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【発明の名称】 画像データ提供装置、画像表示装置、画像表示システム、画像データ提供装置の制御方法、画像表示装置の制御方法、制御プログラム、および、記録媒体
【発明者】 【氏名】平田 真章

【氏名】仁田 壮一

【氏名】首藤 達生

【氏名】梅本 あずさ

【氏名】江夏 彩

【氏名】高橋 雅史

【氏名】木下 拓也

【氏名】樫東 清貴

【氏名】土居 克良

【氏名】松山 哲也

【要約】 【課題】画像表示装置に表示すべき表示対象データについてのステータス情報を、画像表示装置に供給して画像表示装置のユーザの利便性を向上させる。

【構成】本発明に係るアルバム管理サーバ1は、テレビ2に表示させる表示対象データの提供を要求する表示用データ要求メッセージ6から、要求された表示対象データの表示対象IDを取得する表示対象ID取得部21と、上記表示対象IDによって特定される表示対象データの状態を判定するステータス判定部30と、判定された上記表示対象データの状態をテレビ2に表示するためのステータス情報を生成するステータス情報抽出部42と、生成されたステータス情報の、テレビ2における配置を規定する表示制御情報を生成する表示制御情報生成部44とを備えている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像表示装置に表示させる表示対象データの提供を要求する表示対象要求メッセージから、要求された表示対象データの識別情報を取得する識別情報取得手段と、
表示対象情報記憶部に記憶された、上記識別情報取得手段が取得した識別情報によって特定される表示対象データの状態を判定するステータス判定手段と、
上記ステータス判定手段が判定した上記表示対象データの状態を上記画像表示装置に表示するためのステータス情報を生成するステータス情報生成手段と、
上記ステータス情報生成手段が生成したステータス情報の、上記画像表示装置における配置を規定する表示制御情報を生成する表示制御情報生成手段とを備えていることを特徴とする画像データ提供装置。
【請求項2】
上記表示対象情報記憶部には、上記表示対象データに関する表示対象情報が上記表示対象データの識別情報に関連付けて記憶されており、
上記ステータス判定手段は、上記識別情報取得手段が取得した識別情報によって特定された表示対象データの識別情報に関連付けられている表示対象情報に基づき、当該表示対象データが提供可能な状態であるか否かおよび提供不可能な状態であればその内容を判定し、
上記ステータス情報生成手段は、上記ステータス判定手段が、上記表示対象データが提供不可能な状態であると判定した場合に、当該表示対象データの提供不可能な状態の内容を示すステータス情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像データ提供装置。
【請求項3】
上記表示対象データは、1または複数の画像からなるアルバムであり、上記識別情報によって、アルバムを識別可能であって、
上記表示対象情報記憶部には、上記表示対象情報として、上記アルバムが含む画像の有無を示す画像有無情報が上記識別情報に関連付けて記憶されており、
上記ステータス判定手段は、上記識別情報取得手段が取得した識別情報によって特定されたアルバムの画像有無情報が、当該アルバムが画像を含んでいない状態であることを示している場合に、当該アルバムが提供不可能な状態であると判定することを特徴とする請求項2に記載の画像データ提供装置。
【請求項4】
上記表示対象データは、アルバムに含まれる画像であり、上記識別情報によって、アルバムおよび該アルバムに含まれる画像を識別可能であって、
上記表示対象情報記憶部には、上記表示対象情報として、上記画像に関する画像情報が上記識別情報に関連付けて記憶されており、
上記ステータス判定手段は、上記識別情報取得手段が取得した識別情報によって特定された画像の画像情報に基づき、当該画像が提供可能な状態であるか否かおよび提供不可能な状態であればその内容を判定することを特徴とする請求項2に記載の画像データ提供装置。
【請求項5】
上記画像表示装置が要求する表示対象データの識別情報を含む表示対象要求メッセージを、該画像表示装置から受信する受信部と、
上記画像表示装置より要求された表示対象データについて、上記ステータス情報生成手段が生成したステータス情報と、上記表示制御情報生成手段が生成した表示制御情報とを、上記画像表示装置に送信する送信部とを備えていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像データ提供装置。
【請求項6】
自装置に表示させる表示対象データの識別情報を含む、上記表示対象データの提供を要求する表示対象要求メッセージを生成するメッセージ生成手段と、
上記表示対象要求メッセージを画像データ提供装置へ送信する送信部と、
上記画像データ提供装置から、上記表示対象要求メッセージに対する応答として、上記表示対象データの状態を上記画像表示装置に表示するためのステータス情報、および、当該ステータス情報の、自装置における配置を規定する表示制御情報を受信する受信部と、
上記ステータス情報を、上記表示制御情報にしたがって表示するように表示部を制御する表示制御手段とを備えていることを特徴とする画像表示装置。
【請求項7】
上記表示対象データは、1または複数の画像からなるアルバムであって、
上記メッセージ生成手段は、上記アルバムを識別するための識別情報を含む表示対象要求メッセージを生成することを特徴とする請求項6に記載の画像表示装置。
【請求項8】
上記表示対象データは、上記アルバムに含まれる画像であって、
上記メッセージ生成手段は、上記アルバムおよび該アルバムに含まれる画像を識別するための識別情報を含む表示対象要求メッセージを生成することを特徴とする請求項7に記載の画像表示装置。
【請求項9】
上記受信部は、上記表示対象要求メッセージに対する応答として、上記表示対象データおよび上記ステータス情報の少なくとも一方と、その配置を規定する上記表示制御情報とを含む表示用データを複数受信し、
上記受信部が受信した複数の表示用データの中から、上記表示制御手段が処理すべき表示用データを、自装置の状態に応じて選択する表示用データ処理手段を備えていることを特徴とする請求項6に記載の画像表示装置。
【請求項10】
請求項1に記載の画像データ提供装置と、
請求項6に記載の画像表示装置とを含む画像表示システムであって、
上記画像データ提供装置は、上記画像表示装置から受信した表示対象要求メッセージに含まれる、上記表示対象データの識別情報に基づいて、要求されている表示対象データを特定し、特定した表示対象データの状態を上記画像表示装置に表示するためのステータス情報、および、当該ステータス情報の、上記画像表示装置における配置を規定する表示制御情報を、上記画像表示装置に送信し、
上記画像表示装置は、上記画像データ提供装置から取得した上記ステータス情報を、上記表示制御情報にしたがって表示することを特徴とする画像表示システム。
【請求項11】
画像表示装置に表示させる表示対象データの提供を要求する表示対象要求メッセージから、要求された表示対象データの識別情報を取得する第1ステップと、
上記第1ステップにて取得した識別情報によって特定される表示対象データの状態を判定する第2ステップと、
上記第2ステップにて判定した上記表示対象データの状態を上記画像表示装置に表示するためのステータス情報を生成する第3ステップと、
上記第3ステップにて生成したステータス情報の、上記画像表示装置における配置を規定する表示制御情報を生成する第4ステップとを含むことを特徴とする画像データ提供装置の制御方法。
【請求項12】
画像表示装置に表示させる表示対象データの識別情報を含む、上記表示対象データの提供を要求する表示対象要求メッセージを生成する第1ステップと、
上記第1ステップにて生成した上記表示対象要求メッセージを画像データ提供装置へ送信する第2ステップと、
上記画像データ提供装置から、上記表示対象要求メッセージに対する応答として、上記表示対象データの状態を上記画像表示装置に表示するためのステータス情報、および、当該ステータス情報の、上記画像表示装置における配置を規定する表示制御情報を受信する第3ステップと、
上記ステータス情報を、上記表示制御情報にしたがって表示するように表示部を制御する第4ステップとを含むことを特徴とする画像表示装置の制御方法。
【請求項13】
コンピュータを、請求項1から5のいずれか1項に記載の画像データ提供装置、または、請求項6から9のいずれか1項に記載の画像表示装置の各手段として機能させるための制御プログラム。
【請求項14】
請求項13に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、画像を表示する画像表示装置、および、該画像表示装置に表示する画像を提供する画像データ提供装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
デジタルカメラの普及にともない、写真を画像データとして取り扱うことが広く行われるようになった。これにより、現像された写真を鑑賞するという従来の写真の楽しみ方に加え、画像データとして記録された写真を画像表示装置に表示させて楽しむ、新たな写真の楽しみ方が一般化している。
【0003】
また、インターネット等のネットワークを利用することにより、遠隔地にあるサーバ装置(画像データ生成装置)に蓄積されている写真を画像表示装置に表示することが可能となっている。これにより、例えば、サーバ装置にアップロードされた写真を、複数の画像表示装置に表示させることで、同じ写真を複数のユーザで楽しむこともできる。
【0004】
このように、遠隔にあるサーバ装置に蓄積されている写真を、クライアントとしての画像表示装置にて表示させるために、画像表示装置は、ネットワークを介して、上記サーバ装置に写真を要求し、その要求に対する応答としてサーバ装置から取得した写真を表示することになる。
【0005】
ここで、画像表示装置が要求する表示対象データ(ここでは、写真)がサーバ装置に存在しない場合、サーバ装置は、要求された表示対象データが存在しないことを示すメッセージ(404 NOT FOUND)を表示することになる。このことは、従来、インターネットに接続されているサーバ装置のウェブページを要求するときと同じである。
【0006】
例えば、特許文献1には、要求されたウェブページが保存されていない場合に、クライアント端末にエラーメッセージ(HTTPの「404(Not Found)」)を送信するネットワーク複合機が開示されている。
【特許文献1】特開2006−53765(2006年2月23日公開)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記従来の構成では、以下の問題を生じる。
【0008】
具体的には、特許文献1のネットワーク複合機がクライアント端末に送信するエラーメッセージ(404 NOT FOUND)によって、クライアント端末は、要求したウェブページ(表示対象データ)が、当該複合機に存在しないという理由で取得できないのだということが分かるのみである。すなわち、要求したウェブページが存在しない場合に、それが存在しない理由、いつからその状態であるのか、あるいは、いつまでその状態であるのか、などといった、存在しない表示対象データの状態についてのステータス情報がクライアント端末に供給されない。このため、クライアント端末のユーザは、所望のウェブページがなぜ存在しないのか知らされず、所望のウェブページを得るための適切な措置を講じることができないため、ユーザの利便性が損なわれるという問題が生じていた。
【0009】
なお、上記問題は、写真やウェブページをサーバ装置に要求する場合に限り生じるものではなく、文章、図形、グラフなどであっても、画像として取り扱われているデータ全般、あるいは、それらを表示させるための制御情報のデータなど、サーバ装置が蓄積し得る、表示対象データとなるデータ全般を要求する場合に同様に生じるものである。また、複数の画像(写真)を1つにまとめた画像群(ファイル/アルバム)を要求する場合にも同様に生じるものである。さらに、上記問題は、エラーメッセージ(404 NOT FOUND)を表示させる場合に限り生じるものではない。上記問題は「404 NOT FOUND」以外にも、このようなエラーコードのみをクライアントに返すだけのサーバ装置全般において同様に生じるものである。
【0010】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、画像表示装置に表示すべき表示対象データについてのステータス情報を、画像表示装置に供給することにより、画像表示装置のユーザの利便性を向上させる画像データ提供装置、画像表示装置、画像表示システム、画像データ提供装置の制御方法、画像表示装置の制御方法、制御プログラム、および、記録媒体を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明に係る画像データ提供装置は、上記課題を解決するために、画像表示装置に表示させる表示対象データの提供を要求する表示対象要求メッセージから、要求された表示対象データの識別情報を取得する識別情報取得手段と、表示対象情報記憶部に記憶された、上記識別情報取得手段が取得した識別情報によって特定される表示対象データの状態を判定するステータス判定手段と、上記ステータス判定手段が判定した上記表示対象データの状態を上記画像表示装置に表示するためのステータス情報を生成するステータス情報生成手段と、上記ステータス情報生成手段が生成したステータス情報の、上記画像表示装置における配置を規定する表示制御情報を生成する表示制御情報生成手段とを備えていることを特徴としている。
【0012】
本発明に係る画像データ提供装置の制御方法は、上記課題を解決するために、画像表示装置に表示させる表示対象データの提供を要求する表示対象要求メッセージから、要求された表示対象データの識別情報を取得する第1ステップと、上記第1ステップにて取得した識別情報によって特定される表示対象データの状態を判定する第2ステップと、上記第2ステップにて判定した上記表示対象データの状態を上記画像表示装置に表示するためのステータス情報を生成する第3ステップと、上記第3ステップにて生成したステータス情報の、上記画像表示装置における配置を規定する表示制御情報を生成する第4ステップとを含むことを特徴としている。
【0013】
上記構成および方法によれば、識別情報取得手段が、画像データ提供装置が受け付けた表示対象要求メッセージに含まれる識別情報を取得することにより、画像表示装置に表示すべき表示対象データが特定される。そして、ステータス判定手段は、表示対象情報記憶部に記憶されている、上記特定された表示対象データの状態を判定する。
【0014】
ステータス情報生成手段は、上記ステータス判定手段が出力する判定結果に応じて、上記表示対象データの状態を上記画像表示装置に表示するためのステータス情報を生成する。ステータス情報生成手段が生成するステータス情報は、上記特定された表示対象データの状態を示すものである。
【0015】
次に、表示制御情報生成手段は、上記ステータス情報生成手段が生成したステータス情報の、上記画像表示装置における配置を規定する表示制御情報を生成する。
【0016】
これにより、画像表示装置に表示すべき表示対象データの状態を画像表示装置に表示させるためのステータス情報と、そのステータス情報の画像表示装置における配置を規定する上記表示制御情報とが生成される。
【0017】
画像表示装置において、生成された上記ステータス情報と上記表示制御情報とが処理されると、上記ステータス情報は、上記表示制御情報にしたがって画像表示装置に表示される。ステータス情報は、画像表示装置に表示すべき表示対象データの状態を示している。したがって、画像表示装置は、自装置に表示すべき表示対象データの状態を表示して画像表示装置のユーザに提示することが可能となる。
【0018】
結果として、ユーザは、画像表示装置に表示すべき表示対象データの状態を知ることができ、画像表示装置のユーザの利便性を向上させることが可能となる。
【0019】
上記画像データ提供装置において、表示対象情報記憶部には、上記表示対象データに関する表示対象情報が上記表示対象データの識別情報に関連付けて記憶されており、上記ステータス判定手段は、上記識別情報取得手段が取得した識別情報によって特定された表示対象データの識別情報に関連付けられている表示対象情報に基づき、当該表示対象データが提供可能な状態であるか否かおよび提供不可能な状態であればその内容を判定し、上記ステータス情報生成手段は、上記ステータス判定手段が、上記表示対象データが提供不可能な状態であると判定した場合に、当該表示対象データの提供不可能な状態の内容を示すステータス情報を生成することが好ましい。
【0020】
上記構成によれば、ステータス判定手段は、上記識別情報によって特定された表示対象データの表示対象情報に基づき、当該表示対象データが提供可能な状態であるか否かおよび提供不可能な状態であればその内容を判定する。表示対象情報は、上記表示対象データに関する情報であり、上記表示対象データの識別情報に関連付けて表示対象情報記憶部に記憶されている。
【0021】
上記ステータス情報生成手段は、上記ステータス判定手段が、上記表示対象データが提供不可能な状態であると判定した場合に、当該表示対象データの提供不可能な状態の内容を示すステータス情報を生成する。
【0022】
これにより、画像表示装置に表示すべき表示対象データの状態が、画像表示装置に提供できない状態にある場合に、その状態の内容を示すステータス情報と、上記表示制御情報とが生成される。
【0023】
したがって、画像表示装置は、自装置に表示すべき表示対象データが提供されない状態であって、当該表示対象データがどのような状態にあるのかその内容を表示して画像表示装置のユーザに提示することが可能となる。
【0024】
