| 【発明の名称】 |
動画像データ配信システム、動画像データ配信方法、動画像データ提供方法、動画像データ配信プログラム、動画像データ提供プログラム及びそれらのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
| 【発明者】 |
【氏名】桑野 秀豪
【氏名】山田 智一
【氏名】川添 雄彦
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、動画像配信サーバと動画像受信端末との間のネットワーク帯域が動画像を配信するのに十分でない場合でも、動画像視聴のユーザビリティを損なうことなく、利用者が動画像の内容を十分に理解できるようにする新たな技術の提供を目的とする。
【構成】動画像中の重要なシーンの情報を、静止画像とテキストとの組み合わせデータといったような動画像に比べて少量のデータ容量で済む形式でサーバ上に蓄積して、ネットワーク帯域に合わせて、それらのコンテンツを選択して利用者に配信する。ネットワーク帯域が動画像をストリーミング配信するのに十分でない場合に、従来であれば、途切れ途切れの動画像再生が実施されることになるが、本発明では、動画像中の重要なシーンの情報について記述するデータが配信されることになるので、動画像視聴のユーザビリティを損なうことなく、利用者が動画像の内容を十分に理解できるようになる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 動画像データ配信サーバと、該動画像データ配信サーバにネットワークを介して接続されて、該動画像データ配信サーバから配信されてくる動画像データを受信してディスプレイに表示する端末とで構成される動画像データ配信システムであって、 前記動画像データ配信サーバが、 前記配信先の端末との間の帯域が動画像データの配信を不可能とする帯域にあるのか否かを判断する手段と、 動画像データの配信が不可能となる帯域にあることを判断した場合に、該動画像データの配信に代えて、該動画像データから抽出した動画像中の重要なシーンについて説明する静止画像データ及び/又はテキストデータで構成される1つ又は複数種類の非動画像データを前記端末に配信する手段とを備え、 前記端末が、 前記動画像データ配信サーバから配信されてくる動画像データ又は非動画像データを受信する手段と、 前記受信した動画像データ又は非動画像データをディスプレイに表示する手段とを備えることを、 特徴とする動画像データ配信システム。 【請求項2】 動画像データ配信サーバと、該動画像データ配信サーバにネットワークを介して接続されて、該動画像データ配信サーバから配信されてくる動画像データを受信してディスプレイに表示する端末とで構成される動画像データ配信システムであって、 前記動画像データ配信サーバが、 前記端末に対して、動画像データを配信するとともに、該動画像データの配信とともに、該動画像データから抽出した動画像中の重要なシーンについて説明する静止画像データ及び/又はテキストデータで構成される1つ又は複数種類の非動画像データを配信する手段を備え、 前記端末が、 前記動画像データ配信サーバから配信されてくる動画像データを受信するとともに、該動画像データとともに配信されてくる、該動画像データから抽出された動画像中の重要なシーンについて説明する静止画像データ及び/又はテキストデータで構成される1つ又は複数種類の非動画像データを受信する手段と、 前記動画像データ配信サーバとの間の帯域が動画像データの受信を不可能とする帯域にあるのか否かを検出する手段と、 動画像データの受信が不可能となる帯域にあることを検出した場合に、該動画像データに代えて、前記受信した非動画像データをディスプレイに表示する手段とを備えることを、 特徴とする動画像データ配信システム。 【請求項3】 動画像データ配信サーバと、該動画像データ配信サーバにネットワークを介して接続されて、該動画像データ配信サーバから配信されてくる動画像データを受信してディスプレイに表示する端末とで構成される動画像データ配信システムであって、 前記動画像データ配信サーバが、 動画像データの配信を行う前に、前記端末に対して、該動画像データから抽出した動画像中の重要なシーンについて説明する静止画像データ及び/又はテキストデータで構成される1つ又は複数種類の非動画像データを配信する手段を備え、 前記端末が、 動画像データの配信が行われる前に、前記動画像データ配信サーバから配信されてくる、該動画像データから抽出された動画像中の重要なシーンについて説明する静止画像データ及び/又はテキストデータで構成される1つ又は複数種類の非動画像データを受信する手段と、 前記動画像データ配信サーバとの間の帯域が動画像データの受信を不可能とする帯域にあるのか否かを検出する手段と、 動画像データの受信が不可能となる帯域にあることを検出した場合に、該動画像データに代えて、前記受信した非動画像データをディスプレイに表示する手段とを備えることを、 特徴とする動画像データ配信システム。 【請求項4】 ネットワークを介して接続される端末に対して、動画像データを配信するという処理を行う動画像データ配信サーバで実行される動画像データ配信方法であって、 前記配信先の端末との間の帯域が動画像データの配信を不可能とする帯域にあるのか否かを判断する過程と、 動画像データの配信が不可能となる帯域にあることを判断した場合に、該動画像データの配信に代えて、該動画像データから抽出した動画像中の重要なシーンについて説明する静止画像データ及び/又はテキストデータで構成される1つ又は複数種類の非動画像データを前記端末に配信する過程とを備えることを、 特徴とする動画像データ配信方法。 【請求項5】 請求項4に記載の動画像データ配信方法において、 前記端末から、動画像データに代えて配信することになる非動画像データの種類について指示する情報を取得する過程を備え、 前記配信する過程では、前記取得した情報の指示する種類の非動画像データを前記端末に配信することを、 特徴とする動画像データ配信方法。 【請求項6】 動画像データ配信サーバにネットワークを介して接続されて、該動画像データ配信サーバから配信されてくる動画像データを受信してディスプレイに表示するという処理を行う端末で実行される動画像データ提供方法であって、 前記動画像データ配信サーバから配信されてくる動画像データを受信するとともに、該動画像データとともに配信されてくる、該動画像データから抽出された動画像中の重要なシーンについて説明する静止画像データ及び/又はテキストデータで構成される1つ又は複数種類の非動画像データを受信する過程と、 前記動画像データ配信サーバとの間の帯域が動画像データの受信を不可能とする帯域にあるのか否かを検出する過程と、 動画像データの受信が不可能となる帯域にあることを検出した場合に、該動画像データに代えて、前記受信した非動画像データをディスプレイに表示する過程とを備えることを、 特徴とする動画像データ提供方法。 