮することができる。つまり、本発明の画像形成装置によれば、画像データの機密保持及び再印刷の時の利便性、この両方をより向上させることができる。 【0020】 また、本発明の画像形成装置は、請求項6に記載のように、再印刷不能手段を有効または無効とする切替手段を備えていても良い。 そして、請求項7に記載の画像形成装置では、印刷可能な画像データに変換される画像データが所定の種類のものである場合、切替手段が再印刷不能手段を有効と設定する。 【0021】 請求項7に記載の画像形成装置によれば、所定の種類の画像データに対する機密保持を適切に行うことができる。 その所定の種類の画像データとは、請求項8に記載のように、機密レベルが所定の閾値以上であることを示す指標が画像データ中に含まれるもの、または画像データが所定の形式のものであっても良い。例えば、機密レベルが所定の閾値以上であることを示す指標が画像データ中に含まれるもの(より具体的には、データのヘッダーに特定の情報が含まれるもの、印刷画像にウォータマークが含まれるもの等)、または画像データが所定の拡張子のもの等である。 【0022】 さらに、本発明の画像形成装置は、請求項9に記載のように、外部記憶装置から、その外部記憶装置に対する書込み禁止を示す制限情報を取得した場合、切替手段が再印刷不能手段を有効と設定することが望ましい。 【0023】 通常、外部記憶装置が書込み禁止である場合、その外部記憶装置には、機密保持の必要がある画像データが格納されている可能性が高い。このため、請求項9に記載の画像形成装置のように、装着部に装着される外部記憶装置が書込み禁止であれば、再印刷処理の実行を禁止しても良い。本発明の画像形成装置によれば、画像データの機密をより適切に守ることができる。 【0024】 また、本発明の画像形成装置は、請求項10に記載のように、外部からの指令に応じて、切替手段が再印刷不能手段の有効または無効を設定しても良い。 請求項10に記載の画像形成装置によれば、外部からの指令に応じて、再印刷不能手段の有効、無効を設定するため、ユーザの望む画像データの機密を適切に保持することができる。 【0025】 そして、請求項11に記載の画像形成装置では、印刷手段が画像データを印刷する間、切替手段が外部からの指令を受け付ける。 請求項11に記載の画像形成装置によれば、画像データを印刷する間に、再印刷不能手段を有効または無効に設定できるため、ユーザにとって機密を保持する必要のある画像データに対してのみ、再印刷処理の実行を禁止でき、この結果、利便性をより向上させることができる。 【0026】 また、請求項12に記載の画像形成装置では、検知手段での検知結果が装着から非装着へと変化してから所定時間内に、切替手段が外部からの指令を受け付ける。 請求項12に記載の画像形成装置によれば、外部記憶装置が非装着となってから所定時間内であれば、再印刷不能手段を有効または無効に設定できるため、ユーザにとって機密を保持する必要のある画像データに対してのみ、再印刷処理の実行を禁止でき、この結果、利便性をより向上させることができる。 【0027】 そして、請求項13に記載の画像形成装置では、所定時間内に外部からの指令が無い場合、切替手段が再印刷不能手段を有効とする。 請求項13に記載の画像形成装置によれば、所定時間内に外部からの指令が無ければ、再印刷処理の実行を禁止するため、画像データの機密を高い確率で保持することができる。 【0028】 なお、本発明の画像形成装置は、請求項14に記載のように、記憶手段に記憶された画像データを再印刷不能手段が消去することで再印刷を不能としても良い。 請求項14に記載の画像形成装置によれば、他のユーザに画像データが印刷されることを確実に防止できるため、画像データの機密を確実に保持することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0029】 以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。 [第一実施形態] 〈装置全体の構成〉 図1は、本発明を適用した画像形成装置の外観を示す斜視図である。 【0030】 まず、画像形成装置1は、少なくとも、イメージスキャナ、プリンタ、コピー、ファクシミリとしての機能を備えた、いわゆる複合機として構成されたものである。 画像形成装置1は、印刷される用紙18(図2参照)を給紙する用紙トレー17と、用紙トレー17から供給された用紙18に、原稿の情報を読み取る等して得られた画像データに基づく画像を印刷する本体10と、本体10の上面を完全に覆うように、本体10に開閉可能に支持された本体カバー12と、画像データを読み書き可能な外部メモリ106(図3参照)が着脱される接続部105(本発明の装着部の一例)と、画像形成装置1を使用する時に必要な情報が入力される操作部14とを備えている。 【0031】 そして、本体カバー12は、載置台21に載置された原稿を自動で搬送する周知の自動原稿搬送装置(いわゆる、ADF装置、図示せず)を備えている。 また、操作部14は、複数の機能のうち使用者が望む機能を選択するための選択キー14aと、使用者が選択した機能を実行するためのスタートキー14bと、後述する印刷データの再印刷を実行するためのリプリントキー14cと、画像形成装置1の状態等を表示するための表示部15とを備えている。 【0032】 そして、表示部15は、押下されることにより印刷等に必要な設定(即ち、情報)を入力可能に構成された液晶パネル(いわゆる、タッチパネル)である。 