結果として、ユーザは、画像表示装置に表示すべき表示対象データが提供されない状態であることを知るとともに、その状態の内容を確認して、なぜ上記表示対象データが提供されないのかを知ることができる。よって、画像表示装置のユーザの利便性をさらに向上させることが可能となる。
【0025】
さらに、上記表示対象データは、1または複数の画像からなるアルバムであり、上記識別情報によって、アルバムを識別可能であって、上記表示対象情報記憶部には、上記表示対象情報として、上記アルバムが含む画像の有無を示す画像有無情報が上記識別情報に関連付けて記憶されており、上記ステータス判定手段は、上記識別情報取得手段が取得した識別情報によって特定されたアルバムの画像有無情報が、当該アルバムが画像を含んでいない状態であることを示している場合に、当該アルバムが提供不可能な状態であると判定することが好ましい。
【0026】
上記構成によれば、画像表示装置に表示させる表示対象データは、1または複数の画像からなるアルバムである。上記ステータス判定手段は、アルバムを識別するための識別情報によって特定されたアルバムの画像有無情報に基づいて、当該アルバムが画像を含んでいるか否かを判定する。
【0027】
上記ステータス情報生成手段は、上記ステータス判定手段が、上記アルバムが画像を1枚も含んでいない状態、すなわち、提供不可能な状態であると判定した場合に、当該表示対象データの上記状態の内容を示すステータス情報を生成する。
【0028】
これにより、画像表示装置に表示すべきアルバムが、写真を1枚も含んでいない状態にある場合に、その状態の内容を示すステータス情報と、上記表示制御情報とが生成される。
【0029】
したがって、画像表示装置は、自装置に表示すべきアルバムが写真を1枚も含んでいないために提供されない状態である旨を表示して画像表示装置のユーザに提示することが可能となる。
【0030】
結果として、ユーザは、画像表示装置に表示すべきアルバムが提供されない状態であることを知るとともに、その状態の内容を確認して、写真が1枚も含まれていないために表示できないのだということを知ることができる。よって、ユーザはこのエラーに対する適切な措置を講じることができるようになるため、画像表示装置のユーザの利便性をさらに向上させることが可能となる。
【0031】
なお、上記ステータス判定手段が判定する、アルバムが提供されない状態の内容としては、他にも、以下のような状態が想定される。
【0032】
(1)要求されたアルバムがもともと記憶されていない。(2)アルバムのアルバムIDは記憶されているが、アルバムの内容が記憶されておらず提供できない。(3)要求されたアルバムの公開の有効期限が切れている。(4)要求されたアルバムには非公開の設定がアルバムの作成者によってなされている。(5)要求されたアルバムの写真にエラーが発生した。
【0033】
しかし、アルバムが提供されない状態の内容は上記に限定されず、様々な事情が考えられる。
【0034】
あるいは、上記表示対象データは、アルバムに含まれる画像であり、上記識別情報によって、アルバムおよび該アルバムに含まれる画像を識別可能であって、上記表示対象情報記憶部には、上記表示対象情報として、上記画像に関する画像情報が上記識別情報に関連付けて記憶されており、上記ステータス判定手段は、上記識別情報取得手段が取得した識別情報によって特定された画像の画像情報に基づき、当該画像が提供可能な状態であるか否かおよび提供不可能な状態であればその内容を判定してもよい。
【0035】
上記構成によれば、画像表示装置に表示させる表示対象データは、上述のアルバムに含まれる画像である。上記ステータス判定手段は、アルバムの中の画像を識別するための識別情報によって特定された画像の画像情報に基づいて、当該画像の状態(すなわち、当該画像が提供可能な状態であるか否かおよび提供不可能な状態であればその内容)を判定する。
【0036】
上記ステータス情報生成手段は、上記ステータス判定手段が、上記画像が提供不可能な状態であると判定した場合に、当該画像の上記状態の内容を示すステータス情報を生成する。
【0037】
これにより、画像表示装置に表示すべき画像が、提供できない状態にある場合に、その状態の内容を示すステータス情報と、上記表示制御情報とが生成される。
【0038】
したがって、画像表示装置は、自装置に表示すべき画像が提供されない状態である旨を表示して画像表示装置のユーザに提示することが可能となる。
【0039】
結果として、ユーザは、画像表示装置に表示すべき画像が提供されない状態であることを知るとともに、その状態の内容を確認して、なぜ上記画像が提供されないのかを知ることができる。よって、画像表示装置のユーザの利便性をさらに向上させることが可能となる。
【0040】
なお、上記ステータス判定手段が判定する、画像が提供されない状態の内容としては、具体的には、以下のような状態が想定される。
【0041】
(1)要求されたアルバムの画像のデータが壊れている。(2)要求されたアルバムの画像は許容サイズを超えている。(3)要求されたアルバムの画像は指定フォーマットではない。(4)要求されたアルバムの画像は著作権保護ロックがかかっている。(5)要求されたアルバムの画像は年齢制限がかかっており、ユーザの年齢は条件を満たさない。
【0042】
しかし、画像が提供されない状態の内容は上記に限定されず、様々な事情が考えられる。
【0043】
上記画像データ提供装置は、上記構成に加えて、上記画像表示装置が要求する表示対象データの識別情報を含む表示対象要求メッセージを、該画像表示装置から受信する受信部と、上記画像表示装置より要求された表示対象データについて、上記ステータス情報生成手段が生成したステータス情報と、上記表示制御情報生成手段が生成した表示制御情報とを、上記画像表示装置に送信する送信部とを備えていることが好ましい。
【0044】
これにより、画像データ提供装置は、画像表示装置から要求を受信して、要求された表示対象データについてのステータス情報とその表示制御情報とを、上記画像表示装置の要求に応答して、送信することができる。
【0045】
したがって、画像表示装置は、自装置が要求した表示対象データについての状態を表示して画像表示装置のユーザに提示することが可能となる。
【0046】
結果として、ユーザは、画像表示装置にて要求した表示対象データの状態を知ることができる。よって、画像表示装置のユーザの利便性を向上させることが可能となる。
【0047】
本発明に係る画像表示装置は、上記課題を解決するために、自装置に表示させる表示対象データの識別情報を含む、上記表示対象データの提供を要求する表示対象要求メッセージを生成するメッセージ生成手段と、上記表示対象要求メッセージを画像データ提供装置へ送信する送信部と、上記画像データ提供装置から、上記表示対象要求メッセージに対する応答として、上記表示対象データの状態を上記画像表示装置に表示するためのステータス情報、および、当該ステータス情報の、自装置における配置を規定する表示制御情報を受信する受信部と、上記ステータス情報を、上記表示制御情報にしたがって表示するように表示部を制御する表示制御手段とを備えていることを特徴としている。
【0048】
本発明に係る画像表示装置の制御方法は、上記課題を解決するために、画像表示装置に表示させる表示対象データの識別情報を含む、上記表示対象データの提供を要求する表示対象要求メッセージを生成する第1ステップと、上記第1ステップにて生成した上記表示対象要求メッセージを画像データ提供装置へ送信する第2ステップと、上記画像データ提供装置から、上記表示対象要求メッセージに対する応答として、上記表示対象データの状態を上記画像表示装置に表示するためのステータス情報、および、当該ステータス情報の、上記画像表示装置における配置を規定する表示制御情報を受信する第3ステップと、上記ステータス情報を、上記表示制御情報にしたがって表示するように表示部を制御する第4ステップとを含むことを特徴としている。
【0049】
上記構成および方法によれば、画像表示装置は、自装置に表示させる表示対象データを画像データ提供装置に要求するための表示対象要求メッセージを生成し、送信部を介して画像データ提供装置に送信する。
【0050】
続いて、受信部は、上記表示対象要求メッセージの応答として、画像データ提供装置にて生成されたステータス情報および表示制御情報を受信する。
【0051】
表示制御手段は、上記受信されたステータス情報を、上記表示制御情報にしたがって表示部に表示するよう制御する。
【0052】
これにより、画像表示装置は、自装置にて要求した表示対象データについて、その状態を表示して画像表示装置のユーザに提示することが可能となる。
【0053】
結果として、ユーザは、画像表示装置にて要求した表示対象データの状態を知ることができ、画像表示装置のユーザの利便性を向上させることが可能となる。
【0054】
さらに、上記表示対象データは、1または複数の画像からなるアルバムであって、上記メッセージ生成手段は、上記アルバムを識別するための識別情報を含む表示対象要求メッセージを生成することが好ましい。
【0055】
これにより、画像表示装置は、画像データ提供装置に対して、1または複数の画像からなるアルバムの提供を要求することが可能となる。そして、自装置が要求したアルバムの状態を示すステータス情報を画像データ提供装置から取得することが可能となる。
【0056】
あるいは、上記表示対象データは、上記アルバムに含まれる画像であって、上記メッセージ生成手段は、上記アルバムおよび該アルバムに含まれる画像を識別するための識別情報を含む表示対象要求メッセージを生成してもよい。
【0057】
これにより、画像表示装置は、画像データ提供装置に対して、アルバムに含まれる画像の提供を要求することが可能となる。そして、自装置が要求したアルバムの中の画像の状態を示すステータス情報を画像データ提供装置から取得することが可能となる。
【0058】
さらに、上記受信部は、上記表示対象要求メッセージに対する応答として、上記表示対象データおよび上記ステータス情報の少なくとも一方と、その配置を規定する上記表示制御情報とを含む表示用データを複数受信し、上記受信部が受信した複数の表示用データの中から、上記表示制御手段が処理すべき表示用データを、自装置の状態に応じて選択する表示用データ処理手段を備えていてもよい。
【0059】
上記構成によれば、受信部は、画像データ提供装置が生成した表示用データを1の表示対象要求メッセージの応答として受信する。上記表示用データとは、画像表示装置に表示するためのデータのことであり、具体的には、表示対象である表示対象データおよび/またはステータス情報と、それを表示する際の配置を規定する表示制御情報との組合せのことである。
【0060】
上記受信部が、表示対象要求メッセージの応答としての表示用データを複数受信すると、表示用データ処理手段は、受信された複数の表示用データの中から、画像表示装置の表示部に表示すべき表示用データを、自装置の状態に応じて選択する。
【0061】
これにより、受信部が、複数の表示用データを一度に受信した場合でも、自装置の状態に応じた最適な表示用データが選択され表示されるので、ユーザや画像データ提供装置の意図に沿って最適な内容が表示されるよう表示部を制御することができる。よって、ユーザの利便性をさらに向上させることが可能となる。
【0062】
なお、画像表示装置の状態に応じて最適な表示用データを表示させる機能の例としては、以下のようなものが挙げられる。
【0063】
例えば、アルバムのアルバム履歴画面A用の表示用データと、アルバムID入力画面B用の表示用データとが同時に送られてきた場合を想定する。表示用データ処理手段は、自装置のアルバム閲覧履歴を記憶する記憶部に、履歴情報が記憶されていれば、アルバム履歴画面Aを、反対に、履歴情報がなければ、アルバムID入力画面Bを表示するよう処理することができる。
【0064】
履歴情報がない場合に、アルバム履歴画面Aが表示されてもユーザは有力な情報が得られない。一方、履歴情報があれば、アルバムID入力画面Bから所望のアルバムを選択するよりもアルバム履歴画面Aから所望のアルバムを選択する方が、ユーザの操作が容易になる。
【0065】
このような場合に、画像表示装置の状況に応じて最適な表示用データが選択され表示されるので、画像表示装置のユーザの利便性がさらに向上する。
【0066】
他の例を挙げると、以下のとおりである。
【0067】
例えば、12歳未満用画面用の表示用データと、12歳以上用画面用の表示用データとが同時に送られてきた場合を想定する。表示用データ処理手段は、自装置にあらかじめ設定され記憶されているユーザ情報(ユーザの年齢の情報)を参照し、ユーザ情報に合致した内容の表示用データを選択し、それを表示するよう処理を実行する。
【0068】
これにより、画像表示装置は、自装置に設定されているユーザ情報に応じて、ユーザに最適な内容の表示用データを選択して表示させることが可能となり、結果として、ユーザの利便性がさらに向上する。
【0069】
本発明に係る画像表示システムは、上記課題を解決するために、上述の画像データ提供装置と、上述の画像表示装置とを含む画像表示システムであって、上記画像データ提供装置は、上記画像表示装置から受信した表示対象要求メッセージに含まれる、上記表示対象データの識別情報に基づいて、要求されている表示対象データを特定し、特定した表示対象データの状態を上記画像表示装置に表示するためのステータス情報、および、当該ステータス情報の、上記画像表示装置における配置を規定する表示制御情報を、上記画像表示装置に送信し、上記画像表示装置は、上記画像データ提供装置から取得した上記ステータス情報を、上記表示制御情報にしたがって表示することを特徴としている。
【0070】
上記構成によれば、画像表示装置が画像データ提供装置に対して、自装置に表示すべき表示対象データを要求するのに応答して、画像データ提供装置は、表示対象データの状態を画像表示装置に表示するためのステータス情報、および、その配置を規定する表示制御情報を画像表示装置に提供する。ステータス情報は、要求された表示対象データの状態を示す情報である。
【0071】
そして、画像表示装置は、上記自装置が要求した表示対象データの状態を示すステータス情報を、上記表示制御情報にしたがって表示させることが可能となる。
【0072】
これにより、画像表示装置は、自装置にて要求した表示対象データについて、その状態を表示して画像表示装置のユーザに提示することが可能となり、ユーザは、画像表示装置にて要求した表示対象データの状態を知ることができる。結果として、画像表示装置のユーザの利便性を向上させることが可能となる。
【0073】
なお、上記ステータス情報と表示制御情報とは、別々のデータとして取り扱われて、個々に画像データ提供装置から画像表示装置に送られてもよいし、同時にまとめて送られてもよい。個々に送る場合は、識別情報を付与するなどして、ステータス情報と表示制御情報との紐付けを行えばよい。また、上記ステータス情報が、表示制御情報の中に埋め込まれて、1つのデータとして画像データ提供装置から画像表示装置に提供されるものであっても構わない。
【0074】
なお、上記画像データ提供装置および画像表示装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記画像データ提供装置および画像表示装置をコンピュータにて実現させる画像データ提供装置の制御プログラム、画像表示装置の制御プログラム、およびそれらを各々記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
【発明の効果】
【0075】
本発明に係る画像データ提供装置は、画像表示装置に表示させる表示対象データの提供を要求する表示対象要求メッセージから、要求された表示対象データの識別情報を取得する識別情報取得手段と、表示対象情報記憶部に記憶された、上記識別情報取得手段が取得した識別情報によって特定される表示対象データの状態を判定するステータス判定手段と、上記ステータス判定手段が判定した上記表示対象データの状態を上記画像表示装置に表示するためのステータス情報を生成するステータス情報生成手段と、上記ステータス情報生成手段が生成したステータス情報の、上記画像表示装置における配置を規定する表示制御情報を生成する表示制御情報生成手段とを備えていることを特徴としている。
【0076】
本発明に係る画像データ提供装置の制御方法は、画像表示装置に表示させる表示対象データの提供を要求する表示対象要求メッセージから、要求された表示対象データの識別情報を取得する第1ステップと、上記第1ステップにて取得した識別情報によって特定される表示対象データの状態を判定する第2ステップと、上記第2ステップにて判定した上記表示対象データの状態を上記画像表示装置に表示するためのステータス情報を生成する第3ステップと、上記第3ステップにて生成したステータス情報の、上記画像表示装置における配置を規定する表示制御情報を生成する第4ステップとを含むことを特徴としている。
【0077】
本発明に係る画像表示装置は、自装置に表示させる表示対象データの識別情報を含む、上記表示対象データの提供を要求する表示対象要求メッセージを生成するメッセージ生成手段と、上記表示対象要求メッセージを画像データ提供装置へ送信する送信部と、上記画像データ提供装置から、上記表示対象要求メッセージに対する応答として、上記表示対象データの状態を上記画像表示装置に表示するためのステータス情報、および、当該ステータス情報の、自装置における配置を規定する表示制御情報を受信する受信部と、上記ステータス情報を、上記表示制御情報にしたがって表示するように表示部を制御する表示制御手段とを備えていることを特徴としている。
【0078】
本発明に係る画像表示装置の制御方法は、画像表示装置に表示させる表示対象データの識別情報を含む、上記表示対象データの提供を要求する表示対象要求メッセージを生成する第1ステップと、上記第1ステップにて生成した上記表示対象要求メッセージを画像データ提供装置へ送信する第2ステップと、上記画像データ提供装置から、上記表示対象要求メッセージに対する応答として、上記表示対象データの状態を上記画像表示装置に表示するためのステータス情報、および、当該ステータス情報の、上記画像表示装置における配置を規定する表示制御情報を受信する第3ステップと、上記ステータス情報を、上記表示制御情報にしたがって表示するように表示部を制御する第4ステップとを含むことを特徴としている。
