| 【発明の名称】 |
通信装置及び番組データ更新方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】飛田 憲昭
【氏名】三村 淳
【氏名】▲高▼津 利樹
【氏名】斉藤 卓
【氏名】富川 芳和
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| 【要約】 |
【課題】通信装置において、更新する番組データが再生中の場合であっても、ユーザの意向を反映させて適切に番組データの更新処理を行なえるようにすること。
【構成】携帯電話機30は、番組データ50を更新するタイミングが訪れた際、番組データ保存領域36bに記憶されている番組データ50が再生中であった場合は、番組データ50の更新を直ちに行うか否かをユーザに問い合わせる。この問い合わせに応じて番組データ50の更新を直ちに行うことが指示された場合、携帯電話機30は、番組データ50の再生を中止するとともに、新たな番組データ50を受信し、番組データ保存領域36bに記憶されている番組データ50を更新する。一方、番組データ50の更新を直ちに行わずに延期することが指示された場合、携帯電話機30は、少なくとも番組データ50の再生が終わるまで、新たな番組データ50の受信を延期する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 番組データを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている番組データを再生する再生手段と、 受信手段と、 前記番組データを更新するタイミングが訪れた際に、前記番組データが前記再生手段によって再生中であった場合は、前記番組データの更新を延期するか否かをユーザに問い合わせる手段と、 前記問い合わせに応じて番組データの更新を延期しないことが指示された場合は、前記番組データの再生を中止するとともに、新たな内容に変更された番組データを前記受信手段により受信し、前記記憶手段に記憶されている番組データを前記受信した番組データに更新する更新手段と、 前記問い合わせに応じて番組データの更新を延期することが指示された場合は、少なくとも前記記憶手段に記憶されている番組データの再生が終わるまで、新たな内容に変更された番組データの受信を延期する延期手段と を備えることを特徴とする通信装置。 【請求項2】 前記記憶手段に記憶されている番組データを更新する基本周期は一定であって、 前記延期手段は、前記基本周期から、前記番組データを更新する次のタイミングを特定し、当該特定したタイミングが訪れる前までに、前記延期した番組データの受信を行い、前記記憶手段に記憶されている番組データを前記受信した番組データに更新する ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 【請求項3】 番組データを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている番組データを再生する再生手段と、 受信手段と、 前記番組データを更新するタイミングが訪れた際に、前記番組データが前記再生手段によって再生中であった場合は、前記番組データの更新を延期するか否かをユーザに問い合わせる手段と、 前記問い合わせに応じて番組データの更新を延期しないことが指示された場合は、前記番組データの再生を中止するとともに、前記番組データを更新するための更新用データを前記受信手段により受信し、当該受信した更新用データを用いて前記記憶手段に記憶されている番組データを更新する更新手段と、 前記問い合わせに応じて番組データの更新を延期することが指示された場合は、少なくとも前記記憶手段に記憶されている番組データの再生が終わるまで、前記更新用データの受信を延期する延期手段と を備えることを特徴とする通信装置。 【請求項4】 前記記憶手段に記憶されている番組データを更新する基本周期は一定であって、 前記延期手段は、前記基本周期から、前記番組データを更新する次のタイミングを特定し、当該特定したタイミングが訪れる前までに、前記延期した更新用データの受信を行い、受信した更新用データを用いて前記記憶手段に記憶されている番組データを更新する ことを特徴とする請求項3に記載の通信装置。 【請求項5】 通信装置が、受信する番組データを予約する第1の過程と、 管理装置が、前記第1の過程にて予約された番組データのデータ量と、前記番組データの更新タイミングを前記通信装置に通知する第2の過程と、 前記通信装置が、前記第2の過程にて通知されたデータ量に応じた大きさの記憶領域をメモリに確保する第3の過程と、 前記通信装置が、前記番組データを受信し、当該受信した番組データを前記第3の過程にて確保された記憶領域に記憶する第4の過程と、 前記管理装置が、前記番組データの更新タイミングが訪れる前に、新たな内容に変更された前記番組データをコンテンツサーバから取得する第5の過程と、 前記通信装置が、前記第2の過程にて通知された更新タイミングが訪れた際に、前記記憶領域に記憶されている番組データが再生中であった場合は、前記番組データの更新を延期するか否かをユーザに問い合わせる第6の過程と、 前記通信装置が、第6の過程における問い合わせに応じて番組データの更新を延期しないことが指示された場合は、前記番組データの再生を中止するとともに、前記第5の過程にて取得された番組データを前記管理装置から受信し、前記記憶領域に記憶されている番組データを前記受信した番組データに更新する一方、前記問い合わせに応じて番組データの更新を延期することが指示された場合は、少なくとも前記記憶領域に記憶されている番組データの再生が終わるまで、前記第5の過程にて取得された番組データの受信を延期する第7の過程と を有することを特徴とする番組データ更新方法。 