| 【発明の名称】 |
両面スキャナ装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】王 鍾凱
【氏名】管 建國
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| 【要約】 |
【課題】
【構成】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 スキャナ領域にスキャンする書類の映像を読取るのに用いられ、プラットホーム式スキャナーに位置するスキャナモジュールと、 前記スキャンする書類を置くのに用いられ、第一開放孔及び第二開放孔を含む取込口カセットと、 前記第一開放孔を通過すると共に前記スキャンする書類と接触するピックアップロールと、 前記第二開放孔を通過すると共に前記スキャンする書類と接触するパーティションロールと、 前記スキャンする書類を置くための第一取出カセットと、 前記スキャンする書類を置くための第二取出カセットと、 前記第二取出カセット及び第二紙送りロールセットの間に位置すると共に前記スキャン領域を通過するフィードチャネルと、 前記取込口カセット及び前記フィードチャネルの間に位置する取込チャネルと、 前記フィードチャネル及び前記第一取出カセットの間に位置する第一取出チャネルと、 前記フィードチャネルに位置し前記第一取出カセットに近接し、スキャンされる書類を送り前記第一取出チャネルを通過させ又は前記フィードチャネルへスキャンされた書類を送り続ける第一取出ロールセットと、 前記第二取出ロールセット及び第二取出カセットの間に位置する反転チャネルと、 前記第二取出ロールセット及び前記第二取出カセットの間に位置すると共に、前記反転チャネル上端に位置する第二取出チャネルと、 前記反転チャネル上端に位置し前記第二取出カセットに近接し、前記反転チャネルからスキャンされる書類を前記第二取出カセットまで送り、前記第二取出カセットから前記フィードチャネルまで送る第二取出ロールセットと、 前記第二取出チャネルに位置し前記第二取出カセットに近接し、スキャンされる書類を前記第二取出カセットまで送る第三取出ロールセットを含むことを特徴とする両面スキャナ装置。 【請求項2】 前記第二取出ロールセットはさらに回転方向を変更可能なマスタロールと反転スレーブロールを含むことを特徴とする請求項1に記載する両面スキャナ装置。 【請求項3】 前記第三取出ロールセットはさらにマスターロールと取出スレーブロールを含むことを特徴とする請求項2に記載する両面スキャナ装置。 【請求項4】 さらに前記フィードチャネルに設置し前記取込チャネルに近接する第一紙送りロールを含むことを特徴とする請求項1に記載する両面スキャナ装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は両面スキャナ装置に関し、特に二回スキャン式の両面スキャナ装置に関するものである。 【背景技術】 【0002】 スキャナ装置の主な機能は映像を読み取り、書類の内容をスキャン方式で電子文書に変換し、ユーザーが散布、整理又は保存することである。スキャナ装置の技術の進歩に伴い、スキャナ装置も普及の一途を辿っている。 【0003】 初期のスキャナ装置では書類の片面の映像しかスキャン出来ず、両面をスキャンしようとすれば、手動で書類を裏返してもう一方の面の映像をスキャンしなければならなかった。そこで手動で裏返すという非常な手間を考慮して両面スキャナ装置が登場した。 【0004】 一般の両面スキャナ装置はプラットホーム式スキャナ装置を含み、また当該プラットホーム式スキャナ装置上には書類を一枚ずつスキャナ領域に送りスキャンした上で、取出口へ送り出すための自動フィード装置が設けられている。プラットホーム式スキャナ装置は書籍類をスキャンするなど自動フィード装置で書類を送ることが出来ない状況で使用するものである。しかし大部分の従来の両面スキャナ装置では、プラットホーム式スキャナ装置内の映像スキャナモジュールでもって両面スキャンを行なっている。 【0005】 従来の映像スキャナモジュール一組を具備した両面スキャナーは、書類がスキャナ領域を三回通して(スリーパスという)ようやく両面スキャン作業が完了し、書類を元の順に配列できるのである。書類が最初にスキャン領域を通過すると、スキャナモジュールは書類の第一面をスキャンし、二回目で第二面をスキャンし、その後三回目に書類がスキャン領域を通過し(このときスキャナモジュールはスキャンしない)、書類を両面スキャン後、スキャン前の元の順序で配列出来るのである。 【0006】 図1は、単一スキャナモジュールを備えた両面スキャナ装置の概略図である。図1における両面スキャナ装置100が両面スキャンを始めると、自動フィード装置113は、取込口カセット102に置かれた書類111(第一面が上向き)を第一チャネル104へ送り、第二チャネル106を経由してスキャナ領域107へ進入させる。