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【発明の名称】 監視システム
【発明者】 【氏名】大津 正裕

【氏名】小沢 寿行

【要約】 【課題】監視対象領域の画像をテレビ信号に変換しテレビ放送受信用の伝送線を介して端末側に伝送する監視システムにおいて、端末側では、テレビ受信装置を使って監視対象領域を自由に監視でき、しかも、異常時にはその旨を速やかに報知できるようにする。

【構成】監視対象領域を撮像した映像信号と音声信号とをテレビ信号に変換して出力する変調ユニット20には、侵入センサ36にて監視対象領域へ人の侵入が検出されたときにトーン信号を発生して音声信号に混入させるトーン信号発生回路26を設ける。端末側の復調ユニット40には、復調した音声信号からトーン信号を検出するトーン信号検出回路44を設け、この回路でトーン信号が検出されたときに、リモコン送信部60から指令信号を送信して録画装置12又はテレビ受像機14に監視画像を録画又は表示させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の監視対象領域を撮像した映像信号から所定放送チャンネルのテレビ信号を生成する変調ユニットを備え、該変調ユニットにて生成されたテレビ信号を、テレビ放送受信システムの伝送線に流れるテレビ放送信号と混合して、該伝送線の端末側に伝送することで、該伝送線の端末側に接続されたテレビ受信装置を用いて前記監視対象領域の画像をモニタできるように構成された監視システムであって、
前記変調ユニットには、
前記監視対象領域を撮像して前記映像信号を出力する撮像手段と、
前記監視対象領域の音を音声信号に変換するマイクロフォンと、
前記監視対象領域への人の侵入を検出する侵入センサと、
を接続すると共に、
該侵入センサにて前記監視対象領域への人の侵入が検出されると、予め設定された通知時間だけ前記音声信号の周波数帯域内で変化する通知信号を発生し、該通知信号を、前記マイクロフォンからの音声信号と混合する通知信号発生手段と、
前記撮像手段からの映像信号と、前記通知信号発生手段により通知信号が混合される前記マイクロフォンからの音声信号とに基づき、前記伝送線を伝送されるテレビ放送信号とは異なる放送チャンネルのテレビ信号を生成する変調手段と、
を設け、
前記伝送線の端末側には、
前記伝送線を介して伝送されてきた信号の中から、前記変調ユニットにて生成された放送チャンネルのテレビ信号を選局して、少なくとも音声信号を復調する復調手段と、
該復調手段にて復調された音声信号の中から前記通知信号を抽出する通知信号抽出手段と、
該通知信号抽出手段にて前記通知信号が抽出されると、遠隔操作用のリモートコントロール装置を介して、前記伝送線に接続されたテレビ受信装置に対し、前記変調ユニットにて生成された放送チャンネルのテレビ信号を選局して前記映像信号及び音声信号を復調させる指令信号を送信する選局指令送信手段と、
を有する復調ユニットを設けたことを特徴とする監視システム。
【請求項2】
前記通知信号発生手段は、トーン信号若しくはパルス信号を前記通知信号として生成することを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
【請求項3】
前記選局指令送信手段は、前記リモートコントロール装置から送信させる指令信号を、前記伝送線に接続されたテレビ受信装置に対応して外部から任意に設定できるように構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の監視システム。
【請求項4】
前記選局指令送信手段は、前記リモートコントロール装置から、前記テレビ受信装置に前記テレビ信号を選局、復調させるための指令信号を送信させると、その後所定の報知時間が経過したときに、前記リモートコントロール装置から、前記テレビ受信装置に前記テレビ信号の選局、復調を停止させるための指令信号を送信させることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の監視システム。
【請求項5】
前記変調ユニットとして、複数の監視対象領域をそれぞれ監視し、互いに異なる放送チャンネルのテレビ信号を生成して出力する複数の変調ユニットを備え、
前記復調ユニットにおいて、前記復調手段は、テレビ信号の選局チャンネルを、前記各変調ユニットが生成するテレビ信号の放送チャンネルの一つに順次切り換え、前記選局指令送信手段は、前記通知信号抽出手段にて前記通知信号が抽出されると、そのとき前記復調手段が選局している放送チャンネルのテレビ信号を前記テレビ受信装置に選局させる指令信号を、前記リモートコントロール装置から送信させることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の監視システム。
【請求項6】
前記変調ユニットは、現在時刻を含む各種情報を表す情報画像を生成して、前記撮像手段にて撮像された画像に重畳する情報画像重畳手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の監視システム。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、テレビ放送受信システムを利用して所定の監視対象領域を監視するのに好適な監視システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、集合住宅等の建造物にて異常が発生したときに、その建造物におけるテレビ放送受信システムにて伝送されていない放送チャンネル(空きチャンネル)を利用して、異常報知用のテレビ信号を生成し、その生成したテレビ信号をテレビ放送受信システムの伝送線に送出することで、建造物内のテレビ受像機等で異常を確認できるようにしたセキュリティシステムが知られている(例えば、特許文献1等、参照)。
