| 【発明の名称】 |
画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム |
| 【発明者】 |
【氏名】奥津 優
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| 【要約】 |
【課題】付加情報が破棄されたデジタル画像データに対しても、カメラメーカや機種に応じて適切な画質調整を行う。
【構成】画質情報抽出部11がデジタルカメラで撮影された画像から画像上の特徴点である色情報を抽出し、カメラ特定部12が画質情報抽出部11により抽出された特徴点に基づいて画像を撮影したデジタルカメラの機種を特定し、補正処理部13がカメラ特定部12により特定されたデジタルカメラの機種に基づき、デジタルカメラの機種に応じて設定された補正方法にしたがって画像を補正する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 デジタルカメラで撮影された画像から画像上の特徴点を抽出する画質情報抽出部と、 前記画質情報抽出部により抽出された前記特徴点に基づいて前記画像を撮影したデジタルカメラの機種を特定するカメラ特定部と、 前記カメラ特定部により特定された前記デジタルカメラの機種に基づき、当該デジタルカメラの機種に応じて設定された補正方法にしたがって前記画像を補正する補正処理部と を備えることを特徴とする画像処理装置。 【請求項2】 前記画像上の特徴点は、特定の色に関する色情報であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 【請求項3】 前記画質情報抽出部は、記憶色の前記色情報を抽出することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 【請求項4】 前記画質情報抽出部は、デジタルカメラの機種に応じて独自の色表現がなされている特定色の前記色情報を抽出することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 【請求項5】 前記補正処理部は、前記カメラ特定部により特定された前記デジタルカメラの機種に基づき、当該機種における色表現以外の画像の特徴に応じて設定された補正方法にしたがって前記画像を補正することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 【請求項6】 デジタルカメラで撮影された画像の画像処理方法であって、 デジタルカメラで撮影された画像から画像上の特徴点を抽出するステップと、 抽出された前記特徴点に基づいて前記画像を撮影したデジタルカメラの機種を特定するステップと、 特定された前記デジタルカメラの機種に基づき、当該デジタルカメラの機種に応じて設定された補正方法にしたがって前記画像を補正するステップと を含むことを特徴とする画像処理方法。 【請求項7】 前記画像上の特徴点は、特定の色に関する色情報であることを特徴とする請求項6に記載の画像処理方法。 【請求項8】 前記色情報を抽出するステップでは、記憶色の前記色情報を抽出することを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。 【請求項9】 前記色情報を抽出するステップでは、デジタルカメラの機種に応じて独自の色表現がなされている特定色の前記色情報を抽出することを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。 【請求項10】 前記画像を補正するステップでは、前記カメラの機種を特定するステップで特定された前記デジタルカメラの機種に基づき、当該機種における色表現以外の画像の特徴に応じて設定された補正方法にしたがって前記画像を補正することを特徴とする請求項6に記載の画像処理方法。 【請求項11】 コンピュータに、 デジタルカメラで撮影された画像から特定の色に関して所定の表色系における色度を抽出する処理と、 抽出された前記色度とデジタルカメラの機種における当該色の独自色の色度との間の色差を計算し、計算結果に基づいて前記画像を撮影したデジタルカメラの機種を特定する処理と、 特定された前記デジタルカメラの機種に基づき、当該デジタルカメラの機種に応じて設定された補正方法にしたがって前記画像を補正する処理と を実行させることを特徴とするプログラム。 【請求項12】 前記色度を抽出する処理では、前記コンピュータに、記憶色の色度を抽出させることを特徴とする請求項11に記載のプログラム。 【請求項13】 前記色度を抽出する処理では、前記コンピュータに、デジタルカメラの機種に応じて独自の色表現がなされている特定色の色度を抽出させることを特徴とする請求項11に記載のプログラム。 【請求項14】 前記画像を補正する処理では、前記カメラの機種を特定するステップで特定された前記デジタルカメラの機種に基づき、当該機種における色表現以外の画像の特徴に応じて設定された補正方法にしたがって前記画像を補正する処理を、前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項11に記載のプログラム。