【請求項7】 動画像データ配信サーバにネットワークを介して接続されて、該動画像データ配信サーバから配信されてくる動画像データを受信してディスプレイに表示するという処理を行う端末で実行される動画像データ提供方法であって、 動画像データの配信が行われる前に、前記動画像データ配信サーバから配信されてくる、該動画像データから抽出された動画像中の重要なシーンについて説明する静止画像データ及び/又はテキストデータで構成される1つ又は複数種類の非動画像データを受信する過程と、 前記動画像データ配信サーバとの間の帯域が動画像データの受信を不可能とする帯域にあるのか否かを検出する過程と、 動画像データの受信が不可能となる帯域にあることを検出した場合に、該動画像データに代えて、前記受信した非動画像データをディスプレイに表示する過程とを備えることを、 特徴とする動画像データ提供方法。 【請求項8】 請求項6又は7に記載の動画像データ提供方法において、 前記動画像データ配信サーバに対して、動画像データに代えて配信することになる非動画像データの種類について指示する過程を備えることを、 特徴とする動画像データ提供方法。 【請求項9】 請求項4又は5に記載の動画像データ配信方法の実現に用いられる処理をコンピュータに実行させるための動画像データ配信プログラム。 【請求項10】 請求項4又は5に記載の動画像データ配信方法の実現に用いられる処理をコンピュータに実行させるための動画像データ配信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 【請求項11】 請求項6ないし8のいずれか1項に記載の動画像データ提供方法の実現に用いられる処理をコンピュータに実行させるための動画像データ提供プログラム。 【請求項12】 請求項6ないし8のいずれか1項に記載の動画像データ提供方法の実現に用いられる処理をコンピュータに実行させるための動画像データ提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、動画像配信サーバとその動画像配信サーバから配信される動画像データを受信する端末とで構成される動画像データ配信システムと、その動画像データ配信システムで実行される動画像データ配信方法及び動画像データ提供方法と、その動画像データ配信方法の実現に用いられる動画像データ配信プログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体と、その動画像データ提供方法の実現に用いられる動画像データ提供プログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体とに関する。 【背景技術】 【0002】 動画像データをネットワークを介して配信する技術・サービスが現在活発に行なわれている。 【0003】 動画像のほか、動画像中のシーン情報を静止画像で表示し、その内容を説明するテキスト文をWeb配信サービスとして提供するインターネットポータルサイトが存在する(例えば、非特許文献1参照)。 【0004】 このインターネットポータルサイトでは、Web配信ページの各ページに静止画像やテキストデータが表示され、動画像を視聴したい場合には、動画像のストリーミング配信用のリンクボタンを選択することなどにより、動画像を視聴することが可能である。 【0005】 また、従来技術では、動画像を視聴する端末においては、静止画像とテキストデータとを表示する場合、通常、1画面上で1つの動画像コンテンツに関する全ての静止画像とテキストデータとを一覧表示するスタイルがとられている。 【0006】 なお、下記に示す非特許文献2〜4には、本発明で利用可能となる技術が記載されている。 【非特許文献1】goo〔平成18年8月2日検索)、インターネット<URL:http://www.goo.ne.jp> 【非特許文献2】日高浩太, 町口恵美, 竹内順二, 水野理, 中嶌信弥, “音声の感性情報に着目したマルチメディアコンテンツ要約技術, ”インタラクション 2003, pp.17-24, Feb.2003. 【非特許文献3】H.Kuwano, Y.Taniguchi, H.Arai, M.Mori, S.Kurakake, and H.Kojima, "Telop-on-demand: Video structuring and retrieval based on text recognition," Proc.ICME2000, pp.759-762, 2000. 【非特許文献4】K.Ohtsuki, T.Matsuoka, S.Matsunaga, and S.Furui, "Topic Extraction Based on Continuous Speech Recognition in Broadcast-News Speech," Proceedings of IEEE Workshop on Automatic Speech Recognition and Understanding. pp.527-534, 1997. 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 前述のインターネットポータルサイトなどでの動画像配信サービスでは、動画像を視聴しようとした場合、サーバと視聴端末との間のネットワークに動画像データを転送するのに十分な帯域が存在することが必要である。 【0008】 しかしながら、特に、モバイル環境での携帯端末と配信サーバとの間では十分な帯域がとれず、これから、動画像のストリーミング配信を行なっても、途中で途切れたりするなど、動画像視聴のユーザビリティに問題のあるケースがある。 【0009】 これについては、動画像のエンコードレートを下げたりすることが対策として考えられるが、このような方法を用いると、動画像の品質が悪くなり、やはり視聴サービスとしての使い勝手は悪くなる。 【0010】 更には、携帯端末上の画面など、比較的画面サイズが小さい場合には、1画面上で1つの動画像コンテンツに関する全ての静止画像とテキストデータとを一覧表示することは困難であり、静止画像とテキストデータの分量を少なくせざるおえなくなり、そのため、利用者の動画像内容の理解度が低くなってしまうという問題がある。 【0011】 本発明は、これらの問題を解決するものであり、動画像を配信するサーバと動画像を受信し表示する端末との間のネットワーク帯域が動画像を配信するのに十分でない場合でも、端末利用者が動画像内容を理解するうえで十分な情報を送信でき、かつ、画面の小さい端末上でも、動画像の重要なポイントや内容などを十分に理解できるようにする新たな動画像配信技術の提供を目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0012】 〔1〕本発明の第1の構成 前述の目的を解決するために、本発明の動画像データ配信システムは、動画像データ配信サーバと、動画像データ配信サーバにネットワークを介して接続されて、動画像データ配信サーバから配信されてくる動画像データを受信してディスプレイに表示する端末とで構成されるときに、 動画像データ配信サーバが、(1)動画像データの配信に入る前やその配信中に、配信先の端末との間の帯域が動画像データの配信を不可能とする帯域にあるのか否かを判断する判断手段と、(2)判断手段が動画像データの配信が不可能となる帯域にあることを判断した場合に、動画像データの配信に代えて、動画像データから抽出した動画像中の重要なシーンについて説明する静止画像データ及び/又はテキストデータで構成される1つ又は複数種類の非動画像データを端末に配信する配信手段とを備え、 端末が、(3)動画像データ配信サーバから配信されてくる動画像データ又は非動画像データを受信する受信手段と、(4)受信手段の受信した動画像データ又は非動画像データをディスプレイに表示する表示手段とを備える ように構成する。 