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【発明の名称】 画像処理装置
【発明者】 【氏名】小川 公昭

【要約】 【課題】ヒータにおいて無駄に消費される電力を小さくすることができるようにする。

【構成】原稿を読み取り、画データを発生させる読取部と、前記画データを記録するための記録部と、印刷部と、複数枚の原稿が読み取られた後に、各原稿の画データを記録部から読み出して印刷データとし、印刷部に送る印刷処理手段とを有する。前記印刷部は印刷データを受信して印刷を行う。印刷処理手段は、複数枚の原稿が読み取られた後に、各原稿の画データを記録部から読み出して印刷データとし、該印刷データを印刷部に送り、印刷部は印刷データを受信して印刷を行うので、ヒータがオンにされる稼働時間を短くすることができ、1枚ずつ印刷を行う場合よりヒータの消費電力を小さくすることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)原稿を読み取り、画データを発生させる読取部と、
(b)前記画データを記録するための記録部と、
(c)印刷部と、
(d)複数枚の原稿が読み取られた後に、各原稿の画データを記録部から読み出して印刷データとし、印刷部に送る印刷処理手段とを有するとともに、
(e)前記印刷部は印刷データを受信して印刷を行うことを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
(a)印刷を待機させるための待機指示要素と、
(b)該待機指示要素によって印刷待ち状態が指示されたときに、印刷処理手段を印刷待ち状態に置く待機処理手段とを有する請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記印刷処理手段は、印刷開始指示要素によって印刷の開始が指示されたときに印刷を行う請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記印刷処理手段は、すべての原稿の読取りが終了したときに自動的に印刷を行う請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記読取部はフラットベットスキャナである請求項1に記載の画像処理装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、原稿を読み取る読取部を備えた画像処理装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置、複合機等の画像処理装置、例えば、複写装置においては、スキャナ及びプリンタが配設され、スキャナによってフラットベット上の原稿の画像が読み取られ、該画像について印刷が行われるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2001−83754号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、前記従来の複写装置においては、スキャナによる読取作業に時間がかかるので、プリンタにおいてヒータがオンにされる稼働時間が長くなり、ヒータにおいて無駄に消費される電力が大きくなってしまう。
【0004】
図2は従来の複写装置の動作を示すタイムチャートである。
【0005】
まず、フラットベットスキャナに1枚目の原稿がセットされ、画像が読み取られ、1枚目の印刷が行われ、フラットベットスキャナに2枚目の原稿がセットされ、画像が読み取られ、2枚目の印刷が行われ、フラットベットスキャナに3枚目の原稿がセットされ、画像が読み取られ、3枚目の印刷が行われる。このとき、波形Aで示されるように、ヒータにおいて、オンと待機とが繰り返されるが、ヒータの待機中に熱が放出されるので、2枚目以降にヒータがオンにされる時間がその分長くなる。したがって、ヒータの稼働時間が長くなり、ヒータにおいて無駄に消費される電力が大きくなってしまう。
【0006】
また、波形Bで示されるように、原稿の読取り及び印刷が行われている間、連続してヒータをオンにすることができる。この場合、ヒータの稼働時間が長くなり、ヒータにおいて無駄に消費される電力が大きくなってしまう。
【0007】
本発明は、前記従来の複写装置の問題点を解決して、ヒータにおいて無駄に消費される電力を小さくすることができる画像処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そのために、本発明の画像処理装置においては、原稿を読み取り、画データを発生させる読取部と、前記画データを記録するための記録部と、印刷部と、複数枚の原稿が読み取られた後に、各原稿の画データを記録部から読み出して印刷データとし、印刷部に送る印刷処理手段とを有する。
