| 【発明の名称】 |
監視システム及び方法、並びにプログラム及び記憶媒体 |
| 【発明者】 |
【氏名】田尻 勝敏
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| 【要約】 |
【課題】複数カメラのプリセットを一括設定することができ、結果としてプリセット設定工数を大幅に削減することができる監視システム及び方法、並びにプログラム及び記憶媒体を提供する。
【構成】監視システムは、カメラの撮像画像を連結した全撮像可能範囲のパノラマ画像を、各カメラから取得するパノラマ画像取得手段と、パノラマ画像を重ね合わせるパノラマ画像重ね合わせ手段とを備える。また、監視システムは、重なり合っている画像上の特定位置を指定する特定位置指定手段と、指定された特定位置を各カメラの座標系においてカメラ制御に必要な座標位置に変換し、変換された座標位置を記憶装置に保存する特定位置保存手段とを備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 監視対象の画像を取得することができる複数のカメラを有する監視システムにおいて、 前記カメラの撮像画像を連結したパノラマ画像を、各カメラから取得するパノラマ画像取得手段と、 前記パノラマ画像を重ね合わせるパノラマ画像重ね合わせ手段と、 重なり合っている前記パノラマ画像上の特定位置を指定する特定位置指定手段と、 指定された前記特定位置を各カメラの座標系においてカメラ制御に必要な座標位置に変換し、前記変換された座標位置を記憶装置に保存する特定位置保存手段と、 を備えることを特徴とする監視システム。 【請求項2】 前記変換座標を保存する際、1台のカメラに別カメラの変換座標も保存することを特徴とする請求項1記載の監視システム。 【請求項3】 前記パノラマ画像毎に、前記特定位置の指定対象となる重ね合わせ対象領域、前記特定位置の指定対象とならない重ね合わせ非対象領域を指定することを特徴とする請求項1又は2記載の監視システム。 【請求項4】 前記パノラマ画像の重ね合わせと前記特定位置の指定は、重ね合わせたパノラマ画像上の任意の注目領域毎に実施することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の監視システム。 【請求項5】 前記変換された座標として、撮像可能範囲内のパン角、チルト角、ズーム倍率の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の監視システム。 【請求項6】 前記パノラマ画像間で撮像した対象物の大きさ又は角度が異なる場合、対象物の大きさ又は角度が一致するように前記パノラマ画像全体、又は重ね合わせ対象領域を拡大縮小、又は回転することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の監視システム。 【請求項7】 監視対象の画像を取得することができる複数のカメラを有する監視システムにおいて、 表示手段に表示される第1の作業領域、第2の作業領域を初期化する領域初期化手段と、 前記カメラの撮像画像を連結したパノラマ画像を、各カメラから取得するパノラマ画像取得手段と、 前記パノラマ画像を重ね合わせるパノラマ画像重ね合わせ手段と、 前記第1の作業領域において、重なり合っている前記パノラマ画像上の特定位置を指定する特定位置指定手段と、 前記第2の作業領域にカメラの画像を表示する画像表示手段と、 前記第2の作業領域での指示種別を判断する指示種別判断手段とを備え、 更に、前記指示種別判断手段の指示種がカメラ制御だった場合に、 指定カメラのカメラ制御を行うカメラ制御手段と、 前記指定カメラの画像を更新する画像更新手段とを備え、 前記指示種別判断手段の指示種が特定位置保存だった場合に、 前記特定位置を保存するカメラ特定位置保存手段を備えることを特徴とする監視システム。 【請求項8】 前記第2の作業領域におけるカメラ個別の撮像位置の再指定パラメータとして、カメラのパン位置、チルト位置、又はズーム倍率の少なくとも一つを用いることを特徴とする請求項7記載の監視システム。 【請求項9】 前記第1の作業領域上に設定した複数の特定位置を再度選択する、又は一覧表から選択することで、保存された特定位置情報を基に画像を再度取得し、前記第2作業領域上に表示することを請求項7又は8記載の監視システム。 【請求項10】 前記第2の作業領域に表示する画像を連続で更新することを特徴とする請求項7乃至9記載の監視システム。 【請求項11】 監視対象の画像を取得することができる複数のカメラによる監視方法において、 前記カメラの撮像画像を連結したパノラマ画像を、各カメラから取得するパノラマ画像取得ステップと、 前記パノラマ画像を重ね合わせるパノラマ画像重ね合わせステップと、 重なり合っている前記パノラマ画像上の特定位置を指定する特定位置指定ステップと、 指定された前記特定位置を各カメラの座標系においてカメラ制御に必要な座標位置に変換し、前記変換された座標位置を記憶装置に保存する特定位置保存ステップと、 を備えることを特徴とする監視方法。 【請求項12】 前記変換座標を保存する際、1台のカメラに別カメラの変換座標も保存することを特徴とする請求項11記載の監視方法。 【請求項13】 前記パノラマ画像毎に、前記特定位置の指定対象となる重ね合わせ対象領域、前記特定位置の指定対象とならない重ね合わせ非対象領域を指定することを特徴とする請求項11又は12記載の監視方法。 【請求項14】 前記パノラマ画像の重ね合わせと前記特定位置の指定は、重ね合わせたパノラマ画像上の任意の注目領域毎に実施することを特徴とする請求項11乃至13のいずれかに記載の監視方法。 