| 【発明の名称】 |
画像処理システム、画像処理方法及び画像処理プログラム |
| 【発明者】 |
【氏名】劉 浜輝
【氏名】新井 俊哲
【氏名】三樹 正義
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| 【要約】 |
【課題】画像データの内容に基づいて適切に情報管理を行うことができる画像処理システム、画像処理方法及び画像処理プログラムを提供する。
【構成】画像処理装置10とサーバ12とがネットワーク14を介して接続されており、画像処理装置10は、原稿を読み取って画像データを取得し、ログデータとして保存するためのログ画像を含むイメージログを生成してサーバ12に送信する。サーバ12は、ログ画像を解析し、画像処理装置10による画像データの出力の可否を判断して画像処理装置10に出力可否信号を送信する。画像処理装置10では、この出力可否信号に基づいて、画像データを出力するか否かを決定する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 画像処理装置とサーバとを含む画像処理システムであって、 前記画像処理装置は、 原稿を読み取って画像データを取得する画像取得手段と、 前記画像データに基づきログデータとして保存するためのログ画像を取得するログ画像取得手段と、 前記ログ画像を前記サーバに送信するとともに前記サーバから出力可否信号を受信する通信手段と、 前記サーバから受信した前記出力可否信号に基づき、出力手段による前記画像データに基づく出力の可否を制御する出力制御手段と、 を備え、 前記サーバは、 前記ログ画像を記録するログ画像記録手段と、 前記ログ画像を解析する画像解析手段と、 前記画像解析手段の解析結果に基づいて、前記画像データの出力の可否を判断し、前記出力可否信号を生成する出力可否信号生成手段と、 前記画像処理装置から前記ログ画像を受信するとともに前記出力可否信号を前記画像処理装置に送信する通信手段と、 を備えることを特徴とする画像処理システム。 【請求項2】 請求項1記載の画像処理システムにおいて、前記画像解析手段は、前記ログ画像と予め指定された基準画像との類似性を解析する類似画像解析手段を備えることを特徴とする画像処理システム。 【請求項3】 請求項2記載の画像処理システムにおいて、前記画像解析手段は、前記ログ画像に含まれる文字情報を検出する文字検出手段を備えることを特徴とする画像処理システム。 【請求項4】 画像処理装置とサーバとを使用する画像処理方法であって、 前記画像処理装置により、 原稿を読み取って画像データを取得し、 前記画像データに基づきログデータとして保存するためのログ画像を取得し、 前記ログ画像を前記サーバに送信するとともに前記サーバから出力可否信号を受信し、 前記サーバから受信した前記出力可否信号に基づき、前記画像データに基づく出力の可否を制御し、 前記サーバにより、 前記ログ画像を記録し、 前記ログ画像を解析し、 前記ログ画像の解析結果に基づいて、前記画像データの出力の可否を判断して前記出力可否信号を生成し、 前記ログ画像を受信するとともに前記出力可否信号を前記画像処理装置に送信する、 ことを特徴とする画像処理方法。 【請求項5】 画像処理装置とサーバとにより実行される画像処理プログラムであって、 前記画像処理装置に、 原稿を読み取って画像データを取得し、 前記画像データに基づきログデータとして保存するためのログ画像を取得し、 前記ログ画像を前記サーバに送信するとともに前記サーバから出力可否信号を受信し、 前記サーバから受信した前記出力可否信号に基づき、出力手段による前記画像データに基づく出力の可否を制御する処理を実行させ、 前記サーバに、 前記ログ画像を記録し、 前記ログ画像を解析し、 前記ログ画像の解析結果に基づいて、前記画像データの出力の可否を判断して前記出力可否信号を生成し、 前記ログ画像を受信するとともに前記出力可否信号を前記画像処理装置に送信する処理を実行させる、 ことを特徴とする画像処理プログラム。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、機密情報の漏洩を防止する機能を有する画像処理システム、画像処理方法及び画像処理プログラムに関する。 【背景技術】 【0002】 従来より、原稿を読み取って取得した画像データを出力するとともに、当該画像データに対して行う処理内容とともにイメージログとしてサーバに保存する画像処理システムが実用化されている。このような画像処理システムでは、取得した画像データの出力を自由に行うことができ、機密情報が漏洩する可能性があった。 【0003】 このため、例えば、下記特許文献1には、キーワードとメールアドレスとに基づいてメール発信の可否を決定することにより機密情報の漏洩を防止する電子メールの送信制御装置が開示されている。 【特許文献1】特開2002−207672号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかし、上記従来の技術においては、取得した画像データの内容に基づいて、その出力の可否を決定するものではないので、画像データについて、適切に情報管理を行うことができないという問題があった。 