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【発明の名称】 画像表示装置及びその制御方法
【発明者】 【氏名】松下 貴博

【要約】 【課題】撮像装置とは別の画像表示装置において表示される撮像情報の意味をユーザが理解することをより容易にする技術を提供する。

【構成】画像閲覧AP503は、画像データを表示する際に、その画像データの撮像情報を示すアイコンを併せて表示する。表示されるアイコンは、画像データを撮像した撮像装置(例えばデジタルカメラ405)が、画像データを自己の液晶ディスプレイで再生する際に表示するアイコンと同一、又は、略同一である。もちろん、これらのアイコンは、デジタルカメラ405が設定情報として表示するアイコンとも同一、又は、略同一である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮像装置により撮像された画像データを該撮像装置又は他の外部装置から取得して表示する画像表示装置であって、
前記撮像装置が撮像情報をユーザに通知するために使用するアイコンデータを記憶する記憶部と、
前記画像データの撮像情報を該画像データから抽出する抽出手段と、
前記抽出した撮像情報に対応するアイコンデータを前記記憶部から取得して前記画像データと併せて表示する表示手段と、
を備えることを特徴とする画像表示装置。
【請求項2】
前記撮像情報と前記アイコンデータとの対応を管理する管理情報を前記撮像装置又は前記他の外部装置から取得する第1の取得手段と、
前記管理情報を前記記憶部に格納する第1の格納手段と、
前記管理情報が管理するアイコンデータを前記撮像装置又は前記他の外部装置から取得する第2の取得手段と、
前記第2の取得手段で取得したアイコンデータを前記記憶部に格納する第2の格納手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項3】
前記第1の格納手段で格納された管理情報と前記画像データの撮像情報に基づいて、前記表示手段が前記画像データと併せて表示するアイコンデータを選択する選択手段を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
【請求項4】
前記撮像情報と前記アイコンデータとの対応を管理する管理情報を前記撮像装置又は前記他の外部装置から取得する第1の取得手段と、
前記管理情報を前記記憶部に格納する第1の格納手段と、
前記第1の格納手段で格納された管理情報と前記画像データの撮像情報に基づいて、前記表示手段が前記画像データと併せて表示するアイコンデータを選択する選択手段と、
前記選択手段で選択したアイコンデータが前記記憶部に格納されているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段で、前記選択手段が選択したアイコンデータが前記記憶部に格納されていないと判定された場合に、前記選択手段が選択したアイコンデータを前記撮像装置又は前記他の外部装置から取得する第2の取得手段と、
前記第2の取得手段で取得したアイコンデータを前記記憶部に格納する第2の格納手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項5】
撮像装置により撮像された画像データを該撮像装置又は他の外部装置から取得して表示する画像表示装置であって、
前記画像データの撮像情報を該画像データから抽出する抽出手段と、
前記撮像装置が前記撮像情報をユーザに通知するために使用するアイコンデータを前記画像データから取得して前記画像データと併せて表示する表示手段と、
を備えることを特徴とする画像表示装置。
【請求項6】
前記アイコンデータは、前記画像データのヘッダに埋め込まれていることを特徴とする請求項5に記載の画像表示装置。
【請求項7】
前記表示手段は、ユーザからの指示に応答して、前記アイコンデータの説明を示す文字データを表示することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像表示装置。
【請求項8】
前記表示手段は、ユーザに選択された撮像情報に対応するアイコンデータのみを前記画像データと併せて表示することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像表示装置。
【請求項9】
前記他の外部装置は、サーバコンピュータであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像表示装置。
【請求項10】
撮像装置により撮像された画像データを該撮像装置又は他の外部装置から取得して表示する画像表示装置であって、前記撮像装置が撮像情報をユーザに通知するために使用するアイコンデータを記憶する記憶部を備える画像表示装置の制御方法であって、
前記画像データの撮像情報を該画像データから抽出する抽出工程と、
