| 【発明の名称】 |
画像読取り装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】丸地 典利
【氏名】加納 邦彦
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| 【要約】 |
【課題】シートスルー読取り方式において、原稿の両面の画像を効率的に読み取り可能にするとともに、装置の大型化やコストアップを回避できる画像読取り装置を得る。
【構成】原稿給送部10と原稿搬送部20と原稿排紙部30と、画像読取り手段41,45と、これらを取り付けた筐体5とで構成し、原稿載置台50上に搭載した画像読取り装置。搬送部20を搬送される原稿は読取り手段41にて第1面の画像を読み取られ、読取り手段45にて第2面の画像が読み取られる。読取り手段45はホームポジションP1から矢印A方向に水平移動可能であり、移動することによって原稿載置台50上に手置きされた原稿の画像を読み取る。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 積載された複数枚の原稿を1枚ずつ給送する原稿給送手段と、 給送された原稿を所定の経路で搬送する原稿搬送手段と、 搬送されている原稿の第1面及び第2面の画像をそれぞれ読み取るための、少なくとも一つが移動可能に設置された複数の画像読取り手段と、 画像を読み取られた原稿を排出して積載する排紙積載手段と、 前記各構成手段を取り付けた筐体と、を備え、 前記複数の画像読取り手段は前記筐体内に取り付けられており、 移動可能に設置された画像読取り手段は移動することによって原稿載置台上に載置された原稿の画像を読み取り、読取り時の移動経路と前記排紙積載手段の排紙経路とが交差していること、 を特徴とする画像読取り装置。 【請求項2】 移動可能に設置された画像読取り手段に対して、該画像読取り手段の近傍に配置された通紙ガイド部材が一体的に移動可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像読取り装置。 【請求項3】 積載された複数枚の原稿を1枚ずつ給送する原稿給送手段と、 給送された原稿を所定の経路で搬送する原稿搬送手段と、 搬送されている原稿の第1面及び第2面の画像をそれぞれ読み取るための、少なくとも一つが移動可能に設置された複数の画像読取り手段と、 画像を読み取られた原稿を排出して積載する排紙積載手段と、 前記各構成手段を取り付けた筐体と、を備え、 前記複数の画像読取り手段は前記筐体内に取り付けられており、 移動可能に設置された画像読取り手段は原稿載置台とほぼ平行な面に対してほぼ180°反転可能であり、ほぼ180°反転した状態で移動することによって原稿載置台上に載置された原稿の画像を読み取ること、 を特徴とする画像読取り装置。 【請求項4】 前記筐体は、前記原稿載置台上に載置された原稿の押さえ部材を備え、かつ、原稿載置台に対して開閉可能に設置されたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像読取り装置。 【請求項5】 前記原稿押さえ部材は透明材からなることを特徴とする請求項4に記載の画像読取り装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、画像読取り装置、特に、原稿を走査してその画像を光学的に読み取る画像読取り装置に関する。 【背景技術】 【0002】 通常、電子写真法による複写機やプリンタなどの画像形成装置に搭載される画像読取り装置は、原稿載置台上に手置きされた原稿の画像を読み取る読取り手段(手置き原稿読取り方式)、及び、原稿を1枚ずつ搬送しながら画像を読み取る読取り手段(シートスルー読取り方式)を備えている。 【0003】 ところで、シートスルー読取り方式で両面に画像を有する原稿を読み取る際に、読取り手段が一つだけ設置されている場合では、1回目の原稿搬送で第1面の画像を読み取った後、原稿を反転させ、2回目の原稿搬送で第2面の画像を読み取る必要がある。しかし、これでは両面の画像読取り時間が長くなってプリント生産性を大きく低下させてしまう。 