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【発明の名称】 画像形成装置及び情報処理方法
【発明者】 【氏名】山口 哲史

【氏名】保井 徹

【氏名】花野 博之

【要約】 【課題】汎用性を向上させることができる画像形成装置及び情報処理方法を提供する。

【構成】表示部31並びに操作部としてのキーボード32とマウス33を備えた端末30と複合機1とが電気通信回線を通じて通信可能とされ、複合機1による画像形成処理のために生成されるラスタライズ情報が不揮発性メモリ25に保存され、そのラスタライズ情報に基づいて表示部31で表示可能な閲覧データが制御回路部24で作成され、制御回路部24によって予め作成された閲覧データが不揮発性メモリ25又は揮発性メモリ26を含めた記憶媒体に選択的に保存されると共に、その保存済み閲覧データが端末30からの要求により表示部31に表示されると共に、操作部としてのキーボード32やマウス33の操作によってラスタライズ情報が削除されると閲覧データも削除される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作部並びに表示部を備えた端末と電気通信回線を通じて通信可能な画像形成装置であって、
画像形成処理のために生成されるラスタライズ情報を保存する記憶装置と、ラスタライズ情報に基づいて前記表示部で表示可能な閲覧データを作成する処理部と、該処理部によって予め作成された閲覧データを保存する記憶部とを備え、
前記閲覧データは、前記記憶装置及び前記記憶部を含めた複数の記憶媒体への保存先が選択可能であることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記記憶部に保存された閲覧データは、前記処理部によって作成される際に保存条件の設定が可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
操作部並びに表示部を備えた端末と電気通信回線を通じて通信可能な画像形成装置であって、
画像形成処理のために生成されるラスタライズ情報を保存する記憶装置と、ラスタライズ情報に基づいて前記表示部で表示可能な閲覧データを作成する処理部と、該処理部によって予め作成された閲覧データを保存する記憶部とを備え、
前記端末からの要求により前記記憶部に予め保存された閲覧データが前記表示部に表示されると共に、前記操作部の操作によって前記記憶装置のラスタライズ情報が削除されると前記記憶部の閲覧データが削除されることを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
操作部並びに表示部を備えた端末と画像形成装置とが電気通信回線を通じて通信可能とされ、前記画像形成装置による画像形成処理のために生成されるラスタライズ情報が記憶装置に保存され、そのラスタライズ情報に基づいて前記表示部で表示可能な閲覧データが処理部で作成され、該処理部によって予め作成された閲覧データが記憶部に保存されると共にその閲覧データは前記記憶装置及び前記記憶部を含めた複数の記憶媒体への保存先が選択可能であることを特徴とする情報処理方法。
【請求項5】
前記記憶部に保存された閲覧データは前記処理部によって作成される際又は前記端末による遠隔操作によって保存条件が設定されることを特徴とする請求項4に記載の情報処理方法。
【請求項6】
操作部並びに表示部を備えた端末と画像形成装置とが電気通信回線を通じて通信可能とされ、前記画像形成装置による画像形成処理のために生成されるラスタライズ情報が記憶装置に保存され、そのラスタライズ情報に基づいて前記表示部で表示可能な閲覧データが処理部で作成され、該処理部によって予め作成された閲覧データが記憶部に保存され、前記記憶部に予め保存された閲覧データが前記端末からの要求により前記表示部に表示されると共に、前記操作部の操作によって前記記憶装置のラスタライズ情報が削除されると前記記憶部の閲覧データも削除されることを特徴とする情報処理方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、操作部並びに表示部を備えた端末と電気通信回線を通じて通信可能な画像形成装置及び情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネット等の無線通信回線を利用して操作部並びに表示部を備えたPC、PDAや携帯電話等の端末と画像形成装置とを通信可能とし、画像形成装置による画像形成処理後の画像を端末の表示部に遠隔表示可能とした画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
