| 【発明の名称】 |
電子機器 |
| 【発明者】 |
【氏名】長谷川 隆
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| 【要約】 |
【課題】環状の操作部材を有しつつ防水性が高い電子機器を提供する。
【構成】携帯電話機1の第1筐体2には、環状の溝部71と、溝部71の底部72に開口する操作用スリット73とが形成されている。マクロノブ37は、溝部71に配置される環状部65と、操作用スリット73に挿入される操作用脚部67とを有する。環状部65の外周面85は、第1筐体2の内部側の第1小径部85aと、第1小径部85aの第1筐体2の外部側に隣接し、第1小径部85aとの間に第1段差部85cが形成されるように第1小径部85aよりも大径に形成された第1大径部85bとを有する。外周側パッキン45は、第1小径部85aに密着され、内周側パッキン43は、溝部71の内周側の側面79に密着されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 外側面において環状に延びる溝部と、前記溝部の底部に開口する操作用スリットとが形成されたケースと、 前記溝部に配置される環状部と、当該環状部から前記ケースの内部側へ突出し、前記操作用スリットに挿入される操作用脚部とを有する操作部材と、 前記ケース内に設けられ、前記環状部の周方向への回転に伴って前記操作用脚部により操作される被操作部と、 前記環状部の外周面と前記溝部の外周側の面との隙間を塞ぐ環状の外周側パッキンと、 前記環状部の内周面と前記溝部の内周側の面との隙間を塞ぐ環状の内周側パッキンと、 を有し、 前記環状部の外周面は、 前記ケースの内部側の第1小径部と、 前記第1小径部の前記ケースの外部側に隣接し、前記第1小径部との間に第1段差部が形成されるように第1小径部よりも大径に形成された第1大径部と、 を有し、 前記外周側パッキンは、前記第1小径部に密着され、 前記溝部の内周側の面は、 前記ケースの外部側の第2小径部と、 前記第2小径部の前記ケースの内部側に隣接し、前記第2小径部との間に第2段差部が形成されるように前記第2小径部よりも大径に形成された第2大径部と、 を有し、 前記内周側パッキンは、前記第2小径部に密着されている 電子機器。 【請求項2】 前記溝部の外周側の面は、 前記ケースの外部側に設けられ、前記第1小径部に密着する前記外周側パッキンの外周に密着する第3大径部と、 前記第3大径部の前記ケースの内部側に隣接し、前記第3大径部との間に第3段差部が形成されるように前記第3大径部よりも小径に形成された第3小径部と、 を有し、 前記外周側パッキンは、前記第1段差部と前記第3段差部との間に配置され、 前記環状部の内周面は、 前記ケースの内部側に設けられ、前記第2小径部に密着する前記内周側パッキンの外周に密着する第4大径部と、 前記第4大径部の前記ケースの外部側に隣接し、前記第4大径部との間に第4段差部が形成されるように前記第4大径部よりも小径に形成された第4小径部と、 を有し、 前記内周側パッキンは、前記第2段差部と前記第4段差部との間に配置されている 請求項1に記載の電子機器。 【請求項3】 前記ケースには、前記溝部に囲まれる領域に開口が形成され、 前記開口は、透光部材により塞がれ、 前記透光部材と前記ケースとは、前記透光部材及び前記ケースに密着し、前記開口を囲む環状の固定部材により固定されている 請求項1又は2に記載の電子機器。 【請求項4】 前記ケース内に前記開口に対向して配置されたレンズと、 前記開口から見て前記レンズの背後に配置された撮像素子と、 を有し、 前記被操作部は、前記レンズを光軸方向に移動させる移動機構である 請求項3に記載の電子機器。 【請求項5】 前記環状部は、前記溝部の底部に摺動可能に当接している 請求項1乃至4のいずれか一に記載の電子機器。 【請求項6】 前記溝部の底部には、係合用スリットが形成され、 前記操作部材は、前記環状部から前記ケースの内部側に突出し、前記係合用スリットに挿入され、前記ケースの内部側から係合用スリットの縁部に係合する係合用脚部を有し、 前記係合用スリットの内周側の面又は外周側の面には、前記環状部の周方向への回転に伴って前記係合用脚部に係合するとともに係合を解除してクリック感を生じさせる突部が形成されている 請求項1乃至5のいずれか一に記載の電子機器。 【請求項7】 前記操作部材は、前記ケースのうち前記溝部よりも外周側の面を覆う環状の被覆部を有している 請求項1乃至6のいずれか一に記載の電子機器。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、ノートパソコン等の電子機器に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、電子機器には、電子機器の機能を発揮させるための種々の操作部材が提案されている。例えば、特許文献1では、環状の操作部材の回転操作により携帯電話機に設けられたカメラのレンズと撮像素子との距離を変更する技術が開示されている。また、特許文献2では、スライド式の操作部材とケースとの間に環状のパッキンを配置し、操作部材とケースとの隙間からの水の浸入を防止する技術が開示されている。 