前記抽出した撮像情報に対応するアイコンデータを前記記憶部から取得して前記画像データと併せて表示する表示工程と、
を備えることを特徴とする制御方法。
【請求項11】
撮像装置により撮像された画像データを該撮像装置又は他の外部装置から取得して表示する画像表示装置の制御方法であって、
前記画像データの撮像情報を該画像データから抽出する抽出工程と、
前記撮像装置が前記撮像情報をユーザに通知するために使用するアイコンデータを前記画像データから取得して前記画像データと併せて表示する表示工程と、
を備えることを特徴とする制御方法。
【請求項12】
請求項10又は11に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項13】
請求項12に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置により撮像された画像データを取得して表示する画像表示装置及びその制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、デジタルカメラなどの撮像装置のユーザは、PC(パーソナルコンピュータ)などの画像表示装置上で動作する画像閲覧アプリケーションを用いて、撮像した画像データを閲覧することが可能である。
【0003】
図1乃至図3は、従来の画像閲覧アプリケーションによる表示画面100の一例を示す図である。表示画面100は、領域101、領域102、スクロールバー103、ボタン群104を含む。領域101は、PCの記憶装置(例えばHDD(ハードディスク))が保持するフォルダやファイルをツリー状に表示する。領域102は、領域101において選択されたフォルダに格納されている画像データをサムネイル表示する。スクロールバー103は、フォルダに格納されている画像データの数が多い場合に領域102をスクロールするためのものである。ボタン群104は、表示画面100を最大化/最小化したり、表示画面100を閉じて画像閲覧アプリケーションを終了させたりするためのボタンを含む。
【0004】
領域102においてユーザが所望のサムネイル画像を選択すると、図2又は図3に示されるように、対応する画像データが新たなウインドウ201又は領域102に表示される。このとき、ウインドウ201又は領域102には、画像データの撮像情報(ピクセルサイズやISO値など)も表示される。
【0005】
一方、デジタルカメラにおいて、設定情報(これから撮像する画像データのピクセルサイズやISO値など)を、アイコンを用いてデジタルカメラのディスプレイに表示することが知られている(特許文献1及び2参照)。
【特許文献1】特開2002−185838号公報
【特許文献2】特開2002−152566号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1及び2に開示されるデジタルカメラは設定情報をアイコンで示すが、デジタルカメラとは別の装置である画像表示装置において動作する従来の画像閲覧アプリケーションは、アイコンを用いず、単純なテキストで撮像情報を表示する。そのため、画像閲覧アプリケーションが表示する種々の撮像情報と、普段使い慣れたデジタルカメラでアイコン表示される設定情報との対応をユーザが直ちには認識できず、情報の種別毎に確認しなければならなかった。
【0007】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、撮像装置とは別の画像表示装置において表示される撮像情報の意味をユーザが理解することをより容易にする技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の画像表示装置は、撮像装置により撮像された画像データを該撮像装置又は他の外部装置から取得して表示する画像表示装置であって、前記撮像装置が撮像情報をユーザに通知するために使用するアイコンデータを記憶する記憶部と、前記画像データの撮像情報を該画像データから抽出する抽出手段と、前記抽出した撮像情報に対応するアイコンデータを前記記憶部から取得して前記画像データと併せて表示する表示手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の他の画像表示装置は、撮像装置により撮像された画像データを該撮像装置又は他の外部装置から取得して表示する画像表示装置であって、前記画像データの撮像情報を該画像データから抽出する抽出手段と、前記撮像装置が前記撮像情報をユーザに通知するために使用するアイコンデータを前記画像データから取得して前記画像データと併せて表示する表示手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の画像表示装置の制御方法は、撮像装置により撮像された画像データを該撮像装置又は他の外部装置から取得して表示する画像表示装置であって、前記撮像装置が撮像情報をユーザに通知するために使用するアイコンデータを記憶する記憶部を備える画像表示装置の制御方法であって、前記画像データの撮像情報を該画像データから抽出する抽出工程と、前記抽出した撮像情報に対応するアイコンデータを前記記憶部から取得して前記画像データと併せて表示する表示工程と、を備えることを特徴とする。
