| 【発明の名称】 |
データ処理装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】井浦 沙織
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、ファクシミリ受信データを有効活用するデータ処理装置に関する。
【構成】複合装置1は、予め操作表示部21でファクシミリ受信データの処理手順と蓄積する場合にはその蓄積先が選択指定され、ファクシミリモデム12及びデータ受信部13でファクシミリ受信すると、該受信したファクシミリ受信データを予め指定されている処理手順に従って、ファクシミリ受信データの画像形成部によるシート部材への記録出力処理及びメモリ14、15、17へのファクシミリ受信データの蓄積処理を制御する。したがって、ユーザの利用状況に応じた処理手順でファクシミリ受信データを処理して、用紙等のシート部材の搬送系等の不具合が発生してもファクシミリ受信データを活用することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 少なくともファクシミリ送受信機能及びデータをシート部材に記録出力する画像形成機能を有するデータ処理装置において、少なくとも着脱可能で可搬性を有する不揮発性記録媒体を含む所定数の記録媒体と、前記ファクシミリ送受信機能によって受信したファクシミリ受信データの処理手順を選択指定する操作手段と、該操作手段で指定された処理手順に従って前記画像形成機能によるシート部材への記録出力処理及び前記記録媒体へのファクシミリ受信データの蓄積処理を制御する制御手段と、を備えていることを特徴とするデータ処理装置。 【請求項2】 前記制御手段は、前記画像形成機能による画像形成処理と前記ファクシミリ送受信機能によるファクシミリ送受信処理をそれぞれ独立して制御することを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。 【請求項3】 前記操作手段は、前記処理手順として、少なくとも、前記ファクシミリ受信データを直接前記画像形成機能で前記シート部材に記録出力する直接記録処理手順、前記ファクシミリ受信データを前記記録媒体に蓄積した後、直ちに、または、所定の待ち時間経過後に、または、出力指示操作を待って前記画像形成機能で前記シート部材に記録出力する3つの蓄積後記録処理手順及び前記ファクシミリ受信データを前記記録媒体にのみ蓄積する蓄積処理手順のいずれかを選択指定可能であることを特徴とする請求項1または請求項2記載のデータ処理装置。 【請求項4】 前記データ処理装置は、前記可搬性を有する不揮発性記録媒体以外に、装置内部に固設されている不揮発性記録媒体等の複数の記録媒体を備えており、前記制御手段は、前記操作手段で、該複数の記録媒体から前記ファクシミリ受信データの蓄積先が選択指定されると、該指定に応じた記録媒体に前記ファクシミリ受信データを蓄積することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のデータ処理装置。 【請求項5】 前記データ処理装置は、送信先ファクシミリ番号、送信先名等の送信先情報を蓄積する所定の送信先情報記録媒体と、前記ファクシミリ受信データの送信元のファクシミリ番号に対応する前記送信先情報記録媒体の送信先情報を送信元情報として取得し、該送信元情報と受信日時等の受信関連情報からなるガイド情報を生成するガイド情報生成手段と、を備えていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のデータ処理装置。 【請求項6】 前記送信先情報記録媒体は、着脱可能で可搬性を有する不揮発性記録媒体であることを特徴とする請求項5記載のデータ処理装置。 【請求項7】 前記制御手段は、前記ガイド情報生成手段の生成したガイド情報を前記ファクシミリ受信データと関連付けて該ファクシミリ受信データと同じ前記記録媒体または他の前記記録媒体にガイド情報一覧として蓄積し、該ガイド情報一覧を前記画像形成機能で前記シート部材に記録出力させ、また、前記ファクシミリ受信データの本文データに該ファクシミリ受信データに対応するガイド情報を付加して前記画像形成機能で前記シート部材に記録出力させることを特徴とする請求項5または請求項6記載のデータ処理装置。 【請求項8】 前記制御手段は、少なくともファクシミリ受信データの蓄積されている可搬性を有する不揮発性記録媒体が装着されると、該不揮発性記録媒体に蓄積されているデータを前記画像形成機能で前記シート部材へ記録出力させ、また、該不揮発性記録媒体のデータを前記記録媒体に蓄積することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載のデータ処理装置。 【請求項9】 前記データ処理装置は、シグネチャ、スタンプ等の送信付加情報の蓄積されている着脱可能で可搬性を有する不揮発性記録媒体が装着されると、該送信付加情報をファクシミリ送信データの任意の位置に付加させてファクシミリ送信することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載のデータ処理装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、データ処理装置に関し、詳細には、ファクシミリ受信データを有効活用するデータ処理装置に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、コピー機能、プリンタ機能及びファクシミリ機能等の複数の機能を備えた複合装置は、原稿の画像を読み取る読取部と、相手ファクシミリ装置との間でファクシミリ制御信号と画像データをファクシミリ通信するファクシミリ通信部と、受信した画像データや読取部で読み取った原稿の画像を記録紙に記録出力する画像形成部と、各種動作の指示操作を行う操作部と、を備え、1つの独立した機器として機能している。 