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム。 【背景技術】 【0002】 デジタルカメラにより取得されたデジタル画像は、例えば肌色、空、緑、赤等のいわゆる記憶色が好ましく見えるように、カメラメーカごとに独自に色が設定されて、特徴的な絵作りがなされている。よって、デジタルカメラにより取得された画像を出力する際、画像形成装置はデジタルカメラによる絵作りに応じた画質調整が行われることが好ましい。一方、画像形成装置においても、画像形成の際に、画像の明度や彩度、記憶色に対する補正などを行って、画像が好ましく再現されるように独自の絵作りを行うことが一般的である。 【0003】 下記の特許文献1には、デジタルカメラにより取得されたデジタル画像のファイルの規格であるExif(Exchangeable Image File Format)フォーマットの付加情報を利用して、デジタル画像を撮影したデジタルカメラのメーカや機種の情報を画像処理装置に伝達し、デジタルカメラの種別に応じて、異なる画像処理条件によりデジタル画像データに対して画像処理を施す従来技術が開示されている。また、特許文献2には、デジタル画像から記憶色領域を抽出し補正する従来技術が開示されている。 【0004】 【特許文献1】特開平11−220687号公報 【特許文献2】特開2004−192614号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 しかしながら、デジタル画像が他のアプリケーションで使用される文書ファイル等に貼り付けられたり、ファイルフォーマットが変換されたりした場合、上記の付加情報が破棄されてしまうため、カメラメーカや機種の情報を画像形成装置に伝達することができず、カメラメーカや機種に応じた適切な画質調整を行うことができなかった。 【0006】 本発明は上記の課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、付加情報が破棄されたデジタル画像データに対しても、カメラメーカや機種に応じて適切な画質調整を可能とすることにある。 【課題を解決するための手段】 【0007】 上記の目的を達成する本発明は、次のように構成された画像処理装置として実現される。この装置は、デジタルカメラで撮影された画像から画像上の特徴点を抽出する画質情報抽出部と、この画質情報抽出部により抽出された特徴点に基づいて画像を撮影したデジタルカメラの機種を特定するカメラ特定部と、このカメラ特定部により特定されたデジタルカメラの機種に基づき、デジタルカメラの機種に応じて設定された補正方法にしたがって画像を補正する補正処理部とを備える。 【0008】 この特徴点は、具体的には、記憶色やデジタルカメラの機種に応じて独自の色表現がなされている色等の特定の色に関する色情報とすることができる。また、より好ましくは、補正処理部は、カメラ特定部により特定されたデジタルカメラの機種に基づき、かかる機種における色表現以外の画像の特徴に応じて設定された補正方法にしたがって画像を補正する。 【0009】 また、本発明は、方法のカテゴリにて把握し、画像処理方法として実現することができる。この方法は、デジタルカメラで撮影された画像から画像上の特徴点を抽出するステップと、抽出された特徴点に基づいて画像を撮影したデジタルカメラの機種を特定するステップと、特定されたデジタルカメラの機種に基づき、デジタルカメラの機種に応じて設定された補正方法にしたがって画像を補正するステップとを含む。 【0010】 この特徴点は、具体的には、記憶色やデジタルカメラの機種に応じて独自の色表現がなされている色等の特定の色に関する色情報とすることができる。また、より好ましくは、画像を補正するステップでは、デジタルカメラの機種を特定するステップで特定されたデジタルカメラの機種に基づき、かかる機種における色表現以外の画像の特徴に応じて設定された補正方法にしたがって画像を補正する。 【0011】 さらにまた、本発明は、次のように構成されたコンピュータプログラムとしても実現される。このプログラムは、コンピュータに、デジタルカメラで撮影された画像から特定の色に関して所定の表色系における色度を抽出する処理と、抽出された色度とデジタルカメラの機種における色の独自色の色度との間の色差を計算し、計算結果に基づいて画像を撮影したデジタルカメラの機種を特定する処理と、特定されたデジタルカメラの機種に基づき、デジタルカメラの機種に応じて設定された補正方法にしたがって画像を補正する処理とを実行させる。 【0012】 ここで、抽出対象の色度は、記憶色やデジタルカメラの機種に応じて独自の色表現がなされている色に関する色度とすることができる。また、より好ましくは、画像を補正する処理では、デジタルカメラの機種を特定する処理で特定されたデジタルカメラの機種に基づき、かかる機種における色表現以外の画像の特徴に応じて設定された補正方法にしたがって画像を補正する。 