【特許文献1】特開2005−218119号公報 【特許文献2】特開平8−321862号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながら、特許文献1に記載の技術では、防水構造については開示されておらず、耐水性に問題があった。また、特許文献2に記載の技術では、スライド式の操作部材に対する防水構造を示すものであり、環状の操作部材に対する防水構造について適用できるものではない。 【0004】 本発明の目的は、環状の操作部材を有しつつ防水性が高い電子機器を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明の電子機器は、外側面において環状に延びる溝部と、前記溝部の底部に開口する操作用スリットとが形成されたケースと、前記溝部に配置される環状部と、当該環状部から前記ケースの内部側へ突出し、前記操作用スリットに挿入される操作用脚部とを有する操作部材と、前記ケース内に設けられ、前記環状部の周方向への回転に伴って前記操作用脚部により操作される被操作部と、前記環状部の外周面と前記溝部の外周側の面との隙間を塞ぐ環状の外周側パッキンと、前記環状部の内周面と前記溝部の内周側の面との隙間を塞ぐ環状の内周側パッキンと、を有し、前記環状部の外周面は、前記ケースの内部側の第1小径部と、前記第1小径部の前記ケースの外部側に隣接し、前記第1小径部との間に第1段差部が形成されるように第1小径部よりも大径に形成された第1大径部と、を有し、前記外周側パッキンは、前記第1小径部に密着され、前記溝部の内周側の面は、前記ケースの外部側の第2小径部と、前記第2小径部の前記ケースの内部側に隣接し、前記第2小径部との間に第2段差部が形成されるように前記第2小径部よりも大径に形成された第2大径部と、を有し、前記内周側パッキンは、前記第2小径部に密着されている。 【0006】 好適には、前記溝部の外周側の面は、前記ケースの外部側に設けられ、前記第1小径部に密着する前記外周側パッキンの外周に密着する第3大径部と、前記第3大径部の前記ケースの内部側に隣接し、前記第3大径部との間に第3段差部が形成されるように前記第3大径部よりも小径に形成された第3小径部と、を有し、前記外周側パッキンは、前記第1段差部と前記第3段差部との間に配置され、前記環状部の内周面は、前記ケースの内部側に設けられ、前記第2小径部に密着する前記内周側パッキンの外周に密着する第4大径部と、前記第4大径部の前記ケースの外部側に隣接し、前記第4大径部との間に第4段差部が形成されるように前記第4大径部よりも小径に形成された第4小径部と、を有し、前記内周側パッキンは、前記第2段差部と前記第4段差部との間に配置されている。 【0007】 好適には、前記ケースには、前記溝部に囲まれる領域に開口が形成され、前記開口は、透光部材により塞がれ、前記透光部材と前記ケースとは、前記透光部材及び前記ケースに密着し、前記開口を囲む環状の固定部材により固定されている。 【0008】 好適には、前記ケース内に前記開口に対向して配置されたレンズと、前記開口から見て前記レンズの背後に配置された撮像素子と、を有し、前記被操作部は、前記レンズを光軸方向に移動させる移動機構である。 【0009】 好適には、前記環状部は、前記溝部の底部に摺動可能に当接している。 【0010】 好適には、前記溝部の底部には、係合用スリットが形成され、前記操作部材は、前記環状部から前記ケースの内部側に突出し、前記係合用スリットに挿入され、前記ケースの内部側から係合用スリットの縁部に係合する係合用脚部を有し、前記係合用スリットの内周側の面又は外周側の面には、前記環状部の周方向への回転に伴って前記係合用脚部に係合するとともに係合を解除してクリック感を生じさせる突部が形成されている。 【0011】 好適には、前記操作部材は、前記ケースのうち前記溝部よりも外周側の面を覆う環状の被覆部を有している。 【発明の効果】 【0012】 本発明によれば、環状の操作部材を有しつつ防水性が高い電子機器を提供できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0013】 図1(a)は、本発明の実施形態に係る電子機器としての携帯電話機1の外観を示す斜視図である。 【0014】 携帯電話機1は、いわゆる折り畳み式の携帯電話機として構成されており、開状態と閉状態との間で互いに回動可能に連結された第1筐体2及び第2筐体3を備えている。なお、図1(a)では、携帯電話機1の閉状態が示されており、また、第2筐体3は点線で示されている。 【0015】 第1筐体2及び第2筐体3は、それぞれの端部が回動の中心となる連結部4により連結されることにより携帯電話機1全体の筐体を構成するようになっている。第1筐体2及び第2筐体3は、それぞれ概ね薄型直方体状に形成されており、閉状態では互いに重ねあわされて互いの輪郭が略一致する。 【0016】 携帯電話機1は、特に図示しないが、電波を利用した無線通信を行うための内蔵アンテナや高周波回路、第1筐体2に設けられた通話用のスピーカ11(図1(b)参照)、第2筐体3に設けられた通話用のマイクロフォン、第2筐体3に設けられたダイヤルキーなどを備えており、無線通信を利用した通話やメールの送受信が可能である。 【0017】 第1筐体2は、閉状態において第2筐体3と対向する対向面2a及びその背面となる背面2bとを有している。背面2bには、撮像部5、フラッシュ7、赤外線を利用した近距離通信を行うためのIR通信部9が露出している。 