【0003】 このような複合装置においては、データを受信して記録紙に画像形成する際に、紙搬送または画像形成部に不具合が生じた場合、データの送受信や記録紙への画像形成及び紙搬送等を行えなくなり、プリンタまたはコピー、スキャナ及びファクシミリ等の複数の機能を備えている複合装置では、例えば、コピー機能に不具合が生じた場合、複合装置の全ての機能を使用することができないという事態が生じる。また、ファクシミリ機能のみを備えた画像形成装置においても、例えば、ファクシミリの画像形成における不具合が生じた場合、画像形成以外のファクシミリデータの送受信という機能も働かなくなるという事態が生じる。 【0004】 このように、複合装置においては、プリンタ、コピー、スキャナ及びファックス等の複数の機能を備えているので、一台で複数の機能を処理させることができる反面、いずれかの機能の1つでも故障すると全ての機能が使用できなくなるという問題があった。 【0005】 複合装置の備えているプリンタ、コピー、スキャナ及びファクシミリという機能のうち、ファクシミリ機能は特異な機能であり、プリンタ、コピー、スキャナの各機能は、原稿や画像形成するデータがユーザの手元に存在したり、パーソナルコンピュータや通信網等を通じてユーザが閲覧・編集できる状態にあるが、ファクシミリ機能は、原稿や画像形成したいデータは送信者の手元に有り、受信者であるユーザには閲覧・編集することができない。 【0006】 さらに、ファクシミリ機能では、原稿を手書きで編集することができ、ファクシミリ機能を有する複合装置に原稿をセットした後、宛先のファクシミリ番号を指定するだけで、受信者にデータを送信することができる。すなわち、電子メールのようにコンピュータが必要ではなく、ファクシミリ機能を備えた複合装置やファクシミリ装置のみで、原稿の内容を送受信することができ、ファクシミリ機能は、プリンタ、コピー及びスキャナの各機能には無い、ファクシミリ特有の性質を有している。 【0007】 近年、電子メール等のようにコンピュータを利用したデータの送受信が普及してきており、データ通信においては、電子メール等のようなコンピュータ等を利用したデータの送受信に移行しつつある。 【0008】 ところが、コンピュータを所有していない人やコンピュータを所有していても初心者等にとっては、データや原稿の受け取りにおいては、郵送やファクシミリを利用することが多く、コンピュータを利用したデータのやり取りに移行するのには、多大な努力を強いられることとなり、コンピュータが設置されていても、データの送受信をファクシミリを利用して行っている人も多い。例えば、工場等の現場への注文票や工場等の現場からの受注票や見積もり票等のやり取りである。 【0009】 このようなファクシミリを利用する人は、情報の受送信を電話かファクシミリが主な手段であり、特に、図面や注文票等のデータのやり取りには、ファクシミリが多く利用されているのが現状である。また、このようにファクシミリを利用して仕事をしている人々の多くは、夜間等もファクシミリを稼動させておき、データの受信を行っている場合が非常に多い。すなわち、昼夜を問わず無人の受信先にデータ送信することができるという利点が、電子メールとファックスの共通の利点であり、コンピュータに不慣れな人は、電子メールを利用しないで、ファクシミリを利用して同様の利点を活用している。 【0010】 事業規模の小さな会社やSOHO等のように、仕事場に複合装置を1台しか設置していない仕事場があり、このような仕事場において、複合装置のファクシミリ以外の機能に不具合がある場合に、ファクシミリを含む全ての機能が使用できない事態が発生し、また、ファクシミリ装置のみが設置されている場合に、画像形成や紙搬送などデータ受信以外の部分の不具合によりファクシミリのデータ受信を行うことができない事態が発生する。 【0011】 このような事態が発生するのは、ファクシミリ特有の性質のためである。そして、ファクシミリは、受信者の手元に原稿やデータが有るわけではないので、データ受信が行えないと、受信者のユーザは何もすることができない。例えば、コピーやスキャナ等は、他の場所に設置されている代替機を利用することでコピーやスキャナ処理を行うことができるが、ファクシミリのデータ受信は、他の場所に設置してある代替機を用いることが困難な場合がある。すなわち、データがいつ送信者から送信されるかを予測することが難しく、特に、ファクシミリの昼夜を問わず無人の受信先にデータ送信ができるという利点を利用した不在時や夜間にファクシミリ受信がある場合に、上記不具合が発生していると、代替機を利用することができない。また、受信側に人が居て、代替機への送信を依頼した後、受信側が不在となった場合、送信者が一旦データを代替機に送信した後、再度データを送信したい場合、その代替機に送信すれば良いか、いままでのファクシミリ装置に送信すれば良いのかを判断することができず、効率が悪いという問題があった。 【0012】 このようなファクシミリの特性とファクシミリを利用するユーザの特性や要望は、主に以下のような事柄と判断することができる。 【0013】 1.