| 【発明の名称】 |
色信号合成回路 |
| 【発明者】 |
【氏名】佐々木 元
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| 【要約】 |
【課題】回路規模、コストを増大させることなく、多色信号を生成、合成するための回路を提供することを課題とする。
【構成】OSDデータYDは、色指定信号Asと混合率指定信号T2を含む。色指定信号Asによって色レジスタ番号が指定されると、色記憶部41aは該当する色信号を出力する。そして、色記憶部41aから出力された色信号と、画像データXDとは、OSDデータYDの混合率指定信号T2に従って合成処理される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 第1映像デジタル信号と第2映像デジタル信号とを合成する回路であって、入力される第2映像デジタル信号は、色を指定する色指定信号と、混合比率を指定する信号(以下、混合率指定信号とする。)とを含むものであり、 a) 前記色指定信号によって指定可能な色の種類に対応した色信号を色信号蓄積手段に蓄積し、前記映像デジタル信号に含まれる前記色指定信号を入力した際、対応する色信号を出力する手段と、 b) 前記混合率指定信号に基づいて、前記第1映像デジタル信号で表現される色と前記色信号で表現される色とを合成した合成色信号を出力する手段と、を備えることを特徴とする色信号合成回路。 【請求項2】 請求項1に記載の色信号合成回路において、前記色信号蓄積手段は、さらに、前記第1映像デジタル信号と前記第2映像デジタル信号の混合比率を各色信号ごとに決定するための信号(以下、混合率決定信号とする。)を蓄積しており、前記色信号合成回路は、さらに、 c) 前記色指定信号と前記混合率指定信号とを含む長bit信号として前記第2映像デジタル信号を入力する場合と、前記色指定信号のみからなる短bit信号として前記第2映像デジタル信号を入力する場合とを指定する指定手段と、 d) 前記指定手段の指定に応じた処理を行う手段、すなわち、 d-1) 前記長bit信号を入力した場合は、請求項1記載の一連の処理を実行することにより、前記混合率指定信号に基づいて、前記第1映像デジタル信号で表現される色と前記色信号で表現される色とを合成した合成色信号を出力し、 d-2) 前記短bit信号を入力した場合は、前記手段a)により前記色指定信号に対応した色信号を取得するとともに、前記混合率決定信号に基づいて、前記第1映像デジタル信号で表現される色と前記手段a)より取得した色信号とを合成した合成色信号を出力する手段と、 を備えることを特徴とする色信号合成回路。 【請求項3】 請求項2に記載の色信号合成回路において、前記色信号蓄積手段は、Y信号、Cb信号、Cr信号を前記色信号として蓄積するものであり、前記特定成分信号がY信号であることを特徴とする色信号合成回路。 【請求項4】 請求項2に記載の色信号合成回路において、前記色信号蓄積手段は、Y信号、Cb信号、Cr信号、前記混合率決定信号を蓄積するものであり、前記特定成分信号がY信号であることを特徴とする色信号合成回路。 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の色信号合成回路において、前記第1映像デジタル信号がデジタルカメラによって撮影された撮影映像信号であり、前記第2映像デジタル信号が前記撮影映像信号に重ねて表示させる付帯情報信号であることを特徴とする色信号合成回路。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、色信号の生成および合成回路に関する。 【背景技術】 【0002】 たとえばデジタルカメラにおいては、撮影した映像がモニタに表示されるとともに、その映像に重ねるようにして、撮影日付、時刻、カウンターなどの文字情報が表示される。また、所定のボタン操作を行うことにより、各種のメニューが撮影映像に重ねて表示される。このようにして撮影映像等に重ねて表示されるデータをOSD(On screen display)データと呼ぶ。 【0003】 撮影映像に重ねて表示される文字情報等の映像は、最近では多色が用いられている。これにより、表示させる情報の内容によって色を変化させることや、グラデーション表示を行うなど、GUIの向上を図ることが可能である。 【0004】 また、重ね合わせ映像を表示する注目画素について、文字情報等を表示する色と撮影映像に基づいて表示すべき色とを所定の混合比率で混合することにより透過性のある重ね合わせ表示を行うことを可能としている。