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【発明の名称】 撮像装置及びそのプログラム
【発明者】 【氏名】峯尾 茂樹

【氏名】細田 潤

【要約】 【課題】画像の整理、分類の効率を良くすることができる撮像装置及びそのプログラムを実現する。

【構成】画像整理モードに設定されると、フラッシュメモリ14に記録されている撮影画像ファイルのうち、整理済みでない撮影画像ファイルの撮影画像データを順次整理対象画像として表示させていき、ユーザが整理を実行させるか否かの選択を行い、該選択に従って整理を実行する。この整理済みであるか否かの判断としては、撮影画像ファイルの撮影画像データが既に整理対象画像として表示されたか、該撮影画像データの画像サイズが基準サイズ以上か又は該撮影画像データのズーム倍率が基準倍率以下か否かにより整理済みであるか否かを判断する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被写体を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段により得られた画像データを記録手段に記録する記録制御手段と、
前記記録手段に記録されている画像データに対して整理済みでない画像データか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により整理済みでない画像データと判断された画像データを整理対象画像として表示させる表示制御手段と、
前記表示制御手段により整理対象画像として表示された画像データに対して整理を実行する整理実行手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
前記判断手段は、
前記記録手段に記録されている画像データの画像サイズが基準サイズより大きいか否かの条件を判定する手段を含み、大きいと判定された画像データは整理済みでない画像データと判断することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項3】
前記判断手段は、
前記記録手段に記録されている画像データのズーム倍率が所定倍率より小さいか否かの条件を判定する手段を含み、小さいと判定された画像データは整理済みでない画像データと判断することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項4】
被写体に対してズームを行なうズーム手段を備え、
前記記録制御手段は、
前記ズーム手段によりズームが行なわれた場合は、前記撮像手段により得られた画像データと、該ズームに基づくズーム倍率とを関連付けて記録し、
前記判断手段は、
画像データに関連付けられて記録されているズーム倍率に基づいて、該ズーム倍率が所定倍率より小さいか否かの条件を判定することを特徴とすることを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
【請求項5】
前記判断手段は、
前記記録手段に記録されている画像データが前記表示制御手段により整理対象画像として未だ表示されていないか否かの条件を判定する手段を含み、未だ表示されていないと判定された画像データは整理済みでない画像データと判断することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項6】
前記判断手段は、
画像サイズが基準サイズより大きいか否かの条件、画像データのズーム倍率が所定倍率より小さいか否かの条件、整理対象画像として未だ表示されていないか否かの条件のうち、少なくとも2つ以上の条件を判定して、整理済みでないか否かを判断することを特徴とする請求項2乃至5の何れかに記載の撮像装置。
【請求項7】
前記基準サイズとなる画像サイズ、又は/及び、前記基準倍率となるズーム倍率をユーザが指定するための指定手段を備え、
前記判断手段は、
前記指定手段により指定された画像サイズ、又は/及び、ズーム倍率を、基準サイズ、基準倍率として判定することを特徴とする請求項2乃至6の何れかに記載の撮像装置。
【請求項8】
前記整理実行手段は、
前記表示制御手段により整理対象画像として表示された画像データの画像サイズをリサイズ、又は、該画像データをトリミング、又は、該画像データを削除することにより、整理を実行することを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の撮像装置。
【請求項9】
被写体を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段により得られた画像データを記録手段に記録する記録制御手段と、
前記記録手段に記録されている画像データに対して分類済みでないか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により分類済みでないと判断された画像データを分類対象画像として表示させる表示制御手段と、
前記表示制御手段により分類対象画像として表示された画像データに対して分類を実行する分類実行手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。
【請求項10】
前記記録手段に記録されている画像データがユーザにより選択されたフォルダの中に記録されているか否かを判定し、ユーザにより選択されたフォルダの中に記録されていないと判定された画像データは分類済みでないと判断することを特徴とする請求項9記載の撮像装置。
【請求項11】
記録先のフォルダを指定するフォルダ指定手段を備え、
前記記録制御手段は、
前記フォルダ指定手段によりフォルダが指定された場合は、該指定されたフォルダに前記撮像手段により得られた画像データを記録することを特徴とする請求項9又は10記載の撮像装置。
【請求項12】
前記判断手段は、
前記記録手段に記録されている画像データが前記表示制御手段により分類対象画像として未だ表示されていないか否かの条件を判定し、未だ表示されていないと判定された画像データは分類済みでないと判断することを特徴とする請求項9記載の撮像装置。
【請求項13】
前記判断手段は、
ユーザによって選択されたフォルダの中に記録されていないと判定され、且つ、未だ分類対象画像として表示されていないと判定された画像データは分類済みでないと判断することを特徴とする請求項10乃至12の何れかに記載の撮像装置。
【請求項14】
前記分類実行手段は、
前記記録手段の何れかのフォルダに画像データを記録することにより分類を実行することを特徴とする請求項9乃至13の何れかに記載の撮像装置。
【請求項15】
前記表示制御手段により整理対象画像又は分類対象画像として表示された画像データ毎に、ユーザが整理又は分類を実行するか否かの選択するための選択手段を備え、
前記整理実行手段又は前記分類実行手段は、
前記選択手段により整理又は分類を実行すると選択された場合は、前記表示制御手段により整理対象画像又は分類対象画像として現在表示されている画像データに対して整理又は分類を実行することを特徴とする請求項1乃至14の何れかに記載の撮像装置。
【請求項16】
前記表示制御手段は、
前記判断手段により整理又は分類済みでない画像データと判断された全ての画像データを整理対象画像又は分類対象画像として順番に表示させていき、
