| 【発明の名称】 |
画像形成装置、制御プログラム及び画像形成方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】市村 実紀
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| 【要約】 |
【課題】地震等の災害が発生した際に、通電状態での転倒等による2次被害が起こる前に、電源をOFFにする等安全状態へ移行する画像形成装置、制御プログラム及び画像形成方法を提案する。
【構成】CPU20、ROM(不揮発性メモリ)21、RAM(揮発性メモリ)22、操作パネル23、各種センサ24、I/O制御部25、各種モータ26、スキャナ部27、読取り制御部28、プロッタ部29、書込み制御部30、情報受信部31、特定要因電源オフ作動部32を主な構成とする。情報受信部31は、外部機器やネット経由等により、災害に関する情報、例えば地震予知情報を受信する。特定要因電源オフ作動部32は、特定要因電源オフ作動手段に相当し、特定要因をトリガとして画像形成装置の電源をOFFする。特定要因とは、本実施形態では受信した地震予知情報をいう。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 特定要因を認識する特定要因認識手段と、 前記特定要因認識手段により、特定要因を認識したとき、電源をオフにする特定要因電源オフ作動手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。 【請求項2】 特定要因を認識する特定要因認識手段と、 用紙に画像を定着させる定着手段に用紙があるか検知する用紙検知手段と、 前記用紙検知手段により、用紙が前記定着手段にあると検知されたとき、前記用紙を前記定着手段から排紙する排紙手段と、 前記特定要因認識手段により、特定要因を認識したとき、印刷動作を停止する動作停止手段と、を備え、 前記動作停止手段は、前記定着手段に用紙があるときは、前記排紙手段により用紙を排紙した後、印刷動作を停止することを特徴とする画像形成装置。 【請求項3】 前記印刷動作停止後、直ちに電源をオフにする特定要因電源オフ作動手段を備えることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。 【請求項4】 地震予知情報若しくは予知震度情報を受信する情報受信手段を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の画像形成装置。 【請求項5】 前記特定要因は、地震予知情報であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の画像形成装置。 【請求項6】 前記特定要因と認識する基準となる震度値を設定する震度値設定手段を備え、 前記特定要因認識手段は、前記予知震度が、前記震度値設定手段により設定された震度値以上であるとき特定要因と認識することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。 【請求項7】 前記地震予知情報を入手した旨を記憶する記憶手段を備えることを特徴とする請求項4から6のいずれか1項記載の画像形成装置。 【請求項8】 前記記憶手段は、更に前記予知震度情報を記憶することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。 【請求項9】 前記震度値設定手段は、IDコードを入力したうえで、震度値を設定できることを特徴とする請求項6から8のいずれか1項記載の画像形成装置。 【請求項10】 前記IDコードを変更するIDコード変更手段を備えることを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。 【請求項11】 特定要因を認識する特定要因認識処理と、 前記特定要因認識処理により、特定要因を認識したとき、電源をオフにする特定要因電源オフ作動処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする制御プログラム。 【請求項12】 特定要因を認識する特定要因認識処理と、 用紙に画像を定着させる定着処理に用紙があるか検知する用紙検知処理と、 前記用紙検知処理により、用紙が前記定着処理にあると検知されたとき、前記用紙を前記定着処理から排紙する排紙処理と、 前記特定要因認識処理により、特定要因を認識したとき、印刷動作を停止する動作停止処理と、を備え、 前記動作停止処理は、前記定着処理に用紙があるときは、前記排紙処理により用紙を排紙した後、印刷動作を停止することを特徴とする制御プログラム。 