これにより、多色表示と合わせてモニタ上の表示に様々な変化を加えることが可能である。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 しかしながら、重ね合わせ表示に様々な色を使用するためには、それら色情報を蓄積するための記憶容量を多く必要とするという問題がある。特に、コンパクト化と省コスト化が進んでいるデジタルカメラやデジタルムービーなどの電子機器においては、この問題は重要である。 【0006】 図7ないし図9は、従来から実施されている色信号合成回路の回路図である。図7は、重ね合わせ表示を16色で行うことを可能とする色信号の合成回路図であり、図8、図9は、重ね合わせ表示を256色で行うことを可能とする色信号の合成回路図である。なお、これら回路の処理の流れ、回路の細部の説明は、本発明の実施の形態における説明と重複するので、ここでは説明を省略する。 【0007】 重ね合わせ表示に1画素あたり4bitのデータを使用する16色対応(図7)では、色記憶部141は、16個の色レジスタ(色レジスタ0〜15)を保有することになるが、1画素あたり8bitのデータを使用する256色対応(図8)では、色記憶部151は、256個の色レジスタ(色レジスタ0〜255)を保有することなる。このため、色数を多くするにしたがって、回路規模が増大し、コストの増大、消費電力の増大を招くという問題がある。 【0008】 また、図9では、色記憶部161としてSRAMを採用したものである。この場合には、図8で示したように256個の色レジスタを保有するよりは回路規模をコンパクトにできるが、コストが増大するという問題がある。 【0009】 そこで、本発明は前記問題点に鑑み、回路規模を増大させることなく、モニタ上に多色で重ね合わせ表示を行うことを可能とする信号合成技術を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0010】 上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、第1映像デジタル信号と第2映像デジタル信号とを合成する回路であって、入力される第2映像デジタル信号は、色を指定する色指定信号と、混合比率を指定する信号(以下、混合率指定信号とする。)とを含むものであり、a)前記色指定信号によって指定可能な色の種類に対応した色信号を色信号蓄積手段に蓄積し、前記映像デジタル信号に含まれる前記色指定信号を入力した際、対応する色信号を出力する手段と、b)前記混合率指定信号に基づいて、前記第1映像デジタル信号で表現される色と前記色信号で表現される色とを合成した合成色信号を出力する手段と、を備えることを特徴とする。 【0011】 請求項2記載の発明は、請求項1に記載の色信号合成回路において、前記色信号蓄積手段は、さらに、前記第1映像デジタル信号と前記第2映像デジタル信号の混合比率を各色信号ごとに決定するための信号(以下、混合率決定信号とする。)を蓄積しており、前記色信号合成回路は、さらに、c)前記色指定信号と前記混合率指定信号とを含む長bit信号として前記第2映像デジタル信号を入力する場合と、前記色指定信号のみからなる短bit信号として前記第2映像デジタル信号を入力する場合とを指定する指定手段と、d)前記指定手段の指定に応じた処理を行う手段、すなわち、d-1)前記長bit信号を入力した場合は、請求項1記載の一連の処理を実行することにより、前記混合率指定信号に基づいて、前記第1映像デジタル信号で表現される色と前記色信号で表現される色とを合成した合成色信号を出力し、d-2)前記短bit信号を入力した場合は、前記手段a)により前記色指定信号に対応した色信号を取得するとともに、前記混合率決定信号に基づいて、前記第1映像デジタル信号で表現される色と前記手段a)より取得した色信号とを合成した合成色信号を出力する手段と、を備えることを特徴とする。 【0012】 請求項3記載の発明は、請求項2に記載の色信号合成回路において、前記色信号蓄積手段は、Y信号、Cb信号、Cr信号を前記色信号として蓄積するものであり、前記特定成分信号がY信号であることを特徴とする。 【0013】 請求項4記載の発明は、請求項2に記載の色信号合成回路において、前記色信号蓄積手段は、Y信号、Cb信号、Cr信号、前記混合率決定信号を蓄積するものであり、前記特定成分信号がY信号であることを特徴とする。 【0014】 請求項5記載の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の色信号合成回路において、前記第1映像デジタル信号がデジタルカメラによって撮影された撮影映像信号であり、前記第2映像デジタル信号が前記撮影映像信号に重ねて表示させる付帯情報信号であることを特徴とする。 