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【発明の名称】 画像処理装置
【発明者】 【氏名】濱田 誠

【要約】 【課題】画像履歴を記録する機能を有する画像処理装置であって、その処理負荷の軽減を図ることのできる画像処理装置を提供する。

【構成】処理対象となる対象画像データと、当該画像データに対する処理の指示と、を取得して、当該指示に基づいて対象画像データを処理して出力する画像処理装置であって、処理の指示を表わす情報の少なくとも一部を含む履歴情報を記録する機能、及び対象画像データの少なくとも一部を画像履歴情報として記録する機能を有し、また所定条件に関連づけて履歴情報または画像履歴記録情報の少なくとも一方の記録内容を指定する記録内容指定情報を保持して、上記所定の条件により、上記履歴情報または画像履歴情報の記録機能を制御する画像処理装置である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
処理対象となる対象画像データと、当該画像データに対する処理の指示と、を取得して、前記指示に基づいて前記対象画像データを処理して出力する画像処理装置であって、
前記処理の指示を表わす情報の少なくとも一部を含む履歴情報を記録する履歴記録手段と、
前記対象画像データの少なくとも一部を画像履歴情報として記録する画像履歴記録手段と、
暦または時間に関わる条件に関連づけて、前記履歴情報または画像履歴記録情報の少なくとも一方の記録内容を指定する記録内容指定情報を保持する手段と、
対象画像データを処理する際の暦または時間に関わる条件に関連づけられた、前記記録内容指定情報に従って、前記履歴記録手段と画像履歴記録手段とを制御して、履歴情報または画像履歴情報の少なくとも一方を記録させる制御手段と、
を含むことを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の画像処理装置であって、
前記暦または時間に関わる条件は、曜日及び時刻に関わる条件であることを特徴とする画像処理装置。
【請求項3】
少なくとも1つのクライアント装置に接続され、前記クライアント装置から処理対象となる対象画像データと、当該画像データに対する処理の指示と、を受け入れる手段と、
前記処理の指示を表わす情報の少なくとも一部を含む履歴情報を記録する履歴記録手段と、
前記対象画像データの少なくとも一部を画像履歴情報として記録する画像履歴記録手段と、
前記対象画像データと処理の指示との送出元となるクライアント装置の数に関わる条件に関連づけて、前記履歴情報または画像履歴記録情報の少なくとも一方の記録内容を指定する、記録内容指定情報を保持する手段と、
前記対象画像データと処理の指示との送出元となるクライアント装置の数を検出する手段と、
前記検出したクライアント装置の数に基づいて、前記記録内容指定情報を取得し、当該取得した記録内容指定情報に従って、前記履歴記録手段と画像履歴記録手段とを制御して、履歴情報または画像履歴情報の少なくとも一方を記録させる制御手段と、
を含むことを特徴とする画像処理装置。
【請求項4】
処理対象となる対象画像データと、当該画像データに対する処理の指示と、を取得して、前記指示に基づいて前記対象画像データを処理して出力する画像処理装置に、
前記処理の指示を表わす情報の少なくとも一部を含む履歴情報を記録する手順と、
前記対象画像データの少なくとも一部を画像履歴情報として記録する手順と、
暦または時間に関わる条件に関連づけて、前記履歴情報または画像履歴記録情報の少なくとも一方の記録内容を指定する記録内容指定情報を保持する手順と、
対象画像データを処理する際の暦または時間に関わる条件に関連づけられた、前記記録内容指定情報に従って、前記履歴情報を記録する手順と画像履歴情報を記録する手順との実行を制御して、履歴情報または画像履歴情報の少なくとも一方を記録する手順と、
を実行させることを特徴とするプログラム。

【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタや複写機などの画像処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
プリンタなどに対して送信された画像形成指示(ジョブ)を記録しておき、情報の流通経路などを特定しようとする技術が注目されている。
【0003】
こうしたジョブの記録を行う装置においては、画像形成指示を行った利用者を特定する情報や、画像形成指示を受け入れた日時、画像形成指示に含まれる形成条件(形成部数など)をジョブ履歴として記録するとともに、各ジョブ履歴に関連づけて、当該ジョブによって形成される画像データ(画像履歴)を併せて記録するものがある。
【0004】
