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【発明の名称】 画像撮影装置および画像撮影装置の表示方法
【発明者】 【氏名】松谷 篤志

【要約】 【課題】モニタリング画像に注意を払わないと想定される場合に、低消費電力化し、また画質の変動を人間の記憶特性に沿って行って品質を維持しつつ省電力化を図る。

【構成】モニタリング用の初期値をクロックジェネレータに設定し(S11)、これに基づきモニタリング表示の処理を実行する(S12)。デジタルカメラ制御の特定条件の有無を確認(S13)、特定条件でない場合(No)、動きの追従性が良い高いクロックをクロックジェネレータに設定する(S14)。また、処理S13にて、特定条件の場合(Yes)、低消費電力となる低いクロックを選択し、クロックジェネレータに設定する(S15)。以降は処理S12から繰り返してモニタリング処理する。例えば特定条件として、所定のオンスクリーンディスプレイの表示の場合に処理S15を行い、所定のオンスクリーンディスプレイの表示が終了した場合、処理S14を行う。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被写体を表す光学像を電気信号に変換する撮像手段と、前記電気信号を表す画像データを記録する情報記録媒体とを有する画像撮影装置であって、
前記撮像手段にて電気信号に変換した画像データを表示手段にて表示するための処理を行う表示制御手段と、当該画像撮影装置の制御に係る特定の条件を抽出する抽出手段と、前記抽出した条件に従って前記撮像手段が電気信号に変換する周期を変更する変更手段とを備えたことを特徴とする画像撮影装置。
【請求項2】
前記特定の条件が、表示手段に重ねて表示されるオンスクリーンディスプレイのうち所定の制御に係るオンスクリーンディスプレイの表示であることを特徴とする請求項1記載の画像撮影装置。
【請求項3】
前記特定の条件が、表示手段に重ねて表示されるオンスクリーンディスプレイのうち所定の制御に係るオンスクリーンディスプレイの表示がなされてから閾値となる時間以内であることを特徴とする請求項1記載の画像撮影装置。
【請求項4】
前記特定の条件が、ユーザーが最後に行った所定の操作がなされてから所定の時間以内であることを特徴とする請求項1記載の画像撮影装置。
【請求項5】
前記特定の条件が、セルフタイマのカウントダウン処理中であることを特徴とする請求項1記載の画像撮影装置。
【請求項6】
前記特定の条件が、遠隔から撮影処理が可能な状態であることを特徴とする請求項1記載の画像撮影装置。
【請求項7】
前記特定の条件が、画像データを表示する表示手段の電源のオン/オフであることを特徴とする請求項1記載の画像撮影装置。
【請求項8】
当該画像撮影装置の取扱いに伴う動きを検出するセンサを備え、前記特定の条件が、前記センサの検出値が所定の閾値より大きいことを特徴とする請求項1記載の画像撮影装置。
【請求項9】
前記センサが速度または加速度を検出することを特徴とする請求項8記載の画像撮影装置。
【請求項10】
前記センサが角速度または角加速度を検出することを特徴とする請求項8記載の画像撮影装置。
【請求項11】
被写体を表す光学像を電気信号に変換する撮像手段と、前記電気信号を表す画像データを記録する情報記録媒体とを有する画像撮影装置であって、
前記撮像手段にて電気信号に変換した画像データを表示手段にて表示するための処理を行う表示制御手段と、当該画像撮影装置の制御に係る特定の条件を抽出する抽出手段と、前記抽出した条件に従って前記画像データを表示する表示手段の輝度を変更する変更手段を備えたことを特徴とする画像撮影装置。
【請求項12】
被写体を表す光学像を電気信号に変換する撮像手段と、前記電気信号を表す画像データを記録する情報記録媒体とを有する画像撮影装置であって、
前記撮像手段にて電気信号に変換した画像データを表示手段にて表示するための処理を行う表示制御手段と、当該画像撮影装置の制御に係る特定の条件を抽出する抽出手段と、前記抽出した条件に従って前記画像データを表示する表示手段の駆動電力を変更する変更手段を備えたことを特徴とする画像撮影装置。
【請求項13】
前記特定の条件が、撮影画像データを撮影直後に一定時間のみ表示する撮影確認画像の表示であること特徴とする請求項12または13記載の画像撮影装置。
【請求項14】
前記特定の条件が、撮影画像データを撮影直後に記録した情報記録媒体から読み出す記録確認画像の表示であること特徴とする請求項12または13記載の画像撮影装置。
【請求項15】
被写体を表す光学像を撮像手段にて電気信号に変換し、前記電気信号を表す画像データを情報記録媒体に記録する画像撮影装置の表示方法であって、
前記撮像手段にて電気信号に変換した画像データを表示手段にて表示するための処理を行う工程と、前記画像撮影装置の制御に係る特定の条件を抽出する工程と、前記抽出した条件に従って前記撮像手段が電気信号に変換する周期を変更する工程とを有することを特徴とする画像撮影装置の表示方法。
【請求項16】
前記特定の条件が、表示手段に重ねて表示されるオンスクリーンディスプレイのうち所定の制御に係るオンスクリーンディスプレイの表示であることを特徴とする請求項15記載の画像撮影装置の表示方法。
【請求項17】
前記特定の条件が、表示手段に重ねて表示されるオンスクリーンディスプレイのうち所定の制御に係るオンスクリーンディスプレイの表示がなされてから閾値となる時間以内であることを特徴とする請求項15記載の画像撮影装置の表示方法。
【請求項18】
前記特定の条件が、ユーザーが最後に行った所定の操作がなされてから所定の時間以内であることを特徴とする請求項15記載の画像撮影装置の表示方法。
【請求項19】
前記特定の条件が、セルフタイマのカウントダウン処理中であることを特徴とする請求項15記載の画像撮影装置の表示方法。
