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【発明の名称】 ノイズ除去装置、ノイズ除去制御方法およびノイズ除去制御プログラム
【発明者】 【氏名】田中 律子

【氏名】浜野 崇

【要約】 【課題】ハードウェアの規模を過度に増大させずに、簡易な機能構成でフィルム映像の質感を保持する。

【構成】フィルム判定部404が、入力された映像データがフィルム素材であるか否かを判定し、制御部412が、フィルム判定部404が判定した結果に基づいて、映像データのノイズを除去する強度を決定し、ノイズ除去部402が、制御部412が決定した強度に基づいて、映像データのノイズを除去することによって、ノイズ除去前後の映像データをそれぞれ保持するためにメモリの容量を増やしたり、ノイズ除去処理後の映像データにフィルムグレインを重畳するための特別な機能を備えたりせずとも、映像データがフィルム撮影された映像の映像データである場合には、ノイズ除去の度合いを低くして、映像データに含まれるフィルムグレインを残す。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力された映像データのノイズを除去するノイズ除去装置であって、
前記映像データがフィルム撮影された映像の映像データであるか否かを判定するフィルム判定手段と、
前記フィルム判定手段により判定された結果に基づいて、前記映像データのノイズを除去する度合いを決定する度合決定手段と、
前記度合決定手段により決定された度合いに基づいて、前記映像データのノイズを除去するノイズ除去手段と、
を備えたことを特徴とするノイズ除去装置。
【請求項2】
前記度合決定手段は、前記フィルム判定手段により前記映像データがフィルム撮影された映像の映像データでないと判定された場合に、該映像データのノイズを所定の度合いで除去すると決定し、一方、前記映像データがフィルム撮影された映像の映像データであると判定された場合には、該映像データのノイズを除去しないと決定することを特徴とする請求項1に記載のノイズ除去装置。
【請求項3】
前記度合決定手段は、前記フィルム判定手段により前記映像データがフィルム撮影された映像の映像データでないと判定された場合に、該映像データのノイズを除去する度合いを第一の度合いに決定し、一方、前記映像データがフィルム撮影された映像の映像データであると判定された場合には、該映像データのノイズを除去する度合いを、該第一の度合いより低い第二の度合いに決定することを特徴とする請求項1に記載のノイズ除去装置。
【請求項4】
入力された映像データのノイズを除去するノイズ除去制御方法であって、
前記映像データがフィルム撮影された映像の映像データであるか否かを判定するフィルム判定工程と、
前記フィルム判定工程により判定された結果に基づいて、前記映像データのノイズを除去する度合いを決定する度合決定工程と、
前記度合決定工程により決定された度合いに基づいて、前記映像データのノイズを除去するノイズ除去工程と、
を含んだことを特徴とするノイズ除去制御方法。
【請求項5】
入力された映像データのノイズを除去するノイズ除去制御プログラムであって、
前記映像データがフィルム撮影された映像の映像データであるか否かを判定するフィルム判定手順と、
前記フィルム判定手順により判定された結果に基づいて、前記映像データのノイズを除去する度合いを決定する度合決定手順と、
前記度合決定手順により決定された度合いに基づいて、前記映像データのノイズを除去するノイズ除去手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするノイズ除去制御プログラム。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
この発明は、入力された映像データのノイズを除去するノイズ除去装置、ノイズ除去制御方法およびノイズ除去制御プログラムに関し、特に、ハードウェアの規模を過度に増大させずに、簡易な機能構成でフィルム映像の質感を保持することができるノイズ除去装置、ノイズ除去制御方法およびノイズ除去制御プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、液晶テレビ等の表示装置に映像を表示する際に用いられる技術として、インターレース/プログレッシブ変換(以下、I/P変換)等の高画質化技術がある。図9は、従来の高画質化技術を説明するための図である。同図は、I/P変換機能を備えた一般的なノイズ除去装置の一例を示している。
【0003】
同図に示すノイズ除去装置100は、映像データを入力して、その映像データに対してノイズ除去処理等の高画質化処理を行い、処理後の映像データを出力する装置であり、映像受信装置等から映像データを入力する映像入力部101と、入力した映像データに対してノイズ除去処理を行うノイズ除去部102と、ノイズ除去処理を行った映像データを一時的に格納するメモリ103と、映画等のフィルム素材(フィルム撮影された映像)の映像データに特徴的なパターンを検出(2:3検出または2:2検出)するフィルム判定部104と、プルダウンされたフィルム素材のパターンを考慮してI/P変換処理を行うI/P変換部105と、処理後の映像データを出力する映像出力部106とから構成されている。さらに、I/P変換部105には、フィルム素材の映像データのI/P変換処理を行うフィルム用I/P変換部105aと、フィルム素材以外の映像データのI/P変換を行う一般用I/P変換部105bとを備えている。
【0004】
一般的に、I/P変換等のデジタル信号処理はノイズの影響を大きく受けるため、同図に示すように、I/P変換部105によるI/P変換処理に先立って、ノイズ除去部102により、入力した映像データに対してノイズ除去処理が行われる。このノイズ除去処理は、ノイズのない、鮮明な美しい映像を表示することができるため、高画質化にも大きく寄与するものである。
【0005】
そして、I/P変換部105は、フィルム判定部104によってノイズ除去後の映像データがフィルム素材であると判定された場合には、フィルム用I/P変換部105aが当該入力映像に対してI/P変換処理を行い、一方、入力映像がフィルム素材でないと判定された場合には、一般用I/P変換部105bが当該入力映像に対してI/P変換処理を行う。
【0006】
このように映像の高画質化が行われる一方、最近では、例えば映画のフィルム撮影のような、フィルムグレイン(フィルム特有の粒子)のある映像等、映像製作者側の意図する絵(映像)の「質感」を重視する声も高まってきている。しかし、前述したノイズ除去処理を行うと、映画等の映像が平坦な印象になってしまうという弊害がある。そこで、フィルム映像に含まれるフィルムグレインを残すために、さまざまな技術が考案されている。
【0007】
例えば、特許文献1(特開2004−336705号公報)では、図10(特許文献1に係る技術を説明するための図)に示すように、ノイズ除去装置200において、入力映像に対してノイズ除去処理を行った映像データと行う前の映像データとをそれぞれメモリに格納し(図10では、メモリ203aおよび203bの2つのメモリにそれぞれ格納する場合を図示)、入力映像がフィルム素材(映画等、フィルム撮影した映像データ)であった場合には、フィルムグレインが残っているノイズ除去前の映像を表示装置に表示し、一方、フィルム素材でなかった場合には、ノイズ除去後の映像を表示するように表示の切り換えを行う技術が開示されている。
【0008】
