| 【発明の名称】 |
画像形成装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】笹見 慎吾
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| 【要約】 |
【課題】色数が限られた原稿を印刷する場合や画像を形成するための色を構成する色材が不足した場合であっても、利用者の選択による柔軟なカラー印刷が可能な画像形成装置の提供。
【構成】複数色の色材を用いてカラー画像を形成する画像形成装置であって、 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数色の色材を用いてカラー画像を形成する画像形成装置であって、 前記色材の使用方法を選択可能な設定手段と、 前記設定手段で選択された使用方法で再現可能な色を利用可能色として提示する提示手段と、 画像データに使用されている色の中で、色割り当ての実施対象とする色を抽出する対象色抽出手段と、 前記対象色抽出手段により抽出された対象色に対して、利用可能色が割り当てられた新たな画像データを作成する割り当て手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。 【請求項2】 前記設定手段は、使用する色材の色を選択可能であり、 前記対象色抽出手段は、画像データに使用されている全色を対象として抽出可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 【請求項3】 前記設定手段は、使用する色材の色を選択可能であり、 前記対象色抽出手段は、画像データに使用されている色の中で、選択されていない色材のみから構成される色を対象として抽出可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 【請求項4】 前記設定手段は、使用する色材の色を選択可能であり、 前記対象色抽出手段は、画像データに使用されている色の中で、選択されていない色材の色成分を含む色を対象として抽出可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 【請求項5】 前記設定手段は、使用する色材の使用量を制限可能であり、 前記対象色抽出手段は、画像データに使用されている全色を対象として抽出可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 【請求項6】 前記設定手段は、使用する色材の使用量を制限可能であり、 前記対象色抽出手段は、画像データに使用されている色の中で、制限された色材の使用量では、再現できない色を対象として抽出可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 【請求項7】 前記設定手段は、使用する色材の使用量を制限可能であり、 前記対象色抽出手段は、画像データに使用されている色の中で、使用量を制限された色材の色成分を含む色を対象として抽出可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 【請求項8】 前記色材の残量をそれぞれ検出する残量検出手段と、 前記残量検出手段により検出された色材の残量が基準量以下であるか否かを判定する残量判定手段と、 前記残量判定手段により残量が基準量以下であると判定された色材が存在する場合、 前記設定手段において、基準量以下の該色材の使用方法を選択不可とする制御手段を有することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像形成装置。 【請求項9】 前記色材の使用量に関する使用量情報を記憶する使用情報記憶手段と、該使用情報記憶手段により記憶されている前記使用量に基づいて画像形成に対しての課金計算する課金計算手段と、を備えることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の画像形成装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、たとえば電子写真方式によりカラー画像を形成する画像形成装置に関する。 【背景技術】 【0002】 近年、ブラック色以外の色を使用した文章を印刷する電子写真方式のカラー画像形成装置が、急速に普及している。このカラー画像形成装置は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、およびブラック(B)4色のトナーユニットを有し、カラー印刷を達成する。 【0003】 しかし、画像データの中には、ブラック色1色のみ使用するもの、ブラック色以外の色を使用するもの等、上記カラー画像形成装置が有するCMYKすべてのトナーユニットを用いる必要がないものもある。このように色数が限られた原稿の印刷の際にも通常、フルカラーで印刷が行われている。また、使用するトナーの色または2色のみを選択して画像形成するモードを備えた画像形成装置も知られている。 