トップ :: H 電気 :: H04 電気通信技術




【発明の名称】 画像処理装置及び画像処理方法
【発明者】 【氏名】鈴木 浩之

【氏名】石黒 和宏

【氏名】坂 匡晃

【氏名】鳥山 秀之

【要約】 【課題】セキュリティコードが付加された原稿について、機密性を確保しながら、正規ユーザが前記原稿を探し出す手間をなくし、効率よく印字が行える画像処理装置及び画像処理方法を提供する。

【構成】セキュリティコードが付加された原稿を含む1枚または複数枚の原稿Mの画像を読み取るスキャナ手段4と、読み取られた原稿の画像データを記憶する記憶手段6と、原稿Mに付加されたセキュリティコードNを検出する検出手段15を備えている。前記セキュリティコードNが検出された場合、表示手段52の画面上に、その原稿の画像データのサムネイル81とパスワード入力指示82を表示する。そして、ユーザにより入力されたパスワードが適正である場合には、前記サムネイル表示された画像データを出力手段7が印字する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
セキュリティコードが付加された原稿を含む1枚または複数枚の原稿の画像を読み取るスキャナ手段と、
前記スキャナ手段により読み取られた原稿の画像データを記憶する記憶手段と、
前記原稿に付加されたセキュリティコードを検出する検出手段と、
前記セキュリティコードが検出された場合、その原稿の画像データのサムネイルとパスワード入力指示を表示する表示手段と、
ユーザにより入力されたパスワードが適正である場合には、前記サムネイル表示された画像データを印字する出力手段と、
を備えていることを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
前記原稿にはセキュリティコード付きの原稿が複数枚含まれ、
セキュリティコードが検出された原稿全てについて、入力されたパスワードが適正である場合に、前記出力手段は画像データの印字を開始する請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
セキュリティコードが付加されている原稿と付加されていない原稿が混在した複数枚の原稿の画像を読み取るスキャナ手段と、
前記スキャナ手段により読み取られた各原稿の画像データを記憶する記憶手段と、
前記スキャナ手段により読み取られた原稿に付加されたセキュリティコードを、原稿毎に検出する検出手段と、
前記複数の原稿の画像データを順次印字する際、セキュリティコードが付加された原稿の画像データの出力ページは白紙で出力する出力手段と、
前記出力手段による印字後、前記セキュリティコードが検出された原稿について、その画像データのサムネイルとパスワード入力指示を表示する表示手段と、
を備え、
前記出力手段は、ユーザにより入力されたパスワードが適正である場合には、前記サムネイル表示された画像データを印字することを特徴とする画像処理装置。
【請求項4】
セキュリティコードが付加された原稿を含む1枚または複数枚の原稿の画像を読み取るステップと、
前記読み取られた原稿の画像データを記憶するステップと、
前記原稿に付加されたセキュリティコードを検出するステップと、
前記セキュリティコードが検出された場合、その原稿の画像データのサムネイルとパスワード入力指示を表示するステップと、
ユーザにより入力されたパスワードが適正である場合には、前記サムネイル表示された画像データを印字するステップと、
を備えていることを特徴とする画像処理方法。
【請求項5】
前記原稿にはセキュリティコード付きの原稿が複数枚含まれ、
セキュリティコードが検出された原稿全てについて、入力されたパスワードが適正である場合に、前記印字ステップでは画像データの印字を開始する請求項4に記載の画像処理方法。
【請求項6】
セキュリティコードが付加されている原稿と付加されていない原稿が混在した複数枚の原稿の画像を読み取るステップと、
前記読み取られた各原稿の画像データを記憶するステップと、
前記読み取られた原稿に付加されたセキュリティコードを、原稿毎に検出するステップと、
前記複数の原稿の画像データを順次印字する際、セキュリティコードが付加された原稿の画像データの出力ページは白紙で出力するステップと、
前記印字後、前記セキュリティコードが検出された原稿について、その画像データのサムネイルとパスワード入力指示を表示するステップと、
