| 【発明の名称】 |
画像データ記憶装置、および記憶方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】堀崎 泰伸
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| 【要約】 |
【課題】複数のメモリのうちの1つにアクセスが集中してデータ転送時間が長くなる可能性を低下させ、大量のデータを短時間に転送可能として、画像データ処理性能を向上させる。
【構成】本発明の画像データ記憶装置は、複数個のメモリと、複数個のメモリに対応して、画像データを連続する一定のライン数毎、または一定の縦方向画素列数毎に振り分けるデータ振分け手段と、振り分けられたデータを複数個のメモリに順次格納するメモリ制御手段とを備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数個のメモリと、 該複数個のメモリに対応して、画像データを連続する一定ライン数毎に振り分けるデータ振分け手段と、 該振り分けられた連続する一定ライン数毎のデータを、前記複数個のメモリに順次格納するメモリ制御手段とを備えることを特徴とする画像データ記憶装置。 【請求項2】 複数個のメモリと、 該複数個のメモリに対応して、画像データを連続する一定縦方向画素列数毎に振り分けるデータ振分け手段と、 該振り分けられた連続する一定縦方向画素列数毎のデータを、前記複数個のメモリに順次格納するメモリ制御手段とを備えることを特徴とする画像データ記憶装置。 【請求項3】 前記複数個のメモリがそれぞれダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)によって構成されることを特徴とする請求項1、または2記載の画像データ記憶装置。 【請求項4】 前記メモリ制御手段は、前記複数個のメモリに個々に対応した複数のメモリコントローラを有することを特徴とする、請求項1、2、または3に記載の画像データ記憶装置。 【請求項5】 前記データ振り分け手段は、前記DRAMの1つのrowに配置される縦の画像サイズが、前記一定ライン数と2の累乗との積となることを特徴とする請求項3、または4のいずれかに記載の画像データ記憶装置。 【請求項6】 前記データ振り分け手段は、前記DRAMの1つのrowに配置される横の画像サイズが、前記一定縦方向画素列数と2の累乗との積となることを特徴とする請求項3、または4のいずれかに記載の画像データ記憶装置。 【請求項7】 複数個のメモリに対応して、画像データを連続する一定ライン数毎に振り分け、 該振り分けられた連続する一定ライン数毎のデータを、前記複数個のメモリに順次格納することを特徴とする画像データ記憶方法。 【請求項8】 複数個のメモリに対応して、画像データを連続する一定縦方向画素列数毎に振り分け、 該振り分けられた連続する一定縦方向画素列数毎のデータを、前記複数個のメモリに順次格納することを特徴とする画像データ記憶方法。 【請求項9】 前記複数個のメモリがそれぞれダイナミック・ランダム・アクセス・メモリによって構成されることを特徴とする請求項7、または8記載の画像データ記憶方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は複数のメモリを備える画像データ記憶装置におけるメモリアクセス方式に係り、さらに詳しくは、例えば1つのフレームの画像データを複数のメモリ、例えばダイナミック・ランダム・アクセス・メモリに分割して格納する画像データ記憶装置、および記憶方法に関する。 【背景技術】 【0002】 動画像符号化方式としてMPEG(ムービング・ピクチャー・エキスパーツ・グループ)方式が広く用いられている。このMPEG方式の動画像符号化装置において、例えば1つのフレームの画像データをDRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)などに格納する場合、標準的なテレビの解像度としてのSD(スタンダード・デフィニッション)解像度では1つのDRAMに格納することも可能であるが、より解像度が高いHD(ハイデフィニッション)解像度では容量の面でも、また転送レートの面でも1つのDRAMを用いてデータの書き込み、読み出しを行うことが難しく、複数のDRAMを必要とする場合が多い。 【0003】 図7、図8は、このような動画像符号化装置における画像データ格納方式の従来例の説明図である。図7においては、画像記憶装置は画像処理用のロジックLSI100と2つのDRAM101、102によって構成され、ロジックLSI100の内部には画像処理部105とメモリコントローラ106とが備えられている。 