【発明の効果】 【0013】 請求項1の発明によれば、付加情報が破棄されたデジタル画像データに対しても、カメラメーカや機種に応じて適切な画質調整が可能となる。 請求項2の発明によれば、色情報を用いてカメラメーカや機種を特定し、これに応じて適切な画質調整が可能となる。 請求項3の発明によれば、記憶色の色情報を用いてカメラメーカや機種を特定し、これに応じて適切な画質調整が可能となる。 請求項4の発明によれば、デジタルカメラの機種に応じて独自の色表現がなされている特定色の色情報を用いてカメラメーカや機種を特定し、これに応じて適切な画質調整が可能となる。 請求項5の発明によれば、デジタルカメラの機種を特定するために用いられた画像上の特徴点以外の特徴に対しても適宜補正を行うことが可能となる。 請求項6の発明によれば、付加情報が破棄されたデジタル画像データに対しても、カメラメーカや機種に応じて適切な画質調整が可能となる。 請求項7の発明によれば、色情報を用いてカメラメーカや機種を特定し、これに応じて適切な画質調整が可能となる。 請求項8の発明によれば、記憶色の色情報を用いてカメラメーカや機種を特定し、これに応じて適切な画質調整が可能となる。 請求項9の発明によれば、デジタルカメラの機種に応じて独自の色表現がなされている特定色の色情報を用いてカメラメーカや機種を特定し、これに応じて適切な画質調整が可能となる。 請求項10の発明によれば、デジタルカメラの機種を特定するために用いられた画像上の特徴点以外の特徴に対しても適宜補正を行うことが可能となる。 請求項11の発明によれば、付加情報が破棄されたデジタル画像データに対しても、記憶色の色情報を用いてカメラメーカや機種を特定し、これに応じて適切な画質調整が可能となる。 請求項12の発明によれば、記憶色の色情報を用いてカメラメーカや機種を特定し、これに応じて適切な画質調整が可能となる。 請求項13の発明によれば、デジタルカメラの機種に応じて独自の色表現がなされている特定色の色情報を用いてカメラメーカや機種を特定し、これに応じて適切な画質調整が可能となる。 請求項14の発明によれば、デジタルカメラの機種を特定するために用いられた画像上の特徴点以外の特徴に対しても適宜補正を行うことが可能となる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0014】 以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下、「実施形態」という)について詳細に説明する。 図1は、本実施形態による画像処理装置のハードウェア構成を示す図である。 本実施形態の画像処理装置10は、演算手段であるCPU10aと、各種のデータやプログラムを格納する記憶装置10bと、ユーザインターフェイス(UI)部10cとを備えて実現される。記憶装置10bは、CPU10aが演算時に使用するRAM(Random Access Memory)やCPU10aを制御して後述の各種機能を実現させるプログラムを格納したROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリ、HDD(Hard Disk Drive)のような二次記憶装置等を含む。ユーザインターフェイス部10cは、ユーザからの入力を受け付ける入力手段と、画面表示や音声出力によりユーザに入力情報や処理状況を通知するための出力手段とを備える。本実施形態の画像処理装置10は、デジタルカメラで撮影されたデジタル画像の画質的な特徴点に基づき、そのデジタル画像を撮影したデジタルカメラのメーカや機種を特定し、適切な画質調整や補正を行う。画像処理装置10の機能の詳細については後述する。 【0015】 また、図1に示すように、画像処理装置10は、入力装置20および画像形成装置30に接続されており、入力装置20からデジタル画像のデータを取得し、画像処理を行って画像形成装置30に渡す。なお、図1に示す例では、画像処理装置10、入力装置20、画像形成装置30が個別に記載されているが、実際には、画像処理装置10と入力装置20とを一体の装置として構成しても良いし、画像処理装置10と画像形成装置30とを一体の装置として構成しても良い。後者の場合、後述する画像処理装置10の各機能を、画像形成装置30の制御装置の機能として実現することができる。 【0016】 入力装置20は、パーソナルコンピュータ(PC)や、デジタルカメラに取り外し可能に実装された記録媒体から撮影されたデジタル画像を直接読み出すメディアリーダ等で実現される。入力装置20は、処理(出力)対象であるデジタル画像を記録媒体から読み出して画像処理装置10に送る。入力装置20がパーソナルコンピュータである場合、デジタル画像は、文書ファイルに貼り付けられたり、ファイルフォーマットが変換されたりしている場合がある。 【0017】 画像形成装置30は、トナーやインク等の画像形成材を用いて、画像処理装置10で処理されたデジタル画像を用紙等の媒体上に形成する。画像形成の方式は、電子写真方式やインクジェット方式等、どのような方式でも構わない。また、画像を形成するための機構も任意であり、単機能のプリンタであっても複合機であっても良い。 