【0009】
そして、前記印刷部は印刷データを受信して印刷を行う。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、画像処理装置においては、原稿を読み取り、画データを発生させる読取部と、前記画データを記録するための記録部と、印刷部と、複数枚の原稿が読み取られた後に、各原稿の画データを記録部から読み出して印刷データとし、印刷部に送る印刷処理手段とを有する。
【0011】
そして、前記印刷部は印刷データを受信して印刷を行う。
【0012】
この場合、印刷処理手段は、複数枚の原稿が読み取られた後に、各原稿の画データを記録部から読み出して印刷データとし、該印刷データを印刷部に送り、印刷部は印刷データを受信して印刷を行うので、ヒータがオンにされる稼働時間を短くすることができ、1枚ずつ印刷を行う場合よりヒータの消費電力を小さくすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、画像処理装置としての複写装置について説明する。
【0014】
図1は本発明の第1の実施の形態における複写装置のブロック図、図3は本発明の第1の実施の形態における複写装置の斜視図である。
【0015】
図に示されるように、複写装置は、スキャナ10及びプリンタ20によって構成される。前記スキャナ10は、セットされた原稿を読み取り、読取データを生成し、該読取データを変換して画データとしてのビットイメージデータを発生させる読取部としてのフラットベットスキャナ11、前記ビットイメージデータを記録するための記録部としてのメモリ12、及び前記スキャナ10を操作するための操作部13を備える。そして、前記フラットベットスキャナ11はメモリ12に接続され、操作部13はフラットベットスキャナ11に接続される。なお、前記フラットベットスキャナ11は、画像読取装置を構成し、ガラス原稿台を備え、該ガラス原稿台に原稿をセットすると、CCD等の図示されない読取装置が移動し、原稿の画像を読み取る。
【0016】
また、プリンタ20は、前記操作部13からの指示を受けるとともに印刷の開始を指示する印刷指示部21、該印刷指示部21の指示に基づいてメモリ12からビットイメージデータを読み出し、画像処理を施し、印刷データとしてプリンタエンジン23に送る印刷処理手段としての印刷画像処理部22、及び前記印刷データを受け、前記ビットイメージデータの内容について印刷を行う印刷部としてのプリンタエンジン23を備える。そして、前記印刷画像処理部22は、スキャナ10のメモリ12及びプリンタエンジン23に接続される。
【0017】
本実施の形態において、該プリンタエンジン23は、電子写真式のプリンタから成る。そして、前記プリンタエンジン23において、像担持体としての図示されない感光体ドラムの表面を、帯電装置としての図示されない帯電ローラによって帯電させ、露光装置としての図示されないLEDヘッドによって露光して印刷データに応じた静電潜像を形成し、該静電潜像に現像器としての現像ローラ上で薄層化された現像剤としてのトナーが静電的に付着させられて現像剤像としてのトナー像が形成され、該トナー像を転写装置としての転写ローラによって媒体としての用紙に転写し、画像の形成、すなわち、印刷が行われるようになっている。また、転写後に前記感光体ドラム上に残留したトナーは、クリーニング装置としてのクリーニングブレ−ドによって除去される。
【0018】
そして、トナー像が転写された用紙は、定着装置としての定着器に送られ、該定着器においてトナー像が用紙に定着させられる。そのために、定着器は、加熱ローラ及び加圧ローラを備え、前記加熱ローラに加熱体としてのヒータが配設される。
【0019】
次に、前記操作部13について説明する。
【0020】
図4は本発明の第1の実施の形態における操作部を示す図である。
【0021】
図に示されるように、操作部13は、前記フラットベットスキャナ11による原稿の読取りが終了したときに、次の原稿をセットするかどうかを操作者に知らせたり、複写装置の設定情報、状態情報等の情報を表示したりする表示部としてのパネル31、プリンタ20による印刷を待機させるモードを指定するための待機指示要素としての印刷待ちボタン32、印刷の開始を指示する印刷開始指示要素としての印刷開始ボタン33、及び前記フラットベットスキャナ11にセットされた原稿の読取りを開始するための読取開始操作要素としてのコピーボタン34等を備える。
【0022】