【0004】 また、上記構成のカラー画像形成装置において、トナーユニット内にトナー残量検知手段を設けてトナー残量を検知し、トナーが無くなったら(あるレベル以下に減少したら)、画像形成装置本体に設けられたトナー無し表示手段によりトナー無しを指示し、そのトナーを補充するように構成されている。あるいは、使用できない色の成分を差し引いた状態で印刷されるものもある。 【0005】 さらに、特許文献1には、記録剤の残量が所定値よりも少ないと判定された場合に通常よりも記録剤を節約した節約モードで印刷を行わせる印刷装置が開示されている。 【特許文献1】特開平11−282350号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 しかしながら、上記従来技術によれば、色数が限られた原稿の印刷の際にもフルカラーで印刷が行われているため、多くの無駄な費用や時間を浪費することになり非効率であるという問題があった。 【0007】 また、使用するトナーの色または2色のみを選択して画像形成するモードを備えた画像形成装置においては、利用者は、出力に対する詳細な設定を行うことができず、利用可能な範囲において、利用者が望む出力結果が得られるとは限らなかった。 【0008】 また、上記従来技術では、残量が無くなったトナーを使用する画像データを印刷する際は、利用者がトナーの補充を行なわなければならず、補充時には、必ず印刷が中断される。使用できない色の成分を差し引いた状態で印刷された場合、仕上がり状態が不満足な無駄な印刷を行ったりすることになるという課題がある。 【0009】 特許文献1に開示された技術では、節約モードにおいてトナーやインク等の記録剤の残量が少なくなると、印刷される画像が薄くなる場合があり、やはり仕上がり状態が不満足な無駄な印刷を行ったりすることになるという課題がある。 【0010】 本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、色数が限られた原稿を印刷する場合や画像を形成するための色を構成する色材が不足した場合であっても、利用者の選択による柔軟なカラー印刷が可能な画像形成装置を提供することを目的としている。 【課題を解決するための手段】 【0011】 本発明の上記課題は、以下の構成により達成される。 1. 複数色の色材を用いてカラー画像を形成する画像形成装置であって、 前記色材の使用方法を選択可能な設定手段と、 前記設定手段で選択された使用方法で再現可能な色を利用可能色として提示する提示手段と、 画像データに使用されている色の中で、色割り当ての実施対象とする色を抽出する対象色抽出手段と、 前記対象色抽出手段により抽出された対象色に対して、利用可能色が割り当てられた新たな画像データを作成する割り当て手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。 2. 前記設定手段は、使用する色材の色を選択可能であり、 前記対象色抽出手段は、画像データに使用されている全色を対象として抽出可能であることを特徴とする前記1に記載の画像形成装置。 3. 前記設定手段は、使用する色材の色を選択可能であり、 前記対象色抽出手段は、画像データに使用されている色の中で、選択されていない色材のみから構成される色を対象として抽出可能であることを特徴とする前記1に記載の画像形成装置。 4. 前記設定手段は、使用する色材の色を選択可能であり、 前記対象色抽出手段は、画像データに使用されている色の中で、選択されていない色材の色成分を含む色を対象として抽出可能であることを特徴とする前記1に記載の画像形成装置。 5. 前記設定手段は、使用する色材の使用量を制限可能であり、 前記対象色抽出手段は、画像データに使用されている全色を対象として抽出可能であることを特徴とする前記1に記載の画像形成装置。 6. 前記設定手段は、使用する色材の使用量を制限可能であり、 前記対象色抽出手段は、画像データに使用されている色の中で、制限された色材の使用量では、再現できない色を対象として抽出可能であることを特徴とする前記1に記載の画像形成装置。 7. 前記設定手段は、使用する色材の使用量を制限可能であり、 前記対象色抽出手段は、画像データに使用されている色の中で、使用量を制限された色材の色成分を含む色を対象として抽出可能であることを特徴とする前記1に記載の画像形成装置。 8. 前記色材の残量をそれぞれ検出する残量検出手段と、 前記残量検出手段により検出された色材の残量が基準量以下であるか否かを判定する残量判定手段と、 前記残量判定手段により残量が基準量以下であると判定された色材が存在する場合、 前記設定手段において、基準量以下の該色材の使用方法を選択不可とする制御手段を有することを特徴とする前記1乃至7の何れか1項に記載の画像形成装置。 9. 前記色材の使用量に関する使用量情報を記憶する使用情報記憶手段と、該使用情報記憶手段により記憶されている前記使用量に基づいて画像形成に対しての課金計算する課金計算手段と、を備えることを特徴とする前記1乃至8の何れか1項に記載の画像形成装置。 