〈画像形成部の構成について〉 次に、本体10の内部構成について説明する。 【0033】 ここで、図2は、画像形成装置1内の概略構成を示す断面図である。 本体10は、原稿に記載された情報を読み取る原稿読取部40(図3参照)と、画像データに基づく画像を形成し、用紙18に印刷する画像形成部2とを備えている。そして、原稿読取部40、画像形成部2は、本体ケースに収納されている。 【0034】 画像形成部2は、レーザー光を照射し画像を形成するスキャナユニット60と、スキャナユニット60で形成された画像を用紙18に転写するプロセスカートリッジ6と、用紙18に転写された画像を定着させる定着ユニット70とを備えている。 【0035】 このうち、スキャナユニット60は、レーザーダイオードが発光するレーザー光を、ポリゴンミラー61により偏向し、光学器により集光、かつ光路の変更後、後述する感光ドラム80の表面に高速走査にて照射する。 【0036】 また、プロセスカートリッジ6は、画像形成プロセス(帯電、現像、転写)を行うための構成を備えたカートリッジであり、用紙18に画像を転写するドラムカートリッジ4と、ドラムカートリッジ4に着脱自在に装着され、トナー(図示せず)を収納する現像カートリッジ50とを備えている。 【0037】 そして、ドラムカートリッジ4は、レーザー光の被照射体であり、トナー画像が形成される感光ドラム80と、感光ドラム80に連動して回動する転写ローラ81とを備え、感光ドラム80と転写ローラ81との間を通過する用紙18に、感光ドラム80上のトナー画像を転写するように構成されている。 【0038】 また、定着ユニット70は、加熱用ローラ71と、押圧ローラ72とを備え、ドラムカートリッジ4で用紙18に転写されたトナー画像が、加熱用ローラ71と押圧ローラ72との間を搬送される時に、加熱かつ押圧されることにより、用紙18に定着されるように構成されている。 【0039】 つまり、画像形成部2では、用紙トレー17から供給された用紙18が、プロセスカートリッジ6を通過する時に、スキャナユニット60から照射されたレーザー光により形成されたトナー画像を用紙18に転写し、さらに定着ユニット70を通過する時に、トナー画像を用紙18に定着させる。 【0040】 〈電気的構成に関する説明〉 次に、画像形成装置1の電気的構成について説明する。 ここで、図3は、画像形成装置1の電気的構成を示すブロック図である。 【0041】 画像形成装置1には、パーソナルコンピュータ等の外部機器(図示せず)に接続するためのネットワークインターフェース(ネットワークI/F)108と、電話回線に接続するためのファクシミリインターフェース(ファクシミリI/F)104と、接続部105と、画像形成装置1の様々な駆動を制御するための処理プログラムを記憶するROM101と、処理結果等を一時的に記憶するRAM102と、電源がオフになっても保存しておく必要のあるデータを記憶するNVRAM(不揮発性メモリ)107と、ROM101に記憶された処理プログラムを実行するCPU103とが備えられている。 【0042】 また、CPU103には、原稿読取部40、画像形成部2、表示部15に画像を表示させる表示駆動部91、操作部14が操作されたことを検知する操作検知部90が接続されている。 【0043】 そして、接続部105は、外部メモリ106が装着されると、外部メモリ106に対し通電するように構成されていると共に、外部メモリ106が装着または非装着であることを検知する接続検知部(本発明の検知手段の一例)93を備えている。なお、外部メモリ106に記憶される画像データとしては、JPEG、TIFF等の汎用的な画像フォーマットを持つものや、一般的なワープロソフトにより作成されたもの及びPDF形式等の文書データ、プリントドライバが出力した印刷データをファイル化したもの、などがある。 【0044】 つまり、画像形成装置1では、操作部14を介して入力された情報に従って、原稿読取部40によって原稿から情報を読み取ることで生成された画像データや、外部メモリ106から取得された画像データ等から、画像形成部2が画像を形成可能な印刷データ(前者は、いわゆるコピーであり、後者は、いわゆるダイレクトプリントである)へと変換してRAM102に格納する。そして、画像形成装置1では、操作部14を介して入力された情報に従って、画像形成部2が駆動され、RAM102に格納された印刷データに基づいた画像を用紙18に印刷する。 【0045】 〈印刷選択処理について〉 次に、画像形成装置1のCPU101が実行し、操作部14を介して入力された情報に従って、印刷を実行する印刷選択処理について説明する。 【0046】 ここで、図4は、第一実施形態における印刷選択処理の処理手順を示したフローチャートである。 印刷選択処理は、画像形成装置1が起動された時に実行され、印刷選択処理が起動されると、図4に示すように、まず、S210では、接続検知部93の検知結果を取得し、外部メモリ106が接続されているか否かの接続状態を判定する。そして、判定の結果、外部メモリ106が接続されているものと判断された場合、S215へと進む。 【0047】 S215では、接続部105に接続された外部メモリ106を識別するための識別情報を外部メモリ106から取得し、その取得した識別情報と、後述するS250でRAM102に格納された印刷データ(即ち、本ステップ(S215)を実行する前にダイレクトプリントを実行することで生成された印刷データ)に対応付けられた識別情報とが一致するか否かを判定する。