| 【発明の名称】 |
情報処理装置及びネットワーク複合機 |
| 【発明者】 |
【氏名】川崎 真史
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| 【要約】 |
【課題】装置に取り付けられている記憶媒体と装置のトラブルとの因果関係を調査したり、その因果関係を操作者が覚えておいたりすることなく、記憶媒体の種類に起因するトラブルの発生を未然に防止することができるネットワーク複合機を提供する。
【構成】ネットワーク複合機1に装着される記憶媒体として推奨される記憶媒体の種類を特定するメディア情報を予め記憶しているメディア情報記憶部24と、ネットワーク複合機1の電源が投入されたときに、メディア情報記憶部24からメディア情報を読み出すとともに、ネットワーク複合機1に装着されている記憶媒体12aから記憶媒体12aの種類を特定するメディア情報を読み出し、読み出した両メディア情報が一致するか否かを判断し、一致しない場合に、その旨を提示する制御部23とを備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 補助記憶装置としての記憶媒体の着脱が可能な情報処理装置であって、 当該情報処理装置に装着される記憶媒体として推奨される記憶媒体の種類を特定するメディア情報を予め記憶しているメディア情報記憶手段と、 当該情報処理装置の電源が投入されたときに、前記メディア情報記憶手段から前記メディア情報を読み出すとともに、当該情報処理装置に装着されている記憶媒体から当該記憶媒体の種類を特定するメディア情報を読み出し、読み出した両メディア情報が一致するか否かを判断し、一致しない場合に、その旨を提示する制御手段と を備えることを特徴とする情報処理装置。 【請求項2】 前記情報処理装置はさらに、 前記記憶媒体の当該情報処理装置への装着に関するログ情報を記憶するためのログ記憶手段と、 現在日時の情報を提供するカレンダー手段とを備え、 前記制御手段はさらに、当該情報処理装置の電源が投入されたときに前記カレンダー手段から現在日時を取得し、取得した現在日時と、当該情報処理装置の電源が投入されたときに前記記憶媒体から読み出されたメディア情報とを対応づけたログ情報を前記ログ記憶手段に記録するログ部を有する ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。 【請求項3】 前記ログ部は、当該情報処理装置の電源が投入されたときに前記ログ記憶手段から最新のログ情報を読み出し、読み出したログ情報に含まれるメディア情報と当該情報処理装置の電源が投入されたときに前記記憶媒体から読み出されたメディア情報とが一致するか否かを判断し、一致しない場合にのみ、前記ログ情報を記録する ことを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。 【請求項4】 前記ログ部は、前記メディア情報記憶手段から読み出されたメディア情報と前記記憶媒体から読み出されたメディア情報とが一致しないと前記制御手段によって判断された場合にのみ、前記ログ情報を記録する ことを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。 【請求項5】 前記ログ部は、当該情報処理装置の電源が投入されたときに前記ログ記憶手段から最新のログ情報を読み出し、読み出したログ情報に含まれるメディア情報と当該情報処理装置の電源が投入されたときに前記記憶媒体から読み出されたメディア情報とが一致するか否かを判断し、一致しない場合であって、かつ、前記メディア情報記憶手段から読み出されたメディア情報と前記記憶媒体から読み出されたメディア情報とが一致しないと前記制御手段によって判断された場合にのみ、前記ログ情報を記録する ことを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。 【請求項6】 前記メディア情報は、前記記憶媒体の製造会社名、型番及び記憶容量の少なくとも一つを含む ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。 