| 【発明の名称】 |
画像処理装置及び画像処理方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】金井 泉
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| 【要約】 |
【課題】階調補正処理において黒伸張処理を行った場合でも、最終的に得られる出力信号の彩度変化を簡易な構成で防ぐことが可能な画像処理装置及び画像処理方法を提供する。
【構成】低輝度側の画素の輝度値をより低輝度な値に補正した場合、その補正量(変調度)に応じて色味を表す信号に対する彩度補正量であるゲインgを決定する構成を有する。黒変調量信号bが大きい、即ち、低輝度化する傾向が強いほど、ゲインgが小さくなるような変換テーブルで求めたゲインgを色味を表す信号であるU、Vの各信号に乗算する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 明るさを示す明るさ成分信号と色味を示す色味成分信号とを含む色信号で表現された画像データの明るさ成分信号に対し、所定の変調度を用いて階調補正処理を実行する階調補正手段と、 前記画像データの色味成分信号に対して、前記変調度に応じて決定された彩度補正量に基づいて彩度補正処理を実行する彩度補正手段と、を有し、 前記変調度が、明るさ成分信号の所定値より小さい値の入力信号値を、階調補正処理によって当該入力信号値よりも明るさ成分を低下させた出力信号値とする場合、前記彩度補正手段は前記変調度が増加するに従って前記画像データの彩度が低下するように定められた変換特性に基づいて前記彩度補正量を決定することを特徴とする画像処理装置。 【請求項2】 複数の原色信号からなる画素で表現された画像データの明るさ度合いにおける画素数分布を示すヒストグラムを生成する生成手段と、 当該生成手段で生成されたヒストグラムに基づいて決定した変調度を用いて、前記画像データに階調補正処理を実行する階調補正手段と、 前記階調補正手段で階調補正された画像データに対して、前記変調度に応じて決定された彩度補正量に基づいて彩度補正処理を実行する彩度補正手段と、を有し、 前記変調度は、前記ヒストグラムにおける所定の明るさ度よりも暗いレベルを有する画素の数に応じ、予め定められた変調範囲において任意の値に決定されるとともに、当該変調範囲は当該画素が有する明るさの値が階調補正処理によって低下するように定められ、 前記彩度補正手段は前記変調度が増加するに従って前記画像データの彩度が低下するように定められた変換特性に基づいて前記彩度補正量を決定することを特徴とする画像処理装置。 【請求項3】 前記彩度補正手段は、前記階調補正手段で階調補正された画像データの各原色信号の平均値を算出し、前記各原色信号から当該平均値を減じた値に対して、前記彩度補正量を乗算することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 【請求項4】 前記彩度補正手段は、前記彩度補正量が乗算された各原色信号の値に対して、前記平均値を加算することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。 【請求項5】 前記彩度補正手段は、前記階調補正手段で階調補正された画像データの各原色信号の値及び前記変調度が乗算された色補正データを用いた補間演算により、前記彩度補正量を決定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 【請求項6】 明るさを示す明るさ成分信号と色味を示す色味成分信号とを含む色信号で表現された画像データの明るさ成分信号に対し、所定の変調度を用いて階調補正処理を実行する階調補正ステップと、 前記画像データの色味成分信号に対して、前記変調度に応じて決定された彩度補正量に基づいて彩度補正処理を実行する彩度補正ステップと、を有し、 前記変調度が、明るさ成分信号の所定値より小さい値の入力信号値を、階調補正処理によって当該入力信号値よりも明るさ成分を低下させた出力信号値とする場合、前記彩度補正ステップは前記変調度が増加するに従って前記画像データの彩度が低下するように定められた変換特性に基づいて前記彩度補正量を決定することを特徴とする画像処理方法。 【請求項7】 複数の原色信号からなる画素で表現された画像データの明るさ度合いにおける画素数分布を示すヒストグラムを生成する生成ステップと、 当該生成ステップで生成されたヒストグラムに基づいて決定した変調度を用いて、前記画像データに階調補正処理を実行する階調補正ステップと、 前記階調補正ステップで階調補正された画像データに対して、前記変調度に応じて決定された彩度補正量に基づいて彩度補正処理を実行する彩度補正ステップと、を有し、 前記変調度は、前記ヒストグラムにおける所定の明るさ度よりも暗いレベルを有する画素の数に応じ、予め定められた変調範囲において任意の値に決定されるとともに、当該変調範囲は当該画素が有する明るさの値が階調補正処理によって低下するように定められ、 前記彩度補正ステップは前記変調度が増加するに従って前記画像データの彩度が低下するように定められた変換特性に基づいて前記彩度補正量を決定することを特徴とする画像処理方法。 