【請求項15】 前記変換された座標として、撮像可能範囲内のパン角、チルト角、ズーム倍率の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項11乃至14のいずれかに記載の監視方法。 【請求項16】 前期パノラマ画像間で撮像した対象物の大きさ又は角度が異なる場合、対象物の大きさ又は角度が一致するように前記パノラマ画像全体、又は重ね合わせ対象領域を拡大縮小、又は回転することを特徴とする請求項11乃至15のいずれかに記載の監視方法。 【請求項17】 監視対象の画像を取得することができる複数のカメラによる監視方法において、 表示手段に表示される第1の作業領域、第2の作業領域を初期化する領域初期化ステップと、 前記カメラの撮像画像を連結したパノラマ画像を、各カメラから取得するパノラマ画像取得ステップと、 前記パノラマ画像を重ね合わせるパノラマ画像重ね合わせステップと、 前記第1の作業領域において、重なり合っている前記パノラマ画像上の特定位置を指定する特定位置指定ステップと、 前記第2の作業領域にカメラの画像を表示する画像表示ステップと、 前記第2の作業領域での指示種別を判断する指示種別判断ステップとを備え、 更に、前記指示種別判断ステップの指示種がカメラ制御だった場合に、 指定カメラのカメラ制御を行うカメラ制御ステップと、 前記指定カメラの画像を更新する画像更新ステップとを備え、 前記指示種別判断ステップの指示種が特定位置保存だった場合に、 前記特定位置を保存するカメラ特定位置保存ステップを備えることを特徴とする監視方法。 【請求項18】 前記第2の作業領域におけるカメラ個別の撮像位置の再指定パラメータとして、カメラのパン位置、チルト位置、又はズーム倍率の少なくとも一つを用いることを特徴とする請求項17記載の監視方法。 【請求項19】 前記第1の作業領域上に設定した複数の特定位置を再度選択する、又は一覧表から選択することで、保存された特定位置情報を基に画像を再度取得し、前記第2作業領域上に表示することを請求項17又は18記載の監視方法。 【請求項20】 前記第2の作業領域に表示する画像を連続で更新することを特徴とする請求項17乃至19記載の監視方法。 【請求項21】 監視対象の画像を取得することができる複数のカメラによる監視プログラムにおいて、 前記カメラの撮像画像を連結したパノラマ画像を、各カメラから取得するパノラマ画像取得モジュールと、 前記パノラマ画像を重ね合わせるパノラマ画像重ね合わせモジュールと、 重なり合っている前記パノラマ画像上の特定位置を指定する特定位置指定モジュールと、 指定された前記特定位置を各カメラの座標系においてカメラ制御に必要な座標位置に変換し、前記変換された座標位置を記憶装置に保存する特定位置保存モジュールと、 をコンピュータに実行させることを特徴とする監視プログラム。 【請求項22】 監視対象の画像を取得することができる複数のカメラによる監視プログラムにおいて、 表示手段に表示される第1の作業領域、第2の作業領域を初期化する領域初期化モジュールと、 前記カメラの撮像画像を連結したパノラマ画像を、各カメラから取得するパノラマ画像取得モジュールと、 前記パノラマ画像を重ね合わせるパノラマ画像重ね合わせモジュールと、 前記第1の作業領域において、重なり合っている前記パノラマ画像上の特定位置を指定する特定位置指定モジュールと、 前記第2の作業領域にカメラの画像を表示する画像表示モジュールと、 前記第2の作業領域での指示種別を判断する指示種別判断モジュールとをコンピュータに実行させ、 更に、前記指示種別判断モジュールの指示種がカメラ制御だった場合に、 指定カメラのカメラ制御を行うカメラ制御モジュールと、 前記指定カメラの画像を更新する画像更新モジュールとをコンピュータに実行させ、 前記指示種別判断モジュールの指示種が前記特定位置保存だった場合に、 前記特定位置を保存するカメラ特定位置保存モジュールをコンピュータに実行させることを特徴とする監視プログラム。 【請求項23】 請求項21記載の監視プログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。 【請求項24】 請求項22記載の監視プログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、例えば、複数カメラを用いて同一対象物を監視する監視システム及び方法、並びにプログラム及び記憶媒体に関する。 【背景技術】 【0002】 一般的に、監視システムは、24時間365日監視できるような高い信頼性が要求され、これはWebViewのようなネットワークを介した監視システムでも同様である(WebViewとはキヤノン社製のネットワークカメラシステムを示す)。 【0003】 上述のような監視システムで使用される監視カメラは、撮影可能視野全体を固定で撮影する場合もあるが、多くの場合は、撮影可能視野内の複数の監視上重要な被写体を適宜切り替えながら、もしくは巡回しながら撮影する。 【0004】 この撮影操作を容易にするため、重要な被写体の望ましい撮影画角を予め登録することが広く行われる。これは、一般にプリセットと呼称されており、プリセットの登録操作や選択操作のための様々なユーザインタフェースも提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。 【0005】 また、監視カメラの撮影可能な最大範囲を順次走査し、撮影した画像データを繋ぎ合わした画像をパノラマ画像という。 【0006】 監視システムで使用される監視カメラは、屋内だけでなく屋外に設置されることも多く、過酷な環境下でも常時監視対象物を撮像する必要がある。