なお、この識別情報は、後述するS250にて対応付けられる。 【0048】 そして、判定の結果、識別情報が一致しているものと判断された場合、S220へと進み、RAM102に格納された印刷データの再印刷を許可するか禁止するかを示す設定フラグを、再印刷を許可するように設定(即ち、設定フラグを1に設定)する(本発明の第2許可手段の一例)。また、判定の結果、識別情報が一致していないものと判断された場合、S225へと進み、RAM102に格納された印刷データの設定フラグを、再印刷を禁止するように設定(即ち、設定フラグを0に設定)する。 【0049】 具体的に、本実施形態の印刷選択処理では、外部メモリ106が予め有しているシリアル番号を識別情報として用いている。 なお、S220及びS225が終了すると、S230へと進む。 【0050】 S230では、ダイレクトプリントの実行指令が入力されたか否かを判定する。つまり、外部メモリ106に記憶された画像データに基づく画像を印刷するために、スタートキー14bが押下されたか否かを判定する。 【0051】 なお、印刷枚数、印刷形式(カラー印刷なのかモノクロ印刷なのか、割付印刷をするのか)や、画像データの選択等の画像を印刷するために必要な印刷情報は、表示部15に表示される設定画面を介して入力される。 【0052】 そして、S230での判定の結果、実行指令が入力されたものと判断された場合、S240へと進む。 S240では、S230で印刷を指示された画像データを変換した印刷データがRAM102に格納されているか否かを判定する。そして、判定の結果、印刷を指示された画像データに対応する印刷データがRAM102に格納されていない場合、S250へと進む。 【0053】 そして、S250では、S230で印刷を指示された画像データを外部メモリ106から取得し、その取得された画像データを印刷データに変換しS215で取得した外部メモリ106の識別情報を付与した上で、その印刷データをRAM102に格納する(本発明の記憶手段の一例)。ただし、S250で変換される(即ち、ダイレクトプリントによって生成される)印刷データを格納するRAM102の格納領域は、一つの印刷データのみが格納可能であり、新たに印刷データが生成されると、古い印刷データは更新(即ち、削除)される。 【0054】 続くS260では、S250で変換された印刷データに基づき、設定画面を介して入力された印刷情報に従って画像を印刷する(本発明の印刷手段の一例)。 さらに、S265では、RAM102に格納された印刷データの設定フラグを、再印刷を許可するものとして設定する。具体的に、本実施形態では、再印刷を許可する場合、設定フラグを1とし、再印刷を禁止する場合、設定フラグを0とする。 【0055】 そして、続く、S270では、接続検知部93の検知結果を取得し、外部メモリ106が接続部105に接続されているか否かの接続状態を判定する。そして、判定の結果、外部メモリ106が接続されているものと判断された場合、S230へと戻る。 【0056】 また、S270での判定の結果、外部メモリ106が接続されていないものと判断された場合、S280へと進む。 S280では、S250で生成され、RAM102に格納された印刷データの設定フラグ、またはS220で再印刷を許可するように設定された印刷データの設定フラグを、再印刷を禁止するように設定する(本発明の再印刷不能手段の一例)。つまり、S280に進んだ時点で、RAM102に格納されている印刷データは、再印刷を禁止される(即ち、設定フラグを0とする)。 【0057】 一方、S210での判定の結果、接続部105に外部メモリ106が接続されていないものと判断された場合、またはS230での判定の結果、ダイレクトプリントの実行指令が入力されていないものと判断された場合、S290へと進む。つまり、ダイレクトプリントの実行が不可能な場合、もしくはダイレクトプリントを実行しない場合には、S290へと進む。 【0058】 S290では、RAM102に格納された印刷データの再印刷を実行するためのリプリント実行指令が入力されたか否かを判定する。具体的に、本実施形態では、操作部14を介して印刷情報が入力され、RAM102に格納された印刷データを印刷するため、リプリントキー14cが押下された場合に、リプリント実行指令が入力されたものと判断する。 【0059】 なお、印刷枚数、印刷形式(カラー印刷なのかモノクロ印刷なのか、割付印刷をするのか)等の印刷情報は、表示部15に表示される設定画面を介して入力され、入力されない場合には、印刷データへと変換した時に実行されたダイレクトプリント時の印刷情報を用いる。 【0060】 そして、S290での判定の結果、リプリント実行指令が入力されたものと判断された場合、S300へと進む。 S300では、リプリント実行指令によって印刷される印刷データに基づく画像の再印刷が許可されているか禁止されているかを判定する。具体的に、本実施形態では、印刷データの設定フラグが1であれば再印刷を許可されたものであると判断し、設定フラグが0であれば再印刷を禁止されたものであると判断する。 【0061】 そして、S300での判定の結果、印刷データが再印刷を許可されたものであると判断された場合、もしくはS240でダイレクトプリントの実行指令が入力された画像データに対応する印刷データがRAM102に格納されているものと判断された場合、S310へと進む。