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【発明の名称】 データ処理プログラム及びデータ処理装置
【発明者】 【氏名】山下 剛史

【要約】 【課題】データ処理装置においてジョブ実行のエラーが発生した際に、ジョブの再実行を容易に行うことを可能とする。

【構成】所定の処理をデータに施す際に、そのデータに対する処理でエラーが発生した場合に、指定によりWebページにアクセスすることによってデータ処理におけるデータに対する所定の処理を再実行させるURLを含む情報を、データに対する処理を指示したユーザに対して送信することによって上記課題を解決することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の処理をデータに施すデータ処理工程と、
前記データに対する前記処理でエラーが発生した場合に、Webページにアクセスすることによって前記データ処理工程における前記データに対する前記処理を再実行させる前記Webページの格納場所を含む情報を、前記データ処理工程に前記データに対する前記処理を要求した要求元に対して送信する情報送信工程と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするデータ処理プログラム。
【請求項2】
請求項1に記載のデータ処理プログラムであって、
前記情報送信工程は、前記Webページの格納場所を含む前記情報と共に、前記エラーの内容を示す情報を前記データ処理工程に前記データに対する前記処理を要求した要求元に対して送信することを特徴とするデータ処理プログラム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のデータ処理プログラムであって、
前記情報送信工程は、前記Webページの格納場所を含む前記情報と共に、前記エラーに対する対処方法を示す情報を前記データ処理工程に前記データに対する前記処理を要求した要求元に対して送信することを特徴とするデータ処理プログラム。
【請求項4】
請求項1に記載のデータ処理プログラムであって、
前記データ処理工程は、通信手段を介して外部装置へ前記データを送信する工程であることを特徴とするデータ処理プログラム。
【請求項5】
請求項4に記載のデータ処理プログラムであって、
前記コンピュータに、前記エラーが前記外部装置における前記データの受信に関するエラーである場合、前記外部装置から前記エラーに関する情報を受信するエラー情報受信工程を実行させ、
前記情報送信工程は、前記Webページの格納場所を含む前記情報と共に、前記エラーに関する情報を前記データ処理工程に前記データに対する前記処理を要求した要求元に対して送信することを特徴とするデータ処理プログラム。
【請求項6】
請求項5に記載のデータ処理プログラムであって、
前記エラーは、前記外部装置における記憶部の容量不足であることを特徴とするデータ処理プログラム。
【請求項7】
請求項5に記載のデータ処理プログラムであって、
前記エラーは、前記外部装置における前記データに対する処理を指示したユーザの認証エラーであることを特徴とするデータ処理プログラム。
【請求項8】
請求項5に記載のデータ処理プログラムであって、
前記エラーは、前記外部装置における処理に対する前記データの不一致であることを特徴とするデータ処理プログラム。
【請求項9】
所定の処理をデータに施すデータ処理手段と、
前記データに対する前記所定の処理でエラーが発生した場合に、Webページにアクセスすることによって前記データ処理手段における前記データに対する前記処理を再実行させる前記Webページの格納場所を含む情報を、前記データ処理手段に前記データに対する前記処理を要求した要求元に対して送信する情報送信手段と、
を備えることを特徴とするデータ処理装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、データ処理プログラム及びデータ処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、文書上の画像を読み取るスキャナ、画像を印刷するプリンタ、電子メール送受信機能、ファクシミリ送受信機能等を有する画像処理装置にWebサーバ機能を持たせ、画像処理装置で種々のジョブの状況、記憶装置に記憶されている画像データに関する情報についてのリストをWebページとして生成させる技術が開示されている。ユーザは、LANを介して接続されたコンピュータのWebブラウザを用いてこのWebページを閲覧及び操作することができる。これにより、ユーザは画像処理装置から離れた場所において画像処理装置で実行される複数のジョブについての情報、画像データについての情報を把握できるとともに、その操作を行うことができる。
【0003】
【特許文献1】特開2002−007095号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、画像処理装置を含むデータ処理装置は複数人で共有して利用されることが多い。したがって、Webページにジョブのリストを呈示するだけでは、各ユーザは自分が生成したジョブがどのジョブであるのかを判別し難い。また、Webページとして表示されるジョブが多くなった場合、情報を把握したいジョブや操作したいジョブを探し出すのに時間が掛る等の問題が生ずる。