【0013】 この構成を採るときに、端末は、動画像データ配信サーバに対して、動画像データに代えて配信することになる非動画像データの種類について指示する指示手段を備えることがあり、この指示手段を備える構成を採る場合には、動画像データ配信サーバは、指示手段の指示する情報を取得する取得手段を備えるとともに、配信手段は、取得手段の取得した情報の指示する種類の非動画像データを端末に配信するように処理することになる。 【0014】 また、この構成を採るときに、端末は、受信手段の受信した複数の非動画像データの中からディスプレイへの表示対象となる非動画像データを選択する選択手段を備えることがあり、この選択手段を備える構成を採る場合には、表示手段は、非動画像データを表示するときに、選択手段の選択した非動画像データを表示するように処理することになる。 【0015】 ここで、動画像データ配信サーバの備える各処理手段はコンピュータプログラムでも実現できるものであり、このコンピュータプログラムは、適当なコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して提供されたり、ネットワークを介して提供され、本発明を実施する際にインストールされてCPUなどの制御手段上で動作することにより本発明を実現することになる。 【0016】 また、端末の備える各処理手段はコンピュータプログラムでも実現できるものであり、このコンピュータプログラムは、適当なコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して提供されたり、ネットワークを介して提供され、本発明を実施する際にインストールされてCPUなどの制御手段上で動作することにより本発明を実現することになる。 【0017】 このように構成される本発明の第1の構成では、動画像データ配信サーバは、例えば動画像データの配信に入る前に、配信先の端末との間の帯域が動画像データの配信を不可能とする帯域にあることを判断すると、動画像データの配信に代えて、動画像データから抽出した動画像中の重要なシーンについて説明する静止画像データやテキストデータやそれらの組み合わせデータを端末に配信する。 【0018】 この配信を受けて、端末は、動画像データ配信サーバとの間の帯域が動画像データの配信を可能とする帯域にあるときには、動画像データを受信してディスプレイに表示し、動画像データ配信サーバとの間の帯域が動画像データの配信を不可能とする帯域にあるときには、動画像データから抽出された動画像中の重要なシーンについて説明する静止画像データやテキストデータやそれらの組み合わせデータを受信してディスプレイに表示する。 【0019】 〔2〕本発明の第2の構成 前述の目的を解決するために、本発明の動画像データ配信システムは、動画像データ配信サーバと、動画像データ配信サーバにネットワークを介して接続されて、動画像データ配信サーバから配信されてくる動画像データを受信してディスプレイに表示する端末とで構成されるときに、 動画像データ配信サーバが、(1)端末に対して、動画像データを配信するとともに、その動画像データの配信とともに、動画像データから抽出した動画像中の重要なシーンについて説明する静止画像データ及び/又はテキストデータで構成される1つ又は複数種類の非動画像データを配信する配信手段を備え、 端末が、(2)動画像データ配信サーバから配信されてくる動画像データを受信するとともに、動画像データとともに配信されてくる、動画像データから抽出された動画像中の重要なシーンについて説明する静止画像データ及び/又はテキストデータで構成される1つ又は複数種類の非動画像データを受信する受信手段と、(3)受信手段による動画像データの受信に入る前やその受信中に、動画像データ配信サーバとの間の帯域が動画像データの受信を不可能とする帯域にあるのか否かを検出する検出手段と、(4)検出手段が動画像データの受信が不可能となる帯域にあることを検出した場合に、動画像データに代えて、受信手段の受信した非動画像データをディスプレイに表示する表示手段とを備える ように構成する。 【0020】 この構成を採るときに、端末は、動画像データ配信サーバに対して、動画像データに代えて配信することになる非動画像データの種類について指示する指示手段を備えることがあり、この指示手段を備える構成を採る場合には、動画像データ配信サーバは、指示手段の指示する情報を取得する取得手段を備えるとともに、配信手段は、取得手段の取得した情報の指示する種類の非動画像データを端末に配信するように処理することになる。 【0021】 また、この構成を採るときに、端末は、受信手段の受信した複数の非動画像データの中からディスプレイへの表示対象となる非動画像データを選択する選択手段を備えることがあり、この選択手段を備える構成を採る場合には、表示手段は、非動画像データを表示するときに、選択手段の選択した非動画像データを表示するように処理することになる。 【0022】 ここで、動画像データ配信サーバの備える各処理手段はコンピュータプログラムでも実現できるものであり、このコンピュータプログラムは、適当なコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して提供されたり、ネットワークを介して提供され、本発明を実施する際にインストールされてCPUなどの制御手段上で動作することにより本発明を実現することになる。 【0023】 また、端末の備える各処理手段はコンピュータプログラムでも実現できるものであり、このコンピュータプログラムは、適当なコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して提供されたり、ネットワークを介して提供され、本発明を実施する際にインストールされてCPUなどの制御手段上で動作することにより本発明を実現することになる。 【0024】 このように構成される本発明の第2の構成では、動画像データ配信サーバは、端末に対して、動画像データを配信するとともに、その配信に合わせて、動画像データから抽出した動画像中の重要なシーンについて説明する静止画像データやテキストデータやそれらの組み合わせデータを端末に配信する。 【0025】 この配信を受けて、端末は、これらのデータを受信して、受信した動画像データをディスプレイに表示し、例えばその表示中に、動画像データ配信サーバとの間の帯域が動画像データの受信を不可能とする帯域にあることを検出すると、動画像データに代えて、受信した静止画像データやテキストデータやそれらの組み合わせデータをディスプレイに表示する。 