【0018】 図1(b)は、第1筐体2の分解斜視図である。 【0019】 第1筐体2は、対向面2aを構成するフロントケース21と、背面2bを構成するリアケース23とを備えている。フロントケース21及びリアケース23は例えば樹脂により形成されている。フロントケース21とリアケース23とは、例えば、一方に設けられた不図示のネジボスに他方に挿通された不図示のネジが螺合されることにより互いに固定される。 【0020】 フロントケース21と、リアケース23との間には、フロントケース21側から、基板アセンブリ25及びカメラモジュール27が積層的に配置される。基板アセンブリ25は、例えば、対向面2aに画像を表示するメイン表示装置29、背面2bに画像を表示するサブ表示装置31、及び、メイン表示装置29やサブ表示装置31を駆動する駆動回路などの各種の回路が設けられる回路基板33が積層されて構成されている。 【0021】 リアケース23には、カメラモジュール27を露出させるための開口23hが形成されており、リアケース23の背面には、開口23hを塞ぐ透光部材35、透光部材35を囲むように配置される環状の操作部材としてのマクロノブ37が配置されている。 【0022】 透光部材35はカメラモジュール27を水や埃から保護するためのものである。透光部材35は、例えば透光性を有する樹脂により形成されている。透光部材35は、例えば円盤状である。 【0023】 マクロノブ37は、カメラモジュール27の撮影モードを、近距離撮影モードと遠距離撮影モードとの間で切り換えるためのものである。なお、カメラモジュール27、透光部材35、マクロノブ37は撮像部5を構成している。 【0024】 図2は、リアケース23の開口23h周辺の分解斜視図である。 【0025】 リアケース23には、ウィンドウシート41、透光部材35、内周側パッキン43、外周側パッキン45、マクロノブ37が順に積層的に(厳密には一部並列に)配置されている。 【0026】 ウィンドウシート41は、透光部材35をリアケース23に固定するためのものである。ウィンドウシート41は、例えば環状(円形)の両面テープにより構成されている。両面テープは、例えばゴムやスポンジ等の弾性部材の両表面に粘着材が積層されて構成されている。 【0027】 内周側パッキン43はマクロノブ37の内縁の防水を行うためのものであり、外周側パッキン45はマクロノブ37の外縁の防水を行うためのものである。内周側パッキン43及び外周側パッキン45は、例えばOリングにより構成されている。Oリングは、断面がO字(円形)の環状パッキンである。内周側パッキン43及び外周側パッキン45は、例えばゴム等の弾性部材により構成されている。弾性部材は、弾性部材自体が潤滑性を有するか、弾性部材に潤滑剤が塗布されていることが好ましい。 【0028】 図3(a)は、カメラモジュール27の外観斜視図であり、図3(b)は、カメラモジュール27の断面図である。なお、図3(a)及び図3(b)の紙面上方側がリアケース23の開口23h側(被写体側)である。 【0029】 カメラモジュール27は、レンズ51(図3(b))と、レンズ51の光軸上に、開口23hから見てレンズ51の背後側に配置された撮像素子53(図3(b))と、撮像素子53が設けられたカメラ基板55と、レンズ51を保持する鏡筒57と、鏡筒57を保持するとともにカメラ基板55が固定されるカメラ筐体59と、鏡筒57に固定されたレバー61とを備えている。 【0030】 開口23hからレンズ51に入射した光は、撮像素子53の撮像面に結像する。撮像素子53は、例えばCCDやCMOSにより構成されており、入射した光に応じた電気信号を出力する。カメラ基板55は、例えば樹脂をベースとしたプリント配線板により形成されており、撮像素子53と不図示の画像処理部との間の電気信号の入出力を仲介する。撮像素子53により撮像された画像は、不図示のメモリに記録されたり、メイン表示装置29に表示される。 【0031】 鏡筒57は、例えば樹脂や金属により形成されている。鏡筒57の内部にはレンズ51が固定されている。鏡筒57の外周面には雄ねじ部57aが形成されている。カメラ筐体59は例えば樹脂や金属により形成されている。カメラ筐体59には、鏡筒57の雄ねじ部57aが螺合する雌ねじ部59aが形成されている。カメラ筐体59とカメラ基板55とは半田等の適宜な固定部材により互いに固定されている。レバー61は例えば樹脂により構成されており、接着剤などの適宜な固定部材により鏡筒57に固定されている。 【0032】 レバー61が矢印y1(図3(a))で示す方向に駆動されると、鏡筒57はカメラ筐体59に対して回転する。すなわち、雄ねじ部57aは雌ねじ部59aに対して回転する。従って、鏡筒57に固定されたレンズ51は、カメラ筐体59に対してカメラ基板55を介して固定された撮像素子53に対して、光軸方向において近接又は離間する。なお、鏡筒57、カメラ筐体59及びレバー61は、レンズ51を撮像素子53に対して光軸方向に移動させる移動機構63を構成している。 【0033】 図4(a)は、マクロノブ37を第1筐体2の外部側から見た斜視図であり、図4(b)は、マクロノブ37を第1筐体2の内部側から見た斜視図である。 【0034】 マクロノブ37は、例えば樹脂により形成されている。マクロノブ37は、環状部65と、環状部65から第1筐体2の内部側に突出する操作用脚部67及び係合用脚部69とを備えている。 