しかしながら、現実的に多数設置するカメラ全てに高価な高信頼性カメラを採用し、あるいは破壊されないような対策を完全に実施することは困難である。 【0007】 このため、従来技術では、比較的安価なカメラを複数台並べて設置することや、中央管理サーバにより複数台のカメラを補完し合うように操作することが行われている。 【0008】 これらの監視システムでは、複数台のカメラの撮影可能視野を重複させ、1台のカメラが故障や別の処理で動作できないとき、2台目のカメラが1台目の代わりに特定被写体を撮影することで、監視システムとしての信頼性の向上させることができる。 【特許文献1】特開平08−279951号公報 【特許文献2】特開2001−268423号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0009】 しかしながら、複数台のカメラを並べて設置する場合、カメラ毎に重要被写体を望ましい撮影画角で撮影するプリセット位置を個別に設定しなくてはならず、設置に手間がかかるという問題があった。 【0010】 例えば、2台のカメラを並べて設置する場合や、複数カメラの撮影可能視野内に監視対象物が収まるように設置する場合、設置する全てのカメラにおいて撮影画像を見ながらプリセットを設定・調整しなければならなかった。 【0011】 本発明の目的は、複数カメラのプリセットを一括設定することができ、結果としてプリセット設定工数を大幅に削減することができる監視システム及び方法、並びにプログラム及び記憶媒体を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0012】 上記目的を達成するために、請求項1記載の監視システムは、監視対象の画像を取得することができる複数のカメラを有する監視システムにおいて、前記カメラの撮像画像を連結したパノラマ画像を、各カメラから取得するパノラマ画像取得手段と、前記パノラマ画像を重ね合わせるパノラマ画像重ね合わせ手段と、重なり合っている前記パノラマ画像上の特定位置を指定する特定位置指定手段と、指定された前記特定位置を各カメラの座標系においてカメラ制御に必要な座標位置に変換し、前記変換された座標位置を記憶装置に保存する特定位置保存手段とを備えることを特徴とする。 【0013】 請求項7記載の監視システムは、監視対象の画像を取得することができる複数のカメラを有する監視システムにおいて、表示手段に表示される第1の作業領域、第2の作業領域を初期化する領域初期化手段と、前記カメラの撮像画像を連結したパノラマ画像を、各カメラから取得するパノラマ画像取得手段と、前記パノラマ画像を重ね合わせるパノラマ画像重ね合わせ手段と、前記第1の作業領域において、重なり合っている前記パノラマ画像上の特定位置を指定する特定位置指定手段と、前記第2の作業領域にカメラの画像を表示する画像表示手段と、前記第2の作業領域での指示種別を判断する指示種別判断手段とを備え、更に、前記指示種別判断手段の指示種がカメラ制御だった場合に、指定カメラのカメラ制御を行うカメラ制御手段と、前記指定カメラの画像を更新する画像更新手段とを備え、前記指示種別判断手段の指示種が前記特定位置保存だった場合に、前記特定位置を保存するカメラ特定位置保存手段とを備えることを特徴とする。 【0014】 請求項11記載の監視方法は、監視対象の画像を取得することができる複数のカメラによる監視方法において、前記カメラの撮像画像を連結したパノラマ画像を、各カメラから取得するパノラマ画像取得ステップと、前記パノラマ画像を重ね合わせるパノラマ画像重ね合わせステップと、重なり合っている前記パノラマ画像上の特定位置を指定する特定位置指定ステップと、指定された前記特定位置を各カメラの座標系においてカメラ制御に必要な座標位置に変換し、前記変換された座標位置を記憶装置に保存する特定位置保存ステップとを備えることを特徴とする。 【0015】 請求項17記載の監視方法は、監視対象の画像を取得することができる複数のカメラによる監視方法において、表示手段に表示される第1の作業領域、第2の作業領域を初期化する領域初期化ステップと、前記カメラの撮像画像を連結したパノラマ画像を、各カメラから取得するパノラマ画像取得ステップと、前記パノラマ画像を重ね合わせるパノラマ画像重ね合わせステップと、前記第1の作業領域において、重なり合っている前記パノラマ画像上の特定位置を指定する特定位置指定ステップと、前記第2の作業領域にカメラの画像を表示する画像表示ステップと、前記第2の作業領域での指示種別を判断する指示種別判断ステップとを備え、更に、前記指示種別判断ステップの指示種がカメラ制御だった場合に、指定カメラのカメラ制御を行うカメラ制御ステップと、前記指定カメラの画像を更新する画像更新ステップとを備え、前記指示種別判断ステップの指示種が前記特定位置保存だった場合に、前記特定位置を保存するカメラ特定位置保存ステップを備えることを特徴とする。 【0016】 請求項21記載の監視プログラムは、監視対象の画像を取得することができる複数のカメラをによる監視プログラムにおいて、前記カメラの撮像画像を連結したパノラマ画像を、各カメラから取得するパノラマ画像取得モジュールと、前記パノラマ画像を重ね合わせるパノラマ画像重ね合わせモジュールと、重なり合っている前記パノラマ画像上の特定位置を指定する特定位置指定モジュールと、指定された前記特定位置を各カメラの座標系においてカメラ制御に必要な座標位置に変換し、前記変換された座標位置を記憶装置に保存する特定位置保存モジュールとをコンピュータに実行させることを特徴とする。 