【請求項7】 スキャナ、プリンタ及びファクシミリ送受信の機能を備え、補助記憶装置としての記憶媒体の着脱が可能なネットワーク複合機であって、 当該ネットワーク複合機に装着される記憶媒体として推奨される記憶媒体の種類を特定するメディア情報を予め記憶しているメディア情報記憶手段と、 当該ネットワーク複合機の電源が投入されたときに、前記メディア情報記憶手段から前記メディア情報を読み出すとともに、当該ネットワーク複合機に装着されている記憶媒体から当該記憶媒体の種類を特定するメディア情報を読み出し、読み出した両メディア情報が一致するか否かを判断し、一致しない場合に、その旨を提示する制御手段と を備えることを特徴とするネットワーク複合機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、補助記憶装置としての記憶媒体の着脱が可能な情報処理装置に関し、特に、様々な記憶媒体が装着されることに起因する情報処理装置のトラブルに対するサポートを容易にする技術に関する。 【背景技術】 【0002】 メモリカード等の記憶媒体の普及に伴い、スキャナ、プリンタ及びファクシミリ送受信の機能を備えるネットワーク複合機(MFP;Multi Function Peripherals)では、取り外し可能な記憶媒体をサポートする機種が開発されている。ネットワーク複合機においては、記憶媒体は、スキャナで読み込まれた原稿を一時的に蓄積したり、プリンタやファクシミリ送受信の対象となる原稿を一時的に蓄積したりする補助記憶装置として、利用される。 【0003】 ところが、このような着脱可能なネットワーク複合機では、ネットワーク複合機のメーカーが動作保証・推奨している記憶媒体が使用される範囲では記憶媒体に関連した動作保証をすることが可能であるが、一旦、市場に出てしまったネットワーク複合機については様々な種類の記憶媒体が取り付けられる可能性があり、動作保証が困難となる。 【0004】 そこで、従来、ネットワーク複合機等の装置の使用中に発生するトラブルと交換対象部品との因果関係を調べることを容易にする様々な技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1では、装置本体に着脱可能に装着される交換対象部品の識別情報を入力する入力部と、入力部から入力された交換対象部品の識別情報を含む交換履歴情報を記憶媒体に登録するとともに、交換対象部品の交換が行われたときに、入力部から新たに入力された交換対象部品の識別情報を記憶媒体内の交換履歴情報に追加する制御部とを備えることで、交換対象部品の交換履歴を残し、これによって、装置のトラブルと交換対象部品との因果関係を調べるというものである。 【特許文献1】特開2006−11230号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 しかしながら、上記特許文献1に記載された技術では、交換対象部品の交換履歴が記録されていくものの、メーカーが動作保証・推奨していない交換対象部品が取り付けられてしまうこと自体は避けられない。つまり、この従来技術では、装置のトラブルと交換対象部品との因果関係が判明した後でなければ、交換対象部品に起因するトラブルの発生を防止することができないという問題がある。また、その因果関係が判明したとしても、装置を使用する操作者がそのことに気付かなかったり、その因果関係を忘れてしまったために、メーカーが動作保証・推奨していない交換対象部品を誤って装置に取り付けてしまうということも起こり得る。 【0006】 さらに、交換対象部品の交換履歴を記録していく場合であっても、交換対象部品を交換する度に煩わしい入力操作を強いられたり、交換履歴の記録のための大きな記憶容量が必要になるという問題もある。 【0007】 そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、装置に取り付けられている記憶媒体と装置のトラブルとの因果関係を調査したり、その因果関係を操作者が覚えておいたりすることなく、記憶媒体の種類に起因するトラブルの発生を未然に防止することができる情報処理装置及びネットワーク複合機を提供することを第1の目的とする。 【0008】 また、本発明は、記憶媒体の交換履歴を記録する機能を備える装置において、記憶媒体を交換する度に煩わしい入力操作を強いられることがなく、かつ、交換履歴の記録のための記憶容量が小さくて済む情報処理装置及びネットワーク複合機を提供することを第2の目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0009】 上記目的を達成するために、本発明に係る情報処理装置は、補助記憶装置としての記憶媒体の着脱が可能な情報処理装置であって、当該情報処理装置に装着される記憶媒体として推奨される記憶媒体の種類を特定するメディア情報を予め記憶しているメディア情報記憶手段と、当該情報処理装置の電源が投入されたときに、前記メディア情報記憶手段から前記メディア情報を読み出すとともに、当該情報処理装置に装着されている記憶媒体から当該記憶媒体の種類を特定するメディア情報を読み出し、読み出した両メディア情報が一致するか否かを判断し、一致しない場合に、その旨を提示する制御手段とを備えることを特徴とする。