| 【発明の名称】 |
放送番組送出装置及びそれらに用いる放送番組送出方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】松原 祐一
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| 【要約】 |
【課題】簡単な操作で複雑な合成制御を行うことが可能な放送番組送出装置を提供する。
【構成】入力素材選択手段3は外部から入力された複数の素材を切替え、1列目の素材合成手段4と2列目の素材合成手段5とに渡す合成素材の選択を行う。1列目の素材合成手段4は入力素材選択手段3で選択された素材の混ぜ合わせ、キー合成を行う。2列目の素材合成手段5は入力素材選択手段3で選択された素材及び1列目の素材合成手段4で合成された結果の素材を選択し、それらの素材の混ぜ合わせ、キー合成を行う。事前に作成された項目表/キューシートは、オンエア前にニュース自動送出制御装置1にて制御情報が保持され、オンエア時のTAKE操作によってスイッチャ装置2への素材選択制御と、1列目の素材合成手段4及び2列目の素材合成手段5への合成制御とが行われる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 事前に作成された項目表/キューシートによってTAKE操作で制御を行うニュース自動送出制御装置と、少なくとも1列目及び2列目の素材合成手段を持つスイッチャ装置とから構成される放送番組送出装置であって、 前記スイッチャ装置は、外部から入力された複数の素材を切替えて前記1列目の素材合成手段と前記2列目の素材合成手段とに渡す合成素材の選択を行う入力素材選択手段を有し、 前記1列目の素材合成手段は、前記入力素材選択手段で選択された素材の混ぜ合わせ及びキー合成を少なくとも行い、 前記2列目の素材合成手段は、前記入力素材選択手段で選択された素材及び前記1列目の素材合成手段で合成された結果の素材を選択し、それらの素材の混ぜ合わせ及びキー合成を少なくとも行い、 前記2列目の素材合成手段で前記素材を切替えるTAKE操作と同じ運用で前記1列目の素材合成手段の合成状態を変更することを特徴とする放送番組送出装置。 【請求項2】 前記事前に作成された項目表/キューシートは、オンエア前に前記ニュース自動送出制御装置にて制御情報が保持され、オンエア時のTAKE操作によって前記スイッチャ装置への素材選択制御と、前記1列目及び前記2列目の素材合成手段への合成制御とを行うことを特徴とする請求項1記載の放送番組送出装置。 【請求項3】 オンエアになった合成イベントに対して次制御が前記1列目の素材合成手段へのフェーダー値制御かどうかを判別し、前記フェーダー値制御である場合に前記1列目の素材合成手段に対してフェーダー値セットを行い、次のTAKE操作にて前記1列目の素材合成手段の合成状態の変更を行うことを特徴とする請求項1または請求項2記載の放送番組送出装置。 【請求項4】 前記1列目の素材合成手段にてキー合成素材を作ることを特徴とする請求項1または請求項2記載の放送番組送出装置。 【請求項5】 事前に作成された項目表/キューシートによってTAKE操作で制御を行うニュース自動送出制御装置と、少なくとも1列目及び2列目の素材合成手段を持つスイッチャ装置とから構成される放送番組送出装置に用いる放送番組送出方法であって、 前記スイッチャ装置に、外部から入力された複数の素材を切替えて前記1列目の素材合成手段と前記2列目の素材合成手段とに渡す合成素材の選択を行う入力素材選択手段を設け、 前記1列目の素材合成手段が、前記入力素材選択手段で選択された素材の混ぜ合わせ及びキー合成を少なくとも行い、 前記2列目の素材合成手段が、前記入力素材選択手段で選択された素材及び前記1列目の素材合成手段で合成された結果の素材を選択し、それらの素材の混ぜ合わせ及びキー合成を少なくとも行い、 前記2列目の素材合成手段で前記素材を切替えるTAKE操作と同じ運用で前記1列目の素材合成手段の合成状態を変更することを特徴とする放送番組送出方法。 【請求項6】 前記事前に作成された項目表/キューシートは、オンエア前に前記ニュース自動送出制御装置にて制御情報が保持され、オンエア時のTAKE操作によって前記スイッチャ装置への素材選択制御と、前記1列目及び前記2列目の素材合成手段への合成制御とを行うことを特徴とする請求項5記載の放送番組送出方法。 【請求項7】 オンエアになった合成イベントに対して次制御が前記1列目の素材合成手段へのフェーダー値制御かどうかを判別し、前記フェーダー値制御である場合に前記1列目の素材合成手段に対してフェーダー値セットを行い、次のTAKE操作にて前記1列目の素材合成手段の合成状態の変更を行うことを特徴とする請求項5または請求項6記載の放送番組送出方法。 