【0017】 請求項22記載の監視プログラムは、監視対象の画像を取得することができる複数のカメラによる監視プログラムにおいて、表示手段に表示される第1の作業領域、第2の作業領域を初期化する領域初期化モジュールと、前記カメラの撮像画像を連結したパノラマ画像を、各カメラから取得するパノラマ画像取得モジュールと、前記パノラマ画像を重ね合わせるパノラマ画像重ね合わせモジュールと、前記第1の作業領域において、重なり合っている前記パノラマ画像上の特定位置を指定する特定位置指定モジュールと、前記第2の作業領域にカメラの画像を表示する画像表示モジュールと、前記第2の作業領域での指示種別を判断する指示種別判断モジュールとをコンピュータに実行させ、更に、前記指示種別判断モジュールの指示種がカメラ制御だった場合に、指定カメラのカメラ制御を行うカメラ制御モジュールと、前記指定カメラの画像を更新する画像更新モジュールとをコンピュータに実行させ、前記指示種別判断モジュールの指示種が前記特定位置保存だった場合に、前記特定位置を保存するカメラ特定位置保存モジュールをコンピュータに実行させることを特徴とする。 【0018】 請求項23記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、請求項21記載の監視プログラムを格納する。 【0019】 請求項24記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、請求項22記載の監視プログラムを格納する。 【発明の効果】 【0020】 本発明の監視システムは、カメラの撮像画像を連結したパノラマ画像を、各カメラから取得するパノラマ画像取得手段と、パノラマ画像を重ね合わせるパノラマ画像重ね合わせ手段とを備える。また、監視システムは、重なり合っている画像上の特定位置を指定する特定位置指定手段と、指定された特定位置を各カメラの座標系においてカメラ制御に必要な座標位置に変換し、変換された座標位置を記憶装置に保存する特定位置保存手段とを備える。従って、複数カメラのプリセット(特定位置へのセット)を一括設定することができ、結果としてプリセット設定工数を大幅に削減することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0021】 以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。 【0022】 図1は、本発明の実施の形態に係る監視システム(カメラ制御システム)の構成を概略的に示す図である。 【0023】 監視システムは、カメラサーバ100、カメラサーバ110及び設定クライアント120がネットワーク130を介して相互に接続されることで構成される。 【0024】 カメラサーバ100及び110は、撮影画角可変なカメラを備え、撮影した画像データを、ネットワーク130を介して配信するものであり、カメラサーバ100に何らかの障害が発生した場合はカメラサーバ110が機能を代替することも可能である。 【0025】 設定クライアント120は、カメラサーバ100及び110にアクセスし、プリセットの設定を行う。それぞれの詳細については後述する。 【0026】 尚、説明の簡略化のためにカメラサーバの台数は2台としているが、3台以上であっても構わない。また、設定クライアント120以外にもカメラサーバ100及び110にアクセスして画像の受信や蓄積を行う他のクライアントがあっても構わない。 【0027】 ネットワーク130は、イーサネット(登録商標)等の通信規格を満足する複数のルータ、スイッチ、ケーブル等から構成される。本発明においては各サーバ・クライアント間の通信が支障なく行えるものであればその通信規格、規模、構成を問わない。故にインタネットからLAN(LOcalArea NetwOrk)にまで適用可能である。 【0028】 図2は、図1におけるカメラサーバの構成を概略的に示す図である。 【0029】 カメラサーバ100(110)において、CPU200、1次記憶装置210、2次記憶装置220、ビデオキャプチャI/F(インタフェース)230、雲台制御I/F240、ネットワークI/F250が内部バス260を介して相互に接続されている。 【0030】 ここで、1次記憶装置210は、RAMに代表される書き込み可能な高速の記憶装置で、OSや各種プログラム及び各種データがロードされ、またOSや各種プログラムの作業領域としても使用される。 【0031】 2次記憶装置220は、FDDやHDD、フラッシュメモリ、CD−ROMドライブ等に代表される不揮発性を持った記憶装置で、OSや各種プログラム及び各種データの永続的な記憶領域として使用される他に、短期的な各種データの記憶領域としても使用される。 【0032】 カメラサーバ100及び110の1次記憶装置210及び2次記憶装置220に置かれる各種プログラム等の詳細については後述する。 【0033】 ビデオキャプチャI/F230にはカメラ270が接続され、カメラ270が撮影した画像データを所定のフォーマットに変換・圧縮して1次記憶装置210に転送する。雲台制御I/F240にはカメラ270を搭載した可動式雲台280が接続され、CPU200からの命令を受けて雲台280を制御し、カメラ270のパン角、チルト角等を変更する。 【0034】 ネットワークI/F250は、上述のネットワーク130と接続するためのI/Fであり、イーサネット(登録商標)等の通信媒体を介して設定クライアント120等との通信を担う。 【0035】 図3は、図1における設定クライアントの構成を概略的に示す図である。 【0036】 設定クライアント120において、CPU300、1次記憶装置310、2次記憶装置320、ユーザ入出力I/F330、ネットワークI/F350が内部バス360を介して相互に接続されている。 【0037】 ここで、1次記憶装置310は、RAMに代表される書き込み可能な高速の記憶装置で、OSや各種プログラム及び各種データがロードされ、またOSや各種プログラムの作業領域としても使用される。 