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【発明の名称】 画像形成装置
【発明者】 【氏名】寺田 宏平

【要約】 【課題】設置スペースの削減、梱包性、デザイン性の改善等を図れる画像形成装置を提供することにある。

【構成】ケーシング2の上カバー部2Bには、コンタクトガラス11の長手方向がケーシング2の幅方向に沿う向きでスキャナユニット10が配され、このスキャナユニット10の前方に操作パネル14が配されている。一方、下カバー部2Aには、給紙カセット21の長手方向がケーシング2の奥行き方向とほぼ平行となる向きで記録ユニット20が配されている。ここで、給紙のための機構として反転機構を採用するとともに、給紙カセット21の後端壁26をスキャナユニット10の後端位置にほぼ揃う位置まで下げることで、最も長さをとり、外側に張り出しやすい給紙カセット21を、スキャナユニット10の奥行き長さL2+操作パネル14の奥行き長さL3の範囲に収めることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
原稿上の画像を読み取るための読取機構が、被記録媒体上に画像の記録を行うための記録機構を収容する筐体と堆積状態で配置される画像形成装置であって、
前記読取機構は、原稿が静止戴置される原稿戴置部の長手方向が前記筐体の幅方向に沿う向きで配されるとともに、この読取機構の前方には前記画像形成装置の操作を行わせるための操作部が配され、
前記記録機構は、被記録媒体がセットされるとともにその長手方向が前記筐体の幅方向と直交する奥行き方向とほぼ平行に配された媒体供給トレイと、この前記奥行き方向後端側に配されて前記被記録媒体を前記筐体の奥行き方向後端側から奥行き方向前端側に反転させる反転機構とを備え、
かつ、前記反転機構の後端位置と前記読取機構の後壁位置とが揃えられることで前記記録機構が前記読取機構の奥行き方向の長さと前記操作部の奥行き方向の長さとの合計の範囲内に収容されることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記反転機構に備えられ、前記被記録媒体の反転を案内する反転ガイドの後端位置が前記読取機構の後壁位置とほぼ一致することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記媒体給紙トレイの後端位置が前記読取機構の後壁位置とほぼ一致することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記反転機構は前記被記録媒体を下から上方向へ反転させるものであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、パーソナルコンピュータ等に接続してスキャナ、プリンタ、コピー機等として使用可能な画像形成装置として、例えば特許文献1に示されるものがある。この画像形成装置は、記録のためのプリンタユニットと、画像等を読み取るためのスキャナユニットとを備えている。
【0003】
プリンタユニット、およびスキャナユニットは、共に、A4サイズ程度の記録用紙、および原稿に対応可能な幅及び長さを必要とするため、占有空間を大きくとる。したがって、下側にプリンタユニットを配し、その上側にスキャナユニットを重ねる2段重ねの構造とすることによって、設置に必要なスペースをできるだけ小さくする工夫がなされている。
【特許文献1】特許第3397714号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、この種の画像形成装置の多くは、プリンタユニットに用紙を供給するための給紙機構の一部が筐体から張り出された構成とされている。このため、この張り出し分だけ設置スペースを大きく占有する、凹凸があるため出荷時の梱包に不便である、装置全体としてのデザイン性を損なう、等の問題があった。加えて、給紙トレイが筐体から大きく張り出されている場合には、トレイ上に用紙がむき出しでセットされることとなるため、この用紙に埃や汚れなどが付着するおそれがある。したがって、用紙を覆うためのトレイカバーを設けなければならず、装置がさらに嵩張ることとなってしまう。
【0005】