【特許文献1】特開平10−91880号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、上記システムは、建造物で異常が生じたときに、その旨を報知するためのテレビ信号を生成して、テレビ放送受信システムの端末側に伝送するものであるため、端末側では、テレビ受像機等で、建造物内で異常があったことは知ることができるものの、異常があった場所を画像で確認することはできなかった。特に、個人の住宅等では、玄関や勝手口等に不審者が近づいたときに、その状況を画像で確認したい、という要求があるが、上記システムでは、こうした要求に応えることができなかった。
【0004】
そこで、本願発明者らは、不審者が近付きやすい玄関等の画像を、既存のテレビ放送受信システムを利用して確認できるようにするために、玄関等、不審者を監視すべき監視対象領域に、その領域の画像を撮像するカメラを設け、このカメラにて撮像された画像(つまり映像信号)を用いて、空きチャンネルのテレビ信号を生成し、そのテレビ信号を、テレビ放送受信システムの伝送線上に送出することを考えた。
【0005】
ところで、この種の監視システムを実際に構築する場合、上記提案のシステムのように、異常時(つまり監視対象領域に人が侵入したとき)にだけ、テレビ信号を生成して、テレビ放送受信システムの伝送線上に流すようにすると、使用者は、テレビ受像機等で監視対象領域の画像を自由に見ることができなくなる。
【0006】
一方、監視対象領域の画像を常時テレビ信号に変換して伝送線上に流すようにすると、使用者は、テレビ受像機等でいつでも監視対象領域の画像を確認することができるようになるが、端末側では、伝送線に監視対象領域の画像を撮像したテレビ信号が流れているか否かによって監視対象領域に不審者が侵入したことを検知することができなくなる。
【0007】
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、監視対象領域の撮像画像をテレビ信号に変換してテレビ放送受信システムの伝送線に送出することにより、端末側のテレビ受信装置で監視対象領域の状況を確認できるようにした監視システムにおいて、端末側では、テレビ受信装置を使って監視対象領域の画像を自由に確認することができ、しかも、監視対象領域に人が侵入した際には、テレビ受信装置を介してその旨を速やかに通知できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、
所定の監視対象領域を撮像した映像信号から所定放送チャンネルのテレビ信号を生成する変調ユニットを備え、該変調ユニットにて生成されたテレビ信号を、テレビ放送受信システムの伝送線に流れるテレビ放送信号と混合して、該伝送線の端末側に伝送することで、該伝送線の端末側に接続されたテレビ受信装置を用いて前記監視対象領域の画像をモニタできるように構成された監視システムであって、
前記変調ユニットには、
前記監視対象領域を撮像して前記映像信号を出力する撮像手段と、
前記監視対象領域の音を音声信号に変換するマイクロフォンと、
前記監視対象領域への人の侵入を検出する侵入センサと、
を接続すると共に、
該侵入センサにて前記監視対象領域への人の侵入が検出されると、予め設定された通知時間だけ前記音声信号の周波数帯域内で変化する通知信号を発生し、該通知信号を、前記マイクロフォンからの音声信号と混合する通知信号発生手段と、
前記撮像手段からの映像信号と、前記通知信号発生手段により通知信号が混合される前記マイクロフォンからの音声信号とに基づき、前記伝送線を伝送されるテレビ放送信号とは異なる放送チャンネルのテレビ信号を生成する変調手段と、
を設け、
前記伝送線の端末側には、
前記伝送線を介して伝送されてきた信号の中から、前記変調ユニットにて生成された放送チャンネルのテレビ信号を選局して、少なくとも音声信号を復調する復調手段と、
該復調手段にて復調された音声信号の中から前記通知信号を抽出する通知信号抽出手段と、
該通知信号抽出手段にて前記通知信号が抽出されると、遠隔操作用のリモートコントロール装置を介して、前記伝送線に接続されたテレビ受信装置に対し、前記変調ユニットにて生成された放送チャンネルのテレビ信号を選局して前記映像信号及び音声信号を復調させる指令信号を送信する選局指令送信手段と、
を有する復調ユニットを設けたことを特徴とする。
【0009】
次に、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の監視システムにおいて、前記通知信号発生手段は、トーン信号若しくはパルス信号を前記通知信号として生成することを特徴とする。
【0010】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の監視システムにおいて、前記選局指令送信手段は、前記リモートコントロール装置から送信させる指令信号を、前記伝送線に接続されたテレビ受信装置に対応して外部から任意に設定できるように構成されていることを特徴とする。