これにより、例えば、予め作成された営業用資料をペーパレスで遠隔地から表示したり、留守中に受信したFAXの内容を確認したり、ファクシミリ受信のできない環境下であっても画像形成装置のスキャナー機能を利用して読み取った画像を受け取ることができるといった画像形成装置の汎用性を向上させることができる。
【特許文献1】特開平2002−354164号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、上記の如く構成された画像形成装置にあっては、画像形成装置で作成した画像形成処理用の画像データの他、端末の表示部に表示可能な対応データを作成し、端末からの閲覧要求によって表示部に表示させ、端末からの終了操作によって画像形成装置との接続状態を解除することができるものの、画像データや対応データは記憶媒体(例えば、HDD)に経時的に蓄積されて、膨大な情報量となってしまい、保存する画像データや対応データの量に限界が生じるうえ、記憶媒体へのデータ保存量が多くなればなるほど呼び出しに時間を要するというように、汎用性に劣るといった問題が生じていた。
【0005】
そこで、本発明は、上記事情を考慮し、汎用性を向上させることができる画像形成装置及び情報処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の画像形成装置は、操作部並びに表示部を備えた端末と電気通信回線を通じて通信可能な画像形成装置であって、画像形成処理のために生成されるラスタライズ情報を保存する記憶装置と、ラスタライズ情報に基づいて前記表示部で表示可能な閲覧データを作成する処理部と、該処理部によって予め作成された閲覧データを保存する記憶部とを備え、前記端末からの要求により前記記憶部に予め保存された閲覧データが前記表示部に表示されると共に、前記操作部の操作によって閲覧データの削除を可能としたことを特徴とする。
この際、前記記憶部に保存された閲覧データは、前記処理部によって作成される際に保存条件の設定が可能であることが好ましい。
【0007】
また、前記閲覧データは、前記記憶装置及び前記記憶部を含めた複数の記憶媒体への保存先が選択可能であることが好ましい。
【0008】
このような構成とすることにより、端末からの遠隔操作によって予め作成された閲覧データを表示部に即座に表示することができるうえ、端末からの遠隔操作を含めて閲覧データの削除を容易に行うことができ、汎用性を向上させることができる。
【0009】
また、本発明の情報処理方法は、操作部並びに表示部を備えた端末と画像形成装置とが電気通信回線を通じて通信可能とされ、画像形成処理のために生成されるラスタライズ情報が記憶装置に保存され、そのラスタライズ情報に基づいて前記表示部で表示可能な閲覧データが処理部で作成され、該処理部によって予め作成された閲覧データが記憶部に保存され、前記記憶部に予め保存された閲覧データが前記端末からの要求により前記表示部に表示されると共に、前記操作部の操作によって閲覧データが削除されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の画像形成装置は、汎用性を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
次に、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について、図面を参照して説明する。
【0012】
(複合機の全体構成)
図1は本発明の一実施形態に係る画像形成装置としての複合機の説明図である。
【0013】
図1において、1は複写機・プリンタ・スキャナー・ファクシミリ等の各機能を具備した画像形成装置としての複合機、30はPC等の端末である。
【0014】
この端末30は、表示部31を備えていると共に、キーボード32やマウス33等を操作部として備えている。
【0015】
尚、複合機1は、上述したファクシミリ機能とは別に、電気通信回線を通じてパーソナルコンピュータ(サーバー等を含む)とネットワーク接続されていると共に、インターネットサーバー等を経由(又は直接)して端末30等との接続が可能となっている。
【0016】