前記整理実行手段及び前記分類実行手段は、
前記表示制御手段により整理対象画像又は分類対象画像として順番に表示された画像データに対して整理又は分類を実行していくことを特徴とする請求項1乃至15の何れかに記載の撮像装置。
【請求項17】
画像整理又は画像分類を行なうタイミングの条件を設定する整理/分類タイミング条件設定手段と、
前記整理/分類タイミング条件設定手段により設定された条件に基づいて、整理タイミング又は分類タイミングが到来したか否かを判断するタイミング判断手段と、
前記タイミング判断手段により、整理タイミング又は分類タイミングが到来したと判断された場合は、その旨を報知する報知手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1乃至16の何れかに記載の撮像装置。
【請求項18】
前記整理/分類タイミング条件設定手段は、
前記記録媒体の空き容量が所定容量より小さくなったかの条件、前記記録制御手段により画像データが記録されてから所定枚数に達したかの条件、前記記録制御手段により画像データが記録されてから所定時間経過したかの条件のうち、少なくとも1つの以上の条件であることを特徴とする請求項17記載の撮像装置。
【請求項19】
被写体を撮像する撮像処理と、
前記撮像処理により得られた画像データを記録媒体に記録する記録処理と、
前記記録媒体に記録されている画像データに対して整理済みでない画像データか否かを判断する判断処理と、
前記判断処理により整理済みでない画像データと判断された画像データを整理対象画像として表示させる表示処理と、
前記表示処理により整理対象画像として表示された画像データに対して整理を実行する整理実行処理と、
を含み、上記各処理をコンピュータで実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項20】
被写体を撮像する撮像処理と、
前記撮像処理により得られた画像データを記録媒体に記録する記録処理と、
前記記録媒体に記録されている画像データに対して分類済みでないか否かを判断する判断処理と、
前記判断処理により分類済みでないと判断された画像データを分類対象画像として表示させる表示処理と、
前記表示処理により分類対象画像として表示された画像データに対して分類を実行する分類実行処理と、
を含み、上記各処理をコンピュータで実行させることを特徴とするプログラム。

【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置及びそのプログラムに係り、詳しくは、画像を整理、分類することができる撮像装置及びそのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来は、撮像装置、例えば、デジタルカメラにおいては、撮影する度に、撮影画像サイズやズーム倍率の変更操作を行なうのは面倒であるので、予め、最大の撮影画像サイズで撮影し、後で撮影された画像データの整理(リサイズやトリミング等)を行なっていた。つまり、撮影した画像データを後で再生表示して、該再生表示した画像データの整理を行なっていた(特許文献1)。
また、撮影する度に記録するフォルダを指定するのは面倒なので、後でユーザが撮影した画像データを分類していた。
【0003】
【特許文献1】公開特許公報 特開2002−281269
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記技術によれば、撮影した画像データを一枚一枚再生表示させていって、画像の整理や分類を行なわなければならず面倒であり効率が悪かった。
また、整理等を行なった画像データであるかどうかわからないので、既に整理等を行なった画像データを整理するために再び再生表示してしまうという可能性があり、労力、時間の無駄があり効率が悪かった。
【0005】
そこで本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであり、画像の整理、分類の効率を良くすることができる撮像装置及びそのプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的達成のため、請求項1記載の発明による撮像装置は、被写体を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段により得られた画像データを記録手段に記録する記録制御手段と、
前記記録手段に記録されている画像データに対して整理済みでない画像データか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により整理済みでない画像データと判断された画像データを整理対象画像として表示させる表示制御手段と、
前記表示制御手段により整理対象画像として表示された画像データに対して整理を実行する整理実行手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、例えば、請求項2に記載されているように、前記判断手段は、
前記記録手段に記録されている画像データの画像サイズが基準サイズより大きいか否かの条件を判定する手段を含み、大きいと判定された画像データは整理済みでない画像データと判断するようにしてもよい。
【0008】
また、例えば、請求項3に記載されているように、前記判断手段は、
前記記録手段に記録されている画像データのズーム倍率が所定倍率より小さいか否かの条件を判定する手段を含み、小さいと判定された画像データは整理済みでない画像データと判断するようにしてもよい。
【0009】
また、例えば、請求項4に記載されているように、被写体に対してズームを行なうズーム手段を備え、
前記記録制御手段は、
前記ズーム手段によりズームが行なわれた場合は、前記撮像手段により得られた画像データと、該ズームに基づくズーム倍率とを関連付けて記録し、
前記判断手段は、
画像データに関連付けられて記録されているズーム倍率に基づいて、該ズーム倍率が所定倍率より小さいか否かの条件を判定するようにしてもよい。
【0010】
また、例えば、請求項5に記載されているように、前記判断手段は、
前記記録手段に記録されている画像データが前記表示制御手段により整理対象画像として未だ表示されていないか否かの条件を判定する手段を含み、未だ表示されていないと判定された画像データは整理済みでない画像データと判断するようにしてもよい。
【0011】
また、例えば、請求項6に記載されているように、前記判断手段は、
画像サイズが基準サイズより大きいか否かの条件、画像データのズーム倍率が所定倍率より小さいか否かの条件、整理対象画像として未だ表示されていないか否かの条件のうち、少なくとも2つ以上の条件を判定して、整理済みでないか否かを判断するようにしてもよい。
【0012】
また、例えば、請求項7に記載されているように、前記基準サイズとなる画像サイズ、又は/及び、前記基準倍率となるズーム倍率をユーザが指定するための指定手段を備え、
前記判断手段は、
前記指定手段により指定された画像サイズ、又は/及び、ズーム倍率を、基準サイズ、基準倍率として判定するようにしてもよい。
【0013】
また、例えば、請求項8に記載されているように、前記整理実行手段は、
前記表示制御手段により整理対象画像として表示された画像データの画像サイズをリサイズ、又は、該画像データをトリミング、又は、該画像データを削除することにより、整理を実行するようにしてもよい。