【請求項20】
前記特定の条件が、遠隔から撮影処理が可能な状態であることを特徴とする請求項15記載の画像撮影装置の表示方法。
【請求項21】
前記特定の条件が、画像データを表示する表示手段の電源のオン/オフであることを特徴とする請求項15記載の画像撮影装置の表示方法。
【請求項22】
前記画像撮影装置の取扱いに伴う動きを検出するセンサを備え、前記特定の条件が、前記センサの検出値が所定の閾値より大きいことを特徴とする請求項15記載の画像撮影装置の表示方法。
【請求項23】
前記センサが速度または加速度を検出することを特徴とする請求項22記載の画像撮影装置の表示方法。
【請求項24】
前記センサが角速度または角加速度を検出することを特徴とする請求項22記載の画像撮影装置の表示方法。
【請求項25】
被写体を表す光学像を撮像手段にて電気信号に変換し、前記電気信号を表す画像データを情報記録媒体に記録する画像撮影装置の表示方法であって、
前記撮像手段にて電気信号に変換した画像データを表示手段にて表示するための処理を行う工程と、前記画像撮影装置の制御に係る特定の条件を抽出する工程と、前記抽出した条件に従って前記画像データを表示する表示手段の輝度を変更する工程とを有することを特徴とする画像撮影装置の表示方法。
【請求項26】
被写体を表す光学像を撮像手段にて電気信号に変換し、前記電気信号を表す画像データを情報記録媒体に記録する画像撮影装置の表示方法であって、
前記撮像手段にて電気信号に変換した画像データを表示手段にて表示するための処理を行う工程と、前記画像撮影装置の制御に係る特定の条件を抽出する工程と、前記抽出した条件に従って前記画像データを表示する表示手段の駆動電力を変更する工程とを有することを特徴とする画像撮影装置の表示方法。
【請求項27】
前記特定の条件が、撮影画像データを撮影直後に一定時間のみ表示する撮影確認画像の表示であること特徴とする請求項25または26記載の画像撮影装置の表示方法。
【請求項28】
前記特定の条件が、撮影画像データを撮影直後に記録した情報記録媒体から読み出す記録確認画像の表示であること特徴とする請求項25または26記載の画像撮影装置の表示方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタルスチルカメラ等の被写体を撮影する装置に係り、装置の省電力化を図るとともに、表示する画像の品位を維持する画像撮影装置および画像撮影装置の表示方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のデジタルスチルカメラ等のモバイル機器において、その機器に設けた液晶モニタは電力消費の大きな要因となっている。例えば、デジタルビデオカメラ,デジタルスチルカメラに設けた液晶モニタにおける消費電力を測定するモデルケースでは、モニタリング動作時間が最も長いため、モニタリング時の消費電力を下げることが最も低消費電力に寄与する。
【0003】
このことから、液晶モニタの明るさを抑えたり液晶モニタをオフにすること、さらに、液晶モニタの電源のオン/オフをユーザーが選択できる製品も多数市販されている。また節電設定を備えた製品も多数市販されており、アイドリング状態が数分間続くと液晶モニタがオフになったり装置自体の電源が切れたりする製品も多い。また、モニタリング時の消費電力を下げるためにモニタリング動作中のフレームレートを下げることが考えられる。
【0004】
特許文献1には、複数のフレームレートを得るため3個〜4個の発振子ないし発振器が必要になる場合に、クロックジェネレータに、タイミングジェネレータの発振源を持ち、この発振源の周波数のクロックをタイミングジェネレータへ出力し、かつタイミングジェネレータへ出力するクロックの周波数を変えられる構成が開示されている。
【0005】
また、特許文献2には、カメラの電源オフ時にバックライト制御値をバックライトの明るさを低くする省エネデータとして記憶し、電源がオン時に、操作者のバックライトの明るさ設定モードか否か判別し、設定モードの時には、操作者が明るさ設定データを記憶し、これに基づいて明るさ制御が行われ、設定モードでない時は、先に設定された省エネデータを読み出して明るさを低く制御することが開示されている。
【0006】
また、特許文献3には、被写体を撮像してカラー画像データを出力するCCDと、外光の色成分を検出して、カラー画像データの少なくとも2色の信号レベルを調整するため、検出した外光の色成分に基づきアンプの利得を制御するコントローラと、このアンプにより信号レベルが調整されたカラー画像データを表示することが開示されている。
【特許文献1】特開2003−92698号公報
【特許文献2】特開平11−341316号公報
【特許文献3】特開2001−268405号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、液晶モニタのモニタリング動作中のフレームレートを下げると消費電力は下がるが追従性が悪くなり、一般的に15フレーム/秒が下限とされているように、画像の品質が低下する。また、液晶モニタを暗くしたり電源をオフすること、さらに省電力のまま明るく見せるためにブライトネスを上げる等の代替方法で省電力化を図っているが、表示が暗くなるため製品としての魅力を失い、あるいはブライトネスを上げるために表示が白っぽく画質が悪くなるという問題があった。
【0008】
また、MPEGに代表される音声圧縮技術,画像圧縮技術では、人間の聴覚特性,視覚特性に沿ってデータを減らすことにより品質の劣化を抑えたままでデータ量の削減を実現している。さらに、人間の記憶特性においては、第一印象の記憶,感情を後々まで強く残す特性があることが広く知られ、科学的にも証明がなされている。
【0009】