【請求項8】 前記彩度補正ステップでは、前記階調補正ステップで階調補正された画像データの各原色信号の平均値を算出し、前記各原色信号から当該平均値を減じた値に対して、前記彩度補正量を乗算することを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。 【請求項9】 前記彩度補正ステップでは、前記彩度補正量が乗算された各原色信号の値に対して、前記平均値を加算することを特徴とする請求項8に記載の画像処理方法。 【請求項10】 前記彩度補正ステップでは、前記階調補正ステップで階調補正された画像データの各原色信号の値及び前記変調度が乗算された色補正データを用いた補間演算により、前記彩度補正量を決定することを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、静止画及び動画といった画像データを高画質化するものであり、より詳しくは、画像処理装置に入力される画像データの階調及び彩度を補正する処理を実行する画像処理装置及び画像処理方法に関する。 【背景技術】 【0002】 昨今、画像データを扱う様々な機種では、画像データをより高画質なものとするために高画質化処理を実行することが一般的となっている。例えば、テレビなどでは入力された映像データに対して、様々な画像処理を行っている。こうした画像処理は、入力される映像データをユーザの好みに合わせた映像データに変換するため、又は映像データを表示する表示デバイスの特性に合わせた映像データに変換するためなどに行われる。 【0003】 このような画像処理の一つとして、階調補正処理がある。階調補正処理は、入力された映像データに対して所定のルールに基づく変換特性を適用し、最適な出力映像データを生成することで映像の高画質化を図ることを目的としたものである。なお、こうした階調補正処理のことをガンマ補正処理(γ補正処理)と称することもある。 【0004】 さて、テレビにおける階調補正処理としては、輝度値における黒側の入力映像信号を入力レベルに比して低下させる処理である黒伸長処理が知られている。また、輝度値における白側の入力映像信号を入力レベルに比して上昇させる処理である白伸長処理が知られている。その他、一般的によく知られたγカーブを用いた階調補正処理も実施されている。さらに最近では、映像の1フレーム毎に1フレーム内の画素の輝度値を元にヒストグラムを作成する。そして、そのヒストグラムを輝度レベルに応じて段階的に分割し、各レベルでの頻度を求める。最終的に、各レベルでの頻度分布から複雑な形状のγカーブを使用する手法なども行われるようになっている。つまり、低輝度側は映像信号の特性に応じた黒伸張処理を行うとともに、高輝度側は同じく信号特性に応じた白伸張処理を行うといった、複雑な階調補正処理が行われている。 【0005】 しかし、階調補正処理によっては、彩度が変化してしまう色が存在するという問題があった。特許文献1にも、カラーマッチングにおける黒レベルの違いを補正する階調補正処理を行った場合、処理によっては彩度の変化も生じさせてしまうことが開示されている。これらの課題を解決するために、特許文献1ではγ補正処理により生じる彩度の変化を補正する彩度補正手段を有することが記載されている(特に、段落[0051]以降を参照)。 【特許文献1】特開2002−152530号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 特許文献1の手法は、デバイスのレンジ補正と明度方向のレンジγ補正とに加え、そこで用いたγ値と関連付けた彩度補正を行うものである。ここで、本手法における彩度補正ではレンジγ補正で使用したべき関数のべき係数を用いることになっている。つまり、単一のγ値をベースとして彩度補正を行うことになる。しかしながら、テレビの階調補正処理で使用する変換特性を単一のγ値で表現するのは実使用上困難な場合が多い。例えば、ヒストグラムを用いて作られた複雑な形状のカーブ(変換特性)を一つのγ値で表現するのは困難である。そのため、単一のγ値に応じて彩度補正を行う特許文献1の手法は、昨今一般化しているテレビでの映像処理に対しては有効を言い難い。 【0007】 また、一般的なテレビの場合、階調補正処理が行われた映像信号に対して彩度を強調する彩度強調処理を行う。しかしながら黒伸長処理を行うことで画像の暗部(低輝度部)の彩度が特に上昇した画像データに対し、さらに通常の彩度強調処理を加えると、暗部が高彩度になり過ぎ、ノイズを含んだ映像データとなってしまう場合がある。特許文献1では、この点に関して技術的な言及がなされていない。 【0008】 なお、特開2003−235055号には低輝度領域における色ノイズを低減するため、彩度変調特性(輝度レベルに対して彩度レベルのゲインを定めた特性のこと)を的確に決定することを目的とした技術が開示されている。特開2003−235055号では入力映像信号の低輝度領域(黒部分)を浮かせる処理(輝度を高める補正処理)を行った場合に、彩度補正の補正量を低下させる処理を開示している。つまり、黒伸張処理とは逆の処理を行った場合に低彩度化した画像データに補正するものである。これは、特開2003−235055号が解決しようとする課題については効果が得られる。しかし、本発明が解決しようとする課題に対しては逆効果となる可能性がある。 