【0014】
上記目的達成のため、請求項9記載の発明による撮像装置は、被写体を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段により得られた画像データを記録手段に記録する記録制御手段と、
前記記録手段に記録されている画像データに対して分類済みでないか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により分類済みでないと判断された画像データを分類対象画像として表示させる表示制御手段と、
前記表示制御手段により分類対象画像として表示された画像データに対して分類を実行する分類実行手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0015】
また、例えば、請求項10に記載されているように、前記記録手段に記録されている画像データがユーザにより選択されたフォルダの中に記録されているか否かを判定し、ユーザにより選択されたフォルダの中に記録されていないと判定された画像データは分類済みでないと判断するようにしてもよい。
【0016】
また、例えば、請求項11に記載されているように、記録先のフォルダを指定するフォルダ指定手段を備え、
前記記録制御手段は、
前記フォルダ指定手段によりフォルダが指定された場合は、該指定されたフォルダに前記撮像手段により得られた画像データを記録するようにしてもよい。
【0017】
また、例えば、請求項12に記載されているように、前記判断手段は、
前記記録手段に記録されている画像データが前記表示制御手段により分類対象画像として未だ表示されていないか否かの条件を判定し、未だ表示されていないと判定された画像データは分類済みでないと判断するようにしてもよい。
【0018】
また、例えば、請求項13に記載されているように、前記判断手段は、
ユーザによって選択されたフォルダの中に記録されていないと判定され、且つ、未だ分類対象画像として表示されていないと判定された画像データは分類済みでないと判断するようにしてもよい。
【0019】
また、例えば、請求項14に記載されているように、前記分類実行手段は、
前記記録手段の何れかのフォルダに画像データを記録することにより分類を実行するようにしてもよい。
【0020】
また、例えば、請求項15に記載されているように、前記表示制御手段により整理対象画像又は分類対象画像として表示された画像データ毎に、ユーザが整理又は分類を実行するか否かの選択するための選択手段を備え、
前記整理実行手段又は前記分類実行手段は、
前記選択手段により整理又は分類を実行すると選択された場合は、前記表示制御手段により整理対象画像又は分類対象画像として現在表示されている画像データに対して整理又は分類を実行するようにしてもよい。
【0021】
また、例えば、請求項16に記載されているように、前記表示制御手段は、
前記判断手段により整理又は分類済みでない画像データと判断された全ての画像データを整理対象画像又は分類対象画像として順番に表示させていき、
前記整理実行手段及び前記分類実行手段は、
前記表示制御手段により整理対象画像又は分類対象画像として順番に表示された画像データに対して整理又は分類を実行していくようにしてもよい。
【0022】
また、例えば、請求項17に記載されているように、画像整理又は画像分類を行なうタイミングの条件を設定する整理/分類タイミング条件設定手段と、
前記整理/分類タイミング条件設定手段により設定された条件に基づいて、整理タイミング又は分類タイミングが到来したか否かを判断するタイミング判断手段と、
前記タイミング判断手段により、整理タイミング又は分類タイミングが到来したと判断された場合は、その旨を報知する報知手段と、
を備えるようにしてもよい。
【0023】
また、例えば、請求項18に記載されているように、前記整理/分類タイミング条件設定手段は、
前記記録媒体の空き容量が所定容量より小さくなったかの条件、前記記録制御手段により画像データが記録されてから所定枚数に達したかの条件、前記記録制御手段により画像データが記録されてから所定時間経過したかの条件のうち、少なくとも1つの以上の条件であるようにしてもよい。
【0024】
上記目的達成のため、請求項19記載の発明によるプログラムは、被写体を撮像する撮像処理と、
前記撮像処理により得られた画像データを記録媒体に記録する記録処理と、
前記記録媒体に記録されている画像データに対して整理済みでない画像データか否かを判断する判断処理と、
前記判断処理により整理済みでない画像データと判断された画像データを整理対象画像として表示させる表示処理と、
前記表示処理により整理対象画像として表示された画像データに対して整理を実行する整理実行処理と、
を含み、上記各処理をコンピュータで実行させることを特徴とする。
【0025】
上記目的達成のため、請求項20記載の発明によるプログラムは、被写体を撮像する撮像処理と、
前記撮像処理により得られた画像データを記録媒体に記録する記録処理と、
前記記録媒体に記録されている画像データに対して分類済みでないか否かを判断する判断処理と、
前記判断処理により分類済みでないと判断された画像データを分類対象画像として表示させる表示処理と、
前記表示処理により分類対象画像として表示された画像データに対して分類を実行する分類実行処理と、
を含み、上記各処理をコンピュータで実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0026】
本発明によれば、記録媒体に記録された画像データに対して、整理済み又は分類済みでない画像データか否かを判断し、整理済みでない又は分類済みでないと判断された画像データを整理対象画像又は分類対象画像として表示させるので、整理済み又は分類済みの画像データを整理対象画像又は分類対象画像として表示させることが無く、画像整理、画像分類の効率がよくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、本実施の形態について、本発明の撮像装置をデジタルカメラに適用した一例として図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
A.デジタルカメラの構成
図1は、本発明の撮像装置を実現するデジタルカメラ1の電気的な概略構成を示すブロック図である。
デジタルカメラ1は、撮影レンズ2、レンズ駆動ブロック3、絞り4、CCD5、ドライバ6、TG(timing generator)7、ユニット回路8、画像生成部9、CPU10、キー入力部11、メモリ12、DRAM13、フラッシュメモリ14、画像表示部15、バス16から構成されている。
【0028】
撮影レンズ2は、図示しないフォーカスレンズ、ズームレンズを含み、レンズ駆動ブロック3が接続されている。レンズ駆動ブロック3は、図示しないフォーカスレンズ、ズームレンズをそれぞれ光軸方向に駆動させるフォーカスモータ、ズームモータと、CPU10からの制御信号にしたがってフォーカスモータ、ズームモータをそれぞれ光軸方向に駆動させるフォーカスモータドライバ、ズームモータドライバから構成されている。
【0029】
絞り4は、図示しない駆動回路を含み、駆動回路はCPU10から送られてくる制御信号にしたがって絞り4を動作させる。
