| 【発明の名称】 |
画像表示装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】福井 秀朗
【氏名】石井 晃
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| 【要約】 |
【課題】親画面に表示された元画像の一部を拡大し、子画面として元画像に重畳して表示する場合において、視聴者の意図する任意の場所に子画面を表示することができ、また、視聴者の操作の手間を省き利便性を向上させることができる、画像表示装置を提供する。
【構成】チューナ部1で受信したデジタル信号に基づき画像を生成するMPEGデコーダ2と、MPEGデコーダ2から出力される画像信号から任意の領域部分である切り出し領域に含まれる画像信号を抽出する画像切り出し部4と、抽出した画像信号を表示する任意の領域部分である表示領域を設定する表示位置調整部5と、抽出した画像信号を表示領域に割り当てて拡大画像を生成する拡大表示生成部6と、拡大表示生成部6から出力される画像信号と、MPEGデコーダ2から出力される画像信号とを合成する映像合成部9とを備えたことを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 受信したデジタル信号に基づき画像信号を生成する画像生成部と、 前記画像生成部から出力される前記画像信号から任意の領域部分である切り出し領域に含まれる前記画像信号を抽出する画像切り出し部と、 前記抽出した画像信号を表示する任意の領域部分である表示領域を設定する表示領域設定部と、 前記抽出した画像信号を前記表示領域に割り当てて拡大画像を生成する画像拡大部と、 前記画像拡大部から出力される画像信号と、前記画像生成部から出力される画像信号とを合成する画像合成部とを備えたことを特徴とする、画像表示装置。 【請求項2】 前記切り出し領域と、前記表示領域とを記憶する設定保存部を更に備えたことを特徴とする、請求項1に記載の画像表示装置。 【請求項3】 前記デジタル信号から受信中の番組に関する情報を判定する信号判定部を更に備え、前記信号判定部において、受信中の前記番組が、一の番組から別の番組に切り替わった場合、もしくは一の番組からコマーシャルに切り替わった場合に、前記画像生成部から出力される前記画像信号のみを選択的に出力するように前記画像合成部からの出力を変更することが可能であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の画像表示装置。 【請求項4】 前記画像切り出し部は、前記画像生成部から出力される前記画像信号から任意の時点における前記切り出し領域内の画像信号とパターンが一致する画像信号を検出し、前記検出された画像信号の移動量に応じて前記切り出し領域の位置を変更することが可能であることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像表示装置。 【請求項5】 前記表示領域設定部は、前記画像切り出し部における前記切り出し領域の位置の移動量に応じて前記表示領域の位置を変更することが可能であることを特徴とする、請求項4に記載の画像表示装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、画像表示装置に関し、特に、画像の一部を拡大表示する機能を供えた画像表示装置に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、表示画面の一部に子画面を表示し、子画面と、この子画面以外の領域の親画面とに、それぞれ独立に画像を表示する機能(以下、PinP機能と示す)を備えたデジタル放送受信機が提供されている。 【0003】 このPinP機能を用いた場合には、例えば、あるテレビ放送局から放送されている放送番組の画像を親画面に、これと同時に別のテレビ放送局から放送されている放送番組の画像を子画面に表示することで、1画面中に異なる画像を表示することができる。具体的には、例えば、ドラマを親画面に表示し、野球中継を子画面に表示するようにすることで、野球中継の経過を確認しながら主にドラマを視聴するなど、視聴者は同時に2つの放送番組を視聴することが可能となる。 【0004】 しかしながら、上述のように、PinP機能は異なる2つの受信画像を同時に1つの画面に表示する機能であるため、親画面に表示される1つの受信画像の一部を拡大して子画面に表示することができないという問題があった。 