【0035】 環状部65は、平面視において点対象の形状、すなわち、円形に形成されている。マクロノブ37は、環状部65の周方向に回転操作される。環状部65は、第1筐体2の背面2bに露出し、ユーザによって操作される露出面65aを有している。露出面65aには、ユーザの操作を容易にするための突起65bが設けられている。 【0036】 操作用脚部67の先端中央には切り欠き部67aが形成されている。切り欠き部67aにはレバー61が挿入される。すなわち、操作用脚部67は環状部65の周方向において(レバー61の往復方向において)レバー61に係合する。マクロノブ37が環状部65の周方向に回転されると、操作用脚部67はレバー61を図3の矢印y1の方向に駆動する。 【0037】 係合用脚部69は、マクロノブ37を第1筐体2のリアケース23に係合させるためのものである。係合用脚部69は、例えば環状部65の中心を挟んで対向するように2個設けられている。係合用脚部69の先端には係合爪69aが形成されている。 【0038】 図5(a)は、リアケース23を第1筐体2の外部側から見た平面図であり、図5(b)は、リアケース23を第1筐体2の内部側から見た平面図であり、図5(c)は、図5(a)の開口23h周辺の拡大図である。 【0039】 図5(a)及び図5(c)に示すように、リアケース23の外側面(背面2b)には、開口23hを囲む環状の溝部71が形成されている(図1(a)、図2、図6(c)も参照)。なお、溝部71は、第1筐体2の内側面では、突条部71′を構成している。溝部71の外周側の側面77及び内周側の側面79は平面視において円形である。 【0040】 図5(c)においてハッチングして示すように、溝部71の底部72には、溝部71の周方向に延びる操作用スリット73及び係合用スリット75が形成されている。操作用スリット73は、操作用脚部67が挿入されるものである。係合用スリット75は、係合用脚部69が挿入されるものである。 【0041】 図6は、リアケース23の開口23h周辺の部品の組み込み方法を説明する分解斜視図である。 【0042】 図6(a)に示すように、外周側パッキン45は、マクロノブ37の環状部65の外周に嵌め込まれる。図6(b)に示すように、内周側パッキン43は、溝部71の内周側の側面79に嵌め込まれる。図6(c)に示すように、透光部材35はウィンドウシート41(図6では不図示)により開口23hを塞ぐようにリアケース23に固定される。そして、外周側パッキン45が嵌め込まれたマクロノブ37は、内周側パッキン43が嵌め込まれた溝部71に挿入される。 【0043】 図7(a)は、上述のようにマクロノブ37が溝部71に挿入されたリアケース23を第1筐体2の内部から見た斜視図であり、図7(b)は、図7(a)の開口23h周辺の拡大図である。 【0044】 操作用脚部67は、操作用スリット73に挿入され、第1筐体2内部に突出している。係合用脚部69は、係合用スリット75に挿入され、第1筐体2内部に突出している。係合爪69aは、第1筐体2の内部側から係合用スリット75の縁部に係合している。 【0045】 操作用スリット73の長さは、操作用脚部67の周方向の長さよりも長く、係合用スリット75の長さは、係合用脚部69の周方向の長さよりも長い。従って、マクロノブ37は、操作用脚部67が操作用スリット73の内部を移動可能な範囲で、及び/又は、係合用脚部69が係合用スリット75の内部を移動可能な範囲で、環状部65の周方向に沿って回転可能である。 【0046】 図8(a)は、マクロノブ37が取り付けられたリアケース23の平面図であり、図8(b)は、図8(a)のVIIIb−VIIIb線矢視方向の断面図であり、図8(c)は、図8(b)の領域VIIIcの拡大図である。 【0047】 環状部65は、図4(a)、図4(b)及び図8(c)に示すように、円盤に開口37hが形成された形状の露出部81と、露出部81から第1筐体2の内部側に突出する環状のリブによって形成された挿入部83とを備えている。 【0048】 図8(c)に示すように、露出部81のリアケース23側の面は、リアケース23のうち溝部71よりも内周側であって開口23hの外周側の領域に対向若しくは当接する。露出部81は、透光部材35よりも第1筐体2の外側に突出しており、透光部材35の傷つきを防止している。 【0049】 挿入部83は、溝部71に挿入され、挿入部83の先端の摺動面83aは、図8(c)の左側において示すように、溝部71の底部72に当接する。摺動面83a及び溝部71の底部72は平面状に形成されており、マクロノブ37を回転させたときには互いに摺動する。なお、摺動面83a及び溝部71の底部72は、摩擦抵抗を低減するように鏡面加工されていてもよい。 【0050】 図9(a)は、図8(c)の領域IXa付近の拡大図である。 【0051】 マクロノブ37の環状部65の外周面85(より詳細には挿入部83の外周面)は、第1筐体2の内部側の第1小径部85aと、第1小径部85aの第1筐体2の外部側に隣接し、第1小径部85aとの間に第1段差部85cが形成されるように第1小径部85aよりも大径に形成された第1大径部85bとを有している。 【0052】 一方、溝部71の外周側の側面77は、第1筐体2の外部側に設けられた第3大径部77bと、第3大径部77bの第1筐体2の内部側に隣接し、第3大径部77bとの間に第3段差部77cが形成されるように第3大径部77bよりも小径に形成された第3小径部77aとを有している。 