複合機1は、装置本体2の前面から引き出し可能な複数段のシートトレイユニット3,4,5と、装置本体2の側面に設けられた手差しトレイ6と、複写機・ファクシミリ・スキャナーの各機能として図示を略すスキャナー部で原稿を読み取る際の自動原稿送り装置(以下、「ADF」と称する。)7と、各種設定条件等が表示されると共にパネルスイッチ機能を具備した表示画面8と、表示画面8での操作以外の操作等を行うための操作部9とを備えている。尚、表示画面8には拡大・縮小率等の設定変更を行うことができるようにパネルスイッチ形式のものが採用され、操作部9はスタートスイッチ・モード選択スイッチ・クリアスイッチ・テンキースイッチ等を備えている。
【0017】
また、装置本体2は、その内部に、シートトレイユニット3,4,5に収納された搬送シート(図示せず)を取り出して排紙トレイ10に向けて搬送する搬送経路11と、この搬送経路11の中途部に配置された画像形成部12と、この画像形成部12によって搬送シートに転写された転写像を搬送シートに定着させる定着部13と、この定着部13よりも搬送経路11の下流側に配置された分岐路14と、この分岐路14内を搬送された搬送シートの表裏を反転して画像形成部12よりもシート搬送方向上流側の搬送経路11に戻す反転経路15と、画像形成部12よりもシート搬送方向上流側近傍に配置されたレジストローラ対16と、このレジストローラ対16よりもシート搬送方向上流側に配置されたレジストセンサ17とを備えている。
【0018】
画像形成部12は、感光体ドラム18と、この感光体ドラム18の周囲に配置された帯電デバイス19、露光デバイス20、現像デバイス21、転写デバイス22、クリーニングデバイス23等を備えている。
【0019】
このような構成の画像形成部12は、感光体ドラム18が図示しない駆動手段によって所定のプロセススピード(周速度)で回転駆動され、その表面が帯電デバイス19によって所定の極性・電位に均一に帯電される。
【0020】
帯電後の感光体ドラム18は、その表面に露光デバイス20によって静電潜像が形成される。ここで、露光デバイス20は、例えば、複写機機能によりADF7を利用してスキャナー部で読み取った画像データ、ファクシミリ機能により電話回線を通じて受信した画像データ、プリンタ機能によりネットワーク等の通信回線によって接続されたパーソナルコンピュータ等から出力された画像データ、に基づいてラスタライズする。
【0021】
さらに、露光デバイス20は、そのラスタライズ情報に基づいて感光体ドラム18の表面にレーザー光を照射し、感光体ドラム18の表面のレーザー光照射部分の電荷を除去して画像情報に応じた静電潜像を形成する。感光体ドラム18の表面に形成された静電潜像は、現像デバイス21によって電荷を有するトナーが静電的に付着されてトナー像として現像される。この感光体ドラム18の表面に付着されたトナー像は、転写デバイス22によって搬送シートに転写像として転写される。搬送シートにトナー像を転写した感光体ドラム18は、クリーニングデバイス23によって残留トナー等が除去されると共に次の画像形成時の帯電のために除電される。
【0022】
一方、露光デバイス20は、上述したラスタライズされた情報を制御回路部24に送信する。制御回路部24には、例えば、複合機1の基本動作を司るための制御情報等を保存したハードディスク(HDD)等の不揮発性メモリ25と、複合機1の設定情報を変更した場合(例えば、複写枚数や拡大・縮小率)の設定情報を一時的に保存する揮発性メモリ26とが接続されている。また、制御回路部24は、露光デバイス20でラスタライズ情報と互いに関連付けした状態で端末30の表示部31に表示可能な画像の閲覧データを作成する処理部の機能を備えている。その作成された閲覧データは、不揮発性メモリ25又は揮発性メモリ26に選択的に保存される。
【0023】
この際、端末30の表示部31に表示可能な画像の閲覧データの形式としては、PDF(Portable
Document Format)形式、BMP(Bit MaP)形式、JPEG(Joint Photographic Experts Group)形式、TIFF(Tagged
Image File Format)形式、など任意である。また、この閲覧データの形式は、後述するように選択式としても良いし任意の一つの形式に固定式としても良い。さらに、固定式とした場合、見掛け上で同じ画像とした場合の容量の軽い(例えば、JPEG形式)もので保存(若しくは優先)することができる。