【発明の効果】 【0015】 以上説明したように、請求項1記載の発明では、第2映像デジタル信号に混合比率を指定する信号を含ませることにより、第1映像デジタル信号との透過度を変調して、表現力の豊かな合成表示を行うことが可能となる。 【0016】 請求項2記載の発明では、入力信号である第2映像デジタル信号自身によって合成処理の透過度を設定するという選択と、第2映像デジタル信号のbit数を削減するという選択を可能とすることにより、用途に応じた利便性の高い構成とすることができる。 【0017】 請求項3記載の発明では、色信号蓄積手段に蓄積される色信号はY,Cb,Cr信号であり、Y信号を特定成分信号として変化させるので、適用範囲の広い構成となる。 【0018】 請求項4記載の発明では、色信号蓄積手段に蓄積される色信号はY,Cb,Cr信号および混合率決定信号であり、Y信号を特定成分信号として変化させるので、適用範囲の広い構成となる。 【0019】 請求項5記載の発明では、色合成回路をデジタルカメラに適用させることにより、撮影映像と文字情報等の重ね合わせ表示に適用可能である。 【発明を実施するための最良の形態】 【0020】 以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態1〜5にかかる色信号合成回路4を含む色処理装置1の機能ブロック図である。 【0021】 色処理装置1は、色信号の入力および前処理を行う画像入力部2と、画像入力部2において処理された色信号を記憶する記憶部3と、記憶部3に記憶された画像データXDとOSDデータYDとを合成処理する色信号合成回路4と、色信号合成回路4の出力信号を表示させる表示部5とを含んでいる。 【0022】 記憶部3は、たとえば、SDRAM等の半導体メモリであり、表示部5は、たとえば、液晶モニタで構成される。 【0023】 色処理装置1は、たとえば、デジタルカメラに組み込まれる。この場合、画像入力部2において入力される画像データXDは、デジタルカメラで撮影された撮影映像のデータであり、OSDデータYDは、画像データXDに重ねて表示される文字情報等を表示するための映像データである。 【0024】 {実施の形態1} 次に、本発明の実施の形態1について説明する。図2は実施の形態1にかかる色信号合成回路4の機能ブロック図である。 【0025】 この回路は、24bitの画像データXDと8bitのOSDデータYDとを入力する。OSDデータYDの下位4bitは、重ね合わせ表示に使用する基本となる色を指定する色指定信号Asであり、上位4bitは、輝度信号Yに作用することで、基本となる色に変化を加えるための色変化信号Exである。 【0026】 また、色信号合成回路4は、16個の色レジスタ0〜15からなる色記憶部41を備えている。また、色記憶部41はセレクタとしての機能を備え、色指定信号Asによっていずれかの色レジスタ番号が指定されると、対応する色の信号を出力する機能も備える。 【0027】 各色レジスタには、28bitのデータが記憶されており、これらの内訳は、色分解成分の信号としてのY値、Cb値、Cr値がそれぞれ8bit含まれ、また、画像データXDとOSDデータYDとを混合するための比率(透過度と考えても良い。)を決定する混合率決定信号T1が4bit含まれている。 【0028】 本実施の形態においては、色レジスタのフォーマットは以下の通りである:0〜 7bit : Y値8〜15bit : Cb値16〜23bit : Cr値24〜27bit : T1従って、下位24bitで色成分を構成していることになる。 【0029】 また、本実施の形態において、混合率決定信号T1は0〜8までの9段階の値を設定するようにしている。この値が0に設定されている場合には、当該画素については、100%画像データXDを表示させる。この値が1,2・・・7に設定されている場合には、それぞれOSDデータYDを1/8,2/8・・・7/8の割合で混合させる。そして、この値に8が設定されている場合には、100%OSDデータYDを表示させるのである。 【0030】 色指定信号Asによってレジスタ番号が指定され、色記憶部41から指定された色レジスタの色信号が出力されると、これらの信号が、輝度信号Yと、輝度信号を除く他の信号Cb,Cr,T1に分岐される。 【0031】 そして、輝度信号Yは、演算器42において、OSDデータYDの上位4bitである色変化信号Exと乗算される。