ファクシミリを利用するユーザにとって、「ファクシミリはデータを受信し、受信したデータを取り出せる」ことが非常に重要である。 【0014】 2.ファクシミリを利用するユーザは、「昼夜を問わず無人の受信先にデータ送信することができる」という利点を重要視している。 【0015】 3.ファクシミリを利用するユーザにとって、原稿をセットし、宛先ファクシミリ番号を設定するだけで、データ送信することができるという操作性の簡易さがファクシミリ以外の機能に無いファクシミリ特有の利点である。 【0016】 4.ファクシミリで送受信されるデータは、コンピュータ等を利用することなく再生・編集することができ、また、手書きで編集することができる。 【0017】 5.ファクシミリを利用するユーザは、コンピュータ等を利用したデータの送受信またはコンピュータ自体の操作が不得手なユーザである場合が多い。 【0018】 そして、従来、複合機を通信媒体を介して接続して、互いに異なる機能を優先モードに設定し、複合機間で交信することにより、1台が故障した時に、その故障によってシステムによる処理が中断することのない複合機システムが考案されている(特許文献1参照)。すなわち、この従来技術は、例えば、特定の優先モードを設定した複合機の画像形成制御部が故障した時、通信媒体を介して優先モードが異なる複合機と通信して互いの優先モードを交換し、ユーザが使用している機能を他の複合機で実行する。 【0019】 また、従来、複数の使用者が1台のファクシミリ装置を利用する場合に、メッセージが受信されると、該メッセージ送信者の電話番号を検出して、予め使用者コードと使用者別に必要な暫定送信者の電話番号とを対応させたテーブルメモリから該検出した電話番号と一致する暫定送信者電話番号を検索して、一致する暫定送信者電話番号があると、該使用者コードに従って該当する使用者にメッセージ受信を報告するメッセージ受信報告機能を有するファクシミリ装置が提案されている(特許文献2参照)。 【0020】 さらに、従来、ファクシミリ文書を蓄積し、電話網を介してファクシミリ文書を送信するファックス文書蓄積サービス装置であって、ファイルのディレクトリとファイルの題名を定形フォーマットを用いてファクシミリ端末から入力することで末端ディレクトリのファイル名一覧の文原稿を自動的に生成し、ディレクトリ構造とファイル名一覧をファクシミリ端末に対して出力するファクシミリ文書蓄積サービス装置が提案されている(特許文献3参照)。 【0021】 【特許文献1】特開平8−336002号公報 【特許文献2】特許第2732766号公報 【特許文献3】特開平4−192754号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0022】 しかしながら、上記従来技術にあっては、複合装置の備えている各種機能やファクシミリ受信データを効率的にかつ有効に活用する上で、改良の必要があった。 【0023】 すなわち、特許文献1記載の従来技術にあっては、複数の複合装置が設置されていることが前提になっているため、事業規模の小さな会社やSOHO等の複合装置やファクシミリ装置を1台しか設置できない環境においては適用することができず、汎用性に欠け、複合装置の1つの機能の不具合により全ての機能が使用できないという事態に対応することができない。 【0024】 また、特許文献2記載の従来技術にあっては、複数のユーザが共有しているファクシミリにおいて、あるユーザの受信データの記録紙への画像形成中等にファクシミリが故障した際に、他のファクシミリの受信通知を受けたユーザが受信データを取り出す方法については、考慮されておらず、改良の必要があった。また、この従来技術にあっては、使用者のコードと使用者別に必要な暫定送信者の電話番号を対応づけたテーブルを受信対象ユーザへのファックス受信通知に利用するのみであり、利用効率を向上させる上で、改良の必要がった。 【0025】 さらに、特許文献3記載の従来技術にあっては、蓄積されたファクシミリ文書をディレクトリに整理して、ファクシミリ文書を一覧表示し、その表示を用いてファクシミリ文書を入出力しているが、ファクシミリが故障した時の受信データの管理については、考慮されておらず、改良の必要があった。 【0026】 そこで、本発明は、用紙等のシート部材の搬送系等の不具合が発生しても安価かつ容易にファクシミリ受信データを活用できるようにして、利用性の良好なデータ処理装置を提供することを目的としている。 【課題を解決するための手段】 【0027】 請求項1記載の発明のデータ処理装置は、少なくともファクシミリ送受信機能及びデータをシート部材に記録出力する画像形成機能を有するデータ処理装置において、少なくとも着脱可能で可搬性を有する不揮発性記録媒体を含む所定数の記録媒体と、前記ファクシミリ送受信機能によって受信したファクシミリ受信データの処理手順を選択指定する操作手段と、該操作手段で指定された処理手順に従って前記画像形成機能によるシート部材への記録出力処理及び前記記録媒体へのファクシミリ受信データの蓄積処理を制御する制御手段と、を備えていることにより、上記目的を達成している。 【0028】 この場合、例えば、請求項2に記載するように、前記制御手段は、前記画像形成機能による画像形成処理と前記ファクシミリ送受信機能によるファクシミリ送受信処理をそれぞれ独立して制御してもよい。 