【0005】 本発明は、上記従来の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、画像データの内容に基づいて適切に情報管理を行うことができる画像処理システム、画像処理方法及び画像処理プログラムを提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0006】 上記目的を達成するために、本発明は、画像処理装置とサーバとを含む画像処理システムであって、前記画像処理装置は、原稿を読み取って画像データを取得する画像取得手段と、前記画像データに基づきログデータとして保存するためのログ画像を取得するログ画像取得手段と、前記ログ画像を前記サーバに送信するとともに前記サーバから出力可否信号を受信する通信手段と、前記サーバから受信した前記出力可否信号に基づき、出力手段による前記画像データに基づく出力の可否を制御する出力制御手段と、を備え、前記サーバは、前記ログ画像を記録するログ画像記録手段と、前記ログ画像を解析する画像解析手段と、前記画像解析手段の解析結果に基づいて、前記画像データの出力の可否を判断し、前記出力可否信号を生成する出力可否信号生成手段と、前記画像処理装置から前記ログ画像を受信するとともに前記出力可否信号を前記画像処理装置に送信する通信手段と、を備えることを特徴とする。 【0007】 ここで、上記画像解析手段は、前記ログ画像と予め指定された基準画像との類似性を解析する類似画像解析手段を備えることを特徴とする。 【0008】 また、上記画像解析手段は、前記ログ画像に含まれる文字情報を検出する文字検出手段を備えることを特徴とする。 【0009】 また、本発明は、画像処理装置とサーバとを使用する画像処理方法であって、前記画像処理装置により、原稿を読み取って画像データを取得し、前記画像データに基づきログデータとして保存するためのログ画像を取得し、前記ログ画像を前記サーバに送信するとともに前記サーバから出力可否信号を受信し、前記サーバから受信した前記出力可否信号に基づき、前記画像データに基づく出力の可否を制御し、前記サーバにより、前記ログ画像を記録し、前記ログ画像を解析し、前記ログ画像の解析結果に基づいて、前記画像データの出力の可否を判断して前記出力可否信号を生成し、前記ログ画像を受信するとともに前記出力可否信号を前記画像処理装置に送信することを特徴とする。 【0010】 また、本発明は、画像処理装置とサーバとにより実行される画像処理プログラムであって、前記画像処理装置に、原稿を読み取って画像データを取得し、前記画像データに基づきログデータとして保存するためのログ画像を取得し、前記ログ画像を前記サーバに送信するとともに前記サーバから出力可否信号を受信し、前記サーバから受信した前記出力可否信号に基づき、出力手段による前記画像データに基づく出力の可否を制御する処理を実行させ、前記サーバに、前記ログ画像を記録し、前記ログ画像を解析し、前記ログ画像の解析結果に基づいて、前記画像データの出力の可否を判断して前記出力可否信号を生成し、前記ログ画像を受信するとともに前記出力可否信号を前記画像処理装置に送信する処理を実行させることを特徴とする。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という)を、図面に従って説明する。 【0012】 図1には、本発明にかかる画像処理システムの構成例のブロック図が示される。図1において、画像処理システムは画像処理装置10とサーバ12とがネットワーク14を介して接続されて構成されている。 【0013】 画像処理装置10は、複写機、ファクシミリ装置等で構成され、原稿を読み取って画像データを取得する機能を有する装置である。取得した画像データは、印刷装置、ファクシミリ装置等により出力される。また、ネットワーク14を介してサーバ12に後述するイメージログを送信する。 【0014】 サーバ12は、ネットワーク14を介して画像処理装置10から受信したイメージログを格納するとともに、イメージログに含まれるログ画像を解析し、画像処理装置10による画像データの出力の可否を判断する。 【0015】 図2には、上記画像処理装置10の構成例のブロック図が示される。図2において、画像処理装置10は、画像取得部16、ジョブログ取得部18、ログ画像取得部20、イメージログ生成部22、通信部24、表示部26、入力部28、記憶部30、出力部32及び制御部34を含んで構成されている。 【0016】 画像取得部16は、スキャナ等で構成され、原稿を読み取って画像データを取得する。また、外部のコンピュータ等で構成される画像データ生成装置から画像データを取得する構成としてもよい。 【0017】 ジョブログ取得部18は、複写枚数またはファクシミリ送信枚数、ユーザ名やID番号等の操作者の識別情報、日付等を含むジョブの処理内容を識別するためのジョブログを取得する。