【0079】
本発明に係る画像表示システムは、上述の画像データ提供装置と、上述の画像表示装置とを含む画像表示システムであって、上記画像データ提供装置は、上記画像表示装置から受信した表示対象要求メッセージに含まれる、上記表示対象データの識別情報に基づいて、要求されている表示対象データを特定し、特定した表示対象データの状態を上記画像表示装置に表示するためのステータス情報、および、当該ステータス情報の、上記画像表示装置における配置を規定する表示制御情報を、上記画像表示装置に送信し、上記画像表示装置は、上記画像データ提供装置から取得した上記ステータス情報を、上記表示制御情報にしたがって表示することを特徴としている。
【0080】
以上のことから、画像表示装置に表示すべき表示対象データの状態を示すステータス情報を、画像表示装置に供給することにより、画像表示装置のユーザの利便性を向上させることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0081】
《実施形態1》
本発明の一実施形態について図面に基づいて説明すると以下の通りである。本実施形態では、一例として、ネットワークアルバムシステムに本発明の画像データ提供装置および画像表示装置を適用した場合について説明する。ネットワークアルバムシステムは、PCなどの通信端末装置が、インターネットなどの通信網を介してアルバム管理サーバにアルバム(写真(画像)あるいは写真群からなる)をアップロードし、上記アルバム管理サーバに蓄積されたアルバムの写真を、通信機能を有する画像表示装置が取得して自装置に表示させるという、写真を表示するためのシステムである。より具体的には、画像データ提供装置が、画像表示装置に表示する情報を示す表示用データを、画像表示装置の画面ごとに生成し、画像表示装置に供給する。これにより、画像表示装置は、自身が要求したアルバムの写真を、画像データ提供装置が意図する表示サイズ、レイアウトにて写真を表示することができる。
【0082】
本実施形態では、本発明に係る画像表示装置を、インターネットに接続された通信機能を有するテレビとして説明する。また、本発明に係る画像データ提供装置は、通信端末装置によってアップロードされたアルバム(および写真)を管理して、上記テレビがアルバムの写真を表示するための、テレビに対する表示用データを生成し、それをテレビからの要求に応じて供給するアルバム管理サーバとして説明する。
【0083】
以下では、表示用データは、画像表示装置に、表示対象データ(アルバム、写真、テキストデータなど)をどのように表示するかを規定した表示制御情報と、上記表示対象データとを含むものとして説明する。表示用データの具体例としては、例えば、写真を1枚表示させるための表示用データ、複数の画像をスライドショー表示させるための表示用データ、アルバムに含まれる複数の写真をサムネイル表示させるための表示用データなどが想定される。また、アルバムや写真を表示させるための表示用データのほかに、ユーザがテレビを操作するためのGUI(graphical user interface)画面を表示させるためのもの、ユーザがテレビにて過去に閲覧したアルバムのアルバム閲覧履歴情報を表示させるためのものなども表示用データとし、画像表示装置の画面に表示させる情報全般を表示用データと称する。
【0084】
〔ネットワークアルバムシステムの概要〕
図2は、本発明の実施形態に係るネットワークアルバムシステム(画像表示システム)100の概略構成を示すブロック図である。図2に示すとおり、ネットワークアルバムシステム100は、アルバム管理サーバ(画像データ提供装置)1と、少なくとも1つのテレビ(画像表示装置)2とを含んでいる。各装置は、インターネット3を介して互いに通信可能なように接続されている。
【0085】
アルバム管理サーバ1は、1以上の写真(群)からなるアルバムを管理するものであり、アルバムを記憶した記憶部50を有する。アルバム5(または写真)は、例えば、写真の持ち主Uによって、コンピュータ(PC)4などの通信端末装置を用いて、インターネット3を介してアルバム管理サーバ1に送信され、記憶部50に格納される。なお、上記通信端末装置としては、図2に示すPC4に限らず、持ち主Uのアルバムや写真をアルバム管理サーバ1に送信する機能を有していれば、何でもよく、PCの他に、通信機能付きのテレビ、携帯電話機、PDA(personal digital assistant)などが想定される。
【0086】
記憶部50では、アルバムごとに、アルバムを一意に識別するためのアルバムID(識別情報)を対応付けて記憶しており、このアルバムIDを指定することによって、当該アルバムが含むすべての写真(群)を選択することができる。さらに、アルバムに含まれる写真1つ1つにも、写真を一意に識別するための写真ID(識別情報)が対応付けて記憶されている。したがって、アルバムIDと写真IDとを指定することによって、1枚の写真を選択することができる。
【0087】
本実施形態では、アルバムIDを指定することによって、アルバムに含まれるすべての1以上の写真を特定することができるものとする。また、アルバムIDと写真IDとを指定することによって、1枚の写真を特定することができるものとする。
【0088】
さらに、アルバム管理サーバ1は、テレビ2からの表示用データ要求メッセージ(表示対象要求メッセージ)6を受け付けて、該表示用データ要求メッセージ6に対する応答として、アルバムの写真を表示するために、あるいは、GUI画面を表示するために必要な表示用データ7を生成し、テレビ2に供給する機能を有している。表示用データとは、画像表示装置に表示する情報を示すものである。上述したとおり、本実施形態では、表示用データは、テレビに対する表示制御情報と、表示対象(アルバムや写真のデータ、GUI画面を構成する操作ボタンなどの要素のデータ)とを少なくとも含んでいる。表示制御情報とは、どの写真をどの位置にどの大きさで表示するのかなど、写真の表示方法を画像表示装置に対し規定したり、GUI画面における、ボタンなどの要素を画面上にどこに配置するかを規定したり、あるいは、どのテキストデータをどの位置にどの大きさで表示するのかを規定したりする、1または複数の表示画面生成用スクリプトのことである。より詳細には、写真(あるいは、GUI画面の要素)の表示レイアウトを定義するレイアウト定義情報、写真(要素)を特定し、レイアウト定義情報にて定義された表示位置と特定した写真(要素)とを対応付ける表示対象特定情報を含んでいる。さらに、表示制御情報には、アルバムの基本情報や、アルバムの状態をユーザに示すためのステータス情報としてのテキストデータが含まれている。
【0089】
このように、上記表示用データを受信することにより、テレビ2は、表示用データに含まれる1または複数の写真(要素)、あるいは、ステータス情報などのテキストデータを、表示制御情報にしたがって表示することが可能となる。上記表示画面生成用スクリプトは、表示方法ごとに作成され、表示制御情報は、複数の表示画面生成用スクリプトを含んでいてもよい。表示画面生成用スクリプトの例としては、複数の写真をサムネイル表示させるための、サムネイル一覧表示画面生成用スクリプト、アルバムの写真を一枚一枚スライドショー表示させるための、画像表示画面生成用スクリプト、あるいは、GUI画面生成用スクリプトなどが想定される。
【0090】
なお、上述の表示画面生成用スクリプトは、例えば、XML(eXtensible Markup Language)により記述されたテキストデータとして構成することが可能であり、この場合、レイアウト定義情報は、例えば、SVG(Scalable Vector Graphics)として記述することができる。
【0091】
さらに、各表示画面生成用スクリプトは、テレビ2の動作を規定する操作内容定義情報を含んでいてもよい。操作内容定義情報とは、テレビ2において発生したイベントに応じて(例えば、所定時間経過、所定動作開始/終了時、表示用データ受信、あるいは、ユーザのキー入力など)、テレビ2が実行すべき所定の振る舞いの内容を定義するものである。
【0092】
操作内容定義情報の例としては、どのようなイベントが発生したときに、次にどの表示用データ(表示画面)を表示(要求して取得)するのかを定義した状態遷移定義情報、および、テレビ2が、表示中の表示用データに対して実行すべきフォトアプリケーション機能の所定の処理(アルバム履歴テーブルの管理、画像の回転、色変更、テキストデータの変更、印刷、動画・音声の再生、など)を定義した操作機能定義情報などが考えられる。例えば、ユーザのキー入力が発生したときにテレビ2がどの処理を実行すべきかを定義する場合、操作機能定義情報には、テレビ2を操作するリモコンのキーの種類と、実行すべき処理の内容とを関連付けてスクリプトが記述される。
【0093】
上記操作内容定義情報は、例えば、XMLに準拠したMTD(Message Template Definition)により記述することができる。MTDにより記述された操作内容定義情報は、XMLデータである上述の各表示画面生成用スクリプトに埋め込んで、あるいは、これらの表示画面生成用スクリプトとは独立なスクリプトとして、アルバム管理サーバ1からテレビ2に送信される。
【0094】
アルバム管理サーバ1は、表示すべき表示用データを要求する表示用データ要求メッセージ6をテレビ2から受け付ける。受け付けた表示用データ要求メッセージ6には、テレビ2が要求する表示画面や、表示すべきアルバム(写真)を指定する指示情報が含まれている。アルバム管理サーバ1は、上記表示用データ要求メッセージ6に含まれる指示情報に基づいてテレビ2が要求する表示対象を含んだ表示用データ7を生成し、テレビ2に供給する。
【0095】
テレビ2は、アルバム管理サーバ1から提供された表示用データに基づいて、表示用データに含まれる表示対象データを、同じく、表示用データに含まれる表示制御情報にしたがって、表示するものである。テレビ2は、表示させたい画面を表示するための表示用データを要求するメッセージ、すなわち、表示用データ要求メッセージ6をアルバム管理サーバ1に送信し、アルバム管理サーバ1から上記表示用データ7を受信して、そこに含まれる表示制御情報にしたがって、表示対象を表示する。
【0096】
表示用データ要求メッセージ6および表示用データ7の詳細については後述する。
【0097】
なお、アルバムを管理するための記憶部50は、図2に示すとおり、アルバム管理サーバ1が有していてもよいし、アルバム管理サーバ1の外部に設けられていてもよい。記憶部50がアルバム管理サーバ1の外部に設けられている場合は、アルバム管理サーバ1およびPC4がインターネット3を介して記憶部50に接続可能なように、記憶部50を設ければよい。
【0098】
〔ネットワークアルバムシステムの処理〕
図3は、本発明の実施形態に係るネットワークアルバムシステム100における各装置の処理の流れを示すシーケンス図である。
【0099】
テレビ2は、所定のタイミングで、アルバム管理サーバ1に、所定の画面を表示するための表示用データを要求する表示用データ要求処理を実行する(S1)。これにより、表示用データ要求メッセージ6がアルバム管理サーバ1に送信される。
【0100】
ここで、所定のタイミングとは、例えば、ある画面を表示するようユーザから指示信号の入力を受け付けた時や、ネットワークアルバムシステムを利用する際のアプリケーションが起動され、初期画面を表示する動作をテレビ2が開始した時などが考えられる。
【0101】
アルバム管理サーバ1は、テレビ2から表示用データ要求メッセージ6を受信すると(S2においてYES)、受信した表示用データ要求メッセージ6を解析する(S3)。
【0102】
S3の解析によって、テレビ2に表示すべき表示対象データが特定されると、アルバム管理サーバ1は、特定された表示対象データのステータスを判定するステータス判定処理を実行する(S4)。
【0103】
続いて、S4におけるステータス判定処理の結果、何らかのエラーにより、テレビ2が要求する表示対象データを、供給することができないとアルバム管理サーバ1が判断した場合には(S5においてYES)、要求された表示対象データが現在どのような状態であるかを示すステータス情報(すなわち、エラーメッセージ)を表示させるための、エラー表示用の表示用データを生成する(S6)。
【0104】
一方、アルバム管理サーバ1が、上記表示対象データを正常に供給することができると判断した場合には(S5においてNO)、アルバム管理サーバ1は、当該表示対象データの表示方法を規定する表示制御情報を生成し、該表示対象データと合わせて、当該表示対象データを表示させるための表示用データを生成する(S7)。
【0105】
アルバム管理サーバ1は、S6またはS7にて生成した表示用データ7を、表示用データ要求メッセージ6に対する応答として、テレビ2に送信する(S8)。
【0106】
テレビ2は、アルバム管理サーバ1から表示用データ7を受信し(S9)、表示用データ7に含まれる表示用データ(例えば、アルバム・写真など)を表示制御情報にしたがって表示する(S10)。
【0107】
次に、S2〜S8の処理を実行するアルバム管理サーバ1の構成の詳細について説明する。なお、以下の説明では、本実施形態のネットワークアルバムシステム100において、アルバム管理サーバ1が、表示用データ7によって提供するテレビ2の表示画面のタイプを、以下に示す3種類とする。
【0108】
図4(a)〜(c)は、本実施形態に係るアルバム管理サーバ1が、表示用データ7として提供する、テレビ2に表示する表示画面の例を示す図である。
【0109】
(1)表示画面A(アルバム履歴画面)
図4(a)は、テレビ2に表示されるアルバム履歴画面の一例を示す図である。アルバム履歴画面とは、テレビ2が、インターネット3を介して過去にアクセスしたことのあるアルバム管理サーバ1のアルバムについての情報を表示する画面である。ユーザは、テレビ2の操作部を操作して、アルバム履歴画面上に表示されたアルバムを選択することにより、当該アルバムの写真を表示する表示用データをアルバム管理サーバ1に要求して、当該アルバムの写真をテレビ2に表示させることができる。
【0110】
本実施形態では、一例として、過去にアクセスしたことのあるアルバムの履歴情報を最新のものから順に3件分表示するものとする。
【0111】
本実施形態において、一例として、アルバム管理サーバ1が提供するアルバム履歴画面は、閲覧したアルバムの履歴を表示する第1領域141と、当該アルバム履歴画面でのテレビ2の操作情報を表示する第2領域142とを含む。ここでは、第1領域141は、3つのアルバム情報表示領域143からなっており、アルバム情報表示領域143の各々には、当該アルバムの代表画像144と、アルバムに関する基本情報145(例えば、アルバムタイトル、作成者、作成年月日、写真枚数など)とが表示される。
【0112】
(2)表示画面B(アルバムID入力画面)
図4(b)は、テレビ2に表示されるアルバムID入力画面の一例を示す図である。アルバムID入力画面とは、ユーザが、操作部を用いて所望のアルバムのアルバムIDを手入力するための画面である。アルバムID入力画面が表示されている状態において、ユーザが、例えば、上記操作部に備えられているテンキーを用いて、見たいアルバムのアルバムID(例えば、16桁の数字からなる)を入力し、決定ボタンを押すと、入力したアルバムIDのアルバムを表示するための表示用データをアルバム管理サーバ1に要求することができる。
【0113】
本実施形態では、一例として、アルバムID入力画面は、アルバムIDを入力するためGUIを表示する第1領域146と、当該アルバムID入力画面でのテレビ2の操作情報を表示する第2領域147とを含む。本実施形態では、ユーザは、第1領域146のテキストボックス148に表示される数字を目視しながら、操作部のテンキーを押下して、4つのテキストボックス148に、それぞれ4つの数字を入力することができる。そして、例えば決定ボタンを押下するなどして、テキストボックス148に入力されている数字列を所望のアルバムIDとして決定してテレビ2に入力することができる。
【0114】
なお、アルバムIDは、アルバム管理サーバ1が管理するすべてのアルバムを一意に特定できるものであれば何でもよいが、特に、数字のみで構成されることが好ましい。
【0115】
図4(b)にも示すとおり、本実施形態では、アルバムを識別するためのアルバムIDを、数字のみで表して用いることとしている。上記構成によれば、ユーザがアルバムIDを手入力して指定する必要がある場合に、テンキーを用いて数字を直接入力するだけで済ませることができ、テレビ2の操作部をテンキーのみのシンプルな構成とすることが可能となる。また、アルバムIDとして、ひらがなや漢字、あるいは、英字を入力する場合に比べて、入力操作を簡略化することができ、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
【0116】
(3)表示画面C(アルバム写真表示画面)
図4(c)は、テレビ2に表示されるアルバム写真表示画面の一例を示す図である。アルバム写真表示画面とは、テレビ2が要求したアルバムに含まれる1以上の写真を表示するための画面である。ここで、アルバムの写真を表示する方法については特に限定しない。例えば、アルバムに含まれる複数の写真を同時にサムネイルで表示するサムネイル表示画面や、複数の写真を1枚1枚連続して表示するスライドショー表示画面などが考えられる。図4(c)では、アルバム写真表示画面の一例として、スライドショー表示画面が示されている。
【0117】