【0053】 第1小径部85a及び第3小径部77aは概ね互いに嵌合する径である。第1大径部85b及び第3大径部77bは概ね互いに嵌合する径である。第1段差部85c及び第3段差部77cの大きさは同等である。外周側パッキン45の直径は、第1段差部85c及び第3段差部77cの大きさより若干大きい。外周側パッキン45の内径は、第1小径部85aの直径に対して同等又は若干小さく、外周側パッキン45は、第1小径部85aに密着される。 【0054】 図6を参照して説明したように、外周側パッキン45が第1小径部85aに嵌め込まれたマクロノブ37を溝部71に挿入すると、外周側パッキン45の外周が第3大径部77bに密着した状態で、外周側パッキン45は溝部71に挿入される。この際、第1段差部85cは外周側パッキン45に係合して、外周側パッキン45の第1筐体2の外部側への移動を規制する。そして、最終的には、外周側パッキン45は、第1段差部85cと第3段差部77cとの間の位置において、第1小径部85aと第3大径部77bとに密着する。 【0055】 なお、摺動面83aと溝部71の底部72とが当接するときの第1段差部85cと第3段差部77cとの距離は、弾性変形していない(押圧されていない)外周側パッキン45の直径と同等又は大きく設定されている。ただし、上記の段差部間の距離は、外周側パッキン45の直径より小さく設定されてもよい。 【0056】 溝部71の内周側の側面79は、第1筐体2の外部側の第2小径部79aと、第2小径部79aの第1筐体2の内部側に隣接し、第2小径部79aとの間に第2段差部79cが形成されるように第2小径部79aよりも大径に形成された第2大径部79bとを有している。 【0057】 一方、環状部65の内周面87は、第1筐体2の内部側に設けられた第4大径部87bと、第4大径部87bの第1筐体2の外部側に隣接し、第4大径部87bとの間に第4段差部87cが形成されるように第4大径部87bよりも小径に形成された第4小径部87a(図9(b)参照)とを有している。なお、第4大径部87bは、挿入部83の内周面であり、第4小径部87aは、開口37hを構成している。第4段差部87cは、第4大径部87bと、第4大径部87bに直交する面が面取りされて面取り面87dを有している。 【0058】 第2大径部79b及び第4大径部87bは概ね互いに嵌合する径である。外周側パッキン45の直径は、第2段差部79cの大きさより若干大きい。内周側パッキン43の内径は、第2小径部79aの直径に対して同等又は若干小さく、内周側パッキン43は、第2小径部79aに密着される。 【0059】 従って、図6を参照して説明したように、内周側パッキン43が第2小径部79aに嵌め込まれた状態でマクロノブ37を溝部71に挿入すると、内周側パッキン43の外周が第4大径部87bに密着した状態で、内周側パッキン43はマクロノブ37の内部に挿入される。この際、第2段差部79cは内周側パッキン43に係合して、内周側パッキン43の第1筐体2の内部側への移動を規制する。そして、最終的には、内周側パッキン43は、第2段差部79cと第4段差部87c(より詳細には面取り面87d)との間の位置において、第2小径部79aと第4大径部87bとに密着する。 【0060】 なお、摺動面83aと溝部71の底部72とが当接するときの第2段差部79cと面取り面87dとの距離は、弾性変形していない(押圧されていない)内周側パッキン43の直径と同等又は若干小さく設定されており、内周側パッキン43は、第2段差部79c及び面取り面87dにも密着する。ただし、上記の距離は、内周側パッキン43の直径より大きく設定されてもよい。 【0061】 図9(b)は、図8(c)の領域IXb周辺の拡大図である。 【0062】 溝部71に囲まれる領域には、透光部材35が嵌合挿入される凹部89が形成され、凹部89の底部に開口23hが開口している。ウィンドウシート41は、透光部材35の外周部と、凹部89の底部とに密着し、両者を固定している。なお、マクロノブ37の開口37hは、第1筐体2の内部側が凹部89と同径で連続し、第1筐体2の外部側が拡径している。透光部材35は、開口37hにも挿入されている。 【0063】 図9(c)は、図8(c)の領域IXc付近の拡大図である。 【0064】 マクロノブ37の環状部65は、リアケース23のうち溝部71よりも外周側の面を覆う環状の被覆部91を有している。具体的には、リアケース23には、溝部71の外周側の側面77(より詳細には第3大径部77b)と、背面2bとの稜部を面取りした面取り面93が形成されており、被覆部91は面取り面93を覆っている。従って、被覆部91は、リアケース23のうち溝部71よりも外周側の面を覆っているが、背面2bからの突出量は小さく抑えられている。なお、被覆部91は、露出面が背面2bに連続するように外周側ほど薄く形成されている。 【0065】 図10(a)及び図10(b)は、マクロノブ37のリアケース23への係合及びマクロノブ37のクリック機構を説明する断面図であり、図10(a)は、図5(c)のXa−Xa線矢視方向の断面図、図10(b)は、図5(c)のXb−Xb線矢視方向の断面図である。 【0066】 図4(b)、図10(a)及び図10(b)に示すように、係合用脚部69の係合爪69aは、マクロノブ37の内周側に突出するように形成されている。