絞りとは、撮影レンズ2から入ってくる光の量を制御する機構のことをいう。
【0030】
CCD5は、ドライバ6によって駆動され、一定周期毎に被写体像のRGB値の各色の光の強さを光電変換して撮像信号としてユニット回路8に出力する。このドライバ6、ユニット回路8の動作タイミングはTG7を介してCPU10により制御される。なお、CCD5はベイヤー配列の色フィルターを有しており、電子シャッタとしての機能も有する。この電子シャッタのシャッタ速度は、ドライバ6、TG7を介してCPU10によって制御される。
なお、このCCD5は、600万の画素数を有し、全画素読出しで読み出された画像データの画像サイズを2816×2112ピクセル(ドット)とする。
【0031】
ユニット回路8は、CCD5から出力される撮像信号を相関二重サンプリングして保持するCDS(Correlated Double Sampling)回路、そのサンプリング後の撮像信号の自動利得調整を行うAGC(Automatic Gain Control)回路、その自動利得調整後のアナログの撮像信号をデジタル信号に変換するA/D変換器から構成されており、CCD5の撮像信号は、ユニット回路8を経てデジタル信号として画像生成部9に送られる。
【0032】
画像生成部9は、ユニット回路8から送られてきた画像データに対してγ補正処理、ホワイトバランス処理などの処理を施すとともに、輝度色差信号(YUVデータ)を生成し、該生成された輝度色差信号の画像データはCPU10に送られる。つまり、画像生成部9は、CCD5から出力された画像データに対して画像処理を施す。
【0033】
CPU10は、画像生成部9から送られてきた画像データの圧縮・伸張(例えば、JPEG形式、MPEG形式の圧縮・伸張)処理、撮影処理、再生処理などを行う機能を有するとともに、デジタルカメラ1の各部を制御するワンチップマイコンである。
特にCPU10は、後述する整理タイミング条件の設定、整理タイミング条件が成立したか否かの判断及び成立した場合の報知、整理対象画像であるかの判断及び整理対象画像の表示、リサイズ、トリミング、削除等の画像整理の実行を行なう機能を有する。
【0034】
キー入力部11は、電源On/Offキー、シャッタボタン、モード切替キー、ズームキー(「T」キー、「W」キー)、メニューキー、十字キー、SETキー、実行ボタン、キャンセルボタン等の複数の操作キーを含み、ユーザのキー操作に応じた操作信号をCPU10に出力する。
メモリ12には、CPU10によるデジタルカメラ1の各部の制御に必要なプログラム、及び各部の制御に必要なデータが記録されており、CPU10は、このプログラムにしたがって各処理を行う。
【0035】
DRAM13は、CCD5によって撮像された後、CPU10に送られてきた画像データを一時記憶するバッファメモリとして使用されるとともに、CPU10のワーキングメモリとして使用される。
フラッシュメモリ14は、CCD5によって撮像され、CPU10によって圧縮された画像データなどを保存しておく記録媒体である。
【0036】
画像表示部15は、カラーLCDとその駆動回路を含み、撮影待機状態や動画撮影時にあるときには、CCD5によって撮像された被写体をスルー画像として表示させ、画像再生状態にあるときはフラッシュメモリ14に記録された画像データを表示させる。また、各種モードに対応する画面も表示させる。
【0037】
B.デジタルカメラ1の動作
第1の実施の形態におけるデジタルカメラ1の動作を、主に画像整理のタイミングを報知する動作と、画像撮影及び画像整理の動作とに分けて説明する。
【0038】
B−1.画像整理のタイミングを報知する動作について
まず、画像整理のタイミングを報知する動作を図2のフローチャートに従って説明する。
【0039】
ユーザのキー入力部11の電源On/Offキーの操作により、デジタルカメラ1の電源がオンされると、CPU10は、ユーザによって設定された整理タイミング条件が成立したか否かの判定を行なう(図2のステップS1)。ここで、ユーザによって設定された整理タイミング条件としては、例えば、フラッシュメモリ14の空き容量が所定容量より少なくなったか、撮影された画像データの撮影枚数が直近の画像整理モード設定時から所定枚数(例えば、50枚)に達したか、直近の画像整理モード設定後最初に撮影した時刻から所定時間(例えば、一週間)が経過したか、といったものがある。この整理タイミング条件の設定については後で説明する。
【0040】
次いで、CPU10は、ステップS1での判定に基づいて、整理タイミング条件が成立したか否かを判断する(ステップS2)。ここでは、整理タイミング条件として直近の画像整理モード設定後最初に撮影した時刻から所定時間が経過したか、が設定されているものとすると、ユーザのキー入力部11のモード切替キーの操作により直近に設定された画像整理モードの後、撮影モードにおいて最初に撮影された時刻から所定時間が経過したか否かにより判断する。
【0041】
ステップS2で、整理タイミング条件が成立したと判断すると、CPU10は整理タイミングが到来した旨をユーザに報知して(ステップS3)、ステップS4に進む。このユーザに対する報知の方法としては、画像表示部15に整理タイミングが到来した旨を報知させるようにする。なお、デジタルカメラ1にスピーカを設け、音(音声も含む)によって整理タイミングが到来した旨を報知するようにしてもよいし、LED等の発光体を発光させることにより整理タイミングが到来した旨を報知するようにしてもよい。また、デジタルカメラ1を振動させることにより報知するようにしてもよい。
【0042】
一方、ステップS2で、整理タイミング条件が成立していないと判断するとそのままステップS4に進む。
ステップS4に進むと、ユーザのキー入力部4のモード切替キーの操作により画像整理モードが設定されたか否かを判断し、画像整理モードが設定されていないと判断するとステップS1に戻り、画像整理モードが設定されたと判断すると画像整理モードに移行する。
これにより、整理タイミングが到来したことをユーザに報知させるので、ユーザはキー入力部11の操作により画像整理モードに設定して画像の整理を行なうことができる。
【0043】
B−2.画像撮影及び画像整理の動作について
次に、画像撮影及び画像整理の動作を図3及び図4のフローチャートに従って説明する。
ユーザのキー入力部11の電源On/Offキーの操作によりデジタルカメラ1の電源がオンされると、CPU10は、現在設定されているモードが静止画撮影モードであるか否かの判断を行う(図3のステップS11)。ユーザはモード切替キーの操作により任意にモードを変更することができる。
【0044】
ステップS11で、静止画撮影モードであると判断すると、CPU10は、所定のフレームレートでCCD5により順次撮像され、画像生成部9によって順次生成された輝度色差信号の画像データ(YUVデータ)をバッファメモリ(DRAM13)に記憶していき、バッファメモリに記憶した画像データを画像表示部15に順次表示させていくという、いわゆるスルー画像表示を開始する(ステップS12)。
【0045】
次いで、CPU10は、ユーザによって撮影画像サイズの設定変更の操作が行なわれたか否かを判断する(ステップS13)。このとき、ユーザは、キー入力部1のメニューキーを操作することにより撮影画像サイズの設定を変更することができ、CPU10は、該撮影画像サイズの設定変更の操作に対応する操作信号がキー入力部11から送られてくると設定変更操作が行なわれたと判断する。