スキャナモジュール105はスキャナ領域107で書類111の第一面映像を読み取り、書類111が第三チャネル108とガイドバー109を通過し反転区112に入ると、ガイドバー109が振れ動くことでチャネルを開き、書類111を反転区112又は取出カセット103に入れるのである。反転区112では、書類111はガイドバー109が開けた第四チャネル110を通過し、再度第二チャネル106に入り、スキャナ領域107へと向かい、スキャナ領域107でスキャナモジュール105は書類111の第二面をスキャンし、スキャン完了後書類111は第三チャネル108及びガイドバー109を通過し、再び反転区112に入り、反転区112内で書類111はガイドバー109によって開けられた第四チャネル110、第二チャネル106、スキャナ領域107及び第三チャネル108を通過し、且つスキャナモジュール105は書類111をスキャンすることなく、最後にガイドバー109が開いて、取出カセット103のチャネルへと進め、書類111は取出カセット103へと送られる。 【0007】 この種の両面スキャナ装置は積層された書類の最上部にある当該書類からスキャンを開始し、書類の両面がスキャン完了すると書類を三回スキャナ領域を通し、スキャン完了後の書類の順序とスキャン前のそれとを同じにするのである。しかし書類を三度スキャナ領域を通す方式だと時間がかかり、作業速度が低下する。しかも反転区を取り付けたことで当該両面スキャン装置の取込口カセットを高目の位置に設置しなければならず、従って両面スキャン装置の高さが高くなり、設置に場所を取ることとなるのである。 【0008】 図1で示した三回スキャン式の両面スキャン装置の欠点を補うために、別途従来型の一回スキャン式(ワンパスという)の両面スキャン装置がある。この種の一回スキャン式の両面スキャン装置はスキャナモジュール二組備えており、書類がスキャナ領域を通る際同時に二組のスキャナモジュールでもって書類の両面をスキャンでき、従ってスキャン所要時間が短縮されるのである。だが、スキャナモジュール二組を具備したことで、コストが一組式の両面スキャナ装置よりも割高になる。このため、スキャナの体積及びコストを共に配慮した両面スキャン装置が必要になってくるのである。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0009】 本発明の目的は二回のスキャンで且つ書類の配列順序維持可能な両面スキャン装置を提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0010】 好ましい実施例として本発明は、スキャナ領域にスキャンする書類の映像を読取るのに用いられ、プラットホーム式スキャナーに位置するスキャナモジュールと、前記スキャンする書類を置くのに用いられ、第一開放孔及び第二開放孔を含む取込口カセットと、前記第一開放孔を通過すると共に前記スキャンする書類と接触するピックアップロールと、前記第二開放孔を通過すると共に前記スキャンする書類と接触するパーティションロールと、前記スキャンする書類を置くための第一取出カセットと、前記スキャンする書類を置くための第二取出カセットと、前記第二取出カセット及び第二紙送りロールセットの間に位置すると共に前記スキャナ領域を通過するフィードチャネルと、前記取込口カセット及び前記フィードチャネルの間に位置する取込チャネルと、前記フイードチャネル及び前記第一取出カセットの間に位置する第一取出チャネルと、前記フィードチャネルに位置し前記第一取出カセットに近接し、スキャナされる書類を送り前記第一取出チャネルを通過させ又は前記フィードチャネルへスキャナされた書類を送り続ける第一取出ロールセットと、前記第二取出ロールセット及び第二取出カセットの間に位置する反転チャネルと、前記第二取出ロールセット及び前記第二取出カセットの間に位置すると共に、前記反転チャネル上端に位置する第二取出チャネルと、前記反転チャネル上端に位置し前記第二取出カセットに近接し、前記反転チャネルからスキャナされる書類を前記第二取出カセットまで送り、前記第二取出カセットから前記フィードチャネルまで送る第二取出ロールセットと、前記第二取出チャネルに位置し前記第二取出カセットに近接し、スキャナされる書類を前記第二取出カセットまで送る第三取出ロールセットを含むことを特徴とする両面スキャナ装置を提供する。 【0011】 好ましい例として、第二取出ロールセットは回転方向を変更可能なマスタロールと反転スレーブロールを含む。 【0012】 また、好ましい例として、第三取出ロールセットはさらにマスターロールと取出スレーブロールを含む。 【0013】 さらに、好ましい例として、両面スキャナ装置はさらにフィードチャネルに設置し前記取込チャネルに近接する第一紙送りロールを含む。 【発明を実施するための最良の形態】 【0014】 図2は本発明の好ましい実施例の概略図である。