このように、RAM102に格納された印刷データを再印刷すれば、外部メモリ106に格納された画像データを印刷データに変換した上で再印刷するよりも、処理時間が短くなる。 【0062】 そのS310では、RAM102に格納された印刷データに基づく画像を、S290で入力された印刷情報(S240からS310へと進んだ場合には、S230で入力された印刷情報)に従って再印刷する(本発明の再印刷手段の一例)。 【0063】 なお、S290での判定の結果、リプリント実行指令が入力されていないものと判断された場合、もしくはS300での判定の結果、リプリント実行指令によって印刷される印刷データが再印刷を禁止されたものであると判断された場合、現状を維持した上でS270へと進む。つまり、再印刷を実行しない場合、もしくは再印刷が禁止されている場合には、再印刷を実行することなくS270へと進む。 【0064】 本実施形態の印刷選択処理では、ダイレクトプリントを実行する時に、画像データから変換された印刷データに、変換元の画像データが格納されていた外部メモリ106の識別情報を付与し、さらに、その印刷データの再印刷を許可するように、設定フラグを設定した上で、印刷データをRAM102に格納する。そして、外部メモリ106が取り外された時に、RAM102に格納された印刷データの設定フラグを再印刷が禁止されるように変更する。 【0065】 さらに、第一実施形態の印刷選択処理では、外部メモリ106が再接続された時に、外部メモリ106から識別情報を取得し、その取得した識別情報と印刷データに付与された識別情報とが一致する場合、RAM102に格納された印刷データの設定フラグを再印刷が許可されるように再変更する。そして、第一実施形態の印刷選択処理では、リプリント実行指令が入力された時に、RAM102に格納されている印刷データの設定フラグが、再印刷を許可するものであれば、印刷データに基づく画像の再印刷を実行し、再印刷を禁止するものであれば、再印刷すること無く、現状を維持する。 【0066】 ただし、印刷選択処理では、画像形成装置1でコピー機能、またはスキャナ機能等を実現するための選択指令が、操作部14を介して入力された場合、その選択指令に対応する処理を優先的に実行するようにされている。 〈第一実施形態の効果〉 以上説明したように、第一実施形態の画像形成装置1によれば、外部メモリ106が装着されている間は、ダイレクトプリントを実行することで生成された印刷データに基づく画像の再印刷を許可するため、その画像を再印刷する時の利便性を、従来の画像形成装置と同レベルに維持することができる。また、外部メモリ106が装着されている間は、ダイレクトプリントを実行したユーザが画像形成装置1の近傍にいる可能性が高いため、ユーザ以外の第三者に再印刷される可能性を抑制でき、この結果、印刷データの機密を保持することができる。 【0067】 さらに、画像形成装置1によれば、外部メモリ106が取り外された時に、印刷データに基づく画像の再印刷を禁止するため、ダイレクトプリントを実行したユーザ以外の第三者が、その画像を再印刷することを防止でき、印刷データの機密が漏洩することを防止できる。つまり、外部メモリ106が取り外された時には、ユーザが画像形成装置1の使用を終了し、画像形成装置1から離れる可能性が高いため、再印刷を禁止することで、機密の漏洩を防止することができる。 【0068】 したがって、画像形成装置1によれば、再印刷をする時の利便性の確保と、印刷データの機密の保持とを両立することができる。 さらに、第一実施形態の画像形成装置1によれば、再接続された外部メモリ106から取得した識別情報と印刷データに付与された識別情報とが不一致である場合に、印刷データに基づく画像の再印刷の禁止を維持するため、印刷データの機密を的確に保持することができる。そして、画像形成装置1によれば、再接続された外部メモリ106から取得した識別情報と印刷データに付与された識別情報とが一致する場合には、印刷データに基づく画像の再印刷を許可するため、同一画像データを印刷する時の手間を省くことができる。 【0069】 つまり、画像形成装置1によれば、印刷データの機密の保持と、同一画像データを印刷する時の利便性との両方を向上させることができる。 さらに、画像形成装置1では、ダイレクトプリントの実行指令を入力した時に、ダイレクトプリントの対象とされた画像データを変換した印刷データがRAM102に格納されている場合、印刷データに基づく画像を印刷する。したがって、画像形成装置1によれば、画像データから印刷データへと変換する処理が省略されるため、より利便性を向上させることができる。 【0070】 また、画像形成装置1によれば、ダイレクトプリントの実行によって新しい印刷データが生成される毎に、RAM102に格納される印刷データを順次更新するため、古い印刷データの機密が漏洩することを防止することができる。 [第二実施形態] 次に、本発明の第二実施形態について説明する。 【0071】 上記第一実施形態に示した画像形成装置1と第二実施形態の画像形成装置とでは、印刷選択処理が異なるのみである。このため、第一実施形態に示す画像形成装置1と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略し、第一実施形態とは異なる印刷選択処理を中心に説明する。 