【請求項13】 前記印刷動作停止後、直ちに電源をオフにする特定要因電源オフ作動処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項12記載の制御プログラム。 【請求項14】 地震予知情報若しくは予知震度情報を受信する情報受信処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項11から13のいずれか1項記載の制御プログラム。 【請求項15】 前記特定要因は、地震予知情報であることを特徴とする請求項11から14のいずれか1項記載の制御プログラム。 【請求項16】 前記特定要因と認識する基準となる震度値を設定する震度値設定処理を備え、 前記特定要因認識処理は、前記予知震度が、前記震度値設定処理により設定された震度値以上であるとき特定要因と認識することを特徴とする請求項14記載の制御プログラム。 【請求項17】 前記地震予知情報を入手した旨を記憶する記憶処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項14から16のいずれか1項記載の制御プログラム。 【請求項18】 前記記憶処理は、更に前記予知震度情報を記憶することを特徴とする請求項17記載の制御プログラム。 【請求項19】 前記震度値設定処理は、IDコードを入力したうえで、震度値を設定できることを特徴とする請求項16から18のいずれか1項記載の制御プログラム。 【請求項20】 前記IDコードを変更するIDコード変更処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項19記載の制御プログラム。 【請求項21】 特定要因を認識する工程と、 前記特定要因を認識したとき、電源をオフにする工程と、を備えることを特徴とする画像形成方法。 【請求項22】 特定要因を認識する工程と、 用紙に画像を定着させるユニットに用紙があるか検知する工程と、 前記用紙が前記定着ユニットにあると検知されたとき、前記用紙を前記定着ユニットから排紙する工程と、 印刷動作を停止する工程と、を備えることを特徴とする画像形成方法。 【請求項23】 前記印刷動作を停止した後、直ちに電源をオフにする工程を備えることを特徴とする請求項22記載の画像形成方法。 【請求項24】 地震予知情報若しくは予知震度情報を受信する工程を備えることを特徴とする請求項21から23のいずれか1項記載の画像形成方法。 【請求項25】 前記特定要因は、地震予知情報であることを特徴とする請求項21から24のいずれか1項記載の画像形成方法。 【請求項26】 前記特定要因と認識する基準となる震度値を予め設定し、前記予知震度が、前記設定された震度値以上であるとき特定要因と認識する工程を備えることを特徴とする請求項24記載の画像形成方法。 【請求項27】 前記地震予知情報を入手した旨を記憶する工程を備えることを特徴とする請求項24から26のいずれか1項記載の画像形成方法。 【請求項28】 前記記憶する工程は、更に前記予知震度情報を記憶することを特徴とする請求項27記載の画像形成方法。 【請求項29】 前記特定要因と認識する基準となる震度値の設定は、IDコードを入力したうえで、設定できることを特徴とする請求項26から28のいずれか1項記載の画像形成方法。 【請求項30】 前記IDコードを変更する工程を備えることを特徴とする請求項29記載の画像形成方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、画像形成装置、制御プログラム及び画像形成方法に関し、特に特定要因を認識した際に、電源オフや印刷動作停止等の制御を行い、安全を図る画像形成装置、制御プログラム及び画像形成方法に関する。 【背景技術】 【0002】 地震、台風、火山等の災害時に、被害を押えることや被災地の住民の避難が安全に行われることが求められている。例えば、災害等が発生した場合に、各避難場所に応じた通報メッセージを無線電話受信機で受信し、電光掲示板に表示する手段を備える警報受信装置を用いる広域警報システムが提案されている(特許文献1参照)。 【0003】 また、近年、地震予知技術の発展が目覚しい。例えば、地殻変動が起こることで地磁気が乱れるという現象が、地震の前兆になることが知られているため、この現象を利用して地震予知に役立てようと、各種研究機関が全国に地磁気観測所を設置し、地磁気の観測を行っている。しかし、全国を網羅する地磁気データの収集及びそれらデータを統合して地震予知するためには、多数の観測機器等の設置及びそれらの維持管理が必要であり、莫大な費用がかかる。そこで、安価な費用で全国を網羅する地磁気データを収集し、地震予知に役立てるため、携帯端末に方位を検知する磁気センサを搭載した携帯端末を用いる情報収集システムが提案されている。地震予知による警戒宣言が、携帯端末に送信されるシステムも提案されている(特許文献2参照)。 