トップ :: H 電気 :: H04 電気通信技術




【発明の名称】 画像シール作成装置
【発明者】 【氏名】安井 邦博

【氏名】大橋 勉

【氏名】福井 智康

【氏名】市川 恭久

【要約】 【課題】操作者画像のみならず当該操作者に関連する個人属性情報等も含んだ画像シールを作成する。

【構成】操作者を撮影するカメラユニット7と、無線タグ回路素子Toを備えたシール基材テープ101に対し、カメラユニット7で撮影した操作者画像Pを形成するための印刷ヘッド12と、無線タグ回路素子Toとの間で無線通信により情報の送受信を行うための内部アンテナ14、外部アンテナ9及び高周波回路21とを有し、プロフィール入力処理で入力した操作者の個人属性情報を、画像シール体作成処理のステップS725で無線タグ回路素子ToのIC回路部に書き込むよう制御し、無線タグ回路素子To及び操作者画像Pをそれぞれ有する複数のタグ付き画像シールSiを備えた画像シール体Stを作成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作者を撮影する撮影手段と、
前記操作者の個人属性情報を入力する情報入力手段と、
情報を記憶するIC回路部とこのIC回路部に接続されたタグ側アンテナとを備えた無線タグ回路素子を備えたタグ媒体に対し、前記撮影手段で撮影した操作者画像を形成するための画像形成手段と、
前記無線タグ回路素子との間で無線通信により情報の送受信を行うための送受信手段と、
前記情報入力手段で入力した個人属性情報又はこれに対応付けられた情報を、前記送受信手段を介し、前記無線タグ回路素子の前記IC回路部に書き込む書き込み制御手段とを有し、
前記無線タグ回路素子及び前記操作者画像をそれぞれ有する複数のタグ付き画像シールを備えた画像シール体を作成することを特徴とする画像シール作成装置。
【請求項2】
請求項1記載の画像シール作成装置において、
前記書き込み制御手段は、
前記個人属性情報又はこれに対応付けられた情報として、前記撮影手段で撮影した前記操作者画像データ又はこれに対応付けられた情報を前記無線タグ回路素子に書き込むことを特徴とする画像シール作成装置。
【請求項3】
請求項2記載の画像シール作成装置において、
前記撮影手段は、複数人の前記操作者を撮影し、
前記情報入力手段は、複数人の前記個人属性情報を入力し、
前記書き込み制御手段は、
前記複数人の個人属性情報又はこれに対応付けられた情報を、前記複数のタグ付き画像シールに備えられた前記複数の無線タグ回路素子に書き込むことを特徴とする画像シール作成装置。
【請求項4】
請求項3記載の画像シール作成装置において、
前記書き込み制御手段は、
前記複数のタグ付き画像シールのうち第1タグ付き画像シールに備えられる第1無線タグ回路素子に、前記複数人のうち第1人物の個人属性情報又はこれに対応付けられた情報を書き込み、
前記複数のタグ付き画像シールのうち第2タグ付き画像シールに備えられる第2無線タグ回路素子に、前記複数人のうち第2人物の個人属性情報又はこれに対応付けられた情報を書き込む
ことを特徴とする画像シール作成装置。
【請求項5】
請求項3記載の画像シール作成装置において、
前記書き込み制御手段は、
前記複数のタグ付き画像シールのうち第3タグ付き画像シールに備えられる第3無線タグ回路素子に、前記複数人のうち少なくとも2人の個人属性情報又はこれに対応付けられた情報を書き込む
ことを特徴とする画像シール作成装置。
【請求項6】
請求項3記載の画像シール作成装置において、
前記書き込み制御手段は、
前記複数のタグ付き画像シールのうち第4タグ付き画像シールに備えられる第4無線タグ回路素子に、前記複数人全員の個人属性情報又はこれに対応付けられた情報を書き込む
ことを特徴とする画像シール作成装置。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれか1項記載の画像シール作成装置において、
前記タグ媒体を供給可能に収納したタグ媒体収納体を着脱可能な収納体着脱手段と、
この収納体着脱手段に装着された前記タグ媒体収納体より供給された前記タグ媒体を搬送する搬送手段と
を有することを特徴とする画像シール作成装置。
【請求項8】
請求項7記載の画像シール作成装置において、
前記収納体着脱手段は、
前記タグ媒体としてのタグテープを巻回したタグテープロールを収納したロールカートリッジを着脱可能なロールカートリッジホルダであり、
前記搬送手段は、
前記ロールカートリッジホルダに装着された前記ロールカートリッジの前記タグテープロールから繰り出した前記タグテープを搬送するテープ搬送手段であり、
このテープ搬送手段で搬送される前記タグテープを所定の長さ単位ごとに分断する分断手段を設けた
ことを特徴とする画像シール作成装置。
【請求項9】
請求項7記載の画像シール作成装置において、
前記収納体着脱手段は、
前記タグ媒体として、略シート状に構成された剥離材と、略シート状の形状を備え前記無線タグ回路素子をそれぞれ備えた複数の領域ごとに個別に前記剥離材より剥離可能に構成されたシール本体とを含むタグシートを供給可能なシートカートリッジを着脱可能なシートカートリッジホルダであり、
前記搬送手段は、
前記シートカートリッジホルダに装着された前記シートカートリッジから供給された前記タグシートを搬送するシート搬送手段である
ことを特徴とする画像シール作成装置。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれか1項記載の画像シール作成装置において
作成された前記タグ付き画像シールに備えられた前記無線タグ回路素子の前記IC回路部に記憶された前記個人属性情報又はこれに対応付けられた情報を、前記送受信手段を介し読み取る読み取り制御手段を有する
ことを特徴とする画像シール作成装置。
【請求項11】
請求項10記載の画像シール作成装置において、
前記読み取り制御手段は、前記個人属性情報又はこれに対応付けられた情報として、前記IC回路部に記憶された前記操作者画像データ又はこれに対応付けられた情報を、前記送受信手段を介し読み取ることを特徴とする画像シール作成装置。
【請求項12】
請求項10又は11記載の画像シール作成装置において、
前記読み取り制御手段での読み取り結果に応じて取得した前記個人属性情報の内容を編集するための編集指示信号を入力する指示入力手段を
有することを特徴とする画像シール作成装置。
【請求項13】
請求項10乃至12のいずれか1項記載の画像シール作成装置において、
前記読み取り制御手段による読み取り結果に応じて、前記画像形成手段による画像形成動作、及び、前記書き込み制御手段による情報書き込み動作を連携して制御する連携制御手段を有することを特徴とする画像シール作成装置。
【請求項14】
請求項13記載の画像シール作成装置において、
前記作成された前記タグ付き画像シールの当該作成後の経過日数情報、及び、操作者による入金情報のうち少なくともいずれか一方に応じて、前記連携制御手段の制御に基づく前記タグ付き画像シールの作成を制限する第1制限制御手段を有することを特徴とする画像シール作成装置。
【請求項15】
請求項13記載の画像シール作成装置において、
前記作成された前記タグ付き画像シールに複数人の前記操作者画像が形成されている場合には、前記読み取り制御手段で前記複数人それぞれの前記個人属性情報又はこれに対応づけられた情報を読み取ったかどうかに応じて、前記連携制御手段の制御に基づく前記タグ付き画像シールの作成を制限する第2制限制御手段を有することを特徴とする画像シール作成装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、操作者画像を有する画像シールを作成する画像シール作成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、例えばゲームセンター、ボウリング場、遊園地等の娯楽施設等において、操作者の写真を撮影し、その画像を背景画像や落書き等と合成して画像シールを作成する画像シール作成装置が既に知られており、広く利用されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この画像シール作成装置は特に女子学生等に人気があるが、複数の友人に自己の画像を備えた画像シールを配布したり、友人同士でお互いの画像シールを交換したりして、多数の友人の画像シールを所持しているのが通常である。そして、各シールに対応した友人の名前や間柄などの個人情報(個人属性情報)等を、画像シールの裏に書き込んだり、画像シールを貼り付けた領域のその脇に個人属性情報等を記載したりして区別し、自ら便宜を図っている。
【0004】
【特許文献1】特開2005−217881号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方、小型の無線タグとリーダ(読み取り装置)/ライタ(書き込み装置)との間で非接触で情報の読み取り/書き込みを行うRFID(Radio Frequency Identification)システムが知られている。無線タグは、所定の無線タグ情報を記憶するIC回路部とこのIC回路部に接続されて情報の送受信を行うアンテナとを備えており、無線タグが汚れている場合や見えない位置に配置されている場合であっても、リーダ/ライタ側よりIC回路部の無線タグ情報に対してアクセス(情報の読み取り/書き込み)が可能である。そして、物品管理や検査工程等の様々な分野において既に実用化が進められており、近年は、個人属性情報の保持記憶や守秘についても実用化が検討されている。
【0006】
したがって、前述の画像シールに対し上記無線タグを適用し、画像シールに併せて設けた無線タグ回路素子に対応する友人の個人属性情報を記憶させるようにすれば非常に便利であるが、そのような画像シールを作成できる画像シール作成装置は従来存在しなかった。
【0007】
本発明の目的は、操作者画像のみならず当該操作者に関連する個人属性情報等も含んだ画像シールを作成できる画像シール作成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、第1の発明は、操作者を撮影する撮影手段と、前記操作者の個人属性情報を入力する情報入力手段と、情報を記憶するIC回路部とこのIC回路部に接続されたタグ側アンテナとを備えた無線タグ回路素子を備えたタグ媒体に対し、前記撮影手段で撮影した操作者画像を形成するための画像形成手段と、前記無線タグ回路素子との間で無線通信により情報の送受信を行うための送受信手段と、前記情報入力手段で入力した個人属性情報又はこれに対応付けられた情報を、前記送受信手段を介し、前記無線タグ回路素子の前記IC回路部に書き込む書き込み制御手段とを有し、前記無線タグ回路素子及び前記操作者画像をそれぞれ有する複数のタグ付き画像シールを備えた画像シール体を作成することを特徴とする。
【0009】
本願第1発明においては、撮影手段で操作者が撮影され、画像形成手段でその撮影した操作者画像を被形成体であるタグ媒体に形成する。このとき、このタグ媒体には無線タグ回路素子が備えられており、操作者の個人属性情報が情報入力手段で入力されると、送受信手段を介した無線通信により書き込み制御手段がその個人属性情報(又はこれに対応付けられた情報)を無線タグ回路素子に書き込む。これにより、当該個人属性情報等が書き込まれた無線タグ回路素子と操作者画像をそれぞれ有する複数のタグ付き画像シールを備えた画像シール体を作成する。
【0010】
このように、画像シールに無線タグ回路素子が備えられ、さらにその無線タグ回路素子に操作者の個人属性情報等が記憶されていることにより、操作者画像のみならず当該操作者に関連する個人属性情報等も含んだ画像シールを実現することができる。この結果、当該個人属性情報の各種活用を可能とすることで、娯楽性や情報処理への応用性を高め、画像シールとしての商品価値を高めることができる。
【0011】
第2発明は、上記第1発明において、前記書き込み制御手段は、前記個人属性情報又はこれに対応付けられた情報として、前記撮影手段で撮影した前記操作者画像データ又はこれに対応付けられた情報を前記無線タグ回路素子に書き込むことを特徴とする。
【0012】
これにより、作成された画像シールの無線タグ回路素子に書き込まれた情報を後に読み取ることで操作者画像データを取得し、作成時の操作者画像を再現することが可能となる。
【0013】