【0072】 ここで、図5は、第二実施形態における印刷選択処理の処理手順を示すフローチャートである。 第二実施形態における印刷選択処理は、画像形成装置1が起動された時に実行され、印刷選択処理が起動されると、図5に示すように、まず、S410において、接続検知部93の検知結果を取得し、外部メモリ106が接続部105に接続されているか否かの接続状態を判定する。そして、判定の結果、外部メモリ106が接続されているものと判断された場合、S420へと進む。 【0073】 そのS420では、ダイレクトプリントの実行指令が入力されたか否かを判定する。 そして、S420での判定の結果、実行指令が入力されたものと判断された場合、S430へと進む。 【0074】 S430では、S420で選択された画像データを外部メモリ106から取得し、その取得された画像データを印刷データに変換してRAM102に格納した上で、設定画面を介して入力された印刷情報に従って印刷する。 【0075】 続くS440では、S430でRAM102に格納された印刷データに、再印刷を許可するか禁止するかを判別するための情報である印刷可否情報を付与する。具体的には、本実施形態では、再印刷を許可するか否かを選択する選択ボタンを表示部15に表示し、選択ボタンで選択された情報を印刷可否情報として、印刷データに付与する。 【0076】 S450では、接続検知部93の検知結果を取得し、外部メモリ106が接続部105に接続されているか否かの接続状態を判定する。そして、判定の結果、外部メモリ106が接続されているものと判断された場合、S420へと戻る。 【0077】 また、S450での判定の結果、外部メモリ106が接続されていないものと判断された場合、S460へと進む。 そのS460では、S440で印刷データに付与された印刷可否情報に従って、再印刷を許可するか禁止するかを示す設定フラグを設定し(本発明の切替手段の一例)、その後、S410へと戻る。具体的に、本実施形態では、印刷可否情報が再印刷を許可するものであれば、設定フラグを1とし、印刷可否情報が再印刷を禁止するものであれば、設定フラグを0とする。 【0078】 一方、S410での判定の結果、接続部105に外部メモリ106が接続されていないものと判断された場合、またはS420での判断の結果、ダイレクトプリントの実行指令が入力されていないものと判断された場合、S470へと進む。つまり、ダイレクトプリントの実行が不可能な場合、もしくはダイレクトプリントを実行しない場合には、S470へと進む。 【0079】 S470では、RAM102に格納された印刷データの再印刷を実行するためのリプリント実行指令が入力されたか否かを判定する。つまり、操作部14が操作され、RAM102に格納された印刷データを再印刷するための印刷情報が入力された後、リプリントキー14cが押下されたときに、リプリント実行指令が入力されたものと判断する。 【0080】 そのS480での判定の結果、リプリント実行指令が入力されたものと判断された場合、S480へと進む。 そして、S480では、リプリント実行指令によって印刷される印刷データの再印刷が許可されているか禁止されているかを判定する。 【0081】 S480での判定の結果、再印刷が許可された印刷データであるものと判断された場合、S490へと進み、RAM102に格納された印刷データに基づく画像を、S470で入力された印刷情報に従って再印刷する。 【0082】 なお、S470での判定の結果、リプリント実行指令が入力されていないものと判断された場合、またはS480での判定の結果、再印刷が禁止された印刷データであるものと判断された場合、現状を維持した上でS450へと進む。つまり、再印刷を実行しない場合、もしくは再印刷が禁止されている場合には、再印刷をすることなくS450へと進む。 【0083】 第二実施形態の印刷選択処理では、ダイレクトプリントを実行する時に、画像データから変換された印刷データに対して、画像形成装置1の使用者が入力した印刷可否情報を付与し、その印刷データをRAM102に格納する。そして、外部メモリ106が取り外された時に、RAM102に格納された印刷データに対し、印刷可否情報に従って設定フラグを設定する。 【0084】 さらに、第二実施形態の印刷選択処理では、リプリント実行指令が入力された時に、RAM102に格納されている印刷データの設定フラグが、再印刷を許可するものであれば、印刷データに基づく画像を再印刷し、再印刷を禁止するものであれば、再印刷すること無く、現状を維持する。 【0085】 ただし、印刷選択処理では、画像形成装置1でコピー機能、またはスキャナ機能等を実現するための選択指令が、操作部14を介して入力された場合、その選択指令に対応する処理を優先的に実行するようにされている。 〈第二実施形態の効果〉 以上説明したように、第二実施形態の画像形成装置では、外部メモリ106が取り外される時に設定され、印刷データに基づく画像の再印刷を許可するか禁止するかを示す設定フラグは、ダイレクトプリントの実行時に入力される印刷可否情報に従う。 【0086】 このため、第二実施形態の画像形成装置によれば、ユーザにとって機密を保持する必要のある画像データのみ、確実に再印刷を禁止することができる。この結果、ユーザにとって使い勝手の良い画像形成装置を提供することができる。 [第三実施形態] 次に、本発明の第三実施形態について説明する。 