トップ :: H 電気 :: H04 電気通信技術




【発明の名称】 低複雑度のイメージ圧縮方法及び装置、低複雑度のイメージ復元方法及び装置
【発明者】 【氏名】李 相 祚

【氏名】李 時 和

【氏名】金 度 亨

【要約】 【課題】低複雑度のイメージ圧縮方法及び装置、低複雑度のイメージ復元方法及び装置を提供する。

【構成】所定基準によって現在データを圧縮するための複数のモードのうち何れか一つのモードを選定し、このモードによって選択的に現在データと参照データとの差を算出することによって現在データを圧縮するか、または現在データのうち一部を切断することによって現在データを圧縮するデータ圧縮方法である。これにより、画像エンコーダ/デコーダシステムの複雑度を画期的に下げ、LCD DCC装置で要求するピクチャー単位のCBRを正確に合せうる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)所定基準によって現在データを圧縮するための複数のモードのうち何れか一つのモードを選定するステップと、
(b)前記選定されたモードによって選択的に前記現在データと参照データとの差を算出するか、または前記現在データのうち一部を切断することによって前記現在データを圧縮するステップと、をさらに含むことを特徴とするデータ圧縮方法。
【請求項2】
前記(b)ステップは、前記算出された差が固定長のビットで表現可能な場合にのみ前記算出された差を前記現在データの圧縮データとして出力することを特徴とする請求項1に記載のデータ圧縮方法。
【請求項3】
(c)現在データを所定ビット単位でシフトするステップをさらに含み、
前記(a)ステップは、前記現在データの総ビットシフト回数を基準に前記複数のモードのうち何れか一つのモードを選定することを特徴とする請求項1に記載のデータ圧縮方法。
【請求項4】
前記(b)ステップは、前記シフトされた現在データと前記シフトされた参照データとの差を算出することにより前記現在データを圧縮することを特徴とする請求項3に記載のデータ圧縮方法。
【請求項5】
前記(c)ステップは、前記算出された差が固定長のビットで表現可能でない場合に、前記シフトされた現在データを前記所定ビット単位でシフトすることを特徴とする請求項4に記載のデータ圧縮方法。
【請求項6】
前記(b)ステップは、4つのピクセルを一つに集束した2×2サイズのブロック単位で前記現在データを圧縮することを特徴とする請求項1に記載のデータ圧縮方法。
【請求項7】
前記参照データは、前記現在データに該当するピクセルに隣接するピクセルのうち何れか一つのピクセルまたは前記隣接するピクセルのうち所定のピクセルの平均値であることを特徴とする請求項1に記載のデータ圧縮方法。
【請求項8】
請求項1ないし7のうち何れか一項に記載の方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項9】
所定基準によって現在データを圧縮するための複数のモードのうち何れか一つのモードを選定する選定部と、
前記選定されたモードによって選択的に前記現在データと参照データとの差を算出することにより前記現在データを圧縮する第1符号化部と、を備えることを特徴とするデータ圧縮装置。
【請求項10】
(a)現在データを圧縮するための複数のモードのうち何れか一つのモードを認識するステップと、
(b)前記認識されたモードによって選択的に前記現在データの圧縮データを参照データに加算するか、または前記現在データの圧縮データに所定の二進値を付加することによって前記現在データを復元するステップと、をさらに含むことを特徴とするデータ復元方法。
【請求項11】
前記圧縮データは、前記現在データと参照データとの差に該当する固定長のビットを含むことを特徴とする請求項10に記載のデータ復元方法。
【請求項12】
(c)前記認識されたモードが表す現在データについての総ビットシフト回数ほど前記圧縮データを所定ビット単位でシフトすることによって前記差を復元するステップをさらに含み、
前記(b)ステップは、前記復元された差を前記参照データに加算することによって前記現在データを復元することを特徴とする請求項11に記載のデータ復元方法。
【請求項13】
前記(c)ステップは、前記圧縮データを前記現在データの圧縮過程でのビットシフト方向と逆方向にシフトすることを特徴とする請求項12に記載のデータ復元方法。
【請求項14】
前記(b)ステップは、4つのピクセルを一つのブロックに集束した2×2サイズのブロック単位で前記現在データを復元することを特徴とする請求項10に記載のデータ復元方法。
【請求項15】
前記参照データは、前記現在データに該当するピクセルに隣接するピクセルのうち何れか一つのピクセルまたは前記隣接するピクセルのうち所定ピクセルの平均値であることを特徴とする請求項10に記載のデータ復元方法。
【請求項16】
請求項10ないし15のうち何れか一項に記載の方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項17】
現在データを圧縮するための複数のモードのうち何れか一つのモードを認識する認識部と、
前記認識されたモードによって選択的に前記現在データの圧縮データを参照データに加算することによって前記現在データを復元する第1復号化部と、
前記認識されたモードによって選択的に前記現在データの圧縮データに所定の二進値を付加することによって前記現在データを復元する第2復号化部と、を備えることを特徴とするデータ復元装置。
【請求項18】
(a)現在データを圧縮するための複数のモードのうち何れか一つのモードによって選択的に前記現在データと参照データとの差を算出することによって前記現在データを圧縮するステップと、
(b)前記圧縮された現在データを保存するステップと、
(c)前記モードのうち何れか一つのモードによって選択的に前記保存された圧縮データを前記参照データに加算することによって前記現在データを復元するステップと、を含むことを特徴とするデータ圧縮/復元方法。
【請求項19】
前記(a)ステップは、前記算出された差が固定長のビットで表現可能な場合にのみ前記算出された差を前記現在データの圧縮データとして出力することを特徴とする請求項18に記載のデータ圧縮/復元方法。
【請求項20】
現在データを圧縮するための複数のモードのうち何れか一つのモードによって選択的に前記現在データと参照データとの差を算出することによって前記現在データを圧縮する圧縮装置と、
前記圧縮された現在データを保存するメモリと、
前記モードのうち何れか一つのモードによって選択的に前記保存された圧縮データを前記参照データに加算することによって前記現在データを復元する復元装置と、を備えることを特徴とするデータ圧縮/復元システム。
【請求項21】