第3発明は、上記第2発明において、前記撮影手段は、複数人の前記操作者を撮影し、前記情報入力手段は、複数人の前記個人属性情報を入力し、前記書き込み制御手段は、前記複数人の個人属性情報又はこれに対応付けられた情報を、前記複数のタグ付き画像シールに備えられた前記複数の無線タグ回路素子に書き込むことを特徴とする。
【0014】
これにより、複数人で利用したときに、それら複数人の操作者画像と当該複数人操作者に関連する個人属性情報等も含んだ画像シールを実現することができる。
【0015】
第4発明は、上記第3発明において、前記書き込み制御手段は、前記複数のタグ付き画像シールのうち第1タグ付き画像シールに備えられる第1無線タグ回路素子に、前記複数人のうち第1人物の個人属性情報又はこれに対応付けられた情報を書き込み、前記複数のタグ付き画像シールのうち第2タグ付き画像シールに備えられる第2無線タグ回路素子に、前記複数人のうち第2人物の個人属性情報又はこれに対応付けられた情報を書き込むことを特徴とする。
【0016】
複数人で操作して個人属性情報を含むタグ付き画像シールを作成したとき、すべてのタグ付き画像シールの無線タグ回路素子に複数人分の個人属性情報等を書き込まず、第1無線タグ回路素子には第1人物の情報、第2無線タグ回路素子には第2人物の情報、のように1人分の個人属性情報等のみを書き込むようにする。これにより、例えば他人に配るタグ付き画像シールには自己の個人属性情報等を書き込まないようにしたり、特定のタグ付き画像シールに特定人物の個人属性情報のみを書き込むようにする等、タグ付き画像シールごとに情報付与設定を行うことが可能となり、さらに多様なニーズに対応でき、利便性が向上する。
【0017】
第5発明は、上記第3発明において、前記書き込み制御手段は、前記複数のタグ付き画像シールのうち第3タグ付き画像シールに備えられる第3無線タグ回路素子に、前記複数人のうち少なくとも2人の個人属性情報又はこれに対応付けられた情報を書き込むことを特徴とする。
【0018】
複数人で操作して個人属性情報を含むタグ付き画像シールを作成したとき、例えば複数の第3タグ付き画像シールの第3無線タグ回路素子には少なくとも2人分の個人属性情報等を書き込むことで、当該少なくとも2人分の情報を第3タグ付き画像シール同士で共有することができる。
【0019】
第6発明は、上記第3発明において、前記書き込み制御手段は、前記複数のタグ付き画像シールのうち第4タグ付き画像シールに備えられる第4無線タグ回路素子に、前記複数人全員の個人属性情報又はこれに対応付けられた情報を書き込むことを特徴とする。
【0020】
複数人で操作して個人属性情報を含むタグ付き画像シールを作成したとき、例えば複数の第4タグ付き画像シールの第4無線タグ回路素子に複数人全員分の個人属性情報等を書き込むことで、全員分の情報をそれら複数の第4タグ付き画像シールで一律に共有することができる。
【0021】
第7発明は、上記第1乃至第6発明のいずれかにおいて、前記タグ媒体を供給可能に収納したタグ媒体収納体を着脱可能な収納体着脱手段と、この収納体着脱手段に装着された前記タグ媒体収納体より供給された前記タグ媒体を搬送する搬送手段とを有することを特徴とする。
【0022】
収納体着脱手段にタグ媒体収納体を装着すると、タグ媒体収納体より供給されたタグ媒体が搬送手段で搬送され、これを用いて画像シールが作成される。このように画像シールの作成とともに消費するタグ媒体を着脱可能なタグ媒体収納体の態様とすることで、タグ媒体の交換を容易とすることができる。
【0023】
第8発明は、上記第7発明において、前記収納体着脱手段は、前記タグ媒体としてのタグテープを巻回したタグテープロールを収納したロールカートリッジを着脱可能なロールカートリッジホルダであり、前記搬送手段は、前記ロールカートリッジホルダに装着された前記ロールカートリッジの前記タグテープロールから繰り出した前記タグテープを搬送するテープ搬送手段であり、このテープ搬送手段で搬送される前記タグテープを所定の長さ単位ごとに分断する分断手段を設けたことを特徴とする。
【0024】
ロールカートリッジホルダにロールカートリッジを装着すると、ロールカートリッジのタグテープロールから繰り出されたタグテープがテープ搬送手段で搬送される。この搬送されるタグ媒体としてのタグテープに対し、画像形成手段で操作者画像を形成し、無線タグ回路素子のIC回路部に書き込み制御手段で個人属性情報等を書き込む。このような各種処理を施したタグテープを分断手段で所定長さ単位で分断することにより、個人属性情報等を含む複数の画像シールを円滑に作成し、個別に貼り付けて利用することができる。
【0025】
第9発明は、上記第7発明において、前記収納体着脱手段は、前記タグ媒体として、略シート状に構成された剥離材と、略シート状の形状を備え前記無線タグ回路素子をそれぞれ備えた複数の領域ごとに個別に前記剥離材より剥離可能に構成されたシール本体とを含むタグシートを供給可能なシートカートリッジを着脱可能なシートカートリッジホルダであり、前記搬送手段は、前記シートカートリッジホルダに装着された前記シートカートリッジから供給された前記タグシートを搬送するシート搬送手段であることを特徴とする。
【0026】
シートカートリッジホルダにシートカートリッジを装着すると、シートカートリッジから供給されたタグシートがシート搬送手段で搬送される。この搬送されるタグ媒体としてのタグシートに対し、画像形成手段で操作者画像を形成し、無線タグ回路素子のIC回路部に書き込み制御手段で個人属性情報等を書き込む。このようにして、個人属性情報等を含む複数の画像シールを備えた画像シール体を円滑に作成し、使用時には、略シート状の剥離材から(画像形成及び無線タグ回路素子への情報書き込みを行った)シール本体を各領域に剥離して、タグ付き画像シールとして用いる。これにより、個人属性情報等を含む複数の画像シールを個別に貼り付けて利用することができる。
【0027】
第10発明は、上記第1乃至第9発明のいずれかにおいて、作成された前記タグ付き画像シールに備えられた前記無線タグ回路素子の前記IC回路部に記憶された前記個人属性情報又はこれに対応付けられた情報を、前記送受信手段を介し読み取る読み取り制御手段を有することを特徴とする。
【0028】
作成されたタグ付き画像シールに備えられた無線タグ回路素子のIC回路部に記憶された操作者の個人属性情報等を読み取り制御手段で読み取ることにより、当該個人属性情報の各種活用が可能となり、娯楽性や情報処理への応用展開を図ることができる。
【0029】
第11発明は、上記第10発明において、前記読み取り制御手段は、前記個人属性情報又はこれに対応付けられた情報として、前記IC回路部に記憶された前記操作者画像データ又はこれに対応付けられた情報を、前記送受信手段を介し読み取ることを特徴とする。
【0030】
作成されたタグ付き画像シールに形成されている当該操作者画像のデータを取得することができるので、当該データを用いて、同一の操作者画像を備えた新たな画像シールを容易に作成(画像の複製)することが可能となる。
【0031】
第12発明は、上記第10又は第11発明において、前記読み取り制御手段での読み取り結果に応じて取得した前記個人属性情報の内容を編集するための編集指示信号を入力する指示入力手段を有することを特徴とする。
【0032】
これにより、読み取り制御手段での読み取りに基づく個人属性情報を、指示入力手段で入力した編集指示信号に対応し、単なる同一データの複製でなく当該データを修正・変更できるので、利便性を向上することができる。
【0033】
第13発明は、上記第10乃至第12発明のいずれにおいて、前記読み取り制御手段による読み取り結果に応じて、前記画像形成手段による画像形成動作、及び、前記書き込み制御手段による情報書き込み動作を連携して制御する連携制御手段を有することを特徴とする。
【0034】
これにより、作成されたタグ付き画像シールに備えられた無線タグ回路素子のIC回路部に記憶された操作者の個人属性情報等を取得し、その取得した個人属性情報等を利用(複製又は修正・変更等)して、再度、画像形成手段で画像を形成しまた書き込み制御手段で情報書き込みを行い画像シールを作成することができる。これにより、同一シールの再作成や、(画像を含む)同一情報を書き込んだシールの作成や、さらには類似シール・類似情報書き込みシールの作成を容易に行うことが可能となる。
【0035】
第14発明は、上記第13発明において、前記作成された前記タグ付き画像シールの当該作成後の経過日数情報、及び、操作者による入金情報のうち少なくともいずれか一方に応じて、前記連携制御手段の制御に基づく前記タグ付き画像シールの作成を制限する第1制限制御手段を有することを特徴とする。
【0036】
前回作成後の経過日数や入金情報に応じて第1制限制御手段でシール作成を制限する構成とすることにより、例えば所定の有効期間に限りシール再作成を許可したり、さらに操作者が所定の入金を行ったときに限りシール再作成を許可したりすることが可能となる。
【0037】
第15発明は、上記第13発明において、前記作成された前記タグ付き画像シールに複数人の前記操作者画像が形成されている場合には、前記読み取り制御手段で前記複数人それぞれの前記個人属性情報又はこれに対応づけられた情報を読み取ったかどうかに応じて、前記連携制御手段の制御に基づく前記タグ付き画像シールの作成を制限する第2制限制御手段を有することを特徴とする。
【0038】
これにより、複数人で操作して複数のタグ付き画像シールを作成したとき、それら複数のタグ付き画像シールのうち1つのシールの第1無線タグ回路素子に第1人物の情報を書き込み、別のシールの第2無線タグ回路素子に第2人物の情報を書き込んだような場合に、その後第1無線タグ回路素子を備えたシール(又は第2無線タグ回路素子を備えたシール)のみを読み取り制御手段で読み取らせてもそれだけではシール再作成を許可せず、第1無線タグ回路素子と第2無線タグ回路素子の両方から第1及び第2人物に係わる情報をそれぞれ読み取った場合に限り、シール再作成を許可することが可能となる。これにより、さらに多様なニーズに対応でき、利便性が向上する。
【発明の効果】
【0039】
本発明によれば、操作者画像のみならず当該操作者に関連する個人属性情報等も含んだ複数のタグ付き画像シールを備えた画像シール体を作成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0040】
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
【0041】
図1は、本実施形態の画像シール作成装置が適用される画像シール体販売機の外観を表す斜視図である。この画像シール体販売機(画像シール作成装置)1は、例えばゲームセンター、ボウリング場、遊園地等の遊戯施設や、映画館、デパート、ホテル、駅、待合室、ショッピングセンターなどの集客施設・公共施設等に設置されるものであり、複数人(一人のみの場合も可能)の操作者が自分たちを被写体とした写真を複数の画像シールとして購入するものである。具体的には、上記操作者が、例えば友人・知人と共に当該販売機に備えられたカメラユニットで自分たちを撮影し、それにより取り込まれた画像データ(操作者画像データ)が操作者によって任意に加工・編集された後、一体に形成された複数枚のシール本体にそれぞれ上記画像データの画像が印刷されて複数の画像シールを備えた画像シール体が作成される。
【0042】
そして、本実施形態による画像シール体販売機が作成する画像シール体には、各画像シールに無線タグ回路素子Toが備えられており(以下、この画像シールをタグ付き画像シールという)、画像シール体販売機はそれら各無線タグ回路素子Toに操作者らのプロフィールデータ(詳しくは後述する)や画像データなどの個人属性情報を記憶させて画像シール体を作成するものである。
【0043】
図1において、画像シール体販売機1は、概略的に、装置本体2と、この装置本体2に対向するよう配置された背景壁部3と、装置本体2と背景壁部3のそれぞれの上端を渡すように設けられた天板部4とを備えている。また背景壁部3の側面には、天板部4の側部に設けたレール5に沿って引き出すことで装置本体2と背景壁部3との間の空間を覆うことのできるカーテン6が設けられている。このカーテン6を引き出すことで、装置本体2と背景壁部3との間の空間が外部の空間から簡易的に仕切られ、被写体人物(操作者)が撮影を行う略密室の撮影空間が形成される。