本発明は、前記従来技術の問題を解決することに指向するものであり、省電力と表示画像の品位の維持は一般にトレードオフの関係にあることから、単にユーザー設定によって明るさを調整するのではなく、アイドリングを検知して電源を落とすのではなく、モニタリング動作中にユーザーが設定画面を呼び出している状態など、モニタリング画像に注意を払わないと想定される場合に、自動的にフレームレートを下げて低消費電力化を図り、また画質の変動を人間の記憶特性に沿って行うことで品質を維持しつつ省電力化を図り、前述したトレードオフ以上の効果を上げる画像撮影装置および画像撮影装置の表示方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載した画像撮影装置は、被写体を表す光学像を電気信号に変換する撮像手段と、電気信号を表す画像データを記録する情報記録媒体とを有する画像撮影装置であって、撮像手段にて電気信号に変換した画像データを表示手段にて表示するための処理を行う表示制御手段と、当該画像撮影装置の制御に係る特定の条件を抽出する抽出手段と、抽出した条件に従って撮像手段が電気信号に変換する周期を変更する変更手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
また、請求項2〜7に記載した画像撮影装置は、請求項1の画像撮影装置において、特定の条件が、表示手段に重ねて表示されるオンスクリーンディスプレイのうち所定の制御に係るオンスクリーンディスプレイの表示であること、表示手段に重ねて表示されるオンスクリーンディスプレイのうち所定の制御に係るオンスクリーンディスプレイの表示がなされてから閾値となる時間以内であること、ユーザーが最後に行った所定の操作がなされてから所定の時間以内であること、セルフタイマのカウントダウン処理中であること、遠隔から撮影処理が可能な状態であること、画像データを表示する表示手段の電源のオン/オフであることを特徴とする。
【0012】
また、請求項8〜10に記載した画像撮影装置は、請求項1の画像撮影装置において、この画像撮影装置の取扱いに伴う動きを検出するセンサを備え、特定の条件が、センサの検出値が所定の閾値より大きいこと、さらに、センサが速度または加速度を検出すること、センサが角速度または角加速度を検出することを特徴とする。
【0013】
また、請求項11,12に記載した画像撮影装置は、被写体を表す光学像を電気信号に変換する撮像手段と、電気信号を表す画像データを記録する情報記録媒体とを有する画像撮影装置であって、撮像手段にて電気信号に変換した画像データを表示手段にて表示するための処理を行う表示制御手段と、当該画像撮影装置の制御に係る特定の条件を抽出する抽出手段と、抽出した条件に従って画像データを表示する表示手段の輝度を変更する変更手段を備えたこと、または、抽出した条件に従って画像データを表示する表示手段の駆動電力を変更する変更手段を備えたことを特徴とする。
【0014】
また、請求項13,14に記載した画像撮影装置は、請求項12,13の画像撮影装置において、特定の条件が、撮影画像データを撮影直後に一定時間のみ表示する撮影確認画像の表示であること、撮影画像データを撮影直後に記録した情報記録媒体から読み出す記録確認画像の表示であること特徴とする。
【0015】
また、請求項15に記載した画像撮影装置の表示方法は、被写体を表す光学像を撮像手段にて電気信号に変換し、電気信号を表す画像データを情報記録媒体に記録する画像撮影装置の表示方法であって、撮像手段にて電気信号に変換した画像データを表示手段にて表示するための処理を行う工程と、画像撮影装置の制御に係る特定の条件を抽出する工程と、抽出した条件に従って撮像手段が電気信号に変換する周期を変更する工程とを有することを特徴とする。
【0016】
また、請求項16〜21に記載した画像撮影装置の表示方法は、請求項15記載の表示方法において、特定の条件が、表示手段に重ねて表示されるオンスクリーンディスプレイのうち所定の制御に係るオンスクリーンディスプレイの表示であること、表示手段に重ねて表示されるオンスクリーンディスプレイのうち所定の制御に係るオンスクリーンディスプレイの表示がなされてから閾値となる時間以内であること、ユーザーが最後に行った所定の操作がなされてから所定の時間以内であること、セルフタイマのカウントダウン処理中であること、遠隔から撮影処理が可能な状態であること、画像データを表示する表示手段の電源のオン/オフであることを特徴とする。
【0017】
また、請求項22〜24に記載した画像撮影装置の表示方法は、請求項15の表示方法において、画像撮影装置の取扱いに伴う動きを検出するセンサを備え、特定の条件が、センサの検出値が所定の閾値より大きいこと、さらに、センサが速度または加速度を検出すること、センサが角速度または角加速度を検出することを特徴とする。
【0018】
また、請求項25,26に記載した画像撮影装置の表示方法は、被写体を表す光学像を撮像手段にて電気信号に変換し、電気信号を表す画像データを情報記録媒体に記録する画像撮影装置の表示方法であって、撮像手段にて電気信号に変換した画像データを表示手段にて表示するための処理を行う工程と、画像撮影装置の制御に係る特定の条件を抽出する工程と、抽出した条件に従って画像データを表示する表示手段の輝度を変更する工程とを有すること、または、抽出した条件に従って画像データを表示する表示手段の駆動電力を変更する工程とを有することを特徴とする。
【0019】
また、請求項27,28に記載した画像撮影装置の表示方法は、請求項25,26の表示方法において、特定の条件が、撮影画像データを撮影直後に一定時間のみ表示する撮影確認画像の表示であること、撮影画像データを撮影直後に記録した情報記録媒体から読み出す記録確認画像の表示であること特徴とする。
【0020】