前記圧縮装置は、前記算出された差が固定長のビットで表現可能な場合にのみ前記算出された差を前記現在データの圧縮データとして出力することを特徴とする請求項20に記載のデータ圧縮/復元システム。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、イメージを圧縮して復元するシステムに係り、特に、LCD DCC(Liquid Crystal Display Dynamic Capacitance Compensation)装置に適した画像エンコーダ/デコーダシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
図1は、従来のLCD DCC装置の一部構成図である。図1を参照するに、従来のLCDDCC装置の一部は、メモリ11及びLUT(Look Up Table)モジュール12で構成される。LCD DCC装置は、TFT(薄膜トランジスタ)−LCDパネルの応答時間を短縮させるために、LCDパネルのピクセルの電圧を、このピクセルに要求される電圧より高くかける装置を称す。例えば、LCDパネルのピクセルの現在電圧がAであり、このピクセルの次の電圧がBであれば、LCD DCC装置は、(A→B)の形態で電圧を駆動させず、(A→C→B)の形態で電圧を駆動させる。以下では、LCDDCC装置のうち、TFT−LCDパネルの応答時間を短縮させるための電圧値を計算する部分まで説明し、従来の技術の問題点を説明する。
【0003】
メモリ11は、現在ピクチャーを入力されれば、これを保存する。このような過程を通じて、メモリ11には、現在ピクチャーが入力される時点で以前ピクチャーが保存される。
【0004】
LUTモジュール12は、LUTテーブルを参照してTFT−LCDパネルのターゲット応答時間に要求される電圧値を算出する。さらに詳細に説明すれば、LUTモジュール12は、LUTから現在入力された現在ピクチャーのうち何れか一つのピクセルの輝度値と、メモリ11に保存された以前ピクチャーのピクセルの輝度値との差に対応する電圧値情報を探し出し、これとTFT−LCDパネルのターゲット応答時間とを利用して、TFT−LCDパネルのターゲット応答時間に要求される電圧値を算出する。
【0005】
前記のように、TFT−LCDパネルのターゲット応答時間に要求される電圧値を算出するためには、メモリ11に以前ピクチャーが保存されていなければならない。しかし、現在画像の品質が徐々に高まるにつれてピクチャー個々のデータ量が非常に増加した。これにより、メモリ11にピクチャーを保存するとき、LCD DCC装置に入力されたピクチャーをそのまま保存せず、これを圧縮して保存しようとする試みが進行中である。イメージ圧縮のための従来の技術としては、JPEG(Joint Photographic Expert Group)、H.264、JPEG−LSがあるが、LCDDCCへの適用には、次のような問題点があった。
【0006】
第一に、次のような画質側面での問題点があった。前記のイメージ圧縮方式によってイメージデータを1/2〜1/3ほどに圧縮すれば、PSNR(Peak Signal−to−Noise Ratio)を利用して測定する客観的な画質においては、大きい問題がないと現れる。しかし、変換符号化に基づくJPEGまたはH.264の場合には、主観的な画質の性能が劣る。特に、イメージ内のエッジ部分が崩れると観察されて、この部分で画質が劣る。LCD DCC装置は、人間に直接見られるTFT−LCDチャンネルを駆動させるための回路であるため、LCD DCC用の圧縮コーデックでは、客観的な画質よりは主観的な画質がさらに重要である。すなわち、LCD DCC用の圧縮コーデックは、イメージ圧縮によるピクセル値の差が生じるとしても、人間が感じられない画質性能を提供せねばならない。
【0007】
このような変換符号化のさらに他の問題点は、イメージをピクセル単位で移動した場合に発生する。原本イメージをピクセル単位で移動したため、この原本イメージと復元イメージとは、差がないと見られるが、何れか一つのブロック内に含まれるピクセル値の小さい差がイメージを圧縮後に復元した結果に相当な影響を及ぼす。これにより、イメージをピクセル単位で移動しつつ、LCD DCC装置を通過させれば、ユーザにピクセル値の小さい差が容易に認識される結果を招く。
【0008】
第二に、次のような複雑度側面での問題点があった。前記のイメージ圧縮方式は、何れもエントロピー符号化方式を使用するため、イメージを復号化する場合に臨界経路が生じ、これにより、デコーダの複雑度が非常に上昇する。ここで、臨界経路とは、色々なステップの過程を経る作業で、それを完成するためには、色々な過程の経路が同時に行われねばならないとするとき、そのうち、最も長い経路、すなわち全体工程のうち時間が最も長くかかる経路を意味する。特に、ブロック単位で変換符号化を行うJPEG及びH.264の場合に、その複雑度は、さらに上昇する。H.264は、イントラ予測を使用するため、メモリ使用量が増えるだけでなく、その複雑度もさらに上昇する。
【0009】
第三に、次のようなビット率の制御側面での問題点があった。前記のイメージ圧縮方式は何れも概略的なビット率制御が可能であるが、ピクチャー単位で正確なビット率が生成できなかった。例えば、前記のイメージ圧縮方式は、1/2圧縮でビット率を制御すれば、LCD DCC装置で使用するメモリの限界があるため、1/2以内に圧縮されねばならない。しかし、前記のイメージ圧縮方式によってビット率制御がよくなる場合には、1/2周辺値ほどのデータ量が生成されるが、ビット率制御がよくならない場合には、1/2以上のデータ量が出ることもあるため、固定容量のメモリを使用するLCD DCC用のイメージ圧縮には適していない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明が解決しようとする技術的課題は、LCD DCC用のイメージ圧縮に適するようにイメージ復元過程での主観的な画質を向上させつつも、画像エンコーダ/デコーダシステムの複雑度を画期的に下げ、LCD DCC装置で要求するピクチャー単位のCBR(コンスタント ビット レート)を正確に合せる装置及び方法を提供することである。また、前記方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供することである。
【0011】
本発明が解決しようとする技術的課題は、前記のような技術的課題に限定されず、さらに他の技術的課題が存在しうる。これは、当業者ならば、下記の記載から明確に分かる。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記課題を解決するための本発明によるデータ圧縮方法は、所定基準によって現在データを圧縮するための複数のモードのうち何れか一つのモードを選定するステップと、前記選定されたモードによって選択的に前記現在データと参照データとの差を算出することによって前記現在データを圧縮するステップとを含む。
【0013】