前記印刷待ちボタン32が押下されると、プリンタ20による印刷を待機させるモードが指定され、前記フラットベットスキャナ11による原稿の読取りが行われたときには、読取り後に変換されたビットイメージデータについての印刷は行われることはなく、ビットイメージデータはメモリ12に記録される。複数枚の原稿の読取りが行われ、各原稿のビットイメージデータがそろったときには、印刷開始ボタン33が押下されると、印刷が開始される。
【0023】
次に、前記構成の複写装置の動作について説明する。
【0024】
図5は本発明の第1の実施の形態における複写装置の動作を示すフローチャートである。
【0025】
まず、操作者は、フラットベットスキャナ11に原稿をセットする。そして、ビットイメージデータをメモリ12に記録するかどうかを選択し、ビットイメージデータをメモリ12に記録せず、直ちに印刷を開始する場合、印刷開始ボタン33を押下する。該印刷開始ボタン33が押下されると、スキャナ10の図示されない読取制御部の通常処理手段は、通常処理を行い、通常のコピー動作を行う。前記読取制御部は、CPU、MPU等の演算装置から成る。
【0026】
すなわち、前記通常処理手段の指示に従って、フラットベットスキャナ11は、セットされた原稿を読み取り、読取データを変換してビットイメージデータを発生させ、メモリ12に記録する。また、プリンタ20は、メモリ12からビットイメージデータを読み出し、印刷データとしてプリンタエンジン23に送る。該プリンタエンジン23は印刷データを受信して、原稿の画像を印刷する。
【0027】
そして、複数枚の原稿について処理が行われる場合は、原稿の画像が1枚ずつ読み取られ、その都度印刷が行われる。
【0028】
また、ビットイメージデータをメモリ12に記録し、印刷を待機させる場合、操作者は印刷待ちボタン32を押下する。このとき、前記操作部13は、印刷指示部21に印刷待ち状態を指示し、プリンタ20の図示されない印刷制御部の待機処理手段は、待機処理を行い、印刷画像処理部22及びプリンタエンジン23を印刷待ち状態に置く。前記印刷制御部は、CPU、MPU等の演算装置から成る。
【0029】
そして、操作者が、操作部13のコピーボタン34を押下すると、前記読取制御部の読取処理手段は、読取処理を行う。前記読取処理手段の指示に従って、フラットベットスキャナ11は、セットされた原稿を読み取り、読取データをビットイメージデータに変換し、メモリ12に記録する。
【0030】
続いて、1回の読取りが終了すると、前記読取制御部の表示処理手段は、表示処理を行い、パネル31に次の原稿をセットするように操作者に指示するメッセージを表示する。次の原稿がある場合、操作者は、既に読み取られた原稿をフラットベットスキャナ11から取り除き、次の原稿をフラットベットスキャナ11にセットし、次の読取りを開始するために、コピーボタン34を押下する。
【0031】
なお、印刷待ちボタン32が押下されてから印刷開始ボタン33が押下されるまで繰り返された同一処理による各ビットイメージデータは、互いに関連づけられてメモリ12に記録される。
【0032】
最終の原稿が読み取られた後、操作者が操作部13の印刷開始ボタン33を押下すると、前記操作部13は印刷指示部21に印刷の開始を指示する。
【0033】
印刷の開始が指示されると、前記印刷画像処理部22は、印刷処理を行い、メモリ12から関連するビットイメージデータを読み出して印刷データとし、プリンタエンジン23に印刷データを送る。
【0034】
続いて、前記印刷画像処理部22は、前記プリンタエンジン23に指示を送り、該プリンタエンジン23は、印刷データを処理し、印刷を開始する。このとき、印刷画像処理部22は、印刷データがモノクロであるかカラーであるかを判断し、媒体としての用紙の厚さを判断し、プリンタエンジン23の図示されないヒータをオンにするとともに、ヒータの温度を設定し、印刷を開始する。
【0035】
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 操作者はフラットベットスキャナ11に原稿をセットする。
ステップS2 複写装置は印刷開始ボタン33が押下されたかどうかを判断する。印刷開始ボタン33が押下された場合はステップS3に、印刷開始ボタン33が押下されていない場合はステップS4に進む。
ステップS3 通常処理を行い、処理を終了する。
ステップS4 印刷待ちボタン32の押下によって印刷待ち状態に置く。
ステップS5 コピーボタン34の押下によってフラットベットスキャナ11による読取りを行う。
ステップS6 次の原稿をセットするように指示する。例えば、「次の原稿をセットし、コピーボタンを押下して下さい。終了の場合、印刷開始ボタンを押下して下さい」と表示する。
ステップS7 操作者は最終の原稿の読取りが行われたかどうかを判断する。最終の原稿の読取りが行われた場合はステップS9に、行われていない場合はステップS8に進む。