前記構成の画像撮影装置および画像撮影装置の表示方法によれば、ユーザーが画像撮影装置を所定の閾値以上に動かすようなモニタリング画像に注意を払わないと想定される場合に、自動的にフレームレートを下げて低消費電力化を図り、また撮影直後の確認画像を高品位とする画質の変動を人間の記憶特性に沿って行うことで、画質を維持しつつ低消費電力化を図ることができる。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、モニタリング画像に注意を払わないと想定される場合に、自動的にフレームレートを下げて低消費電力化を図り、また画質の変動を人間の記憶特性に沿って行うことで、画質を維持しつつ低消費電力化を図ることができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、図面を参照して本発明における実施の形態を詳細に説明する。
【0023】
図1は本発明の実施の形態におけるデジタルスチルカメラ(以下、デジタルカメラという)の外観を示す(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は背面図である。また、図2はデジタルカメラ内部のシステム構成の概要を示すブロック回路図である。
【0024】
図1に示すように、デジタルカメラ本体の上面には、レリーズスイッチ(シャッタボタン)SW1、モードダイアルスイッチSW2、およびサブLCD(液晶ディスプレイ)1が配設されている。
【0025】
また、デジタルカメラ本体の正面には、撮影レンズを含む鏡胴ユニット7、光学ファインダ4、ストロボ発光部3、測距ユニット5、リモートコントロール受光部6が設けられている。
【0026】
デジタルカメラの背面には、電源スイッチSW13、LCDモニタ1’、AFLED8、ストロボLED9、広角方向ズームスイッチSW3、望遠方向ズームスイッチSW4、セルフタイマの設定・削除するセルフタイマスイッチSW5、メニュースイッチSW6、上移動・ストロボセットスイッチSW7、右移動スイッチSW8、ディスプレイスイッチSW9、下移動・マクロスイッチSW10、左移動・画像確認スイッチSW11、OKスイッチSW12、電源スイッチSW13が設けられている。カメラ本体の側面にはメモリカード/電池装填室の蓋2が設けられている。
【0027】
デジタルカメラの各部材の機能および作用は公知であるので、その説明は省略することにし、次にカメラの内部のシステム構成を図2に基づき図1を参照しながら説明する。
【0028】
図2に示すように、104はデジタルスチルカメラプロセッサ(以下、プロセッサという)である。
【0029】
プロセッサ104は、第1CCD信号処理ブロック1041、第2CCD信号処理ブロック1042、CPUブロック1043、ローカルSRAM1044、USBブロック1045、シリアルブロック1046、JPEG・CODECブロック(JPEG圧縮・伸長を行うブロック)1047、RESIZEブロック(画像データのサイズを補間処理により拡大・縮小するブロック)1048、TV信号表示ブロック(画像データを液晶モニタ・TVなどの外部表示機器に表示させるためのビデオ信号に変換するブロック)1049、メモリカードコントローラブロック(撮影画像データを記録するメモリカードの制御を行うブロック)10410を有している。これらの各ブロックは相互にバスラインで接続されている。
【0030】
また、プロセッサ104の外部にはRAW−RGB画像データ(ホワイトバランス設定、γ設定が行われた状態の画像データ)、YUV画像データ(輝度データ、色差データ変換が行われた状態の画像データ)、JPEG画像データ(JPEG圧縮された状態の画像データ)を保存するSDRAM103が配置され、このSDRAM103はプロセッサ104にメモリコントローラ(図示せず)、バスラインを介して接続されている。
【0031】
プロセッサ104の外部には、さらに、RAM107、内蔵メモリ(メモリカードスロットにメモリカードが装着されていない場合でも撮影画像データを記録するためのメモリ)120、制御プログラム,パラメータなどが格納されたROM108が設けられ、これらもバスラインによってプロセッサ104に接続されている。
【0032】
ROM108に格納する制御プログラムは、デジタルカメラの電源スイッチSW13をオンすると、プロセッサ104のメインメモリ(図示せず)にロードされ、プロセッサ104はその制御プログラムに従って各部の動作制御を行うとともに、制御データ、パラメータ等をRAM107等に一時的に保存させる。また、ROM8に書換え可能なフラッシュROMを使用することにより、制御プログラムや制御するためのパラメータを変更することが可能となり機能のバージョンアップを容易に行うことができる。
【0033】
鏡胴ユニット7は、ズームレンズ71aを有するズーム光学系71、フォーカスレンズ72aを有するフォーカス光学系72、絞り73aを有する絞りユニット73、メカニカルシャッタ74aを有するメカニカルシャッタユニット74からなるレンズ鏡筒を備えている。なお、ズームレンズ71a、フォーカスレンズ72aおよび絞り73aは撮影光学系を構成している。
【0034】
ズーム光学系71,フォーカス光学系72,絞りユニット73,メカニカルシャッタユニット74は、ズームモータ71b,フォーカスモータ72b,絞りモータ73b,メカニカルシャッタモータ74bによってそれぞれ駆動されるようになっている。
【0035】
この鏡胴ユニット7の各モータはモータドライバ75によって駆動され、モータドライバ75はプロセッサ104のCPUブロック1043によって制御される。
【0036】
また、鏡胴ユニット7の各レンズ系によりCCD101に被写体像が結像され、CCD101は被写体像を画像信号に変換してF/E(フロントエンド)−IC102に画像信号を出力する。F/E−IC102は画像ノイズ除去用のため相関二重サンプリングを行うCDS1021、利得調整用のAGC1022、アナログデジタル変換を行うA/D変換部1023から構成されている。すなわち、F/E−IC102はその画像信号に所定の処理を施し、アナログ画像信号をデジタル信号に変換してプロセッサ104の第1CCD信号処理ブロック1041に向けてこのデジタル信号を出力する。