【0044】
装置本体2は、撮影空間側の側面に、被写体人物を撮影するためのカメラユニット(撮影手段)7と、操作者と装置本体2との間で各種の指示や情報を入出力するためのコンソール部(詳しくは後述する)8と、個々のタグ付き画像シールに設けられた上記無線タグ回路素子Toとの間で無線通信により情報の読み出し及び書き込みが可能な外部アンテナ(送受信手段)9と、作成した画像シール体を排出して操作者が取り出すための取り出し口10とが設けられている。なお、硬貨(紙幣)投入口などの販売のための部位については図示説明を省略する。
【0045】
図2は、上記装置本体2の詳細構造を表す概念的構成図である。なお、図示の煩雑を避けるためにカメラユニット7、コンソール部8及び外部アンテナ9を筐体の上方に位置させて示している。
【0046】
図2において、装置本体2は外郭を構成する筐体11を有しており、この筐体11の内部には、凹所としてのカートリッジホルダ部(収納体着脱手段、ロールカートリッジホルダ;図示せず)が設けられ、このカートリッジホルダ部に、カートリッジ(タグ媒体収納体、ロールカートリッジ)100が着脱可能に取り付けられている。また装置本体2は、シール基材テープ(タグ媒体、タグテープ)101に所定の印刷を行う印刷ヘッド(画像形成手段;この例ではインクジェットヘッド)12と、シール基材テープ101をカートリッジ100から繰り出すためのテープ送りローラ駆動軸13と、シール基材テープ101に備えられる無線タグ回路素子To(詳細は後述)との間で、UHF帯、マイクロ波帯、短波帯等適宜の周波数帯域の電波を用いて(あるいはループアンテナ等を用いる電磁結合方式や電磁誘導方式でも良い)無線通信により信号の送受を行う内部アンテナ(送受信手段)14と、後述するように作成後のタグ付き画像シールに備えられている無線タグ回路素子Toとの間で上記内部アンテナ14と同等の無線通信による信号の送受を行う上記外部アンテナ9と、上記コンソール部8を構成するパネル部8a及びキーボード8bと、照明装置(特に図示せず)及びデジタルカメラからなる上記カメラユニット7と、上記シール基材テープ101を所定のタイミングで所定の長さに切断し所定枚数のタグ付き画像シール(及びブランクシール;後述)を直列に備えるテープ状の画像シール体を生成するカッタ(分断手段)15と、装置本体2内部での無線通信による信号送受時において無線タグ回路素子Toを内部アンテナ14に対向する位置に保持するとともに、切断後の画像シール体を案内するための一対の搬送ガイド19と、その案内された画像シール体を上記取り出し口10に連通する搬出口16へと搬送し送出する送出ローラ17と、搬出口16における画像シール体の有無を検出する排出センサ18とを有している。
【0047】
一方、装置本体2はまた、上記内部アンテナ14を介し上記シール基材テープ101に備えられる無線タグ回路素子Toへアクセスする(読み取り又は書き込みを行う)とともに上記外部アンテナ9を介し上記作成後のタグ付き画像シールに備えられる無線タグ回路素子Toへアクセスする(読み取り又は書き込みを行う)ための高周波回路(送受信手段)21と、この高周波回路21を上記内部アンテナ14又は上記外部アンテナ9のいずれか一方に接続するよう配線を切り換える切り換えスイッチ20と、無線タグ回路素子Toから読み出された信号を処理するための信号処理回路22と、テープ送りローラ駆動軸13を駆動するカートリッジ用モータ23と、このカートリッジ用モータ23の駆動を制御するカートリッジ駆動回路24と、上記印刷ヘッド12への通電を制御する印刷駆動回路25と、上記カッタ15を駆動して切断動作を行わせるソレノイド26と、そのソレノイド26を制御するソレノイド駆動回路27と、上記送出ローラ17を駆動する送出ローラ用モータ28と、この送出ローラ用モータ28を制御する送出ローラ駆動回路29と、上記カメラユニット7、パネル部8a、キーボード8b、高周波回路21、切り換えスイッチ20、信号処理回路22、カートリッジ駆動回路24、印刷駆動回路25、ソレノイド駆動回路27、送出ローラ駆動回路29等を介し、装置本体2全体の動作を制御するための制御回路30とを有する。
【0048】
制御回路30は、いわゆるマイクロコンピュータであり、詳細な図示を省略するが、中央演算処理装置であるCPU、ROM、及びRAM等から構成され、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号及び制御処理を行うようになっている。
【0049】
また、コンソール部8を構成するパネル部8aについて具体的には、例えば表示装置としてのLCDパネル部分とこのLCDパネル部分の表示を透過しつつ入力装置として機能するタッチパネル部分とが一体に形成されたものであり、またこのパネル部8aのタッチパネル部分の表面に対して当接することで入力可能なタッチペン31も備えている。また同様にコンソール部8を構成するキーボード8bは、操作者が装置本体2に対して各種の指示を行ったり、また後述するプロフィールデータなどを文字情報として入力するためのものである。
【0050】
内部アンテナ14は、この例ではダイポールアンテナで構成されており、対向する上記搬送ガイド19全体を収容する空間の内部アクセスエリアAiの範囲に対して無線通信できるようになっている。また、外部アンテナ9は、この例では平面アンテナで構成されており、装置本体2の筐体11の前方側(操作者側、すなわち図1における左手前側)に向けた所定の空間の外部アクセスエリアAeの範囲に対して無線通信できるようになっている。例えば内部アクセスエリアAiは筐体11内部において形成されるものであり、外部アクセスエリアAeは筐体11外部において形成されるものであって、両エリアは互いに重複せずに混信しない配置で形成されるようになっている。
【0051】
なお、上記カッタ15は、上記印刷ヘッド12の印刷開始点からテープ搬送方向下流側に距離Laだけ離間した配置に設置されている。
【0052】
図3は、上記カートリッジ100の詳細構造を説明するための説明図である。
【0053】
この図3において、カートリッジ100は、筐体100Aと、この筐体100A内に配置され帯状の上記シール基材テープ101が巻回されたシール基材ロール(タグテープロール)102と、このシール基材ロール102から繰り出されたシール基材テープ101の搬送方向を誘導するガイドローラ103と、この繰り出されたシール基材テープ101を押圧しつつ矢印Aで示す方向にテープ送りをするテープ送りローラ107とを有する。
【0054】
シール基材ロール102は、リール部材102aの周りに、長手方向に複数の無線タグ回路素子Toが所定の等間隔で順次形成(5つ毎にブランクあり。詳しくは後述する)された上記シール基材テープ101を巻回している。
【0055】
シール基材テープ101はこの例では3層構造となっており(図3中部分拡大図参照)、外側に巻かれる側(図3中右側)よりその反対側(図3中左側)へ向かって、(例えば表面に対し適宜の受像処理を施した紙から成る)プリント台紙層101a、適宜の粘着材からなる粘着層101b、剥離紙101cの順序で積層され構成されている。
【0056】
プリント台紙層101aの裏側(図3中左側)には、情報の送受信を行うアンテナ(タグ側アンテナ)152がこの例では一体的に設けられており、これに接続するように情報を更新可能に(書き換え可能rewritableに)記憶するIC回路部151が形成され、これらによって無線タグ回路素子Toが構成されている。
【0057】
プリント台紙層101aの裏側(図3中左側)には、無線タグ回路素子Toを内包するように設けた上記粘着層101bによって上記剥離紙101cがプリント台紙層101aに接着されている。そしてシール基材テープ101の長手方向において、隣り合う無線タグ回路素子Toどうしの中間位置には上記プリント台紙層101aと上記粘着層101bだけが切断されたハーフカット状態となって剥離紙101cだけでつながっている。これらのハーフカット部分(以下、ハーフカット線Lhという)で区切られた区間のプリント台紙層101aと粘着層101bが、上記無線タグ回路素子Toを一つ備える単体のタグ付き画像シールのシール本体104を構成しており、これら各シール本体104は最終的に剥離紙101cから容易に剥離されて粘着層101bにより他の物品等に貼付できるようにしたものである。なお、本実施形態ではカッタ15により切断可能であることから、上記ハーフカット線Lhは必ずしも必要ない。またカッタ15がない場合であっても、必ずしもハーフカット線Lhは必要でなく、この場合には操作者が自らハサミ等によりこのハーフカット線Lhに相当する部位で分断するようにすれば足りる。
【0058】
テープ送りローラ107は、カートリッジ100外に設けた例えばパルスモータである上記カートリッジ用モータ23(前述の図2参照)の駆動力が上記テープ送りローラ駆動軸13(搬送手段、テープ搬送手段)に伝達されることによって回転駆動される。
【0059】
上記構成のカートリッジ100において、上記シール基材ロール102より繰り出されたシール基材テープ101は、テープ送りローラ107へと供給される。そして、カートリッジ100が上記装置本体2のカートリッジホルダ部に装着されロールホルダ(図示せず)が離反位置から当接位置に移動されると、シール基材テープ101がテープ送りローラ107とサブローラ109との間に狭持される。
【0060】
そして、カートリッジ用モータ23の駆動力によってテープ送りローラ107が矢印Bで示す方向に回転駆動される。このとき、シール基材ロール102からシール基材テープ101が繰り出され、上述のようにテープ送りローラ107へ供給される。一方、上記印刷駆動回路25により印刷ヘッド12が駆動される。この結果、シール本体104の表面に操作者画像(後述の図6参照)が印刷される。そして、印刷が終了した上記シール基材テープ101が上記テープ送りローラ107及びサブローラ109によりカートリッジ100外へと搬出される。また、ガイドローラ103が設けられていることで、シール基材ロール102の残量により外径Drが変化しても装置側の内部アンテナ14とシール本体104の位置関係が所定の範囲となるように規制して、無線タグ回路素子Toとの通信条件を一定に保つようになっている。
【0061】
なお、詳細な説明及び図示を省略するが、シール基材テープ101には無線タグ回路素子Toの位置に対応してセンサマークが設けられており周知の反射型センサにより該センサマークを検出することにより繰り出し量が制御されている。
【0062】
図4は、上記高周波回路21の詳細機能及びその周辺の構成を表す機能ブロック図である。この図4において、高周波回路21は、上記切り換えスイッチ20を経て2つの内部アンテナ14及び外部アンテナ9(以下適宜、装置側アンテナ9,14と総称する)を介しそれぞれ無線タグ回路素子Toに対して信号を送信する送信部32と、装置側アンテナ9,14により受信された無線タグ回路素子Toからの反射波を入力する受信部33と、送受分離器34とから構成される。
【0063】
送信部32は、制御回路30からの制御信号に応じ、無線タグ回路素子ToのIC回路部151の無線タグ情報にアクセスする(この例では読み取りおよび書き込み)ための搬送波を発生させる水晶振動子35、制御回路30の制御により所定の周波数の信号を発生させるPLL(Phase Locked Loop)36、及びVCO(Voltage Controlled Oscillator)37と、上記信号処理回路22から供給される信号に基づいて上記発生させられた搬送波を変調(この例では信号処理回路22からの「TX_ASK」信号に基づく振幅変調)する送信乗算回路38(但し振幅変調の場合は増幅率可変アンプ等を用いてもよい)と、その送信乗算回路38により変調された変調波を、制御回路30からの「TX_PWR」信号によって増幅率を決定し増幅する可変送信アンプ39とを備えている。そして、上記発生される搬送波は、UHF帯、マイクロ波帯、短波帯等の適宜の周波数を用いており、上記送信アンプ39の出力は、送受分離器34を介して切り換えスイッチ20を経て装置側アンテナ9,14に伝達されて無線タグ回路素子ToのIC回路部151に供給される。なお、無線タグ情報は上記のように変調した信号に限られず、単なる搬送波のみの場合もある。
【0064】