ステップS13で、撮影画像サイズの設定変更操作が行なわれたと判断すると、CPU10は、該操作にしたがって画像サイズの設定を変更させて(ステップS14)、ステップS15に進む。
【0046】
ここでは、最大画像サイズは2816×2112ピクセルなので、該2816×2112ピクセル以下の画像サイズ(例えば、2816×2112ピクセル、2048×1536ピクセル、1600×1200ピクセル、640×480ピクセル等の画像サイズ)に撮影画像サイズを変更することができる。この設定変更された撮影画像サイズは、メモリ12の画像サイズ記憶領域に記憶され、既に記憶されている場合は上書きして記憶させる。
一方、ステップS13で、撮影画像サイズの設定変更操作が行なわれていないと判断するとそのままステップS15に進む。
【0047】
ステップS15に進むと、CPU10は、ズームキーの操作が行なわれたか否かを判断する。この判断は、ズームキーの操作に対応する操作信号がキー入力部11から送られてきたか否かにより判断する。
ステップS15でズームキーの操作が行われたと判断すると、CPU10は、該操作にしたがって、ズームレンズを移動させて(ステップS16)、ステップS17に進む。これにより、撮影される撮影画像のズーム倍率が異なることになる。なお、ここでは光学ズームを用いて説明したが、電子ズーム(トリミング)によりズームを行なってもよいし、光学ズームと電子ズームを組み合わせてズームを行なうようにしてもよい。
【0048】
一方、ステップS15で、ズームキーの操作が行われていないと判断するとそのままステップS17に進む。
ステップS17に進むと、CPU10は、シャッタボタンが押下されたか否かを判断する。この判断は、シャッタボタンの押下に対応する操作信号がキー入力部11から送られてきたか否かにより判断する。
【0049】
ステップS17で、シャッタボタンが押下されていないと判断すると、ステップS13に戻る。つまり、シャッタボタンを押下するまでは、ユーザは撮影画像サイズ、ズーム倍率を任意に変更することができる。
一方、ステップS17でシャッタボタンが押下されたと判断すると、CPU10は、静止画撮影処理を行う(ステップS18)。
【0050】
次いで、CPU10は、静止画撮影処理により、CCD5から全画素読出しにより読み出され、画像生成部9によって生成された輝度色差信号の画像データ(撮影画像データ)を、該設定されている(メモリ12の画像サイズ記憶領域に記憶されている)撮影画像サイズとなるように縮小し、縮小後の撮影画像データに基づいて撮影画像ファイルを生成して、フラッシュメモリ14に記録させて(ステップS19)、ステップS11に戻る。このとき、撮影画像ファイルに撮影日時、ズーム倍率、撮影画像サイズの情報等を付加させて記録させる。
【0051】
一方、ステップS11で、現在設定されているモードが静止画撮影モードでないと判断すると、整理タイミング条件設定モードであるか否かを判断する(ステップS20)。
ステップS20で整理タイミング条件設定モードであると判断すると、ユーザによって選択された整理タイミング条件の設定を行なって(ステップS21)、ステップS11に戻る。ユーザは整理タイミング条件設定モードにおいて、上述したような整理タイミング条件を設定することができる。
【0052】
具体的に説明すると、まず、ユーザは、フラッシュメモリ14の空き容量が所定容量より少なくなったか、撮影された画像データの撮影枚数が直近の画像整理モード設定時から所定枚数(例えば、50枚)に達したか、直近の画像整理モード設定後最初に撮影した時刻から所定時間(例えば、一週間)が経過したかの何れかの整理タイミング条件を1つ選択する。なお、複数の整理タイミング条件を用意しておき、ユーザがその何れか1つを選択するようにしたが、複数の整理タイミング条件を選択することができるようにしてもよいし、整理タイミング条件を複数ではなく、1つのみ用意しておき、その整理タイミング条件を自動的に選択するようにしてもよい。
【0053】
そして、整理タイミング条件を選択すると、ユーザは、該選択した整理タイミング条件の詳細条件を選択することができる。
例えば、選択された整理タイミング条件が、フラッシュメモリ14の空き容量が所定容量より少なくなったかとする場合には、更に所定容量をユーザが選択することができる。また、選択された整理タイミング条件が、撮影された画像データの撮影枚数が直近の画像整理モード設定時から所定枚数に達したかとする場合には、所定枚数をユーザが選択する。また、選択された整理タイミング条件が、直近の画像整理モード設定後最初に撮影した時刻から所定時間が経過したかとする場合には、所定時間をユーザが選択する。
なお、この詳細条件(所定容量や所定枚数、所定時間)は、予め定めておくようにし、ユーザが詳細条件の選択を行なわないようにしてもよい。
【0054】
なお、複数の整理タイミング条件を設定した場合は、全ての条件が成立した場合に図2のステップS2に成立したと判断するようにしてもよいし、何れか1つの条件が成立した場合にステップS2で成立したと判断するようにしてもよい。この全ての条件の成立がステップS2での成立条件か、それとも何れか1つの条件の成立がステップS2での成立条件かも設定することができるようにしてもよい。
【0055】
一方、ステップS20で、現在設定されているモードが整理タイミング条件設定モードでないと判断すると、図4のステップS22に進み、現在設定されているモードが画像整理モードであるか否かを判断する。
ステップS22で、画像整理モードでないと判断すると他のモードへ移行し、画像整理モードであると判断すると、CPU10は、フラッシュメモリ14に記録されている撮影画像ファイルのうち、何れか1つを選択する(ステップS23)。この選択は、撮影画像ファイルに記録されている撮影日時が1番古い又は新しい撮影画像ファイルを選択するようにしてもよいし、ランダムに選択してもよい。
【0056】
次いで、CPU10は、該選択した撮影画像ファイルの撮影画像データが、既に整理対象画像として画像表示部15に表示させた撮影画像データであるか否かを判断する(ステップS24)。この判断は、撮影画像ファイルのヘッダー等に整理対象画像して表示させた旨の情報が付されているか否かにより判断する。これにより、一度整理対象画像として表示させた撮影画像データを再び表示させなくて済む。
【0057】
ステップS24で、選択した撮影画像ファイルの撮影画像データが既に整理対象画像として表示させた撮影画像データでないと判断すると、CPU10は、該撮影データの画像サイズは基準サイズ以上か否か、又は、該撮影画像データのズーム倍率が基準倍率以下か否かを判断する(ステップS25)。この判断は、該選択した画像ファイルに記録されている撮影画像サイズ、ズーム倍率に基づいて判断する。
【0058】
ここでは、基準サイズを最大画像サイズ、つまり、2616×2112ピクセルとし、基準倍率を1倍、つまり、ズームが行なわれていない状態とする。
これにより、撮影時には、とりあえず撮影しておき、後で画像整理を行なおうとした撮影画像データのみを整理対象画像として表示することができる。つまり、最大画像サイズの画像データやズームを行なわないで(ズーム倍率が1倍で)撮影した撮影画像データのみを整理対象画像として表示することができる。