【0005】 この問題を解決するものとして、親画面に表示される1つの受信画像(以下、元画像と示す)から、任意の部分領域を切り取って拡大し、元画像と合成して1つの画面に表示する画像表示装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された提案によれば、親画面に元画像を表示し、子画面に元画像のうちの任意の部分領域を拡大した画像を表示することができるため、例えば、視聴者が野球中継を視聴中に、画面の下隅部分に表示される得点やカウントを拡大表示して確認しようとする場合、野球中継を親画面に表示し、得点やカウントを子画面に拡大表示することが可能となる。 【0006】 しかしながら、特許文献1に記載された提案によれば、子画面の表示位置は、親画面に表示される元画像において拡大される領域部分に重畳する位置に固定的に配置されてしまうため、視聴者が見たい部分が見られなくなってしまう場合も生じていた。また、視聴者がリモコンなどを用いて操作することにより、拡大領域が設定されて子画面が表示されるように構成されているが、一度拡大領域及び子画面の表示設定を行うと、視聴者が設定内容を変更しない限りその内容が保持されてしまうため、拡大領域の変更や、拡大表示の終了を、視聴者が都度設定しなおさなければならず、操作の手間がかかり利便性が悪いという問題があった。 【特許文献1】特開2002−142171号公報(図1) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、親画面に表示された元画像の一部を拡大し、子画面として元画像に重畳して表示する場合において、視聴者の意図する任意の場所に子画面を表示することができ、また、視聴者の操作の手間を省き利便性を向上させることができる、画像表示装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0008】 本発明の一形態に係る画像表示装置は、受信したデジタル信号に基づき画像を生成する画像生成部と、前記画像生成部から出力される前記画像信号から任意の領域部分である切り出し領域に含まれる前記画像信号を抽出する画像切り出し部と、前記抽出した画像信号を表示する任意の領域部分である表示領域を設定する表示領域設定部と、前記抽出した画像信号を前記表示領域に割り当てて拡大画像を生成する画像拡大部と、前記画像拡大部から出力される画像信号と、前記画像生成部から出力される画像信号とを合成する画像合成部とを備えたことを特徴とする。 【発明の効果】 【0009】 親画面に表示された元画像の一部を拡大し、子画面として元画像に重畳して表示する場合において、視聴者の意図する任意の場所に子画面を表示することができ、また、視聴者の操作の手間を省き利便性を向上させることができる、画像表示装置を実現することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。 【0011】 (第1の実施の形態) 始めに、本発明の第1の実施の形態に係わる画像表示装置の構成について、図1を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係わる画像表示装置の構成を説明する概略ブロック図である。 【0012】 本実施の形態における画像表示装置は、図示しないアンテナから入力されたデジタル放送信号を受信するチューナ部1を有する。チューナ部1で受信されたデジタル放送信号はMPEG符号化されているため、画像生成部としてのMPEGデコーダ2に出力されて複号化される。また、MPEG符号化されたデジタル放送信号は、信号判定部としての受信信号判定部3にも出力される。受信信号判定部3では、受信したデジタル放送信号から、番組の開始や終了、および、コマーシャルの開始や終了が判定され、判定結果が出力される。これらの判定は、例えばEPG(Electronic Program Guide)を用いて行われる。 【0013】 MPEGデコーダ2から出力された信号(元画像を構成する画像信号)と、受信信号判定部3から出力された判定信号は、画像切り出し部4へ入力される。画像切り出し部4では、MPEGデコーダ2から出力された信号に基づく元画像から、子画面に拡大表示したい画像領域が、切り出し領域として設定される。切り出し領域は、設定保存部8に予め設定された領域を用いるか、もしくは、視聴者がリモコン12を使用して任意の領域を設定することができる。なお、設定保存部8に保存されている情報、及び、リモコン12からの設定情報は、入力制御部7を介して画像切り出し部4など各部位へ入力される。 【0014】 リモコン12には、例えば図2に示すような各種ボタン21〜25が配置されており、各ボタン21〜25を押下することによって切り出し領域や後述する表示領域を設定することができる。図2は、リモコン12の一例を説明する概略構成図である。以下、各ボタンに割り当てられた機能について説明する。まず、リモコン12の中央部に配置された略円状の決定ボタン21は、切り出し領域、もしくは後述する表示領域の設定が完了したことを入力制御部7に通知する機能を有する。 