【0029】 また、例えば、請求項3に記載するように、前記操作手段は、前記処理手順として、少なくとも、前記ファクシミリ受信データを直接前記画像形成機能で前記シート部材に記録出力する直接記録処理手順、前記ファクシミリ受信データを前記記録媒体に蓄積した後、直ちに、または、所定の待ち時間経過後に、または、出力指示操作を待って前記画像形成機能で前記シート部材に記録出力する3つの蓄積後記録処理手順及び前記ファクシミリ受信データを前記記録媒体にのみ蓄積する蓄積処理手順のいずれかを選択指定可能であってもよい。 【0030】 さらに、例えば、請求項4に記載するように、前記データ処理装置は、前記可搬性を有する不揮発性記録媒体以外に、装置内部に固設されている不揮発性記録媒体等の複数の記録媒体を備えており、前記制御手段は、前記操作手段で、該複数の記録媒体から前記ファクシミリ受信データの蓄積先が選択指定されると、該指定に応じた記録媒体に前記ファクシミリ受信データを蓄積してもよい。 【0031】 また、例えば、請求項5に記載するように、前記データ処理装置は、送信先ファクシミリ番号、送信先名等の送信先情報を蓄積する所定の送信先情報記録媒体と、前記ファクシミリ受信データの送信元のファクシミリ番号に対応する前記送信先情報記録媒体の送信先情報を送信元情報として取得し、該送信元情報と受信日時等の受信関連情報からなるガイド情報を生成するガイド情報生成手段と、を備えていいてもよい。 【0032】 さらに、例えば、請求項6に記載するように、前記送信先情報記録媒体は、着脱可能で可搬性を有する不揮発性記録媒体であってもよい。 【0033】 また、例えば、請求項7に記載するように、前記制御手段は、前記ガイド情報生成手段の生成したガイド情報を前記ファクシミリ受信データと関連付けて該ファクシミリ受信データと同じ前記記録媒体または他の前記記録媒体にガイド情報一覧として蓄積し、該ガイド情報一覧を前記画像形成機能で前記シート部材に記録出力させ、また、前記ファクシミリ受信データの本文データに該ファクシミリ受信データに対応するガイド情報を付加して前記画像形成機能で前記シート部材に記録出力させてもよい。 【0034】 さらに、例えば、請求項8に記載するように、前記制御手段は、少なくともファクシミリ受信データの蓄積されている可搬性を有する不揮発性記録媒体が装着されると、該不揮発性記録媒体に蓄積されているデータを前記画像形成機能で前記シート部材へ記録出力させ、また、該不揮発性記録媒体のデータを前記記録媒体に蓄積してもよい。 【0035】 また、例えば、請求項9に記載するように、前記データ処理装置は、シグネチャ、スタンプ等の送信付加情報の蓄積されている着脱可能で可搬性を有する不揮発性記録媒体が装着されると、該送信付加情報をファクシミリ送信データの任意の位置に付加させてファクシミリ送信するものであってもよい。 【発明の効果】 【0036】 本発明のデータ処理装置によれば、処理手順を選択指定する操作手段で指定された処理手順に従って、ファクシミリ受信データの画像形成機能によるシート部材への記録出力処理及び記録媒体へのファクシミリ受信データの蓄積処理を制御するので、ユーザの利用状況に応じた処理手順でファクシミリ受信データを処理して、用紙等のシート部材の搬送系等の不具合が発生しても安価かつ容易にファクシミリ受信データを活用することができ、利用性を向上させることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0037】 以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。 【実施例1】 【0038】 図1〜図4は、本発明のデータ処理装置の一実施例を示す図であり、図1は、本発明のデータ処理装置の一実施例を適用した複合装置1の要部回路ブロック構成図である。 【0039】 図1において、複合装置1は、システム制御部11、ファックスモデム12、データ受信部13、第1蓄積メモリ14、第2蓄積メモリ15、ガイド情報作成部16、画像メモリ17、スキャナ制御部18、画像処理部19、画像形成制御部20及び操作表示部21等を備えており、図示しないが、パーソナルコンピュータ(PC)や他の複合装置の接続されているネットワークに接続されている。 【0040】 システム制御部(制御手段)11は、CPU(Central Processing Unit )、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備え、CPUが、ROM内に格納されている複合装置1としての基本プログラムや後述するデータ処理手順制御処理プログラムに基づいてRAMをワークメモリとして利用しつつ複合装置1の各部を制御して、複合装置1としての基本処理を実行するとともに、後述するデータ処理手順制御処理を実行する。 【0041】 ファックスモデム12には、公衆回線または個人の電話網等の回線が接続されており、ファックスモデム12は、送信原稿の画像データやシステム制御部11から入力される各種プロトコル信号を回線上に送信するために、アナログ信号に変調し、また、相手先から回線を介して送られてきたアナログ信号の画情報(データ)や各種プロトコル信号を復調してデジタル信号に変換してデータ受信部13に出力する。 【0042】 データ受信部13は、ファックスモデム12の受信したファクシミリデータに必要な処理を施して、システム制御部11の制御下で、画像メモリ17、第1蓄積メモリ14または第2蓄積メモリ15に渡し、あるいは、画像処理部19に渡す。 【0043】 スキャナ制御部18には、図示しないスキャナ部が接続されており、スキャナ制御部18は、システム制御部11の制御下でスキャナ部を制御して、スキャナ部にセットされている送信原稿の画像を1枚ずつ読み取らせて、スキャナ部の読み取った送信原稿のデータ(送信データ)を画像処理部19に渡す。 