【0011】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3の何れかに記載の監視システムにおいて、前記選局指令送信手段は、前記リモートコントロール装置から、前記テレビ受信装置に前記テレビ信号を選局、復調させるための指令信号を送信させると、その後所定の報知時間が経過したときに、前記リモートコントロール装置から、前記テレビ受信装置に前記テレビ信号の選局、復調を停止させるための指令信号を送信させることを特徴とする。
【0012】
一方、請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4の何れかに記載の監視システムに対し、前記変調ユニットとして、複数の監視対象領域をそれぞれ監視し、互いに異なる放送チャンネルのテレビ信号を生成して出力する複数の変調ユニットを設けたことを特徴とする監視システムであり、前記復調ユニットにおいて、前記復調手段は、テレビ信号の選局チャンネルを、前記各変調ユニットが生成するテレビ信号の放送チャンネルの一つに順次切り換え、前記選局指令送信手段は、前記通知信号抽出手段にて前記通知信号が抽出されると、そのとき前記復調手段が選局している放送チャンネルのテレビ信号を前記テレビ受信装置に選局させる指令信号を、前記リモートコントロール装置から送信させることを特徴とする。
【0013】
また、請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5の何れかに記載の監視システムにおいて、前記変調ユニットは、現在時刻を含む各種情報を表す情報画像を生成して、前記撮像手段にて撮像された画像に重畳する情報画像重畳手段を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
請求項1に記載の監視システムは、監視対象領域に設けられる変調ユニットと、テレビ放送受信システムの伝送線の端末側に設けられる復調ユニットとから構成されている。
そして、変調ユニットにおいては、変調手段が、マイクロフォンから入力される監視対象領域の音声信号と、撮像手段から入力される監視対象領域の映像信号とに基づき、伝送線を伝送されるテレビ放送信号とは異なる放送チャンネルのテレビ信号を生成し、その生成したテレビ信号を、テレビ放送受信システムの伝送線に流れるテレビ放送信号と混合することにより、伝送線の端末側に伝送する。
【0015】
従って、変調ユニットから放送受信システムの伝送線には、監視対象領域の映像及び音声を含むテレビ信号がリアルタイムで連続的に出力されることになり、当該システムの使用者は、伝送線に接続されたテレビ受像機を用いて、監視対象領域の状態をいつでも確認することができる。
【0016】
また、変調ユニットには、監視対象領域に人が侵入した際に、その旨を検出するための侵入センサが設けられており、この侵入センサが監視対象領域への人の侵入を検出すると、通知信号発生手段が、予め設定された通知時間だけ音声信号の周波数帯域内で変化する通知信号を発生し、この通知信号をマイクロフォンからの音声信号と混合する。
【0017】
一方、伝送線の端末側に接続される復調ユニットでは、復調手段が、伝送線を介して伝送されてきた信号の中から変調ユニットにて生成された放送チャンネルのテレビ信号を選局して音声信号を復調し、通知信号抽出手段が、その復調された音声信号の中から通知信号を抽出する。
【0018】
そして、通知信号抽出手段にて通知信号が抽出されると、選局指令送信手段が、遠隔操作用のリモートコントロール装置を介して、伝送線に接続されたテレビ受信装置に対し指令信号を送信することで、変調ユニットにて生成された放送チャンネルのテレビ信号を選局して映像信号及び音声信号を復調させる。
【0019】
従って、監視対象領域に人が侵入した際には、テレビ放送受信システムの伝送線に接続されたテレビ受信装置を、監視対象領域監視用のモニタ装置として強制的に動作させることができるようになり、使用者は、そのテレビ受信装置を用いて、監視対象領域への侵入者を確認することができる。
【0020】
よって、本発明の監視システムによれば、例えば、変調ユニットを住宅の玄関や勝手口に設置することにより、その付近の映像及び音声をテレビ信号に変換して伝送線上に送出するようにし、更に、復調ユニット側の選局指令送信手段を、テレビ受像機に対して指令信号を送信するように構成すれば、玄関や勝手口に訪問者がきたときに、その付近の映像及び音声をテレビ受像機から出力させて、使用者に対して、その旨を速やかに報知することができるようになる。
【0021】
また、復調ユニット側の選局指令送信手段を、テレビ放送の録画装置に対して指令信号を送信するように構成すれば、玄関や勝手口に訪問者がきたときに、その付近の映像及び音声を所定の記録媒体に自動で記録することができるようになり、使用者は、その記録された映像及び音声を再生することで、玄関や勝手口にきた訪問者を確認することができる。
【0022】
また更に、本発明の監視システムにおいては、侵入センサが監視対象領域への侵入者を検出したことを復調ユニットに通知するための通知信号として、音声信号の周波数帯域内で変化する信号を生成し、これを音声信号に重畳することで、通知信号をテレビ信号に混入させている。
【0023】
このため、本発明の監視システムによれば、侵入センサによる検出結果を復調ユニット側に伝えるために、専用の伝送線を配線したり、或いは、テレビ放送受信システムの伝送線を介して伝送可能な高周波信号を別途生成する必要がなく、システム構成を簡単にすることができる。