【請求項8】 前記1列目の素材合成手段にてキー合成素材を作ることを特徴とする請求項5または請求項6記載の放送番組送出方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は放送番組送出装置及びそれに用いる放送番組送出方法に関し、特に放送番組素材を切替えて送出する放送番組送出装置に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、放送番組送出装置においては、1列目の素材合成手段[MK(Mix and Keying)1]で合成された素材からのとりきり素材を、運用者によるTAKE操作によって2列目の素材合成手段(MK2)にて順次切替えて送出している(例えば、特許文献1参照)。 【0003】 このような処理を行う放送番組送出装置としては、図5に示すように、送出制御端末31と、スイッチャミキサ32と、TAKEボタン33と、その他の機器34とから構成されたものがある。 【0004】 【特許文献1】特開平10−191164号公報(図4) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 上述した従来の放送番組送出装置では、1列目の素材合成手段(MK1)での合成が、1つのショットとしてセットすることしかできず、中継先とスタジオとの掛け合い等、多彩なニュース運行場面において、マニュアル操作でのスイッチャ制御が必要である。 【0006】 今までのニュース自動送出システムでは、スイッチャに対する複雑な合成イベントの指定が、1列目の素材合成手段(MK1)を使用して1つのショットとしてしか指定できず、TAKE操作によって合成波形を2列目の素材合成手段(MK2)の効果を入れてオンエア(OA:On Air)にすることしかできない。 【0007】 ここで、効果とは、1つの画像または音声がゆっくり消えたり、現れたりさせるためのフェーダー(fader)、画面を種々の形で消して、そこに別の画面を出していくワイプ(wipe)等の技法による画像や音声に対する特殊効果を示している。 【0008】 そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、簡単な操作で複雑な合成制御を行うことができる放送番組送出装置及びそれに用いる放送番組送出方法を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0009】 本発明による放送番組送出装置は、事前に作成された項目表/キューシートによってTAKE操作で制御を行うニュース自動送出制御装置と、少なくとも1列目及び2列目の素材合成手段を持つスイッチャ装置とから構成される放送番組送出装置であって、 前記スイッチャ装置は、外部から入力された複数の素材を切替えて前記1列目の素材合成手段と前記2列目の素材合成手段とに渡す合成素材の選択を行う入力素材選択手段を備え、 前記1列目の素材合成手段は、前記入力素材選択手段で選択された素材の混ぜ合わせ及びキー合成を少なくとも行い、 前記2列目の素材合成手段は、前記入力素材選択手段で選択された素材及び前記1列目の素材合成手段で合成された結果の素材を選択し、それらの素材の混ぜ合わせ及びキー合成を少なくとも行い、 前記2列目の素材合成手段で前記素材を切替えるTAKE操作と同じ運用で前記1列目の素材合成手段の合成状態を変更している。 【0010】 本発明による放送番組送出方法は、事前に作成された項目表/キューシートによってTAKE操作で制御を行うニュース自動送出制御装置と、少なくとも1列目及び2列目の素材合成手段を持つスイッチャ装置とから構成される放送番組送出装置に用いる放送番組送出方法であって、 前記スイッチャ装置に、外部から入力された複数の素材を切替えて前記1列目の素材合成手段と前記2列目の素材合成手段とに渡す合成素材の選択を行う入力素材選択手段を設け、 前記1列目の素材合成手段が、前記入力素材選択手段で選択された素材の混ぜ合わせ及びキー合成を少なくとも行い、 前記2列目の素材合成手段が、前記入力素材選択手段で選択された素材及び前記1列目の素材合成手段で合成された結果の素材を選択し、それらの素材の混ぜ合わせ及びキー合成を少なくとも行い、 前記2列目の素材合成手段で前記素材を切替えるTAKE操作と同じ運用で前記1列目の素材合成手段の合成状態を変更している。 