受信部33は、装置側アンテナ9,14により受信された無線タグ回路素子Toからの反射波と上記発生させられた搬送波とを乗算して復調する受信第1乗算回路40と、その受信第1乗算回路40の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すための第1バンドパスフィルタ41と、この第1バンドパスフィルタ41の出力を増幅する受信第1アンプ43と、この受信第1アンプ43の出力をさらに増幅してデジタル信号に変換する第1リミッタ42と、上記装置側アンテナ4,14により受信された無線タグ回路素子Toからの反射波と上記発生された後に移相器49で位相を90°遅らせた搬送波とを乗算する受信第2乗算回路44と、その受信第2乗算回路44の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すための第2バンドパスフィルタ45と、この第2バンドパスフィルタ45の出力を増幅する受信第2アンプ47と、この受信第2アンプ47の出力をさらに増幅してデジタル信号に変換する第2リミッタ46とを備えている。そして、上記第1リミッタ42から出力される信号「RXS−I」及び第2リミッタ46から出力される信号「RXS−Q」は、上記信号処理回路22に入力されて処理される。
【0065】
また、受信第1アンプ43及び受信第2アンプ47の出力は、RSSI(Received Signal Strength Indicator)回路48にも入力され、それらの信号の強度を示す信号「RSSI」が信号処理回路22に入力されるようになっている。このようにして、本実施形態では、I−Q直交復調によって無線タグ回路素子Toからの反射波の復調が行われる。
【0066】
そして上述したように送受分離器34、内部アンテナ14、及び外部アンテナ9に接続されている切り換えスイッチ20は、例えば、周知の高周波用FETやダイオードあるいはリレーを用いたスイッチ回路であり、制御回路30からの選択信号により内部アンテナ14、外部アンテナ9のいずれか一つを送受分離器34に接続するものである。
【0067】
図5は、上記無線タグ回路素子Toの機能的構成を表す機能ブロック図である。図5において、無線タグ回路素子Toは、画像シール体販売機1側の内部アンテナ14と外部アンテナ9のそれぞれに対して非接触で信号の送受信を行う上記アンテナ152と、このアンテナ152に接続された上記IC回路部151とを有している。
【0068】
IC回路部151は、アンテナ152により受信された搬送波を整流する整流部153と、この整流部153により整流された搬送波のエネルギを蓄積しIC回路部151の駆動電源とするための電源部154と、上記アンテナ152により受信された搬送波からクロック信号を抽出して制御部155に供給するクロック抽出部156と、所定の情報信号を記憶し得るメモリ部157と、上記アンテナ152に接続された変復調部158と、上記整流部153、クロック抽出部156、及び変復調部158等を介して上記無線タグ回路素子Toの作動を制御するための上記制御部155とを備えている。
【0069】
変復調部158は、アンテナ152により受信された上記アンテナ14からの通信信号の復調を行うと共に、上記制御部155からの応答信号に基づき、アンテナ152が受信した搬送波を変調し、アンテナ152より反射波として再送信する。
【0070】
制御部155は、上記変復調部158により復調された受信信号を解釈し、上記メモリ部157において記憶された情報信号に基づいて返信信号を生成し、上記変復調部158により返信する制御等の基本的な制御を実行する。
【0071】
クロック抽出部156は受信した信号からクロック成分を抽出して制御部155にクロックを抽出するものであり、受信した信号のクロック成分の速度に対応したクロックを制御部155に供給する。
【0072】
図6(a)及び図6(b)は、無線タグ回路素子Toを備えたシール基材テープ101から、上述のように所定数の無線タグ回路素子Toの書き込み及びそれらに対応する同数のシール本体104に印刷が行われ、ハーフカット線Lhにおいて切断が完了して作成された画像シール体の外観の一例を表す図であり、図6(a)は上面図、図6(b)は下面図である。
【0073】
図6(a)に示すように、画像シール体Stは、それぞれ剥離することで分離可能な一つのブランクシールSbと所定数(図示する例では4つ)のタグ付き画像シールSiとが、一つの剥離紙101cを共通の台紙として長手方向に直列な配置で一体的に作成されている。各タグ付き画像シールSiの上面(表面)には、上記カメラユニット7の撮影により取り込まれて後述する加工・編集処理が施された画像データの画像P(操作者画像)が印刷される印刷領域Rが設けられている。ブランクシールSbは、作成時における装置本体2中での搬送方向の上流側、つまり最初に搬出口16から排出される側に位置しており、他のタグ付き画像シールSiと同じ搬送方向長さであって、このブランクシールSbにおいてのみ上記印刷領域Rが設けられていない(つまり画像データの画像Pが印刷されていない)ものとなっている。なお、このブランクシールSbの搬送方向長さLs(つまり各タグ付き画像シールSiの搬送方向長さ)は、装置本体2における印刷ヘッド12の印刷開始点とカッタ15との距離Laと同じ長さとなっている。
【0074】
また、図6(b)中の破線で示すように各タグ付き画像シールSiの中央位置には無線タグ回路素子Toが内包されているが、ブランクシールSbにおいては無線タグ回路素子Toが設けられていない。つまり、画像シール体Stを作成する元の材料であるシール基材テープ101(図3参照)には、長手方向に無線タグ回路素子Toが等間隔で配置されているところ、一つの画像シール体Stにおけるタグ付き画像シールSiの枚数おき(この例では4枚おき)に無線タグ回路素子Toが設けられていないものとなっている。
【0075】
以上において、本実施形態の最も大きな特徴は、複数のタグ付き画像シールSiを備える画像シール体Stの作成において、上記無線タグ回路素子Toを各タグ付き画像シールSiに備えさせ、当該無線タグ回路素子Toに操作者の個人属性情報を記憶させて画像シール体Stを作成することにある。以下、その詳細を順を追って説明する。
【0076】
まず、本実施形態の例において、各タグ付き画像シールSiに備えられる無線タグ回路素子Toの上記メモリ部157に記憶させるデータの構成について説明する。
【0077】
図7は、無線タグ回路素子Toのメモリ部157に記憶させるデータの全体構成の一例を概念的に表す図である。この図7において、被写体人物に関する個人属性情報としてのデータ(以下、シールデータという)は、大別して画像データとプロフィールデータの2つで構成されている。
【0078】
そのうちの画像データは、この例では、上記カメラユニット7を用いた撮影により取り込んだそのままの画像データである原撮影画像データ(操作者画像データ)と、この原撮影画像データに対して色調(例えばセピア調、モノクロ調など)やぼかしなどの視覚効果を与えるための画像エフェクトデータと、画像中に追加表示するための窓枠や挿絵などといった予め用意された画像データであるデフォルト装飾データと、画像中に追加表示するために上記キーボード8bで入力された文字からなる文字装飾データと、画像中に追加表示するために上記タッチペン31を用いて上記パネル部(タッチパネル部分)8aに手書きで書き込まれた画像データである手書き装飾データ等とで構成されている。
【0079】
またプロフィールデータは、後述するように画像中に存在する各被写体人物にそれぞれ対応してデータが格納されるテーブル形式で構成されており、この例では、各被写体人物の画像中における配置を表す人物配置データと、各被写体人物の名前データと、各被写体人物の性別データと、各被写体人物の年齢データと、その他の各被写体人物のデータやコメントからなるコメントデータとで構成されている。
【0080】
図8は、画像データの一例を模式的に表す図である。この例では、2人の被写体人物(操作者)が横に並んで撮影した原撮影画像データに上記各種の装飾データを追加して合成した場合のものを示している。なお、図示の都合上、色調などの視覚効果を示す画像エフェクトデータについては省略している。図8において、横に並んだ2人の被写体人物を上記カメラユニット7で撮影して取り込んだままの原撮影画像データDiに対し、予め用意された複数のデフォルト装飾データのうち選択された窓枠Ddと、上記キーボード8bを用いて操作者が入力した文字装飾データである「また会いましょう」の文字Dcと、上記タッチペン31を用いて上記パネル部8aに手書きで書き込まれた手書き装飾データの雲型の枠Dhとが合成されて、合成画像データが加工・編集される。そして、各タグ付き画像シールSiの本体であるシール本体Stの表面にはこの合成画像データの画像Pが印刷されることになる。なお、これら画像データのうち原撮影画像データDi以外はそれぞれ省略することも可能である。
【0081】
図9は、プロフィールデータの一例をテーブル形式で概念的に表す図である。この例では、上記図8に示した例に対応しており、横に並んで撮影した2人の被写体人物についてそれぞれのプロフィールデータを入力した場合のものを示している。図9において、各被写体人物を特定するために割り当てられる参照番号(この例では1と2)に対応して、それぞれの被写体人物の画像データ中の配置位置が「左」及び「右」と入力され、またそれぞれの被写体人物の名前、性別、年齢及びコメントが入力されている。上記プロフィールデータ中の各データは全て文字データであって、操作者が上記キーボード8bを用いることで任意に入力される。なお、後述するように、このプロフィールデータは、画像データ中に存在する全ての被写体人物についてメモリ部157に記憶させる必要はなく、適宜選択した被写体人物だけ入力・記憶させることができる。
【0082】
図10は、上記装置本体2の制御回路30によって実行される制御手順を表すフローチャートである。なお、硬貨(又は紙幣)の投入などの販売についての手順は省略する。この図10において、所定金額の硬貨等が投入されて販売条件が満たされるとこのフローが開始される。
【0083】
まずステップS10において、パネル部8aに制御信号を出力してメニュー画面(特に図示せず)を表示させ、キーボード8bからの入力を介して操作者による今回の操作が画像シール体Stの新規作成であるか否かを判定する。新規作成が選択されている場合、判定が満たされ、次のステップS100へ移り、カメラユニット7での撮影による画像データの取り込みも含めて画像シール体Stを最初から作成する新規作成処理を行いこのフローを終了する。
【0084】
一方、上記ステップS10の判定において、新規作成が選択されていない場合、判定が満たされず、ステップS20へ移り、上記ステップS10での選択入力において画像シール体Stを再発行するよう選択されているか否かを判定する。再発行が選択されている場合、判定が満たされ、次のステップS200へ移り、すでに作成されているタグ付き画像シールSiの無線タグ回路素子Toからシールデータを読み込んで同じタグ付き画像シールSi(または画像データ、プロフィールデータを編集したもの)を備えた画像シール体Stを作成する再発行処理を行いこのフローを終了する。
【0085】
一方、上記ステップS20の判定において、再発行が選択されていない場合、判定が満たされず、ステップS300へ移り、すでに作成されているタグ付き画像シールSiの無線タグ回路素子Toのシールデータを読み込んでそのうちのプロフィールデータを編集し、同じ無線タグ回路素子Toに書き込み直すデータ編集処理を行いこのフローを終了する。
【0086】
このフローを行うことにより、新規作成処理、再発行処理、及びデータ編集処理を選択実行することができる。なお、販売においては上記各処理のそれぞれの装置負荷の大きさに応じて課金金額を異ならせてもよい。
【0087】
図11は、装置本体2の制御回路30が上記ステップS100において実行する新規作成処理の詳細手順を表すフローチャートである。この図11において、まずステップS105において、カメラユニット7に制御信号を出力して被写体人物の撮影を行い原撮影画像データDiを取り込む。この際、複数回の撮影を行い、そのうちのいずれの撮影で取り込まれた原撮影画像データDiを採用するかを操作者に選択させるようにしてもよい。
【0088】
次にステップS400へ移り、上記ステップS105で取り込んで採用された原撮影画像データDiを操作者の好みに応じて適宜加工して合成画像データを作成する画像加工処理を行う。