また、特許文献2(特開2005−80301号公報)では、図11(特許文献2に係る技術を説明するための図)に示すように、ノイズ除去装置300において、FG成分検出部307と、遅延調整メモリ308と、FG用I/P変換部309とをさらに備え、FG成分検出部307が、入力映像に含まれているフィルムグレイン成分を検出して、その代表パターンを符号化し、FG用I/P変換部309が、入力映像がフィルム素材であった場合に、遅延調整メモリ308を介して取得したフィルムグレイン成分の代表パターンを復号化し、重畳部310が、複合化されたフィルムグレイン成分の代表パターンをノイズ除去後の映像に重畳させる技術が開示されている。
【0009】
【特許文献1】特開2004−336705号公報
【特許文献2】特開2005−80301号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、ノイズ除去処理を行う前の映像および行った後の映像をそれぞれメモリに格納するため、メモリの数または容量を増やす必要があり、ハードウェアの規模が増大するという問題がある。
【0011】
また、特許文献2に記載された技術では、フィルムグレインの代表パターンを用いるために、入力映像に含まれていたフィルムグレインを完全に保持した状態で映像を表示することができないという問題や、フィルムグレインを検出するための機能や、フィルムグレインをノイズ除去処理後の映像に重畳するための機能などが必要となるために、ハードウェアの規模が増大するという問題がある。
【0012】
そして、ハードウェアの規模が大きくなるという問題は、これまで述べた高画質化機能を実現する集積回路のチップ面積の増大や、消費電力の増大というさらなる問題につながる可能性がある。
【0013】
このように、いかにしてハードウェアの規模を過度に増大させずに、簡易な機能構成でフィルム映像の質感を保持するかが、極めて重要な課題となっている。
【0014】
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、ハードウェアの規模を過度に増大させずに、簡易な機能構成でフィルム映像の質感を保持することができるノイズ除去装置、ノイズ除去制御方法およびノイズ除去制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、入力された映像データのノイズを除去するノイズ除去装置であって、前記映像データがフィルム撮影された映像の映像データであるか否かを判定するフィルム判定手段と、前記フィルム判定手段により判定された結果に基づいて、前記映像データのノイズを除去する度合いを決定する度合決定手段と、前記度合決定手段により決定された度合いに基づいて、前記映像データのノイズを除去するノイズ除去手段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】
また、本発明は、上記の発明において、前記度合決定手段は、前記フィルム判定手段により前記映像データがフィルム撮影された映像の映像データでないと判定された場合に、該映像データのノイズを所定の度合いで除去すると決定し、一方、前記映像データがフィルム撮影された映像の映像データであると判定された場合には、該映像データのノイズを除去しないと決定することを特徴とする。
【0017】
また、本発明は、上記の発明において、前記度合決定手段は、前記フィルム判定手段により前記映像データがフィルム撮影された映像の映像データでないと判定された場合に、該映像データのノイズを除去する度合いを第一の度合いに決定し、一方、前記映像データがフィルム撮影された映像の映像データであると判定された場合には、該映像データのノイズを除去する度合いを、該第一の度合いより低い第二の度合いに決定することを特徴とする。
【0018】
また、本発明は、入力された映像データのノイズを除去するノイズ除去制御方法であって、前記映像データがフィルム撮影された映像の映像データであるか否かを判定するフィルム判定工程と、前記フィルム判定工程により判定された結果に基づいて、前記映像データのノイズを除去する度合いを決定する度合決定工程と、前記度合決定工程により決定された度合いに基づいて、前記映像データのノイズを除去するノイズ除去工程と、を含んだことを特徴とする。
【0019】
また、本発明は、入力された映像データのノイズを除去するノイズ除去制御プログラムであって、前記映像データがフィルム撮影された映像の映像データであるか否かを判定するフィルム判定手順と、前記フィルム判定手順により判定された結果に基づいて、前記映像データのノイズを除去する度合いを決定する度合決定手順と、前記度合決定手順により決定された度合いに基づいて、前記映像データのノイズを除去するノイズ除去手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、入力された映像データがフィルム撮影された映像の映像データであるか否かを判定し、判定した結果に基づいて、映像データのノイズを除去する度合いを決定し、決定した度合いに基づいて、映像データのノイズを除去するよう構成したので、ノイズ除去前後の映像データをそれぞれ保持するためにメモリの容量を増やしたり、ノイズ除去処理後の映像データにフィルムグレインを重畳するための特別な機能を備えたりせずとも、映像データがフィルム撮影された映像の映像データである場合には、ノイズ除去の度合いを低くすることによって、映像データに含まれるフィルムグレインを残すことが可能になり、ハードウェアの規模を過度に増大させずに、簡易な機能構成でフィルム映像の質感を保持することができるという効果を奏する。
【0021】
また、本発明によれば、入力された映像データがフィルム撮影された映像の映像データでないと判定した場合に、映像データのノイズを所定の度合いで除去すると決定し、一方、入力された映像データがフィルム撮影された映像の映像データであると判定した場合には、映像データのノイズを除去しないと決定するよう構成したので、フィルム撮影された映像の映像データについては、ノイズを除去して映像を高画質化し、フィルム撮影された映像の映像データについては、ノイズを除去せずにフィルムグレインを残すことが可能になり、映像データの種類に応じて高画質化とフィルムグレインの残置とを適応的に切り替えることができるという効果を奏する。
【0022】
また、本発明によれば、入力された映像データがフィルム撮影された映像の映像データでないと判定した場合に、映像データのノイズを除去する度合いを第一の度合いに決定し、一方、映像データがフィルム撮影された映像の映像データであると判定した場合には、映像データのノイズを除去する度合いを、第一の度合いより低い第二の度合いに決定するよう構成したので、第二の度合いを調整することによって、ノイズの一部を除去しながら、同時に、フィルムグレインも保持することができるという効果を奏する。また、第一の度合いとの差が極端に大きくならないように第二の度合いを設定することによって、完全にノイズ除去を行っている場合との違いを目立たせずに、ある程度のフィルムグレインを保持することができるという効果も奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下に添付図面を参照して、この発明に係るノイズ除去装置、ノイズ除去制御方法およびノイズ除去制御プログラムの好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではない。
【実施例1】
【0024】
本実施例1に係るノイズ除去装置は、映像受信装置等から映像データを入力し、入力した映像データに対してノイズ除去処理やI/P変換処理などの高画質化処理を行い、処理後の映像データを表示装置に出力するノイズ除去装置である。さらに、本実施例1に係るノイズ除去装置は、入力した映像データを随時チェックして、フィルム素材の映像データが入力されているか否かを判定し、フィルム素材の映像データが入力されていると判定した場合には、映像データに対する高画質化処理を停止することによって、フィルムグレインが保持された映像を出力することを特徴とするものである。