【発明の効果】 【0012】 本発明によれば、色数が限られた原稿を印刷する場合や、基準残量以下の色材を使用する画像データを印刷する場合、あるいは色材の使用量を抑えたい場合などにおいて、利用者は、色材の使用条件を選択し、設定された条件下で、効果的に色材が使用されるように利用者が色の割り当てに関する設定を変更できるため、設定された使用条件の中で利用者にとって望ましい出力結果を得ることができる。 【0013】 また、本発明によれば、基準残量以下の色材を使用する画像データを印刷する際は、色材の使用方法を選択可能な設定手段により、当該色材以外の色材を選択利用して、画像を形成することが可能となる結果、画像形成処理を中断させることなく、原稿画像を形成することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0014】 以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態)を詳細に説明する。なお、本発明は、スキャナなどの画像読み取り手段を備えないプリンタなどの画像形成装置であっても、スキャナなどの画像読み取り手段を備える複写機などの画像形成装置であっても、どちらでも適用することが可能である。 【0015】 本実施の形態では画像形成装置として電子写真方式の複写機を例に挙げて説明する。 (画像形成装置の機械的構成) 以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。 【0016】 図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置10の全体構成を示している。 【0017】 画像形成装置10は、自動原稿給送装置(ADF)20と、スキャナ部30と、プリンタ部40と操作表示部50とから構成される。自動原稿給送装置20は、原稿載置トレイに積載された原稿を1枚ずつスキャナ部30の読み取り箇所に送り込む機能を果たす。また両面原稿については、片面読み取り後、表裏を反転して再びスキャナ部30へ送り込む機能を備えている。 【0018】 スキャナ部30は、自動原稿給送装置20によって送り込まれた原稿からの反射光を受光し、その光強度に応じた電気信号を出力するラインセンサ36と、原稿からの反射光をラインセンサ36へ集光する集光レンズと、露光走査部のミラーからの反射光をラインセンサ36へ導くための光学経路を形成する各種のミラーを備えている。ラインセンサ36は、原稿を主走査方向に走査する機能を有し、たとえば、多数のCCD素子で構成される。 【0019】 プリンタ部40は、カラー画像データに応じたカラー画像を電子写真プロセスによって記録紙上に形成する機能を果たす。本例では、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色の画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kを、所定の間隔をおいて並列的に配置し、これらの各画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kによってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像を形成する。そして、上記各画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kによって形成されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像を、中間転写ベルト上に順次転写した後、この中間転写ベルト上に転写されたトナー像を記録紙に転写した後、定着処理することによって、カラー像の形成を行なうように構成されている。各画像形成ユニットは、画像データに応じてON/OFFするレーザー光を出力するレーザーユニット42と、表面に静電潜像が形成される感光体と、その周囲に配置された帯電装置と、現像装置と、現像装置内のトナー残量を検出する残量検出手段2と、転写装置と、分離装置と、クリーニング装置と、記録紙Kを収容する給紙装置とを備えている。 【0020】 ここで、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナーは、本実施形態における複数色の色材に相当する。 【0021】 操作表示部50は、利用者から各種の操作を受け付ける機能と、利用者に向けて各種の情報を表示する機能を果たす。 【0022】 図2は、画像形成装置10の電気的構成を示す回路ブロック図である。自動原稿給送装置(ADF)20は、図示省略した駆動部の制御等を行なうADF制御部28を有する。 【0023】 プリンタ部40は、レーザーユニット(LD)42と、プリンタ制御部41とを備えている。プリンタ制御部41は、レーザーユニット42の有するレーザーダイオードのON/OFF制御やポリゴンミラーの回転制御を行なう。またプリンタ制御部41は、帯電装置、転写装置、分離装置への電圧印加、感光体の回転、現像装置、クリーニング装置、定着装置、給紙装置等の動作を統括制御する機能を備えている。 