【0089】
次にステップS500へ移り、被写体人物のうちで任意に選択した者についてのプロフィールデータを入力するプロフィールデータ入力処理を行う。
【0090】
次にステップS600へ移り、上記ステップS500で入力されたプロフィールデータのうちのどれを画像シール体Stの中のいずれのタグ付き画像シールSiの無線タグ回路素子Toに記憶させるか割り当てるプロフィール割り当て処理を行う。
【0091】
次にステップS700へ移り、上記ステップS400で作成した合成画像データの画像Pを、この例における4枚の連続したシール本体104の表面にそれぞれ印刷しつつ、それぞれに内包されている無線タグ回路素子Toに対して画像データ及び上記ステップS500で入力された各被写体人物のプロフィールデータを上記ステップS600で設定された割り当てに応じて書き込み、画像シール体Stを作成する画像シール体作成処理を行う。そしてこのフローを終了する。
【0092】
図12は、装置本体2の制御回路30が上記ステップS400において実行する画像加工処理の詳細手順を表すフローチャートである。この図12において、まずステップS405において、原撮影画像データDiに対しどのような視覚効果を付加させるか、つまり装置本体2が予め用意してある所定数の画像エフェクトデータのうちのいずれを適用するか操作者に選択させる(表示信号をパネル部8aに出力して選択肢を表示させるとともに、対応するキーボード8b等からの操作信号を入力する)。この画像エフェクトデータは、例えばセピア調、モノクロ調などの色調に関するものや、ぼかし、エンボス、広角レンズなどの画像効果に関するものなどがあり、操作者が原撮影画像データDiにその視覚効果を付加した状態をパネル部8aで確認しながら選択入力できるようにするとよい。
【0093】
次にステップS410へ移り、装置本体2が予め用意してある所定数のデフォルト装飾データDdのうちいずれを画像データに追加表示させるか操作者に選択させる(表示信号をパネル部8aに出力して選択肢を表示させるとともに、対応するキーボード8b等からの操作信号を入力する)。このデフォルト装飾データDdは、画像データの外周側に配置させる窓枠や画像データ中に配置させる挿絵などがあり(図8参照)、上記ステップS405と同様に画像データに追加表示させた状態を確認しながら選択入力できるようにするとよい。
【0094】
次にステップS415へ移り、画像データ中に追加表示させたいメッセージなどの文字列(図8参照)を文字装飾データDcとしてキーボード8bを介して操作者に入力させる(表示信号をパネル部8aに出力して文字装飾データDcの入力を促す表示を行うとともに、対応するキーボード8b等からの操作信号を入力する)。なおこの際には、文字のフォント(大きさ、字体および色)、画像データ中における文字列の配置などを任意に選択できるようにしてもよく、上記ステップS405と同様に画像データに追加表示させた状態を確認しながら入力できるようにするとよい。
【0095】
次にステップS420へ移り、画像データ中に追加表示させたい手書きの図形・文字など(図8参照)を手書き装飾データDhとして操作者にタッチペン31を用いてパネル部8aの表面に描画入力させる(表示信号をパネル部8aに出力して手書き装飾データDhの入力を促す表示を行うとともに、対応するタッチペン31からの操作信号を入力する)。なおこの際には、色などを任意に選択できるようにしてもよく、上記ステップS405と同様に画像データに追加表示させた状態を確認しながら入力できるようにするとよい。
【0096】
次にステップS425へ移り、上記ステップS405〜ステップS420で選択・入力した各データを原撮影画像データDiに適用した場合に得られる合成画像データを表示信号によりパネル部8aに表示させ、次のステップS430でキーボード8bを介して操作者が画像の加工を終了するよう指示しているか否かを判定する。加工終了を指示している場合、判定が満たされ、このフローを終了する。一方、加工終了を指示していない場合、判定が満たされず、すなわち操作者が画像の加工をやり直すものとみなしてステップS405へ戻り、このフローを最初からやり直す。
【0097】
原撮影画像データDiを取り込んでいる状態でこのフローを行うことにより、各シール本体104にタグ付き画像シールSiとして印刷させる合成画像データが合成されるとともに、それぞれの無線タグ回路素子Toに記憶させる画像データが確定する。
【0098】
図13は、装置本体2の制御回路30が上記ステップS500において実行するプロフィール入力処理の詳細手順を表すフローチャートである。この図13において、まずステップS505において、プロフィールを入力する人数Mをキーボード8bを介して操作者に入力させる(表示信号をパネル部8aに出力して選択肢を表示させるとともに、対応するキーボード8b等からの操作信号を入力する)。なお、この人数Mは、画像データ中に存在する被写体人物の全ての人数に限られずにそれより少ない人数で設定してもよく、または人数Mを0としてこのフロー全体をスキップできるようにしてもよい。次にステップS510へ移り、カウンタ変数Iを1に初期化した後にステップS515へ移る。
【0099】
ステップS515では、I番目にプロフィールデータを登録する被写体人物の画像データ中における配置、つまり人物配置データをキーボード8bを介して操作者に入力させる(表示信号をパネル部8aに出力して選択肢を表示させるとともに、対応するキーボード8b等からの操作信号を入力する)。なお、この際に、公知のパターン認識の技術を用いて原撮影画像データDi中に認識できる人物の顔の配置情報を自動的に生成し、操作者がその配置情報から適宜選択指定できるようにしてもよい。
【0100】
次にステップS520へ移り、上記ステップS515で入力した配置の被写体人物に関するプロフィールデータを、すでに作成されているタグ付き画像シールSiの無線タグ回路素子Toから読み込むよう操作者が指示しているか否か判定する。タグ付き画像シールSiの無線タグ回路素子Toから既存のシールデータを読み込むのではなく、操作者が新たに入力するよう(例えばキーボード8bを介した操作信号によって)指示している場合、判定が満たされず、ステップS525へ移る。
【0101】
ステップS525では、上記ステップS515で入力した配置の被写体人物の名前を名前データとしてキーボード8bを介して入力させる(表示信号をパネル部8aに出力してデータ入力を促す表示を行うとともに、対応するキーボード8b等からの操作信号を入力する)。次のステップS530では、同じ被写体人物の性別を性別データとして選択入力させる(表示信号をパネル部8aに出力して選択肢の表示を行うとともに、対応するキーボード8b等からの操作信号を入力する)。次のステップS535では、同じ被写体人物の年齢を年齢データとして入力させる(表示信号をパネル部8aに出力して選択肢の表示を行うとともに、対応するキーボード8b等からの操作信号を入力する)。次のステップS540では、同じ被写体人物に関するその他の情報やコメントなどをコメントデータとしてキーボード8bを介して入力させる(表示信号をパネル部8aに出力してコメントデータ入力を促す表示を行うとともに、対応するキーボード8b等からの操作信号を入力する)。そして次のステップS550へ移る。
【0102】
一方、上記ステップS520の判定において、すでに作成されているタグ付き画像シールSiの無線タグ回路素子Toに記憶されている既存のシールデータを入力対象の被写体人物に関するプロフィールデータとして読み込むよう操作者が(キーボード8b等により)指示している場合、判定が満たされ、ステップS545へ移る。
【0103】
ステップS545では、切り換えスイッチ20(図2参照)に制御信号を出力して高周波回路21を外部アンテナ9に接続し、外部アンテナ9を介して操作者が掲げたタグ付き画像シールSiの無線タグ回路素子Toと無線通信を行いプロフィールデータを読み取る。この際、複数の人物のプロフィールデータが読み取られた場合には、そのうちの適用する人物のプロフィールデータを操作者に選択指定させるようにしてもよい。そしてステップS550へ移る。
【0104】
ステップS550では、カウンタ変数Iが人数Mと同じであるか否か、すなわち上記ステップS505で操作者が設定した人数の被写体人物全員のプロフィールデータが入力されたか否かを判定する。カウンタ変数Iが人数Mと同じ場合、判定が満たされ、このフローを終了する。一方、カウンタ変数Iが人数Mと異なる場合、つまりカウンタ変数Iが人数Mよりまだ少ない場合、判定が満たされず、すなわち設定した人数のプロフィールデータがまだ全部入力されていないものとみなされ、ステップS555でカウンタ変数Iを1増加した後にステップS515へ戻り同様の手順を繰り返す。
【0105】
このフローを行うことにより、原撮影画像データDi中に存在する被写体人物のうちで操作者が任意に選択した人物にそれぞれ対応するプロフィールデータを作成することができる。
【0106】
図14は、装置本体2の制御回路30が上記ステップS600において実行するプロフィール割り当て処理の詳細手順を表すフローチャートである。この図14において、まずステップS605において、カウンタ変数Iを1に初期化する。
【0107】
次にステップS610へ移り、作成しようとする画像シール体Stが備えるこの例の4枚のタグ付き画像シールSiのうちのI枚目に備えられる無線タグ回路素子Toに対しどの被写体人物のプロフィールデータを記憶させるかを操作者に選択指定させる(表示信号をパネル部8aに出力して選択肢を表示させるとともに、対応するキーボード8b等からの操作信号を入力する)。この際、全員のプロフィールデータを図9に示すようなテーブル形式でパネル部8aに表示させて選択できるようにしてもよい。また、I枚目のタグ付き画像シールSiに対してどの被写体人物のプロフィールデータも記憶させないよう指定人物の人数を0に設定できるようにしてもよい。
【0108】
次にステップS615へ移り、上記ステップS610で選択指定された被写体人物のそれぞれのプロフィールデータをまとめて1つのテーブル形式として作成し、これを画像シール体StのうちのI枚目のタグ付き画像シールSiに対応して記憶させるプロフィールデータのテーブルとして設定する。
【0109】
次にステップS620へ移り、カウンタ変数Iが4であるか否か、すなわち4枚全てのタグ付き画像シールSiに対応するプロフィールデータのテーブルが設定されたか否かを判定する。カウンタ変数Iが4となっている場合、判定が満たされ、このフローを終了する。一方、カウンタ変数Iが4と異なる場合、つまりカウンタ変数Iがタグ付き画像シールSiの枚数の4よりまだ少ない場合、判定が満たされず、すなわち画像シール体Stが備えるタグ付き画像シールSiの枚数分のプロフィールデータのテーブルがまだ全て作成されていないものとみなされ、ステップS625でカウンタ変数Iを1増加した後にステップS610へ戻り同様の手順を繰り返す。
【0110】
このフローを行うことにより、操作者は、上記図13のプロフィール入力処理で入力した被写体人物のプロフィールデータのうちで、この例における4枚のタグ付き画像シールSiそれぞれに対し任意に選択した被写体人物のプロフィールデータを割り当てて4つのプロフィールデータのテーブルを作成することができる。そして、このプロフィールデータの割り当ては様々な組み合わせで行うことができるが、例えば以下のようなパターンで割り当てることが考えられる。
【0111】
まず第1のパターンとして、複数人の被写体人物で撮影して画像シール体Stを作成する場合において、すべてのタグ付き画像シールSiの無線タグ回路素子Toに複数人分のプロフィールデータを書き込まず、ある一つのタグ付き画像シールSi(第1タグ付き画像シール)の無線タグ回路素子To(第1無線タグ回路素子)には第1人物のプロフィールデータ(第1人物の個人属性情報)、また別のタグ付き画像シールSi(第2タグ付き画像シール)の無線タグ回路素子To(第2無線タグ回路素子)には第2人物のプロフィールデータ(第2人物の個人属性情報)、のようにそれぞれ一つのタグ付き画像シールSiの無線タグ回路素子Toに1人分のプロフィールデータのみを書き込むようにする。これにより、例えば他人に配るタグ付き画像シールSiには自己のプロフィールデータを書き込まないようにしたり、特定のタグ付き画像シールSiに特定人物のプロフィールデータのみを書き込むようにする等、タグ付き画像シールSiごとに情報付与設定を行うことが可能となり、さらに多様なニーズに対応でき、利便性が向上する。