本実施形態では、一例として、アルバム写真表示画面は、アルバムの写真を画面いっぱいに表示する第1領域151と、該第1領域151に重畳させて表示する、当該アルバム写真表示画面でのテレビ2の操作情報を表示する第2領域152、アルバムに対する操作状況を表示する第3領域153、アルバムタイトルを表示する第4領域154、および、写真に付与された著作者のコメントを表示する第5領域155とを含んでいる。
【0118】
アルバム写真表示画面にて、各写真が表示されることにより、ユーザは、所望のアルバムに含まれる写真を、スライドショーやサムネイルなどの形式で見て楽しむことができる。
【0119】
上述の図4(a)〜(c)の例に示す各表示画面がテレビ2にて表示されるように、アルバム管理サーバ1が生成する表示用データ7は、所定の表示対象データ(表示すべき写真や操作ボタンの画像やエラーメッセージなど)、および、その表示対象をどの位置にどのような大きさで表示するかなど、表示対象を配置を規定する表示制御情報を含んでいる。アルバム管理サーバ1は、テレビ2の表示用データ要求メッセージ6に応じて、テレビ2が要求する表示画面を表示するための表示用データ7を生成し、テレビ2に提供する。テレビ2は、アルバム管理サーバ1から受け取った表示用データ7に基づいて、上述の表示画面A〜Cのいずれかを表示することができる。
【0120】
なお、上述の表示画面の種類、および、それらの画面のレイアウトは、本発明を説明するための一例であって、本発明のアルバム管理サーバ1およびテレビ2の構成を限定するものではない。本発明のアルバム管理サーバ1は、上述した以外の表示画面の表示用データを提供してもよいし、上述した表示画面を別のレイアウトにて定義した表示用データを提供してもよい。また、1種類の表示画面を提供するものであっても構わない。本発明のテレビ2は、上述した以外の様々な表示画面を表示することが可能である。
【0121】
〔アルバム管理サーバの構成〕
図1は、本発明の実施形態に係るアルバム管理サーバ1の要部構成を示すブロック図である。アルバム管理サーバ1は、図1に示すとおり、通信部11と、アルバム管理サーバ1を統括制御する制御部10と、記憶部50とを備えている。
【0122】
制御部10は、アルバム管理サーバ1が備える各部の各種動作を制御するものであり、内部に、メッセージ解析部20、ステータス判定部30、および、表示用データ生成部40を有している。制御部10は、記憶部50に記録されている各種制御プログラムを読み出して、本発明のアルバム管理サーバ1の各部を制御し、表示対象データのステータス判定や、表示用データ生成のための各種処理を行う。
【0123】
記憶部50は、制御部10が実行する制御プログラム、OSプログラム、および、制御部10が、ステータス判定、または、表示用データ生成のための各種処理を実行するときに読み出す各種データを記録するものであり、ハードディスクなどの不揮発性の記憶装置によって構成されるものである。上記各種データはそれぞれ、記憶部50内部の各種記憶部、すなわち、アルバム情報記憶部(表示対象情報記憶部)51、表示対象データ記憶部(表示対象情報記憶部)52、パターンデータ記憶部53、ステータス情報記憶部54、および、解析結果記憶部55に記憶される。
【0124】
通信部11は、ネットワークアルバムシステム100における、アルバム管理サーバ1外部の各装置とインターネット3を介して通信するものであり、内部に受信部11aおよび送信部11bを備えている。
【0125】
具体的には、受信部11aは、テレビ2から送信された表示用データ要求メッセージ6を受信するものであり、受信部11aを介して受け付けられた表示用データ要求メッセージ6は、図示しない入出力制御部を介して、制御部10のメッセージ解析部20に伝達される。送信部11bは、テレビ2からの要求を受けて生成した表示用データ7を送信するものである。送信部11bは、表示用データ生成部40から伝達された表示用データ7を要求のあったテレビ2に対して送信する。
【0126】
また、記憶部50の各記憶部が、アルバム管理サーバ1の外部に設けられている場合は、通信部11は、表示用データ7を生成する際に、記憶部50に接続して、表示対象となるアルバム5(または、写真)などの表示対象データを要求したり、あるいは、ステータス判定処理のために、各表示対象データのステータス情報を要求したりして、記憶部50から各種情報を取得する。
【0127】
制御部10のメッセージ解析部20は、受信部11aが受信した表示用データ要求メッセージ6を解析するものである。メッセージ解析部20は、表示対象ID取得部(識別情報取得手段)21、指定表示画面取得部22、および、属性情報取得部23を有している。
【0128】
表示対象ID取得部21は、表示用データ要求メッセージ6に含まれる、表示すべき対象となる表示対象データを識別するための情報を取得するものである。本実施形態では、例えば、アルバムを表示するための表示用データを要求する場合に、当該アルバムを識別するためのアルバムIDが表示用データ要求メッセージ6に含まれている。表示対象ID取得部21は、表示用データ要求メッセージ6に含まれるアルバムIDを取得して、要求されたアルバムを特定する。
【0129】
指定表示画面取得部22は、表示用データ要求メッセージ6に含まれる、表示画面のタイプを示す表示画面指定情報を取得するものである。上述したとおり、本実施形態では、アルバム管理サーバ1が提供する表示画面のタイプは複数種類存在する。よって、表示用データ要求メッセージ6には、どのタイプの表示画面をテレビ2が要求しているのかを示す表示画面指定情報が含まれている。指定表示画面取得部22は、表示用データ要求メッセージ6に含まれる表示画面指定情報を取得して、指定された表示画面を特定する。
【0130】
なお、アルバム管理サーバ1において、生成する表示画面が1種類しかない場合は、指定表示画面取得部22は必ずしも備えていなくてもよい。
【0131】
属性情報取得部23は、表示用データ要求メッセージ6に含まれる、当該メッセージの要求元であるテレビ2に関する装置情報、あるいは、テレビ2のユーザに関するユーザ情報を取得するものである。取得された装置情報やユーザ情報は、アルバム管理サーバ1が適切な表示用データを生成する判定の材料として用いられる。例えば、ユーザ情報にユーザの年齢の情報が含まれていて、年齢によって、提供可能な表示対象データが異なる場合には、アルバム管理サーバ1は、属性情報取得部23が取得した年齢の情報に応じて、表示用データに含める表示対象データを選択することができる。あるいは、提供可能年齢に制限がある表示対象データが要求された場合には、アルバム管理サーバ1は、ユーザの年齢が条件を満たさない場合に、表示対象データを含む表示用データを生成せずに、エラーメッセージを含む表示用データを生成するなどの処理を行うことが可能となる。
【0132】
なお、アルバム管理サーバ1において、表示用データを生成するにあたり、上記装置情報やユーザ情報を利用しない場合は、属性情報取得部23は必ずしも備えていなくてもよい。
【0133】
図5は、テレビ2から受け付ける表示用データ要求メッセージ6のデータ構造を模式的に示す図である。
【0134】
図5で示す例では、表示用データ要求メッセージ6は、実線で囲まれた8つのデータをひとまとまりとして構成されている。図5に示す1つのデータにおいて、左側に記載されている文字列はデータ名を示している。そして、右側に記載されている文字列は、当該データ名が付いたデータの中身を示している。ここで、図5において各データの中身を、説明のために文字列で示したが、これは各データのデータ型を限定するものではない。データ型は、各データが示す内容、容量、使途に応じて適宜選択されればよい。
【0135】
データD1は、表示用データ要求メッセージ6が、図4(a)に示す表示画面Aを要求する場合に、第1領域141の上段のアルバム情報表示領域143に表示すべきアルバムのアルバムIDを示している。データD2は、中段のアルバム情報表示領域143に表示すべきアルバムのアルバムIDを示している。データD3は、下段のアルバム情報表示領域143に表示すべきアルバムのアルバムIDを示している。
【0136】
データD4は、図4(c)に示す表示画面Cを要求する場合に、第1領域151に表示すべき写真を含むアルバムが、データD1〜D3のうちいずれであるかを指定する情報を示している。図5に示す例では、データD4には「history1」が格納されているので、データD1(history1)に格納されるアルバムID「0125478225142584」を持つアルバムの写真を表示するための表示画面Cを要求する表示用データ要求メッセージ6となっている。なお、テレビ2においてアルバムIDが手入力されたために、ターゲットのアルバムIDは、データD1〜D3のいずれとも異なる場合は、手入力されたアルバムIDが直接データD4に格納されてもよい。
【0137】
データD5は、図4(a)〜(c)に示す表示画面のうち、表示用データ要求メッセージ6が指定する表示画面のタイプの情報を示している。図5に示す例では、データD5には「C+A」が格納されているので、表示画面Cと表示画面Aとを要求する表示用データ要求メッセージ6となっている。このように、表示用データ要求メッセージ6を、複数種類の表示画面を指定するための要求メッセージとして構成することができる。アルバム管理サーバ1は、このように複数種類の表示画面を要求する表示用データ要求メッセージ6を受け付けると、指定された表示画面を表示するためのデータを用意するだけではなく、当該複数の表示画面間を遷移するための制御命令を埋め込んだ遷移定義情報を生成して、それを含めて表示用データ7を生成する。
【0138】
データD6は、表示用データ要求メッセージ6を生成した要求元であるテレビ2に関するの装置情報を示している。図5に示す例では、テレビ2を識別するための装置IDが格納されている。これにより、アルバム管理サーバ1は、当該表示用データ要求メッセージ6がどこから送信されたものであるかを特定することができ、したがって、生成した表示用データ7を返信する返信先を特定することができる。なお、装置IDは、アルバム管理サーバ1が、ネットワークアルバムシステム100における表示用データ7受信側の各装置(テレビ2)を一意に識別できるものであればなんでもよい。アルバム管理サーバ1が、テレビ2が登録されるごとに個別に付与する装置IDであってもよいし、IPアドレス、MACアドレス、または、製品シリアルナンバーなどを装置IDとして用いてもよい。
【0139】
さらに、装置情報は、上記装置IDに限定されず、例えば、テレビ2の仕様情報(画面サイズ、解像度など)などを装置情報に加えて、表示用データ要求メッセージ6に含めてもよい。これにより、アルバム管理サーバ1は、要求元の装置の仕様に合わせて表示用データ7を生成することができる。
【0140】
データD7およびデータD8は、上記テレビ2のユーザに関するユーザ情報が格納されている。図5に示す例では、データD7は、テレビ2のユーザの現住所の情報を示している。また、データD8は、テレビ2のユーザの年齢の情報を示している。
【0141】
これにより、アルバム管理サーバ1は、例えば、現住所の情報に応じて、地域限定のコンテンツを表示用データ7に含めたり、ユーザの年齢に応じて、表示用データ7に含める表示対象を選択したりすることができる。
【0142】
メッセージ解析部20の各部は、図5に示す表示用データ要求メッセージ6に含まれる各データを必要に応じて取得する。具体的には、表示対象ID取得部21は、データD1〜D4を取得する。指定表示画面取得部22は、データD5を取得する。属性情報取得部23は、データD6〜8を取得する。
【0143】
なお、図4(b)の表示画面Bだけを要求する場合、または、要求元のテレビ2にアルバムの履歴が保持されていない場合に生成される表示用データ要求メッセージ6においては、データD1〜D4には、何も格納されていなくてもよい。
【0144】
また、表示用データ要求メッセージ6は上述の8つのデータにより構成されているが、これに限定されない。アルバム管理サーバ1が提供する表示画面の種類やレイアウトに応じて、テレビ2から提供する必要のある情報が含まれるよう、適宜表示用データ要求メッセージ6が構成されればよい。
【0145】
なお、図5に示す例では、表示用データ要求メッセージ6を、ひとつのレコードとして示したが、表示用データ要求メッセージ6のデータ構造はこれに限定されない。表示用データ7を生成するのにアルバム管理サーバ1が必要とするすべてのデータをひとまとまりとするために、各データ間で紐付けが行えれば、リスト構造やツリー構造など如何なるデータ構造によって表示用データ要求メッセージ6を構成してもよい。
【0146】
メッセージ解析部20の各部が取得した各種データは、記憶部50の解析結果記憶部55に記憶され、次に説明するステータス判定部(ステータス判定手段)30または表示用データ生成部40によって、必要に応じて読み出される。
【0147】
制御部10のステータス判定部30は、表示用データ要求メッセージ6によって要求されている表示対象データ(ここでは、アルバム)の状態を判定するものである。上記表示対象データは、表示対象ID取得部21が取得した表示対象のID(ここでは、アルバムID)によって特定されたものである。
【0148】
より具体的には、ステータス判定部30は、アルバムに関する情報を記憶するアルバム情報記憶部51から、上記アルバムIDに基づいて、当該アルバムのアルバム情報(表示対象情報)を抽出する。そして、抽出したアルバム情報に基づいて、アルバムのステータスを判定し、判定結果をステータス判定結果として出力する。ステータス判定結果とは、アルバムの状態を示す情報である。より詳しくは、アルバムが正常に提供できる状態にあるのか否か、あるいは、アルバムが提供できない状態である場合には、どのような状態のために提供できないのか、など、アルバムの閲覧可否に関する状態を示す情報である。
【0149】
ステータス判定部30が出力するステータス判定結果は、表示用データ生成部40に伝達され、表示用データ生成部40が表示用データを適切に生成するために用いる。
【0150】
以下、アルバム情報記憶部51に記憶されるアルバム情報の具体例を用いて、ステータス判定部30の機能について詳細に説明する。
【0151】
図6は、アルバム情報記憶部51に記憶されるアルバム情報の例を示す図である。アルバム情報は、図6に示す例では、レコードとしてアルバムIDに関連付けられてアルバムごとに記憶されており、各アルバム情報はテーブル構造にて管理されている。
【0152】
カラムC1(データ名「アルバムID」)は、アルバムを識別するためのアルバムIDを示す。ステータス判定部30は、このアルバムIDに基づいて、表示対象データとしての特定されたアルバムのアルバム情報を取得する。
【0153】
カラムC2(データ名「利用可否」)は、上記アルバムIDによって特定されるアルバムが利用できるか否かを示す。この利用可否データが、「不可」を示している場合は、そのアルバムが、以前はアルバム管理サーバ1にて管理されていたが、現在、アルバムの中身が存在せず(削除されたなどの理由による)、今後も復帰することはない状態であることを意味する。
【0154】
ステータス判定部30は、利用可否データが「可」であるか「不可」であるかによって、アルバムが利用できる状態であるか否かを判定する。なお、アルバムが利用不可の状態になった日時(例えば削除日)を記憶するカラムを別途設けてもよい。これにより、アルバムが利用不可の状態になったことと共に、いつからそのような状態になったのかをステータス判定部30が判定することが可能となる。
【0155】
カラムC3(データ名「有効期限」)は、アルバムに設定されている公開期間の満了日を示す。ステータス判定部30は、アルバムの要求を受け付けた時に、現在の日付を取得して(例えば、アルバム管理サーバ1に内蔵されている図示しない時計部から)、取得した現在の日付が有効期限を越えているか否かを判定する。有効期限を越えている場合は、ステータス判定部30は、当該有効期限を取得して、表示用データ生成部40に伝達する。なお、アルバムに設定される公開期間は、アルバムの作成者が任意に決定できるものであっても構わないし、アルバム管理サーバ1が自動的に一律に設定するものであっても構わない。
【0156】
カラムC4(データ名「公開状態」)は、アルバムに設定されている公開可否の情報を示す。本実施形態では、アルバム管理サーバ1は、アルバムの作成者が、作成したアルバムの公開を許可するか否かを任意に設定できる構成となっている。
【0157】
ステータス判定部30は、公開状態データが「公開」であるか「非公開」であるかによって、アルバムが提供できる状態であるか否かを判定する。
【0158】
カラムC5〜C9は、アルバムの基本情報を示す。カラムC5は、アルバムを作成したアルバム作成者を示す。カラムC6は、アルバムのタイトルを示す。カラムC7は、アルバム作成者が登録した、当該アルバムに対するコメントを示す。カラムC8は、当該アルバムが作成されたアルバム作成日を示す。カラムC9(データ名「写真枚数(画像有無情報)」)は、当該アルバムに含まれている写真の枚数を示す。これらの情報は、表示用データ生成部40がアルバムを表示するための表示用データを生成するときに、表示用データ生成部40によって必要に応じて取得される。
【0159】
ステータス判定部30は、上記写真枚数データを参照し、当該データが、NULL値か0(ゼロ)であるか、もしくは、1以上であるかによって、アルバムに写真が入っているか否かの状態を判定する。
【0160】
カラムC10(データ名「写真ID(画像有無情報)」)は、アルバムに含まれる1以上の写真を識別するための写真IDを示す。なおこの写真IDは、1のアルバム内で、1以上の写真を一意に識別できるものであればなんでもよい。図6に示す例では、写真のファイル名(「〇〇.jpg」)をそのまま写真IDとして取り扱う。
【0161】
なお、写真IDは、アルバム管理サーバ1が写真一つ一つに対して個別に割り当ててもよい。また、ステータス判定部30は、写真IDデータのカラムC10に写真IDが1つも対応づけられていないことを検出して、これにより、アルバムに写真が入っていない状態を判定してもよい。