【0011】
また、本発明の他の画像表示装置の制御方法は、撮像装置により撮像された画像データを該撮像装置又は他の外部装置から取得して表示する画像表示装置の制御方法であって、前記画像データの撮像情報を該画像データから抽出する抽出工程と、前記撮像装置が前記撮像情報をユーザに通知するために使用するアイコンデータを前記画像データから取得して前記画像データと併せて表示する表示工程と、を備えることを特徴とする。
【0012】
尚、その他の本発明の特徴は、添付図面及び以下の発明を実施するための最良の形態における記載によって更に明らかになるものである。
【発明の効果】
【0013】
以上の構成により、本発明によれば、撮像装置とは別の画像表示装置において表示される撮像情報の意味をユーザが理解することをより容易にすることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下で説明される個別の実施形態は、本発明の上位概念、中位概念および下位概念など種々の概念を理解するために役立つであろう。
【0015】
なお、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせすべてが、本発明に必須とは限らない。
【0016】
[第1の実施形態]
<システム構成>
図4は、本発明を適用するシステムの構成の一例を示す図である。本システムにおいては、PC(パーソナルコンピュータ)401にディスプレイ402、マウス403、キーボード404が接続され、画像表示装置を構成している。尚、これらの構成要件は一例に過ぎず、例えばマウス403が接続されていなくても構わないし、スピーカなどの他の装置が接続されていても構わない。PC401には、デジタルカメラ405がUSBケーブルなどを介して接続されている。
【0017】
<ハードウェア/ソフトウェア構成>
図5は、PC401のハードウェア構成、及び、PC401上で動作するソフトウェアの構成を示すブロック図である。
【0018】
PC401上では、例えばWindows(登録商標)などのOS(オペレーティングシステム)504が動作しており、OS504上では、画像閲覧AP(アプリケーション)503が動作可能である。
【0019】
PC401は、デジタルカメラ405などの入出力装置と通信するためのUSB I/F(インタフェース)510を備える。PC401はまた、それぞれキーボード404、マウス403、ディスプレイ402と通信するためのキーボードI/F511、マウスI/F512、ビデオI/F513を備える。PC401は更に、画像データやOS504及び画像閲覧AP503などのプログラムを格納するHDD(ハードディスク)515と、HDD515と通信するためのディスクI/F514を備える。
【0020】
OS504は、USB I/F510を介してデジタルカメラ405などの入出力装置を管理する外部I/F管理部505を備える。OS504はまた、キーボードI/F511及びマウスI/F512を介してキーボード404及びマウス403を管理する入力デバイス管理部506を備える。OS504はまた、ビデオI/F513を介してディスプレイ402を管理する描画管理部507と、ディスクI/F514を介してHDD515を管理するファイル管理部508を備える。これら4つのI/Fは、画像閲覧AP503などのアプリケーションソフトウェアがディスプレイ402などのハードウェアにアクセスする際に、アプリケーションソフトウェアとハードウェアの間の橋渡しを行う。
【0021】
画像閲覧AP503は、本実施形態に係る画像閲覧処理を可能にするメインプロム501を備える。画像閲覧AP503はまた、デジタルカメラ405などの入出力装置とデータ(画像データやアイコンデータなど)を送受信するための通信モジュール502を備える。
【0022】
尚、PC401、画像閲覧AP503、及び、OS504を構成する各要素のうち、構成要素として当然含まれるが本実施形態を説明する上で直接必要としていない構成要素に関しては図示していない。そのような図示していない構成要素の例として、PC401のCPU及びメモリ、OS504のメモリ管理システムなどがあるが、これらに限られるものではない。
【0023】
<画像閲覧AP503の表示画面例>
図6乃至図11を参照して、画像閲覧AP503による表示画面600の例を示す。表示画面600は、PC401のCPU(不図示)が画像閲覧AP503を実行することにより、ディスプレイ402上に表示されることができる。尚、図6乃至図11及び図1において、同一の符号は同一の要素を示す。
【0024】