【0004】 そこで、特許文献1では、シートスルー読取り方式に関して、二つの読取り手段を設けて1回の原稿搬送で第1面及び第2面の画像を同時に読み取ることでプリント生産性を向上させることを提案している。しかし、この両面画像読取り装置では、搬送される原稿の第1面を読み取る読取り手段を原稿搬送装置の筐体内に設ける一方、手置き原稿又はブック原稿を読み取るための読取り手段を別の筐体内に設けている。即ち、二つの読取り手段が別々の筐体に設けられているため、装置全体が大型化するとともに、コストが上昇するという問題点を有している。 【特許文献1】特開平4−51051号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 そこで、本発明の目的は、シートスルー読取り方式において、複数の読取り手段を設けて原稿の両面の画像を効率的に読み取ることを可能にするとともに、装置の大型化やコストアップを回避できる画像読取り装置を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0006】 以上の目的を達成するため、第1の発明に係る画像読取り装置は、 積載された複数枚の原稿を1枚ずつ給送する原稿給送手段と、 給送された原稿を所定の経路で搬送する原稿搬送手段と、 搬送されている原稿の第1面及び第2面の画像をそれぞれ読み取るための、少なくとも一つが移動可能に設置された複数の画像読取り手段と、 画像を読み取られた原稿を排出して積載する排紙積載手段と、 前記各構成手段を取り付けた筐体と、を備え、 前記複数の画像読取り手段は前記筐体内に取り付けられており、 移動可能に設置された画像読取り手段は移動することによって原稿載置台上に載置された原稿の画像を読み取り、読取り時の移動経路と前記排紙積載手段の排紙経路とが交差していること、 を特徴とする。 【0007】 第1の発明に係る画像読取り装置において、両面に画像を有する原稿は1回の搬送途中で第1面及び第2面の画像をそれぞれの画像読取り手段によって読み取られる。即ち、1回の原稿搬送で両面の画像を効率よく読み取ることができ、プリントの生産性が向上する。しかも、複数の画像読取り手段は単一の筐体内に取り付けられているため、装置全体の大型化、コストアップを回避することができる。そして、移動可能に設置された画像読取り手段は搬送原稿の排紙積載手段の排紙経路と交差する方向に移動して原稿載置台上に載置された手置き原稿の画像を読み取るため、従来の手置き原稿の読取りと同様の移動方向で、かつ、水平に移動して画像を読み取ることができる。 【0008】 第1の発明に係る画像読取り装置においては、移動可能に設置された画像読取り手段に対して、該画像読取り手段の近傍に配置された通紙ガイド部材が一体的に移動可能に取り付けられていてもよい。手置き原稿の画像の読取り時に読取り手段の移動を支障なく行うことができる。 【0009】 第2の発明に係る画像読取り装置は、 積載された複数枚の原稿を1枚ずつ給送する原稿給送手段と、 給送された原稿を所定の経路で搬送する原稿搬送手段と、 搬送されている原稿の第1面及び第2面の画像をそれぞれ読み取るための、少なくとも一つが移動可能に設置された複数の画像読取り手段と、 画像を読み取られた原稿を排出して積載する排紙積載手段と、 前記各構成手段を取り付けた筐体と、を備え、 前記複数の画像読取り手段は前記筐体内に取り付けられており、 移動可能に設置された画像読取り手段は原稿載置台とほぼ平行な面に対してほぼ180°反転可能であり、ほぼ180°反転した状態で移動することによって原稿載置台上に載置された原稿の画像を読み取ること、 を特徴とする。 【0010】 第2の発明に係る画像読取り装置においても、1回の原稿搬送で両面の画像を効率よく読み取ることができ、装置全体の大型化、コストアップを回避することができる。そして、移動可能に設置された画像読取り手段はほぼ180°反転可能とすることで、シートスルー読取り方式では例えば上方に向いていた読取り手段を下向きに反転させ、従来の手置き原稿の読み取りと同様の移動方向で、かつ、水平に移動して画像を読み取ることができる。 【0011】 ところで、筐体は手置き原稿の載置台に対して開閉可能に設置される。従って、筐体は原稿載置台上に載置された原稿の押さえ部材を備えていることが好ましい。