【0011】 すなわち、本発明の放送番組送出装置は、項目表/キューシートにしたがってニュース番組を自動送出するシステムにおいて、複雑な合成イベントの制御を運用者によるTAKE操作で簡単に送出可能としている。 【0012】 本発明の放送番組送出装置では、オンエア(OA:On Air)になった合成イベントに対して、NEXT制御(次制御)が1列目の素材合成手段[MK(Mix and Keying)1]へのフェーダー値制御かどうかを判別し、フェーダー値制御である場合に、1列目の素材合成手段(MK1)に対してフェーダー値セットを行い、次の運用者によるTAKE操作にて、1列目の素材合成手段(MK1)の合成の状態変更を行うことによって、従来は不可能であった、合成波形からの素材とりきり操作やその逆の動きが可能となる。 【0013】 上記のように、本発明の放送番組送出装置では、2列目の素材合成手段(MK2)で素材を切替えるTAKE操作と同じ運用で、1列目の素材合成手段(MK1)の合成状態が変更可能となるため、運用が多様化してきたニュース送出において、簡単な操作で複雑な合成制御が可能になるという効果がある。 【0014】 つまり、本発明の放送番組送出装置では、今まで運用者がマニュアルでしか操作できなかった複雑なスイッチャ制御を、TAKEボタンで簡単に行うことが可能となる。 【発明の効果】 【0015】 本発明は、上記のような構成及び動作とすることで、簡単な操作で複雑な合成制御を行うことができるという効果が得られる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0016】 次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による放送番組送出装置の構成を示すブロック図である。図1において、本発明の一実施例による放送番組送出装置は、事前に作成された項目表/キューシート(図示せず)によってTAKE操作で制御を行うニュース自動送出制御装置1と、複数列の素材合成手段[MK(Mix and Keying)]列を持つスイッチャ装置2とから構成されている。また、スイッチャ装置2は、入力素材選択手段3と、1列目の素材合成手段(MK1)4と、2列目の素材合成手段(MK2)5とを備えている。 【0017】 入力素材選択手段3は外部から入力された複数の素材を切替え、1列目の素材合成手段(MK1)4と2列目の素材合成手段(MK2)5とに渡す合成素材の選択を行う。1列目の素材合成手段(MK1)4は、入力素材選択手段3で選択された素材を混ぜ合わせたり、キー合成したりする。2列目の素材合成手段(MK2)5は、入力素材選択手段3で選択された素材及び1列目の素材合成手段(MK1)4で合成された結果の素材を選択し、それらの素材を混ぜ合わせたり、キー合成したりする。 【0018】 事前に作成された項目表/キューシートは、オンエア(OA:On Air)前にニュース自動送出制御装置1にて制御情報が保持され、オンエア時のTAKE操作によってスイッチャ装置2への素材選択制御と、1列目の素材合成手段(MK1)4及び2列目の素材合成手段(MK2)5への合成制御が行われる。 【0019】 図2は図1のスイッチャ装置2の動作を示すフローチャートであり、図3は本発明の一実施例による放送番組送出装置の動作を説明するための図である。これら図1〜図3を参照して本発明の一実施例の動作について説明する。尚、図2に示す処理はスイッチャ装置2のCPU(中央処理装置)(図示せず)がプログラムを動作することによって実現される。 【0020】 まず、2列目の素材合成手段(MK2)5では、図3の10のカメラがオンエアされているものとする。ニュース自動送出制御装置1より、NEXTイベントのMK1列へのセットとNEXTイベントへ遷移するための効果のMK2列へのセットとが行われる(図2ステップS1)。 【0021】 ここで、効果とは、1つの画像または音声がゆっくり消えたり、現れたりさせるためのフェーダー(fader)、画面を種々の形で消して、そこに別の画面を出していくワイプ(WIPE)等の技法による画像や音声に対する特殊効果を示している。 【0022】 本実施例では、図3の13のワイプの合成素材であるカメラと中継の素材選択指示とが、入力素材選択手段3に対してBASE−A及びBASE−Bへセットされ、その合成のワイプパターンが1列目の素材合成手段(MK1)4へセットされ、さらに図3の11の効果のセットが2列目の素材合成手段(MK2)5へセットされる。 【0023】 次に、番組の進行にあわせて運用者がイベントを進めるために、図3の12で示されるMK2へのベースTAKE操作を行う(図2ステップS2)。