前記他の課題を解決するために、本発明は、前記データ圧縮方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0014】
前記さらに他の課題を解決するための本発明によるデータ圧縮装置は、所定基準によって現在データを圧縮するための複数のモードのうち何れか一つのモードを選定する選定部と、前記選定されたモードによって選択的に前記現在データと参照データとの差を算出することによって前記現在データを圧縮する第1符号化部とを備える。
【0015】
前記さらに他の課題を解決するための本発明によるデータ復元方法は、現在データを圧縮するための複数のモードのうち何れか一つのモードを認識するステップと、前記認識されたモードによって選択的に前記現在データの圧縮データを参照データに加算することによって前記現在データを復元するステップとを含む。
【0016】
前記さらに他の課題を解決するために、本発明は、前記データ復元方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0017】
前記さらに他の課題を解決するための本発明によるデータ復元装置は、現在データを圧縮するための複数のモードのうち何れか一つのモードを認識する認識部と、前記認識されたモードによって選択的に前記現在データの圧縮データを参照データに加算することによって前記現在データを復元する第1復号化部とを備える。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、DPCM方式及びPCM方式のうち何れか一つを選択的に使用してイメージデータを圧縮または復元することによって画像エンコーダ/デコーダシステムの複雑度を画期的に下げ、LCD DCC装置で要求するピクチャー単位のCBRを正確に合せうる。特に、本発明によれば、DPCM方式及びPCM方式を利用して4つのピクセルを一つに集束した2×2サイズのブロック単位でデータを圧縮または復元するため、原本イメージの主観的な画質劣化なしにデータを圧縮できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、図面を参照して本発明の望ましい実施形態を詳細に説明する。
【0020】
図2は、本発明の望ましい一実施形態によるLCD DCC装置の一部構成図である。図2を参照するに、本実施形態によるLCD DCC装置の一部は、データ圧縮装置21、メモリ22、データ復元装置23、及びLUTモジュール24で構成される。
【0021】
データ圧縮装置21は、2つのデータ圧縮方式、すなわちDPCM(Differential Pulse Code Modulation)方式及びPCM(Pulse Code Modulation)方式のうち何れか一つを選択的に使用することによりデータを圧縮する。
【0022】
メモリ22は、データ圧縮装置21から圧縮データを入力されれば、これを保存する。このような過程を通じて、メモリ22には、現在ピクチャーが入力される時点で以前ピクチャーに該当する圧縮データが保存される。
【0023】
データ復元装置23は、2つのデータ圧縮方式、すなわち、DPCM方式及びPCM方式のうち何れか一つを選択的に使用することによってデータを圧縮する。
【0024】
LUTモジュール24は、LUTを参照してTFT−LCDパネルのターゲット応答時間に要求される電圧値を算出する。さらに詳細に説明すれば、LUTモジュール24は、LUTから現在入力された現在ピクチャーのうち何れか一つのピクセルの輝度値と、データ復元装置23によって復元された以前ピクチャーのピクセルの輝度値との差に対応する電圧値情報を探し出し、これとTFT−LCDパネルのターゲット応答時間とを利用して、TFT−LCDパネルのターゲット応答時間に要求される電圧値を算出する。
【0025】
図3は、図2に示したデータ圧縮装置21の2つのデータ圧縮方式のうち一つであるDPCM方式の適用例を示す図である。図3を参照するに、データ圧縮装置21は、DPCM方式を利用して現在イメージデータと参照データとの差を算出することによって現在イメージデータを圧縮する。特に、図3に示した例では、原本ピクセル4つの32ビットが17ビットに圧縮された。
【0026】
図4は、図2に示したデータ圧縮装置21の2つのデータ圧縮方式のうち一つであるPCM方式の適用例を示す図である。図4を参照するに、データ圧縮装置21は、PCM方式を利用して現在イメージデータのうち一部を切断することによって現在イメージデータを圧縮する。特に、図4に示した例では、原本データ31(00011111)で下位4ビットを切断し、データ復元時に下位4ビット、すなわち“1000”を追加することによって24(00011000)が復元された。本実施形態におけるPCM方式という用語は、前記DPCM方式と相反する概念を表現するために使われ、アナログ信号をデジタル信号に変換する一般的なPCM方式の概念とは異なる。特に、PCM方式は、当業者ならば、切断圧縮方式のような他の用語と呼称されることもあるということが分かる。
【0027】
以上からデータ圧縮装置21及びデータ復元装置23で使われるDPCM方式、PCM方式は、従来のイメージ圧縮方式であるJPEG、H.264、JPEG−LSよりその複雑度が非常に低いということが分かる。特に、前記DPCM方式及びPCM方式を利用することによって、データを固定されたデータ量に容易に圧縮できるということが分かる。これにより、本実施形態は、LCD DCC装置で要求するビット率を正確に合せうる。
【0028】
図5は、図2に示されたデータ圧縮装置21のデータ圧縮形態を示す図である。図5を参照するに、データ圧縮装置21は、4つのピクセルを一つのブロックに集束した2×2サイズのブロック(以下では、簡略に“2×2ブロック”で表記する)に該当する総96ビットのイメージデータを1/2圧縮することによって、48ビットの圧縮データを生成する。ここで、2×2ブロックは、R(Red)成分に該当する8ビットの現在イメージデータ、G(Green)成分に該当する8ビットの現在イメージデータ、及びB(Blue)成分に該当する8ビットの現在イメージデータで構成される。したがって、一つのピクセルは、32ビットとなり、2×2ブロックは、総96ビットとなる。
【0029】
データ圧縮装置21は、この2×2ブロックを4ビットのモードデータ及び44ビットの圧縮データに圧縮する。さらに詳細に説明すれば、4つのピクセルそれぞれのR成分に該当する8ビットについては4ビットが割当てられ、G成分に該当する8ビットについては4ビットが割当てられ、B成分に該当する8ビットについては3ビットが割当てられる。特に、96ビットの正確な1/2圧縮率を達成するために、モードデータに4ビットが割当てられる代わりに、4つのピクセルそれぞれのB成分に3ビットが割当てられたということが分かる。
【0030】