【0162】
カラムC11は、アルバム作成者が写真ごとに設定した、写真のタイトルを示す。カラムC12は、アルバム作成者が写真ごとに登録した写真に対するコメントを示す。これらの情報は、表示用データ生成部40が写真を表示するための表示用データを生成するときに、表示用データ生成部40によって必要に応じて取得される。
【0163】
上述の説明では、アルバム情報が12個のカラムからなるテーブル構造を有することを記載したが、本発明のアルバム情報のデータ構造は上記に限定されない。アルバム情報は、アルバム管理サーバ1が、アルバムの状態を判定するのに必要な情報が含まれるように適宜構成される。例えば、当該アルバムの閲覧者に年齢制限を設ける場合には、閲覧を許可する年齢の条件を格納するためのカラムを別途設ければよい。
【0164】
なお、図6に示す例では、複数のアルバム情報を、複数のレコードの集まりとしてテーブル構造にて示したが、アルバム情報のデータ構造はこれに限定されない。ステータス判定部30がアルバムの状態をアルバムごとに判定できるよう、各カラムの情報が、アルバムIDに関連付けて記憶されてさえいれば、アルバム情報は如何なるデータ構造を有していてもよい。
【0165】
上述のとおり、ステータス判定部30は、アルバム情報記憶部51を参照して、表示対象データとして特定されたアルバムの状態を判定し、そのステータス判定結果を表示用データ生成部40に出力する。
【0166】
制御部10の表示用データ生成部40は、メッセージ解析部20が解析した解析結果およびステータス判定部30が判定したステータス判定結果に基づいて、表示用データ要求メッセージ6に対する応答としての表示用データを生成するものである。
【0167】
より具体的には、(1)指定された表示画面を表示するための表示制御情報の雛型となるパターンデータを選択し、(2)選択されたパターンデータに、中身、すなわち、要求されたアルバム、写真あるいは要素などの表示対象データを特定する表示対象特定情報やテキストデータを埋め込んで表示制御情報を生成し、(3)表示対象データおよび表示制御情報(および、あればその他付加情報)を合成して、表示用データ要求メッセージ6に対する応答としての表示用データ7を生成する。
【0168】
表示用データ生成部40は、ステータス判定部30が、上記要求された表示対象データが提供不可能な状態であると判定した場合には、要求された表示対象データを表示するための表示用データ(正常表示用データ)ではなく、表示対象データが提供不可能な状態であること、および、それがどのような状態であるのかを示すステータス情報を表示するための表示用データ7(エラー表示用データ)を生成する。
【0169】
表示用データ生成部40は、上述の表示用データ(正常表示用データまたはエラー表示用データ)を生成する処理を実行するために、パターンデータ特定部41、ステータス情報抽出部(ステータス情報生成手段)42、表示対象データ抽出部43、表示制御情報生成部(表示制御情報生成手段)44、および、表示用データ合成部45を有している。
【0170】
パターンデータ特定部41は、指定表示画面取得部22が取得した表示画面指定情報に応じて、指定された表示画面を表示するためのパターンデータを選択するものである。パターンデータ特定部41は、パターンデータ記憶部53を参照し、表示画面指定情報に含まれる、表示画面を識別するためのパターンIDに基づいて、要求されている表示画面の雛型となるパターンデータを特定する。
【0171】
図7は、パターンデータ記憶部53に記憶されるパターンデータテーブルの例を示す図である。図7に示す例では、上述した表示画面A〜C(図4(a)〜(c))などを含む複数種類の表示画面の雛型が、パターンIDに関連付けて記憶されている。
【0172】
図5に示す例では、表示画面指定情報として、表示画面Aおよび表示画面Cが特定される。したがって、パターンデータ特定部41は、図7に示すパターンデータ記憶部53を参照して、パターンデータとして、パターンID「A」によって特定されるアルバム履歴画面生成用のパターンデータと、パターンID「C」によって特定されるアルバム写真表示画面(スライドショー画面)生成用のパターンデータとを特定する。
【0173】
パターンデータとは、定型のレイアウト定義情報を有する表示画面生成用スクリプトのパターン情報(あるいはその組合せ)を含むものである。すなわち、表示制御情報の雛型である。パターンデータはいわば、表示対象データ(アルバム、写真)を実際に特定した情報(表示対象特定情報)を中身とすれば、それが埋め込まれる前の入れ物であると言うことができる。
【0174】
パターンデータ特定部41が特定したパターンデータは、上述の中身が合成されて、表示制御情報となる。
【0175】
ステータス情報抽出部42は、ステータス判定部30が出力するステータス判定結果に応じたステータス情報をステータス情報記憶部54から抽出するものである。
【0176】
図8は、ステータス情報記憶部54に記憶される、ステータス情報が管理されるステータステーブルの例を示す図である。図8に示すステータステーブルでは、アルバムのひとつの状態をひとつのレコードで構成している。そして、複数種類あるアルバムの状態を一意に識別するためのステータスコードと、当該ステータスコードに関連付けて、アルバムのステータスの内容と、当該ステータスをユーザに示すためのステータス情報とを記憶している。
【0177】
例えば、ステータス判定部30が、要求されたアルバムのアルバムIDがアルバム情報記憶部51に記憶されていないことにより、当該アルバムのステータス判定結果として、「要求されたアルバムIDがアルバム情報記憶部に記憶されていない。」というアルバムの状態を示す、ステータスコード「Sta_001」を出力したとする。
【0178】
ステータス情報抽出部42は、ステータス判定部30が出力したステータスコード「Sta_001」に基づいて、ステータス情報“入力されたアルバムIDが存在しません。”というテキストデータを抽出する。
【0179】
ステータス情報抽出部42が、ステータス判定部30のステータス判定結果に基づいて抽出したステータス情報は、上述のパターンデータに埋め込まれて表示制御情報となる。ステータス情報が含まれた表示制御情報は、テレビ2に供給され、ステータス情報をテレビ2に表示させることが可能となる。
【0180】
なお、ステータス情報は、固定されたテキストデータを抽出するだけではなく、パラメータが指定されることによって動的に決定されるものであっても構わない。例えば、図8に示す例では、ステータスコード「Sta_003」のステータス情報には、「@@_(パラメータ名)_@@」の形式で記載されたパラメータが含まれている。
【0181】
ステータス判定部30が、アルバム情報記憶部51を参照し、要求されたアルバムの有効期限が切れていることを検知すると、ステータス判定部30は、ステータスコード「Sta_003」とともに、当該アルバムの有効期限データ(例えば、「2006年2月1日」)を出力する。
【0182】
ステータス情報抽出部42は、上記ステータスコードに基づいて、図8に示すステータス情報を抽出し、抽出したステータス情報に含まれるパラメータ「@@_有効期限_@@」の部分を、ステータス判定部30から出力された有効期限データ「2006年2月1日」に置き換えてステータス情報を完成させる。
【0183】
これにより、アルバムを要求したテレビ2に対して送り返される表示制御情報には、アルバムを表示する代わりに、“2006年2月1日に公開期間が終了しました(今後再度公開される可能性があります)。”というテキストデータを表示するための命令が記述される。
【0184】
ステータス情報は、上述の説明では、テキストデータとして記憶した例を挙げたが、ステータス情報のデータ形式はこれに限定されない。アルバムの状態に関する情報をユーザに示すことができる形式であればなんでもよく、例えば、上述のステータス情報を、アイコンや図形、あるいは、文字そのものをイメージ化した画像ファイルとして記憶しておいてもよい。この場合は、写真と同様に表示対象データとして扱われ、当該表示対象データを特定する表示対象特定情報がパターンデータに埋め込まれることにより表示制御情報が生成される。
【0185】
表示対象データ抽出部43は、表示対象ID取得部21が取得したアルバムIDに基づいて特定された表示対象データを表示対象データ記憶部52から抽出するものである。
【0186】
図9は、表示対象データを記憶するための表示対象データ記憶部52に記憶される、アルバムごとの写真テーブルの例を示す図である。図9では、表示対象データテーブルの一例として、アルバムID「0125478225142584」のアルバムが含む写真の一覧を示す写真テーブルを示したが、表示対象データ記憶部52の記憶される表示対象データテーブルは、この写真テーブルのみではない。表示対象データ記憶部52には、アルバム情報記憶部51にて管理されるアルバムごとに、上記写真テーブルが用意される。表示対象データ抽出部43は、表示対象ID取得部21が取得したアルバムIDに基づいて、そのアルバムに関連付けられた写真テーブルを参照するように構成されている。また、図9に示す例では、写真を管理するための写真テーブルのみが示されているが、これは、表示対象データテーブルを限定するものではない、例えば、操作ボタンなどの要素の画像を管理するための要素画像テーブルが表示対象データ記憶部52に記憶されていてもよい。
【0187】
アルバムの写真を管理する写真テーブルは、図9に示すとおり、写真ごとにひとつのレコードが構成されて、アルバム内の写真を一意に識別するための写真ID(あるいは写真のファイル名)と、当該写真IDに関連付けられた、写真の表示順序と、写真のデータ本体とが記憶されている。写真の表示順序とは、複数の写真を表示するときの表示の順序を示すものであり、例えば、サムネイル一覧表示する場合にどの写真をどの順番に配置するか、あるいは、スライドショー表示する場合にどの順番で写真をスライドさせるかなどを決定するのに参照される。
【0188】
表示対象ID取得部21によって、要求されたアルバムが、アルバムID「0125478225142584」のアルバムであると特定されると、表示対象データ抽出部43は、表示対象データ記憶部52に記憶される写真テーブル(図9)を参照し、表示対象データとして、写真「00123.jpg」〜「00132.jpg(図6)」までを特定し抽出する。
【0189】
なお、本実施形態では、表示対象データ抽出部43は、指定表示画面取得部22の表示画面指定情報に応じて必要な表示対象データのみを選択的に抽出することもできる。
【0190】
より具体的には、例えば、表示対象データ抽出部43がアルバムのすべての写真を抽出するのは、指定表示画面取得部22が、表示画面Cや表示画面C1を表示画面指定情報として特定した場合だけでよい。
【0191】
また、表示画面指定情報が表示画面Aを示している場合は、アルバム履歴画面では、代表画像の小サイズ画像が1枚必要なだけである。したがって、表示対象データ抽出部43は、写真テーブルから表示順序が1の写真を1枚抽出し、それをアルバム履歴画面で表示する用の大きさに拡大(または縮小)して出力する。
【0192】
表示対象データ抽出部43が抽出し、出力した表示対象データは、表示制御情報生成部44、および、表示用データ合成部45に供給される。
【0193】
なお、表示対象データ抽出部43は、指定された表示画面のデザインに応じて、アルバムの基本情報などの付加情報をアルバム情報記憶部51から抽出してもよい。また、操作ボタンなどの要素の画像を付加情報として表示対象データ記憶部52から抽出してもよい。具体的には、選択されたパターンデータごとに、どのような付加情報を抽出すべきかが記述されており、その記述にしたがって、アルバム情報記憶部51または表示対象データ記憶部52から適切な付加情報を抽出する。
【0194】
なお、付加情報の例としては、ユーザが入力することができるコマンドを一覧表示するための入力可能コマンドのアイコンや説明文、アルバムのタイトル、写真の属性情報、写真に施された処理履歴を示す操作情報、ネットワークアルバムサービスを提供するサービスサイト名、著作権情報などが想定されるが、これに限定されない。
【0195】
上述のように表示対象データ抽出部43が抽出した付加情報は、選択されたパターンデータに埋め込まれ、表示制御情報の一部を構成する。
【0196】
表示制御情報生成部44は、ステータス情報抽出部42が抽出あるいは生成したステータス情報、表示対象データ抽出部43が抽出した表示対象データを特定する表示対象特定情報、および、表示対象データ抽出部43が抽出した付加情報を、パターンデータ特定部41が特定したパターンデータに埋め込んで、表示用データ要求メッセージ6の要求に応じた表示制御情報を生成するものである。
【0197】
図10は、パターンデータ特定部41が特定したパターンデータ(左側)、および、当該パターンデータに中身(ステータス情報/表示対象特定情報/付加情報など)を埋め込んで表示制御情報生成部44が生成した表示制御情報(右側)の例を模式的に示す図である。図10に示すパターンデータおよび表示制御情報は、表示画面A(アルバム履歴画面)を生成するためのアルバム履歴画面生成用スクリプトを含んでいる。
【0198】
特定されたパターンデータ170は、上述したとおり、中身(ステータス情報/表示対象特定情報/付加情報など)が埋め込まれる前の、定型の情報しか含まない“入れ物”である。パターンデータ170において、中身の部分は、図10に示す「@@_(パラメータ名)_@@」の文字列で表している。これらの部分は、ステータス情報抽出部42によってステータス情報が特定され、表示対象データ抽出部43によって、表示対象データおよび付加情報が特定されたのち、表示制御情報生成部44が実際の値に置換する。
【0199】
パターンデータのレイアウト定義情報171は、アルバムの履歴情報を3つ表示するために、各アルバムの履歴情報の配置を規定する3つの情報、すなわち、第1履歴情報171a、第2履歴情報171b、および、第3履歴情報171cを含んでいる。
【0200】
ここでは、第1履歴情報171aの構造のみを詳細に説明するが、のこりの履歴情報も、第1履歴情報171aと同様の構造であるため、ここでは説明を省略する。
【0201】
第1履歴情報171aは、さらに、表示対象特定情報172、タイトルまたはステータス情報173、アルバムID174、アルバム作成者175、および、アルバム作成日176を含んでいる。
【0202】
まず、表示制御情報生成部44は、ステータス判定部30のステータス判定結果に応じて、表示対象データ(ここでは、アルバム)ごとに、正常に表示対象データを表示するための埋め込み処理を行うのか、エラーメッセージとしてのステータス情報を表示するための埋め込み処理を行うのかを決定する。
【0203】
(1)正常に表示対象データを表示するための埋め込み処理
表示制御情報生成部44は、表示対象データ抽出部43が出力した表示対象データを参照し、当該表示対象データへのリンク情報を生成して表示対象特定情報172に埋め込む。表示対象データへのリンク情報が埋め込まれることにより、表示対象特定情報182aが生成される。
【0204】
そして、表示制御情報生成部44は、タイトルまたはステータス情報173に、表示対象データ抽出部43がアルバム情報記憶部51から抽出したアルバムタイトルを埋め込む。本実施形態では、アルバムが正常に提供できる状態である場合には、タイトルまたはステータス情報173に、アルバムタイトルを埋め込む。
【0205】
表示制御情報生成部44は、残りのアルバムID174、アルバム作成者175、および、アルバム作成日176には、それぞれ、上述と同様に、表示対象データ抽出部43がアルバム情報記憶部51から抽出した、アルバムID、アルバム作成者、および、アルバム作成日をそれぞれ埋め込む。これにより、表示対象特定情報182a、タイトル183a、アルバムID184a、アルバム作成者185、および、アルバム作成日186を含む、第1のアルバムの履歴情報を表示するための第1履歴情報181aが完成する。
【0206】
(2)エラーメッセージとしてのステータス情報を表示するための埋め込み処理
上記ステータス判定結果が、アルバムが要求元に提供できない状態にあることを示す場合、表示制御情報生成部44は、アルバムの履歴情報を表示するための埋め込み処理ではなく、ステータス情報を表示するための埋め込み処理を実行する。この場合のステータス情報は、アルバムがどういう状態にあるために提供できないのかをユーザに示すための情報である。
【0207】
図10の第2履歴情報171bから第2履歴情報181bを生成する場合について説明する。表示制御情報生成部44は、表示対象特定情報172に、アルバムの代表画像の代わりに、イメージがないことを示す画像(写真ID「noimage.jpg」)を特定する表示対象特定情報を埋め込んで、表示対象特定情報182bを生成する。「noimage.jpg」は、表示対象データ抽出部43が、ステータス判定部30の判定結果に応じて表示対象データ記憶部52から抽出したものである。
【0208】
表示制御情報生成部44は、タイトルまたはステータス情報173に、ステータス情報抽出部42がステータス情報記憶部54から抽出したステータス情報を埋め込む。本実施形態では、アルバムが提供できない状態である場合には、タイトルまたはステータス情報173に、アルバムタイトルではなくステータス情報(ここでは、“入力されたアルバムIDが存在しません。”)を埋め込む。これにより、エラーメッセージをユーザに示すためのステータス情報183bが生成される。
【0209】
表示制御情報生成部44は、アルバムID174に、アルバムIDの代わりにアルバムIDが空であることを示す情報(例えば、「−−−− −−−− −−−− −−−−」)を埋め込む。これは、ステータス判定部30が、アルバムの状態を「Sta_001」、すなわち、要求されたアルバムIDがアルバム情報記憶部に記憶されていない状態であると検知したので、示すべきアルバムIDの情報がないためである。今後公開される可能性があるアルバムの場合には、管理されているアルバムIDを埋め込めばよい。