【0024】 ADF制御部28、スキャナ制御部39、操作制御部53、プリンタ制御部41はそれぞれCPUおよびROM、RAMを主要部とする回路で構成されており、ROMに格納されたプログラムに従って各種の制御を実行するようになっている。 【0025】 全体制御部100は、画像形成装置10の動作を統括制御する機能を果たす。全体制御部100は、読み取り処理部101と、DRAM制御IC102と、圧縮・伸張IC103と、画像メモリ104と、書き込み処理部105と、画像制御CPU110と、プログラムメモリ106と、システムメモリ107と、不揮発性メモリ108と、I/Oポート109とを備えている。 【0026】 読み取り処理部101は、スキャナ部30から入力されるアナログ画像信号に、アナログ処理、A/D変換処理、シェーディング処理等の各種処理を施した後、デジタル画像データを生成する。生成された画像データは、圧縮・伸長IC103に出力される。 【0027】 圧縮・伸長IC103は、入力されたデジタル画像データに圧縮処理を施してDRAM制御IC102に出力する。 【0028】 DRAM制御IC102は、画像制御CPU110からの指示に従って、圧縮・伸長IC103によるデジタル画像データの圧縮処理及び圧縮・伸長IC103による圧縮画像データの伸張処理を制御するとともに、画像メモリ104への画像データの入出力制御を行う。 【0029】 例えば、スキャナ部30により読み取られたアナログ画像信号の保存が指示されると、読み取り処理部101から入力されたデジタル画像データの圧縮処理を圧縮・伸長IC103により実行させて、圧縮画像データを画像メモリ104の圧縮メモリ104aに格納させる。また、圧縮メモリ104aに格納された圧縮画像データのプリント出力が指示されると、圧縮メモリ104aから圧縮画像データを読み出し、圧縮・伸長IC103により伸張処理を施してページメモリ104bに格納させる。さらに、ページメモリ104bに格納された非圧縮画像データのプリント出力が指示されると、ページメモリ104bから非圧縮画像データを読み出して書き込み処理部105に出力する。 【0030】 画像メモリ104は、DRAM(Dynamic RAM)から構成される圧縮メモリ104aとページメモリ104bとを備える。圧縮メモリ104aは、圧縮画像データを格納するためのメモリであり、ページメモリ104bは、プリント出力前にプリント出力対象の非圧縮画像データを一時的に格納するためのメモリである。 【0031】 圧縮・伸長IC103は、入力される圧縮画像データに伸張処理を施す。 【0032】 書き込み処理部105は、DRAM制御IC102から入力された非圧縮画像データに基づいて、画像形成のためのプリントデータを生成し、プリンタ部40に出力する。 【0033】 スキャナ部30は、CCD等で構成されるラインセンサ36、スキャナ制御部39等から構成される。スキャナ制御部39は、コンタクトガラスに載置された原稿面の露光走査を実行させ、光の反射光をCCD等で構成されるラインセンサ36により光電変換を行い画像を読み取る。読み取られたアナログ画像信号を読み取り処理部101に出力される。 【0034】 画像制御CPU110は、画像形成装置10の動作全体を制御するCPUであり、画像データの流れを管理する機能や、ジョブの予約登録や実行を管理する機能を果たす。プログラムメモリ106は、画像制御CPU110が実行するプログラムを記憶したメモリであり、システムメモリ107は、プログラムの実行中に各種データを一時的に記憶するためのワークメモリである。画像制御CPU110は、システムメモリ107上のデータを参照しながら、プログラムメモリ106に格納されているプログラムに従って、プリンタ制御部41とシリアル通信を行いながら画像形成装置10の全体を制御する。プリンタ制御部41は画像制御CPU110の指示に従い負荷を制御し、紙の給紙搬送や画像形成を行う。 【0035】 不揮発性メモリ108は、電源OFF後も記憶しておくべき利用者データやシステムデータを記憶するメモリである。不揮発性メモリ108は、後述する残量判定手段113の判定時に利用するイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー現像装置が備えるトナーの基準残量等を記憶するようになっている。 【0036】 I/Oポート109には各色現像装置内のトナー残量を検出する残量検出手段2等の各種センサやLED素子などが接続される。残量検出手段2は、各色現像装置内のトナー残量を画像制御CPU110へ送信するようになっている。 【0037】 画像制御CPU110は、画像データに使用されている色の中で、色割り当ての実施対象とする色を抽出する対象色抽出手段111、対象色抽出手段により抽出された対象色に対して、利用可能色が割り当てられた新たな画像データを作成する割り当て手段112、残量検出手段2により検出された各色トナーの残量が基準量以下であるか否かを判定する残量判定手段113としての機能を果たす。 【0038】 上記対象色抽出手段111は、上記スキャナ部30により読取られた画像データに含まれる色の中から、利用者が設定した変更が必要な色の抽出範囲に対応する色を色割り当ての実施対象とする色として抽出する。 