【0005】
また、Webブラウザを用いてジョブリストを閲覧できるユーザであれば誰でもどのジョブについても操作ができるので、他人に自分のジョブを勝手に操作されてしまうおそれがあった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、所定の処理をデータに施すデータ処理工程と、前記データに対する前記処理でエラーが発生した場合に、Webページにアクセスすることによって前記データ処理工程における前記データに対する前記処理を再実行させる前記Webページの格納場所を含む情報を、前記データ処理工程に前記データに対する前記処理を要求した要求元に対して送信する情報送信工程と、をコンピュータに実行させることを特徴とするデータ処理プログラムである。
【0007】
ここで、前記情報送信工程は、前記Webページの格納場所を含む前記情報と共に、前記エラーの内容を示す情報を前記データ処理工程に前記データに対する前記処理を要求した要求元に対して送信するものとしてもよい。
【0008】
また、前記情報送信工程は、前記Webページの格納場所を含む前記情報と共に、前記エラーに対する対処方法を示す情報を前記データ処理工程に前記データに対する前記処理を要求した要求元に対して送信するものとしてもよい。
【0009】
また、前記データ処理工程は、通信手段を介して外部装置へ前記データを送信する工程であってもよい。さらに、前記コンピュータに、前記エラーが前記外部装置における前記データの受信に関するエラーである場合、前記外部装置から前記エラーに関する情報を受信するエラー情報受信工程を実行させ、前記情報送信工程は、前記Webページの格納場所を含む前記情報と共に、前記エラーに関する情報を前記データ処理工程に前記データに対する前記処理を要求した要求元に対して送信するものとしてもよい。
【0010】
このとき、前記エラーは、前記外部装置における記憶部の容量不足であってもよい。また、前記エラーは、前記外部装置における前記データに対する処理を指示したユーザの認証エラーであってもよい。また、前記エラーは、前記外部装置における処理に対する前記データの不一致であってもよい。
【0011】
また、記憶部に格納されたこれらのプログラムをコンピュータで実行することによって、コンピュータをデータ処理装置として機能させることができる。すなわち、本発明は、所定の処理をデータに施すデータ処理手段と、前記データに対する前記所定の処理でエラーが発生した場合に、Webページにアクセスすることによって前記データ処理手段における前記データに対する前記処理を再実行させる前記Webページの格納場所を含む情報を、前記データ処理手段に前記データに対する前記処理を要求した要求元に対して送信する情報送信手段と、を備えることを特徴とするデータ処理装置として実現される。
【発明の効果】
【0012】
請求項1及び9に係る発明によれば、ジョブを指示したユーザのみがデータ処理装置において発生したエラーに関するジョブの再実行を容易に行うことができる。
【0013】
請求項2に係る発明によれば、データ処理装置において発生したエラーを各ユーザが容易に確認することができる。
【0014】
請求項3に係る発明によれば、データ処理装置において発生したエラーに対する処理を各ユーザが容易に把握することができる。
【0015】
請求項4に係る発明によれば、コンピュータやファクシミリ等によるデータ通信において送信側の装置における送信エラーについてジョブの再実行を容易に行うことができる。
【0016】
請求項5に係る発明によれば、コンピュータやファクシミリ等によるデータ通信において受信側の装置における受信エラーについてジョブの再実行を容易に行うことができる。
【0017】
請求項6に係る発明によれば、外部装置における記憶容量の不足に伴うジョブの実行エラーの再実行を容易に行うことができる。
【0018】
請求項7に係る発明によれば、データ処理を行う際のユーザの認証処理においてエラーが生じた際に、認証処理の再実行を容易に行うことができる。
【0019】
請求項8に係る発明によれば、データ通信を行う際に受信側の装置においてデータの欠落等のエラーが生じた際に、データ通信の再実行を容易に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
<装置構成>
本発明の実施の形態におけるデータ処理システムは、図1に示すように、データ処理装置100、ユーザ情報管理サーバ102、ファイル管理サーバ104、クライアントコンピュータ106、SMTPサーバ108及びPOPサーバ110を含んで構成される。これらの装置は、インターネット等の通信網を介して互いに情報伝達可能に接続される。
【0021】
データ処理装置100は、図2に示すように、制御部10、記憶部12、入力部14、表示部16、画像読取部18及び通信インターフェース20を含んで構成される。データ処理装置100は、ユーザからの指示に従って、紙等の印刷媒体に印刷された画像情報を読み取り、ファイル管理サーバ104へ送信することによって情報を管理するために用いられる。