【0004】 実際に地震が起きたときは、縦揺れ(P波)が起きてから30秒〜5分程度後に震度の大きい横揺れ(S波)が来ることが知られている。上記のように地震予知による警戒宣言が知らされていると、地震に対する心備えが出来、突然の縦揺れがあった後、横揺れまでの間に元栓を閉めたり、コンセントを抜いたり等して、地震による1次災害の低減だけでなく、火災等の2次災害を防止することが出来る。 【0005】 また、従来から装置の電源のON、OFFを制御する技術が知られている。例えば、意図せずビデオカメラの録画SWをONしてしまい、バッテリーを無駄にすることを回避するため、装置の振動を検出する検出手段と、電源や録画のスイッチ制御(ON、OFF)を行う手段を備えることを特徴とするカメラ一体型VTRの自動誤記録防止装置が提案されている(特許文献3、4参照)。外部端末装置(ドライブ装置)の電源のみを停止させる技術も提案されている(特許文献5参照)。 【特許文献1】特開2004−2881132号公報 【特許文献2】特開2003−215259号公報 【特許文献3】特開平04−090273号公報 【特許文献4】特許第3401869号公報 【特許文献5】特開2005−346420号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 しかしながら、地震が来ることの情報伝達技術は存在するものの、通電状態の装置の周りに誰も居ない場合や、居てもドアを開ける等の他の作業をしている間に大きな揺れが来る場合等も考えられ、このような場合に、装置が通電状態のまま転倒等すると、2次災害である火災等を引き起こすおそれがあり、問題があった。 【0007】 上記のような誤記録防止や節電等の目的のため装置の電源を制御する技術は知られているが、災害に関する情報(例えば地震予知情報)により、安全確保の為に装置自身の動作制限を行うことに関しては何ら記載がない。 【0008】 本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、通電状態での転倒等最悪事態になる前に電源をOFFにする等安全状態へ移行し、ユーザの使いやすさをさらに向上させることを目的としている。 【課題を解決するための手段】 【0009】 請求項1記載の発明は、特定要因を認識する特定要因認識手段と、前記特定要因認識手段により、特定要因を認識したとき、電源をオフにする特定要因電源オフ作動手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置である。 【0010】 請求項2記載の発明は、特定要因を認識する特定要因認識手段と、用紙に画像を定着させる定着手段に用紙があるか検知する用紙検知手段と、前記用紙検知手段により、用紙が前記定着手段にあると検知されたとき、前記用紙を前記定着手段から排紙する排紙手段と、前記特定要因認識手段により、特定要因を認識したとき、印刷動作を停止する動作停止手段と、を備え、前記動作停止手段は、前記定着手段に用紙があるときは、前記排紙手段により用紙を排紙した後、印刷動作を停止することを特徴とする画像形成装置である。 【0011】 請求項3記載の発明は、請求項2記載の装置において、前記印刷動作停止後、直ちに電源をオフにする特定要因電源オフ作動手段を備えることを特徴とする。 【0012】 請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項記載の装置において、地震予知情報若しくは予知震度情報を受信する情報受信手段を備えることを特徴とする。 【0013】 請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項記載の装置において、前記特定要因は、地震予知情報であることを特徴とする。 【0014】 請求項6記載の発明は、請求項4記載の装置において、前記特定要因と認識する基準となる震度値を設定する震度値設定手段を備え、前記特定要因認識手段は、前記予知震度が、前記震度値設定手段により設定された震度値以上であるとき特定要因と認識することを特徴とする。 【0015】 請求項7記載の発明は、請求項4から6のいずれか1項記載の装置において、前記地震予知情報を入手した旨を記憶する記憶手段を備えることを特徴とする。 【0016】 請求項8記載の発明は、請求項7記載の装置において、前記記憶手段は、更に前記予知震度情報を記憶することを特徴とする。 【0017】 請求項9記載の発明は、請求項6から8のいずれか1項記載の装置において、前記震度値設定手段は、IDコードを入力したうえで、震度値を設定できることを特徴とする。 【0018】 請求項10記載の発明は、請求項9記載の装置において、前記IDコードを変更するIDコード変更手段を備えることを特徴とする。 