【0026】 〔3〕本発明の第3の構成 前述の目的を解決するために、本発明の動画像データ配信システムは、動画像データ配信サーバと、動画像データ配信サーバにネットワークを介して接続されて、動画像データ配信サーバから配信されてくる動画像データを受信してディスプレイに表示する端末とで構成されるときに、 動画像データ配信サーバが、(1)動画像データの配信を行う前に、端末に対して、動画像データから抽出した動画像中の重要なシーンについて説明する静止画像データ及び/又はテキストデータで構成される1つ又は複数種類の非動画像データを配信する配信手段を備え、 端末が、(2)動画像データの配信が行われる前に、動画像データ配信サーバから配信されてくる、動画像データから抽出された動画像中の重要なシーンについて説明する静止画像データ及び/又はテキストデータで構成される1つ又は複数種類の非動画像データを受信する受信手段と、(3)受信手段による動画像データの受信に入る前やその受信中に、動画像データ配信サーバとの間の帯域が動画像データの受信を不可能とする帯域にあるのか否かを検出する検出手段と、(4)検出手段が動画像データの受信が不可能となる帯域にあることを検出した場合に、動画像データに代えて、受信手段の受信した非動画像データをディスプレイに表示する表示手段とを備える ように構成する。 【0027】 この構成を採るときに、端末は、動画像データ配信サーバに対して、動画像データに代えて配信することになる非動画像データの種類について指示する指示手段を備えることがあり、この指示手段を備える構成を採る場合には、動画像データ配信サーバは、指示手段の指示する情報を取得する取得手段を備えるとともに、配信手段は、取得手段の取得した情報の指示する種類の非動画像データを端末に配信するように処理することになる。 【0028】 また、この構成を採るときに、端末は、受信手段の受信した複数の非動画像データの中からディスプレイへの表示対象となる非動画像データを選択する選択手段を備えることがあり、この選択手段を備える構成を採る場合には、表示手段は、非動画像データを表示するときに、選択手段の選択した非動画像データを表示するように処理することになる。 【0029】 ここで、動画像データ配信サーバの備える各処理手段はコンピュータプログラムでも実現できるものであり、このコンピュータプログラムは、適当なコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して提供されたり、ネットワークを介して提供され、本発明を実施する際にインストールされてCPUなどの制御手段上で動作することにより本発明を実現することになる。 【0030】 また、端末の備える各処理手段はコンピュータプログラムでも実現できるものであり、このコンピュータプログラムは、適当なコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して提供されたり、ネットワークを介して提供され、本発明を実施する際にインストールされてCPUなどの制御手段上で動作することにより本発明を実現することになる。 【0031】 このように構成される本発明の第3の構成では、動画像データ配信サーバは、動画像データの配信を行う前に、端末に対して、動画像データから抽出した動画像中の重要なシーンについて説明する静止画像データやテキストデータやそれらの組み合わせデータを端末に配信する。 【0032】 この配信を受けて、端末は、動画像データから抽出された動画像中の重要なシーンについて説明する静止画像データやテキストデータやそれらの組み合わせデータを受信してから、動画像データの受信に入って、受信した動画像データをディスプレイに表示し、例えばその表示中に、動画像データ配信サーバとの間の帯域が動画像データの受信を不可能とする帯域にあることを検出すると、動画像データに代えて、受信した静止画像データやテキストデータやそれらの組合データをディスプレイに表示する。 【発明の効果】 【0033】 本発明によれば、動画像中の重要なポイントとなるシーンの情報を、静止画像データやテキストデータやそれらの組み合わせデータという動画像データに比べて少量のデータ容量で済む形式でサーバ上に蓄積して、サーバと端末との間のネットワーク帯域に合わせて、それらのコンテンツを選択して端末利用者に配信することができるようになることで、端末利用者にとって最適なコンテンツを配信することができるようになる。 【0034】 例えば、野球映像中のファインプレイシーン、ヒットシーン、得点シーン、ホームランシーンといった動画像中の重要なポイントとなるシーンの情報を、静止画像データやテキストデータやそれらの組み合わせデータという動画像データに比べて少量のデータ容量で済む形式でサーバ上に蓄積して、サーバと端末との間のネットワーク帯域に合わせて、それらのコンテンツを選択して端末利用者に配信することができるようになることで、端末利用者にとって最適なコンテンツを配信することができるようになる。 【0035】 具体的には、サーバと端末との間のネットワーク帯域が動画像データをストリーミング配信するのに十分でない帯域であった場合に、従来であれば、途切れ途切れの動画像再生が実施されるケースとなるが、本発明では、例えば、動画像中の重要なポイントとなるシーンの情報について記述する静止画像データとテキストデータとの組合せデータを動画像データとともに端末に配信したり、そのような組合せデータを動画像データに先立って端末に対してまとめて一括ダウンロードすることにより、そのような組合せデータを動画像データに代えて表示することができるようにする。 【0036】 このような動画像中の重要なポイントとなるシーンの情報について記述する静止画像データやテキストデータやそれらの組合せデータは、元の動画像中の重要なシーンについて説明するデータであることから、端末利用者は動画像をストリーミング視聴するのではなく、このようなデータのみでも十分に動画像の内容を理解することが可能である。 【0037】 また、サーバから、動画像データの他に、例えば、テキストデータと、静止画像データとテキストデータとの組合せデータとが配信されてくる場合にあって、利用者は、ネットワーク帯域が十分でない場合には、利用端末上でテキストデータか、あるいは、静止画像データとテキストデータとの組合せデータのどちらかを視聴することが可能になる。 【0038】 この場合、端末は、テキストデータのみの一覧表示と、静止画像データとテキストデータとの組合せデータによるシーン情報表示という2つの表示モードを利用者の指示内容に合わせて切り替えながら表示することができるようにすることから、利用者は時間がないときはテキストデータだけを参照し、時間が少しあるときは静止画像データとテキストデータとの組合せデータを視聴するといったように、利用状況に応じた動画像内容の効率的な視聴が可能となる。 【0039】 このようにして、本発明によれば、動画像データを配信するサーバとその動画像データを受信し表示する端末との間のネットワーク帯域が動画像データを配信するのに十分でない場合でも、端末利用者は快適に動画像の視聴を行なうことができるようになる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0040】 以下、実施の形態に従って本発明を詳細に説明する。 【0041】 図1に、本発明を具備する動画像データ配信システムのシステム構成を図示する。 【0042】 この図に示すように、本発明を具備する動画像データ配信システムは、本発明を実現すべく構成される動画像データ配信サーバ1と、本発明を実現すべく構成される動画像データ表示端末2とが通信ネットワーク3を介して接続されることで構成される。 