ユーザにより入力されたパスワードが適正である場合には、前記サムネイル表示された画像データを印字するステップと、
を備えたことを特徴とする画像処理方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
この発明は、機密文書などのコピーを管理可能なMFP((Multi Function Peripherals) などに適用される画像処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、機密保持の必要のある原稿を取り扱う場合、他人が勝手にコピーできないように、原稿の作成者や管理者が原稿画像に地紋などのセキュリティコードを付加して、コピー禁止原稿とすることが行われている。
【0003】
そして、MFPのような画像処理装置を使って、原稿作成者等の正規ユーザがコピー禁止原稿をコピーする場合には、正規ユーザがパスワード入力して認証が成功すれば、その原稿のコピーを実行できるようになっている。
【0004】
また、従来より、原稿のページの属性情報を検出し、属性情報から禁止原稿がある場合には、空白画像(白紙)にしたり、詰めて印字するようにした技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2005−151149号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、従来では、複数の原稿の中にコピー禁止原稿が混在している場合には、全部の原稿のコピー終了後に、正規ユーザがコピーできなった対象の原稿を探し、見つけ出した対象原稿について、再度、原稿台にセットしてからパスワード入力を行い、コピー操作しなければならないので、非常に手間がかかるという問題があった。
【0006】
また、上記特許文献1に記載された技術においては、禁止原稿がある場合には、空白画像(白紙)にすることによって、その原稿画像に機密性が保持されるが、正規ユーザがその原稿画像を印字したい場合には、従来と同様にその禁止原稿を探し出して画像を確認し、再度、原稿台にセットしてからパスワード入力を行い、コピー操作しなければならず、やはり手間がかかることになる。
【0007】
この発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、セキュリティコードが付加された原稿について、機密性を確保しながら、正規ユーザが前記原稿を探し出す手間をなくし、効率よく印字が行える画像処理装置及び画像処理方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)セキュリティコードが付加された原稿を含む1枚または複数枚の原稿の画像を読み取るスキャナ手段と、前記スキャナ手段により読み取られた原稿の画像データを記憶する記憶手段と、前記原稿に付加されたセキュリティコードを検出する検出手段と、前記セキュリティコードが検出された場合、その原稿の画像データのサムネイルとパスワード入力指示を表示する表示手段と、ユーザにより入力されたパスワードが適正である場合には、前記サムネイル表示された画像データを印字する出力手段と、を備えていることを特徴とする画像処理装置。
(2)前記原稿にはセキュリティコード付きの原稿が複数枚含まれ、セキュリティコードが検出された原稿全てについて、入力されたパスワードが適正である場合に、前記出力手段は画像データの印字を開始する請求項1に記載の画像処理装置。
(3)セキュリティコードが付加されている原稿と付加されていない原稿が混在した複数枚の原稿の画像を読み取るスキャナ手段と、前記スキャナ手段により読み取られた各原稿の画像データを記憶する記憶手段と、前記スキャナ手段により読み取られた原稿に付加されたセキュリティコードを、原稿毎に検出する検出手段と、前記複数の原稿の画像データを順次印字する際、セキュリティコードが付加された原稿の画像データの出力ページは白紙で出力する出力手段と、前記出力手段による印字後、前記セキュリティコードが検出された原稿について、その画像データのサムネイルとパスワード入力指示を表示する表示手段と、を備え、前記出力手段は、ユーザにより入力されたパスワードが適正である場合には、前記サムネイル表示された画像データを印字することを特徴とする画像処理装置。