【0037】
これらの信号制御処理は、プロセッサ104の第1CCD信号処理ブロック1041から出力されるVD(垂直同期)−HD(水平同期)信号によりTG1024を介して行われる。そのTG1024はそのVD−HD信号に基づき駆動タイミング信号を生成する。また、第2CCD信号処理ブロック1042において、フィルタリング処理により輝度データ・色差データへの変換を行う。
【0038】
プロセッサ104のCPUブロック1043は、音声記録回路1151による音声記録動作を制御するようになっている。音声記録回路1151はマイクロフォン(以下、マイクという)1153で変換された音声記録信号のマイクAMP(アンプリファイア)1152による増幅信号を指令に応じて記録する。CPUブロック1043は、音声再生回路1161の動作も制御する。音声再生回路1161は、指令により適宜メモリに記録されている音声信号を再生してオーディオAMP1162に出力し、スピーカ1163から音声を出力させるように構成されている。
【0039】
CPUブロック1043は、さらに、ストロボ回路114を制御することによってストロボ発光部3から照明光を発光させる。これに加えて、CPUブロック1043は、測距ユニット5も制御する。
【0040】
CPUブロック1043は、プロセッサ104のサブCPU109に接続され、サブCPU109はLCDドライバ111を介して撮影可能枚数など表示するためのサブLCD1の表示制御を行う。サブCPU109は、さらに、撮影時の合焦状態を表示するAFLED8、ストロボ充電状態を表すストロボLED9、リモートコントロール送信機の信号を受信するリモートコントロール受光部6、ユーザーが操作する操作スイッチSW1〜SW14からなる操作キーユニット、ブザー113に接続されている。なお、AFLED8とストロボLED9を、メモリカードアクセス中などの別の表示用途に使用しても良い。
【0041】
パソコンなどの外部機器と通信を行うため、USBブロック1045はUSBコネクタ122に接続され、シリアルブロック1046はシリアルドライバ回路1231を介してRS−232Cコネクタ1232に接続されている。TV信号表示ブロック1049は、LCDドライバ117を介してLCDモニタ1’に接続されるとともに、ビデオAMP(TV信号表示ブロック1049から出力されたビデオ信号を75Ωインピーダンスに変換するためのAMP(アンプリファイア))118を介してビデオジャック(カメラをTVなどの外部表示機器に接続するためのジャック)119に接続されている。メモリカードコントローラブロック10410はメモリカードスロット121のカード接点に接続されている。
【0042】
LCDドライバ117はLCDモニタ1’を駆動するとともに、TV信号表示ブロック1049から出力されたビデオ信号をLCDモニタ1’に表示させる信号に変換する役割を果たす。LCDモニタ1’は撮影前の被写体の状態監視するため、撮影画像を確認するため、メモリカードまたは内蔵メモリ120に記録された画像データを表示するために用いられる。
【0043】
また、図3は本発明の実施形態における画像撮影装置としてのデジタルカメラの要部を示すブロック図である。被写体から撮影レンズを介して固体撮像素子のCCD101で受光した光は、CCD101により光電変換されてF/E−IC102に送られる。F/E−IC102は、CCD101の出力信号を相関二重サンプリングによってノイズ成分を除去しながらサンプリングし、逐次10ビットのデータにA/D変換してプロセッサ104内におけるDSP104aへ送る。
【0044】
DSP104aは、F/E−IC102から送られてきた信号の補間,アパーチャ強調,ホワイトバランス処理などの処理を行い、さらに輝度信号Yおよび色差信号Cb,Crに変換してSDRAM103のフレームバッファに一時的に保存する。この動作がモニタリング中繰り返されるとともに、SDRAM103に蓄えられたデータが逐次DSP104a内のTV信号表示ブロック1049のビデオエンコーダに読み出されてビデオ信号に変換された後、外部のテレビジョン受像機等の表示装置に出力される。
【0045】
CCD101は、TG(タイミングジェネレータ)1024からCCD101へ出力される水平駆動パルスと、垂直ドライバ(VDr)1026からCCD101へ出力される垂直駆動パルスと電子シャッタパルスとにより駆動される。制御手段としてのCPUブロック1043は電子シャッタパルスによりTG1024やF/E−IC102、クロックジェネレータ20を制御し、TG1024は垂直ドライバ1026へCCD101の垂直駆動パルスを出力するとともにF/E−IC102へクロックを出力する。
【0046】
TG1024の源信はクロックジェネレータ20から出力されるCCD駆動用パルスであり、このCCD駆動用パルスはTG1024内の分周器1025で分周されてDSP104aに送られる。一方、DSP104aは、TG1024からのCCD駆動用パルスをカウントするカウンタが内蔵されており、このカウンタのカウント数が所定のカウント数に達した際に、TG1024に対して水平リセット信号,垂直リセット信号等を出力する。
【0047】
ここで、CCD駆動用パルスはクロックジェネレータ20から出力されるが、これはクロックジェネレータ20に取り付けられたCCD駆動用水晶発振子21の発振周波数のクロックを分周する回路をクロックジェネレータ20の内部に比較的簡単に内蔵できるからである。このようにCCD駆動用パルスを分周することにより、モニタリングの低消費電力化などが可能になる。
【0048】