このジョブログは、ユーザが入力部28から入力した情報に基づいて生成されたものでもよいし、外部のコンピュータ等から取得してもよい。 【0018】 ログ画像取得部20は、上記画像取得部16が取得した画像データから、ログデータとして保存するためのログ画像を取得する。なお、ログ画像は、外部のコンピュータ等から取得してもよい。 【0019】 イメージログ生成部22は、上記ジョブログとログ画像とを関連付けてイメージログを生成する。 【0020】 通信部24は、公知の方法によりネットワーク14を介してサーバ12と通信し、上記イメージログ等をサーバ12に送信し、及びサーバ12から後述する出力可否信号を受信する処理等を行う。 【0021】 表示部26は、例えば液晶ディスプレイ(LCD)等で構成され、画像データの出力許可または出力不許可の通知等を表示する。 【0022】 入力部28は、キーボード、タッチパネル等で構成され、ユーザが指示情報等を入力するために使用する。 【0023】 記憶部30は、例えばCPUの作業用のRAM、ROM、磁気記憶媒体等で構成されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であり、CPUの動作用のプログラム、画像データ、イメージログ等を記憶する。なお、上記ジョブログ取得部18、ログ画像取得部20、イメージログ生成部22及び制御部34は、記憶部30に記憶された動作プログラムをCPUが実行することにより実現される。 【0024】 出力部32は、プリンタエンジン等を含む印刷装置、ファクシミリ送信装置等で構成され、上記画像データを印刷し、またはファクシミリ送信する。このような画像データの出力は、後述するサーバ12からの出力可否信号に基づいて実行される。なお、この出力部32は、画像処理装置10の外部に設け、画像処理装置10の制御に基づいて画像データを出力する構成としてもよい。 【0025】 制御部34は、CPU等を含んで構成され、画像取得部16、ジョブログ取得部18、ログ画像取得部20、イメージログ生成部22、通信部24、表示部26、入力部28、記憶部30及び出力部32とデータのやり取りをしながらこれらの動作を制御する。 【0026】 図3には、上記サーバ12の構成例のブロック図が示される。図3において、サーバ12は、通信部36、画像解析部38、類似画像解析部40、文字検出部42、記憶部44及び制御部46を含んで構成されている。 【0027】 通信部36は、公知の方法によりネットワーク14を介して画像処理装置10と通信し、上記イメージログを受信するとともに画像処理装置10に後述する制御信号として出力許可信号及び出力不許可信号を送信する処理等を行う。また、管理者に対して電子メールを送信する処理も行う。 【0028】 画像解析部38は、類似画像解析部40及び文字検出部42により構成され、画像処理装置10から受信したイメージログに含まれるログ画像を解析して、その解析結果を制御部46にわたす。 【0029】 類似画像解析部40は、上記ログ画像と予め指定された基準画像との類似性を解析する。基準画像は、漏洩を防止したい機密情報に基づいて、予めユーザが記憶部44に記憶させておく。また、類似画像解析は、従来公知の方法により行うことができるが、例えば画像の特徴を示す特徴量ベクトルを求め、特徴量ベクトル空間において、ログ画像と基準画像との間の距離を演算する方法等がある。 【0030】 文字検出部42は、OCR(光学式文字読取装置)等により構成され、ログ画像に含まれる文字情報を検出する。 【0031】 画像解析部38では、これらの類似画像解析部40及び文字検出部42により、ログ画像が基準画像と類似しているか否か、機密情報に関する文字情報が含まれているか否かの解析結果を制御部46に出力する。 【0032】 記憶部44は、例えばCPUの作業用のRAM、ROM、磁気記憶媒体等で構成されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であり、CPUの動作用のプログラム、イメージログ等を記憶する。なお、上記画像解析部38、類似画像解析部40、文字検出部42(OCRのハードウエアは除く)及び制御部46は、記憶部44に記憶された動作プログラムをCPUが実行することにより実現される。 【0033】 制御部46は、CPU等を含んで構成され、通信部36、画像解析部38、類似画像解析部40、文字検出部42及び記憶部44とデータのやり取りをしながらこれらの動作を制御する。また、制御部46は、画像解析部38の解析結果に基づいて、画像処理装置10が画像データを出力することを許可する出力許可信号及び画像データを出力することを許可しない出力不許可信号を出力可否信号として生成する。 【0034】 なお、上記画像処理装置10とサーバ12とは、一つの装置、例えば複写機の中で実現してもよい。この場合には、画像処理装置10とサーバ12との通信は、装置内部のバス等を使用して行うので、ネットワーク14は不要となる。 【0035】 図4には、本発明にかかる画像処理システムの動作例のフローが示される。