【0025】
まず、本実施例1に係るノイズ除去装置の構成について説明する。図1は、本実施例1に係るノイズ除去装置の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、このノイズ除去装置400は、映像入力部401と、ノイズ除去部402と、メモリ403と、フィルム判定部404と、I/P変換部405と、映像出力部406と、平滑部411aおよび411bと、制御部412とを有する。
【0026】
映像入力部401は、映像受信装置等から各種の映像データを入力する処理部である。フィルム素材(フィルム撮影された映像)の映像データや、ビデオ素材(NTSC(National Television Standards Committee)方式やハイビジョンなどでビデオ撮影された映像)の映像データなどを入力する。
【0027】
ノイズ除去部402は、映像入力部401によって入力された映像データに対してノイズ除去処理を行う処理部である。このノイズ除去処理とは、映像データに含まれているノイズ成分を検出し、検出したノイズ成分を除去する処理であり、映像を美しく鮮明に表示するために行われる処理である。
【0028】
このノイズ除去処理によって、処理対象の映像データがフィルム素材であった場合には、当該映像データに含まれるフィルムグレインが除去される可能性がある。そこで、ノイズ除去部402は、後述する制御部412からの指示に基づいて、ノイズ除去処理を行うか否かを切り替える。すなわち、ノイズ除去部402は、制御部412からノイズ除去処理を停止するように指示された場合には、映像データに対するノイズ除去処理を停止し、一方、ノイズ除去処理を再開するように指示された場合には、映像データに対するノイズ除去処理を再開する。
【0029】
メモリ403は、ノイズ除去部402によってノイズ除去処理が行われた映像データを一時的に格納する記憶部である。
【0030】
フィルム判定部404は、メモリ403に格納された映像データを順次読み出して、フィルム素材の映像データが入力されたか否かを判定する処理部である。具体的には、このフィルム判定部404は、映画等のフィルム素材に特徴的なパターンを検出する処理部であり、例えば、2:3プルダウン方式で変換されたパターンを検出する。2:3プルダウン方式とは、1秒間に24フレーム(コマ)撮影されるフィルム素材の映像データを、1秒間に60フレームを表示するインターレース方式の映像データに変換する方式であり、同じフレームが2枚、次のフレームが3枚、次のフレームが2枚、さらに次のフレームが3枚・・・と、続けて表示されるように変換する。そこで、フィルム判定部404は、映像データをメモリ403から順次読み出しながら、映像データに含まれる、連続するフレームを2枚ずつ順次比較し、同じフレームが2枚続いたことを検出した場合には、入力された映像データがフィルム素材であると判定する。
【0031】
そして、フィルム判定部404は、入力された映像データがフィルム素材であると判定した場合には、それを制御部412に対して通知するとともに、映像出力部406を制御して、フィルム用のI/P変換処理が行われた映像データを出力するよう指示する。一方、フィルム判定部404は、入力された映像データがフィルム素材でないと判定した場合には、それを制御部412に対して通知するとともに、映像出力部406を制御して、一般用のI/P変換処理が行われた映像データを出力するように指示する。
【0032】
I/P変換部405は、メモリ403に格納された映像データを順次読み出し、読み出した映像データに対してI/P変換処理を行う処理部であり、フィルム用I/P変換部405aと、一般用I/P変換部405bとを備える。ここで、I/P変換処理とは、インターレース方式の映像データを、プログレッシブ方式の映像データに変換する処理である。
【0033】
インターレース方式では、一つのフレームを、当該フレームに含まれる画素の行のうち、奇数行のみを表示するフレーム(奇数フィールド)と、偶数行のみを表示するフレーム(偶数フィールド)とに分割し、その上で、1秒間に60枚のフレーム(奇数フィールドが30枚、偶数フィールドが30枚)が表示される。一方、プログレッシブ方式では、間欠しない全ての画素の行を含んだフレームが1秒間に60フレーム表示される。
【0034】
そのため、かかるI/P変換処理では、インターレース方式の奇数フィールドおよび偶数フィールドに対して、それぞれ、間欠している偶数行および奇数行を補間することによって、1秒間に60枚のプログレッシブ方式のフレームを生成する処理が行われる。ここで、間欠している行を補完する処理は、静止画部分と動画部分とで異なり、静止画部分については、一つ前のフィールドの行を用いて行が補間され、動画部分については、同じフィールド内の上下の行の画素に基づいて新たな行を生成することによって、行が補間される。
【0035】
フィルム用I/P変換部405aは、メモリ403に格納された映像データを順次読み出し、読み出した映像データに対して、フィルム素材の映像データに適したI/P変換処理を行う処理部である。フィルム素材の映像データは、そのままI/P変換処理を行うと、画質の劣化や、映像に不自然な動きが生じる場合がある。これは、フィルム素材の映像データでは、同じ映像のフレームが2枚、3枚と交互に続いているので、I/P変換処理を行う際に、例えば、単純に一つ前のフィールドの行を用いて行を補間した場合には、もともとは別のフレームに含まれていた行で補間が行われた、つぎはぎのフレームが出てくるからである。そのため、フィルム用I/P変換部405aは、メモリ403から読み出した映像データを、いったん、もとの24枚のフレームに戻した上で、改めて60枚のプログレッシブ方式のフレームに変換する。
【0036】
一般用I/P変換部405bは、メモリ403に格納された映像データを順次読み出し、読み出した映像データに対してフィルム素材以外の映像データに適したI/P変換処理を行う処理部である。この一般用I/P変換部405bは、メモリ403から読み出した映像データに対して、前述した行の補間処理を行うことによって、当該映像データをプログレッシブ方式のフレームに変換する。
【0037】
平滑部411aおよび411bは、それぞれ、フィルム用I/P変換部405aおよび一般用I/P変換部405bによってI/P変換が行われた映像データに対して平滑化処理を行う処理部である。ここでいう平滑化処理とは、例えば、映像の明るい部分と暗い部分の明暗の差を適宜補正する処理や、人の顔の映像など特定の映像に対して色調の変化を滑らかにする処理などのことである。
【0038】
この平滑化処理によって、処理対象の映像データがフィルム素材であった場合には、当該映像データに含まれるフィルムグレインが除去される可能性がある。そこで、平滑部411aは、後述する制御部412からの指示に基づいて、平滑化処理を行うか否かを切り替える。すなわち、平滑部411aは、制御部412から平滑化処理を停止するように指示された場合には、映像データに対する平滑化処理を停止し、一方、平滑化処理を再開するように指示された場合には、映像データに対する平滑化処理を再開する。
【0039】
映像出力部406は、各種処理を行った後の映像データを表示装置等に出力する処理部である。この映像出力部406は、制御部412からフィルム素材の映像データを出力するように指示された場合は、平滑部411aによって平滑化処理が行われた映像データを出力し、フィルム素材でない映像データを出力するように指示された場合は、平滑部411bによって平滑化処理が行われた映像データを出力する。
【0040】