【0024】
尚、この制御回路部24で作成された閲覧データは、複合機1の変更した設定情報等を保存する揮発性メモリ26とは別の揮発性メモリに保存するようにしても良い。従って、不揮発性メモリ25はラスタライズ情報を保存する記憶装置としての機能と閲覧データを保存する記憶部としての機能とを具備しており、揮発性メモリ26は閲覧データを保存する記憶部としての機能を備えている。
【0025】
(画像形成処理)
上記の構成において、搬送シートに対する片面印刷の場合には、シートトレイユニット3,4,5又は手差しトレイ6から送り出された搬送シートは、搬送経路11に沿ってレジストローラ対16まで搬送され、そのシート先端がレジストローラ対16のニップ部に突き当てられる。この際、搬送シートは、レジストローラ対16が回動し始めるまでの時間、シート搬送ローラ18によって送られているため、搬送経路11中でバックリングされ(搬送シート先端側が部分的に湾曲変形させられ)、このバックリングにより斜め送りが矯正される。その後、感光体ドラム18の表面に形成された画像と搬送シート先端が合うタイミングでレジストローラ対16が回転を開始し、搬送シートが感光体ドラム18と転写デバイス22との間の転写位置にレジストローラ対16によって送り込まれる。
【0026】
搬送シートは、転写位置において感光体ドラム18のトナー像が転写され、定着部13に送られてトナー像が定着させられる。定着部13から送り出された搬送シートは、シート排出路14に沿って搬送され、シート排出ローラ15によって排紙トレイ13上に排出される。
【0027】
搬送シートに対する両面印刷の場合には、定着部13から送り出された搬送シートが分岐路14に案内される。
【0028】
分岐路14に案内された搬送シートは、スイッチバック搬送路25に搬送シートの先端側から送り込まれた後、搬送シートの後端を先端側にしてスイッチバック搬送路25から反転経路15に送り出される。これにより、搬送シートの表裏が反転される。そして、表裏が反転された搬送シートは、反転経路15から搬送経路11に戻され、上述の片面印刷の場合と同様に、シート搬送ローラ18及びレジストローラ対16により搬送され、画像形成部12及び定着部13を経て、未印刷面であった他の片面に画像が形成され、両面印刷が終了する。
【0029】
そして、両面印刷された搬送シートは、搬送経路11をそのまま搬送されて排紙トレイ10上に排出される。
【0030】
なお、上述の片面にのみ印刷された搬送シートを表裏を反転した状態で排紙トレイ13上に排出する場合には、定着部13から排出された搬送シートを分岐路14を介して反転経路15に導き、その搬送シートを先端側からスイッチバック搬送路25に送り込んだ後、その搬送シートの後端側を先端側にして反転排出路26を経由して排紙トレイ10上に排出される。
【0031】
排紙トレイ13に画像形成済みの搬送シートが排出され、次の画像形成処理が無い場合には、レジストセンサ17による搬送シートの後端検出から所定時間経過後に各駆動系の駆動等が停止される。
【0032】
(画像保存)
一方、上述した画像形成時には、露光デバイス20でラスタライズ情報に基づいて端末30の表示部31に表示可能な画像用の閲覧データが作成される。
【0033】
図2は、このような端末30の表示部31に表示可能な画像用の閲覧データの作成ルーチンを示す。尚、この閲覧データの作成ルーチンは、端末30からの遠隔操作によっても行うことができる。
【0034】
(ステップS1)
ステップS1では、複写機機能によりADF7を利用してスキャナー部で読み取った画像データ、ファクシミリ機能により電話回線を通じて受信した画像データ、プリンタ機能によりネットワーク等の通信回線によって接続されたパーソナルコンピュータ等から出力された画像データに基づいて生成されたラスタライズ情報が不揮発性メモリ25に保存されてステップS2へと移行する。
【0035】
尚、表示画面8や操作部9或いはパーソナルコンピュータの操作によって画像形成処理後にそのラスタライズ情報の保存・消去を操作することができる。この際、ラスタライズ情報は、例えば、ユーザー単位や顧客単位(例えば、受信FAX番号等での振り分け)、或いは時間単位等でのフォルダー形式での保存も可能である。
【0036】
(ステップS2)
ステップS2では、ラスタライズ情報に対応付けして閲覧データを作成するか否かの問合せを行い、閲覧データを作成する場合にはステップS3へと移行し、閲覧データを作成しない場合にはルーチンを終了する。