【0019】 請求項11記載の発明は、特定要因を認識する特定要因認識処理と、前記特定要因認識処理により、特定要因を認識したとき、電源をオフにする特定要因電源オフ作動処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする制御プログラムである。 【0020】 請求項12記載の発明は、特定要因を認識する特定要因認識処理と、用紙に画像を定着させる定着処理に用紙があるか検知する用紙検知処理と、前記用紙検知処理により、用紙が前記定着処理にあると検知されたとき、前記用紙を前記定着処理から排紙する排紙処理と、前記特定要因認識処理により、特定要因を認識したとき、印刷動作を停止する動作停止処理と、を備え、前記動作停止処理は、前記定着処理に用紙があるときは、前記排紙処理により用紙を排紙した後、印刷動作を停止することを特徴とする制御プログラムである。 【0021】 請求項13記載の発明は、請求項12記載のプログラムにおいて、前記印刷動作停止後、直ちに電源をオフにする特定要因電源オフ作動処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。 【0022】 請求項14記載の発明は、請求項11から13のいずれか1項記載のプログラムにおいて、地震予知情報若しくは予知震度情報を受信する情報受信処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。 【0023】 請求項15記載の発明は、請求項11から14のいずれか1項記載のプログラムにおいて、前記特定要因は、地震予知情報であることを特徴とする。 【0024】 請求項16記載の発明は、請求項14記載のプログラムにおいて、前記特定要因と認識する基準となる震度値を設定する震度値設定処理を備え、前記特定要因認識処理は、前記予知震度が、前記震度値設定処理により設定された震度値以上であるとき特定要因と認識することを特徴とする。 【0025】 請求項17記載の発明は、請求項14から16のいずれか1項記載のプログラムにおいて、前記地震予知情報を入手した旨を記憶する記憶処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。 【0026】 請求項18記載の発明は、請求項17記載のプログラムにおいて、前記記憶処理は、更に前記予知震度情報を記憶することを特徴とする。 【0027】 請求項19記載の発明は、請求項16から18のいずれか1項記載のプログラムにおいて、前記震度値設定処理は、IDコードを入力したうえで、震度値を設定できることを特徴とする。 【0028】 請求項20記載の発明は、請求項19記載のプログラムにおいて、前記IDコードを変更するIDコード変更処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。 【0029】 請求項21記載の発明は、特定要因を認識する工程と、前記特定要因を認識したとき、電源をオフにする工程と、を備えることを特徴とする画像形成方法である。 【0030】 請求項22記載の発明は、特定要因を認識する工程と、用紙に画像を定着させるユニットに用紙があるか検知する工程と、前記用紙が前記定着ユニットにあると検知されたとき、前記用紙を前記定着ユニットから排紙する工程と、印刷動作を停止する工程と、を備えることを特徴とする画像形成方法である。 【0031】 請求項23記載の発明は、請求項22記載の方法において、前記印刷動作を停止した後、直ちに電源をオフにする工程を備えることを特徴とする。 【0032】 請求項24記載の発明は、請求項21から23のいずれか1項記載の方法において、地震予知情報若しくは予知震度情報を受信する工程を備えることを特徴とする。 【0033】 請求項25記載の発明は、請求項21から24のいずれか1項記載の方法において、前記特定要因は、地震予知情報であることを特徴とする。 【0034】 請求項26記載の発明は、請求項24記載の方法において、前記特定要因と認識する基準となる震度値を予め設定し、前記予知震度が、前記設定された震度値以上であるとき特定要因と認識する工程を備えることを特徴とする。 【0035】 請求項27記載の発明は、請求項24から26のいずれか1項記載の方法において、前記地震予知情報を入手した旨を記憶する工程を備えることを特徴とする。 【0036】 請求項28記載の発明は、請求項27記載の方法において、前記記憶する工程は、更に前記予知震度情報を記憶することを特徴とする。 【0037】 請求項29記載の発明は、請求項26から28のいずれか1項記載の方法において、前記特定要因と認識する基準となる震度値の設定は、IDコードを入力したうえで、設定できることを特徴とする。 