【0024】
なお、通知信号としては、請求項2に記載のように、電話等で一般的に利用されているトーン信号や、パルス幅変調により各種情報を重畳することのできるパルス信号を利用するとよい。
【0025】
そして、通知信号としてトーン信号を用いた場合には、復調ユニット側で、通知信号抽出手段が通知信号を抽出して、選局指令送信手段がテレビ受像機を起動させた際に、テレビ受像機にてトーン信号が音声信号として再生されることになるため、使用者には、そのトーン信号が恰もチャイムとして聞こえることになり、使用者は、テレビ受像機から離れていても、監視対象領域への人の侵入を検知することができるようになる。
【0026】
次に、請求項3に記載の監視システムにおいては、選局指令送信手段が、リモートコントロール装置から送信させる指令信号を、伝送線に接続されたテレビ受信装置に対応して外部から任意に設定できるように構成されていることから、選局指令送信手段からの指令信号によって動作させるテレビ受信装置として、当該監視システムに対応したテレビ受信装置を用意する必要はなく、使用者が所有する任意のテレビ受信装置を用いることができる。
【0027】
なお、このようにリモートコントロール装置から送信させる指令信号を、伝送線に接続されたテレビ受信装置に対応したものに設定するには、所謂学習リモコンに組み込まれている指令信号の学習機能を利用すればよく、本発明の選局指令送信手段は、所謂学習リモコンとして構成することにより、簡単に実現できる。
【0028】
また次に、請求項4に記載の監視システムにおいては、選局指令送信手段が、リモートコントロール装置から指令信号を送信させることにより、テレビ受信装置に変調ユニットから送信されたテレビ信号の選局、復調動作を開始させると、その後所定の報知時間が経過したときに、選局指令送信手段が、再度、リモートコントロール装置から指令信号を送信させて、テレビ受信装置によるテレビ信号の選局、復調動作を停止させる。
【0029】
このため、侵入センサが監視対象領域内への侵入者を検出したときには、伝送線に接続されたテレビ受信装置の一つが、所定の報知時間だけ、監視対象領域を撮像した映像信号及び音声信号を復調するが、その後、所定の報知時間が経過すると、テレビ受信装置が元の動作状態に復帰することになる。
【0030】
よって、請求項4に記載の監視システムにおいては、侵入センサが監視対象領域内への侵入者を検出した際、その後使用者自らがテレビ受信装置の動作を停止又は変更するまで、テレビ受信装置が、監視対象領域を撮像した映像信号及び音声信号を復調し続け、テレビ受像機から監視対象領域の画像や音声が連続的に出力されるのを防止することができる。
【0031】
また次に、請求項5に記載の監視システムには、複数の監視対象領域をそれぞれ監視するための複数の変調ユニットが備えられており、復調ユニット側では、復調手段が、テレビ信号の選局チャンネルを各変調ユニットが生成するテレビ信号の放送チャンネルの一つに順次切り換える。
【0032】
そして、通知信号抽出手段にて通知信号が抽出されると、選局指令送信手段が、そのとき復調手段にて選局されている放送チャンネルのテレビ信号をテレビ受信装置に選局させるための指令信号を、リモートコントロール装置から送信させる。
【0033】
従って、請求項5に記載の監視システムによれば、複数の監視対象領域への人の侵入を監視し、何れかの監視対象領域に人が侵入すると、その監視対象領域の画像及び音声をテレビ受信装置から出力(又は記録)させることができるようになり、例えば、住宅の玄関、勝手口、車庫、庭、…といった複数箇所の監視を自動で効率よく行うことができるようになる。
【0034】
また、使用者は、伝送線に接続されたテレビ受信装置を操作することにより、各監視対象領域毎に設置された変調ユニットからのテレビ信号のうち、所望放送チャンネルのテレビ信号を選局させて、その選局テレビ信号に対応した監視対象領域の画像及び音声を出力(又は録画)させることができることから、請求項5に記載の監視システムは、使用者にとってより使い勝手のよい監視システムとなる。
【0035】
なお、請求項6に記載のように、変調ユニットに情報画像重畳手段を設け、現在時刻を含む各種情報を表す情報画像を、撮像手段による撮像画像に重畳させるようにすれば、変調ユニットにて生成されたテレビ信号を一旦録画して、その後再生させた際に、その再生画像中に、監視対象領域を撮影したときの日時や監視対象領域の場所等を表す情報画像も同時に表示されることになるので、その再生画像からこれらの情報を読み取ることができ、例えば、監視対象領域に泥棒が侵入したような場合に、そのときの状況をより詳細に把握して、犯人探しに利用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0036】
以下に、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は本発明が適用された実施形態の監視システム全体の構成を表すブロック図である。
【0037】
本実施形態の監視システムは、受信アンテナ2で受信されたテレビ放送信号を、伝送線としての同軸ケーブル6やその同軸ケーブル6に設けられた増幅器4、分配器8等を介して、建造物内の各部屋に設けられた録画装置12やテレビ受像機14まで伝送するテレビ放送受信システムを利用して、建造物の玄関等、所定の監視対象領域を撮像した画像(以下、監視画像ともいう)を配信するものである。
【0038】