【0022】
制御部10は、CPUを含んで構成される。制御部10は、記憶部12に予め格納されているデータ処理プログラムを実行することによって、データ処理装置100におけるデータ処理を統合的に制御する。記憶部12は、半導体メモリを含んで構成される。記憶部12は、データ処理プログラムを記憶すると共に、画像読取部18でスキャンされた画像データ等のデータ処理装置100において処理される情報を一時的に記憶する等の機能を果たす。記憶部12は、半導体メモリと共に、又は、その代わりに、ハードディスク装置、光ディスク装置、磁気ディスク装置等を備えてもよい。入力部14は、キーボードやポインティングデバイス等を含んで構成される。入力部14は、ユーザからの画像読取りの指示や画像データの送信の指示等を受け付けるために用いられる。表示部16は、液晶パネル等を含んで構成される。表示部16は、データ処理装置100における処理に関する情報(ユーザインターフェース画面等)をユーザに呈示するために用いられる。なお、入力部14及び表示部16は、タッチパネルのように一体化されたものもよく使用される。画像読取部18は、光学スキャナを含んで構成される。画像読取部18は、プラテン等に置かれた原稿を光電変換素子アレイ等により光学的に読み取り、デジタル化された画像データを生成して制御部10へ出力する。通信インターフェース20は、TCP/IP等のプロトコルに則って、ネットワーク(通信手段)を介して電子メールや画像データを他の装置と送受信するために用いられる。
【0023】
ユーザ情報管理サーバ102、ファイル管理サーバ104、クライアントコンピュータ106、SMTPサーバ108及びPOPサーバ110は、一般的なコンピュータにより構成され、制御部、記憶部、入出力部、通信インターフェース部等を含んで構成される。
【0024】
ユーザ情報管理サーバ102は、データ処理装置100からユーザによって入力されたユーザ情報、又は、予め入出力部からユーザによって入力されたユーザ情報を記憶部に格納及び保持し、データ処理装置100から要求に従ってデータ処理装置100へ送信する。ユーザ情報は、ユーザID、ユーザ名、ユーザのメールアドレスを含み、それぞれが関連づけられてユーザ管理データベースとして登録される。
【0025】
ファイル管理サーバ104は、通信インターフェースを用いてデータ処理装置100から送信されてきた情報(電子ファイル等)を受信し、ファイル管理データベースに登録して管理する。具体的には、ファイル管理サーバ104は、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)やSOAP(Simple Object Access Protocol)等の所定の通信プロトコルに則って送信されてくる電子データをファイル管理データベースとして記憶部に格納して管理する。
【0026】
クライアントコンピュータ106は、メーラープログラムを実行することによって、POPサーバ110から電子メールを受けて、ユーザに電子メールの内容を呈示する。また、Webブラウザプログラムを実行することによって、データ処理装置100にアクセスし、データ処理装置100でのジョブの再試行等の処理の指示を行う。
【0027】
SMTPサーバ108は、SMTPプロトコル(Simple Mail Transfer Protocol)に則って電子メールの送信を行う。SMTPサーバ108は、データ処理装置100からユーザA宛の電子メールを受け取ると、POPサーバ110へその電子メールを転送する。本実施の形態では、SMTPプロトコルを用いるものとしたが、もちろんこれに限定されるものではなく、他のプロトコルを用いてもよい。
【0028】
POPサーバ110は、POP3プロトコル(Post Office Protocol version 3)等に則って電子メールの受信を行う。ユーザAはクライアントコンピュータ106を利用し、POPサーバ110よりその電子メールを受信する。本実施の形態では、POPプロトコルを用いるものとしたが、もちろんこれに限定されるものではなく、IMAP4等の他のプロトコルを用いてもよい。
【0029】
なお、本実施の形態では、データ処理装置100、ユーザ情報管理サーバ102、ファイル管理サーバ104、クライアントコンピュータ106、SMTPサーバ108及びPOPサーバ110をそれぞれ別個の装置としてシステムを構成したが、これらの装置のいずれか2つ以上を組み合わせて1つのコンピュータで実現することもできる。
【0030】
<処理方法>
本発明の実施の形態におけるデータ処理方法について説明する。データ処理は、データ処理装置100、ユーザ情報管理サーバ102、ファイル管理サーバ104、クライアントコンピュータ106、SMTPサーバ108及びPOPサーバ110において、それぞれ処理用プログラムを実行することによって実現される。すなわち、各装置は、処理プログラムを実行することによって、各工程における処理に相当する手段として機能する。