【請求項6】 通信装置が、受信する番組データを予約する第1の過程と、 管理装置が、前記第1の過程にて予約された番組データのデータ量と、前記番組データの更新タイミングを前記通信装置に通知する第2の過程と、 前記通信装置が、前記第2の過程にて通知されたデータ量に応じた大きさの記憶領域をメモリに確保する第3の過程と、 前記通信装置が、前記番組データを受信し、当該受信した番組データを前記第3の過程にて確保された記憶領域に記憶する第4の過程と、 前記管理装置が、前記番組データの更新タイミングが訪れる前に、前記番組データを更新するための更新用データをコンテンツサーバから取得する第5の過程と、 前記通信装置が、前記第2の過程にて通知された更新タイミングが訪れた際に、前記記憶領域に記憶されている番組データが再生中であった場合は、前記番組データの更新を延期するか否かをユーザに問い合わせる第6の過程と、 前記通信装置が、第6の過程における問い合わせに応じて番組データの更新を延期しないことが指示された場合は、前記番組データの再生を中止するとともに、前記コンテンツサーバから前記更新用データを受信し、当該更新用データを用いて前記記憶領域に記憶されている番組データを更新する一方、前記問い合わせに応じて番組データの更新を延期することが指示された場合は、少なくとも前記記憶領域に記憶されている番組データの再生が終わるまで、前記更新用データの受信を延期する第7の過程と を有することを特徴とする番組データ更新方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、通信装置に記憶されている番組データを更新する技術に関する。 【背景技術】 【0002】 ネットワークを介して提供される番組データの中には、例えば、毎週月曜日に配信される連続ドラマ番組のように、番組の内容が周期的に更新されるものがある。このような番組データの受信と再生が行える通信装置として、例えば、特許文献1には、コンテンツデータを更新するタイミングが到来すると、記憶部46に記憶されている古いコンテンツデータを、コンテンツサーバCSVからダウンロードした新しいコンテンツデータに置き換える移動通信端末MS1が記載されている(特に、要約書,段落0044,図5参照)。 【特許文献1】特開2005−339130号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 ところで、携帯電話機のようにメモリ容量が比較的小さな通信装置においては、少ないメモリ資源をできるだけ無駄なく有効に利用したいので、上述したようなコンテンツデータについては、保存領域をメモリ内に1つだけ確保し、この保存領域に記憶したコンテンツデータを新たなものに逐次更新していく。すなわち、特許文献1に記載された移動通信端末MS1のように、コンテンツデータの更新時には、記憶部46に記憶されている古いコンテンツデータに、ダウンロードした新しいコンテンツデータを上書きしていく。 【0004】 しかしながら、特許文献1には、コンテンツデータを更新するタイミングが到来した際に、記憶部46に記憶されているコンテンツデータが再生中であった場合のことが何ら想定されていない。したがって、このように場合に、例えば、ユーザは、視聴中につきコンテンツデータの更新を希望していないにも係らず、コンテンツデータの再生が途中で中止され、新しいコンテンツデータに勝手に更新されてしまったり、あるいは逆に、ユーザは、視聴中ではあるがコンテンツデータの更新を優先してほしいと思っているにも係らず、コンテンツデータの再生中につき、新しいコンテンツデータへの更新が中止されてしまうといった問題が生じる。 【0005】 本発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、通信装置において、更新する番組データが再生中の場合であっても、ユーザの意向を反映させて適切に番組データの更新処理を行なえるようにすることである。 【課題を解決するための手段】 【0006】 上記課題を解決するために、本発明は、番組データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている番組データを再生する再生手段と、受信手段と、前記番組データを更新するタイミングが訪れた際に、前記番組データが前記再生手段によって再生中であった場合は、前記番組データの更新を延期するか否かをユーザに問い合わせる手段と、前記問い合わせに応じて番組データの更新を延期しないことが指示された場合は、前記番組データの再生を中止するとともに、新たな内容に変更された番組データを前記受信手段により受信し、前記記憶手段に記憶されている番組データを前記受信した番組データに更新する更新手段と、前記問い合わせに応じて番組データの更新を延期することが指示された場合は、少なくとも前記記憶手段に記憶されている番組データの再生が終わるまで、新たな内容に変更された番組データの受信を延期する延期手段とを備える通信装置を提供する。 【0007】 本発明によれば、通信装置は、番組データを更新するタイミングが訪れた際に番組データが再生中であった場合は、番組データの更新を延期するか否かをユーザに問い合わせ、番組データの更新を延期しないことが指示された場合は、番組データの再生を中止するとともに、新たな内容に変更された番組データを受信して記憶手段に記憶されている番組データを更新する一方、番組データの更新を延期することが指示された場合は、少なくとも番組データの再生が終わるまで、新たな内容に変更された番組データの受信を延期する。 【0008】 なお、前記記憶手段に記憶されている番組データを更新する基本周期は一定であって、前記延期手段は、前記基本周期から、前記番組データを更新する次のタイミングを特定し、当該特定したタイミングが訪れる前までに、前記延期した番組データの受信を行い、前記記憶手段に記憶されている番組データを前記受信した番組データに更新する構成であってもよい。 【0009】 また、本発明は、番組データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている番組データを再生する再生手段と、受信手段と、前記番組データを更新するタイミングが訪れた際に、前記番組データが前記再生手段によって再生中であった場合は、前記番組データの更新を延期するか否かをユーザに問い合わせる手段と、前記問い合わせに応じて番組データの更新を延期しないことが指示された場合は、前記番組データの再生を中止するとともに、前記番組データを更新するための更新用データを前記受信手段により受信し、当該受信した更新用データを用いて前記記憶手段に記憶されている番組データを更新する更新手段と、前記問い合わせに応じて番組データの更新を延期することが指示された場合は、少なくとも前記記憶手段に記憶されている番組データの再生が終わるまで、前記更新用データの受信を延期する延期手段とを備える通信装置を提供する。 