このため、図1に示すように、本実施形態の監視システムには、監視画像を撮像するためのテレビカメラ34と、監視対象領域への第三者の不正侵入を検出する侵入センサ36と、変調ユニット20とが備えられている。
【0039】
テレビカメラ34は、監視画像を撮像して映像信号を出力するものであるが、このテレビカメラ34には、監視対象領域の音声を取り込むためのマイクロフォン(以下単にマイクという)32も内蔵されている。そして、このマイク32からの音声信号は、映像信号と共に、変調ユニット20に入力される。
【0040】
また、侵入センサ36は、光を投受光するフォトカプラや、超音波センサ等を利用して、監視対象領域での人の通過を検出することにより、監視対象領域への人の侵入を検出するためのものであり、その検出信号も変調ユニット20に入力される。
【0041】
変調ユニット20には、テレビカメラ34から入力される映像信号と音声信号とを取り込み、所定放送チャンネルのテレビ信号を生成する変調器22と、この変調器22にて生成されるテレビ信号の放送チャンネルを、受信アンテナ2で受信されるテレビ放送信号とは異なる放送チャンネルに手動で設定するためのチャンネル設定スイッチ(CH設定SW)23が設けられている。
【0042】
そして、変調器22にて生成されたテレビ信号は、電源分離フィルタ28を介して、同軸ケーブル6に設けられた混合器16に出力され、この混合器22にて、受信アンテナ2から同軸ケーブル6に送出された受信信号(テレビ放送信号)と混合されて、テレビ放送受信システムの端末側まで伝送される。
【0043】
このため、本実施形態では、テレビ放送受信システムの端末装置として利用されるテレビ受信装置であれば、建造物のどこに設置された受信装置であっても、テレビ放送の選局チャンネルを、変調器22が生成するテレビ信号の放送チャンネルに合わせることで、監視画像をいつでも確認することができるようになる。
【0044】
次に、変調ユニット20に設けられた電源分離フィルタ28は、後述の復調ユニット40から分配器8、同軸ケーブル6、混合器16等を介して伝送されてきた直流の電圧信号を電源回路29側に分離し、その電圧信号が変調器22に入力されるのを防止するためのものである。
【0045】
そして、電源回路29は、この電源分離フィルタ28から入力される電圧信号を用いて、直流定電圧を生成し、これを電源電圧として、変調ユニット20の内部回路や、テレビカメラ34、侵入センサ36等に供給する。
【0046】
また、変調ユニット20には、侵入センサ36から監視対象領域へ人が侵入したことを表す検出信号が入力されると、その後一定時間(通知時間)だけパルス信号を発生する単安定マルチバイブレータ24と、この単安定マルチバイブレータ24から出力されるパルス信号を受けて、一定の通知時間だけ所定の音色のトーン信号を発生するトーン信号発生回路26とが設けられている。そして、このトーン信号発生回路26が発生したトーン信号は、テレビカメラ34のマイク32から入力される音声信号に混合されて変調器22に入力される。なお、このトーン信号は、本発明の通知信号に相当する。
【0047】
従って、侵入センサ36にて監視対象領域への人の侵入が検出されて、トーン信号発生回路26からトーン信号が出力されると、そのトーン信号が、変調器22にて生成されるテレビ信号に音声信号として混入されることになる。
【0048】
次に、テレビ放送受信システムの端末側には、侵入センサ36にて監視対象領域への人の侵入が検出されたときに、テレビ放送受信システムの端末装置の一つである録画装置12若しくはテレビ受像機14を強制的に動作させて、そのときテレビカメラ34で撮像されている監視画像をテレビ受像機14に表示させたり、或いは、監視画像を録画装置12に録画させる復調ユニット40が設けられている。
【0049】
この復調ユニット40には、同軸ケーブル6を介して伝送されてくる各種テレビ放送信号の中から、変調器22にて生成されたテレビ信号を選局して、映像及び音声信号を復調する復調器42と、この復調器42にて復調された音声信号にトーン信号発生回路26が発生した特定の音色のトーン信号が含まれているか否かを判定するトーン信号検出回路44と、このトーン信号検出回路44にてトーン信号発生回路26が発生した特定の音色のトーン信号が含まれていると判定されると、リモートコントロール装置としてのリモコン送信部60から録画装置12若しくはテレビ受像機14を遠隔操作するための指令信号を送信させて、これらのテレビ受信装置に、変調ユニット20から出力されたテレビ信号を選局して映像及び音声信号を復調させる制御回路50と、が設けられている。
【0050】
なお、制御回路50は、CPU、ROM、RAM等からなるマイクロコンピュータ(マイコン)にて構成されている。また、復調ユニット40は、復調器42で復調された映像信号及び音声信号を外部のモニタ装置等に出力できるようにされている。
【0051】
また次に、復調ユニット40には、トーン信号検出回路44にて特定の音色のトーン信号が検出されたとき(換言すれば、侵入センサ36にて監視対象領域への人の侵入が検出されたとき)に、その旨を音及び光にて周囲に報知するための警報音発生装置47や警報ランプ46、これら各部を駆動する駆動回路48、電源プラグ52を介して商用電源(交流電圧)を取り込み、内部回路駆動用の直流定電圧を生成する電源回路54、も設けられている。
【0052】