【0043】 この動画像データ配信サーバ1は、動画像データ表示端末2からの動画像データの視聴リクエストに応答して、動画像データ表示端末2に対して、視聴要求の動画像データを配信し、さらに、通信ネットワーク3の帯域が動画像データを配信するのに十分でないことが発生することに対処するために、動画像データ表示端末2に対して、視聴要求の動画像データから抽出した動画像中の重要なシーンについて説明する動画像シーン情報を配信する。 【0044】 このとき配信する動画像シーン情報は、視聴要求の動画像データから抽出した動画像中の重要なシーンについて説明する静止画像データで構成されることもあるし、図2に示すように、視聴要求の動画像データから抽出した動画像中の重要なシーンについて説明するテキストデータで構成されることもあるし、図3に示すように、視聴要求の動画像データから抽出した動画像中の重要なシーンについて説明する静止画像データとその静止画像データに関連するテキストデータとの組合せデータで構成されることもある。 【0045】 ここで、図2に示す動画像シーン情報は、動画像中の重要なシーンについて説明するテキストデータだけを一覧表示するという表示方法である。このような動画像シーン情報を表示するようにすると、端末利用者は、この表示内容を閲覧するだけで短時間に動画像内容全体のポイントだけを把握することが可能となり、視聴時間があまりないときに便利である。 【0046】 また、図3に示す動画像シーン情報は、テキストデータに加え、テキスト内容に対応するシーンの静止画像を合わせて表示し、かつ、1画面に1シーン分の表示を行い、画面を切り替えることで、シーンをパラパラ漫画のように閲覧できるようにするという表示方法である。このような動画像シーン情報を表示するようにすると、端末利用者は、この表示内容を閲覧するだけで短時間に動画像内容全体のポイントだけを把握することが可能となり、しかも、ボタンクリック等の画面切り替えのための簡単な操作をするだけで、動画像内容全体のポイントを把握することが可能となるので、端末の画面が小さいときに便利である。 【0047】 図4に、動画像データ配信サーバ1の装置構成を図示する。 【0048】 この図に示すように、動画像データ配信サーバ1は、配信対象となる動画像データを格納する動画像データデータベース10と、動画像シーン情報入力部11と、動画像シーン情報データベース12と、動画像シーン情報管理部13と、動画像配信部14とを備える。 【0049】 この動画像シーン情報入力部11は、動画像データデータベース10から動画像データを入力し、予め決められた方法で、その動画像データから動画像中の重要なシーンについて説明する静止画像データ、テキストデータを抽出して、コンピュータ上のメモリに記憶する処理部であり、コンピュータ上のメモリ上に展開されるソフトウェアプログラムとして実現可能である。 【0050】 また、動画像シーン情報データベース12は、動画像シーン情報入力部11の入力した動画像データと、動画像シーン情報入力部11の抽出した静止画像データ、テキストデータとを蓄積、管理、検索するものであり、例えば、市販のOracle等のデータベースシステムを利用することで実現可能である。 【0051】 また、動画像シーン情報管理部13は、動画像シーン情報データベース12を管理するものであり、コンピュータ上のメモリ上に展開されるソフトウェアプログラムとして実現可能である。 【0052】 また、動画像配信部14は、動画像シーン情報管理部13から出力される動画像データ、静止画像データ、テキストデータを、動画像データ表示端末2との間のネットワークの帯域状況などに応じて、予め決められた方法で動画像データ、静止画像データ、テキストデータのうちのいずれか一つ、あるいは、全て、あるいは、いずれか2つの組み合わせを動画像データ表示端末2に配信する処理を行なうものであり、コンピュータ上のメモリ上に展開されるソフトウェアプログラムとして実現可能である。 【0053】 次に、図5ないし7に従って、動画像シーン情報入力部11が実行する動画像データから動画像中の重要なシーンについて説明する静止画像データ、テキストデータを自動抽出(自動作成)するときの処理について説明する。 【0054】 図5(a)(b)は、動画像中の重要なシーンについて説明する静止画像データを自動的に抽出するときの処理の説明図である。図5(a)は、動画像中の音声情報の盛り上がり具合を評価し、一定以上の盛り上がりのあるタイミングで静止画像データを自動抽出する処理を示したものである。これは、例えば、前述した非特許文献2で発表された技術によりコンピュータ上のメモリ上に展開可能なソフトウェアプログラムで実現可能である。また、図5(b)は、動画像中にテロップ文字が表示されるタイミングを重要シーンと定義し、このタイミングで静止画像データを自動抽出する処理のイメージを示したものである。これは、例えば、前述した非特許文献3で発表された技術によりコンピュータ上のメモリ上に展開可能なソフトウェアプログラムで実現可能である。 【0055】 図6は、動画像中の重要なシーンの内容について説明するテキストデータを自動的に抽出するときの処理の説明図であり、動画像中の音声情報を自動認識し、その結果のテキストデータを重要なシーンの内容について説明するテキストデータとして抽出することを示したものである。これは、例えば、前述した非特許文献4で発表された技術によりコンピュータ上のメモリ上に展開可能なソフトウェアプログラムで実現可能である。 【0056】 図7は、動画像中から抽出した重要なシーンについての静止画像データとテキストデータとを対応付ける処理を自動的に行うときの処理の説明図であり、静止画像データとテキストデータとを個別に抽出し、それぞれの時間的に近いもの同士をペアとして対応付けることを示したものである。これは、コンピュータ上のメモリ上に展開可能なソフトウェアプログラムで実現可能である。 【0057】 図8及び図9に、前述した本発明の第1の構成の一実施形態例を図示する。 【0058】 次に、この図8及び図9に従って、前述した本発明の第1の構成について詳細に説明する。 【0059】 図8に示す実施形態例に従う場合、動画像データ配信サーバ1は、動画像データ配信部140及び動画像シーン情報配信部141を具備する動画像配信部14と、動画像データ表示端末2から送信されてくる視聴リクエストを受信して、どのような視聴要求が発行されたのかを解析する視聴リクエスト受信部15と、通信ネットワーク3の帯域状態を判断する帯域状態判断部16とを備える。 【0060】 ここで、帯域状態判断部16は、例えば、動画像データの配信に入る前に、動画像データ表示端末2に対して、動画像データの配信に要する帯域と同じ帯域を使って規定個数のパケットを送信して、動画像データ表示端末2からパケットの受信個数の情報を返信してもらうことで通信ネットワーク3の帯域状態を判断したり、動画像データの配信中に、動画像データ表示端末2から通信ネットワーク3の帯域状態の検出情報を通知してもらうことで通信ネットワーク3の帯域状態を判断する処理を行う。 