【0038】 請求項30記載の発明は、請求項29記載の方法において、前記IDコードを変更する工程を備えることを特徴とする。 【発明の効果】 【0039】 本発明によれば、通電状態での転倒等最悪事態になる前に、電源をOFFにする等安全状態へ移行し、ユーザの使いやすさをさらに向上させることを目的としている。 【発明を実施するための最良の形態】 【0040】 以下に、本発明の実施形態に係る画像形成装置、制御プログラム及び画像形成方法を、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。 【0041】 まず、本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成について図2を参照して説明する。本発明でいう画像形成装置とは、例えば、コピー機、スキャナ、プリンター、FAX若しくはこれらの複合機等が考え得る。本実施形態では、一例としてコピー機を用いて説明する。図2は、本実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 【0042】 画像形成装置は、スキャナユニット35、感光体ベルトユニット36、書き込みユニット37、帯電ユニット38、現像ユニット39(下からMYCK)、トナーボトル40(下からMYCK)、中間転写ベルトユニット41、感光体クリーニングユニット42、感光体廃トナーボトル43、二次転写ユニット44、第一給紙トレイ45、第二給紙トレイ46、中間転写ベルトクリーニングユニット47、中間転写廃トナーボトル48、定着ユニット49、排紙ユニット50、定着オイル塗布51から構成される。 【0043】 図2に示す各部材の働きについて以下説明する。スキャナユニット35は、原稿を読み込み、感光体ベルトユニット36はベルト状の感光体でできている。書き込みユニット37は、ポリゴンモータ等を制御する事により、スキャナユニット35等から送られてきた原稿の画像データをレーザー光で感光体ベルトユニット36に書き込む。帯電ユニット38は、感光体ベルトユニット36に書き込まれた潜像を帯電させる。現像ユニット39は、M、C、Y、Kのトナーがそれぞれ入っている4個のトナーボトル40に対して、それぞれ各色専用に設けられ、トナーボトル40がセットされた状態で4色それぞれを制御される事により、感光体ベルトユニット36上に画像に応じた色を載せる。 【0044】 中間転写ベルトユニット41は、感光体ベルトユニット36上に載せられた1色毎の画を、重ね合わせて載せる(一次転写する)。感光体クリーニングユニット42は、各色一次転写後に、感光体ベルトユニット36の潜像部分以外についたトナーを除去し、感光体廃トナーボトル43は感光体ベルトクリーニングユニット42により、感光体ベルトユニット36から除去された廃トナーを貯める。 【0045】 二次転写ユニット44は、第一給紙トレイ45又は第二給紙トレイ46から給紙・搬送された紙に対して、中間転写ベルトユニット41から転写する(2次転写)。中間転写ベルトクリーニングユニット47は、二次転写の際に中間転写ベルトに残ったトナーを除去し、中間転写廃トナーボトル48は、中間転写ベルトクリーニングユニット47により中間転写ベルトユニット41から除去された廃トナーを貯める。 【0046】 定着ユニット49は、定着手段に相当し、紙に二次転写されたトナーを高熱により定着させる。排紙ユニット50は、排紙手段に相当し、排紙場所に紙を排紙する。定着オイル塗布ユニット51は、定着ユニット49にオイルを塗布する事で、定着性・光沢性を維持する。 【0047】 次に、本実施形態に係る画像形成装置のブロック構成を示す図3を用いて、本実施形態を説明する。図3に示すように、CPU20、ROM(不揮発性メモリ)21、RAM(揮発性メモリ)22、操作パネル23、各種センサ24、I/O制御部25、各種モータ26、スキャナ部27、読取り制御部28、プロッタ部29、書込み制御部30、情報受信部31、特定要因電源オフ作動部32から構成されている。 【0048】 各ブロックの働きについて以下説明する。CPU20は、本画像形成装置のシステム制御を行い、ROM21に格納されているプログラムに従って、RAM22をワークエリアに使用しつつ、本画像形成装置を統括制御する。操作パネル23は、オペレータが各種設定等を行う。 【0049】 各種センサ24は、紙サイズ検知やジャム検知等を行う。用紙検知手段に相当するセンサは、図2の定着ユニット49において、用紙の検知を行う。各種センサ24の入力及び負荷を駆動する各種モータ26の出力制御信号を、CPU20の命令に基づいて制御するのがI/O制御部25である。 【0050】 スキャナ部27は、原稿の画像データを読み取り、読取り制御部28は、スキャナ部27を制御する。書込み制御部30は、プロッタ部29の制御を行う。