【0038】 2次記憶装置320は、FDDやHDD、フラッシュメモリ、CD−ROMドライブ等に代表される不揮発性を持った記憶装置で、OSや各種プログラム及び各種データの永続的な記憶領域として使用される他に、短期的な各種データの記憶領域としても使用される。 【0039】 設定クライアント120の1次記憶装置310及び2次記憶装置320に置かれる各種プログラム等の詳細については後述する。 【0040】 ユーザ入出力I/F330にはキーボード、マウス、ディスプレイ等で代表されるユーザ入出力機器370が接続され、ユーザとの入出力を司る。ネットワークI/F350は、上述のネットワーク130と接続するためのI/Fであり、イーツネット等の通信媒体を介してカメラサーバ100等との通信を担う。 【0041】 図4は、図2のカメラサーバの1次記憶装置上に置かれる各種プログラムやデータを模式的に表した図である。 【0042】 各種プログラム等の1次記憶装置210上の位置(番地)や大きさはOS400が管理するものであり、図4の限りではない。 【0043】 図4において、1次記憶装置210上には、OS400、画像配信プログラム410、パノラマ画像管理プログラム420、プリセット管理プログラム430やプリセット設定データ440がロードされる。 【0044】 OS400は、カメラサーバ全体を制御する基本プログラムである。画像配信プログラム410は、各種クライアントからのリクエストに応じ、雲台280を制御して所望の画角でカメラ270によって撮影した画像データや、2次記憶装置220上に保存した撮影済みの画像データをレスポンスとして返す。 【0045】 パノラマ画像管理プログラム420は、各種クライアントからのリクエストに応じて、もしくは定期的に雲台280を制御してカメラ270が撮影可能な最大範囲を順次走査する。そして、撮影した画像データを繋ぎ合わせたパノラマ画像を作成し、クライアントにレスポンスとして返す、もしくは2次記憶装置220上に保存する。 【0046】 ここで、パノラマ画像の作成は個々の撮影画像の外辺同士を単に上下左右で連結するものとする。また、カメラ270及び雲台280による撮影画角のパン角及びチルト角をパノラマ画像上では、水平及び垂直方向の直交座標系に変換して表すものとする。 【0047】 例えば、パン角0度、チルト角0度を直交座標系の原点とすれば、パン角p度、チルト角t度を直交座標系の(p,t)と線形写像変換する。尚、撮影画像周辺部の歪による隣接画像間の不連続性が目立つ等の場合には中心部の画像のみを用いるようにしたり、周辺部の歪を補正するようにしてもよい。補正する場合は撮影画角の直交座標系への変換も異なる方法による。 【0048】 プリセット管理プログラム430は、後述の設定クライアント120のプリセット設定プログラム510が送信してきたプリセット情報を受信し、1次記憶装置210上のプリセット設定データ440を書き換え、2次記憶装置220上に保存する。 【0049】 図5は、図3の設定クライアントの1次記憶装置上に置かれる各種プログラムやデータを模式的に表した図である。 【0050】 各種プログラム等の1次記憶装置310上の位置(番地)や大きさはOS500が管理するものであり、図5の限りではない。 【0051】 図5において、1次記憶装置310上には、OS500、プリセット設定プログラム510がロードされる。 【0052】 OS500は設定クライアント120の全体を制御する基本プログラムである。プリセット設定プログラム510は、カメラサーバ100及び110のプリセットを設定するプログラムである。ユーザインタフェースを備え、ユーザが決定したプリセットの情報をカメラサーバのプリセット管理プログラム430に転送する。尚、ユーザインタフェース等の詳細は、例えば特許文献1及び2に開示されているのでここでは述べない。 【0053】 図6は、図5におけるプリセット設定プログラムによって実行される第1のプリセット設定処理の手順を示すフローチャートである。また、図7は、図5におけるプリセット設定プログラムによって実行される第2のプリセット設定処理の手順を示すフローチャートである。図7の動作は後述する。 【0054】 図6において、プリセット設定プログラム510は、起動されるとまずカメラサーバ100及び110のパノラマ画像管理プログラム420に対してパノラマ画像の取得要求を送信する。そして、カメラサーバ100及び110の最大撮影可能範囲であるパノラマ画像を受信・取得する(ステップS600)。 【0055】 ここでは、図8に示す第1のパノラマ画像800がカメラサーバ100から、第2のパノラマ画像820がカメラサーバ110から取得されたものとする。取得する際、カメラサーバ100のパノラマ画像を取得後にカメラサーバ110のパノラマ画像を取得しても、同時にパノラマ画像を取得しても構わない。 【0056】 次に、カメラサーバ100のパノラマ画像とカメラサーバ110のパノラマ画像の重畳する領域を重ね合わせるように位置合わせを行う(ステップS610)。これはユーザが目視によって手動操作で重ね合わせてもよいし、ユーザの指示による、もしくは画像認識による特徴点抽出等の結果による同一点を自動的に重ね合わせるようにしてもよい。また、画像認識による自動重ね合わせ後に手動操作による重ね合わせを実施しても構わない。 【0057】 ユーザの目視による手動操作による場合は、例えば、図9乃至図11に示すグラフィカルユーザインタフェースを用いた手順となる。 【0058】 図9は、位置合わせ操作の初期状態であり、設定クライアント120のI/O機器370のディスプレイ等に表示された作業領域900の中央にカメラサーバ100のパノラマ画像800が置かれる。 