【0037】
(ステップS3)
ステップS3では、閲覧データを作成するに際して、その保存形式(PDF形式、BMP形式、JPEG形式、TIFF形式等)が選択されてステップS4へと移行する。
【0038】
(ステップS4)
ステップS4では、ステップS3で指定された保存形式で閲覧データが作成されてステップS5へと移行する。
【0039】
(ステップS5)
ステップS5では、ステップS4で作成した閲覧データの保存先が選択され、不揮発性メモリ25に保存する場合にはステップS6へと移行し、揮発性メモリ26に保存する場合にはステップS7へと移行する。
【0040】
(ステップS6,S7)
ステップS6及びステップS7では、ステップS5で指定された保存先にラスタライズ情報、即ち、元原稿となる画像データ等との対応付けをした状態で閲覧データを保存してステップステップS8へと移行する。
【0041】
(ステップS8)
ステップS8では、不揮発性メモリ25又は揮発性メモリ26に選択的に保存した閲覧データの保存条件、例えば、保存期間や保存可能なユーザー等の指定があればその条件を設定して保存ルーチンを終了する。
【0042】
尚、これら各ステップS1〜S8は、例えば、複写機機能によりADF7を利用してスキャナー部で読み取った画像データの場合とファクシミリ機能により電話回線を通じて受信した画像データの場合には複合機1の表示画面8や操作部9を利用して閲覧データの作成の有無や保存先(不揮発性メモリ25又は揮発性メモリ26)が選択的される。また、プリンタ機能によりネットワーク等の通信回線によって接続されたパーソナルコンピュータ等から出力された画像データの場合にはパーソナルコンピュータ側の操作によって閲覧データの作成の有無や保存先(不揮発性メモリ25又は揮発性メモリ26)が選択的される。
【0043】
尚、これらの各画像データに基づくラスタライズ情報は、不揮発性メモリ25に保存されて、表示画面8や操作部9或いはパーソナルコンピュータの操作によって画像形成処理後にそのラスタライズ情報の保存・消去を操作することができるようになっている。この際、ラスタライズ情報は、例えば、ユーザー単位や顧客単位(例えば、受信FAX番号等での振り分け)、或いは時間単位等でのフォルダー形式での保存も可能である。
【0044】
(画像閲覧)
他方、端末30によりインターネット回線等の電気通信回線を利用して複合機1にアクセスし、不揮発性メモリ25に保存されたラスタライズ情報や予め不揮発性メモリ25又は揮発性メモリ26に保存した閲覧データを閲覧することができる。
【0045】
これにより、例えば、留守中にファクシミリ機能で受信した画像データを遠隔地にて確認したり、営業で顧客先に画像を見せるといったペーパレス化の対応が可能となる。
【0046】
図3は本発明の画像形成装置に使用される画像形成装置を利用した端末30での画像閲覧ルーチンのフロー図である。
【0047】
(ステップS11)
ステップS11では、予めユーザー登録(例えば、ユーザー名とパスワード、IPアドレスなど)した端末30から複合機1(又は複合機1とネットワーク接続されたインターネットサーバー)にアクセスされて閲覧要求があると、その要求された閲覧データが不揮発性メモリ25又は揮発性メモリ26に保存されているか否かが制御回路部24によって判断され、要求された閲覧データが不揮発性メモリ25又は揮発性メモリ26に保存されている場合にはステップS2へと移行し、要求された閲覧データが不揮発性メモリ25又は揮発性メモリ26に保存されていない場合にはステップS2へと移行する。
【0048】
(ステップS12)
ステップS12では、要求された閲覧データを保存先である不揮発性メモリ25又は揮発性メモリ26から呼び出してステップS13へと移行する。
【0049】
(ステップS13)
ステップS13では、呼び出した閲覧データを電気通信回線を利用して端末30に向けて送信(アップロード)してルーチンを終了する。
【0050】
(閲覧データの消去)
また、端末30による閲覧等が終了した場合等には、手動により又は上記ステップS8で指定された保存期間経過後に閲覧データは消去される。
【0051】
図4は、本発明の画像形成装置に使用される画像形成装置を利用した画像消去ルーチンのフロー図である。
【0052】
(ステップS21)