【0018】 図2は、画像処理装置10の機能構成を示す図である。 図2に示すように、本実施形態の画像処理装置10は、画質情報抽出部11と、カメラ特定部12と、補正処理部13とを備えて構成される。これらの機能は、例えば、図1の記憶装置10bに格納されたプログラムにより制御されたCPU10aによって実現される。 【0019】 ここで、画像処理装置10の機能について詳しく触れる前に、デジタルカメラで撮影された画像について説明をする。 デジタルカメラで撮影された画像は、カメラメーカによって意図された特徴的な絵作りがなされている。一方、画像形成装置においても、画像が好ましく再現されるように、画像の明度や彩度等に対する調整を行って画像を形成している。そのため、撮影時にデジタルカメラ側で絵作りされた画像を、出力時に画像形成装置においてさらに補正してしまうと、画像の特定の要素が過強調となって画質の低下を招くおそれがあった。 【0020】 ところで、今日、デジタルカメラにより取得されたデジタル画像ファイルのフォーマットとして、画像データにカメラメーカや撮影条件等を付加情報として記録可能なExif(Exchangeable Image File Format)が一般的に採用されている。画像形成装置は、上記の付加情報を参照することによって、デジタルカメラの機種や撮影条件を知ることができ、これにより、デジタルカメラ側で意図された絵作りに対応した適切な画像補正を施すことが可能となる。 【0021】 しかしながら、画像データがコンピュータで処理され、文書ファイル等に貼り付けられたり、フォーマットが変換されたりすると、画像データに付加されていた上記の付加情報が破棄されてしまう場合がある。この場合、画像形成装置は、デジタルカメラの機種を知ることができないため、撮影時にデジタルカメラ側で意図された絵作りを反映させた適切な画像形成ができなくなる。 【0022】 本実施形態は、デジタルカメラの機種等の付加情報が破棄された画像について画像から直接得られる画質に関する情報(以下、画質情報)を読み取り、この情報に基づいてデジタルカメラの機種を特定し、適切な画質補正を可能とするものである。以下、これらの処理の中心となる画像処理装置10の機能について説明する。 【0023】 画質情報抽出部11は、入力装置20から印刷指示を受けた印刷データを受け取る。そして、受け取った印刷データが画像もしくは画像を含む文書等である場合には、画質情報抽出部11は、この画像を解析して画質情報を抽出する。この画像から直接得られる画質情報は、例えば色相、彩度や明度等の色情報とすることができる。また、詳しくは後述するが、特に記憶色と呼ばれる特定の色の色情報を用いることが可能である。画質情報抽出部11は、画像から抽出した画質情報をカメラ特定部12に渡す。 【0024】 カメラ特定部12は、画質情報抽出部11から受けた画像の画質情報に基づいて、画像を撮影したデジタルカメラの機種を特定する。予めデジタルカメラの機種ごとに特徴的な画質情報を、例えば図1の記憶装置10bに保持しておき、画像から抽出された画質情報と保持している画質情報とを比較することにより、デジタルカメラの機種を特定することができる。カメラ特定部12は、特定したデジタルカメラの機種の情報を補正処理部13へと送る。 【0025】 補正処理部13は、カメラ特定部12から受けたデジタルカメラの機種の情報に基づいて、画像の画質補正を行なう。予めデジタルカメラの機種に応じた画質補正の方法を、例えば図1の記憶装置10bに保持しておき、カメラ特定部12で特定されたデジタルカメラの機種に対応する画質補正の方法を参照することにより、適切な補正を行うことができる。また、詳しくは後述するが、補正処理部13は、デジタルカメラの機種および適切な補正方法の情報を、ユーザインターフェイス部10cを介してユーザに通知し、ユーザからの指示を受け付けて補正を行うようにしても良い。 【0026】 本実施の形態では、画像から直接得られる画質に関する情報のうち、いわゆる記憶色に関する色情報を採用した例を説明する。 記憶色とは、例えば人の肌色、木々の緑色、空色や赤色などのように人の記憶に強く印象付けられる色である。デジタルカメラにより撮影された画像を印刷した際に、被写体の色をそのまま再現するよりも、記憶色に対して彩度の強調等の処理を行なう方が、一般に鑑賞者は好ましい画像に感じるとされる。そのため、各カメラメーカは、記憶色を好ましく見せるために独自に色表現を行い、特徴的な絵作りを行なっている。例えば、記憶色である赤色を含んだ被写体を異なるカメラメーカのデジタルカメラにより撮影した場合、デジタルカメラが表現する色はそれぞれの異なった個性的な赤色となる。そこで、画像において記憶色がどのように表現されているかを判断することにより、その画像を撮影したデジタルカメラのメーカ(機種)を識別することができる。 【0027】 記憶色のうち肌色を例にして、画質情報抽出部11が画像から色情報を抽出する方法について詳述する。また、記憶色はカメラメーカごとに特徴がある場合が多いので、以下の例では、記憶色に基づいてカメラメーカを特定する例を用いて説明する。 