【0004】 図7においては、それぞれ1フレーム分の画像データ1から画像データ3まではDRAM101に格納され、また画像データ4から画像データ6はDRAM102に格納されている。このため、メモリアクセスにおけるアドレス計算は簡単に行うことができるが、例えば画像処理部105からメモリコントローラ106に対して画像データ4のデータの転送が要求されると、データ転送可能なメモリはDRAM102のみとなり、DRAM101は待機状態となり、データの転送レートはDRAM102の転送レートによって決定される。 【0005】 図8は、画像処理部105からメモリコントローラ106に対して画像4と画像6のデータの転送要求が行われた場合の問題点を示し、DRAM101は待機状態となることは当然であるとしても、DRAM102側でも画像データ4に対するアクセス中には画像データ6へのアクセスを行うことができない。例えばITU−T(国際電気通信連合−電気通信標準化部門)によって標準化されたH.264方式などでは、画像処理において多くのフレームを参照する必要が生じることもあり、処理対象のフレームが同じDRAM内に格納されている場合にはデータ転送に時間がかかり、システム性能を低下させる原因となってしまう。 【0006】 このような画像処理に伴うメモリアクセスに関する従来技術としての特許文献1では、画像メモリとして1画面分格納可能な容量を持つ複数のバンク構成の画像メモリが2つ用意され、一方の画像メモリへのデータの書き込みと他方の画像メモリからの画像データ読み出しを、画像メモリを交代しながら繰り返す構成をとることによって、高速処理を可能とする画像処理システムが開示されている。 【0007】 同じく従来技術としての特許文献2では、複数のバンクを有するバンク構成を2つ有するDRAMを備え、映像データの奇数ライン、偶数ラインのそれぞれを前半と後半に分けてDRAMへの書き込みを制御することによって、データアクセスを高速化する映像メモリ回路が開示されている。 【0008】 また特許文献3には、1画面分の表示データをローアドレスの切替に対応させてバンクが異なるように格納し、2つのバンクから交互にデータを読み出すことによって、非連続のアドレスから表示データを読み出す場合のアクセス時間を短縮できる表示処理装置が開示されている。 【0009】 さらに特許文献4には、2次元画像をラスタ順に入力し、バンク0とバンク1を切替えながらDRAMに格納することによって、アクセス効率を向上することができるDRAMアクセス方法が開示されている。 【0010】 しかしながらこのような特許文献1から特許文献4の従来技術を用いても、複数のメモリを備えた画像データ記憶装置において1つのメモリにアクセスが集中し、データ転送待ち時間が長くなり、大量のデータを短時間に転送することができないという問題点を解決することができなかった。 【特許文献1】特許第3001763号 「画像処理システム」 【特許文献2】特許第3288327号 「映像メモリ回路」 【特許文献3】特開2002−229551号 「表示処理装置」 【特許文献4】特開2005−236946号 「DRAMアクセス方法」 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0011】 本発明の課題は、上述の問題点に鑑み、複数のメモリを備える画像データ記憶装置において、1つのメモリにアクセスが集中してデータ転送待ち時間が長くなる可能性を低下させ、大量のデータを短時間に転送することを可能とすることによって、画像データ処理性能を向上させることである。 【課題を解決するための手段】 【0012】 図1は、本発明の画像データ記憶装置の原理構成ブロック図である。同図は画像データ、例えばフレーム形式の画像データを記憶する装置であり、記憶装置1は複数のメモリ2a、2b..と、データ振分け手段3、およびメモリ制御手段4を備える。 【0013】 データ振分け手段3は、複数個のメモリ2a、2b..に対応して画像データ、例えばフレーム画像データを連続する一定ライン数ごとに振り分けるものであり、メモリ制御手段4は、振り分けられた連続する一定ライン数ごとのデータを複数個のメモリ2a、2b..に順次格納するものである。 【0014】 また本発明の画像データアクセス装置は、図1と同一の構成を備え、データ振分け手段3が、複数個のメモリ2a、2b..に対応して画像データ、例えばフレーム画像データを連続する一定の縦方向画素列数毎に振分け、メモリ制御手段4が振り分けられた連続する一定縦方向画素列数毎のデータを複数個のメモリ2a、2b..に順次格納するものである。 【0015】 本発明の画像データ記憶方法として、複数個のメモリに対応して画像データを連続する一定ライン数毎に振分け、振り分けられた連続する一定ライン数毎のデータを複数個のメモリに順次格納する方法が用いられる。 