なお、この電源回路54は、内部回路駆動用の電源電圧とは別に、同軸ケーブル6を介して変調ユニット20に電源供給を行うための電圧信号(直流)を生成する。そして、その生成した電圧信号は、電源分離フィルタ56を介して、同軸ケーブル6上に送出され、同軸ケーブル6、分配器8、混合器16等を介して変調ユニット20まで伝送される。
【0053】
また、復調ユニット40には、録画装置12やテレビ受像機14を制御するためにリモコン送信部60から送信させる指令信号を、これら各装置に付属のリモコン装置18からの送信信号を用いて学習するためのリモコン受信部62や、リモコン受信部62を用いた指令信号の学習等、制御回路50の各種動作を手動で設定するための操作部64、復調ユニット40の動作状態を表示するための表示部66、等も設けられている。
【0054】
そして、復調ユニット40において、制御回路50は、通常時には、図2に示す監視処理を実行し、使用者が操作部64を介してリモコン操作の学習指令を入力すると、侵入センサ36にて監視対象領域への人の侵入が検出されたときにリモコン送信部60から録画装置12若しくはテレビ受像機14に指令信号を送信させて録画装置12若しくはテレビ受像機14を動作させるのに必要な制御データを生成する、リモコン操作学習処理を実行する(図3参照)。
【0055】
以下、制御回路50にて実行されるこれら各処理について説明する。
図2に示す監視処理では、まず、S110(Sはステップを表す)にて、復調器42に映像及び音声信号を復調させるテレビ信号の放送チャンネル(復調CH)や、リモコン送信部60を介して録画装置12又はテレビ受像機14を制御するのに必要な制御データD1、D2をメモリから読み込む。
【0056】
なお、この2つの制御データD1、D2は、後述のリモコン操作学習処理にて生成されるものであり、一方の制御データD1は、侵入センサ36により監視対象領域への人の侵入が検出されたときに、録画装置12又はテレビ受像機14を動作させて、テレビカメラ34により撮像された監視画像を録画若しくは表示させる制御開始用のデータを表し、制御データD2は、録画装置12による監視画像の録画動作若しくはテレビ受像機14による監視画像の表示動作を停止させる制御終了用のデータを表す。
【0057】
次に、S120では、復調器42の選局チャンネルを、S110でメモリから読み込んだ復調CHに設定することで、復調器42に対し、変調ユニット20から出力されたテレビ信号を選局、復調させ、続くS130にて、トーン信号検出回路44からの検出信号に基づき、侵入センサ36にて、監視対象領域への人の侵入が検出されたか否かを判定する。
【0058】
このS130の処理は、侵入センサ36にて監視対象領域への人の侵入が検出されて、トーン信号検出回路44にてトーン信号発生回路26が発生したトーン信号が検出されるまで繰り返し実行され、侵入センサ36にて監視対象領域への人の侵入が検出されたと判断すると、S140に移行して、警報音発生装置47から警報音を発生させ、警報ランプ46を点灯する(又は点滅させる)ことにより警報出力を開始し、S150に移行する。
【0059】
そして、S150では、S110にてメモリから読み込んだ制御データD1に従い、リモコン送信部60を制御することにより、テレビ受像機14による監視画像の表示を開始させるか、或いは録画装置12による監視画像の録画を開始させる、表示/録画開始処理を実行する。
【0060】
またこのように、テレビ受像機14による監視画像の表示若しくは録画装置12による監視画像の録画を開始させると、S160に移行して、予め設定された報知時間が経過したか否かを判断することにより、報知時間が経過するのを待ち、160にて、報知時間が経過したと判断されると、S170に移行して、警報ランプ46を消灯することにより警報出力を停止する。
【0061】
そして、続くS180では、S110にてメモリから読み込んだ制御データD2に従い、リモコン送信部60を制御することにより、テレビ受像機14による監視画像の表示動作若しくは録画装置12による監視画像の録画動作を停止させて、テレビ受像機14又は録画装置12を元の動作状態に戻す表示/録画終了処理を実行し、当該監視処理を一旦終了する。
【0062】
次に、図3に示すリモコン操作学習処理は、上述の表示/録画開始処理(S150)及び表示/録画終了処理(S180)でリモコン送信部60を制御するのに用いられる制御データD1及びD2を、録画装置12やテレビ受像機14に付属のリモコン装置18を用いて使用者自らが設定するための処理である。
【0063】
そして、この処理が開始されると、まずS210にて、使用者に対して、録画装置12又はテレビ受像機14に監視画像の録画又は表示を開始させる際のリモコン操作を行うように促す操作案内を表示部66に表示する。
【0064】
すると、使用者は、リモコン装置18を実際に操作して、録画装置12又はテレビ受像機14に監視画像の録画又は表示を開始させる指令信号をリモコン受信部62に送信してくるので、続くS220では、リモコン受信部62からの受信信号(詳しくはリモコン装置18から指令信号として出力された赤外光の発生パターン)をサンプリングする。
【0065】
そして、続くS230では、使用者が操作部64を操作してリモコン操作の終了を指示してきたか否かを判断し、操作終了指示がなければ、受信信号のサンプリング動作を継続するために再度S220に移行し、操作終了指示があれば、S240に移行して、S220でサンプリングしたサンプリングデータ(指令信号の発生パターン)を、表示/録画開始処理実行時にリモコン送信部60から指令信号を送信させるための制御データD1としてメモリに記憶する。