【0010】 本発明によれば、通信装置は、番組データを更新するタイミングが訪れた際に番組データが再生中であった場合は、番組データの更新を延期するか否かをユーザに問い合わせ、番組データの更新を延期しないことが指示された場合は、番組データの再生を中止するとともに、番組データを更新するための更新用データを受信して記憶手段に記憶されている番組データを更新する一方、番組データの更新を延期することが指示された場合は、少なくとも番組データの再生が終わるまで更新用データの受信を延期する。 【0011】 なお、前記記憶手段に記憶されている番組データを更新する基本周期は一定であって、前記延期手段は、前記基本周期から、前記番組データを更新する次のタイミングを特定し、当該特定したタイミングが訪れる前までに、前記延期した更新用データの受信を行い、受信した更新用データを用いて前記記憶手段に記憶されている番組データを更新する構成であってもよい。 【0012】 また、本発明は、通信装置が、受信する番組データを予約する第1の過程と、管理装置が、前記第1の過程にて予約された番組データのデータ量と、前記番組データの更新タイミングを前記通信装置に通知する第2の過程と、前記通信装置が、前記第2の過程にて通知されたデータ量に応じた大きさの記憶領域をメモリに確保する第3の過程と、前記通信装置が、前記番組データを受信し、当該受信した番組データを前記第3の過程にて確保された記憶領域に記憶する第4の過程と、前記管理装置が、前記番組データの更新タイミングが訪れる前に、新たな内容に変更された前記番組データをコンテンツサーバから取得する第5の過程と、前記通信装置が、前記第2の過程にて通知された更新タイミングが訪れた際に、前記記憶領域に記憶されている番組データが再生中であった場合は、前記番組データの更新を延期するか否かをユーザに問い合わせる第6の過程と、前記通信装置が、第6の過程における問い合わせに応じて番組データの更新を延期しないことが指示された場合は、前記番組データの再生を中止するとともに、前記第5の過程にて取得された番組データを前記管理装置から受信し、前記記憶領域に記憶されている番組データを前記受信した番組データに更新する一方、前記問い合わせに応じて番組データの更新を延期することが指示された場合は、少なくとも前記記憶領域に記憶されている番組データの再生が終わるまで、前記第5の過程にて取得された番組データの受信を延期する第7の過程とを有する番組データ更新方法を提供する。 【0013】 また、本発明は、通信装置が、受信する番組データを予約する第1の過程と、管理装置が、前記第1の過程にて予約された番組データのデータ量と、前記番組データの更新タイミングを前記通信装置に通知する第2の過程と、前記通信装置が、前記第2の過程にて通知されたデータ量に応じた大きさの記憶領域をメモリに確保する第3の過程と、前記通信装置が、前記番組データを受信し、当該受信した番組データを前記第3の過程にて確保された記憶領域に記憶する第4の過程と、前記管理装置が、前記番組データの更新タイミングが訪れる前に、前記番組データを更新するための更新用データをコンテンツサーバから取得する第5の過程と、前記通信装置が、前記第2の過程にて通知された更新タイミングが訪れた際に、前記記憶領域に記憶されている番組データが再生中であった場合は、前記番組データの更新を延期するか否かをユーザに問い合わせる第6の過程と、前記通信装置が、第6の過程における問い合わせに応じて番組データの更新を延期しないことが指示された場合は、前記番組データの再生を中止するとともに、前記コンテンツサーバから前記更新用データを受信し、当該更新用データを用いて前記記憶領域に記憶されている番組データを更新する一方、前記問い合わせに応じて番組データの更新を延期することが指示された場合は、少なくとも前記記憶領域に記憶されている番組データの再生が終わるまで、前記更新用データの受信を延期する第7の過程とを有する番組データ更新方法を提供する。 【発明の効果】 【0014】 本発明によれば、通信装置において、更新する番組データが再生中の場合であっても、ユーザの意向を反映させて適切に番組データの更新処理を行うことができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0015】 以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。 [構成] 図1は、本発明の実施形態に係る通信システム1の全体構成を示す図である。 同図において、コンテンツサーバ10には、携帯電話機30に提供する番組データ50が記憶されている。本実施形態において、番組データ50は、携帯電話機30で再生可能な複数の楽曲ファイルによって構成されており、コンテンツプロバイダによって1週間毎に楽曲ファイルが別のものに変更される。例えば、同図に示すように、楽曲ファイルA,B,Cを有する番組データ50Aは、1週間後、楽曲ファイルD,E,Fを有する番組データ50Bに更新される。 【0016】 なお、図示を省略しているが、番組データ50には、楽曲ファイル以外にも、各種の制御データを格納したヘッダファイル等が含まれている。また、図1においてはコンテンツサーバ10を1つしか図示していないが、実際には、異なる番組データ50を提供するコンテンツサーバ10がインターネット2に複数接続されている。 【0017】 次に、番組データ管理装置20は、移動パケット通信網3内に設けられたサーバであって、コンテンツサーバ10と携帯電話機30の間で、視聴する番組データ50の予約や、予約された番組データ50のダウンロード等に関する処理を行なう。また、この番組データ管理装置20は、番組データ50をキャッシュしておくキャッシサーバとしての機能を有している。この番組データ管理装置20には、予約リスト21が記憶されている。 【0018】 予約リスト21には、図2に示すように、携帯電話機30に対して提供可能な番組データ50(番組ID)毎に、この番組データ50を予約した携帯電話機30の装置IDと、この番組データ50を携帯電話機30がダウンロードする日時を指定する第1のタイマー値と、この番組データ50をキャッシュしておくため、番組データ管理装置20がコンテンツサーバ10から番組データ50を取得する日時を指定する第2のタイマー値と、この番組データ50の最大データサイズを示すサイズ情報と、この番組データ50の格納場所を示すURLが登録されている。 