【0015】 決定ボタン21を囲むように配置された、リング状の拡大率変更ボタン22は、切り出し領域、もしくは表示領域の大きさを変更する場合に用いるボタンである。上向き矢印が表示された部分を押下すると、その時点で設定されている切り出し領域、もしくは表示領域の上下方向の長さ(高さ)を広げることができ、下向き矢印が表示された部分を押下すると、逆に、切り出し領域、もしくは表示領域の高さを狭めることができる。また、右向き矢印が表示された部分を押下すると、その時点で設定されている切り出し領域、もしくは表示領域の左右方向の長さ(幅)を広げることができ、左向き矢印が表示された部分を押下すると、逆に、切り出し領域、もしくは表示領域の幅を狭めることができる。 【0016】 拡大率変更ボタン22の周囲の4箇所に配置された移動ボタン23a〜23dは、切り出し領域、もしくは表示領域の位置を変更する場合に用いるボタンである。移動ボタン23aを押下すると、切り出し領域、もしくは表示領域の位置を、その時点で設定されている位置よりも右方向に移動させることができる。同様に、移動ボタン23bはこれらの領域の位置を左方向に、移動ボタン23cはこれらの領域の位置を上方向に、移動ボタン23dはこれらの領域の位置を下方向に移動させることができる。 【0017】 移動ボタン23dの右下部分に配置された拡大ボタン24は、子画面に表示する拡大画像の設定の開始を入力制御部7に通知する機能を有する。拡大ボタン24を押下すると、設定保存部8に保存されている大きさ、および位置に切り出し領域が設定される。拡大ボタン24の下部分に配置された終了ボタン25は、子画面に表示する拡大画像の設定の終了を入力制御部7に通知する機能を有する。 【0018】 画像切り出し部4で設定された切り出し領域は、表示領域設定部としての表示位置調整部5へ出力される。表示位置調整部5では、切り出し領域内の画像を拡大し、図示しないモニタに表示する際の表示領域が設定される。すなわち、表示位置調整部5では、元画像が表示される親画面に重畳して配置される、子画面の大きさ・表示位置が設定される。表示領域は、設定保存部8に予め設定された領域を用いるか、もしくは、視聴者がリモコン12を使用して任意の領域を設定することができる。 【0019】 表示位置調整部5で設定された表示領域は、画像切り出し部4で設定された切り出し領域と共に、画像拡大部としての拡大表示生成部6へ出力される。拡大表示生成部6では、切り出し領域内の画像が表示領域として指定された領域の全体に割り当てられるよう、拡大画像が生成される。拡大表示生成部6で生成された拡大画像と、MPEGデコーダ2から出力された信号に基づく元画像とは画質制御部9へ入力され、それぞれの画像に関してコントラスト、明るさ、色調などが調整された後、画像合成部としての映像合成部10へ出力される。 【0020】 例えば、図5(a)に示すように、親画面に重畳して子画面に拡大画像が表示された状態で子画面の画質のみを調整したい場合、図5(b)に示すように画質調整メニューを図示しないモニタに表示させ、リモコン12などを用いて視聴者が好みの画質になるように設定することで、図5(c)に示すように、例えば子画面のみコントラストを下げて表示することができる。図5は子画面の画質調整を行う方法を説明する図であり、図5(a)は、モニタに表示される画質調整前の画像の一例を説明する図、図5(b)は、画質調整メニューの一例を説明する図、図5(c)は、モニタに表示される画質調整後の画像の一例を説明する図である。 【0021】 映像合成部10では、画質調整された元画像と拡大画像とが合成され、映像出力部11を介して図示しないモニタに出力され、表示される。 【0022】 次に、上述した画像表示装置において、視聴者が子画面に表示する拡大画像を、リモコン12を用いて設定する具体的な方法について、図3,図4を用いて説明する。図3は、本発明の第1の実施の形態に係わる視聴者が子画面に表示する拡大画像を設定する手順を説明するフローチャートである。また、図4は、拡大画像の設定においてモニタに表示される画像を説明する図であり、図4(a)は、元画像31を説明する図、図4(b)は、切り出し領域の設定においてモニタに表示される画像を説明する図、図4(c)は、表示領域の設定においてモニタに表示される画像を説明する図、図4(d)は、親画面と子画面を合成した後のモニタに表示される画像を説明する図である。 【0023】 まず、ステップS1において、モニタに図4(a)に示すような画像が表示されている状態において、視聴者はリモコン12の拡大ボタン24を押下し、モニタに拡大領域枠32を表示させる。すると、モニタには図4(b)に示すように、例えば元画像の右上部に拡大領域枠32が表示される。この拡大領域枠32に囲まれた領域は、切り出し領域に相当し、以降のステップにおいて、拡大領域枠32の大きさ・位置を変更することによって、子画面に拡大表示したい画像の範囲を設定することができる。