【0087】 上記第一実施形態及び第二実施形態に示した画像形成装置と第三実施形態の画像形成装置とでは、印刷選択処理が異なるのみである。このため、第一実施形態及び第二実施形態に示す画像形成装置1と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略し、第一実施形態及び第二実施形態とは異なる印刷選択処理を中心に説明する。 【0088】 ここで、図6は、第三実施形態における印刷選択処理の処理手順を示すフローチャートである。 第三実施形態における印刷選択処理は、画像形成装置1が起動された時に実行され、印刷選択処理が起動されると、図6に示すように、まず、S510において、接続検知部93の検知結果を取得し、接続部105に外部メモリ106が接続されているか否かの接続状態を判定する。そして、判定の結果、外部メモリ106が接続されているものと判断された場合、接続部105に接続された外部メモリ106の識別情報を外部メモリ106から取得し、その取得した識別情報をRAM102に格納してS520へと進む。 【0089】 そして、S520では、ダイレクトプリントの実行指令が入力されたか否かを判定する。 S520での判定の結果、実行指令が入力されたものと判断された場合、S530へと進む。 【0090】 そのS530では、S520で選択された画像データを外部メモリ106から取得し、その取得された画像データを印刷データに変換してRAM102に格納した上で、設定画面を介して入力された印刷情報に従って印刷する。 【0091】 続くS540では、S530で変換された印刷データに対して、再印刷を許可するか禁止するかを示す設定フラグを、再印刷を許可するものとして設定する。 続くS550では、接続検知部93の検知結果を取得し、接続部105に外部メモリ106が接続されているか否かの接続状態を判定する。そして、判定の結果、外部メモリ106が接続されているものと判断された場合、S520へと戻る。 【0092】 また、S550での判定の結果、外部メモリ106が接続されていないものと判断された場合、S560へと進む。 そのS560では、設定フラグの変更を入力するための変更指示画面を表示部15に表示する。つまり、変更指示画面を介して入力される情報に基づいて、印刷データに基づく画像の再印刷の許可または禁止が設定される。具体的に、第三実施形態では、RAM102に格納されている印刷データの「再印刷を許可する」、「再印刷を禁止する」旨のいずれかを選択する選択ボタンを有した選択画面を変更指示画面として表示する。 【0093】 続くS570では、操作部14が操作され、設定フラグの指示が入力されたか否か、即ち、変更指示画面の画面上で、選択ボタンが押下されたか否かを判定する。そして、判定の結果、設定フラグの指示が入力されたものと判断された場合、S580へと進む。 【0094】 S580では、S560で入力された設定フラグの選択が、印刷データの再印刷を許可するものであるか禁止するものであるかを判定する。そして、判定の結果、設定フラグの選択が印刷データの再印刷を許可するものと判断された場合、RAM102に格納されている印刷データの設定フラグを、再印刷を許可するように設定し(即ち、設定フラグを1とし)、S510へと戻る。 【0095】 また、S570での判定の結果、設定フラグの指示が入力されていないものと判断された場合、S590へと進む。 S590では、予め設定された保持時間(本実施形態では、10秒とする)が、S550で外部メモリ106が接続部105に非接続であることが検知されてから経過したか否かを判定する。そして、判定の結果、外部メモリ106が取り外されてから保持時間が経過していないものと判断された場合、S600へと進む。 【0096】 S600では、接続検知部93の検知結果を取得し、接続部105に外部メモリ106が接続されているか否かの接続状態を判定し、判定の結果、外部メモリ106が接続されていれば、その接続された外部メモリ106から識別情報を取得する。そして、取得した識別情報が、RAM102に格納されている識別情報と一致するか否かを判定し、判定の結果、二つの識別情報が一致するものと判断された場合、RAM102に格納された印刷データの再印刷を許可した上で(即ち、設定フラグを1として)、S520へと戻る(本発明の第1許可手段の一例)。また、二つの識別情報が一致しないものと判断された場合、S560へと戻る。 【0097】 つまり、接続部105に接続された外部メモリ106が、前回、接続部105に接続された外部メモリ106と同一なものであれば、S530でのダイレクトプリント等を実行した時の使用者が当該画像形成装置1を使用するものと判断する。 【0098】 また、S590での判定の結果、外部メモリ106が取り外されてから保持時間が経過したものと判断された場合、もしくは、S580での判定の結果、設定フラグの選択が印刷データの再印刷を禁止するものと判断された場合、S610へと進む。 【0099】 S610では、RAM102に格納されている印刷データの設定フラグを、再印刷を禁止するように設定し(即ち、設定フラグを0とし)、S510へと戻る。ただし、S600を経てS510へと進む場合、自動的にS520へと進む。 【0100】 一方、S510での判定の結果、接続部105に外部メモリ106が接続されていないものと判断された場合、もしくはS520での判定の結果、ダイレクトプリントの実行指令が入力されていないものと判断された場合、S620へと進む。