| 【発明の名称】 |
電子機器、プロジェクタ、プログラムおよび情報記憶媒体 |
| 【発明者】 |
【氏名】有賀 忠徳
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| 【要約】 |
【課題】GPSを用いることなく使用国を判定して使用国に応じた処理を行うことが可能なプロジェクタ等を提供すること。
【構成】プロジェクタ100が、電源110の国ごとの使用電圧を示すデータを含む判定データ122を記憶する記憶部120と、電源110に供給される電圧と、判定データ122とに基づいて該当国を判定する判定部150と、当該該当国に応じた処理を行う処理部160とを含んで構成される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電子機器において、 国ごとの使用電圧を示すデータを含む判定データを記憶する記憶部と、 前記電子機器に供給される電圧と、前記判定データとに基づいて該当国を判定する判定部と、 当該該当国に応じた処理を行う処理部と、 を含むことを特徴とする電子機器。 【請求項2】 請求項1に記載の電子機器において、 世界標準時を計時する計時部と、 前記電子機器の使用国における日時を示す日時情報を取得する取得部と、 を含み、 前記判定データは、前記世界標準時と前記日時との時差を国ごとに示すデータを含み、 前記判定部は、前記世界標準時と前記日時との時差と、前記電圧と、前記判定データとに基づいて前記該当国を判定することを特徴とする電子機器。 【請求項3】 請求項2に記載の電子機器において、 前記取得部は、電波時計機能を有し、電波を受信することによって前記日時情報を取得することを特徴とする電子機器。 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の電子機器において、 前記判定データは、国ごとの言語を示すデータを含み、 前記処理部は、前記該当国の言語を用いた画像を生成することを特徴とする電子機器。 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の電子機器を有するプロジェクタ。 【請求項6】 コンピュータを、 前記電子機器に供給される電圧と、国ごとの使用電圧を示すデータを含む判定データとに基づいて該当国を判定する判定部と、 当該該当国に応じた処理を行う処理部として機能させることを特徴とするプログラム。 【請求項7】 コンピュータにより読み取り可能なプログラムを記憶した情報記憶媒体であって、 請求項6に記載のプログラムを記憶した情報記憶媒体。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、使用国に応じた処理を行うための電子機器、プロジェクタ、プログラムおよび情報記憶媒体に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、ユーザーは、プロジェクタで表示される言語を選択する場合、メニュー画像で一覧表示されている言語名一覧から所望の言語名を選択する必要があった。しかし、この言語名一覧には20種類程度の言語名が表示され、表示順序も固定になっている。このため、ユーザーは、所望の言語名を選択するため、言語名一覧が表示された状態でスクロール操作を行って選択操作を行う必要があった。 【0003】 このような問題を解決するため、プロジェクタの使用国を自動的に判定して言語名一覧の表示を変更する手法が考えられる。例えば、特開平9−65227号公報では、電源の周波数を判別してエリア別放送局一覧の地域限定を行うことが記載されている。また、特開2001−230689号公報では、測位用衛星信号を受信して現在位置を検出し、データベースを参照して上記現在位置に該当する放送局のチャンネル情報を取得することが記載されている。 【特許文献1】特開平9−65227号公報 【特許文献2】特開2001−230689号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかし、電源の周波数は多くの国で共通であるため、周波数から使用国を特定することは困難である。また、GPS(Global Positioning System)を使用するためにはGPS受信ユニット等の比較的高価で複雑な機器が必要となる。 【0005】 本発明の目的は、GPSを用いることなく使用国を判定して使用国に応じた処理を行うことが可能な電子機器、プロジェクタ、プログラムおよび情報記憶媒体を提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0006】 上記課題を解決するため、本発明に係る電子機器は、電子機器において、 国ごとの使用電圧を示すデータを含む判定データを記憶する記憶部と、 前記電子機器に供給される電圧と、前記判定データとに基づいて該当国を判定する判定部と、 当該該当国に応じた処理を行う処理部と、 を含むことを特徴とする。 