【0044】 画像処理部19は、送信データや受信データに対して必要なデータ処理、例えば、符号化されている受信データの復号化、送信データの復号化等の各種データ処理を行うとともに、後述するように、ファクシミリ受信データの本文データの任意の位置にガイド情報を付加したり、ファクシミリ送信データの任意の位置にシグネチャ等の送信付加情報を付加する。 【0045】 画像形成制御部20には、所定の画像形成方式、例えば、電子写真方式やインク噴射方式等で画像形成(記録出力)する図示しない画像形成部が接続されており、画像形成制御部20は、画像処理部19で画像処理された受信データ、スキャナ部で読み取られたデータ、その他の画像メモリ17、第1蓄積メモリ14及び第2蓄積メモリ15に蓄積されていて画像処理部19で必要なデータ処理の行われたデータを画像形成部に渡して、画像形成部に用紙やシート等のシート部材に画像を記録出力させる。 【0046】 画像メモリ(記録媒体)17は、例えば、ハードディスク等の複合装置1に固設された不揮発性記録媒体で構成され、システム制御部11の制御下で各種データ、特に、ファックスモデム12で受信した受信データ、スキャナ制御部18に接続されているスキャナ部で読み取られた原稿のデータ、第1蓄積メモリ14や第2蓄積メモリ15から読み取られたデータ等を蓄積する。 【0047】 第1蓄積メモリ14及び第2蓄積メモリ15は、着脱可能であって可搬性(携帯性)に優れた記録媒体でありデータを書き込み及び読み出すことのできるメモリであれば適宜のメモリを用いることができ、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SDカード、miniSDカード、xDピクチャーカード、メモリスティック(MS)、コンパクトフラッシュ(CF:登録商標)、マルチメディアカード(MMC)及びDVDメディア等を用いることができる。 【0048】 また、第2蓄積メモリ(送信先情報記録媒体)15は、ユーザが任意に作成し、シグネチャやスタンプ等のようにデータ本文の任意の位置に追加する送信付加情報と送信先のファクシミリ番号や送信先名等の送信先情報を記憶する。 【0049】 ガイド情報作成部(ガイド情報生成手段)16は、ファクシミリ受信データの送信者のファクシミリ番号に基づいて第2蓄積メモリ15の送信先情報を参照して、ファクシミリ受信データの送信先情報を送信元情報として取得し、該送信元情報と受信時間、受信枚数等の受信情報からなるガイド情報を作成する。 【0050】 操作表示部(操作手段)21は、テンキーやスタートキー等の各種操作キーを備えるとともに、ディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイ)を備え、操作キーからは、送信操作、コピー操作、ファクシミリ送信操作等の各種命令操作、特に、データに蓄積先指定操作、受信データの処理手順指定操作等の本発明のデータ処理手順制御処理に必要な各種命令操作が行われ、ディスプレイには、操作キーから入力された命令内容や複合装置1からユーザに通知する各種情報が表示される。 【0051】 そして、システム制御部11は、ファクシミリ送受信機能を実現するファックスモデム12及びデータ受信部13の動作制御処理と、画像形成機能を実現する画像形成制御部20及び画像形成部の動作処理をそれぞれ独立して制御する。したがって、画像形成機能にシート部材なし、シート部材詰まり、搬送不良等の不具合が発生して画像形成が不可能な状態であっても、ファクシミリ送受信機能のファックスモデム12及びデータ受信部13を動作させてファクシミリ受信やファクシミリ送信を行うことができる。 【0052】 次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の複合装置1は、データ蓄積用に複数のメモリ(画像メモリ17、第1蓄積メモリ14、第2蓄積メモリ15)を備えていて、ファクシミリ受信データをこれらのメモリを利用してまたは利用しないでどのような処理手順で処理するかをユーザの指定に応じて処理する。 【0053】 まず、ファクシミリ受信時の処理について説明する。いま、ユーザが第1蓄積メモリ14をファクシミリ受信データの蓄積先と指定してファクシミリ受信を行わせる場合について説明する。そこで、ユーザは、まず、着脱可能で可搬性に優れた第1蓄積メモリ14を装着し、また、送信者を特定するために、着脱可能で可搬性に優れ送信付加情報と送信先情報の蓄積されている第2蓄積メモリ15を装着する。 【0054】 複合装置1は、第1蓄積メモリ14と第2蓄積メモリ15が装着されると、これらのメモリ14、15を検出し、検出結果を操作表示部21のディスプレイに表示するとともに、ファクシミリ受信データの蓄積先選択一覧画面をディスプレイに表示する。この蓄積先一覧画面では、検出した蓄積メモリ14、15と画像メモリ17を表示する。 【0055】 複合装置1は、操作表示部21の操作でファクシミリ受信データの蓄積先が選択指定されると、ファクシミリ受信データの処理手順の一覧を操作表示部21のディスプレイに表示する。このファクシミリ受信データ処理手順としては、例えば、以下のような処理手順を表示する。 【0056】 処理手順a;ファクシミリデータを受信した際、受信したファクシミリ受信データをメモリ14、15、17に蓄積せずに直ちに画像形成部でシート部材に記録出力する直接記録処理手順。 