なお、拡大領域枠32は、設定保存部8に保存されているデフォルト値に従った大きさ、及び位置に表示される。 【0024】 なお、拡大領域枠32の大きさ・位置のデフォルト値は、視聴者が任意の値に変更することが可能である。視聴者によってデフォルト値が変更された場合、これ以降に拡大画像の設定を行うと、変更後のデフォルト値を用いて拡大領域枠32がモニタに表示されるようになる。 【0025】 また、設定保存部8には、デフォルト値の他に、視聴者が任意の値をカスタム値として登録することができるようにしてもよい。この場合、ステップS1において、視聴者がリモコン12の拡大ボタン24を押下すると、拡大領域枠32をデフォルト値とカスタム値のいずれの値に従って表示するのかを視聴者に選択するメニューがモニタ表示され、選択された値に従って、拡大領域枠32がモニタに表示されるようにすることができる。 【0026】 次に、ステップS2において、視聴者はリモコン12の拡大率変更ボタン22を用いて、拡大領域枠32の大きさが子画面に拡大表示したい画像領域の大きさになるように、モニタを見ながら拡大領域枠32の大きさを変更する。 【0027】 引き続き、ステップS3において、視聴者はリモコン12の移動ボタン23a〜23dを用いて、拡大領域枠32の位置が子画面に拡大表示したい画像領域の位置と一致するように、モニタを見ながら拡大領域枠32の位置を変更する。 【0028】 続いて、ステップS4において、拡大領域枠32の大きさ・位置が、子画面に拡大表示したい画像領域と完全に一致したか否かを判定する。この判定は、視聴者がモニタを見ながら行う。まだ完全に一致しておらず、拡大領域枠32の大きさ・位置を変更する必要があると判定した場合、ステップS2に戻り、拡大領域枠32の設定を継続して行う。一方、完全に一致しており、拡大領域32の設定、すなわち、切り出し領域の設定が完了したと判定した場合、ステップS5に進む。 【0029】 ステップS5において、視聴者はリモコン12の決定ボタン21を押下し、モニタに表示領域枠33を表示させる。すると、モニタには図4(c)に示すように、例えばステップS4で決定された拡大領域枠32と同じ位置に、表示領域枠33が表示される。この表示領域枠33に囲まれた領域は、子画面の表示領域に相当し、以降のステップにおいて、表示領域枠33の大きさ・位置を変更することによって、子画面に表示する画像の拡大率、および子画面の表示位置を設定することができる。 【0030】 なお、表示領域枠33は、設定保存部8に保存されているデフォルト値に従った拡大率を用いて拡大領域枠32を拡大した大きさで、同じく設定保存部8に保存されているデフォルト値に従った位置に表示される。表示領域枠33のデフォルト値は、拡大領域枠32のデフォルト値と同様、視聴者によって変更することができる。また、設定保存部8には、拡大領域枠32と同様に、デフォルト値のほかにカスタム値を登録することができるようにしてもよい。 【0031】 また、図4(c)では、表示領域枠33内に拡大領域枠32内の画像が拡大されて表示されているが、元画像との区別を明確にするために、枠内に表示される拡大画像を半透明に表示したり、拡大画像を表示せずに枠内を黒塗りなど無地にして表示したりしてもよい。 【0032】 次に、ステップS6において、表示領域枠33の大きさが、子画面に拡大表示したい画像(拡大領域32内の画像)を所望の拡大率で拡大した大きさと完全に一致したか否かを判定する。この判定は、視聴者がモニタを見ながら行う。まだ完全に一致しておらず、表示領域枠33の大きさを変更する必要があると判定した場合、ステップS7に進み、表示領域枠33の設定を行う。 【0033】 ステップS7においては、視聴者はリモコン12の拡大率変更ボタン22を用いて、表示領域枠33の大きさが、子画面に拡大表示したい画像(拡大領域32内の画像)を所望の拡大率で拡大した大きさになるように、モニタを見ながら表示領域枠33の大きさを変更する。一方、表示領域33の大きさが子画面に拡大表示したい画像(拡大領域32内の画像)を所望の拡大率で拡大した大きさと完全に一致したと判定した場合、ステップS8に進む。 【0034】 ステップS8では、表示領域枠33の位置が、子画面を表示させたい位置と完全に一致したか否かを判定する。この判定は、視聴者がモニタを見ながら行う。まだ完全に一致しておらず、表示領域枠33の位置を変更する必要があると判定した場合、ステップS9に進み、表示領域枠33の設定を行う。 【0035】 ステップS9においては、視聴者はリモコン12の移動ボタン23a〜23dを用いて、表示領域枠33の位置が子画面を表示させたい位置になるように、モニタを見ながら表示領域枠33の位置を変更する。