図6に示すように、表示画面600はウインドウ601を備え、ウインドウ601には領域102にサムネイル表示されている画像データの中から選択された画像データが表示される。ウインドウ601には、画像データと併せて、アイコン602及び603が表示される。アイコン602及び603は、ウインドウ601に表示されている画像データの撮像情報を示し、具体的には、アイコン602は「スーパーファインのラージサイズ」、アイコン603は「ISO値=50」を示す。必要に応じて、フラッシュの有無を示すアイコンなど、他のアイコンも表示されてよいことは言うまでもない。
【0025】
尚、これらのアイコンは、ウインドウ601に表示されている画像データを撮像した撮像装置(例えばデジタルカメラ405)が、画像データを自己の液晶ディスプレイで再生する際に表示するアイコンと同一、又は、略同一であることが好ましい。もちろん、これらのアイコンは、デジタルカメラ405が設定情報として表示するアイコンとも同一、又は、略同一であることが好ましい。これらのアイコンは、画像閲覧AP503がPC401にインストールされる時などにCD−ROMなどからHDD515にコピーされてもよい。或いは、詳細は後述するが、PC401がUSB I/F510を介してデジタルカメラ405や他のサーバ装置などからこれらのアイコンを取得してもよい。また、PC401は、撮像情報とアイコンの対応(どのアイコンがどの撮像情報を示すかという対応)を管理する管理情報も、CD−ROMやデジタルカメラ405或いは他のサーバ装置などから取得し、HDD515に格納する。以下、管理情報は、"ID_ref.dat"という名前のファイルとしてHDD515に格納されるものとするが、これに限られるものではない。
【0026】
また、図7を示すように、ユーザが所定のマウス操作(マウスオーバー、クリック、或いは、ドラッグなど)を行った際に、画像閲覧AP503は、アイコンの説明を示すツールチップを表示してもよい。図7において、アイコン701は、画像データの撮像時にフラッシュが使用されたことを示し、アイコン701の上にマウスカーソルが乗せられることにより、アイコン701の説明であるツールチップ702が表示されている。これにより、ユーザがアイコンの意味を忘れた場合でも、アイコンの意味を思い出す一助となりうる。
【0027】
また、図8及び図9に示すように、ウインドウ601ではなく領域102に画像データが表示される場合にも、本実施形態を適用することができる。
【0028】
更に、図10及び図11を参照して説明するように、画像閲覧AP503は、所定の撮像情報に対応するアイコンのみを画像データと併せて表示してもよい。図10に示すように、ユーザが表示画面600において所定の操作(例えばメニューの選択など)を行うと、表示するアイコンを選択するためのウインドウ1003が表示される。ウインドウ1003は、チェックボックス1001及び文字列1002を含み、チェックボックスがチェックされた撮像情報に対応するアイコンのみが画像データと併せて表示される。例えば、ISO値(ISO Speed)のチェックがOFFにされると、図6においてアイコン603が表示されなくなる。これにより、ユーザが不要と考えるアイコンが表示されなくなり、ユーザが必要とする撮像情報を把握しやすくなる。また、図11に示すように、画像閲覧AP503がウインドウ1003にアイコン1101を表示すると、ユーザはウインドウ1003においてどのチェックボックスがどの撮像情報に対応しているかを更に容易に把握できるようになる。
【0029】
<アイコンの選択/表示処理>
図12は、画像データと併せて表示するアイコンを画像閲覧AP503が選択して表示する処理の流れを示すフローチャートである。本フローチャートの各ステップは、PC401のCPU(不図示)が画像閲覧AP503を実行することにより実現されうる。
【0030】
ステップS1201で、画像閲覧AP503は、HDD515からID_ref.datを取得する。
【0031】
ステップS1202で、画像閲覧AP503は、表示画面600においてユーザから表示を指示された画像データの撮像情報を取得する。撮像情報は、例えば、画像データのEXIF領域に格納されている。
【0032】
ステップS1203で、画像閲覧AP503は、ID_ref.datを参照し、取得した撮像情報に対応するアイコンをHDD515から取得する。
【0033】
ステップS1204で、画像閲覧AP503は、表示する画像データのすべての撮像情報を取得したか否かを判定する。すべての撮像情報を取得した場合はステップS1205に進む。すべての撮像情報を取得してはいない場合はステップS1202に戻り、すべての撮像情報を取得するまで同様の処理を繰り返す。但し、画像閲覧AP503は、図10又は図11のウインドウ1003においてチェックがOFFされた撮像情報を取得する必要は無い。
【0034】
ステップS1205で、画像閲覧AP503は、表示画面600においてユーザから表示を指示された画像データと併せて、ステップS1203において取得したアイコンを表示する。