図4において、ユーザが入力部28からジョブの実行指示を入力すると、画像処理装置10が画像取得部16により原稿を読み取り、画像データを取得する(S1)。 【0036】 また、上記ジョブの実行指示に含まれる複写枚数またはファクシミリ送信枚数、ユーザ名やID番号等のユーザの識別情報、日付等によりジョブログ取得部18がジョブログを生成する。また、上記取得した画像データから、ログ画像取得部20がログデータとして保存するためのログ画像を生成する。これらのジョブログ及びログ画像を関連付けることによりイメージログ生成部22がイメージログを生成する(S2)。生成したイメージログは、制御部34が通信部24を介してサーバ12へ送信する(S3)。 【0037】 サーバ12では、通信部36を介して上記イメージログを受信し(S4)、画像解析部38がイメージログに含まれるログ画像を解析する(S5)。この画像解析は、上述したように、類似画像解析部40及び文字検出部42により実行され、機密情報である基準画像と類似した画像が含まれているか否か、及び機密情報に関する文字情報が含まれているか否かが確認される。 【0038】 次に、制御部46は、イメージログに含まれるジョブログを解析し、ユーザ名が予め登録された特定ユーザに一致するか否かを確認する(S6)。ここで、特定ユーザとは、過去において機密情報を漏洩させた経歴を有するユーザであり、本実施形態にかかる画像処理システムの使用を禁止される者である。この特定ユーザは、管理者が予め記憶部44に記憶させておくことができる。 【0039】 上記S6において、ユーザが特定ユーザに該当せず(S7)、且つ上記画像解析部38の解析の結果、ログ画像に機密情報が含まれていない場合には(S8)、制御部46が通信部36を介して画像処理装置10に出力許可信号を送信する(S9)。この場合の制御部46が、本発明の出力可否信号生成手段として機能する。 【0040】 一方、S7において、ユーザが特定ユーザである場合には、制御部46が通信部36を介して画像処理装置10に出力不許可信号を送信する(S11)。また、S8において、ログ画像に機密情報が含まれている場合には、制御部46が、当該ジョブログにユーザ名が含まれるユーザ(当該ジョブを実行させようとしたユーザ)を特定ユーザとして記憶部44に記憶させ(S10)、通信部36を介して画像処理装置10に出力不許可信号を送信する(S11)。なお、特定ユーザには、機密情報を含む画像データの出力を所定回数実行させようとした場合に指定するように構成するのが好適である。 【0041】 また、制御部46は、出力不許可信号を送信した場合には、通信部36を介して管理者に機密情報の漏洩が発生する可能性が有る旨の警告を電子メールにて通知する(S12)。 【0042】 次に、画像処理装置10では、通信部24がサーバ12から受信した出力可否信号が出力許可信号と出力不許可信号のいずれであるかを制御部34が確認し(S13)、出力許可信号である場合に、画像取得部16が取得した画像データを出力部32が出力(印刷またはファクシミリ送信等)する(S14)。 【0043】 一方、S13において、出力可否信号が出力不許可信号である場合には、画像データを出力せずに処理を終了する。 【0044】 以上の動作により、画像データの内容に基づいて適切に機密情報の漏洩を防止することができる。 【図面の簡単な説明】 【0045】 【図1】本発明にかかる画像処理システムの構成例のブロック図である。 【図2】本発明にかかる画像処理装置の構成例のブロック図である。 【図3】本発明にかかるサーバの構成例のブロック図である。 【図4】本発明にかかる画像処理システムの動作例のフロー図である。 【符号の説明】 【0046】 10 画像処理装置、12 サーバ、14 ネットワーク、16 画像取得部、18 ジョブログ取得部、20 ログ画像取得部、22 イメージログ生成部、24,36 通信部、26 表示部、28 入力部、30,44 記憶部、32 出力部、34,46 制御部、38 画像解析部、40 類似画像解析部、42 文字検出部。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005496 【氏名又は名称】富士ゼロックス株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月15日(2006.8.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100102716 【弁理士】 【氏名又は名称】在原 元司
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| 【公開番号】 |
特開2008−48142(P2008−48142A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月28日(2008.2.28) |
| 【出願番号】 |
特願2006−221677(P2006−221677) |
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