【0019】 なお、この予約リスト21において、装置IDの代わりにユーザIDを用いることができる。ここで、ユーザIDとは、パケット通信サービスや番組視聴サービスの加入契約を結んだユーザに対して割り当てられた、ユーザ毎に固有の識別情報である。また、前述したように番組データ50は、コンテンツプロバイダによって1週間毎に新たな内容に変更されるが、そのデータサイズは、必ずサイズ情報に示された最大データサイズ以下となる。 【0020】 また、第1のタイマー値は、携帯電話機30が番組データ50をダウンロードするタイミングになるまでの残り時間(分)を示すカウント値である。同様に、第2のタイマー値は、番組データ管理装置20が番組データ50を取得するタイミングになるまでの残り時間(分)を示すカウント値である。例えば、現時点において、第1のタイマー値が“10080”(7日後)である一方、第2のタイマー値が“8640”(6日後)であったとすると、番組データ管理装置20は、1分が経過する都度、予約リスト21に格納されている第1のタイマー値を“10079”,“10078”,“10077”…と書き替えてカウントダウンしていく一方、第2のタイマー値についても“8639”,“8638”,“8637”…と書き替えていく。なお、これらのタイマー値が“0”になったときが、まさに携帯電話機30において番組データ50のダウンロードが開始されるタイミングや、番組データ管理装置20において番組データ50の取得が開始されるタイミングである。 【0021】 また、第1のタイマー値で指定される日時、すなわち携帯電話機30が番組データ50をダウンロードするタイミングは、番組データ50のダウンロードによって移動パケット通信網3(特に無線区間)のトラフィックが飽和してしまうことを避けるため、移動パケット通信網3のトラフィックが比較的すいている深夜の時間帯(例えば午前2時〜午前4時の間)に設定されている。つまり、本実施形態において携帯電話機30は、基本的に、番組データ50のダウンロードを深夜の時間帯に行う。 【0022】 また、図2に示した予約リスト21において、番組データ50毎に第1のタイマー値と第2のタイマー値を比較すると、第2のタイマー値の方が第1のタイマー値よりも小さい。すなわち、第2のタイマー値で指定される日時の方が、第1のタイマー値で指定される日時よりも前になる。これは、携帯電話機30によってダウンロードされる番組データ50を番組データ管理装置20が事前にキャッシュしておくためである。このように、番組データ管理装置20は、予約リスト21に登録されている番組データ50を、第2のタイマー値で指定される日時になるとコンテンツサーバ10から取得して自装置20内にキャッシュしておき、この番組データ50を携帯電話機30からのダウンロード要求に応じて携帯電話機30へ送信する。 【0023】 図1に戻り、携帯電話機30は、通話機能やメール機能、パケット通信機能に加え、ダウンロードした番組データ50に含まれている楽曲ファイルを再生する機能を有している。なお、図1においては携帯電話機30を1つしか図示していないが、実際には多数の携帯電話機30が移動パケット通信網3内に収容されている。また、携帯電話機30には、番組データ50の送受信用に専用のTCPポートが割り当てられており、これによって、例えば、Webブラウザの実行中や電子メールの送受信中に、そのバックグラウンドで番組データ50をダウンロードすることができる。 【0024】 図3は、携帯電話機30のハードウェア構成を示すブロック図である。 同図において、制御部31は、CPU、ROM、RAM等を備え、ROMや不揮発性メモリ36に記憶されているプログラムを実行することで携帯電話機30の各部を制御する。通信部32は、移動パケット通信網3の基地局と無線パケット通信を行う。操作部33は、文字や数字を入力するためのキーやカーソルキー等を有する。表示部34はLCDによって構成されている。再生部35は、楽音処理部、D/A変換器、増幅器、スピーカ等を備え、楽曲ファイルを再生して楽音を出力する。 【0025】 不揮発性メモリ36には、オペレーティングシステムやWebブラウザに加え、番組データ50の予約,ダウンロード,更新,再生等を制御する番組視聴用のアプリケーションソフトウェアがインストールされている。また、この不揮発性メモリ36には、タイマー値格納領域36aと、番組データ保存領域36bが設けられている。 【0026】 タイマー値格納領域36aには、番組データ50の予約に応じて番組データ管理装置20から通知される第1のタイマー値が格納される。このタイマー値格納領域36aに格納された第1のタイマー値は、制御部31によって1分毎にカウントダウンされる。また、番組データ保存領域36bは、番組データ50を保存するためのメモリ領域であって、番組データ50の予約に応じて確保される。この番組データ保存領域36bのメモリサイズは、番組データ50の予約に応じて番組データ管理装置20から通知されるサイズ情報によって決定される。 【0027】 [動作] 図4は、番組データ50の予約処理について示すシーケンスチャートである。 ユーザは、ダウンロードしたい番組データ50を予約する場合、まず、携帯電話機30において、操作部33を操作し、番組視聴用のアプリケーションソフトウェアを起動させるとともに、メニュー上で「番組設定」を選択する。これに応じて、携帯電話機30では、Webブラウザが起動され、番組データ管理装置20への接続が行われる(ステップS101)。この後、携帯電話機30と番組データ管理装置20の間で、番組データ50の予約に必要な情報の送受信等が行われ、予約する番組データ50が決定される(ステップS102)。 【0028】 上記ステップS102では、例えば、予約リスト21に登録されているダウンロード可能な番組データ50の一覧や、各番組の案内情報等が、番組データ管理装置20から携帯電話機30へ送信される。また、携帯電話機30は、番組データ管理装置20から受信した番組データ50の一覧を表示部34に表示し、その中からダウンロードする番組データ50がユーザによって選択されると、選択された番組データ50の番組IDを番組データ管理装置20へ送信する。 