(4)セキュリティコードが付加された原稿を含む1枚または複数枚の原稿の画像を読み取るステップと、前記読み取られた原稿の画像データを記憶するステップと、前記原稿に付加されたセキュリティコードを検出するステップと、前記セキュリティコードが検出された場合、その原稿の画像データのサムネイルとパスワード入力指示を表示するステップと、ユーザにより入力されたパスワードが適正である場合には、前記サムネイル表示された画像データを印字するステップと、を備えていることを特徴とする画像処理方法。
(5)前記原稿にはセキュリティコード付きの原稿が複数枚含まれ、セキュリティコードが検出された原稿全てについて、入力されたパスワードが適正である場合に、前記印字ステップでは画像データの印字を開始する請求項4に記載の画像処理方法。
(6)セキュリティコードが付加されている原稿と付加されていない原稿が混在した複数枚の原稿の画像を読み取るステップと、前記読み取られた各原稿の画像データを記憶するステップと、前記読み取られた原稿に付加されたセキュリティコードを、原稿毎に検出するステップと、前記複数の原稿の画像データを順次印字する際、セキュリティコードが付加された原稿の画像データの出力ページは白紙で出力するステップと、前記印字後、前記セキュリティコードが検出された原稿について、その画像データのサムネイルとパスワード入力指示を表示するステップと、ユーザにより入力されたパスワードが適正である場合には、前記サムネイル表示された画像データを印字するステップと、を備えたことを特徴とする画像処理方法。
【発明の効果】
【0009】
前項(1)に記載の発明によれば、スキャナ手段で読み取られた原稿に付加されたセキュリティコードが検出された場合には、表示手段にその原稿の画像データのサムネイルとパスワード入力指示が表示されるから、セキュリティコード付き原稿とそうでない原稿が混在していても、従来のように、印字が終了した後に再度、正規ユーザが自分のセキュリティコード付き原稿を探したり、見つけた原稿を再度読み取らせたりしなくても、ユーザは画面上のサムネイルから直ぐに自分の画像データを確認でき、そのままパスワードを入力するだけで、その原稿のコピーを行うことができる。しかも、入力されたパスワードが適正でなければ、そのサムネイル表示された画像データの印字は行われないから、セキュリティコード付原稿の機密性を確保することができる。
【0010】
前項(2)に記載の発明によれば、セキュリティコードが検出された複数枚の原稿全てについて、入力されたパスワードが適正である場合に、画像データの印字が開始されるから、セキュリティコード付き原稿についての機密性をさらに高めることができる。
【0011】
前項(3)に記載の発明によれば、セキュリティコードが付加されている原稿と付加されていない原稿が混在した複数枚の原稿について、セキュリティコードが付加されている原稿の画像データについては白紙にした状態で、まず印字がなされ、その後、セキュリティコードが検出された原稿について、その画像データのサムネイルとパスワード入力指示を表示し、ユーザにより入力されたパスワードが適正である場合には、前記サムネイル表示された画像データが印字される。このため、セキュリティコード付き原稿とそうでない原稿が混在していても、従来のように、印字が終了した後に再度、正規ユーザが自分のセキュリティコード付き原稿を探したり、見つけた原稿を再度読み取らせたりしなくても、ユーザはサムネイルから直ぐに自分の画像データを確認でき、そのままパスワードを入力するだけで、その原稿のコピーを行うことができる。
【0012】
しかも、セキュリティコード付き原稿の印字前に、セキュリティコードが付加されていない原稿のコピーが行われるから、セキュリティコードが付加されていない原稿のコピーが必要なユーザにとっては便利であるし、セキュリティコード付き原稿については白紙で出力されるため、機密性を確保することができる。
【0013】
前項(4)に記載の発明によれば、セキュリティコード付き原稿とそうでない原稿が混在していても、従来のように、印字が終了した後に再度、正規ユーザが自分のセキュリティコード付き原稿を探したり、見つけた原稿を再度読み取らせたりしなくても、ユーザは画面上のサムネイルから直ぐに自分の画像データを確認でき、そのままパスワードを入力するだけで、その原稿のコピーを行うことができる。
【0014】
前項(5)に記載の発明によれば、セキュリティコード付き原稿についての機密性をさらに高めることができる。
【0015】