情報受信部31は、情報受信手段に相当し、外部機器やネット経由等により、災害に関する情報、本実施形態では地震予知情報を受信する。特定要因電源オフ作動部32は、特定要因電源オフ作動手段に相当し、特定要因をトリガとして画像形成装置の電源をOFFする。特定要因とは、本実施形態では受信した地震予知情報をいう。 【0051】 画像形成装置1が、情報受信部31により受信する情報は、例えば図1に示すように、FAX2等の電話回線、携帯端末3からの無線、コンピュータ4、サーバ5等のネット経由で得ることが考え得る。 【0052】 次に、本発明の実施形態に係る特定要因電源オフ作動部32を詳述する。例えば、一般的に知られている漏電ブレーカ(図12参照)に変更を加えたもの(図4参照)が考え得る。図12に示す通常の漏電ブレーカは、不平衡度検知トランスTR11にて電源ACライン間の不平衡を検知すると、漏電しているとみなして、漏電電流検知回路17に対して電流を流す。漏電電流検知回路17では、所定の漏電電流が流れた時にトリップコイルTC14に電流を流し、SW15(電源ON/OFFリレー)をON(閉結)⇒OFF(開放)に作動させ、電源をOFFする仕組みになっている。なお、図12に示すZNRは、過電圧保護素子、LOADは負荷の意である。 【0053】 また、通常、漏電ブレーカの動作チェック用にTEST SW13(動作確認用テストSW)が実装されていて、TEST SWをON(閉結)させる事でも、トリップコイルTC14に電流が流れ、SW15をON(閉結)⇒OFF(開放)に作動させ、電源をOFFする事ができる。 【0054】 上述した通常の漏電ブレーカに変更を加えたものが、本実施形態に係る特定要因電源オフ作動部32の一例である。図4に示すように、TEST SW13の他に、漏電以外のトリガでSWを作動させるスイッチをもう一つ(SW16)設ける。SW16は、特定の要因(地震予知情報)をトリガとしたCPU20からの命令により、SW16をON(閉結)し、TC14に電流を流して、SW15をOFF(開放)させ、電源をオフする。なお、本実施形態では、一例として漏電ブレーカにCPU20からの命令により動作するSW16を付加したが、この他種々の特定要因電源オフ作動部32が本発明の対象となる。 【0055】 本実施形態に係る画像形成装置の制御動作を図5のフローチャートに示す。地震予知情報を入手すると(ステップS1)、装置の電源をOFFする(ステップS2)。 【0056】 上記実施形態により、地震予知情報を入手すると直ちに電源をオフし、地震による大揺れが起きる前に装置が非通電状態となるため、転倒による発火等の2次災害を防止する事ができる。 【0057】 本発明の他の実施形態に係る画像形成装置について図6を用いて説明する。図6は、本実施形態に係る画像形成装置の制御動作を示すフローチャートである。地震予知情報を受信した際に(ステップS5)、各種センサ24のうち定着ユニット49に設けられたセンサにより、定着ユニット49に用紙があると検知された場合(ステップS6/Yes)、用紙を排出し(ステップS7)、印刷動作を停止する(ステップS8)。 【0058】 上記実施形態により、地震予知情報を入手すると定着ユニット49の紙を排出してから印刷動作停止するので、緊急時の消費電力を抑えると同時に、紙が定着部内熱により焼損することの防止と、定着ユニットJAM時のJAM紙処理操作性向上を実現することができる。定着ユニット49は、ハロゲンヒータやIHヒータ等により高温に保たれている場合が多く、ユニット内に長時間残紙が存在するのは安全上好ましくない。 【0059】 本発明の他の実施形態に係る画像形成装置について図7を用いて説明する。図7は、本実施形態に係る画像形成装置の制御動作を示すフローチャートである。ステップS10からステップS13は、上記図5を用いて説明したステップS5からステップS8と同様である。その後、本実施形態では、装置の電源をOFFすることを特徴とする(ステップS14)。 【0060】 上記実施形態により、地震予知情報を入手すると定着部の紙を排出してから印刷動作停止するので、紙が定着部内熱により焼損する事の防止と、定着部JAM時のJAM紙処理操作性向上を実現し、かつ、その後電源オフするので、転倒による発火等の2次災害を防止する事ができる。 【0061】 以下に、本発明の他の実施形態に係る画像形成装置について説明する。上記各実施形態と異なり、本実施形態では、予知震度情報を受信し、これが予め設定した震度値以上であると判断した場合に、特定要因とし、装置の電源OFF等の制御を行うことを特徴とする。 【0062】 本実施形態に係る画像形成装置のブロック構成図を図8に示す。CPU20、ROM(不揮発性メモリ)21、RAM(揮発性メモリ)22、操作パネル23、各種センサ24、I/O制御部25、各種モータ26、スキャナ部27、読取り制御部28、プロッタ部29、書込み制御部30、情報受信部31、特定要因電源オフ作動部32、特定要因認識部33から構成されている。 