【0009】 本発明は、階調補正処理において黒伸張処理を行った場合でも、最終的に得られる出力信号の彩度変化を簡易な構成で防ぐことが可能な画像処理装置及び画像処理方法を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0010】 上記目的を達成するために、明るさを示す明るさ成分信号と色味を示す色味成分信号とを含む色信号で表現された画像データの明るさ成分信号に対し、所定の変調度を用いて階調補正処理を実行する階調補正手段と、前記画像データの色味成分信号に対して、前記変調度に応じて決定された彩度補正量に基づいて彩度補正処理を実行する彩度補正手段と、を有し、前記変調度が、明るさ成分信号の所定値より小さい値の入力信号値を、階調補正処理によって当該入力信号値よりも明るさ成分を低下させた出力信号値とする場合、前記彩度補正手段は前記変調度が増加するに従って前記画像データの彩度が低下するように定められた変換特性に基づいて前記彩度補正量を決定することを特徴とする。 【0011】 また、上記目的を達成するために、複数の原色信号からなる画素で表現された画像データの明るさ度合いにおける画素数分布を示すヒストグラムを生成する生成手段と、当該生成手段で生成されたヒストグラムに基づいて決定した変調度を用いて、前記画像データに階調補正処理を実行する階調補正手段と、前記階調補正手段で階調補正された画像データに対して、前記変調度に応じて決定された彩度補正量に基づいて彩度補正処理を実行する彩度補正手段と、を有し、前記変調度は、前記ヒストグラムにおける所定の明るさ度よりも暗いレベルを有する画素の数に応じ、予め定められた変調範囲において任意の値に決定されるとともに、当該変調範囲は当該画素が有する明るさの値が階調補正処理によって低下するように定められ、前記彩度補正手段は前記変調度が増加するに従って前記画像データの彩度が低下するように定められた変換特性に基づいて前記彩度補正量を決定することを特徴とする。 【0012】 また、上記目的を達成するために、明るさを示す明るさ成分信号と色味を示す色味成分信号とを含む色信号で表現された画像データの明るさ成分信号に対し、所定の変調度を用いて階調補正処理を実行する階調補正ステップと、前記画像データの色味成分信号に対して、前記変調度に応じて決定された彩度補正量に基づいて彩度補正処理を実行する彩度補正ステップと、を有し、前記変調度が、明るさ成分信号の所定値より小さい値の入力信号値を、階調補正処理によって当該入力信号値よりも明るさ成分を低下させた出力信号値とする場合、前記彩度補正ステップは前記変調度が増加するに従って前記画像データの彩度が低下するように定められた変換特性に基づいて前記彩度補正量を決定することを特徴とする。 【0013】 また、上記目的を達成するために、複数の原色信号からなる画素で表現された画像データの明るさ度合いにおける画素数分布を示すヒストグラムを生成する生成ステップと、当該生成ステップで生成されたヒストグラムに基づいて決定した変調度を用いて、前記画像データに階調補正処理を実行する階調補正ステップと、前記階調補正ステップで階調補正された画像データに対して、前記変調度に応じて決定された彩度補正量に基づいて彩度補正処理を実行する彩度補正ステップと、を有し、前記変調度は、前記ヒストグラムにおける所定の明るさ度よりも暗いレベルを有する画素の数に応じ、予め定められた変調範囲において任意の値に決定されるとともに、当該変調範囲は当該画素が有する明るさの値が階調補正処理によって低下するように定められ、前記彩度補正ステップは前記変調度が増加するに従って前記画像データの彩度が低下するように定められた変換特性に基づいて前記彩度補正量を決定することを特徴とする。 【発明の効果】 【0014】 以上説明したように、本発明によれば階調補正処理において黒伸張処理を行った場合でも、最終的に得られる出力信号の彩度変化を簡易な構成で防ぐことが可能となる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0015】 (実施例1) 本発明を実施するための最良の形態であるいくつかの実施例を用いて、本発明を詳細に説明する。 【0016】 図1は本発明を適用可能な画像処理装置の回路ブロック図である。1は入力信号に対して階調補正処理を実行する階調補正処理部である。2は入力信号の彩度を補正する彩度補正部である。また、記号bは階調補正処理部1で生成される信号で、黒(低輝度画素)の変調度合いを表す黒変調量信号(変調度)である。この黒変調量信号の詳細については後述する。 【0017】 図1に示した入力信号は輝度信号Yと色差信号U,Vとからなる輝度色差信号である(以下、YUV信号と称する)。そして、この画像処理装置には、YUV信号が入力される。このYUV信号に対して後述する画像処理が施されたY’U’V’信号が出力される。但し、本発明における入出力信号はYUV信号に限定されるものではない。本実施例では、明るさを示す明るさ成分信号である輝度Y、色味を示す色味成分信号であるU、Vからなる色信号を用いて説明する。しかし、明るさを示す明るさ成分信号と色味を示す色味成分信号とを含む色信号であれば、他の色空間の信号でも良い。 【0018】 また、図1に示した画像処理装置は階調補正処理部1と彩度補正部2のみで構成されているが、もちろん、他の機能部を有する画像処理装置に適用することも可能である。