図3(A)、(B)は、肌色を例にカメラメーカの特定方法を説明するための図である。 図3(A)、(B)を参照すると、L*a*b*(エルスター・エースター・ビースター)表色系色度図上に、デジタルカメラメーカが表現する肌色(以下、メーカ独自色という)が、プロットされている。L*a*b*表色系色度図の直交する軸は、a*軸の紙面右側に向かって赤領域、紙面左側に向かって緑領域であり、またb*軸の紙面上側に向かって黄領域、紙面下側に向かって青領域と定義される。ここでは、例としてA社、B社、C社の肌色のメーカ独自色の例が図示されている。実線で囲まれた領域は画像から肌色を抽出する際に用いられる色度領域を示している。 【0028】 画像から色情報を抽出するためには、予め抽出する色度領域(以下、抽出領域という)を設定する必要がある。この抽出領域は、例えば肌色についてのA社、B社、C社のメーカ独自色を包含する領域として設定することができる。図3の(A)に示す例では、A社、B社、C社のメーカ独自色を点で示し、それぞれのカメラメーカのメーカ独自色を包含する領域を実線で示している。よって、この図では実線で囲まれた領域が、画像から肌色を抽出する際に用いられる抽出領域となる。 【0029】 画質情報抽出部11は、画像の色情報をピクセル単位で調べ、上記のように設定された肌色の抽出領域に含まれる色のピクセルを検出したならば、そのピクセルの色を色度図上の色度座標で特定し、データとして収集する。図3(B)を参照すると、L*a*b*表色系色度図上に、同図(A)でもプロットしたそれぞれのメーカ独自色と、肌色の抽出領域が、実線で示されている。さらに、画像から抽出された肌色(すなわち、肌色の抽出領域に含まれる色を持つピクセルにおける当該色の座標値)の分布を点線で示している。また、後述する代表肌色を四角印で示している。 【0030】 被写体として人物が撮影されている画像から肌色を抽出する場合を仮定すると、主に人物の顔部から肌色を抽出することになる。このような場合、実際に撮影されている顔部の肌の色は、光の当たり方や陰影などの影響により顔の部分によって異なる。そのため、画像から取得される肌色は、図3(A)、(B)に示した肌色の抽出領域には含まれるものの、単一の色に決まらずに複数の色(座標値)の分布となる。したがって、得られた色をL*a*b*表色系色度図にプロットすると、図3(B)に点線で示したような、ある程度の広さを持った領域として表されることになる。 【0031】 次に、画質情報抽出部11は、画像における肌色の代表色を求める。具体的には、画像から収集した複数の色度座標値の平均値を計算し、得られた平均座標に該当する色を代表色と定義する。ここでは、肌色を抽出対象の色としているので、代表肌色と呼ぶ。画質情報抽出部11は、以上のようにして得られた画像の代表肌色のデータをカメラ特定部12に渡す。 【0032】 次に、カメラ特定部12による画像を撮影したカメラメーカを特定する方法について説明する。 カメラ特定部12は、画質情報抽出部11で得られた画像の代表肌色と記憶装置10bに格納されている肌色のメーカ独自色とを比較することで、画像を撮影したデジタルカメラのカメラメーカを特定する。具体的には、代表肌色と肌色のメーカ独自色との色差を求め、最も色差が小さいメーカ独自色に対応するカメラメーカを選択する。代表肌色と肌色のメーカ独自色との色差ΔEは、L*a*b*表色系色度図上にプロットされる代表肌色の座標(ar,br)と各メーカ独自色の座標(aX,bX)間の距離として表される。ここで、arは代表肌色のa*軸の値、brは代表肌色のb*軸の値、aXはメーカ独自色のa*軸の値、bXはメーカ独自色のb*軸の値である。この関係を式で表すと、
色差ΔE=√((ar−aX)2+(br−bX)2)
となる。そして、このようにして計算された色差ΔE(距離)が最小となるメーカ独自色に対応するカメラメーカを、画像を撮影したデジタルカメラのカメラメーカと特定することができる。このようにしてカメラメーカが特定されると、カメラ特定部12は、特定したデジタルカメラの機種の情報を補正処理部13に渡す。 【0033】 上記の例では、記憶色のうち肌色について説明したが、カメラメーカの特定精度をより高めるには、複数色の記憶色を画像から抽出し、これに基づいて判断することが有効である。この場合、肌色について上述した方法で他の記憶色についても同様に、画像から抽出された色の代表色を求め、各メーカ独自色との色差を得る。そして、カメラメーカごとに、各色における色差の平均値を計算し、この平均値が最小となるカメラメーカを、画像を撮影したデジタルカメラのカメラメーカと特定する。 【0034】 図4は、複数の記憶色に基づいて、代表色とメーカ独自色との色差を比較した例を示した図表である。 図4には、記憶色のうち肌色、空色、緑色、赤色の4色を抽出対象として画像から画質情報の抽出を行った結果が示されている。図示の例では、A社、B社、C社について、それぞれのカメラメーカのメーカ独自色と画像から抽出した代表色の色差およびその平均値が示されている。図4を参照すると、A社の色差は、肌色=3,空色=5,緑色=6、B社の色差は肌色=7,空色=12,緑色=4、C社の色差は肌色=11,空色=6,緑色=12となっている。