一方、表示領域枠33の位置が子画面を表示させたい位置と完全に一致した場合、子画面の表示領域の設定が完了したと判定し、ステップS10に進む。 【0036】 ステップS10において、視聴者はリモコン12の決定ボタン21を押下し、子画面の表示領域の設定を終了する。これにより、モニタには図4(d)に示すように、元画像31が表示された親画面に重畳して、ステップS6〜ステップS10で設定された表示領域枠33内、すなわち、子画面の表示領域に、ステップS1〜ステップS5で設定された拡大領域32内の画像が拡大されて表示される。続くステップS11において、視聴者はリモコン12の終了ボタン25を押下することで、子画面の設定を終了し、通常表示に戻る。 【0037】 このように、本実施の形態においては、親画面に重畳して表示させる拡大画像を設定する際に、子画面の設定、具体的には、表示領域枠33の大きさ・位置を視聴者が任意の大きさ・位置に設定することができるようにしたので、視聴者の意図する任意の場所に子画面を表示することができる。 【0038】 また、子画面を設定する際に用いる、拡大領域枠32や表示領域枠33の初期状態の大きさ・位置を定義するデフォルト値が設定保存部8に保存されており、このデフォルト値を任意の値に変更・登録することができるようにしているので、視聴者が好む子画面の設定を予めデフォルト値として登録しておくことで、子画面を設定する際に視聴者の操作の手間を省き、利便性を向上させることができる。 【0039】 なお、上述した本実施の形態においては、画像表示装置に入力されるデジタル放送信号として、MPEG符号化されたデジタル放送信号を用いたが、例えばH.264など他の動画圧縮規格によって符号化された信号を用いることも可能である。 【0040】 (第2の実施の形態) 次に、本発明の第2の実施の形態に係わる画像表示装置について説明する。本実施の画像表示装置の構成は、図1を用いて説明した第1の実施の形態の画像表示装置と同様であるため、同一の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。 【0041】 本実施の形態の画像表示装置は、第1の実施の形態の画像表示装置の機能に加え、番組の開始・終了やコマーシャルの開始・終了に従って、拡大表示から通常表示(子画面がなく、親画面に元画像のみを表示する状態)への切り替えを自動的に行う機能を有する。すなわち、本実施の形態では、拡大表示と通常表示との切り替えにかかる視聴者の操作の手間を省くことができ、利便性を更に向上させることができる。 【0042】 本実施の形態における画像表示装置において、番組の開始・終了に伴い拡大表示と通常表示を自動的に切り換える具体的な方法について、図6を用いて説明する。図6は、番組の開始・終了に伴い拡大表示と通常表示を自動的に切り換える手順を説明するフローチャートである。 【0043】 まず、ステップS21において、モニタに番組Aを拡大表示させる。なお、拡大表示の具体的な手順、すなわち、親画面に表示される元画像の一部分を拡大して子画面に表示させる拡大画像を生成し、親画面に重畳して表示させる具体的な手順は、図3のフローチャートを用いて説明した第1の実施の形態において説明した手順と同様である。 【0044】 続いて、ステップS22において、受信信号判定部3は、チューナ部1が受信する信号が番組Aの放送信号から番組Bの放送信号に切り替わったことを検知する。続くステップS23において、番組が切り替わった場合に、拡大表示から通常表示に自動的に切り替わるように設定がなされているか否かを判定する。 【0045】 なお、番組の切り替えに伴う表示形態の自動変更有無については、視聴者が任意のタイミングで設定することができる。例えば、表示形態変更メニューを図示しないモニタに表示させ、リモコン12などを用いて視聴者の好みの設定にすることができる。番組の切り替えに伴い拡大表示から通常表示に自動的に切り替えるか否かの設定は、リモコン12から入力制御部7を介して設定保存部8に保存される。ステップS23における判定は、設定保存部8に保存されている上記設定内容に基づき行われる。 【0046】 ステップS23において、番組の切り替えに伴い拡大表示から通常表示に自動的に切り替えるように設定されていると判定した場合、ステップS24に進み、モニタに番組Bを通常表示させる。一方、ステップS23において、番組の切り替えが行われても拡大表示から通常表示に切り替えないように設定されていると判定した場合、ステップS25に進み、モニタに番組Bを拡大表示させる。この場合、元画像における切り出し領域の大きさや位置、子画面の大きさや位置など、拡大表示に関する設定内容は、番組Aの拡大表示に用いていた設定内容をそのまま用いる。 【0047】 次に、本実施の形態における画像表示装置において、コマーシャルの開始・終了に伴い拡大表示と通常表示を自動的に切り換える具体的な方法について、図7を用いて説明する。