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【発明の名称】 ファクシミリ装置
【発明者】 【氏名】大塚 隆雄

【要約】 【課題】カラー原稿をモノクロファクシミリ装置に対して送信する場合、適切な原稿送信パターンを選択することにより、文字部とイメージ部の重み付けして変換するので、モノクロファクシミリ装置でも判読可能な適切な画像を受信できるファクシミリ装置を提供する。

【構成】原稿送信パターンを選択する(S1)。次にFAX送信のスタートボタンを押下することによって(S2)、スキャナ11aによりカラー原稿の読取を開始して、ドット判定回路22内で補正処理が施される(S3)。メインCPU4は操作パネル10aにより選択された原稿送信パターンを認識して(S4)、認識した原稿送信パターンの係数α、βを特定する(S5)。次に読み取った原稿の文字部X,イメージ部Yに係数α、βによる重み付けを加える処理を行う(S6)。そして原稿の原稿データをα・X+β・Yとして重み付け変換して送信する(S7)。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カラー原稿をモノクロファクシミリ画像に変換して送信するファクシミリ装置であって、
送信すべき原稿の送信モードを予めパターン化して複数の原稿送信パターンとして記憶し、該原稿送信パターンの中から何れか一つを選択するパターン選択手段と、
前記各原稿送信パターン毎に、送信原稿の文字部Xに付与する係数αとイメージ部Yに付与する係数βを対応付けて記憶する係数テーブルと、
読み取った原稿の前記文字部及びイメージ部に前記係数α及びβによる重み付けを加える重み付け処理手段と、前記各手段を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記原稿の読み取り動作が開始されると、前記パターン選択手段により選択された原稿送信パターンに基づいて前記係数テーブルから係数α及びβを特定し、前記重み付け処理手段により前記原稿の原稿データをα・X+β・Yとして重み付けすることを特徴とするファクシミリ装置。
【請求項2】
前記原稿送信パターンは、少なくとも前記係数α及びβの重み付けを同等にする通常送信パターンと、
前記係数αの重み付けを係数βより大きくする文字部優先パターンと、
前記係数βの重み付けを係数αより大きくするイメージ部優先パターンと、前記係数α及びβの重み付けを同等で且つ最小値にするデータ削減パターンと、
を備えて構成されていることを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装置。
【請求項3】
前記ファクシミリ装置がネットワークに接続され、コンピュータと所定のプロトコルにより通信を行なうコンピュータ通信手段と、
前記コンピュータ通信手段を介して前記コンピュータから送信されたテキストデータを複数の前記原稿送信パターンに基づいて重み付け変換する変換手段と、
該変換手段により変換された画像データを前記コンピュータにより閲覧可能とした閲覧手段と、を備え、
前記閲覧手段により閲覧した画像データを選択して当該画像データの送信の可否を選択可能としたことを特徴とする請求項1又は2に記載のファクシミリ装置。
【請求項4】
前記変換手段により変換されたテキストデータに応じたコメント文を、送信する画像データに付加するコメント付加手段を更に備えたことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のファクシミリ装置。
【請求項5】
前記ファクシミリ装置が複数の宛先へ同時に送信する同報機能を有する場合、
同報宛先毎に前記原稿送信パターンを選択指定するパターン指定手段と、
前記同報宛先毎に前記パターン指定手段により指定された原稿送信パターンに基づいて変換された変換データを送信するデータ送信手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のファクシミリ装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、ファクシミリ装置に関し、さらに詳しくは、カラー原稿をモノクロ機能のファクシミリ装置に送信する場合のデータ変換技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、カラー原稿を送信してカラーで受信するカラーファクシミリ装置が一部実用化されているが、価格が高いことと、送信時間が長くなる等の理由により普及が遅れている。しかし、送信する原稿の中にはカラーにより印刷されたものも多く、その原稿をモノクロ機能のファクシミリ装置にそのまま送ると、画像がかすんだり、見えなくなったりして受信画像の品質としては必ずしも良いとはいえなかった。
【0003】
そこで、従来技術として特許文献1には、カラー画像をモノクロ機能のファクシミリ装置に対して送信する場合、その処理を禁止する技術が開示されている。