【0039】 上記残量判定手段113は、上記残量検出手段2により検出された各色現像装置が備える各色のトナー残量が予め設定された基準残量以下であるか否かを判定するようになっている。 【0040】 上記割り当て手段112は、対象色抽出手段により抽出された対象色に対して、利用者が選択したトナー使用方法で再現可能な利用可能色が割り当てられた新たな画像データを作成する。 【0041】 操作表示部50の操作制御部53は、トナーの使用方法を選択可能な設定手段114、設定手段で選択された使用方法で再現可能な色を利用可能色として提示する提示手段115としての機能を果たす。 【0042】 上記操作表示部50は、図1に示す液晶ディスプレイ(LCD)からなる表示部51と、その画面上に敷設されたタッチスイッチおよびスタートキー及び、テンキー等から構成されるその他のスイッチから成る操作部52と、これらの動作を制御する操作制御部53とを有している。また、操作表示部50は、利用者による操作指令等を上記画像制御CPU110へ送信するように構成され、例えば、利用者がトナーの使用方法を選択する場合、選択された使用方法で再現可能な色を利用可能色として表示する場合、利用者が色割り当ての実施対象とする色の範囲を選択する場合、選択された色の範囲の中で画像データに使用されている色を表示する場合等に使用される。操作表示部50は、様々な設定画面、例えば、色割り当ての設定時においては、画像データに使用されている色と利用可能色の色見本を表示するとともに、利用者が当該色見本をタッチすることにより、当該色見本を選択可能とするための操作ボタン等を表示するようになっている。上記操作キーは、利用者により印刷実行指令、スキャン開始指令等が入力可能に構成されている。 <動作フロー> 以上のように構成された画像形成装置10は、以下に説明する処理を実行することにより、スキャナ部30により読込まれた原稿データに対応する原稿画像を、トナーの使用方法を選択可能な設定手段により利用者が設定した使用方法で形成することとなる。なお、以下の説明においては、上記操作表示部50を用いてトナーの使用方法を変更するトナー使用方法変更モードが選択されていることとする。 【0043】 図7〜図9は、図1に示す画像形成装置10の画像形成処理の一例を説明するためのフローチャートである。 【0044】 図7を参照して、まず、上記操作表示部50に表示されたスタートキーが押下されると、スキャナ部30により原稿の読取りが実行され、ここで得られた画像データを上記画像メモリ104に記憶する(ステップS1)。 【0045】 上記操作表示部50に設定入力画面(図3)が表示され、利用者がトナーの使用方法を入力する(ステップS2)。 【0046】 図3の左側に示すようにトナーの使用方法の設定画面が表示されている。この設定画面には、使用トナーを選択するモードと濃度の上限を設定するモードの何れか1つを選択可能な選択ボタンA1と選択ボタンA2が作成されている。利用者により、A1、A2の何れか1つが選択されると、選択されたモードが新たなモードとして設定されるとともに、このモードを上記不揮発性メモリ104に記憶する。 【0047】 使用トナーを選択するボタンが選択されたか否かを判定し(ステップS3)、ここで使用トナーを選択するボタンが選択されたと判定されると(ステップS3でYES)、使用トナーを選択する(S4)。 【0048】 図3に示すように使用するトナーを選択する設定画面が表示されている。この設定画面には、使用するトナーとして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各々を選択可能なトナー選択ボタンB1、B2、B3、B4が作成されている。利用者により、B1、B2、B3、B4の少なくとも1つが選択されると、選択されたトナーが新たな使用トナーとして設定されるとともに、このトナーを使用トナーとして上記不揮発性メモリ104に記憶する。本例では、使用するトナーとして、イエロー、マゼンタ、ブラックが選択されている。 【0049】 次に、割り当て変更色抽出処理Tが実行される。 【0050】 図8は、図7に示す割り当て変更色抽出処理Tの一例を説明するためのフローチャートである。 【0051】 図8を参照して、割り当て変更色抽出処理が実行されると、上記操作表示部50に設定入力画面(図3)が表示され、利用者が抽出方法を選択する(ステップT1)。 【0052】 図3の左側に示すように変更が必要な色の抽出の設定画面が表示されている。この設定画面には、変更が必要な色(例えば表現できない色など)として、未選択トナーのみで構成される色(本例では、シアン)、未選択トナーを含む色(本例では、シアンを含む色)、全色を対象とする色の何れか1つを選択可能な抽出色選択ボタンC1、C2、C3が作成されている。利用者により抽出色選択ボタンC1〜C3の何れか1つが選択されると、選択された色が新たな抽出色として設定されるとともに、次へボタンF1が選択されるとこの設定が確定し、この抽出色を上記不揮発性メモリ104に記憶する。 