さらに、本発明の画像処理装置はデジタルテレビ(DTV)や、HDDレコーダなどのデジタルビデオレコーダ(DVR)に搭載することが可能である。また、静止画を扱うカラー複写機やプリンタ、デジタルスチルカメラなどに搭載することも可能である。 【0019】 続いて、図2に示したグラフを用いて階調補正処理部1における階調補正特性を説明する。 【0020】 図2は横軸に入力映像信号の入力輝度信号値(Y)を設定し、縦軸には入力輝度信号値Yに対して所定の階調補正特性を適用して得られる出力輝度信号値(Y’)を設定したグラフである。即ち、入力輝度信号値を出力輝度信号値に変換する変換特性を概念的に示した図となる。本例では入力輝度レベルを8ビット(0〜255)、出力輝度レベルを同じく8ビットとしているが、この値はどのようなものであってもよい。 【0021】 図2のグラフにおける実線は階調変換特性を示すものであり、所謂γ補正曲線やγカーブと称される。本例では、この実線の変換特性は入力輝度信号値と出力輝度信号値が同値になるように構成されているが、本発明はこれに限らない。 【0022】 図2のグラフにおける点線は入力輝度信号値が0からY0までの区間における階調変換特性を示すものである。ここで、この点線の傾きをkとする。従って、階調補正処理部1では、入力輝度信号値が0からY0までであれば傾き値kの点線で定められた階調変換特性を用いて出力輝度信号値Y’を得る。また、入力輝度信号値がY0を超える場合は実線で示した階調変換特性を用いて出力輝度信号値Y’を得ることになる。 【0023】 即ち、図2に示した階調補正処理は、低輝度側の画素の輝度値をさらに低下させた出力信号を得ることを目的としたものである。つまり、黒伸張処理に相当する。そして、本例では、図1で示した黒変調量信号bとして、上述した傾き値kの値を使用する。黒変調量信号bは本発明における変調度に相当するものであり、一般的にγ値と称されることもある。傾き値kが大きいほど黒の伸張度合いが大きい、つまり、より低輝度の値に変換していると考えることができる。なお、黒変調量信号bは1枚の画像に対して1つ存在する。静止画であれば1つの静止画に1つの黒変調量信号が対応する。また、動画の場合は1フレームに1つの黒変調量信号が対応する。 【0024】 なお、本例において変曲点となる基準輝度値Y0はユーザの調整による手動設定、もしくは入力画像の特徴に応じた自動設定など、任意の方法で決定すればよい。いずれにしても、基準輝度値Y0は低輝度区間を定める値である。また、傾き値kは予め定められた範囲内で任意の値を取ることができる。 【0025】 続いて、図3を用いて階調補正処理部1の詳細を説明する。階調補正処理部1には入力輝度信号Yが入力される。この入力輝度信号Yを分岐し、一方をセレクタ12に、他方を演算部10に入力する。 【0026】 演算部10は図2のグラフで示した階調補正を実行する演算処理を行う。そのため、黒伸張処理の階調変換特性である傾き値kが演算部10に入力される。演算部10での階調補正処理を数式で表すと次のようになる。 Y’=k(Y−Y0)+Y0 (1) なお、本例では階調補正処理部1の外部から傾き値kが入力されるように図示しているが、本発明はこの構成に限定されるものではない。また、必ずしも演算部10に傾き値kが入力される必要はない。演算部10の内部で傾き値kを算出してもよいし、予め定めた傾き値kを保持する構成であってもよい。また、演算部10は輝度信号Yが入力されるたびに出力輝度信号Y’を演算により求める必要はない。例えば、予め定められたルックアップテーブル(LUT)を利用した輝度信号変換処理によっても同様の結果を得ることができる。本発明は、出力輝度信号値Y’を求めるにあたり、必ずしも数式を用いた値の算出のみに限定するものではない。即ち、演算処理とはLUTを用いた変換処理も含めるものである。 【0027】 演算部10により式(1)の演算を行った場合、Y’が負の値を示す場合がある。そこで、演算部10の出力が負の値になった場合、Y’をゼロにリミットするリミッタ11が演算部10の後段に配置されている。 【0028】 リミッタ11の出力はセレクタ12に入力される。セレクタ12には、階調補正処理を施していない入力輝度信号Yと、演算部10により階調補正処理が施された補正輝度信号Y’が夫々入力されている。セレクタ12は入力輝度信号Yと図2で示した変曲点Y0の値を比較する。セレクタ12は、入力輝度信号が変曲点Y0以下の場合(Y≦Y0)、補正輝度信号Y’をそのまま出力輝度信号として出力する。また、セレクタ12は入力輝度信号Yが変曲点Y0よりも大きい場合、入力輝度信号Yを出力輝度信号Y’として出力する。このような構成により、入力輝度信号に対して黒伸張処理を実行することが可能となる。 【0029】 なお、本例では変曲点Y0よりも大きい入力輝度レベルの場合は補正を行わない構成としているので階調補正処理部1は上記の構成を採用している。しかしながら、変曲点との大小に限らず、入力輝度信号に対して何らかの階調変換特性を用いた補正を行う場合は本構成とは異なる構成となる場合もある。本発明は階調補正処理部の内部構成によって限定されるものではない。また、図2に示した階調変換特性に限定されるものでもない。 【0030】 続いて、図4を用いて彩度補正部2について詳細に説明する。