【0066】
次に、続くS250では、使用者に対して、録画装置12又はテレビ受像機14に監視画像の録画又は表示を終了させる際のリモコン操作を行うように促す操作案内を表示部66に表示する。
【0067】
すると、使用者は、リモコン装置18を実際に操作して、録画装置12又はテレビ受像機14に監視画像の録画又は表示を終了させる指令信号をリモコン受信部62に送信してくるので、続くS260では、リモコン受信部62からの受信信号(指令信号の発生パターン)をサンプリングする。
【0068】
そして、続くS270では、使用者が操作部64を操作してリモコン操作の終了を指示してきたか否かを判断し、操作終了指示がなければ、受信信号のサンプリング動作を継続するために再度S260に移行し、操作終了指示があれば、S280に移行して、S260でサンプリングしたサンプリングデータ(指令信号の発生パターン)を、表示/録画終了処理実行時にリモコン送信部60から指令信号を送信させるための制御データD2としてメモリに記憶する。
【0069】
このように制御データD1、D2がメモリに記憶されると、今度は、S290にて、表示部66に動作確認要否の入力案内を表示することにより、使用者に対し、制御データD1、D2を用いて録画装置12又はテレビ受像機14を実際に制御する動作確認処理を実行するか否かを問い合わせる。
【0070】
そして、続くS300では、上記入力案内に従い使用者が操作部64を操作して動作確認を行うことを指示したか否かを判断し、動作確認を行うことが指示されていれば、S310に移行して、制御データD1、D2に従いリモコン送信部60を所定時間を空けて順に制御することで、リモコン送信部60から、表示/録画開始指令及び表示/録画終了指令を送信させる。この結果、使用者は、録画装置12又はテレビ受像機14の動作を確認することで、リモコン操作を正常に学習させることができたか否かを判断できる。
【0071】
このようにS310にてリモコン送信部60から表示/録画開始指令及び表示/録画終了指令を送信させるか、或いは、S300にて動作確認を行うことが指示されていないと判断されると、S320に移行して、表示部66に学習動作終了可否の入力案内を表示することにより、使用者に対し、制御データD1、D2の再設定を行うか或いは当該学習処理を終了するかを問い合わせる。
【0072】
そして、続くS330では、その入力案内に従い使用者が操作部64を操作して学習処理の終了を指示したか否かを判断し、学習処理の終了が指示されていれば、そのまま当該処理を終了し、逆に学習処理の終了が指示されていなければ、再度S210に移行して、上記一連の学習処理を再度実行する。
【0073】
以上説明したように、本実施形態の監視システムでは、変調ユニット20が、監視対象領域を撮像した映像信号と音声信号とからテレビ信号を常時生成し、その生成したテレビ信号を、テレビ放送受信システムの端末側に伝送するようにされているので、同軸ケーブル6を介してテレビ放送受信システムに接続されたテレビ受信装置であれば、その設置場所や時間に制限されることなく、監視対象領域の画像をいつでも表示若しくは録画することができる。
【0074】
また、侵入センサ36が監視対象領域への人の侵入を検出すると、変調ユニット20にて生成されるテレビ信号の音声にトーン信号が混入され、復調ユニット40は、そのトーン信号から監視対象領域への人の侵入を検出して、予め登録された制御データD1、D2を使って、録画装置12又はテレビ受像機14に監視画像を録画又は表示させる。このため、使用者は、監視対象領域に人が侵入した際に、テレビ受像機14に表示される監視画像、若しくは、録画装置12に録画された監視画像から、監視対象領域の状態を確認することができる。
【0075】
また、監視対象領域に人が侵入したときに監視画像をテレビ受像機14に表示させるか、或いは録画装置12に録画させるかは、これら各テレビ受信装置のリモコン装置18を使って制御データD1、D2を学習させることにより任意に設定できることから、使い勝手を向上できる。
【0076】
つまり、例えば、監視画像をテレビ受像機14に表示させる場合、テレビ受像機14の電源がオフ状態であれば、図4(1)に示すように、表示開始時には、テレビ受像機14の電源をオンして、その選局チャンネルを変調ユニットから出力されるテレビ信号の放送チャンネルに設定し、表示終了時には、選局チャンネルをテレビ放送の放送チャンネルに変更して、テレビ受像機14の電源をオフする必要があるが、テレビ受像機14の電源がオン状態であれば、図4(2)に示すように、表示開始時には、テレビ受像機14の選局チャンネルを変調ユニットから出力されるテレビ信号の放送チャンネルに変更し、表示終了時には、選局チャンネルをテレビ放送の放送チャンネルに変更するだけでよい。
【0077】
また、監視画像を録画装置12に録画させる場合にも、図4(3)又は(4)に示すように、録画装置12の電源がオン状態であるかオフ状態であるかによって、録画開始時及び録画終了時の操作が異なる。また、監視画像の録画又は表示を終了させたときの録画装置12又はテレビ受像機14の動作をどのようにすべきかは、使用者の好みによって大きく異なる。
【0078】
しかし本実施形態の復調ユニット40は、こうした一連の操作を、リモコン操作の学習動作によって、任意に設定できることから、使用者にとって極めて使い勝手のよい装置となり得る。
【0079】