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、設置スペースの削減、梱包性、デザイン性の改善等を図れる画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するための請求項1の発明に係る画像形成装置は、原稿上の画像を読み取るための読取機構が、被記録媒体上に画像の記録を行うための記録機構を収容する筐体と堆積状態で配置される画像形成装置であって、前記読取機構は、原稿が静止戴置される原稿戴置部の長手方向が前記筐体の幅方向に沿う向きで配されるとともに、この読取機構の前方には前記画像形成装置の操作を行わせるための操作部が配され、前記記録機構は、被記録媒体がセットされるとともにその長手方向が前記筐体の幅方向と直交する奥行き方向とほぼ平行に配された媒体供給トレイと、この前記奥行き方向後端側に配されて前記被記録媒体を前記筐体の奥行き方向後端側から奥行き方向前端側に反転させる反転機構とを備え、かつ、前記反転機構の後端位置と前記読取機構の後壁位置とが揃えられることで前記記録機構が前記読取機構の奥行き方向の長さと前記操作部の奥行き方向の長さとの合計の範囲内に収容されることを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記反転機構に備えられ、前記被記録媒体の反転を案内する反転ガイドの後端位置が前記読取機構の後壁位置とほぼ一致することを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記媒体給紙トレイの後
端位置が前記読取機構の後壁位置とほぼ一致することを特徴とする。
【0009】
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置であって、前記反転機構は前記被記録媒体を下から上方向へ反転させるものであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1〜3の発明によれば、画像形成装置において、読取機構は、原稿戴置部の長手方向が筐体の幅方向に沿う向きで配されるとともに、この読取機構の前方には操作部が配されている。また、記録機構は、媒体供給トレイの長手方向が筐体の奥行き方向とほぼ平行となる向きで配されている。そして、反転機構の後端位置が読取機構の後壁位置に揃えられることで、記録機構が読取機構の奥行き長さと操作部の奥行き長さとの合計の範囲内に収容されている。
【0011】
このように、本発明の画像形成装置では、記録機構が読取機構+操作部の奥行きの範囲内に収まるように配されている。特に、給排紙のための機構として媒体反転タイプの機構を採用すると共に、反転機構の後端部を読取機構の後壁位置ぎりぎりの位置まで下げることで、最も長さをとり、外側に張り出しやすい媒体供給トレイを読取機構+操作部の奥行き長さ範囲に収めることができる。また、用紙が通過していく給紙経路の側縁位置と読取機構の側縁位置との間にある程度のスペースが確保されるため、ここに、媒体送りのための駆動機構、インク周りの部品等を適切に配置することができる。
【0012】
このようにすれば、読取機構+操作部の幅および奥行きの範囲の大きさをもつ角型の筐体内に必要な機構をすべて収めることができる。よって、出荷時の梱包がしやすく、また設置スペースが小さくてすむ。また、全体としてのデザイン性が損なわれることもない。
【0013】
加えて、筐体から媒体供給トレイが張り出していないため、被記録媒体に汚れや埃の付着が生じることを回避できる。このため、媒体供給トレイに汚れ防止用のカバーなどを設けることが必要でなくなり、このカバー分だけ装置のコンパクト化が図れる。
【0014】
請求項4の発明によれば、反転機構は前記被記録媒体を下から上方向へ反転させるものである。このような構成によれば、下側の往路(供給経路)と上側の復路(排出経路)との間の空間を利用して、媒体給紙トレイ上の記録媒体給紙するための給紙ローラやプラテン部材等を配置することができる。これにより、上下方向のコンパクト化が図れるから、設置スペースをさらに削減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の画像形成装置1を具体化した実施形態について、図1〜図8を参照しつつ詳細に説明する。
【0016】
図1には、本実施形態の画像形成装置1(以下、「装置1」略記することがある)を示す。この画像形成装置は、ファクシミリ機能、プリンタ機能、スキャナ機能等を備えた複合機である。この装置1は、本体ケーシング2(本発明の筐体に該当する)内に、画像を読み取るためのスキャナユニット10(本発明の読取機構に該当する)、記録を行うための記録ユニット20(本発明の記録機構に該当する)、およびこれらのスキャナユニット10、記録ユニット20等を操作するための操作パネル14(本発明の操作部に該当する)を備えている。