前項(6)に記載の発明によれば、セキュリティコード付き原稿とそうでない原稿が混在していても、従来のように、印字が終了した後に再度、正規ユーザが自分のセキュリティコード付き原稿を探したり、見つけた原稿を再度読み取らせたりしなくても、ユーザはサムネイルから直ぐに自分の画像データを確認でき、そのままパスワードを入力するだけで、その原稿のコピーを行うことができる。しかも、セキュリティコード付き原稿の印字前に、セキュリティコードが付加されていない原稿のコピーが行われるから、セキュリティコードが付加されていない原稿のコピーが必要なユーザにとっては便利である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0017】
図1は、この発明の一実施形態に係る画像処理装置が適用されたMFPの電気的構成を示すブロック図である。
【0018】
図1において、このMFPは、CPU1と、ROM2と、RAM3と、スキャナ部4と、操作パネル部5と、記憶部6と、印字部7と、セキュリティコード検出部15とを備えている。
【0019】
CPU1は、装置の全体を統括制御する他に、この実施形態では、セキュリティコード検出部15によって原稿のセキュリティコードが検出された場合、操作パネル部5における表示部52(図4に示す)の画面上に、その原稿の画像データのサムネイルとパスワード入力指示を表示させたり、前記パスワード入力指示に基づいてユーザにより入力されたパスワードが適正である場合には、前記サムネイル表示された画像データを印字部7に印字させる制御も行う。
【0020】
ROM2は、CPU1の動作プログラムを格納するメモリであり、また、RAM3はCPU1の動作領域を提供するメモリである。
【0021】
スキャナ部4は、図示しない原稿台上にセットされる原稿(図3に示す)Mの画像Pを読み取るものであり、読み取りにより得られた画像データを出力する。
【0022】
操作パネル5は、図4に示すように、各種入力操作などに使用するキー部51と、LCDなどからなる表示部52とを備えている。表示部52は、タッチパネルなどで構成してもい。
【0023】
この表示部52の画面D1には、前記原稿Mに付加されたセキュリティコードN(図3に示す)が検出された際に、ユーザに対して、図4に示すように、画像データのサムネイル81が表示されるとともに、パスワード入力指示82が表示されるものとなされている。
【0024】
記憶部6は、各種データやプログラムを記憶するものであり、例えばハードディスクなどが使用される。この記憶部6には、前記スキャナ部4で読み取った原稿の画像データも記憶される。
【0025】
印字部7は、図2に示すように、読み取った画像データに対して所定の処理を施す画像処理部11,12,14などを含み、画像データを所定のジョブ条件に従って印字するものである。
【0026】
セキュリティコード検出部15は、原稿Mに付加されたセキュリティコードNを検出するものである。
【0027】
セキュリティコードNは、例えば、画像の背景としての地紋からなる。勿論、セキュリティコードとしては、地紋以外の例えば無線ICチップなどに埋め込まれたものであってもよい。従って、前記セキュリティコード検出部15の構成も、そのセキュリティコードNの形態に応じたものが採用される。
【0028】
図2は、画像データの流れに基づいたMFPの機能的構成を示す図である。
【0029】
図2において、前記スキャナ部4により読み取ったRGB画像データが第1のスキャナ画像処理部11に入力される。第1のスキャナ画像処理部1では、入力された画像データに対して、シェーディン補正、ライン間補正、色収差補正などを行う。
【0030】
第1のスキャナ画像処理部11で処理された画像データは、第2のスキャナ画像処理部12に入力される。第2のスキャナ画像処理部12では、画像データに対して、解像度変換、下地飛ばし処理、領域判別、RGBからYMCKへの変換処理、文字エッジ補正、誤差拡散などを行う。
【0031】
第2のスキャナ画像処理部2で処理された画像データは、コントローラ部13に入力される。コントローラ部13では、画像データに対して、圧縮、伸張処理を行う。
【0032】
コントローラ部13を経た画像データは、プリンタ画像処理部14に入力される。プリンタ画像処理部14では、プリントされる画像データに対して画像補正、イメージ合成(セキュリティ地紋打ち込み処理)、スクリーン処理等の処理を行う。そして、画像データ(R,G,B)は、属性情報が付加された状態で出力される。