図2の両面スキャナ装置200はプラットホーム式スキャナー201、スキャナモジュール202、取込口カセット204、第一取出カセット205、第二取出カセット206、ピックアップロール207、パーティションロール208、第一紙送りロールセット209、第二紙送りロールセット210、第一取出ロールセット211、第二取出ロールセット215、第三取出ロールセット216、フィードチャネル217、取込チャネル218、第一取出チャネル219、第二取出チャネル220、反転チャネル221、パーティションの摩擦板222、第一取出ガイドバー225、反転ガイドバー226及び第二ガイドバー227を含む。取込口カセット204は、第一開放孔223と第二開放孔224を含む。第二取出ロールセット215はマスタロール212と反転スレーブロール213を含む。第三取出ロールセット216はマスタロール212と取出スレーブロール214を含む。このほかに、第一取出ガイドバー225は書類をフィードチャネル217又は第一取出チャネル219に導き入れるものである。また、反転ガイドバー226は書類をフィードチャネル217又は反転チャネル221に導き入れるものであり、第二取出ガイドバー227は、書類を第二取出チャネル220又は反転チャネル221に導き入れるものである。パーティションの摩擦板222はペーパーフィードに必要な摩擦力を提供し、スキャン中以外の他の書類がスキャナ装置に進入するのを防止する役目を果たす。 【0015】 従来の両面スキャナ装置との相違点は、従来の両面スキャナ装置は積層書類の最上部にある前記書類からスキャンを始めるのに対して、本発明のスキャナ装置では、積層書類230の最下部の前記書類よりスキャンを始める。つまり、本発明の両面スキャナ装置を使用すると、書類230の配列順序は下から上となり、即ち一枚目の書類は複数の書類230の最下部となり、二枚目の書類は一枚目の上になり、このように類推すると、最後の一枚は書類230の最上部となるわけである。しかも書類一枚ごとに、先にスキャンされる書類の表面が下向きになるのである。 【0016】 本発明の両面スキャナ装置200で片面スキャンを行なう際、スキャンされる書類230は前述の方式により取込口カセット204上に置かれる。取込口カセット204は第一開放孔223と第二開放孔224を具備し、それぞれピックアップロール207とパーティションロール208と接触し、さらにピックアップロール207とパーティションロール208で書類230を取込チャネル218に送り込んだ上でさらにフィードチャネル217へと進入させる。続いて、第一紙送りロールセット209は書類230をスキャナ領域203へ送り、書類230がスキャナ領域203を通過する際、スキャナモジュール202が書類230の映像を読み取り、そして第一取出ロールセット211並びに第一取出ガイドバー225より書類230を第一取出チャネル219へと送り、さらに第一取出カセット205まで達するのである。このとき、スキャンが完了した書類のスキャン表面は下向きになっている。二枚目の書類がスキャン完了すると、一枚目の上に積み重ねられ、且つスキャンされた表面も下向きになっており、このように類推すると、全ての書類がスキャン完了後、書類230の各書類の配列順序はスキャン前と同じになるのである。 【0017】 図2では、本発明の両面スキャナ装置200が両面スキャンする際、書類230を前述の方式で取込口カセット204上に置き、同様にピックアップロール207、パーティションロール208及びパーティションの摩擦板222でもって書類230を取込チャネル218とフィードチャネル217へ送り、さらに第一紙送りロールセット209が書類230をスキャナ領域203へと送り、書類230がスキャナ領域203に進入すると、スキャナモジュール202が書類230の第一面の映像をスキャンし始めるのである。続けて、第一取出ガイドバー225が第一取出チャネル219を閉鎖することで、書類230は引き続きフィードチャネル217を通ることが出来、この際、反転ガイドバー227は第二取出チャネル220を閉鎖し、第二紙送りロールセット210が書類230を反転チャネル221へと送り、さらに反転ガイドバー226はフィードチャネル217を閉鎖し、第二取出ロールセット215が書類230を第二取出カセット206へと送るのである。そのうち、第二取出ロールセット215はマスタロール212と反転スレーブロール213を含み、且つマスタロール212はこのとき時計と逆回りになるのである。こうして書類230の第一面のスキャンが完了することになる。 【0018】 書類230が完全に第二取出カセットに進入すると、反転ガイドバー226は反転チャネル221を閉鎖し、マスタロール212は時計回りへと回転し始め、このとき第二取出カセット206にある書類230は第二取出ロールセット215によってフィードチャネル217に送られる。そして第一紙送りロールセット209によって書類230はスキャナ領域203を通過し、スキャナモジュール202によって書類230の第二面がスキャン出来るようになり、しかも第一取出ガイドバー225によりフィードチャネル217を通過できる状態を保っており、第一取出ロールセット211によって書類230はフィードチャネル217の中を引き続き先に進む。第二紙送りロールセット210が書類230を第二取出チャネル220を通過させるために、第二ガイドバー227は第二取出チャネル220を開け、第三取出ロールセット216は書類を第二取出カセット206へと送るのである。