ステップS8 次の原稿をフラットベットスキャナ11にセットし、ステップS5に戻る。
ステップS9 印刷開始ボタン33を押下する。
ステップS10 印刷を開始し、処理を終了する。
【0036】
図6は本発明の第1の実施の形態における複写装置の動作を示すタイムチャートである。
【0037】
この場合、例えば、3枚の原稿をコピーする場合、1枚目の原稿がセットされて印刷待ちボタン32が押下され、コピーボタン34が押下されると、原稿が読み取られ、2枚目の原稿がセットされ、コピーボタン34が押下されると、原稿が読み取られ、最終の原稿がセットされ、コピーボタン34が押下されると、原稿が読み取られる。そして、印刷開始ボタン33が押下されると、読み取られた原稿についてまとめて印刷が行われるので、ヒータがオンにされる稼働時間を短くすることができる。
【0038】
このように、本実施の形態においては、読取開始前に印刷待ちボタン32を押下すると、すべての原稿について読取りが行われ、読取りが終了してから印刷開始ボタン33を押下すると、印刷が開始されるので、ヒータがオンにされる稼働時間を短くすることができ、1枚ずつ印刷を行う場合よりヒータの消費電力を小さくすることができる。したがって、自動的に連続して読み取る装置(ADF)を通すことができない本等を原稿として読み取る場合に、連続して読取りだけを行うことができるので、操作を簡素化することができる。
【0039】
なお、本実施の形態においては、待機指示要素として印刷待ちボタン32を配設するようになっているが、メニューに待機指示要素として印刷待ちオン/オフの項目を設け、操作者が操作部13を操作して印刷待ちオン/オフの項目を選択するようにしてもよい。なお、その場合、印刷待ちボタン33は不要となる。
【0040】
また、本実施の形態においては、最終の原稿を読み取った後、印刷開始ボタン33を押下するようになっているが、最終の原稿をセットした後、印刷開始ボタン33を押下して原稿をスキャンし、印刷を開始することによって、印刷のスループットを高くすることができる。
【0041】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
【0042】
図7は本発明の第2の実施の形態における複写装置のブロック図である。
【0043】
この場合、スキャナ10に情報入力部14が配設され、該情報入力部14は、操作部13の後述されるテンキーを操作することによって入力された原稿の枚数である読取枚数の情報を管理し、読取枚数が0(零) になると印刷指示部21に印刷開始を指示する。前記情報入力部14は、フラットベットスキャナ11に接続され、読取枚数の情報を有し、フラットベットスキャナ11が1枚の読取りを開始するごとに読取枚数をデクリメント(−1)する。
【0044】
図8は本発明の第2の実施の形態における操作部を示す図である。
【0045】
この場合、操作部13に、前記第1の実施の形態における印刷待ちボタン32及び印刷開始ボタン33は配設されず、コピーを開始する前にフラットベットスキャナ11によって画像を読み取ったときに発生させられたビットイメージデータをメモリ12に記録する機能を表示させるための機能表示要素としてのメニューボタン35、前記機能の選択を確定する機能選択要素としての選択ボタン36、及び読取枚数を入力するための読取枚数指定要素としてのテンキー37が配設される。
【0046】
次に、前記構成の複写装置の動作について説明する。
【0047】
図9は本発明の第2の実施の形態における複写装置の動作を示すフローチャート、図10は本発明の第2の実施の形態におけるメニューの表示例を示す図である。
【0048】
まず、操作者は、フラットベットスキャナ11に原稿をセットする。そして、操作者はビットイメージデータをメモリ12に記録するかどうかを決定し、ビットイメージデータをメモリ12に記録せず、直ちに印刷を開始する場合、前記読取制御部の通常処理手段は、通常処理を行い、自動的に通常のコピー動作を行う。
【0049】
すなわち、前記通常処理手段の指示に従って、フラットベットスキャナ11は、コピーボタン34の指示に従ってセットされた原稿を読み取り、読取データを変換してビットイメージデータを発生させ、メモリ12に記録する。また、プリンタ20は、メモリ12からビットイメージデータを読み出し、印刷データとしてプリンタエンジン23に送る。該プリンタエンジン23は印刷データを受信して、原稿の画像を印刷する。
【0050】
そして、複数枚の原稿について処理が行われる場合は、原稿の画像が1枚ずつ読み取られ、その都度印刷が行われる。
【0051】