図7は、コマーシャルの開始・終了に伴い拡大表示と通常表示を自動的に切り換える手順を説明するフローチャートである。 【0048】 まず、ステップS31において、モニタに番組Cを拡大表示させる。なお、拡大表示の具体的な手順、すなわち、親画面に表示される元画像の一部分を拡大して子画面に表示させる拡大画像を生成し、親画面に重畳して表示させる具体的な手順は、図3のフローチャートを用いて説明した第1の実施の形態において説明した手順と同様である。 【0049】 続いて、ステップS32において、受信信号判定部3は、チューナ部1が受信する信号が番組Cの放送信号からコマーシャルの放送信号に切り替わったことを検知する。続くステップS33において、コマーシャルの放送信号を受信中は通常表示で表示されるよう設定がなされているか否かを判定する。なお、コマーシャル放送中の表示形態の設定については、視聴者が任意のタイミングで設定することができる。コマーシャル放送中の表示形態の設定は、例えば、番組の切り替えに伴う表示形態の自動変更の設定と同様に行うことができる。また、設定内容は設定保存部8に保存されており、ステップS33における判定は、上記設定内容に基づき行われる。 【0050】 ステップS33において、コマーシャルの放送信号を受信中は通常表示で表示されるよう設定がなされていると判定した場合、ステップS34に進み、モニタにコマーシャルを通常表示させる。一方、ステップS33において、コマーシャルの放送信号を受信中も拡大表示を継続させる設定がなされていると判定した場合、ステップS35に進み、モニタにコマーシャルを拡大表示させる。この場合、元画像における切り出し領域の大きさや位置、子画面の大きさや位置など、拡大表示に関する設定内容は、番組Cの拡大表示に用いていた設定内容をそのまま用いる。 【0051】 次に、ステップS36において、受信信号判定部3は、チューナ部1が受信する信号がコマーシャルの放送信号から番組Cの放送信号に切り替わったことを検知する。続くステップS37において、コマーシャル終了後の表示形態がコマーシャル開始前の表示形態を引き継ぐ設定になされているか否かを判定する。なお、コマーシャル終了後の表示形態の設定については、視聴者が任意のタイミングで設定することができ、例えば、番組の切り替えに伴う表示形態の自動変更の設定と同様に行うことができる。また、設定内容は設定保存部8に保存されており、ステップS37における判定は、上記設定内容に基づき行われる。 【0052】 ステップS37において、コマーシャル終了後の表示形態がコマーシャル開始前の表示形態を引き継ぐ設定になされていると判定した場合、ステップS38に進み、モニタに番組Cを拡大表示させる。この場合、元画像における切り出し領域の大きさや位置、子画面の大きさや位置など、拡大表示に関する設定内容は、コマーシャル開始前において番組Cの拡大表示に用いていた設定内容をそのまま用いる。一方、ステップS37において、コマーシャル終了後の表示形態がコマーシャル開始前の表示形態を引き継ぐ設定になされていないと判定した場合、ステップS39に進み、モニタに番組Cを通常表示させる。 【0053】 このように、本実施の形態においては、番組の開始・終了やコマーシャルの開始・終了に従って、拡大表示から通常表示に切り替えるか否かを視聴者が予め設定保存部8に設定することで、番組やコマーシャルの開始・終了時において、拡大表示と通常表示との切り替えを自動的に行うことができ、視聴者の操作の手間を省くことができ、利便性を更に向上させることができる。 【0054】 (第3の実施の形態) 次に、本発明の第3の実施の形態に係わる画像表示装置について説明する。本実施の画像表示装置の構成は、図1を用いて説明した第1の実施の形態の画像表示装置と同様であるため、同一の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。 【0055】 本実施の形態の画像表示装置は、第1の実施の形態の画像表示装置の機能に加え、動画検出機能を有しており、切り出し領域内の画像の移動に伴い切り出し領域を自動的に移動させ、当初設定した切り出し領域内の画像を常に子画面内に表示させる機能を有する。すなわち、本実施の形態では、視聴者が拡大表示したい画像が移動した場合に、切り出し領域をこれに追随して自動的に移動させることで、切り出し領域の再設定にかかる視聴者の操作の手間を省くことができ、利便性を更に向上させることができる。 【0056】 本実施の形態における画像表示装置において、切り出し領域内の画像が移動した場合の拡大表示の具体的な方法について、図8〜図10を用いて説明する。図8は、切り出し領域内の画像が移動した場合の拡大表示の手順を説明するフローチャートである。