【0210】
これにより、アルバムID184bが生成され、表示対象特定情報182b、ステータス情報183b、および、アルバムID184bを含む第2履歴情報181bが完成する。
【0211】
上述の埋め込み処理を、表示対象であるアルバムごとに繰り返し、パターンデータに中身を埋め込む。第3履歴情報181cも、第3履歴情報171cから上述のいずれかの埋め込み処理によって生成される。このように、レイアウト定義情報171に中身が埋め込まれることによって、レイアウト定義情報181が生成され、表示制御情報が完成する。
【0212】
上述の説明では、レイアウト定義情報171からレイアウト定義情報181を生成することを記載したが、これに限定されない。パターンデータに操作内容定義情報270(状態遷移定義情報177および操作機能定義情報178)が含まれている場合は、操作内容定義情報270に適切に選択した中身を埋め込んで、操作内容定義情報280を生成してもよい。ここでは、状態遷移定義情報187は、当該アルバム履歴画面生成用スクリプトにて表示されたアルバム履歴画面から、ある特定の要素が押下されたときに、次にどの画面に遷移すればよいのかを定義した情報であり、操作機能定義情報188は、テレビ2が上記アルバム履歴画面表示中に、どのイベントが発生したときに、どのように動作すればよいのかを定義した情報である。
【0213】
上述のように、表示制御情報生成部44は、パターンデータ170に対して中身を埋め込んで、表示制御情報180を生成する。表示制御情報180は、表示用データ要求メッセージ6の内容に応じて生成されたものであり、表示用データ要求メッセージ6の送信元であるテレビ2が要求するアルバムを、要求された表示画面のレイアウトにてテレビ2で表示するための表示制御情報となっている。
【0214】
なお、埋め込まれる対象としては、上述の例に限定されない。例えば、付加情報として記憶された、アルバムを表示する際の背景画像が埋め込まれてもよい。
【0215】
表示用データ合成部45は、表示制御情報生成部44が生成した表示制御情報と、当該表示制御情報の表示対象特定情報によって特定される表示対象データ(写真、要素画像など)とを合成して、テレビ2にてアルバムを表示するための表示用データを生成するものである。
【0216】
このようにして生成された表示用データには、要求された表示対象データと、テレビ2における表示対象データまたはステータス情報の配置を規定する表示制御情報とが含まれる。上記表示用データを受信したテレビ2は、アルバムに含まれる写真またはステータス情報を、表示制御情報にしたがって所定のレイアウトにて表示することができる。
【0217】
図11は、中身が埋め込まれたあとのレイアウト定義情報181の具体例を示す図である。上述したとおり、パターンデータ170における、「@@_(パラメータ名)_@@」の部分に実際の中身の情報が埋め込まれ、表示制御情報におけるレイアウト定義情報181が完成する。
<g>と</g>とで挟まれている記述が、それぞれ、第1履歴情報181a〜第3履歴情報181cを表している。第2履歴情報181bに表示される予定だったアルバムは、提供できる状態ではないとステータス判定部30によって判定された。そのため、タイトルまたはステータス情報173には、アルバムタイトルの代わりにステータス情報183bが埋め込まれている。そして、アルバムIDも抽出できなかったために、アルバムID174には、アルバムIDが存在しないことを示す文字列(アルバムID184b)が埋め込まれている。
【0218】
〔アルバム管理サーバの処理〕
次に、図12、13に基づいて、アルバム管理サーバ1の処理の流れを説明する。
【0219】
図12は、アルバム管理サーバ1における、表示用データ提供処理の流れを示すフローチャートである。アルバム管理サーバ1は、テレビ2(図2)から、表示用データ要求メッセージ6を受け取る。図12に示す例では、テレビ2から、3つのアルバムIDと、表示画面AおよびBを指定する情報とを含む表示用データ要求メッセージ6(図5)を受け取ったものとする。
【0220】
アルバム管理サーバ1の受信部11a(図1)が、テレビ2から表示用データ要求メッセージ6を受信すると(S101においてYES)、メッセージ解析部20は、受信した表示用データ要求メッセージ6の解析を行う。
【0221】
表示対象ID取得部21は、表示用データ要求メッセージ6に含まれる3つのアルバムIDを取得する(S102)。このとき、図5に示すデータD4に何もデータが含まれていない場合は、データD4からは何も取得しない。
【0222】
指定表示画面取得部22は、表示用データ要求メッセージ6に含まれる、テレビ2が要求する表示画面のタイプを示す情報を取得する(S103)。ここでは、表示画面AおよびBを表示画面指定情報として取得する。
【0223】
表示用データ生成部40は、表示画面Bが取得されたことに基づいて、アルバムID入力画面生成用スクリプトを生成する(S104)。
【0224】
表示対象ID取得部21の解析の結果、取得されたアルバムIDが1以上存在すると判断された場合には(S105においてYES)、ステータス判定部30は、取得されたアルバムIDによって特定されるすべてのアルバムについて、図3のS4に示すステータス判定処理を実行する。ここでは、アルバムIDを3つ取得したので、3回ステータス判定処理を実行する。
【0225】
ステータス判定部30は、取得されたアルバムIDに基づいてアルバム情報記憶部51に記憶されている当該アルバムのアルバム情報を参照する。ここで、アルバム情報記憶部51に上記アルバムIDが記憶されていないことを検知した場合は(S106においてNO)、検知した状態に合致するステータスコード(Sta_001)を出力する。ステータス情報抽出部42は、上記ステータスコードに対応するステータス情報(“入力されたアルバムIDが存在しません。”)を抽出する。そして、表示制御情報生成部44が、アルバム履歴画面生成用スクリプトに上記ステータス情報を埋め込む(S107)。
【0226】
あるいは、上記アルバムIDは記憶されているが、当該アルバムの利用可否データが、「不可」を示していることを検知した場合は(S106においてYES、S108においてNO)、ステータス判定部30は、アルバムが削除されたなどの事情によって、二度と利用できない状態にあることを検知し、検知した状態に合致するステータスコード(Sta_002)を出力する。これに応じてステータス情報抽出部42は、ステータス判定部30から当該アルバムIDに関連付けられてアルバム情報記憶部51に記憶されている「削除日」のデータを取得する(S109)。そして、上記ステータスコードに対応するステータス情報(“アルバムは、@@_削除日_@@に削除されたため、見ることができません。”)を抽出して、パラメータの部分を取得した削除日の値に置換して、ステータス情報を完成させる。表示制御情報生成部44は、アルバム履歴画面生成用スクリプトに上記完成したステータス情報を埋め込む(S110)。
【0227】
あるいは、ステータス判定部30は、アルバム情報記憶部51を参照し、当該アルバムが要求された日付が、当該アルバムの公開の有効期限を越えていることを検知した場合は(S108においてYES、S111においてNO)、ステータス判定部30は、アルバムの有効期限切れの状態を検知して、その状態に合致するステータスコード(Sta_003)を出力する。ステータス情報抽出部42は、ステータス判定部30から当該アルバムIDに関連付けられた「有効期限」のデータを取得する(S112)。そして、上記ステータスコードに対応するステータス情報(“@@_有効期限_@@に公開期間が終了しました(今後再度公開される可能性があります)。”)を抽出して、パラメータの部分を取得した有効期限の値に置換して、ステータス情報を完成させる。表示制御情報生成部44は、アルバム履歴画面生成用スクリプトに上記完成したステータス情報を埋め込む(S113)。
【0228】
あるいは、ステータス判定部30は、アルバム情報記憶部51を参照し、当該アルバムに対して、アルバム作成者によって、非公開の設定がなされていることを検知した場合は
(S111においてYES、S114においてNO)、アルバムの非公開の状態を検知し、その状態に合致するステータスコード(Sta_004)を出力する。ステータス情報抽出部42は、上記ステータスコードに対応するステータス情報(“現在公開が停止されています(今後再度公開される可能性があります)。”)を抽出する。表示制御情報生成部44は、アルバム履歴画面生成用スクリプトに上記ステータス情報を埋め込む(S115)。
【0229】
あるいは、ステータス判定部30は、アルバム情報記憶部51を参照し、取得されたアルバムIDに関連付けられている写真IDを検索する。ここで、ステータス判定部30は、当該アルバム内に写真が1枚も含まれていないことを検知した場合は(S114においてYES、S116においてNO)、その検知した状態に合致するステータスコード(Sta_005)を出力する。ステータス情報抽出部42は、上記ステータスコードに対応するステータス情報(“アルバムに写真がありません。”)を抽出し、表示制御情報生成部44が、アルバム履歴画面生成用スクリプトに上記ステータス情報を埋め込む(S117)。
【0230】
一方、ステータス判定部30が、上述の判定とは反対に、アルバムが何の問題もなく提供できる状態にあると判定した場合は(S116においてYES)、表示対象データ抽出部43は、上記アルバムIDに基づいて、表示対象データとしての写真を特定する。ここでは、アルバム履歴画面を生成するので、当該アルバムに含まれている表示順序1の写真を代表画像(表示対象データ)として表示対象データ記憶部52から抽出する。また、必要なアルバム情報をアルバム情報記憶部51から取得する。表示制御情報生成部44は、上記表示対象データを特定するための表示対象特定情報と、アルバムの基本情報などをアルバム履歴画面生成用スクリプトに埋め込んで、表示制御情報を完成させる(S118)。以上のステータス判定処理を、取得したアルバムIDごとに繰り返す。
【0231】
反対に、表示対象ID取得部21の解析の結果、表示用データ要求メッセージ6からアルバムIDが1つも取得されなかった場合には(S105においてNO)、表示用データ生成部40は、“(アルバムの)履歴情報がありません”というメッセージが表示されたアルバム履歴画面を表示させるためのアルバム履歴画面生成用スクリプトを生成する。
【0232】
最後に、表示制御情報生成部44は、生成したすべての表示画面生成用スクリプトを含む表示制御情報と、表示対象データ抽出部43が、上述の各処理過程で抽出したすべての表示対象データとを含む表示用データ7を、要求元のテレビ2に送信する(S119)。
【0233】
図13は、アルバム管理サーバ1における、表示用データ提供処理の流れを示すフローチャートである。図13に示す例では、3つのアルバムIDと、表示画面Cを指定する情報と、表示画面Cに表示するターゲットを上記3つのアルバムIDの中から指定する情報とを含む表示用データ要求メッセージ6を、テレビ2から受け取ったものとする。
【0234】
アルバム管理サーバ1の受信部11a(図1)が、テレビ2から表示用データ要求メッセージ6を受信すると(S201においてYES)、メッセージ解析部20は、受信した表示用データ要求メッセージ6の解析を行う。
【0235】
表示対象ID取得部21は、表示用データ要求メッセージ6に含まれる3つのアルバムIDを取得する(S202)。
【0236】
指定表示画面取得部22は、表示用データ要求メッセージ6に含まれる、テレビ2が要求する表示画面のタイプを示す情報を取得する(S203)。ここでは、表示画面Cを表示画面指定情報として取得する。
【0237】
このとき、表示画面指定情報が表示画面Cを示しているので、表示対象ID取得部21は、図5に示すデータD4から、ターゲットとなるアルバムIDの情報を取得する(S204)。
【0238】
次に、ステータス判定部30は、取得されたターゲットのアルバムIDによって特定されるアルバムについて、ステータス判定処理を実行する。ここでは、3つのアルバムIDのうち、1番目のアルバムIDについてステータス判定処理を実行する(S205〜S216)。なお、S205〜S216のステータス判定処理の詳細は、図12に示す、S106〜S117のステータス判定処理と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0239】
S205〜S216のステータス判定処理の結果、ステータス判定部30が、ターゲットのアルバムが提供できない状態であると判定した場合には、表示用データ生成部40は、当該アルバムを表示する表示画面Cの表示用データを生成する代わりに、S202にて特定した3つのアルバムについてのアルバム履歴画面の表示用データを生成する。
【0240】
より具体的には、ステータス情報抽出部42は、ステータス判定部30が出力するステータスコードに応じて、適切なステータス情報を抽出し、表示制御情報生成部44は、アルバム情報の代わりに、アルバムのステータス情報が含まれた第1履歴情報181a(図10)を生成する。
【0241】
続いて、ステータス判定部30は、図12に示す、表示画面Aを生成するための処理に移行し、残りの2つのアルバムについても、ステータス判定処理を実行する。表示制御情報生成部44は、残りの2つのアルバムについて、ステータス判定部30のステータス判定結果に応じた第2履歴情報181b、第3履歴情報181cを生成してアルバム履歴画面生成用スクリプトを完成させる。
【0242】
反対に、S205〜S216のステータス判定処理の結果、ステータス判定部30が、ターゲットのアルバムが提供できる状態であると判定した場合には(S215においてYES)、表示対象データ抽出部43は、ターゲットのアルバムに含まれる写真(表示対象データ)を表示対象データ記憶部52から抽出し、必要なアルバム情報をアルバム情報記憶部51から抽出する。表示制御情報生成部44は、表示対象データ抽出部43が抽出した中身を上述の方法で特定されたパターンデータに埋め込んで、表示画面Cを表示するための表示制御情報を生成する。そして、表示用データ合成部45は、表示対象データ抽出部43が抽出した表示対象データと上記表示制御情報とを合成して、アルバム写真表示画面を表示するための表示用データを生成する(S217)。送信部11b(図1)は、生成された表示画面C(アルバム写真表示画面)の表示用データを、表示用データ要求メッセージ6の要求元であるテレビ2に送信する(S218)。
【0243】
以上のように、ターゲットのアルバムが提供できない状態である場合には、アルバム管理サーバ1は、ターゲットのアルバムを表示するためのアルバム写真表示画面を表示する表示用データを提供する代わりに、当該アルバムがどのように提供できない状態であるのかをユーザに示すためのステータス情報を含んだアルバム履歴画面を表示する表示用データをテレビ2に提供する。
【0244】
これにより、テレビ2は、要求したアルバムが取得できない場合に、単に取得できないということを示す情報だけではなく、アルバムがどのような状態にあるのかを示すステータス情報を取得してユーザに提示することが可能となる。
【0245】
図14は、アルバム管理サーバ1からステータス情報を含む表示用データを受信したテレビ2にて表示されるアルバムのステータス情報の表示例を示す図である。アルバム情報表示領域143a〜143eは、図4(a)に示す表示画面Aのアルバム情報表示領域143において、アルバム情報が表示される代わりに、アルバムのステータス情報が表示されるときの様々なバリエーションを示している。
【0246】
アルバム情報表示領域143aは、アルバムIDが特定されない場合に、S120(図12)のステップで生成される領域である。表示用データ要求メッセージ6で要求されたアルバムIDが3つとも空だった場合、アルバム情報表示領域143aが第1領域141(図4(a))の各アルバム情報表示領域143に埋められる。なお、アルバムIDが1つあるいは2つだけ特定されている場合は、アルバムが特定されていない残りの領域に、アルバム情報表示領域143aを表示させるような表示制御情報を、表示制御情報生成部44が作成してもよい。
【0247】
アルバム情報表示領域143bは、ステータス判定部30が特定されたアルバムIDがアルバム情報記憶部51に記憶されていないと判定した場合に、S107(図12)またはS206(図13)のステップで生成される領域である。ステータス情報は、上述したとおり、ステータス判定部30が判定したアルバムの状態に応じて、ステータス情報抽出部42がステータス情報記憶部54から抽出したものが埋め込まれる。
【0248】
アルバム情報表示領域143cは、ステータス判定部30が特定されたアルバムIDのアルバムの公開有効期限が切れていると判定した場合に、S113(図12)またはS212(図13)のステップで生成される領域である。
【0249】
アルバム情報表示領域143dは、ステータス判定部30が特定されたアルバムIDのアルバムに非公開の設定がなされていると判定した場合に、S115(図12)またはS214(図13)のステップで生成される領域である。
【0250】
アルバム情報表示領域143eは、ステータス判定部30が特定されたアルバムIDのアルバムに写真が1枚も含まれていないと判定した場合に、S117(図12)またはS216(図13)のステップで生成される領域である。
【0251】
このように、テレビ2は、アルバム管理サーバ1からステータス情報を含む表示用データ7を受信すると、そこに含まれる表示制御情報に基づいて、ステータス情報が表示されたアルバム履歴画面を表示する。これにより、ユーザは、所望のアルバムが閲覧できない場合に、その原因を知ることができ、結果としてユーザの利便性が向上する。
【0252】
