| 【発明の名称】 |
テレビジョン受像機 |
| 【発明者】 |
【氏名】笹尾 幸良
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| 【要約】 |
【課題】テレビジョン受像機において、メール送信者が意図したときに、メール受信者にメールのメッセージを自動的に報知する。
【構成】テレビジョン受像機(以下、テレビ)は、電子メール(以下、メール)を受信するネットワークインタフェースと、メールのメッセージを表示するディスプレイとを備える。制御用マイコンは、受信したメールに対して、フォーマットが付加されているか否かの判別を行い、この判別の結果、フォーマットが付加されている場合、メッセージの表示条件と表示期限等とをフォーマットから取得する。そして、制御用マイコンは、表示期限が過ぎているか否かを判断し(S13)、表示期限が過ぎていない場合(S14でNO)、表示条件が満たされたか否かを判断する(S15)。表示条件が満たされた場合(S16でYES)、制御用マイコンは、メールのメッセージを取得し(S17)、自動的にディスプレイに表示させる(S18)。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 インターネットに接続するためのネットワークインタフェースと、 前記ネットワークインタフェースを介して電子メールを受信するメール受信手段と、 前記メール受信手段により受信した電子メールのメッセージやテレビジョン番組を表示する表示手段と、 装置各部を制御する制御手段とを備えるテレビジョン受像機において、 前記メール受信手段により受信した電子メールが未読状態であるか否かを判別する未読判別手段と、 前記未読判別手段により未読であると判別された電子メールにメッセージ表示条件の情報が含まれているか否かを判別する条件情報判別手段と、 前記条件情報判別手段による判別の結果、前記電子メールに前記メッセージ表示条件の情報が含まれているとき、該メッセージ表示条件が満たされたか否かを判断する条件判断手段と、 前記条件判断手段による判断の結果、条件が満たされたとき、前記電子メールのメッセージを自動的に前記表示手段に表示するように制御する表示制御手段とをさらに備えることを特徴とするテレビジョン受像機。 【請求項2】 ネットワークを介して電子メールを受信するメール受信手段と、 前記メール受信手段により受信した電子メールのメッセージやテレビジョン番組を表示する表示手段とを備えるテレビジョン受像機において、 前記メール受信手段により受信した電子メールにメッセージ表示条件の情報が含まれているか否かを判別する条件情報判別手段と、 前記条件情報判別手段による判別の結果、前記電子メールに前記メッセージ表示条件の情報が含まれているとき、該メッセージ表示条件が満たされたか否かを判断する条件判断手段と、 前記条件判断手段による判断の結果、条件が満たされたとき、前記電子メールのメッセージを自動的に前記表示手段に表示するように制御する表示制御手段とをさらに備えることを特徴とするテレビジョン受像機。 【請求項3】 前記メール受信手段により受信した電子メールが未読状態であるか否かを判別する未読判別手段をさらに備え、 前記条件情報判別手段は、前記メール受信手段により受信した電子メールの中から前記未読判別手段により未読であると判別された電子メールに対して前記メッセージ表示条件の情報が含まれているか否かの判別を行うことを特徴とする請求項2に記載のテレビジョン受像機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、電子メール受信機能を備えるテレビジョン受像機に関する。 【背景技術】 【0002】 近年、電子メール受信機能を備えるテレビジョン受像機(以下、テレビという)が普及している。この種のテレビは、受信した電子メール(以下、メールという)のメッセージをディスプレイに表示することにより、メール受信者にメールの内容を報知する。しかし、この種のテレビには、メール受信者がメールを開かない限り、メッセージをメール受信者に報知しないという問題がある。また、メール送信者には、自分の意図したときに、メールのメッセージをメール受信者に報知したいという要望がある。 【0003】 上記問題に対して、特許文献1の発明は、ディスプレイへのテレビ番組の表示信号が途切れたときに、メールを受信したことを知らせる旨のメッセージをディスプレイに表示することにより、テレビ番組の視聴を妨げずにメールを受信したことをメール受信者に報知することができるテレビである。しかし、このテレビでは、メールのメッセージを自動的にディスプレイに表示することができない。また、特許文献2の発明は、メール受信者の状況に応じて、メールのメッセージをメール受信者に報知すると共に、メール送信者がメール受信者の状況を把握することが可能なメール送受信システムである。しかし、この特許文献2には、メール送信者が意図したときに、メールのメッセージをメール受信者に報知する具体的な仕組みが開示されていない。 【0004】 また、特許文献3の発明は、メールに含まれる識別情報により識別される動作をメール受信先のコンピュータが行うシステムである。