【0061】 一方、動画像データ表示端末2は、動画像データ配信サーバ1に対して視聴リクエストを送信する視聴リクエスト送信部20と、動画像データ配信サーバ1から配信されてくる動画像データや動画像シーン情報を受信する配信データ受信部21と、動画像データ表示部220及び動画像シーン情報表示部221を具備する動画像表示部22と、ディスプレイ23とを備える。 【0062】 このように構成される図8の実施形態例では、図9の処理フローに示すように、動画像データ配信サーバ1は、動画像データの配信処理前は「リクエスト待ち状態」にある。 【0063】 この「リクエスト待ち状態」にあるときに、動画像データ表示端末2から視聴リクエストの情報が送られてくると、動画像データ配信サーバ1は、それを受信して解析することで、どのような視聴要求であるのかを把握する。 【0064】 視聴リクエストでは、動画像を識別するIDと視聴方法を識別するIDとが指定されている。ここで、視聴方法とは、動画像を動画像として視聴することができない場合に、静止画像データとテキストデータとの組み合わせデータとして視聴するのか、テキストデータだけを閲覧するのか、静止画像データだけを閲覧するのかという各種の視聴方法を指すものである。 【0065】 これから、動画像データ配信サーバ1は、視聴リクエストを受信すると、その視聴リクエストで指定される動画像ID及び視聴方法IDを抽出することで、動画像データ表示端末2に対して、どの動画像を提供するのかという情報を得るとともに、動画像を動画像として視聴することができない場合に、どの動画像シーン情報を提供するのかという情報を得るのである。 【0066】 続いて、動画像データ配信サーバ1は、動画像データ表示端末2との間の通信ネットワーク3の帯域幅が動画像データを配信するのに適した値かどうかを判断する。 【0067】 この判断処理に従って、動画像データ表示端末2との間の通信ネットワーク3の帯域幅が動画像データを配信するのに適した値であることを判断するときには、動画像データ配信サーバ1は、動画像データ表示端末2に対して、視聴リクエストで指定された動画像データを配信し、これを受けて、動画像データ表示端末2は、動画像データ配信サーバ1から配信されてくる動画像データを受信してディスプレイ23に表示する。 【0068】 一方、この判断処理に従って、動画像データ表示端末2との間の通信ネットワーク3の帯域幅が動画像データを配信するのに適した値でないことを判断するときには、動画像データ配信サーバ1は、動画像データ表示端末2に対して、視聴リクエストで指定された視聴方法の指定する動画像シーン情報を配信し、これを受けて、動画像データ表示端末2は、動画像データ配信サーバ1から配信されてくる動画像シーン情報を受信してディスプレイ23に表示する。 【0069】 このようにして、動画像データ配信サーバ1は、動画像データ表示端末2との間の通信ネットワーク3の帯域幅が動画像データを配信するのに適した値でない場合には、動画像データの配信に代えて、視聴リクエストで指定された視聴方法の指定する動画像シーン情報(静止画像データやテキストデータやその組み合わせデータ)を配信するように処理するのである。 【0070】 この構成に従って、本発明によれば、動画像データ配信サーバ1と動画像データ表示端末2との間のネットワーク帯域が動画像データを配信するのに十分でない場合でも、端末利用者は快適に動画像の視聴を行なうことができるようになる。 【0071】 ここで、視聴リクエストでは、動画像を動画像として視聴することができない場合に、どのような動画像シーン情報を視聴するのかということを指定するのではなくて、常に動画像シーン情報を視聴するという視聴方法を指定できるようにしてもよい。この場合には、動画像データ配信サーバ1は、動画像データ表示端末2との間の通信ネットワーク3の帯域幅を判断することなく、動画像データ表示端末2に対して、その視聴方法で指定される動画像シーン情報を配信するように処理することになる。 【0072】 また、図8に示す実施形態例では、視聴リクエストで動画像ID及び視聴方法IDを指定させるようにしたが、動画像IDのみを指定させるようにしてもよい。 【0073】 この場合には、動画像データ配信サーバ1は、動画像データ表示端末2との間の通信ネットワーク3の帯域幅が動画像データを配信するのに適した値でないことを判断するときに、動画像データ表示端末2に対して、全ての種類の動画像シーン情報を配信するようにするとともに、図10に示すように、動画像データ表示端末2の動画像表示部22が動画像シーン情報選択部222を備えるようにして、この動画像シーン情報選択部222が動画像データ配信サーバ1から配信されてくる動画像シーン情報の中から端末利用者の希望するものを選択して、それを動画像シーン情報表示部221に渡すことで、ディスプレイ23に表示するように処理することになる。 【0074】 この構成を用いると、端末利用者は、視聴に費やせる時間やシーン内容に関する興味度合いに応じて動画像シーン情報を選択できるようになる。 【0075】 図11及び図12に、前述した本発明の第2の構成の一実施形態例を図示する。 【0076】 次に、この図11及び図12に従って、前述した本発明の第2の構成について詳細に説明する。 【0077】 図11に示す実施形態例に従う場合、動画像データ配信サーバ1は、動画像データ・シーン情報同時配信部142を具備する動画像配信部14と、動画像データ表示端末2から送信されてくる視聴リクエストを受信して、どのような視聴要求が発行されたのかを解析する視聴リクエスト受信部15とを備える。 【0078】 一方、動画像データ表示端末2は、動画像データ配信サーバ1に対して視聴リクエストを送信する視聴リクエスト送信部20と、帯域状態検出部210を備えて、動画像データ配信サーバ1から配信されてくる動画像データや動画像シーン情報を受信する配信データ受信部21と、動画像データ表示部220及び動画像シーン情報表示部221を具備する動画像表示部22と、ディスプレイ23とを備える。 【0079】 ここで、帯域状態検出部210は、例えば、動画像データの配信中に、配信されてきた動画像データのパケットに付与されている通番に欠落がないのか否かを検出することで通信ネットワーク3の帯域状態を判断する処理を行う。 【0080】 このように構成される図11の実施形態例では、図12の処理フローに示すように、動画像データ配信サーバ1は、動画像データの配信処理前は「リクエスト待ち状態」にある。 【0081】 この「リクエスト待ち状態」にあるときに、動画像データ表示端末2から視聴リクエストの情報が送られてくると、動画像データ配信サーバ1は、それを受信して解析することで、どのような視聴要求であるのかを把握する。 【0082】 視聴リクエストでは、動画像を識別するIDが指定されているとともに、動画像を動画像として視聴することができない場合に、静止画像データとテキストデータとの組み合わせデータとして視聴するのか、テキストデータだけを閲覧するのか、静止画像データだけを閲覧するのかという各種の視聴方法を識別するIDが指定されている。 【0083】 これから、動画像データ配信サーバ1は、視聴リクエストを受信すると、その視聴リクエストで指定される動画像ID及び視聴方法IDを抽出することで、動画像データ表示端末2に対して、どの動画像を提供するのかという情報を得るとともに、動画像を動画像として視聴することができない場合に、どの動画像シーン情報を提供するのかという情報を得るのである。 