この場合、移動可能に設置された画像読取り手段にて押さえ部材を介して手置き原稿を読み取ることができるように、原稿押さえ部材は透明材からなることが好ましい。 【発明を実施するための最良の形態】 【0012】 以下、本発明に係る画像読取り装置の実施例について、添付図面を参照して説明する。なお、以下に説明する各実施例を示す図面において、同じ部材、部分には共通する符号を付し、重複する説明は省略する。 【0013】 (第1実施例、図1〜図3参照) 図1に、本発明に係る画像読取り装置の第1実施例の概略構成を示す。この画像読取り装置1Aは、電子写真法による複写機にいわゆるスキャナとして搭載されるもので、概略、原稿給送部10と、原稿搬送部20と、原稿排紙部30と、画像読取り手段41,45と、これらを取り付けた筐体5とで構成され、原稿載置台50上に搭載されている。 【0014】 原稿給送部10は、複数枚の原稿を載置可能な給紙トレイ11と、該トレイ11上に載置された原稿を最上層から取り出すためのピックアップローラ12と、該ピックアップローラ12により給紙トレイ11から取り出された原稿を1枚ずつに捌く捌きローラ13とで構成されている。原稿搬送部20は、原稿搬送ローラ21とその周囲に配置された通紙ガイド部材22,23とで構成されている。原稿排出部30は、排紙ローラ31と排紙トレイ32(筐体5の一部)とで構成されている。 【0015】 画像読取り手段41は、例えばCCDラインセンサであり、搬送経路上に設置され、捌きローラ13の直後で原稿の第1面(トレイ11に積載された状態の原稿の上面)の画像を読み取る。いま一つの画像読取り手段45は、例えばCCDラインセンサであり、通紙ガイド部材23に設置され、搬送ローラ21を通じて反転された原稿の第2面(トレイ11に積載された状態の原稿の下面)の画像を読み取る。 【0016】 以上の構成において、給紙トレイ11上に積載された原稿は、1枚ずつ給送されて搬送ローラ21によって搬送され、搬送途中において第1面の画像が読取り手段41によって読み取られ、さらに、第2面の画像が読取り手段45によって読み取られ、トレイ32上に排出される。即ち、シートスルー読取り方式において、1回の原稿搬送で両面の画像を効率よく読み取ることができ、プリントの生産性が向上する。 【0017】 一方、画像読取り装置1Aは、図2に示すように、複写機本体の天板として構成されている原稿載置台50に対してヒンジ部材51を支点として開放可能に設置されており、原稿載置台50上に手置きされた原稿の画像を読取り手段45にて読取り可能としている。この場合、原稿は原稿載置台50上に読み取るべき画像面を上方に向けて載置され、かつ、装置1Aを閉じて筐体5の底面部に設けた原稿押さえガラス6にて静止状態に保持される。そして、読取り手段45が図1に実線で示すホームポジションP1から矢印A方向に移動することにより、原稿画像を読み取る。このとき、読取り手段45は原稿長に対応した位置まで移動し、最大移動長は図1に点線で示す位置P2である。 【0018】 詳しくは、通紙ガイド部材22,23は、読取り手段45を保持するセグメント22a,23aが他の部分から分離して設けられている。筐体5の底部には、図3に示すように、手前側と奥側に、矢印A方向に沿ってレール61が設置され、セグメント22a,23aはこのレール61上にスライド自在に搭載されている。さらに、セグメント22a,23aはプーリ62,63に掛け回したワイヤ64に固定され、該プーリ62,63が図示しない駆動手段(例えば、ステッピングモータ)で回転駆動されることによりワイヤ64を介してレール61上を矢印A方向及び逆方向に往復移動する。読取り手段45はセグメント22a,23aと一体的に移動し、矢印A方向への移動時に原稿載置台50上に手置きされた原稿の画像を読み取る。 【0019】 このような手置き原稿の読取り時において、読取り手段45は排紙部30での矢印Bで示す排紙経路と交差する方向に移動して手置き原稿の画像を読み取る。即ち、読取り手段45は従来の手置き原稿の読取りと同様の移動方向で、かつ、水平に移動して画像を読み取ることができる。また、二つの読取り手段41,45は単一の筐体5内に取り付けられているため、画像読取り装置1Aが全体的に小型になり、コストダウンが達成される。 