本実施形態では、クロックジェネレータ20からの源信(CCD駆動用水晶発振子21を用いた水晶発振回路で発生したクロック)と、これを分周器1025で2分周したクロックとをCCD駆動用第1,第2クロックとして選択的に出力する。もちろん、CCD駆動用水晶発振子21を用いた水晶発振回路で発生したクロックを分周する分周器は、複数段用意しても良いが、ここでは説明の簡略化と、CCD駆動用パルスを遅くすれば(低周波数化すれば)するほどモニタリングのフレームの更新スピードも遅くなってしまうことから、現実性を考えてクロックを2分周する分周器とした。
【0049】
実際にCCD駆動用パルスを分周することによって得られる低消費電力化の効果として顕著なものは、TG1024の内部のロジック系の低消費電力化、CCD101の水平,垂直駆動出力用バッファの低消費電力化であり、およそCCD駆動用パルスを2分周する場合であれば消費電力が半分になるというようにCCD駆動用パルスを分周する分周器の分周比に比例する。この他、前述のブロック(ロジック系、CCD101の水平、垂直駆動出力用バッファ)ほどの効果はないものの、F/E−IC102の消費電力も減少する。
【0050】
また、本実施形態では、モニタリングのフレームの更新スピードを任意に設定する構成を有し、CPUブロック1043は、クロックジェネレータ20を制御してクロックジェネレータ20からTG1024へのクロック(CCD駆動用パルス)の周波数を変える。このため、モニタリングのフレームの更新スピードが遅くて追従性が悪くなる場合には任意のモニタリングのフレームの更新スピードを決定することができる。
【0051】
また、25は三軸の加速度センサであり、ユーザーの撮影等の取扱いに伴うデジタルカメラの動きを検知する。この構造は公知であるのでその説明は省略する。
【0052】
図4はデジタルカメラにおけるDSPの具体的な構成の一例を示す図である。DSP104aは、図4に示すように、A/D変換部1023(図3参照)から入力したデジタル画像データをR・G・Bの各色成分に分離する色分離部41と、分離されたR・G・Bの各画像データを補間する信号補間部42と、R・G・Bの各画像データの黒レベルを調整するペデスタル調整部43と、R,Bの各画像データの白レベルを調整するホワイトバランス調整部44と、CPUブロック1043により設定されたゲインでR・G・Bの各画像データを補正するデジタルゲイン調整部45と、R・G・Bの各画像データのγ変換を行うγ変換部46と、RGBの画像データを色差信号(Cb,Cr)と輝度信号(Y)とに分離するマトリクス部47と、色差信号(Cb,Cr)と輝度信号(Y)とに基づいてビデオ信号を作成し外部表示装置に出力するビデオ信号処理部48とを備えている。
【0053】
さらに、DSP104aは、ペデスタル調整部43によるペデスタル調整後の画像データの輝度データ(Y)を検出するY演算部49と、Y演算部49で検出した輝度データ(Y)の所定周波数成分のみを通過させるBPF50と、BPF50を通過した輝度データ(Y)の積分値をAF評価値としてCPUブロック1043に出力するAF評価値回路51と、Y演算部49で検出した輝度データ(Y)に応じたデジタルカウント値をAE評価値としてCPUブロック1043に出力するAE評価値回路52と、ホワイトバランス調整部44による調整後のR・G・Bの各画像データの輝度データ(Y)を検出するY演算部53と、Y演算部53で検出した各色の輝度データ(Y)をそれぞれカウントして各色のAWB評価値としてCPUブロック1043に出力するAWB評価値回路54と、CPUブロック1043とのインターフェースであるCPUI/F55、およびDCTとのインターフェースであるDCTI/F56等を備えている。
【0054】
CCD101を使用して合焦位置を検出する場合をCCD−AF(内部AF)という。CCD−AFでは、フォーカスレンズ系を移動して、CCD101から出力される画像信号に応じた被写体のコントラストを示すAF評価値をサンプリングし、AF評価値のピーク位置を合焦位置とする山登りサーボ方式を使用する。
【0055】
図5は本実施形態のデジタルカメラの動作概要を示すフローチャートである。電源投入によりデジタルカメラが起動すると、図1に示すモードダイアルスイッチSW2等から設定されるモードとして、撮影モードの確認が行われる(S1)。この処理S1において撮影モードの時(処理S1のYes)、LCDモニタ1’に被写体像を表示するモニタリング処理が起動する(S2)。その後、さらなるモード設定の変更の有無を確認し(S3)、モード変更のある場合(処理S3のYes)、処理S1へ戻り、モード変更のない場合(処理S3のNo)、撮影処理に移る(S4)。撮影処理の終了後は処理S2のモニタリング処理へと移る。
【0056】
また、処理S1において、撮影モードではない時(S1のNo)、情報記録媒体等に格納された撮影済みの画像データの再生処理が行われる(S5)。さらに、モード設定の変更の有無を確認し(S6)、モード設定の変更がなければ(処理S6のNo)、処理S5に戻り再生処理を行う。処理S6でモード設定の変更があれば(処理S6のYes)、処理S1へ戻り設定モードの変更が行われる。図6はオンスクリーンディスプレイの表示例を示す図である。
【0057】
図7は本発明の実施形態1におけるデジタルカメラのモニタリング動作を示すフローチャートである。本実施形態1の動作を、図3を参照しながら図7に基づき説明する。モニタリング用の初期値をクロックジェネレータ20に設定する(S11)。この設定に基づきモニタリング表示の処理を実行する(S12)。デジタルカメラの制御に係る特定の条件の有無を確認し(S13)、特定の条件に該当しない場合(処理S13のNo)、動きの追従性を良くするために高いクロックをクロックジェネレータ20に設定する(S14)。
【0058】
また、処理S13において、特定の条件に該当する場合(処理S13のYes)、動きの追従性のあまり良くない低いクロックを選択して、クロックジェネレータ20に設定する(S15)。以降は処理S12から繰り返してモニタリング処理を行う。