このベースTAKE操作によって、2列目の素材合成手段(MK2)5では、図3の11の効果を実行後、図3の13の映像をオンエアとして選択して送出する(図2ステップS3)。 【0024】 その後、スイッチャ装置2では、次のイベントの有無の判別が行われる(図2ステップS4)。ここで、NEXTイベントがない場合には処理終了となるが、NEXTイベントがある場合にはさらにNEXT制御がオンエアイベントのフェーダー値変更かどうかの判断が行われる(図2ステップS5)。 【0025】 さらに、オンエアイベントのフェーダー値変更制御ではない場合には、ステップS1のNEXTイベントセット動作へ戻るが、オンエアイベントのフェーダー値変更制御である場合には、1列目の素材合成手段(MK1)4に対して図3の14の効果で示されるトランジション時間と、図3の16で示されるNEXTイベントへのフェーダー値とのセットが行われる(図2ステップS6)。 【0026】 セット完了後、運用者の図3の15のTAKE操作によって、1列目の素材合成手段(MK1)4へのフェーダー制御が行われ(図2ステップS7)、最後に、1列目の素材合成手段(MK1)4の列にて映像の合成状態の変更処理が行われる(図2ステップS8)。 【0027】 このように、本実施例では、2列目の素材合成手段(MK2)5で素材を切替えるTAKE操作と同じ運用で、1列目の素材合成手段(MK1)4の合成状態を変更することによって、運用が多様化してきたニュース送出において、簡単な操作で複雑な合成制御が可能になるという効果がある。 【0028】 図4は本発明の他の実施例による放送番組送出装置の構成を示すブロック図である。図4において、本発明の他の実施例による放送番組送出装置の構成は、入力素材選択手段23にてMK1列で選択している素材が、BASE−A及びKEY−1である点が、上記の本発明の一実施例と異なっている。また、本実施例では、1列目の素材合成手段(MK1)24での合成も、上記の本発明の一実施例においてBASE同士のワイプ合成を行っているのに対し、BASEに対するKEY合成である点が異なっている。 【0029】 1列目の素材合成手段(MK1)24にてKEY合成素材を作ると、図2のステップS5の処理で行っているフェーダー値変更かどうかの判断を、KEY合成のレベルやプロパティの変更かどうかの判断に置き換えることで、上記の本発明の一実施例とは異なる動作が可能となる。 【0030】 これによって、本実施例では、運用者にとっては、同じTAKE操作によるオンエア進行が可能であるにも関わらず、KEY状態の変更操作までニュース自動送出装置にて簡単に行うことができるようになる。 【産業上の利用可能性】 【0031】 本発明は、マスター装置におけるマスタースイッチャー制御といった用途に適用することができ、また情報番組や制作番組における自動運行装置にも適用可能である。 【図面の簡単な説明】 【0032】 【図1】本発明の一実施例による放送番組送出装置の構成を示すブロック図である。 【図2】図1のスイッチャ装置の動作を示すフローチャートである。 【図3】本発明の一実施例による放送番組送出装置の動作を説明するための図である。 【図4】本発明の他の実施例による放送番組送出装置の構成を示すブロック図である。 【図5】従来の放送番組送出装置の構成を示すブロック図である。 【符号の説明】 【0033】 1,21 ニュース自動送出制御装置 2,22 スイッチャ装置 3,23 入力素材選択手段 4,24 1列目の素材合成手段 5,25 2列目の素材合成手段
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004237 【氏名又は名称】日本電気株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月16日(2006.8.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100088812 【弁理士】 【氏名又は名称】▲柳▼川 信
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| 【公開番号】 |
特開2008−48149(P2008−48149A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月28日(2008.2.28) |
| 【出願番号】 |
特願2006−221737(P2006−221737) |
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