【0029】 このようにして予約する番組データ50が決定されると、次いで、番組データ管理装置20は、番組データ50を予約した携帯電話機30の装置ID(またはユーザID)を取得する。そして、番組データ管理装置20は、取得した装置IDを、予約した番組データ50の番組IDと対応付けて予約リスト21に登録し、予約リスト21を更新する(ステップS103)。この後、番組データ管理装置20は、上記ステップS102にて予約された番組データ50について、予約リスト21から第1のタイマー値とサイズ情報を読み出して携帯電話機30へ送信する(ステップS104)。なお、予約リスト21に登録されている第1,第2のタイマー値は、番組データ管理装置20によって1分毎にカウントダウンされている。 【0030】 携帯電話機30は、番組データ管理装置20から第1のタイマー値とサイズ情報を受信すると、まず、受信したサイズ情報によって指定される大きさの番組データ保存領域36bを、例えばパディングによって不揮発性メモリ36内に確保する(ステップS105)。このように携帯電話機30では、予約した1つの番組データ50に対し、この番組データ50の最大データサイズに応じた番組データ保存領域36bを不揮発性メモリ36内に1つだけ確保する。 【0031】 なお、上記ステップS105において、携帯電話機30は、番組データ保存領域36bを確保し得るだけの空き容量が不揮発性メモリ36にあるか否かをチェックし、空き容量が不足していれば、不揮発性メモリ36から不要なファイルを削除して空き容量を増やすようユーザに促す。この際、携帯電話機30は、例えば、不揮発性メモリ36内に記憶されているファイルの中から不要と思われるファイルを、ファイルの作成日時やアクセス頻度、最終アクセス日時等に基づいて特定し、削除候補ファイルとしてユーザに通知することができる。また、不足分の空き容量をユーザに通知したり、空き容量の不足分を補うために不揮発性メモリ36から削除する1以上のファイルを、不足分の空き容量と、各削除候補ファイルのデータサイズ等に基づいて決定し、ユーザに通知することも可能である。 【0032】 次いで、携帯電話機30は、タイマー値格納領域36aを設定して番組データ管理装置20から受信した第1のタイマー値を格納し、この第1のタイマー値のカウントダウンを開始する(ステップS106)。この後、携帯電話機30は、タイマー値格納領域36aに格納されているタイマー値が“0”になると(ステップS107:YES)、番組データ更新処理(図5参照)に移行する(ステップS108)。 【0033】 ところで、前述したように番組データ管理装置20でも予約リスト21に登録されている第1,第2のタイマー値を1分毎にカウントダウンしている。番組データ管理装置20は、第2のタイマー値が“0”になると(ステップS109:YES)、予約リスト21から対応するURLを読み出し、このURLを用いて番組データ50のダウンロードをコンテンツサーバ10に要求する(ステップS110)。この要求に応じてコンテンツサーバ10は、該当する番組データ50を読み出して番組データ管理装置20に返信する(ステップS111)。そして、番組データ管理装置20は、コンテンツサーバ10から受信した番組データ50を自装置20内に蓄積してキャッシュ可能な状態にする(ステップS112)。この後、番組データ管理装置20は、予約リスト21において対応する第2のタイマー値を初期値に戻す(ステップS113)。例えば、番組データ50のキャッシュについてもダウンロードと同様にその周期が1週間であるならば、ステップS113では第2のタイマー値が“0”から“10080”(7日後)に戻される。 【0034】 このようにステップS109〜S113に示す処理によって、番組データ管理装置20は、予約リスト21に登録されている各番組データ50を、携帯電話機30によるダウンロードが行われる前にコンテンツサーバ10から取得し、自装置20内にキャッシュしておく。なお、番組データ管理装置20には、予約リスト21に登録されている番組データ50毎に、コンテンツサーバ10から取得した最新の番組データ50のみがキャッシュされているものとする。 【0035】 次に、図5は、携帯電話機30において実行される番組データ更新処理について示すフローチャートである。 携帯電話機30の制御部31は、タイマー値格納領域36aに格納されているタイマー値が“0”になると、同図に示す番組データ更新処理を開始する。この番組データ更新処理において、まず、制御部31は、番組データ保存領域36bに記憶されている番組データ50が、再生部35によって再生中であるか否かを判別する(ステップS201)。その結果、番組データ50が再生中でなかった場合(ステップS201:NO)、制御部31は、通信部32を制御して、予約した番組データ50のダウンロードを行う(ステップS202)。なお、上記ステップ201において番組データ50が再生中でないと判別される場合には、番組データ50を予約した後、最初に番組データ50をダウンロードする場合、すなわち番組データ保存領域36bに番組データ50がまだ記憶されていない場合が含まれる。 【0036】 また、上記ステップS202において携帯電話機30は、番組データ管理装置20から番組データ50をダウンロードすることになる。すなわち、携帯電話機30から送信されたダウンロード要求は番組データ管理装置20によって受信され、番組データ管理装置20は、キャッシュしておいた番組データ50の中から、携帯電話機30から要求された番組データ50を読み出して携帯電話機30へ送信する。このようにして送信された番組データ50が携帯電話機30の通信部32によって受信されると、制御部31は、受信した番組データ50を番組データ保存領域36bに上書き保存する(ステップS203)。このステップS203に示す処理によって、番組データ保存領域36bに記憶されている番組データ50が、ステップS202にてダウンロードされた番組データ50に更新される。 【0037】 そして、制御部31は、タイマー値格納領域36aに格納されているタイマー値を初期値に戻した後(ステップS204)、番組データ更新処理を終える。