これにより、装置の電源が投入される度に、装着されている記憶媒体が推奨品であるか否かが判断され、そうでない場合には提示されるので、操作者は、記憶媒体を交換して電源を投入した直後に、好ましくない記憶媒体を取り付けてしまったことに気付き、純正品と交換し、装着することで、記憶媒体の種類に起因するトラブルの発生が未然に防止される。 【0010】 ここで、前記情報処理装置はさらに、前記記憶媒体の当該情報処理装置への装着に関するログ情報を記憶するためのログ記憶手段と、現在日時の情報を提供するカレンダー手段とを備え、前記制御手段はさらに、当該情報処理装置の電源が投入されたときに前記カレンダー手段から現在日時を取得し、取得した現在日時と、当該情報処理装置の電源が投入されたときに前記記憶媒体から読み出されたメディア情報とを対応づけたログ情報を前記ログ記憶手段に記録するログ部を有する構成としてもよい。 【0011】 このとき、前記ログ部は、当該情報処理装置の電源が投入されたときに、前記ログ記憶手段から最新のログ情報を読み出し、読み出したログ情報に含まれるメディア情報と当該情報処理装置の電源が投入されたときに前記記憶媒体から読み出されたメディア情報とが一致するか否かを判断し、一致しない場合にのみ、前記ログ情報を記録するのが好ましい。これにより、電源の投入時において、直前に記録された記憶媒体と異なる記憶媒体が装着された場合にだけ、そのログ情報が記録されるので、ログ情報を残すための煩わしい入力操作をすることなく自動的にログ情報が記録されるとともに、同じ内容のログ情報が記録されることによる記憶容量の圧迫が回避される。 【0012】 また、前記ログ部は、前記メディア情報記憶手段から読み出されたメディア情報と前記記憶媒体から読み出されたメディア情報とが一致しないと前記制御手段によって判断された場合にのみ、前記ログ情報を記録するのが好ましい。これにより、推奨品でない記憶媒体が装着された場合にだけ、ログ情報が記録されるので、トラブルが発生する可能性のあるログ情報だけが記録されることとなり、蓄積されるログ情報の肥大化が抑制される。 【0013】 なお、上記2つの条件を満たす場合にだけ、つまり、直前に記録された記憶媒体と異なる記憶媒体が装着された場合であって、かつ、推奨品でない記憶媒体が装着された場合にだけ、ログ情報を記録することで、さらに、ログ情報の記憶のための記憶容量が削減される。 【0014】 また、前記メディア情報として、前記記憶媒体の製造会社名、型番及び記憶容量等が含まれてもよい。そして、メディア情報の比較においては、これらの情報の一部、あるいは、複数の項目の組み合わせであってもよい。 【0015】 なお、本発明は、このような情報処理装置として実現できるだけでなく、このような情報処理装置を内蔵するネットワーク複合機として実現することもできる。 【発明の効果】 【0016】 本発明に係る情報処理装置及びネットワーク複合機によれば、装置に取り付けられている記憶媒体と装置のトラブルとの因果関係を調査したり、その因果関係を操作者が覚えておいたりすることなく、記憶媒体の種類に起因するトラブルの発生が未然に防止される。 【0017】 また、記憶媒体の交換履歴の記録においては、煩わしい入力操作を強いられることがなく、かつ、交換履歴の記録のための記憶容量が小さくて済む。 【0018】 よって、本発明により、情報処理装置やネットワーク複合機において、記憶媒体に起因するトラブルの発生が未然に防止されるとともに、トラブルシューティングに役立つ情報が履歴として記録され、情報処理装置やネットワーク複合機の利用者にとっては装置の稼働率が向上するという利点があり、装置を保守する者にとっては保守作業が容易になるという利点があり、本発明の実用的価値は極めて高い。 【発明を実施するための最良の形態】 【0019】 以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。 