【0057】 処理手順b;ファクシミリデータを受信した際、指定のメモリ14、15、17に受信したファクシミリ受信データを蓄積した後、直ちに画像形成部でシート部材に該ファクシミリ受信データを記録出力する蓄積後直記録処理手順。 【0058】 処理手順c;ファクシミリデータを受信した際、指定のメモリ14、15、17に受信したファクシミリ受信データを蓄積した後、所定の待ち時間が経過した後に画像形成部でシート部材にファクシミリ受信データを記録出力する蓄積後待ち時間経過記録処理手順。 【0059】 処理手順d;ファクシミリデータを受信した際、指定のメモリ14、15、17に受信したファクシミリ受信データを蓄積した後、ユーザから指示を受けてから画像形成部でシート部材にファクシミリ受信データを記録出力する蓄積後指示記録処理手順。 【0060】 処理手順e;ファクシミリ受信データのシート部材への記録出力を行わず、ファクシミリ受信データのメモリ14、15、17への蓄積のみを行う蓄積処理手順。 【0061】 いま、ユーザは、操作表示部21の操作で、ユーザは、第1蓄積メモリ14を操作表示部21の操作で選択し、上記処理手順bを選択しているものとする。その後に、ファクシミリ受信が発生すると、複合装置1は、ファックスモデム12及びデータ受信部13を介してファクシミリデータを受信し、受信したファクシミリ受信データを上記選択指定された処理手順と蓄積先に従って処理する。すなわち、いま、処理手順bが選択され、蓄積先として第1蓄積メモリ14が選択されているので、システム制御部11は、まず、受信したファクシミリ受信データを第1蓄積メモリ14に蓄積し、ガイド情報作成部16にガイド情報を作成させる。ガイド情報作成部16は、第2蓄積メモリ15の送信先情報を参照して送信元のファクシミリ番号と一致するファクシミリ番号が見つかると、見つかったファクシミリ番号の送信先情報を送信者情報(送信元情報)として取得して、該取得した送信者情報と受信日時や受信枚数等の受信関連情報を組み込んだガイド情報を作成して、ファクシミリ受信データと関連付けてガイド情報一覧として第1蓄積メモリ14に蓄積する。このガイド情報一覧は、例えば、図2に示すように、送信者名、送信者ファクシミリ番号、受信日時、送受信枚数等からなり、一覧形式で、第1蓄積メモリ14または他のメモリ15、17に格納される。 【0062】 いま、ユーザは、処理手順として、処理手順bを選択しているので、ファクシミリ受信データを第1蓄積メモリ14に蓄積すると、システム制御部11は、第1蓄積メモリ14から該ファクシミリ受信データと該ファクシミリ受信データに対応するガイド情報を読み出して画像処理部19に渡し、画像処理部19がファクシミリ受信データに対して必要な画像処理(データ処理)を施すとともに、ガイド情報をファクシミリ受信データの各ページの所定位置、例えば、図3に示すように、データ本文の上部位置に付加する。 【0063】 システム制御部11は、画像処理部19でデータ処理されたファクシミリ受信データを画像形成制御部20に渡して、画像形成制御部20を介して画像形成部にガイド情報の付加されたファクシミリ受信データをシート部材に、例えば、図3に示したように、記録出力させる。 【0064】 このファクシミリ受信データに付加されているガイド情報は、例えば、図4に示すように、送信者名、送信者ファクシミリ番号、受信日時、現在の頁/受信総枚数からなる。 【0065】 上記処理手順に従った処理中に、例えば、シート部材の搬送系等に不具合が発生して、シート部材へのデータの記録出力が完了しなかった場合、複合装置1は、該処理の完了しなかったファクシミリ受信データの送信元から新たにファクシミリデータを受信し、上記選択指定されている蓄積先と処理手順に従って処理を実行し、上記同様に、いま、蓄積先として第1蓄積メモリ14が選択指定され、処理手順として処理手順bが選択指定されているので、ファクシミリ受信データを第1蓄積メモリ14に蓄積し、また、ガイド情報作成部19が上記同様のガイド情報を作成して、ファクシミリ受信データと関連付けてガイド情報一覧として第1蓄積メモリ14に蓄積する。 【0066】 この時点で、シート部材の搬送系等の不具合が解消されていないと、複合装置1は、所定手順をこの段階で停止する。 【0067】 ユーザは、ファクシミリ受信データとガイド情報が第1蓄積メモリ14に蓄積されているので、この第1蓄積メモリ14を複合装置1から取り外し、他の複合装置1や第1蓄積メモリ14を装着して処理可能なファクシミリ装置等に持っていって装着する。 【0068】 この他の複合装置1等は、装着された第1蓄積メモリ14を検出すると、検出結果を操作表示部21等のディスプレイに表示し、ユーザが、操作表示部21等を操作して、第1蓄積メモリ14内のファクシミリ受信データの記録出力を指示操作すると、上記同様に、ファクシミリ受信データにガイド情報を付加させて、画像形成部からシート部材に記録出力させる。 【0069】 なお、上記説明では、処理手順として、メモリ14、15、17に一旦蓄積する蓄積した後に直ちに記録出力する蓄積後記録処理手順を取り上げて説明したが、他の蓄積後記録処理手順であっても、記録処理に移行するタイミングが異なるだけであり、上記同様の処理を行う。 【0070】 さらに、ユーザが、操作表示部21の操作で上記処理手順a(直接記録処理)を選択した場合には、複合装置1は、以下のように処理を行う。すなわち、複合装置1は、ファクシミリ受信が発生すると、ファックスモデム12及びデータ受信部13を介してファクシミリデータを受信し、システム制御部11が、受信したファクシミリ受信データを上記選択指定された処理手順に従って直接画像形成部でシート部材で記録出力するために、画像処理部19に渡すとともに、ガイド情報作成部16にガイド情報を作成させる。