また、特許文献2には、読み込んだ画像データがカラーと判断された場合、電子メールアドレスが記憶されているか判断し、記憶されている場合には電子メールアドレス先にデータを送信し、記憶されていない場合、受信局がバイナリファイルトランスファ機能を有していればカラー画像ファイルを送信し、有していなければ白黒画像でファクシミリ送信するファクシミリ装置について開示されている。
【特許文献1】特開2002−247388公報
【特許文献2】特許第3485057号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に開示されている従来技術は、カラー読み取り可能な読み取り部と白黒印字部を備えた装置の発明であるが、カラー画像をファクシミリ送信しようとしたり、カラー画像ファイルを受信し印字したり指示された場合、それらを禁止するため、普通のモノクロファクシミリ装置との通信ができないといった問題がある。
また、特許文献2に開示されている従来技術は、受信局がインターネットに接続されていない場合には、バイナリファイルトランスファがなければ全く機能しないものであり、普通のファクシミリ装置にはカラー濃度によっては消えてしまう画像データ部分も出てきてしまい、不要なデータ量が多くなり、通信コストも増大するといった問題がある。
【0005】
本発明は、かかる課題に鑑み、カラー原稿をモノクロファクシミリ装置でも判読可能な適切な画像を受信できるファクシミリ装置を提供することを目的とする。
また、他の目的は、不要に詳細なデータを送信しないようにしてデータ量の増加を抑制して、通信コストを削減することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、カラー原稿をモノクロファクシミリ画像に変換して送信するファクシミリ装置であって、送信すべき原稿の送信モードを予めパターン化して複数の原稿送信パターンとして記憶し、該原稿送信パターンの中から何れか一つを選択するパターン選択手段と、前記各原稿送信パターン毎に、送信原稿の文字部Xに付与する係数αとイメージ部Yに付与する係数βを対応付けて記憶する係数テーブルと、読み取った原稿の前記文字部及びイメージ部に前記係数α及びβによる重み付けを加える重み付け処理手段と、前記各手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記原稿の読み取り動作が開始されると、前記パターン選択手段により選択された原稿送信パターンに基づいて前記係数テーブルから係数α及びβを特定し、前記重み付け処理手段により前記原稿の原稿データをα・X+β・Yとして重み付けすることを特徴とする。
【0007】
ファクシミリ装置の基本的な考え方は、原稿の内容をそのまま受信側に伝えることである。しかし原稿の種類によっては、例えば、原稿が文字だけで構成されている場合は、その文字の内容が判読できれば、画像品質が多少悪くても初期の目的を達成したことになる。またイメージを伝える場合は、イメージの形を可能な限り正確に伝えることが重要である。このように送信する原稿によりどこに主眼を置くかが異なってくる。そこで本発明では、原稿の読み取り動作が開始されると、パターン選択手段により選択された原稿送信パターンに基づいて係数テーブルから係数α及びβを特定し、重み付け処理手段により原稿の原稿データをα・X+β・Yとして重み付け変換して送信するものである。
【0008】
請求項2は、前記原稿送信パターンは、少なくとも前記係数α及びβの重み付けを同等にする通常送信パターンと、前記係数αの重み付けを係数βより大きくする文字部優先パターンと、前記係数βの重み付けを係数αより大きくするイメージ部優先パターンと、前記係数α及びβの重み付けを同等で且つ最小値にするデータ削減パターンと、を備えて構成されていることを特徴とする。
一般的に原稿送信パターンは、通常送信パターン、文字部優先パターン、イメージ部優先パターン、及びデータ削減パターンの4種類が考えられる。通常送信パターンは文字部とイメージ部を均等に送信するために、α、βの係数を同等にする。また文字部優先パターンは文字部を優先的に送信するために文字部の係数を大きくする。またイメージ部優先パターンはイメージ部を優先的に送信するためにイメージ部の係数を大きくする。またデータ削減パターンは送信時間を短縮するために文字部とイメージ部の係数を小さくする。
【0009】
請求項3は、前記ファクシミリ装置がネットワークに接続され、コンピュータと所定のプロトコルにより通信を行なうコンピュータ通信手段と、前記コンピュータ通信手段を介して前記コンピュータから送信されたテキストデータを複数の前記原稿送信パターンに基づいて重み付け変換する変換手段と、該変換手段により変換された画像データを前記コンピュータにより閲覧可能とした閲覧手段と、を備え、前記閲覧手段により閲覧した画像データを選択して当該画像データの送信の可否を選択可能としたことを特徴とする。