これによって、色記憶部41から出力された色の輝度成分に変化が加えられることになる。そして、OSDデータYDの上位4bitを乗算させるので、輝度成分は最大16パターンに変化させることが可能である。 【0032】 演算器42において輝度成分のbit数が4bit分大きくなるが、演算器43においては、1/8倍、つまり、3bit右にシフト計算を行いリミッターをかけながら最上位1bitを切り捨てるとともに、下位3bitの切り捨て演算を行ってbit数を調整する。この際、計4bitの切り捨てによっても輝度成分の16パターンの変化が確保されるように、色変化信号Exを決定するようにしておけばよい。 【0033】 そして、輝度成分に変化が加えられbitを調整された信号(この信号を以下、Y変化信号と呼ぶ。)が再び、他の信号(Cb信号、Cr信号、混合率決定信号T1)と合流する。 【0034】 次に、合流した信号から混合率決定信号T1が、それ以外の信号と分岐される。それ以外の信号、つまり、Y変化信号、Cb信号、Cr信号は、演算器46に入力される。一方、混合率決定信号T1は、2方向に分岐され、一方は、演算器46に入力され、他方は、演算器44に入力される。 【0035】 演算器44は、画像データXD側の混合比率を算出するための信号である。前述の如く、混合率決定信号T1は、0から8までの値をとり得るので、演算器44では、8から混合率決定信号T1で指定される値を減算することにより、画像データXD側の混合比率を算出する。 【0036】 そして、演算器45においては、入力された画像データXDの各色成分には、演算器44で算出された混合比率が乗算される。一方、演算器46においては、色記憶部41から出力されたY変化信号、Cb信号、Cr信号に対して混合率決定信号T1が乗算される。 【0037】 ここでは、説明を簡単にしたが、実際には、混合率決定信号T1がXの値を示している場合には、演算器46では、各信号値にX/8が乗算され、演算器45では、各信号値に(8−X)/8が乗算されることなる。 【0038】 最後に、加算器47において、乗算器45および乗算器46の出力のそれぞれの同じ色分解成分の信号が加算されて合成色信号が出力される。 【0039】 出力された合成色信号は、Y,Cb,Crそれぞれ8bitの信号であり、表示部5において、合成映像が表示されることになる。 【0040】 このように、本実施の形態においては、色記憶部41の備える色レジスタは16個であるが、OSDデータYDの上位4bitで構成される色変化信号Exを利用することにより、輝度成分に16パターンの変調を与え、結果的に256色の色パレットを用意していることと同等となる。つまり、従来の回路においては、16色しか保有することのできなかった回路構成によって256色対応を実現しているので、回路規模の縮小と省コストが実現するのである。 【0041】 {実施の形態2} 次に、図3を参照しながら実施の形態2について説明する。実施の形態2についての回路の基本構成は、実施の形態1と略同様である。したがって、実施の形態1と同様の構成については、説明を省略する。 【0042】 実施の形態2においては、入力されるOSDデータYDのbit数は、8bitと4bitの2つのパターンが選択可能とされている。8bitのOSDデータYDは、実施の形態1と同様に、上位4bitが輝度信号に変化を与える色変化信号Exであり、下位4bitが色を指定する色指定信号Asである。これに対して、4bitのOSDデータYDは、色を指定する色指定信号Asのみを含んでいる。 【0043】 また、この実施の形態においては、入力されるOSDデータYDを切り替えるための2個のセレクタ52,53と、各セレクタ52,53に、選択情報を送出する選択指示部51とを備えている。 【0044】 選択指示部51においては、8bitのOSDデータYDを選択する場合には、「1」がセットされ、4bitのOSDデータYDを選択する場合には、「0」がセットされる。選択指示部51は、図示せぬ制御部(CPU等、全体を制御する機能部)からの指示にしたがって選択情報をセットし、各セレクタ52,53に選択情報を送出する。 【0045】 そして、各セレクタ52,53に「1」がセットされた場合の回路の動作は、実施の形態1と同様である。 【0046】 次に、各セレクタ52,53に「0」がセットされた場合の回路の動作について、説明する。 【0047】 この場合にも、実施の形態1と同様に、OSDデータYD全体で構成される色指定信号Asによって色レジスタが指定され、28bitの色信号が出力される。さらに、同様に、色信号からY信号が分離され演算器42に入力されセレクタ52からの出力と乗算される。