また、赤色については、画像上に存在しなかったため−(ハイフン)と表示され値は入っていない。また同図で、各カメラメーカの色差の平均値は、A社の色差の平均値=4.7、B社の色差の平均値=7.7、C社の色差の平均値=9.7となる。よって、色差の平均値が最小であるA社が、画像を撮影したデジタルカメラのカメラメーカであると特定できる。 【0035】 ところで、代表色とメーカ独自色との色差の平均値が十分に小さいカメラメーカが存在しない場合、画像がいずれのカメラメーカによる絵作りにも即していないことを意味すると考えられる。したがって、このような場合は、カメラメーカの絵作りを考慮した画質調整は行わない方が好ましい。しかし、上記のようにカメラメーカごとの色差の平均値を比較し最小値を取るだけでカメラメーカを特定すると、色差の平均値が大きいにもかかわらず、その中で最小値を取るカメラメーカに特定されてしまう。そのため、画像がカメラメーカによる絵作りともかけ離れているにもかかわらず、特定されたカメラメーカの絵作りに対応した画質調整が行われ、場合によっては、かえって画質の低下を招きかねない。このような事態を回避するため、カメラメーカを特定する際には、適当な閾値を設けることが好ましい。例えば、閾値を5とし、色差の平均値が5以内であることを条件にカメラメーカの特定ができるとし、全てのカメラメーカで色差の平均が5以上になった場合は、カメラメーカの特定は行なわないとすることができる。 【0036】 なお、上記の例では、画質情報抽出部11は、印刷データの中の画像から画質情報として、いわゆる記憶色の色情報を抽出した。しかし、カメラメーカやデジタルカメラの機種ごとに色再現に特徴があり、メーカ独自色を定義できる色であれば、記憶色以外の任意の色を色情報の抽出対象とすることができる。 【0037】 また、以上の説明では、画像の色情報を抽出するためにL*a*b*表色系を用いた例を説明しているが、画像から色情報を抽出する際に用いることができる表色系は、これに限られるわけでない。L*u*v*表色系やXYZ表色系等の表色系を用いてもよく、抽出した画像の色情報とメーカ独自色との色差が求められる任意の表色系を用いればよい。 【0038】 さて、補正処理部13は、上記のようにして特定されたカメラメーカの情報に基づき、当該カメラメーカに応じた画質補正の方法を記憶装置10bから読み出して、画像に対する補正を実行する。具体的な補正の方法は、カメラメーカによる絵作りを反映して、より高い画質の出力画像が得られるように個別的に設定される。さらに、補正処理部13は、絵作りとは関係なく、特定されたカメラメーカ(あるいはデジタルカメラの機種)に固有の画質的な特徴に応じた補正を行うことができる。すなわち、本実施形態は、特定されたカメラメーカ(あるいはデジタルカメラの機種)の別に応じて、予め定められた補正を機械的に行うため、カメラメーカ(あるいはデジタルカメラの機種)を特定するために用いられた画像上の特徴点以外の特徴に対しても適宜補正を行うことが可能である。これは、言わばカメラメーカ(あるいはデジタルカメラの機種)に応じて画質上の弱点を補い、より高い画質での画像出力を実現しようとするものである。 【0039】 図5は、絵作りとは関係ないカメラメーカ別の画像の特徴と対応する補正の内容を例示した図である。 図5を参照すると、A社のデジタルカメラで撮影された画像は、ノイズが多くシャープネスがやや弱いという特徴があることがわかる。そして、3段階で設定されたノイズ除去における第2段階(中程度)の補正を行い、かつ3段階で設定されたシャープネス強調における第1段階(弱)の補正を行うことで、適切な出力画像が得られる。同様に、B社のデジタルカメラで撮影された画像は、シャープネスが弱いという特徴があることがわかる。そして、シャープネス強調における第3段階(強)の補正を行うことで、適切な出力画像が得られる。また、C社のデジタルカメラで撮影された画像は、全体的に彩度が弱いという特徴があることがわかる。そして、3段階で設定された彩度補正における第3段階(強)の補正を行うことで、適切な出力画像が得られる。このような、カメラメーカ(あるいはデジタルカメラの機種)別の画像の特徴および補正方法の情報は、例えばテーブルとして図1に示した記憶装置10bに格納し、補正処理部13が補正を行う際に参照できるようにしておく。なお、補正処理部13が参照する情報は、少なくともカメラメーカ(あるいはデジタルカメラの機種)と補正方法とが対応付けられて記録されていれば良い。 【0040】 補正処理部13は、カメラ特定部12により特定されたカメラメーカに応じて、図5に示したような補正方法の情報を取得し、画像の補正を行う。例えば、カメラ特定部12により特定されたカメラメーカがA社であったならば、ノイズ除去の除去レベルを2段階に設定し、シャープネスの強調レベルを1段階に設定して補正を行う。 【0041】 また、補正処理部13は、画質情報抽出部11が画像を撮影したデジタルカメラのカメラメーカや機種を特定可能な色情報を画像から抽出できなかった場合、またはカメラ特定部12がカメラメーカや機種を特定できなかった場合は、上記のようなカメラメーカによる絵作りに応じた補正やカメラメーカあるいは機種による画像の特徴に応じた補正は行わない。