【0059】 図10は、位置合わせの作業中の状態を示す。作業領域900上にカメラサーバ110のパノラマ画像820を更に表示するとともに、描画ソフトウェア等で見られるように、ユーザによるマウス等のI/O機器370の操作に従ってパノラマ画像820が作業領域900上を移動するようにする。符号1000はポインタを示す。 【0060】 この際、第2のパノラマ画像820を半透明表示すると下に重なった第1のパノラマ画像800との位置関係が把握し易くなり、操作性がより向上する。また、第1のパノラマ画像800と第2のパノラマ画像820との間で画像上の同一被写体の大きさに違いがある場合は、第2のパノラマ画像820全体を作業領域900上で拡大又は縮小する操作を行い、画像上での大きさを揃えた上で位置合わせを行う。図11は位置合わせ操作が終了した状態である。 【0061】 次に、ユーザインタフェースから図12のようにプリセット位置が指定されるのを待つ(ステップS620)。 【0062】 図12は、ユーザによるマウス等のI/O機器370の操作に従ってプリセット位置1200が指定された状態である。 【0063】 プリセット位置1200の指定がされると、指定位置に重なっているパノラマ画像が存在するか否かを判断し(ステップS630)、存在するパノラマ画像の枚数分プリセット設定の保存処理(ステップS640)を実施して本処理を終了する。本実施の形態では、第1及び第2パノラマ画像に対して、プリセット設定の保存処理を実施する。 【0064】 図13は、図12において指定されたプリセット位置を、第1パノラマ画像、第2パノラマ画像それぞれの画像上で見た図である。 【0065】 図13において、図12のプリセット位置1200は、第1のパノラマ画像800上ではプリセット位置1300に置かれる。第1のパノラマ画像800上の座標軸に従ったプリセット位置に変換され、カメラサーバ100のプリセット管理プログラム430に送信して(ステップS640)、設定データ440を更新する。 【0066】 同様に、プリセット位置1200は、第2のパノラマ画像820上ではプリセット位置1320に置かれる。第2のパノラマ画像上の座標軸に従ったプリセット位置に変換され、カメラサーバ110のプリセット管理プログラム430に送信して(ステップS640)、設定データ440を更新する。 【0067】 ステップS640では、プリセット位置1300の情報をカメラサーバ100だけに送信するが、この情報を同時にカメラサーバ110にも送信するようにしてもよい。 【0068】 これにより、カメラサーバ100及び110は、互いが同等のプリセット情報を保持していることを知ることができるので、例えば、カメラサーバ100に障害が発生した際に処理をカメラサーバ110に切り替えるための設定処理等を行うことができるようになる。同様にプリセット位置1320の情報をカメラサーバ110だけでなく、カメラサーバ100にも送信するようにしてもよい。 【0069】 本実施の形態では、カメラサーバ100及び110がそれぞれプリセット情報を保持するものとした。しかし、カメラサーバ側ではなく、カメラサーバ100及び110にアクセスする設定クライアント側でプリセット情報を保持し、プリセット情報に対応した画角の画像取得要求を発する構成としてもよい。 【0070】 この場合は、カメラサーバ側のプリセット管理プログラム430は設定クライアント120で動作し、設定クライアント120のプリセット設定プログラム510はステップS640においてクライアントに対してプリセット情報を送信するようにする。 【0071】 また、ユーザがパノラマ画像上の特定領域だけをプリセット設定の対象としたい場合、図14に示すように、有効領域1500及び1520を第1及び第2パノラマ画像、800、820上に設定することも可能である。有効領域1500及び1520は、カメラサーバ機種毎に決まっていても良いし、ユーザが画像を見て手動で設定してもよく、パノラマ画像上で任意の形状で複数領域設定してもよい。 【0072】 図15は、図14の2枚のパノラマ画像を重ね合わせた結果を示している。 【0073】 例えば、有効領域1600は第1及び第2パノラマ画像上の有効領域1500、1520の共通部分を示し、ユーザは有効範囲1600内でのみプリセットを指定することができる。 【0074】 更に、図14及び図15における有効領域外を半透明表示することによって、プリセット設定できる有効領域が把握し易くなり、操作性がより向上する。 【0075】 また、パノラマ画像800及び820の重ね合わせは、実際にカメラサーバ100、110を設置する位置関係や被写体までの距離によって、画像上の全てのプリセット候補位置が1度の重ね合わせ処理で一致しない場合がある。 【0076】 このような場合のプリセット設定プログラム510の動作フローチャートを図7に示す。 【0077】 図7のフローチャートにおいて、1回目のプリセット設定処理(ステップS600乃至ステップS640)は図6のフローチャートと同じである。 【0078】 1回目のプリセット処理が終了した後に、再度別プリセット設定処理が必要かを判断し(ステップS700)、必要な場合は別の対象物に対して再度重ね合わせ(ステップS610)から処理を繰り返すことで、別の位置に再度プリセット設定することができる。 【0079】 また、本実施の形態ではプリセットの指定を点として説明したが、図16に示すように点ではなく面として可視範囲領域1400をも同時に指定することが可能である。このときは、プリセット情報として、パン角、チルト角だけでなくズーム倍率も指定する必要がある。 【0080】 次に、他の実施の形態を説明する。