制御部412は、入力された映像データに対してノイズ除去処理を行うか否かを適応的に制御する処理部である。具体的には、この制御部412は、フィルム素材の映像データが入力されたことがフィルム判定部404から通知されると、ノイズ除去部402に対してノイズ除去処理を停止するように指示し、平滑部411aに対して平滑化処理を停止するように指示し、さらに、映像出力部406に対してフィルム素材の映像データを出力するように指示する。
【0041】
一方、フィルム素材の映像データが入力されたことがフィルム判定部404から通知された場合には、制御部412は、ノイズ除去部402に対してノイズ除去処理を再開するように指示し、また、平滑部411aに対して平滑化処理を再開するように指示し、さらに、映像出力部406に対してフィルム素材の映像データを出力するように指示する。
【0042】
このように、制御部412が、入力された映像データがフィルム素材でないと判定した場合に、映像データのノイズ除去を再開し、一方、入力された映像データがフィルム素材であると判定した場合には、映像データのノイズ除去を停止するので、フィルム撮影された映像の映像データについては、ノイズを除去して映像を高画質化し、フィルム撮影された映像の映像データについては、ノイズを除去せずにフィルムグレインを残すことが可能になり、映像データの種類に応じて高画質化とフィルムグレインの残置とを適応的に切り替えることができる。
【0043】
なお、ここでは、制御部412が、フィルム判定部404から通知されるフィルム素材の判定結果に基づいて、ノイズ除去部402および平滑部411aを制御することとしたが、ノイズ除去装置400の外部等から入力されたフィルム素材の判定結果に基づいて、これらを制御するようにしてもよい。
【0044】
また、ここでは、制御部412が、ノイズ除去部402および平滑部411aを制御する場合を説明したが、ノイズ除去部402の制御は行わず、ノイズ除去処理のようにフィルムグレインを除去する可能性がある他の1つまたは複数の処理を制御するように構成することも可能である。
【0045】
次に、本実施例1に係るノイズ除去装置400の処理手順について説明する。図2は、本実施例1に係るノイズ除去装置400の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、このノイズ除去装置400は、映像入力部401が映像データを入力すると(ステップS101)、ノイズ除去部402が、制御部412からノイズ除去処理を停止するように指示されていない場合には(ステップS102,No)、入力された映像データに対してノイズ除去処理を行い(ステップS103)、処理後の映像データをメモリ403に格納する。一方、制御部412からノイズ除去処理を停止するように指示されていた場合には(ステップS102,Yes)、ノイズ除去部402は、ノイズ除去処理を行わずに、入力された映像データをメモリ403に格納する。
【0046】
続いて、フィルム判定部404が、メモリ403に格納された映像データを順次読み出して、入力された映像データがフィルム素材であるか否かを判定する(ステップS104)。
【0047】
そして、映像データがフィルム素材であると判定された場合には(ステップS105,Yes)、制御部412からの指示に基づいて、ノイズ除去部402がノイズ除去処理を停止し、平滑部411aが平滑化処理を停止する(ステップS106)。
【0048】
一方、映像データがフィルム素材でないと判定された場合には(ステップS105,No)、制御部412からの指示に基づいて、ノイズ除去部402がノイズ除去処理を再開し、平滑部411aが平滑化処理を再開する(ステップS107)。
【0049】
また、これらノイズ除去処理および平滑化処理の制御が行われるとともに、フィルム用I/P変換部405aおよび一般用I/P変換部405bが、メモリ403に格納されている映像データを読み出し、読み出した映像データに対してI/P変換処理を行い(ステップS108)、さらに、平滑部411aおよび411bが、当該映像データに対して平滑化処理を行う(ステップS109)。
【0050】
そして、映像出力部406が、制御部412からの指示に基づいて、平滑部411aまたは411bのいずれか一方から、各種処理が行われた後の映像データを表示装置等に出力する(ステップS110)。
【0051】
なお、ここでは、フィルム判定部404が、ノイズ除去部402によってノイズ除去処理が行われた後の映像データを、メモリ403を経由して入力し、フィルム素材の判定を行うこととしたが、映像入力部401によって入力された映像データを、メモリ403を経由して直接入力し、ノイズ除去部402によってノイズ除去処理が行われる前にフィルム素材の判定を行うよう構成してもよい。この場合、ノイズ除去処理は、メモリ403に格納された映像データを順次読み出し、読み出した映像データに対してノイズ変換処理を行うようにする。なお、いずれの場合においても、制御部412は、フィルム判定部404による判定の結果に基づいてノイズ除去部402を制御する。
【0052】
上述してきたように、本実施例1では、フィルム判定部404が、入力された映像データがフィルム素材であるか否かを判定し、制御部412が、フィルム判定部404が判定した結果に基づいて、映像データのノイズを除去する強度を決定し、ノイズ除去部402が、制御部412が決定した強度に基づいて、映像データのノイズを除去するので、ノイズ除去前後の映像データをそれぞれ保持するためにメモリの容量を増やしたり、ノイズ除去処理後の映像データにフィルムグレインを重畳するための特別な機能を備えたりせずとも、映像データがフィルム撮影された映像の映像データである場合には、ノイズ除去の強度を低くして、映像データに含まれるフィルムグレインを残すことが可能になり、ハードウェアの規模を過度に増大させずに、簡易な機能構成でフィルム映像の質感を保持することができる。
【実施例2】
【0053】
ところで、上記実施例1では、入力された映像データがフィルム素材であることを判定した場合に、ノイズ除去処理を停止することによって、フィルムグレインを保持する場合について説明した。しかしながら、ノイズ除去処理を完全に停止してしまうのではなく、ノイズ除去処理の強度を所定の度合いまで弱めることによって、ノイズを適度に除去しつつ、フィルムグレインを保持するようにしてもよい。
【0054】
そこで、以下では、実施例2として、入力された映像データがフィルム素材であることを判定した場合について説明する。なお、ここでは、図1に示したノイズ除去部402がノイズ除去処理の強度を変化させ、制御部412がノイズ除去部402を制御する場合について説明し、同図に示した他の機能部については、説明を省略する。
【0055】
図3は、本実施例2に係るノイズ除去処理の強度の変化を説明するための図である。同図において、縦軸はノイズ除去処理の強度を示しており、横軸は時間を示している。なお、同図において、「x」および「y」は、それぞれ、ノイズ除去処理の強度の度合いを表す値(x<y)である。
【0056】
制御部412は、フィルム素材の映像データが入力されたことがフィルム判定部404から通知されると、ノイズ除去部402に対してノイズ除去処理の強度を変更するように指示すると同時に、所定の変更後の強度を引き渡す。例えば、制御部412は、図3に示したxをノイズ除去部402に対して引き渡す。
【0057】
ノイズ除去部402は、制御部412からノイズ除去処理の強度を変更するように指示されると、同時に引き渡される強度に基づいて、ノイズ除去処理の強度を変化させる。例えば、ノイズ除去部402は、制御部412から強度としてxが引き渡されると、図3の(1)に示すように、ノイズ除去処理の強度をyからxに変化させる。
【0058】