ここで、セレクタ52は、選択情報が「0」の場合には、Y信号を8倍、つまり、3bit左にシフトさせるための値を出力するため、演算器42においてY信号は3bit左にシフトされる。そして、演算器43においては、右に3bitシフトさせる演算が行われるため、Y信号は、変化することなくそのまま出力されることになる。 【0048】 そして、再び、Cb信号、Cr信号とY信号とが合流し、その後は、実施の形態1と同様の処理が行われる。ただし、この場合(OSDデータYDが4bitの場合)には、Y信号が変調されていないので、色記憶部41に蓄積された16色のみを重ね合わせ表示用の色として使用することが可能である。 【0049】 このように実施の形態2は、16個の色レジスタを備える1つの色記憶部41を備える構成において、入力するOSDデータYDを4bitと8bitで切り替えることにより、8bitのOSDデータYDを入力した場合には、256色の重ね合わせ表示を行い、4bitのOSDデータYDを入力した場合には、16色の重ね合わせ表示を行うことが可能である。したがって、この色合成回路4が組み込まれる電子機器等において、入力データのサイズを大きくして多くの色を利用するか、もしくは、色はある程度少なくてもよいのであれば入力データのサイズを小さくする、といった用途に応じた設計を行うことが可能である。 【0050】 {実施の形態3} 次に、図4を参照しながら実施の形態3について説明する。実施の形態3においては、入力されるOSDデータYDは8bitであり、その上位4bitは、画像データXDとOSDデータYDとの混合比率を指定する混合率指定信号T2であり、下位4bitは、基本となる色を指定する色指定信号Asである。 【0051】 色記憶部41aは、16個の色レジスタを備えている。各色レジスタ0〜15は、Y信号、Cb信号、Cr信号をそれぞれ8bit、全体で24bitのデータを蓄積している。 【0052】 本実施の形態においては、色レジスタのフォーマットは以下の通りである:0〜 7bit : Y値8〜15bit : Cb値16〜23bit : Cr値従って、実施の形態1,2とは異なり、混合率決定信号T1は含まれず、色成分の信号のみを含んでいる。 【0053】 色記憶部41aは、セレクタとしての機能を備え、色指定信号Asによって指定された色レジスタ番号から色信号を出力する機能も備える。出力された色信号は演算器46に入力される。 【0054】 混合率指定信号T2は2方向に分岐され、一方は、演算器46に入力される。他方は、演算器44に入力され、画像データXD側の混合比率が算出される。算出された混合比率は演算器45に入力される。この後は、実施の形態1と同様に、画像データXD、OSDデータYDにそれぞれ混合比率が乗算されたのち、演算器47において加算されて出力される。 【0055】 このように、実施の形態3は、色レジスタの個数を増やすことなく、入力するOSDデータYD内に混合比率を指定する信号を含ませることにより、画素ごとに表現できる透過率を変調させることが可能である。したがって、従来の16色対応の回路と比べて回路規模は同じであっても、より表現力のある情報表示を行うことが可能である。 【0056】 {実施の形態4} 次に、図5を参照しながら実施の形態4について説明する。実施の形態4は、実施の形態3を拡張させた実施の形態であり、入力するOSDデータYDは、8bitと4bitで切り替え可能である。 【0057】 8bitのOSDデータYDは、上位4bitが画像データXDとOSDデータYDの混合比率を指定するための混合率指定信号T2であり、下位4bitが基本となる色を指定するための色指定信号Asである。4bitのOSDデータYDは、基本となる色を指定する色指定信号Asのみからなるデータである。 【0058】 また、この実施の形態においては、入力されるOSDデータYDを切り替えるためのセレクタ53と、セレクタ53に選択情報を送出する選択指示部51と、混合比率に採用する信号を選択するセレクタ62と、セレクタ62に選択情報を送出する選択指示部61とを備えている。 【0059】 選択指示部51においては、8bitのOSDデータYDを選択する場合には、「1」がセットされ、4bitのOSDデータYDを選択する場合には、「0」がセットされる。 【0060】 選択指示部61においては、混合率指定信号T2を選択する場合には、「1」がセットされ、混合率決定信号T1を選択する場合には、「0」がセットされる。 【0061】 セレクタ53に「1」がセットされ、セレクタ62に「1」がセットされた場合の回路の動作は、実施の形態3と略同様である。