【0112】
また第2のパターンとして、複数人の被写体人物で撮影して画像シール体Stを作成する場合において、例えば複数のタグ付き画像シールSi(第3タグ付き画像シール)の無線タグ回路素子To(第3無線タグ回路素子)には少なくとも2人分のプロフィールデータを書き込むことで、当該少なくとも2人分の情報をそれら複数のタグ付き画像シールSi同士で共有することができる。
【0113】
また第3のパターンとして、複数人の被写体人物で撮影して画像シール体Stを作成する場合において、例えば複数(例えば被写体人物の人数と同数)のタグ付き画像シールSi(第4タグ付き画像シール)の無線タグ回路素子To(第4無線タグ回路素子)にそれぞれ被写体人物全員分のプロフィールデータを書き込むことで、全員分の情報をそれら複数のタグ付き画像シールSiで一律に共有することができる。
【0114】
なお、一つの画像シール体Stが備える複数枚(この例では4枚)のタグ付き画像シールSiに対し、それぞれすくなくとも同じ画像データ(各タグ付き画像シールSiに共通に印刷されている合成画像データのままでもよいし、それを構成する各画像データ要素の集合でもよい)を書き込む以外は、異なるプロフィールデータを書き込むことができ、それらは上記のパターンを組み合わせてプロフィールデータを書き込むようにしてもよい。
【0115】
図15は、装置本体2の制御回路30が上記ステップS700において実行する画像シール体作成処理の詳細手順を表すフローチャートである。この図15において、まずステップS705において、カウンタ変数Iを1に初期化する。
【0116】
次にステップS710へ移り、上記ステップS400で合成された合成画像データに基づき、印刷駆動回路25に出力するための印刷信号を生成する。
【0117】
次にステップS715へ移り、カートリッジ駆動回路24に制御信号を出力し、カートリッジ用モータ23の駆動力によってテープ送りローラ107を回転駆動させる。これにより、シール基材ロール102からシール基材テープ101が繰り出されテープ送りローラ107へ供給される。またこのとき、印刷駆動回路25に上記ステップS710で生成した印刷信号を出力し、印刷ヘッド12を通電して、シール本体104のうち所定の印刷領域Rに、上記ステップS400で合成された合成画像データの画像Pを印刷させる。
【0118】
なお、このテープ搬送と印刷が開始される直前の状態としては、ブランクシールSbの搬送方向先端、つまり画像シール体St全体の搬送方向の下流側先端はカッタ15の位置と一致しており(すなわち前回切断されたままの状態)、またそのカッタ15の位置から搬送方向上流側に画像シール1枚分の長さLaだけ離間している印刷ヘッド12の印刷開始点は1枚目のタグ付き画像シールSiの搬送方向下流側の先端と一致している。これにより、シール基材テープ101の搬送を開始すると同時に1枚目のタグ付き画像シールSiの印刷を開始することができる。また、このステップS715では、印刷駆動回路25にタグ付き画像シールSi1枚分の合成画像データだけが出力される。
【0119】
さらにこのステップS715では、送出ローラ駆動回路29を介して送出ローラ用モータ28に制御信号を出力し、送出ローラ17を回転駆動させる。これにより、前述したようにカッタ15を通過したシール基材テープ101が搬出口16を介して装置本体2外方向へと搬送される。
【0120】
次にステップS720へ移り、シール基材テープ101が所定量(例えば、印刷されたばかりのタグ付き画像シールSiに備えられている無線タグ回路素子Toが搬送ガイド19に到達するだけの搬送距離)だけ搬送されたかどうかを判断する。このときの搬送距離判定は、例えば、上記シール基材テープ101に設けた適宜の識別用マークを別途設けた公知のテープセンサで検出することにより行えば足りる。シール基材テープ101が所定量搬送された場合、判定が満たされ、ステップS725に移る。
【0121】
ステップS725では、切り換えスイッチ20に制御信号を出力して高周波回路21を内部アンテナ14に接続した後、印刷中(または印刷が完了した直後)のタグ付き画像シールSiに備えられている無線タグ回路素子Toに対して内部アンテナ14を介しシールデータ(画像データ及びプロフィールデータ)を書き込む。このシールデータの書き込み処理は、特に詳しく説明しないが公知の手法を用いて行うものであり、例えば無線タグ回路素子Toに対して書き込むためのメモリ初期化(消去)を初めに行った後、上記シールデータを無線タグ回路素子Toに送信して書き込む。
【0122】
なお、このときに書き込むシールデータ中のプロフィールデータとしては、上記ステップS600のプロフィール割り当て処理で当該書き込み対象の無線タグ回路素子To(I枚目のタグ付き画像シールSi)に対応して設定されたテーブル形式のプロフィールデータが用いられる。また、このシールデータの書き込み動作自体は所定の短い時間内に行われるが、この後も1枚分の合成画像データの画像Pの印刷がまだ完了していない場合はテープ搬送とともに印刷が継続して行われる。
【0123】
次にステップS730へ移り、シール基材テープ101のうちこの時点で作成対象としているI枚目のタグ付き画像シールSiに対応するシール本体104の印刷領域Rへの印刷がすべて完了しているかどうかを確認した後、ステップS735へ移る。
【0124】
次のステップS735では、カウンタ変数Iが4であるか否か、すなわち4枚全てのタグ付き画像シールSiに対して印刷とシールデータの書き込みが完了したか否かを判定する。カウンタ変数Iが4と異なる場合、つまりカウンタ変数Iがタグ付き画像シールSiの枚数の4よりまだ少ない場合、判定が満たされず、すなわち画像シール体Stが備えるタグ付き画像シールSiがまだ全て作成完了していないものとみなされ、ステップS740でカウンタ変数Iを1増加し、ステップS745で1枚分の合成画像データの印刷を再開した後にステップS720へ戻り同様の手順を繰り返す。
【0125】
一方、上記ステップS735の判定において、カウンタ変数Iが4となっている場合、判定が満たされ、すなわち4枚全てのタグ付き画像シールSiの作成が完了したとみなされて、次のステップS750へ移る。なお、この時点では4枚目のタグ付き画像シールSiの搬送方向上流側端部、つまり画像シール体St全体の搬送方向後端は印刷ヘッド12の印刷開始点に位置している。
【0126】
次にステップS750では、タグ付き画像シールSi4枚分の印刷とシールデータの書き込みを終えたシール基材テープ101がさらに所定量(タグ付き画像シールSi1枚分の搬送方向長さLsの距離)だけ搬送されたかどうかを判断する。このときの搬送距離判定も、前述のステップS720と同様、例えばマーキングをテープセンサで検出することにより行えば足りる。判定が満たされた際、その時点で4枚目のタグ付き画像シールSiの搬送方向上流側端部がカッタ15の位置と一致していることになり、次のステップS755に移る。
【0127】
ステップS755では、カートリッジ駆動回路24及び送出ローラ駆動回路29に制御信号を出力し、カートリッジ用モータ23及び送出ローラ用モータ28の駆動を停止して、テープ送りローラ107、送出ローラ17の回転を停止する。これにより、シール基材ロール102からのシール基材テープ101の繰り出し及び送出ローラ17による画像シール体Stの搬送が停止する。
【0128】
その後、ステップS760でソレノイド駆動回路27に制御信号を出力してソレノイド26を駆動し、カッタ15によって画像シール体Stの切断を行う。前述したように、この時点で、4枚目のタグ付き画像シールSiの搬送方向上流側端部がカッタ15の位置と一致しており、このカッタ15の切断によって、1枚のブランクシールSbと4枚のタグ付き画像シールSiを一体に備えた画像シール体Stが生成される。
【0129】
その後、ステップS765に移り、送出ローラ駆動回路29に制御信号を出力し、送出ローラ用モータ28の駆動を再開して、排出センサ18が画像シール体Stの存在を検出しなくなるまで送出ローラ17を回転させる。これにより、送出ローラ17による搬送が再開されて上記ステップS760で生成された画像シール体Stが搬出口16へ向かって搬送され、搬出口16から取り出し口10へと排出される。
【0130】
このフローを行うことにより、各タグ付き画像シールSiに共通する合成画像データが印刷されてそれぞれの無線タグ回路素子Toごとに設定されたプロフィールデータが書き込まれた画像シール体Stを作成することができる。
【0131】
図16は、装置本体2の制御回路30が上記ステップS200において実行する再発行処理の詳細手順を表すフローチャートである。この図16において、まずステップS205において、切り換えスイッチ20に制御信号を出力して高周波回路21を外部アンテナ9に接続した後、操作者が外部アンテナ9の前にかかげたタグ付き画像シールSi(作成済み)に備えられている無線タグ回路素子Toから外部アンテナ9を介してシールデータ(画像データ及びプロフィールデータ)を読み込む。このシールデータの読み込み処理は、特に詳しく説明しないが公知の手法を用いて行うものである。
【0132】
次にステップS210へ移り、キーボード8bからの入力を介して操作者が画像データの再加工を行うよう指示しているか否かを判定する。再加工を行うよう指示している場合、判定が満たされ、ステップS400の画像加工処理(上記図12参照)を行った後にステップS215へ移る。なお、このステップS400の画像加工処理を行うためには、上記ステップS205で読み取ったシールデータ中の画像データが合成画像データではなく画像データ要素の集合である必要がある。一方、再加工を行う指示がなされていない場合、判定が満たされず、そのままステップS215へ移る。
【0133】
ステップS215では、キーボード8bからの入力を介して操作者がプロフィールデータの編集を行うよう指示しているか否かを判定する。編集を行うよう指示している場合、判定が満たされ、ステップS800のプロフィール編集処理を行った後にステップS600へ移る。一方、編集を行う指示がなされていない場合、判定が満たされず、そのままステップS600へ移る。
【0134】
そして、ステップS600でプロフィール割り当て処理(上記図14参照)を行った後に、ステップS700の画像シール体作成処理(上記図15参照)を行い、このフローを終了する。
【0135】
図17は、装置本体2の制御回路30が上記ステップS800において実行するプロフィール編集処理の詳細手順を表すフローチャートである。この図17において、まずステップS805において、その時点で記憶している全部のプロフィールデータをパネル部8aに表示信号を出力して表示させる。
【0136】
次にステップS810へ移り、キーボード8bからの入力を介していずれかのプロフィールデータを削除するよう指示されているか否かを判定する。削除するよう指示がされている場合、判定が満たされ、ステップS815へ移ってパネル部8aに表示した人物のうちいずれの人物のプロフィールデータを削除するか操作者に選択指定させ(表示信号をパネル部8aに出力して選択肢を表示させるとともに、対応するキーボード8b等からの操作信号を入力する)、次のステップS820でその選択指定された人物のプロフィールデータを削除してステップS845へ移る。一方、削除する指示がなされていない場合、判定が満たされず、ステップS825へ移る。
【0137】
ステップS825では、キーボード8bからの入力を介して新たにプロフィールデータを追加するよう指示されているか否かを判定する。追加するよう指示がされている場合、判定が満たされ、ステップS500のプロフィール入力処理(上記図13参照)を行って新たなプロフィールデータを追加した後にステップS845へ移る。一方、追加する指示がなされていない場合、判定が満たされず、ステップS830へ移る。
【0138】
ステップS830では、パネル部8aに表示した人物のうちいずれの人物のプロフィールデータを編集するか操作者に選択指定させ(表示信号をパネル部8aに出力して選択肢を表示させるとともに、対応するキーボード8b等からの操作信号を入力する)、次のステップS835で編集対象者のプロフィールデータのうちのどのデータ要素を編集するか操作者に選択指定させる(表示信号をパネル部8aに出力して選択肢を表示させるとともに、対応するキーボード8b等からの操作信号を入力する)。