【0017】
ケーシング2は、全体として、上方から見て一辺がA4サイズの用紙の長手寸法よりも一回り大きな正方形をなす箱状に形成されている。このケーシング2は、角型の下カバー部2A、および、この下カバー部2Aの上面に覆い付けられる上カバー部2Bの2段に分
割形成されている。そして、上カバー部2B側にはスキャナユニット10が、下カバー部2Aには記録ユニット20が収納されることにより、スキャナユニット10と記録ユニット20とが積層状態で配置される。
【0018】
上カバー部2Bの上部に収納されるスキャナユニット10は、このスキャナユニット10の上面部に嵌め込まれたコンタクトガラス11(本発明の原稿戴置部に該当する)、およびこのコンタクトガラス11の下方に配されて画像を読み取るためのCIS15(Contact Image Sensor)を備えている。なお、コンタクトガラス11は、最大でA4サイズの原稿シート6を戴せることができる大きさとされている。
【0019】
このスキャナユニット10は、コンタクトガラス11の長手方向が装置1の幅方向に沿う向きで、上カバー部2Bの後方に寄せて配置されている。そして、コンタクトガラス11の上面側には、このコンタクトガラス11の全面を覆うとともに、原稿シート6を押さえる蓋板部12が設けられている。この蓋板部12は、上カバー部2Bの後端上縁に設けられた蓋側ヒンジ部13を介して上カバー部2Bに連結されており、これにより、蓋板部12がスキャナユニット10に対して開閉可能とされている。
【0020】
スキャナユニット10の前方には、操作パネル14が配されている。操作パネル14は、スキャナユニット10の前端縁とケーシング2の前端縁との間にちょうど収容可能な横長形状をなしており、その上面部には、電源のオン−オフや各機能の切り替え、画像の読取・記録条件の設定等の操作を行うためのボタンや液晶画面等が配置されている。
【0021】
この上カバー部2Bは、下カバー部2Aの両側壁部のうち一方(前方から見て左側)の側壁部の上縁に設けられたカバー側ヒンジ部(図示せず)を介して下カバー部2Aに連結されている。これにより、上カバー部2Bが下カバー部2Aに対して開閉可能とされている。
【0022】
一方、下カバー部2Aに収納される記録ユニット20は、用紙7(本発明の被記録媒体に該当する)がセットされる給紙カセット21、この給紙カセット21の上側に設けられたインクジェット方式の記録部30、給紙カセット21の奥端側に設置されて用紙7を下から上へ反転させつつ記録部30へ案内する反転ガイド40を備えている(図2〜図4参照)。
【0023】
給紙カセット21は、ほぼA4サイズ大の薄皿状に形成されており、上面側に最大でA4サイズの用紙7をセットできる矩形板状のプレート部22を備えている(図5参照)。このプレート部22の前半部には、左右両端に一対の固定側壁部23が前後方向に沿って設けられている。また、両固定側壁部23間には、プレート部22上にセットされた用紙7を上方から覆う用紙カバー24が架設されている。この用紙カバー24の上面部は、記録後の用紙7が排出される排紙トレイとなる。
【0024】
プレート部22の後半部には、用紙7の両側縁をガイドするための一対のサイドガイド25が、左右に互いに間隔を隔てて設けられている。両サイドガイド25は、プレート部22の上面に載せられた板状の支持部25Aと、この支持部25Aに対して垂直をなしかつ前後方向に沿った板状のガイド部25Bとを備えている。両サイドガイド25は、互いに給紙カセット21の幅方向中央から等しい距離を保つように連動しつつ、幅方向に往復されるようになっており、両ガイド部25B間の距離をセットされる用紙7の幅に合わせることで、用紙7を幅方向中央位置に位置決めすることができる。また、プレート部22の後端には、上方に向かって延設された後端壁26が全幅に渡って設けられている。
【0025】
下カバー部2Aには、その幅方向中央の下部に、前方に開口してこの下カバー部2Aの
後壁部3にまで達するプレート装着部4が設けられており、給紙カセット21は、その長手方向がケーシング2の奥行き方向に沿うようにしてこのプレート装着部4の下部に着脱可能に挿入される。給紙カセット21を、その後端壁26が下カバー部2Aの後壁部3に突き当たるまで押し込んだ時には、給紙カセット21の全体がプレート装着部4内に収容される。
【0026】