また、ビットイメージデータをメモリ12に記録し、印刷を待機させる場合、操作者が操作部13のメニューボタン35を押下すると、前記読取制御部の表示処理手段は、表示処理を行い、メニューを表示し、メニューの機能を選択するように操作者に指示する。続いて、操作者が、操作部13を操作して、選択ボタン36を押下して図示されない読取データ記憶機能を選択すると、前記表示処理手段は、パネル31に読取枚数を入力するように、「Read枚数を入力して下さい」等のメッセージを表示する。
【0052】
そして、操作者が、テンキー37を操作して読取枚数を入力し、例えば、“1”、“0”を押下して“10”枚を指定すると、前記操作部13が印刷指示部21に印刷待ち状態を指示し、前記印刷制御部の待機処理手段は、待機処理を行い、プリンタ20を印刷待ち状態に置く。これに伴って、操作部13は、情報入力部14に読取枚数の情報を送る。
【0053】
続いて、操作者が、操作部13のコピーボタン34を押下すると、前記読取制御部の読取処理手段は、読取処理を行う。そして、前記読取処理手段の指示に従って、フラットベットスキャナ11は、セットされた原稿を読み取り、読取データを変換してビットイメージデータを発生させ、メモリ12に記録する。
【0054】
それに伴って、前記読取処理手段の指示に従って、フラットベットスキャナ11から読取りが開始されたことが情報入力部14に伝えられる。そして、前記読取処理手段は、情報入力部14に記録されていた読取枚数をデクリメントする。なお、本実施の形態においては、コピーボタン34が押下され、読取りが開始されると、読取枚数がデクリメントされるようになっているが、コピーボタン34が押下され、読取りが終了すると、読取枚数がデクリメントされるようにすることができる。
【0055】
そして、情報入力部14の読取枚数が0でない場合、表示処理手段は、操作部13のパネル31に次の原稿をセットするように指示するメッセージ、例えば、「次の原稿をセットしてください」等を表示し、操作者は既に読み取られた原稿をフラットベットスキャナ11から取り除き、次の原稿をフラットベットスキャナ11にセットし、次のコピーを開始する。
【0056】
最終の原稿が読み取られた後、情報入力部14に記録された読取枚数は0になるので、情報入力部14は印刷指示部21にその旨を伝える。
【0057】
続いて、該印刷指示部21は、印刷画像処理部22に印刷開始の指示を送り、該印刷画像処理部22は、印刷処理を行い、印刷開始が指示されると、メモリ12内のビットイメージデータを読み出して、印刷データとし、プリンタエンジン23に印刷データを送る。
【0058】
そして、前記印刷画像処理部22は、前記プリンタエンジン23に指示を送り、該プリンタエンジン23は、印刷データを処理し、印刷を開始する。このとき、印刷画像処理部22は、印刷データがモノクロであるかカラーであるかを判断し、媒体としての用紙の厚さを判断し、プリンタエンジン23の図示されないヒータをオンにするとともに、ヒータの温度を設定し、印刷を開始する。
【0059】
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS11 操作者はフラットベットスキャナ11に原稿をセットする。
ステップS12 操作者はビットイメージデータを記録するかどうかを判断する。ビットイメージデータを記録する場合はステップS14に、記録しない場合はステップS13に進む。
ステップS13 操作者によるコピーボタン34の押下により通常処理を行い、処理を終了する。
ステップS14 メニューボタン35の押下によってメニューを表示する。
ステップS15 機能を選択するように指示する。図10に示されるようなメニューにおいて、「*を移動後、選択ボタンを押下して下さい」のような指示がされる。
ステップS16 選択ボタン36の押下によって機能を確定する。
ステップS17 読取枚数を入力するように指示する。
ステップS18 テンキー37によって読取枚数を入力する。
ステップS19 コピーボタン34の押下によってフラットベットスキャナ11による読取りを開始する。
ステップS20 情報入力部14の読取枚数が0であるかどうかを判断する。情報入力部14の読取枚数が0である場合はステップS23に、読取枚数が0でない場合はステップS21に進む。
ステップS21 次の原稿をセットするように指示する。
ステップS22 次の原稿をフラットベットスキャナ11にセットし、ステップS19に戻る。
ステップS23 印刷を開始し、処理を終了する。
【0060】
図11は本発明の第2の実施の形態における複写装置の動作を示すタイムチャートである。
【0061】