次に、表示用データ要求メッセージ6を生成して、表示画面のデータをアルバム管理サーバ1に要求し、アルバム管理サーバ1が生成した表示用データにしたがって要求した表示画面にてアルバムを表示する、テレビ2の詳細について説明する。
【0253】
〔テレビの構成〕
図15は、本発明の実施形態に係るテレビ2の要部構成を示すブロック図である。テレビ2は、図2で説明したとおり、表示用データ要求メッセージ6を上述のアルバム管理サーバ1に送信して、表示用データ7を取得し、表示用データを表示するものである。テレビ2は、図15に示すとおり、操作部15、通信部16、表示部17、放送データ受信部18、音声出力部19、テレビ2を統括制御する制御部90、記憶部80、および、一時記憶部110とを備えている。
【0254】
制御部90は、テレビ2が備える各部の各種動作を制御するものであり、内部に、入出力制御部60、表示用データ要求メッセージ6を生成する表示用データ要求処理部70、受信した表示用データ7を処理する表示用データ処理部(表示用データ処理手段)91、および、放送データ受信部18を制御して受信した放送データから音声データと映像データとを抽出する放送データ制御部92を有している。制御部90は、記憶部80に記録されている各種プログラムを読み出して、本発明のテレビ2の各部を制御し、アルバム表示のための各種処理を行う。
【0255】
記憶部80は、制御部90が実行する制御プログラムおよびOSプログラム、ならびに、制御部90が表示用データを処理してアルバム表示するための各種処理を実行するためのフォトアプリケーションプログラムおよび上記各種処理を実行する際に読み出す各種データを記録するものであり、フラッシュメモリなどの不揮発性の記憶装置によって構成されるものである。上記各種データはそれぞれ、記憶部80内部の各種記憶部、すなわち、アルバムID記憶部81、状態情報記憶部82、および、属性情報記憶部83に記憶される。なお、受信した放送データは、この記憶部80の図示しない放送データ記憶部に記憶される。
【0256】
一時記憶部110は、プログラムを処理するための作業領域、各種データの一時記憶に利用されるほか、本実施形態では、アルバム管理サーバ1より取得した表示用データ7の一時記憶に利用される。RAM(random access memory)などの揮発性メモリで実現される。なお、ユーザによって操作部15から入力される各種情報(アルバムIDの数字など)を、一時記憶部110に一時的に記憶してもよい。
【0257】
通信部16は、ネットワークアルバムシステム100における、テレビ2外部の各装置と通信網を介して通信するものであり、内部に送信部16aおよび受信部16bを備えている。
【0258】
具体的には、送信部16aは、表示用データ要求処理部70が生成した表示用データ要求メッセージ6をアルバム管理サーバ1に送信するものである。受信部16bは、アルバム管理サーバ1から提供された表示用データ7(図2)を受信するものであり、受信部16bを介して受け付けられた表示用データ7は、一時記憶部110に一時的に記憶され、入出力制御部60、または、表示用データ処理部91によって必要に応じて読み出される。
【0259】
表示部17は、表示用データ処理部91が処理した表示用データなど、テレビ2が記憶するの各種データを表示するものであり、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)、PDP(プラズマディスプレイパネル)、またはCRT(cathode-ray tube)ディスプレイなどの表示装置で構成される。
【0260】
操作部15は、ユーザがテレビ2を操作するための指示信号を入力するものであり、例えば、テレビ2を遠隔操作するリモコンや、テレビ2自体に設けられた操作ボタン、あるいは、テレビ2に有線あるいは無線で接続された、マウスやキーボードなどで構成されている。操作部15を用いてユーザにより入力された指示信号は、入出力制御部60を介して、制御部90の各部に送られる。これにより、ユーザはテレビ2を操作することが可能となる。
【0261】
放送データ受信部18は、放送局から放送波により伝送される放送データ(TV番組の音声データや映像データ、あるいは、電子番組表などの情報)を受信するものである。放送データ受信部18は、チューナ、復調部、および、TS(トランスポートストリーム)デコーダなどで構成される。放送データ受信部18が受信した放送データは、デコードされて、入出力制御部60を介して、記憶部80の放送データ記憶部(図示せず)に記憶される。
【0262】
音声出力部19は、上記放送データに含まれる音声データを出力するスピーカとして実現される。
【0263】
入出力制御部60は、テレビ2の各部(操作部15、通信部16、表示部17、放送データ受信部18、音声出力部19)と、制御部90内部の表示用データ要求処理部70、表示用データ処理部91、または、放送データ制御部92との間で行われる情報の入出力を制御するものである。入出力制御部60は、操作受付部61、メッセージ送信制御部62、表示用データ受信制御部63、表示制御部(表示制御手段)64、および、音声出力制御部65を含んでいる。
【0264】
操作受付部61は、操作部15を介して入力されるユーザの指示信号を受け付けて、表示用データ要求処理部70の各部へ伝達するものである。例えば、ユーザが操作部15を用いて、所望の表示画面を表示する指示信号(表示画面表示指示信号)をテレビ2に入力すると、表示用データ要求メッセージ6を生成せよとの指示信号が表示用データ要求処理部70に伝達される。
【0265】
メッセージ送信制御部62は、表示用データ要求処理部70が生成した表示用データ要求メッセージ6を送信するよう通信部16の送信部16aを制御するものである。表示用データ受信制御部63は、通信部16の受信部16bがアルバム管理サーバ1から受信した表示用データ7を受け付けて、一時記憶部110に記憶するものである。
【0266】
表示制御部64は、表示部17を制御して記憶部80に記憶される各種データを表示するものである。表示制御部64は、一時記憶部110に記憶される表示用データを読み出して、表示用データに含まれている表示対象データを、同じく表示用データに含まれている表示制御情報にしたがって表示する。より詳しくは、表示用データ処理部91が、上記表示制御情報を解析し、その解析結果(表示対象データを配置する始点の座標情報や、それに対応付けられた表示対象データを特定する表示対象特定情報、あるいは、テキストデータで埋め込まれたステータス情報など)にしたがって、写真やステータス情報を表示部17に表示させる。
【0267】
あるいは、放送データに含まれる映像データを放送データ制御部92から受け取って、表示部17に出力する。これにより、テレビ2が受信した放送データのうち、映像データをユーザに提供することができる。
【0268】
音声出力制御部65は、音声出力部19を制御して記憶部80に記憶される放送データのうち、音声データを出力するものである。音声データは、放送データ制御部92から受け取って、音声出力部19に出力する。これにより、テレビ2が受信した放送データのうち、音声データをユーザに提供することができる。
【0269】
なお、上述の、放送データ受信部18、音声出力部19、音声出力制御部65、および、放送データ制御部92は、本発明の画像表示装置をテレビ2に適用した場合の構成である。したがって、上記各部は、本発明の画像表示装置の構成を限定するものではなく、画像表示装置をテレビ2として実現しない場合には、画像表示装置は上記各部を必ずしも備えているとは限らない。
【0270】
表示用データ要求処理部70は、表示用データ要求メッセージ6を生成するものである。表示用データ要求処理部70は、テレビ2の動作の状態および/またはユーザの表示画面表示指示信号に応じて、表示用データ要求メッセージ6を生成する。
【0271】
表示用データ要求処理部70は、状態検知部71、表示対象ID決定部72、指定表示画面決定部73、属性情報抽出部74、および、メッセージ生成部(メッセージ生成手段)75を含んでいる。
【0272】
状態検知部71は、テレビ2における所定の動作状態を検知し、それに応じて、表示用データ要求メッセージ6の生成を開始するように、表示用データ要求処理部70の各部を制御するものである。
【0273】
状態検知部71が検知するテレビ2の所定の動作状態としては、例えば、テレビ2の電源投入時、フォトアプリケーションプログラム起動時、所定の表示画面が表示されている状態で、操作部15の特定の操作ボタンが押下された時、その指示信号を受け付けた時などが想定される。しかし、状態検知部71が検知する動作状態は上記に限定されない。状態検知部71は、表示用データ要求メッセージ6を生成するトリガとなるあらゆる動作状態あるいはイベントを検知する。
【0274】
表示対象ID決定部72は、アルバム管理サーバ1に要求すべき表示対象データを決定し、その表示対象IDを取得するものである。具体的には、図5に示す表示用データ要求メッセージ6のデータD1〜D3に格納するべきアルバムIDを、アルバムID記憶部81から取得する。
【0275】
図16は、アルバムID記憶部81に記憶される、アルバム履歴テーブルの例を示す図である。アルバム履歴テーブルとは、テレビ2にて過去にアクセスしたことのあるアルバムのアルバムIDを記憶するテーブルのことである。
【0276】
本実施形態では、アルバム履歴画面(図4(a))には最大3つのアルバムの履歴情報を表示できる。したがって、図16に示すアルバム履歴テーブルは、最近閲覧した順に3つのアルバムIDを格納するものとする。
【0277】
表示対象ID決定部72は、状態検知部71からの指示を受信すると、アルバムID記憶部81に記憶されるアルバムIDを取得する。なお、状態検知部71が検知する状態に応じて、要求する表示用データがアルバムを表示する表示用データとは無関係なものである場合は、表示対象ID決定部72は、必ずしも、アルバムID記憶部81からアルバムIDを取得しなくてもよい。
【0278】
表示対象ID決定部72が決定したアルバムIDは、図5に示す表示用データ要求メッセージ6のデータD1〜D3を構成する。
【0279】
さらに、表示対象ID決定部72は、状態検知部71が検知する状態によって、要求する表示用データが、表示画面C(アルバム写真表示画面)であることを検知した場合には、上述の方法で取得したアルバムIDのうち、どれがターゲットのアルバムIDであるのかを示すターゲット情報を生成する。
【0280】
表示対象ID決定部72は、状態検知部71が検知した動作状態に応じて、ターゲットのアルバムIDを決定する。例えば、表示画面B(アルバムID入力画面)が表示されている状態で、ユーザにより操作部15を介してアルバムIDが手動で入力されたとすると、操作受付部61を介して入力されたアルバムIDが表示対象ID決定部72に伝達され、表示対象ID決定部72はそれをターゲットのアルバムIDとして決定する。
【0281】
表示対象ID決定部72が決定したターゲット情報は、図5に示す表示用データ要求メッセージ6のデータD4を構成する。
【0282】
指定表示画面決定部73は、図4(a)〜(c)に示す表示画面のうち、表示用データ要求メッセージ6が指定する表示画面のタイプを決定するものである。指定表示画面決定部73は、状態検知部71が検知した動作状態に応じて、どの表示画面を要求するのかを決定する。
【0283】
図17は、状態情報記憶部82に記憶される、状態情報テーブルの例を示す図である。状態情報テーブルとは、状態検知部71が検知するテレビ2の動作状態と、その状態のときに要求すべき表示画面とを対応付けたものである。
【0284】
例えば、状態検知部71が、制御部90の図示しないフォトアプリケーション実行部が、フォトアプリケーションプログラムを起動したことを検知すると、指定表示画面決定部73は、表示画面指定情報として表示画面AおよびBを決定する。
【0285】
指定表示画面決定部73が決定した表示画面指定情報は、図5に示す表示用データ要求メッセージ6のデータD5を構成する。
【0286】
属性情報抽出部74は、テレビ2に関してあらかじめ登録されている各種属性情報のうち、表示用データ要求メッセージ6の生成に必要な情報を属性情報記憶部83から取得するものである。属性情報記憶部83に記憶される属性情報としては、例えば、テレビ2の装置に関する装置情報(テレビ2の仕様情報など)や、テレビ2のユーザに関するユーザ情報(ユーザの年齢、住所など)や、テレビ2の動作に関する設定情報(スライドショーの表示間隔、リピート再生の有無など)などが想定される。
【0287】
例えば、属性情報抽出部74が属性情報記憶部83のT6から抽出した装置IDは、図5に示す表示用データ要求メッセージ6のデータD6を構成する。T7から抽出した視聴者居住地は、データD7を構成する。T8から抽出した視聴者年齢は、データD8を構成する。
【0288】
メッセージ生成部75は、表示対象ID決定部72、指定表示画面決定部73、および、属性情報抽出部74の各部が、状態検知部71の指示に応じて取得した、表示用データを要求するための各種情報を含む、表示用データ要求メッセージ6を生成するものである。メッセージ生成部75が生成する表示用データ要求メッセージ6(図5)は、メッセージ送信制御部62を介して、送信部16aからアルバム管理サーバ1に対して送信される。
【0289】
〔テレビの処理〕
図19は、テレビ2における、表示用データの要求および表示の処理の流れを示すフローチャートである。図19では、テレビ2のフォトアプリケーション起動時(図17に示すR1の状態)に、表示画面AおよびBを要求して、そのいずれかを表示する場合について説明する。
【0290】
制御部90(図15)の図示しないフォトアプリケーション実行部がフォトアプリケーションプログラムを実行すると、状態検知部71は、表示用データ要求処理部70の各部に、表示用データ要求メッセージ6を生成するよう指示を送る。ここで、状態検知部71は、フォトアプリケーション起動時の起動パラメータの有無を判定してもよい(S301)。S301および起動パラメータについては後述する。
【0291】
表示対象ID決定部72は、アルバムID記憶部81を参照し、アルバムIDが記憶されているか否かを判断する(S302)。表示対象ID決定部72は、アルバムIDが記憶されていると判断した場合は(S302においてYES)、例えば、図16に示すアルバム履歴テーブルなどから、アルバムIDを履歴の順番どおりに取得する(S303)。アルバムID記憶部81にアルバムIDが記憶されていない場合は、アルバムIDを取得せず、データD1〜D3に格納する値を、NULL値(あるいは、アルバムIDが空であることを示す値)に決定する。
【0292】
指定表示画面決定部73は、状態情報記憶部82を参照し、状態検知部71が検知した動作状態に応じて、どの表示画面を要求するべきかを決定する(S304)。例えば、指定表示画面決定部73は、図17に示す状態情報記憶部82に記憶された状態情報テーブルを参照する。ここで、状態検知部71は、S301にてフォトアプリケーションプログラムの起動を検知したので、指定表示画面決定部73は、R1に示すとおり、表示画面AおよびBを表示画面指定情報として決定する。
【0293】
そして、表示用データ要求メッセージ6にその他属性情報を付加する必要がある場合は、必要に応じて、属性情報抽出部74が属性情報記憶部83(図18)から必要な属性情報を抽出してもよい(S305)。
【0294】
最後に、メッセージ生成部75は、上述の各部それぞれ決定、抽出した各種情報を含む表示用データ要求メッセージ6(図5)を生成する。メッセージ送信制御部62は、送信部16aを制御して、メッセージ生成部75が生成した表示用データ要求メッセージ6をアルバム管理サーバ1に送信する(S306)。
【0295】
受信部16bが、上記送信した表示用データ要求メッセージ6に対する応答として、表示用データ7を受信すると(S307においてYES)、受信した表示用データ7は、表示用データ受信制御部63を介して一時記憶部110に一時的に格納される。ここで、テレビ2が受信した表示用データ7とは、図12に示す処理を経て、アルバム管理サーバ1が生成した、表示画面AおよびBを表示するための表示用データ7である。
【0296】
一時記憶部110に新たに表示用データ7が格納されると、表示用データ処理部91は、アルバムID記憶部81を参照し、アルバムIDが記憶されているか否かを判断する(S308)。表示用データ処理部91は、アルバムIDが記憶されていると判断した場合は(S308においてYES)、その記憶されているアルバムIDのアルバムの履歴情報を表示するための表示画面Aの表示用データを一時記憶部110から取り出して、表示制御部64に供給する。表示制御部64は、表示部17を制御し、供給された表示用データに含まれる表示制御情報にしたがって、表示画面Aを表示する(S309)。
【0297】
一方、表示用データ処理部91は、アルバムIDが記憶されていないと判断した場合は(S308においてNO)、表示画面Bの表示用データを取り出し、表示制御部64は、表示画面Bを表示するように表示部17を制御する(S310)。
【0298】
ここで、表示対象ID決定部72が決定したアルバムIDのうち、アルバム管理サーバ1が提供できないアルバムのアルバムIDが含まれていた場合は、そのアルバムIDについてのアルバム情報表示領域143(図4(a))には、アルバムの提供できない事情を示したステータス情報が示されている。
【0299】
したがって、ユーザは、そのステータス情報を見て、アルバムが取得できない状態であることを知るとともに、それがどのような原因で取得できないのかを知ることができる。ユーザは適切な処理を講じることができ、結果として、ユーザの利便性が向上する。
【0300】
また、上述したように、複数の表示画面を表示するための表示用データ7を受信した場合は、表示用データ処理部91は、テレビ2の状態(ここでは、履歴のアルバムIDを記憶しているか否か)に応じて、いずれの表示画面を表示すべきかを決定することが可能である。
【0301】