このシステムでは、メール受信者がメールを開かない限り、メールのメッセージを読むことができない。従って、上記特許文献1乃至特許文献3の発明では、上記問題を解決することができない。 【特許文献1】特開2005−252330号公報 【特許文献2】特開2005−250764号公報 【特許文献3】特開2004−5044号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、メール送信者が意図したときに、メール受信者にメールのメッセージを自動的に報知することができるテレビジョン受像機を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0006】 上記目的を達成するために請求項1の発明は、インターネットに接続するためのネットワークインタフェースと、前記ネットワークインタフェースを介して電子メールを受信するメール受信手段と、前記メール受信手段により受信した電子メールのメッセージやテレビジョン番組を表示する表示手段と、装置各部を制御する制御手段とを備えるテレビジョン受像機において、前記メール受信手段により受信した電子メールが未読状態であるか否かを判別する未読判別手段と、前記未読判別手段により未読であると判別された電子メールにメッセージ表示条件の情報が含まれているか否かを判別する条件情報判別手段と、前記条件情報判別手段による判別の結果、前記電子メールに前記メッセージ表示条件の情報が含まれているとき、該メッセージ表示条件が満たされたか否かを判断する条件判断手段と、前記条件判断手段による判断の結果、条件が満たされたとき、前記電子メールのメッセージを自動的に前記表示手段に表示するように制御する表示制御手段とをさらに備えるものである。 【0007】 請求項2の発明は、ネットワークを介して電子メールを受信するメール受信手段と、前記メール受信手段により受信した電子メールのメッセージやテレビジョン番組を表示する表示手段とを備えるテレビジョン受像機において、前記メール受信手段により受信した電子メールにメッセージ表示条件の情報が含まれているか否かを判別する条件情報判別手段と、前記条件情報判別手段による判別の結果、前記電子メールに前記メッセージ表示条件の情報が含まれているとき、該メッセージ表示条件が満たされたか否かを判断する条件判断手段と、前記条件判断手段による判断の結果、条件が満たされたとき、前記電子メールのメッセージを自動的に前記表示手段に表示するように制御する表示制御手段とをさらに備えるものである。 【0008】 請求項3の発明は、請求項2に記載のテレビジョン受像機において、前記メール受信手段により受信した電子メールが未読状態であるか否かを判別する未読判別手段をさらに備え、前記条件情報判別手段は、前記メール受信手段により受信した電子メールの中から前記未読判別手段により未読であると判別された電子メールに対して前記メッセージ表示条件の情報が含まれているか否かの判別を行うものである。 【発明の効果】 【0009】 本発明によれば、受信したメールにメッセージ表示条件の情報が含まれている場合、このメッセージ表示条件が満たされときに、このメールのメッセージを自動的に表示手段に表示することができる。すなわち、メール送信者は、メールにメッセージ表示条件の情報を記載することにより、意図したときにメールのメッセージをメール受信者に自動的に報知することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 以下、本発明の一実施形態に係るテレビジョン受像機(以下、テレビという)について、図1、及び図2を参照して説明する。図1は、テレビ1と、メールサーバ3と、携帯電話4とが、それぞれインターネット5を介して接続されているメール送受信システムの構成を示し、図2は、テレビ1の内部構成を示す。テレビ1とメールサーバ3とは、それぞれネットワークケーブル2を介してインターネット5に接続されている。携帯電話4は、基地局(図示せず)からの電波を送受信することによりインターネット5に接続されている。テレビ1と、携帯電話4とは、それぞれ電子メール(以下、メールという)を送受信する機能を有している。メールサーバ3は、メールの送受信及び管理をするサーバであり、携帯電話4からテレビ1宛てに送信されたメールは、メールサーバ3を経由してテレビ1に送信される。 【0011】 テレビ1は、テレビ番組の放送信号を受信するチューナ15と、映像信号に対して所定の処理を行う映像信号処理部16と、映像等を表示するディスプレイ11(表示手段)と、音声信号に対して所定の処理を行う音声信号処理部17と、音声を出力するスピーカ12と、装置各部を制御する制御用マイコン19(制御手段)とを備える。また、テレビ1は、ネットワークケーブル2を接続するためのネットワークインタフェース14と、装置各部の操作及びデータの入力を行うための操作部13と、制御用マイコン19を制御するためのプログラム等が記録されたメモリ18と、装置各部に電力を供給する電源部10とをさらに備える。 【0012】 制御用マイコン19は、請求項における未読判別手段、条件情報判別手段、条件判断手段、及び表示制御手段として機能する。