【0084】 続いて、動画像データ配信サーバ1は、動画像データ表示端末2に対して、視聴リクエストで指定された動画像データを配信するとともに、この配信と同時に、視聴リクエストで指定された視聴方法の指定する動画像シーン情報を配信する。 【0085】 この配信を受けて、動画像データ表示端末2は、動画像データ配信サーバ1から配信されてくる動画像データを受信してディスプレイ23に表示するとともに、動画像データ配信サーバ1から配信されてくる動画像シーン情報を受信して、図示しない記憶装置に格納する。 【0086】 この動画像データの表示を行っているときに、動画像データ表示端末2は、動画像データ配信サーバ1との間の通信ネットワーク3の帯域幅が動画像データを配信するのに適した値かどうかを判断する。 【0087】 この判断処理に従って、動画像データ配信サーバ1との間の通信ネットワーク3の帯域幅が動画像データを配信するのに適した値であることを判断するときには、動画像データ表示端末2は、そのまま、動画像データ配信サーバ1から配信されてくる動画像データを受信してディスプレイ23に表示する。 【0088】 一方、この判断処理に従って、動画像データ配信サーバ1との間の通信ネットワーク3の帯域幅が動画像データを配信するのに適した値でないことを判断するときには、動画像データ表示端末2は、動画像データの表示に代えて、動画像データ配信サーバ1から配信されてくる動画像シーン情報(視聴方法IDで指定した動画像シーン情報)をディスプレイ23に表示する。 【0089】 このようにして、動画像データ表示端末2は、動画像データ配信サーバ1との間の通信ネットワーク3の帯域幅が動画像データを配信するのに適した値でない場合には、動画像データの表示に代えて、視聴リクエストで指定した視聴方法の指定する動画像シーン情報(静止画像データやテキストデータやその組み合わせデータ)を表示するように処理するのである。 【0090】 この構成に従って、本発明によれば、動画像データ配信サーバ1と動画像データ表示端末2との間のネットワーク帯域が動画像データを配信するのに十分でない場合でも、端末利用者は快適に動画像の視聴を行なうことができるようになる。 【0091】 そして、この構成に従って、視聴リクエスト発行時には十分な帯域があったが、少し時間が経過し、動画像データの視聴中に帯域幅が不十分になり、動画像データの再生ができなくなった場合において、その再生できなくなった直後にすぐに続きの静止画像データやテキストデータを閲覧することができるようになる。 【0092】 これを実現するために、例えば、静止画像データにその静止画像の動画像中における時間情報を記録するようにして、動画像再生できなくなった際の時間情報と対応付けることができるようにすることで、すぐに続きの静止画像データとしてのどの静止画像データを表示すればよいかを判断するといった処理を行うことになる。 【0093】 ここで、視聴リクエストでは、動画像を動画像として視聴することができない場合に、どのような動画像シーン情報を視聴するのかということを指定するのではなくて、常に動画像シーン情報を視聴するという視聴方法を指定できるようにしてもよい。この場合には、動画像データ配信サーバ1は、動画像データを配信することなく、動画像データ表示端末2に対して、その視聴方法で指定される動画像シーン情報のみを配信するように処理することになる。 【0094】 また、図11に示す実施形態例では、視聴リクエストで動画像ID及び視聴方法IDを指定させるようにしたが、動画像IDのみを指定させるようにしてもよい。 【0095】 この場合には、動画像データ配信サーバ1は、動画像データ表示端末2との間の通信ネットワーク3の帯域幅が動画像データを配信するのに適した値でないことを判断するときに、動画像データ表示端末2に対して、全ての種類の動画像シーン情報を配信するようにするとともに、図13に示すように、動画像データ表示端末2の動画像表示部22が動画像シーン情報選択部222を備えるようにして、この動画像シーン情報選択部222が動画像データ配信サーバ1から配信されてくる動画像シーン情報の中から端末利用者の希望するものを選択して、それを動画像シーン情報表示部221に渡すことで、ディスプレイ23に表示するように処理することになる。 【0096】 この構成を用いると、端末利用者は、視聴に費やせる時間やシーン内容に関する興味度合いに応じて動画像シーン情報を選択できるようになる。 【0097】 図14及び図15に、前述した本発明の第3の構成の一実施形態例を図示する。 【0098】 次に、この図14及び図15に従って、前述した本発明の第3の構成について詳細に説明する。 【0099】 図14に示す実施形態例に従う場合、動画像データ配信サーバ1は、動画像データ配信部140及び動画像シーン情報一括配信部143を具備する動画像配信部14と、動画像データ表示端末2から送信されてくる視聴リクエストを受信して、どのような視聴要求が発行されたのかを解析する視聴リクエスト受信部15とを備える。 【0100】 一方、動画像データ表示端末2は、動画像データ配信サーバ1に対して視聴リクエストを送信する視聴リクエスト送信部20と、帯域状態検出部210を備えて、動画像データ配信サーバ1から配信されてくる動画像データや動画像シーン情報を受信する配信データ受信部21と、動画像データ表示部220及び動画像シーン情報表示部221を具備する動画像表示部22と、ディスプレイ23とを備える。 【0101】 ここで、帯域状態検出部210は、例えば、動画像データの配信中に、配信されてきた動画像データのパケットに付与されている通番に欠落がないのか否かを検出することで通信ネットワーク3の帯域状態を判断する処理を行う。 【0102】 このように構成される図14の実施形態例では、図15の処理フローに示すように、動画像データ配信サーバ1は、動画像データの配信処理前は「リクエスト待ち状態」にある。 【0103】 この「リクエスト待ち状態」にあるときに、動画像データ表示端末2から視聴リクエストの情報が送られてくると、動画像データ配信サーバ1は、それを受信して解析することで、どのような視聴要求であるのかを把握する。 【0104】 視聴リクエストでは、動画像を識別するIDが指定されているとともに、動画像を動画像として視聴することができない場合に、静止画像データとテキストデータとの組み合わせデータとして視聴するのか、テキストデータだけを閲覧するのか、静止画像データだけを閲覧するのかという各種の視聴方法を識別するIDが指定されている。 【0105】 これから、動画像データ配信サーバ1は、視聴リクエストを受信すると、その視聴リクエストで指定される動画像ID及び視聴方法IDを抽出することで、動画像データ表示端末2に対して、どの動画像を提供するのかという情報を得るとともに、動画像を動画像として視聴することができない場合に、どの動画像シーン情報を提供するのかという情報を得るのである。 【0106】 続いて、動画像データ配信サーバ1は、動画像データ表示端末2に対して、視聴リクエストで指定された視聴方法の指定する動画像シーン情報を一括配信し、その一括配信が終わると、視聴リクエストで指定された動画像データを配信する。 