コンピュータから送信されたテキストデータがカラーデータの場合、色によっては受信側で画像が消えてしまう可能性がある。そこで本発明では、テキストデータを一旦、各原稿送信パターンに基づいて重み付け変換して記憶しておく。そして変換されたテキストデータを送信する前に閲覧できるようにして、閲覧により選択した画像データを送信する。
【0010】
請求項4は、前記変換手段により変換されたテキストデータに応じたコメント文を送信する画像データに付加するコメント付加手段を更に備えたことを特徴とする。
例えば、「ファクシミリ送信の原稿には、文字部分には色づけされています。」「写真/絵が貼り付けられています。」などである。この文字はフォントデータにより、イメージ展開され、ファクシミリ送信データの予め決められた領域に付加して、ファクシミリ送信されるものである。
【0011】
請求項5は、前記ファクシミリ装置が複数の宛先へ同時に送信する同報機能を有する場合、同報宛先毎に前記原稿送信パターンを選択指定するパターン指定手段と、前記同報宛先毎に前記パターン指定手段により指定された原稿送信パターンに基づいて変換された変換データを送信するデータ送信手段と、を備えたことを特徴とする。
同報送信機能を有している場合、宛先ごとに原稿送信パターンを選択できる画面を準備し、宛先ごとに補足番号を設定する。送信時刻になったら、選択された画を宛先に送るものである。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、送信すべき原稿の送信モードを予めパターン化して複数の原稿送信パターンとして記憶し、原稿送信パターンの中から何れか一つを選択するパターン選択手段と、各原稿送信パターン毎に、送信原稿の文字部Xに付与する係数αとイメージ部Yに付与する係数βを対応付けて記憶する係数テーブルと、読み取った原稿の文字部及びイメージ部に係数α及びβによる重み付けを加える重み付け処理手段と、制御手段と、を備え、制御手段は、原稿の読み取り動作が開始されると、パターン選択手段により選択された原稿送信パターンに基づいて係数テーブルから係数α及びβを特定し、重み付け処理手段により原稿の原稿データをα・X+β・Yとして重み付け変換して送信するので、モノクロファクシミリ装置側で判読可能な適切な画像を受信でき、また通信コストを削減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明のファクシミリ装置のブロック図である。このファクシミリ装置100は、大きく分けてコピー制御部1、通信制御部2及びこれらに直流電圧を供給する直流供給部3から構成される。コピー制御部1は、操作パネルの制御、スキャナ読み込み、プリント出力を担当し、通信制御部2は各種通信のデータ送受信を担当する。
そしてコピー制御部1にコピー機能及び装置全体を制御するメインCPU4があり、通信制御部2に通信制御を行う通信制御コントローラ5があり、ブリッジ6を介して、データのやり取りを行う。各々にはプログラムを格納したROM1(7a)、ROM2(7b)、設定データ保持のRAM1(8a)、RAM2(8b)、データ処理に用いるworkRAM1(9a)、workRAM2(9b)がある。RAM1、2は1次電池8c、8d等でバックアップされ、電源OFF時にも内容が保持される。
【0014】
装置全般で使用する操作パネル10aと操作パネル制御部10bがあり、LCDの描画、LED点灯、キースキャンはCPU4で行われる。通信に関するものは直接またはCPU4を仲介して行われる。
コピー制御部1のI/Oとしてスキャナ11aとスキャナ制御部11b、プロッタ12aとプロッタ制御部12bを備え、その他のI/O制御として、各種IO13a、IO制御部13bがある。その他のI/Oとしては、用紙、ドア、ヒーター温度などのセンサーやモーター類などがあたる。コピー機能のファイリング機能のため、またプリンタ機能のエミュレーションのためのデータ処理部14aと蓄積用大容量メモリ14bがある。コピー制御部1と通信制御部2との画像データは、通常ブリッジ6を介してworkRAM1、2間で、ページごと、ブロックごと又はラインごとに行われる。
【0015】
通信制御部2には、通信ポートとしてアナログ電話回線33、ファクシミリ通信データは通信データ処理部15で画像処理、圧縮伸長処理され、G3faxモデム16b、アナログ回線IF16aを介して通信相手とFAX通信する。通信データ処理部15ではworkRAM2(9b)を使用してデータ処理し、場合により通信データ蓄積メモリ17に蓄積したりする。
電源コード21からAC電源供給を得て、使用する直流電源が直流供給部22で生成される。
本発明のローカルエリアネットワークLANとのI/Fは、コピー制御部1と通信制御部2にそれぞれLAN制御部18a、18bを有している。また、外部メモリ19b、20bを接続する外部メモリI/F19a、外部メモリI/F20aもコピー制御部1と通信制御部2にそれぞれ有している。