つまり、ダイレクトプリントの実行が不可能な場合、もしくはダイレクトプリントを実行しない場合には、S620へと進む。 【0101】 S620では、RAM102に格納された印刷データの再印刷を実行するための実行指令が入力されたか否かを判定する。つまり、操作部14が操作され、RAM102に格納された印刷データを再印刷するための印刷情報が入力された後、リプリントキー14cが押下されたときに、リプリント実行指令が入力されたものと判断する。 【0102】 そのS620での判定の結果、リプリント実行指令が入力されたものと判断された場合、S630へと進む。 そして、S630では、リプリント実行指令によって再印刷される印刷データの再印刷が許可されているか禁止されているかを判定する。 【0103】 S630での判定の結果、再印刷が許可された印刷データであるものと判断された場合、S640へと進み、RAM102に格納された印刷データに基づく画像を、S620で入力された印刷情報に従って再印刷する。 【0104】 なお、S620での判定の結果、リプリント実行指令が入力されていないものと判断された場合、またはS630での判定の結果、再印刷が禁止された印刷データであるものと判断された場合、現状を維持した上でS550へと進む。つまり、再印刷を実行しない場合、もしくは再印刷が禁止されている場合には、再印刷をすることなくS550へと進む。 【0105】 第三実施形態の印刷選択処理では、ダイレクトプリントを実行する時に、画像データから変換され、RAM102に格納された印刷データに対し、外部メモリ106が取り外された時に、画像形成装置1の使用者が設定フラグを設定する。ただし、外部メモリ106が取り外されてから保持時間内に、設定フラグの指示が入力されなかった場合、印刷データの再印刷を自動的に禁止する。 【0106】 また、第三実施形態の印刷選択処理では、外部メモリ106が取り外されてから保持時間内に、前回、接続された外部メモリ106と同一な外部メモリ106が接続された場合、印刷データの再印刷を許可して、ダイレクトプリントの実行指令待ちとする。 【0107】 そして、第三実施形態の印刷選択処理では、リプリント実行指令が入力された時に、RAM102に格納されている印刷データの設定フラグが、再印刷を許可するものであれば、印刷データに基づく画像の再印刷を実行し、再印刷を禁止するものであれば、再印刷すること無く、現状を維持する。 【0108】 ただし、印刷選択処理では、画像形成装置1でコピー機能、またはスキャナ機能等を実現するための選択指令が、操作部14を介して入力された場合、その選択指令に対応する処理を優先的に実行するようにされている。 〈第三実施形態の効果〉 以上説明したように、第三実施形態の画像形成装置では、印刷データに基づく画像の再印刷を許可するか禁止するかを示す設定フラグは、外部メモリ106が取り外された後に入力されるユーザからの指令に従う。 【0109】 このため、第三実施形態の画像形成装置によれば、ユーザにとって機密を保持する必要のある画像データのみ、確実に再印刷を禁止することができる。この結果、ユーザにとって使い勝手の良い画像形成装置を提供することができる。 【0110】 さらに、第三実施形態の画像形成装置によれば、外部メモリ106が取り外されてから保持時間内に、設定フラグの指示が入力されなかった場合、印刷データに基づく画像の再印刷を自動的に禁止するため、印刷データの機密を確実に保持することができる。 【0111】 また、第三実施形態の画像形成装置によれば、外部メモリ106が取り外されてから保持時間内に、前回、接続された外部メモリ106と同一な外部メモリ106が接続された場合、印刷データに基づく画像の再印刷を許可するため、同一画像を印刷する時の手間を省くことができる。 【0112】 つまり、第三実施形態の画像形成装置によれば、同一画像データを再印刷する時の利便性と、印刷データの機密保持との両方をより向上させることができる。 [その他の実施形態] 以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において様々な態様にて実施することが可能である。 【0113】 第一実施形態の印刷選択処理では、外部メモリ106の識別情報と印刷データに付与された識別情報との比較を、外部メモリ106が接続部105に再装着された時に実行して いたが、これに限るものではない。例えば、外部メモリ106が再装着され、ダイレクトプリントの実行指令が入力された時に実行しても良い。つまり、外部メモリ106の識別情報と印刷データに付与された識別情報とが一致する時には、印刷データに基づく画像の印刷を許可するように、設定フラグが設定されれば良い。 【0114】 なお、第一実施形態の印刷処理では、処理中のS215〜225(ただし、S215、220、225で一つの組とする)、S240のいずれか、または両方が省略されていても良い。 【0115】 第二実施形態の印刷選択処理では、設定フラグの設定は、ユーザが入力した印刷可否情報に従っていたが、これに限るものではない。 例えば、予め規定される機密レベル以上であることを示す特定の情報(例えば、ウォータマークやヘッダー中に含まれる情報)が画像データに付加されている場合や、予め指定された拡張子の画像データである場合には、印刷データに基づく画像の再印刷を禁止するような印刷可否情報を、印刷データに対して自動的に付与するようにしても良い。