過去に形成された画像について、当該画像が形成された際の記録の参照を希望する利用者は、当該画像(検索キーとなる画像)に類似する画像データを、画像履歴から検索し、検索によって見いだされた画像データに関連づけられているジョブ履歴を出力させる。ここで画像履歴中の画像データの検索は、広く知られている類似画像検索処理によって行われる。例えば、検索キーとなる画像に係る所定の特徴量ベクトルと、検索の対象となる画像履歴中の各画像データに係る所定の特徴量ベクトルとの差に基づいて、この差が、予め定めたしきい値未満となっている画像データを、検索結果とする方法などがある。なお、特許文献1には、情報漏洩を防止する技術の例が開示されている。
【特許文献1】特開2004−208048号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら一般に、画像形成に係る画像データのサイズは大きく、画像履歴の生成には処理負荷がかかっている。このため、例えば平日の日中など、頻繁に画像形成指示が行われる時間帯において画像処理装置の処理負荷が大きくなっている。
【0006】
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、画像履歴を記録する機能を有する画像処理装置であって、その処理負荷の軽減を図ることのできる画像処理装置を提供することを、その目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、処理対象となる対象画像データと、当該画像データに対する処理の指示と、を取得して、前記指示に基づいて前記対象画像データを処理して出力する画像処理装置であって、前記処理の指示を表わす情報の少なくとも一部を含む履歴情報を記録する履歴記録手段と、前記対象画像データの少なくとも一部を画像履歴情報として記録する画像履歴記録手段と、暦または時間に関わる条件に関連づけて、前記履歴情報または画像履歴記録情報の少なくとも一方の記録内容を指定する記録内容指定情報を保持する手段と、対象画像データを処理する際の暦または時間に関わる条件に関連づけられた、前記記録内容指定情報に従って、前記履歴記録手段と画像履歴記録手段とを制御して、履歴情報または画像履歴情報の少なくとも一方を記録させる制御手段と、を含むことを特徴としている。ここで前記暦または時間に関わる条件は、曜日及び時刻に関わる条件であることとしてもよい。
【0008】
また本発明の別の態様は、画像処理装置であって、少なくとも1つのクライアント装置に接続され、前記クライアント装置から処理対象となる対象画像データと、当該画像データに対する処理の指示と、を受け入れる手段と、前記処理の指示を表わす情報の少なくとも一部を含む履歴情報を記録する履歴記録手段と、前記対象画像データの少なくとも一部を画像履歴情報として記録する画像履歴記録手段と、前記対象画像データと処理の指示との送出元となるクライアント装置の数に関わる条件に関連づけて、前記履歴情報または画像履歴記録情報の少なくとも一方の記録内容を指定する、記録内容指定情報を保持する手段と、前記対象画像データと処理の指示との送出元となるクライアント装置の数を検出する手段と、前記検出したクライアント装置の数に基づいて、前記記録内容指定情報を取得し、当該取得した記録内容指定情報に従って、前記履歴記録手段と画像履歴記録手段とを制御して、履歴情報または画像履歴情報の少なくとも一方を記録させる制御手段と、を含むことを特徴としている。
【0009】
さらに本発明の別の態様は、プログラムであって、処理対象となる対象画像データと、当該画像データに対する処理の指示と、を取得して、前記指示に基づいて前記対象画像データを処理して出力する画像処理装置に、前記処理の指示を表わす情報の少なくとも一部を含む履歴情報を記録する手順と、前記対象画像データの少なくとも一部を画像履歴情報として記録する手順と、暦または時間に関わる条件に関連づけて、前記履歴情報または画像履歴記録情報の少なくとも一方の記録内容を指定する記録内容指定情報を保持する手順と、対象画像データを処理する際の暦または時間に関わる条件に関連づけられた、前記記録内容指定情報に従って、前記履歴情報を記録する手順と画像履歴情報を記録する手順との実行を制御して、履歴情報または画像履歴情報の少なくとも一方を記録する手順と、を実行させることを特徴としている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本発明の実施の形態に係る画像処理装置1は、例えばプリンタであり、図1に示すように、制御部11、記憶部12、ストレージ部13、通信部14、計時部15、及びプリンタ部16を含んで構成されている。また、この画像処理装置1は、ネットワークを介して少なくとも一つのユーザ側装置(クライアント装置)2に接続されている。
【0011】