【0139】
次にステップS840へ移り、上記ステップS830と上記ステップS835で指定された編集対象の人物のプロフィールデータのデータ要素に対しどのような内容で編集するかを表す操作者による操作信号を入力し、その信号に対応する内容を編集データとして置き換える。
【0140】
そして次のステップS845で、その時点で記憶している編集済み(人物の削除・追加も含む)の全部のプロフィールデータをパネル部8aに表示信号を出力して再表示させる。
【0141】
次にステップS850へ移り、キーボード8bからの入力を介してプロフィールデータの編集を完了するよう指示されているか否かを判定する。編集を完了するよう指示されている場合、判定が満たされ、このフローを終了する。一方、編集を完了する指示がなされていない場合、判定が満たされず、ステップS810へ戻り同様の手順を繰り返す。
【0142】
このフローを行うことにより、その時点で記憶されている全人物の全部のプロフィールデータに対し、人物の削除と追加も含めた多様な編集を行うことができる。なお、人物を追加する場合、上記図13で示すステップS500のプロフィール入力処理で説明したように、すでに作成済みのタグ付き画像シールSiに備えられている無線タグ回路素子Toから既存のプロフィールデータを読み取り、簡易的に追加することができる。
【0143】
図18は、装置本体2の制御回路30が上記ステップS300において実行するデータ編集処理の詳細手順を表すフローチャートである。この図18において、まずステップS305において、切り換えスイッチ20に制御信号を出力して高周波回路21を外部アンテナ9に接続した後、操作者が外部アンテナ9の前にかかげたタグ付き画像シールSi(作成済み)に備えられている無線タグ回路素子Toから外部アンテナ9を介してシールデータを読み込む。
【0144】
次にステップS800のプロフィール編集処理(上記図17参照)を行ってプロフィールデータを編集した後、ステップS310で外部アンテナ9を介して編集されたシールデータを編集対象のタグ付き画像シールSiに備えられている無線タグ回路素子Toに書き込み、このフローを終了する。
【0145】
以上において、図13のフローで示すプロフィール入力処理が、操作者の個人属性情報を入力する情報入力手段として機能する。
【0146】
また、図15のフローにおけるステップS725が、図13に示すプロフィール入力処理で入力した個人属性情報を、内部アンテナ14及び高周波回路21を介し、無線タグ回路素子ToのIC回路部に書き込む書き込み制御手段を構成する。
【0147】
また、図13のフローにおけるステップS545、図16のフローにおけるステップS205、及び図18のフローにおけるステップS305が、作成されたタグ付き画像シールSiに備えられた無線タグ回路素子ToのIC回路部に記憶されたシールデータを、外部アンテナ9及び高周波回路21を介し読み取る読み取り制御手段として機能する。
【0148】
また、図17のフローで示すプロフィール編集処理が、図16のフローにおけるステップS205及び図18のフローにおけるステップS305での読み取り結果に応じて取得したプロフィールデータの内容を編集するための編集指示信号を入力する指示入力手段として機能する。
【0149】
また、図16のフローで示す再発行処理が、同図16のフローにおけるステップS205での読み取り結果に応じて、印刷ヘッド12による画像形成動作、及び、図15のフローにおけるステップS725による情報書き込み動作を連携して制御する連携制御手段として機能する。
【0150】
以上のように構成した本実施形態においては、カメラユニット7で撮影した操作者の画像Pを印刷ヘッド12で被形成体であるシール基材テープ101のシール本体104に形成する。このとき、このシール本体104には無線タグ回路素子Toが備えられており、操作者のプロフィールデータなどの個人属性情報が図13のフローで示すプロフィール入力処理で入力されると、内部アンテナ14及び高周波回路21を介した無線通信により図15のフローにおけるステップS725がそのプロフィールデータを含むシールデータを無線タグ回路素子Toに書き込む。これにより、プロフィールデータ等が書き込まれた無線タグ回路素子Toと操作者画像Pをそれぞれ有する複数のタグ付き画像シールSiを備えた画像シール体Stを作成する。
【0151】
このように、画像シール体Stに備えられる各画像シールSiに無線タグ回路素子Toが備えられ、さらにその無線タグ回路素子Toに被写体人物のプロフィールデータなどの個人属性情報が記憶されていることにより、操作者画像Pのみならず当該操作者に関連する個人属性情報等も含んだ画像シールを実現することができる。この結果、当該個人属性情報の各種活用を可能とすることで、娯楽性や情報処理への応用性を高め、画像シールとしての商品価値を高めることができる。
【0152】
また、本実施形態では特に、画像シール体Stの作成時において各タグ付き画像シールSiに備えられている無線タグ回路素子Toにカメラユニット7で撮影した原撮影画像データDiも書き込んでいることにより、すでに作成されたタグ付き画像シールSiの無線タグ回路素子Toに書き込まれたシールデータ(画像データ)を後に読み取ることで操作者画像データを取得し、作成時の操作者画像Pを再現することができる。
【0153】
また、本実施形態では特に、複数人の被写体人物をカメラユニット7で撮影し、図13に示すプロフィール入力処理で当該複数人の被写体人物のプロフィールデータを入力し、さらに図15のフローにおけるステップS725で当該複数人の被写体人物のプロフィールデータを画像シール体Stの各タグ付き画像シールSiに備えられている無線タグ回路素子Toに書き込んでいることにより、複数人で利用したときに、それら複数人の操作者画像Pと当該複数人操作者に関連する個人属性情報(画像データ及びプロフィールデータ)等も含んだ画像シールを実現することができる。
【0154】
また、本実施形態では特に、カートリッジホルダ部にカートリッジ100を装着すると、カートリッジ100より供給されたシール基材テープ101がテープ送りローラ107で搬送され、これを用いて画像シールが作成される。このように画像シールの作成とともに消費するシール基材テープ101を着脱可能なカートリッジ100の態様とすることで、シール基材テープ101の交換を容易とすることができる。
【0155】
また、本実施形態では特に、カートリッジホルダ部にカートリッジ100を装着すると、カートリッジ100のシール基材ロール102から繰り出されたシール基材テープ101がテープ送りローラ107で搬送される。この搬送されるシール基材テープ101に対し、印刷ヘッド12で操作者画像Pを形成し、無線タグ回路素子ToのIC回路部に図15のフローにおけるステップS725で個人属性情報等を書き込む。このような各種処理を施したシール基材テープ101をカッタ15で所定長さ単位で分断することにより、個人属性情報等を含む複数のタグ付き画像シールSiを円滑に作成し、個別に貼り付けて利用することができる。
【0156】
また、本実施形態では特に、作成されたタグ付き画像シールSiに備えられた無線タグ回路素子ToのIC回路部に記憶された操作者の個人属性情報等を図13のフローにおけるステップS545、図16のフローにおけるステップS205及び図18のフローにおけるステップS305で読み取ることにより、当該個人属性情報の各種活用が可能となり、娯楽性や情報処理への応用展開を図ることができる。
【0157】
また、本実施形態では特に、図16の再発行処理のフローにおけるステップS205が、個人属性情報としてIC回路部に記憶された被写体人物の画像データを、外部アンテナ9及び高周波回路21を介し読み取ることができるので、当該画像データを用いて、同一の画像Pを備えた新たな画像シールを容易に作成(画像の複製)することができる。
【0158】
また、本実施形態では特に、図17のフローで示すプロフィール編集処理において、図16のフローにおけるステップS205及び図18のフローにおけるステップS305での読み取り結果に応じて取得した個人属性情報の内容を編集することにより、単なる同一データの複製でなく当該データを修正・変更できるので、利便性を向上することができる。
【0159】
また、本実施形態では特に、図16のフローで示す再発行処理において、すでに作成されたタグ付き画像シールSiに備えられた無線タグ回路素子ToのIC回路部に記憶された操作者の個人属性情報等をステップS205の手順により取得し、その取得した個人属性情報等を利用(複製又は修正・変更等)して、再度、印刷ヘッド12で画像Pを形成しまた図15のフローにおけるステップS725で情報書き込みを行いタグ付き画像シールSiを作成することができる。これにより、同一のタグ付き画像シールSiの再作成や、(画像Pを含む)同一情報を書き込んだシールの作成や、さらには類似シール・類似情報書き込みシールの作成を容易に行うことができる。
【0160】
なお、本実施形態では、シール基材ロール102から引き出したシール基材テープ101を利用して複数のタグ付き画像シールSiを直列に配置した画像シール体Stを作成したが、本発明はこれに限られずに、例えば単票形状(幅方向にも十分な長さを有する略長方形のシート形状)の剥離紙に複数のタグ付き画像シールSiを剥離可能に備える画像シール体を作成してもよい。
【0161】
つまり、特に図示しないが、タグ媒体として略シート状に構成された剥離紙(剥離材)と、略シート状の形状を備えて無線タグ回路素子Toをそれぞれ備えた複数の領域ごとに個別に上記剥離紙より剥離可能に構成されたシール本体104とを含む単票形状のタグシートを供給可能なシートカートリッジをカートリッジホルダ部(シートカートリッジホルダ)に装着し、このカートリッジホルダ部に装着されたシートカートリッジから供給されるタグシートを搬送するシート搬送ローラ(シート搬送手段)を装置本体2に備える。
【0162】
このような構成とした装置本体2では、搬送されるタグ媒体としてのタグシートに対し、印刷ヘッド12で操作者画像Pを形成し、無線タグ回路素子ToのIC回路部に対して図15のフローにおけるステップS725の手順により個人属性情報等を書き込む。このようにして、個人属性情報等を含む複数のタグ付き画像シールSiを備えた画像シール体Stを円滑に作成し、使用時には、略シート状の剥離紙から(操作者画像Pを印刷して無線タグ回路素子Toへの情報書き込みを行った)シール本体104を各領域ごとに剥離して、タグ付き画像シールSiとして用いる。これにより、個人属性情報等を含む複数の画像シールを個別に貼り付けて利用することができる。
【0163】
そしてこの場合、剥離紙が幅方向にも十分な長さを有する単票形状となっているため、その縦方向と横方向でそれぞれ複数の行と列となる配置でタグ付き画像シールSiを設けることができる。
【0164】
また、本実施形態では、外部アンテナ9と、カメラユニット7と、コンソール部8と、画像シール体Stを作成する部分と、制御回路30とを装置本体2として一体に構成したが、本発明はこれに限られずに、例えば特に図示しないが汎用のパーソナルコンピュータを全体の制御部としてこれにカメラユニット、コンソール部としてのディスプレイ装置とタッチパネルとキーボード、及び外部アンテナを備えた画像シール体作成部(カートリッジホルダ部、印刷ヘッド、カッタ、内部アンテナなどを備えたもの)を接続したシステムで画像シール作成装置を構成してもよい。
【0165】
また、本実施形態において、各タグ付き画像シールSiの無線タグ回路素子Toに記憶させるシールデータのデータ構成は、図7に示したように各データ要素が集合した画像データとプロフィールデータとで構成されていたが、本発明はこれに限られずに、例えば被写体人物に関するその他のデータも含めた構成としてもよい。
【0166】
また、本実施形態において、ブランクシールSbには無線タグ回路素子が設けられていない構成(図6参照)となっているが、本発明はこれに限られず、ブランクシールSbにも他のシール本体104と同様に無線タグ回路素子を備えてもよく、これによりシール基材テープ101の全体に渡って一律に等間隔で無線タグ回路素子を設けることになるため、シール基材テープ101の製作容易性の面で有効である。またこの場合、ブランクシールSbに備える無線タグ回路素子に画像シール体St全体に関する情報などを記憶させることもできる。