【0053】 全色を対象とするボタンが選択されたか否かを判定し(ステップT2)、ここで全色を対象とするボタンが選択されたと判定されると(ステップT2でYES)、画像制御CPU110により上記画像メモリ104に記憶されている画像データ中に使用されている色の全てが抽出され(T3)、抽出された色が割り当て変更の対象に設定され(T8)、図7のステップS6に進む。 【0054】 ここで全色を対象とするボタンが選択されていないと判定されると(ステップT2でNO)、画像制御CPU110は、上記画像メモリ104に記憶されている画像データ中に使用されている色をY,M,C,Kの色成分に分解する(T4)。未選択トナーを含む色を対象とするボタンが選択されたか否かを判定し(ステップT5)、未選択トナーを含む色を対象とするボタンが選択されていたと判定されると(ステップT5でYES)、画像制御CPU110により上記画像メモリ104に記憶されている画像データ中に使用されている色の中で、未選択トナーを含む色が抽出され(T6)、抽出された色が割り当て変更の対象に設定され(T8)、図7のステップS6に進む。 【0055】 未選択トナーを含む色を対象とするボタンが選択されていないと判定されると(ステップT5でNO)、画像制御CPU110により、上記画像メモリ104に記憶されている画像データ中に使用されている色の中で、未選択トナーのみで構成された色が抽出され(T7)、抽出された色が割り当て変更の対象に設定され(T8)、図7のステップS6に進む。 【0056】 図7に戻って、上記操作表示部50に割り当て変更画面(図4)が表示される(S6)。 【0057】 図4に示すように、割り当て設定画面が表示されている。この設定画面には、入力イメージG1と印刷イメージG2が表示されると共に、割り当て変更色抽出処理Tで抽出された変更が必要な色(変更前の色)の全ての色見本H1と、割り当て後の色(変更後の色)の色見本H2とが1対1で対応した形で表示されている。画面では、3つの色見本H1とH2のみが表示されているが、アップキーI3とダウンキーI4により、表示されている色見本画面を上下にスクロールさせることにより、割り当て変更色抽出処理Tで抽出された変更が必要な色の全てを表示させることができる。この時点で割り当て後の色(変更後の色)H2は、予め上記不揮発性メモリ108に記憶されたデフォルト色(規定色)、例えば、使用トナーで再現可能な色はそのままの色で、再現不可能な色は所定の色等に設定されることとなる。 【0058】 利用者は、アップキーI3及びダウンキーI4を操作して、色見本画面を確認しながら前記割り当て変更色抽出処理Tで抽出された各対象色に対して、割り当て変更を実施、または、利用者が確認する(S7)。即ち、利用者が、デフォルト色での色割り当てで問題ないと判断すれば、OKボタンJ1を選択するとこれらの設定が確定する。 【0059】 利用者が、割り当て変更画面において、色割り当てを変更したい場合は、変更したい色のH2ボタンを選択した状態で、色の変更ボタンI1を選択すると、利用可能色選択画面(図5)が上記操作表示部50に表示される。 【0060】 この利用可能色選択画面には、ステップS4で選択されたトナーの使用方法を用いて再現可能な色の全てが色見本K1として表示されている。このように表示された色見本の1つが利用者により選択されると、この色が新規の割り当て色K3として設定される。画面右下には、現在の色K2(変更前の色H1)と新規の割り当て色K3(変更後の色H2)が表示される。OKボタンL1を選択するとこれらの設定が確定する。 【0061】 画像制御CPU110は、ステップS7で設定された割り当てに基づいて新たな画像データを作成し(ステップS8)、抽出されていない色の画像データが存在する場合は、これらを合わせて、書き込み処理部105に出力し、プリント処理が実行される。 【0062】 再び図7を参照して、上記ステップS3で使用トナーを選択するボタンが選択されていない判定されると(ステップS3でNO)、各色のトナーの濃度の上限(使用量)を規定するモードとなる(S5)。 【0063】 図3の右側に示すように濃度の上限の設定画面が表示されている。この設定画面には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色トナーに対して、濃度の上限0%(白地部)、25%、50%、100%(ベタ部)の何れか1つを選択可能な濃度上限選択ボタンD1、D2、D3、D4が作成されている。利用者により各色トナーに対して、濃度上限選択ボタンD1〜D4の何れか1つが選択されると、選択された濃度上限が新たな濃度上限として設定されるとともに、この濃度上限を上記不揮発性メモリ104に記憶する。本例では、イエローが0%、マゼンタが50%、シアンが50%、ブラックが100%に設定されている。 【0064】 次に、割り当て変更色抽出処理Uが実行される。 【0065】 図9は、図7に示す割り当て変更色抽出処理Uの一例を説明するためのフローチャートである。 【0066】 図9を参照して、割り当て変更色抽出処理が実行されると、上記操作表示部50に設定入力画面(図3)が表示され、利用者が抽出方法を選択する(ステップU1)。 