【0007】 また、本発明に係るプロジェクタは、上記電子機器を有することを特徴とする。 【0008】 また、本発明に係るプログラムは、コンピュータを、 前記電子機器に供給される電圧と、国ごとの使用電圧を示すデータを含む判定データとに基づいて該当国を判定する判定部と、 当該該当国に応じた処理を行う処理部として機能させることを特徴とする。 【0009】 また、本発明に係る情報記憶媒体は、コンピュータにより読み取り可能なプログラムを記憶した情報記憶媒体であって、 上記プログラムを記憶したことを特徴とする。 【0010】 本発明によれば、電子機器等は、電圧に基づいて使用国を判定することができるため、GPSを用いることなく使用国を判定して使用国に応じた処理を行うことができる。 【0011】 また、前記電子機器および前記コンピュータは、世界標準時を計時する計時部と、 前記電子機器の使用国における日時を示す日時情報を取得する取得部と、 を含み、 前記判定データは、前記世界標準時と前記日時との時差を国ごとに示すデータを含み、 前記判定部は、前記世界標準時と前記日時との時差と、前記電圧と、前記判定データとに基づいて前記該当国を判定してもよい。 【0012】 これによれば、電子機器等は、電圧に加えて時差も判定することにより、より正確に使用国を判定できる。 【0013】 また、前記取得部は、電波時計機能を有し、電波を受信することによって前記日時情報を取得してもよい。 【0014】 これによれば、電子機器等は、電波時計機能を用いて使用国を判定することができる。 【0015】 また、前記判定データは、国ごとの言語を示すデータを含み、 前記処理部は、前記該当国の言語を用いた画像を生成してもよい。 【0016】 これによれば、電子機器等は、該当国の言語を用いた画像を生成することができるため、ユーザビリティーを向上させることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0017】 以下、本発明をプロジェクタに適用した場合を例に採り、図面を参照しつつ説明する。なお、以下に示す実施例は、特許請求の範囲に記載された発明の内容を何ら限定するものではない。また、以下の実施例に示す構成の全てが、特許請求の範囲に記載された発明の解決手段として必須であるとは限らない。 【0018】 図1は、本実施例におけるプロジェクタ100の機能ブロック図である。 【0019】 電子機器の一種であるプロジェクタ100は、電源110と、該当国(使用国)を判定するための判定データ122を記憶する記憶部120と、電源110に供給される電圧、判定データ122等に基づいて該当国を判定する判定部150と、当該該当国に応じた処理を行う処理部160とを含んで構成されている。 【0020】 また、プロジェクタ100は、世界標準時を計時する計時部140と、プロジェクタ100の使用国における日時を示す日時情報を取得する取得部130と、表示部190とを含んで構成されている。 【0021】 なお、これらの各部を実装するためのハードウェアとしては、例えば、以下のものを採用可能である。 【0022】 図2は、本実施例におけるプロジェクタ100のハードウェアブロック図である。 【0023】 例えば、記憶部120としてはRAM930、ROM940等、取得部130としては電波時計970等、計時部140としてはタイマー960等、判定部150としてはCPU910等、処理部160としては画像処理回路950等、表示部190としては液晶パネル920等を用いてもよい。なお、CPU910等の各部はシステムバス980を介して相互にデータをやりとりすることが可能である。 【0024】 また、判定部150等としてプロジェクタ100の有するコンピュータを機能させるためのプログラムを情報記憶媒体900から読み取って判定部150等の機能をプロジェクタ100に実装してもよい。なお、判定データ122があらかじめプロジェクタ100に記憶されていない場合、プロジェクタ100は、情報記憶媒体900から判定データ122を読み取ってもよい。 【0025】 このような情報記憶媒体900としては、例えば、CD−ROM、DVD−ROM、ICカード、ROM、RAM、メモリカード、HDD等のレーザーや磁気等を用いた記憶媒体を適用できる。また、情報記憶媒体900からのプログラムの読み取り方式は、接触式でも非接触式でもよい。 【0026】 ここで、判定データ122についてより詳細に説明する。 【0027】 図3は、本実施例における判定データ122のデータ構造を示す図である。 