制御部11は、CPU等のプログラム制御デバイスであり、記憶部12に格納されているプログラムに従って動作している。本実施の形態では、この制御部11が、処理対象となる対象画像データ(複数のページを含んでもよい)と、当該画像データに対する処理の指示と、をユーザ側装置2から受け入れて、当該受け入れた指示に基づいて対象画像データを処理して出力する。また、条件に応じて当該処理の指示を表わす情報と、処理の実行に関わる情報と、の少なくとも一部をジョブ履歴(履歴情報)として記録する処理や、対象画像データの少なくとも一部を画像履歴情報として記録する処理を実行する。こうした制御部11の処理の内容については後に述べる。
【0012】
記憶部12は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などの記憶素子を含んで構成される。この記憶部12には、制御部11によって実行されるプログラムが格納されている。また、この記憶部12は、制御部11のワークメモリとしても動作する。
【0013】
ストレージ部13は、例えばハードディスクなどのデバイスであり、本実施の形態においては、ジョブ履歴や、画像履歴などを保持するデータベースとして動作する。また本実施の形態においては、このストレージ部13には、予めジョブ履歴や画像履歴情報の記録内容を指定する、記録内容指定情報を少なくとも一つ保持する記録内容指定情報データベースが格納されている。この記録内容指定情報は、作成対象や解像度、処理と記録の順序指定などを含む。例えば、記録内容指定情報は、それぞれパターン識別子に関連づけて、予め複数設定されていてもよい。例えば図2に示すように、第1のパターンとして、画像履歴情報の記録について、「作成対象=全ページ、解像度=200dpi(dot per inch)、記録順=記録が先、転送する場合の順序=処理よりも転送が先」、などと設定する。また、第2のパターンとして、画像履歴情報の記録について、「作成対象=先頭ページ、解像度=75dpi、記録順=処理が先、転送する場合の順序=転送よりも処理が先」などと設定しておく。なお、この図2ではジョブ履歴については第1、第2のパターンの双方で「記録する」となっているが、このジョブ履歴についても記録内容を制限してもよい。
【0014】
また、このストレージ部13には、推定される処理負荷(推定処理負荷)に関する情報に対して、記録内容指定情報を関連づける記録条件データベースが格納される。この推定処理負荷に関する情報としては、例えば曜日や時間帯など、暦または時間に関わる条件がある。この記録条件データベースの内容例は、図3に示すように、
・月曜日から金曜日までの0時から8時59分までは、第2のパターン、
・月曜日から金曜日までの9時から17時59分までは、第1のパターン、
・月曜日から金曜日までの18時から23時59分までは、第2のパターン、
・土曜日または日曜日の0時から23時59分までは、第2のパターン、
などとして設定しておく。
【0015】
通信部14は、ネットワークインタフェースなどであり、制御部11から入力される指示に従って、ネットワークを介し、指定された宛先へ指定されたデータを送信する。また、この通信部14は、ネットワークを介して、例えばユーザ側装置2から受信されるデータを制御部11に出力する。計時部15は、例えばバッテリーなどの補助電源によってバックアップされたカレンダーIC(integrated circuit)などを含んで構成され、現在の日時や曜日、時刻の情報を計時している。プリンタ部16は、制御部11から入力される指示に従って、用紙上に画像を形成する。
【0016】
ユーザ側装置2は、例えばパーソナルコンピュータであり、形成の対象となる画像データと、形成の指示とを画像処理装置1へ送出する。
【0017】
本実施の形態においては、制御部11は、ユーザ側装置2から受信した画像形成の指示(画像形成指示)に従って、形成の対象となる画像データをプリンタ部16へ出力して、当該画像データに基づく画像を用紙上に形成させる。このとき、画像形成指示に、形成部数など形成の条件(カラー・白黒の別、用紙サイズの指定など)が含まれていれば、制御部11は、プリンタ部16に対してこれらの形成の条件を出力して、当該条件に従って画像の形成を行うよう指示する。
【0018】
制御部11は、さらに、画像形成指示に基づいて種々の履歴情報を生成する処理を行う。この制御部11の処理により、本実施の形態の画像処理装置1は、機能的に、図4に示す構成を備えたものとして動作することとなる。
【0019】
すなわち本実施の形態の画像処理装置1は、機能的には図4に示すように、履歴生成制御部21と、履歴情報生成部22と、画像履歴情報生成部23と、形成処理部24と、出力部25とを含む。
【0020】