【0033】
なお、前記イメージ合成処理は、セキュリティコードを示す地紋を付加するための処理であり、セキュリティ地紋発生部16により生成された地紋Nが、スキャナ部4で読み込まれた画像データに付加される。具体的には、図3に示すように、画像Pの背景として付加される。
【0034】
一方、第1のスキャナ画像処理部1で処理された画像データは、セキュリティコード検出部15であるセキュリティ地紋検出部にも入力される。セキュリティ地紋検出部15では、前記第1のスキャナ画像処理部1を経た画像データに対して、セクリュティコードである地紋Nを検出するものであり、解像度変換、前処理、コード検出、コード解析などの各処理がCPU1による制御のもとで実行され、セキュリティコード(地紋)Nが検出される。
【0035】
次に、上記構成のMFPによる印字処理の動作を図4を参照して説明する。
【0036】
図4において、複数ページ例えば全部で6ページ(No1〜No6)の原稿Mのうち、例えば2ページ目(No2)と5ページ目(No5)の原稿MにセキュリティコードNが付加されているものとする。
【0037】
これらNo1〜No6の原稿Mは、順次、スキャナ部4で読み取られるとともに、読み取られた原稿の画像データは記憶部6に記憶されるが、セキュリティコードNが付加された2ページ目と5ページ目の原稿Mについては、それぞれ読み取られた後で動作が一時停止されて待機状態になる。
【0038】
そして、2ページ目と5ページ目の原稿Mの画像データに関して、操作パネル5の表示部52の画面D1には、ユーザに対してパスワードの入力指示82と対象画像のサムネイル81とが表示され、ユーザによるパスワード待ちとなる。
【0039】
ユーザによりパスワードが入力され、これが適正なものであると判定された時点で、印字が許可され、その画像データが記憶部6に記憶される。
【0040】
また、セキュリティコードNが付加されていない1ページ目、3ページ目、4ページ目、6ページ目の原稿Mの画像データは、そのまま印字が許可され、読み取られた画像データはそのまま記憶部6に記憶される。
【0041】
このように、セキュリティコードN付きの原稿Mについては、表示部52の画面D1上にその画像データのサムネイル81とパスワード入力指示82が表示されるから、従来のように、印字が終了した後に、再度、ユーザが自分のセキュリティコード付き原稿を探したり、見つけた原稿を再度、スキャナ部4に読み取らせたりする手間が省ける。つまり、ユーザが画面D1上のサムネイルから直ぐに自分の画像データを確認でき、そのままパスワードを入力するだけ、簡単にその画像データの印字が行える。
【0042】
次に、図4で説明したMFPによる印字処理を、図5のフローチャートを参照してさらに説明する。
【0043】
図5において、ステップS1では、MFPのメインスイッチがONされ、その後、ステップS2では、初期化が行われる。
【0044】
ステップS3では、原稿給紙装置(原稿台)に原稿Mがセットされたか否かを判断し、原稿Mがセットされていなれば(ステップS3でNO)、原稿Mがセットされるのを待つ。原稿Mがセットされると(ステップS3でYES)、ステップS4では、スタートキーがONされたか否かを判断する。
【0045】
スタートキーがONされていなければ(ステップS4でNO)、ONされるのを待ち、スタートキーがONされると(ステップS4でYES)、ステップS5では、原稿Mの画像がスキャナ部4で読み取られる。
【0046】
次いでステップS6では、読み取った原稿についてセキュリティコードNの検出を行う。ステップS7では、セキュリティコードNが検出された否かを判断し、セキュリティコードNが検出されなければ(ステップS7でNO)、ステップS8では、読み取り画像データを記憶部(メモリ)6に記憶させてから、ステップS9に進む。
【0047】
セキュリティコードNが検出されると(ステップS7でYES)、ステップS11では、その原稿の画像のサムネイル81とユーザに対するパスワード入力指示82を表示した画面D1を表示部52に表示する。
【0048】
ステップS12では、ユーザによりパスワードが入力されたか否かを判断し、パスワードが入力されなければ(ステップS12でNO)、入力されるまで待つ。パスワードが入力されると(ステップS12でYES)、ステップS13では、入力されたパスワードがその原稿の画像に付されたパスワードと一致するか否か、つまりパスワードが適正であるか否かを判断する。