例えば、ダウンロードの基本周期が1週間であるならば、ステップS204ではタイマー値が“0”から“10080”に戻される。なお、「基本周期」と記載したのは、後述するように、例外的に番組データ50のダウンロードが延期される場合があるためである。また、番組データ50に含まれるヘッダファイル内に、番組データ50の次回のダウンロード日時を指定するタイマー値を格納しておく構成とし、上記ステップS204では、タイマー値格納領域36aに格納されているタイマー値を、ヘッダファイルから読み出したタイマー値に変更するようにしてもよい。 【0038】 このように携帯電話機30では、番組データ50を更新するタイミングが訪れた際に、番組データ保存領域36bに記憶されている番組データ50が再生中でなかった場合は、新たな番組データ50のダウンロードと、ダウンロードした番組データ50への更新処理を直ちに行う。 【0039】 一方、上記ステップS201において、番組データ保存領域36bに記憶されている番組データ50が再生中であった場合(ステップS201:YES)、制御部31は、番組データ50の再生を継続しつつ、図6に示すように、番組データ50を直ちに更新するか否かをユーザに問い合わせるメッセージを表示部34に表示する(ステップS205)。 【0040】 この問い合わせに応じてユーザが操作部33を操作し、“YES”をクリックした場合、すなわち、ユーザが番組データ50の更新を直ちに行うよう指示した場合(ステップS206:YES)、制御部31は、番組データ50の再生を中止し(ステップS207)、上記ステップS202に移行する。そして、制御部31は、新たな番組データ50を番組データ管理装置20からダウンロードして(ステップS202)、番組データ保存領域36bに上書き保存する(ステップS203)。この後、制御部31は、タイマー値格納領域36aに格納されているタイマー値を初期値に戻し(ステップS204)、番組データ更新処理を終える。 【0041】 このように携帯電話機30では、上記ステップS205における問い合わせに応じて、再生中の番組データ50を直ちに更新することが指示された場合は、番組データ50の再生を中止し、新たな番組データ50のダウンロードと、ダウンロードした番組データ50への更新処理を直ちに実行する。 【0042】 これに対し、上記ステップS205における問い合わせに応じて、ユーザが操作部33を操作し、“NO”をクリックした場合、すなわち、ユーザが、取り敢えず現時点においては番組データ50の更新を行わないことを指示した場合(ステップS206:NO)、制御部31は、番組データ50の再生を継続するとともに、ダウンロードの延期を決定する(ステップS208)。この場合、制御部31は、タイマー値格納領域36aに格納されているタイマー値を、例えば“1440”(24時間後)に変更し(ステップS209)、番組データ更新処理を終える。 【0043】 つまり、番組データ50の更新を直ちに行わずに延期することが指示された場合、携帯電話機30では、番組データ50の再生が継続されるとともに、番組データ更新処理(図5)を次に実行するタイミングが翌日の深夜に変更される。この場合、翌日の深夜になると、タイマー値格納領域36aに格納されているタイマー値が“0”になるので、番組データ更新処理が再度実行されることになる。このようにして翌日の深夜に番組データ更新処理が再度実行される際には、番組データ50が再生中でない場合や(ステップS201:NO)、再生中であっても番組データ50の更新を直ちに行うことがユーザによって指示された場合に(ステップS206:YES)、延期された番組データ50が番組データ管理装置20からダウンロードされ、番組データ保存領域36bに記憶されている番組データ50が更新される。また、番組データ50が再生中であり、再度、番組データ50の更新を延期することがユーザによって指示された場合は(ステップS206:NO)、番組データ更新処理を実行するタイミングがさらに翌日の深夜に変更される。 【0044】 このように、携帯電話機30では、番組データ50を更新するタイミングが訪れた際に、番組データ保存領域36bに記憶されている番組データ50が再生中であった場合は、ユーザに対して番組データ50の更新を直ちに行うか否かを問い合わせる。したがって、ユーザは、例えば、「この1週間はとても忙しかったので番組データ50を視聴している暇がなく、今、初めて番組データ50を視聴している。よって、今、直ちに番組データ50が更新されてしまっては困る」という状況であれば、番組データ50の更新を直ちに行わずに延期するよう指示すればよい。また、ユーザは、「既に視聴済みであるが、たまたま何気なく再度視聴していただけであり、新しい番組データ50があるなら、そちらへの更新を優先したい」という状況であれば、番組データ50の更新を直ちに行うよう指示すればよい。 【0045】 なお、以上の説明から明らかとなるように、上記ステップS205において、番組データ50の更新を直ちに行うか否かをユーザに問い合わせることは、番組データ50の更新を延期するか否かをユーザに問い合わせることと同義である。つまり、携帯電話機30は、上記ステップS205において、番組データ50の更新を延期するか否かをユーザに問い合わせ、番組データ50の更新を延期しないことが指示された場合に、上記ステップS207に移行する一方、番組データ50の更新を延期することが指示された場合に、上記ステップS208に移行する構成であってもよい。 【0046】 ところで、コンテンツプロバイダによって1週間毎に番組データ50の内容が変更される場合であれば、番組データ50の更新を1日延期しても大きな問題は生じない。しかしながら、コンテンツプロバイダによって1日毎に番組データ50の内容が変更される場合であると、番組データ50の更新を1日延期すると、番組データ50の更新漏れが生じてしまう。すなわち、番組データ保存領域36bに昨日分の番組データ50が記憶されており、本日分の番組データ50への更新を1日延期すると、番組データ保存領域36bに記憶されている番組データ50は、昨日分のものから明日分のものへと更新されてしまい、本日分の番組データ50を視聴することができなくなってしまう。 