ガイド情報作成部16は、第2蓄積メモリ15の送信先情報を参照して送信元のファクシミリ番号と一致するファクシミリ番号が見つかると、見つかったファクシミリ番号の送信先情報を送信者情報(送信元情報)として取得して、該取得した送信者情報と受信日時や受信枚数等の受信関連情報を組み込んだガイド情報を作成して、ファクシミリ受信データと関連付けてガイド情報一覧として第1蓄積メモリ14に蓄積する。 【0071】 システム制御部11は、第1蓄積メモリ14から該ガイド情報を読み出して画像処理部19に渡し、画像処理部19がファクシミリ受信データに必要な画像処理(データ処理)を施すとともに、ガイド情報をファクシミリ受信データの各ページの所定位置、例えば、図3に示したように、データ本文の上部位置に付加する。 【0072】 システム制御部11は、画像処理部19でデータ処理されたデータを画像形成制御部20に渡して、画像形成制御部20を介して画像形成部にガイド情報の付加されたファクシミリ受信データをシート部材に、例えば、図3に示したように、記録出力させる。 【0073】 このように、本実施例の複合装置1は、操作表示部21で選択指定された処理手順に従って、ファクシミリ受信データの画像形成部によるシート部材への記録出力処理及びメモリ14、15、17へのファクシミリ受信データの蓄積処理を制御している。 【0074】 したがって、ユーザの利用状況に応じた処理手順でファクシミリ受信データを処理して、用紙等のシート部材の搬送系等の不具合が発生しても安価かつ容易にファクシミリ受信データを活用することができ、利用性を向上させることができる。 【0075】 また、本実施例の複合装置1は、システム制御部11が、画像形成機能による画像形成処理とファクシミリ送受信機能によるファクシミリ送受信処理をそれぞれ独立して制御している。 【0076】 したがって、画像形成及びシート部材搬送等を行う部分が故障の不具合が発生しているときにも、ファクシミリデータを受信したり、送信することができ、例えば、画像形成機能が故障したときなどに、画像形成できなかったファクシミリ受信データの再送信を送信元に依頼して送信してもらい、メモリ14、15、17に蓄積することができる。 【0077】 さらに、本実施例の複合装置1は、操作表示部21で、処理手順として、少なくとも、ファクシミリ受信データを直接画像形成機能でシート部材に記録出力する直接記録処理手順、ファクシミリ受信データをメモリ14、15、17に蓄積した後、直ちに、または、所定の待ち時間経過後に、または、出力指示操作を待って画像形成機能でシート部材に記録出力する3つの蓄積後記録処理手順及びファクシミリ受信データをメモリ14、15、17にのみ蓄積する蓄積処理手順のいずれかを選択指定可能となっている。 【0078】 したがって、ユーザの利用形態やデータの種類等によって処理手順を任意に設定することができ、データの利用性をより一層向上させることができる。 【0079】 また、本実施例の複合装置1は、可搬性を有する第1蓄積メモリ14、15以外に、装置内部に固設されている画像メモリ17等の複数のメモリを備えており、操作表示部21で、該複数のメモリ14、15、17からファクシミリ受信データの蓄積先が選択指定されると、システム制御部11が、該指定に応じたメモリ14、15、17にファクシミリ受信データを蓄積している。 【0080】 したがって、メモリ14、15、17の特性を鑑みた受信データの種類やユーザ毎の要望等に応じた受信データの蓄積・保持を実現することができ、データの利用性をより一層向上させることができる。 【0081】 さらに、本実施例の複合装置1は、第2蓄積メモリ15に、送信先ファクシミリ番号、送信先名等の送信先情報を蓄積し、ガイド情報作成部16が、ファクシミリ受信データの送信元のファクシミリ番号に対応する第2蓄積メモリ15の送信先情報を送信元情報として取得し、該送信元情報と受信日時等の受信関連情報からなるガイド情報を生成している。 【0082】 したがって、ファックスの受送信の際に送信先情報を参照して送信元や送信先を検索することで、ユーザの送信元を送信者のファクシミリ番号から検索する手間と送信先を入力する手間を省くことができるとともに、受信データ自体の理解と受信データの管理を効率的かつ容易に行うことができる。 【0083】 例えば、送信元情報を参照して、未受信(記録紙への画像形成が未完了)のファクシミリ文書一覧等を作成し、ファクシミリ復帰後に備える等の管理を行うことができる。 【0084】 また、本実施例の複合装置1は、送信先ファクシミリ番号、送信先名等の送信先情報を、着脱可能で可搬性を有する第2蓄積メモリ15に蓄積している。 【0085】 したがって、送信先情報の利用性を向上させることができ、複合装置1の利用性を向上させることができる。 【0086】 さらに、本実施例の複合装置1は、システム制御部11が、ガイド情報作成部16の生成したガイド情報をファクシミリ受信データと関連付けて該ファクシミリ受信データと同じメモリ14、15、17または他のメモリ14、15、17にガイド情報一覧として蓄積し、該ガイド情報一覧を画像形成部でシート部材に記録出力させ、また、ファクシミリ受信データの本文データに該ファクシミリ受信データに対応するガイド情報を付加して画像形成部でシート部材に記録出力させている。 