【0020】 図1は、本発明に係る情報処理装置の一例としてのネットワーク複合機を含む通信システムの構成を示す図である。この通信システムは、PSTN(Public Switched Telephone Networks;公衆電話交換回線網)5を介して、ファクシミリの送受信の相手先となる相手側ネットワーク複合機2に接続される本発明に係るネットワーク複合機1、そのネットワーク複合機1とLAN6を介して接続された、インターネットによる通信が可能な端末装置3及び4から構成される。 【0021】 端末装置3及び4は、Webクライアントとしての機能を備えるコンピュータであり、本実施の形態では、Webサーバーとしての機能を備えるネットワーク複合機1にアクセスして遠隔操作をするユーザが使用するパーソナルコンピュータである。 【0022】 ネットワーク複合機1は、補助記憶装置としての記憶媒体の着脱が可能な本発明に係る情報処理装置の一例であり、記憶媒体の種類(純正品が使用されないこと)に起因するトラブルの発生を未然に防止することができる点に特徴を有する。このネットワーク複合機1は、ハードウェア構成として、図2に示されるように、CPU10、ROM11、RAM12、モデム13、NCU(Network Control Unit)14、操作パネル15、ディスプレイ16、スキャナ17、プリンタ18及びLANI/F(LAN インターフェース)19を備える。 【0023】 CPU10は、ROM11に格納された制御プログラム11aを実行するプロセッサであり、内部に、現在日時の情報を提供するカレンダー・タイマ10aを有し、各構成要素11〜19を制御する。 【0024】 ROM11は、制御プログラム11a等を保持する読み出し専用メモリである。 【0025】 RAM12は、CPU10が制御プログラム11aを実行するときに使用するワークエリア、及び、スキャナ17で読み込まれた文書や相手側ネットワーク複合機2から送信されてきた文書等を蓄積する記憶領域を有する読み書き可能なメモリであり、このネットワーク複合機1の補助記憶装置である着脱可能なメモリカード等の記憶媒体12aが含まれる。なお、記憶媒体12aは、図3に示されるように、読み書き可能な記憶領域(リード・ライト領域)だけでなく、当該記憶媒体の種類を特定するメディア情報(メーカー(製造会社)名、型番、記憶容量等の情報)が予め格納された読み出しのみ可能な記憶領域(リード・オンリー領域)も有している。 【0026】 モデム13は、スキャナ17を介してRAM12に蓄積された文書をファクシミリ送信するために変調したり、外部から送信されてきたファクシミリ信号を文書に復調するG3用ファックスモデム等である。 【0027】 NCU14は、PSTN5と接続される回線終端装置である。 【0028】 操作パネル15は、ユーザからの操作を受け付けるボタンやタッチパネル等である。 【0029】 ディスプレイ16は、液晶表示装置(LCD)等であり、ユーザとの対話に使用されたり、ネットワーク複合機1の動作状態を表示したりする。 【0030】 スキャナ17は、原稿をCCD等で光学的に読み取り、RAM12に格納する画像読み取り装置である。 【0031】 プリンタ18は、印刷装置であり、例えば、NCU14及びモデム13を介して受信されたファクシミリ文書を印刷出力したり、ネットワーク複合機1の動作状態を印刷出力したりする。 【0032】 LANI/F19は、このネットワーク複合機1とLAN6とを接続する通信アダプタであり、例えば、Webクライアントとしての端末装置3及び4と通信するのに用いられる。 【0033】 図4は、本発明に係るネットワーク複合機1の特徴的な機能構成を示すブロック図である。つまり、図2に示されるハードウェア構成によって発揮されるネットワーク複合機1の機能のうち、本発明に関わる機能を示すブロック図である。 【0034】 このネットワーク複合機1は、補助記憶装置としての記憶媒体の着脱が可能な情報処理装置の一例であり、機能的に、入力部20、出力部21、記憶媒体12a、カレンダー部22、制御部23、メディア情報記憶部24及びログ記憶部25を備える。 【0035】 入力部20は、操作者からのファクシミリ送信等の指示を受け付ける処理部であり、図2における操作パネル15に相当する。 【0036】 出力部21は、操作者へのメッセージやネットワーク複合機1の動作状態を表示・印刷出力する処理部であり、図2におけるディスプレイ16やプリンタ18に相当する。 