【0016】
図2は本発明のスキャナ制御部内に備えられたドット判定回路のブロック図である。スキャンドットデータ26は、MTF補正部(23a)でMTF補正され、エッジ分離部(23b)、背景分離部(23c)、MTF補正前のデータとの比較により網点分離部(23d)にて判定される。それとともに色判定部(24)により各色が判定される。これらのデータをもとに、総合判定部(25)によって、文字のドットなのか、イメージや写真なのかが判定され、白黒変換した場合のグレースケール値が求められる。また、通常カラーコピーモードでは色のデータも出力され、プロッタ制御部12bに通知される。
【0017】
図3は本発明のファクシミリ装置の第1の実施形態を説明するフローチャートである。まず操作者は操作パネル10aから原稿送信パターンを選択する(パターン選択手段)(S1)。稿送信パターンは例えば、(1)通常送信(特別な指定無)、(2)文字優先送信、(3)イメージ(絵)優先送信、(4)データ量削減送信、等の指定が可能となっている(図5参照)。これらの原稿送信パターンは、図5のように本体のメモリに予め記憶され、操作者が送信処理を行うときに操作パネル10aの所定キーを押下することで選択が可能になっている。次にFAX送信のスタートボタンを押下することによって(S2)、スキャナ11aによりカラー原稿の読取を開始して、スキャナ制御部11bに入力された原稿データに対して、図2のドット判定回路22内で補正処理が施される(S3)。メインCPU4は操作パネル10aにより選択された原稿送信パターンを認識して(S4)、認識した原稿送信パターンの係数α、βを特定する(係数テーブル)(S5)。図4に示すように、一般的に送信原稿のパターンは、通常送信パターン、文字部優先パターン、イメージ部優先パターン、及びデータ削減パターンの4種類が考えられる。通常送信パターンは文字部とイメージ部を均等に送信するために、α、βの係数を同等にする。また文字部優先パターンは文字部を優先的に送信するために文字部の係数を大きくする。またイメージ部優先パターンはイメージ部を優先的に送信するためにイメージ部の係数を大きくする。またデータ削減パターンは送信時間を短縮するために文字部とイメージ部の係数を小さくする。
【0018】
次に読み取った原稿の文字部X、イメージ部Yに係数α、βによる重み付けを加える処理を行う(重み付け処理手段)(S6)。そして原稿の原稿データをα・X+β・Yとして重み付け変換して送信する(S7)。即ち、重み付けを加える処理とは、例えば、読み取られた原稿の文字部(X)に係数α、イメージ(絵)部(Y)にβの係数を付与することが考えられる。最終的な送信原稿はα・X+β・Yと表現される。即ち、選択指定された原稿送信パターンにより、αとβの係数の値を変更させて、最終送信原稿をユーザーニーズにマッチさせている。具体的な例としては、図4に示すような原稿データ変換用の係数を示す一覧表が予め本体装置内のメモリ上に用意され、指示された原稿送信パターンに応じて、α・X+β・Yの算出処理が行われる。上述した(1)通常送信の場合なら、α=3、β=3が係数として用いられ、最終送信原稿は3・X+3・Yとなる。同様に、(2)文字優先送信なら、α=5、β=1で最終送信原稿は5・X+1・Yとなる。また(3)イメージ優先送信なら、α=1、β=5で最終送信原稿は5・X+1・Yとなる。また(4)データ削減送信なら、α=1、β=1で最終送信原稿は1・X+1・Yとなる。
【0019】
次に本発明の第2の実施形態について説明する。LAN制御部17からリッチテキストファイルが送信されてきた場合、プリンタ機能としてはworkRAM1(9a)を使用して、データ処理部14aでイメージ展開される。本実施形態のファクシミリ送信の場合には、上述の画パターンに応じて、リッチテキストデータをソフトウェア変換し、同様にして複数パターンの画データを準備する。LAN上のクライアントPCからは蓄積データを閲覧できるようにし、送信するか否かの属性をファイルに設定できるようにする。以後、同様にしてファクシミリ送信を行う。
即ち、コンピュータから送信されたテキストデータがカラーデータの場合、色によっては受信側で画像が消えてしまう可能性がある。そこで本実施形態では、テキストデータを一旦、各原稿送信パターンに基づいて重み付け変換して記憶しておく。そして変換されたテキストデータを送信する前に閲覧できるようにして、閲覧により選択した画像データを送信するものである。
【0020】
次に本発明の第3の実施形態について説明する。図2のドット判定回路22にてカラーデータとの判定がなされた場合や、全て白黒2値で判定された場合、予めワープロ入力された文字データを画像データに付加するものである。オペレータは初期設定により、予め決められた変換パターンに応じて、動作を説明した文書を選択したり、または文字入力できるものとする。例えば、「ファクシミリ送信の原稿には、文字部分には色つけされています。」「写真/絵が貼り付けられています。」などである。この文字はフォントデータにより、イメージ展開され、workRAM2(9b)に展開されるファクシミリ送信データの、予め決められた領域に付加して、ファクシミリ送信されるものである。「インターネット環境のある方はメールアドレスをお教えください」などのコメントも付加できれば、初めての相手先にもインターネット環境かどうか知ることもできる。