【0059】
ステップS25で、該撮影データの画像サイズは基準サイズ以上と、又は、該撮影画像データのズーム倍率が基準倍率以下と判断した場合は、該撮影画像データを整理対象画像として画像表示部15に表示させる(ステップS26)。このとき、CPU10は、撮影画像データとともに、整理項目(リサイズ、トリミング、削除)も一緒に表示させる。また、該表示させた撮影画像データの撮影画像ファイルのヘッダー等に、整理対象画像として表示させた旨の情報を記録させる。これにより、1度整理対象画像として表示させた撮影画像データは、以後整理対象画像として表示されなくなる。
【0060】
つまり、第1の実施の形態においては、ステップS24の判断(選択された撮影画像ファイルの撮影画像データが整理対象画像として既に表示させたかの判断)と、ステップS25の判断(選択した撮影画像ファイルの撮影画像データの画像サイズが基準サイズ以上又は該撮影画像データのズーム倍率が基準倍率以下か否かの判断)とに基づいて、該選択した画像ファイルが整理済みでないか否かの判断を行い、整理済みでないと判断されると該選択した画像ファイルの撮影画像データを整理対象画像として表示させるというものである。
【0061】
図4のフローチャートに戻り、整理済みでないと判断して該撮影画像データを整理対象画像として表示させると、CPU10は、表示した整理対象画像に対して整理実行を行なうか否かの判断を行う(ステップS27)。この判断は、キー入力部11の実行ボタンがユーザにより押下された場合には整理を実行すると判断し、キャンセルボタンが押下された場合は整理を実行しないと判断する。
【0062】
このとき、ユーザは、十字キーの操作を行なうことにより、リサイズ、トリミング、削除の何れかの整理項目を選択することができ、整理項目を選択して実行ボタンを押下することにより、該選択された整理項目の処理を実行させる。例えば、リサイズを選択して実行ボタンが押下されると、整理対象画像として表示されている撮影画像データのリサイズが行なわれることになる。
なお、リサイズする画像サイズ、トリミングするトリミング範囲は予め決まっているが、リサイズする画像サイズ、トリミングするトリミング範囲をユーザが任意に変更することができるようにしてもよい。
【0063】
ステップS27で、表示した整理対象画像に対して整理実行を行なうと判断すると、対象画像を選択された整理項目(リサイズ/トリミング/削除)に従って処理を実行して(ステップS28)、ステップS29に進む。例えば、リサイズが選択された場合は予め決められた画像サイズ又はユーザによって変更された画像サイズに従って撮影画像データをリサイズし、トリミングが選択された場合は予め決められたトリミング範囲又はユーザによって変更されたトリミング範囲に基づいて撮影画像データをトリミングし、削除が選択された場合は撮影画像データをフラッシュメモリ14から削除する。
【0064】
一方、ステップS24で、選択した撮影画像ファイルの撮影画像データが既に整理対象画像として表示させた撮影画像データであると判断された場合、ステップS25で、該撮影データの画像サイズは基準サイズ以上でないと、又は、該撮影画像データのズーム倍率が基準倍率以下でないと判断された場合、ステップS27で、表示した整理対象画像に対して整理実行を行なわないと判断された場合はそのままステップS29に進む。
【0065】
ステップS29に進むと、フラッシュメモリ14に記録されている撮影画像ファイルのうち、ステップS23又はS30で選択されていない撮影画像ファイルがあるか否かを判断する。
ステップS29で、選択されていない撮影画像ファイルがあると判断すると、選択されていない画像ファイルを1つ選択して(ステップS30)、ステップS24に戻る。
【0066】
C.以上のように、第1の実施の形態においては、フラッシュメモリ14に記録されている撮影画像ファイルのうち、整理対象画像として判断された撮影画像ファイルの撮影画像データを順次選択して表示させていくので、画像整理の効率がよくなる。
また、未だ整理対象画像として表示させていない撮影画像データのみを整理対象画像として表示させるので、画像整理の効率がよくなる。
【0067】
また、撮影画像データの画像サイズが基準サイズ以上の撮影画像データ、又は、撮影画像データのズーム倍率が基準倍率以下の撮影画像データのみを表示させるようにしたので、撮影時に整理された撮影画像データを表示させることはなく、撮影時に整理されていない撮影画像データを表示させるようにしたので、画像整理の効率がよくなる。
また、整理タイミング条件を判定し、整理タイミング条件が成立したと判断した場合に整理タイミングが到来した旨を報知するので、整理タイミングをユーザが認識することができる。
【0068】
また、整理タイミング条件として、フラッシュメモリ14の空き容量が所定容量より少なくなったか、撮影された画像データの撮影枚数が直近の画像整理モード設定時から所定枚数に達したか、直近の画像整理モード設定後最初に撮影した時刻から所定時間が経過したかの条件があり、該条件に基づいて整理タイミングが到来したかを判断するので、フラッシュメモリ14の空き容量が少なくなると整理タイミング条件を報知することができる。
【0069】
[変形例]
D.上記第1の実施の形態は以下のような変形例も可能である。
【0070】
(1)上記第1の実施の形態においては、基準サイズを最大画像サイズ、基準倍率を1倍とするようにしたが、この基準サイズ及びズーム倍率はユーザが任意に設定変更できるようにしてもよい。例えば、基準サイズを1600×1200ピクセル、基準倍率を2倍と変更することも可能となる。
【0071】
(2)また、選択した撮影画像ファイルの撮影画像データが、既に整理対象画像として表示した撮影画像データであるかの判断と、該撮影画像データの画像サイズが基準サイズ以上か又は該撮影画像データのズーム倍率が基準倍率以下かの判断とを行い、未だ整理対象画像として表示されていないと判断され、且つ、基準サイズ以上又は基準倍率以下と判断された撮影画像データのみを整理対象画像として表示させるようにしたが、未だ整理対象画像として表示されていないと判断された撮影画像データと、基準サイズ以上又は基準倍率以下と判断された撮影画像データとの両方を整理対象画像として表示させるようにしてもよい。
また、選択した撮影画像ファイルの撮影画像データが、既に整理対象画像として表示した撮影画像データであるかの判断と、該撮影画像データの画像サイズが基準サイズ以上か又は該撮影画像データのズーム倍率が基準倍率以下かの判断との両方の判断を行うようにしたが、どちらか一方のみの判断を行うようにしてもよい。
【0072】
(3)また、図4のステップS25では、撮影画像データの画像サイズが基準サイズ以上か、又は、撮影画像データのズーム倍率が基準倍率以下かの判断を行うようにし、基準サイズ以上又は基準倍率以下と判断された撮影画像データをステップS26で整理対象画像として表示させるようにしたが、基準サイズ以上及び基準倍率以下と判断された撮影画像データのみをステップS26で整理対象画像として表示させるようにしてもよい。
【0073】
(4)また、図2のステップS3で整理タイミングが到来した旨を報知するようにしたが、報知するとともに、デジタルカメラ1のモードを自動的に画像整理モードに設定するようにして、図4のステップS23に進むようにしてもよい。