具体的には、係合爪69aの断面形状は、係合用脚部69の先端側ほど細くなり、内周側に斜辺を有し、根元側に係合用脚部69に直交する辺を有する直角三角形である。 【0067】 図5(c)に示すように、係合用スリット75の内周側の側面95には、周方向の中央に、外周側に突出する突部95aが形成されている。突部95aは、例えば、周方向の中央ほど徐々に突出量が大きくなるように形成されている。 【0068】 図10(a)に示すように、係合用スリット75の端部側の幅W1は、係合爪69aの幅W2以上の大きさに設定されている。また、対向する2つの係合用脚部69の距離は、係合用脚部69と係合用スリット75の内周側の側面95との距離W3が、係合爪69aの内周側への突出量W4よりも小さく、かつ、突部95aの突出量W5(図10(b))よりも小さくなるように設定されている。 【0069】 従って、係合用脚部69を係合用スリット75に挿入する際には、係合爪69aの斜辺が側面95に対して摺動し、係合用脚部69は、外周側(図10の紙面右側)に曲がるように弾性変形する。係合爪69aが係合用スリット75を通過すると、係合用脚部69の曲げは復元力により矯正され、図10(a)に示すように、係合爪69aは第1筐体2の内部側から係合用スリット75の縁部に係合し、マクロノブ37の抜けが防止される。 【0070】 マクロノブ37を溝部71の周方向に回転操作する際には、突部95aが係合用脚部69に係合する。更にマクロノブ37を回転させると、図10(b)に示すように、係合用脚部69は外周側に曲がるように弾性変形し、その復元力の増加に伴ってマクロノブ37の回転に対する反力は増加する。係合用脚部69が突部95aの頂点を越えると、換言すれば、係合が解除されると、係合用脚部69の復元力は減少し、マクロノブ37の回転に対する反力は減少する。以上のように、マクロノブ37を回転させたときには、突部95aと係合用脚部69の係合及び係合の解除に伴う、マクロノブ37の回転に対する反力の増加及び減少によってクリック感が生じる。 【0071】 以上の実施形態によれば、外側面において環状に延びる溝部71と、溝部71の底部72に開口する操作用スリット73とが形成された第1筐体2と、溝部71に配置される環状部65と、環状部65から第1筐体2の内部側へ突出し、操作用スリット73に挿入される操作用脚部67とを有するマクロノブ37と、第1筐体2内に設けられ、環状部65の周方向への回転に伴って操作用脚部67により操作される被操作部としての移動機構63と、環状部65の外周面85と溝部71の外周側の側面77との隙間を塞ぐ環状の外周側パッキン45と、環状部65の内周面87と溝部71の内周側の側面79との隙間を塞ぐ環状の内周側パッキン43と、を有していることから、マクロノブ37の内縁は内周側パッキン43に防水され、マクロノブ37の外縁は外周側パッキン45により防水され、操作用スリット73から第1筐体2の内部へ水が侵入することが防止される。 【0072】 しかも、環状部65の外周面85は、第1筐体2の内部側の第1小径部85aと、第1小径部85aの第1筐体2の外部側に隣接し、第1小径部85aとの間に第1段差部85cが形成されるように第1小径部85aよりも大径に形成された第1大径部85bと、を有し、外周側パッキン45は、第1小径部85aに密着され、溝部71の内周側の側面79は、第1筐体2の外部側の第2小径部79aと、第2小径部79aの第1筐体2の内部側に隣接し、第2小径部79aとの間に第2段差部79cが形成されるように第2小径部79aよりも大径に形成された第2大径部79bと、を有し、内周側パッキン43は、第2小径部79aに密着されていることから、マクロノブ37の第1筐体2への挿入に伴って、外周側パッキン45が第1段差部85cにより押圧され、内周側パッキン43が第2段差部79cにより押圧されるため、防水性を高めつつ、組み立てに際しては、図6を参照して説明したように、外周側パッキン45にマクロノブ37を挿通し、内周側パッキン43に溝部71の内周側の部分を挿通し、マクロノブ37を溝部71に挿入するだけでよく、組み立てが容易である。さらに、マクロノブ37を溝部71に挿入する際には、外周側パッキン45は第1段差部85cに係合し、内周側パッキン43は第2段差部79cに係合するから、外周側パッキン45及び内周側パッキン43の位置ずれも防止される。 【0073】 溝部71の外周側の側面77は、第1筐体2の外部側に設けられ、第1小径部85aに嵌め込まれた外周側パッキン45の外周に密着する第3大径部77bと、第3大径部77bの第1筐体2の内部側に隣接し、第3大径部77bとの間に第3段差部77cが形成されるように第3大径部77bよりも小径に形成された第3小径部77aと、を有し、外周側パッキン45は、第1段差部85cと第3段差部77cとの間に配置され、環状部65の内周面87は、第1筐体2の内部側に設けられ、第2小径部79aに嵌め込まれた内周側パッキン43の外周に密着する第4大径部87bと、第4大径部87bの第1筐体2の外部側に隣接し、第4大径部87bとの間に第4段差部87cが形成されるように第4大径部87bよりも小径に形成された第4小径部87aと、を有し、内周側パッキン43は、第2段差部79cと第4段差部87cとの間に配置されていることから、外周側パッキン45は、溝部71への挿入方向の反対側から第3段差部77cが係合可能であり、第1段差部85cと第3段差部77cとの間に好適に位置決めされ、内周側パッキン43は、マクロノブ37の内部への挿入方向の反対側から第4段差部87cが係合可能であり、第2段差部79cと第4段差部87cとの間に好適に位置決めされる。