【0107】 この配信を受けて、動画像データ表示端末2は、動画像データ配信サーバ1から一括配信されてくる動画像シーン情報を受信して、図示しない記憶装置に格納した後、その一括配信に続けて配信されてくる動画像データを受信してディスプレイ23に表示する。 【0108】 この動画像データの表示を行っているときに、動画像データ表示端末2は、動画像データ配信サーバ1との間の通信ネットワーク3の帯域幅が動画像データを配信するのに適した値かどうかを判断する。 【0109】 この判断処理に従って、動画像データ配信サーバ1との間の通信ネットワーク3の帯域幅が動画像データを配信するのに適した値であることを判断するときには、動画像データ表示端末2は、そのまま、動画像データ配信サーバ1から配信されてくる動画像データを受信してディスプレイ23に表示する。 【0110】 一方、この判断処理に従って、動画像データ配信サーバ1との間の通信ネットワーク3の帯域幅が動画像データを配信するのに適した値でないことを判断するときには、動画像データ表示端末2は、動画像データの表示に代えて、動画像データ配信サーバ1から一括配信された動画像シーン情報(視聴方法IDで指定した動画像シーン情報)をディスプレイ23に表示する。 【0111】 このようにして、動画像データ表示端末2は、動画像データ配信サーバ1との間の通信ネットワーク3の帯域幅が動画像データを配信するのに適した値でない場合には、動画像データの表示に代えて、視聴リクエストで指定した視聴方法の指定する動画像シーン情報(静止画像データやテキストデータやその組み合わせデータ)を表示するように処理するのである。 【0112】 この構成に従って、本発明によれば、動画像データ配信サーバ1と動画像データ表示端末2との間のネットワーク帯域が動画像データを配信するのに十分でない場合でも、端末利用者は快適に動画像の視聴を行なうことができるようになる。 【0113】 そして、この構成に従って、視聴リクエスト発行時には十分な帯域があったが、少し時間が経過し、動画像データの視聴中に帯域幅が不十分になり、動画像データの再生ができなくなった場合において、その再生できなくなった直後にすぐに続きの静止画像データやテキストデータを閲覧することができるようになる。 【0114】 これを実現するために、例えば、静止画像データにその静止画像の動画像中における時間情報を記録するようにして、動画像再生できなくなった際の時間情報と対応付けることができるようにすることで、すぐに続きの静止画像データとしてのどの静止画像データを表示すればよいかを判断するといった処理を行うことになる。 【0115】 ここで、視聴リクエストでは、動画像を動画像として視聴することができない場合に、どのような動画像シーン情報を視聴するのかということを指定するのではなくて、常に動画像シーン情報を視聴するという視聴方法を指定できるようにしてもよい。この場合には、動画像データ配信サーバ1は、動画像データを配信することなく、動画像データ表示端末2に対して、その視聴方法で指定される動画像シーン情報のみを一括配信するように処理することになる。 【0116】 また、図14に示す実施形態例では、視聴リクエストで動画像ID及び視聴方法IDを指定させるようにしたが、動画像IDのみを指定させるようにしてもよい。 【0117】 この場合には、動画像データ配信サーバ1は、動画像データ表示端末2との間の通信ネットワーク3の帯域幅が動画像データを配信するのに適した値でないことを判断するときに、動画像データ表示端末2に対して、全ての種類の動画像シーン情報を一括配信するようにするとともに、図16に示すように、動画像データ表示端末2の動画像表示部22が動画像シーン情報選択部222を備えるようにして、この動画像シーン情報選択部222が動画像データ配信サーバ1から一括配信された動画像シーン情報の中から端末利用者の希望するものを選択して、それを動画像シーン情報表示部221に渡すことで、ディスプレイ23に表示するように処理することになる。 【0118】 この構成を用いると、端末利用者は、視聴に費やせる時間やシーン内容に関する興味度合いに応じて動画像シーン情報を選択できるようになる。 【産業上の利用可能性】 【0119】 このようにして、本発明によれば、動画像データを配信するサーバとその動画像データを受信し表示する端末との間のネットワーク帯域が動画像データを配信するのに十分でない場合でも、端末利用者は快適に動画像の視聴を行なうことができるようになる。 【図面の簡単な説明】 【0120】 【図1】本発明の動画像データ配信システムのシステム構成図である。 【図2】テキストデータで構成される動画像シーン情報の一例を示す図である。 【図3】静止画像データとテキストデータの組み合わせデータで構成される動画像シーン情報の一例を示す図である。 【図4】動画像データ配信サーバの装置構成図である。 【図5】動画像シーン情報の自動作成処理の説明図である。 【図6】動画像シーン情報の自動作成処理の説明図である。 【図7】動画像シーン情報の自動作成処理の説明図である。 【図8】本発明の第1の構成の一実施形態例である。 【図9】本発明の第1の構成の実行する処理フローの一例である。 【図10】本発明の第1の構成の他の実施形態例である。 【図11】本発明の第2の構成の一実施形態例である。 【図12】本発明の第2の構成の実行する処理フローの一例である。 【図13】本発明の第2の構成の他の実施形態例である。 【図14】本発明の第3の構成の一実施形態例である。 【図15】本発明の第3の構成の実行する処理フローの一例である。 【図16】本発明の第3の構成の他の実施形態例である。 【符号の説明】 【0121】 1 動画像データ配信サーバ 2 動画像データ表示端末 3 通信ネットワーク 10 動画像データデータベース 11 動画像シーン情報入力部 12 動画像シーン情報データベース 13 動画像シーン情報管理部 14 動画像配信部 15 視聴リクエスト受信部 16 帯域状態判断部 20 視聴リクエスト送信部 21 配信データ受信部 22 動画像表示部 23 ディスプレイ
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004226 【氏名又は名称】日本電信電話株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月15日(2006.8.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100087848 【弁理士】 【氏名又は名称】小笠原 吉義
【識別番号】100095072 【弁理士】 【氏名又は名称】岡田 光由
【識別番号】100121511 【弁理士】 【氏名又は名称】小田 直
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| 【公開番号】 |
特開2008−48113(P2008−48113A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月28日(2008.2.28) |
| 【出願番号】 |
特願2006−221387(P2006−221387) |
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