前記のように、本実施形態は、2×2ブロック単位のDPCM方式またはPCM方式を利用するため、16×16マクロブロックないし8×8ブロック単位でイメージを圧縮する従来のイメージ圧縮方式よりイメージ移動時の復元画質の低下を最小化しうる。すなわち、本実施形態は、従来より非常に小さい単位でイメージ圧縮及び復元を行うため、何れか一つのブロック内に入るピクセル値の小さい差が、イメージを圧縮後に復元した結果にほとんど影響を及ぼさない。これにより、本実施形態は、主観的な画質の性能を非常に向上させうる。
【0031】
以上のような特徴を有する本実施形態は、図2に示したLCD DCC装置以外にも低複雑度を要求し、主観的な無損失画質を要求するイメージ圧縮分野に広く適用される。例えば、DDI(Display Driver IC)のためのイメージ圧縮、画像エンコーダ/デコーダシステムの参照ピクチャー圧縮に適用される。
【0032】
図6は、図2に示したデータ圧縮装置21の詳細構成図である。図6を参照するに、図2に示したデータ圧縮装置は、スプリッタ61、ビットシフタ62、モード選定部63、DPCM符号化部64、PCM符号化部65、及びMUX 66で構成される。
【0033】
スプリッタ61は、何れか一つのピクチャーを入力され、このピクチャーを図5に示した2×2ブロック単位で分割し、このように分割された2×2ブロックをビットシフタ62に出力する。
【0034】
ビットシフタ62は、DPCM符号化部64から入力された2×2ブロックのうち何れか一つのピクセルの何れか一つの色成分に該当する8ビットの現在イメージデータ及びこの現在イメージデータに対応する8ビットの参照イメージデータを1ビット単位で右側にシフトし、このようにビットシフトされた結果値をモード選定部63に出力する。また、ビットシフタ62は、現在イメージデータを1ビット単位で右側にシフトする度に現在イメージデータの総ビットシフト回数を“1”ずつ増加させる。但し、ビットシフタ62は、スプリッタ61から入力された2×2ブロックに該当する現在イメージデータについては、ビットシフトを行わず、スプリッタ61から入力された現在イメージデータをそのままDPCM符号化部64に出力する。この場合、ビットシフタ62は、現在イメージデータの総ビットシフト回数を“0”に設定する。
【0035】
DPCM符号化部64から入力された現在イメージデータは、ビットシフタ62によってシフトされていない値でもあり、ビットシフタ62によって少なくとも1回ビットシフトされた値でもある。また、参照イメージデータは、現在イメージデータに該当するピクセルに隣接するピクセルのうち何れか一つのピクセルのイメージデータである。一般的に、参照イメージデータは、隣接するピクセルに該当するイメージデータのうち、現在イメージデータと最も一致するものが選定される。本実施形態では、現在ピクセルP0の参照ピクセルをピクセルP−1とし、現在ピクセルP1の参照ピクセルをピクセルP0とし、現在ピクセルP2の参照ピクセルをピクセルP0とし、現在ピクセルP3の参照ピクセルをピクセルP1及びピクセルP2の平均値とする。ピクセルP−1は、ピクセルP0、P1、P2、P3の隣接するピクセルのうち何れか一つとなりうる。
【0036】
また、8ビットの現在イメージデータと8ビットの参照イメージデータとを1ビット単位で右側にシフトすることは、このようなイメージデータを最下位ビット(LSB:Least Significant Bit)側にシフトすることを意味する。したがって、このような1ビット単位のシフトは、8ビットの現在イメージデータ値を2で割るものと同等し、8ビットの参照イメージデータ値を2で割るものと同等である。
【0037】
モード選定部63は、ビットシフタ62から入力された2×2ブロックのうち何れか一つのピクセルの何れか一つの色成分に該当する8ビットの現在イメージデータの総ビットシフト回数を基準に、現在データを圧縮するための複数のモードのうち何れか一つのモードを選定する。さらに詳細に説明すれば、モード選定部63は、8ビットの現在イメージデータの総ビットシフト回数がR成分またはG成分である場合には4回、B成分である場合には3回を超えなければ、複数のDPCM符号化モードのうち、このビットシフト回数に対応するDPCM符号化モードを選定し、この総ビットシフト回数ほどビットシフトされた現在イメージデータをDPCM符号化部64に出力する。もし、8ビットの現在イメージデータの総ビットシフト回数がR成分またはG成分である場合には4回、B成分である場合には3回を超えれば、モード選定部63は、PCM符号化モードを選定し、8ビットの現在イメージデータをPCM符号化部65に出力する。特に、この場合に、モード選定部63によってPCM符号化部65に出力される現在イメージデータは、ビットシフトされない値にする。但し、当業者ならば、R成分またはG成分である場合には4回、B成分である場合には3回ビットシフトされた値でもあるということが分かる。本実施形態によれば、複数のモードは、総12個が存在するが、これについては、図7ないし図18についての説明部分で詳細に説明する。
【0038】
DPCM符号化部64は、モード選定部63によって選定されたモードによって選択的にモード選定部63から入力された2×2ブロックのうち何れか一つのピクセルの何れか一つの色成分に該当する8ビットの現在イメージデータと、この現在イメージデータに対応する参照イメージデータとの差を算出することによって現在イメージデータを圧縮する。さらに詳細に説明すれば、DPCM符号化部64は、モード選定部63によって選定されたモードがDPCM符号化モードであれば、モード選定部63から入力された2×2ブロックのうち何れか一つのピクセルの何れか一つの色成分に該当する8ビットの現在イメージデータと、この色成分に該当する8ビットの参照イメージデータとの差を算出し、このように算出された差が固定長のビットで表現可能であるか否かを判断する。次いで、DPCM符号化部64は、その判断結果、固定長のビットで表現可能な場合にのみ、その差を現在イメージデータの圧縮データとしてMUX 66に出力する。もし、その差が固定長のビットで表現不可能な場合であれば、DPCM符号化部64は、モード選定部63から入力された2×2ブロックのうち何れか一つのピクセルの何れか一つの色成分に該当する8ビットの現在イメージデータをそのままビットシフタ62に出力する。
【0039】
図5に示したデータ圧縮形態によれば、R成分またはG成分に該当する8ビットの現在イメージデータについての固定長のビットは、4ビットとなり、B成分に該当する8ビットの現在イメージデータについての固定長のビットは、3ビットとなる。すなわち、DPCM符号化部64は、モード選定部63から入力されたR成分またはG成分に該当する8ビットの現在イメージデータと、この現在イメージデータに対応する参照イメージデータとの差を算出し、このように算出された差の範囲が−8〜7内にあるか否かを確認する。次いで、DPCM符号化部64は、その結果、その差の範囲が−8〜7内にある場合にのみ、その差を現在イメージデータの圧縮データとしてMUX 66に出力する。もし、その差の範囲が−8〜7内に無い場合であれば、DPCM符号化部64は、8ビットの現在イメージデータをそのままビットシフタ62に出力する。これにより、その差が4ビットで表現不可能なケースに該当する現在イメージデータについては、ビットシフタ62によるビットシフトが行われる。本実施形態によれば、R成分またはG成分に該当する8ビットの現在イメージデータと、この現在イメージデータに対応する参照イメージデータとの差が4ビットで表現可能になるまで、このようなビットシフトが反復的に行われる。