ステップS21では、複写機機能によりADF7を利用してスキャナー部で読み取った画像データ、ファクシミリ機能により電話回線を通じて受信した画像データ、プリンタ機能によりネットワーク等の通信回線によって接続されたパーソナルコンピュータ等から出力された画像データ、に基づいて画像形成処理を終了し、ラスタライズ情報の保存が必要ないとして消去されたものを除き、不揮発性メモリ25に保存したラスタライズの消去がなされた否かを制御回路部24が監視し、ラスタライズの消去指令があった場合にはステップS25へと移行してラスタライズ情報の消去と同時に対応付けされた閲覧データが不揮発性メモリ25又は揮発性メモリ26から消去され、ラスタライズの消去指令が無かった場合にはステップS22へと移行する。
【0053】
(ステップS22)
ステップS22では、閲覧データの削除指令があったか否かが制御回路部24により監視され、閲覧データの削除指令があった場合にはステップS23へと移行し、閲覧データの削除指令が無かった場合にはステップS21へとループする。
【0054】
(ステップS23)
ステップS23では、ステップS22での削除指令により、上述した閲覧データの保存時に保存条件が設定(ステップS8)されているか否かが制御回路部24によって判断され、閲覧データの保存条件が設定されている場合にはステップS24へと移行し、閲覧データの保存条件が設定されていない場合にはステップS25へと移行して閲覧データが不揮発性メモリ25又は揮発性メモリ26から消去される。
【0055】
(ステップS24)
ステップS24では、ステップS8での保存条件の設定を無視して(例えば保存指定期間中)強制消去するか否かが判断され、強制消去する場合にはステップS25へと移行して閲覧データが消去され、強制消去しない場合や強制消去権限がない場合等にはステップS21へとループする。
【0056】
尚、閲覧データを揮発性メモリ26に保存した場合には、ステップS8で保存条件を設定しても、例えば、複合機1のメイン電源(図示せず)をOFFした場合には強制的に消去される。
【0057】
このように、本発明の複合機1にあっては、端末30の表示部31で閲覧可能な閲覧データをラスタライズ情報の生成と同時期に予め作成しておくことができるため、端末30の表示部31への表示を即時に行うことができる。
【0058】
また、閲覧データが作成されていない場合にあっても、閲覧データの作成・形式・保存先を指定して作成することができ、しかも、その削除を指定することができることから、汎用性を向上させることができる。
【0059】
ところで、上記実施の形態では、本発明の画像形成装置に使用される画像形成装置を複合機に適用して説明したが、例えば、各種専用機等の各種画像形成装置に適用することができる。また、インターネットサーバー等の中継器(アクセスポイント等の中継器を除く)を介してセキュリティを向上したうえでの利用も可能である。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置としての複合機の説明図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る画像形成装置を利用した画像保存ルーチンのフロー図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る画像形成装置を利用した画像閲覧ルーチンのフロー図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る画像形成装置を利用した画像消去ルーチンのフロー図である。
【符号の説明】
【0061】
1…複合機(画像形成装置)
24…制御回路部(処理部)
25…不揮発性メモリ(記憶装置・記憶部)
26…揮発性メモリ(記憶部)
30…端末
31…表示部
32…キーボード(操作部)
33…マウス(操作部)
【出願人】 【識別番号】000006150
【氏名又は名称】京セラミタ株式会社
【出願日】 平成18年7月28日(2006.7.28)
【代理人】 【識別番号】100111202
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 周彦

【識別番号】100103539
【弁理士】
【氏名又は名称】衡田 直行


【公開番号】 特開2008−35264(P2008−35264A)
【公開日】 平成20年2月14日(2008.2.14)
【出願番号】 特願2006−207062(P2006−207062)