【0087】 したがって、ファクシミリ受信データ自体の理解を容易なものとすることができ、また、ファクシミリ受信データの管理を効率的に行うことができる。 【0088】 また、本実施例の複合装置1は、システム制御部11が、少なくともファクシミリ受信データの蓄積されている可搬性を有する蓄積メモリ14、15が装着されると、該蓄積メモリ14、15に蓄積されているデータを画像形成部でシート部材へ記録出力させ、また、該蓄積メモリ14、15のデータを他の蓄積メモリ14、15や画像メモリ17に蓄積している。 【0089】 したがって、他の複合装置1等で受信して画像形成機構に不具合が発生して蓄積メモリ14、15に蓄積したファクシミリ受信データを、複合装置1に装着することで、複合装置1で、シート部材に記録出力することができ、データの活用性を向上させることができるとともに、その不具合が解消するまでユーザが受信したデータを再生できないという不便さを解消して、複合装置1の利用性を向上させることができる。 【0090】 なお、上記説明においては、複合装置1がデータとしてファクシミリデータを受信した場合の処理手順制御処理について説明したが、データとしては、ファクシミリデータに限るものではなく、コンピュータ等からの文書データ等の受信データに対しても同様に処理することができる。 【0091】 次に、送信時の処理について説明する。送信時には、ユーザは、送信原稿をスキャナ部にセットして、着脱可能で可搬性に優れシグネチャ等の送信付加情報と送信先情報の格納されている第2蓄積メモリ15を装着する。 【0092】 複合装置1は、ファクシミリ送信原稿がスキャナ部にセットされて第2蓄積メモリ15が装着されると、この第2蓄積メモリ15の装着を検出して、第2蓄積メモリ15の送信者情報を読み出して操作表示部21のディスプレイに送信先選択情報として表示し、送信先の選択指定を可能とする。 【0093】 操作表示部21の操作で送信先が選択指定されると、第2蓄積メモリ15に格納されているシグネチャ等の送信付加情報を読み出して操作表示部21のディスプレイに送信付加情報選択画面を表示し、送信付加情報の選択と本文データへの付加位置の指定を可能とする。 【0094】 操作表示部21の操作で送信付加情報(例えば、シグネチャ)が選択され、該送信付加情報の付加位置、例えば、本文の末端の中央部位置が選択されると、複合装置1は、スキャナ制御部18を介してスキャナ部に送信原稿の画像を順次読み取らせ、スキャナ部で読み取られた送信データを画像メモリ17に保存する。 【0095】 システム制御部11は、画像メモリ17に格納した送信データを画像処理部19に渡して、画像処理部19に上記指定された送信付加情報(例えば、シグネチャ)を指定された付加位置に付加(挿入)させ、その他の必要なデータ処理、例えば、符号化等の処理を施した後、再度画像メモリ17に保存する。 【0096】 システム制御部11は、ファックスモデム12を制御して、上記送信先選択情報で選択指定された送信先に発呼し、送信先が応呼すると、画像メモリ17に保存した送信付加情報の付加されている送信データをファックスモデム12を介して送信先に送信する。 【0097】 したがって、ファクシミリ送信データを送信する際に、ユーザが任意に生成したデータをシグネチャやスタンプのようにデータ本文の任意の位置に付加してファクシミリ送信データの送信を行うことができ、ファクシミリ送信でのユーザの利便性を向上させることができる。 【0098】 なお、上記説明では、複合装置1に適用した場合について説明したが、ファクシミリ機能と画像形成機能のみを備えた単独のファクシミリ装置にも同様に適用することができる。 【0099】 以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。 【産業上の利用可能性】 【0100】 データを受信して蓄積したり、シート部材に記録出力するファクシミリ装置、複合装置等のデータ処理装置に適用することができる。 【図面の簡単な説明】 【0101】 【図1】本発明のデータ処理装置の一実施例を適用した複合装置の要部回路ブロックブ構成図。 【図2】図1のガイド情報作成部の作成するガイド情報一覧の一例を示す図。 【図3】ファクシミリ本文の上部にガイド情報を付加して記録した用紙の一例を示す図。 【図4】図3のガイド情報の一例を詳細を示す図。 【符号の説明】 【0102】 1 複合装置 11 システム制御部 12 ファックスモデム 13 データ受信部 14 第1蓄積メモリ 15 第2蓄積メモリ 16 ガイド情報作成部 17 画像メモリ 18 スキャナ制御部 19 画像処理部 20 画像形成制御部 21 操作表示部
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006747 【氏名又は名称】株式会社リコー
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| 【出願日】 |
平成18年8月21日(2006.8.21) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2008−48306(P2008−48306A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月28日(2008.2.28) |
| 【出願番号】 |
特願2006−223834(P2006−223834) |
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