この場合、補正処理部13は、カメラメーカや機種によらずに独自に設定された補正(以下、自動画質補正)を行うようにしても良いし、何らの補正も行わずに画像を画像形成装置30に渡しても良い。自動画質補正では、画像から採取した明度、彩度などの色データ分布を解析し、一般的な手法により最適な画質補正を行う。例えば、画像の明度分布が暗いと判断される場合は明るく調整し、反対に明るいと判断される場合は暗くなるように調整する。また、彩度についても画像における分布が高いと判断される場合は弱く、反対に低いと判断される場合は強くなるよう強調処理を行う。 【0042】 次に、画像処理装置10の動作について説明する。 図6は、印刷データの画像を撮影したカメラメーカを特定する処理の流れを説明するフローチャートである。 以下の例では、記憶色のうち肌色、空色、緑色、赤色を画像から抽出する場合について説明する。 図6を参照すると、まず、画質情報抽出部11は、入力装置20から画像を受け付けて読み込む(ステップ101)。画質情報抽出部11は、画像の読み込みの際に、画像を構成する全てのピクセルから、色相、彩度、明度等の色情報を採取する。本実施形態では、画像から採取した色情報のうち、色相と彩度で特定される色度によって記憶色を抽出する。色度は、L*a*b*表色系等の所定の表色系による色度図の座標値で表される。 【0043】 画像から例えば肌色を抽出する場合、画質情報抽出部11は、記憶装置10bに格納されている肌色の抽出領域を参照する。そして、画質情報抽出部11は、ステップ101で採取した画像の色情報から肌色の抽出領域に含まれる色度を抽出する。この肌色の抽出領域に含まれる色度が、画像から抽出された肌色のデータとなる。同様に、空色を抽出する場合、画質情報抽出部11は、空色の抽出領域を参照する等、それぞれの記憶色の抽出領域に基づいて、画像に含まれている各記憶色のデータを抽出する(ステップ102)。 【0044】 次に、画質情報抽出部11は、画像からの各記憶色データの抽出結果を受け、画像から抽出された記憶色が何色あるかを判断する(ステップ103)。ここで、画像から1色以上の特定色が抽出された場合には、処理をステップ104へと進める。 【0045】 抽出された記憶色のデータは、当該記憶色の抽出領域に該当する色度を有するピクセルの数だけ存在する。そして、画像中の該当する記憶色は光の当たり具合や陰影の影響で抽出された部分によって色が微妙に異なるため、抽出された記憶色のデータは、色度図上で一定の広さを持った色度の集合として表現される。一方、後述する処理では、複数の色度の集合ではなく、集合を代表する一つの色度を使って計算処理を行なう。そこで、画質情報抽出部11は、当該記憶色に関する色度図上の座標値の平均値を計算し、当該記憶色の代表色を求める(ステップ104)。この後、カメラ特定部12が、ステップ104で得られた記憶色の代表色を用いて、当該記憶色について、代表色と各メーカ独自色との色差を算出する(ステップ105)。 【0046】 以上のステップ104〜105は、画像から抽出された記憶色の数に応じて、それぞれの記憶色ごとに同様に繰り返される(ステップ106)。以上までの処理の結果として、画像から抽出された記憶色ごとに、各メーカ独自色と代表色との色差が求まる。抽出された各記憶色について色差が求まったならば、ステップ107へ移行する。 【0047】 次に、カメラ特定部12は、カメラメーカ別に、ステップ104〜106で求まった各記憶色の色差の平均値を算出する(ステップ107)。そして、得られたカメラメーカごとの色差の平均値のうち、最小の値(以下、最小平均値)を求める(ステップ108)。さらに画質情報抽出部11は、得られた最小平均値が、予め設定された閾値Th未満であるか否かを判断する(ステップ109)。最小平均値が閾値Th未満の値であれば、当該最小平均値となったカメラメーカが、画像を撮影したカメラメーカであると特定する(ステップ110)。 【0048】 一方、ステップ103において、画質情報抽出部11が画像から1色も特定色を抽出できなかった場合や、ステップ109で、最小平均値が閾値Th以上となった場合は、カメラメーカの特定はしない(ステップ111)。 【0049】 この後、カメラ特定部12は、ステップ110で特定したカメラメーカの情報、またはステップ111によるカメラメーカ特定不能を示す情報を補正処理部13へ送る(ステップ112)。また、カメラメーカの特定によって得られた、カメラの情報や画質補正方法の情報は、ユーザインターフェイス部10cにも送られる。 【0050】 なお、ここまでの説明では、画像から抽出する色を肌色、空色等の記憶色について例示した。しかしながら、デジタルカメラから抽出する色は、これらの記憶色に限られるわけではない。カメラメーカ(あるいはデジタルカメラの機種)ごとに特性があり、カメラメーカ(デジタルカメラの機種)の特定ができる色であれば、他の色を用いても良い。 【0051】 次に、補正処理部13の処理についての説明をする。 