また、制御部412が、ノイズ除去処理の強度を変更するように指示すると同時に、所定の変更後の強度および所定の設定変更時間をノイズ除去部402に対して引き渡し、これを受け取ったノイズ除去部402が、当該所定の設定変更時間をかけて、当該所定の変更後の強度に、連続的または段階的に変化させてもよい。例えば、ノイズ除去部402は、同図の(2)に示すように、設定変更時間「T」をかけて、緩やかにxからyまで強度を変化させるか、または、同図の(3)に示すように、段階的にxからyまで強度を変化させる。
【0059】
このように、制御部412が、映像データのノイズを除去する強度を変更する場合に、所定の設定変更時間で変更前の強度から変更後の強度へ変化するように、徐々に強度を変更するので、画質が急に変化することを防ぐことが可能になり、画質の変化の不自然さを少なくすることができる。
【0060】
上述してきたように、本実施例2では、制御部412が、入力された映像データがフィルム素材でないと判定した場合に、映像データのノイズを除去する強度を第一の強度(例えば、図3に示したx)に設定し、一方、映像データがフィルム素材であると判定した場合には、映像データのノイズを除去する強度を、第一の強度より低い第二の強度(例えば、図3に示したy)に設定するので、第二の強度を調整することによって、ノイズの一部を除去しながら、同時に、フィルムグレインも保持することができるという効果を奏する。また、第一の強度との差が極端に大きくならないように第二の強度を設定することによって、完全にノイズ除去を行っている場合との違いを目立たせずに、ある程度のフィルムグレインを保持することができる。
【0061】
なお、上記実施例1および2では、入力された映像データがフィルム素材であることを判定した場合に、ただちにノイズ除去処理の強度を変化させることとしたが、所定の時間(以下、反応設定時間と呼ぶ)内でフィルム素材であるか否かの判定結果が変化する場合は、ノイズ除去処理の制御を行わないようにしてもよい。すなわち、図1に示した制御部412が、フィルム判定部404から通知されるフィルム素材の判定結果を保持し、かかる反応設定時間内で判定結果が変化しなかった場合には、ノイズ除去部402に対してノイズ除去の停止を指示する。
【0062】
このように、フィルム判定部404が、所定の反応設定時間が経過する間に判定結果が変化しなかった場合に、その判定結果に基づいて、映像データのノイズを除去する強度を決定するので、映像データの判定結果が短い時間内で変動する場合に、画質が頻繁に変化することを防ぐことが可能になり、画質の変化の不自然さを少なくすることができる。
【実施例3】
【0063】
ところで、上記実施例2では、入力された映像データがフィルム素材であるか否かを判定し、その判定結果に応じて、ノイズ除去処理の強度を変化させる場合について説明した。しかしながら、入力された映像データがフィルム素材であるか否かを判定する際に、当該映像データがフィルム素材であることの確信度を算出し、その確信度に応じてノイズ除去処理の強度を変化させてもよい。
【0064】
そこで、以下では、実施例3として、入力された映像データがフィルム素材であることの確信度に応じてノイズ除去処理の強度を変化させる場合について説明する。なお、ここでは、図1に示したフィルム判定部404がフィルム素材の確信度を算出し、ノイズ除去部402がノイズ除去処理の強度を変化させ、制御部412がフィルム判定部404およびノイズ除去部402を制御する場合について説明し、同図に示した他の機能部については、説明を省略する。
【0065】
フィルム判定部404は、映像データをメモリ403から順次読み出しながら、映像データに含まれる、連続するフレームを2枚ずつ順次比較し、2枚のフレームが同じである確信度を算出する。例えば、フィルム判定部404は、比較対象の2枚のフレームに含まれる画素を1つずつ比較し、1フレームに含まれる画素数に対する、一致した画素数の割合を算出し、この割合を確信度とする。そして、フィルム判定部404は、算出した確信度を、フィルム素材の判定結果として制御部412に通知する。
【0066】
制御部412は、フィルム判定部404からフィルム素材の確信度が通知されると、通知された確信度に基づいてノイズ除去処理の強度を決定し、ノイズ除去部402に対して、ノイズ除去処理の強度を変更するように指示すると同時に、決定した強度を引き渡す。
【0067】
図4は、本実施例3に係るノイズ除去処理の強度の変化を説明するための図(1)であり、図5は、本実施例3に係るノイズ除去処理の強度の変化を説明するための図(2)である。各図において、縦軸はノイズ除去処理の強度を示しており、横軸はフィルム素材の確信度を示している。なお、各図において、「a」,「b」,「c」,「d」および「e」は、それぞれ、ノイズ除去処理の強度の度合いを表す値(0<a<b<c<d<e)であり、「A」,「B」,「C」,「D」は、それぞれ、フィルム素材の確信度を表す値(0[%]<A<B<C<D<100[%])である。
【0068】
例えば、制御部412は、図4の(4)に示すように、フィルム素材の確信度が0%である場合にノイズ除去処理の強度をeとし、フィルム素材の確信度が100%である場合にノイズ除去処理の強度を0とし、フィルム素材の確信度が大きくなるにつれて、滑らかに小さくなるように、ノイズ除去処理の強度を決定する。
【0069】
また、ここで制御部412は、図4の(5)に示すように、フィルム素材の確信度が0,A,B,C,D,100と大きくなるにつれて、e,d,c,b,a,0と、段階的にノイズ除去処理の強度を決定してもよい。
【0070】
さらに、制御部412は、フィルム素材の確信度に所定の閾値(以下、判定閾値と呼ぶ)を設定し、当該判定閾値の前後では変化率が小さくなるように、ノイズ除去処理の強度を決定してもよい。例えば、図5の(6)に示すように、判定閾値をBとCの間に設定した場合には、ノイズ除去部402は、B−C間では、他の範囲に比べて変化率が緩やかになるように、ノイズ除去処理の強度を決定する。
【0071】
なお、これらノイズ除去処理の強度と確信度との対応付けは、例えば、図1には図示していない記憶部に、設定情報として記憶される。
【0072】
このように、確信度の領域が、確信度が高い高確信度領域と、確信度が低い低確信度領域と、それらの中間の中確信度領域とに分けられており、制御部412が、中確信度領域におけるノイズ除去の強度の変化率が高確信度領域および低確信度領域におけるノイズ除去の強度の変化率よりも低くなるようにノイズ除去の強度が設定された設定情報に基づいて、第二の強度を決定するので、映像データがフィルム撮影された映像であるか否かの判定が明確でない範囲では画質の変化が小さくなるように制御することが可能になり、画質の変化の不自然さを少なくすることができる。
【0073】
ノイズ除去部402は、制御部412からノイズ除去処理の強度を変更するように指示されると、同時に引き渡される強度に基づいて、ノイズ除去処理の強度を変化させる。
【0074】
上述してきたように、本実施例3では、フィルム判定部404が、入力された映像データがフィルム素材である可能性を示す確信度を算出し、制御部412が、フィルム判定部404が算出した確信度に基づいて、フィルム素材に対するノイズ除去の強度を設定するよう構成したので、映像データがフィルム撮影された映像であるか否かの判定に誤差が生じて、映像データの判定結果が変動する場合でも、その変動に応じてノイズ除去の強度を自然に変えることが可能になり、画質の変化の不自然さを少なくすることができる。
【0075】
なお、上記実施例2および3では、ノイズ除去処理の強度を変化させる場合について説明したが、同様の制御方法を用いて、制御部412が、図1に示した平滑部411aにおいて行われる平滑化処理の強度を変化させるようにしてもよい。
【0076】