【0021】
次に本発明の第4の実施形態について説明する。同報送信機能を有している場合、宛先ごとに変換パターンを選択できる画面を準備し、宛先ごとに補足番号を設定する。送信時刻になったら、通信制御コンロトーラは選択された画を宛先に送るものである。
【0022】
以上の通り本発明によれば、送信すべき原稿の送信モードを予めパターン化して複数の原稿送信パターンとして記憶し、原稿送信パターンの中から何れか一つを選択するパターン選択手段と、各原稿送信パターン毎に、送信原稿の文字部Xに付与する係数αとイメージ部Yに付与する係数βを対応付けて記憶する係数テーブルと、読み取った原稿の文字部及びイメージ部に係数α及びβによる重み付けを加える重み付け処理手段と、制御手段と、を備え、制御手段は、原稿の読み取り動作が開始されると、パターン選択手段により選択された原稿送信パターンに基づいて係数テーブルから係数α及びβを特定し、重み付け処理手段により原稿の原稿データをα・X+β・Yとして重み付け変換して送信するので、モノクロファクシミリ装置側で判読可能な適切な画像を受信でき、また通信コストを削減することができる。
【0023】
また、原稿送信パターンは、少なくとも係数α及びβの重み付けを同等にする通常送信パターンと、係数αの重み付けを係数βより大きくする文字部優先パターンと、係数βの重み付けを係数αより大きくするイメージ部優先パターンと、係数α及びβの重み付けを同等で且つ最小値にするデータ削減パターンと、を備えて構成されているので、複数のパターンの中から最適なパターンを選択することができる。
また、ファクシミリ装置100がネットワークに接続され、コンピュータと所定のプロトコルにより通信を行なうコンピュータ通信手段と、コンピュータ通信手段を介してコンピュータから送信されたテキストデータを複数の原稿送信パターンに基づいて重み付け変換する変換手段と、変換手段により変換された画像データをコンピュータにより閲覧可能とした閲覧手段と、を備え、閲覧手段により閲覧した画像データを選択して当該画像データの送信の可否を選択可能としたので、送信する画像データの画像品質を予め検討することができる。
【0024】
また、変換手段により変換されたテキストデータに応じたコメント文を送信する画像データに付加するコメント付加手段を更に備えたので、受信側でそのコメントの内容を見て画像処理の意味が判別できわかり易くなる。
また、ファクシミリ装置100が複数の宛先へ同時に送信する同報機能を有する場合、同報宛先毎に原稿送信パターンを選択指定するパターン指定手段と、同報宛先毎に前記パターン指定手段により指定された原稿送信パターンに基づいて変換された変換データを送信するデータ送信手段と、を備えたので、宛先に応じた変換を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明のファクシミリ装置のブロック図である。
【図2】本発明のスキャナ制御部内に備えられたドット判定回路のブロック図である。
【図3】本発明のファクシミリ装置の第1の実施形態を説明するフローチャートである。
【図4】本発明の原稿送信パターンに応じた係数を表にした係数テーブルの図である。
【図5】本発明の原稿送信パターンの一例を示す図である。
【符号の説明】
【0026】
1 コピー制御部、2 通信制御部、3 電源供給部、4 メインCPU、5 通信制御コントローラ、6 ブリッジ、7 ROM、8 RAM、9 workRAM、10a 操作パネル、10b 操作パネル制御部、11a スキャナ、11b スキャナ制御部、12a プロッタ、12b プロッタ制御部、13a 各種I、13b IO制御部、14a データ処理部、14b 大容量メモリ、15 通信データ処理部、16a アナログ回線IF、16b G3faxモデム、17 LAN制御部、18 通信データ蓄積メモリ、19 電源コード、20 スイッチ、21 直流電源供給部、100 ファクシミリ装置
【出願人】 【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
【出願日】 平成18年8月18日(2006.8.18)
【代理人】 【識別番号】100085660
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 均


【公開番号】 特開2008−48291(P2008−48291A)
【公開日】 平成20年2月28日(2008.2.28)
【出願番号】 特願2006−223598(P2006−223598)