例えば、3枚の原稿をコピーする場合、1枚目の原稿がセットされてメニューボタン35が押下されると、メモリ12に記録される機能がパネル31に表示され、続いて、選択ボタン36が押下されて、機能が選択され、テンキー37によって読取枚数が入力されると、情報入力部14に読取枚数が“3”として記録される。
【0062】
そして、1枚目の原稿が読み取られ、これに伴って、情報入力部14の読取枚数がデクリメントされて“2”となり、続いて、2枚目の原稿がセットされ、読み取られ、これに伴って、情報入力部14の読取枚数がデクリメントされて“1”となる。最後に、最終の原稿がセットされ、読み取られ、情報入力部14の読取枚数がデクリメントされて“0”になると、続いて、読み取られた原稿についてまとめて印刷が行われる。したがって、ヒータがオンにされる稼働時間を短くすることができる。
【0063】
このように、本実施の形態においては、読取開始前にメニューボタン35を押下すると、メモリ12に記録される機能がパネル31に表示され、選択ボタン36を押下すると、メモリ12に記録される機能が確定され、読取枚数を入力するように指示するメッセージがパネル31に表示される。続いて、テンキー37によって読取枚数が入力されると、読取りが開始される。そして、最終の原稿について読取りが行われて、読取りが終了すると、印刷が開始されるので、ヒータがオンにされる稼働時間を短くすることができ、1枚ずつ印刷を行う場合よりヒータの消費電力を小さくすることができる。
【0064】
また、前記第1の実施の形態においては、最終の原稿が読み取られた後に印刷開始ボタン33を押下すると、ヒータがオンにされるのに対して、本実施の形態においては、最終の原稿が読み取られると、自動的にヒータがオンにされるので、操作者の操作遅れによる印刷の遅れ、ボタンの押し忘れ等を防止することができる。なお、最終原稿の読取りを開始したときに印刷準備を開始することもできる。
【0065】
前記各実施の形態においては、複写装置に適用した例について説明したが、本発明を、MFP、ファクシミリ、フラットベットスキャナ及びプリンタをネットワークを介して接続した複合システムにも適用することができる。
【0066】
なお、本発明は前記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】本発明の第1の実施の形態における複写装置のブロック図である。
【図2】従来の複写装置の動作を示すタイムチャートである。
【図3】本発明の第1の実施の形態における複写装置の斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における操作部を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における複写装置の動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施の形態における複写装置の動作を示すタイムチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態における複写装置のブロック図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態における操作部を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態における複写装置の動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2の実施の形態におけるメニューの表示例を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態における複写装置の動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
【0068】
10 スキャナ
11 フラットベットスキャナ
12 メモリ
20 プリンタ
22 印刷画像処理部
23 プリンタエンジン
【出願人】 【識別番号】591044164
【氏名又は名称】株式会社沖データ
【出願日】 平成18年8月31日(2006.8.31)
【代理人】 【識別番号】100096426
【弁理士】
【氏名又は名称】川合 誠

【識別番号】100089635
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 守

【識別番号】100116207
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 俊明


【公開番号】 特開2008−60923(P2008−60923A)
【公開日】 平成20年3月13日(2008.3.13)
【出願番号】 特願2006−235619(P2006−235619)