【0031】
データ処理装置100において行われる処理が指定される。ユーザは、入力部14を用いて、データ処理装置100で行われる処理を指示する。このとき、ユーザIDが同時に入力される。制御部10は、処理の対象となる情報、指示された処理の内容を指示データ、処理のステータス情報、ユーザIDをジョブIDに関連付けてジョブ管理データベースとして記憶部12に記憶させる。
【0032】
本実施の形態では、画像読取部18により原稿から画像データを読み取らせ、ファイル管理サーバ104へその画像データを送信する処理を例に説明を行う。
【0033】
制御部10は、ユーザからの処理の指示を受けると、画像読取部18に原稿のスキャンを開始する命令を出力する。画像読取部18は、スキャン開始命令を受けると、プラテン上に置かれた原稿を光学的にスキャンして、光電変換素子アレイにより原稿の画像に基づく画像データを生成する。生成された画像データは制御部10へ送信される。制御部10は、画像データを記憶部12に一時的に格納すると共にジョブを生成する。
【0034】
ジョブは、図3に示すように、スキャンにより生成された画像データ(情報)と、この画像データをファイル管理サーバ104へ送信する指示データと、その処理のステータス情報とを纏めた情報と、ユーザIDとを関連付けて管理される。また、ジョブには、固有のジョブIDが割り当てられる。各ジョブは、各々に固有に割り当てられたジョブIDによって管理される。ジョブIDは、ハッシュ関数(MD5やSHA−1等)を用いて生成する。これにより、ジョブIDを外部から推定され難くすることができる。なお、ハッシュ関数で生成する代わりに乱数を用いてもよい。各ジョブは、ジョブIDによって特定できるように記憶部12にジョブ管理データベースとして登録される。
【0035】
データ処理装置100の制御部10は、ジョブを生成すると、スキャンされた画像データをファイル管理サーバ104へ送信する。データ処理装置100は、データ転送時のエラーを検知することができる。具体的には、HTTPに則ってデータ転送をする場合には、HTTPステータスコードを受信することによってエラーを識別することができる。また、SOAPに則ってデータ転送をする場合には、SOAPフォールト(SOAP Fault)を受信することによってエラーを識別することができる。
【0036】
例えば、エラーは(1)ファイル管理サーバ104にデータが未達である、又は、(2)ファイル管理サーバ104で発生したプログラム処理エラーの2種類に分類することができる。(1)の例としては、(1−a)物理的に通信手段が接続されていない、(1−b)ルータ等の通信手段の故障等が挙げられる。(2)の例としては、(2−a)ファイル管理サーバ104におけるリポジトリの容量オーバー、(2−b)ユーザのライセンス認証ができなかった場合等が挙げられる。
【0037】
ファイル管理サーバ104でエラーが発生した場合には、ファイル管理サーバ104の制御部はエラーに任意のエラーコードを割り当て、エラー内容を示す詳細情報を含むWebページを生成して記憶部に記憶させる。さらに、ファイル管理サーバ104の制御部は、エラーコード及び詳細情報を含んだエラーメッセージをデータ処理装置100へ送信する。
【0038】
エラーが検出されると本実施の形態におけるエラー処理が開始される。エラー処理は、図4に示すフローチャートに沿って行われる。エラー処理も、データ処理装置100、ユーザ情報管理サーバ102、ファイル管理サーバ104、クライアントコンピュータ106、SMTPサーバ108及びPOPサーバ110において、それぞれ処理用プログラムを実行することによって実現される。すなわち、各装置は、処理プログラムを実行することによって、図4に示すフローチャートの各工程における処理に相当する手段として機能する。
【0039】
ステップS10では、データ処理装置100においてエラー通知情報が生成される。制御部10は、エラーが上記(1)のカテゴリーに相当する場合には、図5に示すように、エラーの原因を示す詳細情報とエラーに対応するジョブの再試行を指示するためのWebページのURLとを含むエラー通知情報を生成する。このとき、エラーに対応するジョブのジョブIDを含むURLを生成することによって再試行対象となるジョブを特定できるようにする。
【0040】
制御部10は、エラーが上記(2)のカテゴリーに相当する場合には、図6に示すように、ファイル管理サーバ104から送信されてきたエラーメッセージと、エラーの内容の詳細情報を表示するためのWebページのURLと、エラーに対応するジョブの再試行を指示するためのWebページのURLとを含むエラー通知情報を生成する。
【0041】
ステップS12では、エラーが発生したジョブを指示したユーザのユーザIDを利用してそのユーザのメールアドレスが取得される。制御部10は、エラーが発生したジョブを指示したユーザのユーザIDをユーザ情報管理サーバ102へ送信する。ユーザ情報管理サーバ102では、記憶部に格納されているユーザ管理データベースが参照され、受信したユーザIDに関連付けられているユーザ名及びそのユーザのメールアドレスが抽出され、これらの情報がデータ処理装置100へ返信される。データ処理装置100の制御部10はこれらの情報を受信する。