ただし、色記憶部41においては実施の形態3と異なり混合率決定信号T1を含む28bitの色信号が出力されるが、このうち混合率決定信号T1は利用されることはなく、OSDデータYD内の混合率指定信号T2を用いて合成処理が行われる。 【0062】 次に、セレクタ53に「0」がセットされ、セレクタ62に「0」がセットされた場合の回路の動作について、説明する。 【0063】 この場合には、4bitのOSDデータYD全体で構成される色指定信号Asによって色レジスタが指定され、28bitの色信号が出力される。次に、色信号からT1信号が分離されセレクタ62に入力される。ここで、セレクタ62には、「0」がセットされているので、T1信号を出力する。 【0064】 出力されたT1信号の一方は、演算器46に入力され、他方は、演算器44において画像データXD側の混合比率が算出されて、当該算出値が演算器45に入力される。そして、演算器45,46において、それぞれの混合比率が乗算された後、演算器47において各色分解成分の信号が加算されて合成信号が出力される。 【0065】 このように実施の形態4は、16個の色レジスタを備える1つの色記憶部41を備える構成において、入力するOSDデータYDを4bitと8bitで切り替えることにより、8bitのOSDデータYDを入力した場合には、OSDデータYD内に含まれる混合率指定信号T2を用いて重ね合わせ表示の透過率を変調し、4bitのOSDデータYDを入力した場合には、色記憶部41内に蓄積されている混合比率に従った色合成処理を行うのである。したがって、この色合成回路4が組み込まれる電子機器等において、入力データのサイズを大きくすることにより、入力データによって透過度を自由に変調させるのか、もしくは、透過率は色レジスタ内の固定値を利用する代わりに入力データのサイズを小さくしてメモリを節約する、といった用途に応じた設計を行うことが可能である。 【0066】 {実施の形態5} 実施の形態5は、これまで説明した実施の形態1〜4を包含する実施の形態である。 【0067】 この実施の形態においては、入力するOSDデータYDは以下に示す3種類である: (1)上位4bit色変化信号Ex ;下位4bit色指定信号As (2)上位4bit混合率指定信号T2 ;下位4bit色指定信号As (3)4bit色指定信号Asのみ つまり、(1)、(2)は全体で8bit、(3)は全体で4bitのOSDデータである。 【0068】 また、本実施の形態の色信号合成回路4は、3つのセレクタ52,53,62と、セレクタ52,53に選択情報を設定するための選択指示部51と、セレクタ62に選択情報を設定するための選択指示部61とを備えている。 【0069】 なお、選択指示部61とセレクタ52とは、インバータ63およびAND回路64を介して接続され、選択指示部51とセレクタ52とはAND回路64を介して接続されている。したがって、選択指示部51に「1」がセットされ、選択指示部61に「0」がセットされた場合には、セレクタ52には選択情報「1」が送出されるが、その他の場合はセレクタ52に選択情報「0」が送出される。 【0070】 以下、入力OSDデータYDが、上記(1)、(2)、(3)のそれぞれの場合に分けて、色合成回路4の動作について説明する。 【0071】 <1.OSDデータが(1)の場合> 選択指示部51には「1」、選択指示部61には「0」がセットされる。したがって、セレクタ52,53,62には、それぞれ選択情報「1」、「1」、「0」が送出される。 【0072】 この場合には、実施の形態1と同様の動作をする。つまり、OSDデータYDは、色指定信号Asによって基本となる色を指定するとともに、色変化信号Exによって、当該基本となる色の輝度成分を変調する。そして、色レジスタに蓄積されていた混合率決定信号T1を利用して、画像データXDとOSDデータYDの合成処理が行われる。 【0073】 <2.OSDデータが(2)の場合> 選択指示部51には「1」、選択指示部61には「1」がセットされる。したがって、セレクタ52,53,62には、それぞれ選択情報「0」、「1」、「1」が送出される。 【0074】 この場合には、実施の形態3と同様の動作をする。つまり、OSDデータYDの色指定信号Asによって重ね合わせ表示を行う色を指定し、OSDデータYDに含まれている混合率指定信号T2によって、重ね合わせ表示の透過度を変調するのである。ただし、実施の形態3とは異なり色記憶部41から出力される色信号にはT1信号が含まれるが、当該T1信号は利用されない。 