【0020】 (第2実施例、図4参照) 図4に、本発明に係る画像読取り装置の第2実施例の概略構成を示す。この画像読取り装置1Bは、基本的には前記第1実施例と同様の構成を備えている。異なるのは、画像読取り手段42が原稿の第2面を読み取る位置に配置され、かつ、画像読取り手段46が原稿の第1面を読み取る位置に配置されている点である。 【0021】 さらに、読取り手段46は原稿載置台50の面と平行な面に対して180°反転可能に設置されるとともに、180°反転した状態でホームポジションP1から終端位置P2まで矢印A方向及び逆方向に往復移動可能とされている。このような移動手段は図3に示したプーリ62,63とワイヤ64との組合せ、あるいは、リニアモータなどによって構成することが可能である。 【0022】 以上の構成において、シートスルー読取り方式では、読取り手段46をセンサ面が原稿の搬送経路に対面した方向に設定された状態で行われる。給紙トレイ11上に積載された原稿は、1枚ずつ給送されて搬送ローラ21によって搬送され、搬送途中において第2面の画像が読取り手段42によって読み取られ、さらに、第1面の画像が読取り手段46によって読み取られ、トレイ32上に排出される。 【0023】 一方、原稿載置台50上に手置きされた原稿の画像を読み取る際には、読取り手段46を180°下方に反転させ、ホームポジションP1から矢印A方向に移動させる。この場合、原稿は原稿載置台50上に読み取るべき画像面を上方に向けて載置され、かつ、装置1Bを閉じて筐体5の底面部に設けた原稿押さえガラス6にて静止状態に保持される点は前記第1実施例と同様である。そして、読取り手段46がホームポジションP1から矢印A方向に移動することにより、原稿画像を読み取る。 【0024】 本第2実施例の作用効果は前記第1実施例と同様である。特に、第1実施例と比較すると、通紙ガイド部材22,23を分割して移動させる必要がなく、構成の簡略化が図られている。 【0025】 (他の実施例) なお、本発明に係る画像読取り装置は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更できる。 【0026】 例えば、画像読取り装置はCCDラインセンサ以外に他の種類のイメージセンサであってもよい。また、原稿載置台は、複写機本体の天板の一部として構成される以外に、筐体の一部として構成されていてもよい。さらに、原稿搬送経路の構成などは任意である。 【図面の簡単な説明】 【0027】 【図1】本発明に係る画像読取り装置の第1実施例を示す概略構成図である。 【図2】画像読取り装置の開閉状態を示す斜視図である。 【図3】第1実施例における読取り手段の移動機構を示す斜視図である。 【図4】本発明に係る画像読取り装置の第2実施例を示す概略構成図である。 【符号の説明】 【0028】 1A,1B…画像読取り装置 5…筐体 6…原稿押さえガラス 10…原稿給送部 20…原稿搬送部 22,23…通紙ガイド部材 30…原稿排紙部 41,42,45,46…画像読取り手段 50…原稿載置台
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| 【出願人】 |
【識別番号】303000372 【氏名又は名称】コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月17日(2006.8.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100091432 【弁理士】 【氏名又は名称】森下 武一
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| 【公開番号】 |
特開2008−48190(P2008−48190A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月28日(2008.2.28) |
| 【出願番号】 |
特願2006−222314(P2006−222314) |
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