【0016】 また本発明の画像データ記憶方法として、複数個のメモリに対応して画像データを連続する一定縦方向画素列数毎に振分け、振り分けられた連続する一定画素列数毎のデータを複数個のメモリに順次格納する方法が用いられる。 【0017】 以上のように本発明においては、例えば1フレーム分のデータが連続する一定ライン数毎のデータに分割され、複数、例えば2つのメモリに順次格納される。 【発明の効果】 【0018】 本発明によれば、例えば1つのフレーム内で、ある矩形領域の画像データにアクセスする場合、複数のメモリに分けて同時にアクセスすることが可能となり、短時間に大量のデータを転送することが可能となる。これによって複数のフレームを処理対象とする場合にも必要なデータ転送待ち時間を短縮することが可能となり、画像処理性能を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】 【0019】 まず第1の実施例について図2から図4を用いて説明する。図2は、第1の実施例における画像データ記憶装置へのデータ格納方式の説明図である。同図において画像データ記憶装置は、従来例の図7、図8におけると同様に、画像処理用のロジックLSI10と、2つのDRAM11、12によって構成されている。そしてロジックLSI10の内部には、画像処理部15と、2つのDRAM11、12に対応する2つのメモリコントローラ16、17が備えられている。 【0020】 図2において1フレーム分の画像データ、例えば画像データ1は連続する一定のライン数nのデータ、ここではライン0からラインn−1、ラインnからライン2n−1、ライン2nからライン3n−1、ライン3nからライン4n−1までの4つに振り分けられ、順次2つのDRAM11、12に格納される。それぞれ1フレーム分の画像データ2、および画像データ3についても同様に振り分けられてDRAM11と12に格納される。ライン数nは任意に設定可能であり、またDRAMを3個以上用いて、1フレーム分のデータをさらに分割して格納することも当然可能である。 【0021】 図3は、図2における画像処理用のロジックLSI10の詳細構成ブロック図である。同図において2つのメモリコントローラ16、17を除く部分が図2の画像処理部15に相当する。 【0022】 図3においてデータ振分け回路22には画像データが、同期信号や位置情報とともに与えられ、データ振分け回路20は、振分け単位設定レジスタ21の格納内容、例えば図2では連続する一定ライン数、すなわちライン数nの値に対応して、例えば1フレーム分の画像データを分割し、2つの書き込み回路22、23に与える。書き込み回路22、23は、それぞれ内部メモリ24、25、例えば作業用メモリに対して、書き込みアドレス生成回路26、27によって生成された書き込みアドレスを用いてデータの書き込みを行う。 【0023】 図2のDRAM11、12に対してデータを格納するための読み出し回路28、29は、データ転送、すなわち書き込み用に適当なデータ量がたまった時点で、読み出しアドレス生成回路30、31によって生成された読み出しアドレスに従って内部メモリ24、25からデータを読み出し、メモリコントローラ16、17にそのデータを与え、データは2つのDRAM11、12に格納される。なお本発明の特許請求の範囲の請求項1におけるデータ振分け手段は、図3のデータ振分け回路20と振分け単位設定レジスタ21とに相当し、メモリ制御手段は、メモリコントローラ16、17を基本とし、書き込み回路22から読み出しアドレス生成回路31までを含むものである。 【0024】 図4は、第1の実施例におけるフレーム内の矩形領域の画像データ転送時のメモリアクセス方式の説明図である。同図において、1フレーム分の画像データ1の内部の矩形領域Aのデータに対するアクセスが行われるものとし、この領域のデータが2つのDRAM11と12に分割して格納されるものとすると、画像処理部15から2つのメモリコントローラ16、17への画像データ1の領域Aのデータ転送の要求に対して、転送領域の各DRAM内の配置位置が計算され、2つのDRAMが同時に動作する形式でデータ転送が行われるために、大量のデータであっても短時間に転送することが可能となる。また第1の実施例では、複数のフレーム内の画像データがアクセス対象となる場合にも、1つのDRAMにアクセスが集中してデータ転送待ち時間が長くなる可能性が低くなり、データ転送レートをより均一とすることが可能となる。これによって各種の画像処理の性能向上が期待される。 