【0059】
また、特定の条件として、モニタリング画面に重ねて表示されるオンスクリーンディスプレイのうち所定のオンスクリーンディスプレイの表示がなされている場合には、処理S15の設定をすることになるが、所定のオンスクリーンディスプレイの表示が消された場合には、処理S14の高いクロックをクロックジェネレータ20に設定する。
【0060】
特定の条件として、所定のオンスクリーンディスプレイの表示がなされている経過時間が所定の時間以内の場合には、所定のオンスクリーンディスプレイの表示がなされてからどれだけの時間が経過したかを抽出して、抽出した時間が所定の時間より小さい場合には処理S15、所定の時間より大きい場合には処理S14を行う。以降は処理S12から繰り返してモニタリング処理を行う。
【0061】
特定の条件として、ユーザーが最後に行った所定の操作がなされてからの経過時間が所定の時間より小さい場合には、ユーザーが特定の操作をした時点から経過した時間を抽出し、所定の閾値より小さい時には処理S15、所定の閾値より大きい時には処理S14を行う。以降は処理S12から繰り返してモニタリング処理を行う。
【0062】
特定の条件として、セルフタイマのカウントダウン処理中である場合には、セルフタイマのカウントダウン処理中を確認した時には処理S15、セルフタイマのカウントダウン処理中でない時には処理S14を行う。以降は処理S12から繰り返してモニタリング処理を行う。
【0063】
特定の条件として、遠隔から撮影処理が可能な状態である場合には、遠隔から撮影処理が可能な状態を確認した時には処理S15、遠隔から撮影処理が可能な状態でない時には処理S14を行う。以降は処理S12から繰り返してモニタリング処理を行う。
【0064】
特定の条件として、画像データを表示する表示手段の電源のオン/オフである場合には、表示手段の電源がオンである時には処理S15、表示手段の電源がオフである時には処理S14を行う。以降は処理S12から繰り返してモニタリング処理を行う。
【0065】
また、図3に示すように、デジタルカメラの取扱いに伴う動きを検出するセンサとして加速度センサ25等を設けている場合に、このセンサの検出値が所定の閾値より大きいことを特定の条件とする。
【0066】
このセンサとして、例えば三軸の加速度センサ25を考えると、検出する加速度x,y,zは異なる加速度方向のデータであり、ここでは、x⊥y,y⊥z,z⊥xとして三軸とするが、三軸に限定しているものではない。x軸は表示手段の水平方向と一致させ、y軸は表示手段の垂直方向と一致させ、z軸は表示手段の遠近方向と一致させる。また、加速度zの閾値をTx、加速度yの閾値をTy、加速度zの閾値をTz、各閾値はTx>Ty>Tzとする。
【0067】
図8は三軸の加速度センサを用いた所定の条件を求める処理を示すフローチャートである。図8のフローチャートに示すように加速度x,y,zのそれぞれを所定の閾値と比較することにより特定の条件に該当するか否かを判断している。
【0068】
図7に示すフローチャートにおいて、特定の条件が、センサの検出値が所定の閾値より大きい時には処理S15、所定の閾値より小さい時には処理S14を行う。以降は処理S12から繰り返してモニタリング処理を行う。
【0069】
なお、センサとして、速度または加速度を抽出する加速度センサを例に説明したが、これに限定せず、速度または加速度を抽出できるものであれば何でも良い。
【0070】
以上の構成により、ユーザーがモニタリング画像に注意を払わないと想定される場合に、自動的にフレームレートを下げて低消費電力化することができる。
【0071】
図9は本発明の実施形態2におけるデジタルカメラのモニタリング動作を示すフローチャートである。本実施形態2の動作を、図3を参照しながら図9に基づき説明する。ここで、図9のフローチャートは、前述の実施形態1で説明した図7のフローチャートとほぼ同様であるため、同等の処理をするものには同一の符号を付す。
【0072】
図9と図7のフローチャートの異なる点は、特定の条件の有無を確認する処理S13において、特定の条件に該当しない場合(処理S13のNo)、モニタリング処理している表示画像に変化の有無を確認し(S17)、表示画像に変化のない場合(処理S17のNo)、処理S15へ移る。また、処理S17において、表示画像に変化のある場合(処理S17のYes)、処理S14へ移る。以降は処理S12から繰り返してモニタリング処理を行う。
【0073】
なお、処理S17において判断する変化のない、動きのない画像と判断する方法として、前回モニタリング処理で抽出したAE評価値回路52の出力と今回のモニタリング処理で抽出したAE評価値回路52の出力を比較し、評価値が一定レベルを越えた場合、画像の変化ありとする。
【0074】
または、前回モニタリング処理で抽出したAWB評価値回路54と今回のモニタリング処理で抽出したAWB評価値回路54の出力を比較し、評価値が一定レベルを越えた場合、画像の変化ありとする。
【0075】
または、前回モニタリング処理で抽出したAF評価値回路51の出力と今回のモニタリング処理で抽出したAF評価値回路51の出力を比較し、評価値が一定レベルを越えた場合、画像の変化ありとする。
【0076】
または、上記3つの処理を組み合わせることで、それぞれの評価値が一定レベルを越えた場合、画像の変化ありとする。
【0077】
また、本実施形態2において、特定の条件に基づき行う各処理は前述の実施形態1と同様であるため、その説明は省略する。
【0078】
実施形態1と同様に、ユーザーがモニタリング画像に注意を払わないと想定される場合に、自動的にフレームレートを下げて低消費電力化することができる。
【0079】