【0035】
以上の処理により、例えば図6や図8などに示されるような表示処理が実現される。
【0036】
<ID_ref.dat及びアイコンの取得処理>
図13乃至図16を参照して、画像閲覧AP503がID_ref.dat及びアイコンを取得する処理の流れを説明する。図13は、ID_ref.dat及びアイコンをデジタルカメラ405のROM(不図示)から取得する場合を示し、図14は、ID_ref.dat及びアイコンをデジタルカメラ405の記憶媒体(不図示)から取得する場合を示す。また、図15は、ID_ref.dat及びアイコンを外部のサーバコンピュータから取得する場合を示す。
【0037】
尚、広い概念で捉えれば、図13及び図14は共に、画像閲覧AP503はデジタルカメラ405からID_ref.dat及びアイコンを取得するものであると言える。
【0038】
また、図13乃至図15の各ステップは、PC401のCPU(不図示)が画像閲覧AP503を実行することにより実現されうるものである。また、同一の符号は同一の処理を示すため、一度説明すれば以降の図面で繰り返しては説明しない。
【0039】
図16は、デジタルカメラ405のROM(不図示)、デジタルカメラ405の記憶媒体(不図示)、及び、外部のサーバコンピュータにおいて、ID_ref.dat及びアイコンがどのようなデータ構造で格納されているかの一例を示す図である。
【0040】
図16に示すように、ルートディレクトリの下に、画像データを格納するフォルダ1601と、アイコンデータ及びID_ref.datを格納するフォルダ1602が存在する。フォルダ1602の中には、ファイル形式のアイコンデータであるファイル1603乃至1606と、ID_ref.dat1607が存在する。ファイル1603乃至1606は一例であり、ファイル形式のアイコンデータは、少なくとも、デジタルカメラ405が撮像情報を表現するために使用するアイコンの種類の数だけ存在する。
【0041】
ID_ref.dat1607は、撮像情報のカテゴリー(ISO値やピクセルサイズなど)を示すID1608と、それぞれのカテゴリーにおける内容(「ISO値=50」など)を示す内容1609をフィールドとして備えるテーブルである。ID_ref.dat1607は更に、撮像情報のカテゴリー及び内容に対応するアイコンのファイル名を示すアイコン1610をフィールドとして備える。
【0042】
図16は、例えば、ID=0001はISO値を示し、そのカテゴリーにおいて内容=2はISO値=100を示し、対応するアイコンはファイルISO_0002.icoとして格納されていることを示すというように理解することができる。
【0043】
尚、ID_ref.dat1607におけるID1608及び内容1609の構成は、デジタルカメラ405が撮像した画像データにおける撮像情報の表現と一致していることに注意されたい。
【0044】
次に、図13を参照すると、ステップS1301で、画像閲覧AP503は、デジタルカメラ405のROM(不図示)からID_ref.datを取得する。尚、ID_ref.datを既に取得済みであれば、ステップS1301の処理は省略されて構わない。
【0045】
ステップS1302で、画像閲覧AP503は、表示する画像データの撮像情報及びID_ref.datに基づき、表示するアイコンのファイル名を取得する。
【0046】
ステップS1303で、画像閲覧AP503は、ステップS1302で取得したファイル名のアイコンがHDD515に存在するか否かを判定する。存在すればステップS1305に進み、存在しなければステップS1304に進む。
【0047】
ステップS1304で、画像閲覧AP503は、ステップS1302で取得したファイル名のアイコンをデジタルカメラ405のROM(不図示)から取得し、HDD515に格納する。
【0048】
ステップS1305で、画像閲覧AP503は、表示する画像データの撮像情報に対応するアイコンを全て取得したか否かを判定する。全て取得した場合は処理を終了し、取得していないアイコンがある場合はステップS1302に戻って同様の処理を繰り返す。
【0049】
尚、上述の処理においては、画像閲覧AP503は、全てのアイコンをデジタルカメラ405から一括して取得するのではなく、画像データを表示するたびにその画像データの撮像情報を表現するために必要なアイコンを逐次取得する。そして、画像閲覧AP503は、取得したアイコンをHDD515に格納し、次にそのアイコンが必要になった場合はデジタルカメラ405から取得せずに、HDD515から取得する。これにより、一度にデジタルカメラ405から取得するアイコンの数が減り、アイコンの取得に要する時間が短縮される。
【0050】