【0040】
PCM符号化部65は、モード選定部63によって選定されたモードによってビットシフタ62から入力された2×2ブロックのうち何れか一つのピクセルの何れか一つの色成分に該当する8ビットの現在イメージデータのうち4ビットを切断することによって現在イメージデータを圧縮する。さらに詳細に説明すれば、PCM符号化部65は、モード選定部63によって選定されたモードがPCM符号化モードならば、モード選定部63から入力された2×2ブロックのうち何れか一つのピクセルの何れか一つの色成分に該当する8ビットの現在イメージデータのうち下位4ビットを切断し、このように切断して残った4ビットの現在イメージデータを現在イメージデータの圧縮データとしてMUX 66に出力する。
【0041】
MUX 66は、モード選定部63によって選定されたモードを表す4ビットのモードデータ、DPCM符号化部64から入力された圧縮データとPCM符号化部65から入力された圧縮データとに該当する総44ビットの圧縮データをマルチプレクシングし、このようにマルチプレクシングされた総48ビットのデータをメモリ22に保存する。
【0042】
図7は、図6に示したデータ圧縮装置21が全ての色成分についてビットシフトせず、データを圧縮するモード0を示す図である。図7を参照するに、DPCM符号化部64に入力される8ビットの現在イメージデータは、ビットシフタ62によってR成分、G成分、及びB成分の何れもについてビットシフトされない状態であるということが分かる。
【0043】
この場合、DPCM符号化部64は、モード選定部63から入力されたピクセルP0のR成分に該当する8ビットの現在イメージデータと、ピクセルP−1のR成分に該当する8ビットの参照イメージデータとの差を算出し、このように算出された差が4ビットで表現される場合にのみ、すなわち、その差の範囲が−8〜7内にある場合にのみ、このように算出された差を4ビットの圧縮データとして出力する。もし、その差の範囲が−8〜7内になければ、DPCM符号化部64は、モード選定部63から入力されたピクセルP0のR成分に該当する8ビットの現在イメージデータをそのままビットシフタ62に出力する。また、DPCM符号化部64は、ビットシフタ62から入力されたピクセルP0のG成分に該当する8ビットの現在イメージデータについても前記R成分の処理と同様に処理する。
【0044】
また、DPCM符号化部64は、ビットシフタ62から入力されたピクセルP0のB成分に該当する8ビットの現在イメージデータと、ピクセルP−1のB成分に該当する8ビットの参照イメージデータとの差を算出し、このように算出された差が3ビットで表現可能な場合にのみ、すなわち、その差の範囲が−4〜3内にある場合にのみ、このように算出された差を3ビットの圧縮データとして出力する。もし、その差の範囲が−4〜3内になければ、DPCM符号化部64は、ビットシフタ62から入力されたピクセルP0のB成分に該当する8ビットの現在イメージデータをそのままビットシフタ62に出力する。
【0045】
また、DPCM符号化部64は、ビットシフタ62から入力されたピクセルP1、ピクセルP2、ピクセルP3についても前記ピクセルP0の処理と同様に処理する。
【0046】
図8は、図6に示されたデータ圧縮装置21が、R成分及びG成分についてはビットシフトせず、B色成分については1ビットをシフトし、データを圧縮するモード1を示す図である。図8を参照するに、DPCM符号化部64に入力される8ビットの現在イメージデータは、ビットシフタ62によってR成分及びG成分についてはビットシフトされない状態であり、B成分についてはIビットシフトされた状態であるということが分かる。
【0047】
この場合、DPCM符号化部64は、R成分及びG成分については図7に示したように処理する。但し、DPCM符号化部64は、モード選定部63から入力されたピクセルP0のB成分に該当する1ビットシフトされた現在イメージデータと、ピクセルP−1のG成分に該当する1ビットシフトされた参照イメージデータとの差を算出し、このように算出された差が3ビットで表現される場合にのみ、すなわち、その差の範囲が−4〜3内にある場合にのみ、このように算出された差を3ビットの圧縮データとして出力する。もし、その差の範囲が−4〜3内になければ、DPCM符号化部64は、モード選定部63から入力されたピクセルP0のR成分に該当する8ビットの現在イメージデータをそのままビットシフタ62に出力する。ここで、1ビットシフトされた現在イメージデータと1ビットシフトされた参照イメージデータとの差の範囲が−4〜3であるというのは、ビットシフトされていない元来の現在イメージデータとビットシフトされていない元来の参照イメージデータとの差の範囲が−8〜7であるということと同等である。このように、B成分に該当する8ビットの現在イメージデータを右側に1ビットシフトすれば、データ圧縮過程でこのデータの最下位1ビットが考慮されない。データ復元過程でこの最下位1ビットを無条件二進値“1”に設定すれば、元来のデータ値と復元データ値との間の最大エラーは、1となる。
【0048】
また、DPCM符号化部64は、ビットシフタ62から入力されたピクセルP1、ピクセルP2、ピクセルP3についても前記ピクセルP0の処理と同様に処理する。
【0049】
図9は、図6に示したデータ圧縮装置21がモード色成分について1ビットをシフトし、データを圧縮するモード2を示す図である。図9を参照するに、DPCM符号化部64に入力される8ビットの現在イメージデータは、ビットシフタ62によってR成分、G成分、及びB成分について1ビットシフトされた状態であるということが分かる。
【0050】
この場合、DPCM符号化部64は、B成分については図8に示したように処理する。但し、DPCM符号化部64は、モード選定部63から入力されたピクセルP0のR成分に該当する1ビットシフトされた現在イメージデータと、ピクセルP−1のR成分に該当する1ビットシフトされた参照イメージデータとの差を算出し、このように算出された差が4ビットで表現される場合にのみ、すなわち、その差の範囲が−8〜7内にある場合にのみ、このように算出された差を3ビットの圧縮データとして出力する。もし、その差の範囲が−8〜7内になければ、DPCM符号化部64は、モード選定部63から入力されたピクセルP0のR成分に該当する8ビットの現在イメージデータをそのままビットシフタ62に出力する。ここで、1ビットシフトされた現在イメージデータと1ビットシフトされた参照イメージデータとの差の範囲が−8〜7であるというのは、ビットシフトされていない元来の現在イメージデータとビットシフトされていない元来の参照イメージデータとの差の範囲が−16〜25であるということと同等である。このように、R成分に該当する8ビットの現在イメージデータを右側に1ビットシフトすれば、データ圧縮過程でこのデータの最下位1ビットが考慮されない。データ復元過程でこの最下位1ビットを無条件二進値“1”に設定すれば、元来のデータ値と復元データ値との間の最大エラーは、1となる。