図10は本発明の実施形態3におけるデジタルカメラの動作を示すフローチャートである。前述の図5に示すデジタルカメラの動作を説明したフローチャートの撮影処理S4において、デジタルカメラに撮影直後の撮影した画像データを確認するための確認画像表示を行う機能を有するものである。
【0080】
ここで、確認画像表示を行う表示手段のLCDモニタについて詳述する。LCDモニタは液晶パネルとバックライトから構成され、LCDモニタを明るく見せるには2通りの方法がある。第1の方法として、バックライトを明るくして輝度を変化させる。バックライトの明るさを変化させる分電力を余分に消費する。また第2の方法として、液晶パネルの駆動電力を変化させブライトネスを上げる方法がある。この場合バックライトの明るさは一定で良いため電力消費はほぼ一定のまま明るくできるが画像が白っぽくなり画質が悪くなる。
【0081】
図10に示すフローチャートに基づき本実施形態3について説明する。図10に示すように、モニタリング処理の状態から(S2)モード変更を確認し(S3)、変更のない時(処理S3のNo)、撮影処理が行われる状態となる。ここで、シャッタボタンが押下されることにより(S31)撮影を行う。このとき、デジタルカメラに有する確認画像表示の機能が設定されているか否かが確認され(S32)、確認画像表示が設定されている場合(処理S32のYes)、撮影直後に撮影された画像データが一定時間のみ表示され、ユーザーが操作することなく自動的にモニタリング処理の状態に戻る(S33)。このときに表示される画像を撮影確認画像と呼ぶ。
【0082】
人間の第一印象には残存効果があるため、この撮影確認画像を表示する場合にのみ、電力を消費するが高品位で表示をする。このように、画質の変動を人間の記憶特性に沿って行うことによって、画質を維持しつつ低消費電力効果を得ることができる。
【0083】
また、図11は本実施形態3における別のデジタルカメラの動作を示すフローチャートである。図11に示すように、モニタリング処理の状態から(S2)モード変更を確認し(S3)、変更のない時(処理S3のNo)、撮影処理が行われる状態となる。ここで、クイックビューボタン(図1に示す左移動・画像確認スイッチSW11)が押下されると(S35)、直前に撮像した画像データの有無を確認し(S36)、確認画像が記録されている場合(処理S36のYes)、確認画像を表示する(S37)。
【0084】
再び同じクイックビューボタンが押下されるとモニタリング処理の状態に戻る(S38)。処理S36において、直前に撮像した画像データが記録されていない場合(処理S36のNo)、警告音を発し(S39)、モニタリング処理の状態に戻る。この動作で確認できる記録確認画像をクイックビューと呼ぶ。
【0085】
前述と同様に人間の第一印象には残存効果があるため、ユーザーが撮影直後に記録した画像データを確認する記録確認画像を表示する場合に電力を消費するが高品位で表示をする。このように、画質の変動を人間の記憶特性に沿って行うことによって、画質を維持しつつ低消費電力効果を得ることができる。
【0086】
また、図1に示すモードダイアルスイッチSW2により選択される再生モードにすると、デジタルカメラにおいて撮影し情報記録媒体に記録した全ての画像データを読み出す再生が可能になる。このモードによって表示手段に表示される画像を再生画像と呼ぶ。
【0087】
前述したように、再生画像においては、撮影した画像データを処理する際の内容確認に用いられることから、消費電力効果を得られる画像表示であっても支障はない。
【産業上の利用可能性】
【0088】
本発明に係る画像撮影装置および画像撮影装置の表示方法は、モニタリング画像に注意を払わないと想定される場合に、自動的にフレームレートを下げて低消費電力化を図り、また画質の変動を人間の記憶特性に沿って行うことで、画質を維持しつつ低消費電力化を図ることができ、デジタルスチルカメラ等の被写体を撮影する装置として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0089】
【図1】本発明の実施の形態におけるデジタルカメラの外観を示す(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は背面図
【図2】デジタルカメラ内部のシステム構成の概要を示すブロック回路図
【図3】デジタルカメラの要部を示すブロック図
【図4】デジタルカメラにおけるDSPの具体的な構成の一例を示す図
【図5】デジタルカメラの動作概要を示すフローチャート
【図6】オンスクリーンディスプレイの表示例を示す図
【図7】本発明の実施形態1におけるデジタルカメラのモニタリング動作を示すフローチャート
【図8】三軸の加速度センサを用いた所定の条件を求める処理を示すフローチャート
【図9】本発明の実施形態2におけるデジタルカメラのモニタリング動作を示すフローチャート
【図10】本発明の実施形態3におけるデジタルカメラの動作を示すフローチャート
【図11】本実施形態3における別のデジタルカメラの動作を示すフローチャート
【符号の説明】
【0090】
1’ LCDモニタ
20 クロックジェネレータ
25 加速度センサ
51 AF評価値回路
52 AE評価値回路
54 AWB評価値回路
101 CCD
103 SDRAM
104a DSP
1024 TG
1025 分周器
1043 CPUブロック
【出願人】 【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
【出願日】 平成18年8月21日(2006.8.21)
【代理人】 【識別番号】100112128
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 光威


【公開番号】 特開2008−48322(P2008−48322A)
【公開日】 平成20年2月28日(2008.2.28)
【出願番号】 特願2006−224071(P2006−224071)