【0025】 この第1の実施例においては、データ振分けを行う場合のライン数、すなわち連続する一定のライン数nをなるべく小さくする分割を行う方がデータ転送レートを均一化しやすいが、画像データ処理におけるインタレース方式では、奇数ラインと偶数ライン、すなわちトップフィールドとボトムフィールドに分けてデータのアクセスが行われるために、“n=1”の場合にアクセス頻度を均一化する処理が困難となる場合が存在する。 【0026】 図5は、第2の実施例における画像記憶装置におけるデータ記憶方式の説明図である。この第2の実施例では、画像データ、例えば1フレーム分の画像データが連続する一定の縦方向画素列数、すなわち横方向の一定の画素数m毎に分割され、複数のメモリに振り分けられて格納される。例えば画像データ1の0からm−1列、2mから3m−1列、4mから5m−1列のデータはDRAM11に、またmから2m−1列、3mから4m−1列、5mから6m−1列のデータはDRAM12に格納される。 【0027】 第2の実施例における画像処理用のロジックLSI10の構成は、図3と基本的に同一であり、振分け単位設定レジスタ21にデータ振分け単位として連続する一定の縦方向画素列数、すなわち横方向の一定の画素数mが格納されている点が異なっている。 【0028】 図6は、第3の実施例におけるデータ格納方式の説明図である。この第3の実施例においては、DRAMが複数のバンク、ここではバンク0とバンク1によって構成されているものとする。そしてこの第3の実施例では、振り分けられた画像データをDRAMの1つのローに配置したときに、縦の画像サイズが一定ライン数nで割り切れるようにライン数nの設定が行われる。すなわち、そのローに対応する画素の数をxとする時、ライン数nはx個の画素のデータのビット数に対応して、縦の画像サイズを2の累乗で割った数として設定される。これによってDRAMのデータ格納領域の有効活用が可能となる。 【0029】 また図6においては、DRAMが2つのバンク、すなわちバンク0とバンク1によって構成されるとき、バンク0、バンク1のそれぞれのローのデータを横方向に交互に並べながら格納することによって、格納データへのアクセス効率を向上させることができる。なおここでは第1の実施例に対応して、複数バンク構成のDRAMにおいて画像データを一定ライン数毎に分割して格納する方式について説明したが、第2の実施例におけると同様に一定縦方向画素列数毎に分割してデータを格納する場合にも同様の方式を適用することが可能である。 【図面の簡単な説明】 【0030】 【図1】本発明の画像データ記憶装置の原理構成ブロック図である。 【図2】本発明の第1の実施例における画像データ記憶装置へのデータ格納方式の説明図である。 【図3】図2の画像処理用ロジックLSIの詳細構成ブロック図である。 【図4】第1の実施例におけるフレーム内矩形領域画像データへのアクセス方式の説明図である。 【図5】第2の実施例における画像データ記憶装置へのデータ格納方式の説明図である。 【図6】第3の実施例におけるDRAMへの画像データ格納方式の説明図である。 【図7】画像データ格納方式の従来例の説明図である。 【図8】画像データアクセス方式の従来例の説明図である。 【符号の説明】 【0031】 1 データ記憶装置 2 メモリ 3 データ振分け手段 4 メモリ制御手段 10 画像処理用ロジックLSI 11、12 ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM) 15 画像処理部 16、17 メモリコントローラ 20 データ振分け回路 21 振分け単位設定レジスタ 22、23 書き込み回路 24、25 内部メモリ 26、27 書き込みアドレス生成回路 28、29 読み出し回路 30、31 読み出しアドレス生成回路
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005223 【氏名又は名称】富士通株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月18日(2006.8.18) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100074099 【弁理士】 【氏名又は名称】大菅 義之
【識別番号】100067987 【弁理士】 【氏名又は名称】久木元 彰
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| 【公開番号】 |
特開2008−48258(P2008−48258A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月28日(2008.2.28) |
| 【出願番号】 |
特願2006−223189(P2006−223189) |
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