【0028】 判定データ122は、該当国ごとの言語、電圧、時差等を示すデータである。 【0029】 例えば、日本の場合、言語が日本語で、電圧が100Vで、時差が9時間である。ここで、時差は計時部140によって計時されているグリニッジ標準時(世界標準時)と該当国の基準地点(例えば、首都等)における標準日時との差を示す。なお、サマータイム等の日時の補正は考慮しないものとする。 【0030】 次に、これらの各部を用いた処理の流れについて説明する。 【0031】 図4は、本実施例における使用国判定処理の流れを示すフローチャートである。 【0032】 まず、判定部150は、電源110の電圧を測定し(ステップS1)、当該電圧を検索キーとして判定データ122を検索し、該当国を判定する(ステップS2)。 【0033】 そして、判定部150は、該当国が1か国かどうかを判定する(ステップS3)。 【0034】 例えば、図3に示す例では、電圧が100Vであれば、該当国は日本だけであり、1か国である。また、例えば、電圧が220Vであれば、該当国はギリシア、中国、ドイツであり、3か国である。 【0035】 該当国が1か国の場合、処理部160は、判定部150によって決定された該当国(使用国)に応じた言語でメニュー画像を生成し、表示部190は、当該メニュー画像を表示する(ステップS9)。 【0036】 例えば、該当国が日本の場合、日本語のメニュー画像が表示される。 【0037】 一方、該当国が複数ある場合(例えば、電圧が220Vの場合等)、取得部130は電波時計970を用いて日時情報を取得する(ステップS4)。 【0038】 判定部150は、計時部140からの世界標準時と、取得部130からの日時情報で示される日時との時差を演算する(ステップS5)。なお、取得部130は、電波時計970を用いて使用場所における日時を取得する。 【0039】 そして、判定部150は、当該時差を検索キーとして判定データ122におけるステップS2で該当国と判定されたレコードを絞り込み検索し、該当国を判定する(ステップS6)。 【0040】 そして、判定部150は、該当国が1か国かどうかを判定する(ステップS7)。 【0041】 例えば、図3に示す例では、電圧が220Vで時差が2時間であった場合はギリシアが該当国になる。 【0042】 ステップS7の判定においても該当国が複数ある場合、処理部160は、複数の該当国から使用国を選択させるための候補画像を生成し、表示部190は、当該候補画像を表示する(ステップS8)。 【0043】 図5は、本実施例における候補画像300の一例を示す図である。 【0044】 例えば、ステップS6における該当国がA、B、Cの3か国である場合、A、B、Cの3か国からカーソル画像等によって1か国を選択させるための候補画像300が表示される。ユーザーは、リモコンやプロジェクタ100本体の操作ボタンを用いて複数の候補から使用国を選択する。 【0045】 ステップS7において該当国が1か国であった場合またはステップS8で使用国を選択させた場合、処理部160は、決定された該当国(使用国)に応じた言語でメニュー画像を生成し、表示部190は、当該メニュー画像を表示する(ステップS9)。 【0046】 以上のように、本実施例によれば、プロジェクタ100は、電圧と時差に基づいて使用国を判定することができるため、GPSを用いることなく使用国を判定して使用国に応じた処理を行うことができる。 【0047】 また、ユーザーは、使用国が1か国に決定されるか、あるいは、候補画像300が表示される場合であっても、少数の候補しか表示されないため、画像をスクロールさせる必要はなく、カーソル画像の移動も少なくて済むため、より少ない操作で使用国を決定することができる。これにより、プロジェクタ100は、言語選択時等におけるユーザビリティーを向上させることができる。 【0048】 なお、本発明の適用は上述した実施例に限定されず、種々の変形が可能である。 【0049】 例えば、図5に示す候補画像300ではユーザーに国を選択させたが、ユーザーに言語を選択させてもよい。 【0050】 図6は、本実施例における候補画像302の他の一例を示す図である。 【0051】 例えば、処理部160は、判定データ122を参照し、該当国の言語が英語、ドイツ語、フランス語のいずれかである場合、当該言語の一覧を示す候補画像302を生成してもよい。 【0052】 これによれば、プロジェクタ100は、例えば、1か国で複数の言語が使用されている場合であっても、ユーザーの所望の言語をより少ない操作で選択させることができる。 【0053】 なお、プロジェクタ100は、候補画像300、302では該当国または該当国の言語のみを候補として表示しているが、該当国以外の国または言語も候補として表示してもよい。