【0037】 記憶媒体12aは、図2における記憶媒体12aであり、読み書き可能な記憶領域だけでなく、図3に示されるように、当該記憶媒体の種類を特定するメディア情報が予め格納された読み出しのみ可能な記憶領域も有している。 【0038】 カレンダー部22は、現在日時の情報を提供するカレンダー手段の一例であり、図2におけるカレンダー・タイマ10aに相当する。 【0039】 メディア情報記憶部24は、ネットワーク複合機1に装着される記憶媒体として動作保証・推奨されている記憶媒体の種類を特定するメディア情報を予め格納した推奨品メディアテーブル24aを記憶している記憶部であり、図2におけるRAM12(記憶媒体12aとは異なる内部メモリ)に保持されている。推奨品メディアテーブル24aは、図5に示されるように、動作保証・推奨されている全ての記憶媒体の一覧(「メーカー名」、「型番」、「記憶容量」等の項目)である。 【0040】 ログ記憶部25は、記憶媒体12aのネットワーク複合機1への装着に関するログ情報を記憶するためのログファイル25aを記憶している記憶部であり、図2におけるRAM12(記憶媒体12aとは異なる内部メモリ)に保持されている。ログファイル25aは、図6に示されるように、記録した「日時」と、その日時におけるネットワーク複合機1に装着されていた記憶媒体12aの「メディア情報」(「メーカー名」、「型番」、「記憶容量」等の項目)とを対応づけたログ情報を蓄積するためのデータテーブルである。 【0041】 制御部23は、ネットワーク複合機1の電源が投入されたときに、推奨品メディアテーブル24aからメディア情報を読み出すとともに、ネットワーク複合機1に装着されている記憶媒体12aから当該記憶媒体12aの種類を特定するメディア情報を読み出し、読み出した両メディア情報が一致するか否かを判断し、一致しない場合に、その旨を出力部21を介して操作者に提示する処理部であり、図2におけるCPU10、制御プログラム11a及びRAM12によって実現される。 【0042】 この制御部23は、ネットワーク複合機1の電源が投入されたときにカレンダー部22から現在日時を取得し、図6に示されるログファイル25aのように、取得した現在日時と、ネットワーク複合機1の電源が投入されたときに記憶媒体12aから読み出されたメディア情報とを対応づけたログ情報をログファイル25aに記録するログ部23aを有する。このログ部23aは、ログ情報の蓄積容量の削減のために、ネットワーク複合機1の電源が投入されたときにログファイル25aから最新のログ情報を読み出し、読み出したログ情報に含まれるメディア情報とネットワーク複合機1の電源が投入されたときに記憶媒体12aから読み出されたメディア情報とが一致するか否かを判断し、一致しない場合であって、かつ、推奨品メディアテーブル24aから読み出されたメディア情報と記憶媒体12aから読み出されたメディア情報とが一致しないと制御部23によって判断された場合にのみ、ログ情報を記録する。 【0043】 次に、以上のように構成された本実施の形態におけるネットワーク複合機の動作について説明する。 【0044】 図7は、本実施の形態におけるネットワーク複合機による記憶媒体の着脱に関連する処理手順を示すフローチャートの一例である。 【0045】 まず、制御部23は、ネットワーク複合機1の電源が投入されたことを検出すると(S10)、ネットワーク複合機1に装着されている記憶媒体12aの読み出しのみ可能な記憶領域から、当該記憶媒体12aのメディア情報を読み出すとともに(S11)、メディア情報記憶部24に格納された推奨品メディアテーブル24aから、そこに登録された全てのメディア情報を読み出し(S12)、読み出した両メディア情報が一致するか否かを判断する(S13)。たとえば、両メディア情報のうち、メーカー名と型番のいずれもが一致するか否かを判断する。 【0046】 その結果、両メディア情報が一致しない場合には(S13でNo)、制御部23は、その旨を出力部21を介して操作者に提示する(S14)。たとえば、制御部23は、図8の表示例に示されるように、出力部21に、「現在装着されている記憶媒体は、動作保証・推奨された記憶媒体ではありません。」とのメッセージを表示して警告する。そして、現在装着されている記憶媒体12aのログ情報として記録しておくための処理をする(S15)。 【0047】 一方、両メディア情報が一致した場合(S13でYes)、及び、両メディア情報が一致しない場合における処理(S14、S15)が完了した場合には、制御部23は、電源投入後の各種機器立ち上げ処理を実行した後に(S16)、入力部20から指示に従ってファクシミリ送信を実行する等のメイン処理を行う(S17)。 