残りの書類230についても上記と同様な工程で両面スキャンを完了させ、しかもスキャン完了後の書類230の配列順序は元の順序と全く同様であり、今一度の反転動作を必要とせずに、元の配列順序に戻せるのである。 【0019】 ここで特記すべきことは、本発明は積層書類の最下部の前記書類から紙送りを開始する方式を採用していることであり、こうした下部取込方式で注意しなくてはならないのは、ペーパーと摩擦板及びロール間の摩擦力の設計である。好ましい状況において、u3>u1>u2の条件に適合すると書類の紙送りに有効であり、u1はペーパー対パーティション摩擦板の摩擦力で、u2はペーパー同士の摩擦力、そして、u3はペーパー対ロールの摩擦力である。 【0020】 上述の内容より、本発明の両面スキャナ装置はスキャナ領域を二度通過するだけで(ツーパスという)両面スキャンを完了でき、且つ配列順序は元の配列順序と同様であり、従来の両面スキャナ装置(スリーパス)と比べても、本発明では書類がスキャナ領域を通過する回数は一回少なくなり、明らかに従来の両面スキャナ装置のスキャン時間を短縮することになるのである。 【0021】 このほかに、本発明の両面スキャナ装置の反転区は第二取出カセットであり、第二取出カセットが反転区及び取出カセットの機能を兼備している。このため従来の両面スキャナ装置の反転区の空間を圧縮可能にし、高さを低くして体積を縮小させ、且つ本発明による両面スキャナ装置のペーパー伝送経路には特別設計を施してあるので、ロール数は必要最小限度に抑えられる。ロール数が少ない利点はロールの信頼度と耐用性が高いことにあり、耐用年数が長めである。例えば、A型ロールの信頼度を0.95とし、一方、B型ロールの信頼度を0.9とする。A型ロール1個とB型ロール4個を具備したA機器と、A型ロールとB型ロール共に1個を具備したB機器とで言うと、A機器のロールの信頼度は0.95×0.9×0.9×0.9×0.9=0.623295であり、一方、B機器のロールの信頼度は、0.95×0.9=0.855となり、両者を比較するとB機器のロールの信頼度の方が高く、これにより一台の機械でロール数が多いほど、その信頼度は低下し、機械のロールの寿命もそれだけ短くなるわけである。しかも、ロール数が少ないと、コストも抑えられるという利点もある。 【0022】 以上述べた内容は本発明の好ましい実施例に過ぎず、これを以って本発明で申請する特許範囲を限定するものではなく、従って本発明で掲示した精神を逸脱しない範囲で完成した等価改変若しくは補正は全て等しく本案の特許申請の範囲内に含まれるものとする。 【図面の簡単な説明】 【0023】 【図1】従来の両面スキャナー装置の概略図である。 【図2】本発明における好ましい実施例の概略図である。 【符号の説明】 【0024】 100、200 両面スキャナ装置 208 パーティションロール 101、201 プラットホーム式スキャナー 209、210 紙送りロールセット 102、204 取込口カセット 211、215、216 取出ロールセット 103、205、206 取出カセット 212 マスタロール 104、106、108、110 チャネル 213、214 スレーブロール 105、202 スキャナモジュール 217 フィードチャネル 107、203 スキャナ領域 218 取込チャネル 109、225、226、227 ガイドバー 219、220 取出チャネル 111、230 スキャンされる書類 221 反転チャネル 112 反転区 222 パーティションの摩擦板 113 自動フィード装置 223、224 開放孔 207 ピックアップロール
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| 【出願人】 |
【識別番号】501280046 【氏名又は名称】致伸科技股▲ふん▼有限公司
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| 【出願日】 |
平成18年11月14日(2006.11.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100070150 【弁理士】 【氏名又は名称】伊東 忠彦
【識別番号】100091214 【弁理士】 【氏名又は名称】大貫 進介
【識別番号】100107766 【弁理士】 【氏名又は名称】伊東 忠重
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| 【公開番号】 |
特開2008−48375(P2008−48375A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月28日(2008.2.28) |
| 【出願番号】 |
特願2006−308238(P2006−308238) |
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