【0063】 操作パネル23から操作し、震度値を設定することが可能である。設定値は、不揮発性メモリROM21に記憶することが考え得る。操作パネル23は、震度値設定手段に相当し、予め特定要因を認識する基準値を設定することが出来る。特定要因認識部33は、特定要因認識手段に相当し、受信した予知震度と設定された震度の値とを比較し、かかる予知震度が設定された震度値以上の場合に、特定要因と認識する。特定要因と認識した後の動作は、電源OFFの他、定着ユニットにある用紙の排出等、上記各実施形態で説明した動作を行うことが可能である。これらの動作をまとめたフローチャートを図9に示し、以下説明する。 【0064】 震度予知情報を入手した際は(ステップS15)、予め設定されている震度値以上の震度であるかどうか判断し(ステップS16)、かかる震度値以上である場合は(ステップS16/Yes)、印刷中であるかどうか判断する(ステップS17)。印刷中でない場合は(ステップS17/No)、特定要因電源オフ作動部32により、直ちに装置の電源をオフにする(ステップS21)。 【0065】 印刷中の場合は(ステップS17/Yes)、定着ユニット49に用紙があるかどうかセンサにより検知する(ステップS18)。用紙がない場合は(ステップS18/No)、印刷動作を停止し(ステップS20)、直ちに装置の電源をオフする(ステップS21)。 【0066】 用紙がある場合(通紙中)は、(ステップS18/Yes)、定着ユニット49内にある用紙を排紙し(ステップS19)、印刷動作を停止し(ステップS20)、CPU20は特定要因電源オフ作動部32を作動させて、電源をオフする(ステップS21)。 【0067】 上記実施形態により、予知される震度が、予め設定された値以上の時のみ、直ちに電源をオフする等の安全状態へ移行することにより、微震、軽震等で電源オフされること無く、利便性を向上させることが出来る。更に、定着ユニットの紙を排出してから印刷動作停止するため、紙が定着ユニット内熱により焼損することの防止と、定着ユニットJAM時のJAM紙処理操作性向上、かつ、直ちに電源をオフするため、安全状態への移行における利便性の向上を実現することが出来る。 【0068】 また、印刷動作停止(ステップS20)までの動作で終了とすることも考え得る。印刷動作停止により、緊急時の電力消費を極力抑え、また、定着ユニットにある紙を排出してから印刷動作停止するため、紙が定着部内熱により焼損することの防止と、定着部JAM時のJAM紙処理操作性向上を実現することが出来る。 【0069】 以下に、本発明の他の実施形態に係る画像形成装置の制御動作について図10を参照して説明する。本実施形態は、上述した震度値を設定する際に、ID入力を必要とすることを特徴とする。まず、操作パネル23で震度値設定画面に入ると(ステップS25)、ID入力を促し(ステップS26)、正しいIDが入力された場合には(ステップS27/Yes)、震度値を入力する(ステップS28)。入力された震度値は、ROM21に記憶される。入力が終了すると(ステップS29/Yes)、待機状態に戻る。入力が終了しなくとも(ステップS29/No)、T秒経過した場合は(ステップS31/Yes)、待機状態に戻る。なお、既に設定された震度値を変更する際も同様にID入力を必要とすることが考え得る。 【0070】 一方、正しいIDが入力されなかった場合(ステップS27/No)、ID誤入力がN回目未満であれば(ステップS30/Yes)、繰り返しID入力を要請するが、誤入力をN回繰り返すと(ステップS30/No)、震度値設定画面を終了し、待機状態に戻る。 【0071】 上記実施形態により、動作停止や電源オフが作動するトリガとなる震度値の設定、変更を行うにあたり、IDコード入力を要求することにより、意図せずに誤ってかかる震度値設定を行うような誤操作を防止すると共に、セキュリティ向上を図ることが出来る。 【0072】 以下に、本発明の他の実施形態に係る画像形成装置の制御動作について図11を参照して説明する。図11は、本実施形態の制御動作を示すフローチャートである。本実施形態は、上記実施形態で説明したIDコードを変更することができることを特徴とする。 【0073】 操作パネル23から、震度値設定入力用IDの登録画面に入り(ステップS35)、IDコードを変更する場合は(ステップS36/Yes)、まず現在のIDコードの入力を促す(ステップS37)。入力が終了すると(ステップS38/Yes)、入力されたIDが正しいか判定し(ステップS39)、入力された現IDコードが正しい場合は(ステップS39/Yes)、変更するIDコードの入力を促す(ステップS40)。