例えば、内周側パッキン43や外周側パッキン45が意図されていない位置でマクロノブ37とリアケース23との間に挟まれることが防止される。 【0074】 第1筐体2には、溝部71に囲まれる領域に開口23hが形成され、開口23hは、透光部材35により塞がれ、透光部材35と第1筐体2とは、透光部材35及び第1筐体2に密着し、開口23hを囲む環状のウィンドウシート41により固定されている。マクロノブ37の内縁は内周側パッキン43により防水されていることから、特許文献1のように透光部材35によりマクロノブ37の開口37hを塞がなくても、開口37h及び操作用スリット73を介して第1筐体2内部に水が浸入するおそれがない。従って、上述のように、透光部材35をリアケース23に固定し、透光部材35に対してマクロノブ37を回転可能にすることができる。開口23hからの水の浸入は、ウィンドウシート41により防止される。マクロノブ37の操作の際には、透光部材35もユーザにより押圧されてしまう可能性が高いが、透光部材35はリアケース23に固定されていることから、透光部材35がマクロノブ37やカメラモジュール27に固定されている場合に比較して、透光部材35の支持構造の強度は高く、損傷しにくい。 【0075】 第1筐体2内に開口23hに対向して配置されたレンズ51と、開口23hから見てレンズ51の背後に配置された撮像素子53と、被操作部として、レンズ51を光軸方向に移動させる移動機構63とを有していることから、レンズ51や撮像素子53を含むカメラモジュール27と、撮影モードを切り替えるマクロノブ37との一体感を向上させることができる。また、従来のようにレバー61を筐体側部から突出させる構成に比較して、透光部材35やカメラモジュール27を含む撮像部5の配置の自由度が向上する。 【0076】 環状部65は、溝部71の底部72に摺動可能に当接している。従って、マクロノブ37を操作する際にユーザがマクロノブ37に押圧力を加えたとしても、内周側パッキン43及び外周側パッキン45のマクロノブ37及び溝部71に対する接触圧が過剰に高くなることが防止される。その結果、マクロノブ37の回転に対する摩擦抵抗が高くなることが防止され、良好な操作性が得られる。 【0077】 溝部71の底部72には、係合用スリット75が形成され、マクロノブ37は、環状部65から第1筐体2の内部側に突出し、係合用スリット75に挿入され、第1筐体2の内部側から係合用スリット75の縁部に係合する係合用脚部69を有し、係合用スリット75の内周側の側面95には、環状部65の周方向への回転に伴って係合用脚部69に係合するとともに係合を解除してクリック感を生じさせる突部95aが形成されていることから、係合用脚部69によりマクロノブ37の係合及びクリック感の発生の双方が実現され、部品点数の削減や小型化が図られる。 【0078】 マクロノブ37は、第1筐体2の溝部71よりも外周側の面を覆う環状の被覆部91を有している。換言すれば、マクロノブ37の溝部71に挿入される挿入部83と溝部71の外周側の側面77との隙間は、被覆部91により覆われる。従って、当該隙間に直接的に雨滴などが侵入することが防止され、防水効果が向上する。 【0079】 以上の実施形態において、携帯電話機1は本発明の電子機器の一例であり、第1筐体2は本発明のケースの一例であり、マクロノブ37は本発明の操作部材の一例であり、移動機構63は本発明の被操作部の一例であり、ウィンドウシート41は本発明の固定部材の一例である。 【0080】 本発明は、以上の実施形態に限定されず、種々の態様で実施してよい。 【0081】 電子機器は、回転操作される環状の操作部材を備えるものであればよく、携帯電話機に限定されない。例えば、PDA、ノートパソコン、デジタルカメラ、プリンタであってもよい。 【0082】 操作部材は、回転操作される環状のものであればよく、撮像モードを切り替えるマクロノブに限定されない。例えば、スピーカの音量を増減したり、表示装置の輝度を増減したり、ズームレンズの焦点距離を変更するものであってもよい。 【0083】 被操作部は、実施形態の移動機構のように、操作用脚部の移動によって動力が伝達されて機械的に操作されるものに限定されず、電気的又は磁気的に操作されるものであってもよい。例えば、被操作部は、操作用脚部の近接又は離間に応じた信号を出力する静電容量式センサや磁気センサであってもよい。また、機械的に操作されるものである場合、被操作部は移動機構に限定されない。例えば、被操作部は、操作用脚部の移動により可動接点が固定接点に当接又は離間されるスイッチであってもよい。 【0084】 第1〜第4の小径部、大径部、段差部は、操作部材又は溝部の適宜な位置に設けることができ、また、第2〜第4の小径部、大径部、段差部は、本発明の必須要件ではない。 【0085】 図11は、小径部、大径部、段差部の変形例を示している。図11(a)に示すように、溝部の外周側の側面177には、第3小径部、第3大径部、第3段差部が形成されていなくてもよい。