なお、本実施形態においては、テレビカメラ34が本発明の撮像手段に相当し、トーン信号発生回路26が本発明の通知信号発生手段に相当し、変調器22が本発明の変調手段に相当し、復調器42が本発明の復調手段に相当し、トーン信号検出回路44が本発明の通知信号抽出手段に相当し、制御回路50が本発明の選局指令送信手段に相当する。
【0080】
以上本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定される者ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて種々の態様を採ることができる。
例えば、上記実施形態では、監視システムを構成する変調ユニット20は一つであるものとして説明したが、図5に示すように、異なる監視対象領域毎に設置した複数の変調ユニット20を混合器16を介して同軸ケーブルに接続するようにしてもよい。
【0081】
但し、この場合、各変調ユニット20において、CH設定スイッチ23を介して変調器22の変調チャンネルを設定する際、各変調ユニット20から出力されるテレビ信号の放送チャンネルが重なることのないように設定する必要がある。
【0082】
そして、この場合、復調ユニット40の制御回路50のメモリには、各変調ユニット20が出力するテレビ信号の放送チャンネルを復調器42の復調チャンネルとして記憶しておき、制御回路50側では、図2に示した監視処理を、その記憶した各復調チャンネル毎に、時分割で実行するように構成すればよい。
【0083】
また、この場合、各監視処理の実行時にリモコン送信部60から送信させる指令信号によって、テレビ受信装置(録画装置12又はテレビ受像機14)側で、復調器42の復調チャンネルに対応するテレビ信号が選局されるようにする必要があることから、図3に示したリモコン操作学習処理についても、各変調ユニット20毎に実行することで、各監視処理で用いる制御データD1,D2を、各変調ユニット20が出力するテレビ信号の放送チャンネルに対応させる必要はある。
【0084】
また次に、上記実施形態では、マイク32からの音声信号に混入させる通知信号には、トーン信号を用いるものとして説明したが、図5に示すように、変調ユニット20には、トーン信号発生回路26に代えて、所定のパルス列を発生するパルス列発生回路27を設けることで、音声信号にパルス信号を混入させるようにしてもよい。
【0085】
そして、この場合、図5に示すように、復調ユニット40には、トーン信号検出回路44に代えて、パルス列検出回路45を設け、このパルス列検出回路45では、復調器42で復調された音声信号の中から、パルス列発生回路27が発生したパルス列を検出するように構成すれば、制御回路50での監視処理を上記実施形態と同様に実行することができるようになる。
【0086】
なお、この場合、パルス列発生回路27が発生するパルス列の変動周期は、音声信号の周波数範囲内に設定する必要はある。
また、図5に示すように、変調ユニット20には、情報画像重畳手段として、現在の時刻や日付、監視対象領域の場所等を表す各種情報を監視情報として生成する監視情報発生回路37と、テレビカメラ34にて撮像された画像に監視情報が重なるように、テレビカメラ34にて入力された映像信号を加工する画像合成回路(所謂スーパーインポーズ回路)39とを設け、この画像合成回路39から出力される映像信号を変調器22に入力するようにしてもよい。
【0087】
そして、このようにすれば、テレビ受像機14に表示された監視画像又は録画装置12に録画された監視画像から、監視対象領域に不審者が侵入した日時や、不審者が侵入した監視対象領域を、簡単に把握することができることになり、この点でも監視システムの使い勝手を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0088】
【図1】実施形態の監視システムの全体構成を表すブロック図である。
【図2】実施形態の制御回路にて実行される監視処理を表すフローチャートである。
【図3】実施形態の制御回路にて実行されるリモコン操作学習処理を表すフローチャートである。
【図4】リモコン操作学習処理で学習させる操作内容の一例を表す説明図である。
【図5】監視システムの他の構成例を表すブロック図である。
【符号の説明】
【0089】
2…受信アンテナ、4…増幅器、6…同軸ケーブル、8…分配器、12…録画装置、14…テレビ受像機、16…混合器、18…リモコン装置、20…変調ユニット、22…混合器、22…変調器、23…CH設定スイッチ、24…単安定マルチバイブレータ、26…トーン信号発生回路、27…パルス列発生回路、28…電源分離フィルタ、29…電源回路、32…マイク、34…テレビカメラ、36…侵入センサ、37…監視情報発生回路、39…画像合成回路、40…復調ユニット、42…復調器、44…トーン信号検出回路、45…パルス列検出回路、46…警報ランプ、47…警報音発生装置、48…駆動回路、50…制御回路、52…電源プラグ、54…電源回路、56…電源分離フィルタ、60…リモコン送信部、62…リモコン受信部、64…操作部、66…表示部。
【出願人】 【識別番号】000113665
【氏名又は名称】マスプロ電工株式会社
【出願日】 平成18年8月10日(2006.8.10)
【代理人】 【識別番号】100120547
【弁理士】
【氏名又は名称】石原 啓策


【公開番号】 特開2008−47958(P2008−47958A)
【公開日】 平成20年2月28日(2008.2.28)
【出願番号】 特願2006−218687(P2006−218687)