この場合、プロジェクタ100は、該当国または該当国の言語を上位に表示してもよい。 【0054】 なお、該当国が1つもない場合、処理部160は、該当国がないことを示す文字列を含む候補画像を生成し、表示部190は、当該候補画像を表示してもよい。また、該当国が1つもない場合、処理部160は、初期値として設定されている該当国の言語でメニュー画像等を生成してもよい。 【0055】 また、プロジェクタ100は、図4に示す例では、電圧、時差の順番で検索しているが、検索順序は逆でもよく、電圧と時差を組み合わせた値を検索キーとして判定データ122を検索してもよい。 【0056】 また、プロジェクタ100は、判定データ122に各国で使用される電源110の周波数の値を含め、電源110の電圧と周波数を組み合わせて該当国を検索してもよい。 【0057】 また、上述した実施例では、取得部130は、電波時計970を用いて日時情報を取得したが、例えば、ネットワークを介して日時情報の提供装置から使用国の基準地点(例えば、首都等)の日時情報を取得してもよい。 【0058】 また、世界標準時はグリニッジ標準時には限定されず、種々の基準日時を採用可能である。 【0059】 また、上述した実施例では、プロジェクタ100は、国単位で処理を行ったが、国よりも小さい地域、都市等単位で処理を行ってもよい。 【0060】 また、該当国に応じた処理は、該当国の言語を用いたメニュー画像の生成には限定されず、例えば、ビデオ信号方式(例えば、NTSC、NTSC4.43、PAL、M−PAL、N−PAL、PAL60、SECAM等)の決定、OSD(On Screen Display)のデザイン、使用色の変更、ロゴマークの変更、画像の色合い、明るさ等の初期値の変更、無線LANの設定(使用する周波数の調整等)等であってもよい。 【0061】 また、図3に示す電圧、時差はそれぞれが1つの数値で表されているが、該当範囲を示すデータであってもよい。具体的には、例えば、電圧が95〜105等、時差が8〜10等であってもよい。 【0062】 また、電子機器は、プロジェクタ100には限定されず、例えば、TV、PC(Personal Computer)、液晶モニタ、携帯電話、ゲーム装置、PDA(Personal Digital Assistants)等の種々の言語でメニュー画像を表示する種々の機器が該当する。 【0063】 また、プロジェクタ100は、液晶プロジェクタには限定されず、例えば、米国テキサス・インスツルメンツ社が開発したDMD(Digital Micromirror Device)を用いたプロジェクタ、CRTプロジェクタ、有機ELを用いたプロジェクタ等であってもよい。 【図面の簡単な説明】 【0064】 【図1】本実施例におけるプロジェクタの機能ブロック図である。 【図2】本実施例におけるプロジェクタのハードウェアブロック図である。 【図3】本実施例における判定データのデータ構造を示す図である。 【図4】本実施例における使用国判定処理の流れを示すフローチャートである。 【図5】本実施例における候補画像の一例を示す図である。 【図6】本実施例における候補画像の他の一例を示す図である。 【符号の説明】 【0065】 100 プロジェクタ(電子機器)、110 電源、120 記憶部、130 取得部、140 計時部、150 判定部、160 処理部、190 表示部、300、302 候補画像、900 情報記憶媒体、970 電波時計
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002369 【氏名又は名称】セイコーエプソン株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月31日(2006.8.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090387 【弁理士】 【氏名又は名称】布施 行夫
【識別番号】100090398 【弁理士】 【氏名又は名称】大渕 美千栄
【識別番号】100101649 【弁理士】 【氏名又は名称】伊奈 達也
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| 【公開番号】 |
特開2008−60928(P2008−60928A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月13日(2008.3.13) |
| 【出願番号】 |
特願2006−235678(P2006−235678) |
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