【0042】
ステップS14では、エラー通知情報を含む電子メールが生成される。制御部10は、ステップS10で生成されたエラー通知情報にデータ処理装置100のネットワークアドレスを付加した電子メールを生成し、ステップS12で取得されたメールアドレスに電子メールを送信する。
【0043】
ステップS16では、電子メールがクライアントコンピュータ106へ送信される。制御部10は、通信インターフェース20を介して、ステップS14で生成された電子メールをネットワークへ送出する。電子メールは、SMTPサーバ108及びPOPサーバ110を経て、クライアントコンピュータ106へ送り届けられる。クライアントコンピュータ106では、通信インターフェースを介して、電子メールが受信される。ここでの処理は、一般的なTCP/IPに則って行われるので詳細な説明は省略する。
【0044】
ステップS18では、電子メールの内容がユーザに呈示される。クライアントコンピュータ106では、ステップS18で受信された電子メールに含まれるエラー通知情報がディスプレイに表示される。これによって、ジョブを指定したユーザは、ジョブの処理中にエラーが発生したことを認識でき、そのエラーの詳細情報によりエラーの内容を把握することができる。
【0045】
また、エラーが上記(2)のカテゴリーに相当する場合には、図6に示すように、エラー通知情報にはエラーの内容の詳細情報を表示するためのWebページのURLが含まれる。したがって、ユーザは、Webブラウザを用いてそのURLを指定することによって、ファイル管理サーバ104の記憶部に格納されているWebページを呼び出してエラーの詳細情報を確認することもできる。ユーザは、Webページを確認することによって、ファイル管理サーバ104に生じているエラーを取り除いたうえで以下の処理に進むことができる。
【0046】
ステップS20では、ジョブの再試行が指示される。ユーザは、エラーの内容を確認した上で、ジョブの再実行が必要な場合には、Webブラウザを用いてエラーに対応するジョブの再試行を指示するためのWebページのURLを指定する。これによって、データ処理装置100へジョブIDを含むURLが送信されて、ジョブの再試行が指示される。
【0047】
ステップS22では、ジョブが再実行される。データ処理装置100の制御部10は、クライアントコンピュータ106からアクセスされ、URL内に含まれているジョブIDを抽出する。また、記憶部12に記憶されているジョブ管理データベースから、抽出したジョブIDと一致するものがないか調査する。一致するジョブIDが登録されている場合、そのジョブIDに関連付けて登録されている画像データ(情報)と処理の指示内容とが抽出される。そして、制御部10は、抽出された画像データ(情報)と処理の指示内容とに応じて再度ジョブの実行を行う。
【0048】
このように、URLを用いてジョブの再試行を指示できるようにすることによって、一般的なクライアントコンピュータに搭載されているであろうWebブラウザを用いてジョブの再試行を指示することかできる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明の実施の形態におけるデータ処理システムの全体構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるデータ処理装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるジョブ管理データベースの登録例を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるエラー処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態における電子メールの内容例を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態における電子メールの内容例を示す図である。
【符号の説明】
【0050】
10 制御部、12 記憶部、14 入力部、16 表示部、18 画像読取部、20 通信インターフェース、100 データ処理装置、102 ユーザ情報管理サーバ、104 ファイル管理サーバ、106 クライアントコンピュータ、108 SMTPサーバ、110 POPサーバ。
【出願人】 【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士ゼロックス株式会社
【出願日】 平成18年8月16日(2006.8.16)
【代理人】 【識別番号】100075258
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 研二

【識別番号】100096976
【弁理士】
【氏名又は名称】石田 純


【公開番号】 特開2008−48154(P2008−48154A)
【公開日】 平成20年2月28日(2008.2.28)
【出願番号】 特願2006−221782(P2006−221782)