もちろん、例えばデジタルカメラ405をPC401に最初に接続した際に、全てのアイコンをデジタルカメラ405から一括して取得するように画像閲覧AP503を構成してもよい。この場合、最初のアイコン取得に要する時間は長くなるが、画像データを表示するたびにアイコンをデジタルカメラ405から取得する必要が生じなくなり、画像データが表示されるまでに要する時間が短縮される。
【0051】
図14のフローチャートは、図13のフローチャートと略同じであるが、ステップS1401及びステップS1402において、デジタルカメラ405のROM(不図示)ではなく記憶媒体(不図示)からID_ref.dat及びアイコンが取得される。
【0052】
図15のフローチャートも、図13のフローチャートと略同じであるが、ステップS1501及びステップS1502において、デジタルカメラ405のROM(不図示)ではなく外部のサーバコンピュータからID_ref.dat及びアイコンが取得される。これにより、例えばデジタルカメラ405がID_ref.dat及びアイコンをPC401に転送する機能を備えない場合でも、画像閲覧AP503は、必要なID_ref.dat及びアイコンを取得できる。もちろん、何らかの方法(例えば、CD−ROMを使用)により、事前にID_ref.dat及びアイコンをサーバコンピュータに格納しておく必要がある。
【0053】
<第1の実施形態のまとめ>
以上説明したように、本実施形態によれば、画像閲覧AP503は、画像データを表示する際に、その画像データの撮像情報を示すアイコンを併せて表示する。表示されるアイコンは、画像データを撮像した撮像装置(例えばデジタルカメラ405)が、画像データを自己の液晶ディスプレイで再生する際に表示するアイコンと同一、又は、略同一である。もちろん、これらのアイコンは、デジタルカメラ405が設定情報として表示するアイコンとも同一、又は、略同一である。
【0054】
これにより、表示される撮像情報の意味をユーザが理解することがより容易になる。加えて、撮像情報を文字で表現する場合に比べて撮像情報の表示領域が狭くなり(図2及び図6参照)、その結果、画像データに視認性が向上する。
【0055】
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、画像閲覧AP503は、デジタルカメラ405などからアイコンを取得した。第2の実施形態では、画像閲覧AP503は、表示する画像データからアイコンを抽出して取得する。
【0056】
尚、第1の実施形態で図4乃至図11を参照して説明した内容は、本実施形態にも適用できるため、その説明を省略する。
【0057】
図17は、第2の実施形態におけるアイコンの抽出/表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。本フローチャートの各ステップは、PC401のCPU(不図示)が画像閲覧AP503を実行することによって実現される。
【0058】
ステップS1701で、画像閲覧AP503は、表示画面600においてユーザから表示を指示された画像データのヘッダに埋め込まれたアイコンを抽出する。
【0059】
ステップS1702で、画像閲覧AP503は、画像データと併せてステップS1701において抽出したアイコンをディスプレイ402に表示する。
【0060】
図18は、第2の実施形態における画像データのデータ構造の一例を示す図である。
【0061】
画像データ1801は、主画像データ1802及びヘッダ1803を備える。
【0062】
ヘッダ1803は、撮像情報を含むEXIF1804及びアイコンデータを含むICON1807を備える。
【0063】
ID1805及びID1808は、第1の実施形態と同様(図16参照)、撮像情報のカテゴリーを示す。内容1806及び内容1809は、第1の実施形態と同様、撮像情報のそれぞれのカテゴリーにおける内容を示す。アイコン1810は、ID1808及び内容1809に対応するアイコンである。
【0064】
図18から分かるように、EXIF1804内とICON1807内の構造は、アイコン1810を除いて同一であり、どの撮像情報にどのアイコンが対応するかが明らかである。そのため、第1の実施形態と異なり、ID_ref.datが無くても、図17のステップS1702において画像閲覧AP503は、表示する画像データの撮像情報に正しく対応したアイコンを表示することができる。
【0065】
尚、画像閲覧AP503が画像データからアイコンを抽出できる形式であれば、画像データのヘッダ以外の領域にアイコンが格納されていても構わない。
【0066】
<第2の実施形態のまとめ>
以上説明したように、本実施形態によれば、画像閲覧AP503は、表示する画像データからアイコンを抽出して取得する。
【0067】
これにより、画像閲覧AP503が画像データを表示する際に必要なアイコンを得られない可能性を減らすことができる。例えば、第1の実施形態において、デジタルカメラ405のROM(不図示)にアイコンが格納されているにも関わらず、記憶媒体(不図示)を介してPC401が画像データを取得した場合に、画像閲覧AP503は必要なアイコンを得られない可能性がある。