【0074】
(5)また、整理実行として、リサイズ、トリミング、削除の3パターンで説明したが他の方法により画像を整理するようにしてもよい。
【0075】
(6)また、上記変形例(1)乃至(5)を任意に組み合わせた態様であってもよい。
【0076】
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態においては、画像整理について説明したが、第2の実施の形態においては、画像の分類を行なうというものである。
【0077】
E.デジタルカメラ1の動作
第2の実施の形態も、図1に示したものと同様の構成を有するデジタルカメラ1を用いることにより本発明の撮像装置を実現する。
以下、第2の実施の形態のデジタルカメラ1の動作を図5及び図6のフローチャートにしたがって説明する。
【0078】
ユーザのキー入力部11の電源On/Offキーの操作によりデジタルカメラ1の電源がオンされると、CPU10は、現在設定されているモードが静止画撮影モードであるか否かの判断を行う(図5のステップS51)。
ステップS51で、静止画撮影モードであると判断すると、CPU10は、所定のフレームレートでCCD5により順次撮像された画像データを画像表示部15に表示させていくという、いわゆるスルー画像表示を開始させる(ステップS52)。
【0079】
次いで、CPU10は、ユーザによって撮影画像データの記録先のフォルダの指定操作が行われたか否かを判断する(ステップS53)。このとき、ユーザはキー入力部11のメニューキーを操作することにより、記録先のフォルダの指定をすることができ、CPU10は、該記録先フォルダの指定操作に対応する操作信号がキー入力部11から送られてくると記録先フォルダの指定操作が行なわれたと判断する。なお、フラッシュメモリ14に複数のフォルダが記録されており、このフラッシュメモリ14に記録されている複数のフォルダの中から任意に1つのフォルダを指定することができる。
【0080】
ステップS53で、記録先のフォルダの指定操作が行なわれたと判断すると、CPU10は、ユーザによって指定されたフォルダを記録先のフォルダとして決定して(ステップS54)、ステップS55に進む。
一方、ステップS53で、記録先のフォルダの指定操作が行なわれていないと判断するとそのままステップS55に進む。
【0081】
ステップS55に進むと、CPU10は、シャッタボタンが押下されたか否かを判断する。
ステップS55で、シャッタボタンが押下されていないと判断すると、ステップS53に戻る。つまり、シャッタボタンを押下するまでは、記録先のフォルダを指定したり、指定を変更(解除を含む)したりすることができる。
【0082】
一方、ステップS55で、シャッタボタンが押下されたと判断すると、静止画撮影処理を行う(ステップS56)。
次いで、CPU10は、記録先フォルダが決定されているか否かを判断する(ステップS57)。
【0083】
ステップS57で、記録先フォルダが決定されていないと判断すると、CPU10は、該撮影処理によりCCD5から読み出され、画像生成部9によって生成された輝度色差信号の画像データ(撮影画像でデータ)に基づいて撮影画像ファイルを生成し、該生成した撮影画像ファイルを単にフラッシュメモリ14に記録させる(ステップS58)。このときは、フラッシュメモリ14にあるいずれのフォルダの中にも記録されていない。なお、未分類フォルダに記録させるようにしてもよい。
【0084】
一方、ステップS57で、記録先フォルダが決定されていると判断すると、CPU10は、静止画撮影処理により得られた撮影画像データに基づいて生成された撮影画像ファイルを該決定されているフォルダに記録させる(ステップS59)。つまり、撮影画像ファイルと該決定されているフォルダとを関連付けてフラッシュメモリ14に記録させる。
【0085】
一方、ステップS51で、現在設定されているモードが静止画撮影モードでないと判断すると、分類タイミング条件設定モードであるか否かを判断する(ステップS60)。
ステップS60で、分類タイミング条件設定モードであると判断すると、ユーザによって選択された分類タイミング条件の設定を行なって(ステップS61)、ステップS51に戻る。ユーザは、分類タイミング条件設定モードにおいて、第1の実施の形態で説明した整理タイミング条件と同様の条件、つまり、フラッシュメモリ14の空き容量が所定容量より少なくなったか、撮影された画像データの撮影枚数が直近の画像整理モード設定時から所定枚数(例えば、50枚)に達したか、直近の画像整理モード設定後最初に撮影した時刻から所定時間(例えば、一週間)が経過したかを設定することができる。
【0086】
また、設定することができる整理タイミング条件は1つに限らず、複数種設定することができるようにしてもよい。複数種の条件を設定した場合は、全ての条件が成立した場合に分類タイミングが到来したことを報知するようにしてもよいし、何れか1つの条件が成立した場合に分類タイミングが到来したことを報知するようにしてもよい。また、全ての条件が成立した場合に報知するか、何れか1つの条件が成立した場合に報知するかも設定することができるようにしてもよい。
なお、第2の実施の形態における分類タイミングの報知の動作は、第1の実施の形態における整理タイミングの報知と略同様であり、図2の整理タイミングが分類タイミングになり、画像整理モードが画像分類モードに変更しただけである。
【0087】
一方、ステップS60で、現在設定されているモードが分類タイミング条件設定モードでないと判断すると、図6のステップS62に進み、CPU10は、現在設定されているモードが画像分類モードであるか否かを判断する。
ステップS62で、画像分類モードでないと判断すると他のモードへ移行し、画像分類モードであると判断すると、CPU10は、フラッシュメモリ14に記録されている撮影画像ファイルのうち、何れか1つを選択する(ステップS63)。この選択は、撮影画像ファイルに記録されている撮影日時が1番古い又は新しい撮影画像ファイルを選択するようにしてもよいし、ランダムに選択するようにしてもよい。
【0088】
次いで、CPU10は、該選択した撮影画像ファイルは、何れかのフォルダに記録されている撮影画像ファイルであるか否かを判断する(ステップS64)。この判断は、該選択した撮影画像ファイルに関連付けられて記録されているフォルダがあるか否かにより判断する。これにより、何れかのフォルダに記録されている撮影画像ファイルの撮影画像データを分類対象画像として表示させなくて済む。なお、ステップS64で未分類フォルダに記録されている撮影画像ファイルであるか否かを判断するようにしてもよい。
【0089】
ステップS64で、何れのフォルダにも記録されていない画像ファイル(未分類フォルダに記録されている画像ファイル)であると判断すると、CPU10は、該選択した撮影画像ファイルの撮影画像データが既に分類対象画像として画像表示部15に表示させた撮影画像データであるか否かを判断する(ステップS65)。この判断は、撮影画像ファイルのヘッダー等に分類対象画像として表示させた旨の情報が付されているか否かにより判断する。これにより、一度分類対象画像として表示させた撮影画像データを再び表示させなくて済む。
【0090】