彩度補正部2には前段の階調補正処理部1から出力された輝度信号Y’と、色差信号U、Vが入力される。また、階調補正処理部1から出力された黒変調量信号bも彩度補正部2に入力される。20は色差信号U、Vそれぞれに対して、後述するゲインgを乗算する乗算部である。21は黒変調量信号bに基づいて、ゲインgを決定し出力する変換テーブルである。彩度補正部2はY’UVの映像信号のうち、Y’は階調補正処理部1で出力された出力輝度信号Y’をそのまま出力する。また、入力色差信号U,Vに対しては黒変調量信号bに基づいて決定されたゲインgを掛け合わせ、それぞれ出力色差信号U’、V’を出力する。上述したように、黒変調量信号bは画素単位に定まるものではなく、1画面(1つの静止画像または1フレーム)に対応して定まるものであるので、ゲインgも1画面(1つの静止画像または1フレーム)に対応する。従って、1画面を構成する全ての画素に対応する色差信号U、Vに対してゲインgが乗算される。 【0031】 変換テーブル21におけるゲインgの決定について図5を用いて説明する。図5は黒変調量信号bを入力し、ゲインgを出力するためのテーブルの一例をグラフ化したものである。横軸が黒変調量信号b、縦軸がゲインgを示している。なお、このグラフはあくまでも概念的なものである。従って、本発明は図5に示した数値や曲線によって限定されるものではない。通常のテレビの場合、彩度補正は強調方向に行うのが一般的である。従って、図5における変換特性もゲインが常に1以上になるように設定されている。しかしながら、本発明は必ずしも彩度を強調することを前提とするものではなく、ゲインが1より小さい値(但しゼロ以上)となるように特性を設定しても良い。 【0032】 さて、課題としても記載したように、図2に示したような階調変換特性を用いて階調補正処理を輝度データに対して行った場合、色によっては彩度が高くなる場合がある。そのため、最終的に得られた映像では彩度変換が目立ち、結果として好ましくない映像になることがあった。 【0033】 しかし、発明者の画質評価検討の結果、階調補正処理において黒伸張処理を行った場合であっても、その伸張度合いに応じて彩度補正処理を適切に行うことにより、彩度変化が適切に抑制できることが判明した。 【0034】 そこで、本発明では、低輝度側の画素の輝度値をより低輝度な値に補正した場合、その補正量(変調度)に応じて色差信号の補正量であるゲインgを決定する構成を有する。図5では、黒変調量信号bが大きい、即ち、低輝度化する傾向が強いほど、ゲインgが小さくなるようなテーブルとなっている。なお、図5ではどのような黒変調量信号が入力されてもゲインgの値は1より大きくなっているが、ゲインgの値は黒変調量信号bの値に応じて1より小さい値(但し、0<g)に設定されていてもよい。また、傾き値kとして4を明記してあるが、傾き値kの上限値として定義したものではない。本発明は、低輝度側(黒側)の階調補正度合いに応じて彩度補正量を調整するにあたり、低輝度側の輝度レベルを低下させる度合いが強くなるに応じて、彩度補正における彩度補正量を低減するように制御するものである。 【0035】 以上、実施例1によれば、映像信号に対して階調補正処理として黒伸張処理を行った場合でも、最終的に得られる出力信号の彩度変化を簡易な構成で防ぐことが可能となる。 【0036】 (実施例2) 本発明を適用可能な別の実施例である実施例2を図面を用いて説明する。図6は実施例2における画像処理装置の回路ブロック図である。本画像処理装置にも、実施例1と同様、入力映像信号としてYUV信号が入力される。 【0037】 30は入力映像信号であるYUV信号をYUV色空間からRGB色空間に変換する色空間変換部である。色空間変換部30での色空間変換処理の詳細は本発明の本質に関わらないので説明を省略する。なお、本実施例ではRGB色空間におけるRGB信号を用いて説明するが、複数の原色信号を含む色信号であればその他の色空間における信号を用いても良い。 【0038】 色空間変換部30でRGBデータに変換された入力映像信号は、続いて階調補正処理部31に入力される。階調補正処理部31の詳細な構成を図7を用いて説明する。 【0039】 図7は実施例2における階調補正処理部31の詳細な回路ブロック図である。階調補正処理部31は後述する階調補正処理を入力されたRGB信号に対して施し、R’G’B’信号を出力する。 【0040】 まず、入力されたRGBの各信号は変換テーブル43とヒストグラム作成部40にそれぞれ入力される。ヒストグラム作成部40では1画面分のヒストグラムを作成する。ヒストグラム作成部40では、R、G、Bの各データの階調値の合計を3で除した平均値を求め、その平均値を用いてヒストグラムを作成する。図8はヒストグラム作成部40により作成されるヒストグラムの一例を示している。 【0041】 例えば、入力されたRGB信号が0から255までの階調を有する8ビットのデータとすると、全信号の総和が取り得る値は0から765(=255×3)までである。そして、この総和を3で除算することにより、平均階調値の取り得るレンジは0から255までとなる。ここで、平均階調値は即ちRGB信号の明るさ成分を表す信号である。 【0042】 本例では、この平均値を4つのカテゴリに分類することでヒストグラム40を作成する。つまり、入力階調レベルを4つのカテゴリ(区間)に分割するものとする。