【0047】 そこで、図5に示したフローチャートのステップS209において、制御部31は、ダウンロードの基本周期をチェックして、この基本周期から番組データ50を次にダウンロードするタイミングを特定し、特定したタイミングが訪れる前までに、延期された番組データ50についての更新処理を行うよう、タイマー値格納領域36aに格納されているタイマー値を変更する構成であってもよい。例えば、ダウンロードの基本周期が1週間(10080分)であった場合、携帯電話機30は、上記ステップS209においてタイマー値を“1”〜“10079”の範囲で変更する。但し、本実施形態のように、番組データ50を番組データ管理装置20で事前にキャッシュしておく場合は、その分(1日/1440分)を考慮し、携帯電話機30は、上記ステップS209においてタイマー値を“1”〜“8639”の範囲で変更する。なお、ダウンロードの基本周期に関する情報は、事前に番組データ管理装置20から携帯電話機30に通知される構成であってもよいし、必要に応じて携帯電話機30が番組データ管理装置20やコンテンツサーバ10に問い合わせる構成であってもよい。 【0048】 また、携帯電話機30は、番組データ50の更新を直ちに行わずに延期する場合(ステップS206:NO)、番組データ50の再生が終了するのを監視し、再生の終了に応じて直ちに番組データ管理装置20から番組データ50をダウンロードし、番組データ保存領域36bに記憶されている番組データ50を更新する構成であってもよい。 【0049】 また、携帯電話機30は、番組データ50の更新を直ちに行わずに延期する場合(ステップS206:NO)、番組データ50の再生が終了するのを監視し、再生が終了すると、画面上にダウンロードアイコンを表示し、このダウンロードアイコンがクリックされると、延期した番組データ50の更新処理を行うようにしてもよい。つまり、番組データ50の再生が終了した後、延期した番組データ50についての更新処理をユーザが任意のタイミングで行えるようにしてもよい。但し、この場合、ダウンロードアイコンを画面に表示するのは、最長でも、ダウンロードの基本周期から特定される、番組データ50を次にダウンロードするタイミングの前までとする。また、このようにダウンロードアイコンを表示する場合には、番組データ50のダウンロードが例外的に深夜以外の時間帯に行われることがある。 【0050】 以上説明したように本実施形態によれば、携帯電話機30は、タイマー値格納領域36aに格納されているタイマー値が“0”になり、番組データ50を更新するタイミングが訪れた際、番組データ保存領域36bに記憶されている番組データ50が再生中であった場合は、番組データ50の更新を直ちに行うか否かをユーザに問い合わせる。この問い合わせに応じて番組データ50の更新を直ちに行うことが指示された場合、携帯電話機30は、番組データ50の再生を中止するとともに、新たな番組データ50を受信し、番組データ保存領域36bに記憶されている番組データ50を更新する。一方、番組データ50の更新を直ちに行わずに延期することが指示された場合、携帯電話機30は、少なくとも番組データ50の再生が終わるまで、新たな番組データ50の受信を延期する。よって、更新する番組データ50が再生中の場合であっても、ユーザの意向を反映させて適切に番組データ50の更新処理を行うことができる。 【0051】 また、番組データ50の更新を延期した場合、携帯電話機30は、番組データ50の基本更新周期から特定した次回の更新タイミングが訪れる前までに、延期した番組データ50についての更新処理を行う。したがって、番組データ50の更新漏れを防ぐことができる。また、番組データ50のダウンロードは、必ず、携帯電話機30からPULLで行われる。これにより、番組データ50を番組データ管理装置20側からPUSHで携帯電話機30に配信する場合に比べ、携帯電話機30の在圏エリアを特定する必要がなかったり、携帯電話機30の主電源がオフの場合や携帯電話機30が圏外に位置する場合に番組データ50を送信する必要がない分だけ、移動パケット通信網3のトラフィックを抑制できる。 【0052】 また、携帯電話機30において番組データ50のダウンロードは、一部例外があるものの基本的に深夜の時間帯に行われる。したがって、移動パケット通信網3のトラフィックが比較的混んでいる昼間や夕方の時間帯に番組データ50をダウンロードする場合に比べ、番組データ50のダウンロードによって移動パケット通信網3のトラフィックが飽和し、輻輳が発生してしまうことを抑制できる。また、番組データ50を番組データ管理装置20にキャッシュしておくことで、携帯電話機30に対する番組データ50のダウンロードを、番組データ管理装置20と携帯電話機30の間で済ますことができるから、番組データ管理装置20とコンテンツサーバ10の間の区間におけるトラフィックも低減できる。なお、第2のタイマー値で指定される日時、すなわち番組データ管理装置20がコンテンツサーバ10から番組データ50を取得するタイミングについても、第1のタイマー値と同様、深夜の時間帯とするのがよい。 【0053】 [変形例] (1)例えば、図7に示すように、番組データ50Aを番組データ50Cに更新する場合、番組データ50Aにおける楽曲ファイルBを楽曲ファイルDに変更するだけでよい。したがって、楽曲ファイルDと、楽曲ファイルBを楽曲ファイルDに変更する指令を含んだ番組更新用データを用意すれば、この番組更新用データを番組データ50Cの代わりに携帯電話機30にダウンロードすることで、番組データ保存領域36bに記憶されている番組データ50Aを番組データ50Cに更新できる。この場合、携帯電話機30は、ダウンロードした番組更新用データに基づいて、番組データ保存領域36bに記憶されている番組データ50Aのうち、楽曲ファイルBの部分を楽曲ファイルDに書き替える。このような構成であると、新たな番組データ50Cをまるごとダウンロードする必要がないので、ダウンロード時の通信量を減らすことができる。 【0054】 (2)例えば、番組データ50をダウンロードするタイミングが毎週金曜日の深夜に設定されていた場合、この番組データ50の予約を土曜日に行うと、次週の金曜日にならないと予約した番組データ50が携帯電話機30にダウンロードされない。そこで、番組データ50を予約した後の最初の番組データ50のダウンロードについては、予約を行った日の深夜に行われるよう、タイマー値格納領域36aに格納されるタイマー値を変更する構成であってもよい。