具体的には、表示画面AとBとが受信された場合、履歴のアルバムIDが格納されていれば、当該アルバムIDのアルバムについての情報が表示された表示画面Aを最初に表示する方が、ユーザにとって都合がよい。ユーザは過去に閲覧したアルバムを再び選択する可能性があるからである。しかし、履歴のアルバムIDが格納されていない場合は、表示画面Aには、「履歴がありません」としか表示されないので、ユーザは有用な情報が得られない。この場合は、表示画面Aよりも、手入力でアルバムを指定することができる表示画面Bが表示された方がユーザにとって利便性が高い。
【0302】
以上のことから、テレビ2の状態に合わせて最適な表示画面を選択して表示することが可能となり、ユーザの利便性が向上する。
【0303】
なお、一方の表示画面だけが表示されても、その表示画面からもう一方の表示画面へと遷移するための状態遷移定義情報が表示制御情報に含まれているので、テレビ2は、ユーザが最初の表示画面上に表示される操作ボタンなどを、操作部15を用いて選択するのを受け付けて、もう一方の表示画面を表示させることができる。
【0304】
図20は、テレビ2における、表示用データの要求および表示の処理の流れを示すフローチャートである。図20では、テレビ2の操作部15に設けられた決定ボタンが押下された時(図17に示すR2、または、R3の状態)に、表示画面Cを要求してそれを表示する場合について説明する。
【0305】
なお、上記決定ボタンを、テレビ2が所定の動作状態の時に押下すると、ユーザは、選択されたアルバム(あるいは、手入力されたアルバムIDのアルバム)を表示するための表示用データを要求するようテレビ2に指示することができるものとする。このとき指定されたアルバムのアルバムIDは、アルバムID記憶部81のアルバム履歴テーブルに記憶され、最近に選択されたアルバムIDとして管理される。
【0306】
表示画面A(図4(a))が表示部17に表示されており、かつ、第1領域141の、3つのアルバム情報表示領域143のうち1つが選択された状態で、操作部15の決定ボタンが押下される場合を考える。あるいは、表示画面B(図4(b))が表示部17に表示されており、かつ、テキストボックス148の各々にアルバムIDを構成する数字が入力された状態で、決定ボタンが押下される場合でもよい。
【0307】
状態検知部71は、上記の状態の時に、決定ボタンが押下されたことを検知して、表示用データ要求処理部70の各部に、表示用データ要求メッセージ6を生成するよう指示を送る(S401)。S402からS407までの、表示用データ要求処理部70の各部が表示用データ要求メッセージ6を生成する処理の流れは、図19に示すS302からS306までの処理と同じであるのでここでは説明を省略する。このうち、図19に示す処理の流れと異なる点のみ以下に説明する。
【0308】
指定表示画面決定部73は、状態検知部71が検知した動作情報(図17のR2またはR3)に基づき、表示画面Cを要求することを決定する(S404)。したがって、表示対象ID決定部72は、どのアルバムの表示画面Cを要求するのか(ターゲットとなるアルバム)を決定する。ターゲットのアルバムIDを特定してもよい(S405)。
【0309】
送信部16aが、表示用データ要求メッセージ6を送信した後、これに対する応答として、表示用データ7を受信すると(S408においてYES)、受信した表示用データ7は、表示用データ受信制御部63を介して一時記憶部110に一時的に格納される。ここで、テレビ2が受信した表示用データ7とは、図13に示す処理を経て、アルバム管理サーバ1が生成した、表示画面Cを表示するための表示用データ7である。あるいは、ターゲットのアルバムがアルバム管理サーバ1にとって提供できない状態である場合に、図13および図12に示す処理を経て、表示画面AおよびBを表示するための表示用データ7である。
【0310】
一時記憶部110に新たに表示用データ7が格納されると、表示用データ処理部91は、当該表示用データ7が、表示画面Cを表示するための表示用データであるのか、表示画面AおよびBを表示するための表示用データであるのかを判断する(S409)。
【0311】
表示用データ処理部91は、受信した表示用データ7が表示画面AおよびBのものであると判断した場合には(S409においてA+B)、図19のS308に移行し、表示画面AまたはBを表示するための処理を実行する。一方、受信した表示用データ7が表示画面Cのものであると判断した場合には(S409においてC)、表示用データ処理部91は、表示画面Cの表示用データを一時記憶部110から取り出して、表示制御部64に供給する。表示制御部64は、表示部17を制御し、供給された表示用データに含まれる表示制御情報にしたがって、表示画面Cを表示する(S410)。
【0312】
上記方法によれば、ターゲットのアルバムがアルバム管理サーバ1にとって提供できない状態である場合には、表示画面Cの要求に対するエラーをユーザに提示するだけではなく、表示画面Aを表示して、そのアルバムIDについてのアルバム情報表示領域143(図4(a))に、アルバムの提供できない事情を示したステータス情報を表示させることができる。
【0313】
したがって、ユーザは、そのステータス情報を見て、所望のアルバムが取得できない状態であることを知るとともに、それがどのような原因で取得できないのかを知ることができる。ユーザは適切な処理を講じることができ、結果として、ユーザの利便性が向上する。
【0314】
なお、状態検知部71は、フォトアプリケーションが起動されたとき、操作受付部61が受け付けた起動命令信号に含まれる起動パラメータの内容の有無を判定してもよい(図19のS301)。起動パラメータとは、フォトアプリケーション起動直後の初期表示画面に表示されるアルバムのアルバムIDを特定するものである。起動パラメータは操作受付部61によって受け付けられたのち、表示用データ要求処理部70に引き渡される。
【0315】
状態検知部71は、受け付けた起動パラメータに、アルバムIDが存在しないと判定した場合には(S301においてNO)、上記S302以降の処理(通常時の初期表示画面である表示画面AおよびBを要求する処理)に進む。一方、上記起動パラメータに、アルバムIDが存在すると判定した場合には(S301においてYES)、図20のS404に進み、指定表示画面決定部73は、状態検知部71の判定結果(図17のR4)に基づいて、表示画面Cを要求することを決定する。続いて、表示対象ID決定部72は、状態検知部71が受け付けた起動パラメータが示すアルバムIDを、ターゲットのアルバムIDとして特定する(S405)。以降、テレビ2は、上述したステップを実行し、起動パラメータが特定するアルバムの表示画面Cを、フォトアプリケーション起動直後の初期表示画面としてアルバム管理サーバ1から取得する。
【0316】
上記構成および方法によれば、フォトアプリケーションの起動命令とともに、いずれかのアルバムを特定する起動パラメータがテレビ2に供給された場合には、テレビ2は、通常の初期表示画面(表示画面AおよびB)ではなく、起動パラメータに基づいて上記アルバムの表示画面Cを要求して、それを初期表示画面として表示することができる。
【0317】
これにより、ユーザは、所望のアルバムのアルバムIDを特定してフォトアプリケーションを起動した場合には、不要な表示画面A(またはB)を遷移しなくとも、すぐに所望のアルバムの表示画面Cを閲覧することが可能となる。
【0318】
なお、アルバムIDを指定して、フォトアプリケーションの起動するためのユーザの操作方法としては、例えば、以下の方法がある。
【0319】
図34は、テレビ2の表示部17に表示されるインターネットブラウザの例、および、該ブラウザに表示されたリンク情報のソースの例を示す図である。
【0320】
ブラウザ340は、インターネットに接続したテレビ2の表示部17に表示されるものであり、あるウェブサイトを閲覧した状態を示している。このウェブサイト「フォトギャラリ」には、ネットワークアルバムシステム100(図2)を利用して、アルバム管理サーバ1にアップロードされた各アルバム5へのリンク情報341aが含まれている。
【0321】
ソース341bは、リンク情報341aのソースの具体例を示している。このリンク情報は、フォトアプリケーションの起動をテレビ2に対して指示するための特別なURL(uniform resource locator)342と、初期表示画面に表示されるアルバムを指定するアルバムID343を含む。
【0322】
ここで、ユーザがブラウザ340のリンク情報341aを操作部15を操作して選択すると、フォトアプリケーションの起動命令とともに、「日本の桜名所」というタイトルのアルバムを特定する起動パラメータ(id=1234567890123456)がテレビ2に供給される。
【0323】
(変形例1−表示用データ記憶部84がある場合)
上述の実施形態では、アルバム管理サーバ1から受信した表示用データ7を不揮発性の記憶装置によって構成される記憶部80に保存せずに、表示画面を表示する動作が起こる度に、常に新しい表示用データ7をアルバム管理サーバ1に要求するテレビ2について説明した。しかし、本発明に係るテレビ2の構成は上記に限定されない。
【0324】
例えば、記憶部80を、受信した表示用データ7を記憶するための表示用データ記憶部84を備えるよう構成し、表示用データ記憶部84に記憶された表示用データ7を表示するようにテレビ2を構成することも可能である。
【0325】
これにより、テレビ2が所定の表示画面を要求して取得し、それを表示するという動作を実行する場合に、常にアルバム管理サーバ1に要求するのではなく、表示用データ記憶部84に該当する表示画面が記憶されている場合は、それを取り出して表示することが可能となる。
【0326】
結果として、通信量を削減して、通信回線の負荷を軽減するとともに、アルバム管理サーバ1の処理を減らして、アルバム管理サーバ1の負荷を軽減することが可能となる。
【0327】
図21は、不揮発性の記憶装置で構成される表示用データ記憶部84を備えた場合のテレビ2の要部構成を示す図である。
【0328】
図21に示すテレビ2において、図15と異なる点は、記憶部80において、さらに、アルバム管理サーバ1から受信した表示用データ7を記憶するための表示用データ記憶部84を備えている点、および、制御部90において、さらに、要求表示処理制御部93を備えている点である。
【0329】
要求表示処理制御部93は、表示用データ記憶部84に記憶されている表示用データ7の内容に応じて、メッセージ生成部75および表示用データ処理部91を制御するものである。
【0330】
より詳細には、表示用データ要求処理部70が表示用データ要求メッセージ6を生成して所定の表示画面を要求する処理を開始する場合に、要求表示処理制御部93は、表示用データ記憶部84を参照し、テレビ2が要求しようとしている表示画面、すなわち、指定表示画面決定部73が決定した表示画面が表示用データ記憶部84に記憶されているか否かを判断する。
【0331】
要求する表示画面が表示用データ記憶部84に記憶されている場合には、それを表示するよう表示用データ処理部91に指示するとともに、メッセージ生成部75に表示用データ要求メッセージ6を送信しないように指示する。
【0332】
要求する表示画面が記憶されていなければ、上述したのと同じ方法で、表示用データ7の要求および表示処理が行われる。受信した表示用データ7は、一時記憶部110に一時的に記憶されるとともに、表示用データ記憶部84にも保存される。
【0333】
図22は、表示用データ記憶部84に記憶される、アルバム管理サーバ1から取得した表示用データを管理するための表示用データテーブルの例を示す図である。
【0334】
図22に示すとおり、表示用データテーブルには、表示画面のタイプを識別するための表示画面ID(カラムC21)ごとに、当該表示画面の表示される内容を特定するのに必要な情報(履歴アルバムID群(カラムC22)および写真ID群(カラムC24))と、当該表示画面の使用有効期限(カラムC23)と、当該表示画面を表示するための表示用データ7本体(カラムC25)とが記憶されている。
【0335】
カラムC22において、履歴アルバムID群が記憶されているのは、表示画面Aは最大3つのアルバムについての履歴情報を表示する表示画面であって、3つのアルバムIDの組合せおよびその順番によって表示内容が特定されるためである。なお、表示画面C/C1では、ターゲットのアルバムが1つ特定されればよいので、カラムC22の先頭項目(アルバム履歴1)にのみ、アルバムIDが記憶されている。
【0336】
また、カラムC24において、写真ID群が記憶されているのは、表示画面C(スライドショー表示画面)は、1枚の写真を1画面に表示する表示画面であって、アルバムに含まれる写真によって表示内容が特定されるためである。
【0337】
要求表示処理制御部93は、要求しようとする表示画面が、表示対象ID決定部72、および、指定表示画面決定部73によって特定されると、その特定された表示画面に該当する表示用データ7をアルバム管理サーバ1に要求すべきか否かを、上述した表示用データ記憶部84の表示用データテーブル(図22)の内容に基づいて判断する。
【0338】
図23は、図21に示すテレビ2における、表示用データの要求および表示の処理の流れを示すフローチャートである。
【0339】
図19に示す処理と異なる点は、以下に示す2点である。ここでは、図19の処理と異なる点のみ説明する。
【0340】
まず、表示用データを要求する処理(S501〜S509)において、アルバムID記憶部81に記憶されているアルバムIDに基づき、要求しようとしている表示用データが表示用データ記憶部84に記憶されているか否かを判定し、表示用データが記憶されている場合には、要求の処理を行わずにそれをそのまま表示するという点が異なる。
【0341】
より詳しくは、表示対象ID決定部72および指定表示画面決定部73がそれぞれ必要な情報を決定すると、要求表示処理制御部93は、表示用データ記憶部84に記憶される、図22に示すような表示用データテーブルを参照する。そして、S502にて指定表示画面決定部73が決定した要求すべき表示画面の表示画面IDに基づいて、これから要求(表示)しようとする表示用データが表示用データ記憶部84に記憶されているか否かを判定する(S505)。
【0342】
該当する表示用データが記憶されていると判定した場合は(S505においてYES)、要求表示処理制御部93は、次に、上記表示対象ID決定部72が決定したアルバムIDと上記記憶されていると判定された表示用データのアルバムIDとが一致するか否かを判定する(S506)。
【0343】
より詳細には、例えば、ここでは、表示画面AおよびBを要求しようとしているので、まず、要求表示処理制御部93は、表示画面AおよびBが格納されていることを確認し、次に、表示画面Aについては、アルバムID記憶部81から取得した最大3つのアルバムIDと、上記格納されている表示画面Aに関連付けられている最大3つのアルバムID(図22)とが、履歴の順序も含め一致していることを確認する。
【0344】
さらに、アルバムIDが一致していると判定した場合は(S506においてYES)、要求表示処理制御部93は、次に、表示用データ記憶部84の該当する表示用データに関連付けられている有効期限(図22)を参照し、当該表示用データが現時点で有効か否かを判定する(S507)。
【0345】
ここで、表示用データが現時点で有効であると判定した場合は(S507においてYES)、要求表示処理制御部93は、メッセージ生成部75に対して表示用データ要求メッセージ6を生成するよう指示を送る代わりに、表示用データ処理部91に対して、表示用データ記憶部84に記憶されている上記表示用データを表示する処理を行うよう指示を送る。これにより、テレビ2は、S509にてアルバム管理サーバ1に表示用データ要求メッセージ6を送信せずとも、自装置に記憶されている所望の表示用データを表示する(S508)ことができる。
【0346】
一方、S505〜S507の各判定において、条件を満たす表示用データが表示用データ記憶部84から得られなかった場合は(S505〜S507においてNO)、アルバム管理サーバ1に要求しなければ所望の表示用データを得られないので、S509に遷移し、表示用データ要求メッセージ6を生成し送信する処理を実行する。
【0347】
また、図23に示す表示用データを表示する処理(S510〜S514)においては、受信した表示用データを、アルバムIDに関連付けて表示用データ記憶部84に保存する(S511)処理が追加されるという点が異なる。これにより、次に同じ表示用データの要求の処理が実行されたときに、アルバム管理サーバ1に要求しなくとも、自装置の表示用データ記憶部84に記憶されているものを読み出すことによって所望の表示用データを表示することができる。したがって、通信回線やアルバム管理サーバ1の負担を軽減することが可能となる。
【0348】
図24は、図21に示すテレビ2における、表示用データの要求および表示の処理の流れを示すフローチャートである。
【0349】
図20に示す処理と異なる点は、アルバムID記憶部81を参照して表示用データ要求メッセージ6を生成するためにアルバムIDを取得する処理(S608、S609)を実行する前に、要求しようとしているアルバム(ターゲットのアルバム)のアルバムIDに基づいて、所望の表示用データが表示用データ記憶部84に記憶されているか否かを判定する点と、受信した表示用データを表示用データ記憶部84に保存する処理が追加された点とである。
【0350】
表示用データを要求する処理(S601〜S610)では、まず、要求表示処理制御部93は、表示対象ID決定部72が決定したターゲットのアルバムのアルバムIDと、指定表示画面決定部73が決定した要求(表示)しようとする表示画面の表示画面IDとに基づいて、条件を満たす表示用データが表示用データ記憶部84に記憶されているか否かを判定する(S604〜S606)。この要求表示処理制御部93の判定の処理は、上述のS505〜S507の処理と同様であるので説明は繰り返さない。ただし、ここでは