また、制御用マイコン19とネットワークインタフェース14とが、請求項におけるメール受信手段に相当する。メモリ18は、制御用マイコン19が受信したメールを記録する。 【0013】 映像信号処理部16は、チューナ15によって受信したテレビ番組の放送信号に含まれる映像信号に対して所定の処理を行う。ディスプレイ11は、映像信号処理部16から出力された映像信号に基づいて映像、及びメールのメッセージ等を表示する。音声信号処理部17は、チューナ15によって受信したテレビ番組の放送信号に含まれる音声信号に対して所定の処理を行う。スピーカ12は、音声信号処理部17から出力された音声信号に基づいて音声を出力する。 【0014】 次に、テレビ1のメール受信処理について、図3を参照して説明する。ここでは、予めテレビ1の電源部10がオン状態にされているものとする。電源部10がオン状態のとき、制御用マイコン19は、テレビ1宛てのメールがあるか否かをメールサーバ3に問い合わせ(S1)、メールがある場合(S2でYES)、メールサーバ3からメールを受信する(S3)。 【0015】 制御用マイコン19は、上記S3で受信したメールに対して、メッセージ表示条件の情報(以下、フォーマットという)が付加されているか否かの判別を行う(S4)。この判別の結果、フォーマットが付加されている場合(S5でYES)、制御用マイコン19は、フォーマットを解析してメッセージの表示条件、表示期限等を取得した後(S6)、メールのデータをメールソフトに渡す(S7)。なお、フォーマットの解析処理の詳細については後述する。 【0016】 一方、上記S4の判別の結果、フォーマットが付加されていない場合(S5でNO)、制御用マイコン19は、上記S6の処理を行わないで、上記S7の処理を行う。なお、上記S3の処理は、例えば、予め指定したメール送信者からテレビ1宛てに送信されたメールのみを受信するものであってもよい。また、S−MIME(Secure Multipurpose Internet Mail Extensions)、又はPGP(Pretty Good Privacy)等を用いて暗号化されたメールのみを受信するものであってもよい。また、電子署名により、メール送信者が成りすましていないことや、改ざんされたメールではないことが保証されたメールのみを受信するものであってもよい。 【0017】 次に、テレビ1のメール表示処理について、図4を参照して説明する。制御用マイコン19は、メールサーバ3から受信したメールが未読状態であるか否かを判別し(S11)、未読状態の場合(S12でYES)、上記S6により取得された表示期限が過ぎているか否かを判断する(S13)。この判断の結果、表示期限を過ぎていない場合(S14でNO)、制御用マイコン19は、上記S6により取得された表示条件が満たされたか否かを判断する(S15)。一方、表示期限が過ぎている場合(S14でYES)、制御用マイコン19は、上記S15以降の処理を行わない。また、上記S11の判別の結果、メールが未読状態でない場合(S12でNO)、制御用マイコン19は、上記S13以降の処理を行わない。 【0018】 上記S15の判断の結果、表示条件が満たされた場合(S16でYES)、制御用マイコン19は、メールのメッセージを取得し(S17)、取得したメッセージを自動的にディスプレイ11に表示させた後(S18)、このメールを既読状態に設定する(S19)。一方、上記S15の判断の結果、表示条件が満たされていない場合(S16でNO)、制御用マイコン19は、上記S17以降の処理を行わない。 【0019】 次に、上記S6におけるフォーマットの解析処理の詳細について、図5乃至図7を参照して説明する。メールは、メッセージ本文から成るメッセージ部と、「差出人」や「宛先」などの制御データから成るメールヘッダ部とから構成され、ここでは、フォーマットが、メールのメッセージ部に記載されているものとする。テレビ1の電源部10をオン状態にした直後にメッセージ本文を表示するフォーマットは、例えば、「[Event−trigger]power−on」である。ここで「[Event−trigger]」は、この言葉の直後に表示条件を示すメッセージが記載される旨を示し、「Power−on」は、テレビ1の起動直後という表示条件を示す。具体的には、メールのメッセージ部に、 「[Event−trigger]power−on 帰りが遅くなる。父より」 と記載されている場合、ユーザがテレビ1の電源部10をオン状態にすると、図5に示すように、メールのメッセージ本文(「帰りが遅くなる。父より」)がディスプレイ11に表示される。 【0020】 また、メッセージの表示条件は、メール受信者、つまりテレビ1のユーザにより操作部13が操作されたとき、例えば、電源ボタンや、特定のチャンネルボタンが押下されたときにメッセージ本文を表示するものであってもよい。具体的には、メールのメッセージ部に、 「[Event−trigger]anime−channel−on アニメは見過ぎないように」 と記載されている場合、ユーザがテレビ1の操作部13を操作して、アニメが放送されているチャンネルを視聴すると、図6に示すように、メールのメッセージ本文(「アニメは見過ぎないように」)がディスプレイ11に表示される。 