この4つのカテゴリのヒストグラム値(度数)をそれぞれh1、h2、h3,h4とすると、h1は0〜63階調における度数、h2は64〜127階調における度数といった具合に割り当てられる。作成したヒストグラムにおいて、黒に近い階調であるカテゴリの度数h1と白に近い階調であるカテゴリの度数h4がそれぞれ階調変換カーブ選択部41に出力される。階調レベルは即ち、明るさの度合いを示すレベルである。そして、カテゴリh1とh2では、カテゴリh1の方がカテゴリh2よりも暗いレベルとなる。 【0043】 階調変換カーブ選択部41はカテゴリの度数に対応して予め定められた複数の変換特性(階調変換カーブ)をLUTとして保持している。そして、ヒストグラム作成部40から出力された度数h1及びh4に基づいて、保持している階調変換カーブを選択する。 【0044】 ここで、低輝度側の度数h1に対応する階調変換カーブを黒側カーブと称する。つまり、階調値64が所定の明るさ度(閾値)となる。また、高輝度側の度数h4に対応する階調変換カーブを白側カーブと称する。図9は階調変換カーブ選択部41で選択された黒側カーブ50と白側カーブ51、中間調領域のカーブとからなる階調変換特性のグラフである。ここで、階調変換カーブ選択部41に保持されている黒側カーブ及び白側カーブはそれぞれ256種類あるものとする。そして、度数h1によって256種類の黒側カーブから一つの黒側カーブが選択される。白側カーブについても同様である。なお、図9に示したグラフはあくまでも概念的なものである。従って、本発明は図9に示した数値や曲線によって限定されるものではない。 【0045】 図10は256種類の黒側カーブの変換特性を模式的に示した図である。カーブ(階調変換特性)ごとにIDとしてのカーブナンバーが付与されている。そして、カーブナンバーが大きいほど、黒伸張の度合いが強い変換特性となっている。本例では、ヒストグラムの度数h1が小さい場合、即ち、1画面内に暗い階調の画素が少ない画像の場合には黒の伸張度合いを大きくするカーブが選択される。つまり、図10におけるカーブナンバーの大きい黒側カーブが選択されることになる。このような階調変換カーブの選択ルールを採用することで、暗い画素が多いシーンの場合、つまり度数h1が大きい値を示す場合は黒の伸張度合いを小さくするカーブが選択される。結果として、暗いシーンであっても入力映像の階調を的確に表現することができる。反対に、暗い画素が少ないシーンの場合、つまり度数h1が小さい値を示す場合は、黒の伸張度合いを大きくするカーブが選択される。この結果、画像の黒浮きを抑制することが可能となる。 【0046】 なお、高輝度側の度数h4に対応する白側カーブについても、黒側カーブと同様の制御を行う。但し、本発明において白側カーブの選択制御は重要ではないため、説明を省略する。 【0047】 以上のように選択された黒側カーブと白側カーブは中間調補間部42に出力される。中間調補間部42では、黒側カーブと白側カーブの間の中間調部分の階調変換特性を作成する。本例では、中間調補間部42は黒側カーブと白側カーブの間を直線によって補間するものとする。図9に点線で示したものが中間調補間部で作成された、中間調領域の階調変換特性である。 【0048】 中間調補間部42から出力される階調変換カーブは、入力階調(本例では0〜255)全域での変換特性を規定するカーブとなっている。つまり、図9として示した階調変換カーブである。このカーブを階調変換テーブル43に設定する。この設定処理は映像が変化するたびに行われる。例えば、動画の場合はフレーム単位で行われる。これにより、入力の画像に応じた変換特性を自動的に設定し、階調補正処理が実行される。こうして、階調補正処理部31からは階調補正が行われたR’G’B’信号が出力される。 【0049】 なお、図7における階調変換カーブ選択部41からは、選択された黒側カーブのカーブナンバーが実施例1で説明した黒変調量信号(変調度)bとして出力される。そして、この黒変調量信号bが後述する彩度補正部32に入力される。本例では黒変調量信号bにカーブナンバーを対応させているが、黒変調量信号bはカーブナンバーである必要はない。また、黒変調量信号bは予め定められた範囲内で任意の変調量となる値を取るように構成すればよい。 【0050】 続いて、本実施例における彩度補正部32の構成を説明する。図11は彩度補正部32の詳細な構成を示すブロック図である。階調補正処理部31から出力されたR’G’B’信号は平均値検出部33に入力される。また、減算部34に入力される。 【0051】 平均値検出部33はR’G’B’信号の平均値Avを求める処理を行う。Avを求めるための数式は次の通りである。 Av=(R’+G’+B’)/3 (2) 上述したが、この平均値はR’G’B’信号の明るさ成分を表す信号に相当する。平均値検出部33で求められた平均値Avは減算部34に入力される。減算部34ではR’G’B’信号のそれぞれの値から平均値Avを減ずる。これにより、減算部34からはR1、G1、B1の各信号が出力される。なお、ここで出力されるR1、G1、B1の各信号の絶対値を求め、求めた3つの絶対値の中で最大の値が大きいほど彩度が高いと言える。例えば、8ビットの信号であれば最大値が255に近いものほど高彩度のデータとなる。 【0052】 続いて、減算部34から出力されたR1、G1、B1の各信号は乗算部35に入力される。