すなわち、制御部412が、入力された映像データがフィルム撮影された映像であるか否かの判定結果に基づいて、映像データを平滑化する場合の平滑化の強度を決定し、決定した強度に基づいて、映像データの平滑化を行うようにする。これにより、平滑化した後の映像データにフィルムグレインを重畳するための特別な機能を備えたりせずとも、映像データがフィルム撮影された映像である場合には、映像データの平滑化の強度を低くすることによって、映像データに含まれるフィルムグレインを完全に残すことが可能になり、ハードウェアの規模を過度に増大させずに、簡易な機能構成でフィルム映像の質感を保持することができる。
【実施例4】
【0077】
ところで、上記実施例1、2および3では、ノイズ除去装置400において行われる、フィルムグレインを保持するための各種処理および各種制御について説明してきたが、表示装置等に操作画面を表示することによって、これまでに説明した各種処理および各種制御に関する設定情報を利用者が任意に変更することができるようにしてもよい。
【0078】
そこで、以下では、実施例4として、利用者が各種設定を行うための操作画面について説明する。なお、ここでは、図1に示した制御部412が、かかる操作画面を表示装置に表示し、利用者からの入力に基づいて各種設定情報を変更する場合を説明する。図6は、本実施例4に係る操作画面の一例を示す図である。同図に示すように、この操作画面では、「(1)FG(フィルムグレイン)保持機能」、「(2)FG保持強度」、「(3)適応的FG保持機能」、「(4)設定変化の滑らかさ」、「(5)設定変更速度」、「(6)FG反応速度設定」および「(7)優先度設定」の7つの設定項目を変更することができる。以下に、各設定項目について説明する。
【0079】
「(1)FG保持機能」は、実施例1、2および3で説明したフィルムグレインを保持するための制御を行うか否かを利用者が選択するための設定項目であり、図6に示すように、「ON」または「OFF」のいずれかを選択することができる。
【0080】
制御部412は、ここで「ON」が選択された場合には、フィルム判定部404によるフィルム素材の判定結果に基づいて、ノイズ除去処理および平滑化処理の停止/再開または強度の変更等、フィルムグレインを保持するための制御を行う。一方、「OFF」が選択された場合には、制御部412は、かかるフィルムグレインを保持するための制御を行わない。
【0081】
「(2)FG保持強度」は、実施例2で説明したノイズ除去処理の強度変更における変更後の強度(例えば、図4に示したx値)を利用者が設定するための設定項目であり、図6に示すように、「強(保持する)」から「弱(保持しない)」の間で任意の設定値を設定することができる。この設定値は、ノイズ除去処理の強度に対応付けられており、「強(保持する)」が設定された場合には、ノイズ除去処理の強度は0になり、「弱(保持しない)」に近付くにつれて、ノイズ除去処理の強度は大きくなる。
【0082】
制御部412は、フィルム素材の映像データが入力されたことがフィルム判定部404から通知された場合には、ノイズ除去部402に対してノイズ除去処理の強度を変更するように指示すると同時に、ここで設定されたノイズ除去処理の強度を引き渡す。
【0083】
「(3)適応的FG保持機能」は、実施例3で説明した、フィルム素材の確信度に基づいたノイズ除去処理の強度変更を行うか否かを利用者が選択するための設定項目であり、図6に示すように、「ON」または「OFF」のいずれかを選択することができる。
【0084】
制御部412は、ここで「ON」が選択された場合には、確信度に基づいてノイズ除去処理の強度を決定し、その強度に基づいてノイズ除去処理の強度を変更するよう、ノイズ除去部402を制御する。一方、「OFF」が選択された場合には、確信度に基づいたノイズ除去処理の強度変更の制御を行わない。
【0085】
「(4)設定変化の滑らかさ」は、実施例2および3で説明したノイズ除去部402によるノイズ除去処理の強度変更を、滑らかに行うか、または段階的に行うかを利用者が選択するための設定項目であり、図6に示すように、「滑らかに変更」または「段階的に変更」のいずれかを選択することができる。
【0086】
制御部412は、ここで選択された設定値に基づいて、ノイズ除去部402に対してノイズ除去処理の強度を変更するように指示する際に、滑らかに変更するか、段階的に変更するかを併せて指示する。
【0087】
「(5)設定変更速度」は、実施例2で説明した設定変更時間(強度を緩やかに、または段階的に変化させる場合に、変化が終わるまでにかける時間(図3の(2)に示した「T」))を、利用者が設定するための設定項目であり、図6に示すように、「速い」から「遅い」の間で任意の設定値を設定することができる。この設定値は、設定変更時間の長さに対応付けられており、「速い」が設定された場合には、設定変更時間は0になり、「遅い」に近付くにつれて、設定変更時間は長くなる。
【0088】
制御部412は、フィルム判定部404から通知されるフィルム素材の判定結果を保持し、ここで設定された設定変更時間をかけてノイズ除去の強度を変更するように、ノイズ除去部402に対して指示する。
【0089】
「(6)FG反応速度設定」は、実施例2で説明した反応設定時間(フィルム素材の判定結果が所定の時間内で変化する場合はノイズ除去処理の制御を行わないように制御するための、所定の時間)を、利用者が設定するための設定項目であり、図6に示すように、「速い」から「遅い」の間で任意の設定値を設定することができる。この設定値は、反応設定時間の長さに対応付けられており、「速い」が設定された場合には、反応設定時間は0になり、「遅い」に近付くにつれて、反応設定時間は長くなる。
【0090】
制御部412は、フィルム判定部404から通知されるフィルム素材の判定結果を保持し、ここで設定された反応設定時間内で判定結果が変化しなかった場合には、ノイズ除去部402に対してノイズ除去の停止を指示する。
【0091】
「(7)優先度設定」は、ノイズ除去処理や平滑化処理と、フィルムグレインの保持との優先度を利用者が設定するための設定項目であり、ノイズ除去処理については、「ノイズ除去優先」と「FG保持優先」との間で任意の設定値を設定することができ、平滑化処理については、「平滑化優先」と「FG保持優先」との間で任意の設定値を設定することができる。ノイズ除去処理の設定値は、ノイズ除去処理の強度に対応付けられており、「FG保持優先」が設定された場合には、ノイズ除去処理の強度は0になり、「ノイズ除去優先」に近付くにつれてノイズ除去処理の強度は大きくなる。また、平滑化処理の設定値は、平滑化処理の強度に対応付けられており、「FG保持優先」が設定された場合には、平滑化処理の強度は0になり、「平滑化優先」に近付くにつれて平滑化処理の強度は大きくなる。
【0092】
制御部412は、フィルム素材の映像データが入力されたことがフィルム判定部404から通知された場合には、ノイズ除去部402に対してノイズ除去処理の強度を変更するように指示すると同時に、ここで設定されたノイズ除去処理の強度を引き渡し、さらに、平滑部411aに対して平滑化処理の強度を変更するように指示すると同時に、ここで設定された平滑化処理の強度を引き渡す。
【0093】
なお、ここで説明した操作画面は、図1には図示していない設定情報管理部によって表示装置等に表示され、この操作画面から設定された各種設定値は、同じく設定情報管理部によって、図1には図示していない設定情報テーブルに保持される。そして、制御部412は、当該設定情報テーブルから必要な設定値を取得し、上記で説明した各種処理および各種制御を行う。
【0094】
次に、本実施例4に係る操作画面および設定情報管理部の処理手順について説明する。図7は、本実施例4に係る操作画面および設定情報管理部の処理手順を示すフローチャートである。利用者から設定情報の変更を要求されると、設定情報管理部は、操作画面を表示装置等に表示するとともに、同図に示すように、まず、各種設定値を所定の標準値に設定する(ステップS201)。