【0067】 図3の右側に示すように変更が必要な色の抽出の設定画面が表示されている。この設定画面には、変更が必要な色として、再現不能な色のみ、濃度の上限を制限された色材の色成分を含む色(本例では、イエロー、マゼンタ、シアンを含む色)、全色を対象とする色の何れか1つを選択可能な抽出色選択ボタンE1、E2、E3が作成されている。利用者により抽出色選択ボタンE1〜E3の何れか1つが選択されると、選択された色が新たな抽出色として設定されるとともに、次へボタンF1が選択されるとこの設定が確定し、この抽出色を上記不揮発性メモリ104に記憶する。 【0068】 次に、全色を対象とするボタンが選択されたか否かを判定し(ステップU2)、ここで全色を対象とするボタンが選択されたと判定されると(ステップU2でYES)、画像制御CPU110により画像データ中に使用されている色の全てが抽出され(U3)、抽出された色が割り当て変更の対象に設定され(U8)、上記ステップS6に進む。 【0069】 ここで全色を対象とするボタンが選択されていないと判定されると(ステップU2でNO)、画像制御CPU110は画像データ中に使用されている色をY,M,C,Kの色成分に分解し、各色の濃度データを取得する(U4)。再現不能な色のみを対象とするボタンが選択されたか否かを判定し(ステップU5)、再現不能な色のみを対象とするボタンが選択されていたと判定されると(ステップU5でYES)、画像制御CPU110により画像データ中に使用されている色の中で、設定された濃度の上限を超える色が抽出され(U6)、抽出された色が割り当て変更の対象に設定され(U8)、上記ステップS6に進む。 【0070】 再現不能な色のみを対象とするボタンが選択されていないと判定されると(ステップU5でNO)、画像制御CPU110により、画像データ中に使用されている色の中で、濃度の上限を制限されたトナーの色成分を含む色(本例では、イエロー、マゼンタ、シアンを含む色)が抽出され(U7)、抽出された色が割り当て変更の対象に設定されるとともに、抽出された色の中で、上限制限が0%でないトナーの色成分を含む色(本例では、マゼンタ、シアンを含む色)については、画像データ中に使用されているこれらの色の中で、上限(本例では、マゼンタ、シアンが対象なので、50%)を超える濃度の色が存在する場合は、この最大濃度が上限50%となるように、抽出されたトナー色成分を含む色(本例では、マゼンタ、シアンを含む色)が補正され、補正後の色が割り当て変更後のデフォルト色として不揮発メモリ108に記憶され(U9)、上記ステップS6に進む。 【0071】 図7に戻って、上記操作表示部50に割り当て変更画面(図4)が表示される(S6)。 【0072】 図4に示すように、割り当て設定画面が表示されている。この設定画面には、入力イメージG1と印刷イメージG2が表示されると共に、割り当て変更色抽出処理Uで抽出された変更が必要な色(変更前の色)の全ての色見本H1と、割り当て後の色(変更後の色)の色見本H2とが1対1で対応した形で表示されている。画面では、3つの色見本H1とH2のみが表示されているが、アップキーI3とダウンキーI4により、表示されている色見本画面を上下にスクロールさせることにより、割り当て変更色抽出処理Uで抽出された変更が必要な色の全てを表示させることができる。この時点で割り当て後の色(変更後の色)H2は、予め上記不揮発性メモリ108に記憶されたデフォルト色(規定色)、例えば、使用トナーで再現可能な色はそのままの色で、再現不可能な色は所定の色等に設定されることとなる。 【0073】 利用者は、アップキーI3及びダウンキーI4を操作して、色見本画面を確認しながら前記割り当て変更色抽出処理Tで抽出された各対象色に対して、割り当て変更を実施、または、利用者が確認する(S7)。即ち、利用者が、デフォルト色での色割り当てで問題ないと判断すれば、OKボタンJ1を選択するとこれらの設定が確定する。 【0074】 利用者が、割り当て変更画面において、色割り当てを変更したい場合は、変更したい色のH2ボタンを選択した状態で、色の変更ボタンI1を選択すると、利用可能色選択画面(図6)が上記操作表示部50に表示される。 【0075】 この利用可能色選択画面には、ステップS5で選択されたトナーの使用方法を用いて再現可能な色の全てが色見本K1として表示されている。このように表示された色見本の1つが利用者により選択されると、この色が新規の割り当て色K3として設定される。画面右下には、現在の色K2(変更前の色H1)と新規の割り当て色K3(変更後の色H2)が表示される。OKボタンL1を選択するとこれらの設定が確定する。 【0076】 画像制御CPU110は、ステップS7で設定された割り当てに基づいて新たな画像データを作成し(ステップS8)、抽出されていない色の画像データが存在する場合は、これらを合わせて、書き込み処理部105に出力し、プリント処理が実行される。 【0077】 このように、上記実施形態によれば、色数が限られた原稿を印刷する場合や、基準残量以下のトナーを使用する画像データを印刷する場合、あるいはトナーの使用量を抑えたい場合などにおいて、利用者は、トナーの使用条件を選択し、設定された条件下で、効果的にトナーが使用されるように利用者が色の割り当てに関する設定を変更できるため、設定された使用条件の中で利用者にとって望ましい出力結果を得ることができる。 