【0049】
入力されたパスワードが適正でなければ(ステップS13でNO)、ステップS12に戻ってパスワードの再入力を待ち、入力されたパスワードが適正であれば(ステップS13でYES)、印字が許可されてステップS8に進み、読み取り画像データをメモリ6に記憶させる。
【0050】
次いで、ステップS9で、次の原稿Mがあるか否かを判断し、次の原稿Mがあれば(ステップS9でYES)、ステップS5に戻って、再度、原稿の画像の読み取りを行う。次の原稿Mがなければ(ステップS9でNO)、ステップS10では、原稿Mの画像データを順次印字してから、終了する。
【0051】
図5のフローチャートから理解されるように、セキュリティコードが付加された原稿のうちの1枚についてパスワードが適正でなければ(ステップS13でYES)、ステップS8には進まないから、セキュリティコードが検出された原稿全てについて、入力されたパスワードが適正である場合にのみ、ステップS8に進むことができ、ひいては画像データの印字を開始することができる。このため、セキュリティコード付き原稿についての機密性をさらに高めることができる。
【0052】
なお、セキュリティコード付きの原稿の全てについてパスワードが適正である場合にのみ印刷が行われる構成ではなく、セキュリティコードが検出された原稿について、入力されたパスワードが適正であればその画像データの印字を許可し、適正でなければ印字を許可しない構成としても良いのは勿論である。
【0053】
図6は、この発明の他の実施形態を示す。
【0054】
図6において、複数ページ例えば全部で6ページの(No1〜No6)の原稿Mのうち、例えば2ページ目(No2)と5ページ目(No5)の原稿MにセキュリティコードNが付加されているものとする。
【0055】
この実施形態では、各原稿の画像をスキャナ部4で読み取るとともに、読み取り後に、印字部7により順に印字する。この際、セキュリティコードNが付加されている2ページ目と5ページ目の原稿Mについては、それぞれ白紙を出力し、それ以外の1ページ目、3ページ目、4ページ目、6ページ目の原稿Mの画像データは、通常の印字動作を行う。
【0056】
すべての印字が完了後、セキュリティコードNが付加されている2ページ目と5ページ目の原稿Mの画像データのサムネイル81と、ユーザに対するパスワードの入力指示82を表示部52に表示し、パスワードが正確に入力された場合のみ、対象の画像を印字する。
【0057】
このように、まず全ての原稿について印字がなされるから、セキュリティコードが付加されていない原稿のコピーが必要なユーザにとっては便利であるし、セキュリティコード付き原稿については白紙で出力されるため、機密性を確保することができる。
【0058】
また、セキュリティコードが付加されている2ページ目と5ページ目の原稿Mについては、画面上にその画像データのサムネイル81とパスワード入力指示82が表示されるから、ユーザは画面上のサムネイルから自分の画像データを確認でき、そのままパスワードを入力するだけで、その原稿のコピーを行うことができる。
【0059】
次に、図6に示した印字処理を図7のフローチャートを参照して説明する。
【0060】
図7において、ステップS21ではメインスイッチがONされ、その後、ステップS22では初期化が行われる。
【0061】
ステップS23では、原稿給紙装置(原稿台)に原稿Mがセットされたか否かを判断し、原稿Mがセットされていなれば(ステップS23でNO)、原稿Mがセットされるのを待つ。
【0062】
原稿Mがセットされると(ステップS23でYES)、ステップS24では、スタートキーがONされたか否かを判断する。
【0063】
スタートキーがONされていなければ(ステップS24でNO)、ONされるのを待ち、スタートキーがONされると(ステップS24でYES)、ステップS25では、原稿Mの画像が読み取られる。
【0064】
次に、ステップS26で、読み取った原稿についてセキュリティコードNの検出を行う。ステップS27では、セキュリティコードNが検出された否かを判断し、セキュリティコードNが検出されなければ(ステップS27でNO)、そのままステップS28で、読み取り画像データを記憶部6に記憶させてから、ステップS29に進む。
【0065】
セキュリティコードNが検出されると(ステップS27でYES)、ステップS39でセキュリティフラグ”1”を立てたのち、ステップS28に進んで読み取り画像データをメモリ6に記憶させ、ステップS29に進む。