給紙カセット21の後端上方には、用紙7をUターンさせて後述の記録部30へ案内する反転ガイド40が全幅に渡って設けられている。この反転ガイド40は、外側弧状ガイド41、内側弧状ガイド43およびガイド板45により構成されている。
【0027】
給紙カセット21における後端壁26の前面側には、供給された用紙7を上向きに案内するガイド板45が全幅に渡って取り付けられている。このガイド板45は、鉛直方向からその上端がわずかに後方に傾けられた状態で後端壁26に立て掛けられるようにして固定されている。このガイド板45の幅方向中央部には、金属製の分離部材46が取り付けられている。この分離部材46は、薄板状に形成されて、上下方向に所定間隔で並列された複数枚の分離刃47を備えている。各分離刃47は、前方に向かって下るように傾斜されていると共に、その先端が若干ガイド板45の表面に突出されている。給紙カセット21から供給される用紙7は、その先端縁がこれら分離刃47の先端に引っ掛けられることによって1枚ずつに分離されつつ、ガイド板45の傾斜面に沿って上方へ案内される。
【0028】
このガイド板45の上方には、一対の弧状ガイド41、43が設けられている。外側弧状ガイド41は、ガイド板45の上端から上側に延びるとともに前方へと向きを変えつつ円弧状に形成された外側案内壁42を備えている。この外側弧状ガイド41は、給紙経路での紙詰まりを取り除くためのジャムカバーを兼ねるものであり、下カバー部2Aの後壁部3に設けられた横長矩形状の開口部5から着脱可能に取り付けられている。また、内側弧状ガイド43は、外側案内壁42の内側に用紙7が通過するための間隔を空けて配されるとともに、外側案内壁42と同じ曲率の円弧状に形成された内側案内壁44を備えている。この内側弧状ガイド43は、後述のフレーム31の後端部に取り付けられている。ガイド板45の傾斜面に沿って上方へ案内された用紙7は、両案内壁42、44の間を通って前方へUターンされる(図2中矢印で示す)。
【0029】
プレート装着部4の後部上方位置であって両弧状ガイド41、43の前方には、用紙7への記録を行う記録部30が設けられている。記録部30は、金属により横長に形成されたフレーム31を備えている。フレーム31は、給紙カセット21の幅よりも左右にやや長い略箱形に形成されており、その上部には、左右方向に伸びる一対のガイドプレート31A、31Bが、前後に並列して配されている。このガイドプレート31A、31B上には、記録ヘッドを備えたキャリッジ33が、両ガイドプレート31A、31B間に橋渡されるようにして装着されている。またフレーム31の内部であって両ガイドプレート31A、31Bの下方には、用紙7を下側から支持するプラテン部材34や紙送りローラ等(詳細には図示せず)が設けられている。また、フレーム31の両端部には、ここを通過する用紙7の幅から外れる位置に、詳細に図示はしないが、キャリッジ33や紙送りローラ等を駆動するための駆動部38、39、廃インクカートリッジ、記録ヘッドのメンテナンスを行うためのメンテナンスユニット、非記録時にキャリッジ33を待機させるための待機スペースなどが設けられている。さらに、フレーム31の下面側には、給紙カセット21上の用紙7を後方へ送るための給紙ローラ32Aを備えた給紙アーム32が設けられている。
【0030】
また、フレーム31の前部側であって給紙カセット21の側方には、インクカートリッジ35を収容したカートリッジホルダ36が配されている。カートリッジホルダ36には送液チューブ37が設けられており、この送液チューブ37はプレート装着部4の上部に
配索されてキャリッジ33に連結されている。インクはこの送液チューブ37を通ってインクカートリッジ35から記録ヘッドへ供給される。
【0031】
両弧状ガイド41、43に案内されてUターンした用紙7は、プラテン部材34上へ送られ、紙送りローラによって所定量ずつ前方へ送られる。これとともに、キャリッジ33が幅方向へ往復駆動され、記録ヘッドから所定のデータに基づいてインク滴が吐出される。これにより、用紙7上には、各種の画像が記録される。記録後の用紙7は、給紙カセット21における用紙カバー24上に排出される。
【0032】
以上のように本実施形態によれば、ケーシング2の上カバー部2Bには、コンタクトガラス11の長手方向がケーシング2の幅方向に沿う向きでスキャナユニット10が配され、このスキャナユニット10の前方に操作パネル14が配されている。一方、下カバー部2Aには、給紙カセット21の長手方向がケーシング2の奥行き方向とほぼ平行となる向きで記録ユニット20が配されている(図6〜図8参照)。
【0033】