図7は、補正処理部13の行なう処理について説明したフローチャートである。 図7に示すように、補正処理部13は、まずカメラ特定部12から受け取った情報に基づいて、画像の補正処理方法を決定する(ステップ201)。 【0052】 図6の動作において、カメラ特定部12によりカメラメーカが特定された場合には、画像に対してメーカ別の画質補正をする。補正処理部13は、記憶装置10bに格納されているカメラメーカ別の画質補正処理方法を参照し、この画質補正処理方法に基づき、画像に対してカメラメーカ別の画質補正処理を施す(ステップ202)。なお、具体的な補正方法は、カメラメーカによる意図された絵作りを活かすような画質操作が、カメラメーカごとに個別的に設定されている。また、図5を参照して上述したように、必要に応じて、絵作りとは関係なく、ノイズの除去やシャープネスの強調といったカメラメーカ別の画像の特徴に応じた補正を行う。 【0053】 一方、カメラ特定部12によりカメラメーカが特定されなかった場合は、補正処理部13は、画像に対して自動画質補正をする(ステップ203)。自動画質補正は、カメラメーカごとの絵作りとは別の独自の絵作りに基づき好ましい画像となるように、明度や彩度を強調する等の画質補正をするものである。以上の処理の後、画質補正処理が施された画像のデータは、画像形成装置30へと送られ、印刷される(ステップ204)。 【0054】 なお、上述した動作例では、画像から抽出された色情報に基づいて画像を撮影したデジタルカメラのカメラメーカを特定し、特定されたカメラメーカごとに認識される画像の特徴に応じて補正を行うこととした。しかしながら、特定対象はカメラメーカに限定するものではなく、例えば同一のカメラメーカであっても機種によって画像の特徴が異なる場合には、そのようなデジタルカメラの機種に基づいて認識される画像の特徴に応じた個別の補正を行うことも可能である。 【0055】 また、上述した本実施形態では、カメラメーカ(あるいはデジタルカメラの機種)が特定された場合、自動的に補正処理部13が、特定されたカメラメーカ(あるいはデジタルカメラの機種)に応じた補正を行った。これに対し、カメラメーカ(あるいはデジタルカメラの機種)が特定された後、直ちに補正処理部13による補正を行わず、特定されたカメラメーカ(あるいはデジタルカメラの機種)の情報をユーザに通知し、ユーザからの指示にしたがって補正を行うことも可能である。 【0056】 この場合、画像処理装置10は、カメラ特定部12により特定されたカメラメーカ(あるいはデジタルカメラの機種)の情報をユーザインターフェイス部10cの出力手段(ディスプレイ等)にて出力する。そして、ユーザによる補正指示の入力を待つ。ユーザは、ユーザインターフェイス部10cを操作して補正を行うか否か、補正方法等を選択し、指示を入力することができる。ユーザによる補正指示の入力を受け付けると、補正処理部13は、この補正指示にしたがって補正を実行する。 【図面の簡単な説明】 【0057】 【図1】本実施形態による画像処理装置のハードウェア構成を示す図である。 【図2】本実施形態における画像処理装置の機能構成を示す図である。 【図3】本実施形態におけるカメラメーカの特定方法を説明するための図である。 【図4】複数の記憶色に基づいて、代表色とメーカ独自色との色差を比較した例を示した図表である。 【図5】絵作りとは関係ないカメラメーカ別の画像の特徴と対応する補正の内容を例示した図である。 【図6】本実施形態による印刷データの画像を撮影したカメラメーカを特定する処理の流れを説明するフローチャートである。 【図7】本実施形態の補正処理部の処理について説明するフローチャートである。 【符号の説明】 【0058】 10…画像処理装置、10a…CPU、10b…記憶装置、10c…ユーザインターフェイス部、11…画質情報抽出部、12…カメラ特定部、13…補正処理部、20…入力装置、30…画像形成装置
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005496 【氏名又は名称】富士ゼロックス株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年7月31日(2006.7.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100104880 【弁理士】 【氏名又は名称】古部 次郎
【識別番号】100118201 【弁理士】 【氏名又は名称】千田 武
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| 【公開番号】 |
特開2008−35393(P2008−35393A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月14日(2008.2.14) |
| 【出願番号】 |
特願2006−208663(P2006−208663) |
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