【0051】
また、DPCM符号化部64は、ビットシフタ62から入力されたピクセルP0のG成分に該当する8ビットの現在イメージデータについても、前記R成分の処理と同様に処理する。また、DPCM符号化部64は、ビットシフタ62から入力されたピクセルP1、ピクセルP2、ピクセルP3についても、前記ピクセルP0の処理と同様に処理する。
【0052】
図10は、図6に示したデータ圧縮装置21が、R成分及びG成分については1ビットをシフトし、B色成分については2ビットをシフトし、データを圧縮するモード3を示す図である。図10は、図7ないし図9について、ビットシフトの回数のみが変わっただけ、その概念は、前記と同一であるので、図10についての詳細な説明は省略する。但し、B成分に該当する8ビットの現在イメージデータを右側に2ビットシフトすれば、データ圧縮過程でこのデータの最下位2ビットが考慮されない。データ復元過程でこの最下位2ビットを無条件二進値“10”に設定すれば、元来のデータ値と復元データ値との間の最大エラーは、2となる。
【0053】
図11は、図6に示したデータ圧縮装置21がモード色成分について2ビットをシフトし、データを圧縮するモード4を示す図である。
【0054】
図12は、図6に示したデータ圧縮装置21が、R成分及びG成分については2ビットをシフトし、B色成分については3ビットをシフトし、データを圧縮するモード5を示す図である。
【0055】
図13は、図6に示したデータ圧縮装置21がモード色成分について3ビットをシフトし、データを圧縮するモード6を示す図である。
【0056】
図14は、図6に示したデータ圧縮装置21が、R成分及びG成分については3ビットをシフトし、B色成分については4ビットをシフトし、データを圧縮するモード7を示す図である。
【0057】
図11ないし図14は、図7ないし図10についてビットシフトの回数及びモードのみが変わっただけ、その概念は、前記と同一であるので、図11ないし図14についての詳細な説明は省略する。
【0058】
図15ないし図17は、図6に示したデータ圧縮装置21がモード色成分について4ビットをシフトし、データを圧縮するモード8〜11を示す図である。
【0059】
特に、図15に示したモード8でのデータ圧縮装置21は、R成分及びG成分についてはPCM方式を利用してデータを圧縮し、B成分についてはDPCM方式を利用してデータを圧縮する。8ビットの現在イメージデータを右側に4ビットシフトし、DPCM方式を適用すれば、データ圧縮過程でこのデータの最下位4ビットが考慮されない。PCM方式の場合にも、最下位4ビットが考慮されないため、ビットシフトの総回数が4回以上である場合ならば、DPCM方式を利用するとして、元来のデータ値と復元データ値との間のエラーが減少しない。これにより、本実施形態では、ビットシフトの総回数が4回以上である場合には、DPCM方式より計算量がはるかに少ないPCM方式を利用する。
【0060】
また、図16に示したモード9でのデータ圧縮装置21は、R成分、G成分、及びB成分についてはDPCM方式を利用してデータを圧縮する。特に、図16でのデータ圧縮装置21は、B成分に該当する圧縮データの大きさを4ビットに拡張し、最上位ビットを無条件二進値“0”に設定する。したがって、B成分に該当する現在イメージデータの値は、128以下でなければならない。
【0061】
また、図17に示したモード10でのデータ圧縮装置21は、R成分、G成分、及びB成分についてはDPCM方式を利用してデータを圧縮する。特に、図16でのデータ圧縮装置21は、B成分に該当する圧縮データの大きさを4ビットに拡張し、最上位ビットを無条件二進値“1”に設定する。したがって、B成分に該当する現在イメージデータの値は、128を超えねばならない。
【0062】
図18は、図6に示したデータ圧縮装置21が、R成分及びG成分については4ビットをシフトし、B色成分については5ビットをシフトし、データを圧縮するモード11を示す図である。図18でのデータ圧縮装置21は、R成分、G成分、及びB成分についてはDPCM方式を利用してデータを圧縮する。特に、図18でのデータ圧縮装置21は、B成分に該当する圧縮データの大きさをそのまま3ビットにする。これにより、データ圧縮過程でこのデータの最下位5ビットが考慮されない。データ復元過程でこの最下位5ビットを無条件二進値“10000”に設定すれば、元来のデータ値と復元データ値との間の最大エラーは、16となる。
【0063】
図19は、本発明の望ましい一実施形態によるデータ圧縮方法を示すフローチャートである。図19を参照するに、本実施形態によるデータ圧縮方法は、図6に示したデータ圧縮装置21で時系列的に処理されるステップで構成される。したがって、以下省略された内容であっても、図6に示したデータ圧縮装置21について前述された内容は、本実施形態によるデータ圧縮方法にも適用される。
【0064】
ステップ191で、データ圧縮装置21は、何れか一つのピクチャーを入力され、このピクチャーを図5に示した2×2ブロック単位で分割する。
【0065】
ステップ192で、データ圧縮装置21は、ステップ191で分離された2×2ブロックに該当する現在イメージデータの総ビットシフト回数を“0”に設定する。
【0066】
ステップ193で、データ圧縮装置21は、2×2ブロックのうち何れか一つのピクセルの何れか一つの色成分に該当する8ビットの現在イメージデータの総ビットシフト回数が、R成分またはG成分である場合には4回、B成分である場合には3回を超えねば、ステップ194に進み、前記4回または3回を超えれば、ステップ198に進む。
【0067】
ステップ194で、データ圧縮装置21は、2×2ブロックのうち何れか一つのピクセルの何れか一つの色成分に該当する8ビットの現在イメージデータと、この現在イメージデータに対応する参照イメージデータとの差を算出する。
【0068】
ステップ195で、データ圧縮装置21は、ステップ194で算出された差が固定長のビットで表現可能であるか否かを判断し、その判断結果、固定長のビットで表現可能な場合には、ステップ196に進み、固定長のビットで表現不可能な場合には、ステップ197に進む。
【0069】
ステップ196で、データ圧縮装置21は、ステップ194で算出された差を現在イメージデータの圧縮データとして出力する。
【0070】