以下の実施の形態は、プリセット位置の指定時に、カメラ毎にズーム倍率を変更するものであり、そのためにプリセット設定プログラム510の処理内容を変更する。 【0081】 図17は、図10に対応するグラフィカルユーザインタフェースの途中状態を示す図である。 【0082】 図17において、パノラマ画像を重ね合わせて位置合わせを行う第1の作業領域1700と、プリセット指定した際に各カメラが実際に撮影している範囲を表示する第2の作業領域1705を示す。第1及び第2の作業領域は、設定クライアント120のI/O機器370のディスプレイ等に表示された領域であり、マウスやキーボードによってユーザの指示を受け付けるものとする。 【0083】 図18は、図5におけるプリセット設定プログラムによって実行される第3のプリセット設定処理の手順を示すフローチャートである。 【0084】 以下、図18のフローチャートを図17のグラフィカルユーザインタフェースと一緒に説明する。 【0085】 図18において、プリセット設定プログラム510は、起動されるとまずディスプレイ等に表示される第1及び第2領域を初期化し(ステップS1800)、ユーザにパノラマ画像が取得されていないことを通知する。初期化とは、第1及び第2の作業領域に画像が何も表示されていない状態を示す。 【0086】 次に、ユーザが使用するマウスやキーボード等からプリセットするカメラサーバ100及び110が選択されると、カメラサーバ100及び110のパノラマ画像管理プログラム420に対してパノラマ画像の取得要求を送信する。そして、カメラサーバ100及び110の最大撮影可能範囲であるパノラマ画像を受信・取得する(ステップS1810)。 【0087】 ここでは第1のパノラマ画像1701がカメラサーバ100から、第2のパノラマ画像1702がカメラサーバ110から取得されたものとする。取得する際、カメラサーバ100の第1のパノラマ画像1701を取得後にカメラサーバ110の第2のパノラマ画像1702を取得しても、同時にパノラマ画像を取得しても構わない。 【0088】 次に、第1の作業領域1700においてカメラサーバ100の第1のパノラマ画像1701とカメラサーバ110の第2のパノラマ画像1702の重畳する領域を重ね合わせるように位置合わせを行う(ステップS1820)。位置合わせ方手順は上述した通りである。 【0089】 次に、ユーザインタフェースから、図17の第1の作業領域1700のようにプリセット位置が指定されるのを待つ(ステップS1830)。 【0090】 図17の第1の作業領域1700は、ユーザによるマウス等のI/O機器370の操作に従ってプリセット位置1703が指定された状態である。プリセット位置1703の指定がされると、指定位置に重なっているパノラマ画像を保持するカメラサーバ100及び110から指定位置の画像を取得し、第2の作業領域1705に表示する(ステップS1840)。 【0091】 ここではカメラサーバ100から取得した画像を取得画像1710、カメラサーバ110から取得した画像を取得画像1760とする。パノラマ画像上の位置からカメラ制御に必要な情報への変換方法は上述した通りである。 【0092】 また、ここでは、ステップS1820における位置合わせの際パノラマ画像の拡大縮小により位置合わせ精度が低かった場合を示し、取得画像1760上のプリセット位置は、取得画像1710上の位置とは少し異なる。 【0093】 これはカメラサーバ110のプリセット位置がカメラサーバ100と少し異なる位置に設定されようとしていることを示している。ここでは、カメラサーバ110もカメラサーバ100と同じような画像を取得できる位置をプリセットとして設定する状況を説明する。 【0094】 次のステップS1850の無限ループでは、第2の作業領域1705において各カメラのプリセット位置の微調整を行い、最終的にプリセット保存を行う。 【0095】 ステップS1860では、ユーザがマウスなどI/O機器370の操作により第2作業領域1705内のカメラ制御を行うか、各カメラにおける現状のプリセット位置を保存するかを選択する。 【0096】 ユーザ指示が決定すると、カメラ制御の指示か、プリセット保存の指示かを判定し(ステップS1870)、以後の処理を分岐する。 【0097】 カメラ制御指示の場合、指示されたカメラにおいて、指示内容通りパン角、チルト角、又はズーム倍率を変更し(ステップS1880)、撮影画角変更後の画像を再度取得して第2作業領域1705の取得画像を更新する。 【0098】 具体的には、ユーザがマウス等のI/O機器370の操作によりポインタ1704を使い、例えばサイドバー1770を左右へ移動させる。移動量に応じてカメラサーバ110の雲台280のパン角を変更し、カメラサーバ110の画像配信プログラム410から画像を取得・表示し(ステップS1890)、そして、プリセット設定プログラム510の動作を終了する。 【0099】 ユーザによるカメラ制御内容に関して述べると、例えばサイドバー1770の移動によりパン角を、サイドバー1780の移動によりチルト角を、ズームボタン1790及び1799のクリックによりズームイン及びアウトを指示することが可能である。 【0100】 サイドバー1720、1730及びズームボタン1740、1750をユーザ操作することでカメラサーバ110のカメラ制御を実施することができる。また、サイドバー1770、1780及びズームボタン1790、1799をユーザ操作することでカメラサーバ110のカメラ制御を実施することができる。 【0101】 そしてステップS1850の無限ループに従い、再度ユーザ指示待ち(ステップS1860)を行う。 