また、携帯電話機30に番組データ保存領域36bが確保されたことを契機として、番組データ管理装置20内にキャッシュされている番組データ50を直ちにダウンロードして番組データ保存領域36bに記憶する構成であってもよい。 【0055】 (3)上述した実施形態では、移動パケット通信網3のトラフィックが比較的すいている深夜の時間帯に、番組データ管理装置20から携帯電話機30へ番組データ50をダウンロードするようにしたが、番組データ50をダウンロードする時間帯は、深夜に限定されるものではない。例えば、深夜の時間帯と同様、移動パケット通信網3のトラフィックが比較的すいている早朝の時間帯(午前4時〜午前6時)に番組データ50をダウンロードする構成であってもよい。また、移動パケット通信網3の通信能力が充分に高い場合や、番組データ50のデータ量が比較的少ない場合等、輻輳を気にする必要がなければ、番組データ50をダウンロードする時間帯を昼間や夕方に設けることができる。また、例えば、移動パケット通信網3のトラフィックを監視する手段を番組データ管理装置20に設け、番組データ管理装置20では、監視結果に従って移動パケット通信網3のトラフィックがすいている時間帯を特定し、特定した時間帯に番組データ50が携帯電話機30へダウンロードされるよう、第1のタイマー値を設定する構成であってもよい。 【0056】 (4)番組データ50は、楽曲ファイルによって構成される音楽番組用のデータに限定されるものではない。例えば、動画データと音声データによって構成されるドラマ番組やアニメ番組、あるいは映画番組用の番組データであってもよいし、音声データのみによって構成されるラジオ番組用の番組データであってもよい。また、番組データは画像データや文字データによって構成されていてもよい。なお、図5に示した番組データ更新処理のステップS205では、番組データ50を直ちに更新するか否かを音声メッセージによってユーザに問い合わせる構成であってもよい。 【0057】 (5)上述した実施形態では、番組データ50の内容が1週間毎に更新される場合について説明したが、番組データ50の更新周期は、24時間毎や3日毎、あるいは1ヶ月毎であってもよい。また、番組データ50を更新する都度、次回の更新タイミングを第1のタイマー値や第2のタイマー値を用いて定めればよいので、番組データ50の更新周期は定期的でなく不定期であってもよい。また、上述した実施形態において、第1,第2のタイマー値は、残り時間(分)を示すカウント値であったが、このようなタイマー値の代わりに、ダウンロードやキャッシュを行う日時を直接的に示す時刻情報(年月日時分秒)を用いてもよい。また、携帯電話機30に対し、番組データ50を更新するタイミングを複数回分まとめて通知してもよい(例えば、1回目は今週金曜日の深夜3時、2回目は次週月曜日の深夜4時、3回目は次週木曜日の深夜3時等)。 【0058】 (6)番組データ管理装置20は、複数のサーバによって構成されていてもよい。例えば、予約リスト21を記憶するデータベースサーバと、コンテンツサーバ10から番組データ50を取得してキャッシュしておくキャッシュサーバと、携帯電話機30やコンテンツサーバ10との通信を行うアクセス用サーバとで、番組データ管理装置が構成されていてもよい。また、上述した実施形態では、本発明を携帯電話機に適用した場合について説明したが、本発明が適用可能な通信装置は、携帯電話機に限定されるものではない。例えば、PHS(登録商標)端末や、無線LANに収容される無線通信端末に本発明を適用することができる。また、本発明は、移動体通信を必須の要件とするものではなく、有線通信によって番組データを受信することが可能な通信装置にも適用可能である。さらに、メモリ容量が比較的小さな携帯型の通信装置に限定されるものでもなく、据置型のパーソナルコンピュータ等に対しても本発明を適用することができる。 【図面の簡単な説明】 【0059】 【図1】本発明の実施形態に係る通信システム1の全体構成を示す図である。 【図2】同実施形態に係り、番組データ管理装置20に記憶されている予約リスト21のデータ構成を示す図である。 【図3】同実施形態に係り、携帯電話機30のハードウェア構成を示すブロック図である。 【図4】同実施形態に係り、番組データ50の予約処理について示すシーケンスチャートである。 【図5】同実施形態に係り、携帯電話機30において実行される番組データ更新処理について示すフローチャートである。 【図6】同実施形態に係り、携帯電話機30における画面表示例である。 【図7】変形例(1)に係る番組データの更新方法について説明するための図である。 【符号の説明】 【0060】 1…通信システム、2…インターネット、3…移動パケット通信網、10…コンテンツサーバ、20…番組データ管理装置、21…予約リスト、30…携帯電話機、31…制御部、32…通信部、33…操作部、34…表示部、35…再生部、36…不揮発性メモリ、36a…タイマー値格納領域、36b…番組データ保存領域、50,50A,50B,50C…番組データ。
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| 【出願人】 |
【識別番号】392026693 【氏名又は名称】株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ
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| 【出願日】 |
平成18年8月17日(2006.8.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100098084 【弁理士】 【氏名又は名称】川▲崎▼ 研二
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| 【公開番号】 |
特開2008−48211(P2008−48211A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月28日(2008.2.28) |
| 【出願番号】 |
特願2006−222612(P2006−222612) |
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