ステップ197で、データ圧縮装置21は、2×2ブロックのうち何れか一つのピクセルの何れか一つの色成分に該当する8ビットの現在イメージデータ及びこの現在イメージデータに対応する8ビットの参照イメージデータを1ビット単位で右側にシフトし、現在イメージデータの総ビットシフト回数を“1”ずつ増加させ、ステップ193に戻る。
【0071】
ステップ198で、データ圧縮装置21は、2×2ブロックのうち何れか一つのピクセルの何れか一つの色成分に該当する8ビットの現在イメージデータのうち4ビットを切断し、このように切断して残った4ビットの現在イメージデータを現在イメージデータの圧縮データとして出力する。
【0072】
ステップ199で、データ圧縮装置21は、現在イメージデータのビットシフト回数に対応するDPCM符号化モードまたはPCMモードを表す4ビットのモードデータ、ステップ196から出力された圧縮データとステップ198から出力された圧縮データとに該当する総44ビットの圧縮データをマルチプレクシングし、このようにマルチプレクシングされた総48ビットのデータをメモリ22に保存する。
【0073】
図20は、図2に示したデータ復元装置23の詳細構成図である。図20を参照するに、図2に示したデータ復元装置23は、DEMUX 201、モード認識部202、ビットシフタ203、DPCM復号化部204、PCM復号化部205、及びマージャ206で構成される。
【0074】
DEMUX 201は、メモリ22から48ビットのデータを読み出し、この48ビットのデータから4ビットのモードデータ及び44ビットの圧縮データを抽出し、このように抽出された4ビットのモードデータ及び44ビットの圧縮データをモード認識部202に出力する。
【0075】
モード認識部202は、DEMUX 201から入力された4ビットのモードデータから2×2ブロックに該当する現在イメージデータを圧縮するための複数のモードのうち、データ圧縮装置21によって選定された何れか一つのモードを認識する。また、モード認識部202は、このように認識されたモードによってDEMUX 201から入力された44ビットの圧縮データをビットシフタ203またはPCM復号化部205に出力する。すなわち、モード認識部202は、DEMUX 201から入力された4ビットのモードデータがモード0〜7のうち何れか一つを表せば、DEMUX 201から入力された44ビットの圧縮データをビットシフタ203に出力する。また、モード認識部202は、DEMUX 201から入力された4ビットのモードデータがモード9〜11のうち何れか一つを表せば、DEMUX 201から入力された44ビットの圧縮データをPCM復号化部205に出力する。特に、モード認識部202は、DEMUX 201から入力された4ビットのモードデータがモード8を表せば、DEMUX 201から入力された44ビットの圧縮データのうち、R成分及びG成分に該当する32ビットの圧縮データは、PCM復号化部205に出力し、B成分に該当する12ビットの圧縮データは、ビットシフタ203に出力する。
【0076】
ビットシフタ203は、モード認識部202によって認識されたモードが表す8ビットの現在イメージデータの総ビットシフト回数ほど、現在イメージデータとこの現在イメージデータに対応する参照イメージデータとの差に該当する固定長のビット、すなわち、4ビットの圧縮データを1ビット単位でシフトする。特に、ビットシフタ203は、圧縮データを現在イメージデータの圧縮過程でのビットシフト方向と逆方向の左側にシフトする。4ビットの圧縮データを1ビット単位で左側にシフトすることは、このようなイメージデータを最上位ビット(MSB:Most Significant Bit)側にシフトするということを意味する。したがって、このような1ビット単位のシフトは、8ビットの圧縮データ値を2で乗算することと同等である。
【0077】
また、ビットシフタ203は、このようにビットシフトされた4ビットの圧縮データに8ビットの現在イメージデータの総ビットシフト回数に対応する二進値を付加することにより、現在イメージデータと参照イメージデータとの差を復元し、このように復元された差をDPCM復号化部204に出力する。例えば、モード認識部202によって認識されたモードが図11に示したモード4である場合ならば、データ圧縮過程で現在イメージデータの最下位2ビットが考慮されなかった。したがって、ビットシフタ203は、ビットシフトされた4ビットの圧縮データに最下位2ビットの値として二進値“10”を付加する。
【0078】
DPCM復号化部204は、モード認識部202によって認識されたモードによって選択的にビットシフタ203から入力された現在イメージデータと参照イメージデータとの差を8ビットの参照データに加算することにより、8ビットの現在イメージデータを復元する。さらに詳細に説明すれば、DPCM復号化部204は、モード認識部202によって認識されたモードがDPCM方式を利用するモードであることを表せば、ビットシフタ203から入力された現在イメージデータと参照イメージデータとの差を8ビットの参照データに加算することにより、8ビットの現在イメージデータを復元する。特に、DPCM復号化部204は、前記データ圧縮装置21での参照イメージデータ選定方式と同一に現在イメージデータに対応する参照イメージデータを選定する。
【0079】
PCM復号化部205は、モード認識部202によって認識されたモードによって選択的にモード認識部202から入力された4ビットの圧縮データに4ビットの二進値を付加することによって現在イメージデータを復元する。さらに詳細に説明すれば、PCM復号化部205は、モード認識部202によって認識されたモードがPCM方式を利用するモードであることを表せば、モード認識部202から入力された4ビットの圧縮データに4ビットの二進値、例えば、“1000”を付加することによって8ビットの現在イメージデータを復元する。
【0080】
マージャ206は、DPCM復号化部204によって復元された現在イメージデータ及びPCM復号化部205によって復元された現在イメージデータ、すなわち、総96ビットの2×2ブロックを併合することによって、何れか一つのピクチャーを復元する。
【0081】
図21は、本発明の望ましい一実施形態によるデータ復元方法を示すフローチャートである。図21を参照するに、本実施形態によるデータ復元方法は、図20に示したデータ復元装置23で時系列的に処理されるステップで構成される。したがって、以下省略された内容であっても、図20に示したデータ復元装置23について前述された内容は、本実施形態によるデータ復元方法にも適用される。
【0082】
ステップ211で、データ復元装置23は、メモリ22から48ビットのデータを読み出し、この48ビットのデータから4ビットのモードデータ及び44ビットの圧縮データを抽出する。
【0083】