ここで、給紙のための機構としては、用紙7が通過していく給紙経路が占めるスペースを給紙カセット21の幅W1及び長さL1の空間内にほぼ収めることのできる反転機構を採用している。そして、給紙カセット21は、その後端壁26が下カバー部2Aの後壁部3に突き当たるまで押し込むことができるようになっており、このとき、給紙カセット21の全体がケーシング2内のプレート装着部4に収容されるようになっている。言い換えれば、給紙カセット21の後端壁26をスキャナユニット10の後端位置にほぼ揃う位置まで下げることで、最も長さをとり、外側に張り出しやすい給紙カセット21を、スキャナユニット10の奥行き長さL2+操作パネル14の奥行き長さL3の範囲に収めることができる(図7参照)。
【0034】
また、スキャナユニット10は幅方向、給紙カセット21は奥行き方向に長手方向をとるように配置されているので、給紙経路が占めるスペースの側縁位置と、スキャナユニット10の側縁位置との間にはある程度のスペースが確保される。このため、ここに、駆動部38その他の部材を適切に配置することができる。
【0035】
このようにすれば、スキャナユニット10+操作パネル14の幅W2および奥行き長さL1+L2の範囲の大きさをもつ角型のケーシング2の内部に必要な機構をすべて収めることができる。よって、出荷時の梱包がしやすく、また設置スペースが小さくてすむ。また、全体としてのデザイン性が損なわれることもない。
【0036】
加えて、ケーシング2から給紙カセット21が張り出していないため、用紙7に汚れや埃の付着が生じることを回避できる。このため、給紙カセット21に汚れ防止用のカバー等を別途設けることが必要でなくなり、このカバー分だけ装置1のコンパクト化が図れる。
【0037】
加えて、反転機構は用紙7を下から上方向へ反転させるものである。このような構成によれば、下側の往路(供給経路)と上側の復路(排出経路)との間の空間を利用して、給紙ローラ32Aやプラテン部材34等を配置することができる。これにより、上下方向のコンパクト化が図れるから、装置1の設置スペースをさらに削減することができる。
【0038】
<他の実施形態>
本発明の技術的範囲は、上記した実施形態によって限定されるものではなく、例えば、次に記載するようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。その他、本発明の技術的範囲は、均等の範囲にまで及ぶものである。(1)上記実施形態では、反転機構は用紙7を下から上へ反転させるものであったが、上から下へ反転させるものであっても良い。(2)
上記実施形態では、スキャナユニット10および記録ユニット20は、最大でA4サイズの原稿および用紙に対応できるものであったが、対応可能な原稿・用紙のサイズについては上記実施形態に限定されるものではなく、例えばB4サイズ、A3サイズなど、用途に応じて適切に設定すればよい。(3)上記実施形態では、外側弧状ガイド41は紙詰まりを取り除くためのジャムカバーを兼ねるものであり、下カバー部2Aの開口部5から着脱可能に取り付けられていたが、反転ガイドはジャムカバーとは別体に設けられていてもよく、外部から取り外し不能に装着されていても構わない。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本実施形態の画像形成装置の斜視図
【図2】画像形成装置の側断面図
【図3】下カバー部の斜視図−1
【図4】下カバー部の斜視図−2
【図5】給紙プレートの斜視図
【図6】画像形成装置における各機構の配置を上面から見た概略図−1
【図7】画像形成装置における各機構の配置を上面から見た概略図−2
【図8】画像形成装置における各機構の配置を側面から見た概略図
【符号の説明】
【0040】
1…画像形成装置6…原稿シート10…スキャナユニット(読取機構)7…用紙(被記録媒体)20…記録ユニット(記録機構)2…ケーシング(筐体)11…コンタクトガラス(原稿戴置部)14…操作パネル(操作部)21…給紙カセット(媒体供給トレイ)40…反転ガイド(反転機構)
【出願人】 【識別番号】000005267
【氏名又は名称】ブラザー工業株式会社
【出願日】 平成19年10月5日(2007.10.5)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−35559(P2008−35559A)
【公開日】 平成20年2月14日(2008.2.14)
【出願番号】 特願2007−261702(P2007−261702)