図9は、拡大画像の設定および拡大表示中においてモニタに表示される画像を説明する図であり、図9(a)は、切り出し領域の設定においてモニタに表示される画像を説明する図、図9(b)は、拡大画像設定直後にモニタに表示される画像を説明する図、図9(c)は、切り出し領域内の画像が移動した場合においてモニタに表示される画像を説明する図である。図10は、切り出し領域内画像が移動した場合の拡大表示方法を設定する動画検出設定メニュー画面の一例を説明する図である。 【0057】 まず、ステップS41において、モニタに画像を拡大表示させる。なお、拡大表示の具体的な手順、すなわち、親画面に表示される元画像の一部分を拡大して子画面に表示させる拡大画像を生成し、親画面に重畳して表示させる具体的な手順は、図3のフローチャートを用いて説明した第1の実施の形態において説明した手順と同様である。ここでは、図9(a)に示す拡大領域枠32内の画像が拡大され、図9(b)に示すように、モニタの右下部の表示領域枠33内に拡大画像として表示されるように、拡大表示が設定されているものとする。 【0058】 続いて、ステップS42において、拡大表示における動画検出がONに設定されているか否かを判定する。なお、拡大表示における動画検出は、ONとOFFのいずれかに設定することができ、拡大画像の設定時点における拡大領域枠32内の画像が拡大表示中に位置を移動した場合に、画像の移動に追随して拡大領域枠32を自動的に移動させながら拡大画像を生成して表示領域枠33内に拡大表示させる場合はONに設定する。一方、拡大領域枠32の位置を常に固定して拡大画像を生成し、表示領域枠33内に拡大表示させる場合には動画検出をOFFに設定する。 【0059】 動画検出の設定は、視聴者が任意のタイミングで設定することができ、例えば、図10に示すように動画検出設定メニュー35を図示しないモニタに表示させ、リモコン12などを用いてON、またはOFFのいずれか好みのモードを選択し、設定保存部8に選択したモードを保存することで設定することができる。すなわち、ステップS42における判定は、設定保存部8に保存されている動画検出モードに基づき行われる。 【0060】 ステップS42において、動画検出がOFFに設定されていると判定した場合、ステップS49へ進み、拡大領域枠32の位置を固定したまま拡大画像を生成し、表示領域枠33内に表示させる。すなわち、拡大領域枠32内の画像が経時的に変化する場合、表示領域枠33内に表示される画像(子画面の画像)も変化していく。 【0061】 一方、ステップS42において、動画検出がONに設定されていると判定した場合、ステップS43に進み、拡大画像の設定時点における拡大領域枠32内の画像と一致する画像を、MPEGデコーダ2からの出力信号から検出する。一致する画像の検出は、例えばパターンマッチングを用いて行う。 【0062】 続くステップS44において、ステップS43での画像検出の結果、一致する画像が検出できた場合、ステップS45へ進み、検出された画像を含むように拡大領域枠32を再設定し、続くステップS46において、この拡大領域枠32を用いて拡大画像を生成し、表示領域枠33内に表示する。 【0063】 例えば、図9(a)に示すように、モニタ右上部の飛行機を含む画像領域を拡大領域枠32に設定し、動画検出をONに設定した場合、時間の経過と共に飛行機がモニタの左側へ移動すると、拡大領域枠32の位置も飛行機の移動に追随してモニタの右上部から左上部に移動する。すると、モニタには、図9(c)に示すように、モニタ右下部に設定された表示領域枠33内に、常に飛行機の拡大画像が表示される。一方、動画検出をOFFに設定した場合、拡大領域枠32の位置は固定されるため、表示領域枠33内には当初モニタ右上部に設定された拡大領域枠32内の画像が表示されるため、飛行機が拡大領域枠32外に移動した場合、例えば飛行機の背景となる空や雲が拡大画像として表示されることになる。 【0064】 このステップS42〜ステップS46における、動画検出の設定の判定から動画検出、拡大画像の生成までの一連の手順は、動画検出がOFFに設定されるか、動画検出が不可能になるまでの間、繰り返し実行される。 【0065】 ステップS44において、ステップS43での画像検出の結果、一致する画像が検出できなかった場合、すなわち、動画検出が不可能であると判定された場合、ステップS47へ進む。例えばモニタに図9(c)の画像が表示されており、モニタ左上部に表示されている飛行機が更に移動してモニタに現われなくなってしまった場合、動画検出が不可能であると判定される。 【0066】 ステップS47では、動画検出ができなかった場合の表示方法の設定を判定する。動画検出ができない場合の表示方法としては、例えば、拡大表示を終了して親画面のみの通常表示にする方法と、動画検出が不可となる直前に設定された拡大領域枠32の位置を固定し、動画検出をOFFに設定した状態で拡大表示を継続する方法のいずれかを選択することができる。