【0021】 また、メッセージの表示条件は、チューナ15が受信した電子番組表(Electronic Program Guide)に基づいて、メール受信者が特定のジャンルのテレビ番組を視聴したときにメッセージ本文を表示するものであってもよい。具体的には、メールのメッセージ部に、 「[Event−trigger]genre−drama−on 面白そうなら録画しておいて」 と記載されている場合、ユーザがテレビ1の操作部13を操作して、ジャンルがドラマであるテレビ番組を視聴すると、図7に示すように、メールのメッセージ本文(「面白そうなら録画しておいて」)がディスプレイ11に表示される。なお、メッセージの表示条件を示す記載は、上述した例に限られず、メール送信者及び制御用マイコン19が任意の取り決めにより設定することができる。 【0022】 メッセージの表示期限を示すフォーマットは、例えば、「[Event−expire]1 Jan 2006」である。ここで「[Event−expire]」は、この言葉の直後に表示期限を示すメッセージが記載される旨を示し、「1 Jan 2006」は、表示期限が2006年1月1日までであることを示す。また、メッセージの表示期限は、この形式に限られず、例えば「2006/01/01」等の形式を用いて年月日を示すものであってもよい。また、月日、月、日、又は曜日等を示す文字を用いて表示期限を記載してもよい。なお、ここでは、フォーマットがメールのメッセージ部に記載された例について説明したが、これに限られず、フォーマットがメールのメールヘッダ部に記載されており、制御用マイコン19がメールのメールヘッダ部に記載されたフォーマットを解析するものであってもよい。 【0023】 上記のように、本発明の一実施形態に係るテレビ1によれば、受信したメールにフォーマットが含まれている場合、このフォーマットの表示期限、及びメッセージ表示条件が満たされときに、制御用マイコン19が、このメールのメッセージ本文を自動的にディスプレイ11に表示する。そのため、テレビ1宛てにメールを送信する送信者は、メールにフォーマットを記載することにより、意図したときに自動的にメールのメッセージ本文を、テレビ1のユーザであるメール受信者に報知することができる。 【0024】 なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、上述した図3において、メールサーバ3からメールを受信した後に(S3)、フォーマットが付加されているか否かの判別(S4)を行う例を示したが、これに限られず、例えば、上述した図4において、メールが未読状態である場合(S12でYES)に限り、このメールにフォーマットが付加されているか否かの判別処理を行うものであってもよい。 【0025】 また、上記実施形態の構成においては、テレビ1宛てにメールを送信する機器として携帯電話4を例に示したが、これに限られず、例えば、PDA(Personal Digital Assistants)や、パソコンなどのメールの送受信機能を備える機器であればよい。 【図面の簡単な説明】 【0026】 【図1】本発明の一実施形態に係るテレビと、メールサーバとを示す構成図。 【図2】上記テレビの内部構成を示すブロック図。 【図3】上記テレビにおけるメール受信処理を示すフローチャート。 【図4】上記テレビにおけるメール表示処理を示すフローチャート。 【図5】上記電子メール表示処理におけるメッセージの表示例を示す説明図。 【図6】上記電子メール表示処理におけるメッセージの表示例を示す説明図。 【図7】上記電子メール表示処理におけるメッセージの表示例を示す説明図。 【符号の説明】 【0027】 1 テレビ(テレビジョン受像機) 5 インターネット 11 ディスプレイ(表示手段) 14 ネットワークインタフェース(メール受信手段) 19 制御用マイコン(制御手段、メール受信手段、未読判別手段、条件情報判別手段、条件判断手段、表示制御手段)
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| 【出願人】 |
【識別番号】000201113 【氏名又は名称】船井電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月30日(2006.8.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100084375 【弁理士】 【氏名又は名称】板谷 康夫
【識別番号】100121692 【弁理士】 【氏名又は名称】田口 勝美
【識別番号】100125221 【弁理士】 【氏名又は名称】水田 愼一
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| 【公開番号】 |
特開2008−60858(P2008−60858A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月13日(2008.3.13) |
| 【出願番号】 |
特願2006−234572(P2006−234572) |
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