【0066】
ステップS29では、次の原稿Mがあるか否かを判断し、次の原稿Mがあれば(ステップS29でYES)、ステップS25に戻って、再度、画像の読み取りを開始する。
【0067】
次の原稿Mがなければ(ステップS29でNO)、ステップS30では、記憶部6から画像データを読み出し、ステップS31では、セキュリティフラグが”1”か否か、つまり、セキュリティコードが付加された画像が読み出されたか否かを判断する。
【0068】
セキュリティコードが付加された画像が読み出されていなければ(ステップS31でNO)、ステップS32で読み出された画像データを印字したのち、ステップS33に進む。セキュリティフラグが”1”、つまりセキュリティコードが付加された画像が読み出された場合(ステップS31でYES)、ステップS40で白紙を出力したのち、ステップS33に進む。
【0069】
ステップS33では、次の画像データがあるか否かを判断し、もし、次の画像データがあれば(ステップS33でYES)、ステップS30に戻って、記憶部6からの画像データの読み出しと印字を繰り返し行う。
【0070】
次の画像データがなければ(ステップS33でNO)、ステップS34に進み、セキュリティフラグが立っている画像のサムネイル81と、ユーザに対するパスワード入力指示82を表示した画面D1を、表示部52に表示する。
【0071】
ステップS35では、ユーザによりパスワードが入力されたか否かを判断し、パスワードが入力されなければ(ステップS35でNO)、パスワードが入力されるのを待ち、パスワードが入力されれば(ステップS35でYES)、ステップS36では、パスワードが適正か否かを判断する。
【0072】
入力されたパスワードが適正でなければ(ステップS36でNO)ステップS35に戻って、再度パスワードが入力されるのを待つ。入力されたパスワードが適正であれば(ステップS36でYES)、ステップS37では、対応する画像データを印字する。
【0073】
この後、ステップS38では、次のパスワード入力対象の画像データあるか否か(つまり、まだパスワード入力対象の画像データが残っているか否か)を判断し、パスワード入力対象の画像データがあれば(ステップS38でYES)、ステップS34に戻って、再度、対象画像のサムネイル81と、パスワード入力指示82を表示する。パスワード入力対象の画像データがなければ(ステップS38でNO)、処理を終了する。
【図面の簡単な説明】
【0074】
【図1】この発明の一実施形態に係る画像処理装置が適用されたMFPの電気的構成を示すブロック図である。
【図2】画像データの流れに基づくMFPの機能的構成図である。
【図3】セキュリティコードが付加された原稿を示す図である。
【図4】セキュリティコードが付加された原稿の印字処理状況の説明図である。
【図5】読み取り画像の処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】この発明の他の実施形態を示すもので、セキュリティコードが付加された原稿の印字処理状況の説明図である。
【図7】他の実施形態における読み取り画像の処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0075】
1 CPU
4 スキャナ部
6 記憶部
15 セキュリティコード検出部
52 表示部
D1 表示画面
M 原稿
N セキュリティコード
P 画像
【出願人】 【識別番号】303000372
【氏名又は名称】コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社
【出願日】 平成18年8月21日(2006.8.21)
【代理人】 【識別番号】100099885
【弁理士】
【氏名又は名称】高田 健市

【識別番号】100071168
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 久義

【識別番号】100109911
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 義仁


【公開番号】 特開2008−48368(P2008−48368A)
【公開日】 平成20年2月28日(2008.2.28)
【出願番号】 特願2006−224764(P2006−224764)