【0078】 また、上記実施形態のフローチャートにおいて、ステップS2で利用者がトナーの使用方法を入力する前に、画像制御CPU110は、各色トナーの残量をそれぞれ検出する残量検出手段2により検出されたトナーの残量が基準量以下であるか否かを判定し、残量が基準量以下であると判定されたトナーが存在する場合、基準量以下の該トナーを選択不可とするように操作表示部50を制御することが好ましい。 【0079】 例えば、イエロートナーが該当する場合には、画像制御CPU110は、操作表示部の表示部53に”イエロートナーは、残量が基準量以下であるので使用できません”というメッセージを表示させたり、図3の設定画面でイエロートナーを選択できないようにすればよい。この実施形態において、画像制御CPU110が基準量以下のトナーの使用方法を選択不可とする制御手段に相当する。 【0080】 このことにより、基準残量以下のトナーを使用する画像データを印刷する際は、トナーの使用方法を選択可能な設定手段により、当該トナー以外のトナーを選択利用して、画像を形成することが可能となる結果、画像形成処理を中断させることなく、原稿画像を形成することができる。 【0081】 また、上記実施形態において、画像制御CPU110は、各色トナーの残量をそれぞれ検出する残量検出手段2により検出されたトナーの残量を、各色毎に不揮発メモリ108に随時記憶させ、所定の画像形成処理前後のトナー残量の差からトナーの使用量を算出し、該使用量に基づいて所定の画像形成処理に対しての課金計算する様にすることが好ましい。この実施形態においては、不揮発メモリ104が、使用情報記憶手段に相当し、画像制御CPU110が、課金計算手段に相当する。このようなトナーの使用量で課金計算されるシステムにおいては、本発明のトナー使用量削減効果により料金を削減することができる。 【0082】 また、画像形成装置10を画像形成装置本体として、画像形成装置本体に使用情報記憶手段と課金計算手段を備えた課金管理装置を接続して画像形成装置を構成しても良い。 【図面の簡単な説明】 【0083】 【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を示す図である。 【図2】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の電気的構成を示す回路ブロック図である。 【図3】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の操作表示部に表示される設定入力画面の一例を示す説明図である。 【図4】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の操作表示部に表示される割り当て変更画面の一例を示す説明図である。 【図5】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の操作表示部に表示される使用トナー選択時の利用可能色の選択画面の一例を示す説明図である。 【図6】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の操作表示部に表示される使用トナー濃度の上限設定時の利用可能色の選択画面の一例を示す説明図である。 【図7】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の画像形成処理の一例を説明するためのフローチャートである。 【図8】図7に示す使用トナー選択時の割り当て変更色抽出処理Tの一例を説明するためのフローチャートである。 【図9】図7に示す使用トナー濃度の上限設定時の割り当て変更色抽出処理Uの一例を説明するためのフローチャートである。 【符号の説明】 【0084】 10 画像形成装置 20 自動原稿給送装置 28 ADF制御部 30 スキャナ部 39 スキャナ制御部 40 プリンタ部 41 プリンタ制御部 50 操作表示部 51 表示部 52 操作部 53 操作制御部 110 画像制御CPU
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| 【出願人】 |
【識別番号】303000372 【氏名又は名称】コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月17日(2006.8.17) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2008−48184(P2008−48184A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月28日(2008.2.28) |
| 【出願番号】 |
特願2006−222245(P2006−222245) |
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