【0095】
続いて、利用者によって各種設定情報が入力されると(ステップS202)、設定情報管理部は、設定項目ごとに入力された設定情報を確認し、その内容に基づいて、各設定情報を設定情報テーブルに反映する。
【0096】
まず、設定情報管理部は、「(1)FG保持機能」の設定項目がONであるか否かを確認し、ONでなかった場合には(ステップS203,No)、OFFの設定値を設定情報テーブルに設定して(ステップS204)、他の設定項目の設定値は反映せず、処理を終了する。一方、「(1)FG保持機能」の設定項目がONであった場合には(ステップS203,Yes)、設定情報管理部は、以下の処理を行う。
【0097】
設定情報管理部は、「(2)FG保持強度」の設定項目が変更されているか否かを確認し、変更されている場合には(ステップS205,Yes)、入力された設定値を設定情報テーブルに反映するとともに、入力された設定値に基づいて、「(7)優先度設定」の設定項目を自動変更する(ステップS206)。すなわち、「(2)FG保持強度」の設定項目で「強(保持する)」が設定されていた場合には、「(7)優先度設定」の設定項目のノイズ除去処理および平滑化処理の優先度を「FG保持優先」に変更し、「(2)FG保持強度」の設定項目で「弱(保持しない)」が設定されていた場合には、「(7)優先度設定」の設定項目のノイズ除去処理および平滑化処理の優先度を、それぞれ「ノイズ除去優先」および「平滑化優先」に変更する。一方、「(2)FG保持強度」の設定項目が変更されていない場合には(ステップS205,No)、設定情報管理部は、設定値の設定情報テーブルへの反映を行わない。
【0098】
続いて、設定情報管理部は、「(7)優先度設定」の設定項目が変更されているか否かを確認し、変更されている場合には(ステップS207,Yes)、入力された設定値を設定情報テーブルに反映するとともに、「(2)FG保持強度」の設定項目を自動変更する(ステップS208)。すなわち、「(7)優先度設定」の設定項目でノイズ除去処理または平滑化処理の優先度が「FG保持優先」と設定されていた場合には、「(2)FG保持強度」の設定項目を「強(保持する)」に変更し、「(7)優先度設定」の設定項目でノイズ除去処理または平滑化処理の優先度が「ノイズ除去優先」または「平滑化優先」と設定されていた場合には、「(2)FG保持強度」の設定項目を「弱(保持しない)」に変更する。一方、「(7)優先度設定」の設定項目が変更されていない場合には(ステップS207,No)、設定情報管理部は、設定値の設定情報テーブルへの反映を行わない。
【0099】
続いて、設定情報管理部は、「(3)適応的FG保持機能」の設定項目が変更されているか否かを確認し、変更されている場合には(ステップS209,Yes)、設定値をONまたはOFFのいずれかに切り替えて、設定情報テーブルに反映する(ステップS210)。一方、「(3)適応的FG保持機能」の設定項目が変更されていない場合には(ステップS209,No)、設定情報管理部は、設定値の設定情報テーブルへの反映を行わない。
【0100】
続いて、設定情報管理部は、「(4)設定変化の滑らかさ」の設定項目が変更されているか否かを確認し、変更されている場合には(ステップS211,Yes)、入力された設定値を設定情報テーブルに反映する(ステップS212)。一方、「(4)設定変化の滑らかさ」の設定項目が変更されていない場合には(ステップS211,No)、設定情報管理部は、設定値の設定情報テーブルへの反映を行わない。
【0101】
続いて、設定情報管理部は、「(5)設定変更速度」の設定項目が変更されているか否かを確認し、変更されている場合には(ステップS213,Yes)、入力された設定値を設定情報テーブルに反映する(ステップS214)。一方、「(5)設定変更速度」の設定項目が変更されていない場合には(ステップS213,No)、設定情報管理部は、設定値の設定情報テーブルへの反映を行わない。
【0102】
続いて、設定情報管理部は、「(6)FG反応速度設定」の設定項目が変更されているか否かを確認し、変更されている場合には(ステップS215,Yes)、入力された設定値を設定情報テーブルに反映する(ステップS216)。一方、「(6)FG反応速度設定」の設定項目が変更されていない場合には(ステップS215,No)、設定情報管理部は、設定値の設定情報テーブルへの反映を行わない。
【0103】
なお、各設定項目の確認順は、ここで説明した順番に限られず、ステップS205以降の設定項目については、順不同としてよい。
【0104】
上述してきたように、本実施例4では、フィルムグレインを保持するための各種処理および各種制御に関する設定情報を利用者が任意に変更することができるようにしたので、利用者の好みに合わせた映像表示を実現することができる。特に、設定変更時間を利用者に設定させるので、映像データの変化に応じた画質の切り替えの速さを利用者の好みに合わせて調整することができ、また、反応設定時間を利用者に設定させるので、映像データが変化してから画質を変化させるまでの反応の速さを利用者の好みに合わせて変更することができる。
【0105】
なお、上記実施例1〜4では、ノイズ除去装置について説明したが、ノイズ除去装置が有する構成の一部をソフトウェアによって実現することで、ノイズ除去制御プログラムを得ることができる。このノイズ除去制御プログラムは、図1に示したフィルム判定部404および制御部412の機能を有する。以下に、ノイズ除去制御プログラムを実行するコンピュータについて説明する。
【0106】
図8は、本実施例1〜4に係るノイズ除去制御プログラムを実行するコンピュータの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、このコンピュータ500は、ROM(Read Only Memory)510と、CPU(Central Processing Unit)520と、RAM(Random Access Memory)530と、入力インタフェース540と、出力インタフェース550とを有する。
【0107】
ROM510は、プログラムや、プログラムの実行に必要なデータを格納するメモリであり、CPU520は、ROM510からプログラムを読み出して実行する中央処理装置である。
【0108】
RAM530は、プログラムを実行した際に生成されるデータや、入力された映像データなどを格納するディスク装置である。このRAM530は、図1に示したメモリ403に対応する。
【0109】
入力インタフェース540は、操作パネルなどの入力装置を接続するためのインタフェースであり、出力インタフェース550は、表示装置を接続するためのインタフェースである。
【0110】
そして、このコンピュータ500において実行されるノイズ除去制御プログラム511は、ノイズ除去装置の製造工程等においてあらかじめインストールされる。そして、インストールされたノイズ除去制御プログラム511は、ROM510に記憶され、CPU520によってノイズ除去制御プロセス521として実行される。
【0111】
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【0112】
この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0113】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のように構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0114】