この場合であっても、外周側パッキン145をマクロノブ137の外周面185に形成された第1小径部185aに嵌め込み、第1段差部185cを外周側パッキン145に係合させ、マクロノブ137を溝部171に挿入すれば、外周側パッキン145によりマクロノブ137と溝部171の外周側の側面177との隙間を塞ぐことができる。なお、図11(a)に示すように、第1大径部185bは、溝部171に挿入されていなくてもよい。 【0086】 図11(b)に示すように、溝部271の外周面277が、第3小径部277a、第3大径部277b、第3段差部277cを有する場合に、マクロノブ237の第1大径部285bは、第3大径部277bに挿入されていなくてもよい。この場合であっても、外周側パッキン245をマクロノブ237の外周面285に形成された第1小径部285aに嵌め込み、第1段差部285cを外周側パッキン245に係合させ、マクロノブ237を溝部271に挿入すれば、外周側パッキン245によりマクロノブ237と溝部271の外周面277との隙間を塞ぐことができる。 【0087】 図11(c)に示すように、マクロノブ337の内周面387に第4小径部387a、第4大径部387b、第4段差部387cが形成されている場合、第4小径部387aが溝部371の外周面379に形成された第2小径部379aに挿入されてもよい。この場合であっても、内周側パッキン343を第2小径部379aに嵌め込み、第2段差部379cを内周側パッキン343に係合させ、マクロノブ337を溝部371に挿入すれば、内周側パッキン343によりマクロノブ337の内周面387と溝部371の内周側の側面379との隙間を塞ぐことができる。なお、図11(c)の変形例では、溝部371の外周面379は、第4大径部387bが概ね嵌合する第2大径部379b、第2大径部379bと第2小径部379aとの間の第2段差部379を有している。 【0088】 図11(d)に示すように、溝部471の外周側の側面479には、第2小径部、第2大径部、第2段差部が設けられていなくてもよい。この場合であっても、内周側パッキン443を溝部471の側面479に嵌め込み、溝部471の底部を内周側パッキン443に係合させ、マクロノブ437を溝部471に挿入すれば、内周側パッキン443によりマクロノブ437の内周面487と溝部471の内周側の側面479との隙間を塞ぐことができる。 【0089】 環状の操作部材に囲まれる領域に形成された開口は、種々の用途に利用されてよい。例えば、当該開口から表示装置の表示面を露出させてもよいし、当該開口を赤外線を利用した通信を行う通信窓としてもよいし、当該開口からフラッシュを露出させてもよい。 【0090】 係合用脚部の係合爪は、係合用スリットの外周側の縁部に係合するものでもよい。クリック感を生じさせるための突部は、係合用スリットの外周側の面に設けられてもよい。なお、実施形態のように、係合爪の係合する縁部と、突部が設けられる面とが係合用スリットの同一側である場合には、係合用脚部は、係合爪を挿入する際の弾性変形の方向と、突部に係合する際の弾性変形の方向とが同一になるから、係合爪、突部及び係合用スリットを小型化しつつ高いクリック感を得ることができる。 【図面の簡単な説明】 【0091】 【図1】本発明の実施形態に係る携帯電話機の外観を示す斜視図及び一部分解斜視図。 【図2】図1の携帯電話機のリアケースの撮像部周辺の分解斜視図。 【図3】図1の携帯電話機のカメラモジュールを示す斜視図及び断面図。 【図4】図1の携帯電話機のマクロノブを示す斜視図。 【図5】図1の携帯電話機のリアケースの平面図及び一部拡大図。 【図6】図5のリアケースへの部品組み込み方法を説明する図。 【図7】図5のリアケースの部品組み込み後の斜視図及び一部拡大図。 【図8】図5のリアケースの部品組み込み後の平面図及び断面図。 【図9】図8の一部拡大断面図。 【図10】図4のマクロノブの係合及びクリック感発生機構を説明する断面図。 【図11】本発明の変形例を示す断面図。 【符号の説明】 【0092】 1…携帯電話機(電子機器)、2…第1筐体(ケース)、23…リアケース、37…マクロノブ(操作部材)、43…内周側パッキン、45…外周側パッキン、63…移動機構(被操作部)、65…環状部と、67…操作用脚部、71…溝部、73…操作用スリット、85…環状部の外周面、85a…第1小径部、85b…第1大径部、85c…第1段差部。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006633 【氏名又は名称】京セラ株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月30日(2006.8.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100094053 【弁理士】 【氏名又は名称】佐藤 隆久
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| 【公開番号】 |
特開2008−60860(P2008−60860A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月13日(2008.3.13) |
| 【出願番号】 |
特願2006−234626(P2006−234626) |
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