履歴生成制御部21は、画像形成の指示を受けたときに、固有のジョブ識別子を発行し、画像形成の指示を当該ジョブ識別子に関連づけて記憶部12に保持しておく。そして計時部15が計時している曜日の情報と、時刻の情報とを取得する。履歴生成制御部21は、当該取得した曜日及び時刻に該当する記録条件データベースのエントリを検索する。例えば取得した曜日が「水曜日」であり、時刻の情報が13時0分であれば、図3に示した例の条件が設定されていた場合は、
・月曜日から金曜日までの9時から17時59分まで
に相当するので、履歴生成制御部21は、当該エントリに関連づけられている、「第1のパターン」なる記録内容指定情報を特定する情報(識別子など)を読み出す。
【0021】
履歴生成制御部21は、さらに記録内容指定情報データベースを参照して、記録条件データベースから読み出した情報に関連づけられている記録内容指定情報を読み出す。上述の例では、「第1のパターン」として、ジョブ履歴を「記録する」、画像履歴情報については、「作成対象=全ページ、解像度=200dpi(dot per inch)、記録順=記録が先、転送する場合の順序=処理よりも転送が先」として記録する旨の指定が定められているので、履歴生成制御部21は、履歴情報生成部22に対してジョブ識別子を出力し、履歴情報の生成を指示するとともに、画像履歴情報生成部23に対してジョブ識別子を出力し、「作成対象=全ページ、解像度=200dpi(dot per inch)」での画像履歴情報の生成を指示する。また、出力部25に対してジョブ識別子とともに、「転送する場合の順序」として「処理より転送が先」である旨の情報を出力する。
【0022】
また、ここでは「記録順」として記録が先である旨の指定がされているので、履歴生成制御部21は、出力部25から、ジョブ識別子とともに履歴情報や画像履歴情報の記録が完了した旨の情報の入力を受けてから、当該ジョブ識別子に関する画像形成指示を形成処理部24に出力し、画像形成を指示する。
【0023】
履歴生成制御部21は、「記録順」として画像形成が先である旨の指定がされているときには、履歴情報生成部22と、画像履歴情報生成部23とから履歴情報や画像履歴情報の生成が完了した旨の情報が入力されていると否とにかかわらず、形成処理部24に対して画像形成の指示を出力する。
【0024】
履歴情報生成部22は、履歴生成制御部21から履歴情報の生成の指示を受けると、制御部11が受け入れた画像形成指示から、指示履歴情報として記録するべきものとして予め定められている情報を抽出して出力する。また、画像形成指示を受信した日時などの情報を、計時部15から取得して出力してもよい。例えば、履歴情報生成部22は、形成条件(カラー・白黒の別や用紙サイズの指定など)等を抽出する。また、画像形成指示に利用者を特定する情報(形成指示者情報)が含まれていれば、当該形成指示者情報を抽出してもよい。履歴情報生成部22は、この生成した履歴情報を、入力されたジョブ識別子とともに出力部25へ出力する。
【0025】
画像履歴情報生成部23は、履歴生成制御部21から画像履歴情報の生成の指示を受けると、当該指示に従って、受信した画像形成指示による形成の対象となる画像データのうち、作成対象となる部分を抽出する。例えば、作成対象が全ページとなっていれば、形成の対象となっている全ページ分の画像データを抽出する。また、作成対象が一部のページ(例えば先頭ページ)のみとなっていれば、当該指定された一部のページ分の画像データを抽出する。
【0026】
画像履歴情報生成部23は、抽出した画像データを処理の対象として、解像度変換やフォーマット変換などの所定処理を実行し、指定された解像度での所定フォーマットの画像データ(画像履歴情報)を生成する。画像履歴情報生成部23は、この生成した画像履歴情報を、入力されたジョブ識別子とともに出力部25へ出力する。
【0027】
形成処理部24は、履歴生成制御部21から画像形成の指示を受けると、形成の対象となる画像データをプリンタ部16へ出力する。またこのとき、画像形成指示に、形成部数など形成の条件(カラー・白黒の別、用紙サイズの指定など)が含まれていれば、当該形成の条件の情報を、プリンタ部16に対して出力し、当該条件に従って画像の形成を行うよう指示する。
【0028】
出力部25は、履歴情報生成部22からジョブ識別子とともに履歴情報の入力を受けると、当該ジョブ識別子に関連づけて履歴情報を、ストレージ部13に格納する。また、画像履歴情報生成部23からジョブ識別子と画像履歴情報とが入力されると、当該ジョブ識別子に関連づけて画像履歴情報をストレージ部13に格納する。
【0029】
またこの出力部25は、ネットワークを介して接続されたファイルサーバなどへ、履歴情報を転送して蓄積させる指示が予めされている場合、生成された履歴情報や画像履歴情報を、指定された転送先へ送信する。
【0030】