また、外部メモリ106が書込み禁止に設定されている場合に、印刷データに基づく画像の再印刷を禁止するような印刷可否情報を、印刷データに対して自動的に付与するようにして良い。 【0116】 これらの手法によって、印刷データに印刷可否情報を自動的に付与する画像形成装置であっても、印刷データの機密を保持することができる。 また、第三実施形態の印刷選択処理では、保持時間を10秒として設定したがこれに限るものではない。 【0117】 なお、第一実施形態、第二実施形態、及び第三実施形態の画像形成装置では、画像データから、直ちに印刷可能な印刷データに変換し、その印刷データをRAM102に格納していたが、変換前の画像データをRAM102に格納しても良い。また、印刷データと組み合わせて(即ち、ペアにして)画像データをRAM102に格納しても良い。 【0118】 さらに、第一実施形態、第二実施形態、及び第三実施形態における印刷選択処理では、印刷データに基づく画像の再印刷を禁止するように設定フラグを設定していたが、設定フラグを設定する換わりに、印刷データを消去しても良い。 【0119】 この場合、外部メモリ106が取り外された時には、印刷データを消去するため、印刷データの機密を確実に守ることができる。さらに、外部メモリ106が装着されている時には、印刷データに基づく画像の再印刷が可能であるため、同一画像データを再印刷する時の利便性を維持することができる。 【0120】 また、第一実施形態、第二実施形態、及び第三実施形態の画像形成装置では、RAM102に格納される印刷データの数を一つとしたが、RAM102に格納される数は、複数でも良い。この場合、新しい印刷データが生成されると一番古い印刷データから更新して格納するようにすれば良い。 【0121】 さらに、第一実施形態、第二実施形態、第三実施形態における印刷選択処理では、ダイレクトプリントを実行する時に印刷データをRAM102に格納し、その印刷データに対して設定フラグを設定していたが、これに限るものではない。 【0122】 例えば、画像読取部40で原稿等から読み取った画像データを、直接外部メモリ106に格納するような場合、その画像データをRAM102にも格納し、その画像データに対して設定フラグを設定しても良い。つまり、いわゆるスキャントゥメモリを実行する時に取得される画像データを、第一実施形態、第二実施形態、第三実施形態での印刷選択処理における印刷データと同様に取り扱っても良い。 【0123】 そして、第一実施形態、第二実施形態、及び第三実施形態における画像形成装置は、複合機でなくともよく、プリンタや、コピー機であっても良い。つまり、ダイレクトプリントを実行可能な画像形装置であれば良い。 【0124】 なお、外部メモリ106は、画像データを記憶できるものであれば、どのようなものでも良い。例えば、一般的なハードディスクやUSBにより接続可能な記録媒体、スマートメディアやコンパクトフラッシュ(登録商標)等を用いることができる。 【図面の簡単な説明】 【0125】 【図1】画像形成装置の外観を示す斜視図である。 【図2】画像形成装置の本体内の概略構成を示す断面図である。 【図3】画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。 【図4】第一実施形態で画像形成装置のCPUが実行する印刷選択処理の処理手順を示すフローチャートである。 【図5】第二実施形態で画像形成装置のCPUが実行する印刷選択処理の処理手順を示すフローチャートである。 【図6】第三実施形態で画像形成装置のCPUが実行する印刷選択処理の処理手順を示すフローチャートである。 【符号の説明】 【0126】 1…画像形成装置 2…画像形成部 4…ドラムカートリッジ 6…プロセスカートリッジ 10…本体 12…本体カバー 14…操作部 14a…選択キー 14b…スタートキー 14c…リプリントキー 15…表示部 17…用紙トレー 18…用紙 21…載置台 40…原稿読取部 50…現像カートリッジ 60…スキャナユニット 61…ポリゴンミラー 70…定着ユニット 71…加熱用ローラ 72…押圧ローラ 80…感光ドラム 81…転写ローラー 90…操作検知部 91…表示駆動部 93…接続検知部 102…RAM 103…CPU 105…接続部 106…外部メモリ
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005267 【氏名又は名称】ブラザー工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月31日(2006.8.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082500 【弁理士】 【氏名又は名称】足立 勉
【識別番号】100129090 【弁理士】 【氏名又は名称】竹中 謙史
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| 【公開番号】 |
特開2008−60931(P2008−60931A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月13日(2008.3.13) |
| 【出願番号】 |
特願2006−235713(P2006−235713) |
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