乗算部35では、各信号に対してゲインgを乗ずる。ここで、ゲインgは彩度データの調整量に相当する。ゲインgは階調補正処理部31から出力された黒変調量信号bを変換テーブル37で変換することで得られる値である。即ち、黒変調量信号bに基づいてゲインgは決定される。なお、変換テーブル37における黒変調量信号bとゲインgの関係は図12に示す。変換テーブル37における黒変調量信号bとゲインgの関係は上述した実施例1における変換テーブル21と基本的な思想は同一である。なお、このグラフはあくまでも概念的なものである。従って、本発明は図12に示した数値や曲線によって限定されるものではない。 【0053】 さて、乗算部35ではR1、G1、B1の各信号に対して、彩度の調整量であるゲインgが乗算される。続いて、乗算によって得られたR2、G2、B2の各信号は加算部36に入力される。この加算部36ではR2、G2、B2の各信号に対して平均値検出部33で求めた平均値Avを加算する処理を行う。平均値Avを加算することで、R”、G”、B”信号が得られる。 【0054】 即ち、彩度補正部32では、減算部34でRGBデータを彩度データに変換した後、ゲインgを乗算して彩度補正を行い、その後に加算部36で彩度補正がなされたRGBデータ(R”G”B”)に変換し直すという処理を実行している。 【0055】 以上、説明したように本実施例では、低輝度側(黒側)の階調補正度合いに応じて彩度補正量を調整するにあたり、低輝度側の輝度レベルを低下させる度合いが強くなるに応じて、彩度補正における彩度補正量を低減するように制御するものである。このような制御を行うことで、最終的に得られる出力信号の彩度変化を簡易な構成で防ぐことが可能となる。 【0056】 (実施例3) 続いて、色補正を3次元ルックアップテーブル(以後、3DLUTと称する)を用いる構成に対して本発明を適用する場合を実施例3として説明する。本実施例における画像処理装置の回路ブロック図は図6で示した回路ブロック図と同様であるので説明を省略する。また、色空間変換部30及び階調補正処理部31での処理は実施例2と同様であるので、説明を省略する。以下、彩度補正部32の説明を行う。 【0057】 図13は本実施例における彩度補正部の詳細図である。61は後述する補間演算を行う補間演算部である。62はRAM、63は補間演算した演算結果をR’、G’、B’の各信号に対して加算する加算部である。64は3DLUTを格納したROMである。65は黒変調量信号bに基づいてゲインgを出力する変換テーブルである。66はゲインgをROM64の出力に乗算する乗算部である。 【0058】 ROM64には図14に示すような3DLUTが格納されている。本実施例ではRGB色空間を図14に示すように5×5×5に分割した3DLUTを想定している。つまり、ROM64にはRGB色空間を5×5×5に分割した際の格子点(125点)のデータを保持していることになる。格子点のRGBデータは、各色が8ビットの階調レベルを有する場合、図16のようになる。 【0059】 各格子点には、当該格子点における入力RGBデータと、そのRGBデータに対応する出力RGBデータの差分(出力RGBデータ−入力RGBデータ)が格納されている。差分データはそれぞれ△R、△G、△Bとなる。つまり、3DLUTはRGB色空間での色補正を行うためのものであり、差分データは色補正データとなる。 【0060】 差分データ△R、△G、△Bは例えば、以下のように求めることができる。例えば、実施例2で用いた図12において、ゲインgを最大値である1.5とした場合の出力データR”、G”、B”と、入力データR’、G’、B’の差分を用いる。つまり、 △R=R”−R’ △G=G”−G’ △B=B”−B’ となる。このとき、入力データR’、G’、B’は上述した3DLUTの格子点のRGBデータであるとして計算する。このような処理を実施することで、125個の格子点の差分データが求められる。この差分データがROM64に格納される。ROM64に格納された差分データ△R、△G、△Bは、各格子点の彩度補正の補正量を算定するために必要なデータである。例えば、以上のように求められた差分データ△R、△G、△Bにゲインg=1を乗算し、入力データR’、G’、B’と加算する。そうすれば、上述した実施例2におけるゲインg=1.5の場合の彩度補正データ、即ち、R”、G”、B”データが得られる。 【0061】 変換テーブル65は階調補正処理部31で生成された黒変調量信号bを入力し、ゲインgを出力する。本実施例では図15に示す変換テーブル特性を用いることとする。 【0062】 乗算部66では、ROM64から出力される差分データとゲインgを乗算する。ROM64の差分データは上述したように125点分存在する。従って、乗算部66では125点の差分データ全てに対して以下のようにゲインgを乗ずる処理を実行する。 △R’=△R×g △G’=△G×g △B’=△B×g 乗算部66から出力された△R’、△G’、△B’はRAM62に格納される。RAM62はROM64と同様、5×5×5の3DLUTを格納する。 【0063】 補間演算部61は入力されたR’、G’、B’データとRAM62に格納された、ゲインを乗じた差分データ△R’、△G’、△B’を用いた補間演算処理を実行することで、R’、G’、B’データに対応する△R”、△G”、△B”となる差分データを求める。