ステップS65で、選択した撮影画像ファイルの撮影画像データが既に分類対象画像として表示させた撮影画像データでないと判断すると、CPU10は、該撮影画像データを分類対象画像として画像表示部15に表示させる(ステップS66)。
【0091】
このとき、CPU10は、撮影画像データとともに、フラッシュメモリ14に記録されているフォルダを示す情報(例えば、フォルダ名やアイコン等)も一緒に表示させる。例えば、フラッシュメモリ14に記録されているフォルダとして「フォルダA」、「フォルダB」、「フォルダC」とある場合には、該フォルダA、フォルダB、フォルダCを示す情報を表示させる。また、表示させた撮影画像データの撮影画像ファイルのヘッダー等に、分類対象画像として表示させた旨の情報を記録させる。これにより、1度分類対象画像として表示させた撮影画像データは、以後分類対象画像として表示されなくなる。
【0092】
つまり、第2の実施の形態においては、ステップS64の判断(該選択された撮影画像ファイルが何れかのフォルダに記録されているかの判断)と、ステップS65の判断(選択された撮影画像ファイルの撮影画像データが分類対象画像として既に表示させたかの判断)とに基づいて、該選択した画像ファイルが分類済みでないか否かの判断を行い、分類済みでないと判断されると該選択した画像ファイルの撮影画像データを分類対象画像として表示させるというものである。
【0093】
図6のフローチャートに戻り、分類済みでないと判断して該撮影画像データを分類対象画像として表示させると、CPU10は、表示した分類対象画像に対して分類を実行させるか否かの判断を行う(ステップS67)。この判断は、キー入力部11の実行ボタンがユーザにより押下された場合は分類を実行すると判断し、キャンセルボタンが押下された場合は分類を実行しないと判断する。
このとき、ユーザは、十字キーの操作を行なうことにより、表示されたフォルダを示す情報(フォルダ名やアイコン等)を選択することにより記録先のフォルダを指定することができる。
【0094】
ステップS67で、表示した分類対象画像に対して分類を実行させると判断すると、ユーザによって指定された記録先フォルダに分類対象画像として表示している撮影画像データの撮影画像ファイルを記録させて(ステップS68)、ステップS69に進む。つまり、該撮影画像ファイルとユーザによって指定された記録先フォルダを関連付けて記録させる。
【0095】
一方、ステップS64で、既に分類されている撮影画像ファイルであると判断された場合、ステップS65で、該選択した撮影画像ファイルの撮影画像データが既に分類対象画像として表示させた撮影画像データであると判断された場合、ステップS67で、表示した分類対象画像に対して分類を実行させないと判断された場合は、そのままステップS69に進む。
【0096】
ステップS69に進むと、フラッシュメモリ14に記録されている撮影画像ファイルのうち、ステップS63又はS70で選択されていない撮影画像ファイルがあるか否かを判断する。
ステップS69で、選択されていない撮影画像ファイルがあると判断すると、選択されていない画像ファイルを1つ選択して(ステップS70)、ステップS64に戻る。
【0097】
F.以上のように、第2の実施の形態においては、フラッシュメモリ14に記録されている撮影画像ファイルのうち、分類対象画像として判断された撮影画像ファイルの撮影画像データを順次選択して表示させていくので、画像分類の効率がよくなる。
また、未だ分類対象画像として表示させていない撮影画像データのみを分類対象画像として表示させるので、画像分類の効率がよくなる。
【0098】
また、何れかのフォルダにも記録されていない画像ファイルのみを整理対象画像して表示させるようにしたので、撮影時に分類された(記録先フォルダが指定されて撮像された)撮影画像データを表示させることなく、撮影時に分類されていない撮影画像データを表示させるようにしたので、画像分類の効率がよくなる。
また、分類タイミング条件を判定し、分類タイミング条件が成立したと判断した場合に分類タイミングが到来した旨を報知するので、分類タイミングをユーザが認識することができる。
【0099】
[変形例]
G.上記第2の実施の形態は以下のような変形例も可能である。
【0100】
(1)また、選択した撮影画像ファイルの撮影画像データが、既に分類された撮影画像ファイルであるかの判断と、既に分類対象画像として表示した撮影画像データであるかの判断とを行い、分類されていないと判断され、且つ、未だ分類対象画像として表示されていないと判断された撮影画像データのみを分類対象画像として表示させるようにしたが、分類されていないと判断された撮影画像ファイルの撮影画像データと、未だ分類対象画像として表示されていないと判断された撮影画像データとの両方を分類対象画像として表示させるようにしてもよい。
また、選択した撮影画像ファイルが既に分類された撮影画像ファイルであるかの判断と、選択した選択した撮影画像ファイルの撮影画像データが、既に分類対象画像として表示した撮影画像データであるかの判断との両方の判断を行うようにしたが、どちらか一方のみの判断を行うようにしてもよい。
【0101】
(2)また、第2の実施の形態で引用した図2のフローチャートにおいて、ステップS3で分類タイミングが到来した旨を報知するようにしたが、報知するとともに、デジタルカメラ1のモードを自動的に画像分類モードに設定するようにして、図6のステップS63に進むようにしてもよい。
【0102】
(3)また、上記変形例を任意に組み合わせた態様であってもよい。
【0103】
最後に、上記各実施の形態においては、本願発明の撮像装置をデジタルカメラに適用した場合について説明したが、上記の実施の形態に限定されるものではなく、カメラ付き携帯電話、カメラ付きPDA、カメラ付きパソコン、デジタルビデオカメラ等に適用してもよく、要は被写体を撮像して画像データを表示する機能を備えた機器であればよい。
【図面の簡単な説明】
【0104】
【図1】本発明の実施の形態のデジタルカメラのブロック図である。
【図2】第1の実施の形態のデジタルカメラ1の動作を示すフローチャートである。
【図3】第1の実施の形態のデジタルカメラ1の動作を示すフローチャートである。
【図4】第1の実施の形態のデジタルカメラ1の動作を示すフローチャートである。
【図5】第2の実施の形態のデジタルカメラ1の動作を示すフローチャートである。
【図6】第2の実施の形態のデジタルカメラ1の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0105】
1 デジタルカメラ
2 撮影レンズ
3 レンズ駆動ブロック
4 絞り
5 CCD
6 ドライバ
7 TG
8 ユニット回路
9 画像生成部
10 CPU
11 キー入力部
12 メモリ
13 DRAM
14 フラッシュメモリ
15 画像表示部
16 バス

【出願人】 【識別番号】000001443
【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
【出願日】 平成18年8月31日(2006.8.31)
【代理人】 【識別番号】100096699
【弁理士】
【氏名又は名称】鹿嶋 英實


【公開番号】 特開2008−60918(P2008−60918A)
【公開日】 平成20年3月13日(2008.3.13)
【出願番号】 特願2006−235523(P2006−235523)