【0048】 このように、ネットワーク複合機1の電源投入直後に、装着されている記憶媒体12aが動作保証・推奨された記憶媒体であるか否かがチェックされ、そうでない場合には、警告メッセージが表示される。よって、従来のように、記憶媒体を装着する度に識別情報を入力したり、ネットワーク複合機1のトラブルと記憶媒体との因果関係を調べたりする必要がなくなる。つまり、本実施の形態におけるネットワーク複合機1では、トラブルが発生する可能性の高い状態であることが自動的に検出されて警告されるので、操作者は、その警告メッセージを見ることで、動作保証・推奨されていない記憶媒体が装着されていることに気付き、正しい(純正品の)記憶媒体に取り替えることができる。これによって、記憶媒体に起因するトラブルの発生が未然に防止される。 【0049】 図9は、図7のフローチャートにおけるログ情報の記録(S15)の詳細手順を示すフローチャートである。 【0050】 この処理では、このログ部23aは、ログ記憶部25に格納されたログファイル25aから、最新のログ情報(最も新しい日時に記録された1行分のエントリ)を読み出し(S20)、読み出したログ情報に含まれるメディア情報とネットワーク複合機1の電源が投入されたときに記憶媒体12aから読み出されたメディア情報とが一致するか否かを判断する(S21)。たとえば、両メディア情報のうち、メーカー名と型番のいずれもが一致するか否かを判断する。 【0051】 その結果、両メディア情報が一致しない場合にだけ(S21でNo)、ログ部23aは、カレンダー部22から現在日時を取得し、取得した現在日時と、ネットワーク複合機1の電源が投入されたときに記憶媒体12aから読み出されたメディア情報とを対応づけたログ情報を、図6に示されるように、ログファイル25aに追加して記録する(S22)。 【0052】 このように、ネットワーク複合機1の電源投入直後に、装着されている記憶媒体12aが動作保証・推奨された記憶媒体ではなく、かつ、直前にログファイル25aに記録されたログ情報のメディア情報と異なるメディア情報の記憶媒体である場合にだけ、ログ情報が記録される。よって、記憶媒体に起因するトラブルの発生確率が高く、かつ、新たな記憶媒体が取り付けられた場合にだけ、ログ情報として記録され、後のトラブルシューティングに役立つ有益な情報だけがコンパクトに記録され、従来よりも小さな記憶容量のメモリにログ情報が格納され得る。 【0053】 図10は、本実施の形態におけるネットワーク複合機による記憶媒体の管理に関連する処理手順を示すフローチャートの一例である。 【0054】 図11(a)に示される操作例のように、入力部20が、記憶媒体の管理メニューにおける指示を操作者から取得すると(S30)、制御部23は、その指示の種類に従って(S31)、図11(b)〜(d)に示される出力例のように、各種情報を印刷、あるいは、表示出力する(S32〜S34)。具体的には、制御部23は、操作者からの指示が「推奨品メディアテーブルを出力」である場合には、推奨品メディアテーブル24aに登録された全てのメディア情報を読み出し、図11(b)に示される出力例のように、出力部21を介して印刷/表示出力し(S32)、一方、操作者からの指示が「ログ情報を出力」である場合には、ログファイル25aに記録されたログ情報を読み出し、図11(c)に示される出力例のように、出力部21を介して印刷/表示出力し(S33)、さらに一方、操作者からの指示が「現在のメディア情報を出力」である場合には、現在装着されている記憶媒体12aからメディア情報を読み出し、図11(d)に示される出力例のように、出力部21を介して印刷/表示出力する(S34)。 【0055】 このようにして、操作者は、入力部20から指示をすることにより、記憶媒体に関する各種情報を取得して確認することで、ネットワーク複合機1のメンテナンス等に役立てることができる。 【0056】 以上、本発明に係る情報処理装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。 【0057】 たとえば、本実施の形態では、ネットワーク複合機1の電源投入直後において、(1)装着されている記憶媒体12aが動作保証・推奨された記憶媒体ではなく、かつ、(2)直前にログファイル25aに記録されたログ情報のメディア情報と異なるメディア情報の記憶媒体である場合にだけ、ログ情報が記録されたが、本発明は、このようなケースでの記録に限定されるものではない。