変更する震度値設定用IDコードの入力は、新しいIDコードを入力後、確定することで終了する(ステップS41)。確定するとは、例えば、操作パネル23上の確定ボタン(図示せず)を押す等である。IDコードの入力が終了した場合は(ステップS41/Yes)、震度値設定入力用IDコードを、入力されたコードに変更し(ステップS42)、ID登録画面を終了し、待機状態に戻る。 【0074】 一方、現IDコードが入力されないままT1秒経過した場合(ステップS43/Yes)、IDの誤入力をM回繰り返した場合(ステップS44/No)、変更後のIDコード入力を確定せずT2秒経過した場合(ステップS45/Yes)は、いずれもIDコードが変更されないまま、ID登録画面を終了し、待機状態に戻る。 【0075】 上記実施形態により、震度値設定用IDコードを変更でき、IDコード漏洩等に対応でき、更なるセキュリティ向上を実現できる。 【0076】 本発明の他の実施形態として、災害に関する情報、例えば地震予知情報や、予知震度情報をROM21に記憶し、これらにより印刷動作停止や、電源をオフすることになった旨を、これらの情報と併せて、外部機器等、任意の手段に出力できることも考え得る。 【0077】 上記実施形態により、動作停止や電源オフの原因が地震である事を明確にすることが出来るので、要因の切り分け等に役立つ。また、地震の震度を明確にできるため、動作停止や電源オフの作動震度設定の妥当性を明確に考慮することが出来る。 【0078】 尚、各図のフローチャートに示す処理を、CPU20が実行するためのプログラムは本発明によるプログラムを構成する。このプログラムを記録する記録媒体としては、半導体記憶部や光学的及び/又は磁気的な記憶部等を用いることができる。このようなプログラム及び記録媒体を、前述した各実施形態とは異なる構成のシステム等で用い、そこのCPUで上記プログラムを実行させることにより、本発明と実質的に同じ効果を得ることができる。 【0079】 以上、本発明を好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。 【図面の簡単な説明】 【0080】 【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置と災害情報を送信する端末を示す図である。 【図2】本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 【図3】本発明の実施形態に係る画像形成装置のブロック構成図である。 【図4】本発明の実施形態に係る特定要因電源オフ作動部32の一例を示す電子回路図である。 【図5】本発明の実施形態に係る画像形成装置の制御動作を示すフローチャートである。 【図6】本発明の実施形態に係る画像形成装置の制御動作を示すフローチャートである。 【図7】本発明の実施形態に係る画像形成装置の制御動作を示すフローチャートである。 【図8】本発明の実施形態に係る画像形成装置のブロック構成図である。 【図9】本発明の実施形態に係る画像形成装置の制御動作を示すフローチャートである。 【図10】本発明の実施形態に係る画像形成装置の制御動作を示すフローチャートである。 【図11】本発明の実施形態の制御動作を示すフローチャートである。 【図12】一般的に知られている漏電ブレーカの電子回路図である。 【符号の説明】 【0081】 20 CPU 21 ROM(不揮発性メモリ) 22 RAM(揮発性メモリ) 23 操作パネル 24 各種センサ 25 I/O制御部 26 各種モータ 27 スキャナ部 28 読取り制御部 29 プロッタ部 30 書込み制御部 31 情報受信部 32 特定要因電源オフ作動部 33 特定要因認識部
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006747 【氏名又は名称】株式会社リコー
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| 【出願日】 |
平成18年7月31日(2006.7.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100084250 【弁理士】 【氏名又は名称】丸山 隆夫
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| 【公開番号】 |
特開2008−35434(P2008−35434A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月14日(2008.2.14) |
| 【出願番号】 |
特願2006−209135(P2006−209135) |
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