【0167】
なお、本発明は、上記一実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。
【0168】
(1)個人属性情報をデータベースで管理する場合
上記実施形態では、タグ付き画像シールSiが備える無線タグ回路素子Toに個人属性情報であるシールデータ(画像データ及びプロフィールデータ)を記憶させて管理していたが、本発明はこれに限られず、タグ付き画像シールSiが備える無線タグ回路素子Toにはその個体を特定可能な識別情報(操作者の個人属性情報に対応付けられた情報;以下、タグIDという)のみを記憶させおき、そのタグIDに対応するシールデータを画像シール体販売機側に設けたデータベースで記憶し管理してもよい。
【0169】
図19は、個人属性情報を画像シール体販売機外に設けたデータベースで管理する場合の装置本体の詳細構造を表す概念的構成図であり、上記図2に対応する図である。なお、上記実施形態における画像シール体販売機1の構成(図2参照)と同等の部分については同じ符号を付して適宜説明を省略又は簡略化する。
【0170】
図19に示すこの例において、画像シール体販売機の装置本体202はネットワーク通信制御部32を備えており、制御回路30はこのネットワーク通信制御部32及びインターネットなどの適宜の通信ネットワークNWを介して外部に設けたデータベース(図中ではDBと省略)50と情報信号を授受可能に接続している。
【0171】
このデータベース50は、例えばハードディスク装置などの大容量記憶装置で構成されており、各タグ付き画像シールSiの無線タグ回路素子Toが記憶するタグIDと関連付けて個人属性情報であるシールデータを記憶している(さらにそのタグ付き画像シールSiを所持するユーザの識別情報(ユーザID)などを記憶してもよい)。
【0172】
そして上記構成の本変形例において制御回路30が実行する制御手順としては、特に図示しないが、上記実施形態における制御手順のうち図15の画像シール体作成処理のフローにおけるステップS725で内部アンテナ14により無線タグ回路素子Toにそのままシールデータを書き込む代わりに、一意的な内容のタグIDを生成し(またはデータベース50より取得し)内部アンテナ14により無線タグ回路素子ToにそのタグIDを書き込むとともにそのタグIDとともにシールデータをデータベース50に送信してそれらを関連づけて格納させるようにする(なお、予め各無線タグ回路素子Toに一意のタグIDが記憶されている場合は、内部アンテナ14がそれを読み取ってシールデータとともにデータベース50に格納すればよい)。
【0173】
また、図13のプロフィール入力処理のフローにおけるステップS545、図16の再発行処理のフローにおけるステップS205、及び図18のデータ編集処理のフローにおけるステップS305で、外部アンテナ9を介してタグ付き画像シールSiの無線タグ回路素子ToからタグIDを読み取るとともにその読み取ったタグIDに対応するシールデータ(またはそのうちのプロフィールデータだけ)をデータベース50から取得するようにする。
【0174】
以上のように構成した本変形例においては、タグ付き画像シールSiの無線タグ回路素子Toはわずかな容量のタグIDのみを記憶していればよいため、IC回路部151が備えるメモリ部157の構成を簡略化できるとともに、画像シール体販売機1側の内部アンテナ14及び外部アンテナ9を介した無線通信による情報送受信においても、無線タグ回路素子Toとの間で非常に短いタグIDの読み取りだけで済むため無線通信の確実性を向上させることができる。
【0175】
また、データベース50は無線タグ回路素子ToのIC回路部が備える上記メモリ部157よりも各段に大きい容量の情報を記憶することができるため、タグIDに対応させて様々な個人属性情報やシール属性情報を記憶させることができる。そしてその個人属性情報やシール属性情報の内容に対応して再発行処理やデータ編集処理に制限を設けることも可能である。
【0176】
例えばタグIDと対応させてそのタグ付き画像シールSiの発行日をシール属性情報としてデータベース50に記憶させておき(またはこの発行日はタグIDとともに無線タグ回路素子Toに記憶させてもよい)、再発行処理又はデータ編集処理を行う際には読み取った発行日からの経過日数情報に応じて有効期限内に限り再発行又はデータの編集を許可できるようにしてもよい(=第1制限制御手段)。なお、この発行日は最初に画像シール体Stを新規作成した日付でもよいし、または前回の再発行やデータ編集を行った最新の日付でもよい。
【0177】
また、上記既作成タグ付き画像シールSiに対する再発行処理やデータ編集処理の制限(禁止を含む)を、当該シールSiに画像がある被写体人物の数(例えば無線タグ回路素子Toに記憶されている画像データの人数でもよい)と、外部データ9を介し無線タグ回路素子Toから読み取った上記タグIDの数との整合によって決定するようにしても良い(=第2制限制御手段)。
【0178】
すなわち、複数人で操作して複数のタグ付き画像シールSiを作成したとき、先に第1のパターンとして説明したように、それら複数のタグ付き画像シールSiのうち1つのシールの無線タグ回路素子To(第1無線タグ回路素子)に第1人物のプロフィールデータ(個人属性情報)を書き込み、別のシールの無線タグ回路素子To(第2無線タグ回路素子)に第2人物のプロフィールデータ(個人属性情報)を書き込んだような場合を考える。この場合に、その後上記第1無線タグ回路素子Toを備えたシールSi又は第2無線タグ回路素子Toを備えたシールSiのいずれか一方のみから、対応するプロフィールデータを外部アンテナ9で読み取らせてもそれだけではシール再作成を許可せず、第1無線タグ回路素子Toと第2無線タグ回路素子Toの両方から第1及び第2人物に係わるプロフィールデータを併せて読み取った場合に限り、シール再作成を許可する。これにより、さらに多様なニーズに対応でき、利便性が向上する。
【0179】
また、このような再発行処理やデータ編集処理の制限を操作者による新たな入金により許可することも可能であり、上記経過日数情報及びその入金情報のうち少なくともいずれか一方に応じて制限すればよく、さらにそれら経過日数情報及び入金情報の程度に応じて段階的な制限(禁止も含む)を設けるようにしてもよい。
【0180】
また、データベース50は通信ネットワークNWを介して複数の画像シール体販売機と共通して利用できるようにすることにより、いずれの画像シール体販売機においても一律に同じシールデータを管理することができるため利便性が向上する。一方、画像シール体販売機の装置本体2内に当該販売機専用のデータベースを備えてもよく、この場合には当該販売機での独立したシールデータの管理を行うことになる。
【0181】
(2)その他
また、以上においては、移動中のシール基材テープ101に対して無線タグ情報(シールデータ、タグID)の書き込み・読み取りや印刷を行う例を示したが、これに限られず、シール基材テープ101等を所定位置で停止させて(さらに読み取り・書き込みについては所定の搬送ガイド19にて保持した状態としてもよい)上記印刷や読み取り・書き込みを行うようにしてもよい。
【0182】
また、以上において、印刷及び無線タグ回路素子Toへのアクセス(読み取り又は書き込み)の終了したシール基材用テープ110をカッタ15で切断して画像シール体Stを作成した場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、シール基材ロール102から繰り出されるシール基材テープ101上にシール本体104が上記ハーフカット線Lhを介して連続配置されていることから、カッタ15で切断しなくても、シール基材テープ101が搬出口16から排出されてきた後にタグ付き画像シールSi(アクセス済みの無線タグ回路素子Toが備えられかつ操作者画像Pが印刷されたもの)のみをテープ(剥離紙)から剥がしてタグ付き画像シールSiを販売するようにしても良く、本発明はこのようなものに対しても適用できる。なお、前述したようにハーフカット線Lhは必須ではなく、操作者が自らハサミなどで切断するようにしてもよい。
【0183】
さらには備えるシール本体104の大きさや枚数が異なる各種のシール基材テープ101やタグシートを操作者が別途購入しておき、それらを装置本体2外より1枚ずつ所定のフィーダ機構によって移送し装置本体2内へ供給する構成も考えられる。この場合も同様の効果を得る。
【0184】
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
【0185】
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
【図面の簡単な説明】
【0186】
【図1】本発明の一実施形態の画像シール作成装置(画像シール体販売機)の外観を表す斜視図である。
【図2】装置本体の詳細構造を表す概念的構成図である。
【図3】カートリッジの詳細構造を説明するための説明図である。
【図4】高周波回路の詳細機能及びその周辺の構成を表す機能ブロック図である。
【図5】無線タグ回路素子の機能的構成を表す機能ブロック図である。
【図6】無線タグ回路素子を備えて印刷が行われハーフカット線において切断が完了して作成された画像シール体の外観の一例を表す上面図及び下面図である。
【図7】無線タグ回路素子のメモリ部に記憶させるデータの全体構成の一例を概念的に表す図である。
【図8】画像データの一例を模式的に表す図である。
【図9】プロフィールデータの一例をテーブル形式で概念的に表す図である。
【図10】装置本体の制御回路によって実行される制御手順を表すフローチャートである。
【図11】装置本体の制御回路がステップS100において実行する新規作成処理の詳細手順を表すフローチャートである。
【図12】装置本体の制御回路がステップS400において実行する画像加工処理の詳細手順を表すフローチャートである。
【図13】装置本体の制御回路がステップS500において実行するプロフィール入力処理の詳細手順を表すフローチャートである。
【図14】装置本体の制御回路が上記ステップS600において実行するプロフィール割り当て処理の詳細手順を表すフローチャートである。
【図15】装置本体の制御回路がステップS700において実行する画像シール体作成処理の詳細手順を表すフローチャートである。
【図16】装置本体の制御回路がステップS200において実行する再発行処理の詳細手順を表すフローチャートである。
【図17】装置本体の制御回路がステップS800において実行するプロフィール編集処理の詳細手順を表すフローチャートである。
【図18】装置本体の制御回路がステップS300において実行するデータ編集処理の詳細手順を表すフローチャートである。
【図19】個人属性情報を画像シール体販売機側に設けたデータベースで管理する変形例における画像シール体販売機の詳細構造を表す概念的構成図である。
【符号の説明】
【0187】
1 画像シール体販売機(画像シール作成装置)
2 装置本体
7 カメラユニット(撮影手段)
8 コンソール部
8a パネル部
8b キーボード
9 外部アンテナ(送受信手段)
12 印刷ヘッド(画像形成手段)
13 テープ送りローラ駆動軸(搬送手段、テープ搬送手段)
14 内部アンテナ(送受信手段)
15 カッタ(分断手段)
20 切り換えスイッチ
21 高周波回路(送受信手段)
22 信号処理回路
30 制御回路
31 タッチペン
50 データベース
100 カートリッジ
101 シール基材テープ(タグ媒体、タグテープ)
104 シール本体
107 テープ送りローラ
202 装置本体
Si タグ付き画像シール
St 画像シール体
Sb ブランクシール
P 操作者画像
Di 原撮影画像データ
Dd デフォルト装飾データ
Dc 文字装飾データ
Dh 手書き装飾データ
NW 通信ネットワーク
【出願人】 【識別番号】000005267
【氏名又は名称】ブラザー工業株式会社
【出願日】 平成18年7月31日(2006.7.31)
【代理人】 【識別番号】100104503
【弁理士】
【氏名又は名称】益田 博文


【公開番号】 特開2008−35433(P2008−35433A)
【公開日】 平成20年2月14日(2008.2.14)
【出願番号】 特願2006−209086(P2006−209086)