【0075】 <3.OSDデータが(3)の場合> 選択指示部51には「0」、選択指示部61には「0」がセットされる。したがって、セレクタ52,53,62には、それぞれ選択情報「0」、「0」、「0」が送出される。 【0076】 この場合には、実施の形態2と実施の形態4において、4bitのOSDデータYDが入力された場合と同様の動作をする。つまり、OSDデータYDは色指定信号Asのみからなり、OSDデータYDによっては、輝度成分の変調や透過度の変調は行われず、色記憶部41に蓄積されていた混合率決定信号T1に基づいて透過度が決定される。したがって、このモードの場合には、図7で示した従来の合成回路と同様の動作をすることになる。 【0077】 このように実施の形態5においては、様々な用途に応じて合成表示のモードを切り替えて使用することが可能である。256色の鮮やかな情報表示を行いたい場合や、細やかな透過度の設定によりグラデーション表示を行いたい場合などには、OSDデータYDとして8bitのデータを使用すればよいし、メモリを節約したい場合いは、OSDデータYDを4bitとして従来の回路と同様の動作をさせることも可能である。 【0078】 以上、説明した実施の形態1〜5については、画像データXDとOSDデータYDを合成する色信号合成回路として説明したが、色合成回路中の画像データXDとの混合処理を除けば、入力したOSDデータYDに基づいて色を生成する色信号生成回路として独立して他の用途にも適用可能である。 【0079】 {変形例} 上記各実施の形態においては、16色の色レジスタを備えながら輝度成分を変調することにより重ね合わせ表示の色数を256色に増色させるようにした。しかし、OSDデータYDのbit数をさらに拡大できるのであれば、色変化信号Exのbit数を増やすことによって輝度成分の変調パターンをさらに増加させることが可能である。 【0080】 同様に、OSDデータYDのbit数を拡大できるのであれば、混合率指定信号T2のbit数を増やすことによって透過度の変調パターンをさらに増加させることが可能である。 【0081】 上記各実施の形態においては、Cb,Cr,Y信号のうち、輝度成分であるY信号を変調させるようにしているが、他の色分解成分Cb,Cr信号を変調させるようにしてもよい。 【0082】 また、上記各実施の形態においては、色空間としてY,Cb,Cr空間を例に説明したが、他の色空間(RGB系、XYZ系)においても本発明の色信号合成回路は適用可能である。 【図面の簡単な説明】 【0083】 【図1】本発明にかかる色信号合成回路を利用した画像処理回路の全体図である。 【図2】実施の形態1にかかる色信号合成回路を示す図である。 【図3】実施の形態2にかかる色信号合成回路を示す図である。 【図4】実施の形態3にかかる色信号合成回路を示す図である。 【図5】実施の形態4にかかる色信号合成回路を示す図である。 【図6】実施の形態5にかかる色信号合成回路を示す図である。 【図7】色信号合成回路の第1の従来例を示す図である。 【図8】色信号合成回路の第2の従来例を示す図である。 【図9】色信号合成回路の第3の従来例を示す図である。 【符号の説明】 【0084】 4 色信号合成回路 41 色記憶部 As 色指定信号 Ex 色変化信号 T1 混合率決定信号 T2 混合率指定信号 XD 画像データ YD OSDデータ
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| 【出願人】 |
【識別番号】591128453 【氏名又は名称】株式会社メガチップス
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| 【出願日】 |
平成19年8月27日(2007.8.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100088672 【弁理士】 【氏名又は名称】吉竹 英俊
【識別番号】100088845 【弁理士】 【氏名又は名称】有田 貴弘
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| 【公開番号】 |
特開2008−35530(P2008−35530A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月14日(2008.2.14) |
| 【出願番号】 |
特願2007−219483(P2007−219483) |
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