表示方法の設定は、視聴者が任意のタイミングで行うことができ、例えば動画検出の設定と同様に、モニタに設定メニュー画面を表示させて、リモコン12などで設定することができる。この場合の設定値も、設定保存部8に保存される。 【0067】 ステップS47において、動画検出ができなかった場合の表示方法として拡大表示を終了して通常表示にするように設定されていると判定した場合、ステップS48に進み、親画面に子画面を重畳して表示する表示形態から、親画面のみの通常表示に切り替える。一方、ステップS47において、拡大表示を継続するように設定されていると判定した場合、ステップS49へ進み、拡大領域枠32の位置を固定したまま拡大画像を生成し、表示領域枠33内に表示させる。 【0068】 このように、本実施の形態においては、視聴者が拡大表示したい画像が移動した場合に、切り出し領域をこれに追随して自動的に移動させることで、切り出し領域の再設定にかかる視聴者の操作の手間を省くことができ、利便性を更に向上させることができる。 【0069】 なお、本実施の形態においては、子画面の表示位置、すなわち表示領域枠33の位置は、動画検出の設定にかかわらず固定としたが、拡大領域枠32の移動に追随し、同じように移動するようにしてもよい。すなわち、拡大領域枠32が左に移動した場合、表示領域枠33の位置も左に移動させ、子画面をモニタの右下部から左下部に経時的に移動させるようにしてもよい。 【図面の簡単な説明】 【0070】 【図1】本発明の第1の実施の形態に係わる画像表示装置の構成を説明する概略ブロック図。 【図2】リモコン12の一例を説明する概略構成図。 【図3】本発明の第1の実施の形態に係わる視聴者が子画面に表示する拡大画像を設定する手順を説明するフローチャート。 【図4】拡大画像の設定においてモニタに表示される画像を説明する図であり、図4(a)は、元画像31を説明する図、図4(b)は、切り出し領域の設定においてモニタに表示される画像を説明する図、図4(c)は、表示領域の設定においてモニタに表示される画像を説明する図、図4(d)は、親画面と子画面を合成した後のモニタに表示される画像を説明する図。 【図5】子画面の画質調整を行う方法を説明する図であり、図5(a)は、モニタに表示される画質調整前の画像の一例を説明する図、図5(b)は、画質調整メニューの一例を説明する図、図5(c)は、モニタに表示される画質調整後の画像の一例を説明する図。 【図6】番組の開始・終了に伴い拡大表示と通常表示を自動的に切り換える手順を説明するフローチャート。 【図7】コマーシャルの開始・終了に伴い拡大表示と通常表示を自動的に切り換える手順を説明するフローチャート。 【図8】切り出し領域内の画像が移動した場合の拡大表示の手順を説明するフローチャート。 【図9】拡大画像の設定および拡大表示中においてモニタに表示される画像を説明する図であり、図9(a)は、切り出し領域の設定においてモニタに表示される画像を説明する図、図9(b)は、拡大画像設定直後にモニタに表示される画像を説明する図、図9(c)は、切り出し領域内の画像が移動した場合においてモニタに表示される画像を説明する図。 【図10】切り出し領域内画像が移動した場合の拡大表示方法を設定する動画検出設定メニュー画面の一例を説明する図。 【符号の説明】 【0071】 1…チューナ部、2…MPEGデコーダ、3…受信信号判定部、4…画像切り出し部、5…表示位置調整部、6…拡大表示生成部、7…制御部、8…設定保存部、9…画質調整部、10…映像合成部、11…映像出力部、12…リモコン、
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003078 【氏名又は名称】株式会社東芝 【識別番号】390010308 【氏名又は名称】東芝デジタルメディアエンジニアリング株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月21日(2006.8.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100076233 【弁理士】 【氏名又は名称】伊藤 進
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| 【公開番号】 |
特開2008−48364(P2008−48364A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月28日(2008.2.28) |
| 【出願番号】 |
特願2006−224655(P2006−224655) |
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