ステップ212で、データ復元装置23は、ステップ211で抽出された4ビットのモードデータから2×2ブロックに該当する現在イメージデータを圧縮するための複数のモードのうち、データ圧縮装置21によって選定された何れか一つのモードを認識し、このように認識されたモードがDPCM方式を利用するモードであることを表せば、ステップ213に進み、PCM方式を利用するモードであることを表せば、ステップ215に進む。
【0084】
ステップ213で、データ復元装置23は、ステップ212で認識されたモードが表す8ビットの現在イメージデータの総ビットシフト回数ほど4ビットまたは3ビットの圧縮データを1ビット単位で左側にシフトし、このようにビットシフトされた4ビットまたは3ビットの圧縮データに8ビットの現在イメージデータの総ビットシフト回数に対応する二進値を付加することによって、現在イメージデータと参照イメージデータとの差を復元する。
【0085】
ステップ214で、データ復元装置23は、ステップ213で復元された現在イメージデータと参照イメージデータとの差を8ビットの参照データに加算することによって、8ビットの現在イメージデータを復元する。
【0086】
ステップ215で、データ復元装置23は、4ビットの圧縮データに4ビットの二進値を付加することによって現在イメージデータを復元する。
【0087】
ステップ216で、データ復元装置23は、ステップ214で復元された現在イメージデータ及びステップ215で復元された現在イメージデータ、すなわち、総96ビットの2×2ブロックを併合することによって、何れか一つのピクチャーを復元する。
【0088】
一方、前述した本発明の実施形態は、コンピュータで実行可能なプログラムで作成可能であり、コンピュータで読み取り可能な記録媒体を利用して、前記プログラムを動作させる汎用デジタルコンピュータで具現される。また、前述した本発明の実施形態で使われたデータの構造は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に色々な手段を通じて記録される。
【0089】
前記コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、マグネチック記録媒体(例えば、ROM、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光学的判読媒体(例えば、CD−ROM、DVDなど)及びキャリアウェーブ(例えば、インターネットを通じた伝送)のような記録媒体を含む。
【0090】
以上、本発明についてその望ましい実施形態を中心に説明した。当業者は、本発明が本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で変形された形態で具現されるということが分かる。したがって、開示された実施形態は、限定的な観点でなく、説明的な観点で考慮されねばならない。本発明の範囲は、前述した説明でなく、特許請求の範囲に現れており、それと同等な範囲内にある全ての差異点は、本発明に含まれていると解釈されねばならない。
【産業上の利用可能性】
【0091】
本発明は、イメージを圧縮して復元するシステムに適用され、特に、LCD DCC装置に適用される。
【図面の簡単な説明】
【0092】
【図1】従来のLCD DCC装置の一部構成図である。
【図2】本発明の望ましい一実施形態によるLCD DCC装置の一部構成図である。
【図3】図2に示したデータ圧縮装置の2つのデータ圧縮方式のうち一つであるDPCM方式の適用例を示す図である。
【図4】図2に示したデータ圧縮装置の2つのデータ圧縮方式のうち一つであるPCM方式の適用例を示す図である。
【図5】図2に示したデータ圧縮装置のデータ圧縮形態を示す図である。
【図6】図2に示したデータ圧縮装置の詳細構成図である。
【図7】図6に示したデータ圧縮装置が全ての色成分についてビットをシフトせず、データを圧縮するモード0を示す図である。
【図8】図6に示したデータ圧縮装置がR成分及びG成分についてはビットをシフトせず、B色成分については1ビットをシフトし、データを圧縮するモード1を示す図である。
【図9】図6に示したデータ圧縮装置がモード色成分について1ビットをシフトし、データを圧縮するモード2を示す図である。
【図10】図6に示したデータ圧縮装置がR成分及びG成分については1ビットをシフトし、B色成分については2ビットをシフトし、データを圧縮するモード3を示す図である。
【図11】図6に示したデータ圧縮装置がモード色成分について2ビットをシフトし、データを圧縮するモード4を示す図である。
【図12】図6に示したデータ圧縮装置がR成分及びG成分については2ビットをシフトし、B色成分については3ビットをシフトし、データを圧縮するモード5を示す図である。
【図13】図6に示したデータ圧縮装置がモード色成分について3ビットをシフトし、データを圧縮するモード6を示す図である。
【図14】図6に示したデータ圧縮装置がR成分及びG成分については3ビットをシフトし、B色成分については4ビットをシフトし、データを圧縮するモード7を示す図である。
【図15】図6に示したデータ圧縮装置がモード色成分について4ビットをシフトし、データを圧縮するモード8を示す図である。
【図16】図6に示したデータ圧縮装置がモード色成分について4ビットをシフトし、データを圧縮するモード9を示す図である。
【図17】図6に示したデータ圧縮装置がモード色成分について4ビットをシフトし、データを圧縮するモード10を示す図である。
【図18】図6に示したデータ圧縮装置がR成分及びG成分については4ビットをシフトし、B色成分については5ビットをシフトし、データを圧縮するモード11を示す図である。
【図19】本発明の望ましい一実施形態によるデータ圧縮方法を示すフローチャートである。
【図20】図2に示したデータ復元装置の詳細構成図である。
【図21】本発明の望ましい一実施形態によるデータ復元方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0093】
21 データ圧縮装置
61 スプリッタ
62 ビットシフタ
63 モード選定部
64 DPCMエンコーダ
65 PCMエンコーダ
66 MUX
【出願人】 【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【出願日】 平成19年7月20日(2007.7.20)
【代理人】 【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦

【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介

【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重


【公開番号】 特開2008−48396(P2008−48396A)
【公開日】 平成20年2月28日(2008.2.28)
【出願番号】 特願2007−189568(P2007−189568)