【0102】 以上のように、ユーザからのカメラ制御を繰り返すことによって、同じプリセット位置の指定でもカメラ毎に少しずつカメラ制御位置やズーム倍率を変更し、よりユーザが好適なプリセット位置に移動することができる。 【0103】 次に、ステップS1870の判定において、ユーザの指示内容がプリセット保存だった場合は、以下の処理を実施する。第2作業領域における現在のカメラ制御位置(例えば、パン角、チルト角、ズーム倍率)をカメラサーバ100及び110のプリセット管理プログラム430に送信し、設定データ440を更新する(ステップS1899)。そして、ループ処理を抜けてプリセット設定プログラム510の動作を終了する。 【0104】 ここで、第2の作業領域1705上に表示される各カメラの取得画像1710及び1760は、ステップS1890でのユーザ指示のタイミングで更新する以外にも、一定の時間間隔で連続更新することで動画像表示することも可能である。 【0105】 また、第1の作業領域1700で指定したプリセットの一覧を表示・選択する手段があってもよい。ユーザはマウスなどのI/O機器370を操作することによって、上記設定したプリセットの一覧を表示させ、プリセットを選択することができる。 【0106】 これにより、第2の作業領域1705に設定してあるプリセット位置の各カメラ画像を表示することで、ユーザは既に設定しているプリセット位置の画像を確認でき、利便性が向上する。 【0107】 また、本発明の目的は、実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。 【0108】 この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。 【0109】 また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。又は、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。 【0110】 また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。 【0111】 更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。 【図面の簡単な説明】 【0112】 【図1】本発明の実施の形態に係る監視システム(カメラ制御システム)の構成を概略的に示す図である。 【図2】図1におけるカメラサーバの構成を概略的に示す図である。 【図3】図1における設定クライアントの構成を概略的に示す図である。 【図4】図2のカメラサーバの1次記憶装置上に置かれる各種プログラムやデータを模式的に表した図である。 【図5】図3の設定クライアントの1次記憶装置上に置かれる各種プログラムやデータを模式的に表した図である。 【図6】図5におけるプリセット設定プログラムによって実行される第1のプリセット設定処理の手順を示すフローチャートである。 【図7】図5におけるプリセット設定プログラムによって実行される第2のプリセット設定処理の手順を示すフローチャートである。 【図8】図4におけるパノラマ画像管理プログラムに管理パノラマ画像の例を示す図である。 【図9】パノラマ画像位置合わせグラフィカルユーザインタフェースの初期状態の例を示す図である。 【図10】パノラマ画像位置合わせグラフィカルユーザインタフェースの途中状態の例を示す図である(その1)。 【図11】パノラマ画像位置合わせグラフィカルユーザインタフェースの終了状態の例を示す図である。 【図12】図4におけるプリセット管理プログラムで管理される プリセット位置の指定完了状態の例を示す図である。 【図13】プリセット指定後のパノラマ画像の例を示す図である。 【図14】有効領域を設定したパノラマ画像の例を示す図である。 【図15】有効領域を含むパノラマ画像位置合わせグラフィカルユーザインタフェースの終了状態の例を示す図である。 【図16】プリセット領域の指定例を示す図である。 【図17】パノラマ画像位置合わせグラフィカルユーザインタフェースの途中状態の例を示す図である(その2)。 【図18】図5におけるプリセット設定プログラムによって実行される第1のプリセット設定処理の手順を示すフローチャートである。 【符号の説明】 【0113】 S600、S1810 パノラマ画像取得手段 S610、S1920 パノラマ画像重ね合わせ手段 S620、S1830 特定位置指定手段 S640 特定位置保存手段 S1810 領域初期化手段 S1840 画像表示手段 S1870 指示種別判断手段 S1880 カメラ制御手段 S1890 画像更新手段 S1899 全カメラ特定位置保存手段
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001007 【氏名又は名称】キヤノン株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月11日(2006.8.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100125254 【弁理士】 【氏名又は名称】別役 重尚
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| 【公開番号】 |
特開2008−48022(P2008−48022A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月28日(2008.2.28) |
| 【出願番号】 |
特願2006−219680(P2006−219680) |
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