上記条件(1)だけ、あるいは、上記条件(2)だけが満たされた場合であってもログ情報を記録してもよい。このような条件であっても、ログ情報が記録される場合が限定されるので、従来よりも小さな記憶容量のメモリにログ情報が格納され得る。 【0058】 また、本実施の形態では、ログ情報として、「日時」と、「メーカー名」、「型番」、「記憶容量」等からなる「メディア情報」とが記録されたが、記録するログ情報としては、これらの項目だけでなく、例えば、記憶媒体12aが「書き込み禁止になっているか否か」に関する情報等を追加してもよい。このような情報は、操作者の入力を強いることなく、ネットワーク複合機1が自動的に検出して記録しておくことが可能な項目であり、かつ、後のメンテナンスのための情報として有益だからである。 【0059】 また、本実施の形態では、メディア情報の一致については、メーカー名と型番のいずれもが一致している場合に、メディア情報が一致していると判断されたが、本発明は、このような判断基準に限定されるものではない。メーカー名だけで判断してもよいし、さらに、記憶容量の一致性も加えてもよい。要は、ネットワーク複合機の製造時において動作確認できている項目によって判断すればよい。 【産業上の利用可能性】 【0060】 本発明は、補助記憶装置としての記憶媒体の着脱が可能な情報処理装置として、例えば、スキャナ、プリンタ及びファクシミリ送受信の機能を備え、補助記憶装置としての記憶媒体の着脱が可能なネットワーク複合機、MFP、ファクシミリ装置等として、利用することができる。 【図面の簡単な説明】 【0061】 【図1】本発明に係る情報処理装置の一例としてのネットワーク複合機を含む通信システムの構成を示す図である。 【図2】ネットワーク複合機のハードウェア構成を示す図である。 【図3】記憶媒体の記憶領域の例を示す図である。 【図4】ネットワーク複合機の特徴的な機能構成を示すブロック図である。 【図5】メディア情報記憶部に格納された推奨品メディアテーブルのデータ構造図である。 【図6】ログ記憶部に格納されたログファイルのデータ構造図である。 【図7】ネットワーク複合機による記憶媒体の着脱に関連する処理手順を示すフローチャートである。 【図8】記憶媒体に関する警告メッセージの表示例を示す図である。 【図9】図7のフローチャートにおけるログ情報の記録(S15)の詳細手順を示すフローチャートである。 【図10】ネットワーク複合機による記憶媒体の管理に関連する処理手順を示すフローチャートである。 【図11】ネットワーク複合機による記憶媒体の管理に関連する動作例を説明する図である。 【符号の説明】 【0062】 1 ネットワーク複合機 2 相手側ネットワーク複合機 3、4 端末装置 5 PSTN 6 LAN 10 CPU 10a カレンダー・タイマ 11 ROM 11a 制御プログラム 12 RAM 12a 記憶媒体 13 モデム 14 NCU 15 操作パネル 16 ディスプレイ 17 スキャナ 18 プリンタ 19 LANI/F 20 入力部 21 出力部 22 カレンダー部 23 制御部 23a ログ部 24 メディア情報記憶部 24a 推奨品メディアテーブル 25 ログ記憶部 25a ログファイル
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006297 【氏名又は名称】村田機械株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月10日(2006.8.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100109210 【弁理士】 【氏名又は名称】新居 広守
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| 【公開番号】 |
特開2008−47981(P2008−47981A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月28日(2008.2.28) |
| 【出願番号】 |
特願2006−218981(P2006−218981) |
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