出力部25は、履歴情報を転送する指示がされていない場合は、履歴情報や画像履歴情報をストレージ部13に格納すると、これらの情報とともに入力されたジョブ識別子とともに履歴の記録が完了したことを表す情報を、履歴生成制御部21に出力する。また、この出力部25は、履歴情報を転送する指示がされている場合次のように動作する。すなわち履歴生成制御部21から「転送する場合の順序」として「処理より転送が先」である旨の情報がジョブ識別子とともに入力されていれば、当該ジョブ識別子に関連づけられた履歴情報や画像履歴情報の転送先への送信が完了してから(または転送先から受信の確認を受けてから)、履歴の記録が完了したことを表す情報をジョブ識別子とともに、履歴生成制御部21に出力する。また、出力部25は、履歴情報を転送する指示がされている場合でも、履歴生成制御部21から「転送する場合の順序」として「処理より転送が先」である旨の情報が入力されていなければ、履歴情報や画像履歴情報をストレージ部13に格納した後に、履歴の記録が完了したことを表す情報を、当該格納した履歴情報等に関連づけられたジョブ識別子とともに、履歴生成制御部21に出力する。
【0031】
このように本実施の形態の画像処理装置によると、曜日や時間帯などの暦または時間に関わる情報により、履歴情報や画像履歴情報の形成条件を変更させることができ、画像形成の処理要求が集中すると推定される曜日・時間帯での画像履歴情報の品質を低下させておくことなどにより、当該曜日・時間帯での処理負荷の軽減を図ることができる。
【0032】
なお、暦または時間に関する条件は、ここで述べたような曜日、時間帯の条件に限られず、具体的な日にちを指定する条件であってもよい(例えば「12月31日から1月3日まで」など)し、「7月の第2月曜日」などという月や週を用いた条件であっても構わない。
【0033】
また、ここでは暦または時間に関わる条件に基づいて履歴情報や画像履歴情報の形成条件を変更させる例について述べたが、推定処理負荷に関する条件としては暦または時間に関係する情報だけでなく、例えば、ネットワークを介して接続された(起動している)ユーザ側装置2の数を検出し、当該ユーザ側装置2の数に応じて履歴情報や画像履歴情報の形成条件を変更してもよい。
【0034】
この場合は、記録条件データベースにおいて、検出したユーザ側装置2の数の範囲に対して、記録内容指定情報を特定する情報を関連づける。具体的な例として、図5に示すように、検出したユーザ側装置2の数が「10未満」であれば第2のパターン、検出したユーザ側装置2の数が「10以上」であれば第1のパターン、というように設定すればよい。
【0035】
なお、ユーザ側装置2の検出は、例えばSNMP(Simple Network Management Protocol)を利用する方法など、ネットワーク上の端末を管理するための広く知られている技術を用いることができるので、ここでの詳細な説明を省略する。
【0036】
この例によれば、画像データや処理の指示の送出元となり得るユーザ側装置2の数に基づいて、履歴情報や画像履歴情報の形成条件を変更することができ、画像形成の処理要求が集中すると推定される時間帯での画像履歴情報の品質を低下させておくことなどにより、当該時間帯での処理負荷の軽減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像処理装置の構成及び接続例を表すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る画像処理装置での記録内容指定情報を保持するデータベースの一例を表す説明図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る画像処理装置での記録の条件を保持するデータベースの例を表す説明図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る画像処理装置の例を表す機能ブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る画像処理装置での記録の条件を保持するデータベースの別の例を表す説明図である。
【符号の説明】
【0038】
1 画像処理装置、2 ユーザ側装置、11 制御部、12 記憶部、13 ストレージ部、14 通信部、15 計時部、16 プリンタ部、21 履歴生成制御部、22 履歴情報生成部、23 画像履歴情報生成部、24 形成処理部、25 出力部。
【出願人】 【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士ゼロックス株式会社
【出願日】 平成18年8月16日(2006.8.16)
【代理人】 【識別番号】100122275
【弁理士】
【氏名又は名称】竹居 信利


【公開番号】 特開2008−48161(P2008−48161A)
【公開日】 平成20年2月28日(2008.2.28)
【出願番号】 特願2006−221855(P2006−221855)