なお、補間演算部61で実行する補間演算は例えば線形補間などの公知の補間方法を適用することができる。 【0064】 つまり、補間演算部61はRGB色空間を図14のように分割した際、入力R’、G’、B’データが属する一つの格子ブロックの8つの頂点の差分データ△R’、△G’、△B’を参照する。そして、入力R’、G’、B’データと8つの頂点とのそれぞれの距離に応じて差分データ△R’、△G’、△B’を演算により求める。このように求められた差分データ△R”、△G”、△B”は彩度補正部に入力されたR’、G’、B’データにそれぞれ加算される。この加算処理の結果、彩度補正処理が施されたR”、G”、B”データが出力される。 【0065】 続いて、本実施例の処理フローを説明する。ROM64には上述のように実施例2におけるゲインがg=1.5であったときの差分データ△R、△G、△Bが格納されているとする。 【0066】 例えば、黒側カーブのカーブナンバーが0であった場合、黒変調量信号bは0である。このとき、図15よりゲインg=1となる。従って、乗算部66の入出力は以下の関係になる。 △R’=△R △G’=△G △B’=△B つまり、△R’、△G’、△B’データは実施例2におけるゲインg=1.5のときの彩度補正出力データR”G”B”と、入力データR’G’B’の差分を表している。 【0067】 乗算部66の出力である差分データ△R’、△G’、△B’はRAM62に格納される。この時点では125の格子点における差分データしか存在しない。 【0068】 その後、補間演算部61では、RAM62に格納された差分データ△R’、△G’、△B’を参照し、入力データR’G’B’に対応する差分データ△R”、△G”、△B”を求める。このとき、入力データR’G’B’に対応する差分データ△R”、△G”、△B”は、やはり実施例2におけるゲインg=1.5の時の差分データに相当するものである。 【0069】 差分データ△R”、△G”、△B”は、加算部63で入力データR’G’B’と加算される。これにより、黒変調量信号b=0の場合、入力データR’G’B’は、実施例2におけるゲインg=1.5に相当する彩度補正をかけられたR”G”B”データとして出力される。 【0070】 以上、説明したように本実施例では、彩度補正処理を3DLUTを用いて行う場合であっても、彩度補正処理を適正に行うことが可能である。従って、低輝度側(黒側)の階調補正度合いに応じて彩度補正量を調整するにあたり、低輝度側の輝度レベルを低下させる度合いが強くなるに応じて、彩度補正における彩度補正量を低減するように制御するものである。このような制御を行うことで、最終的に得られる出力信号の彩度変化を簡易な構成で防ぐことが可能となる。 【図面の簡単な説明】 【0071】 【図1】実施例1における画像処理装置の回路ブロック図である。 【図2】実施例1の階調補正処理部1における階調変換特性を概念的に示した図である。 【図3】実施例1における階調補正処理部1のブロック図である。 【図4】実施例1における彩度補正部2のブロック図である。 【図5】実施例1の彩度補正部2における変換テーブル21の変換特性を概念的に示した図である。 【図6】実施例2における画像処理装置の回路ブロック図である。 【図7】実施例2の階調補正処理部31のブロック図である。 【図8】実施例2のヒストグラム作成部41で作成されるヒストグラムの一例を示す図である。 【図9】実施例2の階調変化テーブル43に設定される階調変換特性を示すグラフである。 【図10】実施例2の黒側カーブの変換特性を模式的に示した図である。 【図11】実施例2の彩度補正部32のブロック図である。 【図12】実施例2の彩度補正部32における変換テーブル37の変換特性を概念的に示した図である。 【図13】実施例3の彩度補正部のブロック図である。 【図14】実施例3の彩度補正部における3次元ルックアップテーブルの概念を示した図である。 【図15】実施例3の彩度補正部における変換テーブル65の変換特性を概念的に示した図である。 【図16】実施例3の彩度補正部における3次元ルックアップテーブルの格子点情報を説明するための表である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001007 【氏名又は名称】キヤノン株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月11日(2006.8.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090538 【弁理士】 【氏名又は名称】西山 恵三
【識別番号】100096965 【弁理士】 【氏名又は名称】内尾 裕一
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| 【公開番号】 |
特開2008−48031(P2008−48031A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月28日(2008.2.28) |
| 【出願番号】 |
特願2006−219848(P2006−219848) |
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