(付記1)入力された映像データのノイズを除去するノイズ除去装置であって、
前記映像データがフィルム撮影された映像の映像データであるか否かを判定するフィルム判定手段と、
前記フィルム判定手段により判定された結果に基づいて、前記映像データのノイズを除去する度合いを決定する度合決定手段と、
前記度合決定手段により決定された度合いに基づいて、前記映像データのノイズを除去するノイズ除去手段と、
を備えたことを特徴とするノイズ除去装置。
【0115】
(付記2)前記度合決定手段は、前記フィルム判定手段により前記映像データがフィルム撮影された映像の映像データでないと判定された場合に、該映像データのノイズを所定の度合いで除去すると決定し、一方、前記映像データがフィルム撮影された映像の映像データであると判定された場合には、該映像データのノイズを除去しないと決定することを特徴とする付記1に記載のノイズ除去装置。
【0116】
(付記3)前記度合決定手段は、前記フィルム判定手段により前記映像データがフィルム撮影された映像の映像データでないと判定された場合に、該映像データのノイズを除去する度合いを第一の度合いに決定し、一方、前記映像データがフィルム撮影された映像の映像データであると判定された場合には、該映像データのノイズを除去する度合いを、該第一の度合いより低い第二の度合いに決定することを特徴とする付記1に記載のノイズ除去装置。
【0117】
(付記4)前記フィルム判定手段は、前記映像データがフィルム撮影された映像の映像データである可能性を示す確信度を算出し、
前記度合決定手段は、前記フィルム判定手段により算出された確信度に基づいて前記第二の度合いを決定することを特徴とする付記3に記載のノイズ除去装置。
【0118】
(付記5)前記ノイズ除去手段は、前記映像データのノイズを除去する度合いを前記第一の度合いから前記第二の度合いに変更する場合または前記第二の度合いから前記第一の度合いに変更する場合に、所定の設定変更時間で該第一の度合いから該第二の度合いまたは該第二の度合いから該第一の度合いへ変化するように、徐々に度合いを変更することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載のノイズ除去装置。
【0119】
(付記6)前記制御手段は、所定の反応設定時間が経過する間に前記フィルム判定手段による判定結果が変化しなかった場合に、該判定結果に基づいて、前記映像データのノイズを除去する度合いを決定することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載のノイズ除去装置。
【0120】
(付記7)確信度の領域が、確信度が高い高確信度領域と、確信度が低い低確信度領域と、それらの中間の中確信度領域とに分けられており、
前記度合決定手段は、該中確信度領域における第二の度合いの変化率が高確信度領域および低確信度領域における第二の度合いの変化率よりも低くなるように第二の度合いが設定された設定情報に基づいて、前記第二の度合いを決定することを特徴とする付記4に記載のノイズ除去装置。
【0121】
(付記8)前記設定変更時間を利用者に設定させる設定変更時間設定手段をさらに備えたことを特徴とする付記5に記載のノイズ除去装置。
【0122】
(付記9)前記反応設定時間を利用者に設定させる反応設定時間設定手段をさらに備えたことを特徴とする付記6に記載のノイズ除去装置。
【0123】
(付記10)前記度合決定手段は、前記フィルム判定手段により判定された結果に基づいて、前記映像データを平滑化する場合の平滑化の度合いを示す平滑化度合いをさらに決定し、
前記度合決定手段により決定された平滑化度合いに基づいて、前記映像データの平滑化を行う平滑化手段をさらに備えたことを特徴とする付記1〜9のいずれか一つに記載のノイズ除去装置。
【0124】
(付記11)入力された映像データのノイズを除去するノイズ除去制御方法であって、
前記映像データがフィルム撮影された映像の映像データであるか否かを判定するフィルム判定工程と、
前記フィルム判定工程により判定された結果に基づいて、前記映像データのノイズを除去する度合いを決定する度合決定工程と、
前記度合決定工程により決定された度合いに基づいて、前記映像データのノイズを除去するノイズ除去工程と、
を含んだことを特徴とするノイズ除去制御方法。
【0125】
(付記12)入力された映像データのノイズを除去するノイズ除去制御プログラムであって、
前記映像データがフィルム撮影された映像の映像データであるか否かを判定するフィルム判定手順と、
前記フィルム判定手順により判定された結果に基づいて、前記映像データのノイズを除去する度合いを決定する度合決定手順と、
前記度合決定手順により決定された度合いに基づいて、前記映像データのノイズを除去するノイズ除去手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするノイズ除去制御プログラム。
【産業上の利用可能性】
【0126】
以上のように、本発明に係るノイズ除去装置、ノイズ除去制御方法およびノイズ除去制御プログラムは、ノイズ除去の強度を制御してフィルム映像の質感を保持する場合に有用であり、特に、ハードウェアの規模を過度に増大させずに、簡易な機能構成でフィルム映像の質感を保持したい場合に適している。
【図面の簡単な説明】
【0127】
【図1】本実施例1に係るノイズ除去装置の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本実施例1に係るノイズ除去装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図3】本実施例2に係るノイズ除去処理の強度の変化を説明するための図である。
【図4】本実施例3に係るノイズ除去処理の強度の変化を説明するための図(1)である。
【図5】本実施例3に係るノイズ除去処理の強度の変化を説明するための図(2)である。
【図6】本実施例4に係る操作画面の一例を示す図である。
【図7】本実施例4に係る操作画面および設定情報管理部の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】本実施例1〜4に係るノイズ除去制御プログラムを実行するコンピュータの構成を示す機能ブロック図である。
【図9】従来の高画質化技術を説明するための図である。
【図10】特許文献1に係る技術を説明するための図である。
【図11】特許文献2に係る技術を説明するための図である。
【符号の説明】
【0128】
100,200,300,400 ノイズ除去装置
101,401 映像入力部
102,402 ノイズ除去部
103,203a,203b,403 メモリ
104,404 フィルム判定部
105,405 I/P変換部
105a,405a フィルム用I/P変換部
105b,405b 一般用I/P変換部
106,406 映像出力部
307 FG成分検出部
308 遅延調整メモリ
309 FG用I/P変換部
310 重畳部
411a,411b 平滑部
412 制御部
500 コンピュータ
510 ROM
511 ノイズ除去制御プログラム
520 CPU
521 ノイズ除去制御プロセス
530 RAM
540 入力インタフェース
550 出力インタフェース
【出願人】 【識別番号】000005223
【氏名又は名称】富士通株式会社
【出願日】 平成18年7月31日(2006.7.31)
【代理人】 【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明


【公開番号】 特開2008−35439(P2008−35439A)
【公開日】 平成20年2月14日(2008.2.14)
【出願番号】 特願2006−209176(P2006−209176)