【0068】
[その他の実施形態]
上述した各実施の形態の処理は、各機能を具現化したソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或は装置に提供してもよい。そして、そのシステム或は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによって、前述した実施形態の機能を実現することができる。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピィ(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスクなどを用いることができる。或いは、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることもできる。
【0069】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した各実施の形態の機能が実現されるだけではない。そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれている。
【0070】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きこまれてもよい。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含むものである。
【図面の簡単な説明】
【0071】
【図1】従来の画像閲覧アプリケーションによる表示画面100の一例を示す図である。
【図2】従来の画像閲覧アプリケーションによる表示画面100の一例を示す図である。
【図3】従来の画像閲覧アプリケーションによる表示画面100の一例を示す図である。
【図4】本発明を適用するシステムの構成の一例を示す図である。
【図5】PC401のハードウェア構成、及び、PC401上で動作するソフトウェアの構成の例を示すブロック図である。
【図6】画像閲覧AP503による表示画面600の例を示す図である。
【図7】画像閲覧AP503による表示画面600の例を示す図である。
【図8】画像閲覧AP503による表示画面600の例を示す図である。
【図9】画像閲覧AP503による表示画面600の例を示す図である。
【図10】画像閲覧AP503において表示するアイコンに対応する撮像情報を選択するためのウインドウの例を示す図である。
【図11】画像閲覧AP503において表示するアイコンに対応する撮像情報を選択するためのウインドウの例を示す図である。
【図12】画像データと併せて表示するアイコンを画像閲覧AP503が選択して表示する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図13】画像閲覧AP503がID_ref.dat及びアイコンをデジタルカメラ405のROM(不図示)から取得する処理の流れの一例を説明する。
【図14】画像閲覧AP503がID_ref.dat及びアイコンをデジタルカメラ405の記憶媒体(不図示)から取得する処理の流れの一例を説明する。
【図15】画像閲覧AP503がID_ref.dat及びアイコンを外部のサーバコンピュータから取得する処理の流れの一例を説明する。
【図16】デジタルカメラ405のROM(不図示)、デジタルカメラ405の記憶媒体(不図示)、及び、外部のサーバコンピュータにおいて、ID_ref.dat及びアイコンがどのようなデータ構造で格納されているかの一例を示す図である。
【図17】第2の実施形態におけるアイコンの抽出/表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図18】第2の実施形態における画像データのデータ構造の一例を示す図である。
【出願人】 【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
【出願日】 平成18年8月10日(2006.8.10)
【代理人】 【識別番号】100076428
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 康徳

【識別番号】100112508
【弁理士】
【氏名又は名称】高柳 司郎

【識別番号】100115071
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 康弘

【識別番号】100116894
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 秀二


【公開番号】 特開2008−47980(P2008−47980A)
【公開日】 平成20年2月28日(2008.2.28)
【出願番号】 特願2006−218977(P2006−218977)